JPH10104352A - ドップラ信号用トランスポンダ - Google Patents

ドップラ信号用トランスポンダ

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JPH10104352A
JPH10104352A JP8255984A JP25598496A JPH10104352A JP H10104352 A JPH10104352 A JP H10104352A JP 8255984 A JP8255984 A JP 8255984A JP 25598496 A JP25598496 A JP 25598496A JP H10104352 A JPH10104352 A JP H10104352A
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JP
Japan
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signal
wave
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transponder
doppler
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JP8255984A
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Inventor
Kazuo Okamoto
和男 岡本
Kenichi Osawa
謙一 大沢
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無指向性の波動を放射して、複数の各移動体
についてのドップラシフト周波数が測定できる電子装
置。 【解決手段】 前記移動体に搭載されるドップラ信号用
トランスポンダ10であって、特定周波数帯の波動を受
波する受信アンテナ11と、受信アンテナ11と増幅器
15の間の回路を通常は閉とし、送信器17の動作時間
を含む所定のタイミングに前記回路を開とするスイッチ
18と、スイッチ18を介した入力信号を線形増幅して
出力する増幅器15と、増幅器15の出力を所定時間遅
延させて出力する遅延回路16と、遅延回路16の出力
を線形増幅し送信する送信器17と、送信器17の出力
を前記受波した波動と同一波形の遅延された信号として
送波する送信アンテナ12とを備えたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体の移動状況
を検出可能とするため移動体に搭載されるドップラ信号
用トランスポンダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、観測地点から所定周波数の電波又
は音波を放射し、移動体から反射されてきた前記波動信
号のドップラシフト周波数を測定し、前記移動体の観測
地点に対する相対速度を検出する技術は広く知られてい
る。例えばパルスドップラレーダは、移動物標について
のドップラシフト周波数を測定し、該当物標のレーダに
対する相対速度を検出できるようにしたレーダである。
【0003】しかしレーダ受信アンテナで受信される反
射波の電力は、レーダと物標間の距離をRとすると、レ
ーダの送信電力に対してRの4乗に反比例して減少した
ものとなるから(例えば、電子情報通信学会編、レーダ
技術、昭和59年1月、電子情報学会、p.3〜4を参
照)、通常のレーダにおいては、送信アンテナからある
特定の方向にエネルギーを集中して放射できるように、
ビーム指向特性の鋭い(即ちビーム幅の狭い)特性を有
するアンテナが使用されている。従って、レーダがある
移動物標についてドップラシフト周波数の測定を連続的
に行うには、送受信アンテナを常に該当物標の存在する
方向に向けておく必要があり、また送受信アンテナを連
続的に回転させる場合には、アンテナの回転周期毎に、
放射ビームが該当物標を照射している時間だけしか測定
ができなかった。
【0004】また移動物標にレーダ電波を反射する反射
器を搭載させ、物標からの反射電力を増加させる方法も
あるが、レーダから距離Rにある物標の受信電力は、レ
ーダの送信電力に対して、既にRの2乗に反比例して減
少しているものであるから、反射器を搭載させた場合で
も、遠距離の移動物標から十分な受信電力を得るために
は、レーダ送信出力をきわめて大電力にする必要があっ
た。従って、無指向特性の送受信アンテナを用いて、3
60度のすべての方位に電波を放射すると、移動物標か
ら反射してくる受信電力が小さくなり過ぎ、従来は、遠
距離の移動物標についてのドップラシフト周波数の測定
はできなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、電波等
を用いて移動物標から反射されてきた受波信号からその
ドップラシフト周波数を測定する従来技術では、送信ア
ンテナから狭いビーム幅の電波を放射するので、移動物
標の位置があらかじめ既知の場合にはその方向に送受信
アンテナを向ければよいが、そうでない場合には送受信
アンテナを連続的に回転させるしか方法がなかった。ま
たドップラシフト周波数を測定したい移動物標が複数個
あって、それぞれ異なる方位に存在する場合には、同時
に複数の移動物標についての測定はできないという問題
があり、さらに送受信アンテナを連続的に回転させる場
合には、各移動物標についての測定は、アンテナの回転
周期毎の短時間しかできないので、レーダアンテナの回
転周期よりも短い周期で各物標を測定し、それぞれの移
動情報をほぼ連続的に取得することができないという問
題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るドップラ信
号用トランスポンダは、移動体の観測地点に対する相対
速度を検出可能とするため前記移動体に搭載されるドッ
プラ信号用トランスポンダにおいて、特定周波数帯にお
ける電磁波又は音響波を受波し電気信号として出力する
受波手段と、前記受波手段の出力端と増幅手段の入力端
の間の回路を、通常は閉とし、受波手段に最初に受波信
号が得られてから第1の所定時間が経過すると第2の所
定時間だけ前記回路を開とするスイッチ手段と、前記受
波手段からスイッチ手段を介して入力された電気信号を
線形増幅して出力する増幅手段と、前記増幅手段からの
被増幅信号を前記第1の所定時間よりやや長い第3の所
定時間遅延させて出力する遅延手段と、前記遅延手段の
出力する被遅延信号を線形増幅し送信信号として出力す
る送信手段と、前記送信手段からの出力信号を前記受波
手段が受波した電磁波又は音響波と同一波形で前記第3
の所定時間だけ遅延された信号として送波する送波手段
とを備えたものである。その結果、観測地点から無指向
性の電磁波又は音響波を短い繰返周期でほぼ連続的に送
波し、複数の各移動体に搭載されたドップラ信号用トラ
ンスポンダからの応答波を受波し、各移動体についての
連続的な移動状況を知ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施形態1.図1は本発明の実施形態1に係るドップラ
信号用トランスポンダの構成を示す図である。図1にお
いて、10は移動体に搭載されるドップラ信号用トラン
スポンダであり、受信アンテナ11、送信アンテナ1
2、増幅器15、遅延回路16、送信器17及びスイッ
チ18により構成される。また20は観測地点に設置さ
れるドップラ測定用送受信機であり、この例において
は、UHFは又はVHFの特定周波数(例えば300M
Hz)の電波の送受信を行い、移動体からのドップラシ
フト周波数を測定するものである。
【0008】図3は図1,2の動作を説明する共用のタ
イミングチャートであり、図3を参照し、図1の動作を
説明する。図1のスイッチ18は、受信アンテナ11の
出力端と増幅器15の入力端の間の回路を通常は閉と
し、ドップラ信号用トランスポンダ10の送信アンテナ
12から送信される電波が自己の受信アンテナ11を介
して直接増幅器15に入力されないように後述する所定
のタイミングだけ前記回路を開とするものである。
【0009】この例においては、ドップラ測定用送受信
機20は、無指向特性の送信アンテナ(図示せず)か
ら、特定周波数がF(例えば300MHz)で、パルス
幅がt0 (例えば0.5〜0.7μs)、繰返周期がT
(例えば0.3〜1ms)の電波を大気中のすべての方
位に放射する。移動体に搭載されたドップラ信号用トラ
ンスポンダ10では、まず受信アンテナ(例えばロッド
アンテナ等)11が、大気中を伝搬してきた前記特定周
波数Fを中心周波数としてその前後にΔF(例えば数M
Hz)の帯域幅を有する周波数帯における電波のみを受
信し、その受信信号(図3の(a)を参照)をスイッチ
18を介して増幅器15へ供給する。
【0010】また上記特定の周波数帯の受信信号のみを
出力できるように、前記Fを中心周波数とする狭帯域通
過フィルタ等を受信アンテナ11の出力側に設けるよう
にしてもよい。スイッチ18は、受信アンテナ11の出
力端に最初に受信信号が得られてから予め設定された第
1の所定時間t1 (この例では1μs、図3の(b)を
参照)が経過すると、予め設定された第2の所定時間t
2 (この例では2μs、図3の(c)を参照)だけ、前
記受信アンテナ11の出力端と増幅器15の入力端の間
の回路を開とする。そして前記第1の所定時間t1 の間
に、受信アンテナ11によって受信された信号はスイッ
チ18を介して増幅器15へ供給される。
【0011】増幅器15は、線形増幅器であり、入出力
信号間の振幅に比例関係が成立する。そしてこの比例定
数は、入力信号の大きさが変化してもまた周波数が多少
変化しても、所定の範囲にわたり一様な値を有するもの
である。従って入力信号の波形を歪ませたり、周波数や
位相を変化させたりすることがなく、入力信号を線形増
幅して出力するものである。増幅器15の出力する被増
幅信号(図3の(d)を参照)は、遅延回路16へ供給
される。
【0012】遅延回路16は、増幅器15からの入力信
号を予め設定された第3の所定時間t3 (この例では
1.5μsとする)だけ遅延させ、この被遅延信号を送
信器17へ供給する(図3の(e)を参照)。ここで図
3の(e)に示す被遅延信号は、上記第2の所定時間t
2 の範囲内に存在することが必要である。このため前記
第1,第2及び第3の所定時間t1 ,t2 及びt3 は次
の(1)〜(3)式を満足するように設定される。 t1 >t0 …(1) t3 >t1 …(2) (t1 +t2 )>(t3 +t0 ) …(3)
【0013】なお、ここで遅延回路16を設ける理由
は、移動体に照射され直接反射される電波と、トランス
ポンダから送信する電波との間に時間的な差をτだけ設
けるためと、前記ドップラ信号用トランスポンダ10か
ら送信した電波が自己の受信アンテナ11を介して直接
増幅器15に入力されないようにするためである。
【0014】遅延回路16の出力信号は送信器17に供
給され、送信器17では、入力信号を線形増幅し、所要
電力の送信信号として送信アンテナ12へ供給する。送
信アンテナ12は、送信器17からの送信信号を、受信
アンテナ11で受波した電波信号と波形、周波数、位相
は同一で、単に信号の大きさのみが線形増幅された電波
信号として大気中に放射する。ここで移動体からドップ
ラ測定用送受信機20の方位が既知の場合には、送信ア
ンテナ12には、指向特性を有するアンンテナを使用す
ることができるが、そうでない場合には、無指向特性の
ロッドアンテナ等を使用する。
【0015】ドップラ測定用送受信機20は、自己の送
信電波が移動体に照射され、この移動体から直接反射さ
れてくる電波の受信電力が小さくて、その受信周波数を
測定できなくとも、時間t3 だけ遅延してドップラ信号
用トランスポンダ10から送信されてくる電波の受信電
力は十分に大きいので、その受信周波数Fdを測定する
ことができる。そしてこの受信周波数Fdは、ドップラ
効果によって周波数偏移を生じているものである。従っ
てドップラ測定用送受信機20は、自己の送信周波数を
F、移動体に搭載されたドップラ信号用トランスポンダ
10から送信され、大気中を伝搬してきた信号の受信周
波数をFd、移動体の観測地点に対する直線方向の相対
速度をVr、電波の伝搬速度をCとすると、次の(4)
式からVrを求めることができる。 Vr=C・Fd/2F …(4)
【0016】実施形態2.図2は本発明の実施形態2に
係るドップラ信号用トランスポンダの構成を示す図であ
る。図2のドップラ信号用トランスポンダ10Aは、図
1のドップラ信号用トランスポンダ10の受信アンテナ
11及び送信アンテナ12の代りに、送受信アンテナ1
3及び切換器14を設けたものである。即ち送受信アン
テナ13は、受信アンテナ11と送信アンテナ12の2
つの機能を有するものであり、切換器14は、送受信ア
ンテナ13が受信アンテナとして使用されるか、または
送信アンテナとして使用されるかによって、送受信アン
テナ13の電気信号入出力端を、増幅器15の入力端ま
たは送信器17の出力端に切換接続を行うものである。
【0017】図3は図2の動作をも説明する共用のタイ
ミングチャートであり、図3を参照し図2の動作を説明
する。まず切換器14は、通常は、送受信アンテナ13
の電気信号入出力端を増幅器15の入力端に接続させて
いる。従って送信器17の出力端は開放されている。こ
の状態のときに、ドップラ測定用送受信機20は、図1
の場合と同様に、周波数F(この例では300MH
z)、パルス幅t0 (この例では0.5〜0.7μ
s)、繰返周期T(この例では0.3〜1ms)の電波
をすべての方位に放射する。ドップラ信号用トランスポ
ンダ10A内の送受信アンテナ13が、大気中を伝搬し
てまた上記電波を受信し、この受信信号(図3の(a)
を参照)を切換器14を介して増幅器15の入力端へ供
給する。
【0018】切換器14は、送受信アンテナ13の電気
信号入出力端に最初に受信信号が得られてから予め設定
された第1の所定時間t1 (この例では1μs、図3の
(b)を参照)が経過すると、予め設定された第2の所
定時間t2 (この例では2μs、図3の(c)を参照)
だけ前記送受信アンテナ13の電気信号入出力端を送信
器17の出力端に切換接続させる。そして前記第1の所
定時間t1 の間に、送受信アンテナ13から切換器14
を介して増幅器15へ供給された受信信号は、増幅器1
5によって図1の場合と同様に線形増幅され、この被増
幅信号(図3の(d)を参照)は、遅延回路16へ供給
される。
【0019】遅延回路16は、増幅器15からの入力信
号を予め設定された第3の所定時間t3 (この例では
1.5μsとする)だけ遅延させ、この被遅延信号を送
信器17へ供給する(図3の(e)を参照)。ここで図
3の(e)に示す被遅延信号は、上記第2の所定時間t
2 の範囲内に存在することが必要である。このため前記
第1,第2及び第3の所定時間t1 ,t2 及びt3 は前
記の(1)〜(3)式を満足するように設定される。
【0020】送信器17は、図1の場合と同様に、入力
信号を線形増幅し、所定電力の送信信号として切換器1
4を介して送受信アンテナ13の電気信号入出力端に供
給する(図3の(f)を参照)。送受信アンテナ13
は、送信器17からの送信信号を、第3の所定時間t3
だけ前に受波した電波信号と波形、周波数、位相は同一
で信号の大きさのみが異なる電波信号として大気中に放
射する。ドップラ測定用送受信機20による受信及びド
ップラ周波数の測定動作は図1において説明した通りで
ある。
【0021】実施形態3.図4は本発明の実施形態3に
係るドップラ信号用トランスポンダの適用例を示す図で
ある。実施形態1及び2においては、ドップラ測定用送
受信機20は、UHF又はVHF帯の電磁波を大気を媒
体として送受信する例を示したが、実施形態3において
は、観測船に搭載されたドップラ測定用送受波機40
が、音響波を水を媒体とて送波し、水中移動体に搭載さ
れたドップラ信号用トランスポンダ30から送波された
同一波形の音響応答波を受波することにより、送波周波
数と受波周波数との間のドップラシフト周波数を測定す
るものである。
【0022】図4のドップラ測定用送受波機40が、無
指向特性の送波器を用いてすべての方位に音響波を送波
する点は、図1及び図2の場合と同一であり、図1及び
図2の電磁波の代りに音響波を用いる点を除くと、図4
は図1と同様の動作を行う。なお、観測船に搭載される
ドップラ測定用送受波機40が送波する音響波の周波
数、その送波出力、伝搬距離、深度、水温等を考慮し
て、例えば1KHz〜200KHzの範囲から選択す
る。一般に送波出力を大きくする場合とか深度が大きい
場合は、低周波帯が選択される。
【0023】一般に水中移動体は、視認することができ
ないので、例えば複数の観測船にそれぞれ搭載されたド
ップラ測定用送波機40により同一の水中移動体に搭載
されたドップラ信号用トランスポンダ30との間でそれ
ぞれ測定を行うと、各音波の送波時刻と応答波の受波時
刻との間の時間測定から各観測船から水中移動体までの
距離と水中移動体の速度が求められ、上記測定を短い周
期で連続的に行うことにより水中移動体の追尾を行うこ
とができる。
【0024】実施形態1,2及び3においては、移動す
る物標に到達した波動(電磁波又は音響波)の反射波を
直接用いる従来のドップラシフト周波数の測定方法に比
べ、きわめて小電力の波動を観測地点より送信すること
で、移動物標に搭載されたドップラ信号用トランスポン
ダからの送信波動を観測地点で観測することができる。
このことにより下記の効果が得られる。 (1)観測地点からの波動の放射は、従来の狭いビーム
幅に代えて、すべての方位に無指向性に放射することが
できる。従って観測地点からそれぞれ異なる方位に複数
の物標が存在する場合にも、複数の物標に搭載されたド
ップラ信号用トランスポンダからの応答波動を受信し、
それぞれのドップラ周波数を測定することができる。
【0025】(2)また観測地点から無指向性放射器に
より波動を繰返しすべての方位に放射できるので、同一
物標についての測定が観測地点からの波動放射周期毎に
可能となり、従来のアンテナを回転させ、アンテナビー
ムが該当物標を照射しているときのみに測定が可能とな
る方式に比較し、測定回数が格段に増加し、ほぼ連続的
とみなされる短い周期毎に各物標についての測定が可能
となる。 (3)複数の各物標に対して、波動放射時刻から応答波
の受波時刻までの時間を計測すると、観測地点から各物
標までの距離が求まるので、複数の観測地点を設けるこ
とにより各物標の位置を求めることができる。 (4)また複数の観測地点からの測定を短い周期でほぼ
連続的に行うことにより、複数の各物標についての連続
的な移動状況を知ることができる。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、移動体の
観測地点に対する相対速度を検出可能とするため前記移
動体に搭載されるドップラ信号用トランスポンダにおい
て、特定周波数帯における電磁波又は音響波を受波し電
気信号として出力する受波手段と、前記受波手段の出力
端と増幅手段の入力端の間の回路を、通常は閉とし、受
波手段に最初に受波信号が得られてから第1の所定時間
が経過すると第2の所定時間だけ前記回路を開とするス
イッチ手段と、前記受波手段からスイッチ手段を介して
入力された電気信号を線形増幅して出力する増幅手段
と、前記増幅手段からの被増幅信号を前記第1の所定時
間よりやや長い第3の所定時間遅延させて出力する遅延
手段と、前記遅延手段の出力する被遅延信号を線形増幅
し送信信号として出力する送信手段と、前記送信手段か
らの出力信号を前記受波手段が受波した電磁波又は音響
波と同一波形で前記第3の所定時間だけ遅延された信号
として送波する送波手段とを備えるようにしたので、観
測地点から無指向性の電磁波又は音響波を短い繰返周期
でほぼ連続的に送波し、複数の各移動体に搭載されたド
ップラ信号用トランスポンダからの応答波を受波し、各
移動体についての連続的な移動状況を知ることができる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るドップラ信号用トラ
ンスポンダの構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態2に係るドップラ信号用トラ
ンスポンダの構成を示す図である。
【図3】図1,2の動作を説明するタイミングチャート
である。
【図4】本発明の実施形態3に係るドップラ信号用トラ
ンスポンダの適用例を示す図である。
【符号の説明】
10,10A,30 ドップラ信号用トランスポンダ 11 受信アンテナ 12 送信アンテナ 13 送受信アンテナ 14 切換器 15 増幅器 16 遅延回路 17 送信器 18 スイッチ 20 ドップラ測定用送受信機 40 ドップラ測定用送受波器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体の観測地点に対する相対速度を検
    出可能とするため前記移動体に搭載されるドップラ信号
    用トランスポンダにおいて、 特定周波数帯における電磁波又は音響波を受波し電気信
    号として出力する受波手段と、 前記受波手段の出力端と増幅手段の入力端の間の回路
    を、通常は閉とし、受波手段に最初に受波信号が得られ
    てから第1の所定時間が経過すると第2の所定時間だけ
    前記回路を開とするスイッチ手段と、 前記受波手段からスイッチ手段を介して入力された電気
    信号を線形増幅して出力する増幅手段と、 前記増幅手段からの被増幅信号を前記第1の所定時間よ
    りやや長い第3の所定時間遅延させて出力する遅延手段
    と、 前記遅延手段の出力する被遅延信号を線形増幅し送信信
    号として出力する送信手段と、 前記送信手段からの出力信号を前記受波手段が受波した
    電磁波又は音響波と同一波形で前記第3の所定時間だけ
    遅延された信号として送波する送波手段とを備えたこと
    を特徴とするドップラ信号用トランスポンダ。
  2. 【請求項2】 移動体の観測地点に対する相対速度を検
    出可能とするため前記移動体に搭載されるドップラ信号
    用トランスポンダにおいて、 特定周波数帯における電磁波又は音響波を受波し電気信
    号として出力すると共に、電気信号を入力して前記受波
    した電磁波又は音響波と同一波形で第3の所定時間だけ
    遅延された信号を送波する送受波手段と、 前記送受波手段の電気信号入出力端を通常は増幅手段の
    入力端に接続させ、前記送受波手段の信号入出力端に最
    初に受波信号が得られてから第1の所定時間が経過する
    と第2の所定時間だけ前記送受波手段の電気信号入出力
    端を送信手段の出力端に切換接続させる切換接続手段
    と、 前記送受波手段から切換接続手段を介して自己の入力端
    に供給された電気信号を線形増幅して出力する増幅手段
    と、 前記増幅手段からの被増幅信号を前記第1の所定時間よ
    りやや長い第3の所定時間遅延させて出力する遅延手段
    と、 前記遅延手段の出力する被遅延信号を線形増幅し送信信
    号として自己の出力端から前記切換接続手段を介して送
    受波手段に供給する送信手段とを備えたことを特徴とす
    るドップラ信号用トランスポンダ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002513161A (ja) * 1998-04-25 2002-05-08 マルコニ キャスウェル リミテッド 反射器回路
KR101167308B1 (ko) * 2004-06-21 2012-07-19 제너럴 일렉트릭 캄파니 초음파 시스템의 제어 방법 및 자동 제어 초음파 시스템

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