JPH10115342A - 制振装置 - Google Patents
制振装置Info
- Publication number
- JPH10115342A JPH10115342A JP26971096A JP26971096A JPH10115342A JP H10115342 A JPH10115342 A JP H10115342A JP 26971096 A JP26971096 A JP 26971096A JP 26971096 A JP26971096 A JP 26971096A JP H10115342 A JPH10115342 A JP H10115342A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration
- vibration body
- transverse
- buried
- longitudinal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 小型軽量な制振装置を提供すること。
【解決手段】 構造物の床面(20)の上部に横振動体(2)
を一方向に往復移動可能に設置し、同横振動体(2) の上
部に縦振動体(3) を横振動体(2) の移動方向と略直交す
る方向に往復移動可能に設置し、しかも、前記横振動体
(2) 及び縦振動体(3) は、リニアモータにより駆動する
こととした。
を一方向に往復移動可能に設置し、同横振動体(2) の上
部に縦振動体(3) を横振動体(2) の移動方向と略直交す
る方向に往復移動可能に設置し、しかも、前記横振動体
(2) 及び縦振動体(3) は、リニアモータにより駆動する
こととした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、制振装置に関するも
のである。
のである。
【０００２】
【従来の技術】従来、構造物の制振装置としては、例え
ば特開平3-33526 号に開示されているものがある。
ば特開平3-33526 号に開示されているものがある。
【０００３】すなわち、構造物の床面の上部に錘を設置
し、同錘を同一平面上に配置したリニアモータにより直
交する二方向に駆動してなる制振装置である。
し、同錘を同一平面上に配置したリニアモータにより直
交する二方向に駆動してなる制振装置である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
制振装置にあっては、同一平面上に配置したリニアモー
タを用いて直交する二方向に錘を移動させているため、
全リニアモータのうち、錘を一方向に移動させるための
リニアモータの数は約半分となる。
制振装置にあっては、同一平面上に配置したリニアモー
タを用いて直交する二方向に錘を移動させているため、
全リニアモータのうち、錘を一方向に移動させるための
リニアモータの数は約半分となる。
【０００５】そのため、制振のために必要な制御力を得
ることができず、錘の微細な制御を行うことができず、
構造物の振動の制御に十分に対応できるものではなかっ
た。
ることができず、錘の微細な制御を行うことができず、
構造物の振動の制御に十分に対応できるものではなかっ
た。
【０００６】また、錘の微細な制御を行うためには、リ
ニアモータを配置する平面を拡大しなければならず、制
振装置を設置するために広大な設置面積が必要となると
いった欠点があった。
ニアモータを配置する平面を拡大しなければならず、制
振装置を設置するために広大な設置面積が必要となると
いった欠点があった。
【０００７】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、構造
物の床面の上部に横振動体を一方向に往復移動可能に設
置し、同横振動体の上部に縦振動体を横振動体の移動方
向と略直交する方向に往復移動可能に設置し、しかも、
前記横振動体及び縦振動体は、リニアモータにより駆動
することとしたものである。
物の床面の上部に横振動体を一方向に往復移動可能に設
置し、同横振動体の上部に縦振動体を横振動体の移動方
向と略直交する方向に往復移動可能に設置し、しかも、
前記横振動体及び縦振動体は、リニアモータにより駆動
することとしたものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明に係る制振装置は、高層ビ
ルや船舶等の構造物の床面の上部に横振動体を設置し、
同横振動体の上部に縦振動体を設置したものである。
ルや船舶等の構造物の床面の上部に横振動体を設置し、
同横振動体の上部に縦振動体を設置したものである。
【０００９】横振動体は、上部に開口を有する箱型形状
に形成し、底面にコイルを格子状に埋設するとともに、
上面にコイルを格子状に埋設したものである。
に形成し、底面にコイルを格子状に埋設するとともに、
上面にコイルを格子状に埋設したものである。
【００１０】縦振動体は、矩形箱型に形成し、底面に永
久磁石を格子状に埋設したものである。
久磁石を格子状に埋設したものである。
【００１１】また、構造物の床面に永久磁石を格子状に
埋設したものである。
埋設したものである。
【００１２】そして、永久磁石とコイルによりリニアモ
ータを構成し、各コイルに適宜電流を流すことにより、
横振動体及び縦振動体を直交する二方向に移動させるも
のである。
ータを構成し、各コイルに適宜電流を流すことにより、
横振動体及び縦振動体を直交する二方向に移動させるも
のである。
【００１３】従って、構造物の床面には、横振動体を横
方向に移動させるための永久磁石のみを埋設すればよ
く、制振装置の設置面積を可及的に小さくすることがで
きるものである。
方向に移動させるための永久磁石のみを埋設すればよ
く、制振装置の設置面積を可及的に小さくすることがで
きるものである。
【００１４】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【００１５】図１〜図３は、本発明に係る制振装置を示
した図であり、制振装置１は、高層ビルや船舶等の構造
物の床面20の上部に横振動体２を設置し、同横振動体２
の上部に縦振動体３を設置している。
した図であり、制振装置１は、高層ビルや船舶等の構造
物の床面20の上部に横振動体２を設置し、同横振動体２
の上部に縦振動体３を設置している。
【００１６】横振動体２は、上部に開口を有する箱型形
状に形成し、底面にコイル５を格子状に埋設するととも
に、上面にコイル６を格子状に埋設し、しかも、前後側
壁の外側面にコイル９を格子状に埋設するとともに、左
右側壁の内側面にコイル10を格子状に埋設し、さらに、
前後左右側壁及び底壁の内部にシールド板21を埋設し
て、両コイル5,6 又はコイル9,10の相互干渉を防止して
いる。
状に形成し、底面にコイル５を格子状に埋設するととも
に、上面にコイル６を格子状に埋設し、しかも、前後側
壁の外側面にコイル９を格子状に埋設するとともに、左
右側壁の内側面にコイル10を格子状に埋設し、さらに、
前後左右側壁及び底壁の内部にシールド板21を埋設し
て、両コイル5,6 又はコイル9,10の相互干渉を防止して
いる。
【００１７】縦振動体３は、矩形箱型に形成し、底面に
永久磁石７を格子状に埋設するとともに、左右外周面に
永久磁石11を格子状に埋設している。
永久磁石７を格子状に埋設するとともに、左右外周面に
永久磁石11を格子状に埋設している。
【００１８】また、構造物の床面20に永久磁石４を格子
状に埋設するとともに、構造物の床面20上に枠状の壁体
16を形成し、同壁体16の前後内周壁に永久磁石８を埋設
している。
状に埋設するとともに、構造物の床面20上に枠状の壁体
16を形成し、同壁体16の前後内周壁に永久磁石８を埋設
している。
【００１９】そして、永久磁石４とコイル５により横駆
動用リニアモータ22を構成し、永久磁石７とコイル６に
より縦駆動用リニアモータ23を構成し、永久磁石11とコ
イル10により横移動補助リニアモータ24を構成し、永久
磁石８とコイル９により縦移動補助リニアモータ25を構
成している。尚、図中、12,13,14,15 は補助転動輪であ
る。
動用リニアモータ22を構成し、永久磁石７とコイル６に
より縦駆動用リニアモータ23を構成し、永久磁石11とコ
イル10により横移動補助リニアモータ24を構成し、永久
磁石８とコイル９により縦移動補助リニアモータ25を構
成している。尚、図中、12,13,14,15 は補助転動輪であ
る。
【００２０】本実施例においては、横振動体２にコイル
5,6 を埋設し、構造物の床面20及び縦振動体３に永久磁
石4,7 を埋設しているが、この構成に限られず、コイル
と永久磁石を入れ替えて取付けてもよく、また、永久磁
石4,7 をコイルにしてもよく、横駆動用リニアモータ22
及び縦駆動用リニアモータ23を適宜構成すればよい。
5,6 を埋設し、構造物の床面20及び縦振動体３に永久磁
石4,7 を埋設しているが、この構成に限られず、コイル
と永久磁石を入れ替えて取付けてもよく、また、永久磁
石4,7 をコイルにしてもよく、横駆動用リニアモータ22
及び縦駆動用リニアモータ23を適宜構成すればよい。
【００２１】制振装置１は、以上のように構成してお
り、各コイル5,6,9,10に適宜電流を流すことにより、横
駆動用リニアモータ22によって横方向に横振動体２及び
縦振動体３を移動させることができ、縦駆動用リニアモ
ータ23によって前記横方向と直交する縦方向に縦振動体
３を移動させることができるようにしている。その際
に、横移動補助リニアモータ24や縦移動補助リニアモー
タ25を駆動することにより、横振動体２や縦振動体３を
円滑に移動させることができるようにしている。
り、各コイル5,6,9,10に適宜電流を流すことにより、横
駆動用リニアモータ22によって横方向に横振動体２及び
縦振動体３を移動させることができ、縦駆動用リニアモ
ータ23によって前記横方向と直交する縦方向に縦振動体
３を移動させることができるようにしている。その際
に、横移動補助リニアモータ24や縦移動補助リニアモー
タ25を駆動することにより、横振動体２や縦振動体３を
円滑に移動させることができるようにしている。
【００２２】従って、構造物の床面20には、横振動体２
を横方向に移動させるための永久磁石４のみを埋設すれ
ばよく、また、横振動体２の上面には、縦振動体３を縦
方向に移動させるためのコイル６のみを埋設すればよい
ため、永久磁石４やコイル６の設置面積を可及的に小さ
くすることができるとともに、両振動体2,3 の微細な制
御を行うことができる。
を横方向に移動させるための永久磁石４のみを埋設すれ
ばよく、また、横振動体２の上面には、縦振動体３を縦
方向に移動させるためのコイル６のみを埋設すればよい
ため、永久磁石４やコイル６の設置面積を可及的に小さ
くすることができるとともに、両振動体2,3 の微細な制
御を行うことができる。
【００２３】しかも、縦振動体３を横方向に移動させる
横振動体２の重量も制振装置１の錘として機能するた
め、制振装置１の小型軽量化を図ることができる。
横振動体２の重量も制振装置１の錘として機能するた
め、制振装置１の小型軽量化を図ることができる。
【００２４】さらに、本実施例においては、横振動体２
のみに制御を必要とするコイル5,6を埋設しているた
め、横振動体２に制御回路等（図示せず。）を搭載する
ことにより制振装置１の小型化を図ることができる。
のみに制御を必要とするコイル5,6を埋設しているた
め、横振動体２に制御回路等（図示せず。）を搭載する
ことにより制振装置１の小型化を図ることができる。
【００２５】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【００２６】すなわち、本発明では、構造物の床面の上
部に横振動体を一方向に往復移動可能に設置し、同横振
動体の上部に縦振動体を横振動体の移動方向と略直交す
る方向に往復移動可能に設置し、しかも、前記横振動体
及び縦振動体は、リニアモータにより駆動することとし
ているため、構造物の床面には、横振動体を横方向に移
動させるための永久磁石又はコイルのみを埋設すればよ
く、また、横振動体の上面には、縦振動体を縦方向に移
動させるためのコイル又は永久磁石のみを埋設すればよ
く、制振装置の設置面積を可及的に小さくすることがで
きるとともに、縦振動体及び横振動体の微細な制御を行
うことができる。
部に横振動体を一方向に往復移動可能に設置し、同横振
動体の上部に縦振動体を横振動体の移動方向と略直交す
る方向に往復移動可能に設置し、しかも、前記横振動体
及び縦振動体は、リニアモータにより駆動することとし
ているため、構造物の床面には、横振動体を横方向に移
動させるための永久磁石又はコイルのみを埋設すればよ
く、また、横振動体の上面には、縦振動体を縦方向に移
動させるためのコイル又は永久磁石のみを埋設すればよ
く、制振装置の設置面積を可及的に小さくすることがで
きるとともに、縦振動体及び横振動体の微細な制御を行
うことができる。
【００２７】しかも、縦振動体を横方向に移動させる横
振動体の重量も制振装置の錘として機能するため、制振
装置の小型軽量化を図ることができる。
振動体の重量も制振装置の錘として機能するため、制振
装置の小型軽量化を図ることができる。
【００２８】さらに、横振動体のみに制御を必要とする
コイルを埋設するとともに制御回路等を搭載することに
より制御装置の小型化を図ることができる。
コイルを埋設するとともに制御回路等を搭載することに
より制御装置の小型化を図ることができる。
【図１】本発明に係る制振装置の平面図。
【図２】図１のI-I 断面図。
【図３】図１のII-II 断面図。
１ 制振装置 ２ 横振動体 ３ 縦振動体 4,7,8,11 永久磁石 5,6,9,10 コイル 20 床面 22 横駆動用リニアモータ 23 縦駆動用リニアモータ
Claims (1)
- 【請求項１】 構造物の床面(20)の上部に横振動体(2)
を一方向に往復移動可能に設置し、同横振動体(2) の上
部に縦振動体(3) を横振動体(2) の移動方向と略直交す
る方向に往復移動可能に設置し、しかも、前記横振動体
(2) 及び縦振動体(3) は、リニアモータにより駆動する
ことを特徴とする制振装置
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26971096A JPH10115342A (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | 制振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26971096A JPH10115342A (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | 制振装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10115342A true JPH10115342A (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=17476105
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26971096A Pending JPH10115342A (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | 制振装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10115342A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6373205B1 (en) * | 1999-03-23 | 2002-04-16 | Mannesmann Sachs Ag | Vibration damping system |
-
1996
- 1996-10-11 JP JP26971096A patent/JPH10115342A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6373205B1 (en) * | 1999-03-23 | 2002-04-16 | Mannesmann Sachs Ag | Vibration damping system |
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