JPH10100563A - 通帳及び印影照合方法 - Google Patents

通帳及び印影照合方法

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JPH10100563A
JPH10100563A JP8259105A JP25910596A JPH10100563A JP H10100563 A JPH10100563 A JP H10100563A JP 8259105 A JP8259105 A JP 8259105A JP 25910596 A JP25910596 A JP 25910596A JP H10100563 A JPH10100563 A JP H10100563A
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JP
Japan
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seal
imprint
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passbook
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Pending
Application number
JP8259105A
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English (en)
Inventor
Ichiro Kimura
一郎 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication of JPH10100563A publication Critical patent/JPH10100563A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通帳の届出印の印影の不正な複製を防止す
る。 【解決手段】 通帳40には、届出印の印影は表示され
ない。正印鑑届31の印影の画像が読み取られ、そのイ
メージ画像が所定のロジックに従ってコード画像に変換
され、そのコード画像が届出印の印影に係る情報として
通帳40に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、届出印の印影を
コード化して表示した通帳と、通帳と金融取引媒体との
印影を照合する印影照合方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の印影照合方法の一例を説
明する図である。銀行預金通帳(以下、単に「通帳」と
いう。)10の所定頁には、銀行の届出印欄11が形成
されている。そして、この届出印欄11には届出印が押
印されることにより、届出印の印影が表示されている。
【0003】この通帳10に基づいて銀行で現金の引き
落としを行うときは、支払伝票20が用いられる。この
支払伝票20には銀行の届出印を押印するための押印欄
21が形成されており、この押印欄21に、通帳10の
届出印と同一の印鑑で押印する必要がある。
【0004】現金の引き落としをする者は、支払伝票2
0とともに通帳10を銀行側に提出する。銀行側では、
支払伝票20を受け取ると、支払伝票20の押印欄21
に押印された印影と、通帳10の届出印欄11に押印さ
れた届出印の印影との同一性を目視により照合する。同
一性が確認されると、支払伝票20に記入された金額の
現金の受け渡しが許可される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来の
技術では、通帳10が盗難され、不正に現金が引き落と
される場合があった。この場合には、(1)通帳10の
届出印欄11に表示された印影に基づいて印鑑が偽造さ
れ、この偽造印鑑によって支払伝票20に押印するか、
又は(2)通帳10の届出印の印影を支払伝票20にカ
ラーコピーする、という印影の複製が行われている。
【0006】ここで、通帳10の届出印欄11の領域に
地紋印刷を施したり、通帳10への届出印の押印後に、
その印影を保護するために保護フィルムを貼付するとと
もにその保護フィルムの色を濃くしたり、保護フィルム
に模様を入れる等して、カラーコピーによる印影の複製
を困難とする方法が採用されている。しかし、今日での
画像処理技術の発達に伴い、印影が精巧に複製されてし
まう場合があった。
【0007】すなわち、通帳10の届出印の印影を保護
フィルムとともに画像情報として光学的に読み取り、そ
の後に保護フィルムに対応するデータを削除し、画像情
報中の印影に対応するデータのみを取り出してプリンタ
で出力することにより、印影が複製されてしまう場合が
あった。本発明の課題は、通帳の届出印の印影の不正な
複製を防止することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、届出印の印影を表示せずに、
前記届出印の印影を所定のロジックに従って変換したコ
ード画像を前記届出印の印影に係る情報として表示する
ことを特徴とする。請求項2の発明は、請求項1に記載
の通帳において、前記コード画像は、2次元マトリック
ス領域上に画素情報を配置したものであることを特徴と
する。
【0009】請求項3の発明は、通帳に表示される第1
印影と、金融取引媒体に表示される第2印影との同一性
を照合するための印影照合方法であって、通帳の届出印
の印影を所定のロジックに従って変換したコード画像を
前記第1印影として前記通帳に表示し、前記第1印影と
前記第2印影とを照合するときは、前記第1印影である
前記コード画像を機械的に読み取り、読み取られた前記
コード画像を所定のロジックに従って変換前の前記通帳
の届出印の印影にデコードし、その印影と前記第2印影
とを照合することを特徴とする。
【0010】請求項1の発明においては、通帳には、届
出印の印影は表示されずに、届出印の印影が変換された
コード画像が表示される。請求項2の発明においては、
通帳には、2次元マトリックス領域上に画素情報を配置
した画像が表示される。請求項3の発明においては、通
帳に表示されたコード画像が届出印の印影にデコードさ
れ、その画像と、金融取引媒体に表示された印影との同
一性が照合される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して、本発明
の一実施形態について説明する。図1は、本実施形態に
用いられる口座開設申込書30を示す図である。銀行に
口座を開設するときは、申込者は、口座開設申込書30
に所定事項を記入する。口座開設申込書30には、正印
鑑届31が添付されており、申込者は、正印鑑届31の
押印欄31aに銀行の届出印を押印する。口座開設申込
書30は、銀行側でオンライン処理され、通帳の発行処
理が行われる。図2は、発行される通帳40と、届出印
が押印された正印鑑届31を示す図である。
【0012】図3は、届出印に係る情報を通帳40に表
示するための装置を示す図である。この装置は、印影の
画像を光学的に読み取るための画像読み取り装置(イメ
ージスキャナ)51と、読み取られた画像を処理するた
めのパソコン52と、パソコン52で処理された画像を
通帳40に出力するためのプリンタ53とから構成され
ている。
【0013】本発明では、通帳40には届出印は押印さ
れず、届出印を画像処理した情報(コード画像)が表示
される。先ず、画像読み取り装置51は、正印鑑届31
に押印された印影をイメージ画像として読み取る。この
読み取られた情報は、パソコン52に伝送される。パソ
コン52には、画像読み取り装置51が読み取ったイメ
ージ画像を表示するプログラムが備えられており、パソ
コン52のモニター52aには、読み取られた印影がイ
メージとして表示される。
【0014】また、パソコン52には、所定のロジック
に従って、イメージ画像をコード画像に変換する変換プ
ログラムが備えられており、パソコン52は、この印影
のイメージ画像を、コード画像に変換する。本実施形態
では、印影のイメージ画像を、2次元マトリックス領域
上に画素情報を配置したものに変換する。
【0015】このような2次元コードは、小スペースで
多くの情報量を表示できるので好ましく、具体的には、
例えば従来より公知の「PDF417」、「DataC
ode」又は「CalraCode」があげられる。こ
こで、「PDF417」を利用した場合に、例えば印影
のイメージ画像が約3〜5KB程度の容量を有するとき
は、約3cm四方程度の出力面積となり、面積を小さく
することができる。したがって、通常の印影の面積と同
等又はそれ以下になる。なお、読み取られた印影の情報
は、ホストには登録されない。
【0016】変換されたコード画像は、プリンタ53に
より通帳40の所定領域に出力される。さらに、図3に
示すように、出力されたコード画像上には、このコード
画像を汚れ等から保護するための透明な保護フィルム4
1が貼付される。以上により、通帳40には、届出印の
印影が表示されないので、通帳40が盗難等されたとき
でも、届出印の印影が不正に複製されてしまうことを防
止することができる。また、通帳40にはコード画像を
直接出力(印刷)するので、印影台紙等を不要とし、印
影部の厚みを抑えることができ、WMやATM等の機器
適性を良好にすることができる。
【0017】次に、通帳40を用いて現金を引き落とす
場合の印影の照合方法について、図4に基づいて説明す
る。通帳40を用いて現金を引き落とすときは、届出印
と同一の印鑑により押印した支払伝票60とともに通帳
40を銀行側に提出する。
【0018】銀行側では、通帳40に表示されたコード
画像を画像読み取り装置51Aにより読み取る。画像読
み取り装置51Aは、図3で示した画像読み取り装置5
1と同一のものであっても良い。そして、画像読み取り
装置51Aにより読み取られた情報は、パソコン52に
伝送される。
【0019】パソコン52には、所定のロジックに従っ
てコード画像をデコードするプログラムが備えられてい
る。そして、パソコン52は、このコード画像を、変換
される前の届出印の印影のイメージ画像にデコードし、
その画像をパソコン52のモニター52aに出力する。
【0020】そして、銀行側では、このモニター52a
に映し出された印影と、支払伝票60に押印された印影
との同一性を目視により照合する。同一性が確認される
と、支払伝票60に記入された金額の現金の受け渡しが
許可される。これにより、通帳40を用いて、支払伝票
60に押印された印影と届出印の印影とが同一であるか
否かを照合することができる。
【0021】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は、上述した実施形態に限定されることな
く、均等の範囲内で種々の変形が可能である。例えば、
届出印の印影以外の情報をコード画像に含めて通帳40
に出力することも可能である。また、実施形態ではパソ
コン52を用いたが、パソコンに限ることなく、上述し
たプログラムを実行可能なコンピューターであれば、オ
フコンや専用端末等であっても良い。
【0022】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、通帳の届出印
の印影の不正な複製を防止することができる。請求項2
の発明によれば、届出印の印影に係る情報を、小スペー
スで表示することができる。請求項3の発明によれば、
請求項1又は請求項2に記載の通帳を用いて、印影の照
合を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に用いられる口座開設申込書30を
示す図である。
【図2】発行される通帳40と、届出印が押印された正
印鑑届31を示す図である。
【図3】届出印に係る情報を通帳40に表示するための
装置を示す図である。
【図4】通帳40を用いて現金を引き落とす場合の印影
照合方法を説明する図である。
【図5】従来の印影照合方法の一例を説明する図であ
る。
【符号の説明】
31 正印鑑届 40 通帳 51 画像読み取り装置 52 パソコン 53 プリンタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 届出印の印影を表示せずに、前記届出印
    の印影を所定のロジックに従って変換したコード画像を
    前記届出印の印影に係る情報として表示することを特徴
    とする通帳。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の通帳において、 前記コード画像は、2次元マトリックス領域上に画素情
    報を配置したものであることを特徴とする通帳。
  3. 【請求項3】 通帳に表示される第1印影と、金融取引
    媒体に表示される第2印影との同一性を照合するための
    印影照合方法であって、 通帳の届出印の印影を所定のロジックに従って変換した
    コード画像を前記第1印影として前記通帳に表示し、 前記第1印影と前記第2印影とを照合するときは、前記
    第1印影である前記コード画像を機械的に読み取り、読
    み取られた前記コード画像を所定のロジックに従って変
    換前の前記通帳の届出印の印影にデコードし、その印影
    と前記第2印影とを照合することを特徴とする印影照合
    方法。
JP8259105A 1996-09-30 1996-09-30 通帳及び印影照合方法 Pending JPH10100563A (ja)

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