JPH10108373A - 電気自動車充電用磁気結合装置 - Google Patents

電気自動車充電用磁気結合装置

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JPH10108373A
JPH10108373A JP9099223A JP9922397A JPH10108373A JP H10108373 A JPH10108373 A JP H10108373A JP 9099223 A JP9099223 A JP 9099223A JP 9922397 A JP9922397 A JP 9922397A JP H10108373 A JPH10108373 A JP H10108373A
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JP
Japan
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primary coil
coil unit
primary
electric vehicle
insertion direction
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Application number
JP9099223A
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English (en)
Inventor
Kunihiko Watanabe
邦彦 渡辺
Heiji Kuki
平次 九鬼
Shiyuuji Arisaka
秋司 有坂
Toshiro Shimada
俊郎 嶋田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

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  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一次コイルユニットの挿入方向における投影
面積を小さくする。 【解決手段】 電気自動車の二次コイルユニットが設
けられた受容部に一次コイルユニット30を挿入してセ
ットするようにしたものにおいて、一次コイルユニット
30の挿入方向を、その長手方向に沿うように設定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気自動車を電磁
誘導を利用して充電するための電気自動車充電用磁気結
合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電気自動車の充電システムとして
電磁誘導を利用した非接触型のものが開発されており、
その一例として特開平6−14470号公報に示された
ものがある。これは、図24に示すように、充電用電源
に接続した一次コイルユニット1と、電気自動車の車体
側に配置された二次コイルユニット2とを備えた構成で
あり、充電時には、一次コイルユニット1を車体側に挿
入することにより一次コア3と二次コア4とを接合状態
として1個の磁気回路を構成し、その状態で一次コイル
5に交流電流を流して二次コイル6に非接触で起電力を
発生させるのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成は、扁平な一次及び二次の各ユニットを対向させ
る構造であるから、挿入方向における投影面積が大きく
なり、二次コイルユニットの配置のために電気自動車の
外面に大きな面積の領域を設ける必要があり、電気自動
車の構造或いは意匠設計の面で大きな制約を与えてしま
う。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、一次コイルユニットの挿入方向におけ
る投影面積を小さくして電気自動車の構造及び意匠の設
計上の自由度を高めようとするところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及びその作用・効果】本発
明は、一次コイルを備えてなる一次コイルユニットと、
電気自動車に設けられた二次コイルを備えてなる二次コ
イルユニットとを備え、一次コイルユニットを電気自動
車側に挿入した状態で一次コイルを充電用電源にて励磁
することで二次コイルに起電力を生じさせて電気自動車
の蓄電装置を充電するようにしたものにおいて、一次コ
イルユニットの挿入方向を、その長手方向に沿うように
設定したところに特徴を有する。このようにすると、挿
入方向における投影面積が小さくなり、一次コイルユニ
ットの受け入れのために電気自動車の外面に設ける構造
が小さくなり、電気自動車の構造や意匠の設計の上で自
由度が高くなる。また、請求項2の発明は、前記一次コ
イルを、挿入方向に沿って細長い形状をなすように形成
したところに特徴を有する。このようにすると、挿入方
向における投影面積が一層小さくなる。そして、請求項
3の発明は、一次コイルユニットを、挿入方向に沿って
細長い形状をなす一次コイルと、これに巻回した一次コ
イルとを備えて構成し、その一次コイルを一次コアのう
ち一次コイルユニットの挿入方向に沿って延びる脚部に
一層巻で巻回したところに特徴を有する。一次コアの細
長い脚部を利用してコイルを巻回でき、また、一次コイ
ルが一層巻であるから、挿入方向における投影面積が一
層小さくなる。
【0006】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>以下、本発明を具体化した第1実施形
態について図1ないし図4を参照して説明する。
【0007】本システムの全体的構成は図1に示したよ
うであり、電気自動車EVの車体外部に例えば蓋11に
て開閉可能な受容部12が形成され、ここに後述する一
次コイルユニット30を挿入してセットできるようにな
っている。一次コイルユニット30には充電用電力ケー
ブル40が接続され、これが充電用の高周波電源装置5
0に連なっている。
【0008】図2以降に示すように、電気自動車EVの
前記受容部12には、外側に向かって開放する凹所13
aを構成する受容ケース13が取り付けられ、ここに二
次コイルユニット20が配置されている。この二次コイ
ルユニット20は、例えばフェライト製の二次コア21
に二次コイル22を巻装して構成されており、二次コイ
ル22の出力端子は、電気自動車EVの蓄電装置である
動力バッテリ(図示せず)を充電するための充電回路に
接続されていて、二次コイル22に誘導される高周波起
電力を整流してその動力バッテリを充電できる。上記二
次コア21は、図2及び図3に示したように、例えば四
角柱をL字型に屈曲させた形状をなし、そのL字の長辺
を横にした形状で受容ケース13に固定され、L字の短
辺が凹所13aの奥側で下向きに延びてその下端部が受
容ケース13を貫通して凹所13a内に僅かに突出して
いる。また、L字の長辺の先端下面は受容ケース13の
開放端側に形成した開口部13bを通して凹所13a内
に向けて露出されている。なお、この受容ケース13の
凹所13aの底部には、板バネ14が取り付けられてい
て、凹所13a内に挿入された一次コイルユニット30
を上方(二次コイルユニット20側)に付勢する。
【0009】一方、前記一次コイルユニット30は扁平
箱形のハウジング31に一次コイル32及び一次コア3
3を収容して構成されている。一次コア33は前記二次
コア21と同一のものを使用しており、そのL字の長辺
をハウジング31の前後方向に沿わせた形状でハウジン
グ31に固定され、L字の短辺がハウジング31の基部
側で上向きに延びてここに一次コイル32が巻装されて
いる。この一次コイル32は扁平で縦軸型に配置され、
横方向から見ると挿入方向に沿って細長い形状をなす。
また、L字の短辺部の上端面がハウジング31を貫通し
て外部に突出し、L字の長辺部の先端上面はハウジング
31の前端に形成した開口部31aを通して外方に露出
されている。従って、この一次コイルユニット30を、
一次コア33の長手方向に沿って電気自動車EVの受容
ケース13の凹所13a内に挿入すると、一次コア33
の長辺部の先端上面が二次コア21の短辺部の下端面と
スライドしながら対向状態となり、かつ、一次コア33
の短辺部の上面も二次コア21の長辺部の先端下面とス
ライドしながら対向状態となる。そして、一次コイルユ
ニット30が受容ケース13内の段部13cに当接する
最奥まで挿入されると(図4参照)、その凹所13aの
底面部に設けた板バネ14が一次コイルユニット30を
上方に付勢することで両コア21,33の対向面がほぼ
接触することとなり、両コア21,33によって閉じた
単一ループの磁気回路が形成される。そこで、充電用ケ
ーブル40を通して一次コイル32を励磁すると、二次
コイル22に起電力が発生し、これに基づき電気自動車
EVの動力用バッテリが充電される。
【0010】なお、各コア21,33の短辺側の端面を
受ける受容ケース13の開口部13b及びハウジング3
1の開口部31aは、各端面を受け入れ得るように大型
に形成されているが、特に、一次コイルユニット30の
挿入方向に関して各端面よりも十分に長く設定してあ
る。また、前記充電用電力ケーブル40はハウジング3
1の基部側に一体に突設したハンドル兼用の筒部38を
貫通してハウジング31内に導入されて内部の一次コイ
ル32に接続されている。
【0011】本実施形態は以上の構成であり、その作用
及び効果は次の通りである。 (1)本実施形態では、一次コア33をL形に形成し、
一次コイルユニット30の挿入方向を、一次コア33の
長手方向に沿うように設定してあるから、一次コイルユ
ニット30及び二次コイルユニット20の挿入方向にお
ける投影面積を小さくすることができる。このことは、
一次コイルユニット30の受け入れのために電気自動車
EVに設ける受容部12の車体表面上の面積が小さくな
ることを意味するから、電気自動車EVの構造や意匠の
設計の上で自由度が高くなる。なお、一次コイル32は
挿入方向に沿って細長い形状であるから、挿入方向にお
ける投影面積を一層小さくすることができる。 (2)また、一次コイルユニット30を受容ケース13
内に挿入する過程で、一次コア33の接合面が二次コア
21の接合面に対してスライドする関係で対向状態に至
る。従って、仮に一次コイルユニット30の挿入深さが
不足していて一次コア33の接合面の位置が設計上の位
置よりも挿入方向に関して前後にずれたとしても、その
「ずれ」は接合面におけるギャップの大小に全く影響を
与えることがなく、単に接合面の有効面積の僅かな変動
として現れるに留まり、挿入深さの誤差が直ちにギャッ
プの大小として現れる従来の接合面対向タイプに比べ、
その影響は極めて少ない。しかも、特に本実施形態で
は、受容ケース13及びハウジング31の開口部13
b,31aの挿入方向寸法は、コア21,33の各端面
の同方向寸法に比べて長く形成してあるから、挿入方向
に関して多少のずれがあったとしても、各端面は常に全
域が相手側コアと接合する状態となり、挿入方向の位置
ずれに対する許容範囲は十分に大きくなる。
【0012】<第2実施形態>
【0013】図5は本発明の第2実施形態を示す。前記
第1実施形態との相違は、一次及び二次のコア33,2
1の形状にあり、共に一次コイルユニット30の挿入方
向に長いE形形状をなす。
【0014】一次及び二次の両コア21,33の各接合
面が一次コイルユニット30の挿入方向に沿って形成さ
れている点、一次及び二次の両コイル22,32が一次
コイルユニット30の挿入時において相手側と干渉しな
い位置に設けられている点及び一次コイルユニット30
の長手方向に沿うようにその挿入方向を設定した点は、
前記第1実施実施形態と同様である。従って、一次コイ
ルユニット30が挿入方向に関して位置ずれしたとして
も、磁気回路の特性に与える影響が極めて小さい。ま
た、一次コイルユニット30及び二次コイルユニット2
0の挿入方向における投影面積を小さくすることができ
るから、電気自動車EVの受容部12の車体表面上の面
積が小さくなって電気自動車EVの構造や意匠の設計の
上で自由度が高くなるという効果が得られる。
【0015】<第3実施形態>
【0016】図6は第3実施形態を示し、一次及び二次
のコア33,21の形状を一次コイルユニット30の挿
入方向に長い角形U形状としたところが第1実施形態と
相違する。
【0017】一次及び二次の両コア21,33の各接合
面が一次コイルユニット30の挿入方向に沿って形成さ
れている点、一次及び二次の両コイル22,32が一次
コイルユニット30の挿入時において相手側と干渉しな
い位置に設けられている点及び一次コイルユニット30
の長手方向に沿うようにその挿入方向を設定した点は、
前記第1実施実施形態と同様である。従って、この実施
形態においても、一次コイルユニット30が挿入方向に
関して位置ずれしたとしても、磁気回路の特性に与える
影響が極めて小さい。また、一次コイルユニット30及
び二次コイルユニット20の挿入方向における投影面積
を小さくすることができるから、電気自動車EVの受容
部12の車体表面上の面積が小さくなって電気自動車E
Vの構造や意匠の設計の上で自由度が高くなるという効
果が得られる。
【0018】<第4実施形態>
【0019】図7は本発明の第4実施形態を示し、一次
及び二次のコア33,21の形状を一次コイルユニット
30の挿入方向に長いF形としたところが第1実施形態
と相違する。
【0020】ここでも、一次及び二次の両コア21,3
3の各接合面が一次コイルユニット30の挿入方向に沿
って形成されている点、一次及び二次の両コイル22,
32が一次コイルユニット30の挿入時において相手側
と干渉しない位置に設けられている点及び一次コイルユ
ニット30の長手方向に沿うようにその挿入方向を設定
した点は、前記第1実施実施形態と同様である。従っ
て、この実施形態においても、一次コイルユニット30
が挿入方向に関して位置ずれしたとしても、磁気回路の
特性に与える影響が極めて小さい。また、一次コイルユ
ニット30及び二次コイルユニット20の挿入方向にお
ける投影面積を小さくすることができるから、電気自動
車EVの受容部12の車体表面上の面積が小さくなって
電気自動車EVの構造や意匠の設計の上で自由度が高く
なるという効果が得られる。
【0021】<第5実施形態>
【0022】図8は第5実施形態を示しており、一次及
び二次の両コア33,21の形状が第1実施形態と相違
する。
【0023】すなわち、前記第1実施形態では両コア3
3,21を角柱状としたが、この実施形態ではそれらを
ともに、丸棒をL字型に屈曲させた形状としている。こ
の場合には、L字の短辺部を長辺部の側部に接合する必
要があるから、長辺部の側部に平坦面21a、33aを
形成し、ここに各短辺部の端面を密着させることが好ま
しい。
【0024】その他、一次及び二次の両コア21,33
の各接合面が一次コイルユニット30の挿入方向に沿っ
て形成されている点、一次及び二次の両コイル22,3
2が一次コイルユニット30の挿入時において相手側と
干渉しない位置に設けられている点及び一次コイルユニ
ット30の長手方向に沿うようにその挿入方向を設定し
た点は、前記第1実施実施形態と同様である。従って、
この実施形態においても、一次コイルユニット30が挿
入方向に関して位置ずれしたとしても、磁気回路の特性
に与える影響が極めて少ない。また、一次コイルユニッ
ト30及び二次コイルユニット20の挿入方向における
投影面積を小さくすることができるから、電気自動車E
Vの受容部12の車体表面上の面積が小さくなって電気
自動車EVの構造や意匠の設計の上で自由度が高くなる
という効果が得られる。しかも、上述のようにコア2
1,33を円柱状としていることから、コイル22,3
2をコアとは別に巻回してコアに装着する作業が簡単と
なり、また、コイル22,32とコア21,33との密
着性も向上する。
【0025】<第6実施形態>
【0026】図9は特に請求項3の発明を具体化した第
6実施形態を示しており、一次及び二次の両コア33,
21の形状と各コイル22,32の巻回位置が第1実施
形態と相違する。
【0027】両コア33,21は、前記第5実施形態と
同様に丸棒をL字型に屈曲させた形状としてあり、長辺
側の脚部の側部に平坦面21a、33aを形成し、ここ
に各短辺部の端面をスライドして対向させるようにして
いる。また、一次コイル及び二次コイル32,22は、
各コア33、21の長辺側の脚部に軸方向に長い一層巻
のソレノイド状に巻回することにより一次コイルユニッ
ト30の挿入方向に関する投影面積ができるだけ小さく
なるようにしている。もちろん、一次及び二次の両コイ
ル22,32が一次コイルユニット30の挿入時におい
て相手側と干渉しない位置に設けられている点及び一次
コイルユニット30の長手方向に沿うようにその挿入方
向を設定した点は、前記第1実施実施形態と同様であ
り、この実施形態においても、一次コイルユニット30
の挿入方向に関する位置ずれによって磁気回路の特性に
影響を与えることが少なく、しかも、電気自動車EVの
構造や意匠の設計の上で自由度が高くなるという効果が
得られる。また、各コア33,21が丸棒状であるか
ら、上記実施形態と同様に、コイル巻回作業及びコアへ
の装着作業が簡単となり、コア21,33との密着性も
向上するという利点が得られる。
【0028】<第7実施形態>
【0029】図10ないし図12は第7実施形態を示
す。各コア33、21は全体としてL字型をなすが、そ
の長辺部は角柱状をなし、短辺部は断面が楕円状をなす
円柱状をなしている。従って、短辺部に巻装された各コ
イル32,22は、図11及び図12から明らかなよう
に、一次コイルユニット30の挿入方向に沿って横長の
楕円状をなす。この構成とすれば、一次コイルユニット
30の挿入方向における投影面積が一層小さくなり、電
気自動車EVの構造や意匠の設計の上で自由度がより高
くなるという効果が得られる。もちろん、一次及び二次
の両コイル22,32が一次コイルユニット30の挿入
時において相手側と干渉しない位置に設けられている点
及び一次コイルユニット30の長手方向に沿うようにそ
の挿入方向を設定した点は、前記第1実施実施形態と同
様であり、この実施形態においても、一次コイルユニッ
ト30の挿入方向に関する位置ずれによって磁気回路の
特性に影響を与えることが少なく、しかも、電気自動車
EVの構造や意匠の設計の上で自由度が高くなるという
効果が得られる。また、短辺部が楕円円柱状であるか
ら、第6実施形態と同様に、コイル巻回作業及びコアへ
の装着作業が簡単となり、コア21,33との密着性も
向上するという利点が得られる。
【0030】<第8実施形態>
【0031】図13及び図14は第8実施形態を示して
おり、一次及び二次の各コア33、21は全体としてL
字型をなすが、その長辺部は平板状をなし、短辺部は円
柱状をなしている。平板状の長辺部における幅寸法は、
短辺部に巻装された各コイル22,32の外径よりも大
きく設定されていて、図14に示すように、各コイル2
2,32の端面がコア21,33の長辺部に接触するよ
うになっている。その他、一次及び二次の両コア21,
33の各接合面が一次コイルユニット30の挿入方向に
沿って形成される点、一次及び二次の両コイル22,3
2が一次コイルユニット30の挿入時において相手側と
干渉しない位置に設けられている点及び一次コイルユニ
ット30の長手方向に沿うようにその挿入方向を設定し
た点は、前記第1実施実施形態と同様である。
【0032】従って、この実施形態においても、一次コ
イルユニット30が挿入方向に関して位置ずれしたとし
ても、磁気回路の特性に影響を与えることが極めて少な
い。また、一次コイルユニット30及び二次コイルユニ
ット20の挿入方向における投影面積を小さくすること
ができるから、電気自動車EVの受容部12の車体表面
上の面積が小さくなって電気自動車EVの構造や意匠の
設計の上で自由度が高くなるという効果が得られる。
【0033】しかも、各コイル32,22の端面がコア
33,21に接触するようになっているから、コイル3
2,22とコア33,21との間で熱の移動が促進され
て局部的な昇温を防止できる。すなわち、例えばコイル
32,22を冷却するときには同時にコア33,21も
冷却でき、逆に、コア33,21を冷却するときには同
時にコイル32,22も冷却できる。また、コイル2
2,32の巻装部分のコア33,21は円柱状であるか
ら、コイル22,32をコアとは別に巻回してコアに装
着する作業が簡単となり、また、コイル22,32とコ
ア21,33との密着性も向上する。
【0034】<第9実施形態>
【0035】図15は第9実施形態を示すものであり、
一次及び二次の各コア21,33はともにL字型をな
し、各コイル32,22が各コアの立上り辺部に巻回し
てある。これにより、一次コイルユニットは図中左右方
向に長い形状となるが、その長手方向に沿う方向に挿入
方向を定めてある(図中矢印参照)。従って、一次コイ
ルユニットの受け入れのために電気自動車EVに設ける
受容部の車体表面上の面積が小さくなり、電気自動車E
Vの構造や意匠の設計の上で自由度を高くすることがで
きる。
【0036】<第10実施形態>
【0037】図16は第10実施形態を示すものであ
り、一次及び二次の各コア21,33はともにL字型を
なし、各コイル32,22が各コアの立上り辺部に巻回
してある。また、一次コア33の立上り辺部の上端面が
二次コア21の長辺部の先端下面に対向するようになっ
ており、長手方向に沿った矢印方向に挿入される。従っ
て、その接合面は一次コイルユニットの挿入方向に沿っ
て形成されることになる。もちろん、一次及び二次の両
コイル32,22は一次コイルユニットの挿入時におい
て相手側と干渉しない位置に設けられており、同図二点
鎖線で示すように接合される。 この構成によっても、
一次コイルユニットの受け入れのために電気自動車EV
に設ける受容部の車体表面上の面積が小さくなり、電気
自動車EVの構造や意匠の設計の上で自由度を高くする
ことができる。
【0038】<第11実施形態>
【0039】図17は第11実施形態を示す。上記第1
1実施形態との相違は、一次コイル32の巻装方向にあ
って第11実施形態とは90度異ならせてL字型の長辺
部に巻回してある。この構成によっても、一次コイルユ
ニットの受け入れのために電気自動車EVに設ける受容
部の車体表面上の面積が小さくなり、電気自動車EVの
構造や意匠の設計の上で自由度を高くすることができ、
しかも、一次コイルユニットの一層の小型化が可能であ
る。
【0040】<第12実施形態>
【0041】図18は第12実施形態を示す。前記第1
実施形態との相違は、各コア21,33の接合面を一次
コイルユニットの挿入方向に対し約45度の角度だけ傾
斜するよう形成したところにあり、一次コイルユニット
30の挿入方向を、その長手方向に沿うように設定した
ところは同様である。この構成によっても、一次コイル
ユニットの受け入れのために電気自動車EVに設ける受
容部の車体表面上の面積が小さくなり、電気自動車EV
の構造や意匠の設計の上で自由度を高くすることができ
る。
【0042】<第13実施形態>
【0043】図19は第13実施形態を示す。前記第1
実施形態との相違は、各コア21,33の形状にある。
各コア21,33の一方の端部には、一次コイルユニッ
トの挿入方向に沿って延びる突板部35が形成されると
ともに、他方の端部にはその突板部35を一次コイルユ
ニットの挿入方向に沿って進入させる溝部36が形成さ
れており、一次コイルユニット内では一次コア33の突
板部35が先方になるように配置されている。ここで
も、一次コイルユニット30の挿入方向を、その長手方
向に沿うように設定したところは前記各実施形態と同様
である。この構成によっても、一次コイルユニットの受
け入れのために電気自動車EVに設ける受容部の車体表
面上の面積が小さくなり、電気自動車EVの構造や意匠
の設計の上で自由度を高くすることができる。また、こ
の構成では、一次コイルユニットの挿入によって両コア
21,33の突板部35が溝部36内に進入するから、
両コア21,33の接合面が一次コイルユニットの挿入
方向に沿って形成される。また、突板部35と溝部36
との嵌合により接合面が形成されるから、接合部の面積
を大きくすることができる。
【0044】<第14実施形態>
【0045】図20は第14実施形態を示す。前記第1
実施形態との相違は、やはり各コア21,33の形状に
あり、各コア21,33の一方の端部には、一次コイル
ユニット30の挿入方向に沿って延びる突条部37が形
成されるとともに、他方の端部にはその突条部37を一
次コイルユニット30の挿入方向に沿って進入させる溝
部38が形成されており、一次コイルユニット30内で
は一次コア33の突板部35が先方になるように配置さ
れている。また、一次コイルユニット30の挿入方向
は、矢印に示すようにその長手方向に沿うように設定さ
れている。この突条部37は、延長方向に対して横断す
るようにした切断断面が三角形となる傾斜面を両側に有
し、これにより突条部37が溝部38内に挿入された状
態で各コア21,33が互いに接近する方向に付勢され
ると、それらの斜面によって各コア21、33がぴった
りと芯合わせされる。なお、この突条部は断面三角形に
限らず、断面が半円形となる突条であっても、上述した
と同様な作用効果が得られる。
【0046】<第15実施形態>
【0047】図21は第15実施形態を示す。前記第1
実施形態との相違は、やはり各コア21,33の形状に
あり、各コア21,33の一方の端部には、一次コイル
ユニット30の挿入方向に向かって突出する半球突部3
9aが形成されるとともに、他方の端部にはその半球突
部39aを進入させる凹部39bが形成されている。こ
の構成とすると、一次コイルユニット30が矢印方向に
移動することで半球突部39aが凹部39b内に挿入さ
れ始めたとき、仮に、一次コイルユニット30と二次コ
イルユニット20とが互いにずれていたとしても、半球
突部39aと凹所39bとの嵌合過程でそのずれが自動
的に修正されて位置合わせ状態で接合することになる。
この場合、突部39aは半球状であるから、一次コイル
ユニット30がどのような方向にずれていたとしても、
確実に位置合わせ機能が発揮される。ここでも、一次コ
イルユニット30の挿入方向(矢印)を、その長手方向
に沿うように設定してあり、これにより一次コイルユニ
ット30の受け入れのために電気自動車EVに設ける受
容部の車体表面上の面積が小さくなり、電気自動車EV
の構造や意匠の設計の上で自由度を高くすることができ
る。
【0048】<他の実施形態>
【0049】本発明は上記記述及び図面によって説明し
た実施の形態に限定されるものではなく、例えば次のよ
うな実施の形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さら
に、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更し
て実施することができる。
【0050】(1)上記各実施形態では、一次コイルユ
ニット30のハウジング31に設けた開口部31aや、
電気自動車EV側の受容ケース13の開口部13bは開
口したままとしてあるが、ここに充電時以外にはその開
口を閉じるシャッターを設けても良い。これにより、各
コアの接合面への異物の付着を防止することができるか
ら、接合部の磁気ギャップの増大を抑えることができ
る。
【0051】(2)上記各実施形態では、一次及び二次
の各コイル22,32を通常のマグネットワイヤを巻回
することにより形成したが、各コイル22,32に高周
波電流を流す場合には表皮効果が発生してコイル断面の
中心部分が電流通路としてほとんど機能しなくなること
を利用し、全ての実施形態において例えば中空の導電パ
イプによってコイル22,32を構成し、その内部に冷
却用の水や油等の冷媒を流す構成としてもよい。
【0052】具体的には、例えば図22に示す構成が考
えられる。ここで一次コイルユニット30は、前記第1
実施形態と同様の一次コア33に一次コイル32を巻装
してなるが、その一次コイル32は内面を絶縁した導電
パイプ70を複数回巻回することにより構成されてい
る。そして、この導電パイプ70の端部に冷媒供給パイ
プ71が嵌合されるとともに、導電パイプ70のうち冷
媒供給パイプ71との連結部近くには、通電用端子72
が例えばろう付けにより接続され、ここに充電用電力ケ
ーブル40の芯線がカシメ固定されて一次コイル32を
励磁できるようになっている。また、前記2本の冷媒供
給パイプ71は充電用電力ケーブル40に沿って一体化
する形態で延出されており、その端部が図示しない循環
ポンプと放熱装置に閉ループをなすようにして連結され
ている。
【0053】従って、循環ポンプを運転すると、冷却水
が充電用ケーブル40の往路側の冷媒供給パイプ71を
通して導電パイプ70内を流れ、これが再び充電用電力
ケーブル40の復路側の冷媒供給パイプ71を通して放
熱装置から循環ポンプに戻されるという冷媒の循環流が
生成され、これにより導電パイプ70で発生した熱は、
冷却水に運ばれて放熱装置において放熱される。これに
より、一次コイル32を効果的に冷却することができ、
しかも、本来、高周波電流は表皮効果によって導電パイ
プ70の外周側に偏って電流が流れる性質があるから、
導電パイプ70が中空となっていても導体抵抗が増大す
ることがない。なお、二次コイル22も併せて導電パイ
プ70により構成して冷却水を流して冷却してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の充電システムを概略的に示す側面図
【図2】本発明の第1実施形態を示す一次及び二次の各
コイルユニットを示す斜視図
【図3】同じく縦断面図
【図4】同じく一次コイルユニットの挿入状態で示す縦
断面図
【図5】第2実施形態を示すコアの断面図
【図6】第3実施形態を示すコアの断面図
【図7】第4実施形態を示すコアの断面図
【図8】第5実施形態を示すコイルユニットの斜視図
【図9】第6実施形態を示すコイルユニットの斜視図
【図10】第7実施形態を示すコイルユニットの斜視図
【図11】同じく図10のA−A線で切断した断面図
【図12】同じく図11のB−B線で切断した断面図
【図13】第8実施形態を示すコイルユニットの斜視図
【図14】同じく図13のC−C線で切断した断面図
【図15】第9実施形態を示すコアの断面図
【図16】第10実施形態を示すコアの断面図
【図17】第11実施形態を示すコアの断面図
【図18】第12実施形態を示すコアの断面図
【図19】第13実施形態を示すコイルユニットの斜視
【図20】第14実施形態を示すコイルユニットの斜視
【図21】第15実施形態を示すコイルユニットの斜視
【図22】他の実施形態に係る一次及び二次の各コイル
ユニットを示す断面図
【図23】従来の電気自動車充電用磁気結合装置を示す
断面図
【符号の説明】
EV…電気自動車 12…受容部 20…二次コイルユニット 21…二次コア 22…二次コイル 30…一次コイルユニット 32…二次コイル 33…二次コア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有坂 秋司 大阪府大阪市此花区島屋1丁目1番3号 住友電気工業株式会社内 (72)発明者 嶋田 俊郎 大阪府大阪市此花区島屋1丁目1番3号 住友電気工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充電用電源によって電気自動車の蓄電装
    置を充電するためのものであって、一次コイルを備えて
    なる一次コイルユニットと、前記電気自動車に設けられ
    て二次コイルを備えてなる二次コイルユニットとを備
    え、前記一次コイルユニットを前記電気自動車側に挿入
    し、その状態で前記一次コイルを前記充電用電源にて励
    磁することで前記二次コイルに起電力を生じさせて前記
    蓄電装置を充電するようにしたものにおいて、前記一次
    コイルユニットの挿入方向は、その長手方向に沿うよう
    に設定されていることを特徴とする電気自動車充電用磁
    気結合装置。
  2. 【請求項2】 前記一次コイルは、挿入方向に沿って細
    長い形状をなすことを特徴とする請求項1記載の電気自
    動車充電用磁気結合装置。
  3. 【請求項3】 前記一次コイルユニットは、挿入方向に
    沿って細長い形状をなす一次コイルと、これに巻回した
    一次コイルとを備えて構成され、その一次コイルは前記
    一次コアのうち一次コイルユニットの挿入方向に沿って
    延びる脚部に一層巻で巻回されていることを特徴とする
    請求項1又は2記載の電気自動車充電用磁気結合装置。
JP9099223A 1996-08-07 1997-04-16 電気自動車充電用磁気結合装置 Pending JPH10108373A (ja)

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EP97113604A EP0823716A3 (en) 1996-08-07 1997-08-06 Magnetic coupling device for charging an electric vehicle
CN97117304A CN1185677A (zh) 1996-08-07 1997-08-07 电动汽车充电用磁性结合装置
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