JPH10103080A - ガスタービンサイクル - Google Patents

ガスタービンサイクル

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JPH10103080A
JPH10103080A JP25987896A JP25987896A JPH10103080A JP H10103080 A JPH10103080 A JP H10103080A JP 25987896 A JP25987896 A JP 25987896A JP 25987896 A JP25987896 A JP 25987896A JP H10103080 A JPH10103080 A JP H10103080A
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JP
Japan
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pressure
compressor
water
steam
injected
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JP25987896A
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Kichinosuke Hanawa
吉之助 塙
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IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設備コストを最小限に抑えながら、熱効率の
向上を図る。 【解決手段】 圧縮機Cにより空気を圧縮して燃焼器C
OBに送り込み、燃焼器COBにて圧縮空気に燃料を混
合して燃焼を行わせ、この燃焼ガスをタービンTに導入
して膨脹させ、タービンTの回転より機械的出力を得る
ガスタービンサイクルにおいて、圧縮機Cに蒸発による
中間冷却が可能なように直接水噴射する手段300を設
けると共に、該手段300による水噴射量を水噴射箇所
の作動流体の圧力に応じて制御する制御手段310を設
けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービンサイ
クルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のガスタービンにおいては、圧縮機
の中間段に熱交換器(中間冷却器)を配設し、圧縮空気
を冷却水を用いて間接冷却することで、効率アップを図
る方式が多く採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の間接冷
却方式は、熱交換器が必要な上、作動流体に対する冷却
効果が低く、効率向上に限界があった。
【0004】本発明は、上記事情を考慮し、設備コスト
を最小限に抑えながら、熱効率の向上を図ることができ
るガスタービンサイクルを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のガスタ
ービンサイクルは、圧縮機により空気を圧縮して燃焼器
に送り込み、燃焼器にて圧縮空気に燃料を混合して燃焼
を行わせ、この燃焼ガスをタービンに導入して膨脹さ
せ、タービンの回転より機械的出力を得るガスタービン
サイクルにおいて、前記圧縮機に蒸発による中間冷却が
可能なように直接水噴射する手段を設けると共に、該手
段による水噴射量を水噴射箇所の作動流体の圧力に応じ
て制御する制御手段を設けたことを特徴とする。
【0006】請求項2の発明のガスタービンサイクルで
は、請求項1の制御手段が、噴射水の蒸発により作動流
体が冷却される温度がその圧力での飽和蒸気温度以上と
なるように水噴射量を制御することを特徴とする。
【0007】請求項3の発明のガスタービンサイクル
は、請求項1または2において、タービンの排熱により
3種以上の異なった圧力の蒸気を発生させる蒸気発生手
段を設け、該手段の発生した蒸気のうちの少なくとも1
種の蒸気を前記圧縮機の水噴射箇所よりも高圧部側に中
間冷却が可能なように噴射させると共に、残る少なくと
も1種の蒸気を燃焼器の直前に噴射させ、さらに残る少
なくとも1種の蒸気をタービンに噴射させることを特徴
とする。
【0008】請求項4の発明のガスタービンサイクル
は、請求項3において、圧縮機の中圧部と高圧部の間に
前記蒸気を噴射させると共に、低圧部と中圧部の間に前
記水を噴射させることを特徴とする。また、請求項5の
発明のガスタービンサイクルは、請求項4において、圧
縮機の低圧部と中圧部の間に加熱水を噴射させることを
特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の実施形態のガスター
ビンサイクルの系統図である。このガスタービンサイク
ルは、ガスタービンGTと、ガスタービンGTの排熱を
利用して蒸気を発生させる多段式の排熱ボイラ(蒸気発
生手段)Eと、発生させた蒸気をガスタービンGTの各
所に分配供給する配管系PSとを備えている。ガスター
ビンGTは、入口クーラEVAを通して大気中より吸入
した空気を圧縮する圧縮機Cと、圧縮空気に燃料を混合
して燃焼を行わせる燃焼器COBと、燃焼ガスを導入し
て膨脹させることで回転出力を発生するタービンTとか
らなる。
【0010】圧縮機C及びタービンTはそれぞれ多段構
成とされ、圧縮機Cは、低圧圧縮機LPC、中圧圧縮機
MPC、高圧圧縮機HPCからなり、タービンTは、低
圧タービンLPT、中圧タービンMPT、高圧タービン
HPT及び出力タービンPWTからなる。各圧の圧縮機
LPC、MPC、HPCは各圧のタービンLPT、MP
T、HPTと、独立した軸によりそれぞれに直結されて
いる。出力タービンPWTは、各圧のタービンLPT、
MPT、HPTから独立しており、発電機GENに直結
されている。圧縮空気は、低圧圧縮機LPC、中圧圧縮
機MPC、高圧HPCを順に経て、燃焼器COBに送り
込まれ、燃焼ガスは、高圧タービンHPT、中圧タービ
ンMPT、低圧タービンLPT、出力タービンPWTに
順次導入される。出力タービンPWTより出た排気ガス
は、排熱ボイラE内の排気ガス通路200を通った後、
煙突201より大気中へ放出される。
【0011】排熱ボイラEには、排気ガス通路200の
上流側から下流側に向かって順に、高圧ボイラHPE、
中圧ボイラMPE、低中圧ボイラIPE、低圧ボイラL
PEが4段(3段以上)に設けられ、最下流部には節炭
器ECOが設けられている。節炭器ECOの入口には、
原水貯槽250からの給水管251が接続され、節炭器
ECOの出口配管252は、それぞれ各圧のボイラHP
E、MPE、IPE、LPEの入口に接続されている。
そして、配管系PSを構成している各圧のボイラHP
E、MPE、IPE、LPEの蒸気配管(出口配管)2
61、262、263、264が、ガスタービンGTの
各所に接続されている。
【0012】ここでは、各圧ボイラHPE、MPE、I
PE、LPEは次の圧力の蒸気を発生するようになって
いる。 高圧ボイラHPE =8.5MPa(メガパスカル) 中圧ボイラMPE =5.0MPa 低中圧ボイラIPE=2.7MPa 低圧ボイラLPE =1.35MPa
【0013】そして、高圧ボイラHPEの8.5MPa
の蒸気は燃焼器COBの直前に、中圧ボイラMPEの
5.0MPaの蒸気は高圧タービンHPTの出口に、低
中圧ボイラIPEの2.7MPaの蒸気は中圧圧縮機M
PCと高圧圧縮機HPCの間、及び中圧タービンMPT
の出口に、低圧ボイラLPEの1.35MPaの蒸気は
出力タービンPWTの前にそれぞれ噴射させ、各個所で
作動流体中に直接蒸気を混合させるようになっている。
【0014】また、原水貯槽250からの水を純粋貯槽
270を介して、低圧圧縮機LPCと中圧圧縮機MPC
の間に配された水噴射手段300により、直接作動流体
(ここでは圧縮空気)中に噴射させ、作動流体を噴射水
の蒸発冷却により中間冷却するようになっている。この
場合、噴射水量を適切にコントロールできるように、水
噴射手段300には噴射水量の制御手段310が付設さ
れている。そして、この制御手段310は、噴射水の蒸
発によって作動流体が冷却される温度が、その圧力での
飽和蒸気温度よりも4〜5度程度高くなるように水噴射
量を制御する。
【0015】その理由は以下の通りである。即ち、低圧
圧縮機LPCの出口において中間冷却を行うに際し、水
噴射量は多ければ多いほどサイクル効率は向上する。し
かしながら、必要以上に水噴射しても、飽和蒸気量以上
の噴射水があると、それが主流空気内に液滴となって残
り、この液滴が高圧段側の圧縮機に流れ込んだ場合、高
圧段の動・静翼に衝突してエロージョンを引き起こし、
結果的に、ガスタービンに不具合な現象を招くことにな
る。そこで、本実施形態のガスタービンサイクルでは、
噴射水の蒸発冷却により主流混合ガス(空気+水)の冷
却される温度が、そのときの圧力における飽和蒸気温度
以上となるように噴射水量を演算し制御するのである。
【0016】その場合の水噴射量は次のように求めるこ
とができる。まず、ここでは各符号を以下のように定義
する。 主流空気流量 Wa(kg/s) 主流空気温度 Ta(K) :Ta=288*Pa^m (通常計測) 主流空気圧力 Pa(kPa) 噴射水量 Ws(kg/s) :X=Ws/Wa 噴射水温度 Tw(K) :298K 空気定圧比熱 Ca(kJ/kg/K) :1.0 水 定圧比熱 Cw(kJ/kg/K) :4.0 蒸気定圧比熱 Cs(kJ/kg/K) :2.0 水蒸気潜熱 Ls(kJ/kg) 飽和蒸気温度 Ts(K) 飽和蒸気圧力 Ps(kPa)
【0017】そうすると、混合前後のエネルギーバラン
スから次の式が成立する。 Wa*Ca*Ta+ Ws(Cw*Tw-Ls)=(Wa*Ca+Ws*Cs)Ts
【0018】上記の妥当な推定式・値から、上の式は次
のように書き換えられる。 Ta+X(4*298-Ls)=(1+2*X)Ts (1) 一方、主流混合ガス中の蒸気分圧はモル分率で決定さ
れ、次の式で表される。 Ps=Pa*X/(1+X) (2) また、蒸気の飽和圧力(Ps)・温度(Ts)・潜熱(Ls)は次の
関数で表示される。 Ts=F(Ps) Ls=G(Ps)
【0019】これらを(1) 式に代入することで、次のよ
うになる。 Ta+X(4*298-G(Ps))=(1+2*X)F(Ps) (1-1)
【0020】(1-1) 式および(2) 式にてTaおよびPaは測
定するものであって既知数であり、未知数はPsおよびX
となるので、2元連立方程式として簡単に解が求められ
る。
【0021】ここで、水噴射量は空気流量との比率X で
求められたので、空気流量さえ設定できれば、水噴射量
は決定される。
【0022】通常は、ガスタービンサイクルでは空気流
量を測定しないので、性能パラメータから算出する。一
般的な方法としては、タービンでの流れは閉塞状態にあ
るので、修正流量一定として次の式が適用される。W4*T
4^0.5/P4= Const.
【0023】ただし、ここでは、 夕一ビン入口温度 T4 (K) 夕一ビン入口圧力 P4 (kPa) :P4=n*P3 高圧圧縮機出口圧力 P3 (kPa) 夕一ビン流量 W4 (kg/s) :W4=k*Wa である。
【0024】即ち、圧縮機出口流量Waは間接的にT4およ
びP3の測定値を使って求められることになる。
【0025】制御系としては、図2のようなフローで水
噴射量が設定される。つまり、タービン入口温度T4と高
圧圧縮機出口圧力P3とに基づいて低圧圧縮機の空気流量
Waが演算され、低圧圧縮機出口圧力Paと低圧圧縮機出口
温度Taとに基づいて水噴射量/空気流量の比率X が演算
される。そして、低圧圧縮機の空気流量Waと水噴射量/
空気流量率X に基づいて水噴射量Ws=Wa*X が演算される
のである。
【0026】次に作用を説明する。空気は大気中から入
口クーラEVAを介して低圧圧縮機LPCに吸い込ま
れ、低圧圧縮機LPCの出口にて水噴射されて蒸発冷却
され、中圧圧縮機MPCに導入される。中圧圧縮機MP
Cの出口では、蒸気噴射されることにより、流量の増加
と中間冷却の両効果を得る。高圧圧縮機HPCの出口を
経た圧縮空気は、燃焼器COBの直前にて大量の蒸気噴
射を受け、燃焼器COB中で燃料と混合され、燃焼し高
温化する。タービンTの各部では、燃焼ガスが、蒸気噴
射を受けつつ膨脹することにより、各圧のタービンHP
T、MPT、LPT並びに出力タービンPWTを回転さ
せ、排熱ボイラEの入口温度まで低下して、排ガス通路
200に排出される。そして、出力タービンPWTの回
転により、発電機GENが回って発電が行われ、排熱ボ
イラEにて4種類の圧力の蒸気が発生する。
【0027】排熱ボイラEで発生した蒸気は、ガスター
ビンGTの各所に全て噴射され尽くすので、蒸気がブレ
イトンサイクルの作動流体として全て利用されることに
なって、サイクルの熱効率を向上させることになる。特
に、圧縮機Cでは、低中圧段の水噴射による中間冷却に
加え、中高圧段にて蒸気が熱衝撃を抑えながら中間冷却
効果を果たすので、圧縮機Cの所要動力が低減し、その
分熱効率が向上する。また、燃焼器COBの直前やター
ビンTでは蒸気のエネルギーによる出力増大効果が得ら
れるので、一層の熱効率の向上が図れる。
【0028】また、圧縮機Cに蒸気を噴射させることに
より、ガスタービン全体の流量バランスの適正化を図る
ことができるので、圧縮機Cの回転数もそれほど上がら
ず、出力増加及び効率向上が図れる。従って、燃焼器C
OBの直前やタービンTにのみ蒸気を噴射させる方式と
違って、効率向上を図りながら、流量バランスの適正化
により、既存のガスタービンや既設のガスタービンにそ
のまま適用することができる。さらに、排気ガスの排熱
を多段で吸収することにより、異なった圧力の蒸気を発
生させるので、排熱回収効率がよくなる。また、構造的
には、排熱ボイラEを設けて、その発生蒸気をガスター
ビンGTの各所に噴射させるだけであるから、熱交換器
や復水器等の設備が不要で、設備コストを最小限に抑え
ることができる。
【0029】なお、前記実施形態では、低中圧ボイラI
PEの発生する蒸気を中圧圧縮機MPCと高圧圧縮機H
PCの間に噴射させていたが、高圧ボイラHPEの発生
する蒸気を中圧圧縮機MPCと高圧圧縮機HPCの間に
噴射させてもよい。
【0030】また、前記実施形態では、低圧圧縮機LP
Cと中圧圧縮機MPCの間に水噴射を行っていたが、節
炭器ECOの発生する加熱水を、低圧圧縮機LPCと中
圧圧縮機MPCの間に噴射させてもよい。この場合は、
加熱水の噴射により、多量の蒸気を圧縮空気中に混入さ
せることができるので、圧縮機部分とタービン部分の流
量のアンバランスの解消をより効果的に行うことができ
る。また、圧縮機CやタービンTの段数や排熱ボイラE
の段数等は任意に設定してよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、圧縮機の圧縮空気を水噴射による蒸発冷却によ
り中間冷却するので、冷却効果が非常に高く、圧縮機の
所要動力の大幅な低減を図ることができ、その分熱効率
の向上を図ることができる。また、構造的には水噴射手
段と制御手段を設けるだけで、熱交換器を設ける必要が
ないので、設備コストの低減が図れる。
【0032】また、請求項2の発明によれば、噴射水が
100%全部蒸発するように水噴射量を適切に制御する
ので、液滴が高圧段側の圧縮機に流れ込んで、不都合な
現象を引き起こす心配もない。
【0033】また、請求項3の発明によれば、圧縮機の
圧縮空気を所定圧力の蒸気によって中間冷却するので、
圧縮機に対する熱衝撃を抑えながら、圧縮機の所要動力
の更なる低減を図ることができ、その分熱効率の向上を
図ることができる。また、圧縮機に蒸気を噴射させるこ
とにより、ガスタービン全体の流量バランスの適正化を
図ることができるので、燃焼器の直前やタービンにのみ
蒸気を噴射させる方式と違って、既存のガスタービンや
既設のガスタービンにそのまま適用することができる。
また、3種以上の異なった圧力の蒸気を発生させるの
で、排気ガスの排熱を多段で吸収することになり、排熱
回収効率がよくなる。また、構造的には、蒸気発生手段
を設けて、その蒸気を各所に噴射させるだけであり、ガ
スタービンの基本サイクルであるブレイトンサイクルを
充実化させるだけであるから、設備コストを増大を最小
限に抑えることができる。
【0034】請求項4の発明によれば、圧縮機の中圧部
と高圧部の間に蒸気を噴射させると共に、低圧部と中圧
部の間に水を噴射させるので、水噴射による蒸発冷却に
よって低圧部から中圧部に入る圧縮空気の中間冷却を効
果的に行うことができる。また、請求項5の発明によれ
ば、圧縮機の低圧部と中圧部の間に加熱水を噴射させる
ので、多量の蒸気を圧縮空気中に混入させることがで
き、圧縮機部分とタービン部分の流量のアンバランスの
解消をより効果的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のガスタービンサイクルの系
統図である。
【図2】同実施形態のガスタービンサイクルにおいて、
圧縮機への水噴射量の決定フローを示す図である。
【符号の説明】
C 圧縮機 LPC 低圧圧縮機 MPC 中圧圧縮機 HPC 高圧圧縮機 COB 燃焼器 T タービン LPT 低圧タービン MPT 中圧タービン HPT 高圧タービン PWT 出力タービン E ボイラ(蒸気発生手段) HPE 高圧ボイラ MPE 中圧ボイラ IPE 低中圧ボイラ LPE 低圧ボイラ 300 水噴射手段 310 制御手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機により空気を圧縮して燃焼器に送
    り込み、燃焼器にて圧縮空気に燃料を混合して燃焼を行
    わせ、この燃焼ガスをタービンに導入して膨脹させ、タ
    ービンの回転より機械的出力を得るガスタービンサイク
    ルにおいて、前記圧縮機に蒸発による中間冷却が可能な
    ように直接水噴射する手段を設けると共に、該手段によ
    る水噴射量を水噴射箇所の作動流体の圧力に応じて制御
    する制御手段を設けたことを特徴とするガスタービンサ
    イクル。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、噴射水の蒸発により作
    動流体が冷却される温度が、その圧力での飽和蒸気温度
    以上となるように水噴射量を制御することを特徴とする
    請求項1記載のガスタービンサイクル。
  3. 【請求項3】 前記タービンの排熱により3種以上の異
    なった圧力の蒸気を発生させる蒸気発生手段を設け、該
    手段の発生した蒸気のうちの少なくとも1種の蒸気を前
    記圧縮機の水噴射箇所よりも高圧部側に中間冷却が可能
    なように噴射させると共に、残る少なくとも1種の蒸気
    を燃焼器の直前に噴射させ、さらに残る少なくとも1種
    の蒸気をタービンに噴射させることを特徴とする請求項
    1または2記載のガスタービンサイクル。
  4. 【請求項4】 前記圧縮機の中圧部と高圧部の間に前記
    蒸気を噴射させると共に、低圧部と中圧部の間に前記水
    を噴射させることを特徴とする請求項3記載のガスター
    ビンサイクル。
  5. 【請求項5】 前記圧縮機の低圧部と中圧部の間に加熱
    水を噴射させることを特徴とする請求項4記載のガスタ
    ービンサイクル。
JP25987896A 1996-09-30 1996-09-30 ガスタービンサイクル Withdrawn JPH10103080A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0959235A2 (en) 1998-05-20 1999-11-24 Hitachi, Ltd. Gas turbine power plant
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