JPH10110444A - 下水道用縦管配管路 - Google Patents
下水道用縦管配管路Info
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- JPH10110444A JPH10110444A JP8264831A JP26483196A JPH10110444A JP H10110444 A JPH10110444 A JP H10110444A JP 8264831 A JP8264831 A JP 8264831A JP 26483196 A JP26483196 A JP 26483196A JP H10110444 A JPH10110444 A JP H10110444A
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Abstract
よりマンホールの底部を損傷する虞のない下水道用縦管
配管路を提供する。 【解決手段】 縦管本体11内に下水を屈曲して流下さ
せるための屈曲流下路12が設けられた下水道用縦管1
の下方に、緩衝材層13が形成されている。
Description
に使用して好適な下水道用縦管配管路に関する。
公報に記載されているように、マンホールの側壁からマ
ンホール内に突出された流入管の一端に曲がり管を介し
て縦管の上端を接続し、縦管の下端をマンホール内の底
部に設置して流入管によりマンホール内に流入された下
水を縦管によりマンホール内の底部に導入することが知
られている。
内に設けられる縦管が長い場合には、縦管下端から流出
される下水の落下衝撃が大きいためにマンホールの底部
を破損する虞がある。この欠点を解消するために、特開
平8−41915号公報においては、縦管本体内に下水
を屈曲して流下させるための屈曲流下路を設けた下水道
用縦管が提案されている。
す。図3においてbは硬質塩化ビニル樹脂製下水導入管
であり、下水導入管bの一端はマンホールcの側壁から
マンホールc内に導入され、マンホールc内において硬
質塩化ビニル樹脂製継手dを介して縦管本体aの上端と
接続され、下水導入管b内の下水は継手dを経由して縦
管本体a内に導入されるようになっている。
れており、下水は螺旋状の流路eを経て縦管配管路本体
aの下端に接続された硬質塩化ビニル樹脂製曲がり管f
に導入される。
いても、下水道管は、一般に硬質塩化ビニル樹脂、繊維
強化樹脂、モルタル、鉄筋コンクリートなどの素材でで
きているため、特に地下の高深度利用の場合には、縦管
が当然長くなり、下水の落下衝撃は緩和されるものの、
それでもマンホールの底部が磨耗し、割れ、洗屈などの
問題がなお残る。又、下水に雨水が流入すると、砂、石
などが混入するため、この問題はより顕著になる。
管が長い場合においても下水の落下衝撃によりマンホー
ルの底部を損傷する虞のない下水道用縦管配管路を提供
することにある。
の発明)の下水道用縦管配管路は、縦管本体内に下水を
屈曲して流下させるための屈曲流下路が設けられた下水
道用縦管配の下方に、緩衝材層が形成されているもので
ある。
は、特に限定されるものではないが、例えば、硬質塩化
ビニル樹脂、繊維強化樹脂、ポリカーボネート等の合成
樹脂の他に、繊維強化樹脂とモルタルとの積層体である
所謂FRPMや、合成樹脂とセメント等との複合材や、
鉄筋で補強されたコンクリート等が好適に使用できる。
曲流下路は例えば 1)縦管本体内面に沿って螺旋状に設けられているもの
(図3参照)、 2)縦管本体内に縦杆が立設され、縦杆には間隔をおい
て上方に膨出するほぼ半球殻状の案内板が回転可能に設
けられ、案内板の上面には中心部から放射状に渦巻き形
リブが突設されているもの、 3)縦管本体内に複数個の短管が積み重ねられ、各短管
内に管内の一部を遮断する遮蔽板が縦方向にジグザグ状
に配置されているもの、などがあげられる。中でも、
1)縦管本体内面に沿って螺旋状に設けられているもの
が、流体を層流のまま輸送できやすいので、騒音、臭気
が少なくなり好ましい。
樹脂、金属材料、無機材料等のいずれであってもよい
が、軽量化を図る意味で樹脂製であることが好ましい。
チレン、ポリプロピレン、(メタ)アクリル樹脂等の熱
可塑性樹脂、不飽和ポリエステル、ビニルエステル樹
脂、エポキシ樹脂等の熱可塑性樹脂などが使用される。
これらの樹脂は、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊
維、ビニロン繊維などの補強繊維で補強されていてもよ
い。中でも縦管本体の材質が繊維強化樹脂である場合
は、塩化ビニル樹脂、不飽和ポリエステル等を繊維強化
した樹脂が好ましい。
1/4ピッチまでは徐々に幅を拡大するのが好ましい。
系材料、引張破断伸びが10%以上の弾性樹脂体、発泡
体などが使用される。
SBR、EPDM、天然ゴムなどがあげられる。
体としては、軟質塩化ビニル系樹脂、オレフィン系樹脂
等の熱可塑性樹脂、不飽和ポリエステル、ビニルエステ
ル樹脂等の熱可塑性樹脂などから適宜選定される。これ
らの樹脂には必要に応じてエラストマー粉が添加されて
もよい。
が、スチレン系樹脂、スチレン─ポリエチレン共重合、
塩化ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂等
を発泡した樹脂系発泡体、アルミニウム等を発泡した金
属系発泡体などが使用できるが、現場発泡が可能なウレ
タン系発泡体が好ましい。発泡体の発泡倍率は2倍以上
が好ましい。
なるが、10mm以上の厚みの場合は、発泡体を用いる
のが好ましい。
用縦管配管路は本発明1の下水道用縦管配管路の緩衝材
層の上面に樹脂層が積層されたものである。
性が高く、耐磨耗性に優れた樹脂であれば特に限定され
ないが、塩化ビニル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、
オレフィン系樹脂、アクリル系樹脂等の熱可塑性樹脂、
不飽和ポリエステル系樹脂、ビニルエステル系樹脂、エ
ポキシ系樹脂等の熱可塑性樹脂などから適宜選定され
る。上記樹脂層は、緩衝材層に発泡体を用いたときに特
に有効である。
形が大きくなり、厚過ぎると下水の落下衝撃により、破
壊されやすくなるので1〜10mmが好ましい。
材層の下面には、必要に応じて支持体層が設けられても
よい。上記支持体としては、これらの樹脂には必要に応
じて耐磨耗性を向上させるため、充填材が添加されても
よい。充填材としては、硬質砂岩、酸化アルミニウム、
酸化ジルコン等の無機質充填材が好ましい。充填材は硬
度が高い方が好ましいが、経済性を考慮すると酸化アル
ミニウムが好ましい。充填材の粒径は大きいほうが磨耗
されにくいので好ましく、特に1mm以上が好しい。こ
の場合樹脂の量は9重量%以上あれば使用できる。
脂を補強繊維に含浸させてもよい。この場合樹脂の量は
13重量%以上あれば使用できる。
おいては、縦管本体内に下水を屈曲して流下させるため
の屈曲流下路が設けられた下水道用縦管の下方に、緩衝
材層が形成されているので、下水は縦管本体を屈曲して
流下するために縦管本体内の底部における下水の落下衝
撃は弱められ、さらに、落下した下水は、緩衝材層で落
下衝撃が吸収される。
ては、本発明1の下水道用縦管配管路の緩衝材層の上面
に樹脂層が積層されているので、耐磨耗性、剛性に優
れ、縦管本体内の底部を損傷することはない。
いて詳細に説明する。
示す一部切欠断面図である。図1において、1は硬質塩
化ビニル樹脂製縦管本体、2は縦管本体1内に挿入され
たスクリュウ軸である。スクリュウ軸2は、中空縦杆2
1の外面に螺旋状のフライト22が設けられている。縦
管本体1内にはスクリュウ軸2の螺旋状のフライト22
に沿って螺旋状の流路12が形成されている。
縦管本体1内を流下する下水の勢いによりフライト22
間の空間にある空気を圧縮し小孔23から縦杆21内の
空洞内に導入し下水が乱れることなく円滑に流下できる
ようになっている。尚、縦杆21内の空洞内に導入され
た空気は縦杆21の上方から排出されるようになってい
る。
下水導入管であり、下水導入管3の一端はマンホール4
の側壁からマンホール4内に導入され、マンホール4内
において硬質塩化ビニル樹脂製継手5を介して縦管本体
1の上端と接続され、下水導入管3内の下水は継手5を
経由して縦管本体1内に導入されるようになっている。
52は継手5の側方に設けられた点検口であり、これら
の点検口51、52は普段は夫々蓋53により閉塞され
ている。本体1内のスクリュウ軸2のフライト22間の
流路が詰まった場合等には上方の点検口51からスクリ
ュウ軸2を引き上げてフライト22間の流路を掃除する
ことができるようになっている。13は縦管本体の下方
に形成されたウレタン発泡体からなる緩衝材層である。
縦管本体から落下した下水は、緩衝材層で落下衝撃が吸
収される。14は縦管本体1の下端に接続された硬質塩
化ビニル樹脂製管である。
拡大して示した断面図である。下水道用縦管の下方は、
緩衝材層13の上面に樹脂層15が積層され、下面に支
持体層16が積層されている。
説明する。 実施例1 図1において、下水導入管3の中心軸から緩衝材層13
の上面の樹脂層15までの高さHは5mとした。螺旋状
の流路12は、ハンドレアップによって積層されたFR
P層とした。樹脂層15は塩化ビニル樹脂製の厚み5m
mの板、緩衝材層13は現場で20倍発泡したウレタン
発泡体(厚み100mm)である。支持体層16は45
0#のチョップドストランドマット8枚に不飽和ポリエ
ステル樹脂を含浸させて8枚積層した厚み5mmのFR
P製である。樹脂層15の塩化ビニル樹脂製板に発泡性
ウレタン樹脂を流延して、緩衝材層13を形成した後、
支持体層16を接着し、下水道管縦管11の下方にサン
ドイッチ構造物を成形した。
と水)を100時間供給した。流路12の末端における
流速は3m/secであった。このときの磨耗減量は平
均0.025mmであった。
肉眼で観察したところ、樹脂層に多少の傷が見られる程
度であった。
以外は実施例1と同様にしてサンドウイッチ構造物を成
形し、評価を行った。磨耗減量は平均0.025mm、
耐衝撃試験においては樹脂層に多少の傷が見られる程度
であった。
以外は実施例1と同様にしてサンドイッチ構造物を成形
し、評価を行った。磨耗減量は平均0.025mm、耐
衝撃試験においては樹脂層に多少の傷と窪みが見られる
程度であった。
以外は実施例3と同様にしてサンドイッチ構造物を成形
し、評価を行った。磨耗減量は平均0.025mm、耐
衝撃試験においては樹脂層に多少の傷と窪みが見られる
程度であった。
ート製としたこと以外は、実施例1と同様に評価を行っ
た。磨耗減量は平均1.5mm、耐衝撃試験においては
表面にコンクリートのかけらが多数散在し、割れ及びク
ラックも発生した。
は、縦管本体内に下水を屈曲して流下させるための屈曲
流下路が設けられた下水道用縦管配管路の下方に、緩衝
材層が形成されているので、下水は縦管本体を屈曲して
下方に縦管本体内の底部における下水の落下衝撃は弱め
られ、さらに、落下した下水は、緩衝材層で落下衝撃が
吸収される。
ては、本発明1の下水道用縦管配管路の下方の緩衝材層
の上面に樹脂層が積層されているので、耐磨耗性、剛性
に優れ、緩衝材層を損傷することはない。
部切欠断面図である。
を拡大して示した断面図である。
欠断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 縦管本体内に下水を屈曲して流下させる
ための屈曲流下路が設けられた下水道用縦管の下方に、
緩衝材層が形成されていることを特徴とする下水道用縦
管配管路。 - 【請求項2】 請求項1記載の下水道用縦管配管路の緩
衝材層の上面に樹脂層が積層されていることを特徴とす
る下水道用縦管配管路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26483196A JP3499693B2 (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 下水道用縦管配管路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP26483196A JP3499693B2 (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 下水道用縦管配管路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10110444A true JPH10110444A (ja) | 1998-04-28 |
JP3499693B2 JP3499693B2 (ja) | 2004-02-23 |
Family
ID=17408822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26483196A Expired - Fee Related JP3499693B2 (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 下水道用縦管配管路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3499693B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002146892A (ja) * | 2000-11-09 | 2002-05-22 | Sekisui Kanzai Technics Kk | 下水道用縦管の点検口蓋構造 |
JP2007113237A (ja) * | 2005-10-19 | 2007-05-10 | Sekisui Chem Co Ltd | 下水道用縦管 |
KR101047570B1 (ko) | 2009-06-24 | 2011-07-07 | 준이앤씨(주) | 맨홀 |
US20120240323A1 (en) * | 2006-09-01 | 2012-09-27 | Moon Sang-Hoon | Toilet stool using cyclone type sewage purifier |
-
1996
- 1996-10-04 JP JP26483196A patent/JP3499693B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4579125B2 (ja) * | 2005-10-19 | 2010-11-10 | 積水化学工業株式会社 | 下水道用縦管 |
US20120240323A1 (en) * | 2006-09-01 | 2012-09-27 | Moon Sang-Hoon | Toilet stool using cyclone type sewage purifier |
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KR101047570B1 (ko) | 2009-06-24 | 2011-07-07 | 준이앤씨(주) | 맨홀 |
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