JPH10104580A - 表示方法および表示装置 - Google Patents

表示方法および表示装置

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JPH10104580A
JPH10104580A JP25666896A JP25666896A JPH10104580A JP H10104580 A JPH10104580 A JP H10104580A JP 25666896 A JP25666896 A JP 25666896A JP 25666896 A JP25666896 A JP 25666896A JP H10104580 A JPH10104580 A JP H10104580A
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JP
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pixels
sub
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signal
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JP25666896A
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Manabu Watanabe
学 渡邉
Shinichi Hirota
真一 広田
Kouji Mamezuka
浩二 豆塚
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 補間部分が目立たず表示にじみの少ない表示
装置を提供する。 【解決手段】 本発明の表示装置100は、信号源10
2から出力された同期信号とクロック信号に基づき表示
データを構成する画素数と表示素子101を構成する画
素数とを比較して、表示素子101の1行を構成する副
画素を、1単位が3個、4個または5個の副画素からな
る補間画素により補間するとともに、補間画素内に同一
色が複数ある副画素と対応する表示信号の序列を指定し
て出力する補間制御手段107を備え、表示信号が補間
制御手段107により指定された副画素に対応するとき
には、補間画素内の同一色の副画素の輝度の和が補間画
素が補間した画素内のその色の副画素の輝度と等しくな
るように輝度を変更した表示信号を表示素子101に出
力する輝度変更手段109とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表示装置の表示画素
を補間する方法に関し、特に液晶表示装置のような方法
に関する。
【0002】また本発明は水平方向の画素を補間するこ
とのできる表示装置に関する。
【0003】
【従来の技術】近年、CRT表示装置よりも小型で軽量
な表示装置として、例えば液晶表示装置、プラズマアド
レス型液晶表示装置、プラズマ発光表示装置などのフラ
ットパネルディスプレイデバイスが注目されている。
【0004】液晶表示装置は電極間に挟持された液晶層
からなる副画素がマトリクス状に配設されたもので、光
の強度を二次元的に変調することにより表示を行うもの
である。
【0005】液晶表示装置は、640×480画素パネ
ルを中心にノート型などの携帯用パーソナルコンピュー
タの表示装置としても幅広く採用されている。また次期
製品として、800×600画素、1024×768画
素のより大きな画面でより高精細な表示を行うことが求
められている。
【0006】一方、多色化、高精細化に加えて12イン
チ以上の大画面液晶ディスプレイの登場に伴い、デスク
トップ型のパーソナルコンピュータやワークステーショ
ンにおいても、机上の省スペース化が求められ、CRΤ
ディスプレイに代わるディスプレイとして液晶表示装置
への関心が高まっている。
【0007】しかしながら、CRΤ型表示装置の性能と
比較し、液晶表示装置でCRΤ型表示装置を代替しよう
とすると、CRΤ型表示装置では一般的になっているマ
ルチスキャン表示の実現が課題となっている。
【0008】例えば液晶表示装置のように表示画素の大
きさや数の固定された表示装置でマルチスキャン表示を
行う場合には、どのように画素を補間するかということ
が問題となる。
【0009】図10は従来の補間表示方法の1例を説明
するための図である。この方法は、液晶表示装置のよう
に表示画素の大きさや数の固定された表示装置におい
て、例えば640×480画素により構成されている画
面を1024×768画素の画面全体にマルチスキャン
表示を行おうとする場合に、1つの画素を複数画素で補
間する補間表示方法である。
【0010】図10(a)は、補間前の画素列の状態を
表し、図10(b)は、補間後の画素列の状態を表して
いる。
【0011】例えば画素311を画素321、画素32
2の2画素で補間するが、このとき、補間前の画素31
1の輝度と、補間後の画素321、322の両方を同じ
輝度として補間している。また、画素323を画素31
2と同じ輝度とし、さらに画素324と画素325の輝
度を画素313と同じ輝度として補間している。
【0012】この補間表示方法は、簡易に補間を行うこ
とができる。
【0013】しかし、1個の画素を複数画素で補間する
ため、例えば、図10(c)の細線331、細線332
は、補間後では、細線331は、細線333のように2
本のラインに、細線332は細線334のような1本の
ラインになり、場所によって太さの違う線になる。この
ため、補間部分が目立ち、また、細線を多用する表示で
は表示品質の低下が問題となる。
【0014】図11は、従来の補間表示方法の別の1例
を説明するための図であり、階調積分縮小表示方式につ
いて示したものである。
【0015】図11(a)は、5画素を4画素に縮小す
る例である。まず5画素を均等に4分割した領域を想定
し、分割された各領域での各画素の割合と表示輝度を計
算し、縮小後の4ドットの輝度を決定する方式である。
【0016】マルチスキャン表示に応用するには、例え
ば、640×480画素の表示を1024×768画素
に表示する場合、640×480画素を一度2倍、12
80×960画素に変換してから、階調積分表示方式に
より1024×768画素に変換する。
【0017】図11(b)は、この補間表示方法の1例
を説明するための図である。ここでは、最小の画素単位
421をまず2倍化しているため、最小の画素422が
2ドット構成になり、この段階で階調積分表示方式を適
用する。このため、図10に示した補間表示方法と比較
して補間後の画質が向上する。
【0018】しかし、この補間表示方法では一つ一つの
画素に対し複雑な計算を必要とし、また、画素432、
画素435、画素433のような表示のぼやけが目立つ
という問題がある。したがって、表示のぼやけを軽減す
るため、さらに輪郭を強調させるような複雑な計算を施
すことが必要となるという問題がある。したがって、表
示装置の構成も複雑になり、補間の要する時間もかかる
ため、高速表示を行う上で問題となる。さらに、装置も
構成が複雑なために、コストが上昇するという問題があ
る。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題を解決するためになされたものである。すなわち本発
明は、補間部分が目立たず、表示のぼやけも少ない、高
品質のマルチスキャン表示を行うことのできる表示方法
を提供することを目的とする。
【0020】また本発明は、複雑な計算を行うことな
く、高品質のマルチスキャン表示を行うことのできる表
示方法を提供することを目的とする。
【0021】また本発明は、補間部分が目立たず、表示
のぼやけも少ない、高品質のマルチスキャン表示を行う
ことのできる表示装置を提供することを目的とする。
【0022】また本発明は、簡易な構成で高品質のマル
チスキャン表示を行うことのできる表示装置を提供する
ことを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の表示方法は、3
原色を構成する第1の色と第2の色と第3の色の副画素
を1単位として配列したj個の画素に対応した表示信号
を、n個(n>j)の前記画素対応した表示信号に変換
して表示する表示方法において、n個の前記画素を構成
する3n個の前記副画素を、1単位が3個、4個または
5個の前記副画素から構成されるj個の補間画素に変換
する画素変換工程と、前記補間画素内に第1の色の副画
素が複数あるとき、前記補間画素内の第1の色の副画素
の輝度の和が、前記補間画素が変換した前記画素内の第
1の色の副画素の輝度と等しくなるように前記補間画素
を構成する第1の色の副画素の輝度を変更する輝度変更
工程とを有することを特徴とする。すなわち本発明は、
3原色を構成する第1の色と第2の色と第3の色の副画
素を1単位として配列したj個の画素に対応した表示信
号を、n個(n>j)の前記画素対応した表示信号に変
換して表示する表示方法において、n個の前記画素を構
成する3n個の前記副画素に対応した表示信号を、1単
位が3個、4個または5個の前記副画素から構成される
j個の補間画素に対応した表示信号に変換し、前記補間
画素内に第1の色の副画素が複数あるときには、前記補
間画素内の第1の色の副画素の輝度の和が、前記補間画
素が変換した前記画素内の第1の色の副画素の輝度と等
しくなるように前記補間画素を構成する第1の色の副画
素の輝度に対応した表示信号を変更する輝度変更工程と
を有することを特徴とするものである。
【0024】前記画素変換工程は、5個の前記画素を、
4個の前記副画素により構成される1個の前記補間画素
と、5個の前記副画素により構成される4個の前記補間
画素とにより再配列するようにしてもよい。
【0025】また、前記画素変換工程は、4個の前記画
素を、3個の前記副画素により構成される1個の前記補
間画素と、4個の前記副画素により構成される3個の前
記補間画素とにより再配列するようにしてもよい。
【0026】また本発明の表示方法は、第1の色と第2
の色と第3の色の3個の副画素からなる第1の画素を、
第1の色と第2の色と第3の色からなる3個、4個また
は5個の副画素からなる補間画素により、第1の画素を
構成する第1の色の副画素の輝度と、第2の画素を構成
する第1の色の副画素の輝度の和とが等しくなるように
変換することを特徴とする。
【0027】本発明の表示装置は、3原色を構成する第
1の色と第2の色と第3の色の副画素を1単位として配
列したj個の画素を、n個(n>j)の前記画素により
表示する表示装置において、3原色を構成する第1の色
と第2の色と第3の色の3個の副画素からなる第1の画
素を、第1の色と第2の色と第3の色からなる、3個、
4個、または5個の副画素からなる補間画素に変換する
画素変換手段と、補間画素内に第1の色の副画素が2個
あるとき、補間画素内の第1の色の副画素の輝度の和
を、補間画素が補間した画素の第1の色を有する副画素
の輝度と等しくなるように調節する輝度調節手段とを具
備したことを特徴とする。
【0028】また本発明の表示装置は、1単位が3個の
副画素からなる画素が配列した第1の画素列を、1単位
が3個、4個または5個の副画素からなる補間画素が配
列した第2の画素列により補間する補間手段と、前記補
間画素を構成する前記副画素の輝度を、前記補間画素が
補間する前記画素の輝度と等しくなるように調節する輝
度変換手段とを具備したことを特徴とする。
【0029】また本発明の表示装置は、赤色と緑色と青
色の副画素からなる画素が配列したm行n列に配列した
表示素子と、i行j列(i<m、j<n)の前記画素を
構成する前記副画素の輝度に対応した表示信号と、前記
表示信号と同期したクロック信号と、前記表示信号をj
画素毎に同期させる同期信号とを出力する信号源と、前
記クロック信号を、前記表示素子に適合するように変換
して変換クロック信号を出力するクロック変換手段と、
前記同期信号と前記クロック信号とに基づき1行分の表
示信号数を判定し判定信号を出力する画素数判定手段
と、前記表示信号数と前記表示素子の画素数とを比較し
て、1単位が3個の副画素からなるj個の画素を、3n
個の副画素からなり、かつ1単位が3個、4個または5
個の副画素からなるj個の補間画素に再配列して、この
補間画素内に同一色が2個ある前記副画素に対応した前
記表示信号を指定する制御信号を出力する補間制御手段
と、前記表示信号を保持するとともに、前記制御信号に
基づき、前記変換クロック信号と同期して、前記補間画
素内に同一色が1個しかない前記副画素に対応した前記
表示信号は1回出力し、前記補間画素内に同一色が2個
ある前記副画素に対応した前記表示信号は2回続けて出
力する前記表示信号保持手段と、前記制御信号に基づ
き、前記表示信号保持手段から出力された前記表示信号
が前記補間画素内に同一色が2個ある前記副画素に対応
した前記表示信号であるときには、前記補間画素内の同
一色の副画素の輝度の和が、前記補間画素が補間した前
記画素内のその色の副画素の輝度と等しくなるように輝
度を変更して出力する輝度変更手段と、前記制御信号に
基づき、前記輝度変更手段により輝度が変更された表示
信号については前記輝度変更手段から出力された前記表
示信号を表示素子に出力し、輝度が変更されない前記表
示信号については前記表示信号保持手段から出力された
前記表示信号を表示素子に出力する表示信号切替手段と
を具備したことを特徴とする。
【0030】また本発明の表示装置は、赤色と緑色と青
色の副画素からなる画素が配列したm行n列に配列した
表示素子と、i行j列(i<m、j<n)の前記画素を
構成する前記副画素の輝度に対応した表示信号と、前記
表示信号と同期したクロック信号と、前記表示信号をj
画素毎に同期させる同期信号とを出力する信号源と、前
記同期信号と前記クロック信号とに基づき1行分の表示
信号数を判定し判定信号を出力する画素数判定手段と、
前記クロック信号を、前記表示素子に適合するように変
換して変換クロック信号を出力するクロック変換手段
と、前記クロック信号に基づき、前記表示信号を所定の
アドレスに保持する表示信号保持手段と、 前記表示信
号数と前記表示素子の画素数とを比較して、1単位が3
個の副画素からなるj個の画素を、3n個の副画素から
なり、かつ1単位が3個、4個または5個の副画素から
なるj個の補間画素に再配列して、この補間画素内に同
一色が2個ある前記副画素に対応した前記表示信号を指
定する制御信号を出力するとともに、前記変換クロック
信号と同期して、前記補間画素内に同一色が1個しかな
い前記副画素に対応した前記表示信号が保持されたアド
レスを1回出力し、前記補間画素内に同一色が2個ある
前記副画素に対応した前記表示信号が保持されたアドレ
スは2回続けて出力することにより、前記補間画素の有
する副画素配列に対応した表示信号を前記表示信号保持
手段から出力させる補間制御手段と、前記制御信号に基
づき、前記表示信号保持手段から出力された前記表示信
号が前記補間画素内に同一色が2個ある前記副画素に対
応した前記表示信号であるときには、前記補間画素内の
同一色の副画素の輝度の和が、前記補間画素が補間した
前記画素内のその色の副画素の輝度と等しくなるように
輝度を変更して出力する輝度変更手段と、前記制御信号
に基づき、前記輝度変更手段により輝度が変更された表
示信号については前記輝度変更手段から出力された前記
表示信号を表示素子に出力し、輝度が変更されない前記
表示信号については前記表示信号保持手段から出力され
た前記表示信号を表示素子に出力する表示信号切替手段
とを具備したことを特徴とする。
【0031】また、本発明の表示装置は、赤色と緑色と
青色の副画素からなる画素がm行n列に配列した表示素
子と、i行j列(i<m、j<n)の前記画素に対応し
た表示データを構成する前記副画素の輝度に対応した表
示信号と、前記表示信号と同期したクロック信号と、前
記表示信号をj画素毎に同期させる同期信号とを出力す
る信号源と、前記表示素子を構成する画素数に応じて前
記信号源から出力されたクロック信号を変換するクロッ
ク変換手段と、前記クロック信号と前記同期信号によ
り、前記表示データを構成する画素数と前記表示素子を
構成する画素数とを比較して、表示素子の1行を構成す
る3n個の副画素を、1単位が3個、4個または5個の
前記副画素からなるj個の補間画素により補間するとと
もに、前記補間画素内に同一色が複数ある前記副画素と
対応する表示信号を指定して出力する補間制御手段と、
信号源から出力された表示信号をサンプリングして所定
タイミングで出力する表示信号保持手段と、前記表示信
号保持手段から出力された前記表示信号が、前記補間制
御手段により指定された前記副画素に対応する表示信号
であるときには、前記補間画素内の同一色の副画素の輝
度の和が、前記補間画素が補間した前記画素内のその色
の副画素の輝度と等しくなるように輝度を変更した前記
表示信号を出力する輝度変更手段と、前記輝度変更手段
により輝度が変更されたときには、前記輝度変更手段か
ら出力された前記表示信号を表示素子に出力し、輝度が
変更されない前記表示信号については前記信号源から出
力された前記表示信号を表示素子に出力する表示信号切
替手段とを具備したことを特徴とする。
【0032】また、前記表示素子が液晶表示素子である
ときには、前記輝度変更手段は前記液晶表示素子のγ特
性を補正するように輝度を変更するようにしてもよい。
すなわち、液晶層に印加する表示信号電圧と光の透過率
などの変調効率に非線形な特性(γ特性)がある場合に
は、このγ特性を補正するよう輝度変更手段により表示
信号の輝度を変更するようにすればよい。
【0033】また、前記表示装置は例えば640×48
0画素に対応する表示データを800×600画素に表
示するようにしてもよいし、また例えば640×480
画素に対応する表示データを1024×768画素に表
示するようにしてもよい。
【0034】すなわち本発明は、複数の画素がマトリク
ス状に配列し、前記画素が赤、緑、青の3ドットで構成
され、前記画素の大きさ及び数が固定されている表示装
置の水平方向の画素補間表示方法において、補間前の3
ドットで構成された1画素の輝度と、補間後3、4ない
し5ドットで構成された1画素の輝度が、同等になるよ
うに補間することを特徴とする表示方法、および表示装
置である。
【0035】4ないし5ドットによる補間は、補間後の
連続した4ないし5ドット中同色の2ドットの輝度が、
前記同色2ドットと同色の補間前の1ドットの輝度と同
等になるようにする補間表示方法である。本発明の表示
方法によれば、補間画素を目立たなくし、かつ簡易な方
法で水平方向の画素間が補間画素により補間される。
【0036】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明つい
て詳細に説明する。
【0037】(実施形態1)図1は、本発明による画素
の補間表示方法を説明するための図であり、補間前
(a)及び補間後(b)の副画素の輝度を模式的に表し
た図である。
【0038】画素11、画素12、画素13は補間前の
画素を示し、それぞれRGBの3個の副画素から構成さ
れている。すなわち画素11は副画素111R、副画素
112G、副画素113Bから構成されており、画素1
2は副画素121R、副画素122G、副画素123B
から構成されており、画素13は副画素131R、副画
素132G、副画素133Bから構成されている。副画
素図中副画素に施された斜線部は各副画素の輝度を表し
ている。
【0039】図2は画素を構成する副画素の輝度を説明
するための図である。例えば、副画素15R、副画素1
5G、副画素15Bは、それぞれ赤色の副画素、緑色の
副画素、青色の副画素であることを示し、斜線を施した
部分がそれぞれの副画素の輝度を表している。例えば副
画素15Rのように全ての部分に斜線が施されている場
合には、輝度が最大であり、副画素15Bのように斜線
を施した部分がない場合には、輝度が最小であることを
示している。
【0040】補間画素21、補間画素22、補間画素2
3からなる補間画素列は、画素11、画素12、画素1
3からなる画素列を画素4個分(12副画素)で補間し
た画素列である。
【0041】画素11が変換された補間後の補間画素2
1は、副画素211R、副画素212G、副画素213
B、副画素214Rの4個の副画素から構成されてお
り、この場合には赤色の副画素が2個あることになる。
したがって、補間画素21を構成する赤色の副画素2個
(副画素211Rおよび副画素214R)の輝度の合計
が、補間前の画素11を構成する赤色副画素111Rの
輝度と等しくなるように補間する。すなわち本発明の補
間においては、補間画素21を構成するRGB各副画素
の輝度と、補間前の画素11を構成するRGB各副画素
の輝度とが、補間前と補間後で各色毎に保持されるよう
に補間するのである。
【0042】補間画素21を構成する緑色の副画素、青
色の副画素の数は、補間前の画素11を構成する緑色の
副画素、青色の副画素の数と同じだから、副画素112
Gの輝度と副画素212Gの輝度とが等しくなるよう
に、また、副画素113Bの輝度と副画素213Bの輝
度とが等しくなるように補間する。
【0043】また、画素12が変換された補間画素22
は、副画素221G、副画素222B、副画素223R
の3個の副画素から構成されており、この場合には各色
を構成する副画素数は等しい。したがって、副画素12
2Gの輝度と副画素221Gの輝度とが等しくなるよう
に、副画素123Bの輝度と副画素221Bの輝度とが
等しくなるように、さらに、副画素121Rの輝度と副
画素223Rの輝度とが等しくなるように補間する。
【0044】また、画素13を変換した補間画素23
は、副画素231G、副画素232B、副画素233
R、副画素234G、副画素235Bの5個の副画素か
ら構成されており、この場合は緑色および青色の副画素
が2個あることになる。
【0045】したがって、補間画素23を構成する緑色
の副画素2個(副画素231Gおよび副画素234G)
の輝度の合計が、補間前の画素13を構成する緑色副画
素132Gの輝度と等しくなるように補間する。同様
に、補間画素23を構成する青色の副画素2個(副画素
232Bおよび副画素235B)の輝度の合計が、補間
前の画素13を構成する青色副画素133Bの輝度と等
しくなるように補間する。
【0046】このような画素の補間表示方法を用いて、
例えば640×480画素(VGA)の表示データを1
024×768画素(XGA)からなる画面に表示させ
る場合、1.6倍にする必要がある。つまり、5画素
(15副画素)の表示データを8画素(24副画素)で
補間して表示すればよい。また例えば640×480画
素(VGA)の表示データを800×600画素(XG
A)からなる画面に表示させる場合、1.25倍にする
必要がある。つまり、4画素(12副画素)の表示デー
タを5画素(15副画素)で補間して表示すればよい。
【0047】このように本発明の表示方法にあっては、
補間単位を従来よりも細かくし、補間部分が目立たない
より自然なマルチスキャン表示を行うことができる。ま
た、画素の輝度と、この画素を補間する補間画素の輝度
とを整合させて新たな画素列を生成しているので、表示
のぼやけも大きく低減することができる。したがって本
発明の表示方法によればより自然で、高品質のマルチス
キャン表示を行うことができる。さらに、本発明の表示
方法は複雑な計算を必要とせず、高速表示が可能で、ま
た装置の構成もより簡易にすることができる。
【0048】(実施形態2)図3は5画素からなる補間
前の画素列(a)を8画素からなる補間後の画素列
(b)で補間した1例を示す図である。
【0049】5画素(15副画素)の表示を8画素(2
4副画素)で補間する場合、1個の補間画素を4副画
素、5副画素から構成し、副画素4個からなる補間画素
1個と、副画素5個からなる補間画素4個で補間すれば
よい。
【0050】補間前の画素列30を構成する画素31、
画素32、画素33、画素34、画素35は、それぞれ
RGBの副画素から構成されており、画素列30全体で
は15個の副画素からなっている。
【0051】画素列30を補間した補間画素列40は、
補間画素41、補間画素42、補間画素43、補間画素
44、補間画素45からなり、補間画素41は4副画素
から、補間画素42、、補間画素43、補間画素44、
補間画素45は5個の副画素からなっている。
【0052】副画素の配列は例えばRGBRGBRGB
RGBのように表示装置に固定しているから、補間画素
を4個または5個の副画素から構成する場合、1個の補
間画素内に同一色の副画素を複数有することになるが、
その色の補間画素内の輝度の合計は、補間前の画素内の
輝度と等しくなるように補間した。
【0053】例えば画素31の補間画素41にはRの副
画素が2個あるので、補間前の画素31内の赤色の副画
素の輝度をX、補間画素41内の赤色の副画素の輝度を
i(i=1、2)とすると、補間画素41を構成する
Rの副画素全体の輝度Σ(xi )と、画素31を構成す
るRの副画素の輝度Xとが等しくなるように補間した。
また例えば、画素32の補間画素42にはGとBの副
画素が2個あるので、補間前の画素31内の緑色の副画
素の輝度をY、補間画素41内の緑色の副画素の輝度を
j (j=1、2)とすると、補間画素42を構成する
Gの副画素全体の輝度Σ(yj )と、画素31を構成す
るGの副画素の輝度Yとが等しくなるように補間した。
【0054】同様に、補間前の画素31内の青色の副画
素の輝度をZ、補間画素41内の青色の副画素の輝度を
k (i=1、2)とすると、補間画素41を構成する
Bの副画素全体の輝度Σ(zk )と、画素31を構成す
るBの副画素の輝度Zとが等しくなるように補間した。
【0055】このように補間画素を構成する副画素数が
3個の場合(i+j+k=3)でも4個の場合(i+j
+k=4)でも5個の場合(i+j+k=5)でも、X
=Σ(xi )、Y=Σ(yj )、Z=Σ(zk )となる
ように補間する。
【0056】(実施形態3)つぎに、640×480画
素の表示を800×600画素全体に表示させる場合に
ついて説明する。640×480画素の表示を800×
600画素全体に表示させる場合には、1.25倍にす
る必要がある。例えば4画素分の表示を5画素で表示す
ればよい。
【0057】図4は4画素の表示を5画素で補間した1
例を示す図である。
【0058】4画素(12副画素)の表示を5画素(1
5副画素)で補間する場合、例えば1個の補間画素を3
副画素、4副画素から構成し、副画素3個からなる補間
画素2個と、副画素4個からなる補間画素3個で補間す
ればよい。
【0059】補間前の画素列50を構成する画素51、
画素52、画素53、画素54はそれぞれRGBの副画
素から構成されており、画素列50全体では12個の副
画素からなっている。
【0060】画素列50を補間した補間画素列60は、
補間画素61、補間画素62、補間画素63、補間画素
64からなり、補間画素61は3副画素から、補間画素
62、補間画素63、補間画素64は4個の副画素から
なっている。
【0061】補間画素を構成する副画素の輝度は、前述
同様に調節される。
【0062】補間画素61の副画素の構成は、補間前の
画素51の副画素の構成と同じだから、RGB各副画素
の輝度も同じである。
【0063】画素52の補間画素62にはRの副画素が
2個あるから、補間前の画素52内の赤色の副画素の輝
度をX、補間画素62内の赤色の副画素の輝度をx
i (i=1、2)とすると、補間画素62を構成するR
の副画素全体の輝度Σ(xi )と、画素52を構成する
Rの副画素の輝度Xとが等しくなるように補間した。こ
こでは、副画素52aの輝度を、副画素62aと副画素
62bとに等分して分配したが、副画素62aと副画素
62bとの輝度は異なるように分配してもよい。
【0064】図5は補間前の副画素の輝度を補間後の副
画素に分配した例を模式的に示す図である。
【0065】補間前の1副画素の輝度を補間後2副画素
で補償するとき、補間後の2個の副画素は同じ輝度にす
る必要はない。例えば図5(a)の画素71の赤色の副
画素71aを補間した、補間画素81の赤色の副画素8
1a、副画素81dのように、また、画素73の緑色の
副画素73a、青色の副画素73bを補間した、補間画
素83の緑色の副画素83aおよび副画素83c、青色
の副画素83bおよび副画素83dのように、分割前の
副画素の輝度を、輝度の異なる複数の副画素で補償する
ようにしてもよい。この場合でも実施形態1、実施形態
2と同様の効果を得ることができる。
【0066】また、補間画素内の複数の同色の副画素の
どちらの輝度を上げてもよい(図5(b)参照)。ただ
し、補間画素内の同色の副画素の輝度の合計は、画素と
この画素を補間した補間画素では変化しないようにす
る。
【0067】本実施形態で示した画素間の補間表示方法
を行えば、補間部分が、1副画素ないしは2副画素とな
り、従来の補間表示方法に比べ補間部分が目立たず、ぼ
やけを軽減でき、かつ、簡易な計算のみで補間を行うこ
とができる。
【0068】(実施形態4)図6は本発明の表示装置の
構成の1例を概略的に示す図である。
【0069】この液晶表示装置100は赤色と緑色と青
色の副画素からなる画素が配列したm行n列に配列した
表示素子101と、i行j列(i<m、j<n)分の画
素を構成する副画素の輝度に対応した表示信号と、表示
信号と同期したクロック信号と、表示信号をj画素毎に
同期させる同期信号とを出力する信号源102と、同期
信号とクロック信号とに基づき1行分の表示信号数を判
定し判定信号を出力する画素数判定手段103と、クロ
ック信号を、表示素子101に適合するように変換して
変換クロック信号を出力するクロック変換手段104
と、前記クロック信号に基づき、前記表示信号を保持す
るアドレスを生成する保持アドレス生成手段105と、
保持アドレス生成手段105が指定する所定のアドレス
に信号源102から出力された表示信号を保持する表示
信号保持手段106R、106G、106Bと、表示信
号数と前記表示素子の画素数とを比較して、1単位が3
個の副画素からなるj個の画素を、3n個の副画素から
なり、かつ1単位が3個、4個または5個の副画素から
なるj個の補間画素に再配列して、この補間画素内に同
一色が2個ある副画素に対応した表示信号を指定する制
御信号を出力するとともに、変換クロック信号と同期し
て、補間画素内に同一色が1個しかない副画素に対応し
た表示信号が保持されたアドレスを1回出力し、補間画
素内に同一色が2個ある副画素に対応した表示信号が保
持されたアドレスは2回続けて出力することにより、補
間画素の有する副画素配列に対応した表示信号を表示信
号保持手段から出力させる補間制御手段107と、制御
信号に基づき、表示信号保持手段106から出力された
表示信号が補間画素内に同一色が2個ある副画素に対応
した表示信号であるときには、補間画素内の同一色の副
画素の輝度の和が、補間画素が補間した画素内のその色
の副画素の輝度と等しくなるように輝度を変更して出力
する輝度変更手段108R、108G、108Bと、制
御信号に基づいて、輝度変更手段108R、108G、
108Bにより輝度が変更された表示信号については輝
度変更手段108R、108G、108Bから出力され
た表示信号を表示素子101に出力し、輝度が変更され
ない表示信号については表示信号保持手段106R、1
06G、106Bから出力された表示信号を表示素子1
01に出力する表示信号切替手段109R、109G、
109Bとを具備したものである。
【0070】ここで表示信号保持手段106、輝度変更
手段106、表示信号切替手段108、表示信号切替手
段109は、RGB各色の表示信号に対応して3系統配
設されている。
【0071】すなわち、この表示装置100は信号源1
02から出力される表示信号を、表示素子101の表示
画面全体にマルチスキャン表示するものである。表示素
子101はm行n列のマトリクス状に配列した副画素か
らなっており、各行を構成するj個の副画素は赤色
(R)の副画素、緑色(G)の副画素、青色(B)の副
画素が一定の順序、例えばRGBの順序で周期的に配列
している。
【0072】信号源102は、映像を表示するため表示
データを、各画素を構成する3原色の副画素の輝度に対
応した表示信号として、同期信号、クロック信号ととも
に出力する。表示信号はRGBの副画素を1単位とする
画素内のRGBの副画素の輝度に対応したディジタルな
階調信号として出力される。
【0073】信号源102から出力されたRGBの表示
信号は表示信号保持手段106に一度保持される。ここ
では表示信号はRGBの3系統で処理するので、表示信
号保持手段も3個あり、例えばRの表示信号はRの表示
信号保持手段106Rに保持される。このとき表示信号
は、入力アドレス指定手段105の出力するアドレスに
格納される。
【0074】入力アドレス指定手段105は、信号源か
ら出力されるクロック信号に基づいて、表示信号を格納
すべきアドレスを指定して、表示信号保持手段106へ
出力する。例えば、表示信号保持手段106のアドレス
が1番地から10番地まであるとすると、1クロック目
の表示信号は表示信号保持手段の1番地に保持され、2
クロック目の表示信号は表示信号保持手段の2番地に保
持され、10クロック目の表示信号は表示信号保持手段
の10番地に保持される。表示信号保持手段106のリ
セットは、ここでは補間制御手段107が出力するリセ
ット信号に基づいて行っている。表示信号保持手段10
6R、106G、106Bとしては、例えば入力と出力
とが非同期で動作するメモリを用いるようにしてもよ
い。また、非同期メモリの限らずラインメモリを用いる
ようにしてもよく、さらにデータラッチとシフトレジス
タを組み合わせて用いるようにしてもよい。
【0075】画素数判定手段103は、信号源102か
ら出力される同期信号とクロック信号に基づいて表示デ
ータの副画素数、例えば1ライン内のクロック数をカウ
ントして1ラインを構成する画素数または副画素数を判
定し、この判定信号を補間制御回路に出力する。
【0076】クロック変換手段104は、信号源102
から出力されるクロック信号を表示素子101のクロッ
クに適合する変換クロック信号に変換するものであり、
ここでは、信号源102から出力されるクロック信号
を、表示素子101のクロックに適合するようにクロッ
ク変換手段104が有する表示素子101のクロック数
と同期信号とに基づいて同期させている。クロック変換
手段104としては例えばPLL回路などを用いること
ができる。
【0077】補間制御手段107は、画素数判定手段1
03から出力された表示データの画素数(または副画素
数)を示す判定信号と、補間制御手段が保持している表
示素子101の1行の画素数との関係を比較して、表示
データ内のいくつの画素を、表示素子101のいくつの
画素で補間するのかを決定して新たな補間画素配列を生
成する。そして、この補間画素配列に基づいて表示信号
保持手段から出力する表示信号の出力アドレスを指定し
て、表示信号保持手段に出力する。すなわちj画素分の
表示データを構成する3j個の副画素に対応した輝度デ
ータの配列を、表示素子101の1ラインを構成する3
n個の副画素に割り振るにあたり、3n個の副画素配列
を1単位が3個、4個または5個の副画素から構成され
るj個の補間画素により再配列するのである。例えば表
示データが640×480画素であり、表示素子101
は1024×768画素から構成されていれば、5画素
を8画素で、すなわち15副画素からなる画素列を、2
4副画素からなる補間画素列で補間すればよい。この場
合実施形態2で説明したように、例えば5画素(15副
画素)の表示を8画素(24副画素)で補間する場合、
1個の画素を4副画素、5副画素からなる補間画素で再
構成し、副画素4個からなる補間画素1個と、副画素5
個からなる補間画素4個で補間すればよい。
【0078】本発明においては1個の補間画素は3個、
4個または5個の副画素から構成されるから、1個の補
間画素内には赤色、緑色、青色の副画素が2個ある場合
がある。(3個の副画素から構成される補間画素には同
一色の副画素は重複しない)。 このように信号源10
2から出力される表示信号の画素配列を、表示素子10
1に適合した補間画素配列に再配列した補間制御手段1
07は、補間画素内に同一色が2個ある副画素に対応し
た表示信号を指定する制御信号を出力するとともに、変
換クロック信号と同期して、補間画素内に同一色が1個
しかない副画素に対応した表示信号が保持されたアドレ
スを1回出力し、補間画素内に同一色が2個ある副画素
に対応した表示信号が保持されたアドレスは2回続けて
出力することにより、補間画素の有する副画素配列に対
応した表示信号を表示信号保持手段から出力させる。
【0079】すなわち、表示信号保持手段106から出
力される表示信号は、同一色の副画素が1個しかない場
合には1回出力され、同一色の副画素が2個ある場合に
はこの表示信号は2回続けて出力されることになる。し
たがって、補間制御手段107からの出力に基づいて、
表示信号保持手段106に保持された表示信号から、補
間画素内に重複して存在する色の副画素の表示信号につ
いては2クロック重複して出力することにより、表示素
子101に適合した新たな表示信号配列が生成される。
【0080】図7は表示信号保持手段106に保持され
る表示信号と、表示信号保持手段106から出力される
表示信号との関係の1例を模式的に示す図である。図8
は、補間前の表示信号配列と補間後の表示信号配列との
関係を模式的に示す図である。
【0081】図7、図8において六角形の箱は1個の表
示信号を示し、箱の中の数字は表示信号保持手段106
のアドレスを示している。ここでは例えば表示データが
640×480画素であり、表示素子101は1024
×768画素から構成されている場合、すなわち5画素
を8画素で、すなわち15副画素からなる画素列を、2
4副画素からなる補間画素列で補間する例を説明する
(図3参照)。
【0082】信号源102から出力される1クロック目
の表示信号はRGBごとに表示信号保持手段106の1
番地に格納される。同様に2クロック目の表示信号は2
番地に格納され、5クロック目の表示信号は5番に格納
される。5クロック進むと5画素分の表示信号が表示信
号保持手段106に格納されることになる。
【0083】一方表示信号保持手段106は、補間制御
手段107が指定する番地に格納された表示信号を変換
クロック信号と同期して出力する。図6の例では補間制
御手段107は、変換クロック信号と同期して、表示信
号を出力する表示信号保持手段106のアドレスを出力
する。すなわち補間制御手段107は、変換クロック信
号と同期して、補間画素内に同一色が1個しかない副画
素に対応した表示信号が保持されたアドレスを1回出力
し、補間画素内に同一色が2個ある副画素に対応した表
示信号が保持されたアドレスは2回続けて出力すること
により、補間画素の有する副画素配列に対応した表示信
号を表示信号保持手段106から出力させるのである。
【0084】表1に5画素を8画素で補間する場合に、
1回しか表示信号を出力しないアドレスと2回重複して
表示信号を出力するアドレスの1例を示す。
【0085】
【表1】 ここに示した例では、赤色の表示信号については1番
地、3番地、4番地に格納された表示信号は2回出力さ
れ、2番地と5番地に格納された表示信号については1
回しか出力されない。したがって赤色の表示信号が出力
されるアドレスの配列は、1番地、1番地、2番地、3
番地、3番地、4番地、4番地、5番地の順序で変換ク
ロック信号と同期して出力される。同様に緑色の表示信
号が出力されるアドレスの配列は、1番地、2番地、2
番地、3番地、3番地、4番地、5番地、5番地の順序
で、青色の表示信号が出力されるアドレスの配列は、1
番地、2番地、2番地、3番地、4番地、4番地、5番
地、5番地の順序でそれぞれ変換クロック信号と同期し
て出力される。
【0086】このように5画素(15副画素)分の表示
信号から8画素(24副画素)分の表示信号を生成す
る。
【0087】表示信号保持手段106から出力された未
だ輝度の調節がなされていない表示信号は、輝度変更手
段108により輝度の調節を行う。すなわち、輝度変更
手段108は、補間画素内に同一色が2個ある副画素に
対応した表示信号を指定する制御信号に基づき、補間画
素内の同一色の副画素の輝度の和が補間画素が補間した
画素内のその色の副画素の輝度と等しくなるように表示
信号を変更する。輝度変更手段108R、108G、1
08Bは、1画素内のRGB各色を、1個の副画素で表
示させたときの輝度と、2個の副画素で表示させたとき
の輝度を同等にするように階調を調節するものである。
すなわち、1画素分の表示データを、表示画面の3個、
4個または5個の副画素からなる補間画素に表示する際
に、補間画素の同一色の複数の副画素の輝度を、この補
間画素が補間した画素内のその色の輝度と同等になるよ
うに表示信号の階調を変更する。
【0088】また、各副画素の輝度を変更する際に、表
示素子の階調−輝度特性がリニアではない場合に、この
非線形な階調−輝度特性を補正するように変更してもよ
い。例えば液晶表示素子のように画素に印加する電圧と
透過率などの光の変調割合が非線形な特性を有する表示
装置の場合には、この非線形な階調−輝度特性を補正す
るようにすればよい。例えば、表示素子101が液晶表
示素子である場合、一般的には画素に印加する電圧と光
の変調効率には非線形な関係がある、したがって、表示
素子101が液晶表示素子の場合には、輝度変更手段1
08R、108G、108Bにより液晶表示素子のγ特
性を補正するように輝度を変更するようにしてもよい。
【0089】図9は、非線形な階調−輝度特性の1例を
模式的に示す図である。
【0090】いま、ある副画素の輝度を示す表示信号が
45階調であり、この輝度を1個の補間画素内にの2個
の副画素で表示するときには、それぞれの副画素に輝度
が半分になる階調、すなわち27階調の表示信号を出力
すればよい。
【0091】表2は、表示信号の階調を補間画素内の同
一色の第1の副画素と第2の副画素で表示するとき、第
1の副画素と第2の副画素に割り振って印加する階調と
の対応関係の1例を示す図である。
【0092】
【表2】 ここでは、第1の副画素の輝度と第2の副画素の輝度と
が等しくなるように階調を割り振った例について説明し
たが、前述のように補間画素内での輝度が保たれれば、
第1の副画素の輝度と第2の副画素の輝度とが異なるよ
うに階調を割り振るようにしてもよい。
【0093】例えば信号源102から出力された1個の
副画素の表示信号の輝度が55階調であれば、第1の副
画素と第2の副画素とに39階調ずつ割り振るようにし
てもよいし、第1の副画素に27階調を、第2の副画素
に45階調を割り振るようにしてもよい(図9参照)。
【0094】また、表示素子101の階調−輝度特性が
リニアに変化するような場合には、表示信号の階調を単
に等分して割り振るようにしてもよい。
【0095】このように信号源102から出力された表
示信号は、表示素子101の有する画素数(副画素数)
に応じて補間されるとともに、輝度が調節されるが、個
々の副画素の表示信号としては輝度が変更されるものと
変更されないものがある。
【0096】表示信号切替手段109R、109G、1
09Bは、輝度が変更されない表示信号を出力するか、
輝度が変更された表示信号を出力するかを、補間制御手
段104からの出力される制御信号により切り換えて表
示素子101に出力する。すなわち、補間により輝度の
変更されない副画素の表示信号について表示信号保持手
段106R、106G、106Bから出力された表示信
号を出力し、補間により輝度が変更される副画素の表示
信号については、輝度変換手段108R、108G、1
08Bで輝度が変更された表示信号を出力する。
【0097】出力された表示信号は表示素子101の副
画素数に対応しているから、表示データの数が表示素子
101の画素数と異なる場合であっても、画面全体に映
像を表示することができる。
【0098】そして、本発明の表示装置にあっては、従
来の補間に比較して補間単位が小さく、また、補間画素
の輝度をこの補間画素が補間する画素の輝度と整合する
ように調節しているため、補間部分が目立たず、ぼやけ
を軽減でき、かつ、簡易な計算で補間を行うことができ
る。したっがて、簡易な構成により、表示品質の高いマ
ルチスキャン表示を行うことができる。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、R
GBの3個の副画素から構成される画素を、3個、4個
または5個の副画素から構成される補間画素に変換して
表示することにより、補間部分が目立たず、ぼやけを軽
減でき、かつ、簡易な計算で補間を行うことができる。
【0100】本発明の表示方法によれば、補間部分が目
立たず、表示のぼやけも少ない、高品質のマルチスキャ
ン表示を行うことができる。また複雑な計算を行うこと
なく、高品質のマルチスキャン表示を行うことができ
る。
【0101】また本発明の表示装置にあっては、補間単
位を従来よりも細かくし、補間部分が目立たないより自
然なマルチスキャン表示を行うことができる。また、画
素の輝度と、このい画素を補間する補間画素の輝度とを
整合させて新たな画素列を生成しているので、表示のぼ
やけも大きく低減することができる。したがって本発明
の表示装置によればより自然で、高品質のマルチスキャ
ン表示を行うことができる。さらに、本発明の表示方法
は複雑な計算を必要とせず、高速表示を行うことができ
る。さらに装置の構成もより簡易であり、生産性を向上
し安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画素の補間表示方法を説明するた
めの図。
【図2】画素を構成する副画素の輝度を説明するための
図。
【図3】5画素からなる補間前の画素列を8画素からな
る補間後の画素列で補間した1例を示す図。
【図4】4画素からなる補間前の画素列を5画素からな
る補間後の画素列で補間した1例を示す図。
【図5】補間前の副画素の輝度を補間後の副画素に分配
した例を模式的に示す図。
【図6】本発明の表示装置の構成の1例を概略的に示す
図。
【図7】表示信号保持手段に保持される表示信号と、表
示信号保持手段から出力される表示信号との関係の1例
を模式的に示す図。
【図8】補間前の表示信号配列と補間後の表示信号配列
との関係を模式的に示す図。
【図9】非線形な階調−輝度特性の1例を模式的に示す
図。
【図10】従来の補間表示方法の1例を説明するための
図。
【図11】従来の補間表示方法の別の1例を説明するた
めの図。
【符号の説明】
11,12,13……画素 111,121,131……副画素(赤) 112,122,132……副画素(緑) 113,123,133……副画素(青) 21,22,23……補間画素 211,214,223,233……副画素(赤) 212,221,231,234……副画素(緑) 213,222,232,235……副画素(青) 31,32,33,34,35……画素 41,42,43,44,45……補間画素 51,52,53,54……画素 61,62,63,64……補間画素 100……表示装置 101……表示素子 102……信号源 103……画素数判定手段 104……クロック変換手段 105……保持アドレス生成手段 106R、106G、106B……表示信号保持手段 107……補間制御手段 108R、108G、108B……輝度変更手段 109R、109G、109B……表示信号切替手段

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3原色を構成する第1の色と第2の色と
    第3の色の副画素を1単位として配列したj個の画素に
    対応した表示信号を、n個(n>j)の前記画素対応し
    た表示信号に変換して表示する表示方法において、 n個の前記画素を構成する3n個の前記副画素を、1単
    位が3個、4個または5個の前記副画素から構成される
    j個の補間画素に変換する画素変換工程と、 前記補間画素内に第1の色の副画素が複数あるとき、前
    記補間画素内の第1の色の副画素の輝度の和が、前記補
    間画素が変換した前記画素内の第1の色の副画素の輝度
    と等しくなるように前記補間画素を構成する第1の色の
    副画素の輝度を変更する輝度変更工程とを有することを
    特徴とする表示方法。
  2. 【請求項2】 前記画素変換工程は、5個の前記画素
    を、4個の前記副画素により構成される1個の前記補間
    画素と、5個の前記副画素により構成される4個の前記
    補間画素とにより再配列することを特徴とする請求項1
    記載の表示方法。
  3. 【請求項3】 前記画素変換工程は、4個の前記画素
    を、3個の前記副画素により構成される1個の前記補間
    画素と、4個の前記副画素により構成される3個の前記
    補間画素とにより再配列することを特徴とする請求項1
    記載の表示方法。
  4. 【請求項4】 第1の色と第2の色と第3の色の3個の
    副画素からなる第1の画素を、第1の色と第2の色と第
    3の色からなる3個、4個または5個の副画素からなる
    補間画素により、第1の画素を構成する第1の色の副画
    素の輝度と、第2の画素を構成する第1の色の副画素の
    輝度の和とが等しくなるように変換することを特徴とす
    る表示方法。
  5. 【請求項5】 3原色を構成する第1の色と第2の色と
    第3の色の副画素を1単位として配列したj個の画素に
    対応した表示信号を、n個(n>j)の前記画素に対応
    した表示信号に対応した表示信号に変換して表示する表
    示装置において、 3原色を構成する第1の色と第2の色と第3の色の3個
    の副画素からなる第1の画素を、第1の色と第2の色と
    第3の色からなる、3個、4個、または5個の副画素か
    らなる補間画素に変換する画素変換手段と、 補間画素内に第1の色の副画素が2個あるとき、補間画
    素内の第1の色の副画素の輝度の和を、補間画素が補間
    した画素の第1の色を有する副画素の輝度と等しくなる
    ように調節する輝度調節手段とを具備したことを特徴と
    する表示装置。
  6. 【請求項6】 1単位が3個の副画素からなる画素が配
    列した第1の画素列を、1単位が3個、4個または5個
    の副画素からなる補間画素が配列した第2の画素列によ
    り補間する補間手段と、 前記補間画素を構成する前記副画素の輝度を、前記補間
    画素が補間する前記画素の輝度と等しくなるように調節
    する輝度変換手段とを具備したことを特徴とする表示装
    置。
  7. 【請求項7】 赤色と緑色と青色の副画素からなる画素
    が配列したm行n列に配列した表示素子と、 i行j列(i<m、j<n)の前記画素を構成する前記
    副画素の輝度に対応した表示信号と、前記表示信号と同
    期したクロック信号と、前記表示信号をj画素毎に同期
    させる同期信号とを出力する信号源と、 前記クロック信号を、前記表示素子に適合するように変
    換して変換クロック信号を出力するクロック変換手段
    と、 前記同期信号と前記クロック信号とに基づき1行分の表
    示信号数を判定し判定信号を出力する画素数判定手段
    と、 前記表示信号数と前記表示素子の画素数とを比較して、
    1単位が3個の副画素からなるj個の画素を、3n個の
    副画素からなり、かつ1単位が3個、4個または5個の
    副画素からなるj個の補間画素に再配列して、この補間
    画素内に同一色が2個ある前記副画素に対応した前記表
    示信号を指定する制御信号を出力する補間制御手段と、 前記表示信号を保持するとともに、前記制御信号に基づ
    き、前記変換クロック信号と同期して、前記補間画素内
    に同一色が1個しかない前記副画素に対応した前記表示
    信号は1回出力し、前記補間画素内に同一色が2個ある
    前記副画素に対応した前記表示信号は2回続けて出力す
    る前記表示信号保持手段と、 前記制御信号に基づき、前記表示信号保持手段から出力
    された前記表示信号が前記補間画素内に同一色が2個あ
    る前記副画素に対応した前記表示信号であるときには、
    前記補間画素内の同一色の副画素の輝度の和が、前記補
    間画素が補間した前記画素内のその色の副画素の輝度と
    等しくなるように輝度を変更して出力する輝度変更手段
    と、 前記制御信号に基づき、前記輝度変更手段により輝度が
    変更された表示信号については前記輝度変更手段から出
    力された前記表示信号を表示素子に出力し、輝度が変更
    されない前記表示信号については前記表示信号保持手段
    から出力された前記表示信号を表示素子に出力する表示
    信号切替手段とを具備したことを特徴とする表示装置。
  8. 【請求項8】 赤色と緑色と青色の副画素からなる画素
    が配列したm行n列に配列した表示素子と、 i行j列(i<m、j<n)の前記画素を構成する前記
    副画素の輝度に対応した表示信号と、前記表示信号と同
    期したクロック信号と、前記表示信号をj画素毎に同期
    させる同期信号とを出力する信号源と、 前記同期信号と前記クロック信号とに基づき1行分の表
    示信号数を判定し判定信号を出力する画素数判定手段
    と、 前記クロック信号を、前記表示素子に適合するように変
    換して変換クロック信号を出力するクロック変換手段
    と、 前記クロック信号に基づき、前記表示信号を所定のアド
    レスに保持する表示信号保持手段と、 前記表示信号数と前記表示素子の画素数とを比較して、
    1単位が3個の副画素からなるj個の画素を、3n個の
    副画素からなり、かつ1単位が3個、4個または5個の
    副画素からなるj個の補間画素に再配列して、この補間
    画素内に同一色が2個ある前記副画素に対応した前記表
    示信号を指定する制御信号を出力するとともに、前記変
    換クロック信号と同期して、前記補間画素内に同一色が
    1個しかない前記副画素に対応した前記表示信号が保持
    されたアドレスを1回出力し、前記補間画素内に同一色
    が2個ある前記副画素に対応した前記表示信号が保持さ
    れたアドレスは2回続けて出力することにより、前記補
    間画素の有する副画素配列に対応した表示信号を前記表
    示信号保持手段から出力させる補間制御手段と、 前記制御信号に基づき、前記表示信号保持手段から出力
    された前記表示信号が前記補間画素内に同一色が2個あ
    る前記副画素に対応した前記表示信号であるときには、
    前記補間画素内の同一色の副画素の輝度の和が、前記補
    間画素が補間した前記画素内のその色の副画素の輝度と
    等しくなるように輝度を変更して出力する輝度変更手段
    と、 前記制御信号に基づき、前記輝度変更手段により輝度が
    変更された表示信号については前記輝度変更手段から出
    力された前記表示信号を表示素子に出力し、輝度が変更
    されない前記表示信号については前記表示信号保持手段
    から出力された前記表示信号を表示素子に出力する表示
    信号切替手段とを具備したことを特徴とする表示装置。
  9. 【請求項9】 前記表示素子は液晶表示素子であり、前
    記輝度変更手段は前記液晶表示素子のγ特性を補正する
    ように輝度を変更させることを特徴とする請求項7乃至
    請求項8のいずれかに記載の表示装置。
  10. 【請求項10】 前記表示装置は640×480画素に
    対応する表示データを、800×600画素に表示する
    ことを特徴とする請求項7乃至請求項8のいずれかに記
    載の表示装置。
  11. 【請求項11】 前記表示装置は640×480画素に
    対応する表示データを、1024×768画素に表示す
    ることを特徴とする請求項7乃至請求項8のいずれかに
    記載の表示装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005352463A (ja) * 2004-05-14 2005-12-22 Canon Inc カラー表示素子及びカラー表示素子の駆動方法
US7019763B2 (en) * 2001-01-09 2006-03-28 Seiko Epson Corporation Display device, driving method therefor, electro-optical device, driving method therefor, and electronic apparatus

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