JPH099755A - 重量軽減装置を備えた収穫機構を有する草刈り機 - Google Patents

重量軽減装置を備えた収穫機構を有する草刈り機

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JPH099755A
JPH099755A JP8140708A JP14070896A JPH099755A JP H099755 A JPH099755 A JP H099755A JP 8140708 A JP8140708 A JP 8140708A JP 14070896 A JP14070896 A JP 14070896A JP H099755 A JPH099755 A JP H099755A
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mower
harvesting mechanism
gate
mower according
jack
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JP8140708A
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エルマコラ リノ
Walch Martin
ワルク マルタン
Wattron Bernard
ワトロン ベルナール
Wilhelm Joel
ウィルエルム ジョエル
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Kuhn SAS
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    • A01B63/00Lifting or adjusting devices or arrangements for agricultural machines or implements
    • A01B63/14Lifting or adjusting devices or arrangements for agricultural machines or implements for implements drawn by animals or tractors
    • A01B63/145Lifting or adjusting devices or arrangements for agricultural machines or implements for implements drawn by animals or tractors for controlling weight transfer between implements and tractor wheels
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01DHARVESTING; MOWING
    • A01D34/00Mowers; Mowing apparatus of harvesters
    • A01D34/01Mowers; Mowing apparatus of harvesters characterised by features relating to the type of cutting apparatus
    • A01D34/412Mowers; Mowing apparatus of harvesters characterised by features relating to the type of cutting apparatus having rotating cutters
    • A01D34/63Mowers; Mowing apparatus of harvesters characterised by features relating to the type of cutting apparatus having rotating cutters having cutters rotating about a vertical axis
    • A01D34/64Mowers; Mowing apparatus of harvesters characterised by features relating to the type of cutting apparatus having rotating cutters having cutters rotating about a vertical axis mounted on a vehicle, e.g. a tractor, or drawn by an animal or a vehicle

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 草刈り時に作業の進行方向を横切る方向へ延
びる収穫機構と、草刈り機を駆動車両に連結するための
接続手段を含む運搬構造と、収穫機構が運搬構造に対し
て高さ方向に移動可能な状態で、収穫機構を運搬構造に
連結する連結装置と、調節装置によって動作の調節が可
能な少なくとも1つの弾性変形可能な部材を含む収穫機
構の重量を軽減するための装置とを含む草刈り機の改
良。 【解決手段】 弾性的変形可能な部材が、圧力調節可能
な加圧ガスを収容した変形自在なエンベロプ47を含み、
調節装置は変形自在なエンベロプに接続された少なくと
も1つのゲートを有する供給回路であり、この供給回路
は供給源から供給された流体を変形可能なエンベロプに
入れて変形自在なエンベロプに収容されたガスの圧力値
を調節するか、変形自在なエンベロプに収容されたガス
の圧力を維持するか、変形自在なエンベロプ中の流体を
流出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は草刈り機に関するも
のである。本発明の草刈り機は、刈取り作業時に進行方
向を横切る方向に延びた収穫機構と、この収穫機構の重
量を軽減する重量軽減装置とを含み、重量軽減装置は少
なくとも1つの弾性変形可能な部材を含み、この部材の
動作はそれに接続された調節装置によって調節できるよ
うになっている。
【0002】
【従来の技術】草刈り機の収穫機構の重量を軽減するこ
とは芝刈り作業の質を良くする上で重要であるが、軽減
の程度は条件(土地の種類、収穫すべき作物の種類)に
依存する。重量を軽くし過ぎると収穫機構を地面に接触
させておくことができず、従って切断状態が許容限度を
越えて不規則になる。逆に、重量の軽減が足りないと前
方エッジが動かなくなったり、作物が切断されずに残る
危険が増加し、作業時に草刈り機構を牽引するのに必要
動力が増加し、磨耗が増加し、収穫物の品質が低下し、
野菜畑をダメにすることになる。
【0003】弾性変形可能な部材を使用することによっ
て、収穫機構の移動中の収穫機構の重量軽減量をある程
度に維持しながら、草刈り機が作業を行う土地の起伏に
収穫機構を迅速に追随させることができる。最近では草
刈り機の前進速度が速くなってきたため、土地の起伏に
迅速に追随可能であるということが極めて重要になって
きている。
【0004】引張りバネ、圧縮バネ、捩じり棒、エアシ
リンダー、油圧シリンダー、アキュムレータを用いた重
量軽減装置は公知であ。英国特許公開第 2,053,645号に
記載の草刈り機では収穫機構が2本の引張りバネで重量
を軽減している。この草刈り機は作業時に作業の進行方
向を横切る方向へ延びる収穫機構を有し、この収穫機構
は収穫物を切断するための回転ディスクを備えた切断棒
と、回転ディスクで切断した作物を処理するためのコン
ディショニングロータとで構成されている。収穫機構は
シャーシに対して高さ方向に移動可能にするために変形
自在な四辺形機構を介してシャーシから吊り下げられて
いる。シャーシは地表を走行するための2つの車輪と、
草刈り機を駆動車両(トラクタ)に接続する梶棒とを有
している。この収穫機構の重量を軽減する引張りバネは
収穫機構の両側で収穫機構とシャーシとの間に取付けら
れている。
【0005】引張りバネの調節すなわちバネによる重量
軽減量の調節は、各バネのシャーシとの接続位置に設け
られた調節ボルトによって行われる。この調節は所望の
重量軽減量になるまで、各調節ボルトを回して引張りバ
ネの張力を調製して行う。一般に、最適な重量軽減量を
達成するまでに使用者は複数回のテストをする必要があ
り、その度に草刈り作業を中断し、トラクタから下りな
ければならない。この操作に長い時間が必要であるだけ
でなく、草刈り機が汚れていない時に行った最初の調節
が長くもたないということは容易に理解できよう。すな
わち、収穫機構(切断棒、コンディショニング溝、切断
棒を被う保護部材)に泥や野菜屑が次第に蓄積するた
め、調節状態は作業中に短時間で乱れてしまう。収穫機
構の重量軽減量を正確に調節するのにかかる時間が長
く、この調節時間は作業中はさらに長くなるため、実際
に草刈り機が最適状態に調節されていることはほとんど
ないものと思われる。
【0006】欧州特許第 0,149,870号には、油圧ジャッ
キと窒素アキュムレータとを用いた収穫機構の重量軽減
装置を備えた草刈り機が記載されている。この草刈り機
は運転中に作業の進行方向を横切る方向へ伸びる収穫機
構を備えている。この収穫機構のシャーシには切断棒が
取付けられ、切断棒は収穫すべき作物を切断するための
回転ディスクを有し、回転ディスクで切断された作物は
コンディショニングローラによって処理される。収穫機
構は2つの車輪で地表を走行し、梶棒によってトラクタ
に連結される。
【0007】車輪は収穫機構の長手方向端部より後方へ
延び、ホイルアームによって接続されている。各ホイル
アームの後方端部には車輪が支持され、その前方端部は
作業中に作業の進行方向を横切る方向に延びる水平な連
接棒を介して収穫機構に接続される。昇降兼重量軽減部
材は各ホイルアームと収穫機構との間に設けられてい
る。この昇降兼重量軽減部材は第1の油圧ジャッキを含
み、収穫機構は2つの油圧作ジャッキの共同作用で昇降
させることができる。
【0008】第1実施例では、梶棒が収穫機構の長手方
向端部に接続され、各昇降兼重量軽減部材はガスアキュ
ムレータに接続された第2の油圧ジャッキを有してい
る。第2の油圧ジャッキとそのガスアキュムレータとに
よって内部ガス圧が調節可能な変形可能なケーシングが
構成される。収穫機構が地面に乗った時の圧力は2つの
変形可能なケーシングを一緒に駆動して軽減する。収穫
機構が地面に与える圧力値は調節可能である。調節時に
は先ず2つの第1の油圧ジャッキに油を供給してジャッ
キを最大限伸ばす(この位置で収穫機構は最大限持ち上
げられる)。油の供給を続けると第2の油圧ジャッキが
一杯になり、それによってガスアキュムレータ中のガス
の圧力が増大する。適当量の油が供給された時点で給油
を停止し、各第2の油圧ジャッキをプラグネジで用いて
ブロックし、再度、収穫機構を下げて第1の油圧ジャッ
キ中の油をタンクへ戻す。この操作後のガスアキュムレ
ータ中のガスの圧力は最大になるので、次に、プラグネ
ジを用いて第2の油圧ジャッキから一定量のオイルを抜
き出して圧力を適当な値まで下げる必要がある。各アキ
ュムレータ中のガス圧は各圧力計によって正確に読み取
ることはできるが、重量軽減値を最適化するまでには数
回のテストを行う必要がある。
【0009】欧州特許公開第 0,149,870号には2つのエ
アバッグを用いた重量軽減装置を有する草刈り機が記載
されている。この草刈り機では梶棒が収穫機構の中央部
分に接続され、収穫機構を適当に配置することによって
トラクタの両側を交互に刈ることができるようになって
いる。この装置の昇降兼重量軽減部材は第1の油圧ジャ
ッキと圧力が調節可能なエアバッグとを備え、この場合
も、2つのエアバックが一緒になって収穫機構が地面を
押す圧力を軽減することができる。
【0010】この装置では収穫機構がトラクタの右側と
左側で交互に作業する必要があるため、位置を変える度
に2つのエアバッグの圧力値を交互に変更する必要があ
る。そのため各エアバッグはエアバッグに空気を出し入
れするためのゲートが接続されており、このゲートの動
作は梶棒で制御される。すなわち、梶棒が回動する度に
一方のエアバッグ中の空気圧力が第1の所定値まで上昇
し、他方のエアバッグ中の空気圧力が第2の所定値まで
低下する。これらの値は梶棒の後端部の近くに設けられ
たゲートを手動で直接の調節する。このゲートは極めて
複雑な設計で、互いに共働する3つの金属バネと多数の
パッキンが使用され、これらを機能させるにはかなりの
危険が伴う。
【0011】欧州特許公開第 0,570,315号には2つのエ
アバッグを用いた収穫機構の重量軽減装置を有する別の
草刈り機が記載されている。この草刈り機は作業中に作
業の進行方向を横切る方向に延びる収穫機構と、収穫機
構をトラクターの三点昇降装置に連結させるアタッチメ
ントとを有している。収穫機構は揺動アームを介してア
タッチメントに接続される。揺動アームの一端は幾何学
軸線が前方を向いた第1の関節軸受によってアタッチメ
ントに直接または間接的に接続され、他端は第1の関節
軸受の幾何学軸線に対して少なくともほぼ平行な幾何学
軸線を有する第2の関節軸受によって収穫機構の一端に
接続されている。収穫機構の反対側端部には少なくとも
ほぼ垂直な面内で変形可能な四辺形部材を介して車輪が
取付けられている。揺動アームと収穫機構との間には第
1の昇降兼重量軽減部材が設けられ、第2の昇降兼重量
軽減部材は変形可能な四辺形部材に力を加える。
【0012】第1の昇降兼重量軽減部材および第2の昇
降兼重量軽減部材には輸送時に収穫機構の端部を昇降さ
せるための油圧ジャッキが設けられている。2つの昇降
兼重量軽減部材は油圧昇降ジャッキに対して平行に設け
られた加圧空気を収容した変形可能なバッグを有してい
る。2つの変形可能なバッグは収穫機構の重量を軽減し
て収穫機構が最適圧力で地面に支持されるようにする役
目をする。この草刈り機の重量軽減値をその時の作業条
件に合わせて調節できるようにするためには、変形可能
なバッグにはバッグ内の圧力を調節するための弁が備え
られ、使用者はこの弁を用いて空気を出し入れする。圧
力を高くすれば重量の軽減が大きくなり、圧力を下げる
と重量の軽減度は小さくなる。
【0013】この草刈り機では簡単なエアポンプを用い
て変形可能なバッグに空気を供給する。このことは前記
草刈り機と同様に変形可能な各バッグが適当な圧力にな
るまで数回の草刈りテストを行う必要があるということ
を意味し、従って、1回毎に草刈りを中断してトラクタ
から下りなければならないことを意味する。
【0014】米国特許第 4,920,732号には小型のトラク
タと、垂直面内で変形可能な四辺形部材を介してトラク
タの前方に設けられた草刈り機とを有する草刈り機が記
載されている。草刈り機を昇降させる油圧ジャッキは変
形可能な四辺形部材とトラクタとの間に直接設けられて
いる。単動式のこの油圧ジャッキには供給源から供給回
路を介して油が供給される。供給源はポンプとリザーバ
とを含む油圧ユニットで構成される。ポンプを含む供給
回路にはオペレータが調節可能な制御弁が設けられてお
り、ポンプと制御弁との間のループに枝別れしたパイプ
を用いて油圧ジャッキの小さいチャンバに供給する。す
なわち制御弁を調節することによって制御弁より上流の
圧力値を調節することができる。この圧力値は油圧ジャ
ッキの供給パイプ内の圧力値でもある。油圧ジャッキの
小さいチャンバ中の圧力によって草刈り機からトラクタ
前輪へ重量が移動する。草刈り機を地面から持ち上げる
時には制御弁を完全に遮断してポンプから供給される油
が全て油圧ジャッキに入るようにする。
【0015】使用中に草刈り機が地面の隆起にぶつかっ
た場合には草刈り機は上方移動するが、その際には油圧
ジャッキのロッドがシリンダ中を急速移動し、ポンプに
よって送られた油が極めて速やかに小さいチャンバに入
る。隆起を乗り越え終わるとすぐに、草刈り機の重量に
よってロッドがシリンダ外へ引き出され、小さいチャン
バ中の油の一部が排出される。しかし、油圧ジャッキの
供給パイプ内に圧力があるために、降下は比較的緩慢と
なり、刈り取りが不完全になる。降下が遅過ぎるという
同じ現象は使用中に草刈り機が地面に開いた穴に出くわ
した場合にも生じる。
【0016】欧州特許第 0,495,210号では、上記問題を
解決するために、油圧ピストンとロッドとの結合を無く
すように改良されている。実際には、使用中に草刈り機
が隆起を越える時に、ピストンの位置をほぼ一定にして
ロッドのみを急速に移動させる。すなわち、ジャッキか
ら抜き出す油が存在しないので、隆起を乗り越えた後に
草刈り機が迅速に降下する。
【0017】しかし、ポンプからの油の供給が続くた
め、ピストンがシリンダ中でいくらか移動し、そのため
草刈り機は迅速に元の位置へ戻ることはできない。しか
も、隆起上を通過する間はピストンがロッド端部に設け
られたストッパーと接触しなくなるため、草刈り機から
トラクタへの重量移動は行われない。しかも、この場合
も油がジャッキの小さいチャンバの外に分散させなけれ
ばならないため、この変形草刈り機は穴に出くわした場
合に上記のものと同じ欠点を示す。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は弾性変
形可能な部材を用いた時に得られる利点を保持したまま
草刈り機の収穫機構の重量軽減調節操作を単純化し、迅
速化することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の草刈り機の第1
実施態様は下記a)〜d)を含んでいる: a) 草刈り時に作業の進行方向を横切る方向に延びる収
穫機構、 b) 草刈り機をトラクタに連結するための接続手段を含
む運搬構造、 c) 収穫機構が運搬構造に対して高さ方向に移動可能で
状態で収穫機構を運搬構造に連結する接続装置、 d) 弾性変形可能な部材を有する収穫機構の重量を軽減
する装置。 この弾性的変形可能な部材が、圧力調節可能な加圧ガス
を収容した変形自在なエンベロプを含み、調節装置は変
形自在なエンベロプに接続された少なくとも1つのゲー
トを有する供給回路であり、この供給回路は供給源から
供給された流体を変形可能なエンベロプに入れて変形自
在なエンベロプに収容されたガスの圧力値を調節する
か、変形自在なエンベロプに収容されたガスの圧力を維
持するか、変形自在なエンベロプ中の流体を流出させ
る。
【0020】本発明では、各ゲートはトラクタの運転席
から使用者が電気的に制御可能な少なくとも下記a)およ
びb)の二通りの位置を有する電磁弁である: a) 流体が変形可能なエンベロプに出入り不可能な第1
位置、 b) いくらかの流体が変形可能なエンベロプに出入り可
能な第2の位置。
【0021】本発明の第2実施態様の草刈り機は下記a)
〜d)を含んでいる: a) 草刈り作業時に作業の進行方向を横切る方向に延び
る収穫機構と、 b) 草刈り機を駆動車両に連結する接続手段を含む運搬
構造と、 c) 収穫機構を運搬構造に対して高さ方向に移動できる
状態で収穫機構を運搬構造に連結する接続装置と、 d) 調節装置によって動作の調節が可能な収穫機構の重
量を軽減するための機械バネによって構成される少なく
とも1つの弾性変形可能な部材。
【0022】本発明では、調節装置は機械バネに接続さ
れた少なくとも1つのジャッキと、このジャッキに接続
された少なくとも1つのゲートを有する供給回路とを含
み、この供給回路は供給源より供給される流体をジャッ
キ中に入れるか、流体をジャッキ中に維持するか、ジャ
ッキから流体を放出させて機械バネの動作を調節し、ゲ
ートは駆動車両の運転席から使用者が制御でき且つ少な
くとも下記a)およびb)の二通りの位置を有する: a) 流体がジャッキに出入不可能な第1位置、 b) 流体がジャッキに出入可能な第2位置。
【0023】本発明の草刈り機では使用者はトラクタの
運転席から各々の状況に応じて弾性的変形可能な部材が
最適な状態で動作するようになるまでそれらの動作を増
減させることができる。熟練した運転者であれば草刈り
作業を中断せずにこの操作を行うことができるであろ
う。作業中に運転者が草刈り機の挙動が変化したことに
気付いた場合に運転者がしなければならないことは弾性
変形可能な部材の動作量の再調節のみで、運転席を離れ
たり、草刈り操作を中断する必要はない。従って、本発
明の草刈り機では重量軽減量の調節が極めて簡単且つ迅
速にでき、使用者はより良い状態に調節された草刈り機
で作業を行うことができる。また、調節は運転者が運転
席を離れずに行うことができので、完全に安全である。
しかも、これらの利点は、重量軽減手段としての弾性変
形可能な部材の利点を完全に保持したまつ、比較的簡単
な手段で達成できる。
【0024】本発明の第1の草刈り機の弾性変形可能な
部材はエアバッグまたは油圧ジャッキと、それに直列に
配置されたガスキュムレータ(通常は窒素)とで構成す
ることができる。前者(エアバック)の場合、供給回路
はエアバッグに接続されたゲートよりも上流にこのゲー
トと直列に枝別れした下記a)およびb)の位置を有する別
のゲートを備えることができる: a) 空気が流出可能な第1位置、 b) 空気が流出不可能な第2位置。 この別のゲートは第1位置が通電されない位置であり、
第2位置が通電位置である電磁弁で構成するのが有利で
ある。エアバッグ中に入れた空気は外気に放出するよう
にするのが好ましい。エアバッグに接続されたゲートよ
りも上流に供給回路が回路内が高圧になるのを防ぐ安全
弁を設けるのが有利である。
【0025】圧縮空気の供給源はトラクタに直接搭載し
た空気圧ユニットまたは草刈り機に設置されたエアコン
プレッサにすることができる。エアコンプレッサはトラ
クタの動力機構で駆動するか、補助モータ(好ましくは
草刈り機に設置する)で駆動することができる。この補
助モータは油圧式でも電気式でもよい。補助モータが駆
動された時に別のゲートをその第2位置へ移動させる手
段を設けることもできる。補助モータが電気モータであ
ればこの手段は単純な電気的接点で構成できる。補助モ
ータが油圧式モータの場合には、この手段は電気−圧力
接触器で構成することができる。
【0026】弾性変形可能な部材が直列に設置された油
圧ジャッキとガスアキュムレータとで構成されている場
合には、油はトラクタの油圧ユニットから供給するのが
好ましい。油圧作動式ジャッキの上流に調節可能なタイ
プの絞り弁を設けて重量軽減量を調節することもでき
る。この絞り弁を同じ目的で、本発明の第2の草刈り機
に設けられたジャッキ(油圧ジャッキ)の上流側に設置
してもよい。「上流」という用語は、供給回路を供給源
から直列に配置されたエアバッグ、油圧ジャッキおよび
ガスアキュムレータ(第1の草刈り機)またはジャッキ
(第2の草刈り機)に向かって見た場合をいう。
【0027】少なくとも2つの弾性変形可能な部材を少
なくとも収穫機構の各端部近くに1つずつを用いる場合
には、この部材の動作を個別に調節するか、同時に調節
するのが有利である。
【0028】従って、本発明は、草刈り時に作業の進行
方向を横切る方向に延びる収穫機構と、草刈り機をトラ
クタに連結するための接続手段を含む運搬構造と、収穫
機構を運搬構造に連結して、高さ方向に移動可能な状態
で収穫機構を運搬構造にする接続装置と、収穫機構の重
量を軽減する装置とを含み、この重量軽減装置が少なく
とも1つの弾性変形可能な部材を含み、この弾性変形可
能な部材の動作がその部材に連結された調節装置によっ
て調節可能であるような草刈り機に関するものである。
【0029】弾性的変形可能な部材は、加圧ガスを収容
した変形可能なエンベロプを含み、調節装置は変形自在
なエンベロプに接続された少なくとも1つのゲートを有
する供給回路であり、この供給回路は、供給源から供給
される流体を変形自在なエンベロプ内に入れるか、変形
自在なエンベロプに収容されたガスの圧力を維持する
か、変形自在なエンベロプ内のダスを流出させるかし
て、変形自在なエンベロプに収容されたガスの圧力値を
調節する。ゲートはトラクターの運転席から使用者が制
御可能な電磁弁であり、この電磁弁で流体が変形自在な
エンベロプに出入り不可能な第1位置と流体が変形自在
なエンベロプに出入り可能な第2位置とを有している。
【0030】本発明はさらに、草刈り作業時に作業の進
行方向を横切る方向に延びる収穫機構と、草刈り機を駆
動車両に連結する接続手段を含む運搬構造と、収穫機構
を運搬構造に対して高さ方向に移動できる状態で収穫機
構を運搬構造に連結する接続装置と、調節装置によって
動作の調節が可能な収穫機構の重量を軽減するための機
械バネによって構成される少なくとも1つの弾性変形可
能な部材とを含む草刈り機を提供する。
【0031】調節装置が機械バネに接続された少なくと
も1つのジャッキと、このジャッキに接続された少なく
とも1つのゲートを有する供給回路とを含み、この供給
回路は供給源より供給される流体をジャッキ中に入れる
か、流体をジャッキ中に維持するか、ジャッキから流体
を放出させて機械バネの動作を調節し、ゲートは駆動車
両の運転席から使用者が制御でき且つ少なくとも流体が
ジャッキに出入り不可能な第1位置と流体がジャッキに
出入り可能な第2位置とを有する。
【0032】本発明とその利点は図面を参照した以下の
本発明の詳細な説明からより明らかに理解できよう。図
示した本発明の好ましい実施例の説明では説明を簡単に
するために特定の用語を用いたが、本発明がその特定の
用語に限定されるものではなく、各要素は類似の目的で
機能する任意の技術的均等物を含むということは理解で
きよう。各図では同一または互いに対応する部分には共
通の参照番号が付けてある。
【0033】
【実施例】図1〜8は欧州特許第 0,570,314号、第 0,5
70,315号、第0,570,316 号および第 0,579,564号に記載
の第1の草刈り機(1) を示している。必要に応じてこれ
らの特許を参照されたい。図1は草刈り機(1) が農業用
トラクタ(2) に連結され、作業位置にある時を示してい
る。草刈り機(1) はアタッチメント(3) と本体(4) とで
構成され、アタッチメント(3) 前方部分はトラクタ(2)
の昇降装置(6) の3点(5) に連結され、本体(4) は少な
くともほぼ垂直な幾何学軸線(7A)を有する円筒形の継手
(7) を介してアタッチメント(3) に接続されている。牽
引用のアタッチメント(3) に対する本体(4) の角度位置
は幾何学軸線(7A)を中心として本体(4) を回動させるこ
とによって変更することができる。
【0034】本体(4) は油圧ジャッキ(8) の動作によっ
て所望の角度位置に配置することができる。すなわち本
体(4) をトラクタ(2) の後方で縦方向に延びた輸送位置
(図示せず)から少なくともほぼトラクタ(2) の走行路
の横に沿って延びる作業位置(図1)へ移動することが
できる。本体(4) が作業位置にある時には油がジャッキ
(8) から流れ出ないようにして本体(4) が幾何学軸線(7
A)を中心として回動しないようになっている。逆に、輸
送中は本体(4) が幾何学軸線(7A)を中心に自由に回動で
きるようにジャッキ(8) がセットされ、本体(4) はアタ
ッチメント(3)から遠い方の長手方向端部に設けられた
車輪(14)を備えたトレーラーのような動きをする。
【0035】草刈り機(1) の本体(4) は収穫機構(15)
と、2つの連結部材(16, 17)と、2つの昇降兼重量軽減
部材(37, 38)とを有している。第1の連結部材(16)は収
穫機構(15)の第1の長手方向端部(18)をアタッチメント
(3) に接続する。図2はその詳細図である。第1の連結
部材(16)はアタッチメント(3) の幾何学軸線(7A)を中心
に回動するように取付けられたヘッド(19)と、収穫機構
(15)をヘッド(19)に接続する揺動アーム(20)とで構成さ
れる。第1の長手方向の端部(18)は揺動アーム(20)によ
ってアタッチメント(3) に対して高さ方向にかなりの範
囲で土地の起伏に合わせて移動できるようになってい
る。揺動アーム(20)の一端は少なくとも揺動アーム(20)
の幾何学軸線および幾何学軸線(7A)と少なくともほぼ直
行する幾何学軸線(21A) を有する第1のピボット継手(2
1)を介してヘッド(19)に接続されている。揺動アーム(2
0)の他端は第1のピボット継手(21)の幾何学軸線(21A)
に少なくともほぼ平行な幾何学軸線(22A) を有する第2
のピボット継手(22)を介して収穫機構(15)に接続されて
いる。さらに、第2のピボット継手(22)の幾何学軸線(2
2A) は作業の進行方向(23)に沿って見た場合に収穫機構
(15)の高さの少なくとも半分のところにあり、上から見
た時に収穫機構(15)の長手方向軸線(15') と約60°の角
度(μ)を成している。
【0036】第2の接続部材(17) (図3)は収穫機構(1
5)の第2の長手方向端部(24)を車輪(14)に接続してい
る。第2の接続部材(17)は変形可能な四辺形部材(25)と
車輪(14)の案内部材(26)とを含む。変形可能な四辺形部
材(25)は上から見た時に収穫機構(15)の長手方向の軸線
(15') に対して少なくともほぼ直角に延びている。車輪
(14)の案内部材(26)は少なくとも鉛直な幾何学軸線(27
A) を有する円筒形の関節(27)を介して変形可能な四辺
形部材(25)に接続されている。この構成によって収穫機
構(15)の第2の長手方向端部(24)は車輪(14)に対して高
さ方向に容易に移動することができ、車輪(14)が回動で
きる状態で、土地の凹凸に追随して収穫機構を動かすこ
とができる。変形可能な四辺形部材(25)はブラケット(2
8)と、このブラケット(28)を収穫機構(15)に接続するた
めの2本の接続ロッド(29, 30)とを有している。ブラケ
ット(28)の上部は車輪(14)の案内部材(26)が接続されて
いる。変形可能な四辺形部材(25)は少なくともほぼ平行
四辺形をしており、そのブラケット(28)を含む辺が作業
進行方向(23)に対して後方上向きに延び、車輪(14)が幾
何学軸線(27A) を中心に360 °回動するための空間を形
成している。2つの接続部材(16, 17)の間に延びた収穫
機構(15)は2つの接続部材(16, 17)が取付けられた支持
ビーム(31)を含んでいる。
【0037】この支持ビーム(31)は切断部材(33)(関節
ブレートを有する回転ディスク)を備えた切断棒(32)
と、切断部材(33)によって切断された作物を処理するた
めの処理ロータ(34)(このロータの回転軸のみを図1に
示す)とを支持している。支持ビーム(31)は作業の進行
方向(23)に対して少なくともほぼ直角に延び、切断部材
(33)と処理ロータ(34)とを駆動するための駆動ボックス
(35)を含む。駆動ボックス(35)は第1の接続部材(16)を
収穫機構(15)に接続する第2のピボット継手(22)の近傍
に設けられている。収穫機構(15)は切断棒(32)と処理ロ
ータ(34)とを取り囲む保護部材(36)を含む。
【0038】収穫機構(15)の重量軽減は、接続部材(16,
17)に結合された昇降兼重量軽減部材(37, 38)によって
行われる。第1の昇降兼重量軽減部材(37)(図2)は第
1の接続部材(16)の揺動アーム(20)と収穫機構(15)の支
持ビーム(31)との間に設けられている。図2から分かる
ように、第1の昇降兼重量軽減部材(37)は揺動アーム(2
0)の少なくともほぼ中間に弾性関節(39)を介して結合さ
れ、また、支持ビーム(31)の駆動ボックス(35)に2本の
アーム(40, 41)を介して結合されている。2本のアーム
(40, 41)は駆動ボックス(35)と供に剛体三角形を成す。
この剛体三角形に第1の昇降兼重量軽減部材(37)が弾性
リング(42)を介して結合している。弾性関節(39)と弾性
リング(42)とによって昇降兼重量軽減部材(37)は取付け
が容易になり、動作が静かになり、振動が吸収される。
【0039】第2の昇降兼重量軽減部材(38)(図3)は
弾性関節(43)を介して結合した変形可能な四辺形部材(2
5)のブラケット(28)の下側部分と、弾性リング(44)を介
して結合した変形可能な四辺形部材(25)の上側接続ロッ
ド(29)との間に延びている。この昇降兼重量軽減部材(3
7, 38)は図4、図5に示してある。
【0040】各昇降兼重量軽減部材は運転中に収穫機構
(15)の重量を軽減するためのエアバッグ(45)(弾性的に
変形可能な部材)を含んでいる。このエアバッグ(45)は
使用者が望む時に収穫機構(15)を昇降可能な昇降ジャッ
キ(46)と平行に設置されている。エアバッグ(45)は変形
可能な円形膜(47)と、この円形膜(47)の長手方向両端部
に取付けられた2つのフランジ(48,48')とを含んでい
る。エアバッグ(45)は空気を収容し、この空気は一方の
フランジ(48,48')に設けた弁(49)によって所望圧力レベ
ルにすることができる。弁(49)を介してエアバッグ(45)
を種々の圧力レベルまで膨らませることによって使用者
はその場の作業状況に合わせて重量軽減程度を調節する
ことができる。以下、この操作とそれを可能にする手段
とを説明する。
【0041】昇降ジャッキ(46)はシリンダ(51)とロッド
(52)とを含んでいる。ロッド(52)はピン(59)によってエ
アバッグ(45)の上側フランジ(48)に結合され、シリンダ
(51)はエアバッグ(45)の下側フランジ(48') に剛体結合
されている。シリンダ(51)の両端には両側でロッド(52)
が貫通する気密案内リング(53)が設けられていて、作業
中に収穫機構(15)が高さ方向へ移動した時にロッド(52)
がシリンダ(51)内を前後に摺動するので、エアバッグ(4
5)の2つのフランジ(48,48')は互いに接近・離反するこ
とができるようになっている。
【0042】ピストン(54)は、収穫機構(15)を昇降させ
るためにロッド(52)上に摺動可能に取付けられている。
このピストン(54)によってシリンダ(51)は2つの独立し
たチャンバ(55, 56)に分割され、各チャンバは個別のパ
イプ(57, 58)によって油が供給される。運転中はシリン
ダ(51)の下側チャンバ(56)は空であり、ピストン(54)の
下側面(60)は上側チャンバ(55)に収容された油の作用で
下側の案内リング(53)に当接している。ピストン(54)の
上側面(61)は昇降ジャッキ(46)のロッド(52)上の少し高
い位置に設けられたカラー(62)と当接する。運転中はピ
ストン(54)の上側面(61)とロッド(52)のカラー(62)との
間に一定量の遊び(63)が存在するので、ピストン(54)が
エアバッグ(45)の動作を妨害することはない。使用者が
収穫機構(15)を持ち上げようとする場合には、シリンダ
(51)の下側チャンバ(56)に油を供給してピストン(54)を
上方へ移動させる。それによって、ピストン(54)がロッ
ド(52)のカラー(62)と接触し、従って、昇降ジャッキ(4
6)が伸びる。持ち上げた位置で収穫機構(15)は地面と少
なくともほぼ平行に延び、エアバッグ(45)の動作は無効
になる(図5)。
【0043】切断部材(33)および収穫機構(15)の処理ロ
ータ(34)への動力供給については欧州特許第 0,570,316
号に説明されているのでここでは省略する。また、輸送
位置での車輪(14)の方向決め装置とロック装置も同様で
ある。これらの装置は欧州特許第 0,570,314号に記載さ
れている。上記の草刈り機(1) では、 a) 収穫機構(15)の運搬構造がアタッチメント(3) と車
輪(14)とを含み、 b) 接続装置が収穫機構(15)をアタッチメント(3) に接
続する第1の接続部材(16)と、収穫機構(15)を車輪(14)
に接続する第2の接続部材(17)とを含み;さらに c) 重量軽減装置が第1の昇降兼重量軽減部材(37)と第
2の昇降兼重量軽減部材(38)とを含む。
【0044】本発明の草刈り機(1) はさらに、昇降兼重
量軽減部材(37, 38)のエアバッグ内の空気の圧力をトラ
クタ(2) の運転席(126) から調節する装置(125) を有し
ている。この圧力調節装置(125) はコンプレッサ(128)
から供給される加圧空気をエアバッグ(45)に供給するた
めの供給回路(127) を含む。このコンプレッサ(128) は
草刈り機(1) に取付けられていて、同様に草刈り機(1)
に設けられた油圧モータ(129) によって駆動される。油
圧モータ(129) 自体は、コンプレッサ(128) が回路(12
7) に空気を供給しなければならない場合にトラクタ(2)
の油圧ユニットによって駆動される。トラクタ(2) の
油圧ユニット(130) はポンプ(131) 、タンク(132) およ
び少なくとも1つの分配器(133) とを含んでいる。
【0045】油圧モータ(129) は使用者がトラクタ(2)
の運転席(126) から分配器(133) を制御した時に給電さ
れる。コンプレッサ(128) の吸引側にフィルタを設けて
吸引した空気に含まれる埃を最小にすることが重要であ
る。また、コンプレッサ(128) はアタッチメント(3)に
設置して、一般に埃の発生源である収穫機構(15)から比
較的離れた位置にコンプレッサを置く。コンプレッサ(1
28) の出口で供給回路(127) は下記の2本の岐路(134,1
35) に分かれる: a) 第1の昇降兼重量軽減部材(37)のエアバッグ(45)に
空気を供給する第1の岐路(134) 。2位置(A, B)を有す
る電磁弁(またはゲート)(136) を含む。 b) 第2の昇降兼重量軽減部材(38)のエアバッグ(45)に
空気を供給する第2の岐路(135)。電磁弁(136) と同一
の電磁弁(またはゲート)(137) を含む。
【0046】これらの制御弁(136, 137)はトラクタ(2)
の運転席(126) から制御可能な電気制御系(138, 139)を
有している。ニュートラル位置である第1位置(A)(図
6)では、対応するエアバック(45)への空気の出入りは
禁止される。これに対して通電位置である第2位置(B)
(図7)では空気がエアバッグ(45)に状況に応じて出た
り入ったりすることができる。使用者が対応する電気制
御系(138, 139)を作動すると制御弁(136, 137)は第2位
置(B) に移動し、次に使用者が各電気制御系 (138,139)
の作動を停止すると直ちに自動的に第1位置(A) へ戻
る。必要に応じてエアバッグ(45)内の圧力を見るための
圧力ゲージを設けることもできる。
【0047】供給回路(127) はコンプレッサ(128) とエ
アバッグ(45)に接続された2つの制御弁(136, 137)との
間に2位置(A',B') を有するもう1つの電磁弁(140) を
さらに備えている。ニュートラルな第1位置(A') (図
6)では、回路(127) が外部空気と連通する。これに対
して通電された第2位置(B')(図8)では空気は供給回
路(127) から出ることはできなくなる。
【0048】第2位置(B')にあるこの制御弁(140) は以
下のように制御される。すなわち、電気−圧力接触器(1
42) が油圧モータ(129) の上流の圧力パイプ(141) から
枝別れしている。使用者が油圧モータ(129) への通電を
開始するためにトラクタ(2)の分配器(133) を作動させ
ると、パイプ(141) 内の圧力によって電気−圧力接触器
(142) は導通状態となり(図8)、制御弁(140) に通電
されて、第2位置(B')(図8)となる。油圧モータ(12
9) への通電が停止されると、電気−圧力接触器(142)
への電流が切断されて制御弁(40)はニュートラル位置
(A') へ戻る。供給回路(127) はコンプレッサ(128) の
下流にさらに各種の部材を過剰圧力から保護するための
安全弁(143) を有している。この安全弁(143) は空気を
外気へ放出する。
【0049】草刈り器(1) をトラクタ(2) に連結した後
は、使用者は収穫機構(15)の重量軽減値を手動で制御す
ることができる。そのために、使用者は収穫機構の長手
方向の両端(18, 24)を順次持ち上げるテストをする。こ
のテストで収穫機構(15)の重量軽減度が収穫機構の各長
手方向端部(18, 24)でほぼ同一か否かを判断し、経験も
入れて重量軽減値が概ね適切であるか否かを判断する。
必要な場合には初期の大まかな修正を行うことができ
る。すなわち、重量軽減度が収穫機構(15)の長手方向両
端部(18, 24)でほぼ同一でない場合には、使用者は軽す
ぎる方の長手方向端部(18, 24)にあるエアバッグ(45)か
ら空気をいくらか放出するか、重すぎる方の長手方向末
端(18, 24)にあるエアバッグ(45)に空気をいくらか加え
て平衡が達成されるよう試みる。
【0050】第1のケースではトラクタ(2) の運転席(1
26) から対応する制御弁(136, 137)を制御してエアバッ
グ(45)をいくらか収縮させる。この場合、空気は対応す
る制御弁(136, 137)および制御弁(140) を介してエアバ
ッグ(45)から外気中に放出される。第2のケースでは使
用者はトラクタ(2) の油圧ユニット(130) と制御弁 (13
6,137)とを作動させてエアバッグ(45)が膨張する。この
場合はコンプレッサ(128)がいくらかの空気をエアバッ
グ(45)へ送り、パイプ(141) は加圧下にあるので制御弁
(140) は閉位置(B')にある。
【0051】重量軽減量が不適当な場合には、重量軽減
が不十分な時には使用者は2のエアバッグ(45) にいく
かの空気を追加し、重量軽減が過度な時には2つのエア
バッグ(45)からいくらかの空気を放出させる。前者の場
合には使用者はトラクタ(2)の油圧ユニット(130) と2
つの制御弁(136, 137)とを作動させ、コンプレッサが2
つのエアバッグ(45)へ空気を送るようにする(パイプ(1
41) は加圧下にあって制御弁(140) は閉位置(B')にあ
る)。これに対して後者の場合るは使用者は2つの制御
弁(136, 137)のみを制御してエアバッグ(45)からいくら
かの空気を放出させる。
【0052】このように最初に大まかな調節を行った
後、草刈り作業を行い、その後必要に応じてこの最初の
調整値をより細かく調節することができる。重量軽減が
十分でない場合には、地面に加わる収穫機構(15)の重量
が大きくなり過ぎて地面に目に見える跡が残る。この場
合には使用者がトラクタ(2) の油圧ユニット(130) と2
つの制御弁(136, 137)とを作動させて、跡が小さくなる
か消えるまで2つのエアバッグ(45)に空気を追加する。
逆に、重量軽減の量が大きすぎると、収穫機構(15)が左
右に振れて刈り取りが不均一になる。この場合には使用
者は電気制御系(138, 139)を介して2つの制御弁(136,1
37) のみを作動させて2つのエアバッグ(45)から空気を
排出させ、収穫機構(15)の振れが小さくなるか無くなっ
た時点で使用者はこの操作を止める。
【0053】収穫機構(15)の長手方向端部(18, 24)の一
方のみが軽減され過ぎている場合には収穫機構が左右に
振れて刈り取り跡が不均一になる。これを無くすために
操作者は電気制御系(138,139) を介して対応する制御弁
(136, 137)のみを作動させて収穫機構の幅全体に渡って
規則正しく刈り取りが行われるようになるまで対応する
方のエアバッグ(45)から空気を出す。逆に、収穫機構の
長手方向端部(18, 24)のうち一方のみが重量軽減不足の
時は地面に目に見える跡が残る。この跡を消すために操
作者はトラクタ(2) の油圧ユニット(130) と対応する制
御弁(136, 137)とを作動させて跡が小さくなるか消えて
なくなるまで対応するエアバッグ(45)に空気を送る。
【0054】図9に概念的に示す収穫機構(15)の重量軽
減部材(144, 145)は下記(a) 〜(c)を含む: a) シリンダ(146) b) シリンダ(146) の長手方向端部から突き出たロッド
(148) と一体なピストン(147) c) ロッド(148) が突き出ていない側のシリンダ(146)
内の空間をガス(一般には窒素)を収容する変形可能な
第1チャンバ(150) と吸油口 (152)を介して油が供給さ
れる変形可能な第2チャンバ(151) とに分割する膜(14
9) 。
【0055】シリンダ(146) のロッド(148) が貫通して
いる空間は外気と連通している。各重量軽減部材(144,
145)の第1チャンバ(150) に収容されたガスの圧力は重
量軽減部材(144, 145)の第2チャンバ(151) へ油を供給
すること(第1チャンバ(150) 内のガスの圧力を増加さ
せること) 、すなわち、重量軽減量を増加させることに
よって使用者がトラクタ(2) の運転席(126) から調節す
ることができ、反対に第2チャンバ(151) からオイルを
流出させ(第1チャンバ(150) 中のガスの圧力を低下さ
せ) て、重量軽減量を減少させることによって調節でき
る。この調節は調節装置(153) で行う。
【0056】この圧力調節装置(153) はトラクター(2)
の油圧ユニット(130) によって供給された油を各重量軽
減部材(144, 145)の第2チャンバ(151) へ供給するため
の供給回路(154) を含み、この供給回路(154) は下記2
つの岐路(155, 156)を含んでいる: a) 第1の重量軽減部材(144) に接続された2位置(A,
B)を有する電磁弁(またはゲート)(157) を含む第1岐
路(155) 、 b) 第2の重量軽減部材(145) に接続された制御弁(15
7) と同様に2位置(A, B)を有する電磁弁(またはゲー
ト)(158) を含む第2岐路(156) 。
【0057】これらの制御弁(157, 158)は電気制御系(1
59, 160)を有し、トラクタ(2) の運転席(126) から操作
できる。使用者が制御弁(157, 158)を作動しない時には
制御弁はその第1位置(A)(図9)にあって、いずれの方
向にも油を長さない(トラクタ(2) の油圧ユニット(13
0) の分配器はニュートラル位置(A')にある)。使用者
が油を重量軽減部材(144, 145)の第2チャンバ(151) へ
供給したい場合には、使用者は対応する制御弁(157, 15
8)を電気的に駆動して制御弁(B) の位置(図10)にし、
同時にトラクタ(2) の油圧ユニット(130) を作動させて
(分配器(133) は(B')の位置にある)、トラクタのポン
プ(131) から対応する岐路(155, 156)に油を供給する。
逆に、使用者が重量軽減部材(144, 145)の第2チャンバ
(151) か油を排出させる場合には、使用者が対応する制
御弁(157, 158)を電気的に駆動して制御弁を (B)位置
(図10)にし、同時にトラクタ(2) の油圧ユニット(13
0) を駆動して(分配器(133) は(C')の位置にある)、
第2チャンバからトラクタ(2) の油圧ユニット(130) の
タンク(132) へ油を戻す。
【0058】供給回路(154) は各制御弁と対応する重量
軽減部材(144, 145)との間に調節可能な断面を有する絞
り弁(161, 162)をさらに備えている。この絞り弁は油の
流れを制限して調節を容易にする役目をする。いずれに
せよ、この絞り弁(161, 162)(これは必須要件ではな
い)を対応する制御弁(157, 158)の上流側に設けてもよ
いことは理解できよう。また、2つの岐路(155, 156)の
上流に単一の絞り弁を設けることもできる。
【0059】図11、図12には作業位置にある第2の草刈
り機(163) を示している。この草刈り機は、本体(164)
と、後端部が少なくともほぼ鉛直な幾何学軸線を有する
関節(166) を介して本体(164) に接続された梶棒(165)
とを有している。本体(164) に対する梶棒(165) の角度
位置は、梶棒(165) を関節(166) を中心に回動させるこ
とによって変更できる。軸棒を所望角度位置にしてその
角度を保つために例えば油圧ジャッキ(図示せず)を使
用することができる。
【0060】草刈り機(163) の本体(164) はさらにシャ
ーシ(167) を有し、このシャーシは運転中はシャーシ(1
67) の両側端部から延びた2つの車輪(168) を介して地
面に支持される。車輪(168) は各車輪アーム(169) を介
してシャーシ(167) に接続され、車輪アーム(169) は運
転中の前進方向(23)に対して少なくともほぼ直角な幾何
学軸線を有する関節(170) を介してシャーシ(167) に接
続されている。2つの車輪アーム(169) の関節(170) の
幾何学軸線は少なくとも一致している。各車輪アーム(1
69) とシャーシ(167) との間には油圧ジャッキ(171) を
有し、この油圧ジャッキ(171) は車輪アーム(169) と対
応する車輪(168) とを関節(170) を中心としてシャーシ
(167) に対して回動させる。この油圧ジャッキ(171) に
よってシャーシ(167) を草刈り中には地面(172) に近付
け、草刈りが中断されている時には地面(172) から離す
ことができる。
【0061】草刈り機(163) の本体(164) は公知方法で
切断部材と切断部材によって切断された作物の処理部
材、例えばコンディショニング部材を備えた収穫機構(1
73) をさらに有しでいる。この収穫機構(173) は変形可
能な四辺形部材と、重量軽減装置(175) とを含む接続装
置(174) を介してシャーシ(167) に接続されている。以
下、この重量軽減装置(175) について説明する。
【0062】収穫機構(173) への動力は収穫機構(173)
の入力ボックス(177) の入力シャフトに回転接続された
伝動シャフト(176) に運動を伝達する例えば当業者に公
知の運動伝達装置を介してトラクタ(2) の動力機構から
供給される。重量軽減装置(175) は接続装置(174) と一
緒に動作し、収穫機構(173) の各長手方向端部に引張バ
ネ(178) を有している。引張バネ(178) の下端部は接続
装置(174) の一本の棒に接続され、その上端部はシャー
シ(167) に接続された油圧ジャッキ(180) のロッド(17
9) に直接または間接的に接続されている。
【0063】上記草刈り機(163) では、 1) 収穫機構(173) の運搬構造が梶棒(165) と、シャー
シ(167) と、車輪(168)と、これらをシャーシ(167) に
接続する部材(ホイルアーム(169) −ジャッキ(171) と
を含み、 2) 重量軽減装置が各引張バネ(178) と対応する油圧ジ
ャッキ(180) とを含む2つの重量軽減部材(181, 182)
(図12)を含む。 各油圧ジャッキ(180) は下記 (a)および(b) を含んでい
る: a) シャーシ(167) に接合されたシリンダ(183) 、 b) シリンダ(183) の一端部を貫通したロッド(179) と
一体で且つ自由端が対応する引張バネ(178) に接続され
ているピストン(184)
【0064】油圧ジャッキ(180) の小さい方のチャンバ
(185) は吸引口(186) を介して油を受け、油圧ジャッキ
(180)の大きい方のチャンバは外気と連通している。重
量軽減部材(181, 182)の各バネ(178) の動作の調節は、
対応する油圧ジャッキ(180) の小さい方のチャンバ(18
5) へ油を供給する(小さいチャンバ(185) の容量を増
加させ、引張バネ(178) の伸びを大きくして重量軽減量
を増大させる)か、逆に、小さいチャンバ(185) から油
を放出させ(小さいチャンバ(185) の容量を減少させ、
引張バネ(178) を縮めて重量軽減量を減少させる)て行
う。
【0065】この調節は、各重量軽減部材(181,182) の
油圧ジャッキ(180) の小さい方のチャンバ(185) にトラ
クタ(2) の油圧ユニット(130) から油が供給される供給
回路(188) を含む調節装置(187) によって行われる。供
給回路(188) は上記の供給回路(154) と同一であるが、
この場合には、調節可能な絞り弁(189) が2つの岐路(1
55,156) の上流に位置している。この調節装置(187) の
操作は上記の調節装置(153) と同じであり、その説明は
省略する。また、電磁弁(136, 137; 157, 158)の電気制
御系(138,139; 159,160)も当業者に容易に理解できるも
のであり、ここではその説明は省略する。すなわち、こ
れらは単純なコンタクタであり、作動時に電磁弁(136,
137; 157, 158)の対応するソレノイドに電流を供給する
だけである。
【0066】上記実施例は請求項に記載の本発明の一般
的範囲を逸脱すること無しに種々変更可能である。例え
ば図11に示す草刈り機に重量軽減部材(181, 182)を用い
る代わりに加圧ガスを収容した変形自在なエンベロプを
有する重量軽減部材を使用することも当然できる。図1
1、図12に示す草刈り機では引張バネ(178) を用いる代
わりに圧縮バネや牽引棒を使用することもできる。上記
説明から本発明を種々変更および変形でき、従って、請
求項の範囲を逸脱すること無しに本明細書に記載のもの
以外の方法で本発明を実施することができるということ
は明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 トラクタに接続された作業位置にある本発明
の草刈り機の第1実施例の平面図。
【図2】 図1を矢印IIの方向から見た図。
【図3】 図1を矢印III の方向から見た図。
【図4】 作業位置にある昇降兼重量軽減部材の部分断
面図。
【図5】 輸送位置にある昇降兼重量軽減部材の断面
図。
【図6】 昇降兼重量軽減部材のエアバッグへの供給系
を示す図。
【図7】 エアバッグに接続された電磁弁が通電された
位置を示す図。
【図8】 付勢位置にある電気−圧力接触器と放出用電
磁弁とを示す図。
【図9】 重量軽減部材の第2実施例と、その概念的油
圧供給図。
【図10】 第2実施例の重量軽減部材の電磁弁の通電
位置の図。
【図11】 作業位置にある本発明草刈り機の第2実施
例を示す側面図。
【図12】 第2実施例の草刈り機の重量軽減部材と、
油圧ジャッキへの油圧供給系とを示す概念図。
【符号の説明】
1 草刈り機 2 ト
ラクタ 3 アタッチメント 4 本
体 23 作業の進行方向 15 収
穫機構 45 エアバッグ 154 、
188 供給回路 180 ジャッキ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ベルナール ワトロン フランス国 67700 サヴェルヌ エージ ャン リュ デ ジャルダン 17 (72)発明者 ジョエル ウィルエルム フランス国 57820 サン−ルイ リュ ドュ 18 ジュアン 47

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 草刈り時に作業の進行方向を横切る方向
    へ延びる収穫機構と、草刈り機を駆動車両に連結するた
    めの接続手段を含む運搬構造と、収穫機構を運搬構造に
    対して高さ方向に移動させるように収穫機構を運搬構造
    に連結する接続装置と、調節装置によって動作の調節が
    可能な少なくとも1つの弾性変形可能な部材を含む収穫
    機構の重量を軽減するための装置とを含む草刈り機にお
    いて、 弾性的変形可能な部材が、圧力調節可能な加圧ガスを収
    容した変形自在なエンベロプを含み、調節装置は変形自
    在なエンベロプに接続された少なくとも1つのゲートを
    有する供給回路であり、この供給回路は供給源から供給
    された流体を変形可能なエンベロプに入れて変形自在な
    エンベロプに収容されたガスの圧力値を調節するか、変
    形自在なエンベロプに収容されたガスの圧力を維持する
    か、変形自在なエンベロプ中の流体を流出させ、 ゲートは少なくとも流体が変形自在なエンベロプに出入
    できない第1位置と流体が変形自在なエンベロプに出入
    可能な第2位置とを有する駆動車両の運転席から使用者
    が制御可能な電磁弁であることを特徴とする草刈り機。
  2. 【請求項2】 第1位置がニュートラル位置であり、第
    2位置が通電位置である請求項1に記載の草刈り機。
  3. 【請求項3】 変形自在なエンベロプがエアバッグであ
    る請求項1または2に記載の草刈り機。
  4. 【請求項4】 供給回路がエアバッグに接続された少な
    くとも1つのゲートよりも上流側で少なくとも1つのゲ
    ートと直列に枝別れした下記a)およびb)の位置を有する
    別のゲートを有する請求項3に記載の草刈り機: a) 空気が流出可能な第1位置 b) 空気が流出不可能な第2位置。
  5. 【請求項5】 別のゲートが別の電磁弁である請求項4
    に記載の草刈り機。
  6. 【請求項6】 別のゲートの第1位置がニュートラル位
    置であり、その第2位置が通電位置である請求項5に記
    載の草刈り機。
  7. 【請求項7】 エアバッグに収容された空気が外気に放
    出される請求項3に記載の草刈り機。
  8. 【請求項8】 供給回路がエアバッグに接続された少な
    くとも1つのゲートよりも上流に安全弁を有する請求項
    3に記載の草刈り機。
  9. 【請求項9】 供給源が草刈り機に設置されたエアコン
    プレッサを含む請求項3に記載の草刈り機。
  10. 【請求項10】 エアコンプレッサが草刈り機に設置さ
    れた補助モータによって駆動される請求項9に記載の草
    刈り機。
  11. 【請求項11】 供給回路がエアバッグに接続された少
    なくとも1つのゲートよりも上流に上記少なくとも1つ
    のゲートと直列に枝別れした下記a)およびb): a) 空気が流出可能な第1位置、 b) 空気が流出できない第2位置 の位置を有する別のゲートと、補助モータが駆動された
    時に別のゲートを第2位置で動作させる作動手段とを有
    する請求項10に記載の草刈り機。
  12. 【請求項12】 補助モータが電気モータである請求項
    11に記載の草刈り機。
  13. 【請求項13】 別のゲートが別の電磁弁であり、作動
    手段が単純な電気−圧力接触器である請求項12に記載の
    草刈り機。
  14. 【請求項14】 補助モータが油圧モータである請求項
    11に記載の草刈り機。
  15. 【請求項15】 別のゲートが別の電磁弁であり、作動
    手段が電気−圧力接触器である請求項14に記載の草刈り
    機。
  16. 【請求項16】 変形自在なエンベロプが直列に設置さ
    れた油圧ジャッキとガスアキュムレータとで構成される
    請求項1に記載の草刈り機。
  17. 【請求項17】 油圧ジャッキの上流に絞り弁が設けら
    れている請求項16に記載の草刈り機。
  18. 【請求項18】 絞り弁が調節可能である請求項17に記
    載の草刈り機。
  19. 【請求項19】 草刈り作業時に作業の進行方向を横切
    る方向に延びる収穫機構と、草刈り機を駆動車両に連結
    する接続手段を含む運搬構造と、収穫機構を運搬構造に
    対して高さ方向に移動できる状態で収穫機構を運搬構造
    に連結する接続装置と、調節装置によって動作の調節が
    可能な収穫機構の重量を軽減するための機械バネによっ
    て構成される少なくとも1つの弾性変形可能な部材とを
    含む草刈り機において、 調節装置が機械バネに接続された少なくとも1つのジャ
    ッキと、このジャッキに接続された少なくとも1つのゲ
    ートを有する供給回路とを含み、この供給回路は供給源
    より供給される流体をジャッキ中に入れるか、流体をジ
    ャッキ中に維持するか、ジャッキから流体を放出させて
    機械バネの動作を調節し、ゲートは駆動車両の運転席か
    ら使用者が制御でき且つ少なくとも流体がジャッキに出
    入り不可能な第1位置と流体がジャッキに出入り可能な
    第2位置とを有することを特徴とする草刈り機。
  20. 【請求項20】 ゲートが使用者が電気的に制御可能な
    電磁弁である請求項19に記載の草刈り機。
  21. 【請求項21】 第1位置がニュートラル位置であり、
    第2位置が通電位置である請求項20に記載の草刈り機。
  22. 【請求項22】 少なくとも1つのジャッキが油圧ジャ
    ッキであり、流体がオイルである請求項21に記載の草刈
    り機。
  23. 【請求項23】 絞り弁が油圧ジャッキの上流に設けら
    れている請求項22に記載の草刈り機。
  24. 【請求項24】 絞り弁が調節可能である請求項23に記
    載の草刈り機。
  25. 【請求項25】 少なくとも2つの弾性変形可能な部材
    を有し、その動作が別々または同時に調節可能である請
    求項1に記載の草刈り機。
  26. 【請求項26】 少なくとも2つの弾性変形可能な部材
    を収穫機構の両端部付近に有する請求項25に記載の草刈
    り機。
  27. 【請求項27】 少なくとも2つの弾性変形可能な部材
    を有し、その動作が別々または同時に調節可能である請
    求項19に記載の草刈り機。
  28. 【請求項28】 少なくとも2つの弾性変形可能な部材
    を収穫機構の両端部付近に有する請求項27に記載の草刈
    り機。
JP8140708A 1995-05-10 1996-05-10 重量軽減装置を備えた収穫機構を有する草刈り機 Pending JPH099755A (ja)

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