JPH10113575A - 放電線取付部 - Google Patents

放電線取付部

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Publication number
JPH10113575A
JPH10113575A JP26719196A JP26719196A JPH10113575A JP H10113575 A JPH10113575 A JP H10113575A JP 26719196 A JP26719196 A JP 26719196A JP 26719196 A JP26719196 A JP 26719196A JP H10113575 A JPH10113575 A JP H10113575A
Authority
JP
Japan
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discharge wire
wire
discharge
frame
plate
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP26719196A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Hattori
孝博 服部
Yasuhiko Ikegami
保彦 池上
Hideyuki Maejima
秀行 前島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP26719196A priority Critical patent/JPH10113575A/ja
Publication of JPH10113575A publication Critical patent/JPH10113575A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】槌打応力による疲労破壊を防止するとともに、
破断後の放電線の自重による変形を防止する放電線取付
部を提供すること。 【解決手段】所定の電気集じん装置の放電線1とその取
付枠(2)との取付部であり、少なくとも板バネ(9)
及びはさみ込み部3Bを備える板金成形金具(3)を装
着することにより、補強されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気集じん装置に
適用される放電線取付部に関する。
【0002】
【従来の技術】図2の(a)は、従来の電気集じん装置
の放電線と集じん板を示す図であり、図2の(b)は図
2の(a)の断面図である。図2の(a),(b)に
は、電気集じん装置の主要部品である放電線1(SPC
C材)、放電枠2(STKMR41材)および集じん板
5が示されている。集じん板5と放電線1とは交互に配
置されている。この集じん装置では、荷電により排ガス
中の集じんを行ない、放電線被槌打金具6を介して槌打
ハンマー7で槌打し、ダストを落す。このとき、放電線
1と放電枠2の取付部の疲労破壊防止が重要になる。
【0003】図3の(a)および(b)は、前述した放
電線取付部の代表的な構成例を示す図であり、図2の
(a)にてCで示した箇所の拡大図である。従来の放電
線取付部は、図3の(a)に示すように円形パイプから
なる放電枠2に丸棒12を差し込み、すみ肉溶接13を
行ない、さらに放電線1と丸棒12とにスポット溶接1
4を行なっている。また図3の(b)に示す放電線取付
部は、製作の際自動化が可能なように、放電枠2を図3
の(a)に示す円形パイプから図3の(b)に示す角形
パイプとし、放電線1と角形パイプからなる放電枠2と
にプロジェクション溶接8(接合箇所に突起部を設け加
圧する抵抗溶接の一種)を施している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図4の(a)は、図3
の(b)に示した放電線取付部の詳細な構成を示す図で
あり、図4の(b)は図4の(a)のA−A′断面図で
ある。放電線1は、放電枠2にプロジェクション溶接8
により取り付けられている。前述した槌打時に発生する
振動応力により、放電線1が疲労破壊Aまたは疲労破壊
Bの箇所で疲労破壊する場合がある。また、放電線1が
破断したまま放置しておくと、放電線1の自重により変
形し、図2に示す隣接の集じん板5に接触して荷電異常
が生じ、運転停止という事態になる。本発明の目的は、
槌打応力による疲労破壊を防止するとともに、破断後の
放電線の自重による変形を防止する放電線取付部を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明の放電線取付部は以下の如く構
成されている。本発明の放電線取付部は、所定の電気集
じん装置の放電線とその取付枠との取付部であり、少な
くとも板バネ及びはさみ込み部を備える板金成形金具を
装着することにより、補強されている。
【0006】上記手段を講じた結果、次のような作用が
生じる。本発明の放電線取付部は、少なくとも板バネ及
びはさみ込み部を備える板金成形金具を装着することに
より、補強されているので、既設の放電線取付部の構造
に比べて取付けが容易でありワンタッチで装着が可能に
なり、かつ疲労強度を向上し槌打応力による疲労破壊を
防止するとともに、破断した放電線のズレを防止する補
強金具を用いることになる。すなわち、当該放電線取付
部は、板バネの反力とはさみ込み部による引掛かり力を
利用した板金成形構造にて補強されている。
【0007】このように、既設の放電線取付部の形状に
適応した補強金具を構成しているため、所定の電気集じ
ん装置に容易に取付けることができる。また、放電線の
槌打による振動応力を金具の板バネによる剛性で分担
し、放電線に生じる作用応力を低減できる。さらに、破
断後の放電線の自重による変形(ズレ)も防止できる構
造になり、集じん板との接触を回避できる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1の(a)は、本発明の実施の
形態に係る放電線取付部の構成を示す図であり、図1の
(b)は図1の(a)のA−A′断面図である。図1に
おいて、図4と同一な部分には同一符号を付してある。
【0009】図1に示す放電線1と放電枠2との溶接部
において、補強金具3のL形部3Aを放電枠2に引掛け
ることにより装着する。さらに、補強金具3におけるメ
ネジ加工された箇所に取付けたボルト4を回すことによ
り、補強金具3における凹板部9の板バネの反力により
補強金具3のL形部3Aを放電枠2に固定する。それと
ともに、切込み11の入った凹板部9のバネ力により板
10を介して補強金具3の先端部3Bを放電線1に接触
させる。
【0010】これにより、放電線1に生じる振動応力が
低減し疲労破壊が防止できる。また、放電線破断時の自
重による変形も補強金具3の先端部3B(はさみ込み
部)で放電線1をはさみ込んでいるため防止できる。
【0011】なお、本発明は上記実施の形態のみに限定
されず、要旨を変更しない範囲で適時変形して実施でき
る。 (実施の形態のまとめ)実施の形態に示された構成およ
び作用効果をまとめると次の通りである。
【0012】実施の形態に示された放電線取付部は、所
定の電気集じん装置の放電線1とその取付枠(2)との
取付部であり、少なくとも板バネ(9)及びはさみ込み
部3Bを備える板金成形金具(3)を装着することによ
り、補強されている。
【0013】このように上記放電線取付部においては、
少なくとも板バネ(9)及びはさみ込み部3Bを備える
板金成形金具(3)を装着することにより、補強されて
いるので、既設の放電線取付部(2)の構造に比べて取
付けが容易でありワンタッチで装着が可能になり、かつ
疲労強度を向上し槌打応力による疲労破壊を防止すると
ともに、破断した放電線1のズレを防止する補強金具を
用いることになる。すなわち、当該放電線取付部は、板
バネ(9)の反力とはさみ込み部3Bによる引掛かり力
を利用した板金成形構造にて補強されている。
【0014】このように、既設の放電線取付部の形状に
適応した補強金具を構成しているため、所定の電気集じ
ん装置に容易に取付けることができる。また、放電線1
の槌打による振動応力を金具の板バネによる剛性で分担
し、放電線1に生じる作用応力を低減できる。さらに、
破断後の放電線1の自重による変形(ズレ)も防止でき
る構造になり、集じん板5との接触を回避できる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、槌打応力による疲労破
壊を防止するとともに、破断後の放電線の自重による変
形を防止する放電線取付部を提供できる。すなわち、放
電線取付部に対して、板バネの復元力を利用した補強金
具を取付部に装着することにより、疲労強度の向上と放
電線破断後の荷電異常を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る図であり、(a)は
放電線取付部の構成を示す図、(b)は断面図。
【図2】従来例に係る図であり、(a)は電気集じん装
置の放電線と集じん板を示す図、(b)は断面図。
【図3】従来例に係る放電線取付部の代表的な構成例を
示す図。
【図4】従来例に係る図であり、(a)は放電線取付部
の詳細な構成を示す図、(b)は断面図。
【符号の説明】
1…放電線 2…放電枠 3…補強金具 3A…L形部 3B…はさみ込み部 4…ボルト 5…集じん板 6…放電線被槌打金具 7…槌打ハンマー 8…プロジェクション溶接 9…凹板部 10…板 11…切込み 12…丸棒 13…すみ肉溶接 14…スポット溶接

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の電気集じん装置の放電線とその取付
    枠との取付部であり、 少なくとも板バネ及びはさみ込み部を備える板金成形金
    具を装着することにより、補強されたことを特徴とする
    放電線取付部。
JP26719196A 1996-10-08 1996-10-08 放電線取付部 Withdrawn JPH10113575A (ja)

Priority Applications (1)

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JP26719196A JPH10113575A (ja) 1996-10-08 1996-10-08 放電線取付部

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JPH10113575A true JPH10113575A (ja) 1998-05-06

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ID=17441388

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008049299A (ja) * 2006-08-25 2008-03-06 Hitachi Plant Technologies Ltd 放電線の倒れ止め方法、及び倒れ止めフレーム
JP2009233519A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Hitachi Plant Technologies Ltd 乾式電気集塵装置の放電極用h型プロテクタ
WO2018117844A1 (en) * 2016-12-23 2018-06-28 Antea Nederland B.V. Electrostatic filter

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NL2018053B1 (en) * 2016-12-23 2018-07-02 Antea Nederland B V Electrostatic filter

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