JPH10107161A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置及びその製造方法Info
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- JPH10107161A JPH10107161A JP8277041A JP27704196A JPH10107161A JP H10107161 A JPH10107161 A JP H10107161A JP 8277041 A JP8277041 A JP 8277041A JP 27704196 A JP27704196 A JP 27704196A JP H10107161 A JPH10107161 A JP H10107161A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電荷蓄積容量の大きい容量素子を接続孔上に
有する半導体装置と製造コストの増大を抑制しつつこの
半導体装置を製造する方法とを提供する。 【解決手段】 Ti/TiN膜24とW膜25とを形成
し、エッチングでW膜25を接続孔23内にのみ残した
後、Ti/TiN膜24をオーバエッチングして接続孔
23の内側面とプラグ62との間に溝61を形成し、溝
61内に埋め込まれている多結晶Si膜63とSiO2
膜64と多結晶Si膜65とで容量素子66を形成す
る。このため、多結晶Si膜63が立体的であり、容量
素子66の電荷蓄積面積が広くて電荷蓄積容量が大き
い。
有する半導体装置と製造コストの増大を抑制しつつこの
半導体装置を製造する方法とを提供する。 【解決手段】 Ti/TiN膜24とW膜25とを形成
し、エッチングでW膜25を接続孔23内にのみ残した
後、Ti/TiN膜24をオーバエッチングして接続孔
23の内側面とプラグ62との間に溝61を形成し、溝
61内に埋め込まれている多結晶Si膜63とSiO2
膜64と多結晶Si膜65とで容量素子66を形成す
る。このため、多結晶Si膜63が立体的であり、容量
素子66の電荷蓄積面積が広くて電荷蓄積容量が大き
い。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の発明は、導電層上の層
間絶縁膜に前記導電層に達する接続孔が設けられてお
り、前記接続孔がプラグで埋められており、前記導電層
に容量素子が電気的に接続されている半導体装置及びそ
の製造方法に関するものである。
間絶縁膜に前記導電層に達する接続孔が設けられてお
り、前記接続孔がプラグで埋められており、前記導電層
に容量素子が電気的に接続されている半導体装置及びそ
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の層間絶縁膜に接続孔が設け
られている構造において、層間絶縁膜が厚くてアスペク
ト比が大きければ、例えばスパッタ法で形成する上層の
配線のみでは接続孔を埋め込むことが困難で、段差被覆
性の優れた上層の配線を形成することが困難である。こ
れに対して、層間絶縁膜が薄くて接続孔のアスペクト比
が十分に小さければ、近年の半導体装置では上層の配線
のみで接続孔を埋め込んでいた。
られている構造において、層間絶縁膜が厚くてアスペク
ト比が大きければ、例えばスパッタ法で形成する上層の
配線のみでは接続孔を埋め込むことが困難で、段差被覆
性の優れた上層の配線を形成することが困難である。こ
れに対して、層間絶縁膜が薄くて接続孔のアスペクト比
が十分に小さければ、近年の半導体装置では上層の配線
のみで接続孔を埋め込んでいた。
【0003】しかし、非常に微細化されて配線間隔等も
狭くなった最近の半導体装置では、下層の配線が薄くて
も層間絶縁膜が薄いと、下地の段差が忠実に反映され、
層間絶縁膜の段差が大きくなって上層の配線のパターニ
ング等が困難になってきている。このため、層間絶縁膜
の表面を平坦化しているが、平坦化を行うと、層間絶縁
膜が厚くなって接続孔のアスペクト比が大きくなり、例
えばスパッタ法で形成する上層の配線のみでは接続孔を
埋め込むことが困難になる。
狭くなった最近の半導体装置では、下層の配線が薄くて
も層間絶縁膜が薄いと、下地の段差が忠実に反映され、
層間絶縁膜の段差が大きくなって上層の配線のパターニ
ング等が困難になってきている。このため、層間絶縁膜
の表面を平坦化しているが、平坦化を行うと、層間絶縁
膜が厚くなって接続孔のアスペクト比が大きくなり、例
えばスパッタ法で形成する上層の配線のみでは接続孔を
埋め込むことが困難になる。
【0004】そこで、最近の半導体装置では、アスペク
ト比の大きくなった接続孔を先ずプラグで埋め込んでか
ら上層の配線を形成している。図6、7は、この様な構
造を有する半導体装置及びその製造方法の一従来例を示
している。この一従来例では、図6(a)に示す様に、
Si基板11上にゲート酸化膜としてのSiO2 膜12
とポリサイド層13とSiO2 膜14とを順次に形成
し、これらをゲート電極等のパターンに加工する。
ト比の大きくなった接続孔を先ずプラグで埋め込んでか
ら上層の配線を形成している。図6、7は、この様な構
造を有する半導体装置及びその製造方法の一従来例を示
している。この一従来例では、図6(a)に示す様に、
Si基板11上にゲート酸化膜としてのSiO2 膜12
とポリサイド層13とSiO2 膜14とを順次に形成
し、これらをゲート電極等のパターンに加工する。
【0005】その後、SiO2 膜14等をマスクにして
Si基板11に不純物をイオン注入して、LDD構造用
の低濃度の不純物拡散層15を形成する。そして、Si
O2膜16を堆積させ、SiO2 膜16の全面をエッチ
バックし、このSiO2 膜16から成る側壁スペーサを
ポリサイド層13及びSiO2 膜14の側面に形成し
て、Si基板11を露出させる開口17をポリサイド層
13等に対して自己整合的に形成する。
Si基板11に不純物をイオン注入して、LDD構造用
の低濃度の不純物拡散層15を形成する。そして、Si
O2膜16を堆積させ、SiO2 膜16の全面をエッチ
バックし、このSiO2 膜16から成る側壁スペーサを
ポリサイド層13及びSiO2 膜14の側面に形成し
て、Si基板11を露出させる開口17をポリサイド層
13等に対して自己整合的に形成する。
【0006】その後、SiO2 膜16、14等をマスク
にしてSi基板11に不純物をイオン注入して、ソース
/ドレインとしての高濃度の不純物拡散層18を形成す
る。そして、SiN膜21等と層間絶縁膜であるBPS
G膜22等とを順次に堆積させ、BPSG膜22等の表
面を平坦化させた後、接続孔を形成すべき部分に開口を
有するレジスト(図示せず)をBPSG膜22上に形成
する。
にしてSi基板11に不純物をイオン注入して、ソース
/ドレインとしての高濃度の不純物拡散層18を形成す
る。そして、SiN膜21等と層間絶縁膜であるBPS
G膜22等とを順次に堆積させ、BPSG膜22等の表
面を平坦化させた後、接続孔を形成すべき部分に開口を
有するレジスト(図示せず)をBPSG膜22上に形成
する。
【0007】その後、レジストをマスクにすると共にS
iN膜21をストッパにしてBPSG膜22を異方性エ
ッチングした後、レジストを除去する。そして、BPS
G膜22をマスクにしてSiN膜21をエッチングし
て、開口17に自己整合的に、つまり、ポリサイド層1
3に対して自己整合的に、不純物拡散層18に達する接
続孔23を形成する。
iN膜21をストッパにしてBPSG膜22を異方性エ
ッチングした後、レジストを除去する。そして、BPS
G膜22をマスクにしてSiN膜21をエッチングし
て、開口17に自己整合的に、つまり、ポリサイド層1
3に対して自己整合的に、不純物拡散層18に達する接
続孔23を形成する。
【0008】次に、図6(b)に示す様に、厚さが例え
ば30/70nmのTi/TiN膜24を堆積させ、更
に、厚さが例えば600nmのW膜25をCVD法で堆
積させて、このW膜25で接続孔23を完全に埋め込
む。Ti/TiN膜24はSi基板11等とW膜25と
の密着性等を向上させるためのものである。その後、図
6(c)に示す様に、Ti/TiN膜24をストッパに
してW膜25をエッチバックして、このW膜25を接続
孔23内にのみ残す。
ば30/70nmのTi/TiN膜24を堆積させ、更
に、厚さが例えば600nmのW膜25をCVD法で堆
積させて、このW膜25で接続孔23を完全に埋め込
む。Ti/TiN膜24はSi基板11等とW膜25と
の密着性等を向上させるためのものである。その後、図
6(c)に示す様に、Ti/TiN膜24をストッパに
してW膜25をエッチバックして、このW膜25を接続
孔23内にのみ残す。
【0009】次に、図7(a)に示す様に、BPSG膜
22をストッパにしてTi/TiN膜24をエッチバッ
クし、このTi/TiN膜24を接続孔23内にのみ残
して、W膜25とTi/TiN膜24とから成るプラグ
26で接続孔23を埋める。そして、図7(b)に示す
様に、TiN膜27をスパッタ法で堆積させ、図7
(c)に示す様に、エッチングでTiN膜27を配線の
パターンに加工し、更に、従来公知の工程を実行して、
この一従来例の半導体装置を完成させる。
22をストッパにしてTi/TiN膜24をエッチバッ
クし、このTi/TiN膜24を接続孔23内にのみ残
して、W膜25とTi/TiN膜24とから成るプラグ
26で接続孔23を埋める。そして、図7(b)に示す
様に、TiN膜27をスパッタ法で堆積させ、図7
(c)に示す様に、エッチングでTiN膜27を配線の
パターンに加工し、更に、従来公知の工程を実行して、
この一従来例の半導体装置を完成させる。
【0010】一方、図5は、完全CMOS型SRAMの
メモリセルの等価回路を示している。このメモリセルの
フリップフロップ31は一対のCMOSインバータ3
2、33の入出力が交差結合されて構成されており、こ
れらのCMOSインバータ32、33は、夫々駆動用の
NMOSトランジスタ34、35と負荷用のPMOSト
ランジスタ36、37とから成っている。そして、フリ
ップフロップ31と転送用のNMOSトランジスタ4
1、42とでメモリセルが構成されている。
メモリセルの等価回路を示している。このメモリセルの
フリップフロップ31は一対のCMOSインバータ3
2、33の入出力が交差結合されて構成されており、こ
れらのCMOSインバータ32、33は、夫々駆動用の
NMOSトランジスタ34、35と負荷用のPMOSト
ランジスタ36、37とから成っている。そして、フリ
ップフロップ31と転送用のNMOSトランジスタ4
1、42とでメモリセルが構成されている。
【0011】NMOSトランジスタ34、35のソース
には接地線43が接続されており、PMOSトランジス
タ36、37のソースには電源線44が接続されてい
る。また、ワード線45がNMOSトランジスタ41、
42のゲート電極になっており、これらのNMOSトラ
ンジスタ41、42の各々の一方のソース/ドレインに
一対の真補のビット線46、47が夫々接続されてい
る。
には接地線43が接続されており、PMOSトランジス
タ36、37のソースには電源線44が接続されてい
る。また、ワード線45がNMOSトランジスタ41、
42のゲート電極になっており、これらのNMOSトラ
ンジスタ41、42の各々の一方のソース/ドレインに
一対の真補のビット線46、47が夫々接続されてい
る。
【0012】この様な完全CMOS型SRAMでは、図
5からも明らかな様に、NMOSトランジスタ34、3
5のドレインとPMOSトランジスタ36、37のドレ
インとを夫々電気的に接続する必要がある。このため、
例えば、図6、7に示した接続孔23を各々のドレイン
上に設けて、TiN膜27及びプラグ26でこれらのド
レイン同士を接続している。
5からも明らかな様に、NMOSトランジスタ34、3
5のドレインとPMOSトランジスタ36、37のドレ
インとを夫々電気的に接続する必要がある。このため、
例えば、図6、7に示した接続孔23を各々のドレイン
上に設けて、TiN膜27及びプラグ26でこれらのド
レイン同士を接続している。
【0013】ところで、NMOSトランジスタ34、3
5及びPMOSトランジスタ36、37のドレインが記
憶ノード不純物拡散層になっており、これらのドレイン
等に電荷が蓄積され、これらのドレイン等が所定の電位
になることによってデータが記憶されている。ところ
が、パッケージ材料中に微量に含まれているウランやト
リウム等の放射性元素から放出されるα粒子が半導体基
板中に入射すると、このα粒子による衝突電離によって
電子−正孔対が発生する。
5及びPMOSトランジスタ36、37のドレインが記
憶ノード不純物拡散層になっており、これらのドレイン
等に電荷が蓄積され、これらのドレイン等が所定の電位
になることによってデータが記憶されている。ところ
が、パッケージ材料中に微量に含まれているウランやト
リウム等の放射性元素から放出されるα粒子が半導体基
板中に入射すると、このα粒子による衝突電離によって
電子−正孔対が発生する。
【0014】発生した電子−正孔対のうちの正孔は負電
圧が印加されている半導体基板側へ流れるが、電子は正
電圧が印加されている記憶ノード不純物拡散層等に捕ら
えられる。この結果、記憶ノード不純物拡散層等に蓄積
されている電荷量が変動し、記憶ノード不純物拡散層等
の電位が反転して記憶データも反転するというソフトエ
ラーの生じる可能性がある。
圧が印加されている半導体基板側へ流れるが、電子は正
電圧が印加されている記憶ノード不純物拡散層等に捕ら
えられる。この結果、記憶ノード不純物拡散層等に蓄積
されている電荷量が変動し、記憶ノード不純物拡散層等
の電位が反転して記憶データも反転するというソフトエ
ラーの生じる可能性がある。
【0015】このため、図5に示した様に、記憶ノード
同士を容量素子48aで接続したり、記憶ノードと接地
線43とを容量素子48b、48cで接続したり、記憶
ノードと電源線44とを容量素子48d、48eで接続
したりして、衝突電離によって発生した電荷をこれらの
容量素子48a〜48eに取り込むことが考えられてい
る。
同士を容量素子48aで接続したり、記憶ノードと接地
線43とを容量素子48b、48cで接続したり、記憶
ノードと電源線44とを容量素子48d、48eで接続
したりして、衝突電離によって発生した電荷をこれらの
容量素子48a〜48eに取り込むことが考えられてい
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図7(c)に
示した様に表面を平坦化したBPSG膜22上に容量素
子48a〜48eを形成しても、それらの電極が平面的
であるので、微細化されたSRAMでは容量素子48a
〜48eの電荷蓄積面積が狭くて電荷蓄積容量が小さ
い。このため、図6、7に示した構造を有する従来のS
RAMでは、ソフトエラー率が必ずしも低くなくて信頼
性が必ずしも高くなかった。
示した様に表面を平坦化したBPSG膜22上に容量素
子48a〜48eを形成しても、それらの電極が平面的
であるので、微細化されたSRAMでは容量素子48a
〜48eの電荷蓄積面積が狭くて電荷蓄積容量が小さ
い。このため、図6、7に示した構造を有する従来のS
RAMでは、ソフトエラー率が必ずしも低くなくて信頼
性が必ずしも高くなかった。
【0017】一方、電極が立体的な容量素子48a〜4
8eを形成すれば、ソフトエラー率が低下して信頼性が
向上するが、図7(c)に示した状態から更にこの様な
容量素子48a〜48eを形成しようとすると、工程が
大幅に増加して製造コストが増大する。従って、従来
は、ソフトエラー率が低くて信頼性が高いSRAMを低
コストで提供することが困難であった。
8eを形成すれば、ソフトエラー率が低下して信頼性が
向上するが、図7(c)に示した状態から更にこの様な
容量素子48a〜48eを形成しようとすると、工程が
大幅に増加して製造コストが増大する。従って、従来
は、ソフトエラー率が低くて信頼性が高いSRAMを低
コストで提供することが困難であった。
【0018】
【課題を解決するための手段】本願の発明による半導体
装置は、導電層上の層間絶縁膜に前記導電層に達する接
続孔が設けられており、前記接続孔がプラグで埋められ
ており、前記導電層に容量素子が電気的に接続されてい
る半導体装置において、前記接続孔の内側面と前記プラ
グとの間に溝が設けられており、前記容量素子の一方の
電極が前記溝の少なくとも一部に埋め込まれており、前
記容量素子の他方の電極が誘電体膜を介して前記一方の
電極に対向していることを特徴としている。
装置は、導電層上の層間絶縁膜に前記導電層に達する接
続孔が設けられており、前記接続孔がプラグで埋められ
ており、前記導電層に容量素子が電気的に接続されてい
る半導体装置において、前記接続孔の内側面と前記プラ
グとの間に溝が設けられており、前記容量素子の一方の
電極が前記溝の少なくとも一部に埋め込まれており、前
記容量素子の他方の電極が誘電体膜を介して前記一方の
電極に対向していることを特徴としている。
【0019】本願の発明による半導体装置は、フリップ
フロップを用いてメモリセルが構成されており、前記導
電層が前記フリップフロップの記憶ノード不純物拡散層
であってもよい。
フロップを用いてメモリセルが構成されており、前記導
電層が前記フリップフロップの記憶ノード不純物拡散層
であってもよい。
【0020】本願の発明による半導体装置の製造方法
は、導電層上の層間絶縁膜に前記導電層に達する接続孔
が設けられており、前記接続孔がプラグで埋められてお
り、前記導電層に容量素子が電気的に接続されている半
導体装置の製造方法において、前記接続孔の内面と前記
層間絶縁膜の表面とに沿って広がる第1の導電膜とこの
第1の導電膜とはエッチング特性が異なる第2の導電膜
とを順次に形成する工程と、前記第2の導電膜をエッチ
ングして前記接続孔内にのみ前記第2の導電膜を残す工
程と、前記第2の導電膜の前記エッチングの後に、前記
接続孔の内側面と前記第2の導電膜との間に溝が形成さ
れるまで前記第1の導電膜をオーバエッチングして、前
記第1及び第2の導電膜で前記プラグを形成する工程
と、前記溝の少なくとも一部を埋め込む第3の導電膜で
前記容量素子の一方の電極を形成する工程と、前記第3
の導電膜を覆う誘電体膜を形成する工程と、前記誘電体
膜を介して前記第3の導電膜に対向する第4の導電膜で
前記容量素子の他方の電極を形成する工程とを具備する
ことを特徴としている。
は、導電層上の層間絶縁膜に前記導電層に達する接続孔
が設けられており、前記接続孔がプラグで埋められてお
り、前記導電層に容量素子が電気的に接続されている半
導体装置の製造方法において、前記接続孔の内面と前記
層間絶縁膜の表面とに沿って広がる第1の導電膜とこの
第1の導電膜とはエッチング特性が異なる第2の導電膜
とを順次に形成する工程と、前記第2の導電膜をエッチ
ングして前記接続孔内にのみ前記第2の導電膜を残す工
程と、前記第2の導電膜の前記エッチングの後に、前記
接続孔の内側面と前記第2の導電膜との間に溝が形成さ
れるまで前記第1の導電膜をオーバエッチングして、前
記第1及び第2の導電膜で前記プラグを形成する工程
と、前記溝の少なくとも一部を埋め込む第3の導電膜で
前記容量素子の一方の電極を形成する工程と、前記第3
の導電膜を覆う誘電体膜を形成する工程と、前記誘電体
膜を介して前記第3の導電膜に対向する第4の導電膜で
前記容量素子の他方の電極を形成する工程とを具備する
ことを特徴としている。
【0021】本願の発明による半導体装置では、接続孔
の内側面とこの接続孔を埋めているプラグとの間の溝の
少なくとも一部に容量素子の一方の電極が埋め込まれて
いるので、この一方の電極が立体的である。このため、
容量素子の一方の電極が平面的である構造に比べて容量
素子の電荷蓄積面積が広くて電荷蓄積容量が大きく、所
望しない電荷を容量素子に取り込み易くて、この電荷が
導電層に蓄積されることを防止し易い。
の内側面とこの接続孔を埋めているプラグとの間の溝の
少なくとも一部に容量素子の一方の電極が埋め込まれて
いるので、この一方の電極が立体的である。このため、
容量素子の一方の電極が平面的である構造に比べて容量
素子の電荷蓄積面積が広くて電荷蓄積容量が大きく、所
望しない電荷を容量素子に取り込み易くて、この電荷が
導電層に蓄積されることを防止し易い。
【0022】また、この容量素子がSRAMのフリップ
フロップにおける記憶ノード不純物拡散層に接続されて
いれば、α粒子による衝突電離によって電荷が発生して
も、記憶ノード不純物拡散層に蓄積されている電荷量が
変動しにくくて、記憶データが反転しにくい。
フロップにおける記憶ノード不純物拡散層に接続されて
いれば、α粒子による衝突電離によって電荷が発生して
も、記憶ノード不純物拡散層に蓄積されている電荷量が
変動しにくくて、記憶データが反転しにくい。
【0023】本願の発明による半導体装置の製造方法で
は、第2の導電膜とはエッチング特性が異なる第1の導
電膜をオーバエッチングすることによって、接続孔の内
側面とこの接続孔を埋めるプラグとの間に溝を形成して
いる。このため、工程の増加を抑制しつつ、所望しない
電荷を容量素子に取り込み易くて、この電荷が導電層に
蓄積されることを防止し易い構造を実現することができ
る。
は、第2の導電膜とはエッチング特性が異なる第1の導
電膜をオーバエッチングすることによって、接続孔の内
側面とこの接続孔を埋めるプラグとの間に溝を形成して
いる。このため、工程の増加を抑制しつつ、所望しない
電荷を容量素子に取り込み易くて、この電荷が導電層に
蓄積されることを防止し易い構造を実現することができ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、完全CMOS型SRAM及
びその製造方法に適用した本願の発明の一実施形態を、
図1〜4を参照しながら説明する。本実施形態の完全C
MOS型SRAMにおけるメモリセルでも、等価回路は
既に図5に示した通りである。
びその製造方法に適用した本願の発明の一実施形態を、
図1〜4を参照しながら説明する。本実施形態の完全C
MOS型SRAMにおけるメモリセルでも、等価回路は
既に図5に示した通りである。
【0025】図4が、本実施形態の完全CMOS型SR
AMにおけるメモリセルを示している。本実施形態で
は、半導体基板51に選択酸化法で素子分離領域52が
区画されており、素子分離領域52に囲まれている素子
活性領域の表面にゲート酸化膜(図示せず)が形成され
ている。
AMにおけるメモリセルを示している。本実施形態で
は、半導体基板51に選択酸化法で素子分離領域52が
区画されており、素子分離領域52に囲まれている素子
活性領域の表面にゲート酸化膜(図示せず)が形成され
ている。
【0026】半導体基板51上のポリサイド層等で、N
MOSトランジスタ34及びPMOSトランジスタ36
に共通のゲート電極53a及びCMOSインバータ3
2、33の交差結合用の一方の配線53bと、NMOS
トランジスタ35及びPMOSトランジスタ37に共通
のゲート電極54a及びCMOSインバータ32、33
の交差結合用の他方の配線54bと、ワード線45とが
形成されている。
MOSトランジスタ34及びPMOSトランジスタ36
に共通のゲート電極53a及びCMOSインバータ3
2、33の交差結合用の一方の配線53bと、NMOS
トランジスタ35及びPMOSトランジスタ37に共通
のゲート電極54a及びCMOSインバータ32、33
の交差結合用の他方の配線54bと、ワード線45とが
形成されている。
【0027】NMOSトランジスタ34、35、41、
42のソース/ドレインとしてのN型の不純物拡散層5
5a〜55fと、PMOSトランジスタ36、37のソ
ース/ドレインとしてのP型の不純物拡散層55g〜5
5jとが、ゲート電極53a、54a及びワード線45
の両側の素子活性領域に形成されている。なお、これら
の不純物拡散層55a〜55jのうちで、不純物拡散層
55b、55d、55h、55jが記憶ノード不純物拡
散層になっている。
42のソース/ドレインとしてのN型の不純物拡散層5
5a〜55fと、PMOSトランジスタ36、37のソ
ース/ドレインとしてのP型の不純物拡散層55g〜5
5jとが、ゲート電極53a、54a及びワード線45
の両側の素子活性領域に形成されている。なお、これら
の不純物拡散層55a〜55jのうちで、不純物拡散層
55b、55d、55h、55jが記憶ノード不純物拡
散層になっている。
【0028】ゲート電極53a、54a、配線53b、
54b及びワード線45等は層間絶縁膜(図示せず)に
覆われており、不純物拡散層55b及び配線54bに達
する接続孔56aと、不純物拡散層55j及び配線53
bに達する接続孔56bとが、層間絶縁膜を貫通して形
成されている。また、不純物拡散層55dに達する接続
孔56c及び不純物拡散層55hに達する接続孔56d
も、層間絶縁膜を貫通して形成されている。
54b及びワード線45等は層間絶縁膜(図示せず)に
覆われており、不純物拡散層55b及び配線54bに達
する接続孔56aと、不純物拡散層55j及び配線53
bに達する接続孔56bとが、層間絶縁膜を貫通して形
成されている。また、不純物拡散層55dに達する接続
孔56c及び不純物拡散層55hに達する接続孔56d
も、層間絶縁膜を貫通して形成されている。
【0029】接続孔56a〜56dはプラグ(図示せ
ず)で埋められており、接続孔56a、56dのプラグ
同士及び接続孔56b、56cのプラグ同士が夫々配線
57a、57bで接続されている。配線57a、57b
は誘電体膜(図示せず)に覆われており、配線57a、
57bの両方に対向する配線58が誘電体膜上に設けら
れている。
ず)で埋められており、接続孔56a、56dのプラグ
同士及び接続孔56b、56cのプラグ同士が夫々配線
57a、57bで接続されている。配線57a、57b
は誘電体膜(図示せず)に覆われており、配線57a、
57bの両方に対向する配線58が誘電体膜上に設けら
れている。
【0030】また、図示されてはいないが、不純物拡散
層55a、55cに接地線43が接続されており、不純
物拡散層55g、55iに電源線44が接続されてお
り、不純物拡散層55e、55fに夫々ビット線46、
47が接続されている。
層55a、55cに接地線43が接続されており、不純
物拡散層55g、55iに電源線44が接続されてお
り、不純物拡散層55e、55fに夫々ビット線46、
47が接続されている。
【0031】図1〜3は、上述の様な本実施形態のメモ
リセルにおける接続孔56c、56d及びその近傍部分
に採用されている構造及びその形成方法を示している。
この構造の形成に際しても、図2(a)〜(c)から明
らかな様に、Ti/TiN膜24をストッパにしてW膜
25をエッチバックして、このW膜25を接続孔23内
にのみ残すまでは、図6、7に示した一従来例と実質的
に同様の工程を実行する。
リセルにおける接続孔56c、56d及びその近傍部分
に採用されている構造及びその形成方法を示している。
この構造の形成に際しても、図2(a)〜(c)から明
らかな様に、Ti/TiN膜24をストッパにしてW膜
25をエッチバックして、このW膜25を接続孔23内
にのみ残すまでは、図6、7に示した一従来例と実質的
に同様の工程を実行する。
【0032】しかし、本実施形態では、その後、図3
(a)に示す様に、BPSG膜22をストッパにしてT
i/TiN膜24をエッチバックして、このTi/Ti
N膜24がBPSG膜22及びW膜25と同じ高さにな
った後、更に数秒間に亘ってTi/TiN膜24をオー
バエッチングする。
(a)に示す様に、BPSG膜22をストッパにしてT
i/TiN膜24をエッチバックして、このTi/Ti
N膜24がBPSG膜22及びW膜25と同じ高さにな
った後、更に数秒間に亘ってTi/TiN膜24をオー
バエッチングする。
【0033】この結果、Ti/TiN膜24のエッチン
グ選択比が高くなり、Ti/TiN膜24のみがエッチ
ングされて、接続孔23の内側面とW膜25との間に溝
61が形成された状態で、W膜25とTi/TiN膜2
4とから成るプラグ62で接続孔23が埋められる。
グ選択比が高くなり、Ti/TiN膜24のみがエッチ
ングされて、接続孔23の内側面とW膜25との間に溝
61が形成された状態で、W膜25とTi/TiN膜2
4とから成るプラグ62で接続孔23が埋められる。
【0034】次に、図3(b)に示す様に、溝61が埋
まらない薄い多結晶Si膜63を溝61の内部を含む全
面に堆積させ、図4に示した配線57a、57bのパタ
ーンに多結晶Si膜63を加工する。そして、図3
(c)に示す様に、溝61が完全には埋まらない薄いS
iO2 膜64を堆積させる。なお、多結晶Si膜63の
表面を酸化することによってSiO2 膜64を形成して
もよく、また、多結晶Si膜63の代わりにTiN膜等
の金属系膜を用いてもよい。
まらない薄い多結晶Si膜63を溝61の内部を含む全
面に堆積させ、図4に示した配線57a、57bのパタ
ーンに多結晶Si膜63を加工する。そして、図3
(c)に示す様に、溝61が完全には埋まらない薄いS
iO2 膜64を堆積させる。なお、多結晶Si膜63の
表面を酸化することによってSiO2 膜64を形成して
もよく、また、多結晶Si膜63の代わりにTiN膜等
の金属系膜を用いてもよい。
【0035】次に、図3(d)に示す様に、多結晶Si
膜65を全面に堆積させ、図1に示す様に、図4に示し
た配線58のパターンに多結晶Si膜65を加工する。
なお、SiO2 膜64が薄いので、多結晶Si膜65の
加工によってSiO2 膜64も同時に除去されてもよ
い。この結果、多結晶Si膜63、SiO2 膜64及び
多結晶Si膜65を夫々一方の電極、誘電体膜及び他方
の電極とする容量素子66が形成される。
膜65を全面に堆積させ、図1に示す様に、図4に示し
た配線58のパターンに多結晶Si膜65を加工する。
なお、SiO2 膜64が薄いので、多結晶Si膜65の
加工によってSiO2 膜64も同時に除去されてもよ
い。この結果、多結晶Si膜63、SiO2 膜64及び
多結晶Si膜65を夫々一方の電極、誘電体膜及び他方
の電極とする容量素子66が形成される。
【0036】つまり、図4に示した本実施形態のメモリ
セルでは、配線57a、57bの各々に対応して形成さ
れている一対の容量素子66が互いに直列に接続される
ことによって、図5に示した容量素子48aが形成され
ている。なお、以上の実施形態では配線58が各メモリ
セル毎に孤立しているが、この配線58は他のメモリセ
ル上にまで広がっていてもよい。
セルでは、配線57a、57bの各々に対応して形成さ
れている一対の容量素子66が互いに直列に接続される
ことによって、図5に示した容量素子48aが形成され
ている。なお、以上の実施形態では配線58が各メモリ
セル毎に孤立しているが、この配線58は他のメモリセ
ル上にまで広がっていてもよい。
【0037】また、以上の実施形態では、配線58が配
線57a、57bの両方に対向しており且つ浮遊状態で
あるので、メモリセルの記憶ノード同士を接続する容量
素子48aが形成されているが、配線58の代わりに接
地線43を用いれば容量素子48b、48cが形成さ
れ、また、配線58の代わりに電源線44を用いれば容
量素子48d、48eが形成される。しかも、配線58
の代わりに接地線43や電源線44を用いれば、製造工
程が少なくなる。
線57a、57bの両方に対向しており且つ浮遊状態で
あるので、メモリセルの記憶ノード同士を接続する容量
素子48aが形成されているが、配線58の代わりに接
地線43を用いれば容量素子48b、48cが形成さ
れ、また、配線58の代わりに電源線44を用いれば容
量素子48d、48eが形成される。しかも、配線58
の代わりに接地線43や電源線44を用いれば、製造工
程が少なくなる。
【0038】また、図1〜3に示した構造では接続孔2
3がポリサイド層13に対して自己整合的に形成されて
いるので、ゲート電極53a及び配線53bに対して自
己整合的に形成されている接続孔56dと、ゲート電極
54a及び配線54bに対して自己整合的に形成されて
いる接続孔56cと、これらの接続孔56c、56dの
近傍部分とに、図1〜3の構造が採用されている。
3がポリサイド層13に対して自己整合的に形成されて
いるので、ゲート電極53a及び配線53bに対して自
己整合的に形成されている接続孔56dと、ゲート電極
54a及び配線54bに対して自己整合的に形成されて
いる接続孔56cと、これらの接続孔56c、56dの
近傍部分とに、図1〜3の構造が採用されている。
【0039】しかし、ゲート電極53a、54aや配線
53b、54bに対して自己整合的に形成されないこと
除いて、接続孔56a、56b及びその近傍部分にも図
1〜3の構造を採用することが可能である。また、上述
の実施形態は完全CMOS型SRAM及びその製造方法
に本願の発明を適用したものであるが、高抵抗負荷型S
RAMやSRAM以外の半導体装置及びその製造方法に
も本願の発明を適用することができる。
53b、54bに対して自己整合的に形成されないこと
除いて、接続孔56a、56b及びその近傍部分にも図
1〜3の構造を採用することが可能である。また、上述
の実施形態は完全CMOS型SRAM及びその製造方法
に本願の発明を適用したものであるが、高抵抗負荷型S
RAMやSRAM以外の半導体装置及びその製造方法に
も本願の発明を適用することができる。
【0040】更に、図1〜3に示した構造では、Si基
板11の不純物拡散層18に達する接続孔23がプラグ
62で埋められており、不純物拡散層18に容量素子6
6が電気的に接続されているが、半導体基板上の導電膜
に達する接続孔がプラグで埋められており、この導電膜
に容量素子が電気的に接続されている構造にも、本願の
発明を適用することができる。
板11の不純物拡散層18に達する接続孔23がプラグ
62で埋められており、不純物拡散層18に容量素子6
6が電気的に接続されているが、半導体基板上の導電膜
に達する接続孔がプラグで埋められており、この導電膜
に容量素子が電気的に接続されている構造にも、本願の
発明を適用することができる。
【0041】
【発明の効果】本願の発明による半導体装置では、容量
素子の電荷蓄積面積が広くて電荷蓄積容量が大きく、所
望しない電荷を容量素子に取り込み易くて、この電荷が
導電層に蓄積されることを防止し易いので、所望しない
電荷による特性の劣化が少なくて信頼性が高い。
素子の電荷蓄積面積が広くて電荷蓄積容量が大きく、所
望しない電荷を容量素子に取り込み易くて、この電荷が
導電層に蓄積されることを防止し易いので、所望しない
電荷による特性の劣化が少なくて信頼性が高い。
【0042】また、この容量素子がSRAMのフリップ
フロップにおける記憶ノード不純物拡散層に接続されて
いれば、α粒子による衝突電離によって電荷が発生して
も記憶データが反転しにくいので、ソフトエラー率が低
くて信頼性が高い。
フロップにおける記憶ノード不純物拡散層に接続されて
いれば、α粒子による衝突電離によって電荷が発生して
も記憶データが反転しにくいので、ソフトエラー率が低
くて信頼性が高い。
【0043】本願の発明による半導体装置の製造方法で
は、工程の増加を抑制しつつ、所望しない電荷を容量素
子に取り込み易くて、この電荷が導電層に蓄積されるこ
とを防止し易い構造を実現することができるので、製造
コストの増大を抑制しつつ、所望しない電荷による特性
の劣化が少なくて信頼性が高い半導体装置を製造するこ
とができる。
は、工程の増加を抑制しつつ、所望しない電荷を容量素
子に取り込み易くて、この電荷が導電層に蓄積されるこ
とを防止し易い構造を実現することができるので、製造
コストの増大を抑制しつつ、所望しない電荷による特性
の劣化が少なくて信頼性が高い半導体装置を製造するこ
とができる。
【図1】本願の発明の一実施形態による構造の側断面図
である。
である。
【図2】一実施形態の製造方法の前半を工程順に示す側
断面図である。
断面図である。
【図3】一実施形態の製造方法の後半を工程順に示す側
断面図である。
断面図である。
【図4】一実施形態が採用されている完全CMOS型S
RAMのメモリセルの平面図である。
RAMのメモリセルの平面図である。
【図5】本願の発明を適用し得る完全CMOS型SRA
Mのメモリセルの等価回路図である。
Mのメモリセルの等価回路図である。
【図6】本願の発明の一従来例の製造方法の前半を工程
順に示す側断面図である。
順に示す側断面図である。
【図7】一従来例の製造方法の後半を工程順に示す側断
面図である。
面図である。
18 不純物拡散層(導電層) 21 Si
N膜(層間絶縁膜) 22 BPSG膜(層間絶縁膜) 23 接続
孔 24 Ti/TiN膜(第1の導電膜) 25 W膜
(第2の導電膜) 31 フリップフロップ 32、33 CMOSインバータ(インバータ) 34、35 NMOSトランジスタ(第1のトランジス
タ) 36、37 PMOSトランジスタ(第2のトランジス
タ) 43 接地線 44 電源線 55b、55d、55h、55j 不純物拡散層(記憶
ノード不純物拡散層) 56a〜56d 接続孔 57a、57b 配
線(接続用配線) 58 配線(浮遊配線) 61 溝
62 プラグ 63 多結晶Si膜(第3の導電膜、一方の電極) 64 SiO2 膜(誘電体膜) 65 多結晶Si膜(第4の導電膜、他方の電極) 66 容量素子
N膜(層間絶縁膜) 22 BPSG膜(層間絶縁膜) 23 接続
孔 24 Ti/TiN膜(第1の導電膜) 25 W膜
(第2の導電膜) 31 フリップフロップ 32、33 CMOSインバータ(インバータ) 34、35 NMOSトランジスタ(第1のトランジス
タ) 36、37 PMOSトランジスタ(第2のトランジス
タ) 43 接地線 44 電源線 55b、55d、55h、55j 不純物拡散層(記憶
ノード不純物拡散層) 56a〜56d 接続孔 57a、57b 配
線(接続用配線) 58 配線(浮遊配線) 61 溝
62 プラグ 63 多結晶Si膜(第3の導電膜、一方の電極) 64 SiO2 膜(誘電体膜) 65 多結晶Si膜(第4の導電膜、他方の電極) 66 容量素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/822
Claims (9)
- 【請求項1】 導電層上の層間絶縁膜に前記導電層に達
する接続孔が設けられており、前記接続孔がプラグで埋
められており、前記導電層に容量素子が電気的に接続さ
れている半導体装置において、 前記接続孔の内側面と前記プラグとの間に溝が設けられ
ており、 前記容量素子の一方の電極が前記溝の少なくとも一部に
埋め込まれており、 前記容量素子の他方の電極が誘電体膜を介して前記一方
の電極に対向していることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 フリップフロップを用いてメモリセルが
構成されており、 前記導電層が前記フリップフロップの記憶ノード不純物
拡散層であることを特徴とする請求項1記載の半導体装
置。 - 【請求項3】 互いに相補型の第1及び第2のトランジ
スタから各々が成っている一対のインバータを用いて前
記フリップフロップが構成されており、 前記第1及び第2のトランジスタのドレインが前記記憶
ノード不純物拡散層になっており、 各々の前記インバータにおける前記第1及び第2のトラ
ンジスタの前記ドレイン同士を電気的に接続している接
続用配線が前記一方の電極になっていることを特徴とす
る請求項2記載の半導体装置。 - 【請求項4】 前記一対のインバータにおける一対の前
記一方の電極の両方に対向しており且つ浮遊状態である
浮遊配線が前記他方の電極になっていることを特徴とす
る請求項3記載の半導体装置。 - 【請求項5】 接地線が前記他方の電極になっているこ
とを特徴とする請求項3記載の半導体装置。 - 【請求項6】 電源線が前記他方の電極になっているこ
とを特徴とする請求項3記載の半導体装置。 - 【請求項7】 導電層上の層間絶縁膜に前記導電層に達
する接続孔が設けられており、前記接続孔がプラグで埋
められており、前記導電層に容量素子が電気的に接続さ
れている半導体装置の製造方法において、 前記接続孔の内面と前記層間絶縁膜の表面とに沿って広
がる第1の導電膜とこの第1の導電膜とはエッチング特
性が異なる第2の導電膜とを順次に形成する工程と、 前記第2の導電膜をエッチングして前記接続孔内にのみ
前記第2の導電膜を残す工程と、 前記第2の導電膜の前記エッチングの後に、前記接続孔
の内側面と前記第2の導電膜との間に溝が形成されるま
で前記第1の導電膜をオーバエッチングして、前記第1
及び第2の導電膜で前記プラグを形成する工程と、 前記溝の少なくとも一部を埋め込む第3の導電膜で前記
容量素子の一方の電極を形成する工程と、 前記第3の導電膜を覆う誘電体膜を形成する工程と、 前記誘電体膜を介して前記第3の導電膜に対向する第4
の導電膜で前記容量素子の他方の電極を形成する工程と
を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項8】 堆積によって前記誘電体膜を形成するこ
とを特徴とする請求項7記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項9】 前記第3の導電膜の表面を酸化すること
によって前記誘電体膜を形成することを特徴とする請求
項7記載の半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8277041A JPH10107161A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 半導体装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8277041A JPH10107161A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 半導体装置及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10107161A true JPH10107161A (ja) | 1998-04-24 |
Family
ID=17577966
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8277041A Pending JPH10107161A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 半導体装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10107161A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0889516A2 (en) * | 1997-06-30 | 1999-01-07 | Siemens Aktiengesellschaft | Formation of sublithographic features |
-
1996
- 1996-09-27 JP JP8277041A patent/JPH10107161A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0889516A2 (en) * | 1997-06-30 | 1999-01-07 | Siemens Aktiengesellschaft | Formation of sublithographic features |
EP0889516A3 (en) * | 1997-06-30 | 1999-10-13 | Siemens Aktiengesellschaft | Formation of sub-lithographic features |
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