JPH1010835A - 帯電装置及びこの帯電装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

帯電装置及びこの帯電装置を備えた画像形成装置

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JPH1010835A
JPH1010835A JP16754396A JP16754396A JPH1010835A JP H1010835 A JPH1010835 A JP H1010835A JP 16754396 A JP16754396 A JP 16754396A JP 16754396 A JP16754396 A JP 16754396A JP H1010835 A JPH1010835 A JP H1010835A
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JP
Japan
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charging
substrate
extending
discharge electrode
pair
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Application number
JP16754396A
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English (en)
Inventor
Takashi Shimazaki
隆 島崎
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH1010835A publication Critical patent/JPH1010835A/ja
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】コストを増大させることなく、高画質が維持で
きる信頼性の高い帯電装置及びこの帯電装置を備えた画
像形成装置を提供することを目的とする。 【解決手段】イオン発生器を含む帯電装置101は、感
光体ドラム100の回転中心軸Oの直上に延出された垂
線Hと、回転中心軸Oを通りイオン発生器に対して垂直
な直線Lとの成す角θが10゜以上となるような位置に
配置されている。また、この帯電装置は、イオン発生器
のイオン発生部と感光体ドラム100との間隔Dが、
0.5乃至3.0mmとなるように配置されている。し
たがって、イオン発生部におけるイオン発生にともなっ
て発生される硝酸塩は、感光体ドラム100の表面に付
着することなく、流れてしまうため、感光体ドラム上に
形成される画像に悪影響を及ぼすことが防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、帯電装置に係
り、特にイオンデポジション方式に適用されるイオン発
生器を備えた帯電装置、及びこの帯電装置を備えた画像
形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真式の画像形成装置は、静電潜像
を担持する感光体ドラム、及びこの感光体ドラムを所定
の極性に帯電するための帯電装置を有している。従来の
画像形成装置には、コロナ放電を利用した帯電装置が適
用されていたが、近年、画像形成装置の小型化、オゾン
発生量の低減などを目的として、接触帯電法を利用した
帯電装置、特開平6ー75457号に開示されているイ
オンデポジション方式の帯電装置など種々の帯電装置が
提案され、有効な装置として実用化されようとしてい
る。
【0003】イオンデポジション方式の帯電装置は、幅
10mm、長さ350mm、厚さ0.5乃至1mm程度
のセラミック基板、このセラミック基板の一方の面上に
配設された誘電電極、絶縁層、及びイオン発生電極を有
するイオン発生器を備えている。
【0004】このイオン発生器は、イオン発生部を形成
する誘電電極とイオン発生電極との間に交流電圧を印加
し、且つイオン発生電極にバイアス電圧を印加すること
により、付近の空気をイオン化させるものであり、両電
極間に電圧が印加されている間、イオン発生部からイオ
ンが発生される。
【0005】そして、このイオン発生器を有する帯電装
置は、感光体ドラムに対して一定の間隔を保持して近接
配置されるために、感光体ドラムユニット、あるいは画
像形成装置本体に設けられたガイドに装着され、イオン
発生部から発生されるイオンにより感光体ドラムを所定
の電位に帯電させるものである。
【0006】ところで、このイオン発生器は、イオンを
発生し続けていると、硝酸塩がイオン発生部付近に付着
し、この硝酸塩によって絶縁層の抵抗値が減少するため
に、イオンの発生量も減少する。また、このイオン発生
器は、感光体ドラムに近接配置されているため、イオン
発生部付近で発生した硝酸塩が感光体ドラム表面に付着
する場合がある。
【0007】この硝酸塩は、吸湿性であるため、感光体
ドラム表面に付着した場合、例えば相対湿度(RH)7
5%以上の多湿環境で静電潜像が流れたように崩れてし
まい、いわゆる画像ボケが発生する。また、30乃至7
5RH程度の常湿環境であっても、長時間放置されるこ
とにより吸湿し、同様の画像ボケが発生する。
【0008】そこで、イオン発生器に含まれるセラミッ
ク基板の他方の面、すなわちイオン発生部を有する面と
は反対の面上には、発熱層が形成されている。このイオ
ン発生器は、発熱層で発生するジュール熱によりイオン
発生器全体を加熱し、硝酸塩を熱分解することにより、
イオン発生部からのイオン発生量を安定化させる構造と
なっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このイオンデポジショ
ン方式の帯電装置に備えられているイオン発生器のセラ
ミック基板は、0.5乃至1mm程度と薄いため脆く、
しかも一方向に延出された細長い形状に形成されている
ため反りやすく、帯電装置として製造される製造工程や
画像形成装置本体に組み込まれる際の組立工程におい
て、折れや欠け等の破損を生じ易い。このため、取り扱
いには十分な注意が必要とされる。
【0010】また、イオン発生器は、硝酸塩の付着を防
止するためにセラミック基板の他方の面上に設けられた
発熱層により、常にセラミック基板が加熱され続ける
と、基板そのものが熱を持ち、感光体ドラムの回転が停
止した場合には、加熱されているセラミック基板に面し
た感光体ドラムの一部分の温度が異常に上昇する。この
ような異常な温度上昇に伴い、感光体ドラムの一部分の
特性が変化するとともに、この感光体ドラムで形成され
る画像の画質を劣化させることとなる。また、細長く、
薄いセラミック基板上に発熱層を形成するためには、製
造工程が煩雑となる上、電極構造が複雑となり、帯電装
置自体のコストを増大させる問題が発生する。
【0011】このような問題を解決するために、ファン
を取り付けて、積極的に空気を流す方法もあるが、ファ
ンのコスト分だけ装置のコストを増大させるばかりでな
く、加熱されている基板そのもので感光体ドラム表面が
覆われているために放熱効果が少ないといった問題もあ
る。
【0012】そこで、この発明の目的は、イオンデポジ
ション方式の帯電装置であって、コストを増大させるこ
となく、高画質が維持できる信頼性の高い帯電装置及び
この帯電装置を備えた画像形成装置を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記問題点
に基づきなされたもので、第1の方向に延出された平板
状の基板と、この基板の一方の面上に絶縁体層を介して
配置された一対の放電用電極体と、前記一対の放電用電
極体間に所定の電位差を形成するための電圧印加手段
と、を有し、被帯電体を所定の電位に帯電させる帯電手
段と、前記帯電手段の基板の面に対する法線が、前記被
帯電体に含まれる前記第1の方向に延出された軸線から
直上に延びた垂線に対して角度θの傾きをもって配置さ
れるように前記帯電手段を保持する保持手段と、を備え
たことを特徴とする帯電装置を提供するものである。
【0014】また、この発明によれば、第1の方向に延
出された平板状の基板と、この基板の一方の面上に絶縁
体層を介して配置された一対の放電用電極体と、前記一
対の放電用電極体間に所定の電位差を形成するための電
圧印加手段と、を有し、被帯電体を所定の電位に帯電さ
せる帯電手段と、前記帯電手段の基板の面に対する法線
が、前記被帯電体に含まれる前記第1の方向に延出され
た軸線から直上に延びた垂線に対して10゜以上の傾き
をもって配置されるように前記帯電手段を保持する保持
手段と、を備えたことを特徴とする帯電装置が提供され
る。
【0015】さらに、この発明によれば第1の方向に延
出された平板状の基板と、この基板の一方の面上に絶縁
体層を介して配置された一対の放電用電極体と、前記一
対の放電用電極体間に所定の電位差を形成するための電
圧印加手段と、を有し、被帯電体を所定の電位に帯電さ
せる帯電手段と、前記帯電手段の基板の面に対する法線
が、前記被帯電体に含まれる前記第1の方向に延出され
た軸線から直上に延びた垂線に対して10゜以上の傾き
をもって配置され、且つ前記放電用電極体と前記被帯電
体との間の間隔が0.5乃至2mmとなるように前記帯
電手段を保持する保持手段と、を備えたことを特徴とす
る帯電装置が提供される。
【0016】またさらに、この発明によれば、第1の方
向に延出された平板状の基板と、この基板の一方の面上
に絶縁体層を介して配置された一対の放電用電極体と、
前記一対の放電用電極体間に所定の電位差を形成するた
めの電圧印加手段と、を有し、前記第1の方向に延出さ
れた軸線を中心に回転可能に形成された被帯電体を所定
の負の電位に帯電させる帯電手段と、前記放電用電極体
が配置されている前記基板の一方の面に対する法線が、
前記被帯電体に含まれる前記軸線から直上に延びた垂線
に対して10゜以上の傾きをもって配置されるように前
記帯電手段を保持する保持手段と、を備えたことを特徴
とする帯電装置が提供される。
【0017】さらにまた、この発明によれば、第1の方
向に延出された平板状の基板と、この基板の一方の面上
に絶縁体層を介して配置された一対の放電用電極体と、
前記一対の放電用電極体間に所定の電位差を形成するた
めの電圧印加手段と、を有し、感光体を所定の電位に帯
電させる帯電手段と、前記帯電手段の基板の面に対する
法線が、前記感光体に含まれる前記第1の方向に延出さ
れた軸線から直上に延びた垂線に対して角度θの傾きを
もって配置されるように前記帯電手段を保持する保持手
段と、前記帯電手段によって帯電された前記感光体に画
像データに対応した光ビームを照射して静電潜像を形成
する露光手段と、前記感光体に形成された静電潜像を現
像する現像手段と、を備えたことを特徴とする画像形成
装置が提供される。
【0018】またさらに、この発明によれば、第1の方
向に延出された平板状の基板と、この基板の一方の面上
に絶縁体層を介して配置された一対の放電用電極体と、
前記一対の放電用電極体間に所定の電位差を形成するた
めの電圧印加手段と、を有し、感光体を所定の電位に帯
電させる帯電手段と、前記帯電手段の基板の面に対する
法線が、前記感光体に含まれる前記第1の方向に延出さ
れた軸線から直上に延びた垂線に対して10゜以上の傾
きをもって配置されるように前記帯電手段を保持する保
持手段と、前記帯電手段によって帯電された前記感光体
に画像データに対応した光ビームを照射して静電潜像を
形成する露光手段と、前記感光体に形成された静電潜像
を現像する現像手段と、を備えたことを特徴とする画像
形成装置が提供される。
【0019】さらにまた、この発明によれば、第1の方
向に延出された平板状の基板と、この基板の一方の面上
に絶縁体層を介して配置された一対の放電用電極体と、
前記一対の放電用電極体間に所定の電位差を形成するた
めの電圧印加手段と、を有し、感光体を所定の電位に帯
電させる帯電手段と、前記帯電手段の基板の面に対する
法線が、前記感光体に含まれる前記第1の方向に延出さ
れた軸線から直上に延びた垂線に対して10゜以上の傾
きをもって配置され、且つ前記放電用電極体と前記感光
体との間の間隔が0.5乃至2mmとなるように前記帯
電手段を保持する保持手段と、前記帯電手段によって帯
電された前記感光体に画像データに対応した光ビームを
照射して静電潜像を形成する露光手段と、前記感光体に
形成された静電潜像を現像する現像手段と、を備えたこ
とを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0020】またさらに、この発明によれば、第1の方
向に延出された平板状の基板と、この基板の一方の面上
に絶縁体層を介して配置された一対の放電用電極体と、
前記一対の放電用電極体間に所定の電位差を形成するた
めの電圧印加手段と、を有する帯電手段と、前記帯電手
段の基板の面に対する法線が、感光体に含まれる前記第
1の方向に延出された軸線から直上に延びた垂線に対し
て10゜以上の傾きをもって配置されるように前記帯電
手段を保持する保持手段と、を備えた帯電装置により前
記感光体を所定レベルの負の電位に帯電させる帯電工程
と、前記感光体に画像データに対応して変調された光ビ
ームを照射して露光することにより静電潜像を形成する
潜像形成工程と、この静電潜像を現像することにより画
像データに対応した現像剤像を形成する現像工程と、を
備えたことを特徴とする画像形成方法が提供される。
【0021】この発明の帯電装置によれば、被帯電体を
所定の電位に帯電させる帯電手段は、帯電手段に含まれ
る平板状の基板の面に対する法線が、被帯電体に含まれ
る第1の方向に延出された軸線から直上に延びた垂線に
対して10゜以上の傾きをもって配置されるように保持
手段によって保持されている。
【0022】このため、放電用電極体が被帯電体の直上
に位置することなく、傾いて配置されているため、被帯
電体を帯電させる際に発生するオゾンが被帯電体の表面
と平板状の基板状に配置された放電用電極体との間にこ
もらず、流れてしまい、オゾンにより生成される硝酸塩
が被帯電体表面に付着することが防止できる。また、別
途にオゾンを吸引するためのファンを設置する必要が無
いため、装置のコスト増大を防止できる。さらに、放電
用電極体周辺に発生する硝酸塩を熱分解するために発熱
層を設けたりする必要もなく、帯電手段の構造及び製造
工程を簡素化することができる。
【0023】また、この発明の帯電装置によれば、帯電
手段は、放電用電極体と被帯電体との間の間隔が0.5
乃至3.0mmとなるように近接配置されている。この
ため、被帯電体に対する帯電性は、少ない消費電力で効
率良く被帯電体を帯電することができる。したがって、
低消費電力化が可能となる。
【0024】さらに、この帯電装置を備えた画像形成装
置によれば、感光体を所定の電位に帯電させる帯電手段
は、帯電手段に含まれる平板状の基板の面に対する法線
が、感光体に含まれる第1の方向に延出された軸線から
直上に延びた垂線に対して10゜以上の傾きをもって配
置されるように保持手段によって保持されている。
【0025】このため、放電用電極体が感光体の直上に
位置することなく、傾いて配置されているため、感光体
を帯電させる際に発生するオゾンが感光体の表面と平板
状の基板状に配置された放電用電極体との間にこもら
ず、流れてしまい、オゾンにより生成される硝酸塩が感
光体表面に付着することが防止できる。したがって、感
光体上に形成される画像を、常に高品質に維持すること
ができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態について詳細に説明する。図1には、この発
明の実施の形態に係る帯電装置の主要部であるイオン発
生器の基本的な構造が示されている。
【0027】図1に示すように、イオン発生器1は、所
定の方向に延出されて細長い形状に形成されたセラミッ
ク基板2を有している。このセラミック基板2は、例え
ば幅約10mm,長さ約350mm,厚さ約0.5mm
である。
【0028】このセラミック基板2の一方の面上のほぼ
中央部には、所定の方向、すなわちセラミック基板2が
延出された方向と同一の方向に延出して形成された誘導
電極3が配設されている。誘導電極3は、例えば幅約4
0μm、厚さ1乃至5μmである。
【0029】また、セラミック基板2の一方の面は、誘
導電極3を覆うように、ガラスなどによって形成された
絶縁層4によって被覆されている。この絶縁層4の厚さ
は、例えば20乃至50μmである。
【0030】絶縁層4の上には、所定の方向に延出され
て形成された2本のイオン発生電極5A、及び5Bが配
設されている。イオン発生電極5A及び5Bの厚さは、
例えば10乃至30μmであり、2本のイオン発生電極
5A及び5Bの間の間隔は、例えば約80μmである。
【0031】また、絶縁層4上には、イオン発生電極5
A及び5Bを保護するために被覆された表面保護層7が
形成されている。この表面保護層7は、イオン発生電極
5A及び5Bの放電に伴う酸化、及び変性を防止するた
めに設けられている。
【0032】このような誘電電極3、絶縁層4、イオン
発生電極5A及び5B、及び表面保護層7は、セラミッ
ク基板2上にそれぞれ厚膜印刷する方法で簡単に作成す
ることができる。
【0033】そして、放電用電極体として機能する誘電
電極3、及びイオン発生電極5A及び5Bによってイオ
ン発生部6が形成されている。誘導電極3、及びイオン
発生電極5A、5Bは、交流電圧を発生する交流電源8
に接続されている。また、イオン発生電極5A、5B
は、バイアス電圧を印加するための直流電源に接続され
ている。交流電源8から発生される交流電圧の周波数
は、数KHz乃至数百KHzであり、誘導電極3とイオ
ン発生電極5A及び5Bとの間に印加される出力電圧
は、1乃至3KVp−pの高周波・高電圧である。
【0034】絶縁層4を介して誘導電極3とイオン発生
電極5A及び5Bとの間に、上述したような高周波・高
電圧が印加されると、イオン発生電極5A及び5Bの周
辺の空気がイオン化される。直流電源9から供給される
バイアス電圧として、負の電圧がイオン発生電極5A及
び5Bに印加された場合には、イオン発生電極5A及び
5Bの周辺の空気は、負にイオン化され、イオン発生器
1から負のイオンのみが発生される。また、直流電源9
から供給されるバイアス電圧として、正の電圧がイオン
発生電極5A及び5Bに印加された場合には、イオン発
生電極5A及び5Bの周辺の空気は、正にイオン化さ
れ、イオン発生器1から正のイオンのみが発生される。
図1に示した例では、イオン発生電極5A及び5Bに負
の直流電圧が印加されているため、イオン発生器1から
負のイオン11が発生されている。
【0035】図2には、図1に示したイオン発生器を適
用した電子写真式の画像形成装置の一例が示されてい
る。図2に示すように、画像形成装置は、ほぼ中央に回
転自在に位置された像担持体としての感光体ドラム10
0を有している。感光体ドラム100は、イオン発生器
1に含まれるセラミック基板2が延出されている方向に
沿って延出された回転軸を中心に、図示しないモータに
より所定の回転速度で回転可能に形成されている。
【0036】感光体ドラム100の周囲の所定の位置に
は、ドラム表面を所定の電荷に帯電させる帯電手段とし
て機能するイオン発生器1を含む帯電装置101、画像
データに対応して感光体ドラム100の軸線方向に沿っ
て感光体ドラム100の表面にレーザビームを照射する
ことで感光体ドラム100の表面に静電潜像を形成する
露光手段として機能するレーザ露光装置102、及びレ
ーザ露光装置102による露光により感光体ドラム10
0の表面上に形成された静電潜像に現像剤としてのトナ
ーを供給して所望の画像濃度で現像する現像ローラ10
3aを有する現像手段として機能する現像装置103が
感光体ドラムの回転方向に沿って順に配置されている。
【0037】また、感光体ドラム100の回転方向に沿
った現像装置103の下流側に位置する所定位置には、
図示しない用紙カセットから給紙された被転写材すなわ
ちコピー用紙Pに感光体ドラム100に形成されたトナ
ー像を転写するとともにトナー像が転写された用紙Pを
感光体ドラム100から分離させるための転写・剥離チ
ャージャ104、感光体ドラム100の表面に残留した
トナーを清掃するクリーニング装置105、及び、感光
体ドラム100の表面に残った電位を除電する除電装置
106が、順に、配置されている。
【0038】用紙Pが搬送される方向であって、感光体
ドラム100に対して熱を与えにくい位置には、ローラ
表面が互いに圧接されたヒートローラ対110a及び1
10bを含み、トナー像が転写された用紙Pを加熱する
ことでトナー像を溶融させつつトナー像と用紙Pとを加
圧して用紙Pにトナー像を定着させる定着装置110が
設けられている。
【0039】なお、帯電装置101に含まれるイオン発
生器1は、例えば感光体ドラム100から500乃至3
000μmの間隔をおいて配置されている。次に、この
画像形成装置の動作について説明する。
【0040】まず、図示しないモータが付勢され、感光
体ドラム100が所定の回転速度で回転される。同時
に、帯電装置101に含まれるイオン発生器1が作動さ
れ、感光体ドラム100の表面に所定の電位が与えられ
る。すなわち、イオン発生器1には、交流電源8から所
定の高周波・高電圧が供給されると共に、直流電源9か
ら負のバイアス電圧が供給される。そして、イオン発生
器1から負のイオンが感光体ドラム100に提供され、
感光体ドラム100の初期表面電位は、例えば、おおむ
ね、−700ボルト程度に一様に帯電される。
【0041】引き続いて、レーザ露光装置102によ
り、感光体ドラム100の表面に、原稿の画像に対応す
る画像データに応じて変調されたレーザビームが照射さ
れる。なお、レーザ露光装置102から出射されるレー
ザビームの出射タイミングすなわち書き出し開始位置
は、用紙Pの大きさに対応されて図示しない記憶装置に
予め記憶されている書き出し位置に基づいて、図示しな
い水平同期信号から所定の主走査方向クロック分だけデ
ィレイが付加されることはいうまでもない。
【0042】このように、レーザビームが照射された部
分の感光体ドラム100の表面は、抵抗が減少するの
で、感光体ドラム100に提供されていた負のイオンが
消去され、感光体ドラム100の外周面に、画像データ
に対応する静電潜像が形成される。
【0043】このようにして形成された静電潜像は、た
とえば、−500ボルトの現像バイアス電圧が印加され
ている現像装置103の現像ローラ103aから供給さ
れるトナーによって現像される。すなわち、感光体ドラ
ム100上の負のイオンが消去された部分に、反転現像
プロセスによって負に帯電した着色微粒子であるトナー
が−500ボルト程度の現像バイアスを与えられること
により感光体ドラム100の表面に付着し、静電潜像が
可視化されるものである。
【0044】図示しない用紙カセットから取り出された
用紙Pは、タイミングローラ112により画像データと
タイミングを合わせて搬送され、感光体ドラム100に
接触される。
【0045】続いて、所定の転写電圧が印加されている
転写・剥離チャージャ104からの転写出力により、用
紙Pに、トナー像として転写される。転写チャージャで
は、例えば用紙Pの裏側から正の電荷が与えられ、感光
体ドラム100上に負に帯電したトナーによって現像さ
れた画像を用紙Pに引きつけ、転写するものである。ト
ナー像が転写された用紙Pは、剥離チャージャからの剥
離出力によって感光体ドラム100から剥離される。
【0046】トナー像とともに感光体ドラム100の表
面から剥離された用紙Pは、定着装置110に向けて搬
送され、定着装置110を介して用紙Pに定着される。
定着装置110では、用紙Pに転写されたトナー像が加
熱・加圧されることによって用紙P上に定着される。
【0047】用紙Pにトナー像を転写した感光体ドラム
100は、引き続き回転され、クリーニング装置105
を介して残存トナーが取り除かれたのち除電装置106
により残留電荷が除電され、引き続いて、次の画像形成
に利用される。
【0048】次に、図1に示したイオン発生器の画像形
成装置に対する取り付け方法について説明する。図3に
示すように、帯電装置の主要部であるイオン発生器1
は、保持部材20に位置決めされ、固定部材30でイオ
ン発生器1を押し付けるようにしてユニット化されてい
る。このように、イオン発生器1を含むユニットは、画
像形成装置本体に取り付けられて使用される。
【0049】すなわち、保持部材20は、剛体、例えば
アルミニウムなどの金属によって形成されている。この
保持部材20は、イオン発生器1を嵌合して保持するた
めの開口された保持部21を有している。そして、保持
部21におけるイオン発生器1が嵌合される位置には、
イオン発生器1を位置決めするための凹部22が形成さ
れている。保持部21に形成された凹部22には、イオ
ン発生器1のイオン発生部6が感光体ドラム100に面
するように、イオン発生器1が取り付けられている。
【0050】また、保持部材20は、イオン発生器1が
取り付けられる位置、すなわち保持部21に対向する面
に開口部23を有している。この開口部23は、イオン
発生器1と保持部材20とによって囲まれた空間の内部
の空気を外部に逃がすことが可能となるように形成され
ている。
【0051】さらに、この保持部材20は、画像形成装
置本体に取り付けるための突起部24を有している。こ
の突起部24は、画像形成装置本体の取り付け部120
に固定され、後に詳述するように、感光体ドラム100
に対する位置合わせがなされる。
【0052】この保持部材20は、図3に示したような
断面と略同一の形状で所定の方向、すなわち、感光体ド
ラム1の回転中心軸に平行な方向に沿って延出されてい
る。固定部材30は、例えばステンレスなどの金属によ
って形成されている。この固定部材30は、イオン発生
器1を保持部材20に向けて押し付けるように挟持する
とともに、保持部材20を覆うように形成されている。
【0053】この固定部材30のイオン発生器1が面す
る位置には、感光体ドラム1とイオン発生器1のイオン
発生部6とが対向するように、開口が形成されている。
イオン発生器1と保持部材20とは、隙間なく取り付け
られることが望ましいため、固定部材30は、イオン発
生器1を弾性的に固定するための弾性保持部31を有し
ている。
【0054】この弾性保持部31は、固定部材30の側
面を切り起こして形成されている。そして、この弾性保
持部31は、保持部材20の突起部24に係合され、イ
オン発生器1を保持部材20側に押しつけるとともに、
弾性的にイオン発生器1を保持している。すなわち、弾
性保持部31は、保持部材20を基板側へ付勢するため
の付勢手段を構成するものである。
【0055】なお、保持部材20は、アルミニウム材を
引き抜き加工することによって製作することができる。
図3に示したように、イオン発生器1は、延出された方
向に沿って保持部材20と固定部材30とによって保持
されているため、極めて薄く形成されたイオン発生1で
あっても延出された方向に沿って反るようなことはな
く、取り扱いが容易となるとともに、組み立て性が向上
する。
【0056】次に、図3に示したようなイオン発生器を
含んでユニット化された帯電装置の画像形成装置に対す
る取付位置について詳細に説明する。画像形成装置にお
いて上述したような画像形成動作を繰り返し実行してい
ると、イオン発生器1におけるイオン発生部6付近にお
いて、放電にともなって発生されるオゾンにより硝酸塩
が発生する。このイオン発生部6付近で発生した硝酸塩
は、下方に降り注ぎ、多くの場合、イオン発生器1の下
方に配置された感光体ドラム100上に降り注ぐことと
なる。特に、感光体ドラム100の停止回数が多い場
合、ドラム表面に多量の硝酸塩が降り注ぎ、付着する。
【0057】硝酸塩は、吸湿性を有するため、感光体ド
ラム100上に硝酸塩が付着していると、多湿環境化、
場合によっては常湿環境化においてもドラム表面が水分
を含み、トナーの付着性が悪化する。したがって、形成
された画像にボケが発生することがある。
【0058】たとえば、10000枚の連続コピーを実
行した場合には、画像にボケが発生することはなかった
が、1枚ずつコピー動作を実行した後、感光体ドラム1
00を停止させる動作を10000回繰り返して100
00枚のコピーをとった場合には、画像にボケが発生し
た。
【0059】これは、イオン発生部にこもっていた硝酸
塩が感光体ドラム表面に降り注ぐのだが、連続コピーの
場合には、感光体ドラム100が回転し続け、感光体ド
ラム表面近傍で発生される気流により、降り注いだ硝酸
塩が吹き飛ばされる。これによって、感光体ドラム表面
における硝酸塩の付着が防止できる。
【0060】一方、感光体ドラム100の回転が停止す
る場合には、ドラム表面近傍に気流が発生せず、降り注
いだ硝酸塩は、感光体ドラム表面に付着してしまう。こ
の繰り返しによって、感光体ドラム100の表面には、
硝酸塩が蓄積され、空気中の水分を吸湿し、画像ボケが
発生するものと考えられる。
【0061】このような現象は、コロナ帯電器のよう
に、感光体ドラムとイオンの発生源となるタングステン
ワイヤとが距離をおいて配置されている装置の場合には
発生しにくい。これは、感光体ドラムとイオン発生源と
の間の間隙が大きいため、装置内部に設けられたファン
などにより、硝酸塩発生源のオゾンを効率よく、即座に
吸引排気することで対応しているためである。
【0062】一方、この実施の形態で適用されているよ
うなイオン発生器1は、平面構造であるとともに、イオ
ン発生部6と感光体ドラム100表面との間隔が0.5
乃至3.0mmと近接して配置されている。
【0063】したがって、イオン発生器1は、コロナ帯
電器よりオゾンによる硝酸塩の発生量が少ないが、感光
体ドラム100表面との間隔が狭く、感光体ドラム10
0の直上にイオン発生器1が配置された場合には、この
間隙にオゾンがこもってしまい、強性的な吸引排気の効
率が悪い。
【0064】そこで、この実施の形態では、イオン発生
器1を感光体ドラム100の直上に配置するのではな
く、感光体ドラム100の回転中心軸から直上に延出さ
れた垂線に対して、イオン発生器1に含まれる基板2の
垂線が所定の角度θに傾くように、イオン発生器1が配
置されている。
【0065】ここで、以下に示すような実験を実行し、
この実験結果に基づいてイオン発生器1を画像形成装置
に取り付ける際の傾き角度θを規定した。すなわち、こ
の実験では、図2に示したような画像形成装置を利用し
て画像形成動作を実行し、形成された画像の品質を評価
した。
【0066】以下に、実験方法について説明する。図1
に示したイオン発生器1において、直流電源9から誘導
電極3及びイオン発生電極5A、5Bの両電極間に、−
700Vの直流電圧Vdcが印加され、さらに、交流電
源8から両電極間に、ピーク間電圧2500Vの交流電
圧Vppが重畳されて印加される。これらの印加電圧に
より、両電極間に放電が発生し、イオン発生部6から負
のイオンが発生される。
【0067】発生されたイオンにより、感光体ドラム1
00の表面が一様に帯電され、レーザ露光装置102に
よる露光により画像データに応じた静電潜像が形成され
る。この静電潜像は、現像器103により現像され、ト
ナー像が形成される。この現像器103は、スチレンア
クリル樹脂を主成分とする平均粒子径8μmのトナー
と、平均粒子径50μmのフェライトキャリアを混合し
た2成分現像器であり、現像バイアスとして−450V
が印加されている。
【0068】形成されたトナー像は、A4サイズの普通
紙に転写させた後、定着した。感光体ドラム100は、
直径60mmのアルミニウム素管に厚さ約20μmの有
機光電導体(OPC)が塗布されたものを使用した。ま
た、この感光体ドラム100の円周の速度は、125m
m/sである。
【0069】このような条件のもとで、1枚ずつ普通紙
に画像を形成する動作を実行した後、感光体ドラム10
0の動作を停止させる動作を20000回繰り返し、2
0000枚の画像を形成した。そして、1000枚目、
5000枚目、10000枚目、及び20000枚目に
形成された画像の品質を目視で評価した。なお、この画
像形成動作中の動作環境は、温度20℃、相対湿度(R
H)60%である。また、20000枚の画像形成動作
後に低温低湿環境、例えば10℃30%RHの環境に1
日放置してから画像を形成し、形成された画像の品質を
評価した。さらに、この後、高温高湿環境、例えば30
℃85%RHの環境に1日放置してから画像を形成し、
形成された画像の品質を評価した。
【0070】なお、この実験で使用した画像形成装置の
解像度は、600DPIである。イオン発生器1を含む
帯電装置101は、図4に示すように、感光体ドラム1
00の回転中心軸Oから直上に延出された垂線Hと、回
転中心軸Oを通りイオン発生器1に含まれる基板2の垂
線Lとの成す角θを変化させて配置され、上述した実験
を実行した。また、帯電装置101は、イオン発生器1
のイオン発生部6と感光体ドラム100の表面との間隔
Dを0.5〜3.0mmの間で変化させて同様の実験を
実行した。
【0071】実験結果は、図5に示されている。図中の
○は、画像にボケが発生することなく良好な品質であっ
たことを示し、×は、画像にボケが発生したことを示し
ている。
【0072】間隔Dが0.5mmの場合、5000回程
度の画像形成動作では、ボケが発生していないが、10
000回を超えるとθが0゜及び5゜の場合にボケが発
生することが分かる。しかしながら、θを10゜以上に
設定して帯電装置101を傾けて配置した場合には、2
0000回の画像形成動作後であっても、低温低湿環境
下、及び高温高湿環境下であっても良好な画像が維持で
きた。
【0073】同様に、間隔Dが1.0mmの場合、2.
0mmの場合、及び3.0mmの場合に、θを10゜以
上に設定することにより、20000回の画像形成動作
を実行した後であっても、また、いずれの動作環境にお
いても良好な品質の画像が維持できた。
【0074】この実験結果より、帯電装置101の取付
角度をθとすれば、θを10゜以上に設定することによ
り、画像にボケが発生しないことが分かる。これは、イ
オン発生器1が感光体ドラム100の直上に位置せずに
θの傾きを持って配置されているため、イオン発生にと
もなって発生される硝酸塩がイオン発生部6と感光体ド
ラム100表面との間にこもらず、感光体ドラム100
表面に付着せずに流れたものと考えられる。
【0075】また、図5に示した実験結果から分かるよ
うに、間隔Dが3.0mm以上の場合、角度θに依存す
ることなく画像のボケが発生しなかった。すなわち、θ
が10゜以下であっても画像にボケが発生しなかった。
しかしながら、間隔Dが3.0mmを超えると、感光体
ドラムを所定の電位に帯電させるためには、イオン発生
器を近接配置した場合と比較して大きな印加電圧を必要
とし、感光体ドラム100に対する帯電効率が低下す
る。したがって、間隔Dは3.0mmを超えることは好
ましくない。
【0076】また、感光体ドラム100の直径が100
mmの場合についても上述したような同様の実験を実行
したが、同様の実験結果が得られた。上述したように、
この実施の形態で適用されるイオン発生器のような平面
型でイオン発生部と感光体ドラムとの間隔が小さい帯電
装置であっても、感光体ドラムの直上からずれた位置に
配置されることにより、硝酸塩の付着を防止でき、長期
間繰り返し使用しても画像ボケが発生しにくい信頼性の
高い装置を提供することができる。
【0077】また、オゾンを吸引排気するために、別途
にファンを設ける必要もないため、コストを低減するこ
ともできる。さらに、イオン発生器のイオン発生部と感
光体ドラムとの間の距離を短く配置することにより、感
光体ドラムを帯電するために必要な電圧を低減すること
ができ、消費電力を低減することができる。
【0078】また、イオン発生器は、固定部材により保
持部材に対して弾性的に挟持されることにより、確実に
押え込み、振動や衝撃に対して強化され、信頼性の高い
装置を提供することができる。
【0079】さらに、オゾンを熱分解するための発熱層
を基板に設ける必要もない。したがって、感光体ドラム
が局所的に加熱されることにより発生する感光体ドラム
の変性をぼうしすることができる。また、イオン発生器
を製造する製造工程を煩雑にする問題のなく、イオン発
生器自体のコストの増大を防止することも可能となる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、イオンデポジション方式の帯電装置であって、コス
トを増大させることなく、高画質が維持できる信頼性の
高い帯電装置、及びこの帯電装置を備えた画像形成装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の帯電装置の主要部であるイ
オン発生器の構造を概略的に示す断面図である。
【図2】図2は、図1に示したイオン発生器を適用した
電子写真式の画像形成装置の一例を概略的に示す図であ
る。
【図3】図3は、図1に示したイオン発生器を画像形成
装置に取り付ける取付方法の一例を概略的に示す図であ
る。
【図4】図4は、図1に示した帯電装置の取付位置を説
明するための図である。
【図5】図5は、図4に示した帯電装置の取付位置を規
定するための実験結果を示す図である。
【符号の説明】
1…イオン発生器 2…セラミック基板 3…誘電電極 4…絶縁層 5A及び5B…イオン発生電極 6…イオン発生部 7…表面保護層 8…交流電源 9…直流電源 20…保持部材 21…保持部 22…凹部 23…開口部 24…突起部 30…固定部材 31…弾性保持部 100…感光体ドラム 101…帯電装置 102…レーザ露光装置 103…現像装置 104…転写・剥離チャージャ 105…クリーニング装置 106…除電装置 110…定着装置 120…取り付け部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の方向に延出された平板状の基板と、
    この基板の一方の面上に絶縁体層を介して配置された一
    対の放電用電極体と、前記一対の放電用電極体間に所定
    の電位差を形成するための電圧印加手段と、を有し、被
    帯電体を所定の電位に帯電させる帯電手段と、 前記帯電手段の基板の面に対する法線が、前記被帯電体
    に含まれる前記第1の方向に延出された軸線から直上に
    延びた垂線に対して角度θの傾きをもって配置されるよ
    うに前記帯電手段を保持する保持手段と、 を備えたことを特徴とする帯電装置。
  2. 【請求項2】第1の方向に延出された平板状の基板と、
    この基板の一方の面上に絶縁体層を介して配置された一
    対の放電用電極体と、前記一対の放電用電極体間に所定
    の電位差を形成するための電圧印加手段と、を有し、被
    帯電体を所定の電位に帯電させる帯電手段と、 前記帯電手段の基板の面に対する法線が、前記被帯電体
    に含まれる前記第1の方向に延出された軸線から直上に
    延びた垂線に対して10゜以上の傾きをもって配置され
    るように前記帯電手段を保持する保持手段と、 を備えたことを特徴とする帯電装置。
  3. 【請求項3】第1の方向に延出された平板状の基板と、
    この基板の一方の面上に絶縁体層を介して配置された一
    対の放電用電極体と、前記一対の放電用電極体間に所定
    の電位差を形成するための電圧印加手段と、を有し、被
    帯電体を所定の電位に帯電させる帯電手段と、 前記帯電手段の基板の面に対する法線が、前記被帯電体
    に含まれる前記第1の方向に延出された軸線から直上に
    延びた垂線に対して10゜以上の傾きをもって配置さ
    れ、且つ前記放電用電極体と前記被帯電体との間の間隔
    が0.5乃至2mmとなるように前記帯電手段を保持す
    る保持手段と、 を備えたことを特徴とする帯電装置。
  4. 【請求項4】第1の方向に延出された平板状の基板と、
    この基板の一方の面上に絶縁体層を介して配置された一
    対の放電用電極体と、前記一対の放電用電極体間に所定
    の電位差を形成するための電圧印加手段と、を有し、前
    記第1の方向に延出された軸線を中心に回転可能に形成
    された被帯電体を所定の負の電位に帯電させる帯電手段
    と、 前記放電用電極体が配置されている前記基板の一方の面
    に対する法線が、前記被帯電体に含まれる前記軸線から
    直上に延びた垂線に対して10゜以上の傾きをもって配
    置されるように前記帯電手段を保持する保持手段と、 を備えたことを特徴とする帯電装置。
  5. 【請求項5】第1の方向に延出された平板状の基板と、
    この基板の一方の面上に絶縁体層を介して配置された一
    対の放電用電極体と、前記一対の放電用電極体間に所定
    の電位差を形成するための電圧印加手段と、を有し、感
    光体を所定の電位に帯電させる帯電手段と、 前記帯電手段の基板の面に対する法線が、前記感光体に
    含まれる前記第1の方向に延出された軸線から直上に延
    びた垂線に対して角度θの傾きをもって配置されるよう
    に前記帯電手段を保持する保持手段と、 前記帯電手段によって帯電された前記感光体に画像デー
    タに対応した光ビームを照射して静電潜像を形成する露
    光手段と、 前記感光体に形成された静電潜像を現像する現像手段
    と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】第1の方向に延出された平板状の基板と、
    この基板の一方の面上に絶縁体層を介して配置された一
    対の放電用電極体と、前記一対の放電用電極体間に所定
    の電位差を形成するための電圧印加手段と、を有し、感
    光体を所定の電位に帯電させる帯電手段と、 前記帯電手段の基板の面に対する法線が、前記感光体に
    含まれる前記第1の方向に延出された軸線から直上に延
    びた垂線に対して10゜以上の傾きをもって配置される
    ように前記帯電手段を保持する保持手段と、 前記帯電手段によって帯電された前記感光体に画像デー
    タに対応した光ビームを照射して静電潜像を形成する露
    光手段と、 前記感光体に形成された静電潜像を現像する現像手段
    と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】第1の方向に延出された平板状の基板と、
    この基板の一方の面上に絶縁体層を介して配置された一
    対の放電用電極体と、前記一対の放電用電極体間に所定
    の電位差を形成するための電圧印加手段と、を有し、感
    光体を所定の電位に帯電させる帯電手段と、 前記帯電手段の基板の面に対する法線が、前記感光体に
    含まれる前記第1の方向に延出された軸線から直上に延
    びた垂線に対して10゜以上の傾きをもって配置され、
    且つ前記放電用電極体と前記感光体との間の間隔が0.
    5乃至2mmとなるように前記帯電手段を保持する保持
    手段と、 前記帯電手段によって帯電された前記感光体に画像デー
    タに対応した光ビームを照射して静電潜像を形成する露
    光手段と、 前記感光体に形成された静電潜像を現像する現像手段
    と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】第1の方向に延出された平板状の基板と、
    この基板の一方の面上に絶縁体層を介して配置された一
    対の放電用電極体と、前記一対の放電用電極体間に所定
    の電位差を形成するための電圧印加手段と、を有する帯
    電手段と、前記帯電手段の基板の面に対する法線が、感
    光体に含まれる前記第1の方向に延出された軸線から直
    上に延びた垂線に対して10゜以上の傾きをもって配置
    されるように前記帯電手段を保持する保持手段と、を備
    えた帯電装置により前記感光体を所定レベルの負の電位
    に帯電させる帯電工程と、 前記感光体に画像データに対応して変調された光ビーム
    を照射して露光することにより静電潜像を形成する潜像
    形成工程と、 この静電潜像を現像することにより画像データに対応し
    た現像剤像を形成する現像工程と、 を備えたことを特徴とする画像形成方法。
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