JP2000083475A - 芝刈機 - Google Patents

芝刈機

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JP2000083475A
JP2000083475A JP10255247A JP25524798A JP2000083475A JP 2000083475 A JP2000083475 A JP 2000083475A JP 10255247 A JP10255247 A JP 10255247A JP 25524798 A JP25524798 A JP 25524798A JP 2000083475 A JP2000083475 A JP 2000083475A
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JP
Japan
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blade
cam
oscillating
lawn mower
blades
Prior art date
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Application number
JP10255247A
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English (en)
Inventor
Nobuaki Fujiwara
宣明 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ryobi Ltd
Original Assignee
Ryobi Ltd
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Publication date
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Publication of JP2000083475A publication Critical patent/JP2000083475A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 芝刈機のバリカン刃の刈り込み幅を広げる。 【解決手段】 相対的に揺動運動可能に重ね合わせた二
枚の揺動刃13,14と、各揺動刃13,14と係合す
る二つのカム部19a,19bを有した偏心カム19
と、該偏心カム19を回転運動させる回転駆動源9とを
設ける。回転駆動源9により回転運動をする偏心カム1
9の各カム部19a,19bを介して、二枚の揺動刃1
3,14に互いに逆向きの揺動運動を行わせるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、芝刈機に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
芝刈機のバリカン刃の構造として、図9及び図10に示
すようなものが知られている。このバリカン刃1は櫛状
の二枚の刃2,3を重ね合わせてなるもので、下方の刃
3は芝刈機の本体に固定され、上方の刃2は下方の刃3
に対し支点軸4を介し連結されている。上方の刃2の柄
部には長孔5が形成され、該長孔5に図11及び図12
に示すような偏心カム6のカム部6aが嵌まり込んでい
る。偏心カム6の回転中心上に固定された軸6bは芝刈
機の本体内に設けられたモータの出力軸に減速装置を介
し連結される。このモータが起動すると、偏心カム6が
長孔5内で回転し、上方の刃2は支点軸4を中心にして
下方の刃3の上でその左右方向に揺動運動を行う。これ
により上方の刃2は下方の刃3の上を滑り、下方の刃3
と共に芝を切断することになる。
【0003】しかし、従来のバリカン刃1はその駆動の
際の振動が大きいという問題を有する。また、刈り込み
幅が小さいという問題もある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1の発明は、相対的に揺動運動可能に重ね合
わせた二枚の揺動刃(13,14)と、各揺動刃(1
3,14)と係合する二つのカム部(19a,19b)
を有した偏心カム(19)と、該偏心カム(19)を回
転運動させる回転駆動源(9)とを有し、該回転駆動源
(9)により回転運動する偏心カム(19)の各カム部
(19a,19b)を介し上記二枚の揺動刃(13,1
4)に互いに逆向きの揺動運動を行わせるようにした芝
刈機を採用する。
【0005】また、請求項2の発明は、一方のカム部
(19a)の偏心量(c)が他方のカム部(19b)の
偏心量(d)よりも大きい請求項1に記載の芝刈機を採
用している。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0007】図1に示すように、この芝刈機はハウジン
グを兼ねるその本体7の前部にバリカン刃8を有し、図
2に示すように、本体7の内部にこのバリカン刃8を駆
動するための回転駆動源であるモータ9と、該モータ9
の回転運動をバリカン刃8の揺動運動に変換する伝動装
置10とを有している。本体7の後部にはハンドル11
が形成され、該ハンドル11上にはモータ9をON・O
FFするためのトリガー12が設けられている。
【0008】バリカン刃8は、図3及び図4に示すよう
に、相対的に揺動運動可能に重ね合わせられる二枚の揺
動刃13,14を備える。各揺動刃13,14は櫛状の
刃部13a,14aと、該刃部13a,14aを支える
柄部13b,14bとを有し、両揺動刃13,14は柄
部13b,14bの箇所で支点軸15を介し相互に揺動
可能に連結される。上下二枚の揺動刃13,14は支点
軸15を介し基板16上に連結され、該基板16は図2
に示すように芝刈機の本体7の底部上に固定され、両揺
動刃13,14の刃部13a,14aは本体7の前部に
形成された開口から本体7外に突出する。
【0009】上記バリカン刃8と上記モータ9との間に
設けられる伝動装置10は、図2に示すように、複数個
の歯車17a,17b,17c,17dを組み合わせて
なる減速用歯車列を含み、この歯車列の最終軸18とバ
リカン刃8との間に偏心カム19を有している。
【0010】偏心カム19は、減速用歯車列の最終歯車
17dの側面に最終軸18と連結ピン20とを介し連結
され、最終歯車17dと一体化されている。偏心カム1
9は、図5乃至図7に示すように、二つのカム部19
a,19bを有し、各カム部19a,19bが各揺動刃
13,14と係合している。カム部19a,19bは図
示例では一体成形されているが、別個に成形したものを
一体化してもよい。図3及び図4に示すように、両揺動
刃13,14の柄部13b,14bにはカム部19a,
19bに対応して夫々長孔21a,21bが形成され、
各長孔21a,21bにカム部19a,19bが夫々嵌
まり込んでいる。また、各カム部19a,19bは夫々
円盤カムであり、偏心カム19の軸である上記最終軸1
8の軸心から夫々偏心量c,dだけ偏っている。また、
この偏りは図7に示すように180度程度位相がずれて
いる。これにより、モータ9の起動で偏心カム19が回
転運動すると、この回転運動がカム部19a,19bと
長孔21a,21bとのスライドを介し二枚の揺動刃1
3,14の互いに逆向きの揺動運動に変換される。この
揺動運動のサイクルは図8(A)乃至(D)に示され、
二枚の揺動刃13,14はこのサイクルを繰り返しつつ
芝を刈ることになる。
【0011】なお、一方のカム部19aの偏心量cは他
方のカム部19bの偏心量dと等しくしても良いが、こ
の実施の形態では一方のカム部19aの偏心量cが他方
のカム部19bの偏心量dよりも大きくc>dになって
いる。従って、一方のカム部19aに対応する上側の揺
動刃13の方が他方のカム部19bに対応する下側の揺
動刃14よりも揺動ストロークが大きい。これは上側の
揺動刃13が下側の揺動刃14よりも刃数が少なく軽量
であることから、揺動時のバランスをとるためである。
図示例では上側の揺動刃13の刃数が下側の揺動刃14
の刃数よりも少なくなっているが、下側の揺動刃13の
刃数を上側の揺動刃14の刃数よりも少なくしてもよ
い。また、その場合偏心カム19のカム部19a,19
bも上下間で入れ替えるようにしてもよい。
【0012】その他、図5に示すように、偏心カム19
には、その回転中心線に関し重量バランスをとるための
除肉孔22,22が形成されている。また、図3及び図
4に示すように、上下の揺動刃13,14の柄部13
b,14b間には、揺動刃13,14を傾斜させて刃部
13a,14a同士を密接させるための弾圧ピン23が
設けられている。弾圧ピン23は上側の揺動刃13に固
定され、揺動に際し下側の揺動刃14の上を摺動する。
また、揺動刃13,14が支点軸15に垂直な平面上で
揺動運動をするように下側の揺動刃14と基板16との
間の隙間を一定に保つための突起24,24が下側の揺
動刃14の柄部14bに形成されている。
【0013】次に、この芝刈機の作用について説明す
る。
【0014】芝刈機本体7のハンドル11を持ちトリガ
ー12を引くと、モータ9が起動する。モータ9の出力
軸の回転は歯車列により減速されて偏心カム19に伝達
される。偏心カム19の回転により、その各カム部19
a,19bは各揺動刃13,14の長孔21a,21b
内で回転すると同時に長孔21a,21bに沿って相対
的にスライドする。このため、上側の揺動刃13のみな
らず下側の揺動刃14も同時に揺動運動を行うこととな
る。この揺動運動によれば、図8及び図9に示すよう
に、従来の揺動運動による刈り込み幅が2aであるのに
対し2(a+b)となり、2bだけ刈り込み幅が大きく
なる。
【0015】また、二つのカム部13,14の位相は1
80度ずれているので、二つの揺動刃13,14の揺動
方向は互いに反対向きになり、振動が打ち消されること
になる。
【0016】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、刈り込み
幅を大きくすることができ、また揺動刃の駆動に伴う振
動を低減することができる。
【0017】請求項2に係る発明によれば、二枚の揺動
刃の大きさ等の違いに応じてストロークの大きさを変更
し、両揺動刃の動きのバランスをとって揺動刃の駆動に
伴う振動を適正に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る芝刈機の平面図である。
【図2】芝刈機の内部構造を示す側面図である。
【図3】芝刈機のバリカン刃を示す平面図である。
【図4】バリカン刃の垂直断面図である。
【図5】バリカン刃を駆動するための偏心カムの平面図
である。
【図6】偏心カムの正面図である。
【図7】偏心カムの底面図である。
【図8】バリカン刃の動きを説明する平面図である。
【図9】従来のバリカン刃の平面図であり、(A)は静
止状態、(B)は揺動状態を夫々示す。
【図10】従来のバリカン刃の垂直断面図である。
【図11】従来のバリカン刃を駆動するための偏心カム
の正面図である。
【図12】図11に示す偏心カムの底面図である。
【符号の説明】
9…モータ 13,14…揺動刃 19…偏心カム 19a,19b…カム部 c,d…カム部の偏心量

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対的に揺動運動可能に重ね合わせた二
    枚の揺動刃と、各揺動刃と係合する二つのカム部を有し
    た偏心カムと、該偏心カムを回転運動させる回転駆動源
    とを有し、該回転駆動源により回転運動をする偏心カム
    の各カム部を介し上記二枚の揺動刃に互いに逆向きの揺
    動運動を行わせるようにしたことを特徴とする芝刈機。
  2. 【請求項2】 一方のカム部の偏心量が他方のカム部の
    偏心量よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の
    芝刈機。
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Effective date: 20041019