JPH0999162A - 遊技場対応型マルチメディア情報システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】ゲームを楽しみながら、ゲーム機本体に装備さ
れた画像表示装置で所望のマルチメディアのデーターを
双方向で得ることができる。 【解決手段】マルチメディアのデーターの処理が可能な
画像表示装置を装備すると共に、少なくとも「当たり」
・「呼び出し」等のランプ表示手段を装備し、かつ所定
のゲーム機能を装備し、しかもゲーム機能の種々のデー
ターを処理するマイコンを搭載したゲーム機本体Ａと、
該ゲーム機本体Ａの画像表示装置にマルチメディアのデ
ーターを、またランプ表示手段に「当たり」あるいは
「呼び出し」等のデーターを、またマイコンで処理した
ゲーム機能のデーターを、またインターネットＢ、電話
局回線Ｃからの種々のデーターを、またケーブルＴＶＤ
あるいは無線によるラジオ・ＴＶＥの種々のデーターを
双方向処理するためのホールコンピュータＦを装備す
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ゲームを楽しみな
がら、ゲーム機本体に装備された画像表示装置で所望の
マルチメディアのデーター、例えば電話局回線からのデ
ーター、またケーブルＴＶあるいは無線によるラジオ・
ＴＶの種々のデーター等を双方向で得ることのできる遊
技場対応型マルチメディア情報システムに関するもので
ある。

【０００２】

【従来の技術】従来のゲーム機は、ゲームを楽しむと言
うゲーム機能にのみ着目して開発されたものが殆どであ
った。例えば、周知のパチンコゲーム機であれば、パチ
ンコの遊戯機能にのみ開発の主眼点をおいたものが殆ど
であって、現在のところパチンコゲーム機に遊戯機能以
外のものを付帯させたものは皆無である。

【０００３】因みに、パチンコゲームを楽しみつつ、音
楽等を聴きたい場合でもホール側が一方的に流す音楽を
ただ単に聴くのみであり、また、ＴＶを視聴する場合も
ホール側が特定の場所に設置しているＴＶを視聴できる
だけであり、利用者の意思でもって任意の音楽あるいは
ＴＶを視聴することのできないシステムであった。ま
た、ゲーム中に所要の用事を思い出し電話をかけなけれ
ばならないような場合でも、パチンコゲーム機の側に電
話等の設備が無いため、こうした場合、ゲーム機を離れ
て、別の場所に備えている公衆電話まで足を運び用を足
すとか、現在では利用者が所有する携帯電話を利用して
所要を達しているのが現状である。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところで、現在のホー
ルでは、個々のパチンコゲーム機に関する稼働率等を把
握するためにホール側にホールコンピュータを設備し、
個々のパチンコゲーム機にマイコンを搭載することで、
両者間で所定のデーターの交換を行うものも開発されて
はいるが、現行のホールコンピュータと個々のパチンコ
ゲーム機に搭載しているマイコン間で行っているデータ
ーの処理は、主に個々のパチンコゲーム機の稼働率や玉
切れ、玉詰まり等の極めて単純なデーターの記録、チェ
ック等であって、前述したようなゲームを楽しみなが
ら、利用者がゲーム以外のデーターを得ることができる
機能を装備したシステムではなかった。

【０００５】本発明は、ゲームを楽しみながら、ゲーム
機本体に装備された画像表示装置で所望のマルチメディ
アのデーター、例えば電話局回線からのデーター、また
ケーブルＴＶあるいは無線によるラジオ・ＴＶの種々の
データー等を双方向で得ることのできる遊技場対応型マ
ルチメディア情報システムを提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、マルチメディアのデーターの処理が可
能な画像表示装置を装備すると共に、少なくとも「当た
り」・「呼び出し」等のランプ表示手段を装備し、かつ
所定のゲーム機能を装備し、しかもゲーム機能の種々の
データーを処理するマイコンを搭載したゲーム機本体
と、該ゲーム機本体の画像表示装置にマルチメディアの
データーを、またランプ表示手段に「当たり」あるいは
「呼び出し」等のデーターを、またマイコンで処理した
ゲーム機能のデーターを、またインターネット、電話局
回線からの種々のデーターを、またケーブルＴＶあるい
は無線によるラジオ・ＴＶの種々のデーターを双方向処
理するためのホールコンピュータを装備する。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下、本発明に係る遊技場対応型
マルチメディア情報システムの実施の形態を図面に基づ
いて詳細に説明する。図１は、遊技場対応型マルチメデ
ィア情報システムであって、該システムの要部は、マル
チメディアのデーターの処理が可能な画像表示装置１を
装備すると共に、少なくとも「当たり」・「呼び出し」
等のランプ表示手段２を装備し、かつ所定のゲーム３
（本実施例では、パチンコゲームとして説明する。）の
機能を装備し、しかもゲーム３の機能の種々のデーター
を処理するマイコン４を搭載したゲーム機本体（Ａ）と
して構成される。

【０００８】ところで、前記マイコン４は、「当たり」
の玉を出すためのチャッカーが一定の時間内に何回作動
したかどうか等を演算処理する機能を有しており、これ
により演算処理された種々のデーターはホールコンピュ
ータ（Ｆ）に送られ、両者間で双方向処理、例えばホー
ルコンピュータ（Ｆ）とマイコン４でもって個々のゲー
ム機本体（Ａ）における個々のチャッカー毎の作動率、
個々のゲーム機本体（Ａ）の稼働率が決定されるように
構成されている。

【０００９】また、前記ゲーム機本体（Ａ）の画像表示
装置１にはマルチメディアのデーターが表示され、また
ランプ表示手段２でもって「当たり」あるいは「呼び出
し」等の処理がされる。また画像表示装置１には、前述
したホールコンピュータ（Ｆ）とマイコン４との間で処
理されたゲーム３の機能のデーター、例えば、個々のゲ
ーム機本体（Ａ）における稼働率（所定のチャッカーが
何回作動したか等の所謂釘データー）等が表示されるよ
うに構成されている。

【００１０】その他インターネット（Ｂ）、電話局回線
（Ｃ）からの種々のデーターを、またケーブルＴＶ
（Ｄ）あるいは無線によるラジオ・ＴＶ（Ｅ）の種々の
データーが利用者の好み或いは選択に従って適宜表示さ
れるように構成されている。

【００１１】

【実施例１】ところで、前記ゲーム機本体（Ａ）に装備
される少なくとも画像表示装置１とランプ表示手段２
は、ゲーム機本体（Ａ）とは、別個の基板（マイコン基
板を含む、以下同じ）にて構成してもよくこの場合は、
例えば図２にその詳細を示した如く、ゲーム機本体
（Ａ）の上部に併設する基板上の通称（島）の位置の中
央に、画像表示装置１を配置し、この左右に「当たり」
あるいは「呼び出し」等の表示を行うランプ表示手段２
を配置する。

【００１２】

【実施例２】また、前記画像表示装置１あるいはランプ
表示手段２またはマイコン４は、ゲーム機本体（Ａ）あ
るいは個々の装置乃至手段に一体的あるいは別個に搭載
されるコントローラ（Ｇ）を介してホールコンピュータ
（Ｆ）間で双方向の種々のデーター処理を可能に構成し
てもよい。

【００１３】

【実施例３】また、インターネット（Ｂ）、電話局回線
（Ｃ）からの種々のデーターを、またケーブルＴＶ
（Ｄ）あるいは無線によるラジオ・ＴＶ（Ｅ）の種々の
データーを双方向処理するために、例えば図３にその詳
細を示した如く、インターネット（Ｂ）、電話局回線
（Ｃ）、ケーブルＴＶ（Ｄ）あるいは無線によるラジオ
・ＴＶ（Ｅ）アンテナを直接ホールに装備するコントロ
ーラ（Ｇ）に接続し、このコントローラ（Ｇ）より分配
器（Ｈ）を介して個々のゲーム機本体（Ａ）に装備する
画像表示装置１に所定のデーターを供給するように構成
してもよい。

【００１４】

【実施例４】また、ホールに設置される個々のゲーム機
本体（Ａ）には、図２にその詳細を示した如く、画像表
示装置１あるいはランプ表示手段２が設けられた近傍
に、例えば利用者がコントローラ（Ｈ）あるいはホール
コンピュータ（Ｆ）を介して所定のデーターを入力する
ための入力装置５が装備される。

【００１５】

【実施例５】また、ホールに設置される個々のゲーム機
本体（Ａ）に装備されるマイコン４によるゲーム機能の
データー処理としては、個々のゲーム機本体（Ａ）に関
する稼働率データーをはじめ、例えばパチンコゲーム機
であれば、当たり玉に関する個々のピンのデーターの処
理がなされ、このデーターはホールコンピュータ（Ｆ）
に入力されて記録乃至適宜読み出されて表示されるよう
に構成されている。

【００１６】

【実施例６】また、上記の個々のゲーム機本体（Ａ）に
関する稼働率データーをはじめ、例えばパチンコゲーム
機であれば、当たり玉に関する個々のピンのデーター
は、単にホールコンピュータ（Ｆ）に入力され、ホール
コンピュータ（Ｆ）の画像表示装置にのみ読み出される
だけでなく、個々のゲーム機本体（Ａ）に装備された入
力装置５を操作することで、個々のゲーム機本体（Ａ）
に装備する画像表示装置１によっても、適宜読み出すこ
とが可能に構成される。

【００１７】

【実施例７】なお、上記の実施例では、ゲーム機本体
（Ａ）としてパチンコゲーム機を例示して説明したが、
スロットマシン等のゲーム機本体であってもよく特に上
記の実施例にのみ限定するものではない。また、上記の
実施例では、ホールコンピュータ（Ｆ）及び個々のゲー
ム機本体（Ａ）に装備されるマイコン４に関しては、プ
リンター及び料金計算手段（プリペイドカード方式等の
チェッカー）等の装備に有無に関して説明をしなかった
が、搭載することは勿論である。

【００１８】なお、ゲーム機本体（Ａ）がプリペイドカ
ード方式でない場合は、現金をゲーム機本体（Ａ）に装
備する遊戯玉販売機に投入することによりゲームが楽し
めるのは従来のゲーム機本体（Ａ）と同様である。ま
た、画像表示装置１に関しては、隣でゲームをする人に
迷惑をかけないようにイヤホン等の設備が設けられてい
ることも勿論である。

【００１９】以下、上記の実施例に基づいて本発明に係
る遊技場対応型マルチメディア情報システムの作用に付
いて説明する。本発明に係る遊技場対応型マルチメディ
ア情報システムは、マルチメディアのデーターの処理が
可能な画像表示装置１を装備すると共に、少なくとも
「当たり」・「呼び出し」等のランプ表示手段２を装備
し、かつ所定のゲーム３（本実施例では、パチンコゲー
ムとして説明する。）の機能を装備し、しかもゲーム３
の機能の種々のデーターを処理するマイコン４を搭載し
たゲーム機本体（Ａ）と、該ゲーム機本体（Ａ）の画像
表示装置１にマルチメディアのデーターを、またランプ
表示手段２に「当たり」あるいは「呼び出し」等のデー
ターを、またマイコン４で処理したゲーム３の機能のデ
ーターを、またインターネット（Ｂ）、電話局回線
（Ｃ）からの種々のデーターを、またケーブルＴＶ
（Ｄ）あるいは無線によるラジオ・ＴＶ（Ｅ）の種々の
データーを双方向処理するためのホールコンピュータ
（Ｆ）を装備して構成したので、パチンコゲームを楽し
みつつ、音楽等を聴きたい場合やＴＶを視聴する場合
は、画像表示装置１の近傍に装備する利用者が任意に操
作することができる入力装置５を所定の方式に従って操
作して、ケーブルＴＶ（Ｄ）あるいは無線によるラジオ
・ＴＶ（Ｅ）より所定のチャンネルを選択して所望の音
楽乃至映像を心行くまで楽しむことが可能である。

【００２０】また、ゲーム中に所要の用事を思い出し電
話をかけなければならないような場合は、電話局回線
（Ｃ）を選択して入力装置５を前述した通り所定の方式
に従って操作して目的の相手と電話にて連絡をつけるこ
とも可能である。また、本発明に係る遊技場対応型マル
チメディア情報システムによれば、ゲーム機本体（Ａ）
に搭載したマイコン４で検出処理した所望のデーターを
ホールコンピュータ（Ｆ）に供給し、しかも双方向処理
することが可能に構成したので、個々のゲーム機本体
（Ａ）の稼働率等を含む種々のデーターはリアルタイム
でもって把握することが可能で、従って玉切れ、玉詰ま
り等のアクシデントにも迅速に対応でき利用者に対する
きめの細かなサービスが可能である。

【００２１】殊に、従来のゲーム機本体では、「当た
り」の玉を出すためのチャッカーが一定の時間内に何回
作動したかどうか等の処理はされていないか、されてい
るとしてもホールコンピュータ（Ｆ）による処理のみで
あって、釘の調整に当たっては、ホールコンピュータ
（Ｆ）のプリンターで打ち出された記録用紙を調整員が
手に持って個々のゲーム機本体を調整しているのが実情
であった。しかし、本発明に係る遊技場対応型マルチメ
ディア情報システムによれば、ホールコンピュータ
（Ｆ）とマイコン４でもって個々のゲーム機本体（Ａ）
における個々のチャッカー毎の作動率が的確に処理され
ているので、釘の調整に際しては、そのデーターを個々
のゲーム機本体（Ａ）毎の画像表示装置１に表示させる
ことができるから、従来のようにホールコンピュータ
（Ｆ）で打ち出す記録用紙も不要であり、釘等の調整が
非常に容易、かつ簡単に行うことができる。

【００２２】また、前記ゲーム機本体（Ａ）に装備され
る少なくとも画像表示装置１とランプ表示手段２は、ゲ
ーム機本体（Ａ）とは、ゲーム機本体（Ａ）の上部に併
設する基板上の通称（島）に装備する場合は、従来のゲ
ーム機本体（Ａ）の配置構成等に無用な工事を施すこと
なく本発明の遊技場対応型マルチメディア情報システム
を導入することが可能で、経済的でもある。

【００２３】また、前記画像表示装置１あるいはランプ
表示手段２またはマイコン４は、ゲーム機本体（Ａ）あ
るいは個々の装置乃至手段に一体的あるいは別個に搭載
されるコントローラ（Ｇ）を介してホールコンピュータ
（Ｆ）間で双方向の種々のデーター処理が可能であるか
ら、例えばオンラインシステムを導入することにより異
なる場所にあるチェン店とのシステムの連携が可能であ
り、大型店舗の運営が極めてスムーズに実施可能であ
る。

【００２４】また、インターネット（Ｂ）、電話局回線
（Ｃ）からの種々のデーターをリアルタイムに得ること
が可能であり、双方向処理も可能であるから、ゲームを
楽しみながら、ホールに居ながら種々のデーターの入
手、特に無線によるラジオ・ＴＶ（Ｅ）等を利用する場
合は、文字情報等でサービスされているボート競技等の
勝敗のデーターを得ることが可能であるから、利用者に
対するサービスは絶大なものがある。

【００２５】

【発明の効果】本発明は、以上詳細に説明した如く、マ
ルチメディアのデーターの処理が可能な画像表示装置を
装備すると共に、少なくとも「当たり」・「呼び出し」
等のランプ表示手段を装備し、かつ所定のゲーム機能を
装備し、しかもゲーム機能の種々のデーターを処理する
マイコンを搭載したゲーム機本体と、該ゲーム機本体の
画像表示装置にマルチメディアのデーターを、またラン
プ表示手段に「当たり」あるいは「呼び出し」等のデー
ターを、またマイコンで処理したゲーム機能のデーター
を、またインターネット、電話局回線からの種々のデー
ターを、またケーブルＴＶあるいは無線によるラジオ・
ＴＶの種々のデーターを双方向処理するためのホールコ
ンピュータを装備したので、ゲームを楽しむこともで
き、しかもゲームを楽しみながら、画像表示装置にマル
チメディアのデーターを読み出してマルチメディア情報
をリアルタイムに得ることができる。また、ゲームを楽
しみながらインターネット情報を得たり、さらにはケー
ブルＴＶあるいは無線によるラジオ番組・ＴＶ番組等の
情報あるいは映画等を他の利用者に気兼ねすることなく
利用者の好みに応じて種々選択して楽しむことが可能で
ある。

【００２６】また、インターネット等を自由に使用して
ホール内外との情報交換を行うことができ、しかもゲー
ムを十二分に楽しみながら、しかも必要な情報交換をリ
アルタイムに行うことができる等種々の優れた効果を有
する。

【図面の簡単な説明】

【図１】は、本発明に係る遊技場対応型マルチメディア
情報システムの一実施形態を示したブロック図

【図２】は、本発明に係る遊技場対応型マルチメディア
情報システムの詳細な説明図

【図３】は、本発明に係る遊技場対応型マルチメディア
情報システムの画像配信経路説明図

【符合の説明】

１ 画像表示装置 ２ ランプ表示手段 ４ マイコン ５ 入力装置 （Ａ） ゲーム機本体 （Ｂ） インターネット （Ｃ） 電話局回線 （Ｄ） ケーブルＴＶ （Ｅ） 無線によるラジオ・ＴＶ （Ｆ） ホールコンピュータ （Ｇ） コントローラ （Ｈ） 分配器

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】マルチメディアのデーターの処理が可能な
   画像表示装置を装備すると共に、少なくとも「当たり」
   ・「呼び出し」等のランプ表示手段を装備し、かつ所定
   のゲーム機能を装備し、しかもゲーム機能の種々のデー
   ターを処理するマイコンを搭載したゲーム機本体と、該
   ゲーム機本体の画像表示装置にマルチメディアのデータ
   ーを、またランプ表示手段に「当たり」あるいは「呼び
   出し」等のデーターを、またマイコンで処理したゲーム
   機能のデーターを、またインターネット、電話局回線か
   らの種々のデーターを、またケーブルＴＶあるいは無線
   によるラジオ・ＴＶの種々のデーターを双方向処理する
   ためのホールコンピュータを装備したことを特徴とする
   遊技場対応型マルチメディア情報システム
2. 【請求項２】前記ゲーム機本体に装備される少なくとも
   画像表示装置とランプ表示手段は、ゲーム機本体とは、
   別個の基板にて構成されたことを特徴とする請求項１に
   記載の遊技場対応型マルチメディア情報システム。
3. 【請求項３】前記画像表示装置あるいはランプ表示手段
   またはマイコンは、ゲーム機本体あるいは個々の装置乃
   至手段に一体的あるいは別個に搭載されるコントローラ
   を介してホールコンピュータ間で双方向の種々のデータ
   ー処理が可能に構成されたことを特徴とする請求項１ま
   たは請求項２に記載の遊技場対応型マルチメディア情報
   システム。