JPH10111746A - 入力装置 - Google Patents

入力装置

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JPH10111746A
JPH10111746A JP9171579A JP17157997A JPH10111746A JP H10111746 A JPH10111746 A JP H10111746A JP 9171579 A JP9171579 A JP 9171579A JP 17157997 A JP17157997 A JP 17157997A JP H10111746 A JPH10111746 A JP H10111746A
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JP
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key
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JP9171579A
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Haruo Oba
晴夫 大場
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2207/00Connections
    • H01H2207/048Inductive or infrared coupling

Abstract

(57)【要約】 【課題】セットトップボックスを含んだ各種電子機器の
コントロールを行えるようにすること。 【解決手段】複数の入力キーを含むキー部12と、キー
部12と分離された位置に配置された複数の入力キーを
含むAVコントロールキー22とを設け、キー部12の
入力キーの操作に応じてセットトップボックスに対する
操作情報を生成し、AVコントロールキー22の入力キ
ーの操作に応じてAV機器に対する操作情報を生成し
て、発光部11から送信できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の電子機器をコ
ントロールするのに好適な入力装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、電子メール(Eメール)、広域情
報システム(www(world wide web))などのコンピ
ュータを利用した商業ネットやインターネット及び双方
向のケーブルシステム等が急速に普及している。そし
て、それらの使用状況は、これまでの机上のコンピュー
タ装置にとどまらず、一般家庭の居間などのAVシステ
ムを構成する各種電子機器(以下、「AV機器」という
場合もある)へと急速に広まってきている。例えば、電
話回線と接続することによってインターネット等のコン
ピュータ通信を行うことができる端末装置等には、例え
ばテレビジョン受像機などのモニタ装置と接続すること
によって、インターネット利用時にはモニタ装置にテキ
スト情報、グラフィックやアイコンなどを表示するもの
などがある。
【0003】このような端末装置のコントロールやテキ
スト入力は、一般にケーブルを介して接続されたキーボ
ードによって行われているが、近年、キーボードのキー
操作に応じて生成されたキー情報を赤外線信号を用いて
ワイヤレスに送信することができるIRキーボード(I
R:Infrared Ray )なども開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現状におけ
るAV機器のコントロールは、それぞれのAV機器に対
応したリモートコントローラ(以下、「リモコン」と略
す)によって行われている。このため、上述したような
キーボードによってコントロールされる端末装置と、専
用のリモコンによってコントロールとされる複数のAV
機器とを接続して構成した場合は、複数のリモコンとキ
ーボードを操作することが必要になり、操作が複雑且つ
困難になるという問題点があった。
【0005】また、現在のAV機器においては、例えば
モニタ装置にグラフィックを表示させて各種設定を行う
グラフィックインタフェースが多用されているが、これ
らのグラフィック操作は、それぞれのAV機器に対応し
た専用のリモコンでしか行うことができなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点を鑑みてなされたものであり、本発明の入力装置は、
複数の操作キーを含む第1の操作キー部と、複数の操作
キーを含む第2の操作キー部と、少なくとも1つの制御
キーを含む制御キー部と、第1の操作キー部の操作キー
の操作に応じて、第1の電子機器に対する操作情報を生
成し、制御キー部の制御キーが操作されていない状態
で、第2の操作キー部の操作キーが操作された際に、第
1の電子機器に対する操作情報を生成し、制御キー部の
制御キーが操作されている状態で、第2の操作キー部の
操作キーが操作された際に、第2の電子機器に対する操
作情報を生成する制御手段と、制御手段で生成された操
作情報を送信する送信手段とを備えるようにした。
【0007】また、少なくとも1つの操作キーを含む第
3の操作キー部をさらに備え、制御手段は、第3の操作
キー部の操作キーが操作された際に、制御キー部の制御
キーの操作の有無に関わらず、第2の電子機器に対する
操作情報を生成するようにした。さらにまた、送信手段
は、操作情報を赤外線信号として送信するようにした。
【0008】また、本発明の入力装置は、複数の操作キ
ーを含む第1の操作キー部と、第1の操作キー部と分離
された位置に配置された複数の操作キーを含む第2の操
作キー部と、第1の操作キー部の操作キーの操作に応じ
て、第1の電子機器に対する操作情報を生成し、第2の
操作キー部の操作キーの操作に応じて、第2の電子機器
に対する操作情報を生成する制御手段と、制御手段で生
成された操作情報を送信する送信手段とを備えるように
した。また、送信手段は操作情報を赤外線信号として送
信するようにした。
【0009】さらにまた、本発明の入力装置は、複数の
操作キーを含む第1の操作キー部と、第1の操作キー部
と分離された位置に配置された複数の操作キーを含む第
2の操作キー部と、カーソルを移動させるためのカーソ
ル操作キーと、第1の操作キー部の操作キーの操作に応
じて、第1の電子機器に対する操作情報を生成し、第2
の操作キー部の操作キーの操作に応じて、第2の電子機
器に対する操作情報を生成し、カーソル操作キーに応じ
て、第1の電子機器に対する操作情報と第2の電子機器
に対する操作情報とを生成する制御手段と、制御手段で
生成された操作情報を送信する送信手段とを備えるよう
にした。
【0010】また、制御手段は、カーソル操作キーに応
じて、第1の電子機器に対する操作情報と第2の電子機
器に対する操作情報とを時分割に交互に生成するように
した。また、送信手段は、操作情報を赤外線信号として
送信するようにした。
【0011】さらにまた、本発明の入力装置は、基部
と、基部上に形成された複数の操作キーを含む第1の操
作キー部と、第1の操作キー部を覆う第1の位置と、第
1の操作キー部が露出されると共に基部の下側に位置す
る第2の位置とで基部に対して移動可能に設けられた蓋
部と、蓋部が第1の位置に位置する際に、露出されるよ
うに蓋部に設けられた複数の操作キーを含む第2の操作
キー部と、第1の操作キー部の操作キーの操作に応じ
て、第1の電子機器に対する操作情報を生成し、第2の
操作キー部の操作キーの操作に応じて、第2の電子機器
に対する操作情報を生成する制御手段と、制御手段で生
成された操作情報を送信する送信手段とを備えるように
した。
【0012】また、蓋部が第1の位置に位置するか第2
の位置に位置するかを検出する位置検出手段をさらに備
え、制御手段は位置検出手段が、蓋部が第1の位置に位
置すると検出した際に、第1の操作キー部の操作キーの
操作に基づく操作情報の生成を行わず、第2の操作キー
部の操作キーの操作に基づく操作情報の生成のみを行
い、蓋部が第2の位置に位置すると検出した際に、第2
の操作キー部の操作キーの操作に基づく操作情報の生成
を行わず、第1の操作キー部の操作キーの操作に基づく
操作情報の生成のみを行うようにした。
【0013】また、送信手段が基部の一端に設けられ、
蓋部は、基部の他端側を軸として、基部に対して回動可
能に設けるようにした。さらにまた、送信手段は操作情
報を赤外線信号として送信するようにした。
【0014】本発明の入力装置によれば、第1の電子機
器をコントロールするための第1の操作キー部と、第2
の電子機器をコントロールするための第2の操作キー部
や第3の操作キー部、或は第1の電子機器及び第2の電
子機器をコントロールするためのカーソル操作キーを設
け、制御手段によって第1の電子機器及び第2の電子機
器に対する操作情報を生成して、第1及び第2の電子機
器に対して操作情報を送信できるようにした。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態とさ
れる入力装置と周辺機器との構成例を示した図とされ
る。図1において、入力装置とされるIRキーボード1
には、後述するが複数の入力キーが配置されたキー部1
2が設けられている。そして、このキー部12のキー操
作に応じたキー操作情報を第1の電子機器とされるセッ
トトップボックス3の受光部2に対して、発光部11か
ら赤外線信号によって送信できるようにされる。
【0016】また、IRキーボード1は、キー部12に
おいてキー操作が行われた際、第2の電子機器とされる
モニタ装置5、ビデオテープレコーダ(VTR)6、チ
ューナ7などのAV機器や、エアコンディショナー(以
下、「エアコン」という)8などの電子機器をコントロ
ールするコマンド情報を発光部11から赤外線によって
送信することができるようにされる。なお、これらの電
子機器5〜8には、赤外線信号を受信する受光部5a〜
8aがそれぞれ設けられているものとする。
【0017】受光部2は、IRキーボード1より送信さ
れた赤外線信号を受信してデコードし、IRキーボード
1のキー操作に対応するキー操作情報をセットトップボ
ックス3に供給する。なお、本実施の形態においては、
受光部2がセットトップボックス3とは別体とされてコ
ネクタケーブルによりセットトップボックス3と接続さ
れているが、受光部2はセットトップボックス3に内蔵
するようにして構成しても良い。
【0018】セットトップボックス3は、例えば電話回
線4と接続されることによってEメール、wwwなどの
商業ネットやインターネットと通信を行う通信機能を備
えた端末装置、或は衛星放送やケーブル放送を受信する
受信機能を有する受信装置とされる。また、CD−RO
M,VideoCD ,PhotoCD ,CD−DA
(Digital Audio) ,DVD,CD−plusな等のディ
スクメディアなどについて、汎用的に再生が可能とされ
るディスクプレーヤ装置とされる。また、セットトップ
ボックス3は、GUI(Graphical User Interface)が採
用され、グラフィックやアイコンなどをモニタ装置5に
出力することが可能とされる。
【0019】セットトップボックス3が例えばインター
ネットと通信を行うことができる場合には、インターネ
ットと接続される図示しないサーバーからEメールや電
子新聞、wwwのブラウジング、エレクトリックコマー
スなどの各種サービスが提供される。そして、これらの
各種サービスに関する画像がモニタ装置5に出力され、
ユーザはモニタ装置5の画面を見ながらIRキーボード
1によって、セットトップボックス3の操作を行えるよ
うにされている。
【0020】図2は、図1に示した本実施の形態とされ
るIRキーボード1の構成例を示した平面図及び背面側
から見た場合の側面図である。この図2に示すようにI
Rキーボード1には、上面に複数の入力キーが配置され
たキー部12が設けられている。また、IRキーボード
1の背面には、赤外線信号を送信するための発光部11
が設けられている。
【0021】キー部12には、例えば文字、数字、記号
などのキー操作情報を入力するための複数の入力キーが
設けられており、これらの入力キーが操作されると、そ
の操作に対応したキー操作情報が図示しない制御部によ
って生成されて、発光部11から赤外線信号として送信
される。
【0022】また、キー部12には上記した文字、数
字、記号などの入力キーの他にAVファンクションキー
13と、2つのAV専用キー14A,14Bが設けられ
ている。AVファンクションキー13は、キー部12の
入力キーの一部を例えばAVシ機器5〜7のコマンド情
報を入力するためのAVキー16として機能させる機能
キーとされる。このAVキー16としては、例えばキー
部12の印刷部15に最も近いキー列のハッチを施した
入力キーが割り当てられており、AVファンクションキ
ー13を操作した状態でこれらのAVキー16が操作さ
れると、そのキー操作に対応したコマンド情報が図示し
ない制御部で生成されて、発光部11から赤外線信号と
して送信されることになる。
【0023】また、AVキー16の右側に設けられてい
る2つのAV専用キー14A,14Bは、AVファンク
ションキー13とともに操作することなく、単独で操作
した場合でもAV機器5〜7のコマンド情報を入力する
ことができる入力キーとされる。このAV専用キー14
A,14Bには、図1に示したAV機器5〜7の中で頻
繁に使用されるコマンドが割り当てられており、例えば
AV専用キー14Aにはセットトップボックス3の電源
オン/オフのコマンドを入力するための入力キーが割り
当てられ、AV専用キー14Bにはモニタ装置5の電源
オン/オフのコマンドを入力するやめの入力キーが割り
当てられている。
【0024】また、これらのAVキー16及びAV専用
キー14A,14Bの直上のパネル部分には、それぞれ
のコマンドが印刷された印刷部15が設けられている。
なお、図2に示すIRキーボード1においては、AVキ
ー16及びAV専用キー14A,14Bをモニタ装置5
及びVTR6を制御するコマンドに割り当てた場合が示
されており、この場合、印刷部15には、図示するよう
なモニタ装置5及びVTR6のコマンドが印刷されるこ
とになる。
【0025】このように本実施の形態とされるIRキー
ボード1においては、キー部12にAVファンクション
キー13とAV専用キー14A,14Bを設けると共
に、AVファンクションキー13とともに操作された際
に、例えばAV機器5〜7のコマンドを入力する入力キ
ーとして機能する複数のAVキー16を設けるようにし
ている。そして、AVファンクションキー13とともに
AVキー16が操作されたり、或はAV専用キー14
A,14Bが単独で操作された時に、AV機器5〜7を
コントロールするコマンド情報を赤外線信号として発光
部11から送信できるようにしている。
【0026】すなわち、IRキーボード1は、キー部1
2の入力キーを操作することによってセットトップボッ
クス3に対してキー操作情報を送信すると共に、例えば
AV機器5〜7に対してコマンド情報を送信できるよう
に構成されている。
【0027】従って、本実施の形態であるIRキーボー
ド1によれば、図1に示すようにセットトップボックス
3とAV機器5〜7とを接続してAVシステムを構成し
た場合でも、IRキーボード1によってセットトップボ
ックス3及びAV機器5〜7のコントロールを行うこと
ができるため、AV機器5〜7をコントロールするため
に複数のリモコンを操作するといった煩雑な操作を行う
ことなく、IRキーボード1によって容易にAVシステ
ムを構成するセットトップボックス3やAV機器5〜7
をコントロールすることができるようになる。
【0028】また、キー部12の最も印刷部15に近い
キー列にAVキー16及びAV専用キー14A,14B
を設けるようにすると、AVキー16及びAV専用キー
14A,14Bのコマンドを印刷した印刷部15を各入
力キーの近くに設けることができるため、従来から有る
機能として既に数種類の文字が刻印されている入力キー
対して、さらに新たな刻印を追加することなくコマンド
を印刷することができる。これにより、ユーザは既にキ
ー部12の入力キーに刻印されている従来からのコマン
ドと新たに追加したコマンドを容易に見分けることがで
きるようになる。
【0029】さらに、本実施の形態であるIRキーボー
ド1は、従来のIRキーボードの形状や入力キーの配置
といったメカニカル部分の構造を変更することなく、A
V機器5〜7をコントロールするコマンド機能を追加す
るといった電気的な変更を行うだけで良いため、低コス
トで実現することができるという利点もある。
【0030】さらにまた、キー部12に割り当てられて
いるAVキー16がAV機器5〜7のコマンドを入力す
る入力キーとして機能するのは、AVキー16がAVフ
ァンクションキー13とともに操作されたときのみであ
るため、IRキーボード1から誤ってAV機器5〜7の
コマンド情報が送信されるのを防ぐことができる。
【0031】ここで、上記したようなIRキーボード1
において、AVファンクションキー13が操作された時
の制御部における処理動作の一例を図3に示すフローチ
ャートを用いて説明する。キー部12のAVファンクシ
ョンキー13が押下された場合、制御部はステップS0
01において、AVファンクションキー13が離された
かどうかの判別を行うようにされる。そして、ステップ
S001において、AVファンクションキー13は離さ
れていないと判別した場合は、ステップS002に進
む。
【0032】ステップS002においては、キー部12
のAVファンクションキー13以外の他の入力キーが押
下されたかどうかの判別を行い、他の入力キーが押下さ
れた場合は、ステップS003に進む。また、ステップ
S002で他の入力キーが押下されていないと判別した
場合は、ステップS001に戻って、ステップS001
からの処理動作を実行することになる。
【0033】ステップS003においては、ステップS
002で押下されたと判別した入力キーがAVキー16
かどうかの判別を行っており、AVキー16と判別した
場合は、ステップS004に進む。また、ステップS0
03において、ステップS002で押下されたと判別し
た入力キーがAVキー16でないと判別した場合は、ス
テップS001に戻って、再びステップS001からの
処理動作を実行することになる。
【0034】ステップS004においては、ステップS
003で判別されたAVキー16に応じたコマンド情報
を赤外線信号として発光部11から送信し、送信後はス
テップS001に戻ってステップS001からの処理動
作を実行することになる。このような処理動作は、ステ
ップS001においてAVファンクションキー13が離
されたと判別されるまで行われる。
【0035】次に、図4は、本発明の他の実施の形態と
されるIRキーボードの構成例を示した平面図及び背面
側から見た場合の側面図である。この図4に示すIRキ
ーボード21は、上面に複数の入力キーが配置されたキ
ー部12と、このキー部12と分離して配置されたAV
コントロールキー22が設けられている。また、IRキ
ーボード21の背面には、発光部11が設けられてい
る。
【0036】キー部12には、例えば文字、数字、記号
などのキー操作情報を入力するための複数の入力キーが
設けられている。そして、これらの入力キーが操作され
た場合は、その操作に対応したキー操作情報が図示しな
い制御部で生成されて、発光部11から赤外線信号とし
て送信される。
【0037】AVコントロールキー22には、例えばA
V機器5〜7をコントロールするコマンド情報を入力す
るための複数の入力キーが設けられており、これらの入
力キーが操作された場合は、その操作に対応したコマン
ド情報が図示しない制御部で生成されて、発光部11か
ら赤外線信号として送信される。
【0038】このような構成とされるIRキーボード2
1においては、IRキーボード21から例えばAV機器
5〜7をコントロールするコマンドを入力する場合は、
AVコントロールキー22に設けられている入力キーを
単独で操作すると共に、セットトップボックス3に対す
る操作情報を入力する場合は、キー部12の入力キーを
操作すれば良いため、より簡単な操作でAVシステムを
構成するセットトップボックス3やAV機器5〜7をコ
ントロールすることができるようになる。
【0039】図5は、さらに他の実施の形態とされるI
Rキーボードの構成例を示した平面図及び背面側から見
た場合の側面図である。図5に示すIRキーボード31
は、複数の入力キーが配置されたキー部12と、このキ
ー部12と分離されて配置されたAVコントロールキー
32及びカーソルコントロールキー33が設けられてい
る。また、IRキーボード31の背面には、発光部11
が設けられている。
【0040】AVコントロールキー32には、例えばA
V機器5〜7をコントロールするコマンド情報を入力す
るための複数の入力キーが設けられている。また、カー
ソルコントロールキー33には、モニタ装置5に表示さ
れるグラフィックやアイコンなどをコントロールするた
めのカーソル移動キーや決定キーが設けられている。そ
して、これらの操作キーが操作されると、その操作に対
応したコマンド情報が図示しない制御部で生成されて、
発光部11から赤外線信号として送信される。
【0041】また、キー部12には例えばユーザによっ
て設定可能な2つのファンクションキー34A,34B
が設けられている。そして、このファンクションキー3
4Aまたは34Bを操作した状態で、ユーザが設定した
ファンクションキー34A,34B以外の他の入力キー
を操作した場合は、AV機器5〜7やエアコン8をコン
トロールするコマンド情報を赤外線信号として発光部1
1から送信できるように構成されている。
【0042】このような構成とされるIRキーボード3
1においては、AV機器5〜7をコントロールするコマ
ンドを入力する場合は、AVコントロールキー32に設
けられている入力キーを単独で操作すると共に、セット
トップボックス3に対する操作情報を入力する場合は、
AVコントロールキー32を操作すれば良いため、より
簡単な操作でAVシステムを構成するセットトップボッ
クス3やAV機器5〜7をコントロールすることができ
る。
【0043】また、カーソルコントロールキー33を設
けるようにしているため、従来、各AV機器5〜7に対
応した専用のリモコンでしかコントロールすることがで
きなかったグラフィックやアイコンをIRキーボード3
1によってコントロールすることが可能になり、より利
便性のあるキーボードとすることができる。
【0044】さらにまた、キー部12にユーザによって
設定可能なファンクションキー34A,34Bを設け、
このファンクションキー34A又は34Bと共に、ユー
ザが任意に設定した他の入力キーを操作することで、キ
ー部12の入力キーを例えばAV機器5〜7やエアコン
8をコントロールするコマンドを入力するための入力キ
ーとして機能させることができるようになる。よって、
この入力キーをAVコントロールキー32に設けられて
いないコマンドの入力キーや、AV機器5〜7以外の例
えばエアコン8をコントロールするための入力キーとし
て機能させることで、より複数の電子機器をコントロー
ルすることが可能になる。
【0045】ここで、図5に示したようなIRキーボー
ド31において、カーソルコントロールキー33が操作
された時の制御部における処理動作の一例を図6に示す
フローチャートを用いて説明する。IRキーボード31
の何れかの入力キーが操作された場合、制御部はステッ
プS101において、操作された入力キーがカーソルコ
ントロールキー33かどうかの判別を行い、カーソルコ
ントロールキー33が操作されたと判別した場合は、ス
テップS102に進む。
【0046】ステップS102においては、カーソルコ
ントロールキー33の操作に応じて例えばグラフィック
やアイコンなどを表示するモニタ装置5をコントロール
するためのコマンド情報と、グラフィックやアイコン等
を出力するセットトップボックス3をコントロールする
ためのコマンド情報を発光部11から時分割に送信する
ように制御することになる。
【0047】一方、ステップS101において、カーソ
ルコントロールキー33が操作されていないと判別した
場合は、ステップS103に進んで、操作されたキーに
対応した処理動作を実行することになる。すなわち、キ
ー部12の入力キー操作された場合は、その入力キーに
対応したキー操作情報を発光部11から送信すると共
に、AVコントロールキー32の入力キーが操作された
場合は、その入力キーに対応したコマンド情報を発光部
11から送信するように制御することになる。
【0048】次に、図7は、さらに他の実施の形態とさ
れるIRキーボードの構成例を示した平面図、背面側及
び正面側から見た側面図である。図7に示すIRキーボ
ード40は、キーボード本体41と、キーボード本体4
1を保護するためのキーボードカバー42とによって構
成されており、キーボード本体41の上面にキー部12
が設けられていると共に、キーボードカバー42にAV
機器5〜7をコントロールするためのAVコントロール
キー43を設けるように構成したものである。このキー
ボード本体41及びキーボードカバー42は、それぞれ
の正面側の端部がヒンジ44等によって回動可能に接続
されている。また、IRキーボード40の背面には、発
光部11が設けられている。
【0049】図8は、図7に示したIRキーボード40
のキーボードカバー42を開けた時の斜視図を示したも
のであり、この図8に示すようにキーボードカバー42
によって覆われていたキーボード本体41の上面にはキ
ー部12が設けられている。また、キーボード本体41
およびキーボードカバー42には、キーボードカバーの
開閉状態を検出するための検出部45A,45Bからな
るセンサが設けられている。この検出部45A,45B
は、例えばキーボードカバー42を閉じた時にオン、キ
ーボードカバー42を開けた時にオフとなるようなスイ
ッチによって構成されている。
【0050】図9は、IRキーボード40に設けられて
いるキーボードカバー42の回動の様子を示した図であ
り、キーボードカバー42を閉じた状態から開ける場合
は、キーボード本体41とキーボードカバー42を接続
しているヒンジ44を中心にして、図9(a)、図9
(b)、図9(c)、図9(d)に示す順番でキーボー
ドカバー42が回動し、最終的にはキーボードカバー4
2をキーボード本体41の下側まで回動させることがで
きるようにされる。
【0051】このような構成とされるIRキーボード4
0においては、キーボード本体41にキー部12を設
け、キーボードカバー42にAVコントロールキー43
を設けるようにしているため、キーボードカバー42を
開閉させることで、キー部12の入力キーとAVコント
ロールキー43との使い分けを容易に行うことができる
ようになる。
【0052】また、キーボードカバー42にAVコント
ロールキー43を設けるようにしているため、上記図2
〜図5に示したキーボードに比べてAVコントロールキ
ー43を配置するスペースに余裕ができ、AVコントロ
ールキー43の形状や配置を任意に設定することができ
る。これにより操作性の優れたIRキーボードとするこ
とが可能になる。
【0053】さらにまた、キーボードカバー42の開閉
状態を検出する検出部45A、45Bを設けることで、
キーボードカバー42を開ける途中で誤ってAVコント
ロールキー43を操作してしまった場合や、キーボード
本体41とキーボードカバー42の間に異物が挟まった
状態でキーボードカバー42を閉めた場合等にIRキー
ボード40から誤ったコマンド情報が送信されるのを防
ぐことができる。
【0054】さらにまた、キーボード本体41とキーボ
ードカバー42の正面側の端部をヒンジ44によって接
続するようにしているため、例えばユーザがキーボード
本体41のキー部12や、キーボードカバー42のAV
コントロールキー43を操作した際に、その操作に対応
した赤外線信号が発光部11から送信されているにも関
わらず、キーボードカバー42を開閉してしまった場合
でも発光部11から送信されている赤外線信号が遮られ
てしまうといったことを防ぐことができる。
【0055】ここで、上記図7に示したようなIRキー
ボード40において、何れかの入力キーが操作された時
の制御部における処理動作の一例を図10に示すフロー
チャートを用いて説明する。IRキーボード40のキー
部12及びAVコントロールキー43の何れかの入力キ
ーが操作された場合、制御部はステップS201におい
て、操作された入力キーがAVコントロールキー43か
どうかの判別を行い、AVコントロールキー43が操作
されたと判別した場合は、ステップS202に進む。
【0056】ステップS202においては、キーボード
本体41とキーボードカバー42の開閉状態を検出する
検出部45のスイッチがオンかどうかの判別を行ってお
り、検出部45のスイッチがオンと判別した場合、すな
わちキーボードカバー42が閉じられていると判別した
場合は、ステップS203に進んで操作されたAVコン
トロールキー43に応じたコマンド情報を送信して処理
動作を終了する。
【0057】また、ステップS202において、検出部
45のスイッチがオンでないと判別した場合、すなわち
キーボードカバー42が開いていると判別した場合は、
誤ってAVコントロールキー43が操作されたと判別し
て、AVコントロールキー43に応じたコマンド情報を
送信することなく処理動作を終了する。
【0058】一方、ステップS201において、AVコ
ントロールキー43が操作されていないと判別した場
合、すなわちキーボード本体41に設けられているキー
部12の入力キーが入力されたと判別した場合は、ステ
ップS204に進む。
【0059】ステップS204においては、キーボード
本体41とキーボードカバー42の開閉状態を検出する
センサ45のスイッチがオフかどうかの判別を行ってお
り、センサ45のスイッチがオフと判別した場合、すな
わちキーボードカバー42が開いている判別した場合
は、ステップS205に進んで操作されたキーボード本
体41の入力キーに応じたコマンド情報を送信して処理
動作を終了する。
【0060】また、ステップS204においては、セン
サ45のスイッチがオフでないと判別した場合、すなわ
ちキーボード本体41に設けられているキー部12の入
力キーが操作されたにも関わらず入力キーボードカバー
42が閉じられていると判別した場合は、誤ってキーボ
ード本体41に設けられているキー部12の入力キーが
操作されたと判別して、キーボード本体41の入力キー
に応じたコマンド情報を送信することなく処理動作を終
了する。
【0061】次に、図11はさらに他の実施の形態とさ
れるIRキーボードの構成例を示した上面図、上側面図
及び下側面図である。この図11に示すIRキーボード
50は、キーボード本体51と、キーボード本体51の
上面に設けられている図示していないキー部12を保護
するためのキーボードカバー52によって構成されてい
る。
【0062】キーボード本体51の背面には、発光部1
1と受光部55が設けられている。受光部55は、送信
機能を有する電子機器から送信されてくる赤外線信号を
受信したり、IRキーボード50に格納されていないコ
マンド情報が有る場合に、そのコマンド情報を送信する
リモコンの発光部と、当該IRキーボード50の受光部
55とを向かい合わせ、IRキーボード50にコマンド
情報を格納するいわゆる学習機能を持たせるようにする
ことも可能である。
【0063】キーボードカバー52は、上記図7に示し
たIRキーボード40のキーボードカバー42と同様に
ヒンジ44等によってキーボード本体51と回動可能に
接続されている。また、キーボードカバー52の上面に
は、例えばAVコントロールキー43Aと液晶ディスプ
レイ(以下、「表示部」と示す)53が設けられてい
る。
【0064】表示部53は、例えば受光部55で受信さ
れた各種設定情報を表示する表示機能を有すると共に、
例えばエアコン8をコントロールするためのコントロー
ルキー54Bを表示することが可能とされ、このコント
ロールキー54Bをタッチ操作をすることにより、エア
コン8の温度設定や各種制御を行えるようにされる。
【0065】このような構成とされるIRキーボード5
0によれば、AV機器5〜7のみならず、家庭内に設け
られている例えばエアコン8などの一般の電子機器まで
幅広く、容易にコントロールすることができるようにな
る。また、家庭内におけるAVシステムやセキュリティ
などの総合管理システムであるホームバスシステムのコ
ントロールを行うことも可能である。
【0066】次に、上記したようなIRキーボードの回
路ブロックの構成の一例を図12を用いて説明する。図
12は図7に示したIRキーボード40の回路ブロック
の構成を概略的に示すブロック図とされ、キー部12、
AVコントロールキー43、センサ45、制御部61、
ROM62及び発光部11が示されている。例えば、マ
トリクス状に配置されている複数の操作キーを有するキ
ー部12やキーボードカバー42に設けられているAV
コントロール43からは、操作されたキーを示す信号が
時分割的に制御部61に対して供給されるようになって
いる。制御部61においては、キー部12やAVコント
ロールキー43から供給された信号に基づいて現在操作
されているキーに対応するキーコードやコマンドコード
をROM62から読み出すようにされる。
【0067】そして、ROM62からキー部12に対応
するキーコードを読み出した場合は、後述する送信フォ
ーマットに基づいてキーコード情報を生成する。また、
ROM62からAVコントロールキー43に対応するコ
マンドコードを読み出した場合は、AVコントロールキ
ー43によってコントロールされるAV機器5〜7に対
応した送信フォーマットに基づいてコマンド情報を生成
する。そして、これらのキーコード情報やコマンド情報
に基づいて発光部11のトランジスタ64のオン/オフ
をコントロールすることにより、LED63の発光のオ
ン/オフが行われて赤外線信号が送信されることにな
る。
【0068】また、制御部61は、IRキーボード40
のキーボードカバー42の開閉状態を検出するセンサ4
5からの検出信号によってキーボードカバー42の開閉
状態を常に検出しており、この検出信号に基づいて上述
したようなキー部12の入力キーやAVコントロールキ
ー43が誤って押下されていないかどうか判別してい
る。
【0069】上述の構成によると、ROM62にはキー
部12から供給されるキー操作情報に対応するキーコー
ドやAVコントロールキー43から供給されるキー操作
情報に対応するコマンドコードが格納されているものと
される。
【0070】ここで、図13に、キー部12からのキー
操作情報に対応するキーコードの設定の一例を示す。こ
の場合には日本語用キーボードの場合が示されている。
この図13においては、最も左の列にキー番号1〜12
7が示され、中央の列には各キー番号に対応するキーと
して、実際にキーに刻印されている文字/シンボルが示
される。次の最も右の列には各キー番号及び刻印文字/
シンボルのキーに対応するキーコードが16進法により
示されている。
【0071】この図13によれば、例えばユーザが『E
SC』と刻印されたキーを操作した場合には、制御部6
1がROM62よりキー番号1のアドレスに格納された
キーコード『01』を読み出して、このキーコードを例
えば後述する送信フォーマットに則って送信するように
される。
【0072】次に、図14〜図16を参照してIRキー
ボード40からセットトップボックス3に対して送信さ
れる送信信号のフォーマットの一例について説明する。
なお、以下に説明するフォーマットは、あくまでもキー
部12の入力キーが操作された際にIRキーボード40
からセットトップボックス3に対して送信信号を送信す
る場合のフォーマットの一例であり、IRキーボード4
0から各AV機器5〜7に対して送信信号を送信する場
合は、それぞれのAV機器5〜7に対応したフォーマッ
トでコマンドコードが送信されることになる。また、セ
ットトップボックス3には、IRキーボード40を識別
するための各種識別情報が設定されているものとする。
【0073】IRキーボード40からセットトップボッ
クス3に対して送信される送信信号は、固定長のデータ
からなるパケットといわれる単位が連続するようにして
送信されるものとされる。図14にはこのパケットのデ
ータ構造が示されている。この図14に示すように1パ
ケットは64ビット(BIT)とされ、例えばメーカ識
別コードエリアA1、キーボード識別コードエリアA
2、同一キーボード識別コードエリアA3、データ識別
コードエリアA4、データエリアA5、パリティエリア
A6よりなる。
【0074】メーカ識別コードエリアA1(12ビッ
ト)は、例えばセットトップボックス3にIRキーボー
ド40のメーカを識別させるためのコード領域である。
キーボード識別コードエリアA2(4ビット)は、セッ
トトップボックス3にIRキーボード40を識別させる
ためのコード領域であり、同一キーボード識別コードエ
リアA3(4ビット)は、IRキーボード40がさらに
区別されている時にセットトップボックス3に特定のI
Rキーボード40であることを認識させるためのコード
領域であり、データ識別コードエリアA4(4ビット)
は、データ領域のデータの種類を識別させるためコード
の領域である。
【0075】データエリアA5(32ビット)は、操作
されたキーを示すキーコードが割り当てられる領域とさ
れる。最後のパリティエリアA6(8ビット)はパリテ
ィデータのための領域である。
【0076】上記図14に示した32ビットのデータエ
リアA5を図15(a)(b)(c)に示す、8ビット
で1単位とされる3種類のデータブロックを、後述する
フォーマットに基づいて当て嵌めることによって形成さ
れる。図15(a)にはデータブロックとしてブレーク
フラグBFとキーコードが示されている。このブレーク
フラグBFとしては、図のように1ビットのブレークフ
ラグが設けられ、このブレークフラグBFに続いて7ビ
ットのキーコードの領域が設けられる。この場合には、
7ビットのキーコードの領域に対して、実際に操作され
ているキーを示すキーコード(図13参照)が設定され
る。また、ブレークフラグBFは、続くキーコード領域
のデータにより示されるキーの操作が行われている間は
『0』とされるが、キー操作が解除されると『1』とな
るようにされる。
【0077】図15(b)にはターミネータコードが示
される。このターミネータコードは、現在操作されてい
るとされる少なくとも1つのキーコードの終端を示すた
めのコードとされる。ターミネータコードとしては、例
えば図に示すように16進法により『FF』が設定され
る。図15(c)にはダミーコードが示されており、こ
のダミーコードは、後述するように、1パケットにおけ
るデータ領域A5内においてターミネータコードの後ろ
に余りの領域が生じた場合に用いられるものとされる。
このダミーコードとしては、例えば図に示すように16
進法により『00』が設定される。
【0078】次に、上記したような送信フォーマットに
基づいて、1つのキーを操作した場合に得られるデータ
構造について図16を参照して説明する。なお、図16
においては、図14に示した1パケットのデータ構造の
うち、データエリアA5のみが示され他のエリアについ
ては図示を省略している。
【0079】例えば、ユーザがIRキーボード40のキ
ー部12のある1つのキーを操作したとすると、図16
(a)に示すように、32ビットのデータエリアA5に
おける、最初の8ビットの第1ブロックには、ブレーク
フラグBFとキーコードが設けられる。このとき7ビッ
トのキーコード領域には、現在ユーザが操作しているキ
ーに対応するキーコードが与えられているものとされ
る。また、キーの操作が行われている限り、ブレークフ
ラグBFの領域は、図のように『0』とされていること
になる。
【0080】続く第2ブロック(8ビット)の領域に対
しては、現在操作中のキーのキーコードの終端を示すタ
ーミネータコードが設けられるようにされ、これによっ
て受信側(セットトップボックス3側)では現在操作中
のキーは、第1ブロックにより示されるキー1つのみで
あることを識別することができる。また、この場合に
は、続く第3ブロック及び第4ブロック(各8ビット)
に対してはダミーコードが設けられて、データエリアA
5の余りの領域をうめるようにされる。
【0081】そして、キーが操作されている期間は、上
記のようにして形成されたデータエリアA5を含む図1
6(a)に示すパケットが連続するようにして、IRキ
ーボード40より送信される。
【0082】次に、ユーザがこれまで操作していたキー
を離した場合には、これに応じて図16(b)に示すよ
うに、第1ブロックのブレークフラグBFを『1』とす
る、つまりキー操作の解除が行われたことを示すフラグ
を立てて送信を行うようにされる。この図16(b)に
示すデータ構造による送信が終了すると、IRキーボー
ド40では送信動作を終了させて、次のキー操作が行わ
れるまで送信動作について待機することになる。
【0083】また、具体的な図示は省略するが、ユーザ
が2つのキーを同時操作しているのであれば、データエ
リアA5の第1ブロックに対して先に押圧操作されたキ
ーに対応するブレークフラグBFが設定され、第2ブロ
ックに対して次に操作されたキーに対応するブレークフ
ラグBFが設定される。そして、続く第3ブロックに対
してターミネータコードが設定され、第4ブロックに対
してダミーコードが設定される。そして、このようにし
て形成されたデータエリアA5を含むパケットが連続送
信されることになる。
【0084】また、3つのキーが同時操作された時であ
れば、操作されたキーの順に第1〜第3ブロックに対し
てブレークフラグBFとキーコードが設定され、第4ブ
ロックに対してターミネータコードが設定される。この
場合、第1〜第4ブロックはブレークフラグBFとキー
コードとターミネータコードにより使用されるためにダ
ミーコードは設けられない。そして、このようにして形
成されたデータエリアA5を含むパケットが連続的に送
信される。
【0085】なお、複数キーの操作の状態から1つのキ
ーに対する操作が先に解除された場合には、このキー操
作の解除が行われたキーコードのブレークフラグBFが
『1』とされ、このブレークフラグBFとキーコードが
省略され、まだキー操作が解除されていないキーコード
に対してターミネータコードが付加された状態として送
信が継続されることになる。具体的に、2つのキーを同
時操作していた状態から1つのキーのみの操作を解除し
た場合には、1つのキーを操作している状態となるので
結果的に図16(a)に示す構造のデータエリアA5を
含むパケットによる送信が行われることになる。
【0086】なお、上記の送信フォーマットは、一例を
示したものであって、他の通信フォーマットを採用する
ことも当然可能である。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように本発明の入力装置
は、第1の電子機器を操作するための第1の操作キー部
と、第2の電子機器を操作するための第2の操作キー部
を設け、制御手段によって第1の操作キーが操作された
際に、第1の電子機器に対する操作情報を生成し、制御
キー部の制御キーが操作された状態で第2の操作キー部
の操作キーが操作された際に第2の電子機器に対する操
作情報を生成するようにしているため、第1及び第2の
電子機器の操作を行うことができるようになる。
【0088】また、第2の電子機器を操作するための第
3の操作キー部を設け、制御手段によって第3の操作キ
ー部の操作キーが操作された際に、第2の電子機器に対
する操作情報を生成するようにしているため、簡単な操
作で第1及び第2の電子機器の操作を行うことができる
ようになる。
【0089】さらにまた、本発明の入力装置は、第1の
電子機器を操作するための第1の操作キー部と、第2の
電子機器を操作するための第2の操作キー部を分離して
配置するようにしているため、より簡単な操作で第1及
び第2の電子機器の操作を行うことができるようにな
る。
【0090】さらにまた、本発明の入力装置は、第1の
電子機器を操作するための第1の操作キー部と、第2の
電子機器を操作するための第2の操作キー部を分離して
配置すると共に、び第1及び第2の電子機器を操作する
ためのカーソル操作キーを設けるようにしているため、
従来、各電子機器の専用のリモートコントローラでしか
行うことができなかったグラフィックやアイコンの操作
を行うことが可能になり、さらに利便性の良い入力装置
とすることができる。
【0091】さらにまた、本発明の入力装置は、第1の
電子機器を操作するための第1の操作キー部を基部に設
け、第2の電子機器を制御するための第2の操作キー部
を蓋部に設けるようにすることで、第1の操作キー部の
操作キーと第2の操作キー部の操作キーの使い分けが可
能になり、より操作性の優れた入力装置とすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である入力装置であるIR
キーボードと周辺機器の構成を示した図である。
【図2】本発明の実施の形態とされるIRキーボードの
構成例を示した図である。
【図3】図2に示すIRキーボード1のAVファンクシ
ョンキー13が押下された時の処理動作を示したフロー
チャート図である。
【図4】本発明の他の実施の形態とされるIRキーボー
ドの構成例を示した図である。
【図5】本実施の形態とされるIRキーボードのさらに
他の構成例を示した図である。
【図6】図5に示すIRキーボードのカーソールコント
ロールキー33が押下された時の処理動作を示したフロ
ーチャート図である。
【図7】本実施の形態とされるIRキーボードのさらに
他の構成例を示した図である。
【図8】図7に示すIRキーボードのキーボードカバー
を開けた時の斜視図である。
【図9】図7に示すIRキーボードのキーボードカバー
を回動させた時の様子を示した図である。
【図10】図7に示したIRキーボードの処理動作を示
したフローチャート図である。
【図11】本実施の形態とされるIRキーボードのさら
に他の構成例を示した図である。
【図12】本実施の形態とされるIRキーボードの回路
ブロックの構成を概略的に示すブロック図である。
【図13】本実施の形態とされるIRキーボードのキー
部の入力キーの対応を示す説明図である。
【図14】本実施の形態におけるパケットのデータ構造
を示す概念図である。
【図15】本実施の形態においてデータエリアを形成す
るデータブロックを示す概念図である。
【図16】1の入力キーを操作した場合の送信信号のデ
ータ構造を示す概念図である。
【符号の説明】
1 21 31 40 50 IRキーボード、2
5a〜8a 受光部、3 セットトップボックス、4
電話回線、5 モニタ装置、6 VTR、7チューナ、
8 エアーコンディショナー、11 発光部、12 キ
ー部、1334A 34B AVファンクションキー、
14A 14B AV専用キー、15 印刷部、16
AVキー、22 32 43 54 AVコントロール
キー、33 カーソルコントロールキー、41 51
キーボード本体、42 52キーボードカバー、44
ヒンジ、45A 45B センサ、53 表示部、55
受光部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の操作キーを含む第1の操作キー部
    と、 複数の操作キーを含む第2の操作キー部と、 少なくとも1つの制御キーを含む制御キー部と、 前記第1の操作キー部の操作キーの操作に応じて、第1
    の電子機器に対する操作情報を生成し、前記制御キー部
    の制御キーが操作されていない状態で、前記第2の操作
    キー部の操作キーが操作された際に、前記第1の電子機
    器に対する操作情報を生成し、前記制御キー部の制御キ
    ーが操作されている状態で、前記第2の操作キー部の操
    作キーが操作された際に、第2の電子機器に対する操作
    情報を生成する制御手段と、 前記制御手段で生成された操作情報を送信する送信手段
    とを備えたことを特徴とする入力装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも1つの操作キーを含む第3の
    操作キー部をさらに備え、 前記制御手段は、前記第3の操作キー部の操作キーが操
    作された際に、前記制御キー部の制御キーの操作の有無
    に関わらず、前記第2の電子機器に対する操作情報を生
    成することを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
  3. 【請求項3】 前記送信手段は、前記操作情報を赤外線
    信号として送信することを特徴とする請求項1に記載の
    入力装置。
  4. 【請求項4】 複数の操作キーを含む第1の操作キー部
    と、 前記第1の操作キー部と分離された位置に配置された複
    数の操作キーを含む第2の操作キー部と、 前記第1の操作キー部の操作キーの操作に応じて、第1
    の電子機器に対する操作情報を生成し、前記第2の操作
    キー部の操作キーの操作に応じて、第2の電子機器に対
    する操作情報を生成する制御手段と、 前記制御手段で生成された操作情報を送信する送信手段
    とを備えたことを特徴とする入力装置。
  5. 【請求項5】 前記送信手段は、前記操作情報を赤外線
    信号として送信することを特徴とする請求項4に記載の
    入力装置。
  6. 【請求項6】 複数の操作キーを含む第1の操作キー部
    と、 前記第1の操作キー部と分離された位置に配置された複
    数の操作キーを含む第2の操作キー部と、 カーソルを移動させるためのカーソル操作キーと、 前記第1の操作キー部の操作キーの操作に応じて、第1
    の電子機器に対する操作情報を生成し、前記第2の操作
    キー部の操作キーの操作に応じて、第2の電子機器に対
    する操作情報を生成し、前記カーソル操作キーに応じ
    て、前記第1の電子機器に対する操作情報と前記第2の
    電子機器に対する操作情報とを生成する制御手段と、 前記制御手段で生成された操作情報を送信する送信手段
    とを備えたことを特徴とする入力装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記カーソル操作キー
    に応じて、前記第1の電子機器に対する操作情報と前記
    第2の電子機器に対する操作情報とを時分割に交互に生
    成することを特徴とする請求項6に記載の入力装置。
  8. 【請求項8】 前記送信手段は、前記操作情報を赤外線
    信号として送信することを特徴とする請求項6に記載の
    入力装置。
  9. 【請求項9】 基部と、 前記基部上に形成された複数の操作キーを含む第1の操
    作キー部と、 前記第1の操作キー部を覆う第1の位置と、前記第1の
    操作キー部が露出されると共に、前記基部の下側に位置
    する第2の位置とで前記基部に対して移動可能に設けら
    れた蓋部と、 前記蓋部が前記第1の位置に位置する際に、露出される
    ように前記蓋部に設けられた複数の操作キーを含む第2
    の操作キー部と、 前記第1の操作キー部の操作キーの操作に応じて、第1
    の電子機器に対する操作情報を生成し、前記第2の操作
    キー部の操作キーの操作に応じて、第2の電子機器に対
    する操作情報を生成する制御手段と、 前記制御手段で生成された操作情報を送信する送信手段
    とを備えたことを特徴とする入力装置。
  10. 【請求項10】 前記蓋部が第1の位置に位置するか第
    2の位置に位置するかを検出する位置検出手段をさらに
    備え、 前記制御手段は、 前記位置検出手段が、前記蓋部が第1の位置に位置する
    と検出した際に、前記第1の操作キー部の操作キーの操
    作に基づく前記操作情報の生成を行わず、前記第2の操
    作キー部の操作キーの操作に基づく前記操作情報の生成
    のみを行い、前記蓋部が第2の位置に位置すると検出し
    た際に、前記第2の操作キー部の操作キーの操作に基づ
    く前記操作情報の生成を行わず、前記第1の操作キー部
    の操作キーの操作に基づく前記操作情報の生成のみを行
    うことを特徴とする請求項9に記載の入力装置。
  11. 【請求項11】 前記送信手段が前記基部の一端に設け
    られ、 前記蓋部は、前記基部の他端側を軸として、前記基部に
    対して回動可能に設けられていることを特徴とする請求
    項9に記載の入力装置。
  12. 【請求項12】 前記送信手段は、前記操作情報を赤外
    線信号として送信することを特徴とする請求項9に記載
    の入力装置。
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