JPH1011153A - 圧力調整器 - Google Patents

圧力調整器

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JPH1011153A
JPH1011153A JP15864696A JP15864696A JPH1011153A JP H1011153 A JPH1011153 A JP H1011153A JP 15864696 A JP15864696 A JP 15864696A JP 15864696 A JP15864696 A JP 15864696A JP H1011153 A JPH1011153 A JP H1011153A
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pressure regulator
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豊 堀内
Makoto Sakane
誠 坂根
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Japan Oxygen Co Ltd
Nippon Sanso Corp
Tanaka Manufacturing Co Ltd
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Japan Oxygen Co Ltd
Nippon Sanso Corp
Tanaka Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外面に結露による水分付着が起きず、しかも
調圧バネやダイヤフラム等に結露水による錆が発生せ
ず、また凍結結露水付着による作動不良が発生すること
がない圧力調整器を提供する。 【解決手段】 一次側流路1aと二次側流路1bとを有
する弁ケース1と、弁ケース1の二次側流路1bに面し
て設けられたダイヤフラム7と、弁ケース1内に設けら
れた弁体8と、ダイヤフラム7上面側に設けられたダイ
ヤフラム変位手段23と、このダイヤフラム変位手段2
3の一部を囲む収納部11aを備えた弁キャップ11と
を備え、収納部11aに、二次側流路内のガスより高温
の熱交換用気体を流通させる加温手段13を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高圧ガス容器などの
高圧ガス供給部からのガスを減圧して二次側に供給する
圧力調整器に関し、詳しくはガスを減圧する際に結露が
発生しない圧力調整器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、空気、酸素、窒素、水素、炭酸ガ
スおよびその他の毒性ガス、可燃性ガス、腐食性ガスな
どのガスを、一次側と称される高圧側から、二次側と称
される低圧側に減圧する圧力調整器が広く使われてい
る。図2は従来の圧力調整器を例示するものであり、こ
の圧力調整器20は、一次側ガス供給端が接続される一
次側流路1aと二次側ガス放出端が接続される二次側流
路1bとを有する弁ケース1と、弁ケース1の二次側流
路1bに面して設けられたダイヤフラム7と、弁ケース
1内に設けられた弁体8と、ダイヤフラム7上面側に設
けられたダイヤフラム変位手段13と、このダイヤフラ
ム変位手段13の一部を囲む収納部3aを備えた弁キャ
ップ3とを備えて構成されている。弁ケース1の一次側
流路1aと二次側流路1bとの間には、これらを隔てる
弁座部材9が設けられており、この弁座部材9の上部の
弁座9aには、開孔部9bが形成されている。弁座部材
9の一次側流路1a側には弁体8が設けられており、こ
の弁体8は、その先端部であるスピンドル8aを開孔部
9bに上方に向けて挿通させ、テーパー状の接触面を介
して該開孔部9bよりも径の大きな基部を開孔部9bの
下方に位置させて設けられている。この弁体8は小スプ
リング10によって上方に付勢されており、最も上方に
位置したときに、上記テーパー状の接触面が弁座部材9
に当接して開孔部9bを塞ぐようになっている。この弁
ケース1の上部には弁キャップ3が設けられており、こ
れら弁ケース1と弁キャップ3との間には、弁ケース1
と弁キャップ3とにその周縁を挟持された状態で上記ダ
イヤフラム7が配されている。このダイヤフラム7はS
US304などのステンレスや真鍮で形成されており、
二次側流路1b内のガス圧に応じてその中央が上下に変
位可能に形成されている。
【0003】ダイヤフラム7上面側には、調圧バネ4、
およびこの調圧バネ4を上下から挟持する上下バネ受け
5、6を備えたダイヤフラム変位手段13が設けられて
いる。調圧バネ4の下側に配された下バネ受け6はダイ
ヤフラム7の上面に接しており、ダイヤフラム7は下バ
ネ受け6を介して調圧バネ4により下方に付勢されるよ
うになっている。これら調圧バネ4、および上下バネ受
け5、6は上記弁キャップ3の収納部3a内に配設さ
れ、この収納部3aを有する弁キャップ3は、その下端
で弁ケース1に螺着固定されている。また収納部3aの
上壁には、内面にネジが形成された挿通孔3cが形成さ
れ、この挿通孔3cには、操作ハンドル2を有するスピ
ンドル2aが、その先端を上バネ受け5上面に当接させ
た状態で螺着されている。また、弁キャップ3の収納部
3aには、ダイヤフラム7に漏れが生じた場合、その漏
れを検出するための開孔であるリ−クポ−ト3bが形成
されている。なお、開孔部9b近傍の二次側流路1b
を、以下圧力解放部1cと呼ぶ。
【0004】この圧力調整器20は次のように使用され
る。高圧ガス容器などの高圧ガス供給部からのガスを、
上記圧力調整器20の一次側流路1aに通した際、二次
側流路1b内ガス圧が予め設定された設定範囲を下回っ
ているときには、調圧バネ4に押圧されたダイヤフラム
7が、小スプリング10により付勢された弁体8の先端
に当接し、該弁体8のスピンドル8aを下方に押圧して
これを下方に移動させる。これにより弁体8は弁座部材
9の弁座9aから離れ、一次側のガスは弁体8と開孔部
9bとの隙間から二次側流路1bに減圧膨張して流れ
る。そして二次側へのガス流入によって二次側流路1b
内ガス圧が上記設定範囲より高くなると、このガス圧に
よってダイヤフラム7は調圧バネ4の弾性力に抗して上
方に変位し、これにともなって弁体8は上方に移動して
弁座部材9の開孔部9bを塞ぎ、一次側から二次側への
ガス流を遮断する。このようにして高圧の一次側ガスは
上記圧力範囲に減圧されて二次側に至るようになってい
る。このような圧力調整器20は半導体製造工場などで
広く用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような圧力調整器
20においては、一次側ガスを二次側流路へ減圧して流
すとき、このガスが減圧膨張することにより低温とな
り、ダイヤフラム7や二次側流路1bの圧力解放部1c
近傍の弁ケース1が冷却され、さらには弁ケース1と接
している弁キャップ3や、弁キャップ3の収納部3a内
のバネ受け6、調圧バネ4、バネ受け5等が冷却され
る。このようにして圧力調整器20の全体が冷却され、
その結果、外気と接する圧力調整器外面が結露すること
があった。このような圧力調整器20を半導体工場のク
リーンルーム内などに設けられたガス製造装置やガス配
管に取り付けて使用する場合、この結露による水分がク
リーンルーム内に侵入してその清浄環境を悪化させるお
それがある。
【0006】また、弁キャップ3の収納部3aにはリ−
クポ−ト3bが形成されているので、このリークポート
3bから収納部3a内に湿気を含んだ外気が入り、これ
によって、圧力調整器20の減圧操作により低温となっ
た弁キャップ3の収納部3aの内壁や調圧バネ4が結露
し、その結果調圧バネ4やダイヤフラム7に錆が発生す
ることがあり、クリーンルーム内に錆に由来する不純物
が侵入して清浄環境を悪化させるおそれがある。また、
収納部3a内の結露水が凝固点以下まで冷却されて凍結
した場合には、凍結水の付着により調圧バネの動きが悪
くなりこの圧力調整器が作動不良を起こすおそれがあ
る。
【0007】このような結露によるさまざまな弊害を防
止するためには、バンドヒ−タ等によって圧力調整器2
0を加温し、圧力調整器20の温度と外気温との差を小
さく保って結露を防ぐことが考えられるが、ヒータを使
用した場合には、安全性確保の観点からこの圧力調整器
を可燃性ガスに適用することができず、またヒ−タが故
障したときのヒータ交換に手間がかかるという問題があ
った。本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、ヒ−
タを使用しなくても外面に結露による水分付着が起き
ず、しかも調圧バネやダイヤフラム等に結露水による錆
が発生せず、また凍結結露水付着による作動不良が発生
することがない圧力調整器を提供することを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の圧力調整器は、
一次側ガス供給端が接続される一次側流路と、二次側ガ
ス放出端が接続される二次側流路と、これら一次側流路
と二次側流路とを隔てかつ開孔部が形成された弁座とを
有する弁ケースと、該弁ケースの二次側流路に面して、
該二次側流路内のガスの圧力に応じて変位可能に設けら
れたダイヤフラムと、前記弁ケースの弁座に、その先端
を開孔部からダイヤフラム側に向けて突出させ、ダイヤ
フラムに近付く方向に付勢され、最もダイヤフラムに近
付いたときに前記弁座の開孔部を塞ぐ弁体と、前記ダイ
ヤフラムを弁体の先端に当接させまたは離間させるよう
に変位させるダイヤフラム変位手段と、該ダイヤフラム
変位手段のダイヤフラム当接側の少なくとも一部を囲む
収納部とを備え、該収納部に、二次側流路内のガスより
高温の熱交換用気体を流通させる加温手段を設けたこと
を特徴とする。また、前記収納部内に、前記ダイヤフラ
ムに熱交換用気体の熱を伝熱させる熱交換部材が設けら
れた構成としてよい。また、前記熱交換部材の外面に、
熱交換用気体との接触面積を大きくする凹凸を形成した
構成としてよい。また、前記収納部の内壁に、熱交換用
気体との接触面積を大きくする凹凸を形成した構成とし
てよい。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の圧力調整器の一実
施形態を示すものである。なお、本実施形態の説明にお
いて、図2に示す従来例との共通部分については、同一
符号を付してその説明を省略または簡略化する。この圧
力調整器30は、一次側流路1aと二次側流路1bとを
有する弁ケース1と、弁ケース1の二次側流路1bに面
して設けられたダイヤフラム7と、弁ケース1内に設け
られた弁体8と、ダイヤフラム7上面側に設けられたダ
イヤフラム変位手段23と、このダイヤフラム変位手段
23の一部を囲む収納部11aを備えた弁キャップ11
とを備えて構成されている。
【0010】弁ケース1と弁キャップ11との間には、
これら弁ケース1と弁キャップ11とにその周縁を挟持
された状態で上記ダイヤフラム7が配されており、ダイ
ヤフラム7上面側には、調圧バネ4、および調圧バネ4
を上下から挟持する上下バネ受け5、12を備えたダイ
ヤフラム変位手段23が設けられている。調圧バネ4の
下側に配された下バネ受け12はダイヤフラム7の上面
に接して設けられ、ダイヤフラム7は下バネ受け12を
介して調圧バネ4により下方に付勢されるようになって
いる。
【0011】これら調圧バネ4、および上下バネ受け
5、12は上記弁キャップ11の収納部11a内に配設
され、この収納部11aを有する弁キャップ11は、そ
の下端で弁ケース1に螺着固定されている。また収納部
11aの上壁には、内面にネジが形成された挿通孔11
eが形成され、この挿通孔11eには、操作ハンドル2
を有するスピンドル2aが、その先端を上バネ受け5上
面に当接させた状態で螺着されている。上記ダイヤフラ
ム変位手段23は、このスピンドル2aと、上記調圧バ
ネ4と、上下バネ受け5、12とを備えて構成されてい
る。
【0012】図1に示す状態において、調圧バネ4はス
ピンドル2aによって圧縮されず、ゆるめられており、
ダイヤフラム7は自由状態(調圧バネ4によって押圧さ
れていない状態)にある。この状態で、弁体8は最上昇
位置にあり、そのテーパー状の接触面が弁座部材9に当
接して開孔部9bを塞いでいる。
【0013】本実施形態の圧力調整器30では、弁キャ
ップ11の収納部11aに、供給源(図示せず)から供
給された熱交換用気体をこの収納部内に導く入口配管1
1bと、収納部内ガスを排出する出口配管11cとから
なる加温手段14が設けられている。この熱交換用気体
としては、窒素、空気等が用いられる。また空気として
は大気からそのまま、あるいは乾燥空気を使用するのが
望ましい。また窒素としては、乾燥窒素を使用すること
が好ましい。またこの熱交換用気体は、少なくとも二次
側ガスより高い温度、好ましくは室温程度とされる。こ
の圧力調整器をクリーンルーム内で使用する場合、通
常、熱交換用気体は屋外のガス源から配管により供給さ
れ、クリ−ンル−ム等の室内で用いられる圧力調整器に
到達するまでに室温近くまで上昇するので、この気体を
ヒータ等で特に加温する必要はない。
【0014】また、下バネ受け12の上面には柱状体1
2aが立設されている。この柱状体12aは、下バネ受
け12と熱交換用気体との熱交換を促進させる熱交換部
材であり、0℃において0.25cal/cm・sec
・℃以上の高い熱伝導率の材料、例えば真鍮、銅などで
作製され、その軸心と下バネ受け12の中心とを一致さ
せて、溶接等により下バネ受け12に一体に接合されて
いる。この柱状体12の径は、コイル状の調圧バネ4に
接触しないように調圧バネの径よりも小さく形成され
る。また、この柱状体12の長さは、調圧バネ4をゆる
めた自由状態における調圧バネ4の軸方向の長さから、
自由状態のダイヤフラム7と弁座部材9とで形成される
隙間分の長さを減じた長さよりもやや短く形成される。
【0015】また柱状体12aには、その外側面から水
平方向に突出した板状の柱状体突起12bが柱状体長手
方向に多段に形成されている。この柱状体突起12bは
柱状体12aの表面に凹凸を設けて熱交換用気体との接
触面積を大きくし、熱交換用気体と柱状体12aとの熱
交換の効率を高めるためのもので、その形状は図1に示
す水平板状の横型フィンとすることが好ましい。なお、
柱状体突起12bの形状はこれに限らず、鉛直方向に沿
う板状の縦型フィンや螺旋板状の螺旋型フィン、あるい
はドット状の多数の突起としてもよい。また弁キャップ
11の収納部11aの内壁面には、この壁面から内方に
突出した板状の内壁突起11dが鉛直方向に多段に形成
されている。この内壁突起11dは、この内壁表面に凹
凸を設けて熱交換用気体との接触面積を大きくし、熱交
換用気体と内壁との熱交換効率を高めるためのものであ
る。なおこの内壁突起11dの形状としては図1に示す
横型フィンばかりでなく、縦型フィンや螺旋型フィン、
あるいはドット状の多数の突起としてもよい。
【0016】この圧力調整器20の使用の際には、高圧
の一次側ガスを一次側流路1aに通した状態で、操作ハ
ンドル2によってスピンドル2aを下方に移動させ、調
圧バネ4を圧縮して調圧バネ4の下方付勢力を高め、こ
れによってダイヤフラム7を下方に移動させ、ダイヤフ
ラム7でスピンドル8aを下方に押圧して弁体8と開孔
部9bとを離間させる。これに伴って一次側流路1a内
ガスは開孔部9bを通して二次側流路1bの圧力解放部
1cに流れ込む。一次側ガスが弁体8と開口部9bとの
隙間から二次側流路1bの圧力解放部1cに流れる際
に、このガスは減圧膨張によりその温度が低下する。こ
の低温となったガスにより、ダイヤフラム7、弁ケ−ス
1は冷却され、そのままにしておくと、熱伝導により弁
キャップ11、バネ受け6、調圧バネ4、バネ受け5、
12、柱状体12a等、この圧力調整器30全体が冷却
される。
【0017】本実施形態による圧力調整器30では、収
納部11aに熱交換用気体を導入する入口配管11b
と、収納部内の熱交換用気体を排出する出口配管11c
とからなる加温手段14を設けたことによって、収納部
11a内に、二次側のガス温度より高温の熱交換用気体
を連続的に流し、この熱交換用気体を、二次側ガスで冷
却された収納部11a、および収納部内の調圧バネ4、
下バネ受け12、上バネ受け5などの部材と接触させ、
これら部材を加温して結露発生を防止する。
【0018】この熱交換の際には、熱交換により収納部
11aが得た熱は弁キャップ11の上部から弁キャップ
11の下部に伝導し、さらに弁キャップ11と接触して
いる弁ケ−ス1に伝導する。このため弁キャップ11お
よび弁ケース1の温度が上昇する。また同時に、調圧バ
ネ4、上下バネ受け5、12、および柱状体12aが加
温され、これら部材が得た熱は下バネ受け12と接触し
ているダイヤフラム7に至る。このようにして上記熱が
圧力調整器30全体に伝導し、圧力調整器30はその全
体が加温される。
【0019】このように圧力調整器30全体が加温され
るので、圧力調整器30と外気との温度差は小さく保た
れる。このため圧力調整器30外面の結露を起きにくく
し、結露による水滴発生によるこの圧力調整器やその周
囲の機器の腐食等を未然に防ぐことができる。また、圧
力調整器全体の加温により、二次側の減圧膨張したガス
が加温されるので、この圧力調整器30では従来型の圧
力調整器20よりも多くの流量を安定して流すことがで
きる。また下バネ受け12に柱状体12aを設けたの
で、下バネ受け12と熱交換用気体との接触面積を大き
くし、この圧力調整器と熱交換用気体との熱交換を促進
し、二次側ガスによって冷却された圧力調整器30を、
二次側ガスより高温の熱交換用気体によって効率よく加
温することができ、圧力調整器30の結露を確実に防止
することができる。
【0020】また柱状体12aの外面に、柱状体突起1
2bを形成することにより、柱状体12aと熱交換用気
体との接触面積を大きくし、熱交換用気体と柱状体12
aとの熱交換効率を高めることができる。また弁キャッ
プ11の収納部11aの内壁面に内壁突起11dを形成
することにより、熱交換用気体と収納部11aとの熱交
換効率を高めることができる。また、収納部11a内に
乾燥気体を流通させることによって、収納部11a内の
水蒸気圧を低く保ち、収納部11a内の結露を防ぐこと
ができる。従ってこの結露によるダイヤフラム等の錆の
発生を防ぐことができる。また凍結結露水によってこの
圧力調整器が作動不良を起こすのを未然に防ぐことがで
き、この圧力調整器を常に良好に動作させることができ
る。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明の圧力調整器
は、一次側流路と二次側流路と弁座とを有する弁ケース
と、該弁ケースの二次側流路に面して設けられたダイヤ
フラムと、該弁ケース内に設けられた弁体と、ダイヤフ
ラムを弁体に当接させまたは離間させるように変位させ
るダイヤフラム変位手段と、該ダイヤフラム変位手段の
ダイヤフラム当接側の少なくとも一部を囲む収納部とを
備え、該収納部に、二次側流路内のガスより高温の熱交
換用気体を流通させる加温手段を設けた構成としたの
で、減圧膨張時に低温となった二次側ガスによって冷却
された収納部を熱交換用気体で加温することができる。
この加温された収納部が得た熱が熱伝導により圧力調整
器全体に伝導することによって、この圧力調整器は全体
に亙って加温される。したがってこの圧力調整器外面と
外気との温度差を小さく保ち、この圧力調整器外面の結
露を防止することができる。また、収納部内に乾燥気体
を流通させることによって、収納部内水蒸気圧を低く保
ち、収納部内の結露を防ぐことができる。従ってこの結
露によるダイヤフラム等の錆の発生を防ぐことができ
る。また凍結結露水によるこの圧力調整器の作動不良を
未然に防ぐことができ、この圧力調整器を常に良好に動
作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の圧力調整器の一実施形態を示す断面
図である。
【図2】 従来の圧力調整器の一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1・・・弁ケース 1a・・・一次側流路 1b・・・二次側流路 7・・・ダイヤフラム 8・・・弁体 9a・・・弁座 11a・・・収納部 11d・・・内壁突起(凹凸) 12a・・・柱状体(熱交換部材) 12b・・・柱状体突起(凹凸) 23・・・ダイヤフラム変位手段 14・・・加温手段 20,30・・・圧力調整器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次側ガス供給端が接続される一次側流
    路と、二次側ガス放出端が接続される二次側流路と、こ
    れら一次側流路と二次側流路とを隔てかつ開孔部が形成
    された弁座とを有する弁ケースと、 該弁ケースの二次側流路に面して、該二次側流路内のガ
    スの圧力に応じて変位可能に設けられたダイヤフラム
    と、 前記弁ケースの弁座に、その先端を開孔部からダイヤフ
    ラム側に向けて突出させ、ダイヤフラムに近付く方向に
    付勢され、最もダイヤフラムに近付いたときに前記弁座
    の開孔部を塞ぐ弁体と、 前記ダイヤフラムを弁体の先端に当接させまたは離間さ
    せるように変位させるダイヤフラム変位手段と、 該ダイヤフラム変位手段のダイヤフラム当接側の少なく
    とも一部を囲む収納部とを備えた圧力調整器において、 該収納部に、二次側流路内のガスより高温の熱交換用気
    体を流通させる加温手段を設けたことを特徴とする圧力
    調整器。
  2. 【請求項2】 前記収納部内に、前記ダイヤフラムに熱
    交換用気体の熱を伝熱させる熱交換部材が設けられたこ
    とを特徴とする請求項1記載の圧力調整器。
  3. 【請求項3】 前記熱交換部材の外面に、熱交換用気体
    との接触面積を大きくする凹凸を形成したことを特徴と
    する請求項2記載の圧力調整器。
  4. 【請求項4】 前記収納部の内壁に、熱交換用気体との
    接触面積を大きくする凹凸を形成したことを特徴とする
    請求項1から3のいずれか1項記載の圧力調整器。
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