JPH1010005A - 円柱状線条体の被覆状態測定方法及び装置 - Google Patents

円柱状線条体の被覆状態測定方法及び装置

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JPH1010005A
JPH1010005A JP16423896A JP16423896A JPH1010005A JP H1010005 A JPH1010005 A JP H1010005A JP 16423896 A JP16423896 A JP 16423896A JP 16423896 A JP16423896 A JP 16423896A JP H1010005 A JPH1010005 A JP H1010005A
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JP
Japan
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coating layer
light
coating
optical fiber
absorbance
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JP16423896A
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Takeshi Hashimoto
健 橋本
Masaichi Mobara
政一 茂原
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2層の被覆層が施された円柱状線状体の各被
覆そうの偏肉量を精度よく測定する。 【解決手段】 円柱状線条体(1)の側面方向から光線
束を照射し、円柱状線条体のガラス部10、1次被覆層
11、2次被覆層12の材料の吸光度の相違に起因する
透過光の光強度分布を受光側で観測して、前記円柱状線
状体(1)の1次被覆層11、2次被覆層12の偏肉量
を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円柱状線条体の被
覆状態測定方法及びそれに用いる測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバは、外周のクラッドを構成す
るガラスのままの裸の状態で長期間使用をしていると、
光学特性や、機械的特性が著しく劣化することから、従
来より光ファイバの紡糸直後に樹脂被覆を施して耐久性
を付与している。樹脂被覆材料としては、熱硬化型樹
脂、紫外線硬化型樹脂、放射線硬化型樹脂等が用いられ
ている。
【0003】この樹脂被覆層は通常2層の被覆で形成さ
れるが、その第一の形成方法として、光ファイバの線引
き工程において、光ファイバ母材3の端部を加熱炉によ
り加熱、溶融しつつ線引きして紡糸された裸の光ファイ
バに、まず第一の被覆用加圧ダイで第1層目の被覆樹脂
を塗布し、第一の硬化炉を通して硬化し、次に第二の被
覆用加圧ダイで第2層目の被覆樹脂を塗布し、第二の硬
化炉を通して硬化すると言う2回の同じ工程を繰り返す
方法がある。しかし、この方法は、線引きの長手方向に
2組の被覆硬化炉を備えるため製造設備が大型化する。
【0004】そこで、設備が大型化するのを抑えるため
の第二の形成方法として、図12に示すように、光ファ
イバ母材3の端部を加熱炉2により加熱、溶融しつつ線
引きして紡糸された裸の光ファイバ1sを連続的に配し
た2つの被覆用加圧ダイ4A,4Bを通して2層の被覆
樹脂を塗布した後に、一つの硬化炉5に挿通して2層の
被覆樹脂を同時に硬化し、被覆光ファイバ1とし、キャ
プスタン7を介して巻取り機8に巻取る方法の検討がさ
れている。
【0005】この被覆光ファイバは、その伝送特性及び
機械的特性の点で、光ファイバの周囲に施される樹脂被
覆は、正確な同心円状に形成する必要がある。この為、
光ファイバの線引き時にインラインで、光ファイバの全
長にわたり樹脂被覆層の偏肉を測定する必要がある。
【0006】従来技術として、特開平5−87681号
公報に記載されているように、2層に樹脂被覆された光
ファイバの側面から平行光線束を照射し、樹脂被覆層の
表面、各樹脂被覆層の界面及び内側樹脂被覆層と光ファ
イバのガラス層の界面からの各反射光の内、所定の方向
に平行に進行するこれら各光線束のみを選択し、その光
線束間の距離を測定することにより樹脂被覆層の偏肉を
測定する方法が知られている。
【0007】また、特開昭60−238737号公報に
記載されているように、屈折率の異なる2層に樹脂被覆
された光ファイバの側面から平行光線束を照射し、光フ
ァイバのガラス部と2層の樹脂被覆の投影スクリーン上
に投影された屈折率の違いに基づく散乱光パターンか
ら、左右の対称性と受光パワーの比により、樹脂被覆層
の偏肉を測定する方法も知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平5−876
81号公報に記載される測定方法では、前記第一の被覆
形成方法のように2層の樹脂被覆層を1層毎に形成する
場合は、第1層の被覆が形成された後に第1層目の偏肉
測定を行い、同様に第2層目の被覆が形成された後に第
2層目の偏肉測定を行うことで、第1層と第2層を合わ
せた偏肉を測定することはできるが、2つの測定手段を
必要とし、更に設備の大型化を招くこととなる。
【0009】これに対し、前記第二の被覆形成方法のよ
うに、2層の樹脂被覆を塗布した後に2層の樹脂被覆を
同時に硬化する方法を用いた場合には、2層の被覆が形
成された後に偏肉を測定することになる。この場合、外
側の第2層の樹脂被覆層の表面からの反射光は十分得ら
れるが、内側の第1層と外側の第2層の樹脂被覆層界面
及び内側樹脂被覆層と光ファイバのガラス層の界面から
の各反射光の光量を十分得ることが困難となり、測定精
度が低下し第1層の偏肉を測定することが困難でとな
る。
【0010】また、前記特開昭60−238737号公
報に記載され測定方法は、2層の被覆層が形成された後
に第1層と第2層の偏肉を測定することが開示されてい
るが、ほぼ透明な第1層と第2層被覆層の屈折率が異な
る場合に、投影スクリーン上に投影された散乱光パター
ンが変化することから、この散乱光パターンから樹脂被
覆層の偏肉を測定するものであるが、第1層と第2層被
覆層の屈折率にあまり相違がなかったり、投影光に対す
る吸光度に差がある場合には、正確な偏肉を測定するこ
とが困難である。
【0011】そこで本発明は、円柱状線条体に2層の被
覆層が形成された後に、第1層と第2層の被覆層の偏肉
を測定を可能とし、且つ屈折率に差がない2層の被覆層
の偏肉を効率よく測定する方法の提供を課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、2層の被覆層
が施された円柱状線条体に側面方向から光線束を照射
し、前記被覆層の材料の吸光度の差に起因する透過光の
光強度差の分布を受光部により観測して、前記被覆層の
偏肉量を測定するようにしたもので、円柱状線条体に2
層の被覆を連続塗布したのちに被覆を硬化する線引き方
法を採用したときであっても、測定に必要な十分な光量
を得て、精度の高い測定を可能としたものである。
【0013】さらに、前記2層の被覆層の内側被覆層の
吸光度を外側被覆層の吸光度より大きくし、また前記各
被覆の吸光度に差の生じる波長の光線束を発生する光源
を用いて照射することにより、被覆材料の吸光度の差に
起因する透過光の光強度の差を高め、前記円柱状線条体
の被覆厚及び偏肉量をより高い精度で測定できるように
している。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明
において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する
説明を省略する。図1から図5は、本発明を説明するた
めの概念図を示すもので、2層の被覆層を有する円柱状
線条体1に一方の側面方向から光線束を照射し、反対の
側面側で光線束の透過状態を観測する場合に、観測側に
おいて円柱状線条体1の横断面方向に透過する透過光を
縦軸に光強度、横軸に距離をとって表示すると、図のよ
うな光強度分布として模式的に示すことができる。
【0015】円柱状線条体1としては、照射される光線
束が透過可能なガラス部10、1次被覆層11、2次被
覆層12で構成された光ファイバを示し、以下、円柱状
線条体を光ファイバ1として説明する。被覆層として
は、内側の1次被覆層11の光の吸光度が外側の2次被
覆層12の光の吸光度より大きくなるような材料が用い
られる。なお、図においては、ガラス部10での光の吸
光は、説明を簡略にするためにないもの(吸光度はゼロ
と仮定する)として示してある。
【0016】図1は、ガラス部10に対して、1次被覆
層11、2次被覆層12が共に偏肉、偏心のない均一な
被覆状態を示し、光強度分布は光ファイバ1の中心に対
して左右対称である。光強度分布のライン22は2次被
覆層12の横断面のみを透過する透過光の光強度を示
し、被覆外縁から中心側に向かって透過距離が次第に大
きくなるため吸光量も増加して、光強度は中心側に向か
って減少する。ライン21は2次被覆層12と1次被覆
層11が重なる横断面を透過する透過光の光強度を示
し、内側の1次被覆層11の吸光度が2次被覆層12の
吸光度より大きいため、ライン22の光強度の減少割合
より大きな減少割合を示す。
【0017】ライン20は、2次被覆層12、1次被覆
層11とガラス部10の3つの層が重なる横断面を透過
する透過光の光強度を示し、ガラス部10の吸光をゼロ
とすると、吸光に寄与する透過距離がガラス部の中心部
に向かって小さくなるため、中央部が盛り上がった分布
となる。
【0018】偏肉の測定は、例えば、比較的に光学的に
把握しやすい光ファイバ1の外面である2次被覆層12
の被覆外縁から中心側に向かって、所定の距離a及びb
の位置の光強度A1,A2及びB1,B2を比較対比す
ることによって行うことができる。図1の偏肉のない場
合は、光ファイバ1の中心に対して透過する透過光の光
強度は左右対称となるため、A1=A2,B1=B2と
なる。
【0019】図2は、ガラス部10に対し1次被覆層1
1は偏肉、偏心がなく、2次被覆層12が図の左側に偏
心し偏肉を生じている被覆状態を示している。この場合
は、A1>A2,B1=B2となる。
【0020】図3は、ガラス部10に対し1次被覆層1
1のみが図の左側に偏心し偏肉を生じ、2次被覆層12
は、ガラス部10に対し偏心がない被覆状態を示してい
る。この場合は、A1<A2,B1<B2となる。
【0021】図4は、ガラス部10に対し1次被覆層1
1が図の左側に偏心し偏肉を生じ、2次被覆層12は、
1次被覆層11に対し偏肉、偏心がない被覆状態を示し
ている。この場合は、A1=A2,B1<B2となる。
【0022】図5は、ガラス部10に対し1次被覆層1
1が図の左側に偏心し偏肉を生じ、2次被覆層12は、
1次被覆層11の偏心方向と同方向の左側に更に偏心し
偏肉を生じている被覆状態を示している。この場合は、
A1>A2,B1<B2となる。
【0023】なお、図1乃至図5に示す光強度分布状態
はは、1次被覆層と2次被覆層の厚み並びに吸光度の値
によって異なり、この値によって比較対比する距離a及
びbの位置の光強度A1とA2及びB1とB2の大小関
係が変わってくる。また1次被覆層、2次被覆層及びガ
ラス部の光の屈折率の差により観測側の受光部での光強
度の受光パターンも変わってくる。
【0024】図6に示すように、照射部30からの光線
束を凸レンズ32を介して光ファイバ1の一方の側面か
ら照射する時、光ファイバ1は円柱レンズとして機能す
るため、その焦点に発散光線束34の焦点を一致させた
状態で照射すると、光ファイバ1内の各層の屈折率が同
じであれば透過光は平行光線束となる。光ファイバ1を
透過した光は発散光線束35となり、凸レンズ33を介
して又は介さずに観測側の受光部31に映し出すと、光
ファイバ1の同心円状のガラス部10、1次被覆層11
及び2次被覆層12がその吸光度に応じた光強度分布と
して再現することができる。
【0025】なお、図7に示すように、発散光線束34
に代えて、照射部30からの平行な光線束を光ファイバ
1の側面に直接照射することも可能である。しかし、こ
の場合は光ファイバ1の円柱レンズとして機能するた
め、光ファイバ1内の透過光は屈折して平行光線束とは
ならず、このため1次及び2次被覆層の偏肉と光強度分
布の対応関係に更に屈折角度の関係も加わるため、偏肉
の解析が複雑になる。
【0026】また、図8に簡略化して示すように、照射
部30からの光線束を光ファイバ1の真横方向からの照
射に代えて、斜め方向から照射するようにしても良い。
この場合、光ファイバ1内を透過する透過光の距離が長
くなるので、各被覆層の吸光度の差が強調されて精度の
高い測定が可能となる。
【0027】なお、前記実施例では、光ファイバ1に対
し、照射部30から一方向にのみ光線束を照射したが、
これに限るものでなく、図9に示すように、同時に2以
上の方向から測定を行なうようにしても良い。図のX,
Yの二方向からの測定を行った場合、1次及び2次被覆
層の偏肉方向を2次元的に特定することができる。受光
部31としては、CCDメモリ等の固体撮像素子が用い
ることができ、CCDメモリの各セルで受光した光強度
に応じたセル出力を電気的に走査することによって、光
強度分布を電気信号として把握することができる。
【0028】光ファイバ1の1次被覆層11また2次被
覆層12の材料としては、例えば、シリコーン樹脂、ウ
レタン樹脂、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂や、エポ
キシアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリエステ
ルアクリレートなどの紫外線硬化型樹脂(UV樹脂)、
その他、放射線硬化型樹脂などが用いられる。2つの同
じ種類の樹脂で2層の被覆層に吸光度に差をもたせるに
は、例えば、UV樹脂に於いては、樹脂を硬化させる硬
化開始材の添加量を変えたり、その他に色素等の添加材
を加えることにより実施することができる。また、各被
覆層の吸光度は、照射される光の波長によっても大きく
変化するので、被覆材に応じた照射光の波長を選定する
ことにより、測定の精度を高めることができる。
【0029】なお、光ファイバの線引き工程では、光フ
ァイバ1の位置が常に変動するが、光ファイバ1の被覆
層の偏肉測定のための測定装置は、装置の効率、コスト
面からも固定的に設置するが必要である。したがって、
光ファイバ1が所定の測定位置にきたときに、瞬時に測
定を行ない、その偏肉量を決定しなければならない。
【0030】図10は、光ファイバ1の位置をモニタす
る装置の例を示す。このモニタ装置は図10(a)に示
すように、半導体レ−ザ40からレ−ザ光を発振し、ハ
−フミラ41、42、凸レンズ43を介して光ファイバ
1にレ−ザ光を照射する。光ファイバ1から反射したレ
−ザ光は凸レンズ43、ハ−フミラ42を経由して位置
検出用半導体装置(PSD:Position Sen
sitive Device)45により、その受光強
度から光ファイバ1の中心位置が検出され、電気信号に
変換される。なお、モニタ用のレ−ザ光の代わりに、被
覆層の偏肉測定の照射部30の照射光を利用することも
できる。
【0031】この電気信号は、アナログ回路処理を行な
い、図10(b)に示すように、縦軸方向に光ファイバ
1の位置をとり、横軸に時間をとって、PSDで検出し
た受光強度のピ−ク位置をプロットしたとき、点線で示
すコンパレ−トレベルLsを偏肉の測定位置とすると、
これと交差するプロット時点が偏肉の測定時点とし、こ
の時点で図10(c)に示すようにトリガ信号を発し
て、その時点の受光部31での受光した光強度分布を偏
肉量の決定のために採用すれば良い。また、光ファイバ
1の位置のモニタは、一方向からだけではなく、図9に
対応させてX,Yの二方向から行うようにしても良い。
【0032】ただし、光ファイバ線引き中において、ガ
イドリ−ルの位置変更など、PSDの測定範囲を越える
光ファイバ1のパスラインの大きな位置変動などに対し
ては、図11に示すように、測定系全体を移動させる等
の手段を用いることにより対応可能である。
【0033】即ち、線引き工程中において、光ファイバ
1のパスライン1aが1bに移って大きく変動したとき
は、位置センサ53によりその変動幅Hcを検出し、こ
の変動幅HcがPSDの測定限度幅を越える所定の設定
値以上のときは、照射部50、受光部51をそれぞれ載
置したXステ−ジ50a、51aとYステ−ジ50b、
51bからなるX、Yステ−ジの制御機構50c、51
cを、変動幅Hcに応じて作動させる。 これにより、
図11に示す測定位置の設定値であるコンパレ−トレベ
ルLsが、LsaからLsbに変更される。この場合、かな
らずしも自動制御に限るものでなく、手動による調整で
あってもよい。
【0034】また前記実施例では、円柱状線条体として
光ファイバを用いたが、これに限定されるものでなく、
中央の透明なガラス部が光学的に不透明な電線等であっ
ても、2層の被覆層に照射光線束を透過する材料のもの
が用いらているならば、他の円柱状線条体の被覆状態の
測定にも適用可能である。さらに、図1〜図5に示す光
強度分布で、ガラス部10、1次被覆層11、2次被覆
層12の境界を画像処理で検出することにより、被覆層
の厚さも検出することができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
2層の被覆層が施された円柱状線条体の側面から光線束
を照射し、前記被覆層の材料の吸光度の差に起因する透
過光の光強度差の分布を受光部により観測するので、2
層の被覆層が施された後であっても、観測に必要な光量
を充分得ることができ、前記円柱状線状体の各層の被覆
状態を精度よく測定することができる。
【0036】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するための2層の被覆層に偏肉が
ない場合の概念図である。
【図2】本発明を説明するための1次被覆層に偏肉がな
く2次被覆層に偏肉がある場合の概念図である。
【図3】本発明を説明するための1次被覆層に偏肉があ
り2次被覆層に偏肉がない場合の概念図である。
【図4】本発明を説明するための1次被覆層に偏肉があ
り2次被覆層と1次被覆層が同心の場合の概念図であ
る。
【図5】本発明を説明するための1次被覆層と2次被覆
層とが共に偏肉がある場合の概念図である。
【図6】本発明の光線束に発散光線束を用いた実施例を
示す図である。
【図7】本発明の光線束に平行光線束を用いた実施例を
示す図である。
【図8】本発明の光線束を斜め方向から照射する実施例
を示す図である。
【図9】本発明の光線束を二方向から照射して測定する
実施例を示す図である。
【図10】円柱状線条体の位置をモニタする方法と装置
を示す図である。
【図11】円柱状線条体の位置が大きく変動する場合に
測定系を追従させる方法と装置を示す図である。
【図12】光ファイバの線引、被覆工程を示す図であ
る。
【符号の説明】
1:円柱状線状体(光ファイバ) 10:ガラス部 11:第1次被覆層 12:第2次被覆層 2:加熱炉 3:光ファイバ母材 4A,4B:被覆用加圧ダイ 5:硬化炉 7:キャプスタン 8:巻取機 30,50:照射部 31,51:受光部 34,35:光線束

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2層の被覆層が施された円柱状線条体に
    側面方向から光線束を照射し、前記被覆層の材料の吸光
    度の差に起因する透過光の光強度分布を受光部により観
    測して、前記被覆層の偏肉量を測定することを特徴とす
    る円柱状線条体の被覆状態測定方法。
  2. 【請求項2】 前記円柱状線条体に側面方向から照射さ
    れる前記光線束の波長は、前記2層の被覆層材料の吸光
    度に差を生じさせる波長であることを特徴とする請求項
    1に記載の円柱状線条体の被覆状態測定方法。
  3. 【請求項3】 前記2層の被覆層の内側の被覆層の吸光
    度は、外側の被覆層の吸光度よりも大きいことを特徴と
    する請求項1に記載の円柱状線条体の被覆状態測定方
    法。
  4. 【請求項4】 前記光線束が発散光線束で、円柱状線条
    体内を平行光線束で透過することを特徴とする請求項1
    に記載の円柱状線条体の被覆状態測定方法。
  5. 【請求項5】 前記光線束が斜めの側面方向から照射さ
    れることを特徴とする請求項1に記載の円柱状線条体の
    被覆状態測定方法。
  6. 【請求項6】 前記円柱状線条体の被覆層の偏肉量を2
    方向以上から測定することを特徴とする請求項1に記載
    の円柱状線条体の被覆状態測定方法。
  7. 【請求項7】 前記円柱状線条体の位置変化を検出し、
    前記円柱状線条体が所定の測定位置にきたときに限り、
    前記透過光により形成される光強度分布を前記受光部で
    観測することを特徴とする請求項1に記載の円柱状線条
    体の被覆状態測定方法。
  8. 【請求項8】 前記円柱状線条体が光ファイバであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の円柱状線条体の被覆状
    態測定方法。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項8のいづれか1項に
    記載の円柱状線条体の被覆状態測定方法に用いる測定装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019088216A1 (ja) * 2017-11-01 2019-05-09 住友電気工業株式会社 光ファイバのガラス偏心測定装置および測定方法

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