JPH10110487A - ブロック - Google Patents
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- JPH10110487A JPH10110487A JP8266082A JP26608296A JPH10110487A JP H10110487 A JPH10110487 A JP H10110487A JP 8266082 A JP8266082 A JP 8266082A JP 26608296 A JP26608296 A JP 26608296A JP H10110487 A JPH10110487 A JP H10110487A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- block
- zeolite particles
- air
- molding
- cement
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ブロックにより空気の脱臭及び浄化ができる
ようにすること。 【解決手段】 セメント、ゼオライト粒子１１及び水
を混合したものを成形したことを特徴とするブロック１
０。 更に、上記において加圧成形すること。
ようにすること。 【解決手段】 セメント、ゼオライト粒子１１及び水
を混合したものを成形したことを特徴とするブロック１
０。 更に、上記において加圧成形すること。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブロックに関し、
特に臭いを吸収でき空気を浄化することができるブロッ
クに関するものである。
特に臭いを吸収でき空気を浄化することができるブロッ
クに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のコンクリートブロックは、セメン
トに砕石、砂利などの骨材を混合して少量の水を加えて
加圧成形したものである。該コンクリートブロックは、
塀、建築物等の材料として使用されている。
トに砕石、砂利などの骨材を混合して少量の水を加えて
加圧成形したものである。該コンクリートブロックは、
塀、建築物等の材料として使用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例の
コンクリートブロックは、塀、建築物等の材料としては
優れているが、空気の臭いを吸収したり、空気を浄化す
ることは全くできなかった。特に、空気の汚染防止が強
く要請されている近年においては、空気の臭いを吸収し
たり、空気を浄化したりすることは重要な事柄になって
いる。したがって、本願発明の課題は、上述の従来例の
欠点をなくし、建築材等になるとともに、空気の臭いを
吸収でき、空気を浄化することができるブロックを提供
することである。
コンクリートブロックは、塀、建築物等の材料としては
優れているが、空気の臭いを吸収したり、空気を浄化す
ることは全くできなかった。特に、空気の汚染防止が強
く要請されている近年においては、空気の臭いを吸収し
たり、空気を浄化したりすることは重要な事柄になって
いる。したがって、本願発明の課題は、上述の従来例の
欠点をなくし、建築材等になるとともに、空気の臭いを
吸収でき、空気を浄化することができるブロックを提供
することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願の第１の発明の構成は、セメント、ゼオライト
粒子及び水を混合したものを成形したことを特徴とする
ブロックである。
め、本願の第１の発明の構成は、セメント、ゼオライト
粒子及び水を混合したものを成形したことを特徴とする
ブロックである。
【０００５】上記第１の発明の構成により、セメント、
ゼオライト粒子及び水を混合して成形したブロックが建
築材等として使用できるとともに、該ブロック中に混在
するゼオライト粒子のイオン交換作用及び吸着作用によ
り空気の脱臭及び浄化をすることができる。なお、セメ
ントによるコンクリートは通気性があるので、該ブロッ
クの外部の空気を該ブロック内部に存在する前記ゼオラ
イト粒子まで導くことができる。このため、該ブロック
の表面に露出している前記ゼオライト粒子のみならず該
ブロックの内部に存在する前記ゼオライト粒子も空気の
脱臭及び浄化に役立つことができる。更に、前記ゼオラ
イト粒子は多数の微細孔構造を有しているので、該ブロ
ックは断熱及び防音効果がある。
ゼオライト粒子及び水を混合して成形したブロックが建
築材等として使用できるとともに、該ブロック中に混在
するゼオライト粒子のイオン交換作用及び吸着作用によ
り空気の脱臭及び浄化をすることができる。なお、セメ
ントによるコンクリートは通気性があるので、該ブロッ
クの外部の空気を該ブロック内部に存在する前記ゼオラ
イト粒子まで導くことができる。このため、該ブロック
の表面に露出している前記ゼオライト粒子のみならず該
ブロックの内部に存在する前記ゼオライト粒子も空気の
脱臭及び浄化に役立つことができる。更に、前記ゼオラ
イト粒子は多数の微細孔構造を有しているので、該ブロ
ックは断熱及び防音効果がある。
【０００６】更に、第２の発明の構成は、上記第１の発
明の構成において、加圧成形することである。
明の構成において、加圧成形することである。
【０００７】上記第２の発明の構成により、上記第１の
発明による作用とともに、ブロックの強度を向上させる
ことができる。
発明による作用とともに、ブロックの強度を向上させる
ことができる。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１は本願発明の実施の形態に係
わるブロックを示し、図２は該ブロックのＡ−Ａ断面構
造を示す。図１及び図２において、ブロック１０は、セ
メント、ゼオライト粒子１１及び水を混合したものを成
形又は加圧成形したものである。このため、ゼオライト
粒子１１はブロック１０の骨材となっている。なお、前
記「加圧成形」の場合は、ブロックの強度が、加圧しな
い「成形」の場合よりも向上し、従来のコンクリートブ
ロックの強度と同等以上の強度になる。該ゼオライト粒
子１１は無焼成のもの又は焼成したもの（焼成温度は３
００℃〜７００℃である）である。なお、ゼオライト粒
子１１のイオン交換作用及び吸着作用は前記焼成により
強化される。ブロック１０の大きさは、例えば長さＬが
４００mm、高さＨが２００mm、幅Ｗが１００mm、１２０
mm、１５０mm等である。ゼオライト粒子１１の径は約１
５mm以下である。このため、ブロック１０と上述の従来
のコンクリートブロックとを併用することもできる。
わるブロックを示し、図２は該ブロックのＡ−Ａ断面構
造を示す。図１及び図２において、ブロック１０は、セ
メント、ゼオライト粒子１１及び水を混合したものを成
形又は加圧成形したものである。このため、ゼオライト
粒子１１はブロック１０の骨材となっている。なお、前
記「加圧成形」の場合は、ブロックの強度が、加圧しな
い「成形」の場合よりも向上し、従来のコンクリートブ
ロックの強度と同等以上の強度になる。該ゼオライト粒
子１１は無焼成のもの又は焼成したもの（焼成温度は３
００℃〜７００℃である）である。なお、ゼオライト粒
子１１のイオン交換作用及び吸着作用は前記焼成により
強化される。ブロック１０の大きさは、例えば長さＬが
４００mm、高さＨが２００mm、幅Ｗが１００mm、１２０
mm、１５０mm等である。ゼオライト粒子１１の径は約１
５mm以下である。このため、ブロック１０と上述の従来
のコンクリートブロックとを併用することもできる。
【０００９】該ブロック１０内に混在する多数のゼオラ
イト粒子１１のイオン交換作用及び吸着作用により、該
ブロック１０は炭酸ガスや窒素酸化物等の吸着及び消臭
により空気を浄化することができる。更に、前記ゼオラ
イト粒子１１の多数の微細孔構造により、該ブロック１
０は防音、断熱作用があるので、温度コントロール及び
室内空調浄化効能材等と位置付けられる。
イト粒子１１のイオン交換作用及び吸着作用により、該
ブロック１０は炭酸ガスや窒素酸化物等の吸着及び消臭
により空気を浄化することができる。更に、前記ゼオラ
イト粒子１１の多数の微細孔構造により、該ブロック１
０は防音、断熱作用があるので、温度コントロール及び
室内空調浄化効能材等と位置付けられる。
【００１０】ブロック１０では、一方のフェイスシェル
１２及び他方のフェイスシェル１３が形成され、両フェ
イスシェル１２、１３間にウェブ１４が形成されてい
る。なお、各ウェブ１４の間に孔１５が形成されてい
る。また、両フェイスシェル１２、１３間の端面には凹
部１６が形成されている。このため、ブロック１０は、
通常のコンクリートブロックと同様に塀、建築物等の材
料として使用できる。
１２及び他方のフェイスシェル１３が形成され、両フェ
イスシェル１２、１３間にウェブ１４が形成されてい
る。なお、各ウェブ１４の間に孔１５が形成されてい
る。また、両フェイスシェル１２、１３間の端面には凹
部１６が形成されている。このため、ブロック１０は、
通常のコンクリートブロックと同様に塀、建築物等の材
料として使用できる。
【００１１】以上の構成により、セメント、ゼオライト
粒子１１及び水を混合して成形したブロック１０が建築
材等として使用できるとともに、該ブロック１０中に混
在するゼオライト粒子１１のイオン交換作用及び吸着作
用により空気の脱臭及び浄化をすることができる。な
お、セメントによるコンクリートは通気性があるので、
該ブロック１０の外部の空気を該ブロック１０の内部に
存在する前記ゼオライト粒子１１まで導くことができ
る。このため、該ブロック１０の表面に露出している前
記ゼオライト粒子１１のみならず該ブロック１０の内部
に存在する前記ゼオライト粒子１１も空気の脱臭及び浄
化に役立つことができる。更に、前記ゼオライト粒子１
１は多数の微細孔構造を有しているので、該ブロック１
０は断熱及び防音効果がある。更に、上述のように、加
圧成形した場合は、ブロック１０の強度を向上させるこ
とができる。
粒子１１及び水を混合して成形したブロック１０が建築
材等として使用できるとともに、該ブロック１０中に混
在するゼオライト粒子１１のイオン交換作用及び吸着作
用により空気の脱臭及び浄化をすることができる。な
お、セメントによるコンクリートは通気性があるので、
該ブロック１０の外部の空気を該ブロック１０の内部に
存在する前記ゼオライト粒子１１まで導くことができ
る。このため、該ブロック１０の表面に露出している前
記ゼオライト粒子１１のみならず該ブロック１０の内部
に存在する前記ゼオライト粒子１１も空気の脱臭及び浄
化に役立つことができる。更に、前記ゼオライト粒子１
１は多数の微細孔構造を有しているので、該ブロック１
０は断熱及び防音効果がある。更に、上述のように、加
圧成形した場合は、ブロック１０の強度を向上させるこ
とができる。
【００１２】なお、上記実施の形態では、ブロック１０
は孔１５や凹部１６が形成された直方体状のものである
が、これに限定されず、任意の形状のものでもよい。
は孔１５や凹部１６が形成された直方体状のものである
が、これに限定されず、任意の形状のものでもよい。
【００１３】
【発明の効果】本願の第１の発明に係わるブロックによ
れば、ブロックを塀や建築物の材料等として使用するこ
とができるとともに、該ブロック中のゼオライト粒子群
の吸着作用及びイオン交換作用により、空気の脱臭及び
浄化を行うことができる。更に該ブロックは防音及び断
熱を行うことができる。更に、第２の発明によれば、上
記第１の発明の効果とともに、前記ブロックの加圧成形
により前記ブロックの強度を向上させることができる。
れば、ブロックを塀や建築物の材料等として使用するこ
とができるとともに、該ブロック中のゼオライト粒子群
の吸着作用及びイオン交換作用により、空気の脱臭及び
浄化を行うことができる。更に該ブロックは防音及び断
熱を行うことができる。更に、第２の発明によれば、上
記第１の発明の効果とともに、前記ブロックの加圧成形
により前記ブロックの強度を向上させることができる。
【図１】本願発明の実施の形態を示す斜視図である。
【図２】図１のＡ−Ａ断面図である。
１０ ブロック １１ ゼオライト粒子
Claims (2)
- 【請求項１】 セメント、ゼオライト粒子及び水を混合
したものを成形したことを特徴とするブロック。 - 【請求項２】 加圧成形することを特徴とする請求項１
記載のブロック。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8266082A JPH10110487A (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | ブロック |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8266082A JPH10110487A (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | ブロック |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10110487A true JPH10110487A (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=17426099
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8266082A Pending JPH10110487A (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | ブロック |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10110487A (ja) |
Cited By (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1428805A1 (en) * | 2002-12-10 | 2004-06-16 | Halliburton Energy Services, Inc. | Cement composition |
| US8691737B2 (en) | 2005-09-09 | 2014-04-08 | Halliburton Energy Services, Inc. | Consolidating spacer fluids and methods of use |
| US8895485B2 (en) | 2005-09-09 | 2014-11-25 | Halliburton Energy Services, Inc. | Methods and compositions comprising cement kiln dust having an altered particle size |
| US8921284B2 (en) | 2005-09-09 | 2014-12-30 | Halliburton Energy Services, Inc. | Spacer fluids containing cement kiln dust and methods of use |
| US8940670B2 (en) | 2007-05-10 | 2015-01-27 | Halliburton Energy Services, Inc. | Cement compositions comprising sub-micron alumina and associated methods |
| US8950486B2 (en) | 2005-09-09 | 2015-02-10 | Halliburton Energy Services, Inc. | Acid-soluble cement compositions comprising cement kiln dust and methods of use |
| US9006154B2 (en) | 2005-09-09 | 2015-04-14 | Halliburton Energy Services, Inc. | Methods for determining reactive index for cement kiln dust, associated compositions and methods of use |
| US9023150B2 (en) | 2005-09-09 | 2015-05-05 | Halliburton Energy Services, Inc. | Acid-soluble cement compositions comprising cement kiln dust and/or a natural pozzolan and methods of use |
| US9051505B2 (en) | 2005-09-09 | 2015-06-09 | Halliburton Energy Services, Inc. | Placing a fluid comprising kiln dust in a wellbore through a bottom hole assembly |
| US9150773B2 (en) | 2005-09-09 | 2015-10-06 | Halliburton Energy Services, Inc. | Compositions comprising kiln dust and wollastonite and methods of use in subterranean formations |
| US9199879B2 (en) | 2007-05-10 | 2015-12-01 | Halliburton Energy Serives, Inc. | Well treatment compositions and methods utilizing nano-particles |
| US9206344B2 (en) | 2007-05-10 | 2015-12-08 | Halliburton Energy Services, Inc. | Sealant compositions and methods utilizing nano-particles |
| US9376609B2 (en) | 2010-12-21 | 2016-06-28 | Halliburton Energy Services, Inc. | Settable compositions comprising interground perlite and hydraulic cement |
| US9512346B2 (en) | 2004-02-10 | 2016-12-06 | Halliburton Energy Services, Inc. | Cement compositions and methods utilizing nano-hydraulic cement |
| US9512351B2 (en) | 2007-05-10 | 2016-12-06 | Halliburton Energy Services, Inc. | Well treatment fluids and methods utilizing nano-particles |
| US9676989B2 (en) | 2005-09-09 | 2017-06-13 | Halliburton Energy Services, Inc. | Sealant compositions comprising cement kiln dust and tire-rubber particles and method of use |
| US9809737B2 (en) | 2005-09-09 | 2017-11-07 | Halliburton Energy Services, Inc. | Compositions containing kiln dust and/or biowaste ash and methods of use |
-
1996
- 1996-10-07 JP JP8266082A patent/JPH10110487A/ja active Pending
Cited By (22)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1428805A1 (en) * | 2002-12-10 | 2004-06-16 | Halliburton Energy Services, Inc. | Cement composition |
| EP2314555A1 (en) * | 2002-12-10 | 2011-04-27 | Halliburton Energy Services, Inc. | Zeolite-containing cement compostion |
| EP3248953A1 (en) * | 2002-12-10 | 2017-11-29 | Halliburton Energy Services, Inc. | Cement composition |
| US10005949B2 (en) | 2004-02-10 | 2018-06-26 | Halliburton Energy Services, Inc. | Cement compositions and methods utilizing nano-hydraulic cement |
| US9512346B2 (en) | 2004-02-10 | 2016-12-06 | Halliburton Energy Services, Inc. | Cement compositions and methods utilizing nano-hydraulic cement |
| US9150773B2 (en) | 2005-09-09 | 2015-10-06 | Halliburton Energy Services, Inc. | Compositions comprising kiln dust and wollastonite and methods of use in subterranean formations |
| US9676989B2 (en) | 2005-09-09 | 2017-06-13 | Halliburton Energy Services, Inc. | Sealant compositions comprising cement kiln dust and tire-rubber particles and method of use |
| US9006154B2 (en) | 2005-09-09 | 2015-04-14 | Halliburton Energy Services, Inc. | Methods for determining reactive index for cement kiln dust, associated compositions and methods of use |
| US9023150B2 (en) | 2005-09-09 | 2015-05-05 | Halliburton Energy Services, Inc. | Acid-soluble cement compositions comprising cement kiln dust and/or a natural pozzolan and methods of use |
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| US8950486B2 (en) | 2005-09-09 | 2015-02-10 | Halliburton Energy Services, Inc. | Acid-soluble cement compositions comprising cement kiln dust and methods of use |
| US9157020B2 (en) | 2005-09-09 | 2015-10-13 | Halliburton Energy Services, Inc. | Compositions comprising kiln dust and wollastonite and methods of use in subterranean formations |
| US8691737B2 (en) | 2005-09-09 | 2014-04-08 | Halliburton Energy Services, Inc. | Consolidating spacer fluids and methods of use |
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