JPH1010375A - 光ファイバ結合系 - Google Patents

光ファイバ結合系

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JPH1010375A
JPH1010375A JP16791496A JP16791496A JPH1010375A JP H1010375 A JPH1010375 A JP H1010375A JP 16791496 A JP16791496 A JP 16791496A JP 16791496 A JP16791496 A JP 16791496A JP H1010375 A JPH1010375 A JP H1010375A
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light
mode light
diffraction grating
coupling system
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Masayuki Shigematsu
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 調心が容易で、破損の危険性が小さく、生産
性に優れた光ファイバ結合系を提供する。 【解決手段】 半導体レーザ10の出射端105から自
由空間に向けて出射された光のうち、光ファイバ20の
入射端203から入射してクラッドモード光になった光
は、光ファイバ20の入射端203近傍に形成された回
折格子204により同方向に伝搬する伝搬モード光に変
換されて、光ファイバ20を伝搬する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体レーザや光
導波路の出射端から自由空間に向けて出射された光を光
ファイバの入射端に入射させる光ファイバ結合系に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体レーザや光導波路の出射端
から自由空間に向けて出射された光を光ファイバの入射
端に入射させる光ファイバ結合系として、幾つかのタイ
プのものが知られている。例えば、図7に示す第1の従
来技術による光ファイバ結合系は、半導体レーザ光源1
から出射されたレーザ光を、レンズ2およびレンズ3に
より集光して光ファイバ4のコア部に入射させ、これに
よりレーザ光を光ファイバ4に伝搬させるものである。
【0003】また、図8に示す第2の従来技術による光
ファイバ結合系では、光ファイバ5は、入射端5aが非
球面レンズ加工されていて、半導体レーザ1から出射さ
れたレーザ光をこの非球面レンズにより高効率に結合す
るものである( H.M.Presbyet al., IEEE Photon. Tech
nol. Lett., Vol.5, No.2, pp.184-186, 1993)。
【0004】また、図9に示す第3の従来技術による光
ファイバ結合系では、光ファイバ6は、コア部のない先
球状ファイバ6aと、コア部が二乗型屈折率分布を有す
る所定長のGIファイバ6bとが、先端に融着接続され
ている(白石和男ら、電子情報通信学会、第7回光ファ
イバ応用技術研究会、OFT96-2、1996 )。この光ファイ
バ結合系によれば、半導体レーザ1から出射されたレー
ザ光は、先球状ファイバ6aの先球部に入射して略平行
光とされてGIファイバ6bのコア部に入射し、そし
て、そのGIファイバ6bのコア部における屈折率分布
に従って次第に中心に集光されて、光ファイバ6を伝搬
していく。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術それぞれは以下のような問題点がある。第1の従
来技術(図7)の場合には、レンズが必要であることか
ら、調心が困難であり、コストが高く、また、他の光フ
ァイバ結合系と比較して大型であるという問題点があ
る。
【0006】また、第2の従来技術(図8)の場合に
は、半導体レーザ1から出射されたレーザ光を高効率に
光ファイバ5内に伝搬させるためには、半導体レーザ1
と光ファイバ5との間の間隔を狭くして、光ファイバ5
の入射端5aの露出したコア部にレーザ光の殆どを直接
に入射させる必要がある。そのため、半導体レーザ1と
光ファイバ5との間の間隔の許容範囲が狭く、調心およ
び組立自動化が困難であり、また、入射端5aの露出し
た細いコア部が破損する危険が大きいという問題点があ
る。
【0007】また、第3の従来技術(図9)の場合に
は、光ファイバ6を形成するに際して、3つの部材を融
着接続するとともに、先球状ファイバ6aの先端を先球
加工する必要があり、さらに、GIファイバ6bの長さ
を所定値に厳密に管理する必要があるため、生産歩留ま
りが悪いという問題点がある。
【0008】本発明は、上記問題点を解消する為になさ
れたものであり、調心が容易で、破損の危険性が小さ
く、生産性に優れた光ファイバ結合系を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の光ファイ
バ結合系は、(1) 出射端から自由空間に向けて光を出射
する半導体発光素子と、(2) 入射端に入射してクラッド
モード光となった光を同方向に伝搬する伝搬モード光に
変換する回折格子が入射端近傍に形成された光ファイバ
と、を備えることを特徴とする。この光ファイバ結合系
では、半導体発光素子の出射端から自由空間に向けて出
射された光のうち、光ファイバの入射端から入射してク
ラッドモード光になった光は、光ファイバの入射端近傍
に形成された回折格子により同方向に伝搬する伝搬モー
ド光に変換されて、光ファイバを伝搬する。
【0010】請求項2記載の光ファイバ結合系は、(1)
出射端から自由空間に向けて光を出射する光導波路と、
(2) 入射端に入射してクラッドモード光となった光を同
方向に伝搬する伝搬モード光に変換する回折格子が入射
端近傍に形成された光ファイバと、を備えることを特徴
とする。この光ファイバ結合系では、光導波路の出射端
から自由空間に向けて出射された光のうち、光ファイバ
の入射端から入射してクラッドモード光になった光は、
光ファイバの入射端近傍に形成された回折格子により同
方向に伝搬する伝搬モード光に変換されて、光ファイバ
を伝搬する。
【0011】請求項3記載の光ファイバは、請求項1ま
たは2記載の光ファイバ結合系であって、さらに、光フ
ァイバは互いに次数の異なる複数のクラッドモード光そ
れぞれを伝搬モード光に変換する複数の回折格子それぞ
れが形成されていることを特徴とするものである。この
場合、複数の回折格子それぞれにおいて、その周期に応
じた次数のクラッドモード光それぞれが伝搬モード光に
変換されるので、伝搬モード光への変換効率が高い。
【0012】請求項4記載の光ファイバは、請求項1ま
たは2記載の光ファイバ結合系であって、さらに、光フ
ァイバは回折格子がコア部およびクラッド部の双方に形
成されていることを特徴とするものである。この場合、
クラッドモード光は、高効率に伝搬モード光へ変換され
る。
【0013】請求項5記載の光ファイバ結合系は、請求
項1記載の光ファイバ結合系であって、さらに、(1) 半
導体発光素子は反射端と低反射処理された出射端との間
に光を発生するとともに増幅する活性領域を備え、(2)
光ファイバは伝搬モード光の一部を逆方向に伝搬する伝
搬モード光に変換する反射用回折格子が更に形成されて
いる、ことを特徴とするものである。この場合、半導体
発光素子の反射端と光ファイバの反射用回折格子とによ
りファブリペロー型の共振器が構成され、反射用回折格
子のブラッグ波長の発振波長を有するレーザ発振が生じ
る。
【0014】請求項6記載の半導体発光モジュールは、
請求項1記載の光ファイバ結合系を備えることを特徴と
する。また、請求項7記載の光導波路モジュールは、請
求項2記載の光ファイバ結合系を備えることを特徴とす
る。何れの場合も取り扱いが容易となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態を詳細に説明する。尚、図面の説明におい
て同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省
略する。
【0016】(第1の実施形態)先ず、第1の実施形態
について説明する。図1は、第1の実施形態に係る光フ
ァイバ結合系の模式図である。この光ファイバ結合系
は、半導体レーザ(半導体発光素子)10と光ファイバ
20とを備えて構成されている。
【0017】半導体レーザ10は、光の発生および増幅
を行う活性領域101と、その活性領域101よりも屈
折率が小さいクラッド層102および103とが積層さ
れており、また、一方の端面である反射端104は、光
を略全反射するものであり、他方の端面である出射端1
05は、光の一部を透過させ残部を反射させるものであ
り、反射端104と出射端105とは互いに平行であ
る。このような半導体レーザ10の活性領域101に電
流が注入されると光が発生し、その光が反射端104と
出射端105との間で活性領域101内を往復する間に
誘導放出が起こり、そして、その誘導放出光すなわちレ
ーザ光が出射端105から外部へ出射される。
【0018】この半導体レーザ10の出射端105から
出射されたレーザ光は、所定の拡がり角で拡がって自由
空間に出射され、光ファイバ20の入射端203に入射
する。光ファイバ20は、コア部201とその周囲に屈
折率の低いクラッド部202とが同心円状に形成された
細径の線材であって、そのコア部201とクラッド部2
02との境界面で全反射しながら光をコア部201内に
伝搬させるものである。また、この光ファイバ20の入
射端203の近傍のコア部201には、回折格子204
が形成されている。この回折格子204が形成される位
置は、光ファイバ20の入射端203から1m以内であ
り、好ましくは10cm以内である。
【0019】この回折格子204は、クラッドモード光
を同方向に伝搬する伝搬モード光に変換するためのもの
である。ここで、クラッドモード光は、クラッド部20
2の外側の境界面で全反射しながら伝搬する光であり、
伝搬モード光は、コア部201とクラッド部202との
間の境界面で全反射しながらコア部201内を伝搬する
光である。光ファイバ20がシングルモード光ファイバ
であるとして伝搬モード光が基底モード光のみであると
し、また、クラッドモード光のうちm次のクラッドモー
ド光を回折格子204により基底モード光に変換するも
のとすれば、回折格子204の周期Λm は、 β0 − βcm = 2π/Λm … (1) なる関係式を満たすものである。ここで、β0 は基底モ
ード光の伝搬定数であり、βcmはm次のクラッドモード
光の伝搬定数であり、πは円周率である。基底モード光
の伝搬定数β0 とクラッドモード光の伝搬定数βcmとの
差は一般に小さいので、回折格子204の周期Λm は数
百μm程度である。
【0020】この回折格子204は、Ge(ゲルマニウ
ム)元素が添加された石英ガラスに所定波長の紫外光を
照射すると、照射された紫外光の強度に応じて屈折率が
大きくなることを利用して形成される。すなわち、光フ
ァイバ20のコア部201にGe元素を添加しておき、
その光ファイバ20の光軸方向に干渉縞ができるように
外部から紫外光を照射することにより、その干渉縞の光
強度分布に応じた屈折率を有する回折格子204がコア
部201に形成される。したがって、干渉縞のパターン
すなわち紫外光の入射角度を適切に設定することによ
り、この回折格子204の周期Λm を、上記(1)式を
満たす所望値にすることができる。
【0021】この光ファイバ結合系は以下のように作用
する。半導体レーザ10の活性領域101に電流が注入
されることにより、出射端105から自由空間に向けて
所定の拡がり角でレーザ光が出射され、このレーザ光
は、光ファイバ20の入射端203に入射する。入射端
203に入射したレーザ光のうち、一部は伝搬モード光
として光ファイバ20を伝搬するが、大部分はクラッド
モード光となる。このクラッドモード光が回折格子20
4が形成されている領域まで達すると、クラッドモード
光のうち(1)式を満たすm次のクラッドモード光は、
回折格子204により同方向に伝搬する伝搬モード光に
変換され、光ファイバ20を伝搬して行く。
【0022】このように、半導体レーザ10から出射さ
れたレーザ光を光ファイバ20の入射端203の広い面
で受光することとし、光ファイバ20の回折格子204
によりクラッドモード光を同方向に伝搬する伝搬モード
光に変換する構成にしたので、半導体レーザ10から出
射されたレーザ光を高効率に光ファイバ20に伝搬モー
ド光として伝搬させることができる。また、半導体レー
ザ10と光ファイバ20との間の距離の許容範囲が広い
ので調心が容易であり、光ファイバ20の入射端203
に特別の加工を施すことを要しないので、破損の危険性
が小さく、生産性に優れる。
【0023】(第2の実施形態)次に、第2の実施形態
について説明する。図2は、第2の実施形態に係る光フ
ァイバ結合系の模式図である。この光ファイバ結合系
は、半導体レーザ10と光ファイバ21とを備えて構成
されている。本実施形態に係る光ファイバ結合系におけ
る半導体レーザ10は、第1の実施形態におけるものと
同様のものである。一方、本実施形態における光ファイ
バ21は、第1の実施形態における光ファイバ20と比
べて、複数(図2では2つ)の回折格子が形成されてい
る点が異なる。
【0024】光ファイバ21は、コア部211とその周
囲に屈折率の低いクラッド部212とが同心円状に形成
された細径の線材であり、この光ファイバ21の入射端
213の近傍のコア部211には、回折格子214およ
び215が形成されている。この回折格子214および
215それぞれは、互いに異なる次数のクラッドモード
光それぞれを同方向に伝搬する伝搬モード光に変換する
ためのものである。
【0025】すなわち、光ファイバ21がシングルモー
ド光ファイバであるとして伝搬モード光が基底モード光
のみであるとし、また、クラッドモード光のうちm次の
クラッドモード光を回折格子214により基底モード光
に変換するものとすれば、回折格子214の周期Λm
前述の(1)式を満たすものであり、また、n次のクラ
ッドモード光を回折格子215により基底モード光に変
換するものとすれば、回折格子215周期Λn は、 β0 − βcn = 2π/Λn … (2) なる関係式を満たすものである。ここで、β0 は基底モ
ード光の伝搬定数であり、βcmはm次のクラッドモード
光の伝搬定数であり、βcnはn次のクラッドモード光の
伝搬定数であり、πは円周率であり、mとnとは異なる
値である。なお、次数が異なるとクラッドモード光の伝
搬定数も異なるので、回折格子214の周期Λm と回折
格子215の周期Λn とは互いに異なる。
【0026】この光ファイバ結合系は以下のように作用
する。半導体レーザ10の活性領域101に電流が注入
されることにより、出射端105から自由空間に向けて
所定の拡がり角でレーザ光が出射され、このレーザ光
は、光ファイバ21の入射端213に入射する。入射端
213に入射したレーザ光のうち、一部は伝搬モード光
として光ファイバ21を伝搬するが、大部分はクラッド
モード光となる。このクラッドモード光のうち(1)式
を満たすm次のクラッドモード光は、回折格子214が
形成されている領域まで達すると、その回折格子214
により同方向に伝搬する伝搬モード光に変換され光ファ
イバ21を伝搬して行く。一方、クラッドモード光のう
ち(2)式を満たすn次のクラッドモード光は、回折格
子214が形成されている領域まで達しても、(1)式
を満たさないので伝搬モード光に変換されることなく、
そのまま通過する。しかし、その後、このn次のクラッ
ドモード光は、回折格子215が形成されている領域ま
で達すると、その回折格子215により同方向に伝搬す
る伝搬モード光に変換され光ファイバ21を伝搬してい
く。
【0027】このように、半導体レーザ10から出射さ
れたレーザ光を光ファイバ21の入射端213の広い面
で受光することとし、光ファイバ21の互いに周期の異
なる回折格子214および215それぞれによりクラッ
ドモード光を同方向に伝搬する伝搬モード光に変換する
構成にしたので、前述の第1の実施形態の場合に比較し
て、半導体レーザ10から出射されたレーザ光を更に高
効率に光ファイバ21に伝搬モード光として伝搬させる
ことができる。
【0028】なお、本実施形態に係る光ファイバ結合系
は、互いに異なる周期の2つの回折格子を光ファイバに
形成したものであるが、回折格子の個数は2に限られる
ことはなく、3以上であってもよい。この場合、それぞ
れの回折格子の周期それぞれは、各次数のクラッドモー
ド光の伝搬定数それぞれについて、(1)式および
(2)式と同様の関係式を満たす必要がある。また、格
子間隔が光ファイバ光軸方向に連続的に変化する回折格
子であってもよい。
【0029】(第3の実施形態)次に、第3の実施形態
について説明する。図3は、第3の実施形態に係る光フ
ァイバ結合系の模式図である。この光ファイバ結合系
は、半導体レーザ10と光ファイバ22とを備えて構成
されている。本実施形態に係る光ファイバ結合系におけ
る半導体レーザ10は、第1の実施形態におけるものと
同様のものである。一方、本実施形態における光ファイ
バ22は、第1の実施形態における光ファイバ20と比
べて、回折格子224がコア部221だけでなくクラッ
ド部222にも及んで形成されている点が異なる。
【0030】この光ファイバ22は、コア部221だけ
でなくクラッド部222にもGe元素を添加しておき、
その光ファイバ22の光軸方向に干渉縞ができるように
外部から紫外光を照射することにより、その干渉縞の光
強度分布に応じた屈折率を有する回折格子224がコア
部221およびクラッド部222に形成される。
【0031】本実施形態に係る光ファイバ結合系も、第
1の実施形態と同様に作用する。すなわち、半導体レー
ザ10の出射端105から出射されたレーザ光は、光フ
ァイバ22の入射端223に入射して、大部分はクラッ
ドモード光となる。このクラッドモード光が回折格子2
24が形成されている領域まで達すると、クラッドモー
ド光のうち(1)式を満たすm次のクラッドモード光
は、回折格子224により同方向に伝搬する伝搬モード
光に変換され、光ファイバ22を伝搬して行く。
【0032】本実施形態では、回折格子224における
クラッドモード光から伝搬モード光への変換の効率は、
回折格子224がコア部221およびクラッド部222
の双方に形成されているので、第1の実施形態の場合と
比較して高い。
【0033】(第4の実施形態)次に、第4の実施形態
について説明する。図4は、第4の実施形態に係る光フ
ァイバ結合系の模式図である。この光ファイバ結合系
は、半導体発光素子11と光ファイバ23とを備えて構
成されている。
【0034】半導体発光素子11は、光の発生および増
幅を行う活性領域111と、その活性領域111よりも
屈折率が小さいクラッド層112および113とが積層
されており、また、一方の端面である反射端114は、
光を略全反射するものであり、他方の端面である出射端
115は、低反射処理が施されていて光を殆ど透過させ
るものであり、反射端114と出射端115とは互いに
平行とするか、または、出射端115を活性領域111
に対して斜めとしてもよい。このような半導体発光素子
11の活性領域111に電流が注入されると光が発生
し、その光は、出射端115から外部へ出射される。ま
た、光が外部から出射端115を経て活性領域111内
に入射すると、その光が反射端114と出射端115と
の間で活性領域111内を往復する間に誘導放出が起こ
る。
【0035】この半導体発光素子11の出射端115か
ら出射された光は、所定の拡がり角で拡がって自由空間
に出射され、光ファイバ23の入射端233に入射す
る。光ファイバ23は、コア部231とその周囲に屈折
率の低いクラッド部232とが同心円状に形成された細
径の線材であって、そのコア部231とクラッド部23
2との境界面で全反射しながら光をコア部231内に伝
搬させるものである。また、この光ファイバ23の入射
端233の近傍のコア部231には、入射端233に近
い方から順に変換用回折格子234および反射用回折格
子235が形成されている。これら変換用回折格子23
4および反射用回折格子235も、第1の実施形態で説
明した方法と同様にして形成される。
【0036】この変換用回折格子234は、クラッドモ
ード光を同方向に伝搬する伝搬モード光に変換するとと
もに、伝搬モード光を同方向に伝搬するクラッドモード
光に変換するためのものである。光ファイバ23がシン
グルモード光ファイバであるとして伝搬モード光が基底
モード光のみであるとし、また、クラッドモード光のう
ちm次のクラッドモード光と基底モード光との間で相互
に変換するものとすれば、変換用回折格子234の周期
Λm は、上記(1)式を満たすものである。
【0037】一方、反射用回折格子235は、変換用回
折格子234により変換されて生成された伝搬モード光
の一部を反射させ残部を透過させるためのものである。
この反射用回折格子235の周期ΛB は、伝搬定数β0
の基底モード光をブラッグ回折する条件式: β0 = π/ΛB … (3) で表される。この反射用回折格子235の周期ΛB は、
変換用回折格子234の周期Λm と比べて短周期であ
り、光の波長の半分の程度である。
【0038】この光ファイバ結合系は以下のように作用
する。半導体発光素子11の活性領域111に電流が注
入されることにより生じた光は、出射端115から自由
空間に向けて所定の拡がり角で出射され、この光は、光
ファイバ23の入射端233に入射する。入射端233
に入射した光のうち、一部は伝搬モード光として光ファ
イバ23を伝搬するが、大部分はクラッドモード光とな
る。
【0039】このクラッドモード光が変換用回折格子2
34が形成されている領域まで達すると、クラッドモー
ド光のうち(1)式を満たすm次のクラッドモード光
は、変換用回折格子234により同方向に伝搬する伝搬
モード光に変換され、光ファイバ23を伝搬して行く。
そして、この伝搬モード光が反射用回折格子235が形
成されている領域まで達すると、(3)式を満たす伝搬
モード光は、反射用回折格子235により一部が反射さ
れる。
【0040】この反射用回折格子235により反射され
た伝搬モード光は、反対方向に進んで反射用回折格子2
34に達して、m次のクラッドモード光に変換され、そ
のm次のクラッドモード光は、光ファイバ23の入射端
233から外部へ出射し、半導体発光素子11の出射端
115から活性領域111内に入射する。そして、その
光が活性領域111内において反射端114で反射され
て往復する間に誘導放出が起こる。
【0041】このように、半導体発光素子11の反射端
114と光ファイバ23の反射用回折格子235との間
にファブリベロー型の共振器が構成されるとともに、半
導体発光素子11の活性領域111において光の発生と
増幅が行われるので、レーザ発振器が構成されることに
なる。反射用回折格子235から出射されるレーザ光の
波長は、半導体発光素子11において発生する光の波長
スペクトルおよびファブリペロー型共振器の共振器長か
ら決まるのみならず、反射用回折格子235におけるブ
ラッグ回折の条件式である上記(3)式をも満たすもの
である。
【0042】このように、半導体発光素子11および光
ファイバ23により構成されるレーザ発振器において、
半導体発光素子11と光ファイバ23との間の光結合
が、光ファイバ23に形成された変換用回折格子234
により高効率に行われるので、効率のよいレーザ発振が
可能となる。
【0043】(第5の実施形態)次に、第5の実施形態
について説明する。図5は、第5の実施形態に係る光フ
ァイバ結合系の模式図である。この光ファイバ結合系
は、光ファイバ24と光導波路12と光ファイバ25と
を備えて構成される。
【0044】光ファイバ24は、コア部241とその周
囲に屈折率の低いクラッド部242とが同心円状に形成
された細径の線材であって、そのコア部241とクラッ
ド部242との境界面で全反射しながら光をコア部24
1内に伝搬させるものである。また、光導波路12は、
平板状またはストライプ状のコア部121が屈折率の低
いクラッド部122および123に囲まれた2次元また
は3次元の光導波路であって、そのコア部121とクラ
ッド部122,123との境界面で全反射しながら光を
コア部121内に伝搬させるものである。
【0045】光ファイバ24の出射端243と光導波路
12の入射端124とは密着接続しており、光ファイバ
24のコア部241内を伝搬してきて出射端243に達
した伝搬モード光は、直ちに入射端124から光導波路
12に入射して、光導波路12のコア部121を伝搬す
る光となる。そして、その伝搬光は、光導波路12の出
射端125に達して、その出射端125から自由空間に
向けて出射される。
【0046】この光導波路12の出射端125から出射
された光は、所定の拡がり角で拡がって自由空間に出射
され、光ファイバ25の入射端253に入射する。光フ
ァイバ25は、コア部251とその周囲に屈折率の低い
クラッド部252とが同心円状に形成された細径の線材
であって、そのコア部251とクラッド部252との境
界面で全反射しながら光をコア部251内に伝搬させる
ものである。また、この光ファイバ25の入射端253
の近傍のコア部251には、回折格子254が形成され
ている。この光ファイバ25は、第1の実施形態におけ
る光ファイバ20と同様のものであり、同様の作用を奏
する。
【0047】この光ファイバ結合系では、光ファイバ2
4から光導波路12へと伝搬した光は、光導波路12の
出射端125から自由空間に向けて所定の拡がり角で出
射され、その光は、光ファイバ25の入射端253に入
射する。入射端253に入射した光のうち、一部は伝搬
モード光として光ファイバ25を伝搬するが、大部分は
クラッドモード光となる。このクラッドモード光が回折
格子254が形成されている領域まで達すると、クラッ
ドモード光のうち(1)式を満たすm次のクラッドモー
ド光は、回折格子254により同方向に伝搬する伝搬モ
ード光に変換され、光ファイバ25を伝搬して行く。
【0048】このように、本実施形態に係る光ファイバ
結合系においても、第1の実施形態の場合と同様に、光
導波路12から出射された光を光ファイバ25の入射端
253の広い面で受光することとし、光ファイバ25の
回折格子254によりクラッドモード光を同方向に伝搬
する伝搬モード光に変換する構成にしたので、光導波路
12から出射された光を高効率に光ファイバ25に伝搬
モード光として伝搬させることができる。また、光導波
路12と光ファイバ25との間の距離の許容範囲が広い
ので調心が容易であり、光ファイバ25の入射端253
に特別の加工を施すことを要しないので、破損の危険性
が小さく、生産性に優れる。
【0049】(第6の実施形態)次に、第6の実施形態
について説明する。図6は、第6の実施形態に係る光フ
ァイバ結合系の模式図である。この光ファイバ結合系
は、光ファイバ26と光導波路13と光ファイバ27と
を備えて構成される。
【0050】光ファイバ26は、コア部261とその周
囲に屈折率の低いクラッド部262とが同心円状に形成
された細径の線材であって、そのコア部261とクラッ
ド部262との境界面で全反射しながら光をコア部26
1内に伝搬させるものである。この光ファイバ26を伝
搬してきた光は、出射端263に達すると、その出射端
263から所定の拡がり角で拡がって自由空間に出射さ
れ、光導波路13の入射端134に入射する。
【0051】光導波路13は、平板状またはストライプ
状のコア部131が屈折率の低いクラッド部132およ
び133に囲まれた2次元または3次元の光導波路であ
って、そのコア部131とクラッド部132,133と
の境界面で全反射しながら光をコア部131内に伝搬さ
せるものである。また、この光導波路13の入射端13
4の近傍のコア部131には、回折格子136が形成さ
れている。この回折格子136は、光ファイバの入射端
近傍に形成された回折格子と同様に、クラッドモード光
を同方向に伝搬する伝搬モード光に変換するものであ
り、また、光ファイバの回折格子の形成方法と同様の方
法で形成される。
【0052】光導波路13の回折格子136において伝
搬モード光に変換された光は、コア部131を伝搬して
出射端135に達し、その出射端135から所定の拡が
り角で拡がって自由空間に向けて出射され、光ファイバ
27の入射端273に入射する。光ファイバ27は、コ
ア部271とその周囲に屈折率の低いクラッド部272
とが同心円状に形成された細径の線材であって、そのコ
ア部271とクラッド部272との境界面で全反射しな
がら光をコア部271内に伝搬させるものである。ま
た、この光ファイバ27の入射端273の近傍のコア部
271には、回折格子274が形成されている。この光
ファイバ27は、第1の実施形態における光ファイバ2
0と同様のものであり、同様の作用を奏する。
【0053】この光ファイバ結合系では、光ファイバ2
6を伝搬してきた光は、その出射端263から所定の拡
がり角で拡がって自由空間に出射され、光導波路13の
入射端134に入射する。光導波路13の入射端134
に入射した光のうち、一部は伝搬モード光として光導波
路13を伝搬するが、大部分はクラッドモード光とな
る。このクラッドモード光が回折格子136が形成され
ている領域まで達すると、クラッドモード光のうちで
(1)式と同様の条件を満たすクラッドモード光は、回
折格子136により同方向に伝搬する伝搬モード光に変
換され、光導波路13を伝搬して行く。そして、光導波
路13を伝搬した光は、その出射端135から自由空間
に向けて所定の拡がり角で出射され、その光は、光ファ
イバ27の入射端273に入射する。入射端273に入
射した光のうち、一部は伝搬モード光として光ファイバ
27を伝搬するが、大部分はクラッドモード光となる。
このクラッドモード光が回折格子274が形成されてい
る領域まで達すると、クラッドモード光のうち(1)式
を満たすm次のクラッドモード光は、回折格子274に
より同方向に伝搬する伝搬モード光に変換され、光ファ
イバ27を伝搬して行く。
【0054】このように、本実施形態に係る光ファイバ
結合系においては、光ファイバ26から出射された光を
光導波路13の入射端134の広い面で受光することと
し、光導波路13の回折格子136によりクラッドモー
ド光を同方向に伝搬する伝搬モード光に変換する構成に
したので、光ファイバ26から出射された光を高効率に
光導波路13に伝搬モード光として伝搬させることがで
きる。また、光導波路13と光ファイバ27との間の距
離の許容範囲が広いので調心が容易である。
【0055】また、第1の実施形態の場合と同様に、光
導波路13から出射された光を光ファイバ27の入射端
273の広い面で受光することとし、光ファイバ27の
回折格子274によりクラッドモード光を同方向に伝搬
する伝搬モード光に変換する構成にしたので、光導波路
13から出射された光を高効率に光ファイバ27に伝搬
モード光として伝搬させることができる。また、光導波
路13と光ファイバ27との間の距離の許容範囲が広い
ので調心が容易であり、光ファイバ27の入射端273
に特別の加工を施すことを要しないので、破損の危険性
が小さく、生産性に優れる。
【0056】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく種々の変形が可能である。例えば、上記の各実
施形態において、半導体レーザ(半導体発光素子)と光
ファイバとの相対的位置関係を固定して一体成形して半
導体発光モジュールとしてもよいし、光導波路と光ファ
イバとの相対的位置関係を固定して一体成形して光導波
路モジュールとしてもよい。これら何れの場合において
も取り扱いが容易になる。
【0057】また、第5の実施形態において、光ファイ
バ25に複数の回折格子を形成してもよいし、回折格子
をコア部およびクラッド部の双方の領域に形成してもよ
い。
【0058】同様に、第6の実施形態において、光導波
路13および光ファイバ27それぞれに複数の回折格子
を形成してもよいし、回折格子をコア部およびクラッド
部の双方の領域に形成してもよい。
【0059】
【発明の効果】以上、詳細に説明したとおり本発明によ
れば、半導体発光素子または光導波路の出射端から自由
空間に向けて出射された光のうち、光ファイバの入射端
から入射してクラッドモード光になった光は、光ファイ
バの入射端近傍に形成された回折格子により同方向に伝
搬する伝搬モード光に変換されて、光ファイバを伝搬す
る。このように、半導体発光素子または光導波路から出
射された光を光ファイバの入射端の広い面で受光するこ
ととし、光ファイバの回折格子によりクラッドモード光
を同方向に伝搬する伝搬モード光に変換する構成にした
ので、半導体発光素子または光導波路から出射された光
を高効率に光ファイバに伝搬モード光として伝搬させる
ことができる。また、半導体発光素子または光導波路と
光ファイバとの間の距離の許容範囲が広いので調心が容
易であり、光ファイバの入射端に特別の加工を施すこと
を要しないので、破損の危険性が小さく、生産性に優れ
る。
【0060】また、互いに次数の異なる複数のクラッド
モード光それぞれを伝搬モード光に変換する複数の回折
格子それぞれが光ファイバに形成されている場合には、
複数の回折格子それぞれにおいて、その周期に応じた次
数のクラッドモード光それぞれが伝搬モード光に変換さ
れるので、伝搬モード光への変換効率が高い。また、回
折格子が光ファイバのコア部およびクラッド部の双方に
形成されている場合にも、クラッドモード光から伝搬モ
ード光への変換効率が高い。
【0061】また、半導体発光素子を、反射端と低反射
処理された出射端との間に光を発生するとともに増幅す
る活性領域を備えるものとし、光ファイバを、伝搬モー
ド光の一部を逆方向に伝搬する伝搬モード光に変換する
反射用回折格子が更に形成されているものとすれば、半
導体発光素子の反射端と光ファイバの反射用回折格子と
によりファブリペロー型の共振器が構成される。これに
より得られるレーザ光は、その波長が反射用回折格子の
ブラッグ波長の発振波長であって、極めて単色性に優れ
たものとなる。
【0062】また、半導体発光素子または光導波路と光
ファイバとが一体に成形されてモジュール化されている
場合には、取り扱いが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る光ファイバ結合系の模式
図である。
【図2】第2の実施形態に係る光ファイバ結合系の模式
図である。
【図3】第3の実施形態に係る光ファイバ結合系の模式
図である。
【図4】第4の実施形態に係る光ファイバ結合系の模式
図である。
【図5】第5の実施形態に係る光ファイバ結合系の模式
図である。
【図6】第6の実施形態に係る光ファイバ結合系の模式
図である。
【図7】第1の従来技術による光ファイバ結合系の模式
図である。
【図8】第2の従来技術による光ファイバ結合系の模式
図である。
【図9】第3の従来技術による光ファイバ結合系の模式
図である。
【符号の説明】
10…半導体レーザ、11…半導体発光素子、12,1
3…光導波路、20,21,22,23,24,25,
26,27…光ファイバ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出射端から自由空間に向けて光を出射す
    る半導体発光素子と、 入射端に入射してクラッドモード光となった前記光を同
    方向に伝搬する伝搬モード光に変換する回折格子が前記
    入射端近傍に形成された光ファイバと、 を備えることを特徴とする光ファイバ結合系。
  2. 【請求項2】 出射端から自由空間に向けて光を出射す
    る光導波路と、 入射端に入射してクラッドモード光となった前記光を同
    方向に伝搬する伝搬モード光に変換する回折格子が前記
    入射端近傍に形成された光ファイバと、 を備えることを特徴とする光ファイバ結合系。
  3. 【請求項3】 前記光ファイバは、互いに次数の異なる
    複数のクラッドモード光それぞれを伝搬モード光に変換
    する複数の回折格子それぞれが形成されている、ことを
    特徴とする請求項1または2記載の光ファイバ結合系。
  4. 【請求項4】 前記光ファイバは、前記回折格子がコア
    部およびクラッド部の双方に形成されている、ことを特
    徴とする請求項1または2記載の光ファイバ結合系。
  5. 【請求項5】 前記半導体発光素子は、反射端と低反射
    処理された前記出射端との間に前記光を発生するととも
    に増幅する活性領域を備え、 前記光ファイバは、前記伝搬モード光の一部を逆方向に
    伝搬する伝搬モード光に変換する反射用回折格子が更に
    形成されている、 ことを特徴とする請求項1記載の光ファイバ結合系。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の光ファイバ結合系を備え
    ることを特徴とする半導体発光モジュール。
  7. 【請求項7】 請求項2記載の光ファイバ結合系を備え
    ることを特徴とする光導波路モジュール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013083275A1 (de) * 2011-12-07 2013-06-13 Jenoptik Laser Gmbh Lichtleiter mit einer lichtleitfaser und einem modenstripper

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