JPH10105165A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPH10105165A
JPH10105165A JP8256345A JP25634596A JPH10105165A JP H10105165 A JPH10105165 A JP H10105165A JP 8256345 A JP8256345 A JP 8256345A JP 25634596 A JP25634596 A JP 25634596A JP H10105165 A JPH10105165 A JP H10105165A
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JP
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pitch
sounding timing
operator
sounding
indicating device
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JP8256345A
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Hitoshi Ando
仁 安藤
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Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子楽器において、スラップ奏法に近い演奏
感覚を容易に行えるようにすることである。 【解決手段】 音高指示装置と発音タイミング指示装置
とを分離し、ネックの部分に音高指示操作による指示の
位置と速度検出を行う音高指示装置設け、ボディーの部
分に押す操作に応答する第1の発音タイミング指示装置
の操作子と、はじく操作に応答する第2の発音タイミン
グ指示装置の操作子との2つの操作子を1対とし、該操
作子を1対又は複数の対を有する発音タイミング指示装
置を設ける。更に、前記発音タイミング指示装置の各操
作子毎に発音すべき音高範囲、及び音色を設定し、はじ
く操作に応答する操作子の音高指示圧力検出装置で検出
された指示圧力の強さに応じてグライド効果を付与する
ことによって、ベースのスラップ奏法に近い演奏感覚を
出すことができ、初心者にも容易にベースのスラップ奏
法のような演奏を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音高指示装置と発
音タイミング指示装置とが分離している電子楽器の楽音
発音技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来電子楽器はキーボード、ギター等を
基に作られてきたが、ベースを基にしたものは今のとこ
ろ少ない。ベースを基にした電子楽器として、ピッチを
抽出して発音させる電子楽器がある。
【0003】エレクトリック・ベースと電子楽器のベー
スとの違いは、ピックアップから拾ったピッチを電気信
号に変えた後の処理方法にある。エレクトリック・ベー
スは、ピックアップから拾ったピッチを電気信号に変
え、そのまま増幅して発音、又はエフェクターを通し増
幅して発音するのに対し、電子楽器のベースはピックア
ップから拾ったピッチを電気信号に変え、その電気信号
をMIDI信号へ変換したり、周波数→電圧変換等を行
った後、楽音データを処理して発音する。
【0004】従来の電子楽器の構造は、基となる楽器の
構造をそのまま使っている。したがって、ベースを基に
した電子楽器の構造は従来のベースを基にしており、構
造を変えることなく電子化しているため、演奏技術の未
熟な初心者には簡単な演奏しかできず、演奏を楽しめる
ものではなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の電子楽器はキーボード、ギター、ベース等の楽器の構
造をそのまま使用したものであり、基本的な演奏方法は
基となる楽器と同じであった。そのため、基となる楽器
を演奏できない人や初心者にとっては、演奏技術を修得
しなければならず、簡単に楽しめるものでなかった。
【0006】したがって、楽器を演奏できない人にとっ
ては高度の演奏テクニックを要するような演奏は簡単に
できるものではなかった。ベースの奏法の1つとしてス
ラップ(チョッパー)という奏法がある。
【0007】ベースの奏法として、人差し指と中指によ
るツー・フィンガー・スタイルがよく用いられる。これ
に対し、スラップは親指と人差し指を使って弦をはじく
演奏方法である。親指は主に弦を叩くことに使われ、人
差し指は引っ張り上げて離し、フィンガーボードに強く
当てることによって音を出す奏法である。ツー・フィン
ガー・スタイルの弾きかたよりも瞬間的に鋭いアタック
のついた音が得られるのが特徴である。
【0008】このスラップ奏法は、高度の演奏テクニッ
クを要し、簡単に演奏できるものではない。本発明の課
題は、電子楽器において、初心者にもスラップ奏法のよ
うな演奏感覚で演奏することを可能にすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、音高指示手段は、ネックの部分に設けられ、
音高指示操作による指示位置の特定と指示圧力の検出を
行う。
【0010】第1の発音タイミング指示手段は、ボディ
ーの部分に設けられ、押す操作に応答する操作子を1つ
又は複数有し、前記各操作子毎に発音すべき音高範囲又
は音色が設定されており、前記各操作子を操作すること
によって、前記音高指示手段によって指示された音高の
中から操作した操作子の発音すべき音高範囲の楽音のみ
又は音色で所望の発音タイミングで発音させる。
【0011】第2の発音タイミング指示手段は、ボディ
ーの部分に設けられ、はじく操作に応答する操作子を1
つ又は複数有し、前記各操作子毎に発音すべき音高範囲
又は音色が設定されており、前記各操作子を操作するこ
とによって、前記音高指示手段によって指示された音高
の中から操作した操作子の発音すべき音高範囲の楽音の
み又は音色を所望の発音タイミングで発音させる。
【0012】なお、第1の発音タイミング指示手段と第
2の発音タイミング指示手段は対になっている。モード
指示手段は、前記第1の発音タイミング指示手段及び前
記第2の発音タイミング指示手段の発音タイミングを切
り換える。
【0013】本発明の作用は次の通りである。ネックの
部分に設けられた音高指示手段によって、音高指示操作
による指示位置の特定と指示圧力の検出を行う。
【0014】ボディーの部分に設けられた第1の発音タ
イミング指示手段によって、前記音高指示手段によって
指示された音高の中から操作した操作子の発音すべき音
高範囲の楽音のみ又は音色で所望の発音タイミングで発
音させる。
【0015】ボディーの部分に設けられた第2の発音タ
イミング指示手段によって、前記音高指示手段によって
指示された音高の中から操作した操作子の発音すべき音
高範囲の楽音のみ又は音色で所望の発音タイミングで発
音させる。
【0016】なお、第1の発音タイミング指示手段と第
2の発音タイミング指示手段は対になっており、各々を
押す操作とはじく操作が行いやすいように上下に配され
ている。
【0017】モード指示手段は、前記第1の発音タイミ
ング指示手段及び前記第2の発音タイミング指示手段の
発音タイミングを切り換える。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。本発明の全体の
構成及び動作について図1を用いて説明する。
【0019】本発明の電子楽器は、第1及び第2の発音
タイミング指示装置101と音高指示装置102とが分
離した構成になっている。第1及び第2の発音タイミン
グ指示装置101は、音高指示装置102によって指示
された音高を所定の発音タイミングに基づいて処理を行
わせるものであり、ボディーの部分に押す操作に応答す
る第1の発音タイミング指示装置の操作子と、はじく操
作に応答する第2の発音タイミング指示装置の操作子と
の2つの操作子を1対とし、該操作子を1対又は複数の
対で設けている。
【0020】音高指示装置102は、鍵盤、鍵盤の向か
って左から右にいくにしたがって音程が低くなる構造、
又はベースのフレットを模した構造になっており、ネッ
クの部分に設けられている。
【0021】スイッチ部103は、モード指示装置や電
源スイッチなどのスイッチ群である。CPU104は、
内部ROMに記憶されたプログラムや内部RAMに一時
的に記憶されたデータ等に基づき、この電子楽器におい
て必要な処理を行う。また、発音タイミング指示装置1
01、音高指示装置102、スイッチ部103、音源1
05等が接続されており、第1及び第2の発音タイミン
グ指示装置101、音高指示装置102等の指示にした
がい楽音データの処理などを行う。
【0022】音源105は、CPU104からの楽音デ
ータより所望の楽音波形を作成し、サウンドシステム1
06より発音される。つぎに、本発明の構成及び動作に
ついて図2を用いて説明する。
【0023】図2は、本発明の外観図である。押す操作
に応答する第1の発音タイミング指示装置の操作子20
1〜203と、はじく操作に応答する第2の発音タイミ
ング指示装置の操作子204〜206との2つの操作子
を1対としてボディーに設けられている。また、モード
指示装置207もボディーに設けられている。
【0024】音高指示装置209は、ネックに設けられ
ている。そして、ストラップ208がネックとボディー
につながれており、肩から掛けられるようになってい
る。図2では向かって右側にネック、左側をボディーと
したが、左利きの人用に向かって左側にネック、右側を
ボディーとしてもよい。
【0025】音高指示装置209は、図2では普通の鍵
盤をネックに配した構造であるが、通常ベースでは、演
奏者から離れる方向が低音側であること、また演奏は、
ギターのようにネックの下側から指を出して行うことか
ら、図3のように鍵盤の向かって左から右に行くにした
がって音程が低くなる構造としてもよい。
【0026】また、鍵盤の代りに図4のようにベースの
フレットを模したものでもよい。この場合の、音高指示
装置209の構造を図5に示す。ゴムスイッチ501を
ベースの弦のように4本並行に並べ、その上へ上部ケー
ス502を被せる。ゴムスイッチ501に対応させて接
点506を配したボードを前記ゴムスイッチ501の下
に配し、その間に圧電素子503が配された構造になっ
ている。なお、ゴムスイッチ501が圧電素子503と
接する面は電極になっている。
【0027】ゴムスイッチ501を押すことによって、
ゴムスイッチ501と接点506の間に配された圧電素
子503に圧力がかかり、圧電素子503が変形して、
圧電効果により電圧が発生する。この電圧の値をベロシ
ティの値に置換えている。
【0028】モード指示装置207は、図6のようにな
外観で、排他的なスイッチになっており、発音タイミン
グ指示装置のモードを切り替えるものである。なお、ス
イッチの状態はCPUによって読み取られる。
【0029】モードには、“OCTAVE”と“TON
E”がある。モードの詳細な説明については後述する。
つぎに、第1及び第2の発音タイミング指示装置101
について説明する。
【0030】図7は第1及び第2の発音タイミング指示
装置101の外観図である。押す操作用の第1の発音タ
イミング指示装置とはじく操作用の第2の発音タイミン
グ指示装置とが対になっており、押す操作用の第1の発
音タイミング指示装置が上側で、はじく操作用の第2の
発音タイミング指示装置が下側に配されている。このよ
うに配することによって、親指により押す操作用の第1
の発音タイミング指示装置を押し、人差し指によりはじ
く操作用の第2の発音タイミング指示装置をはじくこと
ができ、あたかもスラップ奏法を行っているが如く演奏
することができる。
【0031】発音タイミング指示装置の詳細な構成は、
図8(a)、(b)のようになっている。図8(a)は
未操作時の状態である。スイッチ801は操作子201
〜203の全体図であり、内部には2接点方式の圧力セ
ンサー802を有し、該圧力センサー802の値をベロ
シティの値としている。
【0032】スイッチ804は操作子204〜206で
あり、ボディーの内側には2接点方式の圧力センサー8
03を有し、該圧力センサー802の値をベロシティの
値としており、支点805にバネ806を設けた構造に
なっている。
【0033】図8(b)は、第2の発音タイミング指示
装置の操作子に指を掛けているところである。操作子に
対して下からはじくことによって、はじく強さに応じた
ベロシティーを圧力センサー803により検出すること
ができる。
【0034】つぎに本発明の全体的な処理の流れについ
て、図9のメインフローを参照しながら説明する。ここ
では、モード指示装置207によって、A、B、2種類
の処理が行われるものとして説明する。
【0035】この動作は、CPU104が内部の特に図
示していないROMに記憶されたプログラムを実行する
ことによって実現される。まず、操作子201〜206
がオンされたか否か(操作されたか否か)を判断する
(S901)。操作子201〜206がオン(操作)さ
れたなら、ステップS902へ進み、操作子201〜2
06がオフならば(操作されなければ)リターンとな
る。
【0036】つぎに、ステップS902においてモード
指示装置207が“OCTAVE”か否かが判断され
る。モード指示装置207が“OCTAVE”ならば、
ステップS903へ進み発音処理Aがなされ、モード指
示装置207が“OCTAVE”でなければ(“TON
E”ならば)、ステップS904へ進み発音処理Bがな
され、リターンとなる。
【0037】上記のフローは、音高指示操作による指示
があった時の処理であるが、音高指示操作による指示が
ない時は、音高指示がないため第1及び第2の発音タイ
ミング指示装置が操作されても発音処理は行なわれな
い。
【0038】また、音高指示操作による指示があって、
第1及び第2の発音タイミング指示装置101の操作が
ない場合は、発音処理A及び発音処理Bは行なわれず、
そのままの音高及び音色で発音される。
【0039】なお、モードを3種類以上にしてもよい。
その場合は、ステップS902〜S904と同じ処理を
各モード及び発音処理について実施することによって実
現できる。
【0040】つぎに、発音処理Aについて詳細に説明す
る。発音処理Aは、各操作子の操作に応じて発音処理を
行うようにし、更に、操作子204〜206に設けられ
た圧力センサー803により操作の強さに応じて処理を
変えることよって、スラップ奏法において人差し指で弦
をはじいたときのように、軽くはじいた場合はツーフィ
ンガー奏法と変らない音色で発音し、強くはじいた場合
は半音下からピッチをあげて目的音高になるように発音
させて、スラップ奏法特有のグライド効果を付与するよ
うにしたものである。
【0041】図10の発音処理Aのフローを用いて詳細
に説明する。ステップS1001において、操作子20
1がオンか否かが判断される。操作子201がオンなら
ば、ステップS1002へ進み、検出された音高、ベロ
シティーで設定した所望の音高範囲(例えば、C1〜C
2)で発音処理し、ステップS1003へ進む。もし、
操作子201がオフならば、そのままステップS100
3へ進む。
【0042】ステップS1003において、操作子20
2がオンか否かが判断される。操作子202がオンなら
ば、ステップS1004へ進み、検出された音高、ベロ
シティーで設定した所望の音高範囲(例えば、C2〜C
3)で発音処理し、ステップS1005へ進む。もし、
操作子202がオフならば、そのままステップS100
5へ進む。
【0043】ステップS1005において、操作子20
3がオンか否かが判断される。操作子203がオンなら
ば、ステップS1006へ進み、検出された音高、ベロ
シティーで設定した所望の音高範囲(例えば、C3〜C
4)で発音処理し、ステップS1007へ進む。もし、
操作子203がオフならば、そのままステップS100
7へ進む。
【0044】ステップS1007において、操作子20
4がオンか否かが判断される。操作子204がオンなら
ば、ステップS1008へ進み、操作子204の圧力セ
ンサー803の値がある一定の値以上か否かが判断され
る。圧力センサー803の値がある一定の値以上なら
ば、検出された音高、ベロシティーで設定した所望の音
高範囲(例えば、C2〜C3)で半音下からピッチをあ
げて目的音高にする発音処理を行い(ステップS101
0)、ステップS1011へ進む。圧力センサーが80
3の値がある一定の値以下ならば、検出された音高、ベ
ロシティーで設定した所望の音高範囲(例えば、C2〜
C3)で発音処理を行い(ステップS1009)、ステ
ップS1011へ進む。もし、操作子204がオフなら
ば、そのままステップS1011へ進む。
【0045】ステップS1011において、操作子20
5がオンか否かが判断される。操作子205がオンなら
ば、ステップS1012へ進み、操作子205の圧力セ
ンサー803の値がある一定の値以上か否かが判断され
る。操作子205の圧力センサー803の値がある一定
の値以上ならば、検出された音高、ベロシティーで設定
した所望の音高範囲(例えば、C3〜C4)で半音下か
らピッチをあげて目的音高にする処理を行い(ステップ
S1014)、ステップS1015へ進む。操作子20
5の圧力センサー803の値がある一定の値以下なら
ば、検出された音高、ベロシティーで設定した所望の音
高範囲(例えば、C3〜C4)で発音処理を行い(ステ
ップS1013)、ステップS1015へ進む。もし、
操作子205がオフならば、そのままステップS101
5へ進む。
【0046】ステップS1015において、操作子20
6がオンか否かが判断される。操作子206がオンなら
ば、ステップS1016へ進み、操作子206の圧力セ
ンサー803の値がある一定の値以上か否かが判断され
る。圧力センサー803の値がある一定の値以上なら
ば、検出された音高、ベロシティーで設定した所望の音
高範囲(例えば、C4〜C5)で半音下からピッチをあ
げて目的音高にする発音処理を行い(ステップS101
8)、リターンとなる。圧力センサー803の値がある
一定の値以下ならば、検出された音高、ベロシティーで
設定した所望の音高範囲(例えば、C4〜C5)で発音
処理を行い(ステップS1017)、リターンとなる。
もし、操作子206がオフならば、そのままリターンと
なる。
【0047】上述のように、各操作子の操作に応じて発
音処理を行うようにし、更に、押す操作に応答する操作
子201〜203を上側に配し、はじく操作に応答する
操作子204〜206を下側に配し、操作子204〜2
06に設けられた圧力センサー803により操作の強さ
に応じて処理を変えることによって、スラップ奏法にお
いて人差し指で弦をはじいたときのように、軽くはじい
た場合はツーフィンガー奏法と変らない音色で発音し、
強くはじいた場合は半音下からピッチをあげて目的音高
になるように発音させて、スラップ奏法特有のグライド
効果を付与させることによって、初心者でもあたかもス
ラップ奏法で演奏しているような感覚で演奏することが
できる。
【0048】つぎに、発音処理Bについて詳細に説明す
る。発音処理Bは、各操作子毎に発音音色と発音範囲を
指定しており、各操作子毎に操作の有無を確認し、操作
があれば所望の発音処理を行うものである。図11の発
音処理Bのフローを用いて詳細に説明する。
【0049】ステップS1101において操作子201
がオンか否かが判断される。操作子201がオンなら
ば、ステップS1102へ進み、音高指示装置102で
指定した音高及びベロシティと、操作子201に対応す
る所望の音高範囲(例えば、C1〜C2)及び所望の音
色1とで発音処理を行って発音し、ステップS1103
へ進む。もし、操作子201がオフならば、そのままス
テップS1103へ進む。
【0050】ステップS1103において操作子202
がオンか否かが判断される。操作子201がオンなら
ば、ステップS1104へ進み、音高指示装置102で
指定した音高及びベロシティと、操作子202に対応す
る所望の音高範囲(例えば、C1〜C2)及び所望の音
色2とで発音処理を行って発音し、ステップS1105
へ進む。もし、操作子202がオフならば、そのままス
テップS1105へ進む。
【0051】ステップS1105において操作子203
がオンか否かが判断される。操作子203がオンなら
ば、ステップS1106へ進み、音高指示装置102で
指定した音高及びベロシティと、操作子203に対応す
る所望の音高範囲(例えば、C1〜C2)及び所望の音
色3とで発音処理を行って発音し、ステップS1107
へ進む。もし、操作子203がオフならば、そのままス
テップS1107へ進む。
【0052】ステップS1107において操作子204
がオンか否かが判断される。操作子204がオンなら
ば、ステップS1108へ進み、音高指示装置102で
指定した音高及びベロシティと、操作子204に対応す
る所望の音高範囲(例えば、C1〜C2)及び所望の音
色1とで発音処理を行って発音し、ステップS1109
へ進む。もし、操作子204がオフならば、そのままス
テップS1109へ進む。
【0053】ステップS1109において操作子205
がオンか否かが判断される。操作子205がオンなら
ば、ステップS1110へ進み、音高指示装置102で
指定した音高及びベロシティと、操作子205に対応す
る所望の音高範囲(例えば、C1〜C2)及び所望の音
色2とで発音処理を行って発音し、ステップS1111
へ進む。もし、操作子205がオフならば、そのままス
テップS1111へ進む。
【0054】ステップS1111において操作子206
がオンか否かが判断される。操作子206がオンなら
ば、ステップS1112へ進み、音高指示装置102で
指定した音高及びベロシティと、操作子206に対応す
る所望の音高範囲(例えば、C1〜C2)及び所望の音
色1とで発音処理を行って発音し、リターンとなる。も
し、操作子206がオフならば、そのままリターンとな
る。
【0055】上述のように、発音処理Bでは各操作子毎
に発音音色と発音範囲を指定しており、各操作子毎に操
作の有無を確認し、操作があれば所望の発音処理を行う
ようになっている。このように、各操作子毎に発音音色
と発音範囲が異なっていることにより、多彩な音色で、
スラップ奏法のような感覚で演奏を行うことができる。
また、各操作子毎に指定した発音音色をスラップ奏法の
ような音色にすることによって、あたかもスラップ奏法
で演奏しているような感覚が得られる。
【0056】上述のように、発音タイミング指示装置の
操作子を、押す操作に応答する操作子を上側に設け、は
じく操作に応答する操作子を下側に設け、これら2種類
の操作子を一対として複数をボディーに設け、音高指示
装置をネックの部分に設けることによって、ベースのス
ラップ奏法のように、親指によって上側の操作子を押
し、人差し指によって下側の操作子をはじくことがで
き、スラップ奏法のような演奏方法を行うことができ
る。
【0057】また、各操作子毎に異なった発音処理を行
わせるようにしたことによって、スラップ奏法によって
得られるような音色を発音させるようにすることもで
き、発音タイミング指示装置の操作子の配置と、各操作
子毎に設定された発音処理とにより、あたかもスラップ
奏法で演奏を行ったいるような感覚を得ることができ
る。
【0058】
【発明の効果】発音タイミング指示装置の操作子を、押
す操作に応答する操作子を上側に設け、はじく操作に応
答する操作子を下側に設け、これら2種類の操作子を一
対として複数をボディーに設け、音高指示装置をネック
の部分に設けることによって、ベースのスラップ奏法の
ように、親指によって上側の押す操作により操作を行う
操作子を押し、人差し指によって下側のはじく操作によ
り操作を行う操作子をはじくことができ、初心者でも簡
単にスラップ奏法のような演奏方法を行うことができ
る。
【0059】また、各操作子毎に異なった発音処理を行
わせるようにしたことによって、スラップ奏法によって
得られるような音色を発音させるようにすることもで
き、発音タイミング指示装置の操作子の配置と、各操作
子毎に設定された発音処理とにより、あたかもスラップ
奏法で演奏を行ったいるような感覚を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体ブロック図である。
【図2】本発明を適用した電子楽器の外観図Aである。
【図3】音高指示装置の右側から左側へ行くにしたがっ
て音高が高くなる鍵盤を用いた電子鍵盤楽器の外観図で
ある。
【図4】音高指示装置にベースのフレットを模したもの
を用いた電子鍵盤楽器の外観図である。
【図5】音高指示装置の構成図である。
【図6】モード指示装置の外観図である。
【図7】第1及び第2の発音タイミング指示装置の外観
図である。
【図8】第1及び第2の発音タイミング指示装置の構成
図である。
【図9】本発明のメインフローである。
【図10】発音処理Aのフローである。
【図11】発音処理Bのフローである。
【符号の説明】
101 第1及び第2の発音タイミング指示装置 102 音高指示装置 103 スイッチ部 104 CPU 105 音源 106 サウンドシステム 201〜206 操作子 207 モード指示装置 209 音高指示装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネックとボディーから成り、音高指示手
    段と発音タイミング指示手段とが分離している電子楽器
    において、 ネックの部分に設けられ、音高指示操作による指示位置
    の特定及び指示圧力の検出を行う音高指示手段と、 ボディーの部分に設けられ、押す操作に応答する操作子
    を1つ又は複数有し、前記音高指示手段によって指示さ
    れた音高を所望の発音タイミングで発音させる第1の発
    音タイミング指示手段と、 ボディーの部分に設けられ、はじく操作に応答する操作
    子を1つ又は複数有し、前記音高指示手段によって指示
    された音高を所望の発音タイミングで発音させる第2の
    発音タイミング指示手段と、 前記第1の発音タイミング指示手段及び前記第2の発音
    タイミング指示手段の発音タイミングを切り換えるため
    のモード指示手段と、 を有することを特徴とする電子楽器。
  2. 【請求項2】 前記第1の発音タイミング指示手段及び
    前記第2の発音タイミング指示手段は、各操作子毎に発
    音すべき音高範囲が設定されており、前記各操作子を操
    作することによって、前記音高指示手段によって指示さ
    れた音高の中から操作した操作子に対応する音高範囲の
    楽音のみを発音することを特徴とする請求項1の電子楽
    器。
  3. 【請求項3】 前記第1の発音タイミング指示手段及び
    前記第2の発音タイミング指示手段は、各操作子毎に発
    音すべき音色が設定されており、前記各操作子を操作す
    ることによって、前記音高指示手段によって指示された
    音高で、かつ操作子に対応する音色で発音することを特
    徴とする請求項1の電子楽器。
  4. 【請求項4】 前記第2の発音タイミング指示手段は、
    該第2の発音タイミング指示手段をはじくことによっ
    て、前記音高指示手段の音高指示圧力の強さに応じてグ
    ライド効果を付与することを特徴とする請求項1の電子
    楽器。
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