JPH10111326A - 電力の自動測定および管理方法 - Google Patents

電力の自動測定および管理方法

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JPH10111326A
JPH10111326A JP8268917A JP26891796A JPH10111326A JP H10111326 A JPH10111326 A JP H10111326A JP 8268917 A JP8268917 A JP 8268917A JP 26891796 A JP26891796 A JP 26891796A JP H10111326 A JPH10111326 A JP H10111326A
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JP
Japan
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power
reading device
power supply
automatic
electric power
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JP8268917A
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Akihiko Nagatomi
昭彦 永冨
Masamitsu Tanaka
真実 田中
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DX Antenna Co Ltd
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DX Antenna Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子式電力量計で自動的に使用電力量を計測
し、定期的に使用電力量を電力会社等の電力供給側に報
告し、課金等の業務を自動的に行うシステムを提供す
る。また、各家庭等電力消費側に設置された電力計等の
ユニット内に設けられた通信手段を用いてヒーター等の
機器を電力供給の条件の良い時に自動的にONさせる供
給管理を提供する。さらに、外部からの電話による混乱
を防止しうる自動電力読み取り装置を提供する。 【解決手段】 電力消費側に設置される電力読み取り装
置と、電力供給側に設置される情報処理装置とからな
り、電力読み取り装置で自動的に使用電力量を計測し、
定期的に使用電力量を電力供給側に報告し、該使用電力
量に基づいた情報処理を自動的に行う方法であって、電
力読み取り装置は、電子式電力測定機能および通信機能
を併せ持ち、あらかじめ決められたスケジュールでもっ
て使用電力量を通信手段を介して電力供給側の情報処理
装置に報告し、情報処理装置は、該使用電力量に対応す
る情報を自動的に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力などのユーテ
ィリティの測定に関し、具体的には、電力使用量などを
自動的に計測し、電話回線を通じて、その測定値を電力
供給側の管理センターに送り、該測定値にかかわる情報
を管理するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電力測定、すなわち電力計は、人
手により検針し、単に電力だけを計測する型式であり、
特に積算電力結果は表示のみで、それが課金や供給管理
などに直接利用されることはなかった。例えば、電力を
消費する機器のON、OFFは消費者の独自の判断にて
行われていたため、夏の暑い日等は電力消費がピークに
なりその反対に夜中に電力が余るということがあって
も、それに対する措置が適切に行われることはなかっ
た。言い換えると、電力計の内部に上記機能を持つもの
や、このようなユーティリティに関する需要側自動管理
システム、特に通信手段等を用いたスケジュール、プロ
グラムの転送等を含むシステムは従来技術に無かった。
【0003】従来の電力読み取り装置(電力計ユニッ
ト)は、典型的には図9に示すように接続されている。
通常電力計は、電力入力端子A〜Bで電力供給側ライン
と接続され、電力出力端子C〜Dで消費側ラインと接続
される。A〜C、B〜D間で電流、電力が検出される。
電力計ユニットは、モデムを介して電話ラインに接続さ
れ、電力データを外部へ出力するようになっていること
もある。しかし、電話ラインは、電力計ユニットの為だ
けに専用で設けられることは少なく、通常使用されてい
る電話ラインと共用される。
【0004】このため、電力計ユニットの設置後に、外
部から電話がかかってきたときに電話受信専用モードに
なるようにマイコンをプログラムしておく公知技術もあ
る。すなわち、電話受信モードスイッチのON状態をマ
イコンにとり込み、電話ラインを介して外部データを受
信する。その後、マイコン内のプログラムにより、送信
専用モードになる。このような自動電力読み取り装置で
は、電話線と共用した場合、通常の電話のように送受信
可能であると、他の一般電話がかかってきたときに共用
電話に対して電力計ユニットが応答してしまうことがあ
る。すなわち、外部から一般の電話がかかってきた時、
これに電力読み取り装置が応答してしまい、外部の通話
者が混乱しやすい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、電子式電力量
計で自動的に使用電力量を計測し、定期的に使用電力量
を電力会社等の電力供給側に報告し、課金等の業務を自
動的に行うシステムが望まれている。また、各家庭等電
力消費側に設置された電力計等のユニット内に設けられ
た通信手段を用いてヒーター等の機器を電力供給の条件
の良い時に自動的にONさせる供給管理が望まれてい
る。さらに、外部からの電話による混乱を防止しうる自
動電力読み取り装置が望まれている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、各家庭等電
力消費側に設置される電力読み取り装置と、電力供給側
に設置される情報処理装置(課金管理センター)とから
なり、電力読み取り装置で自動的に使用電力量を計測
し、定期的に使用電力量を電力供給側の電力会社等に報
告すると共に、課金管理センターで課金等の業務を自動
的に行う方法であって、自動読み取り装置は、電子式電
力測定機能を持ち、内部に時計、電話などの通信機能を
併せ持ち、あらかじめ決められたスケジュールでもって
電力量を電話等の通信手段を介して電力供給側に報告
し、電力供給側の課金管理センターは、報告された使用
電力量をコンピュータ等で自動的に受信し、それに見合
った料金を金融機関を通じて自動的に請求する。この電
力の自動測定および管理方法では、電力読み取り装置と
情報処理装置のそれぞれが情報の交換を行うことにより
効率的な電力供給課金管理が可能となる。また、電源、
電力に関する異常(停電、電圧の高低異常、過大電力使
用等)などが検出された時、電力供給側にリアルタイム
で報告する。
【0007】本発明は、自動電力読み取り装置と通信手
段によって接続された電力需要側の電気機器により、電
力需要の多い時に供給不足を解消し、需要の少ない時に
稼働を移行できるように前記電力機器のスイッチをON
・OFFして電力需要の過不足を平均化し省エネまた電
力会社の省設備化を行うシステムを提供する。
【0008】1.自動電力読み取り装置:電力供給側
(管理センター)と情報をやりとりする。 2.第1通信手段:電子式電力計の内部に電力需要側の
電気機器との通信を行う(電力線搬送モデム等)。 3.第2通信手段:電力供給側(管理センター)であら
かじめ決められたスケジュールを自動電力読み取り装置
に送る電話回線。自動電力読み取り装置では、前記スケ
ジュールを第1通信手段で前記電気機器のスイッチモジ
ュールにON−OFFの命令信号を送る。 4.第3通信手段:電力供給側(管理センター)はリア
ルタイムで電力需要側電気機器のON−OFFを行う為
のプログラムを自動電力読み取り装置に衛星通信で送
る。第2通信手段に対して衛星による第3通信手段では
広範囲に即応性が可能となる。 5.スイッチモジュール:第1通信手段および前記電気
機器のON−OFFを行うスイッチ機能を持ったモジュ
ールを前記電気機器の電源部に別接続したり、また電気
機器にあらかじめその機能を持たせる。
【0009】本発明の自動電力読み取り装置は、電源部
と、電力入力端子と、電力出力端子と、電力測定部と、
データ処理部とからなり、データ処理部が電話回線で外
部に接続され、測定した電力を電話回線にて外部へ送信
する自動電力読み取り装置において、外部からの操作に
よって受信モードに切り換えた後、自動的に送信モード
となるようになっている。
【0010】本発明の自動電力読み取り装置の電話によ
る通信手段においては、外部からの操作によって電力計
ユニットの設定時にのみ受信モードに切り換え、その後
は、送信モードに自動的に切り換わる。なお、受信モー
ドに切り換わらないかぎり、送信モードが維持される。
【0011】さらに、本発明の電力自動測定装置は、一
対の電力入力端子に対し、コンデンサーを介して直列に
接続された電源部と、該電源部とデータ処理用マイコン
との間に接続ラインに配置された第1抵抗R1と、該第
1抵抗R1とマイコンの間を接地するためのコンデンサ
ーC1 と、前記電源部に対して並列に前記電力入力端子
に対し直列に接続された第2抵抗R2 および第2コンデ
ンサーC2 と、第1抵抗R1と第1コンデンサーC1の間
に接続された受光素子および第2抵抗R2 と第2コンデ
ンサーC2の間に抵抗R3を介して接続された発光素子か
らなるフォトカプラとを有し、時定数C2(R2//
3) を時定数C11よりも十分大きくする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のシステム及び装置の実施
例を図面によって説明する。図1に示すように、本実施
例のシステムは、各家庭等の電力消費側に設置される電
力読み取り装置10と、電力供給側に設置される情報処
理装置50とに大別される。電力読み取り装置10は、
電子式電力量計で自動的に使用電力量を計測(自動的検
針)し且つ記憶し、定期的に使用電力量を電力供給側の
情報処理装置50に報告し、これを基にして電力供給側
の管理センターは、課金等の業務を自動的に行う。
【0013】図2に、自動電力読み取り装置10の概略
構成を示す。電力読み取り装置10は、屋外の送電線か
ら屋内電力線に接続するところで、電圧・電流の測定を
行い、電力を計算する。電力線に対し電流検出トランス
12と電圧検出トランス14が取り付けられ、電力線の
電流量に比例した電流I1、I2、電力線間の電圧に比例
した電圧V1を発生する。電流I1、I2、電圧V1がマイ
コン16に入力される。マイコン16は、一例として、
NEC製の型番78K4026が利用できる。I1、I2、V1 を基
にして電圧、電流、電力に関する演算を行い、あわせて
RS-422装置13、電話モデム15、電力線搬送モデム1
8の通信、時計19を利用してスケジュール動作制御な
どを行う。
【0014】電力線搬送モデム18は、高周波、FS
K、スペクトル拡散などでデータを変調し、HPFなど
により電力線に変調信号を重量する。情報処理装置50
は、例えば報告された使用電力量をコンピュータ等で自
動的に受信し、所定のプログラムにより、使用電力量に
見合った料金を自動的に請求するように金融機関40へ
伝達する。従来の電力計は積算電力結果は表示しか行わ
なかったが、本実施例の電力読み取り装置10は、前述
のように、その内部にマイコン、時計、TELモデムデ
バイス等の通信機能を持つことにより、あらかじめ決め
られたスケジュールにより使用電力量を検針し、情報処
理装置50に報告するので、課金管理、料金請求が自動
的にスムースに行われる。
【0015】計測データとして、積算電力は、例えば1
ヶ月間のトータル電力および一日を時間帯に区切ったそ
れぞれの電力について表示する。ピーク需要は、瞬間使
用電力の最大値及びその日時について表示する。電圧
は、高電圧(一定電圧を越えた日時とその電圧)、低電
圧(一定電圧より下がった日時とその電圧)、停電(発
生日時とその月の中での発生回数)について表示する。
この他にも、電圧・電流の値の計測に基づいて、力率、
周波数、位相また皮相電力、無効電力、実効電力などを
計算し、またそれらを内部時計と組み合わせて、各種報
告が可能となる。不正取扱(使用電力量のごまかし)も
検出して報告する。監視データは、通常月一回の報告に
供され、電源、電力に関する異常(停電、電圧の高低異
常、過大電力使用等)などが検出された時、必要に応じ
てリアルタイムで情報処理装置50に送られる。
【0016】情報処理装置50のホストコンピュータ
は、電力読み取り装置10のマイコン16と電話ライン
で接続され、情報交換を行う。さらに、この情報交換に
通信衛星を利用するために、サテライトデータレシーバ
30と接続するための通信用コネクタを備えている。管
理センターの情報処理装置50は、電力供給側20にも
伝送ラインで接続され、情報交換を行う。すなわち、電
力供給側20からは需要制御の情報を情報処理装置50
に送り、情報処理装置50からその需要制御の情報を読
み取り装置10に送り、需要制御を行う。この情報をも
とに、後述の需要側管理を行う。さらに、情報処理装置
50は、金融機関40にも伝送ラインで接続され、料金
請求の情報を送る。
【0017】需要制御に関しては、情報処理装置50の
管理システムにより、効率の良い電力供給を行うため
に、自動電力読み取り装置10から電気機器のスイッチ
モジュールを制御し、電気機器のスイッチを自動的に行
う。このために、電話回線を通じ、電力供給側20が自
動電力読み取り装置10の需要側管理スケジュールをプ
ログラムし、また必要であればスケジュールの情報をリ
アルタイムで衛星回線を通じ、データレシーバ30にて
受信し実行することができる。
【0018】このための1実施例として、自動電力読み
取り装置10と、電力供給側情報処理装置(管理センタ
ー)50と、電力需要側情報処理装置(管理システム)
との関係を図3に示す。また、図3の自動電力読み取り
装置にかかわる本発明の通信手段1、2、3の配置を図
4〜5に示す。図4において、第1通信手段は、自動電
力読み取り装置と電力需要側のスイッチモジュールを接
続する。接続方法は、高周波キャリア(100kHz
等)によって電源ラインに重畳する(図4参照)。自動
電力読み取り装置が電力計であるため電気機器と接続す
るのに便利である。ただしその他の通信手段(別ケーブ
ル、無線等)を用いても良い。具体的な変調方式として
はFSK、スペクトル拡散等がある。
【0019】第2通信手段は、自動電力読み取り装置1
0と、電力供給側情報処理装置(管理センター)50と
を結ぶのに、電話ラインを用いているため、電力供給側
(管理センター)で一度に複数のユニットのプログラ
ム、スケジュールを変更をすることは難しい。しかし、
定常的なスケジュールにはこれで構わない。第3通信手
段は、通信衛星を利用しており(図5参照)、急に悪天
候で電力消費状況を変えたい時等、一度に複数の需要側
(自動電力読み取り装置)プログラム、スケジュールを
変える場合等に便利である。
【0020】SATレシーバ30は、通常の映像、音声
の他、デジタル情報を付加できる。このようなSATレ
シーバ30と自動電力読み取り装置10とをRS−23
2C、RS−422等の第3通信手段を用いて接続し、
自動電力読み取り装置10のプログラム、スケジュール
を変更することができる。また専用のレシーバを用いて
も良いし、自動電力読み取り装置に内蔵することもでき
る。さらに、第2通信手段および特に衛星を使用するこ
とによる電気機器(ポンプ、ヒーター、クーラー)等の
省エネ目的とした制御や、ドアの開閉等の遠隔操作も考
えられる。
【0021】図6に示す本発明の実施例において、電力
計ユニットは、モデムを介して共用電話ラインに接続さ
れ、電力データを外部へ出力するようになっている。電
力計ユニットは、屋外から屋内へ伸びる電力線から電流
1、I2、電圧V1を取り出す引込線に接続されてい
る。図6で、電話受信モードスイッチSWは、一旦ON
した後、OFFになってもマイコン16の電話受信モー
ドは保持され、ホストコンピュータ50からの電話受信
が終わったあとに受信モードから送信専用モードに変わ
る。
【0022】このために本実施例では、電力計ユニット
(自動電力読み取り装置)10の電源部が図7に示すよ
うに構成され、次のモードが採用される。 (1)電話送信モード:マイコンへの入力電圧Vを高く
する。 (2)電話受信モード:マイコンへの入力電圧Vを低く
する。 (3)電話受信モードへの切り換え方法:フォトカプラ
の光量を変える。
【0023】電話受信モードスイッチSWに関し、電力
計ユニット10は、屋外に設置されることが多いためス
イッチを外面に設けることは難しい。従って、切り換え
の為に電力入力端子A、Bを利用することが考えられ
る。本実施例では、電力入力端子A、Bに一時的電圧D
Cを加える。例えば、電力計ユニット10を設置すると
きには、入力端子A、B間に一時的DCを印加し、管理
センターのホストコンピュータ50から当該電力計ユニ
ット10に関する情報を送り込み、計器の校正などを行
う。
【0024】そして、本実施例では、電力計ユニット1
0は、受信モードに切り換わった場合、一定時間をすぎ
て電話受信が実行されない場合、自動的に送信モードに
切り換わる。すなわち、電力計ユニットのマイコンにた
いして、図9の測定用引込線と同様に電源ラインを引込
んだ図7の回路において、設定前にA−B間に一時的に
電圧(DC)を加えてC2(R2//R3) の時定数をC
11よりも十分大きくしておくと、設定時にA−B間に
交流が加えられた後、一定時間(C2(R2//R3 )の
時定数)、照射光量が増大し、マイコン側で取り込む電
圧が、低くなり、電話受信モードになる。その後AB間
は交流が加えられるだけになるので照射光量が減少し、
マイコン側で取り込む電圧Vが高くなる。この場合の一
時的DC、Vおよび照射光量の関係を図8に示す。図8
で、電圧VのLは電話受信状態を示し、Hは電話受信解
除を示す。電話受信が解除されても、マイコンは電話受
信を認識した後なので管理センターのホストコンピュー
タからの電話受信が終了するまで、電話受信状態にあ
る。
【0025】一時的DC電圧の印加は、バッテリ等を簡
易的に接続すればよく、これは短時間ですむ。印加後
に、このバッテリ等を外しても、マイコン16は、電話
受信が実行されている間、電話受信モードスイッチSW
が押されたことを認識したままである。
【0026】受信モード設定シーケンスの具体例を次に
示す。 (1)図7のAB間に、電池接続などで一時的DC電圧
を印加する。この時、読取装置10は、外部電力ライン
と未接続で、電源部22は動作していない。 (2)AB間の一時的DC電圧の印加を外す。このとき
コンデンサC2 には電圧が保持される。 (3)読取装置10と電力ラインとを接続すると、マイ
コン16が動作を開始し、コンデンサC2 に電力が保持
されているので、フォトカプラの出力がONとなり、
コンデンサC1の電圧が0Vになり、マイコンは電話受
信モードを認識する。 (4)その後、時間が経過すると、コンデンサC2が放
電され、 フォトカプラオン電圧より低くして、コンデ
ンサC1の電圧が上昇して、 電話送信モードになる(電
話受信モードを解除する)。
【0027】マイコン16では、設定時に電話受信モー
ドにして、管理センターから必要なパラメータ(送信電
話番号、電力報告時間、時計校正データ等)を受信した
後、電話送信モードに自動的に切り換わるので、一般の
電話による誤応答を防ぎ、また電力量の報告は電話送信
モードで行うことができる。電話送信モードでは、一般
の電話に応答することがないので混乱が防げる。
【0028】以上の実施例は電力について説明したが、
本発明を水道、ガス等の管理に応用することが可能であ
る。
【0029】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、使用電力量を測定(検針)する人手間が省け、各
種の自動管理に利用できる。さらに、次のような効果を
得る。 (1)ユニット内にマイコン、TELモデム、時計等を
搭載することにより、電力に関する情報を得ることがで
き、適時供給側にそれを報告する事が可能となる。 (2)報告データの内容から料金を計算し、金融機関を
通じて料金徴収までは自動的に行う課金作業の一元化を
実現する。 (3)同じようなシステムで、ガス、水道等の料金管理
も考えられる。 (4)積算電力の他、様々なタイムスケジュールに応じ
た電力、電圧の検出、停電、異常電力使用の検出を行え
る。 (5)積算電力の定期報告、停電、異常電力使用のリア
ルタイム報告などに対応が容易となる。 (6)各家庭等電力消費側に設置された電力計等の自動
電力読み取り装置内に設けられた通信手段を用いてヒー
ター等の機器を電力供給の条件の良い時に自動的にON
させることができる。 (7)決められたスケジュールによる機器のON−OF
Fまた衛星回線によるリアルタイムで各消費者独自の機
器のON−OFFが可能となる。 (8)電力消費量の高低を少なくすることにより電力会
社の発電設備等を小さくでき省エネルギーとなる。 (9)自動電力読み取り装置の電話による通信手段にお
いて、本装置の設定時にのみ電話の受信モードにしその
後送信専用モードに切り換わり、また設定時に受信モー
ドに切り換える方式を採用することができる。 (10)管理センター側との電話線を家庭に既設させて
いる電話線と共用にできると共に、自動電力読み取り装
置の取り扱い機能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例による自動電力読み取り装置
と情報処理装置との組合わせを示すブロック図。
【図2】 自動電力読み取り装置の概略構成、特に信号
処理部(マイコン)と外部との接続を示すブロック図。
【図3】 自動電力読み取り装置と、電力需要側電気機
器と、電力供給側管理センターとの相互関係を示すブロ
ック図。
【図4】 電力消費側と電力供給側との間で情報伝達す
る通信手段を示すブロック図。
【図5】 通信衛星を利用した通信手段を示す説明図。
【図6】 電力計ユニットの基本構成の一例を示す配線
図。
【図7】 本発明の実施例による一時的受信モードシス
テムを示す回路図。
【図8】 一時的DC、マイコンの入力電位V、照射光
量の関係を示すグラフ。
【図9】 電力計ユニットと外部電力線および家庭内電
力線との接続の説明図。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力消費側に設置される電力読み取り装
    置と、電力供給側に設置される情報処理装置とからな
    り、電力読み取り装置で自動的に使用電力量を計測し、
    定期的に使用電力量を電力供給側に報告し、該使用電力
    量に基づいた情報処理を自動的に行う方法であって、電
    力読み取り装置は、電子式電力測定機能および通信機能
    を併せ持ち、あらかじめ決められたスケジュールでもっ
    て使用電力量を通信手段を介して電力供給側の情報処理
    装置に報告し、情報処理装置は、該使用電力量に対応す
    る情報を自動的に出力する電力の自動測定および管理方
    法。
  2. 【請求項2】 電源、電力に関する異常が検出された
    時、これを電力供給側にリアルタイムで報告するように
    した請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 電力供給側の情報処理が、使用電力量に
    見合った課金業務である請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 電力供給側と情報をやりとりする自動電
    力読み取り装置と、該自動電力読み取り装置と電力需要
    側とを接続する第1の通信手段と、あらかじめ決められ
    たスケジュールを自動電力読み取り装置に送る第2の通
    信手段とからなり、自動電力読み取り装置は第1の通信
    手段で電力需要側のスイッチモジュールにON−OFF
    の命令信号を送り、電力需要の多い時にOFFにして供
    給不足を解消し、電力需要の少ない時にスイッチをON
    する電力の自動測定および管理方法。
  5. 【請求項5】 通信衛星による第3の通信手段を用いリ
    アルタイムで電力需要側のON−OFFを行う為のプロ
    グラムを自動電力読み取り装置に送る請求項4記載の電
    力の自動測定および管理方法。
  6. 【請求項6】 第1の通信手段および電力消費側ON−
    OFFを行うスイッチ機能を持ったモジュールを有する
    請求項4記載の電力の自動測定および管理方法。
  7. 【請求項7】 電源部と、電力入力端子と、電力出力端
    子と、電力測定部と、データ処理部とからなり、データ
    処理部が電話回線で外部に接続され、測定した電力を電
    話回線にて外部へ送信する自動電力読み取り装置におい
    て、電力入力端子に直流を加えることによって受信モー
    ドに切り換えた後、該直流を遮断した後の一定時間を経
    てから自動的に送信モードとなるようにした電力自動読
    み取り装置。
  8. 【請求項8】 電源部と、電力入力端子と、電力出力端
    子と、電力測定部と、データ処理部とからなり、データ
    処理部が電話回線で外部に接続され、測定した電力を電
    話回線にて外部へ送信する自動電力読み取り装置におい
    て、外部からの操作によって受信モードに切り換えた
    後、2つのRC回路の時定数の差により自動的に送信モ
    ードとなるようにした電力の自動測定方法。
  9. 【請求項9】 一対の電力入力端子に対し、コンデンサ
    ーを介して直列に接続された電源部と、該電源部とデー
    タ処理用マイコンとの間に接続ラインに配置された第1
    抵抗R1と、該第1抵抗R1とマイコンの間を接地するた
    めのコンデンサーC1と、 前記電源部に対して並列に前
    記電力入力端子に対し直列に接続された第2抵抗R2
    よび第2コンデンサーC2と、 第1抵抗R1と第1コン
    デンサーC1の間に接続された受光素子および第2抵抗
    2と第2コンデンサーC2 の間に抵抗R3を介して接続
    された発光素子からなるフォトカプラとを有し、時定数
    2(R2//R3)を時定数C11よりも十分大きくし
    たことを特徴とする電力自動測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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