JPH10115626A - 回転速度計測装置 - Google Patents

回転速度計測装置

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Publication number
JPH10115626A
JPH10115626A JP27000296A JP27000296A JPH10115626A JP H10115626 A JPH10115626 A JP H10115626A JP 27000296 A JP27000296 A JP 27000296A JP 27000296 A JP27000296 A JP 27000296A JP H10115626 A JPH10115626 A JP H10115626A
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JP
Japan
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frequency
unit
signal
transponder
transmitting
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Application number
JP27000296A
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English (en)
Inventor
Yasushi Hattori
泰 服部
Hisafumi Kai
久文 甲斐
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転物に非接触で容易に正確な回転速度を計
測できる回転速度計測装置を提供する。 【解決手段】 トランスポンダ1を回転体3に貼り付
け、測定器2を回転体3から離れ且つトランスポンダ1
に対向する位置に配置し、測定器2の発信部によって第
1の周波数の高周波信号により質問信号を送出し、回転
体3が回転したとき、トランスポンダ1が測定器2に対
向する位置を通過する際に質問信号がトランスポンダ1
の送受信用アンテナに入力されると、トランスポンダ1
から第2の周波数の高周波信号が応答信号として輻射さ
れる。この応答信号は測定器2受信部によって受信され
て電気信号に変換され、応答信号が少なくとも2回受信
されることにより応答信号の受信間隔時間が計測され、
この計測結果に基づいて回転体3の回転速度が算出され
て表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転体の回転速度
を非接触で計測可能な回転速度計測装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、回転する被測定物の回転数(回転
速度)を容易に計測するために、携帯型の回転速度計測
装置が用いられている。この回転速度計測装置として
は、複数種知られており、例えば第1の例として回転接
触子を直接回転物に当て回転速度を測定するもの、第2
の例として被測定物に反射テープを貼り、所定位置に固
定した光源体より発する光をこの反射テープに照射し
て、反射テープからの反射光パルスに基づいて被測定物
の回転速度を測定するものなどが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た第1の例の回転速度計測装置においては、回転接触子
を直接回転物に接触させるため安全性に欠け、また回転
物と回転接触子との間のスリップ等による測定誤差の発
生により正確な測定ができないことが多々ある等の問題
点があった。
【0004】また、第2の例の回転速度計測装置におい
ては、反射テープの表面に埃やゴミなどが付着すると測
定誤差を生じたり或いは測定不可能になるという問題点
があった。
【0005】本発明の目的は上記の問題点に鑑み、回転
物に非接触で容易に正確な回転速度を計測できる回転速
度計測装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために請求項1では、被測定物となる回転体に貼
り付けられ、ワイアレスで信号の送受信を行うトランス
ポンダと、前記回転体と非接触で用いられ、前記トラン
スポンダに対してワイアレスで信号の送受信を行う測定
部とからなり、前記トランスポンダは、送受信用アンテ
ナと、前記送受信用アンテナに入力された第1の周波数
の電磁波より所定の直流電流を生成する整流回路と、前
記整流回路から出力される直流電流により動作し、第2
の周波数の高周波信号を前記送受信用アンテナに供給す
る高周波発信部とを備え、前記測定部は、送受信用アン
テナと、前記第1の周波数の高周波信号を前記送受信用
アンテナに供給する発信部と、前記送受信用アンテナか
ら前記第2の周波数の高周波信号を入力して電気信号に
変換する受信部と、前記受信部の出力信号に基づき前記
第2の周波数の高周波信号の受信間隔時間を計測する計
測手段と、該計測結果に基づいて前記回転体の回転速度
を算出する演算手段と、該演算手段により算出された回
転速度を表示する表示手段とを有する回転速度計測装置
を提案する。
【0007】該回転速度計測装置によれば、トランスポ
ンダは被測定物となる回転体に貼り付けられ、測定部は
前記回転体から離れ且つ前記トランスポンダに対向する
所定位置に配置され、前記測定部の発信部によって第1
の周波数の高周波信号が送受信用アンテナに供給されて
質問信号が送出される。これにより、前記回転体が回転
したとき、該回転体に貼り付けられたトランスポンダが
前記測定部に対向する位置を通過する際に前記質問信号
である第1の周波数の電磁波がトランスポンダの送受信
用アンテナに入力されると、該送受信用アンテナには高
周波電流が誘起され、整流回路によって送受信用アンテ
ナに誘起された高周波電流より所定の直流電流が生成さ
れ、該直流電流により高周波発信部が駆動される。これ
により、該高周波発信部から第2の周波数の高周波信号
が応答信号として前記送受信用アンテナを介して輻射さ
れる。該応答信号は測定部の送受信用アンテナを介して
受信部に入力され、該受信部によって電気信号に変換さ
れる。さらに、前記応答信号が少なくとも2回受信され
ることにより計測手段によって応答信号の受信間隔時間
が計測され、該計測結果に基づいて演算手段により前記
回転体の回転速度が算出される。この回転速度は、表示
手段によって表示される。
【0008】また、請求項2では、被測定物となる回転
体に貼り付けられ、ワイアレスで信号の送受信を行うト
ランスポンダと、前記回転体と非接触で用いられ、前記
トランスポンダに対してワイアレスで信号の送受信を行
う測定部とからなり、前記トランスポンダは、第1の周
波数の超音波を受信して電気信号に変化する超音波受信
部と、前記超音波受信部から出力された電気信号より所
定の直流電流を生成する整流回路と、該整流回路から出
力される直流電流により動作し、第2の周波数の超音波
を送信する超音波送信部とを備え、前記測定部は、前記
第1の周波数の超音波を送信する超音波送信部と、前記
第2の周波数の超音波を受信して電気信号に変換する超
音波受信部と、前記前記超音波受信部の出力信号に基づ
き前記第2の周波数の超音波の受信間隔時間を計測する
計測手段と、該計測結果に基づいて前記回転体の回転速
度を算出する演算手段と、該演算手段により算出された
回転速度を表示する表示手段とを有する回転速度計測装
置を提案する。
【0009】該回転速度計測装置によれば、トランスポ
ンダは被測定物となる回転体に貼り付けられ、測定部は
前記回転体から離れ且つ前記トランスポンダに対向する
所定位置に配置され、前記測定部の超音波送信部によっ
て第1の周波数の超音波が質問信号として送出される。
これにより、前記回転体が回転したとき、該回転体に貼
り付けられたトランスポンダが前記測定部に対向する位
置を通過する際に前記質問信号である第1の周波数の超
音波がトランスポンダの超音波受信部に入力される。こ
れにより、該超音波受信部は入力した超音波を電気信号
に変換して出力し、整流回路によって該電気信号から所
定の直流電流が生成され、該直流電流により超音波送信
部が駆動される。これにより、該トランスポンダの超音
波送信部から第2の周波数の超音波が応答信号として送
出される。該応答信号は測定部の超音波受信部に入力さ
れ、該超音波受信部によって電気信号に変換される。さ
らに、前記応答信号が少なくとも2回受信されることに
より計測手段によって応答信号の受信間隔時間が計測さ
れ、該計測結果に基づいて演算手段により前記回転体の
回転速度が算出される。この回転速度は、表示手段によ
って表示される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施形態を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態
における回転速度計測装置を示す外観図である。図にお
いて、1はトランスポンダ、2は測定器であり、これら
2つによって携帯型の回転速度計測装置が構成されてい
る。
【0011】トランスポンダ1は、図2に示すように、
全体が薄い円盤状に形成され、直径1cm程度のボタン
形状をなし、その裏面には固定用の粘着テープ1aが設
けられ、回転速度の計測対象となる回転体3の所定位置
に貼り付けられて使用される。
【0012】また、測定器2は、後述する送受信用アン
テナがトランスポンダ1に対して対向するように回転体
3から離れた位置に静止させて使用される。この測定器
2は、ピストル形状の筐体4を備え、この筐体4の先端
部には、送受信用アンテナ21が、また上面にはキーボ
ード22及び表示部23がそれぞれ配置されている。さ
らに、グリップ4aの前部にはトリガー4bが配置され
ている。
【0013】図3は第1の実施形態におけるトランスポ
ンダ1の電気系回路を示す構成図、図4は第1の実施形
態における測定器2の電気系回路を示す構成図である。
図3において、11は送受信用アンテナ、12はデュー
プレクサ、13は整流回路、14は発信部である。
【0014】また、デュープレクサ12はハイパスフィ
ルタ12aとローパスフィルタ12bからなり、ローパ
スフィルタ12bは送受信用アンテナ11と整流回路1
3の入力側との間に介在され、ハイパスフィルタ12a
は送受信用アンテナ11と発信部14の出力側との間に
介在されている。
【0015】ここで、ハイパスフィルタ12aは例えば
200MHz以上の高周波信号のみを通過させ、ローパ
スフィルタ12bは例えば1MHz以下の高周波信号の
みを通過させる。
【0016】整流回路13は、ダイオード131,132、コ
ンデンサ133、及び抵抗器134から構成され、周知の全波
整流回路を形成し、送受信用アンテナ11に誘起し、ロ
ーパスフィルタ12bを介して入力される高周波電流を
整流して直流電流に変換し、発信部14の駆動電源とし
て出力するものである。
【0017】発信部14は、発振回路141及び高周波増
幅回路142から構成され、発振回路141によって発振され
た、例えば300MHzの搬送波を高周波増幅回路142
を介して送受信用アンテナ11に供給する。
【0018】図4において、21は送受信用アンテナ、
22はキーボード、23は表示部、24はデュープレク
サ、25は受信部、26は波形処理部、27は中央処理
部、28は発信部、29は電源部である。
【0019】また、デュープレクサ24はハイパスフィ
ルタ24aとローパスフィルタ24bからなり、ローパ
スフィルタ24bは送受信用アンテナ21と発信部28
の出力側との間に介在され、ハイパスフィルタ24aは
送受信用アンテナ21と受信部25の入力側との間に介
在されている。
【0020】ここで、ハイパスフィルタ24aは例えば
200MHz以上の高周波信号のみを通過させ、ローパ
スフィルタ24bは例えば1MHz以下の高周波信号の
みを通過させる。
【0021】受信部25は、受信機251とレベル変換器2
52から構成され、受信器251の入力側は受信用アンテナ
21に接続され、300MHzの高周波を受信し、これ
を検波した後、レベル変換器252を介して波形処理部2
6に出力する。
【0022】波形処理部26は、入力波形の先頭位置を
検出して所定幅のパルス信号を中央処理部27に出力す
る。
【0023】中央処理部27は、周知のCPU271及び
メモリ272から構成され、中央処理部271はキーボード2
2から入力された命令に基づいて、受信部25から入力
したパルス信号の間隔時間を計測し、これに基づいて回
転体3の回転速度を算出し、この算出結果を表示部23
に表示する。
【0024】さらに、発信部28は発振回路281とスイ
ッチ282から構成され、スイッチ282はトリガ4bに連動
し、発振回路281はスイッチ282がオンされたとき(トリ
ガ4bがひかれたとき)に、例えば100KHz〜30
0KHzの高周波信号を送受信用アンテナ21に出力す
る。
【0025】次に、前述の構成よりなる本実施形態の使
用方法及び動作を説明する。使用に際しては前述したよ
うにトランスポンダ1を回転体3の所定位置に貼り付
け、回転体3が1回転する度にトランスポンダ1に対し
て測定部2の送受信アンテナ21が対向する位置に測定
部2を静止させて固定する。
【0026】この状態で測定部2のトリガ4bをひい
て、発信部28のスイッチ282をオンにする。これによ
り、図5のタイミングチャートに示すように、発信部2
8から100KHz〜300KHz(第1の周波数)の
高周波信号が送受信用アンテナ21に供給されて、トラ
ンスポンダ1に対して質問信号が送出される。
【0027】また、回転体3が回転したとき、回転体3
に貼り付けられたトランスポンダ1が測定部2の送受信
用アンテナ21に対向する位置を通過する際に前記質問
信号である第1の周波数の電磁波がトランスポンダ1の
送受信用アンテナ11に入力されると、送受信用アンテ
ナ11には高周波電流が誘起され、これがローパスフィ
ルタ12bを介して整流回路13に入力される。
【0028】整流回路13は、入力した高周波電流を全
波整流して所定の直流電流を生成する。この直流電流に
より発信部14が駆動され、発信部14から300MH
z(第2の周波数)の高周波信号が応答信号としてハイ
パスフィルタ12a及び送受信用アンテナ11を介して
輻射される。即ち、トランスポンダ1からは、図5に示
すように、トランスポンダ1と測定部2の送受信用アン
テナ21がほぼ対向したときに所定時間の応答信号が輻
射される。
【0029】この応答信号は測定部2の送受信用アンテ
ナ21を介して受信部25に入力され、受信部25によ
って検波された後、所定レベルの電気信号に変換されて
出力される。この受信部25から出力された電気信号
は、波形処理部26に入力され、その先頭部分が検出さ
れて、所定幅のパルス信号Pが出力される。
【0030】前記応答信号が少なくとも2回受信される
ことにより、中央処理部27によって応答信号の受信間
隔時間が計測され、この計測結果に基づいて回転体3の
回転速度が算出され、表示部23に表示される。
【0031】中央処理部27による回転速度の算出演算
処理は次の通りである。即ち、図6のフローチャートに
示すように、起動直後に中央処理部27は内蔵のタイマ
ーをリセットし(S1)、パルス信号Pが入力されたか
否かを判定する(S2)。この判定の結果、パルス信号
Pが入力されたときにタイマーをスタートさせ(S
3)、タイマーのスタート後にパルス信号Pが入力され
たか否かを判定する(S4)。
【0032】この判定の結果、タイマーのスタート後に
パルス信号Pが入力されたときには、中央処理部27は
タイマーをストップさせて(S5)、このタイマーの計
時時間Tを取り込む(S6)。
【0033】さらに、中央処理部27は、計時時間Tの
逆数を算出することにより、回転速度、例えば、1秒間
あたりの回転数Rを求め(S7)、これを表示部23に
表示する。この後、前記S1の処理に移行し、前述した
各処理を繰り返す。
【0034】前述したように、第1の実施形態によれ
ば、トランスポンダ1を回転体3に貼り付けて、測定部
2により電磁波を用いて非接触で回転体3の回転速度を
計測するため、計測時に装置を直接回転物に接触させる
ことがないので、安全性に優れ、また埃やゴミなどの影
響を受けることがないので、測定誤差を生じることなく
簡単に正確な測定を行うことができる。
【0035】次に、本発明の第2の実施形態を説明す
る。図7は、本発明の第2の実施形態における回転速度
計測装置を示す外観図である。図において、前述した第
1の実施形態と同一構成部分は同一符号を持って表しそ
の説明を省略する。また、第1の実施形態と第2の実施
形態との相違点は、第2の実施形態ではトランスポンダ
の回転検出を超音波を用いて行うようにしたことにあ
る。
【0036】即ち、図7において、1’はトランスポン
ダ、2’は測定器であり、これら2つによって携帯型の
回転速度計測装置が構成されている。
【0037】トランスポンダ1’は、第1の実施形態と
同様に、全体が薄い円盤状に形成され、直径1cm程度
のボタン形状をなし、その裏面には固定用の粘着テープ
が設けられ、回転速度の計測対象となる回転体3の所定
位置に貼り付けられて使用される。
【0038】また、測定器2’は、後述する超音波受信
部61及び超音波発信器621 がトランスポンダ1’に対
して対向するように回転体3から離れた位置に静止させ
て使用される。この測定器2’は、ピストル形状の筐体
4を備え、この筐体4の先端部には、超音波受信部61
及び超音波発信器621が、また上面にはキーボード22
及び表示部23がそれぞれ配置されている。さらに、グ
リップ4aの前部にはトリガー4bが配置されている。
【0039】図8は第2の実施形態におけるトランスポ
ンダ1’の電気系回路を示す構成図、図9は第2の実施
形態における測定器2’の電気系回路を示す構成図であ
る。図8において、51は超音波受信部、52は整流回
路、53は超音波送信部である。
【0040】また、超音波受信部51及び超音波送信部
53としては、電歪型振動子を用いた超音波センサが使
用されている。
【0041】整流回路52の入力側には超音波受信部5
1が接続され、超音波受信部51に誘起した高周波電流
を整流して直流電流に変換して、超音波送信部53の駆
動電源として出力するものである。
【0042】超音波送信部53は、例えば300KHz
の搬送波を超音波として輻射する。
【0043】図9において、22はキーボード、23は
表示部、26は波形処理部、27は中央処理部、29は
電源部、61は超音波受信部、62は超音波送信部であ
る。
【0044】超音波受信部61及び超音波送信部62と
しては、電歪型振動子を用いた超音波センサが使用され
ている。
【0045】また、超音波受信部61は、300KHz
の超音波を受信し、これを検波した後、波形処理部26
に出力する。
【0046】波形処理部26は、入力波形の先頭位置を
検出して所定幅のパルス信号を中央処理部27に出力す
る。
【0047】中央処理部27は、前述した第1の実施形
態と同様に、CPU271はキーボード22から入力され
た命令に基づいて、超音波受信部61から入力したパル
ス信号の間隔時間を計測し、これに基づいて回転体3の
回転速度を算出し、この算出結果を表示部23に表示す
る。
【0048】さらに、超音波送信部62は、超音波発信
回路621とスイッチ622から構成され、スイッチ622はト
リガ4bに連動し、超音波発信回路621はスイッチ622が
オンされたとき(トリガ4bがひかれたとき)に、例え
ば100Hz〜300Hzの超音波信号を出力する。
【0049】次に、前述の構成よりなる本実施形態の使
用方法及び動作を説明する。使用に際しては前述したよ
うにトランスポンダ1’を回転体3の所定位置に貼り付
け、回転体3が1回転する度にトランスポンダ1’に対
して測定部2’の超音波受信部61及び超音波送信部6
2が対向する位置に測定部2’を静止させて固定する。
【0050】この状態で測定部2’のトリガ4bをひい
て、超音波送信部62のスイッチ622をオンにする。こ
れにより、図5のタイミングチャートに示すように、超
音波送信部62から100Hz〜300Hz(第1の周
波数)の超音波信号が質問信号としてトランスポンダ
1’に対して送出される。
【0051】また、回転体3が回転したとき、回転体3
に貼り付けられたトランスポンダ1’が測定部2’の超
音波受信部61及び超音波送信部62に対向する位置を
通過する際に前記質問信号である第1の周波数の超音波
がトランスポンダ1’の超音波受信部51に入力される
と、超音波受信部51からで電流が出力され、これが整
流回路52に入力される。
【0052】整流回路52は、入力した電流を全波整流
して所定の直流電流を生成する。この直流電流により超
音波送信部53が駆動され、超音波送信部53から30
0KHz(第2の周波数)の超音波信号が応答信号とし
て輻射される。即ち、トランスポンダ1’からは、トラ
ンスポンダ1’と測定部2’がほぼ対向したときに所定
時間の応答信号が輻射される。
【0053】この応答信号は測定部2’の超音波受信部
61に入力され、超音波受信部61によって検波された
後、所定レベルの電気信号に変換されて出力される。こ
の超音波受信部61から出力された電気信号は、波形処
理部26に入力され、その先頭部分が検出されて、所定
幅のパルス信号Pが出力される。
【0054】前記応答信号が少なくとも2回受信される
ことにより、中央処理部27によって応答信号の受信間
隔時間が計測され、この計測結果に基づいて回転体3の
回転速度が算出され、表示部23に表示される。
【0055】中央処理部27による回転速度の算出演算
処理は前述した第1の実施形態と同様である。
【0056】前述したように、第2の実施形態によれ
ば、トランスポンダ1’を回転体3に貼り付けて、測定
部2’により超音波を用いて非接触で回転体3の回転速
度を計測するため、計測時に装置を直接回転物に接触さ
せることがないので、安全性に優れ、また埃やゴミなど
の影響を受けることがないので、測定誤差を生じること
なく簡単に正確な測定を行うことができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
よれば、トランスポンダを回転体に貼り付けて、測定部
により電磁波を用いて非接触で前記回転体の回転速度を
計測するため、計測時に装置を直接回転物に接触させる
ことがないので、安全性に優れ、また埃やゴミなどの影
響を受けることがないので、測定誤差を生じることなく
簡単に正確な測定を行うことができる。
【0058】また、請求項2によれば、トランスポンダ
を回転体に貼り付けて、測定部により超音波を用いて非
接触で前記回転体の回転速度を計測するため、計測時に
装置を直接回転物に接触させることがないので、安全性
に優れ、また埃やゴミなどの影響を受けることがないの
で、測定誤差を生じることなく簡単に正確な測定を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における回転速度計測
装置を示す外観図
【図2】本発明の第1の実施形態におけるトランスポン
ダを示す外観図
【図3】本発明の第1の実施形態におけるトランスポン
ダの電気系回路を示す構成図
【図4】本発明の第1の実施形態における測定器の電気
系回路を示す構成図
【図5】本発明の第1の実施形態における計測動作を説
明するタイミングチャート
【図6】本発明の第1の実施形態における計測動作を説
明するフローチャート
【図7】本発明の第2の実施形態における回転速度計測
装置を示す外観図
【図8】本発明の第2の実施形態におけるトランスポン
ダの電気系回路を示す構成図
【図9】本発明の第2の実施形態における測定器の電気
系回路を示す構成図
【符号の説明】
1,1’…トランスポンダ、11…送受信用アンテナ、
12…デュープレクサ、12a…ハイパスフィルタ、1
2b…ローパスフィルタ、13…整流回路、14…発信
部、2,2’…測定器、21…送受信用アンテナ、22
…キーボード、23…表示部、24…デュープレクサ、
25…受信部、26…波形処理部、27…中央処理部、
28…発信部、29…電源部、3…回転体、4…筐体、
4a…グリップ、4b…トリガー、51…超音波受信
部、52…整流回路、52…超音波送信部、61…超音
波受信部、62…超音波送信部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物となる回転体に貼り付けられ、
    ワイアレスで信号の送受信を行うトランスポンダと、前
    記回転体と非接触で用いられ、前記トランスポンダに対
    してワイアレスで信号の送受信を行う測定部とからな
    り、 前記トランスポンダは、送受信用アンテナと、 前記送受信用アンテナに入力された第1の周波数の電磁
    波より所定の直流電流を生成する整流回路と、 前記整流回路から出力される直流電流により動作し、第
    2の周波数の高周波信号を前記送受信用アンテナに供給
    する高周波発信部とを備え、 前記測定部は、送受信用アンテナと、 前記第1の周波数の高周波信号を前記送受信用アンテナ
    に供給する発信部と、 前記送受信用アンテナから前記第2の周波数の高周波信
    号を入力して電気信号に変換する受信部と、 前記受信部の出力信号に基づき前記第2の周波数の高周
    波信号の受信間隔時間を計測する計測手段と、 該計測結果に基づいて前記回転体の回転速度を算出する
    演算手段と、 該演算手段により算出された回転速度を表示する表示手
    段とを有することを特徴とする回転速度計測装置。
  2. 【請求項2】 被測定物となる回転体に貼り付けられ、
    ワイアレスで信号の送受信を行うトランスポンダと、前
    記回転体と非接触で用いられ、前記トランスポンダに対
    してワイアレスで信号の送受信を行う測定部とからな
    り、 前記トランスポンダは、第1の周波数の超音波を受信し
    て電気信号に変化する超音波受信部と、 前記超音波受信部から出力された電気信号より所定の直
    流電流を生成する整流回路と、 該整流回路から出力される直流電流により動作し、第2
    の周波数の超音波を送信する超音波送信部とを備え、 前記測定部は、前記第1の周波数の超音波を送信する超
    音波送信部と、 前記第2の周波数の超音波を受信して電気信号に変換す
    る超音波受信部と、 前記前記超音波受信部の出力信号に基づき前記第2の周
    波数の超音波の受信間隔時間を計測する計測手段と、 該計測結果に基づいて前記回転体の回転速度を算出する
    演算手段と、 該演算手段により算出された回転速度を表示する表示手
    段とを有することを特徴とする回転速度計測装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002029434A1 (de) * 2000-10-04 2002-04-11 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren und vorrichtung zur drahtlosen messung wenigstens eines aus einer drehbewegung eines objektes, insbesondere rotors resultierenden parameters
AT501734B1 (de) * 2005-05-03 2006-11-15 Avl List Gmbh Verfahren und vorrichtung zur messung der drehzahl eines drehenden bauteils

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