JPH10111794A - アプリケーションプログラム作成システム - Google Patents

アプリケーションプログラム作成システム

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JPH10111794A
JPH10111794A JP28331896A JP28331896A JPH10111794A JP H10111794 A JPH10111794 A JP H10111794A JP 28331896 A JP28331896 A JP 28331896A JP 28331896 A JP28331896 A JP 28331896A JP H10111794 A JPH10111794 A JP H10111794A
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JP
Japan
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development
application
requirement
item
development method
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JP28331896A
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Akira Sato
明良 佐藤
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NEC Corp
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アプリケーションプログラムの機能や性能だ
けではなく、開発コストや開発期間などの要求仕様項目
も十分に満足させることが可能なアプリケーションプロ
グラム作成システムを提供する。 【解決手段】 アプリケーションの機能や性能及び開発
コストや開発期間に関する要求を含む要求仕様101を
入力して分析し、開発方法仕様104とアプリケーショ
ン構造仕様105とアプリケーション仕様106の3種
類に分けて出力する要求仕様分析手段102と、開発方
法仕様から開発方法を出力する開発方法設計手段107
と、アプリケーション構造仕様からアプリケーション構
造を出力するアプリケーション構造設計手段109と、
開発方法とアプリケーション構造とアプリケーション仕
様からアプリケーションプログラム112を出力するア
プリケーションプログラム開発修正手段111とを備
え、要求仕様分析手段によって分けられた要求仕様の各
項目と、開発方法仕様とアプリケーション構造仕様とア
プリケーション仕様との依存関係を示す要求仕様依存関
係表103を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、要求仕様に従って
アプリケーションプログラムを作成するアプリケーショ
ンプログラム作成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来において、要求仕様に従ったアプリ
ケーションプログラムを作成する場合、まず、要求仕様
を入力としてAP(アプリケーションプログラム)仕様
設計を行なうことによりAP仕様を出力する。その後、
予め決められたAP(アプリケーションプログラム)構
造と開発方法を用いて、AP仕様を入力としてAP開発
を行なう。
【0003】このとき、要求仕様中に開発コストや開発
期間に関する要求項目が存在している場合、本来AP構
造設計や開発方法設計においてそれらの要求項目を考慮
するべきであったとしても、その要求項目に対してAP
仕様設計だけでしか対応することができないので、AP
開発および修正において大きな開発コストや開発期間を
必要としていた。つまり、要求仕様への対応を、開発方
法設計とAP構造設計とAP仕様設計の3種類の設計工
程全てにおいて考慮する必要があるが、従来技術では、
部分的な設計工程においてしか要求仕様への対応を考慮
することができなかった。
【0004】要求仕様からAP仕様を作成する方法の従
来技術としては、特開平4−227539号「プログラ
ム仕様の生成を支援する方法」に記載された方法があ
る。この方法は、プログラム仕様を、オブジェクト対オ
ブジェクトのスクリプト(OOスクリプト)として表現
された規則としてモデル化している。この発明のプログ
ラム仕様システムは、多数の抽象水準をサポートしてお
り、各水準によって、システムの様々な作用をモデル化
可能である。この方法を用いれば、AP仕様作成の労力
が少なくすることが可能である。しかしながら、AP仕
様と開発方法との関連付け、AP仕様とAP構造との関
連づけ、さらに、要求仕様とこれらAP仕様、AP構
造、開発方法との関連付けも行なうことができない。
【0005】また、プログラム構造とプログラム仕様と
を関連づける方式の従来技術としては、特開平4−17
4025号「プログラム開発管理方式」に記載された方
式がある。この方式は、プログラム仕様とプログラム構
造を内部データとして管理し、これら内部データ同士を
関連づける方式である。この方式に従えば、AP仕様と
AP構造とを関連づけて管理することが可能である。し
かしながら、開発方式と、これらAP仕様およびAP構
造との関連を付けることはできない。また、さらに、要
求仕様とこれらAP仕様、AP構造、開発方法との関連
付けも行なうことができない。
【0006】また、要求仕様に合致したプログラムを得
る方法および装置の従来技術としては、特開平4−34
7727号「プログラム自動修正方法及び装置」に記載
された方式がある。この方法および装置を用いれば、要
求仕様が変更された場合に、修正用データを入力するこ
とにより、該入力データにもとづいてデータ部分と処理
手続き部分を細にして修正することで、新たな要求仕様
に合致したプログラムを自動的に生成することが可能で
ある。つまり、要求仕様とアプリケーンョンプログラム
との関係づけを行なうことができ、さらに、修正用デー
タを用いて自動的にアプリケーションプログラムを得る
ことが可能である。しかしながら、開発方法との関係づ
けを行なうことはできない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】アプリケーションプロ
グラムを開発する場合、その機能や性能が要求仕様に合
致していることが必要条件である。しかしながら、機能
や性能が要求仕様に合致していても、開発コストや開発
期間が要求仕様に合致していなければ要求仕様を満足し
ているとは言えない。つまり、アプリケーションプログ
ラム開発に対する要求仕様とは、単に使いやすさや実行
時間などの機能や性能だけではなく、開発コストや開発
期間などの条件も含まれる。
【0008】アプリケーションプログラム作成の従来技
術としては、要求仕様からAP仕様を作成する技術(例
えば上記の特開平4−227539号)や、AP構造と
AP仕様とを関連づける技術(例えば上記の特開平4−
174025号)や、要求仕様からアプリケーションプ
ログラムを生成する技術(例えば上記の特開平4−34
7727号)があり、アプリケーションプログラムの機
能や性能を要求仕様に合致させる様々な方法が提案され
いる。
【0009】しかしながら、上述した従来技術では、ア
プリケーションプログラム開発において、開発コストや
開発期間の要求仕様を十分に満足させることができない
という問題を有していた。すなわち、要求仕様中に開発
コストや開発期間に関する要求項目が存在している場
合、本来AP構造設計や開発方法設計においてそれらの
要求項目を考慮することができないので、AP開発およ
び修正において大きな開発コストや開発期間を必要とし
ていた。
【0010】本発明の目的は、上記従来の欠点を解消
し、アプリケーション開発や修正において、アプリケー
ションプログラムの機能や性能だけではなく、開発コス
トや開発期間などの要求仕様項目も十分に満足させるこ
とが可能なアプリケーションプログラム作成システムを
提供することにある。
【0011】また、本発明の他の目的は、アプリケーシ
ョンプログラムの機能や性能に関する要求仕様を十分に
満足しながら、開発コストを削減し、かつ開発期間を短
縮することを可能とするアプリケーションプログラム作
成システムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、要求仕様に従ったソフトウェアの開発を行なうア
プリケーションプログラム作成システムにおいて、アプ
リケーションプログラムの機能や性能及び開発コストや
開発期間に関する要求を含む要求仕様を入力して分析す
ることにより、開発方法仕様とアプリケーション構造仕
様とアプリケーション仕様の3種類に分けて出力する要
求仕様分析手段と、前記開発方法仕様を入力し、開発方
法を出力する開発方法設計手段と、前記アプリケーショ
ン構造仕様を入力し、アプリケーション構造を出力する
アプリケーション構造設計手段と、前記開発方法とアプ
リケーション構造とアプリケーション仕様とを入力し、
アプリケーションプログラムを出力するアプリケーショ
ンプログラム開発修正手段とを備えることを特徴とす
る。
【0013】請求項2の本発明のアプリケーションプロ
グラム作成システムは、前記要求仕様分析手段によって
開発方法仕様とアプリケーション構造仕様とアプリケー
ション仕様の3種類に分けられた前記要求仕様の各項目
と、開発方法仕様とアプリケーション構造仕様とアプリ
ケーション仕様との依存関係を示す要求仕様依存関係表
を備え、前記要求仕様分析手段は、前記要求仕様の変更
に際して、前記要求仕様依存関係表を検索することによ
り、前記要求仕様の変更された項目についてのみ分析を
行なうことを特徴とする。
【0014】請求項3の本発明のアプリケーションプロ
グラム作成システムは、前記要求仕様分析手段は、新規
の要求仕様か否かを判別し、新規の要求仕様である場
合、要求仕様の各項目をそれぞれ前記開発方法仕様とア
プリケーション構造仕様とアプリケーション仕様の3種
類に分離し、新規の要求仕様ではなく変更要求仕様であ
る場合、要求仕様の変更された項目を読み込み、読み込
んだ項目と関係する仕様を前記要求仕様依存関係表に基
づいて検索し、検索した仕様のみを変更された項目に従
って変更することを特徴とする。
【0015】請求項4の本発明のアプリケーションプロ
グラム作成システムは、前記要求仕様分析手段は、前記
要求仕様の分析で、前記要求仕様の項目が開発コストや
開発期間に関係がある場合に、当該項目を開発方法仕様
に出力し、前記要求仕様の項目がモジュール構造に関係
がある場合に、当該項目をアプリケーション構造仕様に
出力し、前記要求仕様の項目が機能に関係する場合に、
当該項目をアプリケーション仕様に出力することを特徴
とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明による
プログラム作成システムの実施の形態の構成ブロック図
である。
【0017】図1において、本実施の形態によるプログ
ラム作成システムは、要求仕様101、要求仕様分析手
段102、要求仕様依存関係表103、開発方法仕様1
04、AP構造仕様105、AP仕様106、開発方法
設計手段107、開発方法108、AP構造設計手段1
09、AP構造110、AP開発修正手段111、アプ
リケーションプログラム112からなる。
【0018】要求仕様分析手段102は、要求仕様10
1を入力とし、アプリケーションプログラムの機能や性
能に関する要求仕様分析だけではなく、開発コストや開
発期間に関する要求仕様分析を行ない、開発方法仕様1
04と、AP構造仕様105と、AP仕様106とを出
力する。また、同時に、要求仕様101の分析結果とし
て、要求仕様依存関係表103を出力する。
【0019】このように、要求仕様分析手段102によ
って、複雑に絡み合った要求仕様101を、開発方法仕
様104、AP構造仕様105、およびAP仕様106
の3種類に分離することが可能である。例えば、主に開
発コストや開発期間に関する要求は、開発方法仕様10
4に分類される。また、データベースはサーバーマシン
で動作するというような、アプリケーションプログラム
をどのようなモジュール構造で実現すれば良いのかに関
する要求は、AP構造仕様105として分類される。さ
らに、アプリケーションプログラムの機能、例えば文書
を整形する機能や合計金額を計算する機能などに関する
要求は、AP仕様106として分類される。
【0020】開発方法設計手段107は、要求仕様分析
手段102によって出力された開発方法仕様104を入
力とし、例えば、ウォーターフォール開発方式やプロト
タイピング開発方式などの具体的な開発方式を設計する
ことにより、開発方法108を出力する。開発方法10
8には、例えば、ウォーターフォール開発方式での機能
仕様書フォーマットや、どのような開発言語を用いる
か、または、どのようなエディタを用いるかなど具体的
な仕様記述方法や開発ツールなどが含まれる。
【0021】この開発方法設計手段107によって、開
発方法仕様104は、例えばウォーターフォール開発方
式やプロトタイピング開発方式などの具体的な開発方法
に設計される。従って、開発プロセスの見直しが行なわ
れることになり、この際に開発コストや開発期間に関す
る考慮も行なわれるので要求仕様101に対して最適な
開発プロセスとなる。
【0022】AP構造設計手段109は、要求仕様分析
手段102によって出力されたAP構造仕様105を入
力とし、例えば、サーバクライアント構造やパイプライ
ン構造などの具体的なAP構造を設計し、AP構造11
0として出力する。AP構造110は、アプリケーショ
ンプログラムの構造に関して、具体的なモジュール構造
に関する記述や、モジュール間インタフェース、およ
び、モジュール間のプロトコルなど、ソフトウェアアー
キテクチャに関する記述である。AP構造設計手段10
9による設計においては、分散システムやGUIシステ
ムのようなシステムの構造的特徴を十分に考慮するの
で、要求仕様101に対して最適なAP構造となる。
【0023】AP仕様106には、アプリケーションプ
ログラムの機能に関する仕様が記述されている。例え
ば、アプリケーションプログラムがワードプロセッサ機
能であれば、文書を整形する機能や、文書を出力する機
能などが詳細に記述される。
【0024】要求仕様依存関係表103には、各要求仕
様101の項目と、開発方法仕様104とAP構造仕様
105とAP仕様106のそれぞれ3つの仕様との依存
関係が表形式で記述されている。この要求仕様依存関係
表103には、要求仕様分析手段102によって要求仕
様101を分析した結果に基づいて上記依存関係が記憶
される。要求仕様分析手段102は、当該要求仕様10
1に変更があった場合に、もう一度要求仕様分析をやり
直すことなく、記憶しておいた要求分析依存関係表10
3を利用して分析を行なうことができる。このために、
少ない労力で要求仕様分析を行なうことが可能となる。
【0025】AP開発修正手段111は、AP仕様10
6とAP構造110と開発方法108とを入力とし、ア
プリケーション開発または修正を行ない、アプリケーシ
ョンプログラム112を出力する。このAP開発修正手
段111によって、開発方法を用いてAP構造に従った
アプリケーションプログラム112を、AP仕様通りに
開発または修正される。
【0026】ここで、上述したプログラム作成システム
の各手段について、アプリケーションプログラムとして
キーワードによる文献検索システムを開発作成する一実
施例を用いて、より具体的に説明する。
【0027】図2は、プログラム作成システムの要求仕
様分析手段102による分析例を示す図である。図2に
示す要求仕様101は、R1からR4で示す4つの要求
仕様項目から構成される。
【0028】要求仕様項目R1は、「キーワードによる
文献検索システムを開発する」というものである。要求
仕様項目R2は、「開発生産性を重視せよ」というもの
である。要求仕様項目R3は、「検索はグラフィカル・
ユーザ・インタフェース(以下GUIと略す)画面でキ
ーボードとマウスで操作する」というものである。要求
仕様項目R4は、「データベースはサーバーマシンで動
作する」というものである。
【0029】要求仕様分析手段102は、これら要求仕
様項目R1からR4を分析することにより、開発方法仕
様104として要求仕様項目R1とR2を出力する。ま
た、AP構造仕様105として要求仕様項目R3とR4
を出力する。また、AP仕様106として要求仕様項目
R1とR3を出力する。さらに、要求依存関係表103
として、開発方法仕様とAP構造仕様とAP仕様に対し
て依存関係がある各要求仕様項目について丸印を付する
ことにより表形式で出力する。
【0030】ここで、図2において、要求仕様101に
変更があった場合、例えば、図3に示すように要求仕様
項目R2の「開発生産性重視」が「開発期間重視」に変
更された場合を想定する。
【0031】このとき、上述した要求依存関係表103
から、変更された要求仕様項目R2に関係のある項目を
探すと、該当するのは開発方法仕様104であることが
わかる。従って、この場合、図3に示すように開発方法
仕様104だけを分析して出力し直せばよいことが分か
る。つまり、要求仕様項目R2の変更に無関係な、AP
構造仕様105とAP仕様106を修正する必要がな
い。よって、要求仕様101の要求仕様項目に変更が生
じた場合に、要求仕様分析を行なう労力を少なくするこ
とが可能となる。
【0032】図4に、要求仕様分析手段102の処理手
順を表すフローチャートを示す。
【0033】まず、ステップ401で要求仕様101が
新規の仕様か変更された仕様かを判別し、新規の仕様で
あればステップ402に進み、変更された仕様であれば
ステップ310に進む。
【0034】ステップ402では、要求仕様101から
要求仕様項目を1項目読み込み、ステップ403に進
む。ステップ403では、要求仕様項目を全項目処理し
たかどうか判断し、もし全項目処理した場合には処理を
終了する。
【0035】全項目の処理が終了せず処理するべき項目
が残っている場合には、ステップ404に進む。ステッ
プ404では、該当項目が、開発コストまたは開発期間
に関係があるかどうかを判断し、関係のある場合にはス
テップ405に進み、関係がない場合にはステップ40
6に進む。ステップ405では、該当要求仕様項目を開
発方法仕様104として出力し、要求仕様依存関係表1
03の該当項目に丸印を付してステップ406に進む。
【0036】ステップ406では、該当項目がアプリケ
ーションプログラムのモジュール構造に関係のあるかど
うかを判断し、関係のある場合にはステップ407に進
み、関係のない場合にはステップ408に進む。ステッ
プ407では、該当要求仕様項目をAP構造仕様105
として出力し、要求仕様依存関係表103の該当項目に
丸印を付しステップ408に進む。ステップ408で
は、該当項目がアプリケーションプログラムの機能に関
係があるかどうかを判断し、関係がある場合にはステッ
プ409に進み、関係がない場合にはステップ402に
戻る。
【0037】ステップ409では、該当要求仕様項目を
AP仕様106として出力し、要求仕様依存関係表10
3の該当項目に丸印を付しステップ402に戻る。以上
の処理ステップを要求仕様101の全項目について繰り
返すことにより、要求仕様分析手段102の手順が完了
する。
【0038】ステップ401からステップ410に進ん
だ場合、ステップ410で要求仕様101の変更された
要求仕様項目を読み込み、ステップ411で上述した要
求依存関係表103から、変更された要求仕様項目に関
係のある仕様(開発方法仕様104、AP構造仕様10
5、AP仕様106)を検索する。次いで、ステップ4
12で、検索した該当仕様だけを分析し直して出力す
る。このような処理により、変更された要求仕様項目に
無関係な、仕様を修正する必要をなくすることができ
る。
【0039】図5に、図1に示す開発方法設計手段10
7の一具体例を示す。開発方法設計手段107は、開発
方法仕様104を入力として、開発方法の設計を行な
い、開発方法108を出力する。開発方法仕様104
は、要求仕様項目R1として「キーワードによる文献検
索システムを開発する」こと、および要求仕様項目R2
として「開発生産性を重視する」ことから構成されてい
る。開発方法108は、開発過程モデルとしてウォータ
ーフォール方式を採用すること、および、開発ツールと
して関係データベースを利用することから構成されてい
る。これは、開発生産性を重視することから、ウォータ
ーフォールモデルを選択し、また、キーワードで大規模
なデータベース検索を行なう必要があることから、関係
データベースを開発ツールとして利用することとした。
【0040】図6に、開発方法設計手段107の処理手
順を表すフローチャートを示す。まず、ステップ601
では、開発方法仕様104を読み込み、ステップ602
に進む。ステップ602では、読み込んだ開発方法仕様
104のうち、開発プロセスモデルに関係する仕様項目
を分析し、開発プロセスモデルを決定して開発方法10
8として出力し、ステップ603に進む。ステップ60
3では、決定した開発プロセスモデルに則って各開発者
のインタフェースを決定して開発方法108に出力し、
ステップ603に進む。また、ステップ603では、各
開発者が利用する開発ツールを決定して開発方法108
に出力することにより、全ての手順を終了する。
【0041】図7に、図1に示すAP構造設計手段10
9の一具体例を示す。AP構造設計手段109は、AP
構造仕様105を入力とし、AP構造110を出力す
る。AP構造仕様105は、要求仕様項目R3の「検索
はGUI画面でキーボードとマウス使って操作する」こ
とと、要求仕様項目R4の「データベースはサーバマシ
ンで動作する」ということから構成されている。AP構
造1102は、GUI構造としてモデル・ビュー・コン
トローラー方式を採用することと、データベース検索シ
ステム構成としてサーバクライアント方式を採用するこ
とから構成されている。これは、GUI画面操作をキー
ボードとマウスで操作することから、GUI画面操作の
AP構造として一般的に用いられているモデル・ビュー
・コントローラー方式を採用し、また、文献データベー
スは大きなものであることから、データベースはサーバ
マシンで動作することが要求仕様項目R4となってい
る。従って、検索はクライアントマシンから行なうAP
構造が適しているために、AP構造としてサーバクライ
アント方式を採用することとした。
【0042】図8に、AP構造設計手段109の処理手
順を表すフローチャートを示す。手順は、ステップ80
1から開始する。ステップ801では、AP構造仕様1
05を読み込み、ステップ802に進む。ステップ80
2では、AP構造仕様105を分析し、分散システムか
どうかを判断し、もし分散システムならばステップ80
3に進み、もし分散システムでないならばステップ80
4に進む。ステップ803では、AP構造仕様105を
分析して、分散AP構造を決定してAP構造110に出
力し、ステップ804に進む。ステップ804では、A
P構造仕様105を分析して、GUIシステムかどうか
を判断し、もしGUIシステムであればステップ805
に進み、もしGUIシステムでないならばステップ80
6に進む。ステップ805では、AP構造仕様105を
分析してGUI−AP構造を決定してAP構造110に
出力し、ステップ806に進む。ステップ806では、
その他の詳細なアプリケーションプログラムのモジュー
ル構造を決定してAP構造110に出力することによ
り、全ての手順を終了する。
【0043】図9に、図1に示すAP開発修正手段11
1の一具体例を示す。AP開発修正手段111は、AP
仕様106とAP構造110と開発方法108とを入力
とし、アプリケーション開発または修正を行ない、アプ
リケーションプログラム112を出力する。
【0044】AP仕様106は、AP仕様として要求仕
様項目R1の「キーワードによる文献検索システムを開
発する」こと、および、要求仕様項目R3の「検索はG
UI画面でキーボードとマウスで行なう」ことから構成
されている。AP構造110は、GUI−AP構造とし
てモデル・ビュー・コントローラー方式を採用すること
と、分散システムのAP構造として、サーバークライア
ント方式を採用することとから構成されている。開発方
法108は、開発プロセスモデルとしてウォーターフォ
ール方式を採用すること、および、開発ツールとして関
係データベースを利用することから構成されている。こ
れらを入力として、AP開発修正手段111は、アプリ
ケーションシステムとして、キーワードによる文献検索
システムを出力する。
【0045】図10に、AP開発修正手段111の処理
手順を表すフローチャートを示す。まず、ステップ10
01では、開発方法108を読み込み、次いでステップ
1002で、AP構造110を読み込み、ステップ10
03に進む。ステップ1003では、AP仕様106を
読み込み、ステップ1004に進む。ステップ1004
では、読み込んだ3種類の項目(開発方法108、AP
構造110、AP仕様106)に基づいて、アプリケー
ションプログラム112の開発または修正を行ない、処
理を終了する。
【0046】要求仕様101の変更に基づいてアプリケ
ーションプログラム112を修正する場合、要求仕様分
析手段102の分析によって変更された仕様についての
み、開発方法設計手段107及びAP構造設計手段10
9による設計がなされ、AP開発修正手段111による
修正では、要求仕様101の変更に基づいて変更されな
い開発方法108、AP構造110、AP仕様106に
ついてはそのまま前のものを利用することが可能である
ため、アプリケーションプログラム112の修正に要す
る開発コストを削減し、開発期間を短縮することができ
る。
【0047】以上の説明は、本発明の一実施例に関する
ものであり、この技術分野の技術者であれば、本発明の
種々の変形例が考えられるが、それらはいづれも本発明
の技術的範囲に包含される。
【0048】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明のプログラム作成システムによれば、アプリケーシ
ョン開発や修正において、アプリケーションプログラム
の機能や性能だけではなく、開発コストや開発期間など
の要求仕様項目も十分に満足させることが可能となる。
すなわち、、アプリケーションプログラムの機能や性能
に関する要求仕様を十分に満足しながら、開発コストを
削減し、開発期間を短縮する効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のプログラム作成システムの実施の形
態の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示すプログラム作成システムの要求仕
様分析手段による分析例を示す図である。
【図3】 図1に示すプログラム作成システムの要求仕
様分析手段による分析例を示す図である。
【図4】 図1に示すプログラム作成システムの要求仕
様分析手段による処理手順を表すフローチャートであ
る。
【図5】 図1に示すプログラム作成システムの開発方
法設計手段による設計例を示す図である。
【図6】 図1に示すプログラム作成システムの開発方
法設計手段の処理手順を表すフローチャートである。
【図7】 図1に示すプログラム作成システムのAP構
造設計手段による設計例を示す図である。
【図8】 図1に示すプログラム作成システムのAP構
造設計手段の処理手順を表すフローチャートである。
【図9】 図1に示すプログラム作成システムのAP開
発修正手段の処理例を示す図である。
【図10】 図1に示すプログラム作成システムのAP
開発修正手段の処理手順を表すフローチャートである。
【符号の説明】
101 要求仕様 102 要求仕様分析手段 103 要求仕様依存関係表 104 開発方法仕様 105 AP構造仕様 106 AP仕様 107 開発方法設計手段 108 開発方法 109 AP構造設計手段 110 AP構造 111 AP開発修正手段 112 アプリケーションプログラム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 要求仕様に従ったソフトウェアの開発を
    行なうアプリケーションプログラム作成システムにおい
    て、 アプリケーションプログラムの機能や性能及び開発コス
    トや開発期間に関する要求を含む要求仕様を入力して分
    析することにより、開発方法仕様とアプリケーション構
    造仕様とアプリケーション仕様の3種類に分けて出力す
    る要求仕様分析手段と、 前記開発方法仕様を入力し、開発方法を出力する開発方
    法設計手段と、 前記アプリケーション構造仕様を入力し、アプリケーシ
    ョン構造を出力するアプリケーション構造設計手段と、 前記開発方法とアプリケーション構造とアプリケーショ
    ン仕様とを入力し、アプリケーションプログラムを出力
    するアプリケーションプログラム開発修正手段とを備え
    ることを特徴とするアプリケーションプログラム作成シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記要求仕様分析手段によって開発方法
    仕様とアプリケーション構造仕様とアプリケーション仕
    様の3種類に分けられた前記要求仕様の各項目と、開発
    方法仕様とアプリケーション構造仕様とアプリケーショ
    ン仕様との依存関係を示す要求仕様依存関係表を備え、 前記要求仕様分析手段は、前記要求仕様の変更に際し
    て、前記要求仕様依存関係表を検索することにより、前
    記要求仕様の変更された項目についてのみ分析を行なう
    ことを特徴とする請求項1に記載のアプリケーションプ
    ログラム作成システム。
  3. 【請求項3】 前記要求仕様分析手段は、新規の要求仕
    様か否かを判別し、新規の要求仕様である場合、要求仕
    様の各項目をそれぞれ前記開発方法仕様とアプリケーシ
    ョン構造仕様とアプリケーション仕様の3種類に分離
    し、新規の要求仕様ではなく変更要求仕様である場合、
    要求仕様の変更された項目を読み込み、読み込んだ項目
    と関係する仕様を前記要求仕様依存関係表に基づいて検
    索し、検索した仕様のみを変更された項目に従って変更
    することを特徴とする請求項2に記載のアプリケーショ
    ンプログラム作成システム。
  4. 【請求項4】 前記要求仕様分析手段は、前記要求仕様
    の分析で、前記要求仕様の項目が開発コストや開発期間
    に関係がある場合に、当該項目を開発方法仕様に出力
    し、前記要求仕様の項目がモジュール構造に関係がある
    場合に、当該項目をアプリケーション構造仕様に出力
    し、前記要求仕様の項目が機能に関係する場合に、当該
    項目をアプリケーション仕様に出力することを特徴とす
    る請求項1に記載のアプリケーションプログラム作成シ
    ステム。
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