JPH10116293A - 分散型データベース管理システム - Google Patents

分散型データベース管理システム

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JPH10116293A
JPH10116293A JP8289299A JP28929996A JPH10116293A JP H10116293 A JPH10116293 A JP H10116293A JP 8289299 A JP8289299 A JP 8289299A JP 28929996 A JP28929996 A JP 28929996A JP H10116293 A JPH10116293 A JP H10116293A
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Toshiyuki Nishimura
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Toshiaki Okabe
敏明 岡部
Kazunori Kojima
一記 小島
Yoshiyuki Nukui
義之 貫井
Minoru Yugawa
実 湯川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分散型データベース管理システムにおいて、
特定サイトのサーバに対するアクセス集中による負荷の
増大を回避する。 【解決手段】 分散型データベース管理システムの各メ
ンバは、ユーザからの要求を発信しその結果を表示する
クライアント22、検索対象となる文書を格納した文書
データベース233、該文書に関する書誌的情報を格納
したインデックス情報データベース232、ネットワー
クに結合されたすべてのメンバに格納された文書の格納
場所及び該文書に対する当該メンバを利用するユーザの
参照権限を表わした交換文書リストのデータベース23
1、ユーザからの検索要求があった場合に、交換文書リ
ストを参照して該ユーザの該文書に対する参照権限を確
認し、参照権限がある場合にのみ該文書に対するアクセ
スを行なうサーバ21及び該サーバ上で実行されるプロ
グラムを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分散型データベー
ス管理システムに関し、ネットワークによって結合され
た複数のメンバ上で分散して管理されている文書に対す
る検索を可能とする分散型データベース管理システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】分散型データベース管理システムは、地
理的又は論理的に分散しているデータベース管理システ
ム(以下、これをメンバという)を、ネットワークによ
って結合し、一つのデータベースであるかのように統合
して、管理されたデータに対する問い合わせや更新を行
なえるように構成したものである。分散型データベース
管理システムを利用することによって、複数企業間にお
ける共有データや一企業内の地理的に離れたデータの管
理を統合化できるだけでなく、データアクセスの効率化
や障害に対する被害の分散化が図られる。
【0003】その一方で、分散型データベース管理シス
テムにおいては、格納するデータの重複の問題、問い合
わせの集中に伴うシステムの負荷の問題、データ更新の
同期の問題等を抱えている。
【0004】従来、データベース管理システムにおい
て、分散されて置かれているデータを検索(問い合わ
せ)する際に利用される索引を、システム内において、
どのように配置して管理するかによって、(1)一点集
中管理方法、(2)完全重複管理方法、(3)重複無し
管理方法、及び(4)部分重複型管理方法、の4種類の
方法が提案されている(参考文献:図解 分散型データ
ベースシステム入門、疋田著、オーム社1989、pp
67−80)。
【0005】図24は、従来技術による索引の一点集中
管理方法に従ったシステム構成を示したものである。一
点集中管理方法では、システム内の全サイトA〜Dの索
引を、特定サイトDに集中的に持たせる。データ検索時
に、各サイトA〜Dはこの特定サイトDに問い合わせる
ことにより、データの所在と構成情報を得ることができ
る。
【0006】この方法では、利用者のすべての問い合わ
せが特定サイトDに行くことにより、負荷が特定サイト
に集中する点や、特定サイトの障害でシステム全体の障
害となる点、さらに特定サイトが索引を保持するため、
索引全体を特定サイトにて全て検索するため検索処理が
増大するという点が問題である。
【0007】図25は、従来技術による索引の完全重複
管理方法に従ったシステム構成を示したものである。完
全重複管理方法では、システム内の全サイトA〜Dに、
全サイトの全ての索引を重複して持たせる。データ検索
時に、各サイトA〜Dは自身のサイトに保持している全
サイトの索引から、データの所在と構成情報を得ること
ができる。
【0008】この方法では、特定サイトに問い合わせの
負荷が集中する問題や特定サイトの障害によってシステ
ム全体が停止するという問題は発生しないが、索引の変
更があるとすべてのサイトの索引を変更しなければなら
ず、索引の更新時にシステム全体への負荷が集中する
点、さらに、全てのサイトが全てのサイトの索引を保持
しているために、システム全体の索引量が肥大するとい
う点が問題である。
【0009】図26は、従来技術による索引の重複無し
管理方法に従ったシステム構成を示したものである。重
複無し管理方法では、自サイトのデータに対する索引の
みを持たせ、他のサイトの索引は一切持っていない。デ
ータ検索時に、自サイトが保持するデータに関しては、
自サイトへの問い合わせによってデータの所在と構成情
報を得ることができる。自サイト以外が保持するデータ
の場合には、他のすべてのサイトに問い合わせを行うこ
とによって、データの所在と構成情報を得ることができ
る。
【0010】この方法では、特定サイトの障害によっ
て、システム全体が停止することが無く、索引の変更が
あっても自サイトの索引のみを変更すれば良い。しかし
ながら、他サイトに対し問い合わせを行なうとき、シス
テム内のすべてのサイトに対して、データの所在と構成
情報を検索するための負荷がかかる点が問題となる。
【0011】図27は、従来技術による索引の部分重複
管理方法に従ったシステム構成を示したものである。部
分重複型管理方法では、索引をいくつかの複数サイト間
で重複して持たせる。データ検索時に、自サイトに対す
る問い合わせでなくても、重複して持っている索引内で
あれば、データの所在と構成情報を得ることができる。
但し、全てのサイトの索引を持っているわけではないの
で、自サイトのデータ並びに自サイトが保持している索
引内に存在しないデータを検索する場合には、索引を重
複して保持しているサイト以外のシステム内のすべての
サイトに対して、問い合わせを行うことによって、デー
タの所在と構成情報を得る必要がある。
【0012】この方法は、特定のサイトに負荷が集中し
たり、特定のサイトの障害によって、システム全体が停
止することはない。しかしながら、自サイトに保持して
いる索引に無いデータを検索する場合に、システム内の
他サイトに問い合わせを行わなければならない点が問題
となる。
【0013】また、CALS(Continuous Acquisition
and Life cycle Support )の広域データ管理システム
において、分散されて置かれているデータを管理するた
めに利用する索引を、システム内にどのように配置する
かによって、以下の2種類の方法が提案されている(参
考文献:MIL-HDBK-59B(米国国防総省のCITIS規
格))。 (1)納入企業側のサイトで重複無し管理方法を採り、
発注企業側のサイトで一点集中管理方法を採る。 (2)納入企業側及び発注企業側のサイトで一点集中管
理方法を採る。
【0014】図28は、上記納入企業側のサイトで重複
無し管理方法を採り、発注企業側のサイトで一点集中管
理方法を採った場合のシステム構成を示したものであ
る。図に示すように、納入企業側のサイトA〜Cでは、
索引の管理に重複無し管理方法を利用し、発注側企業側
のサイトDでは、一点集中管理方法を利用することによ
って、広域データ管理システムを構築している。データ
検索時、納入企業側のサイトA〜Cは、自サイトに存在
するデータに関する問い合わせの場合は、自サイト内で
の問い合わせによってデータの所在と構成情報を得るこ
とができる。また、自サイトに存在しないデータに関す
る問い合わせの場合は、発注企業側のサイトDへの問い
合わせによって、データの所在と構成情報を得ることが
できる。
【0015】この方法は、納入企業側が自サイト内に保
持している索引の範囲でデータ検索を行う場合には、特
定のサイトに負荷が集中したり、特定のサイトの障害に
よる影響を受けることはない。しかしながら、納入企業
側サイトに保持している索引に無いデータを検索する場
合に、発注企業側サイトDに問い合わせる必要があり、
該サイトに負荷が集中する点が問題となる。
【0016】図29は、納入企業側及び発注企業側のサ
イトで一点集中管理方法を採用したシステム構成を示し
たものである。図に示すように、納入企業側のサイトA
〜C及発注側企業側のサイトDで、一点集中管理方法を
利用することによって、広域データ管理システムを構築
している。データ検索時、納入企業側並びに発注企業側
の各サイトは、自身のサイトに保持している全サイトの
索引から、データの所在と構成情報を得ることができ
る。
【0017】この方法では、発注企業側サイトなどの特
定サイトに問い合わせの負荷が集中する問題や、特定サ
イトの障害によってシステム全体が停止するという問題
は発生しない。しかしながら、索引の変更があるとすべ
てのサイトの索引を変更しなければならず、索引の更新
時にシステムへの負荷が集中する点、さらに、全てのサ
イトが全てのサイトの索引を保持しているために、シス
テム全体の索引量が肥大するという点が問題である。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
分散型データベース管理システムにおける特定サイトの
サーバに対するアクセス集中による負荷の増大を回避す
ることができる分散型データベース管理システムを提供
することを目的としている。
【0019】また本発明は、複数のサイト上に索引のデ
ータを保持した場合におけるその更新の同期の問題を回
避し、該更新時におけるシステム全体への負荷を低減す
ることができる分散型データベース管理システムを提供
することを目的としている。さらに本発明は、索引デー
タの大規模化に伴うアクセス時間の増大を回避し、効率
的な検索を可能とする分散型データベース管理システム
を提供することを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、ネットワークによって結合された複数のメン
バ上で分散して管理されている文書に対する検索を可能
とする分散型データベース管理システムにおいて、各メ
ンバは、ユーザからの要求を発信すると共に、該要求に
基づいて返される結果を表示可能とするクライアント
と、検索対象となる複数の文書を格納した文書データベ
ースと、該メンバが格納する文書に関する書誌的情報を
格納したインデックス情報データベースと、ネットワー
クに結合されたすべてのメンバに格納された文書の格納
場所及び該文書に対する当該メンバを利用するユーザの
参照権限を表わした交換文書リストを格納した交換文書
リストデータベースと、上記ユーザからの検索要求があ
った場合に、上記交換文書リストを参照して該ユーザの
該文書に対する参照権限を確認し、参照権限がある場合
にのみ該文書に対するアクセスを行なうサーバ及び該サ
ーバ上で実行されるプログラムと、を備えたことを特徴
として構成されている。
【0021】また、請求項2記載の本発明は、請求項1
記載の分散型データベース管理システムにおいて、ユー
ザからの要求に応じて当該メンバにおける交換文書リス
トデータベースに格納された交換文書リストの一覧を該
ユーザが使用するクライアント上に表示するステップ
と、上記クライアント上に表示された交換文書リストの
一覧から上記ユーザが任意の交換文書リストを選択した
場合に、ローカルサーバがこれを受け付けるステップ
と、上記交換文書リストに掲示された文書の中から上記
ユーザが参照権限を有する文書を検索するステップと、
上記検索により選出された上記ユーザが参照権限を有す
る文書の一覧を上記クライアント上に表示するステップ
と、上記クライアント上に表示された文書の一覧から上
記ユーザが任意の文書を選択した場合に、上記ローカル
サーバがこれを受け付けるステップと、上記選択された
文書を該文書が格納されるネットワーク上の文書データ
ベースから抽出し、上記クライアント上に表示するステ
ップと、を備えたことを特徴として構成されている。
【0022】また、請求項3記載の本発明は、請求項1
記載の分散型データベース管理システムにおいて、ユー
ザから入力された任意の検索条件をローカルサーバが受
け付けるステップと、上記ユーザが参照権限を有する文
書を、当該メンバ上の交換文書リスト上で検索するステ
ップと、上記検索により選出された文書の格納場所を特
定するステップと、上記特定された格納場所に対し、上
記ユーザが入力した検索条件を適用するステップと、上
記検索により選出された文書の一覧を上記ユーザが使用
するクライアント上に表示するステップと、上記クライ
アント上に表示された文書の一覧から上記ユーザが任意
の文書を選択した場合に、ローカルサーバがこれを受け
付けるステップと、上記選択された文書を該文書が格納
されるネットワーク上の文書データベースから抽出し、
上記クライアント上に表示するステップと、を備えたこ
とを特徴として構成されている。
【0023】また、請求項4記載の本発明は、請求項1
記載の分散型データベース管理システムにおいて、ユー
ザから入力された任意の検索条件をローカルサーバが受
け付けるステップと、上記ユーザが参照権限を有する文
書を、当該メンバ上の交換文書リスト上で検索するステ
ップと、上記検索により選出された文書の格納場所を特
定するステップと、上記特定された格納場所が複数ある
場合に、各格納場所に対し上記ユーザが入力した検索条
件を同時に適用するステップと、上記検索により各格納
場所から選出された文書の一覧を結合するステップと、
上記結合された文書の一覧を上記ユーザが使用するクラ
イアント上に表示するステップと、上記クライアント上
に表示された文書の一覧から上記ユーザが任意の文書を
選択した場合に、ローカルサーバがこれを受け付けるス
テップと、上記選択された文書を該文書が格納されるネ
ットワーク上の文書データベースから抽出し、上記クラ
イアント上に表示するステップと、を備えたことを特徴
として構成されている。
【0024】また、請求項5記載の本発明は、請求項1
記載の分散型データベース管理システムにおいて、各サ
ーバ上に、その所在情報及び発行元情報を含む認証コー
ドを生成する認証オブジェクトを備えるステップと、ロ
ーカルサーバ上の上記認証オブジェクトに対して、ユー
ザが入力したユーザ識別情報の有効性を確認するステッ
プと、上記ユーザ識別情報が有効である場合に、認識コ
ードを生成し、他メンバのサーバにこれを送信するステ
ップと、上記認証コードを受信したサーバにおいて、上
記認証コード中の所在情報を読取り、該所在情報により
特定される上記認証コードの発信元に、該認証コードの
正当性を照会するステップと、上記照会を受けたサーバ
において、上記認証コードの正当性を確認し、その結果
を要求元サーバに回答するステップと、上記認証コード
を受信したサーバにおいて、上記認証コードの正当性が
確認された場合に、上記ユーザからの接続要求を受け付
けるステップと、を備えたことを特徴として構成されて
いる。
【0025】また、請求項6記載の本発明は、請求項1
記載の分散型データベース管理システムにおいて、ユー
ザから入力された任意の検索条件をローカルサーバが受
け付けるステップと、上記ユーザが参照権限を有する文
書を、当該メンバ上の交換文書リスト上で検索するステ
ップと、上記検索により選出された文書の格納場所を特
定するステップと、上記特定された格納場所におけるサ
ーバに対し、上記ユーザが入力した検索条件を送信する
ステップと、上記検索条件を受信したサーバ側の交換文
書リストに対し、上記ユーザから要求のあった文書に対
する該ユーザの参照権限を確認するステップと、上記文
書に対する該ユーザの参照権限がある場合にのみ、該文
書の格納場所に対し上記検索条件を適用するステップ
と、を備えたことを特徴として構成されている。
【0026】また、請求項7記載の本発明は、請求項1
記載の分散型データベース管理システムにおいて、上記
文書データベース内の関連する複数の文書をオブジェク
トとしてグループ化する情報及び該オブジェクト内の個
々の文書に対するアクセスのための手続情報を上記文書
データベース内に備え、ユーザから文書の取り出し要求
があった場合に、該文書を含む上記オブジェクトの情報
及び上記アクセスのための手続情報をユーザに送信する
ステップと、ユーザの指定した手続に基づいて上記文書
データベースより対象となる文書を取り出し、ユーザに
送信するステップと、を備えたことを特徴として構成さ
れている。
【0027】また、請求項8記載の本発明は、請求項1
記載の分散型データベース管理システムにおいて、ネッ
トワーク上のすべての文書に対する交換文書リストを保
管する交換文書リスト貯蔵庫を、いずれかのメンバ上に
備え、上記交換文書リスト貯蔵庫に新たに交換文書リス
トが加えられたときに、該交換文書リストを必要とする
メンバ上の交換文書リストデータベースに、該新たな交
換文書リストを送付するステップと、上記交換文書リス
ト貯蔵庫に格納された交換文書リストに変更が加えられ
たときに、変更前の交換文書リストにより文書の保管先
となっているメンバに対し、上記変更された交換文書リ
ストを送付するステップと、ユーザからの文書検索要求
を受けたときに、当該メンバに備えられた交換文書リス
トに基づいて、対象となる文書の格納先メンバを特定す
るステップと、上記特定されたメンバに対し、上記交換
文書リストを特定する情報及びその版数を送信するステ
ップと、上記送信された交換文書リストの版数と、特定
されたメンバ上の対応する交換文書リストの版数とを比
較するステップと、上記比較の結果、版数の古い交換文
書リストを格納したメンバに対し、上記交換文書リスト
貯蔵庫から対応する最新の交換文書リストを送付するス
テップと、を備えたことを特徴として構成されている。
【0028】さらに、請求項9記載の本発明は、請求項
8記載の分散型データベース管理システムにおいて、上
記交換文書リストデータベースに対する交換文書リスト
の更新後にユーザからの文書検索要求があった場合に、
要求されている文書が交換文書リストの指定するサーバ
上に存在するか否かを判断するステップと、該文書が存
在しない場合に、上記交換文書リストの版数を取得する
ステップと、上記交換文書リストが初版でない場合に、
新旧の交換文書リストにおける上記文書に関する差分を
求めるステップと、旧交換文書リストにも上記文書が存
在する場合に、上記文書が移送中であるか確認するステ
ップと、上記文書が移送中でない場合に、旧交換文書リ
ストにより指定される上記文書の格納サーバに対し、新
交換文書リストにより指定される上記文書の格納サーバ
へ上記文書を移送するステップと、旧交換文書リスト上
のすべての文書の移送が完了した場合に、旧交換文書リ
ストを削除するステップと、を備えたことを特徴として
構成されている。
【0029】
【発明の実施の形態】図1は本発明の分散型データベー
ス管理システムを、複数の企業間で共有される文書デー
タの文書検索システム(以下、企業間文書検索システム
という)に適用した第1の実施形態を示す全体構成図で
ある。なお、ここでいう文書とは、ワードプロセッサ等
で記述された仕様書、CAD等で作成された図面、プロ
グラムのコード、その他バイナリデータ、など電子的に
交換可能な各種文書を指すものとする。
【0030】図に示すように、このシステムは複数の企
業内システム11、12、13、14をネットワーク1
5を介して連携することにより構成される。他企業との
連携を行うために各企業内システムは、一つ乃至それ以
上のサーバ111、121、122、131、141を
有し、これらが各社もしくは会社内組織と、企業間シス
テムとの窓口となる。
【0031】図2は、この企業間文書検索システムにお
ける各企業内システムの構成を示す図である。交換文書
リストデータベース231は企業間で利用する文書のリ
ストであり、自社が参照しうる、あるいは自社が開示す
る文書に該当する項目のみを保持している。インデック
ス情報データベース232は、自社の開示する文書デー
タベース233の索引情報が格納されている。インデッ
クス情報データベース232に格納される索引情報とし
て、文書名、作者名、所有者名、作成年月日、有効年月
日、文書ID、文書参照、外部参照、子文書参照、参照
権限、キーワード、文書状態(ドラフト版、完成版等)
等を格納することができる。文書データベース233は
検索対象となる実際の文書ファイルである。これら3つ
のデータベースは、サーバ21に接続された二次記憶装
置23に格納されている。
【0032】各企業はこれら3つのデータベースをそれ
ぞれ有しているが、その内容は個々に異なるものとな
る。すなわち、文書データベース233は各社の開示し
た文書を格納したものであり、インデックス情報データ
ベース232はその文書のインデックス情報を格納す
る。また、交換文書リストデータベース231は、各企
業における文書の開示と参照権限のデータ(以下、これ
を交換文書リスト、又はXDLということがある)を有
している。
【0033】利用者である企業内ユーザは、クライアン
ト22を通じてサーバ21へと所定文書の検索要求を発
行する。ユーザは検索条件として、文書名、作成日、作
成者名、キーワード、文書状態、文書ID等をもとに検
索要求を発行することができる。要求はサーバ21内の
入出力プロセッサ212によって受理され、サーバ全体
を統括する制御プロセッサ211へと伝えられる。制御
プロセッサ211は、入出力プロセッサ212を通して
交換文書リストデータベース231から対象となる交換
文書リストを取り出し、クライアント22から出された
要求を処理するに妥当なサーバを選択しメモリ213に
置く。制御プロセッサ211はメモリ213の内容に従
い、アクセスする他社サーバ24を決定し、ネットワー
ク15上の企業間ネットワーク25を決める。さらに制
御プロセッサ211は、入出力プロセッサ212を通し
て企業間ネットワーク25をアクセスし、他社サーバ2
4上のインデックス情報データベース232から該当す
る文書のインデックスをクライアント22からの要求に
従い検索する。その結果からアクセスすべき文書の所在
を特定し、企業間ネットワーク25を経由し、最終的に
他社サーバ24の文書をアクセスする。
【0034】図3は、企業間文書検索システムにおける
交換文書リストの構造例を示す図である。図に示される
通り、このリストは文書名と項目のマトリックスにより
形成されている。これには、企業間で検索が行われる文
書の所在(文書管理サーバ)、及びある一定の単位組織
毎のアクセス権限(組織Aの権限、組織Bの権限等)が
記載されている。ここで言う単位組織としては、企業そ
のもの、企業内の部門、外部企業から参照できるサーバ
などが考えられ、企業間文書検索システムごとに決定さ
れる。上記交換文書リストは、交換文書に関与する組
織、つまりリスト中でアクセス権限が規定されている組
織がすべて共通に所持するものである。
【0035】図4及び図5において、企業間文書検索シ
ステムにおける検索処理の流れを示す。図4は要求元の
サーバにおける処理の流れを示したフローチャートであ
る。まず、要求元サーバでは、ユーザの要求に基づいて
自らが所有する交換文書リスト231を参照し(ステッ
プ401)、該ユーザが検索の対象となっている文書に
対してアクセス権限があるかどうかを判定する(ステッ
プ402)。ユーザにアクセス権限がないことがわかれ
ば、実際に文書を管理するサーバに要求を発行せずに、
アクセスできない旨の通知を返す(ステップ404)。
ユーザにアクセス権限権限がある場合には、交換文書リ
ストを参照してその文書を管理するサーバの情報を獲得
する(ステップ403)。そして、この獲得した情報に
基づいて対象となる管理サーバに対して要求を発行する
(ステップ405)。所定時間経過後、この要求に対し
て文書管理サーバから処理結果が返される(ステップ4
06)。
【0036】図5は上記要求を受理したサーバ側におけ
る処理の流れを示すフローチャートである。要求を受け
たら(ステップ501)、文書の管理サーバは要求元が
交換文書リストを参照し(ステップ502)、要求元が
その文書へのアクセス権限があるかどうかの判定を行う
(ステップ503)。この要求がアクセス権限がないと
ころからの要求であれば、これを拒絶する旨を要求元に
対して発行する(ステップ505)。アクセス権限があ
るところからの要求であれば、その文書のインデックス
232を参照して(ステップ506)、実際の文書の格
納位置を獲得する。次に、実際に指定された文書を文書
データベース233から獲得し(ステップ507)、要
求元に対して処理結果を返すことになる(ステップ50
7)。
【0037】上記プロセスにおいては、要求元と要求先
で二重に交換文書リストを参照することになるが、その
一方で文書管理サーバの効率的な検索が行なえ、またア
クセス権限のない文書への検索要求はローカル内部で処
理できるといった特徴があり、効率的に検索を行うこと
ができる。
【0038】次に、検索対象となる文書を取得するため
に、ユーザがクライアント22上において実行する操作
の手順を説明する。図6は本文書検索システムにより実
現される手続の流れを概念的に示した図、図7はその手
順を示すフローチャートである。本企業間文書検索シス
テムは、サーバ21上のメモリ213上に載ったプログ
ラムであり、二次記憶装置23上の交換文書リスト23
1に入出力プロセッサ212を通してアクセスする。
【0039】今、企業Aの部門Aに属するユーザAは、
クライアント22から企業間文書検索システムにアクセ
スして、自分が参照することができる交換文書リストの
一覧を得る(ステップ701)。これはクライアント2
2上に交換文書リスト一覧画面61として表示される。
ユーザAは交換文書リストの一覧から、自分が参照した
い交換文書リストを選択する(ステップ702)。シス
テムは、選択された交換文書リスト62に記載された文
書一覧を検索し(ステップ703)、その中でユーザA
の属する企業名及び部門名でアクセスすることができる
文書があれば、これを探す(ステップ704)。この例
では、交換文書リスト1の文書aと文書cがユーザAが
読める文書である。ユーザAの端末画面には、そのアク
セスできる文書一覧(リスト63)が表示される(ステ
ップ705)。ユーザAがその一覧から見たい文書(こ
こでは文書c)を選択すると(ステップ706)、その
文書の中身が画面上に表示されることとなる(ステップ
707)。
【0040】上記の検索手順においては、ユーザが交換
文書リストを特定する必要があった。次に説明する検索
手順においては、ユーザが交換文書リストを特定するこ
となく対象文書の検索を可能とするものである。図8は
本文書検索システムにより実現される手続の流れを概念
的に示した図、図9はその手順を示すフローチャートで
ある。この例においても企業間文書検索システムは、サ
ーバ21上のメモリ213上に載ったプログラムで、二
次記憶装置23上の交換文書リスト231に入出力プロ
セッサ212を通してアクセスするものである。
【0041】企業Aの部門Aに属するユーザAは、文書
検索のために企業間文書検索システムにアクセスし、検
索条件を入力する(ステップ901)。システムは、交
換文書リスト81の文書からユーザAがアクセスできる
文書を探す(ステップ902)。ユーザAがアクセスで
きる文書82がある場合(ステップ903)、探した文
書から格納場所を限定する(ステップ904)。そして
この限定した格納場所に対してユーザが与えた検索条件
を適用する(ステップ906)。
【0042】次に、ユーザが入力したキーワードに該当
する複数の文書が複数の企業に分かれて存在する場合の
効率的な文書検索を実現する本文書検索システムにおけ
る手順について説明する。図10は本文書検索システム
により実現される手続の流れを概念的に示した図、図1
1はその手順を示すフローチャートである。この例にお
いても企業間文書検索システムは、サーバ21上のメモ
リ213上に載ったプログラムで、二次記憶装置23上
の交換文書リスト231に入出力プロセッサ212を通
してアクセスするものである。
【0043】企業Aの部門Aに属するユーザAは、企業
間文書検索システムにアクセスし、対象文書を検索する
ためのキーワードを入力する(ステップ1101)。企
業間文書検索システムは、ユーザAがアクセスできる文
書を交換文書リストから探す(ステップ1102)。こ
こで、対象となる複数文書の格納場所が複数企業に分か
れている場合(ステップ1103、1104)、各格納
場所に対し同時にキーワード検索要求を行なう(ステッ
プ1106)。そうでない場合は限定箇所での検索を行
なう(ステップ1105)。それぞれの格納場所からキ
ーワード検索の結果が返されると(ステップ110
7)、それらの結果が合成される(ステップ110
8)。ユーザAの端末画面には、入力したキーワードを
含むアクセス可能な文書一覧102が表示される(ステ
ップ1109)。ここでは、文書aと文書cがその対象
となっている。ユーザAはその一覧から実際に見たい文
書(ここでは文書c)を選択する(ステップ111
0)。
【0044】次に、企業間文書検索システムにおける認
証処理について説明する。図12は企業間文書検索シス
テムの概略構成図を示したものである。各企業の企業間
文書検索システム1は認証の有効性を保証する認証オブ
ジェクト1203を有している。認証オブジェクト12
03は、企業間文書検索システムにおける認証コードを
作成するもので、認証コードは発行元の企業名と照会し
たローカルサーバの所在情報を含むもので、認証データ
として使用される。
【0045】図13は企業Aで企業Bの文書の検索が必
要となった時、企業Aの接続要求データを企業Bに送信
する場合を示したものである。本実施例では、暗号化な
どにより経路上の漏洩はない、企業Aと企業Bのサーバ
は、互いに確認し合う手段を別途持っていることを前提
としており、認証の負荷が一台に集中しない、照会の負
荷も適正に分散される、クライアントから企業B(社
外)へのアクセスをゲートウエイで監視しなくてよい、
利用者は何回も認証の手続きをしなくてよい、といった
特長を有している。
【0046】次に、本企業間文書検索システムによる検
索処理を図12〜14に従って説明する。企業Aの利用
者は自分自身のユーザIDとパスワードをクライアント
1201に入力して、サーバ1202の認証オブジェク
ト1203に対して認証を要求する(ステップ140
1)。認証オブジェクト1203は、入力されたユーザ
IDとパスワードの有効性を確認し(ステップ140
2)、認証の成功した利用者に対し、認証コードを生成
する(ステップ1403)。企業Aは、企業Bの企業間
文書検索システム2に対して、認証コードを送信する
(ステップ1405)。
【0047】企業Bのサーバ1207は、企業Aから認
証コードを受けると、認証コードにある企業Aのサーバ
1202の所在情報を読み取り(ステップ1406)、
認証コードが正当なものかどうか発行元のサーバ(企業
Aサーバ1202)に照会する(ステップ1407)。
企業Aのサーバ1202では、企業Bから受信した認証
コードの正当性を確認し(ステップ1408)、確認結
果を企業Bサーバ1207に回答する(ステップ140
9)。企業Bでは、企業Aより受信した回答結果を確認
し(ステップ1410)、接続要求を受け付ける(ステ
ップ1411)。このようにして認証の確認を行なうこ
とにより、本企業間文書検索システムにおける不正アク
セスに対する安全性が確保される。
【0048】次に本システムにおいて、自己のサーバ側
の交換文書リストを不法に改竄した場合におけるセキュ
リティ機能について、図15及び図16に沿って説明す
る。これは例えば、企業Aの部門Aにおいて、文書cを
見る権限が無いにもかかわらず、交換文書リストを不法
に改竄する事により文書cのアクセス権限を得た場合に
も、そのアクセスができないようにするためのものであ
る。文書の格納場所にある交換文書リストの内容を優先
することで、上記改竄によるアクセス権限を無効にす
る。
【0049】企業Aの部門Aに所属するユーザAが本シ
ステムによりキーワード検索を行う場合、企業Aの企業
間文書検索システムは、交換文書リストを見てユーザA
がアクセスできる文書リスト151を作成する(ステッ
プ1601)。文書リストが出来上がると、その文書の
格納場所にキーワード検索要求を発行する(ステップ1
602)。キーワード検索要求を受けた企業(企業B)
の企業間文書検索システムは(ステップ1603)、要
求のあった文書に対しユーザAがアクセスできるかどう
か調べる(ステップ1604、1605)。その結果、
ユーザAがアクセスできる文書に対してのみ検索が行わ
れ(ステップ1606)、アクセスできない文書に対す
る検索要求には応えない。このように構成することによ
って、上記ユーザ側のサーバ上におけるデータ改竄に対
処することができる。
【0050】次に、企業間文書検索システムのさらに他
の実施形態について説明する。図17は本実施形態にお
ける企業間文書検索システムの全体構成図を示したもの
である。図において各企業の企業間文書検索システム
は、企業間で利用する文書のリスト178を格納してい
る交換文書リストデータベース177と各社の開示した
文書を納品物オブジェクト176として格納する文書デ
ータベース175を有している。
【0051】本企業間文書検索システムでは、交換文書
リスト178に記載された文書そのものを納品物オブジ
ェクト176と捉える。納品物オブジェクトの中の個々
の文書は、それにアクセスするための手続きを持ち、検
索によって文書が特定した後はこの手続きによってアク
セスされる。オブジェクトの探索は交換文書リスト17
8を基に行い、探索とオブジェクトの操作は独立して行
われる。
【0052】図18に納品物オブジェクト176の一例
を示す。納品物オブジェクト176は、CAD図面やワ
ープロ文書等の何種類かの文書で構成されており、これ
らに取出し方法等の手続きを加えて、一つの納品物とし
てパッケージングされたものである。ここでいう取出し
方法は、「一覧取り出し」や「属性取出し」等のように
複数の手順をもち、文書登録の際に予めいくつかの手順
が登録される。手続きの内容はオブジェクト毎に変更可
能であり、その手続きは文書毎に形式変換も含めてパッ
ケージングされている。また、手続きの中でアクセス権
限のチェックを行い、検索過程における一貫性を保持す
る。利用者は、文書毎にどういう手順でアクセスするか
など交換方法を選択可能であり、この手続きによって文
書をアクセスすることで、CAD図面やワープロ文書等
の内容形式変換を可能とする。企業間の交換方法はオブ
ジェクト毎に変更できる。この機能により企業間の検索
を効率的に行うことができる。なお、上記手続きは、納
品物オブジェクトの中でなく、納品物オブジェクトの外
に実装することも可能である。
【0053】次に、本企業間文書検索システムによる検
索処理を図19に従って説明する。企業Aのユーザは、
文書aの格納場所である企業Bのサーバ174に対して
検索要求を発行する(ステップ1901)。検索要求を
受けた企業Bの企業間文書検索システムは要求のあった
文書を確認し(ステップ1902)、その納品物オブジ
ェクトの持つ一覧と取出し方法等の手続きを取り出し、
企業Aの利用者に回答する(ステップ1903)。企業
Aの利用者は、企業Bから受信した回答から交換方法を
選択し、企業Bに対して送信する(ステップ190
4)。企業Bの企業間文書検索システムは、選択された
交換方法に従い文書データベース175より該当する文
書等を取出し、企業Aの利用者に送信する(ステップ1
905)。企業Aのクライアント171では、企業Bか
ら受信した文書を表示する(ステップ1706)。
【0054】次に、交換文書リストの自動更新を実現し
た企業間文書検索システムの一実施形態について説明す
る。本実施形態においては、各サーバから随時交換文書
リストが取得できるできるように、発行される全ての交
換文書リストを保管する交換文書リスト貯蔵庫が備えら
れる。新規に作成した交換文書リストは、そこに記述さ
れた全てのサーバに対して、交換文書リスト貯蔵庫側か
ら自動送付される。既存の交換文書リストを改訂する場
合は、改版前の交換文書リストによって少なくとも1つ
の文書の保管サーバになっているサーバには新版の交換
文書リストを自動送付する。ここで、あるサーバにて手
元の交換文書リストに従い、特定文書の保管先サーバに
問い合わせを行う場合に、どちらか一方(あるいは両
方)の交換文書リストが最新でない場合があり得る。そ
のため、ある交換文書リストが「最新でない」と判断す
るための情報として、その交換文書リストの名称と版を
用いる。その他のサーバにおいては、古い交換文書リス
トを用いた文書のアクセスを行った時点で、必要に応じ
最新の交換文書リストが入手できる。
【0055】上記交換文書リストの更新の手順を以下に
説明する。図20は全ての交換文書リストを保管・管理
している交換文書リスト貯蔵庫を表している。交換文書
リスト貯蔵庫は、全てのサーバからアクセス可能な特別
のサーバに置かれる。図21は、古い交換文書リストの
みを持つサーバが最新の交換文書リストを獲得する手順
を示している。また、図22はこの手順をフローチャー
トとして示したものである。ここでは、あるユーザがロ
ーカルのサーバAに接続されているクライアントPCか
ら企業間文書検索システムを起動し、検索条件入力画面
から「文書X」の検索を指示した場合の制御の流れを説
明する。図21に示すように、サーバAには、旧版(第
1.0版)の交換文書リストのみが配布されているもの
とする。旧版の交換文書リストでは、文書Xの格納先が
サーバCとなっている。サーバCには、新版(第1.1
版)の交換文書リストが配布されているものとする。新
版の交換文書リストでは、文書Xの格納先がサーバBに
更新されている。
【0056】このような前提の下、この検索要求は、当
該端末上で本システムのサーバと定義されているローカ
ルのサーバAに送られる(ステップ2200)。サーバ
Aでは、本システムのサーバ部分が当該要求を受信し、
サーバ上にある交換文書リストデータベース上で文書X
に関する記述行を探す(ステップ2201)。ここで目
的の行が見つかり、その文書はサーバCに格納されてい
ることが分かる(ステップ2202)。しかし、この交
換文書リストは古く、文書Xの正しい所在はサーバBで
ある。サーバA上のシステムは、サーバCに問い合わせ
メッセージを送る。この時、参照に使われた交換文書リ
ストの名前と版情報も添付して送る(ステップ220
3)。サーバC上の本システムは、保有している交換文
書リストデータベースから「XDL−n」を検索する
(ステップ2204)。ここで版の比較を行うが、サー
バAが保有している交換文書リストの版は1.0、サー
バCが保有している交換文書リストの版は1.1であ
り、これらは一致しない。次いで、両交換文書リストの
版数が比較される(ステップ2205)。ここで、サー
バAの版数(1.0)の方が小さいので、その旨をサー
バAに返信する(ステップ2206)。なお、サーバA
の交換文書リストが新版で、サーバCの方が旧版の場合
は、サーバC側で最新の交換文書リストを入手する。ま
た、両者共に旧版の場合は、対象文書が移動しないもの
であるか、移動予定であるかまだ移動していない場合で
あり、このままで目的の文書をアクセスすることができ
る。
【0057】次いで、サーバA上のシステムは、交換文
書リスト貯蔵庫に最新版の転送を要求する(ステップ2
209)。交換文書リスト貯蔵庫は現時点での最新の
「XDL−n」を取り出し、サーバAに送付する(ステ
ップ2209)。サーバAでは新しい交換文書リストに
より文書Xの格納先がサーバBであることが分かるの
で、改めてステップ2203から処理を再開する。この
ようにして、交換文書リストの改訂のたびに更新情報を
配布することなく、随時必要なときに最新の交換文書リ
ストが獲得できる。
【0058】上記実施形態において文書のアクセス先に
は最新の交換文書リストが配布される。しかし文書の保
管先サーバを変えるために交換文書リストを改版する必
要が生じた場合は、交換文書リストの配布の他に文書そ
のものも移動させなくてはならない。このような場合、
交換文書リストの配布と同期を図って文書の移動を行う
ため、複雑なトランザクション制御が必要であった。
【0059】次に説明する実施形態においては、交換文
書リストの配布と文書の移動を非同期で行うことを可能
にするものであり、トランザクション制御を大幅に簡略
化するものである。サーバAの交換文書リストによりサ
ーバBの文書Xをアクセスする場合で、交換文書リスト
自体が最新でない組み合わせは表1の通りである。
【0060】
【表1】
【0061】ここで新規の交換文書リストを配布する場
合で、相手サーバに当該交換文書リストがまだ配布され
ていない場合も「最新でない」と考えることができる。
本実施形態において表1中の「X」印を付した箇所の文
書移動を自動的に行なう。本実施形態においては、最新
の交換文書リストが配布されても文書本体の移動を行わ
ず、当該文書へのアクセスが行われた時点で移動させ
る。また、各サーバ共、新版の交換文書リストを入手し
ても、それによる文書の移動が全て終わるまでは旧版の
交換文書リストを削除しないでよい。従って、文書の移
動が滞ると2世代より多くの交換文書リストが残留する
可能性もある。
【0062】以下に、本実施形態における動作を説明す
る。以下ではサーバAとサーバBの交換文書リストの版
は一致しており、かつ、サーバBに目的の文書(文書
X)が存在しないものとする。システムは最初に目的の
文書が存在するかどうか判断し(ステップ2301)、
存在する場合は、その所在情報等を返送メッセージとし
て送出する(ステップ2302)。目的の文書が存在し
ない場合には、交換文書リストが初版かどうかの判断を
行なう(ステップ2303)。交換文書リストの版が初
版(1.0版)である時、文書Xはまだ作成・保管され
ていないので、サーバAに文書が存在しない旨の通知を
する(ステップ2306)。
【0063】次に交換文書リストの版が初版でない時
は、文書ファイルの転送が遅れている可能性がある。し
かし、改版の交換文書リストにて新たに管理対象文書が
追加され、その格納先が自サーバ(サーバB)である可
能性もある。これを明らかにするため、新旧の交換文書
リストの差分を求める(ステップ2304)。その結
果、当該文書が旧交換文書リストに登場しない場合は、
サーバAに文書が存在しない旨の通知をする(ステップ
2306)。そうでない場合は、さらに文書が移送中か
どうかが判断される(ステップ2307)。サーバAか
らサーバBに文書を正常に転送している最中の場合は、
サーバAに「文書移動中」と通知する(ステップ230
8)。そうでない場合は、以下のステップを順に実行す
る。これらは全体として順序制御のみ行えば良く、1つ
のトランザクションとしての制御は不要である。即ち、
途中で異常終了した場合、再開時には完了したステップ
を飛ばして構わない。最初に、再度、サーバAに文書X
の転送を要求する(ステップ2309)。正しく文書が
転送されたら(ステップ2310)、サーバAに対し文
書の削除要求を出す(ステップ2311)。即ち、文書
は新しい格納先サーバが古い格納先サーバから引き寄せ
る方式とする。古い文書格納先サーバは、他サーバから
新しい交換文書リストの版番号と共に文書の転送要求及
び削除要求が送られてきたならばこれに応じる(ステッ
プ2312)。サーバB側で、新しい交換文書リストに
よって格納先が移管された文書の受け入れが全て完了し
たら(ステップ2313)、新しい格納先サーバ側に残
っている旧版交換文書リストを削除する(ステップ23
014)。このようにして、交換文書リストの配布と文
書の移動を非同期で行ない、トランザクション制御を大
幅に簡略化することができる。
【0064】以上、本発明を企業間文書検索システムに
適用した実施形態について説明したが、本発明の分散型
データベース管理システムは、このような企業間におけ
るデータの文書検索のみならず、地理的又は論理的に分
散した同一企業内における複数メンバ上の文書を管理す
るシステムにも適用可能である。
【0065】
【発明の効果】請求項1記載の本発明により、特定サイ
トのサーバに対するアクセス集中による負荷の増大を回
避することができると共に、索引データの大規模化に伴
うアクセス時間の増大を回避し、効率的な検索を可能と
するという効果が得られる。
【0066】請求項2記載の本発明により、ユーザはク
ライアント上に表示されるリストによって、視覚的及び
段階的に目的とする文書にアクセスすることができ、文
書検索が容易になる。
【0067】請求項3記載の本発明により、ユーザが交
換文書リストを特定することなく、目的とする文書を格
納するサーバへのアクセスが可能となり、一層文書検索
が容易になる。
【0068】請求項4記載の本発明により、ユーザが入
力したキーワードに合致する複数の文書が複数のサーバ
上にある場合でも、効率的に文書の検索を行なうことが
できる。
【0069】請求項5記載の本発明により、ユーザの認
証におけるシステムの負荷が一つのメンバに集中するこ
とがなくなり、本システム上で効率的に認証手続を行な
うことができる。
【0070】請求項6記載の本発明により、ローカルサ
ーバ側の交換文書リストの改竄による不正アクセスを防
止することができる。
【0071】請求項7記載の本発明により、関連する複
数の文書を効率的に管理することができると共に、異な
るデータフォーマットの文書に対して適正なアクセスを
指定することができる。
【0072】請求項8記載の本発明により、複数のサー
バ上の交換文書リストの更新を効率的に、且つシステム
に大きな負荷を掛けることなく実現することができる。
【0073】請求項9記載の本発明により、文書の保存
場所の変更を伴う交換文書リストの変更があった場合に
も、システムに対する負荷を増大することなく、効率的
に文書の移送を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である企業間文書検索シス
テムの全体構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態である企業間文書検索シス
テムにおける各メンバの構成を示す図である。
【図3】本発明における企業間文書検索システムで管理
される交換文書リストの構造例を示す図である。
【図4】本発明において企業間文書検索を行うための要
求元処理のフローチャートである。
【図5】本発明において企業間文書検索を行うための要
求先処理のフローチャートである。
【図6】文書検索システムにより実現される手続の流れ
を概念的に示した図である。
【図7】図6における手順を示すフローチャートであ
る。
【図8】本発明の他の実施形態を説明する文書検索シス
テムにより実現される手続の流れを概念的に示した図で
ある。
【図9】図8における手順を示すフローチャートであ
る。
【図10】本発明のさらに他の実施形態を説明する文書
検索システムにより実現される手続の流れを概念的に示
した図である。
【図11】図10における手順を示すフローチャートで
ある。
【図12】本発明における認証処理の概要を示す図であ
る。
【図13】図12における認証処理のための手順を概念
的に示した図である。
【図14】図13における認証処理の手順を示したフロ
ーチャートである。
【図15】交換文書リストの改竄を防止する文書検索シ
ステムにより実現される手続の流れを概念的に示す図で
ある。
【図16】図15における手順を示すフローチャートで
ある。
【図17】本発明の他の実施形態におけるシステム全体
の構成を示した図である。
【図18】図17の実施形態において利用される納品物
オブジェクトの構成例を示す図である。
【図19】図17における手続の流れを示すフローチャ
ートである。
【図20】交換文書リスト貯蔵庫を概念的に示す図であ
る。
【図21】交換文書リストの更新を行なうための処理の
流れを概念的に示した図である。
【図22】図21における手順を示すフローチャートで
ある。
【図23】交換文書リストの更新を非同期で行なうため
の処理の手順を示すフローチャートである。
【図24】本発明の従来技術による索引の一点集中管理
方法に従ったシステム構成を示す図である。
【図25】本発明の従来技術による索引の完全重複管理
方法に従ったシステム構成を示す図である。
【図26】本発明の従来技術による索引の重複無し管理
方法に従ったシステム構成を示す図である。
【図27】本発明の従来技術による索引の部分重複管理
方法に従ったシステム構成を示す図である。
【図28】本発明の従来技術による選択3に従ったシス
テム構成を示す図である。
【図29】本発明の従来技術による選択4に従ったシス
テム構成を示す図である。
【符号の説明】
11、12、13、14 企業内システム 15 企業間ネットワーク 111、121、122、131、141 企業内サー
バ 21 自社サーバ 22 自社クライアント 23 二次記憶装置 24 他社サーバ 25 企業間ネットワーク 211 制御プロセッサ 212 入出力プロセッサ 213 メモリ 231 交換文書リストデータベース 232 インデックス情報データベース 233 文書データベース 1201 クライアント 1202 自社サーバ 1203、1208 認証オブジェクト 1204 ユーザ情報データベース 1205 ユーザ情報 1206 企業間ネットワーク 1207 他社サーバ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06F 15/40 370A (71)出願人 000005108 株式会社日立製作所 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 (71)出願人 391021710 株式会社インテック 富山県富山市牛島新町5番5号 (71)出願人 000131201 株式会社シーエスケイ 東京都新宿区西新宿2丁目6番1号 (72)発明者 魚住 光成 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 山田 広佳 東京都青梅市末広町2丁目9番地 株式会 社東芝青梅工場内 (72)発明者 西村 俊之 東京都江東区豊洲1−1−1 日本ユニシ ス株式会社内 (72)発明者 岡部 敏明 東京都渋谷区笹塚3丁目2番3号 株式会 社インテック内 (72)発明者 小島 一記 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 貫井 義之 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所情報システム事業部内 (72)発明者 湯川 実 東京都新宿区西新宿2丁目6番1号 株式 会社シーエスケイ内 (72)発明者 荒牧 愛三 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 山本 康晴 東京都新宿区西新宿2丁目6番1号 株式 会社シーエスケイ内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークによって結合された複数の
    メンバ上で分散して管理されている文書に対する検索を
    可能とする分散型データベース管理システムにおいて、
    各メンバは、 ユーザからの要求を発信すると共に、該要求に基づいて
    返される結果を表示可能とするクライアントと、 検索対象となる複数の文書を格納した文書データベース
    と、 該メンバが格納する文書に関する書誌的情報を格納した
    インデックス情報データベースと、 ネットワークに結合されたすべてのメンバに格納された
    文書の格納場所及び該文書に対する当該メンバを利用す
    るユーザの参照権限を表わした交換文書リストを格納し
    た交換文書リストデータベースと、 上記ユーザからの検索要求があった場合に、上記交換文
    書リストを参照して該ユーザの該文書に対する参照権限
    を確認し、参照権限がある場合にのみ該文書に対するア
    クセスを行なうサーバ及び該サーバ上で実行されるプロ
    グラムと、 を備えたことを特徴とする分散型データベース管理シス
    テム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の分散型データベース管理
    システムにおいて、 ユーザからの要求に応じて当該メンバにおける交換文書
    リストデータベースに格納された交換文書リストの一覧
    を該ユーザが使用するクライアント上に表示するステッ
    プと、 上記クライアント上に表示された交換文書リストの一覧
    から上記ユーザが任意の交換文書リストを選択した場合
    に、ローカルサーバがこれを受け付けるステップと、 上記交換文書リストに掲示された文書の中から上記ユー
    ザが参照権限を有する文書を検索するステップと、 上記検索により選出された上記ユーザが参照権限を有す
    る文書の一覧を上記クライアント上に表示するステップ
    と、 上記クライアント上に表示された文書の一覧から上記ユ
    ーザが任意の文書を選択した場合に、上記ローカルサー
    バがこれを受け付けるステップと、 上記選択された文書を該文書が格納されるネットワーク
    上の文書データベースから抽出し、上記クライアント上
    に表示するステップと、 を備えたことを特徴とする分散型データベース管理シス
    テム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の分散型データベース管理
    システムにおいて、 ユーザから入力された任意の検索条件をローカルサーバ
    が受け付けるステップと、 上記ユーザが参照権限を有する文書を、当該メンバ上の
    交換文書リスト上で検索するステップと、 上記検索により選出された文書の格納場所を特定するス
    テップと、 上記特定された格納場所に対し、上記ユーザが入力した
    検索条件を適用するステップと、 上記検索により選出された文書の一覧を上記ユーザが使
    用するクライアント上に表示するステップと、 上記クライアント上に表示された文書の一覧から上記ユ
    ーザが任意の文書を選択した場合に、ローカルサーバが
    これを受け付けるステップと、 上記選択された文書を該文書が格納されるネットワーク
    上の文書データベースから抽出し、上記クライアント上
    に表示するステップと、 を備えたことを特徴とする分散型データベース管理シス
    テム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の分散型データベース管理
    システムにおいて、 ユーザから入力された任意の検索条件をローカルサーバ
    が受け付けるステップと、 上記ユーザが参照権限を有する文書を、当該メンバ上の
    交換文書リスト上で検索するステップと、 上記検索により選出された文書の格納場所を特定するス
    テップと、 上記特定された格納場所が複数ある場合に、各格納場所
    に対し上記ユーザが入力した検索条件を同時に適用する
    ステップと、 上記検索により各格納場所から選出された文書の一覧を
    結合するステップと、 上記結合された文書の一覧を上記ユーザが使用するクラ
    イアント上に表示するステップと、 上記クライアント上に表示された文書の一覧から上記ユ
    ーザが任意の文書を選択した場合に、ローカルサーバが
    これを受け付けるステップと、 上記選択された文書を該文書が格納されるネットワーク
    上の文書データベースから抽出し、上記クライアント上
    に表示するステップと、 を備えたことを特徴とする分散型データベース管理シス
    テム。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の分散型データベース管理
    システムにおいて、 各サーバ上に、その所在情報及び発行元情報を含む認証
    コードを生成する認証オブジェクトを備えるステップ
    と、 ローカルサーバ上の上記認証オブジェクトに対して、ユ
    ーザが入力したユーザ識別情報の有効性を確認するステ
    ップと、 上記ユーザ識別情報が有効である場合に、認識コードを
    生成し、他メンバのサーバにこれを送信するステップ
    と、 上記認証コードを受信したサーバにおいて、上記認証コ
    ード中の所在情報を読取り、該所在情報により特定され
    る上記認証コードの発信元に、該認証コードの正当性を
    照会するステップと、 上記照会を受けたサーバにおいて、上記認証コードの正
    当性を確認し、その結果を要求元サーバに回答するステ
    ップと、 上記認証コードを受信したサーバにおいて、上記認証コ
    ードの正当性が確認された場合に、上記ユーザからの接
    続要求を受け付けるステップと、 を備えたことを特徴とする分散型データベース管理シス
    テム。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の分散型データベース管理
    システムにおいて、 ユーザから入力された任意の検索条件をローカルサーバ
    が受け付けるステップと、 上記ユーザが参照権限を有する文書を、当該メンバ上の
    交換文書リスト上で検索するステップと、 上記検索により選出された文書の格納場所を特定するス
    テップと、 上記特定された格納場所におけるサーバに対し、上記ユ
    ーザが入力した検索条件を送信するステップと、 上記検索条件を受信したサーバ側の交換文書リストに対
    し、上記ユーザから要求のあった文書に対する該ユーザ
    の参照権限を確認するステップと、 上記文書に対する該ユーザの参照権限がある場合にの
    み、該文書の格納場所に対し上記検索条件を適用するス
    テップと、 を備えたことを特徴とする分散型データベース管理シス
    テム。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の分散型データベース管理
    システムにおいて、 上記文書データベース内の関連する複数の文書をオブジ
    ェクトとしてグループ化する情報及び該オブジェクト内
    の個々の文書に対するアクセスのための手続情報を上記
    文書データベース内に備え、 ユーザから文書の取り出し要求があった場合に、該文書
    を含む上記オブジェクトの情報及び上記アクセスのため
    の手続情報をユーザに送信するステップと、 ユーザの指定した手続に基づいて上記文書データベース
    より対象となる文書を取り出し、ユーザに送信するステ
    ップと、 を備えたことを特徴とする分散型データベース管理シス
    テム。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の分散型データベース管理
    システムにおいて、 ネットワーク上のすべての文書に対する交換文書リスト
    を保管する交換文書リスト貯蔵庫を、いずれかのメンバ
    上に備え、 上記交換文書リスト貯蔵庫に新たに交換文書リストが加
    えられたときに、該交換文書リストを必要とするメンバ
    上の交換文書リストデータベースに、該新たな交換文書
    リストを送付するステップと、 上記交換文書リスト貯蔵庫に格納された交換文書リスト
    に変更が加えられたときに、変更前の交換文書リストに
    より文書の保管先となっているメンバに対し、上記変更
    された交換文書リストを送付するステップと、 ユーザからの文書検索要求を受けたときに、当該メンバ
    に備えられた交換文書リストに基づいて、対象となる文
    書の格納先メンバを特定するステップと、 上記特定されたメンバに対し、上記交換文書リストを特
    定する情報及びその版数を送信するステップと、 上記送信された交換文書リストの版数と、特定されたメ
    ンバ上の対応する交換文書リストの版数とを比較するス
    テップと、 上記比較の結果、版数の古い交換文書リストを格納した
    メンバに対し、上記交換文書リスト貯蔵庫から対応する
    最新の交換文書リストを送付するステップと、 を備えたことを特徴とする分散型データベース管理シス
    テム。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の分散型データベース管理
    システムにおいて、上記交換文書リストデータベースに
    対する交換文書リストの更新後にユーザからの文書検索
    要求があった場合に、 要求されている文書が交換文書リストの指定するサーバ
    上に存在するか否かを判断するステップと、 該文書が存在しない場合に、上記交換文書リストの版数
    を取得するステップと、 上記交換文書リストが初版でない場合に、新旧の交換文
    書リストにおける上記文書に関する差分を求めるステッ
    プと、 旧交換文書リストにも上記文書が存在する場合に、上記
    文書が移送中であるか確認するステップと、 上記文書が移送中でない場合に、旧交換文書リストによ
    り指定される上記文書の格納サーバに対し、新交換文書
    リストにより指定される上記文書の格納サーバへ上記文
    書を移送するステップと、 旧交換文書リスト上のすべての文書の移送が完了した場
    合に、旧交換文書リストを削除するステップと、 を備えたことを特徴とする請求項8記載の分散型データ
    ベース管理システム。
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