JPH10100043A - ピッチ誤差補正制御装置 - Google Patents
ピッチ誤差補正制御装置Info
- Publication number
- JPH10100043A JPH10100043A JP25417396A JP25417396A JPH10100043A JP H10100043 A JPH10100043 A JP H10100043A JP 25417396 A JP25417396 A JP 25417396A JP 25417396 A JP25417396 A JP 25417396A JP H10100043 A JPH10100043 A JP H10100043A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pitch
- error correction
- feed screw
- control device
- temperature change
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Automatic Control Of Machine Tools (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 送りねじの温度変化による伸びに追従したピ
ッチ誤差補正量を得て、工作機械の加工精度の悪化防止
等に資することができるピッチ誤差補正制御装置を提供
する。 【解決手段】 送りねじ１の温度変化に関わる送り系の
発熱（摩擦熱）源であるモータブラケット２、エンドブ
ラケット３及びボールスクリューナット部５の温度を検
出器によって検出すると共に、この検出された各部の温
度に基づいて、送りねじ１の温度変化による伸びに応じ
たピッチ誤差補正量を算出するよう構成する。
ッチ誤差補正量を得て、工作機械の加工精度の悪化防止
等に資することができるピッチ誤差補正制御装置を提供
する。 【解決手段】 送りねじ１の温度変化に関わる送り系の
発熱（摩擦熱）源であるモータブラケット２、エンドブ
ラケット３及びボールスクリューナット部５の温度を検
出器によって検出すると共に、この検出された各部の温
度に基づいて、送りねじ１の温度変化による伸びに応じ
たピッチ誤差補正量を算出するよう構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はピッチ誤差補正制御
装置に関し、工作機械の送り系等、送りねじを有する送
り機構に適用して有用なものである。
装置に関し、工作機械の送り系等、送りねじを有する送
り機構に適用して有用なものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の工作機械では、その送り系におけ
る送りねじのピッチ間隔の誤差を補正するために、製作
途中のある時点での温度（温度変化は考慮していない）
にて補正量を決定し、これを固定パラメータとして補正
している。
る送りねじのピッチ間隔の誤差を補正するために、製作
途中のある時点での温度（温度変化は考慮していない）
にて補正量を決定し、これを固定パラメータとして補正
している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、送りね
じは、駆動時に送りねじを支持するベアリング等に発生
する摩擦熱によって温度が上昇し、この温度上昇に応じ
て長く伸びるため、ピッチ間隔の誤差もこれに応じて変
化する。
じは、駆動時に送りねじを支持するベアリング等に発生
する摩擦熱によって温度が上昇し、この温度上昇に応じ
て長く伸びるため、ピッチ間隔の誤差もこれに応じて変
化する。
【０００４】これに対して従来は、上記の如く、ピッチ
誤差補正量が固定パラメータとなており、一定量しかピ
ッチ誤差を補正しないため、駆動時の温度変化による送
りねじのピッチ間隔の誤差を補正しきれない。このた
め、加工精度が悪化してしまう。
誤差補正量が固定パラメータとなており、一定量しかピ
ッチ誤差を補正しないため、駆動時の温度変化による送
りねじのピッチ間隔の誤差を補正しきれない。このた
め、加工精度が悪化してしまう。
【０００５】従って、本発明は上記従来技術に鑑み、送
りねじの温度変化による伸びに追従したピッチ誤差補正
量を得て、工作機械の加工精度の悪化防止等に資するこ
とができるピッチ誤差補正制御装置を提供することを課
題とする。
りねじの温度変化による伸びに追従したピッチ誤差補正
量を得て、工作機械の加工精度の悪化防止等に資するこ
とができるピッチ誤差補正制御装置を提供することを課
題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明のピッチ誤差補正制御装置は、送り機構における送り
ねじのピッチ間隔の誤差を補正するピッチ誤差補正制御
装置であって、前記送りねじの温度変化に関わる前記送
り機構の所定部の温度を検出する検出手段と、この検出
手段によって検出された前記所定部の温度に基づいて、
前記送りねじの温度変化に応じたピッチ誤差補正量を算
出する演算手段とを有することを特徴とする。
明のピッチ誤差補正制御装置は、送り機構における送り
ねじのピッチ間隔の誤差を補正するピッチ誤差補正制御
装置であって、前記送りねじの温度変化に関わる前記送
り機構の所定部の温度を検出する検出手段と、この検出
手段によって検出された前記所定部の温度に基づいて、
前記送りねじの温度変化に応じたピッチ誤差補正量を算
出する演算手段とを有することを特徴とする。
【０００７】従って、本発明のピッチ誤差補正制御装置
によれば、送りねじがベアリング等に発生する摩擦熱で
温められて伸びることにより送りねじのピッチ間隔の誤
差が変化しても、送りねじの温度変化に関わる送り機構
の所定部の温度に基づいて、送りねじの温度変化による
伸びに追従したピッチ誤差補正量が得られる。従って、
この補正量に基づいて精度のよい送り制御が可能とな
る。
によれば、送りねじがベアリング等に発生する摩擦熱で
温められて伸びることにより送りねじのピッチ間隔の誤
差が変化しても、送りねじの温度変化に関わる送り機構
の所定部の温度に基づいて、送りねじの温度変化による
伸びに追従したピッチ誤差補正量が得られる。従って、
この補正量に基づいて精度のよい送り制御が可能とな
る。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。
に基づき詳細に説明する。
【０００９】図１は、本発明の実施の形態に係るピッチ
誤差補正制御装置の構成を示す説明図である。
誤差補正制御装置の構成を示す説明図である。
【００１０】同図に示すように、工作機械の送り系は、
送りねじ１と、送りねじ１の基端部（図中左端部）に設
けられ内部に組み込まれた図示しないベアリングを介し
て送りねじ１を回転可能に支持するモータブラケット２
と、送りねじ１の先端部（図中右端部）に設けられ内部
に組み込まれた図示しないベアリングを介して送りねじ
１を回転可能に支持するエンドブラケット３と、送りね
じ１に螺合されたボールスクリューナット部５と、送り
ねじ１の基端部に回転軸が結合されたモータ４とを備え
て構成されている。
送りねじ１と、送りねじ１の基端部（図中左端部）に設
けられ内部に組み込まれた図示しないベアリングを介し
て送りねじ１を回転可能に支持するモータブラケット２
と、送りねじ１の先端部（図中右端部）に設けられ内部
に組み込まれた図示しないベアリングを介して送りねじ
１を回転可能に支持するエンドブラケット３と、送りね
じ１に螺合されたボールスクリューナット部５と、送り
ねじ１の基端部に回転軸が結合されたモータ４とを備え
て構成されている。
【００１１】このため、モータ４によって送りねじ１が
回転されると、この送りねじ１に螺合しているボールス
クリューナット部５が図中左右方向に直線的に移動す
る。即ち、モータ４の回転運動を、送りねじ１とボール
スクリューナット部５とによって直進運動に変換する。
そしてこの駆動時に、送りねじ１は、モータブラケット
２及びエンドブラケット３に組み込まれているベアリン
グや、ボールスクリューナット部５に発生する摩擦熱で
温められて伸び、ピッチ間隔が変位する（即ちピッチ間
隔の誤差が変化する）。
回転されると、この送りねじ１に螺合しているボールス
クリューナット部５が図中左右方向に直線的に移動す
る。即ち、モータ４の回転運動を、送りねじ１とボール
スクリューナット部５とによって直進運動に変換する。
そしてこの駆動時に、送りねじ１は、モータブラケット
２及びエンドブラケット３に組み込まれているベアリン
グや、ボールスクリューナット部５に発生する摩擦熱で
温められて伸び、ピッチ間隔が変位する（即ちピッチ間
隔の誤差が変化する）。
【００１２】そこで、このような送りねじ１の温度変化
に関わる発熱源であるモータブラケット２、エンドブラ
ケット３、ボールスクリューナット部５には、これら各
部の温度変化を検出する図示しない検出器が備えられて
いる。そして、これらの検出器によってモータブラケッ
ト２の温度変化ΔＴ1 、エンドブラケット３の温度変化
ΔＴ2 、ボールスクリューナット部５の温度変化ΔＴ3
などを検出し、これらの温度変化ΔＴ1 、ΔＴ2 、ΔＴ
2 、・・・、ΔＴn をピッチ誤差補正制御装置７に入力
する。
に関わる発熱源であるモータブラケット２、エンドブラ
ケット３、ボールスクリューナット部５には、これら各
部の温度変化を検出する図示しない検出器が備えられて
いる。そして、これらの検出器によってモータブラケッ
ト２の温度変化ΔＴ1 、エンドブラケット３の温度変化
ΔＴ2 、ボールスクリューナット部５の温度変化ΔＴ3
などを検出し、これらの温度変化ΔＴ1 、ΔＴ2 、ΔＴ
2 、・・・、ΔＴn をピッチ誤差補正制御装置７に入力
する。
【００１３】ピッチ誤差補正制御装置７では、入力した
温度変化ΔＴ1 、ΔＴ2 、ΔＴ2 、・・・、ΔＴn とピ
ッチ間隔の誤差Ｐとの相関関係を表す次の［数１］式に
基づいて、ピッチ間隔の誤差Ｐを算出し、この算出した
ピッチ間隔の誤差Ｐを数値制御（ＮＣ）装置６へ出力す
る。
温度変化ΔＴ1 、ΔＴ2 、ΔＴ2 、・・・、ΔＴn とピ
ッチ間隔の誤差Ｐとの相関関係を表す次の［数１］式に
基づいて、ピッチ間隔の誤差Ｐを算出し、この算出した
ピッチ間隔の誤差Ｐを数値制御（ＮＣ）装置６へ出力す
る。
【００１４】
【数１】
【００１５】ＮＣ装置６では、ピッチ誤差補正制御装置
６から入力したピッチ間隔の誤差Ｐに基づき、送りねじ
１のピッチ間隔の誤差を補正して、モータ４の回転を制
御する。
６から入力したピッチ間隔の誤差Ｐに基づき、送りねじ
１のピッチ間隔の誤差を補正して、モータ４の回転を制
御する。
【００１６】従って、本実施の形態によれば、送りねじ
１がモータブラケット２のベアリング等に発生する摩擦
熱で温められて伸びることにより送りねじ１のピッチ間
隔の誤差が変化しても、検出器によって検出した送りね
じ１の温度変化に関わる送り系の各部の温度変化（ΔＴ
1 、ΔＴ2 、ΔＴ2 、・・・、ΔＴn ）に基づいて、当
該温度変化に応じたピッチ間隔の誤差Ｐが算出される。
かくして、送りねじ１の温度変化による伸びに追従した
ピッチ誤差補正量が得られ、ＮＣ装置６ではこの補正量
に基づいて精度のよい送り制御を行うことができ、その
結果、工作機械の加工精度の悪化を防ぐことができる。
１がモータブラケット２のベアリング等に発生する摩擦
熱で温められて伸びることにより送りねじ１のピッチ間
隔の誤差が変化しても、検出器によって検出した送りね
じ１の温度変化に関わる送り系の各部の温度変化（ΔＴ
1 、ΔＴ2 、ΔＴ2 、・・・、ΔＴn ）に基づいて、当
該温度変化に応じたピッチ間隔の誤差Ｐが算出される。
かくして、送りねじ１の温度変化による伸びに追従した
ピッチ誤差補正量が得られ、ＮＣ装置６ではこの補正量
に基づいて精度のよい送り制御を行うことができ、その
結果、工作機械の加工精度の悪化を防ぐことができる。
【００１７】
【発明の効果】以上、発明の実施の形態と共に具体的に
説明したように、本発明のピッチ誤差補正制御装置によ
れば、送りねじがベアリング等に発生する摩擦熱で温め
られて伸びることにより送りねじのピッチ間隔の誤差が
変化しても、検出手段によって検出した送りねじの温度
変化に関わる送り系の所定部の温度に基づいて、送りね
じの温度変化による伸びに追従したピッチ誤差補正量が
得られる。従って、この補正量に基づいて正確な送り制
御が可能となり、工作機械における加工精度の悪化防止
等が可能となる。
説明したように、本発明のピッチ誤差補正制御装置によ
れば、送りねじがベアリング等に発生する摩擦熱で温め
られて伸びることにより送りねじのピッチ間隔の誤差が
変化しても、検出手段によって検出した送りねじの温度
変化に関わる送り系の所定部の温度に基づいて、送りね
じの温度変化による伸びに追従したピッチ誤差補正量が
得られる。従って、この補正量に基づいて正確な送り制
御が可能となり、工作機械における加工精度の悪化防止
等が可能となる。
【図１】本発明の実施の形態に係るピッチ誤差補正制御
装置の構成を示す説明図である。
装置の構成を示す説明図である。
１ 送りねじ ２ ベアリングが組み込まれたモータブラケット ３ ベアリングが組み込まれたエンドブラケット ４ モータ ５ ボールスクリューナット部 ６ ＮＣ装置 ７ ピッチ誤差補正制御装置
Claims (1)
- 【請求項１】 送り機構における送りねじのピッチ間隔
の誤差を補正するピッチ誤差補正制御装置であって、 前記送りねじの温度変化に関わる前記送り機構の所定部
の温度を検出する検出手段と、 この検出手段によって検出された前記所定部の温度に基
づいて、前記送りねじの温度変化に応じたピッチ誤差補
正量を算出する演算手段とを有することを特徴とするピ
ッチ誤差補正制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25417396A JPH10100043A (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | ピッチ誤差補正制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25417396A JPH10100043A (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | ピッチ誤差補正制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10100043A true JPH10100043A (ja) | 1998-04-21 |
Family
ID=17261253
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25417396A Withdrawn JPH10100043A (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | ピッチ誤差補正制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10100043A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100458453B1 (ko) * | 2002-06-26 | 2004-11-26 | (주)넥스턴 | 자동 선반의 보정장치 및 보정방법 |
| CN102059585A (zh) * | 2010-11-18 | 2011-05-18 | 东南大学 | 一种机床丝杠误差信号自适应的趋势检测方法 |
| WO2013058481A1 (ko) * | 2011-10-18 | 2013-04-25 | 두산인프라코어 주식회사 | 공작기계의 볼스크류 변형에 의한 실시간 위치 보정 방법 및 장치 |
-
1996
- 1996-09-26 JP JP25417396A patent/JPH10100043A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100458453B1 (ko) * | 2002-06-26 | 2004-11-26 | (주)넥스턴 | 자동 선반의 보정장치 및 보정방법 |
| CN102059585A (zh) * | 2010-11-18 | 2011-05-18 | 东南大学 | 一种机床丝杠误差信号自适应的趋势检测方法 |
| WO2013058481A1 (ko) * | 2011-10-18 | 2013-04-25 | 두산인프라코어 주식회사 | 공작기계의 볼스크류 변형에 의한 실시간 위치 보정 방법 및 장치 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031202 |