JPH10108522A - 揺動式草刈機 - Google Patents
揺動式草刈機Info
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- JPH10108522A JPH10108522A JP8263248A JP26324896A JPH10108522A JP H10108522 A JPH10108522 A JP H10108522A JP 8263248 A JP8263248 A JP 8263248A JP 26324896 A JP26324896 A JP 26324896A JP H10108522 A JPH10108522 A JP H10108522A
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- A01D34/00—Mowers; Mowing apparatus of harvesters
- A01D34/835—Mowers; Mowing apparatus of harvesters specially adapted for particular purposes
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- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01D—HARVESTING; MOWING
- A01D34/00—Mowers; Mowing apparatus of harvesters
- A01D34/01—Mowers; Mowing apparatus of harvesters characterised by features relating to the type of cutting apparatus
- A01D34/412—Mowers; Mowing apparatus of harvesters characterised by features relating to the type of cutting apparatus having rotating cutters
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- A01D34/76—Driving mechanisms for the cutters
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- Environmental Sciences (AREA)
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Abstract
ことができ、かつエネルギの利用効率の高い揺動式草刈
機を提供することにある。 【解決手段】 第1の円盤形刃物1と第2の円盤形刃物
2とを相対的に揺動させることにより、各円盤形刃物
1、2の外周部に設けた切刃1a、2aで草木等の被切
断物を挟み切るように構成した揺動式草刈機であって、
回転運動を揺動運動に変換して、前記第1の円盤形刃物
1及び第2の円盤形刃物2の少なくとも一方を揺動駆動
する揺動機構3と、前記回転運動のエネルギーを蓄える
フライホイール4とを備えていることを特徴としてい
る。
Description
物を相対的に揺動させることにより、各円盤形刃物の外
周部に設けた切刃で草木等の被切断物を挟み切るように
構成した揺動式草刈機に関する。
特公平8−11012号公報に記載されているように、
回転運動を揺動運動に変換する揺動機構を備え、この揺
動機構によって、第1の円盤形刃物及び第2の円盤形刃
物をそれぞれ揺動駆動するように構成したものが知られ
ている。そして、第1の円盤形刃物及び第2の円盤形刃
物の外周部にはそれぞれ切刃が複数設けられており、こ
の切刃で草や木等を挟み切るようになっている。
式草刈機においては、草や木の太さの違いによって、切
断抵抗が変化し、例えばエンジンによって回転運動を得
る場合には、エンジンに回転の変化が生じ、草木の切断
がスムーズに行えなくなったり、燃費が悪化したりする
ことがある。また、油圧モータや電動モータ等によって
回転運動を得るような場合にも、回転ムラによって草木
の切断がスムーズに行えなくなったり、エネルギの利用
効率が低下したりする欠点がある。
なされたもので、その目的は、草木等の被切断物をより
スムーズに切断することができ、かつエネルギの利用効
率の高い揺動式草刈機を提供することにある。
に、請求項1に係る発明は、第1の円盤形刃物(1)と
第2の円盤形刃物(2)とを相対的に揺動させることに
より、各円盤形刃物(1、2)の外周部に設けた切刃
(1a、2a)で草木等の被切断物を挟み切るように構
成した揺動式草刈機であって、回転運動を揺動運動に変
換して、前記第1の円盤形刃物(1)及び第2の円盤形
刃物(2)の少なくとも一方を揺動駆動する揺動機構
(3)と、前記回転運動のエネルギーを蓄えるフライホ
イール(4)とを備えていることを特徴としている。
明において、回転数を増速してフライホイール(4)に
伝える増速手段(6)を設けたことを特徴としている。
項2に係る発明において、回転数を減速して揺動機構
(3)に伝える減速手段(9)を設けたことを特徴とし
ている。
2又は請求項3に係る発明において、回転運動を油圧モ
ータ(5)から得るように構成したことを特徴としてい
る。請求項5に係る発明は、請求項1、請求項2、請求
項3又は請求項4に係る発明において、揺動機構(3)
は、第1の円盤形刃物(1)及び第2の円盤形刃物
(2)の両者を揺動するように構成されていることを特
徴としている。
回転運動のエネルギがフライホイール(4)に常時蓄え
られた状態になっているから、例えば切断抵抗の大きな
ものを切断する際に回転数の低下が生じても、その回転
数の低下分に見合った回転運動のエネルギがフライホイ
ール(4)から揺動機構(3)に供給されることにな
る。このため、回転数の低下が大きく生じる前に被切断
物を切断することができる。したがって、回転運動の速
度がほぼ一定になり、揺動運動の速度が安定するので、
草木等の被切断物をよりスムーズに切断することができ
る。しかも、フライホイール(4)で蓄えたエネルギを
供給することによって切断することができるから、エネ
ルギの利用効率が高いという利点がある。
イール(4)が増速手段(6)によってより高速で回転
することになるから、回転運動のエネルギをより多く蓄
えることができる。したがって、揺動運動の速度がより
安定するようになるので、被切断物をよりスムーズに切
断することができ、かつエネルギの利用効率もより高く
なるという利点がある。
の回転数を減速して揺動機構(3)に伝える減速手段
(9)を有しているから、結局フライホイール(4)の
回転数を増加させたの同等になる。したがって、被切断
物をよりスムーズに切断することができ、かつエネルギ
の利用効率もより高くなるという利点がある。しかも、
回転運動のトルクが減速によって増大し、第1の円盤形
刃物(1)又は第2の円盤形刃物(2)を揺動する力も
増大することになるから、切刃(1a、2a)によって
被切断物を挟み切る力が増大する。したがって、この点
からも、被切断物をよりスムーズに切断することがで
き、かつエネルギの利用効率をより高くすることができ
る。
タ(5)が小型で高出力を発揮する性質を有しているこ
とから、揺動式草刈機を小型化することができる利点が
ある。ただし、油圧モータ(5)は、リリーフ圧力に達
すると回転が停止してしまう欠点がある。しかし、回転
数の低下に伴なってフライホイール(4)からエネルギ
が供給されるので、油圧モータ(5)の回転数がほとん
ど低下することなく、切断抵抗の大きな被切断物を切断
することができる。すなわち、油圧モータ(5)の欠点
をカバーし、同油圧モータ(5)の利点を有効に引き出
すことができる利点がある。
盤形刃物(1)及び第2の円盤形刃物(2)の両者が揺
動するように構成しているから、被切断物をスムーズに
切断することができる。すなわち、例えば第1の円盤形
刃物(1)のみを揺動するように構成した場合には、第
2の円盤形刃物(2)の外周部が被切断物に当たって切
断の妨げとなることがあるが、第1の円盤形刃物(1)
及び第2の円盤形刃物(2)の両者が揺動することによ
って、上記のような切断の妨げとなることがなくなり、
被切断物をスムーズに切断することができるようにな
る。
施例に基づき図面を参照して説明する。なお、図1〜図
6は第1実施例、図7〜図9は第2実施例を示してい
る。
説明する。この実施例で示す揺動式草刈機Eは、第1の
円盤形刃物1と第2の円盤形刃物2とを相対的に揺動さ
せることにより、各円盤形刃物1、2の外周部に設けた
切刃1a、2aで草木等の被切断物を挟み切るように構
成したものであって、回転運動を揺動運動に変換して、
第1の円盤形刃物1及び第2の円盤形刃物2のそれぞれ
を揺動駆動する揺動機構3と、上記回転運動のエネルギ
ーを蓄えるフライホイール4とを備えている。そして、
上記回転運動は油圧モータ5によって供給されるように
なっており、この油圧モータ5の回転数は増速手段6を
介してフライホイール4に伝えられるようになってい
る。
速手段6は、側板70及び底板71によって容器状に形
成されたハウジング7内に収納されており、油圧モータ
5は、ハウジング7の上側開口部を覆う上カバー8に取
り付けられている。
外側に取り付けられており、その出力軸51が上カバー
8からハウジング7内に挿入されている。出力軸51に
は、クランク軸30が嵌合されている。このクランク軸
30は、キー301を介して出力軸51と一体に回転す
るようになっているとともに、基端部及び先端部がそれ
ぞれ上カバー8及び底板71に設けられたベアリング3
02、303を介して回転自在に保持されている。ま
た、クランク軸30には、基端部に第1の偏心軸部30
a及び第2の偏心軸部30bが形成され、先端部に同心
軸部30cが形成されている。
る第1の偏心軸部30a及び第2の偏心軸部30bと、
これらの第1の偏心軸部30a及び第2の偏心軸部30
bにそれぞれ連結された第1のコンロッド31及び第2
のコンロッド32と、これらの第1のコンロッド31及
び第2のコンロッド32にそれぞれ連結された第1の揺
動リンク33及び第2の揺動リンク34と、これらの第
1の揺動リンク33及び第2の揺動リンク34にそれぞ
れ連結された第1の揺動軸35及び第2の揺動軸36と
を備えている。
30bは、クランク軸30の回転中心(出力軸51の回
転中心)に対して180度離れた位置に形成されたもの
であって、同回転中心から同量だけ偏心している。
aが大端ニードルベアリング310を介して第1の偏心
軸部30aに連結され、小端開口部31bが揺動ピン3
11を介して第1の揺動リンク33の偏心孔33bに連
結されている。同様にして、第2のコンロッド32は、
大端開口部32aが大端ニードルベアリング320を介
して第2の偏心軸部30bに連結され、小端開口部32
bが揺動ピン321を介して第2の揺動リンク34の偏
心孔34bに連結されている。
a及び偏心孔33bを有している。回転中心孔33a
は、スプラインによって第1の揺動軸35に連結されて
いる。偏心孔33bは、滑り軸受330を介して揺動ピ
ン311に連結されている。滑り軸受330は、圧入、
冷やし嵌め等によって偏心孔33bに固定された状態に
なっている。なお、揺動ピン311は、第1のコンロッ
ド31の小端開口部31bに固定された状態になってい
る。同様にして、第2の揺動リンク34は、回転中心孔
34a及び偏心孔34bを有し、回転中心孔34aはス
プラインによって第2の揺動軸36に連結され、偏心孔
34bは滑り軸受340を介して揺動ピン321に連結
されている。滑り軸受340は、圧入、冷やし嵌め等に
よって偏心孔34bに固定された状態になっている。な
お、揺動ピン321は、第2のコンロッド32の小端開
口部32bに固定された状態になっている。
心貫通孔36aに嵌合して、同第2の揺動軸36に対し
て揺動自在になっている。そして、第1の揺動軸35の
上端部が上カバー8にベアリング351を介して保持さ
れ、第2の揺動軸36の下端部が底板71にベアリング
361を介して保持されている。また、第2の揺動軸3
6の上端部であって第2の揺動リンク34の下側に位置
する部分がベアリング362を介して軸受ブロック37
に保持されている。
揺動軸35及び第2の揺動軸36が同軸状に貫通する貫
通孔37aが形成されており、この貫通孔37aにベア
リング362が嵌合している。また、貫通孔37aに
は、ベアリング361とベアリング362との間隔を保
持し、かつベアリング361を底板71に固定するため
のスペーサリング371が設けられている。そして、こ
のスペーサリング371の外側にはOリング371aが
設けられ、スペーサリング371の内側にはオイルシー
ル371bが設けられており、軸受ブロック37と第2
の揺動軸36との間からハウジング7の外側に潤滑油が
漏れるのを防止するようになっている。さらに、軸受ブ
ロック37には、ベアリング362を軸受ブロック37
に固定するためのリテーナ372が設けられている。
底板71から下側に突出し、その突出した部分が円盤状
に拡径された第1のフランジ部35aになっており、こ
の第1のフランジ部35aに第1の円盤形刃物1を取り
付けるようになっている。同様にして、第2の揺動軸3
6は、その下端部が底板71から下側に突出して円盤状
に拡径された第2のフランジ部36bになっており、こ
の第2のフランジ部36bに第2の円盤形刃物2を取り
付けるようになっている。この第2のフランジ部36b
は、第1のフランジ部35aの上側にあって、同第1の
フランジ部35aに近接している。さらに、第2のフラ
ンジ部36bには、中心貫通孔36aに沿って、第2の
揺動軸36と第1の揺動軸35との間からの油漏れを防
止するためのオイルシール363が設けられている。
2は、それぞれ第1のフランジ部35a及び第2のフラ
ンジ部36bにボルトによって取り付けられている。
ける同心軸部30cと、この同心軸部30cに同軸状に
連結された大平歯車60と、同心軸部30cに平行に配
置された回転軸61と、この回転軸61に同軸状に連結
され、大平歯車60に噛み合う小平歯車62とを備えて
いる。フライホイール4は、回転軸61に同軸状に連結
されている。そして、同心軸部30cと大平歯車60と
は、キー601を介して一体に回転するようになってい
る。また、回転軸61と小平歯車62、及び回転軸61
とフライホイール4は、キー611を介して一体に回転
するようになっている。さらに、回転軸61は、その上
端部がベアリング612を介して上カバー8に保持さ
れ、下端部がベアリング613を介して底板71に保持
されるようになっている。
ブラケット72、72が設けられている。このブラケッ
ト72は、パワーショベルPのアームP1に取り付ける
ために設けたものであり、アームP1の先端部を中心に
して揺動する揺動中心孔72aと、アームP1に設けら
れたリンク機構P2を介して揺動力が加えられる揺動力
作用孔72bとを備えている。
先端部に設けられたバケット(図示せず)をリンク機構
P2によって揺動させるものであるが、このバケットに
代えて、揺動式草刈機Eを取り付けることによって、自
由な位置での草刈り等が可能となっている。
図6に示すように、アームP1及びブームP3によっ
て、地上より上方あるいは下方の自由な位置に、揺動式
草刈機Eを移動することができるようになっている。し
かも、ブームP3が水平方向に所定角度だけ揺動可能で
あり、かつ上部車体P4が水平方向に自由な角度に旋回
可能であることから、揺動式草刈機Eを水平方向の自由
な位置に移動することができるようになっている。ま
た、パワーショベルPは、無限軌道P5によって、荒れ
地等においても、安定した走行が可能になっている。さ
らに、揺動式草刈機Eの油圧モータ5への油圧の供給
は、パワーショベルPに設けられた油圧供給源(図示せ
ず)からブームP3及びアームP1に沿って設けられた
図示しない配管及びホースによってなされる。
おいては、油圧モータ5の出力軸51から供給された回
転運動がクランク軸30の同心軸部30cから大平歯車
60、小平歯車62及び回転軸61を介してフライホイ
ール4に伝えられる。すなわち、フライホイール4が増
速手段6によって、出力軸51よりも高速で回転し、こ
れによって、フライホイール4に運動のエネルギが蓄え
られる。
軸部30a及び第2の偏心軸部30bからそれぞれ第1
のコンロッド31及び第2のコンロッド32に伝えられ
て往復運動になり、さらに第1の揺動リンク33及び第
2の揺動リンク34からそれぞれ第1の揺動軸35及び
第2の揺動軸36に揺動運動として伝えられる。すなわ
ち、油圧モータ5から供給された回転運動は、揺動機構
3によって180度位相をずらした2つの揺動運動に変
換され、これらの揺動運動がさらに第1の揺動軸35及
び第2の揺動軸36を介して第1の円盤形刃物1及び第
2の円盤形刃物2にそれぞれ伝えられることになる。
揺動角度は、切刃のピッチ角度の2倍の角度になる様ク
ランク軸30上の偏心軸部30a,30bの偏心量をも
うけてある、このため、切刃1a及び切刃2aはクラン
ク軸30が1回転する間に、相対的に相手方の切刃4枚
分の角度を移動し、そしてまた、元の位置まで戻ること
になる。これにより、切刃1a、2aに入った草木はク
ランク軸30が1回転する間に、挟み切られることにな
る。
が各切刃1a、2aにそれぞれ同時に入った場合には、
切削による負荷が増大し、出力軸51の回転数が低下す
ることになる。しかし、フライホイール4には回転によ
る運動エネルギが常時蓄えられた状態になっているか
ら、出力軸51の回転数の低下分に見合った回転運動の
エネルギがフライホイール4から揺動機構3に供給され
ることになる。このため、出力軸51の回転数がほとん
ど低下するすることなく、草木が切断されることにな
る。
速度を維持することができ、切刃1a、2aの切断速度
がほぼ一定に保たれるので、草木等の被切断物をよりス
ムーズに切断することができる。しかも、フライホイー
ル4によって蓄えた回転運動のエネルギを切断に利用す
ることができ、エネルギの利用効率が高いという利点が
ある。
5を用いているから、回転運動供給源の小型化及び高出
力を達成することができる。ただし、油圧モータ5に
は、作動油の圧力がリリーフ圧力に達すると、出力軸5
1の回転が停止してしまう欠点がある。しかし、上述の
ように回転数の低下に伴なってフライホイール4からエ
ネルギが供給されるので、出力軸51の回転数がほとん
ど低下することなく、切断抵抗の大きな草木を切断する
ことができる。すなわち、油圧モータ5の欠点をカバー
し、同油圧モータ5の利点を有効に引き出すことができ
る利点がある。
よって高速で回転するようになっているから、回転運動
のエネルギを蓄える量が大きくなっている。したがっ
て、出力軸51の回転数がより一定になり、切刃1a、
2aの速度がより安定するようになるので、草木をより
スムーズに切断することができるとともに、エネルギの
利用効率の向上を図ることができる。
の円盤形刃物2の両者が揺動するように構成しているか
ら、草木をスムーズに切断することができる。すなわ
ち、例えば第1の円盤形刃物1のみを揺動するように構
成した場合には、第2の円盤形刃物2の外周部に草木が
当たるのみで同草木が切刃2aに入らず切断の妨げとな
ることがある。しかし、第1の円盤形刃物1及び第2の
円盤形刃物2の両者が揺動するように構成することによ
って、草木が必ず切刃1a、2aに入るようになるの
で、草木をスムーズに切断することができるようにな
る。
9を参照して説明する。だだし、図1〜図6に示す第1
実施例の構成要素と共通する要素に同一の符号を付し、
その説明を簡略化する。
る点は、中平歯車63がスプラインによって出力軸51
に同軸状に連結されている点である。このため、増速手
段6は、中平歯車63と、この中平歯車63に噛み合う
小平歯車62と、回転軸61とを備えた構成となってい
る。
なる点は、出力軸51の回転運動が減速手段9を介して
揺動機構3に伝達されるようになっている点である。す
なわち、減速手段9は、中平歯車63と、この中平歯車
63と回転軸が平行に配置されたクランク軸30と、ク
ランク軸30に同軸状に連結され、中平歯車63に噛み
合う大平歯車90とを備えている。
れぞれ上カバー8及び底板71に設けられたベアリング
302、303によって回転自在に保持されている。そ
して、このクランク軸30には、第1の偏心軸部30a
及び第2の偏心軸部30bが形成されており、第1の偏
心軸部30aの上側に同心軸部30cが形成されてい
る。この同心軸部30cに上記大平歯車90が嵌合され
ており、同心軸部30cと大平歯車90とはキー901
を介して一体に回転するようになっている。
と異なる点は、第1の揺動軸35及び第2の揺動軸36
に対する第1の円盤形刃物1及び第2の円盤形刃物2の
取り付け構造が異なっている点である。
部が底板71から下側に突出し、その突出した部分がス
プライン部35bになっている。このスプライン部35
bには、円盤状の第1のフランジ部材352が嵌合され
ている。この第1のフランジ部材352は、止金353
及びボルト354によって第1の揺動軸35に固定され
ている。また、止金353と第1のフランジ部材352
との間には、シム355が挿入されている。このシム3
55は、第1のフランジ部材352の上下方向の位置を
微調整するために設けたものであり、後述する第1の円
盤形刃物1と第2の円盤形刃物2との押圧力を調整する
ようになっている。また、第1のフランジ部材352に
は、さらに半径方向に広がる円盤状のアダプタ356が
ボルト357で取り付けられており、このアダプタ35
6には、第1の円盤形刃物1がピン358によって取り
付けられている。
端部が底板71から下側に突出し、その突出した部分が
スプライン部36cになっている。このスプライン部3
6cには、円盤状の第2のフランジ部材364が嵌合さ
れている。この第2のフランジ部材364は、第1の揺
動軸35の外周に設けられたストッパ部材365によっ
て上方への移動が規制されている。また、第2のフラン
ジ部材364には、さらに半径方向に広がる円盤状のア
ダプタ366が間座リング367a及びボルト367b
によって取り付けられ、このアダプタ366に第2の円
盤形刃物2がピン368によって取り付けられている。
1の円盤形刃物1から第2の円盤形刃物2に作用する押
圧力によって、ストッパ部材365に当たるようになっ
ている。また、シム355は、第1のフランジ部材35
2の上下方向の位置を微調整することによって、第1の
円盤形刃物1と第2の円盤形刃物2との押圧力を調整す
るようになっている。
おいては、油圧モータ5の出力軸51の回転数を減速し
て揺動機構3から第1の円盤形刃物1及び第2の円盤形
刃物2に伝える減速手段9を有しているから、結局フラ
イホイール4の回転数を増加させたの同等の効果を奏す
ることになる。したがって、草木等の被切断物をよりス
ムーズに切断することができ、かつエネルギの利用効率
もより高くなるという利点がある。しかも、出力軸51
から供給される回転運動のトルクが減速によって増大
し、第1の円盤形刃物1又は第2の円盤形刃物2を揺動
する力が増大することになるから、切刃1a、2aによ
って草木を挟み切る力が増大する。したがって、この点
からも、草木をよりスムーズに切断することができ、か
つエネルギの利用効率をより高くすることができる。
盤形刃物1及び第2の円盤形刃物2の両者を揺動するよ
うに構成したが、第1の円盤形刃物1及び第2の円盤形
刃物2の一方を揺動するように構成してもよい。ただ
し、切断性能を向上させる上で、第1の円盤形刃物1及
び第2の円盤形刃物2の両者を揺動するように構成する
ことが好ましい。
の円盤形刃物は、各実施例において例えば図3に示すよ
うに、円盤状のアダプタとこの周囲に取り付けられた複
数のセグメント形刃物とによって構成されている。
タ5の出力軸51から供給された回転運動を増速手段6
を介してフライホイール4に伝えるように構成したが、
増速手段6を介さずにフライホイール4に伝えるように
構成してもよい。すなわち、例えば第1実施例の場合に
は、クランク軸30の同心軸部30cにフライホイール
4を取り付けるようにしてもよい。ただし、回転運動の
エネルギを大量に蓄えることが有利であることから、増
速手段6を設けるように構成することが好ましい。
動のエネルギがフライホイール(4)に常時蓄えられた
状態になっているから、例えば切断抵抗の大きなものを
切断する際に回転数の低下が生じても、その回転数の低
下分に見合った回転運動のエネルギがフライホイール
(4)から揺動機構(3)に供給されることになる。こ
のため、回転数の低下が大きく生じる前に被切断物を切
断することができる。したがって、回転運動の速度がほ
ぼ一定になり、揺動運動の速度が安定するので、草木等
の被切断物をよりスムーズに切断することができる。し
かも、フライホイール(4)で蓄えたエネルギを供給す
ることによって切断することができるから、エネルギの
利用効率が高いという利点がある。
イール(4)が増速手段(6)によってより高速で回転
することになるから、回転運動のエネルギをより多く蓄
えることができる。したがって、揺動運動の速度がより
安定するようになるので、被切断物をよりスムーズに切
断することができ、かつエネルギの利用効率もより高く
なるという利点がある。
の回転数を減速して揺動機構(3)に伝える減速手段
(9)を有しているから、結局フライホイール(4)の
回転数を増加させたの同等になる。したがって、被切断
物をよりスムーズに切断することができ、かつエネルギ
の利用効率もより高くなるという利点がある。しかも、
回転運動のトルクが減速によって増大し、第1の円盤形
刃物(1)又は第2の円盤形刃物(2)を揺動する力も
増大することになるから、切刃(1a、2a)によって
被切断物を挟み切る力が増大する。したがって、この点
からも、被切断物をよりスムーズに切断することがで
き、かつエネルギの利用効率をより高くすることができ
る。
タ(5)が小型で高出力を発揮する性質を有しているこ
とから、揺動式草刈機を小型化することができる利点が
ある。ただし、油圧モータ(5)は、リリーフ圧力に達
すると回転が停止してしまう欠点がある。しかし、回転
数の低下に伴なってフライホイール(4)からエネルギ
が供給されるので、油圧モータ(5)の回転数がほとん
ど低下することなく、切断抵抗の大きな被切断物を切断
することができる。すなわち、油圧モータ(5)の欠点
をカバーし、同油圧モータ(5)の利点を有効に引き出
すことができる利点がある。
盤形刃物(1)及び第2の円盤形刃物(2)の両者が揺
動するように構成しているから、被切断物をスムーズに
切断することができる。すなわち、例えば第1の円盤形
刃物(1)のみを揺動するように構成した場合には、第
2の円盤形刃物(2)の外周部が被切断物に当たって切
断の妨げとなることがあるが、第1の円盤形刃物(1)
及び第2の円盤形刃物(2)の両者が揺動することによ
って、上記のような切断の妨げとなることがなくなり、
被切断物をスムーズに切断することができるようにな
る。
機の要部断面図。
状態を示した図であって、揺動式草刈機の移動範囲を示
す平面図。
状態を示した図であって、揺動式草刈機の移動範囲を示
す側面図。
機を示す要部断面図。
Claims (5)
- 【請求項1】 第1の円盤形刃物(1)と第2の円盤形
刃物(2)とを相対的に揺動させることにより、各円盤
形刃物(1、2)の外周部に設けた切刃(1a、2a)
で草木等の被切断物を挟み切るように構成した揺動式草
刈機であって、回転運動を揺動運動に変換して、前記第
1の円盤形刃物(1)及び第2の円盤形刃物(2)の少
なくとも一方を揺動駆動する揺動機構(3)と、 前記回転運動のエネルギーを蓄えるフライホイール
(4)とを備えていることを特徴とする揺動式草刈機。 - 【請求項2】 回転数を増速してフライホイール(4)
に伝える増速手段(6)を設けたことを特徴とする請求
項1記載の揺動式草刈機。 - 【請求項3】 回転数を減速して揺動機構(3)に伝え
る減速手段(9)を設けたことを特徴とする請求項1又
は請求項2記載の揺動式草刈機。 - 【請求項4】 回転運動を油圧モータ(5)から得るよ
うに構成したことを特徴とする請求項1、請求項2又は
請求項3記載の揺動式草刈機。 - 【請求項5】 揺動機構(3)は、第1の円盤形刃物
(1)及び第2の円盤形刃物(2)の両者を揺動するよ
うに構成されていることを特徴とする請求項1、請求項
2、請求項3又は請求項4記載の揺動式草刈機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26324896A JP3212889B2 (ja) | 1996-10-03 | 1996-10-03 | 揺動式草刈機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26324896A JP3212889B2 (ja) | 1996-10-03 | 1996-10-03 | 揺動式草刈機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10108522A true JPH10108522A (ja) | 1998-04-28 |
JP3212889B2 JP3212889B2 (ja) | 2001-09-25 |
Family
ID=17386840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26324896A Expired - Fee Related JP3212889B2 (ja) | 1996-10-03 | 1996-10-03 | 揺動式草刈機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3212889B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020188713A (ja) * | 2019-05-21 | 2020-11-26 | 株式会社クボタ | モーアユニット |
-
1996
- 1996-10-03 JP JP26324896A patent/JP3212889B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020188713A (ja) * | 2019-05-21 | 2020-11-26 | 株式会社クボタ | モーアユニット |
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Publication number | Publication date |
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