JPH10110847A - バキュームリリーフ弁 - Google Patents

バキュームリリーフ弁

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JPH10110847A
JPH10110847A JP28150296A JP28150296A JPH10110847A JP H10110847 A JPH10110847 A JP H10110847A JP 28150296 A JP28150296 A JP 28150296A JP 28150296 A JP28150296 A JP 28150296A JP H10110847 A JPH10110847 A JP H10110847A
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vacuum relief
sheet packing
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靖行 小宮
Yoshitake Yoshida
省剛 吉田
Koichi Nakano
光一 中野
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Kyushu Electric Power Co Inc
Takata Kogyo Co Ltd
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Takata Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートパッキンとフロートの固着現象の発生
を防止して、良好な作動性能を得ることができると共
に、たとえ、最低水位以下まで液体を排出する場合で
も、ダイヤフラムゴム膜やダイヤフラム受台等が破損す
るのを防止して、高い信頼性を得ることができるバキュ
ームリリーフ弁を提供する。 【解決手段】 上部に通気口16aを備え、下部に液体
出入口16bを備えるハウジング16内に、液体出入口
16bから流入する液体の液位の上昇によって、通気口
16aの下部に設けられたリング状のシートパッキン2
6のリップ部17aと当接して弁シールをするフロート
25を備えたバキュームリリーフ弁Aにおいて、フロー
ト25は表面にフッ素樹脂をコーティングした球体から
なり、シートパッキン26はゴム材からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力工業や、化
学工業、食品工業など、各種産業分野において使用され
るタンクなどに付設するバキュームリリーフ弁に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、図14に示す純水タンクBに
は、タンク本体11内に貯溜する液体の一例である純水
Wと大気が接触して純水W中の溶存酸素量が増える(又
は純水Wの純度が低下する)のを防止するため、純水W
と大気を隔離するダイヤフラムゴム膜12が配設されて
いる。また、このダイヤフラムゴム膜12を、変動する
純水Wの水位(又は液位という)に追従させるため、こ
のダイヤフラムゴム膜12内には、重錘リング13が配
設されていると共に、ダイヤフラムゴム膜12の下に
は、重錘リング13の重量と平衡する浮力を有するリン
グ状の浮きフープ14が配設されている(図15参
照)。また、タンク本体11の底部には、このタンク本
体11内の純水Wを側マンホール60から完全にブロー
(又は排液、排水という)したとき、ダイヤフラムゴム
膜12がタンク本体11と固着したり破損したりするの
を防止するため、上部にグレーチングを有するダイヤフ
ラム受台15が配設されている。なお、ダイヤフラムゴ
ム膜12がダイヤフラム受台15の上方の所定距離まで
近接したときを最低水位又は水位0%という(図15参
照)。更に、タンク本体11内の純水Wを最低水位以下
まで側マンホール60から排出する場合、タンク本体1
1とダイヤフラムゴム膜12で形成される空間Sが減圧
されて、ダイヤフラムゴム膜12が下方に引き込まれ
(図18参照)、この結果、ダイヤフラムゴム膜12や
ダイヤフラム受台15が破損するのを防止するため、タ
ンク本体11の周壁にはバキュームリリーフ弁Cが取付
けられている。
【0003】ここで、図15及び図16を参照して、従
来のバキュームリリーフ弁Cの基本構成について説明す
ると、このバキュームリリーフ弁Cは、上部に通気口1
6aを備え、下部に液体出入口16bを備えるハウジン
グ16内に、液体出入口16bから流入する純水Wの水
位の上昇によって、通気口16aの下部に設けられたリ
ング状のシートパッキン17のリップ部17aと当接し
て弁シールをするオーステナイト系ステンレス鋼(JI
S規格SUS304:以下、単にSUS304という)
製の球体からなるフロート18を備えている。また、図
15〜図17を参照して、従来のバキュームリリーフ弁
Cの具体的構成について説明すると、上述したハウジン
グ16は、タンク本体11の下部周壁に取付けられた短
管19に元弁20を介して接続されたエルボー管16c
と、このエルボー管16cの上端に接続された外側ケー
ス16dとから構成されている。そして、エルボー管1
6cの上端内部には、フロート18を支持する4つの支
脚からなる弁座16eが設けられていると共に、このエ
ルボー管16cの上端内部には、純水Wの水位の変動に
よるフロート18の上、下動をガイドする4本のフロー
トガイド16fが立設されている。また、外側ケース1
6dの上部中央には、通気口16aが形成されていると
共に、この通気口16aを介してハウジング16内に塵
や埃が入るのを防止するため、外側ケース16dの上部
には、通気口16aを覆って四角い金属製のネット16
gが配設され、更に、このネット16gの上方に笠16
hが配設されている。また、外側ケース16dの通気口
16aには、図16に示すように、パッキンホルダー1
6iが螺着されていると共に、このパッキンホルダー1
6iにシートパッキン17が嵌着されている。なお、こ
のシートパッキン17は、ショア硬度70のエチレンプ
ロピレンゴム(以下、EPDM70という)からなり、
図16及び図17に示すように、フランジ部17bの一
端部からリップ部17aを延設してなるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のバキュームリリーフ弁Cでは、未だ、以下の解決す
べき課題を有していた。即ち、シートパッキン17の材
質にEPDM70が使用されると共に、フロート18の
材質にSUS304が使用されているため、これらEP
DM70とSUS304の馴染みが良く、シートパッキ
ン17とフロート18の固着現象が発生するという問題
があった。このため、タンク本体11内の純水Wを最低
水位以下まで側マンホール60から排出する場合、タン
ク本体11とダイヤフラムゴム膜12で形成される空間
Sが減圧されて、ダイヤフラムゴム膜12が下方に引き
込まれてしまい(図18参照)、この結果、ダイヤフラ
ムゴム膜12やダイヤフラム受台15が破損するという
危険性があった。本発明はこのような事情に鑑みてなさ
れたもので、シートパッキンとフロートの固着現象の発
生を防止して、良好な作動性能を得ることができると共
に、たとえ、最低水位以下まで液体を排出する場合で
も、ダイヤフラムゴム膜やダイヤフラム受台等が破損す
るのを防止して、高い信頼性を得ることができるバキュ
ームリリーフ弁を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載のバキュームリリーフ弁は、上部に通気口を備え、
下部に液体出入口を備えるハウジング内に、前記液体出
入口から流入する液体の液位の上昇によって、前記通気
口の下部に設けられたリング状のシートパッキンのリッ
プ部と当接して弁シールをするフロートを備えたバキュ
ームリリーフ弁において、前記フロートは表面にフッ素
樹脂をコーティングした球体からなり、前記シートパッ
キンはゴム材からなることを特徴とする。また、請求項
2記載のバキュームリリーフ弁は、請求項1記載のバキ
ュームリリーフ弁において、前記フッ素樹脂は、PFA
であることを特徴とする。更に、請求項3記載のバキュ
ームリリーフ弁は、請求項1又は2記載のバキュームリ
リーフ弁において、前記ゴム材は、NBRであることを
特徴とする。そして、請求項4記載のバキュームリリー
フ弁は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のバキュー
ムリリーフ弁において、前記ゴム材は、ショア硬度60
〜90であることを特徴とする。
【0006】ここで、上述した「PFA」、「NB
R」、及び「EPDM」とは、それぞれ、「ポリテトラ
フルオロエチレン」、「アクリロニトリルブタジエンゴ
ム」、「エチレンプロピレンゴム」をいう。また、フロ
ートはその材質等にも依るが、中空状又は中実状のもの
を使用することができる。また、フロートの材質として
具体的には、ステンレス鋼等の金属製、セラミックス
製、合成樹脂製のもの等を使用することができる。ま
た、フロートの表面にコーティングするフッ素樹脂の厚
さは、80〜120μm、好ましくは90〜110μm
とするのが望ましい。これは、フッ素樹脂の厚さが90
μm未満になると、フッ素樹脂の厚さが薄過ぎて簡単に
剥離し、フロートとシートパッキンの固着現象を防止で
きなくなる傾向が現れ、特に80μm未満になるとその
傾向が著しくなるからである。また、逆に、フッ素樹脂
の厚さが110μmを越えると、フッ素樹脂の厚さが厚
過ぎて塊状に剥離してしまい、前記と同様、フロートと
シートパッキンの固着現象を防止できなくなる傾向が現
れ、特に120μmを越えるとその傾向が著しくなるか
らである。また、シートパッキンの材質であるゴム材の
硬さは、ショア硬度60〜90、好ましくはショア硬度
60〜80とするのが望ましい。これは、ゴム材の種類
にも依るが、ゴム材の硬さがショア硬度60未満になる
と、シートパッキンが柔らか過ぎて、フロートとシート
パッキンの固着現象を防止できなくなる傾向が現れるか
らである。また、逆に、ゴム材の硬さがショア硬度80
を越えると、シートパッキンが硬過ぎて、例えば、シー
トパッキンに圧縮成形時の加工誤差等が生じていたと
き、フロートとシートパッキンの間にできる隙間をそれ
自体の変形に依って消失することができなくなって、弁
シールの際、水漏れ等が発生する傾向が現れ、特にショ
ア硬度90を越えるとその傾向が著しくなるからであ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。なお、従来例と同様の構成について
は、同一の符号を付して説明を省略するものとする。図
1に示すように、本発明の一実施の形態に係るバキュー
ムリリーフ弁Aが、従来例のバキュームリリーフ弁Cと
異なる点は、表面にフッ素樹脂の一例であるPFAをコ
ーティングした中空状の金属製(SUS304)の球体
からなるフロート25を用いた点と、ゴム材の一例であ
るNBR70製のシートパッキン26を用いた点であ
る。以上のように本実施の形態に係るバキュームリリー
フ弁Aによれば、シートパッキン26の材質としてNB
R70を使用し、フロート25として中空状のSUS3
04製球体の表面にPFAをコーティングしたものを使
用することにより、シートパッキン26とフロート25
の間の固着現象を防止することができ、この結果、バキ
ュームリリーフ弁Aの作動性能を向上することができる
と共に、たとえ、純水タンクBのタンク本体11内の最
低水位以下まで純水Wをブロー(又は排液、排水とい
う)する場合でもダイヤフラムゴム膜12やダイヤフラ
ム受台15等が破損するのを防止して、高い信頼性を得
ることができる。
【0008】
【実施例】次に、本実施の形態に係るバキュームリリー
フ弁A(図1参照)の確認試験を行った結果について説
明する。なお、本確認試験では、バキュームリリーフ弁
Aの基本的な構造を変えずに、シートパッキンの材質や
形状とフロートの材質の異なる組合せを種々変更して
(表1参照)後述する各種試験を行うものとする。
【0009】
【表1】
【0010】なお、表1中、「EPDM70」とはショ
ア硬度70のEPDM(但し、リップ幅12mm:主要
寸法は図2(a)参照)、「EPDM90」とはショア
硬度90のEPDM(但し、リップ幅12mm:主要寸
法は図2(a)参照)、「NBR70」とはショア硬度
70のNBR(但し、リップ幅12mm:主要寸法は図
2(a)参照)である。また、表1中、「EPDM70
(リップ幅変更)」とは、EPDM70製のシートパッ
キンであってリップ部を削ってリップ幅を7mmに変更
したもの(主要寸法は図2(b)参照)、「EPDM7
0(Oリングタイプ)」とは、EPDM70製のシート
パッキンであってOリング状としたもの(主要寸法は図
2(c)参照)である。更に、「EPDM70+エムラ
ロン345(30μm)」とは、EPDM70製のシー
トパッキンであって内面に四弗化エチレン樹脂を含有す
るエマルジョン塗料と硬化剤とからなる乾燥皮膜潤滑塗
料(日本アチソン(株)社製:商品名エムラロン34
5)を30μmコーティングしたものである。また、
「SUS304」とは外径155mm(厚さ約1mm)
の中空状のSUS304製の球体からなるフロートであ
り、「SUS304+PFA(100μm)」とは、前
述したSUS304製のフロートの表面全面にポリテト
ラフルオロエチレンを100μmコーティングしたもの
である。
【0011】まず、シール性確認試験を行った結果につ
いて説明する。 〈シール性確認試験〉本試験は、表1に示すフロートと
シートパッキンの各種組合せについて、図3に示す実機
モデル41を用いて、表2に示す条件下でのシール性の
確認をする目的で行ったものである。なお、本試験で
は、フロートの上部に空気が残存する場合(図4(a)
参照)としない場合(図4(b)参照)、更に、水位0
%のとき(水圧300mmAq)とタンク本体11内に
純水Wを満水したとき(水圧9920mmAq)につい
て検討するものとする。以下詳細に説明する。
【0012】
【表2】
【0013】まず、図3に示す実機モデル41、及び表
1に示すフロートとシートパッキンを準備する。なお、
実機モデル41の主要寸法は、図4(a)、(b)に示
す通りである。また、フロートの作動状態及び水位の確
認をするため、弁本体36及び水位計30は透明アクリ
ル製とし、その他の部材は所定圧力に耐える材質とす
る。なお、図3及び図4中、32、33、34は接続
弁、35は圧力計、37は空気抜き弁、38は下部弁
体、39は排水弁、40は注入弁、42は通気口、43
はフロートガイド、44は液体出入口である。次に、実
機モデル41にシートパッキンとフロートを所定の組合
せでセットし、注入弁40より水道水を注入する。この
際、接続弁32、33、34は開放しておき、空気抜き
弁37及び排水弁39は閉止しておくものとする。そし
て、フロートがシートパッキンにあたるまで水道水を注
入する。ここで、フロートの上部に空気を残存させる場
合(図4(a)参照)は、そのまま水位を上昇させ、水
位計30の水圧が300mmAqとなる位置で10分間
保持する。この保持期間中に目視でシール状態を確認す
ると共に、シール部に指先で石鹸水を付け、この石鹸水
の状況を目視で確認する。また、フロートを水没させた
状態で試験する場合(図4(b)参照)は、上述したシ
ール状態を確認した後、弁本体36の上部にある空気抜
き弁37を利用して、フロート上部に残存する空気を除
去する。その後、フロート上部に空気を残存させた場合
と同じ手順で試験を行う。そして、更に水位を上昇さ
せ、9920mmAqの圧力で試験を行うが、装置の都
合で前記圧力を測定できる水位計を準備できない場合
は、接続弁32を閉止し、注入弁40側より図示しない
水圧ポンプにて昇圧し、1kgf/cm2 の圧力にてシ
ール状態の確認を行うものとする。そして、所定の圧力
が得られたら、注入弁40を閉止し、この状態で10分
間保持し、この保持期間中にシール状態の確認を行う。
この際、漏れの無い場合を合格とする。その結果を表3
に示す。
【0014】
【表3】
【0015】表3から明らかなように、試験No9、1
0の場合(シートパッキンに「EPDM70(Oリング
タイプ)」を用いた場合)、フロートとの馴染みが悪
く、シール部より水が漏れることが確認された。また、
試験No11、12の場合(シートパッキンに「EPD
M70+エムラロン345(30μm)」を用いた場
合)、シール性は一応確認できるものの、コーティング
材であるエムラロン345が剥離し易く、耐久性に欠け
ることが確認された。なお、その他のシートパッキンに
関しては、フロートが「SUS304」であっても「S
US304+PFA(100μm)」であっても、良好
なシール性が得られることが確認された。
【0016】次に、離脱性確認試験を行った結果につい
て説明する。 〈離脱性確認試験〉本試験は、本試験に先立ち行われた
シール性確認試験にて合格したフロートとシートパッキ
ンの組合せ(表1参照)について、図3に示す実機モデ
ル41を用いて、表4に示す条件下で、1週間放置した
後、フロートを作動したときの作動状況及び水位データ
を確認し、その中で良好なデータが得られた2種類及び
オリジナルの組合せ(表1参照)について、3ヶ月放置
した後のフロートの作動状況及び水位データを確認する
目的で行ったものである。以下詳細に説明する。
【0017】
【表4】
【0018】まず、上述したシール性確認試験と同様、
実機モデル41(図3参照)にシートパッキンとフロー
トを所定の組合せでセットし、注入弁40(図3参照)
より水道水を注入し、フロートがシートパッキンにあた
るまで水道水を注入する。そして、フロート上部に空気
を残存させる場合は、そのまま水位を上昇させ、1kg
f/cm2 の圧力で1週間放置する。一方、フロート上
部に空気を残存させない(即ち、フロートを水没した状
態)で試験する場合は、前記と同様、空気抜き弁37
(図3参照)を利用してフロート上部に残存する空気を
除去する。そして、試験期間を終えたものについて、順
次離脱試験を行う。この際、まず、水位計30の圧力が
保持されていることを圧力計35(図3参照)で確認し
た後、水位計30のほぼ上端まで水を注入する。そし
て、接続弁32、33を徐々に開放し、水位計30内の
水圧と弁本体36内の水圧が均衡して、水位計30内の
水の水面が静まるまで待ち、その後、排水弁39を徐々
に開放する。この際、水位計30内の水の水位の降下速
度は10〜15mm/分(純水タンクの排水時の水位降
下速度と同等の速度)とする。そして、水位の下降に伴
い、フロートが離脱した時の水位を水位計30で離脱時
水頭圧として読むと共に、シートパッキンのリップ部セ
ンター位置(図5参照)との差を記録する。そして、水
位が充分に下がっても、フロートがシートパッキンに固
着して離れない場合は、フロートに少しずつデジタルフ
ォースゲージ(シンポ工業(株)社製:商品名DIGI
TAL FORCE GAUGE Model FGC
−50)で荷重を負荷し、最終的に離脱した時の負荷重
量を離脱時荷重として測定する。なお、このデジタルフ
ォースゲージの先端には、円板状でフロート球の当接面
にフロートの曲率とほぼ同一の曲率面を有するテフロン
製のアタッチメント(図6参照)を設け、このデジタル
フォースゲージにより加えられる荷重が一点に集中しな
いように配慮するものとする。その結果を表5〜表7に
示す。
【0019】
【表5】
【0020】
【表6】
【0021】
【表7】
【0022】なお、リップ部センター位置とは、図2
(a)、(b)に示すようなシートパッキンの場合、リ
ップ部の高さ方向中央の位置をいい、また、図2(c)
に示すようなシートパッキンの場合、リップ部の最下端
の位置をいうものである。また、上記の離脱時水頭圧や
離脱時荷重の測定値と共に、フロートの質量や浮力等を
考慮して算出した離脱荷重を表5〜表6に示した。この
離脱荷重は離脱の時点においてフロートに働いている力
で、鉛直方向上向きを負(−)、下向きを正(+)とし
(表7参照)フロートの質量を考慮し、以下に示す算出
方法により求めたものである。すなわち、水位計30内
の水の水位が降下中(即ち、減圧中)にフロートが脱落
した場合については、その水位計30の水位の読みから
下記(1)式により算出した。 P=W×10-3+ΔP×S×ρ×10-4−F ・・・・・・・(1) 但し、前記(1)式中、Pは離脱荷重(kgf)、Wは
フロートの重さ(gf)、ΔPは水頭差(mmAq)、
Sはシートパッキンのリップ部センター位置でのシート
パッキンの穴の面積(cm2 )、ρは水の密度(gf/
cm3 )、Fはフロートが水から受ける浮力(kgf)
である。なお、水頭差ΔPとは、弁本体36内と水位計
30との水頭差である。但し、弁本体36内の水位がリ
ップ部センター位置より上にある場合は、リップ部セン
ター位置と水位計30の水位との水頭差とする。また、
浮力Fは下記(2)式により算出した。 F=(77.5×X2 −1/3×X3 )×ρ×10-6 ・・・・・(2) 但し、前記(2)式中、Xは弁本体36内の純水Wの水
位とフロートの最下位との距離である(図7参照)。ま
た、減圧により離脱しない場合、弁本体36内の水を抜
き、フロート上面よりデジタルフォースゲージにて垂直
荷重を加えた時の離脱荷重は下記(3)式により算出し
た。 P=W×10-3+D ・・・・・・・・・・・・・・・(3) 但し、前記(3)式中、Pは離脱荷重(kgf)、Wは
フロートの重さ(gf)、Dはデジタルフォースゲージ
の読み値(kgf)である。
【0023】表5から明らかなように、1週間の試験期
間では、シートパッキンとフロートの組合せのうち、試
験No2、5、6、8の4つの組合せのときには良好な
離脱性を示すことが確認された。また、表6から明らか
なように、3ヶ月間の試験期間では、1週間試験で良好
な試験No6、8と、オリジナル(試験No1)の計3
組について実施した結果、シートパッキンとフロートの
組合せが、オリジナルを除く試験No6、8の場合には
良好な離脱性を示すことが確認された。この結果、以下
の傾向が認められる。 シートパッキンの材質の固着し易さ(離脱性の悪さ)
の傾向 EPDM90 > EPDM70 > NBR70 フロート材の固着し易さの傾向 SUS304 > SUS304+PFA(100μ
m) シートパッキンの形状の影響は少ない。 従って、シートパッキンとフロートの組合せは、シート
パッキンの材質を「NBR70」とし、フロートの材質
を「SUS304+PFA(100μm)」とするのが
良いと考えられる。
【0024】次に、固着力確認試験を行った結果につい
て説明する。 〈固着力確認試験〉本試験は、表1に示すフロート及び
シートパッキンの各種組合せについて、図8に示す板状
試験片であるフロート相当材45、板状試験片であるシ
ートパッキン相当材46を用いて、表8に示す条件下で
固着現象再現実験を行い、各組合せでの引張固着強度、
及びその経時的変化を確認する目的で行ったものであ
る。以下詳細に説明する。
【0025】
【表8】
【0026】なお、バキュームリリーフ弁Aを適用する
純水タンクBの最高使用温度が65℃であるため、試験
温度を65℃とした(表8参照)。まず、準備した板状
試験片45、46を脱脂した後、自然乾燥させる。な
お、この試験の際、フロート相当材45及びシートパッ
キン相当材46の重なり部分の面積が2cm2 になるよ
うにフロート相当材45に予めケガキ針等で罫書いてお
くものとする。そして、図8(a)、(b)に示すよう
に、フロート相当材45及びシートパッキン相当材46
を重ねた後、図9(a)、(b)に示すように、重ね合
わせたフロート相当材45及びシートパッキン相当材4
6を4組(同一試験期間条件で、異なる組合せ同士)を
それぞれ長方形台48のセットピン47のほぼセンター
になるようにおく。そして、フロート相当材45及びシ
ートパッキン相当材46上に長方形台49を各1個ずつ
載せた後、この状態で図示しない恒温槽内にセットし、
所定の時間保持する。なお、板状試験片45、46を恒
温槽内に入れるのは試験環境条件下に保つためである。
なお、荷重負荷装置50の長方形台48と板状試験片4
5、46との固着、及び長方形台49と板状試験片4
5、46との固着を防止するため、長方形台48上、及
びこの長方形台48上に載置した板状試験片45、46
上にはテフロン製シート(厚さ2mm)51を置くもの
とする。そして、所定時間が経過した板状試験片45、
46を荷重負荷装置50から取り出し、12時間室温
(20℃)で放置する。そして、固着した板状試験片4
5、46の両端をそれぞれ図示しないオートグラフイン
ストロン引張試験機(島津製作所社製:商品名AUTO
GRAPH AG500A)のチャックに固定し、20
℃、10〜15mm/分の引張速度で引っ張る。この
際、固着部分にできるだけ、応力がかからないように注
意深く行うものとする。その結果を表9に示す。
【0027】
【表9】
【0028】なお、この試験で測定された固着強度は剪
断固着強度(FS)である。そこで、引張固着強度(F
T)と剪断固着強度(FS)には、下記(7)式の関係
があることから、(7)式を用いて引張固着強度(F
T)を求めるものとする。 FT=k(FS)2 ・・・・・・・・・・・・・・・・・(7) 但し、k=1.02(日本ゴム協会誌第60巻第3号
(1987)「報文 固着の測定方法について」より引
用)である。
【0029】表9から明らかなように、固着現象が発生
したシートパッキンとフロートの組合せは、オリジナル
の組合せを含む試験No1、3、11、12の4通りの
場合であることが確認された。中でも試験No11の場
合に最も高い引張固着強度を示した。また、他のシート
パッキンとフロートの組合せに関しては、固着現象は認
められなかった。また、試験No12の組合せを除く全
ての試料について、試験期間が長くなると、引張固着強
度は低下することなく、同等若しくはそれ以上に増加す
る傾向が認められた。従って、フロートの材質のPFA
テフロンコーティングは、耐固着性に関して有効である
と考えられる。また、フロートとして用いるゴムの硬度
を高くすると、金属表面に対するゴム分子鎖の吸着を抑
制するので、引張固着強度は低くなると考えられる。
【0030】最後に、溶出イオン測定試験を行った結果
について説明する。 〈溶出イオン測定試験〉本試験は、表1に示すフロート
及びシートパッキンの組合せで純水中に浸漬した時、フ
ロート及びシートパッキンより溶出すると考えられる各
種溶出イオンを定量的に検出する目的で行ったものであ
る。なお、溶出イオンは、純水の温度及び浸漬時間に依
存すると考えられる。そこで、表10に示す試験条件の
もとで行うものとする。以下詳細に説明する。
【0031】
【表10】
【0032】まず、図10(a)、(b)に示す寸法・
形状(フロートの表面積の1/10相当)の板状試験片
からなるフロート相当材52(図10中、53はPFA
コーティングである)、及び、図11に示すシートパッ
キンを10分割したうちの1つであるシートパッキン分
割材54を準備する。そして、表1に示した組合せにつ
いて、図12に示すように、それぞれ広口試薬瓶55に
入れ、更に純水5リットルを加え栓をする。また、比較
例としてフロート相当材52及びシートパッキン分割材
54を入れずに広口試薬瓶55に純水を入れて栓をした
ものも準備した(試験No13)。次に、この広口試薬
瓶55を65℃の恒温槽56に浸漬し、所定の試験期間
保持する。次に、試験期間終了後、広口試薬瓶55から
メスピペットを用いて試験液を規定量採取する。そし
て、表11に示すフロート相当材52及びシートパッキ
ン分割材54より溶出する可能性のあるイオンを、JI
S K 0101「工業用水試験方法」に従って測定す
るものとする。また、5ヶ月の試験期間後に採取した試
験液については、亜硝酸イオン(NO2 - )、硝酸イオ
ン(NO3 - )及びフッ素イオン(F- )に関して、測
定精度を上げるために、イオンクロマトグラフ法によ
り、イオンクロマトグラフ装置(ダイオネクス社製:商
品名EX−300)を用いて、検出限界0.05ppm
まで測定するものとする。
【0033】
【表11】
【0034】試験期間24時間における各種イオンの測
定結果を表12、試験期間5ヶ月間における各種イオン
の測定結果を表13に示す。
【0035】
【表12】
【0036】
【表13】
【0037】表12、表13から明らかなように、TO
C(有機体炭素)の溶出量は、試験No1の場合に最も
高い値を示すことが確認された。また、O−N(有機体
窒素)の溶出量は、広口試薬瓶55に純水を入れて栓を
した試験No13を除き、試験No4の場合に最も低い
値を示すことが確認された。更に、塩化物イオン(Cl
- )の溶出量は、24時間試験では試験No1の場合に
最も高い値を示し、広口試薬瓶55に純水を入れて栓を
した試験No13と共に、試験No2、6の時、最も低
い値を示すことが確認された。また、5ヶ月試験では、
いずれも検出限界以下であることが確認された。また、
溶存酸素は、脱気水を使用していないため、高い値を示
したが、5ヶ月試験後には約2mg/リットル増加する
ことが確認された。更に、5ヶ月試験では、TOC(有
機体炭素)、O−N(有機体窒素)、及び溶存酸素の合
計値を比較すると試験No6の場合に最も低く、良好な
結果を示すことが確認された。また、フッ化物イオン
は、5ヶ月試験で、試験No1の場合にのみ検出され
た。これは、離型剤が原因と考えられる。更に、その他
の溶出イオンは、測定試験に供した全ての試料に関して
いずれも検出限界未満であり、検出されなかった。
【0038】以上各種試験の結果から、フロートとシー
トパッキンの固着現象が明らかになり、総合的に判断す
ると、シートパッキンとフロートの組合せは試験No6
〔「NBR70」、「SUS304+PFA(100μ
m)」〕の組合せが最も優れていると考えられる。従っ
て、シートパッキンの材質としてNBR70を選択し、
フロートの材質としてSUS304の表面にPFAテフ
ロンコーティングを実施することにより、シートパッキ
ンとフロートとの間に固着のないバキュームリリーフ弁
を実現でき、この結果、バキュームリリーフ弁の作動性
能を向上することができると共に、信頼性を向上するこ
とができる。
【0039】以上、本発明の一実施の形態を説明した
が、本発明は何ら上記の実施の形態に限定されるもので
はなく、要旨を逸脱しない条件の変更などは全て本発明
の適用範囲である。例えば、ハウジングの外側ケースと
して透明アクリル製のものを使用してもよい。また、図
13に示すように、本実施の形態に係るバキュームリリ
ーフ弁Aを好適に用いる純水タンクBにおいて、このバ
キュームリリーフ弁Aと元弁20との間に短管57を設
けると共に、この短管57に連通するドレン弁58を設
け、更に、このドレン弁58に透明ホース59を接続し
てタンク本体11内の純水の水量を確認するようにして
もよい。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1〜4記載のバキュームリリーフ弁においては、上部に
通気口を備え、下部に液体出入口を備えるハウジング内
に、液体出入口から流入する液体の液位の上昇によっ
て、通気口の下部に設けられたリング状のシートパッキ
ンのリップ部と当接して弁シールをするフロートを備え
たバキュームリリーフ弁において、フロートは表面にフ
ッ素樹脂をコーティングした球体からなり、シートパッ
キンはゴム材からなる。従って、シートパッキンとフロ
ートの固着現象を防止することができ、この結果、最低
水位以下まで純水を排出する場合でもダイヤフラムゴム
膜やダイヤフラム受台等が破損するのを防止することが
できる信頼性の高いバキュームリリーフ弁を提供するこ
とができる。
【0041】また、請求項2記載のバキュームリリーフ
弁においては、フッ素樹脂としてPFAを用いるので、
更に確実にシートパッキンとフロートの固着現象を防止
することができ、この結果、最低水位以下まで純水を排
出する場合でもダイヤフラムゴム膜やダイヤフラム受台
等が破損するのを確実に防止することができる。更に、
請求項3記載のバキュームリリーフ弁においては、ゴム
材としてNBRを用いるので、更に確実にシートパッキ
ンとフロートの固着現象を防止することができ、この結
果、最低水位以下まで純水を排出する場合でもダイヤフ
ラムゴム膜やダイヤフラム受台等が破損するのを確実に
防止することができる。そして、請求項4記載のバキュ
ームリリーフ弁においては、ゴム材のショア硬度が60
〜90であるので、更に確実にシートパッキンとフロー
トの固着現象を防止することができ、この結果、最低水
位以下まで純水を排出する場合でもダイヤフラムゴム膜
やダイヤフラム受台等が破損するのを確実に防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るバキュームリリー
フ弁及びそれを好適に用いることができる純水タンクの
説明図である。
【図2】(a)〜(c)はそれぞれバキュームリリーフ
弁の確認試験に用いるシートパッキンの拡大側面図であ
る。
【図3】バキュームリリーフ弁のシール性確認試験及び
離脱確認試験に用いる実機モデルの説明図である。
【図4】(a)、(b)はそれぞれバキュームリリーフ
弁のシール性確認試験及び離脱確認試験に用いる実機モ
デルの要部拡大説明図である。
【図5】バキュームリリーフ弁の要部拡大説明図であ
る。
【図6】バキュームリリーフ弁の離脱確認試験に用いる
デジタルフォースゲージのアタッチメントの説明図であ
る。
【図7】バキュームリリーフ弁の要部拡大説明図であ
る。
【図8】バキュームリリーフ弁の固着力確認試験に用い
る板状試験片の説明図である。
【図9】バキュームリリーフ弁の固着力確認試験の説明
図である。
【図10】バキュームリリーフ弁の溶出イオン測定試験
に用いるフロート相当材の説明図である。
【図11】バキュームリリーフ弁の溶出イオン測定試験
に用いるシートパッキン分割材の説明図である。
【図12】バキュームリリーフ弁の溶出イオン測定試験
の説明図である。
【図13】バキュームリリーフ弁を好適に用いることが
できる純水タンクの変形例の説明図である。
【図14】純水タンクの説明図である。
【図15】従来のバキュームリリーフ弁及びそれを適用
した純水タンクの説明図である。
【図16】従来のバキュームリリーフ弁の要部拡大説明
図である。
【図17】(a)シートパッキンの拡大側面図である。
(b)シートパッキンの拡大平面図である。
【図18】純水タンクの不具合発生状況を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
A バキュームリリーフ弁 B 純水タンク C バキュームリリーフ弁 S 空間 W 純水 11 タンク本
体 12 ダイヤフラムゴム膜 13 重錘リン
グ 14 浮きフープ 15 ダイヤフ
ラム受台 16 ハウジング 16a 通気口 16b 液体出入口 16c エルボ
ー管 16d 外側ケース 16e 弁座 16f フロートガイド 16g ネット 16h 笠 16i パッキ
ンホルダー 17 シートパッキン 17a リップ
部 17b フランジ部 18 フロート 19 短管 20 元弁 25 フロート 26 シートパ
ッキン 30 水位計 32 接続弁 33 接続弁 34 接続弁 35 圧力計 36 弁本体 37 空気抜き弁 38 下部弁体 39 排水弁 40 注入弁 41 実機モデル 42 通気口 43 フロートガイド 44 液体出入
口 45 フロート相当材 46 シートパ
ッキン相当材 47 セットピン 48 長方形台 49 長方形台 50 荷重負荷
装置 51 テフロン製シート 52 フロート
相当材 53 PFAコーティング 54 シートパ
ッキン分割材 55 広口試薬瓶 56 恒温槽 57 短管 58 ドレン弁 59 透明ホース 60 側マンホ
ール
フロントページの続き (72)発明者 中野 光一 福岡県北九州市八幡西区築地町1番1号 株式会社高田工業所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に通気口を備え、下部に液体出入口
    を備えるハウジング内に、前記液体出入口から流入する
    液体の液位の上昇によって、前記通気口の下部に設けら
    れたリング状のシートパッキンのリップ部と当接して弁
    シールをするフロートを備えたバキュームリリーフ弁に
    おいて、 前記フロートは表面にフッ素樹脂をコーティングした球
    体からなり、前記シートパッキンはゴム材からなること
    を特徴とするバキュームリリーフ弁。
  2. 【請求項2】 前記フッ素樹脂は、PFAであることを
    特徴とする請求項1記載のバキュームリリーフ弁。
  3. 【請求項3】 前記ゴム材は、NBRであることを特徴
    とする請求項1又は2記載のバキュームリリーフ弁。
  4. 【請求項4】 前記ゴム材は、ショア硬度60〜90で
    あることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記
    載のバキュームリリーフ弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002276493A (ja) * 2001-03-21 2002-09-25 Tgk Co Ltd 圧力制御弁

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