JPH10115725A - 移相格子構造およびそれを用いた偏光非依存型光共振器フィルタ - Google Patents
移相格子構造およびそれを用いた偏光非依存型光共振器フィルタInfo
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- JPH10115725A JPH10115725A JP9206752A JP20675297A JPH10115725A JP H10115725 A JPH10115725 A JP H10115725A JP 9206752 A JP9206752 A JP 9206752A JP 20675297 A JP20675297 A JP 20675297A JP H10115725 A JPH10115725 A JP H10115725A
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- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B5/00—Optical elements other than lenses
- G02B5/18—Diffraction gratings
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Optical Integrated Circuits (AREA)
- Optical Filters (AREA)
- Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
- Optical Communication System (AREA)
- Polarising Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 偏光に対する感度のない狭帯域光共振器フィ
ルタの移相格子構造およびそれを用いた偏光非依存型光
共振器フィルタを得ること。 【解決手段】 それぞれ長さLg 、格子周期Λg で長さ
Ls の移相部が挿入されている複数の精密格子部で構成
された第1および第2の移相格子部と、第1および第2
の移相格子部間に配置された長さLp の移相部と、を備
え、移相部および格子部の長さと格子周期がフィルタの
停止帯域の中心で特定の波長λ0 でTEおよびTMモー
ドの伝播定数に合うように決められ、それにより偏光に
対する感度を持たない共振器1のフィルタが得られる。
ルタの移相格子構造およびそれを用いた偏光非依存型光
共振器フィルタを得ること。 【解決手段】 それぞれ長さLg 、格子周期Λg で長さ
Ls の移相部が挿入されている複数の精密格子部で構成
された第1および第2の移相格子部と、第1および第2
の移相格子部間に配置された長さLp の移相部と、を備
え、移相部および格子部の長さと格子周期がフィルタの
停止帯域の中心で特定の波長λ0 でTEおよびTMモー
ドの伝播定数に合うように決められ、それにより偏光に
対する感度を持たない共振器1のフィルタが得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、偏光非依存型光
共振器用の位相構造に関するものであり、より具体的に
は、偏光非依存型光波長フィルタとして適用するための
移相格子構造に関するものである。
共振器用の位相構造に関するものであり、より具体的に
は、偏光非依存型光波長フィルタとして適用するための
移相格子構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】狭帯域、調整可能光波長フィルタは波長
分割多重化(WDM)伝送システムのためのチャンネル
選択およびノイズ・フィルタリング用光通信システムに
おける重要な構成部品である。例えば、以下の引例;
R.C.Alfernessら、“Narrow ba
nd grating resonator filt
ers in InGaAsP/InP wavegu
ides”、Appl.P1hys.Lett.,vo
l.49,pp.125−127,1986で検討され
ているような格子共振器に基づく帯域が非常に狭い光フ
ィルタの可能性が示されている。
分割多重化(WDM)伝送システムのためのチャンネル
選択およびノイズ・フィルタリング用光通信システムに
おける重要な構成部品である。例えば、以下の引例;
R.C.Alfernessら、“Narrow ba
nd grating resonator filt
ers in InGaAsP/InP wavegu
ides”、Appl.P1hys.Lett.,vo
l.49,pp.125−127,1986で検討され
ているような格子共振器に基づく帯域が非常に狭い光フ
ィルタの可能性が示されている。
【0003】通常、導波路格子共振器フィルタは、例え
ば、二つの波型反射部、すなわち、相互にπ/2(λ/
4)に実効的にシフトされた格子構造を有する導波路に
より構成されている。この移相は理論的には格子周期の
ずれ(スリップ)によってもたらすことができるであろ
うが、実際的な寸法の格子の場合、移相は起伏が取り除
かれた部分によって達成される。光共振器フィルタは、
例えば、Coldrenによる米国特許4,325,0
38およびHausによる米国特許4,184,131
に示される表面音響波フィルタに類似している。
ば、二つの波型反射部、すなわち、相互にπ/2(λ/
4)に実効的にシフトされた格子構造を有する導波路に
より構成されている。この移相は理論的には格子周期の
ずれ(スリップ)によってもたらすことができるであろ
うが、実際的な寸法の格子の場合、移相は起伏が取り除
かれた部分によって達成される。光共振器フィルタは、
例えば、Coldrenによる米国特許4,325,0
38およびHausによる米国特許4,184,131
に示される表面音響波フィルタに類似している。
【0004】格子共振器フィルタにおいては、周波数が
ブラッグ周波数に非常に近接した入射信号は透過される
が、該格子構造の停止帯域内にあるものは反射される。
透過型共振器フィルタあるいはブラッグ反射格子は、狭
帯域で調整可能、しかもコンパクトであるので魅力的で
ある。
ブラッグ周波数に非常に近接した入射信号は透過される
が、該格子構造の停止帯域内にあるものは反射される。
透過型共振器フィルタあるいはブラッグ反射格子は、狭
帯域で調整可能、しかもコンパクトであるので魅力的で
ある。
【0005】例えば、狭帯域チャンネル・ドロッピング
・フィルタをつくるためのλ/4移相分散型フィードバ
ック共振器と組み合わされた導波路カプラーが、H.
A.HausおよびY.Lai.によって、“Narr
ow band optical channel d
ropping filter”,J.Lightwa
ve Technol.Vol.no.1,pp.57
−61,1992に述べられている。
・フィルタをつくるためのλ/4移相分散型フィードバ
ック共振器と組み合わされた導波路カプラーが、H.
A.HausおよびY.Lai.によって、“Narr
ow band optical channel d
ropping filter”,J.Lightwa
ve Technol.Vol.no.1,pp.57
−61,1992に述べられている。
【0006】また、M.Levyらは、“Fabric
ation of narrowband chann
el−dropping filters”,IEEE
Photon.Technol.Lett.,Vol.
4,no.12,pp.1389−1391,1992
で、上に述べたHausによって提案された、帯域幅が
1Åよりかなり狭いチャンネルを選択することができる
装置の製造について述べている。
ation of narrowband chann
el−dropping filters”,IEEE
Photon.Technol.Lett.,Vol.
4,no.12,pp.1389−1391,1992
で、上に述べたHausによって提案された、帯域幅が
1Åよりかなり狭いチャンネルを選択することができる
装置の製造について述べている。
【0007】Tu Numaiらは、“Tunable
wavelength filter using
λ/4 shifted waveguide gra
ting resonators”で、搬送波注入によ
る格子共振器の透過共振波長の調整および二つのチャン
ネルの切換えについて述べている。
wavelength filter using
λ/4 shifted waveguide gra
ting resonators”で、搬送波注入によ
る格子共振器の透過共振波長の調整および二つのチャン
ネルの切換えについて述べている。
【0008】W−P.Huangらは、“A coup
led waveguide grating res
onator filter”,IEEE Photo
nics Technol.Letters,Vol.
4,no.8,pp.884−886、1992で、狭
帯域調整可能波長の解析を行っており、導波路の間の結
合が強いこと、および、ブラッグ信号が共振により全体
的に透過されるという点が、上記のHausらの考えと
は異なっている。そのフィルタは、長さLp の移相領域
が長さL1 およびL2 の二つの反射格子領域間に挿入さ
れた格子構造によって構成されている。このフィルタは
偏光に対して極めて高い感度を有するものである。
led waveguide grating res
onator filter”,IEEE Photo
nics Technol.Letters,Vol.
4,no.8,pp.884−886、1992で、狭
帯域調整可能波長の解析を行っており、導波路の間の結
合が強いこと、および、ブラッグ信号が共振により全体
的に透過されるという点が、上記のHausらの考えと
は異なっている。そのフィルタは、長さLp の移相領域
が長さL1 およびL2 の二つの反射格子領域間に挿入さ
れた格子構造によって構成されている。このフィルタは
偏光に対して極めて高い感度を有するものである。
【0009】従来における公知の格子共振器はモード複
屈折、偏光依存格子結合およびモード・ロス/ゲインに
より、偏光の影響を受ける。フィルタが入力信号の偏光
性に対して一定の感度を有する場合、ドロップされるチ
ャンネルの振幅の変化は入力信号の偏光に合わせて変動
する。しかしながら、これらの格子素子は反射的である
よりむしろ透過的に作用して、相当する均一反射格子フ
ィルタよりさらに短い長さを製造することができる。
屈折、偏光依存格子結合およびモード・ロス/ゲインに
より、偏光の影響を受ける。フィルタが入力信号の偏光
性に対して一定の感度を有する場合、ドロップされるチ
ャンネルの振幅の変化は入力信号の偏光に合わせて変動
する。しかしながら、これらの格子素子は反射的である
よりむしろ透過的に作用して、相当する均一反射格子フ
ィルタよりさらに短い長さを製造することができる。
【0010】その他のフィルタ構造は、例えば、“Na
rrow band Resonant Optica
l Reflector and Resonant
Optical Transformers for
Laser Stabilization and W
avelength Division Multip
lexing”,IEEE J.Quantum El
ectron.Vol.QE−23、no.9, 19
87という論文に述べられており、Kazarinov
らは、ブラッグ反射素子の停止帯域での共振器モードが
二つのブラッグ反射素子間のギャップによって決定され
ることを示すためにブラッグ共振器の解析を行なった。
分散フィードバック(DFB)レーザの波長調整用反射
素子は、Tohmoriらによる米国特許5,325,
392に開示されている。
rrow band Resonant Optica
l Reflector and Resonant
Optical Transformers for
Laser Stabilization and W
avelength Division Multip
lexing”,IEEE J.Quantum El
ectron.Vol.QE−23、no.9, 19
87という論文に述べられており、Kazarinov
らは、ブラッグ反射素子の停止帯域での共振器モードが
二つのブラッグ反射素子間のギャップによって決定され
ることを示すためにブラッグ共振器の解析を行なった。
分散フィードバック(DFB)レーザの波長調整用反射
素子は、Tohmoriらによる米国特許5,325,
392に開示されている。
【0011】偏光に対する感度を持たないフィルタを必
要とする装置に関しては、偏光非依存型光波長選択性カ
プラーがAlfernessらによる欧州特許出願N
o.0678 861 A1に開示されている。この構
造においては、二重周期格子、すなわち、わずかに異な
る周期を持つ二つの格子の組み合わせと相等のものがT
EおよびTM偏光モードの伝播定数の差に対応するよう
に選択されているので、両方のモードが同じ波長で結合
されている。これは均一な格子間隔の間の180゜の遷
移(transition) を含む二重周期格子によって達成され
る。
要とする装置に関しては、偏光非依存型光波長選択性カ
プラーがAlfernessらによる欧州特許出願N
o.0678 861 A1に開示されている。この構
造においては、二重周期格子、すなわち、わずかに異な
る周期を持つ二つの格子の組み合わせと相等のものがT
EおよびTM偏光モードの伝播定数の差に対応するよう
に選択されているので、両方のモードが同じ波長で結合
されている。これは均一な格子間隔の間の180゜の遷
移(transition) を含む二重周期格子によって達成され
る。
【0012】移相格子構造に基づく偏光非依存型ブラッ
グ反射素子は、本願の発明者らによりIEEE J.L
ightwave Technologyに公開予定の
“APolarization independen
t distributed Bragg refle
ctor on phase shifted gra
ting structures”という表題の論文で
提案され、解析されている。
グ反射素子は、本願の発明者らによりIEEE J.L
ightwave Technologyに公開予定の
“APolarization independen
t distributed Bragg refle
ctor on phase shifted gra
ting structures”という表題の論文で
提案され、解析されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、後者の
格子フィルタの帯域幅が多くの装置にとって広すぎるの
で、停止帯域幅の一部分である帯域幅を提供するために
共振器フィルタが必要になる。
格子フィルタの帯域幅が多くの装置にとって広すぎるの
で、停止帯域幅の一部分である帯域幅を提供するために
共振器フィルタが必要になる。
【0014】その結果、共振器フィルタの公知の設計で
は、狭帯域と偏光に対する非感度の両方は提供されな
い。
は、狭帯域と偏光に対する非感度の両方は提供されな
い。
【0015】この発明は、上記の課題を解決するために
なされたもので、偏光に対する感度のない狭帯域光共振
器フィルタの移相格子構造およびそれを用いた偏光非依
存型光共振器フィルタを得ることを目的としている。
なされたもので、偏光に対する感度のない狭帯域光共振
器フィルタの移相格子構造およびそれを用いた偏光非依
存型光共振器フィルタを得ることを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明の一つの側面に
よれば、偏光に対する感度のない格子共振器フィルタ用
の移相格子構造が提供される。この共振器は、それぞれ
格子周期Λg 、長さL s の移相格子部分を有する格子部
分でできた第1および第2の移相格子部分で構成され、
長さLp の移相部分は第1および第2の移相格子部分の
間に配置されている。
よれば、偏光に対する感度のない格子共振器フィルタ用
の移相格子構造が提供される。この共振器は、それぞれ
格子周期Λg 、長さL s の移相格子部分を有する格子部
分でできた第1および第2の移相格子部分で構成され、
長さLp の移相部分は第1および第2の移相格子部分の
間に配置されている。
【0017】格子の長さLp 、Lg 、Ls および格子周
期Λg を含む格子構造の寸法は、フィルタの応答が偏光
に対する感度がなく、しかも狭帯域を提供するよう決め
られる。すなわち、格子構造は停止帯域の中央の特定波
長λ0 でTEとTMモード両方に対する伝播定数に合う
ように設計される。
期Λg を含む格子構造の寸法は、フィルタの応答が偏光
に対する感度がなく、しかも狭帯域を提供するよう決め
られる。すなわち、格子構造は停止帯域の中央の特定波
長λ0 でTEとTMモード両方に対する伝播定数に合う
ように設計される。
【0018】具体的には、格子構造の寸法は、以下の式
により定義される。
により定義される。
【0019】
【数7】
【0020】
【数8】
【0021】これらの式でnTEおよびnTMは整数であ
る。
る。
【0022】一つの近似式を作ることによって、狭帯
域、偏光非感度格子共振器フィルタのために必要な格子
構造、すなわち、長さおよび格子周期に関する解析的解
が求められる。
域、偏光非感度格子共振器フィルタのために必要な格子
構造、すなわち、長さおよび格子周期に関する解析的解
が求められる。
【0023】Lg 、Ls およびLp を求めるためには、
以下のパラメータ、すなわち、波長λ0 、TEモードの
実効屈折率NTEおよびTMモードの実効屈折率NTMを知
る必要がある。これらのパラメータが与えられると、素
子の断面部が得られる。
以下のパラメータ、すなわち、波長λ0 、TEモードの
実効屈折率NTEおよびTMモードの実効屈折率NTMを知
る必要がある。これらのパラメータが与えられると、素
子の断面部が得られる。
【0024】すなわち、Bの値が式(16)B=NTE−
NTM/NTE+NTMから計算され、ついで、gが式(1
4)g=1−B/2Bより計算される。ついでΛg =1
+B/1+(2s−1)・λ0 /2NTE(式(15))
が計算できるように式(17)KTE(g+1)=K
TM(g)の関係を用いて、パラメータsを得ることがで
きる。
NTM/NTE+NTMから計算され、ついで、gが式(1
4)g=1−B/2Bより計算される。ついでΛg =1
+B/1+(2s−1)・λ0 /2NTE(式(15))
が計算できるように式(17)KTE(g+1)=K
TM(g)の関係を用いて、パラメータsを得ることがで
きる。
【0025】sおよびgおよびΛg が与えられると、L
s =sΛg 、Lg =gΛg およびL z =nz (Lg +L
s )となり、nz は整数値で、設計者が選択することが
できる。
s =sΛg 、Lg =gΛg およびL z =nz (Lg +L
s )となり、nz は整数値で、設計者が選択することが
できる。
【0026】近似式である、
【数9】 を用いると
【0027】
【数10】 となる。
【0028】最適な設計をするために、Δgが式(2
5)の右辺が整数値に近くなるように変えられる。Δg
およびΔΛg は例えば図5から選択される。そうすれば
ΦTEが式(22b)から決めることができる。反射素子
間の移相部の長さは式(26)で与えられる。
5)の右辺が整数値に近くなるように変えられる。Δg
およびΔΛg は例えば図5から選択される。そうすれば
ΦTEが式(22b)から決めることができる。反射素子
間の移相部の長さは式(26)で与えられる。
【0029】
【数11】
【0030】nTMを与えられた定数とすれば、ΔΛg の
増加はΦTEの増加とLP の減少を含んでいる。従って、
式(25)はΔΛg から独立しており、装置全長は、 L=2Lz +Lp となり、Lz =nz (Lg +Ls )およびnz は、各格
子部の格子数を表している。
増加はΦTEの増加とLP の減少を含んでいる。従って、
式(25)はΔΛg から独立しており、装置全長は、 L=2Lz +Lp となり、Lz =nz (Lg +Ls )およびnz は、各格
子部の格子数を表している。
【0031】最適化手順によりこれらの式の解が求めら
れる。準TEおよびTMモードに対するλ0 からの停止
帯域のシフトは|Δg|に直接比例するため、好ましく
は調整可能な最大範囲をもたらすΔgmより小さい値が
選択される。
れる。準TEおよびTMモードに対するλ0 からの停止
帯域のシフトは|Δg|に直接比例するため、好ましく
は調整可能な最大範囲をもたらすΔgmより小さい値が
選択される。
【0032】特に、提案されている移相格子共振器に基
づく偏光非依存型超狭帯域フィルタ用格子の二つの実例
は、共通パラメータをNTE=3.25、K0 TE=100
-1、λ0 =1.55μmとして、以下のパラメータで与
えられる。ここに述べられている設計原理から、実例A
においては、標準された複屈折B=2.0×10-3に対
して、寸法は、g=245、Λg =0.2389μm、
Ls =0.1197μm、Lg =58.5395μm、
Lp =62.60231μm、Δg=4.5、nTM=2
61、m=8、L=1.011mmであり、実例Bで
は、標準された複屈折B=4.0×10-3に対して、寸
法は、g=121、Λg =0.2394μm、Lg =2
8.9696μm、Ls =0.1202μm、Lp =3
4.4711μm、Δg =3.5 、nTM=143、m
=16、L=0.9653mであった。
づく偏光非依存型超狭帯域フィルタ用格子の二つの実例
は、共通パラメータをNTE=3.25、K0 TE=100
-1、λ0 =1.55μmとして、以下のパラメータで与
えられる。ここに述べられている設計原理から、実例A
においては、標準された複屈折B=2.0×10-3に対
して、寸法は、g=245、Λg =0.2389μm、
Ls =0.1197μm、Lg =58.5395μm、
Lp =62.60231μm、Δg=4.5、nTM=2
61、m=8、L=1.011mmであり、実例Bで
は、標準された複屈折B=4.0×10-3に対して、寸
法は、g=121、Λg =0.2394μm、Lg =2
8.9696μm、Ls =0.1202μm、Lp =3
4.4711μm、Δg =3.5 、nTM=143、m
=16、L=0.9653mであった。
【0033】これらの寸法でつくられた共振器フィルタ
の解析結果は、そのスペクトル応答が狭帯域および偏光
に対して感度を示さないことにより特徴づけられること
を示している。Δg>0であるので、TEモードの停止
帯域は波長が短い方にシフトし、一方、TMモードの停
止帯域は波長が長い方にシフトする。両方の実例におい
て、二つの偏光に対して停止帯域が明確に区別できない
ことは、作動波長λ0=155μmとして、ほとんど同
じ停止帯域が実現された。
の解析結果は、そのスペクトル応答が狭帯域および偏光
に対して感度を示さないことにより特徴づけられること
を示している。Δg>0であるので、TEモードの停止
帯域は波長が短い方にシフトし、一方、TMモードの停
止帯域は波長が長い方にシフトする。両方の実例におい
て、二つの偏光に対して停止帯域が明確に区別できない
ことは、作動波長λ0=155μmとして、ほとんど同
じ停止帯域が実現された。
【0034】調整可能であることは、フィルタに対して
望まれるもう一つの特徴である。偏光非依存型独立共振
器フィルタに対して可能な調整範囲は、準TEおよびT
Mモードの通常の停止帯域により限定される。上に述べ
た実例の場合、帯域3dBの範囲に対して可能な調整可
能範囲の比として定義される標準調整範囲は、実例Aに
おいては180程度、実例Bにおいては120程度であ
る。調整可能性の向上は、格子構造の屈折率を変えるた
めの搬送波注入によってもたらされる。
望まれるもう一つの特徴である。偏光非依存型独立共振
器フィルタに対して可能な調整範囲は、準TEおよびT
Mモードの通常の停止帯域により限定される。上に述べ
た実例の場合、帯域3dBの範囲に対して可能な調整可
能範囲の比として定義される標準調整範囲は、実例Aに
おいては180程度、実例Bにおいては120程度であ
る。調整可能性の向上は、格子構造の屈折率を変えるた
めの搬送波注入によってもたらされる。
【0035】以上のことから、狭帯域で偏光に対する感
度をもたない共振器が提供されることになる。
度をもたない共振器が提供されることになる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る移相格子構
造およびそれを用いた偏光非依存型光共振器フィルタの
実施の形態を添付の図を参照して詳細に説明する。
造およびそれを用いた偏光非依存型光共振器フィルタの
実施の形態を添付の図を参照して詳細に説明する。
【0037】この発明に係る実施の形態による共振器フ
ィルタの格子構造が、図1に図式的に示されており、偏
光に対して感度を持たない移相格子構造によって構成さ
れている。この共振器1はそれぞれ長さLg 、格子周期
Λg で長さLs の移相部が挿入された第1および第2の
移相格子部によって構成されている。長さLp の他の移
相部は、第1と第2の移相格子の間に配置されている。
ィルタの格子構造が、図1に図式的に示されており、偏
光に対して感度を持たない移相格子構造によって構成さ
れている。この共振器1はそれぞれ長さLg 、格子周期
Λg で長さLs の移相部が挿入された第1および第2の
移相格子部によって構成されている。長さLp の他の移
相部は、第1と第2の移相格子の間に配置されている。
【0038】格子の長さLp 、Lg 、Ls および格子Λ
g を含む格子構造の寸法はそのフィルタの応答が偏光の
影響を受けず、狭帯域をもたらすように決められる。す
なわち、格子構造はTEおよびTMの両方のモードの伝
播定数が停止帯域の中央で同じ波長λ0 で合致するよう
に設計される。
g を含む格子構造の寸法はそのフィルタの応答が偏光の
影響を受けず、狭帯域をもたらすように決められる。す
なわち、格子構造はTEおよびTMの両方のモードの伝
播定数が停止帯域の中央で同じ波長λ0 で合致するよう
に設計される。
【0039】上記格子構造の寸法は、以下に詳細に述べ
るような設計原理によって定義される。導出された式を
用いて、この実施の形態による格子構造の二つの実例に
関する物理的寸法が、以下で述べられるように決められ
た。
るような設計原理によって定義される。導出された式を
用いて、この実施の形態による格子構造の二つの実例に
関する物理的寸法が、以下で述べられるように決められ
た。
【0040】その結果、この実施の形態による移相格子
共振器1に基づく二つの偏光非依存型超狭帯域フィルタ
が、以下の共通パラメータ、すなわち、TEモードでの
屈折率NTE=3.25、結合係数K0 TE=100c
m-1、および中心波長λ0 =1.55μmを用いて設計
された。
共振器1に基づく二つの偏光非依存型超狭帯域フィルタ
が、以下の共通パラメータ、すなわち、TEモードでの
屈折率NTE=3.25、結合係数K0 TE=100c
m-1、および中心波長λ0 =1.55μmを用いて設計
された。
【0041】従って、上記設計原理によれば、標準複屈
折B=2.0×10-3に対して、格子の寸法はg=24
5、Λg =0.2389μm、Ls =0.1197μ
m、L g =58.5395μm、Lp =62.6023
1μm、Δg=4.5、nTM=261、m=8およびL
=1.011mmであった。
折B=2.0×10-3に対して、格子の寸法はg=24
5、Λg =0.2389μm、Ls =0.1197μ
m、L g =58.5395μm、Lp =62.6023
1μm、Δg=4.5、nTM=261、m=8およびL
=1.011mmであった。
【0042】実例Bの場合、格子寸法はm=121、Λ
g =0.2394μm、Lg =28.9696μm、L
s =0.1202μm、Lp =34.4711μm、Δ
g =3.5、nTM=143、m=16およびL=0.9
653mmであった。
g =0.2394μm、Lg =28.9696μm、L
s =0.1202μm、Lp =34.4711μm、Δ
g =3.5、nTM=143、m=16およびL=0.9
653mmであった。
【0043】単純化のために、ロスなしの場合、すなわ
ち、K0 TM=K0 TEを想定した。図7は、実例Aおよび
Bの準TEおよびTMモードの送信出力でのスペクトル
応答を示している。Δg>0であるから、TEモードで
の停止帯域はより短い波長の方向にシフトされているの
に対して、TMモードのそれは図7に示すようにより長
い波長の方にシフトされている。両方の偏光に対して、
作動波長の中心で、二つの偏光のためのほとんど同じ停
止帯域が実現されていることが観察される。
ち、K0 TM=K0 TEを想定した。図7は、実例Aおよび
Bの準TEおよびTMモードの送信出力でのスペクトル
応答を示している。Δg>0であるから、TEモードで
の停止帯域はより短い波長の方向にシフトされているの
に対して、TMモードのそれは図7に示すようにより長
い波長の方にシフトされている。両方の偏光に対して、
作動波長の中心で、二つの偏光のためのほとんど同じ停
止帯域が実現されていることが観察される。
【0044】調整可能性は、上記フィルタのもう一つの
望ましい特徴である。偏光非依存型共振器フィルタのた
めに可能な調整範囲は準TEおよびTMモードの共通停
止帯域によって限定される。上に示した実例の場合、3
dB帯域に対する調整可能範囲の比率として定義される
標準化調整可能範囲は実例Aの場合、180程度、実例
Bで120程度であった。図8(a)および図8(b)
は搬送波注入によって実現される実効屈折率変化に伴う
共振波長近くでのスペクトル応答を示している。すなわ
ち、フィルタに搬送波が注入されると、プラズマ効果で
実効屈折率が低下し、従って透過共振波長がより短い波
長の方にシフトする。
望ましい特徴である。偏光非依存型共振器フィルタのた
めに可能な調整範囲は準TEおよびTMモードの共通停
止帯域によって限定される。上に示した実例の場合、3
dB帯域に対する調整可能範囲の比率として定義される
標準化調整可能範囲は実例Aの場合、180程度、実例
Bで120程度であった。図8(a)および図8(b)
は搬送波注入によって実現される実効屈折率変化に伴う
共振波長近くでのスペクトル応答を示している。すなわ
ち、フィルタに搬送波が注入されると、プラズマ効果で
実効屈折率が低下し、従って透過共振波長がより短い波
長の方にシフトする。
【0045】(設計原理)実例の格子およびレーザ設計
における調整範囲を拡大するための超構造格子の設計原
理についてはV.Jayaramanらによって、“T
heory,design, and perform
ance of extended turning
range semiconductor laser
s with sampled grating”,I
EEE J.Quantum Electron.vo
l.29、no.6、pp.1824−1834、19
93において、また、H.Ishiiらによって“Su
per structuregrating (SS
G) for broadky tunable DB
R lasers”、IEEE Photon.Tec
hnol.Lett.,vol.4、no.4、pp.
393−395、1993において検討されている。
における調整範囲を拡大するための超構造格子の設計原
理についてはV.Jayaramanらによって、“T
heory,design, and perform
ance of extended turning
range semiconductor laser
s with sampled grating”,I
EEE J.Quantum Electron.vo
l.29、no.6、pp.1824−1834、19
93において、また、H.Ishiiらによって“Su
per structuregrating (SS
G) for broadky tunable DB
R lasers”、IEEE Photon.Tec
hnol.Lett.,vol.4、no.4、pp.
393−395、1993において検討されている。
【0046】この作業で、設計原理は調整範囲の拡大で
はなく、むしろ格子共振器フィルタ設計の偏光非依存性
を達成するために拡張されている。
はなく、むしろ格子共振器フィルタ設計の偏光非依存性
を達成するために拡張されている。
【0047】この設計の目的は、図1に示すような
Lg 、Ls およびLp を求めることである。
Lg 、Ls およびLp を求めることである。
【0048】(論理式)格子での前方および後方モード
の強度を支配する結合モード式は、
の強度を支配する結合モード式は、
【数12】 であり、ここでnは準TEおよびTMモードに対応して
おり、mは空間高調波の次数(order)である。
おり、mは空間高調波の次数(order)である。
【0049】離調ファクターは、
【数13】 で定義され、ここでNn は準TEまたはTMモードの実
効屈折率である。λは作動波長である。
効屈折率である。λは作動波長である。
【0050】結合係数は、
【数14】 であたえられ、ここでK0 n は移相領域(すなわち、S
=0およびm=1)が不在の場合の格子による結合係数
である。
=0およびm=1)が不在の場合の格子による結合係数
である。
【0051】横方向電界だけが考えられる準ベクトル近
似では、K0 n は、
似では、K0 n は、
【数15】 と表すことができ、ここでnおよびn(バー)は格子が
ある場合と、ない場合の屈折率であり、Δnは格子摂動
を示している。
ある場合と、ない場合の屈折率であり、Δnは格子摂動
を示している。
【0052】式(1)〜(4)の導出において、基準導
波路は自己結合係数がなくなるように選ばれた。こうし
た選択によって、装置の原理を示す単純ではあるが正確
な式が得られる。
波路は自己結合係数がなくなるように選ばれた。こうし
た選択によって、装置の原理を示す単純ではあるが正確
な式が得られる。
【0053】単純さのために、格子形状は四角形である
と想定されているが、他のタイプの格子も同様の方法で
分析することができる。Λg は細密格子の周期で、Lg
=gΛg 、Ls =sΛg はそれぞれ格子および移相部の
長さであり、gおよびsは各格子の周期数である。
と想定されているが、他のタイプの格子も同様の方法で
分析することができる。Λg は細密格子の周期で、Lg
=gΛg 、Ls =sΛg はそれぞれ格子および移相部の
長さであり、gおよびsは各格子の周期数である。
【0054】移相格子構造の透過および反射モードの強
度の分析式は、
度の分析式は、
【数16】 で示され、ここで、
【数17】 および
【数18】 となる。
【0055】二つの移相格子部は等しい長さLz を有し
ており、前方および後方波の強度は、
ており、前方および後方波の強度は、
【数19】 で表され、ここで、
【数20】 となる。
【0056】格子共振器のための格子条件は式(8)お
よび式(9)から求めることができる。
よび式(9)から求めることができる。
【数21】
【0057】より具体的には、この条件は、
【数22】 としても表現することができ、
【数23】 となり、nTEおよびnTMは整数である。偏光非依存型格
子共振器を実現するためには、式(11a)と式(11
b)の共振条件を同時に満たす必要がある。
子共振器を実現するためには、式(11a)と式(11
b)の共振条件を同時に満たす必要がある。
【0058】このように、図1に示すような上記実施の
形態1による移相格子構造のためには、周期的に挿入さ
れる移相部Ls が最初の周期格子を調整し、したがって
多重ピークを有するスペクトルをつくりだす。各ピーク
は導波路に沿った指数摂動のフーリエ級数における空間
高調波に対応している。
形態1による移相格子構造のためには、周期的に挿入さ
れる移相部Ls が最初の周期格子を調整し、したがって
多重ピークを有するスペクトルをつくりだす。各ピーク
は導波路に沿った指数摂動のフーリエ級数における空間
高調波に対応している。
【0059】図2のs=0.5およびg=300に示さ
れているようにフーリエ拡張においては二つの主要空間
高調波、m=gおよびg+1が存在している。これらの
主要高調波のスペクトル位置は、
れているようにフーリエ拡張においては二つの主要空間
高調波、m=gおよびg+1が存在している。これらの
主要高調波のスペクトル位置は、
【数24】 で示されるような位相マッチング条件によって変化する
場合がある。
場合がある。
【0060】理想的には、このフィルタは図3(a)に
図式的に示すように、フィルタ作動波長λ0 を中心とし
て二つの偏光のための共通停止帯域を提供する。
図式的に示すように、フィルタ作動波長λ0 を中心とし
て二つの偏光のための共通停止帯域を提供する。
【0061】λTE=λTM=λ0 と仮定し、式(13a)
および(13b)によって与えられる位相マッチング条
件を用いることによって、
および(13b)によって与えられる位相マッチング条
件を用いることによって、
【数25】
【数26】 が得られ、ここで、
【数27】 は標準モード複屈折である。
【0062】格子結合係数は上記二つの偏光に対して違
っており、パラメータsは、
っており、パラメータsは、
【数28】 にしたがって調節できる。任意のモード複屈折Bに対し
て、式(14)、式(15)、式(16)および式(1
7)を用いて移相格子を定義し、偏光非依存型ブラッグ
反射素子を求めることができる。
て、式(14)、式(15)、式(16)および式(1
7)を用いて移相格子を定義し、偏光非依存型ブラッグ
反射素子を求めることができる。
【0063】モード複屈折Bは波長設計で制御調節で
き、したがって式(14)でgの整数値をつくることが
できる。こうした状況で、真に偏光に依存しないブラッ
グ反射素子を実現することができる。あるいは、gを1
−B/2Bに最も近い整数として定義し、式(14)
を、
き、したがって式(14)でgの整数値をつくることが
できる。こうした状況で、真に偏光に依存しないブラッ
グ反射素子を実現することができる。あるいは、gを1
−B/2Bに最も近い整数として定義し、式(14)
を、
【数29】 と書き直すことができるが、ここでδgはもっぱらBお
よび|δg|≦0.5によって決められる誤差を示して
いる。したがって、これら二つの偏光に対する停止帯域
の中心間には一定のずれが存在する。図4はBの関数と
してのこれら二つの偏光間の相対的な波長ずれを示して
いる。予想されるように、Bが1−B/2Bの整数値に
対応する場合はいつでもこのずれは消滅し、その最大値
はモード複屈折の減少に合わせて減少する。
よび|δg|≦0.5によって決められる誤差を示して
いる。したがって、これら二つの偏光に対する停止帯域
の中心間には一定のずれが存在する。図4はBの関数と
してのこれら二つの偏光間の相対的な波長ずれを示して
いる。予想されるように、Bが1−B/2Bの整数値に
対応する場合はいつでもこのずれは消滅し、その最大値
はモード複屈折の減少に合わせて減少する。
【0064】Braggの条件では、式(11)の共振
条件は、
条件は、
【数30】 となる。
【0065】式(16)および式(18)を用いること
によって、式(19)から、
によって、式(19)から、
【数31】 が求められる。
【0066】δgがゼロの場合、nTM=(nTE−nTM)
g−0.5となり、TEおよびTMモードのための全体
的移相はπの整数倍となり、これは非共振条件である。
従って、理論的な観点からすると、二つの偏光のための
共通停止帯域の中心で作動する移相格子反射素子に基づ
く偏光非依存型共振器フィルタを実現することは不可能
である。
g−0.5となり、TEおよびTMモードのための全体
的移相はπの整数倍となり、これは非共振条件である。
従って、理論的な観点からすると、二つの偏光のための
共通停止帯域の中心で作動する移相格子反射素子に基づ
く偏光非依存型共振器フィルタを実現することは不可能
である。
【0067】この困難を克服するためのひとつの解決方
式は、図3(b)に図式的に示されているように、二つ
の偏光の停止帯域の中心からシフトされた波長で式(1
1)の共振条件を実現することである。
式は、図3(b)に図式的に示されているように、二つ
の偏光の停止帯域の中心からシフトされた波長で式(1
1)の共振条件を実現することである。
【0068】そうするためには、gおよびΛg などのパ
ラメータを変更することができる。波長シフトが小さい
と仮定すれば、すなわち、B<<1、s〜0.5およ
び、
ラメータを変更することができる。波長シフトが小さい
と仮定すれば、すなわち、B<<1、s〜0.5およ
び、
【数32】 と仮定して、
【数33】 の位相マッチング条件から導き出すことができ、ここ
で、g(λ0 およびΛg に対する格子の数)における変
化に対応するためにΔgを用いている。
で、g(λ0 およびΛg に対する格子の数)における変
化に対応するためにΔgを用いている。
【0069】したがって、Δgは整数および少数の両方
の成分を含んでいる。ΔgがTEおよびTMモードを同
じ程度で反対側にシフトさせるのに対して、格子周期Λ
g は停止帯域への共通のシフトを起こさせるだけである
ことは示唆的である。図5(a)および図5(b)はそ
れぞれΔgおよびΔΛg の関数としての中心波長のシフ
トを示している。
の成分を含んでいる。ΔgがTEおよびTMモードを同
じ程度で反対側にシフトさせるのに対して、格子周期Λ
g は停止帯域への共通のシフトを起こさせるだけである
ことは示唆的である。図5(a)および図5(b)はそ
れぞれΔgおよびΔΛg の関数としての中心波長のシフ
トを示している。
【0070】二つの偏光に関して、ΔgおよびΔΛg で
起こされる位相変化は、
起こされる位相変化は、
【数34】 として表現することができる。
【0071】式(22)の導出においては式(21)が
用いられたが、ΦTM、ΦTE<<1およびB<<1、そし
てs〜0.5と仮定された。したがって、任意のモード
複屈折Bに関して、ΔgおよびΔΛg を調節することで
共振条件(11)を満足するすることができる。
用いられたが、ΦTM、ΦTE<<1およびB<<1、そし
てs〜0.5と仮定された。したがって、任意のモード
複屈折Bに関して、ΔgおよびΔΛg を調節することで
共振条件(11)を満足するすることができる。
【0072】単純化のために、 nTE=nTM+1 (23) を想定し、式(11)、(22)、および(23)か
ら、
ら、
【数35】 を導き出すが、ここで、
【数36】 となる。
【0073】最適設計のためには、Δgを変えて、式
(25)の右辺を整数に近くすることができる。上に述
べたように、Δgの少数部分は整数部分だけが自由なパ
ラメータとして作用するようにBによって決められてい
る。この最適化手順においていくつかのΔgを求めるこ
とができる。しかしながら、|Δg|は図5に示される
ように準TEおよびTMモードに対するλ0 からの停止
帯域のシフトと直接比例している。最大調整可能範囲を
実現するためには、できるだけ小さな|Δg|を選択す
るのが望ましい。図6は|Δg|の関数としてのΔnTM
の変差を示している。
(25)の右辺を整数に近くすることができる。上に述
べたように、Δgの少数部分は整数部分だけが自由なパ
ラメータとして作用するようにBによって決められてい
る。この最適化手順においていくつかのΔgを求めるこ
とができる。しかしながら、|Δg|は図5に示される
ように準TEおよびTMモードに対するλ0 からの停止
帯域のシフトと直接比例している。最大調整可能範囲を
実現するためには、できるだけ小さな|Δg|を選択す
るのが望ましい。図6は|Δg|の関数としてのΔnTM
の変差を示している。
【0074】最後に、反射素子間の移相の長さは、
【数37】 となる。なお、ΔΛg の増大は、nTMを任意の定数とし
て、ΦTEの増加とLP の減少をもたらす。したがって、
式(25)はΔΛg とは無関係とすることができる。
て、ΦTEの増加とLP の減少をもたらす。したがって、
式(25)はΔΛg とは無関係とすることができる。
【0075】共振器フィルタの全長は、 L=2Lz +Lp (27) であり、ここでLg =nz (Lg +Ls )であり、nz
は各格子部内の格子の数である。
は各格子部内の格子の数である。
【0076】要約すると、移相格子で構成される偏光非
依存型格子共振器を設計するためには、設計の目的は図
1に示されているように、Lg 、Ls およびLp を求め
ることである。以下のパラメータを知る必要がある。λ
0 :波長、NTE:TEモードの実効屈折率、およびNTM
はTMモードの実効屈折率である。これらのパラメータ
が与えられると、装置の断面が得られる。
依存型格子共振器を設計するためには、設計の目的は図
1に示されているように、Lg 、Ls およびLp を求め
ることである。以下のパラメータを知る必要がある。λ
0 :波長、NTE:TEモードの実効屈折率、およびNTM
はTMモードの実効屈折率である。これらのパラメータ
が与えられると、装置の断面が得られる。
【0077】すなわち、Bの値は式(16)B=NTE−
NTM/NTE+NTMから計算することができ、その場合、
gは式(14)、すなわち、g=1−B/2Bから計算
することができる。そうすると、Λg =1+B/1+
(2s−1)・λ0 /2NTEが計算できるように式(1
7)、KTE(g+1)=KTM(g)を用いて、パラメー
タsを得ることができる。sとgとΛg が与えられる
と、Ls =sΛg 、Lg =gΛg およびLz =nz (L
g +Ls )となり、ここでnz は整数であり、設計者が
指定できる。
NTM/NTE+NTMから計算することができ、その場合、
gは式(14)、すなわち、g=1−B/2Bから計算
することができる。そうすると、Λg =1+B/1+
(2s−1)・λ0 /2NTEが計算できるように式(1
7)、KTE(g+1)=KTM(g)を用いて、パラメー
タsを得ることができる。sとgとΛg が与えられる
と、Ls =sΛg 、Lg =gΛg およびLz =nz (L
g +Ls )となり、ここでnz は整数であり、設計者が
指定できる。
【0078】最適設計で、Δgは式(25)のΔnTMを
整数に近づけるように変えられる。ΔgおよびΔΛg は
図5から選択することができる。ΦTEは式(22b)に
よって決めることができるので、式26から、長さLP
を求めることができ、すなわち、
整数に近づけるように変えられる。ΔgおよびΔΛg は
図5から選択することができる。ΦTEは式(22b)に
よって決めることができるので、式26から、長さLP
を求めることができ、すなわち、
【数38】 となる。従って、装置の全長はL=2Lz +Lp とな
る。
る。
【0079】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明に係る移
相格子構造およびそれを用いた偏光非依存型光共振器フ
ィルタによれば、偏光に対する感度のない狭帯域光共振
器フィルタの移相格子構造およびそれを用いた偏光非依
存型光共振器フィルタを得ることができる。
相格子構造およびそれを用いた偏光非依存型光共振器フ
ィルタによれば、偏光に対する感度のない狭帯域光共振
器フィルタの移相格子構造およびそれを用いた偏光非依
存型光共振器フィルタを得ることができる。
【図1】図1は、この発明に係る実施の形態1による移
相格子共振器を示す断面図である。
相格子共振器を示す断面図である。
【図2】図2は、図1に示した格子共振器間の異なった
空間高調波の相対強度を示すグラフである。
空間高調波の相対強度を示すグラフである。
【図3】図3(a)および図3(b)は、それぞれTE
およびTMモードの偏光依存性を示す理想的なフィルタ
応答と実際のフィルタ応答のための波長の関数としての
出力スペクトルの比較を示すグラフである。
およびTMモードの偏光依存性を示す理想的なフィルタ
応答と実際のフィルタ応答のための波長の関数としての
出力スペクトルの比較を示すグラフである。
【図4】図4は、移相格子反射素子に対する複屈折Bの
標準モデルの関数として、相対的中心波長シフト|δλ
0 /λ0 |を示すグラフである。
標準モデルの関数として、相対的中心波長シフト|δλ
0 /λ0 |を示すグラフである。
【図5】図5は、移相共振器の共振波長シフトを示すグ
ラフであり、図5(a)はΔgの関数として相対シフト
を示しており、図5(b)はΔΛg の関数としての相対
シフトを示している。
ラフであり、図5(a)はΔgの関数として相対シフト
を示しており、図5(b)はΔΛg の関数としての相対
シフトを示している。
【図6】図6は、Δgの関数としてΔnTMの変化を示す
グラフである。
グラフである。
【図7】図7は、この実施の形態による移相格子共振器
の二つの実例における応答スペクトルを示すグラフであ
り、図7(a)では、g=245、Δg=4.5および
ΔnTM=143であり、図7(b)ではg=121、Δ
g=3.5およびΔnTM=143になっている。
の二つの実例における応答スペクトルを示すグラフであ
り、図7(a)では、g=245、Δg=4.5および
ΔnTM=143であり、図7(b)ではg=121、Δ
g=3.5およびΔnTM=143になっている。
【図8】図8は、実効屈折率変化による共振器波長の近
でのスペクトル応答を示すグラフであり、図8(a)は
図7(a)に示すようなパラメータを有する格子、図8
(b)は図7(b)に示すようなパラメータを有する格
子をそれぞれ示している。
でのスペクトル応答を示すグラフであり、図8(a)は
図7(a)に示すようなパラメータを有する格子、図8
(b)は図7(b)に示すようなパラメータを有する格
子をそれぞれ示している。
1 移相格子共振器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 10/00 (72)発明者 ウェイ−ピン フゥアン カナダ国,エヌ2エル 6アイ4,オンタ リオ,ウォータルー,ウエストコート プ レイス #82,265 (72)発明者 キン グオ カナダ国,エヌ2エル 3ジー1,オンタ リオ,ウォータルー,シーグラム ドライ ブ 116−106 (72)発明者 チ ウー カナダ国,ケイ2ビー 7エス9,オンタ リオ,ネピーン,ウッドリッジ クレセン ト #10,132
Claims (7)
- 【請求項1】 それぞれ長さLg 、格子周期Λg で長さ
Ls の移相部が挿入されている複数の精密格子部で構成
された第1および第2の移相格子部と、 前記第1および第2の移相格子部間に配置された長さL
p の移相部と、 を備え、 前記移相部および格子部の長さと格子周期がフィルタの
停止帯域の中心で特定の波長λ0 でTEおよびTMモー
ドの伝播定数に合うように決められ、それにより偏光に
対する感度を持たない共振器フィルタを得ることを特徴
とする移相格子構造。 - 【請求項2】 前記移相マッチング条件が、 【数1】 によって決められ、ここで、 【数2】 となり、nTEおよびnTMが整数であることを特徴とする
請求項1に記載の移相格子構造。 - 【請求項3】 前記格子形状が四角形であり、Λg が精
密格子の周期であり、Lg =gΛg 、Ls =sΛg はλ
TE=λTM=λ0 、g=1−B/2BおよびΛ g =1+B
/1+(2s−1)・λ0 /2NTEとして、それぞれ任
意の標準モード複屈折Bである、 B=NTE−NTM/NTE+NTM に対する前記格子および移相部の長さであることを特徴
とする請求項1に記載の移相格子構造。 - 【請求項4】 前記格子結合係数が二つの偏光に対して
異なっており、パラメータsが、 KTE(g+1)=KTM(g) に従って調整されることを特徴とする請求項3に記載の
移相格子構造。 - 【請求項5】 ΦTM、ΦTE<<1、B<<1、およびs
〜0.5とし、任意のモード複屈折Bに対して共振条件
がΔgおよびΔΛg を調節することによって満たされ、
そして、nTE=nTM+1として、 【数3】 であり、ここで、 【数4】 であることを特徴とする請求項3に記載の移相格子構
造。 - 【請求項6】 反射素子間の移相の長さが、 【数5】 によって与えられ、ここで、 【数6】 であり、上記共振器フィルタの全長がL=2Lz +Lp
で与えられ、ここでLz=nz (Lg +Ls )であり、
nz は各格子部内の格子の数を示すことを特徴とする請
求項5に記載の移相格子構造。 - 【請求項7】 請求項1に記載されているような移相格
子構造によって構成されることを特徴とする偏光非依存
型光共振器フィルタ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/691050 | 1996-08-01 | ||
US08/691,050 US5715271A (en) | 1996-08-01 | 1996-08-01 | Polarization independent grating resonator filter |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10115725A true JPH10115725A (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=24774967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9206752A Pending JPH10115725A (ja) | 1996-08-01 | 1997-07-31 | 移相格子構造およびそれを用いた偏光非依存型光共振器フィルタ |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5715271A (ja) |
JP (1) | JPH10115725A (ja) |
CA (1) | CA2211740C (ja) |
GB (1) | GB2316186B (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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