JPH10109938A - Hiv,クラミジア,淋菌,トリポネマパリヅム及び単純性ヘルペス等のstd感染予防剤並びにこの感染予防剤における主剤と基剤との保存混合装置 - Google Patents

Hiv,クラミジア,淋菌,トリポネマパリヅム及び単純性ヘルペス等のstd感染予防剤並びにこの感染予防剤における主剤と基剤との保存混合装置

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JPH10109938A
JPH10109938A JP9137976A JP13797697A JPH10109938A JP H10109938 A JPH10109938 A JP H10109938A JP 9137976 A JP9137976 A JP 9137976A JP 13797697 A JP13797697 A JP 13797697A JP H10109938 A JPH10109938 A JP H10109938A
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力 篠
Junko Shino
純子 篠
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 HIV,クラミジア,淋菌,トリポネマパリ
ヅム及び単純性ヘルペス等の感染を予防する感染予防剤
を提供するとともに、感染予防剤の主剤と基剤とを一体
的な容器内に各別に保存し、使用時にこれら主剤と基剤
とを簡便に混合することができる新規な保存混合装置を
提供する。 【解決手段】 感染予防剤はポビドンヨードを主剤とし
て、高粘度の高分子化合物溶液を基剤とする。予め基剤
を入れてある柔軟な容器本体と、予め主剤を入れてある
主剤容器とを設けて、該主剤容器を容器本体内に収めて
あり、使用時に該主剤容器を開放して、主剤と基剤とを
混合させ、この混合液を該容器本体に設けたノズルから
出せるようにしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、性行為の際に、男
女の性器の粘膜を保護し、HIV,クラミジア,淋菌,
トリポネマパリヅム及び単純性ヘルペス等のSTD感染
を予防するための主剤と基剤とからなるSTD感染予防
剤及びこの主剤と基剤とを各別にしておくことにより長
期の保存が可能であり、使用時にこの主剤と基剤とを混
合することによって有効に作用する主剤と基剤の保存及
び混合を可能とした保存混合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のHIVの感染予防法として、コン
ドームの使用が有効であることは公知である。また、感
染予防剤を使用するとしてポビドンヨードの使用に有効
性があることが1985年以来、幾つかの論文で報告さ
れている。また、特開昭64─47717号にはポビド
ンヨードを主剤とした感染予防剤が記載されている。ク
ラミジアに関しては、テトラサイクリン、マクトライド
系抗生剤の使用に有効性があり、これらで治療も可能で
ある。淋病及び単純性ヘルペスに関しては、最近特効薬
の開発により治癒及び予防も可能になっている。また、
梅毒に関しては、ペニシリンが有効であり、最近では殆
ど見ることがなくなった。
【0003】また、上記のHIV,クラミジア,淋菌,
トリポネマパリヅム及び単純性ヘルペス等のSTD感染
予防剤の保存混合装置においては、予め主剤と基剤とを
混合してあるものが一般的であり、他には、使用時に主
剤と基剤とを混合することによって有効に作用するため
に主剤及び基剤を各別の容器に保存したものもあった。
しかし、主剤及び基剤を一体的な容器として保存し、使
用時に簡便に混合できる保存混合装置はなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】HIVに関しては、一
度HIVに感染すると治療が不可能である上、HIVに
感染するとCD4 リンパ球が侵され、免疫系の機能不全
により、様々な感染病に対して生体防衛機能が低下し死
に至る。よって、現段階では、感染を予防することが最
善の方法であり、HIVの感染予防法として、上記の通
り、コンドームの使用による感染予防法が最も公知であ
る。しかし、これに関しても幾つかの問題点がある。第
一に、コンドームで覆われない部分は何の防御手段もな
いことである。次には、性行為後、HIVで汚染された
コンドームを外す際に、消毒液で外陰部を消毒する必要
があることである。また、コンドームは手指によって外
すので、コンドームを外した手指も同様に消毒する必要
があり、さらに、使用済みのコンドームは油紙又はプラ
スチック等で包んで廃棄する必要がある。このように細
かい注意が必要であり、さらに、大変過敏である粘膜を
消毒する際に消毒液によっては激痛が襲う恐れがある。
【0005】また、コンドームを使用する方法以外に、
ポビドンヨードにHIVの感染予防の有効性があること
も公知であるが、ポビドンヨードによる感染予防法は、
ポビドンヨードの含有量が少ないほど、ヨード特有の着
色が薄れ、経時的に低下し、殺菌力が失われるため、含
有量が少ないと効果が少ない。HIV及びクラミジアに
対しては、10%のポビドンヨード水溶液の接触で即時
に不活化されるが、10%以上のポビドンヨード水溶液
の場合、刺激感があり、広範囲に塗布すると吸収され
て、接触皮膚炎や、稀にではあるが、アナフィラキシー
ショックという副作用をもたらし危険である。また長期
間にわたり使用すると甲状腺機能に悪影響を及ぼす危険
性があること等の問題点がある。また、副作用の対策と
してチオ硫酸ナトリウム液又は1%アスコルビン酸水溶
液により洗浄しなければならない。この他には、コンド
ームの中にポビドンヨード製剤を入れる方法もあるが、
操作上あまり現実的ではない。
【0006】クラミジアに関しては、テトラサイクリン
系、マイロライト系抗生剤等の治療法があるが、男性に
関しては、非淋菌性尿道炎の約半数とされる副睾丸炎の
50%がクラミジアによるものとされる。また、女性に
関しては、子宮頚管炎、卵巣炎、骨盤内炎の起炎菌であ
る。また産道感染により新生児が結膜炎や肺炎を起こす
危険性があり、性行為の際に予防することが最も効果的
である。
【0007】HIV,クラミジア,淋菌,トリポネマパ
リヅム及び単純性ヘルペス等のSTD感染を予防する予
防剤として、ポビドンヨードの使用が有効であることは
上記したが、ポビドンヨードそのものは紫外線等の光線
に触れなければ、長期間有効に保存できるが、ポビドン
ヨードはそのまま使用するのは刺激感が強いので、水溶
液等にして使用されている。しかし、一般的に用いられ
ている1%ポビドンヨード水溶液は50℃で保存して
も、一ヶ月程度で変質及び不活性化し、現在の販売ルー
トでは、ポビドンヨード溶液が消費者に届いたときに
は、ポビドンヨードの有効性が失われているという問題
点がある。
【0008】本発明は、上記の問題点や課題を解決する
ために、HIV,クラミジア,淋菌トリポネマパリヅム
及び単純性ヘルペス等の感染を予防することを目的とす
るとともに、それらにおいて使用する主剤と基剤とを一
体的な容器内に各別に保存し、使用時にこれら主剤と基
剤とを簡便に混合することができる新規な保存混合装置
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、HIV,クラミジア,淋菌,トリポネマパリヅム
及び単純性ヘルペス等のSTD感染予防剤においては、
ポビドンヨード溶液又は粉末を主剤とし、高粘度の高分
子化合物溶液を基剤とすることを特徴とする。
【0010】主剤は、1〜10%ポビドンヨードの水溶
液又はエチルアルコール溶液としたものが好ましい。
又、主剤は、ポピドンヨード粉末と蔗糖、ブドー糖、乳
糖、果糖リン酸カルシウム、マルトース、分子量400
0〜6000のポリエチレングリコール等の水溶性が高
い粉末とを混和させている粉末状にしたものも好まし
い。基剤は、水99.0〜99.4%に対してヒドロキ
シプロピルセルロース0.3〜0.5%とヒドロキシエ
チルセルロース0.3〜0.5%との割合で混合したも
のが好ましい。又、基剤は、高粘度の高分子化合物溶液
を水99.5%に対して、分子量平均400万〜500
万の高分子ポリエチレングリコール、高分子多糖類又は
ポリアクリル酸ナトリウムを0.5%の割合で混合した
ものでもよい。そして主剤と基剤とを1:9の割合で使
用時に混合する。
【0011】また、この感染予防剤における主剤と基剤
との保存混合装置においては、予め基剤を入れてある柔
軟な容器本体と、予め主剤を入れてある主剤容器とを設
けて、該主剤容器を容器本体に組み込んであり、該主剤
容器を開放して容器本体内で基剤と主剤とを混合し、こ
の混合液を該容器本体に設けたノズルの噴出孔から注出
させることができるようにしたことを特徴とする。
【0012】さらに、主剤をポビドンヨード溶液とした
場合、上記主剤容器をガラス製であるとともに、遮光・
色付にするとよいが、主剤をポビドンヨード粉末にした
場合には主剤容器をガラス製にする必要はなく、合成樹
脂容器であってもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】主剤であるポビドンヨード溶液
は、溶質であるポビドンヨードを1〜10%としたもの
とし、ポビドンヨードは水及びエチルアルコールに対し
て可溶性であることより、溶媒として水又はエチルアル
コールを使用して混合する。主剤で用いられるポビドン
ヨード溶液は日光等の光に弱いため、ポビドンヨード溶
液は予め遮光,色付のガラス製の主剤容器に入れて保存
しておく必要がある。本発明に用いるポビドンヨード溶
液は、例えばポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ル,濃グリセリン,ラウロマクロゴール等の添加物を含
有するものも含む。
【0014】また、主剤として粉末状ポビドンヨードを
使用することも可能である。かかる場合においては、粉
末状のポビドンヨードに、蔗糖、ブドー糖、乳糖、果糖
リン酸カルシウム、マルトース、又はポリエチレングリ
コール(分子量4000〜6000)等の水溶性が高い
粉末とを混和させる。ポビドンヨード粉末はポビドンヨ
ード溶液と異なり、日光等により不活性化がないので、
主剤容器においては、遮光,色付のものである必要はな
く、また、ガラスである必要もない。
【0015】基剤である高粘度の高分子化合物は、糸を
引く程度になるように、水99.0〜99.4%に対し
て、ヒドロキシプロピルセルロースを0.3〜0.5
%、ヒドロキシエチルセルロース0.3〜0.5%の割
合で混合したものが用いられる。又は、高粘度の高分子
化合物溶液を水99.5%に対して、分子量平均400
万〜500万の高分子ポリエチレングリコール又は高分
子多糖類若しくはポリアクリル酸ナトリウムを0.5%
の割合で混合したものでもよい。これら基剤は容器本体
に入れて保管する。
【0016】上記以外の基剤である高粘度の高分子化合
物溶液として、先ず、天然水溶性高分子の例としては、
キサンタガム,あるいはアルギン酸及びその塩を利用す
るものがある。これは、水99.8〜99.9%に対し
て、キサンタガム等を0.1〜0.2%の割合で混合し
て、基剤を生成する。次に、半合成水溶性高分子誘導体
の例としては、ヒアルロン酸あるいはセルロース誘導体
等を利用するものがある。これは水99.0〜99.5
%に対して、ヒアルロン酸等を0.5〜1.0%の割合
で混合して、基剤を生成する。さらに、合成水溶性高分
子誘導体の例としては、分子量400万〜500万のポ
リエチレングリコール,ポリアクリル酸ナトリウム誘導
体等がある。これら分子量400万〜500万のポリエ
チレングリコール等の場合は、水99%以上に対して、
分子量400万〜500万のポリエチレングリコールを
0.5%以下の割合で混合して、基剤を生成する。又ポ
リアクリル酸ナトリウムの場合は、水99.9%に対し
て、ポリアクリル酸ナトリウムを0.1%の割合で混合
して、基剤を生成する。これらは、上記に記載した水に
ヒドロキシプロピルセルロースとヒドロキシエチルセル
ロースとを混合した基剤と同様に容器本体に保管してお
くとよい。
【0017】一回に本感染予防剤を使用する量は10〜
30ミリリットルが好ましく、主剤であるポビドンヨー
ド溶液又はポビドンヨード粉末10%に対して、上記の
通りに混合した基剤すなわち高粘度の高分子化合物溶液
を90%の割合で夫々準備して、主剤容器と基剤のため
の容器本体とを一体化して構成し、使用時に主剤と基剤
を混合する。
【0018】
【実施例1】上記の通りに混合した感染予防剤を、性行
為を行う前に、外陰部、膣内及び男性の性器等の粘膜に
注入、塗布する。この際、コンドームでカバーできない
部分にも注入、塗布する必要がある。塗布後数秒程度で
HIV,クラミジア,淋菌,トリポネマパリヅム及び単
純性ヘルペス等を死滅させる。また、混合した感染予防
剤は50℃で1ケ月保存の安定性試験を行った結果、完
全に変質及び不活性化するので、長期間保存する場合は
主剤及び基剤を各々別々に保存するとよい。
【0019】本発明の感染予防剤の主剤として、1〜1
0%ポビドンヨード溶液又はポビドンヨード粉末を使用
しているが、淋菌に対しては本発明の10%ポビドンヨ
ード溶液又はポビドンヨード粉末使用の感染予防剤を4
00倍に希釈して30秒の接触で死滅する。また、単純
性ヘルペスウイルスは本発明の10%ポビドンヨード溶
液又はポビドンヨード粉末使用の感染予防剤を500倍
に希釈して15秒で死滅する。HIVに対しては本発明
の10%ポビドンヨード溶液又はポビドンヨード粉末使
用の感染予防剤で5分以内で確実に死滅する。
【0020】また、本発明の10%ポビドンヨード溶液
又はポビドンヨード粉末使用の感染予防剤により、刺
激、アレルギー反応の臨床検査を行った。方法として
は、本発明の10%ポビドンヨード溶液又はポビドンヨ
ード粉末使用の感染予防剤を貼付試験用トリイミニ絆を
用いて、上膊内側に24時間、また、背面に48時間の
貼付試験を健常者30人、ヨードアレルギーの既往歴を
有する4人に行った。
【0021】結果は、ヨードアレルギーを有する患者に
おいて、発赤反応が3人に見られたが、貼付部分以外で
発赤反応は見えず、また、貼付除去24時間で完全に消
失しており、アレルギー反応ではなく、単なる刺激反応
であると判定できる。よってヨードアレルギー既往歴を
もつ者に対しても安全である。健常者30人は全員陰性
であった。
【0022】また、本発明の発明者である篠力氏の依頼
により、1995年8月24日に、アメリカ合衆国のサ
ーザン.リサーチ.インスティテュート(検査責任者
ルイス B.アレン氏)で以下に述べる検査を行った。
【0023】本検査で使用される本発明感染予防剤の主
剤は、日本薬局方による消毒用エチルアルコール90ミ
リリットルを溶媒として、ポビドンヨード10gと混合
したものを、また基剤は、精製水99.2ミリリットル
を溶媒として、溶質をヒドロキシプロピルセルロース
0.4g、ヒドロキシエチルセルロース0.4gとした
ものを混合したものとし、以上のような主剤10ミリリ
ットルと、基剤90ミリリットルとを夫々準備して混合
する。さらに、混合した感染予防剤に、リン酸緩衝液を
希釈しないもの、2倍、4倍、8倍及び100倍に希釈
したものを夫々準備して、夫々に対してHIVウイルス
の撲滅作用についてウイルス不活性化試験を行った。
【0024】HIV−1染色にはRF染色を用い、これ
をCEM−SS細胞に感染させ、これにリン酸緩衝液と
HIV陰性のヒトの血液を夫々50%加えて、培養し
て、HIV特有の形態変化が起こる。以上の状態になっ
たら、上記の感染予防剤をリン酸緩衝液で希釈しないも
の、2倍、4倍、8倍及び100倍に希釈したもの夫々
を上記のCEM−SS細胞に注入して、作用時間を5
分、10分及び15分として作用させる。
【0025】以上より、リン酸緩衝液で希釈しないもの
及び2倍、4倍、8倍に希釈したものに関しては、作用
時間が5分、10分及び15分のいずれの場合であって
も、HIV−1の不活化が確認された。しかし、100
倍に希釈したものに関しては、作用時間が5分、10分
及び15分のいずれの場合であっても、HIV−1の不
活化は確認できなかった。
【0026】
【実施例2】次に、上記のHIV,クラミジア,淋菌,
トリポネマパリヅム及び単純性ヘルペス等のSTD感染
予防剤における主剤と基剤との保存混合装置についての
具体的な実施例を図面に基づいて説明する。なお、本実
施例では、主剤としてポビドンヨード溶液を使用すると
ともに、主剤容器としてガラス製で、かつ、遮光・色付
のものを使用する。図1には、本発明保存混合装置の基
本的な一実施例を示してある。この実施例ではびん状か
らなる柔軟な容器本体11に複数の噴出孔14を形成し
たノズル13を一体的に設けてある。そしてこのノズル
13の基部にガラスからなるガラス容器6を収めてあ
り、このガラス容器6の上下開口端を栓3,4によって
閉塞してある。
【0027】上記ガラス管からなるガラス容器6は、図
4に示すようにその上端外周に突条7を有し、この突条
7を容器本体11のノズル基部に形成した溝16に嵌め
込んで装着してある。ガラス容器6の上下開口を閉塞す
る栓3,4はゴム又は合成樹脂製であり、図3に示すよ
うに上端にプッシュボタン1を設けた押杆2に固着し、
この押杆2に固着したままでガラス管からなるガラス容
器6内に挿入密接させてある。このガラス容器6に栓3
及び4を挿入する際にガラス容器6内に収められる主剤
Aを入れる。栓3上の押杆2に固定されたストッパー5
は後述するが、押杆2を押し下げて栓3をガラス容器6
内で移動する際に栓3が押杆2に対して移動しないよう
にしたものである。
【0028】びん状からなる柔軟な容器本体11は上記
したようにノズル13を有するが、その主体部12内に
後述する基剤Bを入れており、ガラス容器6内に主剤A
を入れてある。そしてガラス容器6には遮光・色付にし
ており、光に弱いポビドンヨード溶液の保存を良好とし
てある。またノズル13にはフィルム17を覆ってあ
る。主剤にポビドンヨード粉末を用いる場合は主剤容器
は遮光、色付にしたガラス製でなくともよく、合成樹脂
製容器であってもよい。
【0029】図2は図1の実施例の使用時を示したもの
である。先ず、ノズル13全体を覆っているフィルム1
7を剥がす。プッシュボタン1を押下すると、栓3,4
は押杆2と連動して下に下がり、主剤Aは容器本体11
内で基剤Bと混合する。ノズル13を膣(図示しない)
に挿入して、容器本体11を手で押圧することによっ
て、混合液Cはガラス容器6を通って、ノズル13に設
けた噴出孔14から噴出して、膣の洗浄及びHIV等の
感染病の予防をする。
【0030】図6は別の実施例である。ガラス容器6の
上下端にゴム又は合成樹脂製の栓3,4を夫々挿入して
あり、それを容器本体11内に挿入する。ガラス容器6
の上端に設けた突条7を容器本体11の主体部12と幾
つかの噴出孔14を形成したノズル13の間に設けた溝
16に嵌合し、押杆2の下端に球状のボール15を設け
て、上端の栓3の中心にボール15の中心線が合うよう
に定置する。また、ノズル13全体にフィルム17を覆
っている。
【0031】図7は図6の実施例の使用時を示したもの
であり、図5のときと同様に、フィルム17を剥がし
て、プッシュボタン1を押下する。ボール15が上側の
栓3を押し下げて、主剤Aの圧力により、下側の栓4を
落下させる。基剤Aは容器本体11内で基剤Bと混合す
る。さらに上側の栓4が落下するまで押下して、図5と
同様にノズル13を膣に挿入して、膣の洗浄及びHIV
等の感染病の予防をすることができる。
【0032】図8はさらに別の実施例である。筒状のガ
ラス容器21の上端を、中心に穴を形成した膜22によ
り閉塞してある。それを容器本体11の主体部12とノ
ズル13の間に挿入してある。押杆2の下端に球状のボ
ール15を設けて、膜22の上端の中心にボール15の
中心線が合うように位置付けてある。また、ノズル13
全体にフィルム17を覆ってある。
【0033】図9は図8の実施例の使用時を示したもの
であり、プッシュボタン1を押下すると、ボール15が
膜22を押し下げて、膜22が破れて、ガラス容器21
の底を押下して、ガラス容器21も落下し、主剤Aは容
器本体11内で基剤Bと混合して、図7と同様にして、
膣の洗浄及び感染病の予防をすることができる。
【0034】図10に示す保存混合装置の実施例は、容
器本体26に予め基剤Bを入れてある主体部27を設け
ており、主体部27は容器本体26に設けたノズル28
及びガラス容器収納スペース30に比べて径が大きくな
っている。主体部27の上には、主剤Aを入れてあるガ
ラス容器31を収納するガラス容器収納スペース30を
設けてあり、そこにガラス容器31を収納する。ガラス
容器31の上部には外ネジ部32が設けられており、容
器本体26の上端で嵌入している外蓋34の下部に形成
した内ネジ部35と外ネジ部32とをネジ込ませてあ
る。ちなみに、ガラス容器31は、外ネジ部32が円筒
状になっており、主体部33は角筒状になっている。主
体部27の下には幾つかの噴出孔29が形成されている
ノズル28を設けており、さらに、噴出孔29から基剤
Bが溢れないために、ノズル28全体にフィルム37を
覆ってある。
【0035】図11は、図10の実施例の使用時を示し
たものである。ガラス容器31は上記の構造より、外蓋
34を回転させると、ガラス容器31の外ネジ部32の
ネジが緩んで、ガラス容器31は容器本体26内の基剤
B内に落下し、主剤Aと基剤Bとが混合する。このとき
外蓋34は引っ張らないと外れないようになっており、
外蓋34を回転させただけなら外れない。混合したら、
容器本体26の下部に設けたノズル28全体を覆ってい
るフィルム37を剥がして、上記の実施例と同様にノズ
ル28を膣に挿入して、膣の洗浄及び感染病の予防をす
ることができる。
【0036】図12の保存混合装置の実施例は、容器本
体26に予め基剤Bを入れてある主体部27を設けてお
り、この主体部27は容器本体26に設けられたガラス
容器収納スペース30に比べて径が大きくなっている。
主体部27の上には主剤Aを入れてあるガラス容器31
を収納するガラス容器収納スペース30を設けてあり、
そこにガラス容器31を収納する。ガラス容器31の上
部には外ネジ部32が設けられており、容器本体26の
上端で嵌入させてある外蓋34に形成した内ネジ部35
と外ネジ部32とをネジ込ませてある。ガラス容器31
は図10と同様に、外ネジ部32は円筒状になってお
り、主体部33は角筒状になっている。幾つかの噴出孔
29が形成されているノズル28は、図10とは異な
り、一体になっておらず、ノズル28の下端に内ネジ部
38を形成している。また、容器本体26の上端の外側
には外ネジ部39が形成されている。
【0037】図13は、図12の実施例の使用時を示し
たものである。図11と同様に、外蓋34を回転させる
と、ガラス容器31は容器本体26内の基剤B内に入
り、主剤Aと基剤Bとが混合する。混合したら、外蓋3
4を引っ張って外して、ノズル28の下端に形成した内
ネジ部38と、容器本体26の上端の外側に形成した外
ネジ部39とをネジ込ませたら、ノズル28を膣に挿入
して、膣の洗浄及び感染病の予防をすることができる。
【0038】図14の保存混合装置の実施例は、容器本
体41に予め基剤Bを入れてある主体部42を設けてお
り、主体部42は容器本体41に設けられたノズル43
及びアンプル装入部45に比べて径が大きくなってい
る。主体部42の上には、主剤Aを注入してある遮光・
色付のガラス製アンプル51を装入するためのアンプル
装入部45を設けてあり、上端にはアンプル装入口46
を形成してあり、そこに、アンプル51を装入する。こ
のとき、アンプル51の先端部53は主体部42内に収
められており、主体部52と先端部53の間には切れ目
54が入っている。容器本体41の下部には幾つかの噴
出孔44が形成されているノズル43が設けられてお
り、主体部42とノズル43との間には濾過体49が設
けられており、さらに、噴出孔29から基剤Bが溢れな
いために、ノズル43全体にカバー又はフィルム67が
覆っている。
【0039】図15は、図14の実施例の使用時を示す
ものである。容器本体41の主体部42とアンプル装入
部45との間にはアンプル51が主体部52に落下しな
いように窪み48が設けられており、そこを曲げること
により、アンプル51の切れ目54によってアンプル5
1の主体部52と先端部53との間が折れやすくなって
おり、主体部52と先端部53とが分離して、先端部5
3が容器本体41の主体部42内に落下し、さらに、ア
ンプル51に空気が入り、主剤Aは流れ込み易くなる。
そして、主剤Aと基剤Bとが混合する。この際に、アン
プル51の細かいガラス片が落ちることがあるので、主
体部42とノズル43との間には濾過体49が設けられ
ており、これにより、混合液Cだけがノズル43に流れ
込み、ガラス片はノズル43内には入り込まない。ノズ
ル43に混合液Cが流れ込んだら、ノズル43全体を覆
っているカバー又はフィルム67を外して、上記の実施
例と同様にノズル43を膣に挿入して、膣の洗浄及び感
染病の予防をすることができる。
【0040】図16の保存混合装置の実施例は、容器本
体41に予め基剤Bを入れてある主体部42を設けてお
り、その上に予め主剤Aを入れてあるアンプル51を収
納するためのアンプル収納スペース47を設けており、
そこに予めアンプル51を収納させておく。また、ノズ
ル43に幾つか形成した噴出孔44から基剤Bが溢れな
いために、容器本体41全体にフィルム68を被せてあ
る。他の点に関しては図14の実施例と同様である。
【0041】図17は、図16の実施例の使用時を示す
ものであるが、実施方法は、図15の実施例と同様な方
法で行う。
【0042】図18の保存混合装置の実施例は、大まか
な部分で図16の実施例と同様であるが、アンプル51
の後端部に突起部55を設けるために、アンプル収納ス
ペース47を図16図示のアンプル収納スペースより大
きくなっている。アンプル51の後端部に突起部55を
設けて、主体部52と突起部55の間に窪み56を形成
する。
【0043】図19は、図18の実施例の使用時を示す
ものであるが、先ず、窪み56を折る。そうすると通気
孔57が形成されるから空気が入り、切れ目54を折っ
て、主体部52と先端部53とを分離させると、主剤A
は容易に主体部42へ流れ込むことができる。
【0044】図20の保存混合装置の実施例は、大まか
な部分で図16の実施例と同様であるが、アンプル51
の後端部、アンプル収納スペース47及びフィルム68
のアンプル収納スペース47の接触部分に通気孔57,
50,69を夫々形成し、その中に合成樹脂又はゴム製
の栓61を嵌入させる。
【0045】図21は、図20の実施例の使用時を示す
ものであるが、先ず、栓61を外す。そうすると通気孔
57,50,69から空気が入り、切れ目54を折って
主体部52と先端部53とを分離させると、主剤Aは容
易に主体部42へ流れ込む。使用する際には、フィルム
68を若干破って、通気孔57,50に栓61を嵌入さ
せれば、噴出孔44から混合液Cが溢れることなく膣の
洗浄及び感染病の予防をすることができる。
【0046】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を有する。H
IV,クラミジア,淋菌,トリポネマパリヅム及び単純
性ヘルペス等のSTD感染予防剤においては、主剤のポ
ビドンヨードは、消毒用エタノール,イシプロパノー
ル,リゾール,ホールムアルデヒド,過酸化水素に比べ
て、粘膜への刺激や人体に対しての毒性が少ない上に、
殺菌効果が強い。また、水及びエタノールに可溶性であ
り、低価格である。さらに、基剤として、ヒドロキシプ
ロピルセルロース及びヒドロキシエチルセルロースを溶
質とした水溶液を用いることにより、低コストで生成で
き、1%ポビドンヨード水溶液より、粘膜への刺激や人
体に対しての毒性が少なく、上記のウイルス不活性化試
験より、刺激反応及びアレルギー反応は殆ど発生せず、
安全であることがわかる。さらに、本発明感染予防剤は
短時間で、HIV,クラミジア,淋菌,トリポネマパリ
ヅム及び単純性ヘルペス等を死滅させることが可能であ
り、ポビドンヨードの活性を急速に低下させることはな
いので、HIV,クラミジア,淋菌,トリポネマパリヅ
ム及び単純性ヘルペス等の感染を予防することができ
る。また、使用時に血液、体液等と混合しても本発明感
染予防剤の効果は低下しないという効果を有する。
【0047】また、HIV,クラミジア,淋菌,トリポ
ネマパリヅム及び単純性ヘルペス等のSTD感染予防剤
における主剤と基剤との保存混合装置においては、主剤
と基剤とを混合すれば長期の有効性が保持できず、これ
らを各別にしておけば、長期の保存が可能であり、使用
時に主剤と基剤とを混合することによって有効に作用す
る予防剤のための保存及び混合を可能としたきわめて効
果的な保存混合装置を提供できた。一例としてポビドン
ヨード使用の感染予防剤は混合すると一ヶ月程度で変質
及び不活性化するが、本発明保存混合装置では、主剤容
器に主剤である5〜10%ポビドンヨード水溶液又はポ
ビドンヨード・エチルアルコール溶液或いはポビドンヨ
ード粉末を、柔軟な容器本体にヒドロキシプロピルセル
ロースとヒドロキシエチルセルロースを溶質とする水溶
液を夫々別々に入れてあり、ポビドンヨード使用の感染
予防剤を使用する際にこれらを混合すればよいから、長
期の保存ができ、使用時に有効に使用できる効果を有す
る。また、ノズルには幾つかの噴出孔を形成しているこ
とにより、膣全体に万遍なくポビドンヨード溶液を噴出
することができる。また、膣洗浄に於けるHIV等の感
染予防剤における主剤と基剤との保存混合装置以外に
も、化粧品や食料品等の混合装置としても利用でき、広
い範囲での利用価値が見込まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明保存混合装置の一実施例を示す断面図で
ある。
【図2】図1図示の実施例の使用時の状態を示す断面図
である。
【図3】押杆と栓を示す図である。
【図4】ガラス管を示す図である
【図5】ガラス管に栓をした断面図である。
【図6】別の実施例を示す断面図である。
【図7】図6の実施例の使用状態を示す断面図である。
【図8】さらに別の実施例を示す断面図である。
【図9】図8の実施例の使用状態の断面図である。
【図10】また別の実施例の断面図である。
【図11】図10の実施例の使用状態の断面図である。
【図12】さらに別の実施例の断面図である。
【図13】図12の実施例の使用状態の断面図である。
【図14】別の実施例の断面図である。
【図15】図14の実施例の使用状態の断面図である。
【図16】さらに別の実施例の断面図である。
【図17】図16の実施例の使用状態を示した断面図で
ある。
【図18】また別の実施例の断面図である。
【図19】図18の実施例の使用状態を示した断面図で
ある。
【図20】別の実施例の断面図である。
【図21】図20の実施例の使用状態を示した断面図で
ある。
【符号の説明】
1 プッシュボタン 2 押杆 3,4 栓 5 ストッパー 6 ガラス容器 11 容器本体 13 ノズル 14 噴出孔 15 ボ─ル 17 フィルム 21 ガラス容器 22 膜 26 容器本体 28 ノズル 29 噴出孔 31 ガラス容器 34 外蓋 37 フィルム 41 容器本体 43 ノズル 44 噴出孔 49 濾過体 51 アンプル 61 栓 67 カバー又はフィルム 68 フィルム A 主剤 B 基剤 C 混合液

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポビドンヨードを主剤として、高粘度の
    高分子化合物溶液を基剤とすることを特徴とするHI
    V,クラミジア,淋菌,トリポネマパリヅム及び単純性
    ヘルペス等のSTD感染予防剤。
  2. 【請求項2】 ポビドンヨード溶液を主剤とする請求項
    1記載のHIV,クラミジア,淋菌,トリポネマパリヅ
    ム及び単純性ヘルペス等のSTD感染予防剤。
  3. 【請求項3】 ポビドンヨード粉末を主剤とする請求項
    1記載のHIV,クラミジア,淋菌,トリポネマパリヅ
    ム及び単純性ヘルペス等のSTD感染予防剤。
  4. 【請求項4】 上記ポビドンヨード溶液の溶媒を水とし
    た請求項2記載のHIV,クラミジア,淋菌,トリポネ
    マパリヅム及び単純性ヘルペス等のSTD感染予防剤。
  5. 【請求項5】 上記ポビドンヨード溶液の溶媒をエチル
    アルコールとした請求項2記載のHIV,クラミジア,
    淋菌,トリポネマパリヅム及び単純性ヘルペス等のST
    D感染予防剤。
  6. 【請求項6】 粉末状のポビドンヨードと、蔗糖、ブド
    ー糖、乳糖、果糖リン酸カルシウム、マルトース、分子
    量4000〜6000のポリエチレングリコール等の水
    溶性が高い粉末とを混和させた上記ポビドンヨード粉末
    を主剤としている請求項3記載のHIV,クラミジア,
    淋菌,トリポネマパリヅム及び単純性ヘルペス等のST
    D感染予防剤。
  7. 【請求項7】 上記高分子化合物溶液の溶質として天然
    水溶性高分子及びその塩を使用した請求項1乃至6記載
    のいずれかのHIV,クラミジア,淋菌,トリポネマパ
    リヅム及び単純性ヘルペス等のSTD感染予防剤。
  8. 【請求項8】 上記高分子化合物溶液の溶質として半合
    成水溶性高分子誘導体を使用した請求項1乃至6記載の
    いずれかのHIV,クラミジア,淋菌,トリポネマパリ
    ヅム及び単純性ヘルペス等のSTD感染予防剤。
  9. 【請求項9】 上記高分子化合物溶液の溶質として合成
    水溶性高分子誘導体を使用した請求項1乃至6記載のい
    ずれかのHIV,クラミジア,淋菌,トリポネマパリヅ
    ム及び単純性ヘルペス等のSTD感染予防剤。
  10. 【請求項10】 主剤と基剤との比率を1:9としてあ
    る請求項1乃至9記載のいずれかのHIV,クラミジ
    ア,淋菌,トリポネマパリヅム及び単純性ヘルペス等の
    STD感染予防剤。
  11. 【請求項11】 主剤の濃度を5%乃至10%とする請
    求項10記載のHIV,クラミジア,淋菌,トリポネマ
    パリヅム及び単純性ヘルペス等のSTD感染予防剤。
  12. 【請求項12】 高粘度の高分子化合物溶液を水99.
    0〜99.4%に対して、ヒドロキシプロピルセルロー
    スを0.3〜0.5%、ヒドロキシエチルセルロースを
    0.3〜0.5%の割合で混合したものとする請求項1
    0記載のHIV,クラミジア,淋菌,トリポネマパリヅ
    ム及び単純性ヘルペス等のSTD感染予防剤。
  13. 【請求項13】 高粘度の高分子化合物溶液を水99.
    5%に対して、分子量平均400万〜500万の高分子
    ポリエチレングリコール、高分子多糖類又はポリアクリ
    ル酸ナトリウムを0.5%の割合で混合したものとする
    請求項10記載のHIV,クラミジア,淋菌,トリポネ
    マパリヅム及び単純性ヘルペス等のSTD感染予防剤。
  14. 【請求項14】 予め基剤を入れてある柔軟な容器本体
    と、予め主剤を入れてある主剤容器とを設けて、該主剤
    容器を容器本体内に収めてあり、使用時に該主剤容器を
    開放して、主剤と基剤とを混合させ、この混合液を該容
    器本体に設けたノズルから出せるようにしてある請求項
    1乃至13のいずれかに記載のHIV,クラミジア,淋
    菌,トリポネマパリヅム及び単純性ヘルペス等のSTD
    感染予防剤における主剤と基剤との保存混合装置。
  15. 【請求項15】 予め主剤を入れてある筒状の主剤容器
    の上下端にゴム等の栓を施し、押杆に該上下の栓を固定
    し、該主剤容器を柔軟な容器本体の入口に挿入し、押杆
    の上端に設けたプッシュボタンを押下させることによっ
    て該主剤容器を開放して主剤と基剤とを混合し、容器本
    体に設けたノズルから、混合液を出せるようにしてある
    請求項14記載のHIV,クラミジア,淋菌,トリポネ
    マパリヅム及び単純性ヘルペス等のSTD感染予防剤に
    おける主剤と基剤との保存混合装置。
  16. 【請求項16】 押杆を筒状の主剤容器の上端に設けた
    栓の上面に定置し、押杆を押下することによって、押杆
    の下端に設けた球状のボールが該ゴム栓を落下させて、
    主剤と基剤とを混合させる請求項14記載のHIV,ク
    ラミジア,淋菌,トリポネマパリヅム及び単純性ヘルペ
    ス等のSTD感染予防剤における主剤と基剤との保存混
    合装置。
  17. 【請求項17】 押杆を主剤容器の上端に設けた中心部
    に穴を形成した膜の上面に定置し、前記押杆を押下する
    ことによって、前記押杆の下端に設けた球状のボールが
    該膜を破り、該主剤容器を落下させて、主剤と基剤とを
    混合させる請求項14記載のHIV,クラミジア,淋
    菌,トリポネマパリヅム及び単純性ヘルペス等のSTD
    感染予防剤における主剤と基剤との保存混合装置。
  18. 【請求項18】 柔軟な容器本体の上部に、主剤容器と
    ネジにより螺合している外蓋を設け、該外蓋を回転させ
    ることによって、該主剤容器が落下して、主剤容器内の
    主剤と、容器本体内の基剤とを混合し、容器本体に設け
    たノズルから出せるようにしてある請求項14記載のH
    IV,クラミジア,淋菌,トリポネマパリヅム及び単純
    性ヘルペス等のSTD感染予防剤における主剤と基剤と
    の保存混合装置。
  19. 【請求項19】 柔軟な容器本体に、主剤を入れてあり
    予め先端部と主体部との間に切れ目を付けてあるアンプ
    ルを装入し、該容器本体に形成した窪みを曲げることに
    より、該先端部が落下して、主剤と該容器本体に入れた
    基剤とを混合し、該容器本体内に濾過体を設けることに
    より、混合液だけを該容器本体のノズルから出すことが
    できる請求項14記載のHIV,クラミジア,淋菌,ト
    リポネマパリヅム及び単純性ヘルペス等のSTD感染予
    防剤における主剤と基剤との保存混合装置。
  20. 【請求項20】 上記主剤容器をガラス製にしてあると
    ともに、遮光・色付である請求項14乃至19記載のい
    ずれかのHIV,クラミジア,淋菌,トリポネマパリヅ
    ム及び単純性ヘルペス等のSTD感染予防剤における主
    剤と基剤との保存混合装置。
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