JPH10115426A - 冷凍食品解凍装置 - Google Patents

冷凍食品解凍装置

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JPH10115426A
JPH10115426A JP8268317A JP26831796A JPH10115426A JP H10115426 A JPH10115426 A JP H10115426A JP 8268317 A JP8268317 A JP 8268317A JP 26831796 A JP26831796 A JP 26831796A JP H10115426 A JPH10115426 A JP H10115426A
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JP
Japan
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pressure
thawing
frozen food
frequency heating
heating
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Application number
JP8268317A
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English (en)
Inventor
Makoto Oda
誠 織田
Yasutaka Noguchi
泰孝 野口
Ichiro Watanabe
一郎 渡辺
Tatsushi Arai
達志 荒井
Hiroshi Yajima
洋 矢嶋
Tetsuo Kubota
哲男 窪田
Yasushi Iwabuchi
康司 岩渕
Akio Mitomo
明夫 三友
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Hitachi Appliances Inc
Original Assignee
Hitachi Home Tech Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷凍食品特に刺身、にぎり寿司用食材の食品
内部を含めた全体の温度むらが少なく、遊離水の発生が
ない本格解凍可能な解凍装置を実現する。 【解決手段】 冷凍食品を格納し解凍する密閉可能な解
凍室と、該解凍室内の冷凍食品を高周波加熱する高周波
加熱手段と、前記解凍室内の空気圧力を減圧する減圧手
段と、前記解凍室内の空気圧を計測する圧力検出手段
と、該圧力検出手段により検出した圧力信号により前記
高周波加熱手段への給電を制御するとともに前記減圧手
段を駆動制御する制御手段とを有し、該制御手段が前記
圧力検出手段により検出した圧力信号の変化量に応じて
前記高周波加熱手段を断続動作させ、さらにその加熱停
止時間を変える構成とし、この加熱停止時間を前記冷凍
食品の解凍の進行につれて長くする構成にした。 【効果】 非常に大能力の減圧装置を用いることなく、
刺身、にぎり寿司用冷凍食材の食品内部を含めた全体の
温度むらが少なく、遊離水の発生がない本格解凍が可能
となった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大気圧より低い圧
力下で冷凍食品を高周波加熱して解凍する冷凍食品解凍
装置に関するものであり、特に刺身、にぎり寿司用等の
生食する食材からなる冷凍食品の解凍に適するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、冷凍技術の進歩により生鮮魚肉類
が加工時のままの新鮮な状態で長期保存が可能となり、
この冷凍食品を均一で適正に解凍出来る冷凍食品解凍装
置が求められている。
【0003】このための解凍装置として、冷凍食品を大
気圧より低い圧力環境下に設置し高周波エネルギーを用
いて解凍加熱を行う高周波加熱装置が提案されてきてい
る(特開平3−26991、特開平4−43593、特
開平7−318067)。減圧下では食品に含まれる水
の沸点が下がることにより解凍時の加熱むらにより発生
する解凍完了時の食品の温度むらにおける最高温度を抑
えることが出来、食品の過加熱により蛋白質等の変質を
防止することが出来ている。
【0004】しかし、高周波エネルギー(例えば245
0Mzや10MHzのマイクロ波)を用いているかぎ
り、解凍する食品の形状に起因する電解集中による食品
表面の加熱むらが避けられず、特に厚さのある冷凍食品
の解凍では表面と食品内部の温度むらの点でまだ充分と
は言えず改善が求められていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が対象とする冷
凍食品の、特に刺身、にぎり寿司用食剤(マグロ、イ
カ、甘えび等)の解凍加熱においては、食材の遊離水
(肉汁)の生じない解凍が必須であり、上記に示した従
来例のように、食材の最高温度のみを抑えた短時間での
解凍では達成されず、解凍完了時の食品内部を含めた全
体の温度むらが少なく、遊離水の発生がない本格解凍が
要求されている。
【0006】また、刺身等のさく取り作業のし易さ(材
料の適度な堅さ)、さく取り以後配膳までの時間(食味
時温度)等々を考慮すると、経験的に食材の温度が−5
±2℃(マグロ等の場合)のあたりで加熱を完了させて
おくと好ましいことが多い。これを、上記に示した従来
例により達成しようとすると、非常に大能力を有する減
圧装置が必要となり、また大能力の減圧装置を稼働させ
るために無駄なエネルギーを消費することになり、実用
面での大きな問題を有している。
【0007】またさらに、解凍のために単純に連続した
マイクロ加熱を行うことは、マイクロ波分布の不均一
性、及び冷凍食品の形状効果によるマイクロ波エネルギ
ーの集中等の均一加熱に対する本質から見ても問題があ
る。そこで、目的を達成するためには解凍室内の適正な
圧力管理と高周波加熱手段の適正な自動制御が不可欠で
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するために、冷凍食品を格納し解凍する密閉可能な
解凍室と、該解凍室内の冷凍食品を高周波加熱する高周
波加熱手段と、前記解凍室内の空気圧力を減圧する減圧
手段と、前記解凍室内の空気圧を計測する圧力検出手段
と、該圧力検出手段により検出した圧力信号により前記
高周波加熱手段への給電を制御するとともに前記減圧手
段を駆動制御する制御手段とを有し、該制御手段が前記
圧力検出手段により検出した圧力信号の変化量に応じて
前記高周波加熱手段を断続動作させ、さらにその加熱停
止時間を変える構成としたものである。
【0009】また、上記制御手段は、前記高周波加熱手
段の断続動作時ごとに、前記圧力検出手段により検出し
た圧力レベルが最低値から増加し始めた時点から所定の
レベルだけ増加するまでの所要時間(すなわち、圧力の
時間変化)に応じて、前記高周波加熱手段の加熱停止時
間を変える構成としたものである。
【0010】また、冷凍食品を格納し解凍する密閉可能
な解凍室と、該解凍室内の冷凍食品を高周波加熱する高
周波加熱手段と、前記解凍室内の空気圧力を減圧する減
圧手段と、前記解凍室内の空気圧を計測する圧力検出手
段と、該圧力検出手段により検出した圧力信号により前
記高周波加熱手段への給電を制御するとともに前記減圧
手段を駆動制御する制御手段とを有し、該制御手段が前
記圧力検出手段により検出した圧力信号の変化に応じて
前記高周波加熱手段の加熱を一時停止し、この加熱停止
時間を前記冷凍食品の解凍の進行につれて長くする構成
にしたものである。
【0011】またさらに、前記圧力検出手段により検出
する圧力信号の変化量は、前記減圧手段の減圧動作の予
め定めた所定時間動作後の一時停止時に求める構成にし
たものである。
【0012】また、前記圧力検出手段により検出する圧
力信号の変化量により冷凍食品の解凍完了検知を行う構
成にしたものである。
【0013】すなわち、圧力検出手段により検出した圧
力信号により前記高周波加熱手段への給電を制御すると
ともに前記減圧手段を駆動制御する制御手段とを有し、
該制御手段が減圧手段の減圧動作の予め定めた所定時間
動作後の一時停止時に、前記圧力検出手段により検出し
た圧力信号の変化量に応じて前記高周波加熱手段の加熱
停止時間を変える構成とすることにより、冷凍食品の形
状効果による高周波エネルギーの集中に伴い本質的に生
じる食品表面の加熱むら、及び高周波エネルギーの吸収
差により生じる冷凍食品内部と表面の加熱むらが改善出
来る。すなわち、高周波加熱手段を断続動作させ、加熱
停止時間を設ける理由は、高周波加熱により冷凍食品に
生じた加熱むらを、加熱むらが小さいうちに冷凍食品自
体の熱伝導を利用して低減させるためである。加熱むら
が生じている状態で高周波加熱を継続すると加熱むら
(特に食品表面と内部)がますます増大し適正な解凍が
不可能となる。また、高周波加熱手段の加熱で冷凍食品
から放出される微量の水分による冷凍室内の圧力の変化
割合を検出することにより、冷凍食品の加熱温度むらの
程度が推定出来ることを新たに見いだした。冷凍食品か
ら放出される水分が少ないほど、加熱温度むらの程度が
小さく、短い時間で加熱むらを低減できる。
【0014】さらに、高周波加熱手段を断続動作させ圧
力信号の変化量に応じて前記高周波加熱手段の加熱停止
時間を変えることで、冷凍食品自体の熱伝導を冷凍食品
の解凍進行状態に合わせて適正に利用することにより食
品全体の加熱むらが改善でき、したがって食品の遊離水
の発生を抑えた適正な解凍を可能とすることが出来る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
より説明する。
【0016】図1は本発明による冷凍食品解凍装置のシ
ステム模式図である。
【0017】図1において、1は食品を加熱するための
加熱室、2は冷凍食品3を格納し解凍する密閉可能な解
凍室、4は解凍室2内の冷凍食品3を高周波加熱するた
めのマグネトロン等の高周波発振器からなる高周波加熱
手段、5は解凍室2内の空気圧力を減圧するための減圧
ポンプ(例えばダイヤフラム式、水封式、油回転式等)
からなる減圧手段、6は解凍室2内の空気圧を計測する
圧力センサ(例えば、半導体式絶対圧力センサ)等から
なる圧力検出手段、7は圧力検出手段6により検出した
圧力信号によりマグネトロン等の高周波発振器からなる
高周波加熱手段4への給電を制御するとともに前記減圧
手段を駆動制御するための制御手段、8は減圧手段5に
より解凍室2内の減圧状態を調整するための圧力調整
弁、9は解凍室内の空気圧力を解凍開始時(減圧動作開
始時)に大気より閉止し、解凍完了時に大気に開放する
ためのリーク弁、10は解凍開始等の解凍加熱動作の内
容を設定指示するための設定指示装置、11は解凍動作
状態、解凍完了、異常動作等を表示・警告・発報するた
めの報知装置である。
【0018】
【実施例】次に上記構成を有する本発明による冷凍食品
解凍装置の動作について、図1の概略構成図と図2の制
御動作タイムチャートを用いて説明する。
【0019】先ず、冷凍食品3が密閉可能な解凍室2内
に収納設置され、蓋(図示せず)が閉じられ、解凍開始
が設定指示装置10の操作により指示されると、制御装
置7はリーク弁9を閉じ、減圧ポンプからなる減圧手段
5の駆動を開始する。ここで制御装置7は密閉可能な解
凍容器2又は減圧手段5の異常検知を行う。すなわち、
減圧動作の異常検知のために、減圧手段5を駆動開始さ
せた直後の予め定めた時間t1(例えば10秒)経過後
の解凍室2内の圧力変化(P1/P0)を圧力センサか
らなる圧力検出手段6により検出した圧力信号から演算
する。その演算結果が予め定めた所定の値K1以下(P
1/P0≦K1)であれば、制御装置7は減圧動作に異
常無しと判断し、報知装置11を駆動してその旨を報知
するとともに高周波発振器からなる高周波加熱手段4の
駆動を開始する。他方前記所定の値K1より大きい場合
には、減圧装置の駆動を停止させ、高周波加熱手段4の
動作開始を阻止するとともに報知装置を駆動し、異常報
知を行い冷凍食品の解凍動作を中止する。
【0020】もし動作開始時から高周波加熱手段4の駆
動を開始させた場合には、減圧動作に異常があれば大気
圧(常圧:760Torr)中で高周波加熱解凍を行う
ことにもなり適正な解凍は行い得ない。なお、この減圧
手段の異常検知を行う時点(高周波加熱手段4の駆動を
開始する時点)は、解凍室内の圧力が目標到達圧力(例
えば5〜30Torr)近くに到達する時点まで待つ必
要はなく、要は解凍室内の減圧動作が正常か異常かが判
断出来る時点で良い。
【0021】次いで、減圧手段5の駆動開始(t0)か
らの動作時間が予め定めた時間:tc(解凍室の内容
積、減圧手段の減圧能力等により定められる時間)が経
過すると(t2)、制御装置7は圧力調整弁8を閉止さ
せ、解凍室内の減圧動作を一時停止させ、圧力検出手段
6により検出したt2時点における圧力信号が所定の変
化量(比):K2だけ変化する時点(t3)に到達する
と、高周波加熱手段4への給電を一時停止する。この加
熱停止時間:ts1は、加熱室内の圧力信号が所定の変
化量(比):K2だけ変化するに要した所要時間(t3
−t2)を計測し、この所要時間に応じて決定する。こ
れは、加熱停止時間を設けることにより、高周波加熱に
より冷凍食品に生じた加熱むらを、加熱むらが小さいう
ちに冷凍食品自体の熱伝導を利用して低減させるためで
ある。加熱むらが生じている状態で高周波加熱を継続す
ると加熱むら(特に食品表面と内部)がますます増大し
適正な解凍が不可能となる。
【0022】また、解凍室2内の減圧動作を一時停止し
た状態で圧力変化を検知することにより、高周波加熱手
段4の加熱で冷凍食品から放出される微量の水分による
冷凍室内の圧力の変化割合を検出することが出来、加熱
温度むらの程度が小さい内に、短い時間で加熱むらを低
減できる。
【0023】次いで、制御装置7は高周波加熱手段4を
一時停止した時点(t3)で、圧力調整弁8を開放し解
凍室2内の減圧を開始する。上記加熱停止時間:ts1
が経過した時点(t4)で高周波加熱手段4への給電が
行われ、冷凍食品3の高周波加熱が再開される。次に、
減圧手段5の動作時間が予め定めた時間:tb(冷凍食
品3の質量、冷凍温度、高周波加熱出力等により定めら
れる時間)が経過した時点(t5)に達すると、制御装
置7は再び圧力調整弁8を閉止させ、解凍室内の減圧動
作を一時停止させ、圧力検出手段6により検出したt5
時点における圧力信号が所定の変化量(比):K2だけ
変化する時点(t6)に到達すると、高周波加熱手段4
への給電を一時停止する。この加熱停止時間:ts2
は、加熱室内の圧力信号が所定の変化量(比):K2だ
け変化するに要した所要時間(t6−t5)を計測し、
この所要時間に応じて自動的に決定する。すなわち、冷
凍食品の解凍が進行し水分発生量が多くなり、圧力信号
が所定の変化量に達する所要時間(t6−t5)は、前
回の所要時間(t3−t2)より短くなっており、加熱
停止時間:ts2はts1より長くしてある。すなわち
解凍の進行に伴い冷凍食品の温度が上昇するほど、冷凍
食品の温度むらが大きくなるため、解凍の進行につれて
高周波加熱手段4の加熱停止時間を長くすることにより
冷凍食品自体の熱伝導を利用して温度むらを軽減するこ
とが出来る。以後同様に、減圧手段5の動作時間が予め
定めた時間:tb経過した時点(t8)に達すると、制
御装置7は再び圧力調整弁8を閉止させ、解凍室内の減
圧動作を一時停止させ、圧力検出手段6により検出した
t8時点における圧力信号が所定の変化量(比):K2
だけ変化する時点(t9)に到達すると、高周波加熱手
段4への給電を一時停止する。加熱停止時間:ts3
は、加熱室内の圧力信号が所定の変化量(比):K2だ
け変化するに要した所要時間(t9−t8)を計測し、
この所要時間に応じて自動的に決定する(ts3>ts
2>ts1)。
【0024】さらに解凍が進み冷凍食品からの水分の発
生が多くなり、減圧手段5の動作時間tbが経過し、減
圧手段5が停止後に圧力検出手段6により検出したt1
1時点における圧力信号が所定の変化量(比):K2だ
け変化する時点(t12)に到達すると、高周波加熱手
段4への給電を一時停止する。加熱室内の圧力信号が所
定の変化量(比):K2だけ変化するに要した所要時間
(t12−t11)を計測し、この所要時間に応じて加
熱停止時間:ts4を自動的に決定する(ts4>ts
3>ts2>ts1)。
【0025】次いで、加熱停止時間ts4が経過し、高
周波加熱手段4への給電が開始され冷凍食品の加熱が始
まり冷凍食品が適正な解凍状態に近づいてくると、水分
発生量が多くなり解凍室内の減圧動作を一時停止させて
いる状態でなく、圧力調整弁8を開放した冷凍室内減圧
動作状態においても、解凍室内の圧力が上昇してくる。
この圧力上昇開始時点(t14)における圧力信号が所
定の変化量(比):K2だけ変化する時点(t15)に
到達すると、制御装置7はその時点(t15)で冷凍食
品の解凍が完了したと判断し、その時点(t15)から
所要時間:tdだけ圧力調整弁8を開放したまま、さら
に解凍室2内の減圧動作を継続した後、減圧手段5を停
止させる。
【0026】次いでリーク弁9を開放し解凍室2内の圧
力を大気圧に戻した後に、報知装置に解凍完了を表示す
るとともに完了音を発報して解凍制御動作を終了する。
【0027】このように、高周波加熱手段の加熱により
冷凍食品から放出される微量の水分による冷凍室内の圧
力の変化割合を検出し、その圧力信号の変化量に応じ
て、高周波加熱手段を断続動作させる時の加熱停止時間
を変えることにより加熱むらが改善された適正な解凍を
可能とすることが出来る。すなわち、高周波加熱手段の
加熱停止時間を冷凍食品の解凍の進行につれて長くする
ことにより、減圧状態下での冷凍食品自体の熱伝導を利
用した適正な解凍状態が実現出来る。
【0028】
【発明の効果】以上本発明によれば、非常に大能力の減
圧装置を用いることなくまた無駄なエネルギーを消費す
ることなく、冷凍食品、特に刺身、にぎり寿司用食材の
食品内部を含めた全体の温度むらが少なく、さらに食品
からの遊離水の発生がない本格解凍を達成出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の形態を示すシステム模式図
である。
【図2】本発明の一実施例の形態を示す制御動作タイム
チャートである。
【符号の説明】
1 加熱室 2 解凍室 3 冷凍食品 4 高周波加熱手段 5 減圧手段 6 圧力検出手段 7 制御手段 8 圧力調整弁 9 リーク弁 10 設定指示装置 11 報知装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒井 達志 千葉県柏市新十余二3番地1 株式会社日 立ホームテック内 (72)発明者 矢嶋 洋 千葉県柏市新十余二3番地1 株式会社日 立ホームテック内 (72)発明者 窪田 哲男 千葉県柏市新十余二3番地1 株式会社日 立ホームテック内 (72)発明者 岩渕 康司 千葉県柏市新十余二3番地1 株式会社日 立ホームテック内 (72)発明者 三友 明夫 千葉県柏市新十余二3番地1 株式会社日 立ホームテック内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍食品(3)を格納し解凍する密閉可
    能な解凍室(2)と、該解凍室内の冷凍食品を高周波加
    熱する高周波加熱手段(4)と、前記解凍室内の空気圧
    力を減圧する減圧手段(5)と、前記解凍室内の空気圧
    を計測する圧力検出手段(6)と、該圧力検出手段によ
    り検出した圧力信号により前記高周波加熱手段への給電
    を制御するとともに前記減圧手段を駆動制御する制御手
    段(7)とを有し、該制御手段が前記圧力検出手段によ
    り検出した圧力信号の変化量に応じて前記高周波加熱手
    段を断続動作させ、さらにその加熱停止時間を変えるこ
    とを特徴とする冷凍食品解凍装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記高周波加熱手段の
    断続動作時ごとに、前記圧力検出手段により検出した圧
    力レベルが最低値から増加し始めた時点から所定のレベ
    ルだけ増加するまでの所要時間(すなわち、圧力の時間
    変化)に応じて、前記高周波加熱手段の加熱停止時間を
    変えることを特徴とする請求項1記載の冷凍食品解凍装
    置。
  3. 【請求項3】 冷凍食品(3)を格納し解凍する密閉可
    能な解凍室(2)と、該解凍室内の冷凍食品を高周波加
    熱する高周波加熱手段(4)と、前記解凍室内の空気圧
    力を減圧する減圧手段(5)と、前記解凍室内の空気圧
    を計測する圧力検出手段(6)と、該圧力検出手段によ
    り検出した圧力信号により前記高周波加熱手段への給電
    を制御するとともに前記減圧手段を駆動制御する制御手
    段(7)とを有し、該制御手段が前記圧力検出手段によ
    り検出した圧力信号の変化に応じて前記高周波加熱手段
    の加熱を一時停止し、この加熱停止時間を前記冷凍食品
    の解凍の進行につれて長くすることを特徴とする冷凍食
    品解凍装置。
  4. 【請求項4】 前記圧力検出手段により検出する圧力信
    号の変化量は、前記減圧手段の減圧動作の予め定めた所
    定時間動作後の一時停止時に求めることを特徴とする請
    求項1及び請求項3記載の冷凍食品解凍装置。
  5. 【請求項5】 前記圧力検出手段により検出する圧力信
    号の変化量により冷凍食品の解凍完了検知を行うことを
    特徴とする請求項1及び請求項3記載の冷凍食品解凍装
    置。
JP8268317A 1996-10-09 1996-10-09 冷凍食品解凍装置 Pending JPH10115426A (ja)

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JP8268317A JPH10115426A (ja) 1996-10-09 1996-10-09 冷凍食品解凍装置

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ID=17456861

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105592716A (zh) * 2013-07-29 2016-05-18 国立大学法人东北大学 冷冻食品的解冻方法

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JPS5545343A (en) * 1978-09-26 1980-03-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd Controlling method of food thawing using infrared ray detector
JPH06217745A (ja) * 1993-01-27 1994-08-09 Brother Ind Ltd 高周波加熱装置

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