JPH10108765A - 冷蔵ショーケースのドレンタンク満水検知装置 - Google Patents
冷蔵ショーケースのドレンタンク満水検知装置Info
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- JPH10108765A JPH10108765A JP26821796A JP26821796A JPH10108765A JP H10108765 A JPH10108765 A JP H10108765A JP 26821796 A JP26821796 A JP 26821796A JP 26821796 A JP26821796 A JP 26821796A JP H10108765 A JPH10108765 A JP H10108765A
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- drain tank
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Abstract
(57)【要約】
【課題】冷蔵ショーケースのケース基台内にセットした
ドレンタンクの引出し操作性を損なうことなしに、ドレ
ンタンクが「満水」になった時点で外部に知らせるよう
にしたドレンタンクの満水検知装置を提供する。 【解決手段】ドレンタンク3をケース基台の内部に設置
したシーソー式タンク装荷台8の上に載置するととも
に、装荷台の下面側にはリミットスイッチとして満水検
知スイッチ9を設置し、ここで前記タンク装荷台はその
揺動支軸8aを支点に前後に揺動可能に支持されてお
り、ドレンタンクが「空」の状態では後傾姿勢に待機
し、ドレンの水量が増加して「満水」になると重心が前
方に移動して装荷台が前傾姿勢に反転するとともに、こ
の姿勢反転により満水検知スイッチがON動作して「満
水」を知らせる警報ランプ10を点灯させる。
ドレンタンクの引出し操作性を損なうことなしに、ドレ
ンタンクが「満水」になった時点で外部に知らせるよう
にしたドレンタンクの満水検知装置を提供する。 【解決手段】ドレンタンク3をケース基台の内部に設置
したシーソー式タンク装荷台8の上に載置するととも
に、装荷台の下面側にはリミットスイッチとして満水検
知スイッチ9を設置し、ここで前記タンク装荷台はその
揺動支軸8aを支点に前後に揺動可能に支持されてお
り、ドレンタンクが「空」の状態では後傾姿勢に待機
し、ドレンの水量が増加して「満水」になると重心が前
方に移動して装荷台が前傾姿勢に反転するとともに、こ
の姿勢反転により満水検知スイッチがON動作して「満
水」を知らせる警報ランプ10を点灯させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵ショーケース
に搭載してケース内に生じた除霜水などのドレンを回収
するドレンタンクの満水検知装置に関する。
に搭載してケース内に生じた除霜水などのドレンを回収
するドレンタンクの満水検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】店舗内のフロアー中央に独立して据付け
る両面形の冷蔵ショーケースなどでは、建屋の床面側に
ドレン排水溝などの排水設備がない場合が多いことか
ら、図6で示すようにケース本体1の基台2(通称ベー
スと呼ばれ、内部には冷凍機のコンデンシングユニット
を内蔵している)の内部にドレンタンク3をセットして
おき、ケース内の冷却器4(冷凍機のエバポレータ)か
ら生じた除霜水などのドレンをケース本体1の底壁から
引き出したドレン排水管5を通じてドレンタンク3へ導
いて回収するようにしている。
る両面形の冷蔵ショーケースなどでは、建屋の床面側に
ドレン排水溝などの排水設備がない場合が多いことか
ら、図6で示すようにケース本体1の基台2(通称ベー
スと呼ばれ、内部には冷凍機のコンデンシングユニット
を内蔵している)の内部にドレンタンク3をセットして
おき、ケース内の冷却器4(冷凍機のエバポレータ)か
ら生じた除霜水などのドレンをケース本体1の底壁から
引き出したドレン排水管5を通じてドレンタンク3へ導
いて回収するようにしている。
【0003】この場合に、前記のドレンタンク3は、図
7で示すように持ち運びに便利な平形ポリ容器製の可搬
式タンクで、その上面にドレン注入口3aが開口してお
り、ケース基台2の内部に敷設した支持レール6の上に
載置して引出し可能にセットされる。そして、タンクが
ドレン水で「満水」になった場合には、店員がドレンタ
ンク3をショーケースから矢印のように前方に引出した
上で排水設備のある場所まで手に持って運び、タンク内
に溜まった水を捨てるようにして保守管理を行ってい
る。なお、図中で7はタンク収納部をカバーする開閉蓋
である。
7で示すように持ち運びに便利な平形ポリ容器製の可搬
式タンクで、その上面にドレン注入口3aが開口してお
り、ケース基台2の内部に敷設した支持レール6の上に
載置して引出し可能にセットされる。そして、タンクが
ドレン水で「満水」になった場合には、店員がドレンタ
ンク3をショーケースから矢印のように前方に引出した
上で排水設備のある場所まで手に持って運び、タンク内
に溜まった水を捨てるようにして保守管理を行ってい
る。なお、図中で7はタンク収納部をカバーする開閉蓋
である。
【0004】上記から判るように、ドレンタンク3は
「満水」状態になっているにもかかわらず、仮にドレン
タンク3をショーケースの基台2内にセットしたまま放
置すると、タンクから溢れ出たドレン水が床面に流れで
き汚すおそれがある。そこで、従来ではショーケースの
除霜サイクル(ショーケースでは1日に1回あるいは2
回除霜を行っている)を目安に、タイマなどによる時間
制御で定期的に外部にアラーム信号を出力し、ドレンタ
ンクの点検時期を管理者にランプ,ブザーなどで知らせ
るような管理方式をとっているのが現状である。
「満水」状態になっているにもかかわらず、仮にドレン
タンク3をショーケースの基台2内にセットしたまま放
置すると、タンクから溢れ出たドレン水が床面に流れで
き汚すおそれがある。そこで、従来ではショーケースの
除霜サイクル(ショーケースでは1日に1回あるいは2
回除霜を行っている)を目安に、タイマなどによる時間
制御で定期的に外部にアラーム信号を出力し、ドレンタ
ンクの点検時期を管理者にランプ,ブザーなどで知らせ
るような管理方式をとっているのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記したド
レンタンクの管理方式では次記のような問題点が残る。
すなわち、ショーケース内に生じるドレンの水量は、周
囲温度,湿度などの条件によって大きく変化し、したが
って「空」のドレンタンクが「満水」になるまでの時間
間隔も季節,店内の周囲条件によって異なる。
レンタンクの管理方式では次記のような問題点が残る。
すなわち、ショーケース内に生じるドレンの水量は、周
囲温度,湿度などの条件によって大きく変化し、したが
って「空」のドレンタンクが「満水」になるまでの時間
間隔も季節,店内の周囲条件によって異なる。
【0006】しかして、先記のようにドレンタンクの点
検周期をタイマなどで時間設定した従来方式では、点検
時にドレンタンクにドレン水が殆ど溜まっていなかった
り、逆にタンクが「満水」水位を超えてタンクからオー
バーフローしたドレン水が床面にこぼれて床面を汚すと
いった不具合があり、その改善策がユーザーから要望さ
れている。
検周期をタイマなどで時間設定した従来方式では、点検
時にドレンタンクにドレン水が殆ど溜まっていなかった
り、逆にタンクが「満水」水位を超えてタンクからオー
バーフローしたドレン水が床面にこぼれて床面を汚すと
いった不具合があり、その改善策がユーザーから要望さ
れている。
【0007】本発明は上記の点にかんがみなされたもの
であり、ショーケースのケース基台内に格納セットした
ドレンタンクの引出し操作性を損なうことなしに、ドレ
ンタンクが「満水」になった時点で直ちに外部に知らせ
るようにしたドレンタンクの満水検知装置を提供するこ
とを目的とする。
であり、ショーケースのケース基台内に格納セットした
ドレンタンクの引出し操作性を損なうことなしに、ドレ
ンタンクが「満水」になった時点で直ちに外部に知らせ
るようにしたドレンタンクの満水検知装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、ケース基台の内部に設置してドレ
ンタンクを載置するシーソー式のタンク装荷台と、ドレ
ンタンクの「満水」に対応するタンク装荷台の傾斜位置
を捉えて「満水」状態を外部に知らせる満水検知手段と
を具備し、かつ前記タンク装荷台は、その揺動支軸を支
点にドレンタンクが「空」の状態では後傾姿勢に待機
し、「満水」になった状態で前傾姿勢に反転するように
その重心位置,および揺動支軸の位置を設定した構成と
する。
に、本発明によれば、ケース基台の内部に設置してドレ
ンタンクを載置するシーソー式のタンク装荷台と、ドレ
ンタンクの「満水」に対応するタンク装荷台の傾斜位置
を捉えて「満水」状態を外部に知らせる満水検知手段と
を具備し、かつ前記タンク装荷台は、その揺動支軸を支
点にドレンタンクが「空」の状態では後傾姿勢に待機
し、「満水」になった状態で前傾姿勢に反転するように
その重心位置,および揺動支軸の位置を設定した構成と
する。
【0009】かかる構成によれば、和式庭園などに備え
た筧(竹筒で作られた水引き用の樋で樋が満水になと前
傾姿勢に傾いて水を排出する)同じように、ドレンタン
クが「空」の状態ではタンク装荷台が後傾姿勢に傾いて
おり、タンク内にドレン水が溜まって「満水」状態にな
ると、重心が前方に移動してタンク装荷台が前傾姿勢に
反転する。そこで、この装荷台の姿勢反転を捉えて後記
の検知手段で「満水」を検知することにより、ドレンタ
ンクの「満水」状態をタイミングよく外部に知らせるこ
とができる。しかも、ケース基部から「満水」のドレン
タンクを引き出す場合には、ドレンタンクが前傾してタ
ンク装荷台の上に載っているので、装荷台の上を滑らし
ながら楽に引き出すことができる。
た筧(竹筒で作られた水引き用の樋で樋が満水になと前
傾姿勢に傾いて水を排出する)同じように、ドレンタン
クが「空」の状態ではタンク装荷台が後傾姿勢に傾いて
おり、タンク内にドレン水が溜まって「満水」状態にな
ると、重心が前方に移動してタンク装荷台が前傾姿勢に
反転する。そこで、この装荷台の姿勢反転を捉えて後記
の検知手段で「満水」を検知することにより、ドレンタ
ンクの「満水」状態をタイミングよく外部に知らせるこ
とができる。しかも、ケース基部から「満水」のドレン
タンクを引き出す場合には、ドレンタンクが前傾してタ
ンク装荷台の上に載っているので、装荷台の上を滑らし
ながら楽に引き出すことができる。
【0010】この場合に、樋状枠体のタンク装荷台に搭
載したドレンタンクが傾斜姿勢の装荷台からずれ落ちる
ことないようにするために、本発明では、タンク装荷台
にドレンタンクを所定の搭載位置に位置決め保持する係
止部を備えるものとする。また、前記の満水検知手段
は、本発明により具体的に次記のような形態で構成する
ことができる。
載したドレンタンクが傾斜姿勢の装荷台からずれ落ちる
ことないようにするために、本発明では、タンク装荷台
にドレンタンクを所定の搭載位置に位置決め保持する係
止部を備えるものとする。また、前記の満水検知手段
は、本発明により具体的に次記のような形態で構成する
ことができる。
【0011】1)満水検知手段として、タンク装荷台の
下面側にリミットスイッチを付設し、ドレンタンクの
「満水」時に反転するタンク装荷台の動きに応動動作す
るリミットスイッチを通じて外部に「満水」を知らせる
アラーム信号を出力するようにし、このアラーム信号で
警報ランプを点灯するか,あるいはブザーを鳴らす。 2)満水検知手段として、タンク装荷台の端部に「満
水」マークを表示するとともに、該「満水」マークに対
向してケース基台の外壁面には、ドレンタンクの「満
水」状態で前記の「満水」マークを覗き見る位置に表示
窓を開口しておき、該表示窓に「満水」マークが現れた
ことを目視により確認する。
下面側にリミットスイッチを付設し、ドレンタンクの
「満水」時に反転するタンク装荷台の動きに応動動作す
るリミットスイッチを通じて外部に「満水」を知らせる
アラーム信号を出力するようにし、このアラーム信号で
警報ランプを点灯するか,あるいはブザーを鳴らす。 2)満水検知手段として、タンク装荷台の端部に「満
水」マークを表示するとともに、該「満水」マークに対
向してケース基台の外壁面には、ドレンタンクの「満
水」状態で前記の「満水」マークを覗き見る位置に表示
窓を開口しておき、該表示窓に「満水」マークが現れた
ことを目視により確認する。
【0012】また、ショーケースに搭載するドレンタン
クは、満杯状態になるとその重量が15Kgにも達するよ
うな容量のものが使われており、力の弱い女子店員では
満杯状態のドレンタンクを持ち運ぶことが困難である。
そこで、本発明では、タンク装荷台が反転動作するドレ
ンタンクの満水検知水位を可変設定するように、タンク
装荷台に対して偏心荷重を加える錘,もしくはバネのバ
イアス手段を備え、そのバイアス調整により「満水」検
知水位を満杯状態よりも多少低い水位に設定してドレン
タンクの持ち運びが女子でも楽に行えるようにしてい
る。
クは、満杯状態になるとその重量が15Kgにも達するよ
うな容量のものが使われており、力の弱い女子店員では
満杯状態のドレンタンクを持ち運ぶことが困難である。
そこで、本発明では、タンク装荷台が反転動作するドレ
ンタンクの満水検知水位を可変設定するように、タンク
装荷台に対して偏心荷重を加える錘,もしくはバネのバ
イアス手段を備え、そのバイアス調整により「満水」検
知水位を満杯状態よりも多少低い水位に設定してドレン
タンクの持ち運びが女子でも楽に行えるようにしてい
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を形態別に
図面に基づいて説明する。 〔実施例1〕図1(a),(b) は満水検知手段にリミットス
イッチを採用した実施例の構成,並びに満水検知動作の
説明図、図2は図1におけるドレンタンクとタンク装荷
台の外形斜視図である。この実施例では、ドレンタンク
3の満水検知装置が、ショーケースのケース基台4の内
部に配置してドレンタンク3を載置するシーソー式のタ
ンク装荷台8と、該タンク装荷台8の裏面に対向してケ
ース基台2側に設置した満水検知スイッチ(リミットス
イッチ)9と、該スイッチ9の動作信号でドレンタンク
3の「満水」時に点灯する警報ランプ10とから構成さ
れている。
図面に基づいて説明する。 〔実施例1〕図1(a),(b) は満水検知手段にリミットス
イッチを採用した実施例の構成,並びに満水検知動作の
説明図、図2は図1におけるドレンタンクとタンク装荷
台の外形斜視図である。この実施例では、ドレンタンク
3の満水検知装置が、ショーケースのケース基台4の内
部に配置してドレンタンク3を載置するシーソー式のタ
ンク装荷台8と、該タンク装荷台8の裏面に対向してケ
ース基台2側に設置した満水検知スイッチ(リミットス
イッチ)9と、該スイッチ9の動作信号でドレンタンク
3の「満水」時に点灯する警報ランプ10とから構成さ
れている。
【0014】ここで、シーソー式のタンク装荷台8は、
図2で示すように平形容器としてなるドレンタンク3の
外形寸法に対応した断面U字形の樋状枠体であり、その
底面側に配した揺動支軸8aを介してケース基台2の底
板上に揺動可能に取付けられている。また、装荷台8の
後端部にはドレンタンク3を前方から挿入して載置する
際のストッパ,および装荷台の重心位置を後部に移す重
量部となる背面壁8bを有し、さらに底壁にはドレンタ
ンク3の底面から膨出する凸部3bを嵌め込んでドレン
タンク3を所定の搭載位置に位置決め保持する係合穴8
cが開口している。また、前記の揺動支軸8aの位置は
次記のよう設定されている。すなわち、ドレンタンク3
が「空」,もしくはタンク内に溜まっているドレンの水
位Hが低い状態では、図1(a) で表すように、揺動支軸
8aを支点として装荷台8の後端がケース基台2の底板
上に着地した後傾姿勢で待機し、図1(b) のようにドレ
ンタンク3のドレン水位がH1 に上昇して「満水」の状
態なった際に前端が着地した前傾姿勢に反転するよう
に、装荷台8に搭載したドレンタンク3の幾何学的な中
心位置よりも後方に偏位した位置に設定されている。
図2で示すように平形容器としてなるドレンタンク3の
外形寸法に対応した断面U字形の樋状枠体であり、その
底面側に配した揺動支軸8aを介してケース基台2の底
板上に揺動可能に取付けられている。また、装荷台8の
後端部にはドレンタンク3を前方から挿入して載置する
際のストッパ,および装荷台の重心位置を後部に移す重
量部となる背面壁8bを有し、さらに底壁にはドレンタ
ンク3の底面から膨出する凸部3bを嵌め込んでドレン
タンク3を所定の搭載位置に位置決め保持する係合穴8
cが開口している。また、前記の揺動支軸8aの位置は
次記のよう設定されている。すなわち、ドレンタンク3
が「空」,もしくはタンク内に溜まっているドレンの水
位Hが低い状態では、図1(a) で表すように、揺動支軸
8aを支点として装荷台8の後端がケース基台2の底板
上に着地した後傾姿勢で待機し、図1(b) のようにドレ
ンタンク3のドレン水位がH1 に上昇して「満水」の状
態なった際に前端が着地した前傾姿勢に反転するよう
に、装荷台8に搭載したドレンタンク3の幾何学的な中
心位置よりも後方に偏位した位置に設定されている。
【0015】かかる構成で、タンク装荷台8が後傾姿勢
に待機しているドレンタンク「空」の状態では、図1
(a) で示すように満水検知スイッチ9がOFFであって
警報ランプ10は消灯している。この状態からドレンタ
ンク3に流入したドレンの水位が上昇し、やがて「満
水」状態になると、ドレンタンク3を搭載したタンク装
荷台8に働く重心位置が揺動支軸8aよりも前方に移
る。これにより、タンク装荷台8は図1(b) のように前
傾姿勢に反転しするとともに、満水検知スイッチ9がO
N動作して警報ランプ10が点灯し、ドレンタンク3が
「満水」になったことを外部に知らせる。なお、警報ラ
ンプ10と警報ブザーを併用して「満水」を知らせるこ
ともできる。
に待機しているドレンタンク「空」の状態では、図1
(a) で示すように満水検知スイッチ9がOFFであって
警報ランプ10は消灯している。この状態からドレンタ
ンク3に流入したドレンの水位が上昇し、やがて「満
水」状態になると、ドレンタンク3を搭載したタンク装
荷台8に働く重心位置が揺動支軸8aよりも前方に移
る。これにより、タンク装荷台8は図1(b) のように前
傾姿勢に反転しするとともに、満水検知スイッチ9がO
N動作して警報ランプ10が点灯し、ドレンタンク3が
「満水」になったことを外部に知らせる。なお、警報ラ
ンプ10と警報ブザーを併用して「満水」を知らせるこ
ともできる。
【0016】〔実施例2〕図3(a),(b) は満水検知手段
として表示マークを採用した実施例を示す。この実施例
においては、タンク装荷台8の側壁前端部に「満水」マ
ーク11a,および「空」マーク11b(例えばシー
ル)を上下に並べて表示するとともに、これらマークに
対向してケース基台4の外壁面にはドレンタンクの「満
水」状態で前記の「満水」マークを覗き見る位置に表示
窓12を開口した構成になる。
として表示マークを採用した実施例を示す。この実施例
においては、タンク装荷台8の側壁前端部に「満水」マ
ーク11a,および「空」マーク11b(例えばシー
ル)を上下に並べて表示するとともに、これらマークに
対向してケース基台4の外壁面にはドレンタンクの「満
水」状態で前記の「満水」マークを覗き見る位置に表示
窓12を開口した構成になる。
【0017】かかる構成により、ドレンタンク3が
「空」,もしくはドレン水位が低い状態では、図3(a)
で示すようにドレンタンク3を搭載したタンク装荷台8
が後傾姿勢に待機しており、ケース基台の表示窓12に
は「空」マーク11bが表示される。一方、ドレンタン
ク3が「満水」状態になると、図3(b) で示すようにタ
ンク装荷台8が前傾姿勢に反転し、表示窓12には「満
水」マーク11aが表示されるようになる。したがっ
て、管理者は日常業務として店内を巡回する際に前記し
たショーケースの表示窓12を目視点検することで、表
示窓12に現れているマークの種別からドレンタンク3
が「満水」状態になったことを判別することができる。
「空」,もしくはドレン水位が低い状態では、図3(a)
で示すようにドレンタンク3を搭載したタンク装荷台8
が後傾姿勢に待機しており、ケース基台の表示窓12に
は「空」マーク11bが表示される。一方、ドレンタン
ク3が「満水」状態になると、図3(b) で示すようにタ
ンク装荷台8が前傾姿勢に反転し、表示窓12には「満
水」マーク11aが表示されるようになる。したがっ
て、管理者は日常業務として店内を巡回する際に前記し
たショーケースの表示窓12を目視点検することで、表
示窓12に現れているマークの種別からドレンタンク3
が「満水」状態になったことを判別することができる。
【0018】〔実施例3〕次に、本発明の請求項5に対
応する実施例を図4に示す。図4の実施例においては、
シーソー式のタンク装荷台8に対してその後端上部にバ
イアス手段として平板状のバイアス錘13がボルト14
で固定されている。この錘13は装荷台8の揺動支軸8
a(この揺動支軸8aは実施例1,実施例2に示した支
軸の位置よりも多少後方位置に取付けてある)に対して
装荷台を後傾姿勢に傾ける方向にバイアス荷重を与える
ものであり、錘13の枚数を調整することにより、タン
ク装荷台8に搭載したドレンタンク3の「満水」検知水
位、つまりタンク装荷台8が後傾姿勢から前傾姿勢に反
転する際のドレン水量をドレンタンク3の持ち運び性を
考慮して可変設定することができる。
応する実施例を図4に示す。図4の実施例においては、
シーソー式のタンク装荷台8に対してその後端上部にバ
イアス手段として平板状のバイアス錘13がボルト14
で固定されている。この錘13は装荷台8の揺動支軸8
a(この揺動支軸8aは実施例1,実施例2に示した支
軸の位置よりも多少後方位置に取付けてある)に対して
装荷台を後傾姿勢に傾ける方向にバイアス荷重を与える
ものであり、錘13の枚数を調整することにより、タン
ク装荷台8に搭載したドレンタンク3の「満水」検知水
位、つまりタンク装荷台8が後傾姿勢から前傾姿勢に反
転する際のドレン水量をドレンタンク3の持ち運び性を
考慮して可変設定することができる。
【0019】〔実施例4〕図5は、本発明の請求項5に
対応する実施例3と異なる応用実施例を示すものであ
る。この実施例においては、実施例3の錘13に代え
て、バイアスバネ(引っ張りバネ)15を使用し、この
バイアスバネ15をケース基台4の底板とタンク装荷台
8の後端から上下段に並べて突き出しフック部8cの間
に張架して装荷台にバイアス荷重を与えるようにしてい
る。そして、バイアスバネ15を引っ掻けるフック部8
cを選択することで実施例3と同様にドレンタンク3の
「満水」検知水位を可変設定することができる。
対応する実施例3と異なる応用実施例を示すものであ
る。この実施例においては、実施例3の錘13に代え
て、バイアスバネ(引っ張りバネ)15を使用し、この
バイアスバネ15をケース基台4の底板とタンク装荷台
8の後端から上下段に並べて突き出しフック部8cの間
に張架して装荷台にバイアス荷重を与えるようにしてい
る。そして、バイアスバネ15を引っ掻けるフック部8
cを選択することで実施例3と同様にドレンタンク3の
「満水」検知水位を可変設定することができる。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の構成によれ
ば、ショーケースの基台内にセットしたドレンタンクが
「満水」になった際には、シーソー式タンク装荷台の姿
勢反転を捉えてタイミングを逸することなく的確に「満
水」状態をアラーム信号,あるいはマーク表示により外
部に知らせることができる。しかも、「満水」のドレン
タンクをケース基部から外に取り出す場合でも、ドレン
タンクは前傾姿勢でタンク装荷台の上に載っているの
で、装荷台を上を滑らしながら手前側に引いて楽に取り
出すことができる。
ば、ショーケースの基台内にセットしたドレンタンクが
「満水」になった際には、シーソー式タンク装荷台の姿
勢反転を捉えてタイミングを逸することなく的確に「満
水」状態をアラーム信号,あるいはマーク表示により外
部に知らせることができる。しかも、「満水」のドレン
タンクをケース基部から外に取り出す場合でも、ドレン
タンクは前傾姿勢でタンク装荷台の上に載っているの
で、装荷台を上を滑らしながら手前側に引いて楽に取り
出すことができる。
【0021】また、特に請求項5の構成を採用すること
により、ドレンタンクの「満水」検知水位を満杯レベル
よりも低い範囲で任意に可変設定することかでき、これ
により力の弱い女子でもドレン水の入ったドレンタンク
の持ち運びが楽に行える。
により、ドレンタンクの「満水」検知水位を満杯レベル
よりも低い範囲で任意に可変設定することかでき、これ
により力の弱い女子でもドレン水の入ったドレンタンク
の持ち運びが楽に行える。
【図1】本発明の実施例1に対応する実施例の構成,動
作の説明図であり、(a) はドレンタンクの貯留水位が低
い状態図、(b) はドレンタンクの「満水」状態図
作の説明図であり、(a) はドレンタンクの貯留水位が低
い状態図、(b) はドレンタンクの「満水」状態図
【図2】図1におけるドレンタンク,およびタンク装荷
台の外観斜視図
台の外観斜視図
【図3】本発明の実施例2に対応する実施例の構成,動
作の説明図であり、(a) はドレンタンクの貯留水位が低
い状態図、(b) はドレンタンクの「満水」状態図
作の説明図であり、(a) はドレンタンクの貯留水位が低
い状態図、(b) はドレンタンクの「満水」状態図
【図4】本発明の実施例3に対応する実施例の構成図
【図5】本発明の実施例4に対応する実施例の構成図
【図6】本発明の実施対象となる冷蔵ショーケースの構
成図であり、(a) は側面図、(b) は正面図
成図であり、(a) は側面図、(b) は正面図
【図7】図6のショーケースに搭載するドレンタンクの
従来における据付け構造を表す斜視図
従来における据付け構造を表す斜視図
1 ケース本体 2 ケース基台 3 ドレンタンク 8 シーソー式タンク装荷台 8a 揺動支軸 9 満水検知スイッチ(リミットスイッチ) 10 警報ランプ 11H 「満水」マーク 11L 「空」マーク 12 表示窓 13 バイアス錘 15 バイアスバネ
Claims (5)
- 【請求項1】冷蔵ショーケースのケース基台内に引出し
可能にセットしてショーケースに生じた除霜水などのド
レンを回収する可搬式の平形容器としてなるドレンタン
クの満水検知装置であって、ケース基台の内部に設置し
てドレンタンクを載置するシーソー式のタンク装荷台
と、ドレンタンクの「満水」に対応するタンク装荷台の
傾斜位置を捉えて「満水」状態を外部に知らせる満水検
知手段とを具備し、かつ前記タンク装荷台は、その揺動
支軸を支点にドレンタンクが「空」の状態では後傾姿勢
に待機し、「満水」になった状態で前傾姿勢に反転する
ようにその重心位置,および揺動支軸の位置を設定した
ことを特徴とする冷蔵ショーケースのドレンタンク満水
検知装置。 - 【請求項2】請求項1記載のドレンタンク満水検知装置
において、タンク装荷台が、前方からドレンタンクを挿
入して載置する断面U字形の樋状枠体で、かつドレンタ
ンクを所定の搭載位置に位置決め保持する係止部を備え
ていることを特徴とする冷蔵ショーケースのドレンタン
ク満水検知装置。 - 【請求項3】請求項1記載のドレンタンク満水検知装置
において、満水検知手段として、タンク装荷台の下面側
にリミットスイッチを付設し、ドレンタンクの「満水」
時に反転するタンク装荷台の動きに応動動作するリミッ
トスイッチを通じて外部に「満水」を知らせるアラーム
信号を出力するようにしたことを特徴とする冷蔵ショー
ケースのドレンタンク満水検知装置。 - 【請求項4】請求項1記載のドレンタンク満水検知装置
において、満水検知手段として、タンク装荷台の端部に
「満水」マークを表示するとともに、該「満水」まーク
に対向してケース基台の外壁面には、ドレンタンクの
「満水」状態で前記の「満水」マークを覗き見る位置に
表示窓を開口したことを特徴とする冷蔵ショーケースの
ドレンタンク満水検知装置。 - 【請求項5】請求項1記載のドレンタンク満水検知装置
において、タンク装荷台が反転動作するドレンタンクの
満水検知水位を可変設定するように、タンク装荷台に対
して偏心荷重を加える錘,もしくはバネのバイアス手段
を備えたことを特徴とする冷蔵ショーケースのドレンタ
ンク満水検知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26821796A JPH10108765A (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | 冷蔵ショーケースのドレンタンク満水検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26821796A JPH10108765A (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | 冷蔵ショーケースのドレンタンク満水検知装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10108765A true JPH10108765A (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=17455549
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26821796A Withdrawn JPH10108765A (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | 冷蔵ショーケースのドレンタンク満水検知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10108765A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017223145A (ja) * | 2016-06-14 | 2017-12-21 | 日野自動車株式会社 | 車両用タンクの固定構造 |
-
1996
- 1996-10-09 JP JP26821796A patent/JPH10108765A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017223145A (ja) * | 2016-06-14 | 2017-12-21 | 日野自動車株式会社 | 車両用タンクの固定構造 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050308 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20050510 |