JPH10108183A - 画像データ処理装置およびその方法 - Google Patents

画像データ処理装置およびその方法

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JPH10108183A
JPH10108183A JP26153096A JP26153096A JPH10108183A JP H10108183 A JPH10108183 A JP H10108183A JP 26153096 A JP26153096 A JP 26153096A JP 26153096 A JP26153096 A JP 26153096A JP H10108183 A JPH10108183 A JP H10108183A
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JP
Japan
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code amount
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quantization
digital image
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JP26153096A
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English (en)
Inventor
Takuya Kitamura
卓也 北村
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画質を劣化させることなく、オーバーフロー
の発生を効果的に抑制できる画像データ処理装置を提供
する。 【解決手段】 映像信号を分割したマクロブロックデー
タS101が、DCT部102においてDCT処理さ
れ、そのDCT係数S103が目標符号量以下になる最
小の量子化インデックスが2分探索部104において求
められる。このとき、2分探索部104では、最大で同
一値の量子化インデックスを複数個含む複数の量子化イ
ンデックスのうち、符号化データが目標符号量以下にな
る最小の量子化インデックスが2分探索法によって求め
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル画像の
圧縮処理において、ビットレートの増加によるオーバー
フローを抑制する画像データ処理装置およびその方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】MPEG(Moving Pictures Expert Grou
p)規格に代表されるDCT(DiscreteCosine Transform)
を採用したディジタルビデオ信号の画像圧縮技術で
は、一般的に、ビットストリームが所望のレートを満足
するよう、符号量制御を行っている。この制御におい
て、従来では、以前の量子化ステップ、符号量の関係お
よび現在の平均レートに基づいて、符号量をフィードバ
ック制御している。
【0003】図7は、従来のDCT方式の画像圧縮装置
10の構成図である。図7に示すように、画像圧縮装置
10は、マクロブロック化部1、DCT部2、量子化部
3、VLC部4、バッファ5および量子化制御部6を有
する。
【0004】画像圧縮装置10では、入力された映像信
号に応じた画像が、フィールド形式からフレーム形式に
変換された後に、マクロフロック化部1において、数個
のDCTブロックからなるマクロブロックに分割され
る。このマクロブロックS1は、DCT部2に出力され
る。MPEGでは、16×16の輝度信号(Y)と色差
信号(Cb,Cr)とが重なりあってマクロブロックを
構成する。具体的には、4:2:0の場合には、マクロ
ブロックは、Yについての8×8のブロック4個と、C
b,Crのそれぞれについての8×8のブロック1個ず
つとの合計6個の(DCT)ブロックで構成される。
【0005】DCT部2は、マクロブロックS1を構成
する(DCT)ブロック毎にDCT(離散余弦変換)を
行い、DCT係数S2を量子化部3に出力する。量子化
制御部6は、バッファ5の出力S5のビットレートを考
慮して量子化インデックスを求め、この量子化インデッ
クスS6を量子化部3に出力する。動画像圧縮において
一般的に使用されるMPEG2のテストモデルにおける
符号量制御では、マクロブロック毎に、アクティビティ
(マクロブロックに対する画質劣化の見えやすさ)に基
づいて量子化を制御すると共に、仮想バッファの残量、
以前にエンコードした際の量子化インデックスおよび発
生符号量の関係を用いてフィードバック制御する。この
制御では、平均的なビットレートを一定にするようにフ
ィードバックを行う。
【0006】量子化部3は、量子化インデックスS6に
基づいて、DCT係数S2を量子化し、量子化されたデ
ータである量子化レベルS3をVLC部4に出力する。
VLC部4は、量子化レベルS3をVLC(Variable Le
ngth Code:可変長符号)化し、ビットストリームS4を
バッファ5に出力する。このとき、発生符号量と量子化
インデックスとの関係は、バッファ5を介して量子化制
御部6にフィードバックされる。ビットストリームS4
は、バッファ5を介して、ビットストリームS5として
出力される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の画像圧縮装置10では、量子化制御部6におい
て、平均的なビットレートを一定にするようにフィード
バック制御を行うことから、所定の枚数のフレームを所
定のビットレートに収めるように制御するのが困難であ
る。また、シーンチェンジのような箇所では過去の統計
的なデータが使えず、瞬間的にレートが増減し、アプリ
ケーションによってはオーバーフローが起こり、DCT
係数データの一部が失われ、極端な画質劣化が引き起こ
される可能性がある。また、フィードバック制御なの
で、ダンピングを小さくすると反応は早いが振動的にな
り、ダンピングを大きくすると振動は減少するが反応は
遅くなってしまう。このように従来の画像圧縮装置10
は、VTRのようなアプリケーションには不向きである
といえる。特に、前述したオーバーフローの問題は致命
的である。すなわち、予めオーバーフローが起こること
が分かっていれば、より重要である低次の係数を優先し
て高次の係数を捨てることができるが、そのためには、
オーバーフローの有無を予測しなければならない。
【0008】このようなオーバーフローの問題点を解決
するために、フィードフォワード制御によって、固定長
のレートで記録するように制御する手法が提案されてい
る。しかしながら、この手法では、オーバーフローの発
生頻度を減少させるために非常に大きな量子化ステップ
を使うことから、画質が全体的に劣化してしまうという
問題が新たに生じてしまう。
【0009】本発明は上述した従来技術に鑑みてなさ
れ、画質を劣化させることなく、オーバーフロの発生を
効果的に抑制できる画像データ処理装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明の画像データ処理装置は、ディジタル画
像データの符号化データを目標符号量以下にするように
量子化インデックスを決定し、当該量子化インデックス
に基づいて、前記ディジタル画像データの量子化を行う
画像データ処理装置であって、ディジタル画像データを
周波数領域に直交変換する変換手段と、前記直交変換さ
れた前記ディジタル画像データに基づいて、目標符号量
を決定する目標符号量決定手段と、最大で同一値の複数
の量子化インデックスを少なくとも含む複数の量子化イ
ンデックスのうち、前記符号化データが前記決定された
目標符号量以下になる最小の量子化インデックスを2分
探索法によって求める量子化インデックス決定手段と、
前記決定された量子化インデックスに基づいて、前記直
交変換されたディジタル画像データを量子化する量子化
手段とを有する。
【0011】本発明の画像データ処理装置では、最大で
同一値の量子化インデックスを複数個用いることで、2
分探索法による処理を行った際に、最大の量子化インデ
ックスについても、当該量子化インデックスを用いた場
合に符号化データが前記決定された目標符号量以下にな
るかを判断できる。その結果、オーバーフローの発生の
有無を正確に判断できる。
【0012】また、本発明の画像データ処理装置は、特
定的には、前記量子化インデックス決定手段は、前記符
号化データが前記決定された目標符号量以下になる量子
化インデックスが存在しない場合に、オーバーフローで
あると判断する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係わる
画像データ処理装置について説明する。この画像データ
処理装置は、例えば、ディジタルビデオ信号を回転ヘッ
ドにより磁気テープに記録するディジタルVTRなどに
用いられる。
【0014】図1は、本発明の実施形態に係わるDCT
方式の画像圧縮装置100の構成図である。画像圧縮装
置100では、2分探索法を用いて、最大の量子化イン
デックスをとるものを複数持たせることにより、オーバ
ーフローを検出する。尚、以下の説明では、1フレーム
単位で所望の符号量を満足するように処理を行ってい
る。図1に示すように、画像圧縮装置100は、マクロ
ブロック化部101、DCT部102、FIFO部10
3、2分探索部104、量子化部105、VLC部10
6、バッファ107、アクティビティ検出部108およ
び目標符号長決定部109を有する。
【0015】画像圧縮装置100では、入力された映像
信号に応じた画像が、フィールド形式からフレーム形式
に変換された後に、マクロフロック化部101におい
て、数個のDCTブロックからなるマクロブロックに分
割される。このマクロブロックS101は、DCT部1
02およびアクティビティ検出部108に出力される。
MPEGでは、16×16の輝度信号(Y)と色差信号
(Cb,Cr)とが重なりあってマクロブロックを構成
する。具体的には、4:2:0の場合には、マクロブロ
ックは、Yについての8×8のブロック4個と、Cb,
Crのそれぞれについての8×8のブロック1個ずつと
の合計6個の(DCT)ブロックで構成される。
【0016】アクティビティ検出部108は、マクロブ
ロックS101のアクティビティを検出する。DCT部
102は、マクロブロックS101を構成する(DC
T)ブロック毎にDCT(離散余弦変換)を行い、DC
T係数を生成する。このDCT係数S102は、「予測
系」の目標符号長決定部109および「本線系」のFI
FO部103の双方に出力される。
【0017】目標符号長決定部109は、各マクロブロ
ックごとの目標符号長を決定する。各マクロブロック毎
の目標符号長を1フレームにわたって総和すると所望の
符号量になる。ここで、例えば、マクロブロックiに対
する目標符号長はll^(i)で示される。
【0018】FIFO部103は、2分探索部104と
DCT係数S103とが2分探索部104に出力される
タイミングが一致するように、DCT部102からのD
CT係数S102を、出力タイミングを調整して、DC
T係数S103として2分探索部104に出力する。
【0019】2分探索部104は、マクロブロックiの
符号量が、目標符号長決定部109において算出された
目標符号長ll^(i)を満足する最小の量子化インデ
ックスを決定し、この決定した量子化インデックスS1
04を量子化部105に出力する。
【0020】量子化部105は、2分探索部104にお
いて決定された量子化インデックスS104に基づい
て、量子化を行う。VLC部106は、量子化レベルを
可変長符号化(VLC)し、ビットストリームS106
を生成する。このとき、オーバーフローしている場合に
は低域のDCT係数を保護するなどの処理を行う。この
生成されたビットストリームS106は、バッファ10
7を介して、所定の出力レートで、ビットストリームS
107として出力される。
【0021】以下、2分探索部104における処理につ
いて説明する。先ず、一般的な2分探索法を採用した場
合について述べる。図2は、32個の量子化インデクッ
スと、それらを用いてマクロブロックiを量子化および
VLC化したときの符号長をプロットしたものとの関係
を示す図である。 図2において、目標符号長ll^
(i)を満足する最小のqすなわちq 1 =minj (l
l〔i,qj〕≦ll^(i))という解を求めること
について考える。2分探索法では単調性が必要となる
が、量子化は小さくなるほど符号長は大きくなるのでこ
の図2のような例でも一般性を失うことはない。一般的
な2分探索法は以下のステップで実行される。
【0022】ステップ1:解はq0からq31までの中
に存在すると考えられる。そこでその解の範囲を2分す
る点、q15での符号量を求める。すると、ll(i,
q15)>ll^(i)であるから、解の存在範囲はq
16からq31の中に存在することになる。
【0023】ステップ2:解はq16からq31までの
中に存在すると考えられるから、その解の範囲を2分す
る点、q23での符号量を求める。すると、ll(i,
q23)≦ll^(i)であるから、解の存在範囲はq
16からq23の中に存在することになる。
【0024】ステップ3:解はq16からq23までの
中に存在すると考えられるから、その解の範囲を2分す
る点、q19での符号量を求める。すると、ll(i,
q19)≦ll^(i)(実際にはll(i,q19)
=ll^(i))であるから、解の存在範囲はq16か
らq19の中に存在することになる。
【0025】ステップ4:解はq16からq19までの
中に存在すると考えられるから、その解の範囲を2分す
る点、q17での符号量を求める。すると、ll(i,
q17)>ll^(i)であるから、解の存在範囲はq
18からq19の中に存在することになる。
【0026】ステップ5:解はq18からq19までの
中に存在すると考えられるから、その解の範囲を2分す
る点、q18での符号量を求める。すると、ll(i,
q18)≦ll^(i)(実際にはll(i,q18)
=ll^(i))であるから、解の存在範囲はq18か
らq18、すなわちq18となる。 このように、2分探索法では常に「log2 解の存在範
囲」ステップを求めることができる。この手法は、ハー
ド的にも充分実現可能である。
【0027】ところで、上述した一般的な2分探索法を
採用した場合には、最大の量子化インデックスについて
は調べない。これは、一般的な2分探索法では、最大の
量子化インデックスの結果は目標符号長より少ないとい
う前提があるからである。そのため、例えば、図3に示
すような場合では、目標符号長ll^(i)を満足する
解は存在しないことから、オーバーフローと判断すべき
であるが、上述した一般的な2分探索法では、以下のよ
うに解が求められ、オーバーフローを予め検出できな
い。
【0028】ステップ11:解はq0からq31までの
中に存在すると考えられる。そこでその解の範囲を2分
する点、q15での符号量を求める。すると、ll
(i,q15)>ll^(i)であるから、解の存在範
囲はq16からq31の中に存在することになる。
【0029】ステップ12:解はq16からq31まで
の中に存在すると考えられるから、その解の範囲を2分
する点、q23での符号量を求める。すると、ll
(i,q23)>ll^(i)であるから、解の存在範
囲はq24からq31の中に存在することになる。
【0030】ステップ13:解はq24からq31まで
の中に存在すると考えられるから、その解の範囲を2分
する点、q27での符号量を求める。すると、ll
(i,q27)>ll^(i)であるから、解の存在範
囲はq28からq31の中に存在することになる。
【0031】ステップ14:解はq28からq31まで
の中に存在すると考えられるから、その解の範囲を2分
する点、q29での符号量を求める。すると、ll
(i,q29)>ll^(i)であるから、解の存在範
囲はq30からq31の中に存在することになる。
【0032】ステップ15:解はq30からq31まで
の中に存在すると考えられるから、その解の範囲を2分
する点、q30での符号量を求める。すると、ll
(i,q30)>ll^(i)であるから、解の存在範
囲はq31からq31、すなわちq31となる。
【0033】このように、ll(i,q31)>ll^
(i)であるから、本来は「解なし」、すなわち「オー
バーフロー」とすべきであるが、従来の2分探索法では
最大の解をチェックしないため、オーバーフローを検出
できない。
【0034】画像圧縮装置100は、このような問題点
を解決するものである。画像圧縮装置100の2分探索
部104では以下のように解を求める。2分探索部10
4では、量子化インデックスの総数を一つ以上減じ、最
大の量子化インデックスを複数個持つ。前述した図3に
示すような場合には、図4に示すように、解をq0から
q30にし、q31=q30とする。これにより、解と
してq0からq30である場合はその解を使用し、q3
1である場合にはオーバーフローとする。
【0035】以下、図4を参照しながら、2分探索部1
04における処理について詳細に説明する。 ステップ21:解はq0からq31までの中に存在する
と考えられる。そこでその解の範囲を2分する点、q1
5での符号量を求める。すると、ll(i,q15)>
ll^(i)であるから、解の存在範囲はq16からq
31の中に存在することになる。
【0036】ステップ22:解はq16からq31まで
の中に存在すると考えられるから、その解の範囲を2分
する点、q23での符号量を求める。すると、ll
(i,q23)>ll^(i)であるから、解の存在範
囲はq24からq31の中に存在することになる。
【0037】ステップ23:解はq24からq31まで
の中に存在すると考えられるから、その解の範囲を2分
する点、q27での符号量を求める。すると、ll
(i,q27)>ll^(i)であるから、解の存在範
囲はq28からq31の中に存在することになる。
【0038】ステップ24:解はq28からq31まで
の中に存在すると考えられるから、その解の範囲を2分
する点、q29での符号量を求める。すると、ll
(i,q29)>ll^(i)であるから、解の存在範
囲はq30からq31の中に存在することになる。
【0039】ステップ25:解はq30からq31まで
の中に存在すると考えられるから、その解の範囲を2分
する点、q30での符号量を求める。すると、ll
(i,q30)>ll^(i)であるから、解の存在範
囲はq31からq31、すなわちq31となる。
【0040】次に、2分探索部104において、オーバ
ーフローが発生しない例について説明する。図5は、2
分探索部104において、オーバーフローが発生しない
例を示す図である。
【0041】ステップ31:解はq0からq31までの
中に存在すると考えられる。そこでその解の範囲を2分
する点、q15での符号量を求める。すると、ll
(i,q15)>ll^(i)であるから、解の存在範
囲はq16からq31の中に存在することになる。
【0042】ステップ32:解はq16からq31まで
の中に存在すると考えられるから、その解の範囲を2分
する点、q23での符号量を求める。すると、ll
(i,q23)>ll^(i)であるから、解の存在範
囲はq24からq31の中に存在することになる。
【0043】ステップ33:解はq24からq31まで
の中に存在すると考えられるから、その解の範囲を2分
する点、q27での符号量を求める。すると、ll
(i,q27)>ll^(i)であるから、解の存在範
囲はq28からq31の中に存在することになる。
【0044】ステップ34:解はq28からq31まで
の中に存在すると考えられるから、その解の範囲を2分
する点、q29での符号量を求める。すると、ll
(i,q29)>ll^(i)であるから、解の存在範
囲はq30からq31の中に存在することになる。
【0045】ステップ35:解はq30からq31まで
の中に存在すると考えられるから、その解の範囲を2分
する点、q30での符号量を求める。すると、ll
(i,q30)leqll^(i)であるから、解の存
在範囲はq30からq30すなわち、q30となる。q
30になったのでオーバーフローではなく、解がq30
なのである。
【0046】MPEGの場合、量子化インデックスは
「1」から「31」であるから、図6のようにすれば、
オーバーフロー検出機能を持つ2分探索を実現できる。
【0047】以上説明したように、画像圧縮装置100
によれば、1フレームの符号量を決められたビットレー
トで伝送することができ、しかも、オーバーフロー検出
によりシーンチェンジ等の影響も受けない符号量制御が
可能となる。また、ハードウエアでの実現も充分可能で
ある。具体的には、画像圧縮装置100によれば、ディ
ジタル画像信号の局所的な性質を考慮しつつ、VTRの
ようなアプリケーションでもオーバーフロー検出ミスに
よる画像の破綻を防止し、フィードフォワード方式の符
号量制御を効果的に実現できる。
【0048】本発明は上述した実施形態には限定されな
い。例えば、上述した実施形態では、変換符号化として
DCTを例示したが、変換符号化として、ウェーブレッ
ト変換、Haar変換、K−L変換などを用いてもよ
い。
【0049】また、上述した実施形態では、ディジタル
ビデオ信号をVTRに記録する場合に適用したが、記録
媒体としてはテープである必要はなく、光磁気記録ディ
スクやハードディスクなどでも良い。また、本発明は、
記録メディアを使わないもの、たとえば通信系のような
ものに適用しても良い。
【0050】また、上述した実施形態では、4:2:0
フォーマットのマクロブロック構造を用いていたが、本
発明は、4:2:2、4:4:4、4:1:1などのマ
クロブロック構造を用いても良い。また、マクロブロッ
クを構成するDCTブロックの個数も任意である。
【0051】また、上述した実施形態では、1フレーム
単位でビットレートを収めるように制御したが、これよ
り大きい単位、あるいは小さい単位でビットレートを収
めるように制御しても良い。
【0052】また、上述した実施形態では、静止画のリ
ダクションについて述べたが、本発明は、図1に示すD
CT部102において、MC(Motion Compensation: 動
き補償) とDCTとを行うようにして、動画のリダクシ
ョンに応用するようにしてもよい。
【0053】また、上述した実施形態では、アクティビ
ティを求める際に、、DCTを行う前のデータを用いた
が、DCT後のデータを用いても良い。また、上述した
実施形態では、2分探索を全ての量子化インデックスの
範囲で解くようになっていたが、本発明は、2分探索
を、一部の量子化インデックスの範囲で解くようにして
もよい。
【0054】さらに、上述した実施形態では、各マクロ
ブロックの目標符号長をそれぞれ個別に割り当てるよう
に行っていたが、本発明は、全てのマクロブロックに対
して目標符号長を均等に割り当てるようにしても良い。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像デー
タ処理装置およびその方法によれば、ディジタルビデオ
信号を決められたビットレートで伝送することができ、
しかも、オーバーフロー検出によりシーンチェンジ等の
影響も受けない符号量制御が可能となる。また、ハード
ウエアでの実現も充分可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施形態に係わるDCT方式
の画像圧縮装置の構成図である。
【図2】図2は、32個の量子化インデックスと、それ
らを用いてマクロブロックiを量子化、VLCしたとき
の符号長をプロットしたものとの関係を示す図である。
【図3】図3は、従来の一般的な2分探索法を採用した
場合の問題点を説明するための図である。
【図4】図4は、図1に示す2分探索部におけるオーバ
ーフローが生じる場合の処理を説明するための図であ
る。
【図5】図5は、図1に示す2分探索部におけるオーバ
ーフローが生じない場合の処理を説明するための図であ
る。
【図6】図6は、図1に示す2分探索部における2分探
索の解と、MPEGの量子化インデックスとの関係を説
明するための図である。
【図7】図7は、従来のPCT方式の画像圧縮装置10
の構成図である。
【符号の説明】
10,100…画像圧縮装置、101…マクロブロック
化部、102…DCT部、103…FIFO部、104
…2分探索部、105…量子化部、106…VLC部、
107…バッファ、108…アクティビティ検出部、1
09…目標符号長決定部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタル画像データの符号化データを目
    標符号量以下にするように量子化インデックスを決定
    し、当該量子化インデックスに基づいて、前記ディジタ
    ル画像データの量子化を行う画像データ処理装置におい
    て、 ディジタル画像データを周波数領域に直交変換する変換
    手段と、 前記直交変換された前記ディジタル画像データに基づい
    て、目標符号量を決定する目標符号量決定手段と、 最大で同一値の複数の量子化インデックスを少なくとも
    含む複数の量子化インデックスのうち、前記符号化デー
    タが前記決定された目標符号量以下になる最小の量子化
    インデックスを2分探索法によって求める量子化インデ
    ックス決定手段と、 前記決定された量子化インデックスに基づいて、前記直
    交変換されたディジタル画像データを量子化する量子化
    手段とを有する画像データ処理装置。
  2. 【請求項2】前記量子化インデックス決定手段は、前記
    符号化データが前記決定された目標符号量以下になる量
    子化インデックスが存在しない場合に、オーバーフロー
    であると判断する請求項1に記載の画像データ処理装
    置。
  3. 【請求項3】前記ディジタル画像データを、複数のブロ
    ックデータに分割するデータ分割手段をさらに有し、 前記変換手段、前記目標符号量決定手段、前記量子化イ
    ンデックス決定手段および前記量子化手段は、前記ブロ
    ックデータ単位で、それぞれの処理を行う請求項1に記
    載の画像データ処理装置。
  4. 【請求項4】前記ディジタル画像データまたは前記直交
    変換されたディジタル画像データに基づいて、アクティ
    ビティを検出するアクティビティ検出手段をさらに有
    し、 前記目標符号量決定手段は、前記検出されたアクティビ
    ティに基づいて、目標符号量を決定する請求項1に記載
    の画像データ処理装置。
  5. 【請求項5】前記目標符号量決定手段は、1フレーム単
    位で目標符号量を決定する請求項1に記載の画像データ
    処理装置。
  6. 【請求項6】前記量子化された量子化レベルを可変長符
    号化する可変長符号化手段をさらに有する請求項1に記
    載の画像データ処理装置。
  7. 【請求項7】前記変換手段は、ディジタル画像データを
    離散コサイン変換する請求項1に記載の画像データ処理
    装置。
  8. 【請求項8】ディジタル画像データの符号化データを目
    標符号量以下にするように量子化インデックスを決定
    し、当該量子化インデックスに基づいて、前記ディジタ
    ル画像データの量子化を行う画像データ処理方法におい
    て、 ディジタル画像データを周波数領域に直交変換し、 前記直交変換された前記ディジタル画像データに基づい
    て、目標符号量を決定し、 最大で同一値の複数の量子化インデックスを少なくとも
    含む複数の量子化インデックスのうち、前記符号化デー
    タが前記決定された目標符号量以下になる最小の量子化
    インデックスを2分探索法によって求め、 前記決定された量子化インデックスに基づいて、前記直
    交変換されたディジタル画像データを量子化する画像デ
    ータ処理方法。
  9. 【請求項9】前記符号化データが前記決定された目標符
    号量以下になる量子化インデックスが存在しない場合
    に、オーバーフローであると判断する請求項8に記載の
    画像データ処理方法。
  10. 【請求項10】前記ディジタル画像データを、複数のブ
    ロックデータに分割し、 前記直交変換処理、前記目標符号量決定処理、前記量子
    化インデックス決定処理および前記量子化処理は、前記
    ブロックデータ単位で、それぞれ行われる請求項8に記
    載の画像データ処理方法。
  11. 【請求項11】前記ディジタル画像データまたは前記直
    交変換されたディジタル画像データに基づいて、アクテ
    ィビティを検出し、 前記検出されたアクティビティに基づいて、目標符号量
    を決定する請求項8に記載の画像データ処理方法。
  12. 【請求項12】1フレーム単位で前記目標符号量を決定
    する請求項8に記載の画像データ処理方法。
  13. 【請求項13】前記量子化された量子化レベルを可変長
    符号化する請求項8に記載の画像データ処理方法。
  14. 【請求項14】前記直交変換は、離散コサイン変換であ
    る請求項8に記載の画像データ処理方法。
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