JPH0997216A - 信号記録装置、信号記録媒体、及び信号再生装置 - Google Patents

信号記録装置、信号記録媒体、及び信号再生装置

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JPH0997216A
JPH0997216A JP8098950A JP9895096A JPH0997216A JP H0997216 A JPH0997216 A JP H0997216A JP 8098950 A JP8098950 A JP 8098950A JP 9895096 A JP9895096 A JP 9895096A JP H0997216 A JPH0997216 A JP H0997216A
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    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/00086Circuits for prevention of unauthorised reproduction or copying, e.g. piracy
    • G11B20/0021Circuits for prevention of unauthorised reproduction or copying, e.g. piracy involving encryption or decryption of contents recorded on or reproduced from a record carrier

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不法解読や不法コピーの防止を困難にする。 【解決手段】 少なくとも一つの暗号化処理が施された
暗号化されたデータと、当該暗号化を解くための少なく
とも一つの鍵情報が配置される場所を指示する鍵格納場
所情報とが記録されてなるディジタル状記録媒体101
から暗号化データを再生する信号再生装置であり、記録
媒体101から暗号化データと鍵格納場所情報を読み取
る再生ヘッド装置12,TOCデコーダ219、及びC
PU224等と、鍵格納場所情報に基づいて指定された
場所の鍵情報を用いて、暗号化データを復号化するディ
ジタル信号処理回路220とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コピーの防止や不
正使用を阻止するための信号記録装置、信号記録媒体、
及び信号再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年において、光ディスク等の信号記録
媒体の大容量化と普及により、記録されている信号の著
作権を保護するために、不法なコピーの防止が重要とさ
れていてきいる。すなわち、ディジタルオーディオデー
タやディジタルビデオデータの場合には、コピー或いは
ダビングにより劣化の無い複製物を容易に生成でき、ま
たコンピュータデータの場合には、元のデータと同一の
データが容易にコピーできるため、既に不法コピーによ
る著作権の侵害等の弊害が生じてきているのが実情であ
る。
【0003】このようなことから、上記不法コピーの防
止を目的として、オリジナルの信号記録媒体に不法コピ
ー防止のための所定のIDビットを記録しているものが
ある。
【0004】例えば、いわゆるR−DAT(Rotary hea
d Digital Audio Taperecoder) と称されるディジタル
オーディオ信号記録再生装置における上記不法コピー防
止のための方式としては、信号記録媒体としてのディジ
タルオーディオテープ上に記録されるディジタルオーデ
ィオ信号のメインデータエリアに、ディジタルコピーの
禁止や段階的な世代コピーを禁止(すなわち世代制限)
するための禁止コード(いわゆるSCMS:シリアルコ
ピー管理システムの規格の禁止コード)を記録してお
き、ディジタルオーディオ信号記録装置がこの禁止コー
ドを検出したときに、新たなディジタルオーディオテー
プ上への当該ディジタルオーディオ信号のコピー記録を
禁止するような方式が採用されている。
【0005】また、信号記録媒体に記録された例えばデ
ィジタルビデオ信号の不法コピーを防止するためには、
上記R−DATにおける記録再生装置間での不法コピー
防止の方式と同様に、オリジナルのディジタル記録媒体
に不法コピー防止のための所定のIDビット(CGM
S:コピー世代管理システムの規格の禁止コード)を記
録することが考えられる。
【0006】さらに、コンピュータデータの場合には、
ファイル内容自体を暗号化鍵情報を用いて暗号化し、そ
れを正規の登録された使用者にのみ使用許諾することが
行われている。なおこれは、情報流通の形態として、情
報が暗号化されて記録されたディジタル記録媒体を配布
しておき、使用者が必要とした内容について料金を払っ
て鍵情報を入手し、暗号を解いて利用可能とするような
システムに結び付くものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うな従来の信号記録媒体用の禁止コードや暗号鍵情報
は、特開平5−173891号公報に示されるように、
記録媒体上のユーザからアクセスされるシステム固有の
特定の場所に記録されている。なお、上記禁止コードや
暗号鍵情報も、通常暗号化されていている。
【0008】このように、上記禁止コードや暗号鍵情報
の配置がそれぞれの暗号化手法において任意の場所で固
定的であると、互換性がなくなる虞れがある。また、禁
止コードや暗号鍵情報を固定的に配置すれば、暗号化の
手法も固定化されることになり、柔軟性,拡張性に乏し
く、フォーマット自身の寿命を縮めてしまう可能性があ
る。
【0009】さらに、暗号鍵情報や禁止コードは、例え
ばユーザからアクセス可能な場所にあるため、悪意のあ
るユーザによる解読や不法コピーの対象になりやすかっ
た。
【0010】そこで、本発明は上述したような実情に鑑
みてなされたものであり、不法解読や不法コピーを困難
にする信号記録装置及び信号再生装置、並びに信号記録
媒体を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の信号記録装置及
び信号記録媒体は、入力信号を暗号化した暗号化信号
と、当該暗号化の鍵情報が配置される場所を指示する鍵
格納場所情報とを信号記録媒体に記録することにより、
上述の課題を解決する。
【0012】また、本発明の信号再生装置は、本発明の
信号記録媒体から信号を再生するにあたって、当該信号
記録媒体から暗号化信号及び鍵格納場所情報を読み取
り、鍵格納場所情報に基づいて指定された場所の鍵情報
を用いて、暗号化信号を復号することにより、上述の課
題を解決する。
【0013】すなわち、本発明によれば、信号記録媒体
には鍵情報の場所を指示する鍵格納場所情報を記録し、
信号再生の際には当該鍵格納場所情報に基づいて鍵情報
を取り出すようにすることで、鍵情報を容易に取り出せ
ないようにしている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るいくつかの好
ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明す
る。
【0015】図1は、本発明の実施の形態となる信号記
録装置の一構成例を概略的に示すブロック図である。こ
の図1において、入力端子11には、例えばアナログの
オーディオ信号やビデオ信号をディジタル変換して得ら
れたデータやコンピュータデータ等のディジタルデータ
が供給されている。この入力ディジタルデータは、イン
ターフェース回路12を介して、セクタ化回路13に送
られ、所定データ量単位、例えば2048バイト単位で
セクタ化される。
【0016】このセクタ化されたデータは、スクランブ
ル処理回路14に送られてスクランブル処理が施され
る。この場合のスクランブル処理は、同一バイトパター
ンが連続して表れないように、すなわち同一パターンが
除去されるように、入力データをランダム化して、信号
を適切に読み書きできるようにすることを主旨としたラ
ンダム化処理のことである。
【0017】上記スクランブル処理あるいはランダム化
処理されたデータは、ヘッダ付加回路15に送られて、
各セクタの先頭に配置されるヘッダデータが付加された
後、誤り訂正符号化回路16に送られる。
【0018】次に誤り訂正符号化回路16では、データ
遅延及びパリティ計算を行ってパリティを付加する。
【0019】次の変調回路17では、所定の変調方式に
従って、例えば8ビットデータを16チャンネルビット
の変調データに変換し、同期付加回路18に送る。同期
付加回路18では、上記所定の変調方式の変調規則を破
る、いわゆるアウトオブルールのパターンの同期信号を
所定のデータ量単位で付加し、駆動回路すなわちドライ
バ19を介して記録ヘッド20に送っている。
【0020】記録ヘッド20は、例えば光学的あるいは
磁気光学的な記録を行うものであり、ディスク状の記録
媒体21に上記変調された記録信号の記録を行う。この
ディスク状記録媒体21は、スピンドルモータ22によ
り回転駆動される。
【0021】なお、上記スクランブル処理回路14は、
必須ではなく、また、ヘッダ付加回路15の後段に挿入
して、ヘッダ付加されたディジタルデータに対してスク
ランブル処理を施して誤り訂正符号化回路16に送るよ
うにしてもよい。
【0022】ここで、セクタ化回路13、スクランブル
処理回路14、ヘッダ付加回路15、誤り訂正符号化回
路16、変調回路17、及び同期付加回路18のいずれ
か少なくとも1つの回路は、入力に対して暗号化処理を
施して出力するような構成を有している。好ましくは、
2つ以上の回路で暗号化処理を施すことが挙げられる。
【0023】この暗号化処理の鍵情報は、例えば媒体固
有の識別情報、媒体の出荷先の地域を表す仕向け情報
(Regional Code) や、製造元識別情報、販売者識別情
報、あるいは、記録装置やエンコーダの固有の識別情
報、カッティングマシンやスタンパ等の媒体製造装置の
固有の識別情報、外部から供給される識別情報等を少な
くとも一部に用いることができるものである。上記回路
13〜18の少なくとも1つ、好ましくは2以上で当該
鍵情報を用いた入力データに対する暗号化処理が施され
る。
【0024】この場合、回路13〜18のどの回路にお
いて暗号化処理が施されたかも選択肢の1つとなってお
り、再生時に正常な再生信号を得るために必要な鍵と考
えられる。すなわち、1つの回路で暗号化処理が施され
ていれば、6つの選択肢の1つを選ぶことが必要とな
り、2つの回路で暗号化処理が施されていれば、2つの
回路の組み合わせの数に相当する15個の選択肢の内か
ら1つを選ぶことが必要となる。6つの回路13〜18
の内の1〜6つの回路で暗号化処理が施される可能性が
ある場合には、さらに選択肢が増大し、この組み合わせ
を試行錯誤的に見つけることは困難であり、充分に暗号
の役割を果たすものである。
【0025】さらに、暗号化の鍵情報を所定タイミン
グ、例えばセクタ周期で切り換えることが挙げられる。
この所定タイミングで鍵情報の切り換える場合に、切り
換えを行うか否かや、切換周期、複数の鍵情報の切換順
序等の情報も鍵として用いることができ、暗号化のレベ
ルあるいは暗号の難易度、解き難さ、解読の困難さをさ
らに高めることができる。
【0026】また、上述した鍵情報は、後述する暗号鍵
格納場所情報により指示される媒体101上の位置、或
いは当該媒体101上以外の位置に格納されるものであ
る。上記鍵格納場所情報は、例えば上記インターフェー
ス回路12からTOC(Table of contents )生成回路
23を介して端子24に送られる情報であり、また、イ
ンターフェース回路12から直接的に端子25に送られ
る情報である。これらの端子24、25からの鍵格納場
所情報が、記録媒体101の例えば後述するTOC領
域、或いはその他の所定位置に記録されるようになされ
ている。なお、以下の説明では、TOC領域に鍵格納場
所情報が記録される場合を例に挙げている。
【0027】次に、各回路13〜18の構成及び暗号化
処理の具体例について説明する。
【0028】先ず、セクタ化回路13においては、例え
ば図2に示すような偶数・奇数バイトのインターリーブ
処理を行わせることが挙げられる。すなわち、図2にお
いて、上記図1のインターフェース回路12からの出力
を、2出力の切換スイッチ31に送り、この切換スイッ
チ31の一方の出力を偶奇インターリーバ33を介して
セクタ化器34に送り、切換スイッチ31の他方の出力
をそのままセクタ化器34に送っている。セクタ化器3
4では、例えば入力データの2048バイト単位でまと
めて1セクタとしている。このセクタ化回路13の切換
スイッチ32の切換動作を、鍵となる1ビットの制御信
号で制御するわけである。偶奇インターリーバ33は、
図3のAに示すような偶数バイト36aと奇数バイト3
6bとが交互に配置された入力データの1セクタ分を、
図3のBに示すように、偶数データ部37aと奇数デー
タ部37bとに分配して出力する。さらに、図3のCに
示すように、1セクタ内の所定の領域39を鍵情報によ
り特定し、この領域39内のデータについてのみ偶数デ
ータ部39aと奇数データ部39bとに分配するように
してもよい。この場合には、領域39の特定の仕方を複
数通り選択できるように設定することもでき、鍵情報の
選択肢をさらに増加させて暗号化のレベルをより高める
こともできる。
【0029】次に、スクランブル処理回路14には、例
えば図4に示すように、15ビットのシフトレジスタを
用いたいわゆるパラレルブロック同期タイプのスクラン
ブラを用いることができる。このスクランブラのデータ
入力用の端子35には、LSB(最下位ビット)が時間
的に先となる順序、いわゆるLSBファーストで、上記
セクタ化回路13からのデータが入力される。スクラン
ブル用の15ビットのシフトレジスタ14aは、排他的
論理和(ExOR)回路14bを用いて生成多項式x15+x
+1に従ったフィードバックがかけられ、15ビットの
シフトレジスタ14aには、図5に示すようなプリセッ
ト値(あるいは初期値)が設定されるようになってお
り、図5のプリセット値の選択番号は、例えばセクタア
ドレスの下位側4ビットの値に対応させて、セクタ単位
でプリセット値が切り換えられるようになっている。シ
フトレジスタ14aからの出力データと端子35からの
入力データとは、ExOR回路14cにより排他的論理和が
とられて、端子14dより取り出され、図1のヘッダ付
加回路15に送られる。
【0030】ここで、上記生成多項式及びプリセット値
(初期値)を、所定の識別番号等の鍵情報に応じて変化
させるようにすることができる。すなわち、上記生成多
項式を変化させるには、例えば図6に示すような構成を
用いればよい。この図6において、15ビットのシフト
レジスタ14aの各ビットからの出力が切換スイッチ1
4fの各被選択端子に送られ、この切換スイッチ14f
は制御端子14gからの例えば4ビットの制御データに
よって切換制御され、切換スイッチ14fからの出力は
ExOR回路14bに送られている。このような構成の制御
端子14gの制御データを変化させることにより、生成
多項式x15+xn+1 のnを変化させることができる。
また、上記プリセット値を変化させるには、上記図5の
プリセット値テーブルの各プリセット値を、例えば16
バイトの識別情報の各バイト値と論理演算することが挙
げられる。この場合の識別情報としては、上述したよう
な媒体固有の識別情報、製造元識別情報、販売者識別情
報や、記録装置やエンコーダの固有の識別情報、媒体製
造装置固有の識別情報、外部から供給される識別情報
等、あるいはこれらの組み合わせや他の情報との組み合
わせ等を用いることができ、また上記論理演算として
は、排他的論理和(ExOR)や、論理積(AND )、論理和
(OR)、シフト演算等を使用できる。なお、生成多項式
を変化させるための構成は図6の構造に限定されず、シ
フトレジスタの段数や取り出すタップ数を任意に変更し
てもよい。
【0031】次に、ヘッダ付加回路15について説明す
る。先ず、図7はセクタフォーマットの具体例を示して
おり、1セクタは、2048バイトのユーザデータ領域
41に対して、4バイトの同期領域42と、16バイト
のヘッダ領域43と、4バイトの誤り検出符号(ED
C)領域44とが付加されて構成されている。誤り検出
符号領域44の誤り検出符号は、ユーザデータ領域41
及びヘッダ領域43に対して生成される32ビットのC
RC符号から成っている。ヘッダ付加回路15での暗号
化処理としては、同期いわゆるデータシンクに対して、
ヘッダのアドレス及びCRCに対して施すことが挙げら
れる。
【0032】セクタの同期すなわちデータシンクに対し
て暗号化処理を施す一例としては、4バイトの同期領域
42の各バイトに割り当てられたバイトパターンを、図
8の「A」、「B」、「C」、「D」にてそれぞれ表す
とき、2ビットの鍵情報を用いて、この4バイトの内容
をバイト単位でシフトあるいはローテートすることが挙
げられる。すなわち、2ビットの鍵が「0」のとき「A
BCD」、「1」のとき「BCDA]、「2」のとき
「CDAB]、「3」のとき「DABC」のように切り
換えることにより、この鍵が合致しないとセクタの同期
がとれなくなり、正常な再生が行えない。なお、上記バ
イトパターン「A」〜「D」としては、例えばISO6
46のキャラクタコード等を使用できる。
【0033】ヘッダ領域43内には、図9に示すよう
に、いわゆる巡回符号であるCRC45、コピーの許可
/不許可やコピー世代管理等のためのコピー情報46、
多層ディスクのどの層かを示す層47、アドレス48、
予備49の各領域が設けられている。この内で、アドレ
ス48の32ビットにビットスクランブル、この場合に
は、ビット単位での転置処理を施すことにより、暗号化
が行える。また、CRC45の生成多項式として、x16
+x15+x2+1 が用いられている場合、第2、第3項
のx15、x2 の代わりに、x15〜xに対応する15ビッ
トを鍵に応じて変化させることが挙げられる。また、C
RC45の16ビットと鍵情報とを論理演算することも
挙げられる。
【0034】なお、上記鍵情報は、上述したように、媒
体固有の識別情報、製造元識別情報、販売者識別情報
や、記録装置やエンコーダ、あるいは媒体製造装置の固
有の識別情報、外部から供給される識別情報等、あるい
はこれらの組み合わせや他の情報との組み合わせ等を用
いることができる。
【0035】次に、誤り訂正符号化回路16の具体例を
図10に示す。この図10において、誤り訂正符号化の
1フレームは148バイトあるいは148シンボルのデ
ータから成り、上記ヘッダ付加回路15からのディジタ
ルデータが148バイト毎にまとめられて、第1の符号
化器であるC1エンコーダ52に供給される。C1エン
コーダ52では8バイトのPパリティが付加され、イン
ターリーブのための遅延回路53を介して第2の符号化
器であるC2エンコーダ54に送られる。C2エンコー
ダ54では14バイトのQパリティが付加され、このQ
パリティは遅延回路55を介してC1エンコーダ52に
帰還されている。このC1エンコーダ52からのP、Q
パリティを含む170バイトが取り出されて、遅延回路
56を介し、インバータ部57aを有する再配列回路5
7を介して出力され、図1の変調回路17に送られる。
【0036】このような誤り訂正符号化回路において暗
号化処理を施す場合には、例えば再配列回路57内のイ
ンバータ部57aの各バイト毎に、暗号の鍵情報に応じ
てインバータを入れるか入れないかの選択を行わせるよ
うにすることが挙げられる。すなわち、基準構成におい
ては、22バイトのP、Qパリティに対して再配列回路
57のインバータ部57aのインバータによる反転が行
われて出力されるが、これらのインバータのいくつかを
無くしたり、C1データ側にいくつかのインバータを入
れて反転して出力させたりすることが挙げられる。
【0037】このようなデータ変換を施す場合、基準構
成からの違いの程度によって誤り訂正不能確率が変化
し、違いが少ないときには最終的な再生出力におけるエ
ラー発生確率がやや高くなる程度であるのに対し、違い
が多いときには全体的にエラー訂正が行われなくなって
殆ど再生できなくなるような状態となる。すなわち、例
えばC1エンコーダについて見ると、誤り訂正能力を示
す指標であるいわゆるディスタンスが9であるため、最
大4バイトまでのエラー検出訂正が行え、消失(イレー
ジャ)ポインタがあれば最大8バイトまでの訂正が可能
であることから、違いが5箇所以上あると、C1符号で
は常に訂正不可又は誤訂正となる。違いが4箇所の場合
は、他に1バイトでもエラーが生じると訂正不可という
微妙な状態となる。違いが3、2、1箇所と減少するに
つれて、誤り訂正できる確率が増えてゆく。これを利用
すれば、オーディオやビデオのソフトを提供する場合等
に、ある程度は再生できるが完璧ではなく時々乱れる、
といった再生状態を積極的に作り出すことができ、該ソ
フトの概要だけを知らせる用途等に使用することができ
る。
【0038】この場合、予めインバータの変更を行う場
所を例えば2箇所程度規定しておく方法と、変更箇所を
鍵情報に応じてランダムに選び、最低個数を2箇所程度
に制限する方法と、これらを複合する方法とが挙げられ
る。
【0039】さらに、インバータの挿入あるいは変更位
置としては、図10の再配列回路57の位置に限定され
ず、例えばC1エンコーダ52の前段や後段等の他の位
置やこれらの位置を組み合わせるようにしてもよい。複
数の位置の場合に、異なる鍵を用いるようにしてもよ
い。また、インバータを用いる以外に、ビット加算や種
々の論理演算を用いるようにしてもよい。また、シフト
レジスタを用いて変換したり、各種関数演算により変換
する等、さまざまな暗号化手法が適用できることは勿論
であり、それらを組み合わせて使用することも可能であ
る。
【0040】ここで、図11は、上記誤り訂正符号化回
路16の他の具体例として、再配列回路57内のインバ
ータ部57aの後段の位置に排他的論理和(ExOR)回路
群61を挿入し、C1エンコーダ52の前段すなわち入
力側の位置にもExOR回路群66を挿入した例を示してい
る。
【0041】具体的に、ExOR回路群61は、C1エンコ
ーダ52から遅延回路56、及び上記再配列回路57の
インバータ部57aを介して取り出される170バイト
のデータ、すなわち情報データC1170n+169〜C1
170n+22 及びパリティデータP1170n+21 〜P1
170n+14 、Q1170n+13 〜Q1170nのデータに対して排
他的論理和(ExOR)回路を用いたデータ変換を行い、Ex
OR回路群66は、148バイトの入力データB148n〜B
148n+147に対して排他的論理和(ExOR)回路を用いたデ
ータ変換を行う。これらのExOR回路群61、66に用い
られるExOR回路は、1バイトすなわち8ビットの入力デ
ータと1ビットの制御データで指示される所定の8ビッ
トデータとの排他的論理和(ExOR)をそれぞれとるよう
な8ビットExOR回路であり、このような8ビットExOR回
路(所定の8ビットデータがオール1の場合はインバー
タ回路に相当する)が、ExOR回路群61では170個、
ExOR回路群66では148個用いられている。
【0042】この図11においては、170ビットの鍵
情報が端子62に供給され、いわゆるDラッチ回路63
を介してExOR回路群61内の170個の各ExOR回路にそ
れぞれ供給されている。Dラッチ回路63は、イネーブ
ル端子64に供給された1ビットの暗号化制御信号に応
じて、端子62からの170ビットの鍵情報をそのまま
ExOR回路群61に送るか、オールゼロ、すなわち170
ビットの全てを“0”とするかが切換制御される。ExOR
回路群61の170個の各ExOR回路の内、Dラッチ回路
63から“0”が送られたExOR回路は、再配列回路57
内のインバータ部57aからのデータをそのまま出力
し、Dラッチ回路63から“1”が送られたExOR回路
は、再配列回路57内のインバータ部57aからのデー
タを反転して出力する。オールゼロのときには、再配列
回路57内のインバータ部57aからのデータをそのま
ま出力することになる。また、ExOR回路群66について
は、148個のExOR回路を有し、鍵情報が148ビット
であること以外は、上記ExOR回路群61の場合と同様で
あり、端子67に供給された148ビットの鍵情報がD
ラッチ回路68を介してExOR回路群66内の148個の
ExOR回路にそれぞれ送られると共に、Dラッチ回路68
はイネーブル端子69の暗号化制御信号により148ビ
ットの鍵情報かオールゼロかが切換制御される。
【0043】この図11の例において、ExOR回路群61
は、C1エンコーダ52から遅延回路56、インバータ
部57aを介して取り出される170バイトのデータと
しての情報データC1170n+169〜C1170n+22 及びパリ
ティデータP1170n+21 〜P1170n+14 、Q1170n+13
〜Q1170nのデータに対して排他的論理和(ExOR)回路
を用いたデータ変換を行っているが、パリティデータに
ついてはデータ変換を行わず、残り148バイトの情報
データC1170n+169〜C1170n+22 に対して、148ビ
ットの鍵情報に応じたデータ変換を行わせるようにして
もよい。
【0044】この図11の回路においても、上記図10
の場合と同様な作用効果が得られることは勿論である。
また、ExOR回路群61、66のいずれか一方のみを使用
するようにしたり、いずれか一方あるいは双方の選択も
暗号化の鍵として用いるようにすることもできる。
【0045】なお、上記鍵情報は、上述したように、媒
体固有の識別情報、製造元識別情報、販売者識別情報
や、記録装置やエンコーダあるいは媒体製造装置の固有
の識別情報、外部から供給される識別情報等、あるいは
これらの組み合わせや他の情報との組み合わせ等を用い
ることができる。
【0046】なお、上記データ変換手段としてのExOR回
路群61、66の代わりに、AND、OR、NAND、
NOR、インバート回路群等を使用してもよい。また、
8ビット単位で1ビットの鍵情報あるいは鍵データによ
る論理演算を行う以外にも、8ビットの情報データに対
して8ビットの鍵データで論理演算を行わせてもよく、
さらに、情報データの1ワードに相当する8ビットの内
の各ビットに対してそれぞれAND、OR、ExOR、
NAND、NOR、インバート回路を組み合わせて使用
してもよい。この場合には、例えば148バイトすなわ
ち148×8ビットのデータに対して、148×8ビッ
トの鍵データが用いられることになり、さらにAND、
OR、ExOR、NAND、NOR、インバート回路を
組み合わせて使用する場合には、これらの組み合わせ自
体も鍵として用いることができる。また、論理演算以外
に、データの位置を変える転置や、データの値を置き換
える置換等も上記データ変換として使用できる。また、
シフトレジスタを用いて変換したり、各種関数演算によ
り変換する等、さまざまな暗号化手法が適用できること
は勿論であり、それらを組み合わせて使用することも可
能である。
【0047】次に、図1の変調回路17での暗号化処理
について、図12を参照しながら説明する。この図12
において、入力端子71には、上記誤り訂正符号化回路
16からのデータが8ビット(1バイト)毎に供給さ
れ、入力端子72には8ビットの鍵情報が供給されてお
り、これらの8ビットデータは、論理演算回路の一例と
してのExOR回路73に送られて排他的論理和がとられ
る。このExOR回路73からの8ビット出力が、所定の変
調方式の変調器、例えば8−16変換回路74に送られ
て、16チャンネルビットに変換される。この8−16
変換回路74での8−16変調方式の一例としてはいわ
ゆるEFMプラス変調方式が挙げられる。
【0048】この図12の例では、データ変調の前に8
ビットの鍵情報を用いた暗号化処理を施しているが、鍵
情報のビット数は8ビットに限定されず、また、8−1
6変調の際の変換テーブルの入出力の対応関係を鍵情報
に応じて変化させるようにしてもよい。鍵情報には、上
述した媒体固有の識別情報等を使用できることは勿論で
ある。
【0049】次に、同期付加回路18について説明す
る。同期付加回路18では、例えば図13に示すような
4種類の同期ワードS0〜S3を用いて、上記8−16
変調のフレーム単位で同期をとっている。この8−16
変調フレーム(例えばEFMプラスフレーム)は、例え
ば85データシンボルである1360チャンネルビット
から成り、この1フレーム1360チャンネルビット毎
に32チャンネルビットの同期ワードが付加されると共
に、このフレームを上記C1符号やC2符号に対応させ
て構造化し、C1符号系列の先頭フレームの同期ワード
と他のフレームの同期ワードを異ならせる等して、上記
4種類の同期ワードS0〜S3を使い分けている。これ
らの同期ワードS0〜S3は、直前のワードの“1”、
“0”の状態やいわゆるデジタルサムあるいは直流値等
に応じてそれぞれ2つの同期パターンa、bを有してい
る。
【0050】このような4種類の同期ワードS0〜S3
の選択を、例えば図14に示すような回路を用いて、2
ビットの鍵情報75に応じて変更することにより、暗号
化が行える。すなわち、上記4種類の同期ワードS0〜
S3を指定する2ビットデータ76の各ビットと、上記
2ビットの鍵情報75の各ビットとが、2つのExOR回路
77、78によりそれぞれ排他的論理和され、新たな同
期ワード指定データ79となる。これにより、上記フレ
ーム構造における同期ワードの使い方あるいはフレーム
構造内での各種同期ワードの使用位置が変更され、暗号
化がなされることになる。
【0051】なお、同期ワードの種類数をさらに増やし
てそれらの内から4種類の同期ワードを取り出す取り出
し方を暗号化の鍵により決定するようにしてもよい。こ
の鍵情報としては、上述した媒体固有の識別情報等が使
用できる。
【0052】次に図15は、記録媒体の一例としての光
ディスク等のディスク状記録媒体101を示している。
このディスク状記録媒体101は、中央にセンタ孔10
2を有しており、このディスク状記録媒体101の内周
から外周に向かって、プログラム管理領域であるTOC
(table of contents )領域となるリードイン(leadin
)領域103と、プログラムデータが記録されたプロ
グラム領域104と、プログラム終了領域、いわゆるリ
ードアウト(lead out)領域105とが形成されてい
る。オーディオ信号やビデオ信号再生用光ディスクにお
いては、上記プログラム領域104にオーディオやビデ
オデータが記録され、このオーディオやビデオデータの
時間情報等が上記リードイン領域103で管理される。
【0053】当該図15の記録媒体101において、前
記鍵格納場所情報は、リードイン領域103に、TOC
情報の一部として記録される。再生時には、上記鍵格納
場所情報を読み出し、この読み出した鍵格納場所情報に
基づいて、前記暗号化を復号するための鍵情報を取り出
すようにする。
【0054】なお、上記鍵格納場所情報にて格納場所が
指示される鍵情報の当該格納場所については後述する。
【0055】次に、上記ディスク状記録媒体101から
データを再生する再生装置について、図16を用いて説
明する。
【0056】図16において、上記ディスク状記録媒体
101は、スピンドルモータ211により回転駆動さ
れ、光学ピックアップ装置等の再生ヘッド装置212に
より当該記録媒体101の記録内容が読み取られる。
【0057】再生ヘッド装置212により読み取られた
信号は、2値化回路213にて2値のディジタルデータ
に変換され、ディジタル信号処理回路220に送られ
る。また、上記2値化回路213にて2値に変換された
ディジタルデータのうち、TOC領域から読み出された
データは、TOCデコーダ219に送られてデコード処
理され、このデコード処理により得られるTOC情報が
CPU224に送られる。
【0058】当該CPU224は、上記TOCデコーダ
219からのデータより、前記鍵格納場所情報を取り出
す。CPU224は、当該鍵格納場所情報に基づいて、
鍵情報を後述するようにして取り出し、この鍵情報をデ
ィジタル信号処理回路220の複数の暗号鍵情報蓄積回
路2221〜222Nに蓄積させる。
【0059】ディジタル信号処理回路220は、複数の
復号器2211〜221Nと複数の暗号鍵情報蓄積回路2
221〜222Nを有してなるものであり、各復号器22
1〜221Nは、上記図1の構成のセクタ化回路13〜
同期付加回路18までの構成に対応する逆処理を行うも
のである。すなわち、前述したように、これら回路13
〜18の少なくとも1つ、好ましくは2以上で、鍵情報
を用いた暗号化処理が施されたときに、当該ディジタル
信号処理回路220では、これら回路13〜18のうち
暗号化処理に関わった回路に対応する復号器に対して、
それぞれ暗号鍵情報蓄積回路2221〜222Nに蓄積し
た鍵情報を用いて当該暗号化を解くようにする。
【0060】より具体的に説明すると、ディジタル信号
処理回路220は、図17に示すような構成を復号器2
211〜221Nに対応して設けてなるものであり、この
図17の端子113に上記2値化回路213からの出力
データが供給される。この図17において、同期分離回
路114では、上記図1の同期付加回路18で付加され
た同期信号の分離が行われる。同期分離回路114から
のディジタル信号は、復調回路115に送られて、上記
図1の変調回路17の変調を復調する処理が行われる。
具体的には、16チャンネルビットを8ビットのデータ
に変換するような処理である。復調回路115からのデ
ィジタルデータは、誤り訂正復号化回路116に送られ
て、図1の誤り訂正符号化回路16での符号化の逆処理
としての復号化処理が施される。以下、セクタ分解回路
117によりセクタに分解され、ヘッダ分離回路118
により各セクタの先頭部分のヘッダが分離される。これ
らのセクタ分解回路117及びヘッダ分離回路118
は、上記図1のセクタ化回路13及びヘッダ付加回路1
5に対応するものである。次に、デスクランブル処理回
路119により、上記図1のスクランブル処理回路14
におけるスクランブル処理の逆処理としてのデスクラン
ブル処理が施され、この出力データが端子120から出
力されて、図16の出力端子223に送られる。
【0061】ここで、前述したように、記録時に図1の
セクタ化回路13にて暗号化処理が施されている場合に
は、セクタ分解回路117にて暗号化の際の鍵情報を用
いた暗号の復号化処理が行われ、以下同様に、図1のス
クランブル処理回路14での暗号化処理に対応してデス
クランブル処理回路119での暗号復号化処理が、図1
のヘッダ付加回路15での暗号化処理に対応してヘッダ
分離回路118での暗号復号化処理が、図1の誤り訂正
符号化回路16での暗号化処理に対応して誤り訂正復号
化回路116での暗号復号化処理が、図1の変調回路1
7での暗号化処理に対応して復調回路115での暗号復
号化処理が、さらに図1の同期付加回路18での暗号化
処理に対応して同期分離回路114での暗号復号化処理
が、それぞれ行われるようになっている。
【0062】ところで、本発明の再生装置のCPU22
4は、上述したように、上記TOCデコーダ219から
供給された鍵格納場所情報に基づいて、実際に鍵情報が
格納されている位置を求め、当該鍵格納場所情報に対応
する場所に格納されている鍵情報を取り出し、当該取り
出した鍵情報を、上記各復号器2211〜221Nに対応
する暗号鍵情報蓄積回路2221〜222Nに蓄積させ、
当該蓄積した鍵情報を用いて上記復号処理を行うように
している。
【0063】このようなことを行うため、本発明では、
図18に示すようなデータ構造の鍵格納場所情報KP1
〜KPNを、ディジタル信号処理回路220内のそれぞ
れの復号器211〜221N毎に用意し、当該鍵格納場所
情報KP1〜KPNが前記記録媒体101のTOC領域に
配置されている。
【0064】ここで、上記各鍵格納場所情報KP1〜K
Nは、この図18に示すように、セクタアドレス情報
とオフセット情報とバイト数情報と属性情報とからなる
ものである。すなわち、これら各鍵格納場所情報KP1
〜KPNは、ある復号器で暗号化を解くために必要な暗
号鍵情報CKが、セクタアドレス情報にて示されるセク
タ内において、オフセット情報にて示される位置(先頭
バイトからオフセット情報にて示される位置のバイト)
からバイト数情報にて示される長さのバイト分に納めら
れていることを示している。なお、属性情報としては、
復号器2211〜221Nの使用の有無や、その他の情報
を納めることができる。
【0065】次に、上記鍵格納場所情報テーブルを用い
た場合の図16の再生装置における復号処理の流れを以
下に説明する。
【0066】図16の再生装置は、ディスク状記録媒体
101が交換される度に、全ての復号器2211〜22
N,暗号化鍵情報蓄積装置2221〜222Nをリセッ
トすると共に、ディスク状記録媒体101の全セクタア
ドレスをアクセス可能なモードに設定する。
【0067】次に、再生装置は、ディスク状記録媒体1
01のTOC領域から上記鍵格納場所情報KP1〜KPN
を読み出し、これら鍵格納場所情報KP1〜KPNにおい
て各々の復号器2211〜221Nのエントリに示された
属性情報により、該当する復号器の使用の有無を判断す
る。ここで、もしもその復号器が使用される場合には、
鍵格納場所としてセクタアドレス情報に示されているセ
クタの内容を読み出して(特殊なアドレスが書かれてい
る場合については後述する)、さらにこのセクタから上
記オフセット情報とバイト数情報にて示される範囲の情
報を読み出して暗号鍵情報を取り出した後、その暗号鍵
情報を暗号鍵情報蓄積手段222に蓄積すると共に復号
器221にセットして暗号化を解く(すなわち平文化す
る)ための準備を完了する。これをすべての復号器22
1〜221Nについて繰り返す。
【0068】その後、再生装置は、ユーザのアクセス領
域制限モードに移行する。
【0069】次に、再生装置はユーザのコマンドを受け
付け、これに応じてユーザデータを読み出し、当該ユー
ザデータに施されている暗号化を上記暗号鍵情報蓄積手
段222に蓄積した暗号鍵情報に基づいて解く。
【0070】以下に、上記鍵情報とその格納場所、及び
鍵格納場所情報について説明する。
【0071】ここで、セクタアドレス情報にて示される
セクタアドレスとしては、ディスク状記録媒体101上
の全てのセクタを対象にできるので、例えばセクタアド
レス情報が4バイトの2の補数形式で表されていると
し、例えばTOC領域のようなシステムで使用する領域
が(0ffffffffh)にあるとしたとき、その中
に収められている本来は別の目的、例えば製造履歴の記
録などに利用するために書き込まれている認識情報を暗
号鍵情報として指定することができることになる。例え
ば、製造履歴情報がTOC領域のセクタ内の先頭から1
60バイト目の16バイト分に記録されているとしたと
き、オフセット情報=160バイト目とし、バイト数情
報=16バイトとすれば、これらにより上記製造履歴の
認識情報を指定することができる。
【0072】また、例えば、セクタアドレスとして(0
fffffff0h)のような負の値を設定して、ユー
ザがアクセス不可能な領域(この場合、例えばリードイ
ンエリア等)に書かれた暗号鍵情報を指定することで、
暗号鍵をユーザから隠すことができるようになる。
【0073】さらに例えば上記ディスク状記録媒体10
1が複数の記録層を持つものであるとしたとき、当該記
録媒体101上のデータ記録層とは別の記録層のセクタ
アドレスが例えば(7fffffffh)から減少して
いくように定められているような場合において、セクタ
アドレス情報として(7fffffffh)を指定する
ことで、当該記録媒体101上のデータ記録層とは別の
記録層の最初のセクタに収められた暗号鍵情報を指定す
ることができる。
【0074】また、セクタアドレス情報に特殊なアドレ
スが書かれている例として、ディスク状記録媒体101
上に存在しないセクタアドレスの番号、例えば(900
00000h)から(0effffffh)等を下記に
挙げるような情報それぞれに割り当てることにより、セ
クタアドレスという統一的な表現で種々の情報を暗号鍵
情報として取り扱うことができる。
【0075】この場合は、通常のセクタから鍵情報を読
み出す構成の代わりに、媒体上の別の記録形式、例えは
バーコード,ウォブリング,紫外線等で書かれた情報
や、図16に示す装置内のEEPROM225などに記
録されている記録/再生装置固有の識別情報や装置の出
荷先の地域を表す仕向け情報(Regional Code) や、装
置に接続若しくは内蔵されているICカードやいわゆる
PCMCIA(PersonalComputer Memory Card Internat
ional Association) などの情報蓄積装置226に蓄積
された情報や、通信インターフェイス227を介するモ
デム/LANなどの通信装置から供給される情報や、キ
ーボード228やリモコン送信装置232からリモコン
受信手段229により受信した外部装置から供給される
情報等を、識別情報として取り出すようにする。
【0076】ここで、例えば鍵格納場所情報を読み出し
たとき、例えばディスク状記録媒体101の盤面上に記
録されたバーコードBCに収められた情報を鍵情報とす
ることが、上記特殊なセクタアドレス(9000000
0h)としてセクタアドレス情報に指定されていた場
合、通常の読み出し装置とは独立に設けられているバー
コード読み取り装置210を動作させ、この読み取り装
置210からの情報をバーコード解読装置233にて解
読し、この解読した情報をCPU224に送るようにす
れば、上述同様に鍵情報を復号器に設定することができ
る。
【0077】なお、キーボード228やリモコン送信装
置232及びリモコン受信手段229のような人と対話
的に入力を行うような装置が、暗号鍵格納場所として指
定されたときには、装置に内蔵または接続された表示回
路230及びディスプレイ装置231などを使って、上
記操作する人に対して暗号鍵の入力を促す工程が、鍵情
報の読み取り工程の手前に必要となる。
【0078】このような特殊セクタアドレスを使う場合
には、鍵格納場所情報のオフセット情報やバイト数情報
に対しては、それぞれの情報や装置固有の意味を持たせ
ることにより、装置間の相違点を吸収することができ
る。例えば、暗号鍵情報をモデムから読み込むような指
定が行われた場合、暗号鍵情報の配布会社の電話番号の
指定に、オフセット情報を使う例が考えられる。
【0079】また、暗号鍵情報を用いて暗号化を解く場
合の他の例としては、セクタ単位で復号できる復号器A
と、媒体単位で復号できる復号器Bがあった場合、例え
ば上記セクタ単位の復号器Aにて暗号鍵を読み出した
後、当該復号器Aに暗号鍵を設定する動作を復号器Bの
暗号鍵を取り出す動作の前に行うことにより、復号器B
の暗号鍵の隠匿性をより増すことができる。
【0080】なお、上述の説明では、記録装置で複数の
暗号化処理を行い、それに対応して再生装置に複数の復
号器を設ける例を挙げているが、本発明は基本的には一
つの暗号化処理とそれに対応する一つの復号器を設ける
ものであっても適用できることは言うまでもない。
【0081】上述したように、本発明の上記構成例によ
れば、暗号鍵情報の配置場所をその装置の持つ復号器に
応じて用意(必要ならば複数用意)し、それぞれに配置
場所を指し示すポインタ(鍵格納場所情報)を媒体上に
記録することにより、暗号鍵情報の配置場所を媒体上の
任意の位置に柔軟に指定することが可能となり、例えば
ユーザアクセス不能な場所を指定することにより暗号鍵
情報の隠匿性を高めることができる。また、すでに物理
フォーマットで規定されている任意の認識情報を指定し
たり、媒体の物理的特徴(例えば記録面を複数もつ媒体
の別の記録層)を指定することにより、不法な複製に対
する抑止力を高めたり、複数の暗号鍵を一つのセクタ内
に一まとめにしておけるので、多数の暗号鍵に対して高
速アクセスが可能となる。
【0082】また、鍵格納場所情報の指す鍵情報は、媒
体上の通常の読み出し手段で読み出されるデータ領域の
みならず、別の記録方法で媒体上に記録された情報を指
定することも可能である。さらに、鍵格納場所情報が指
す鍵情報は、媒体上のみならず、記録再生装置に付随す
る論理デバイスも指定できるので、記録再生装置の内部
情報(認識番号など)を指定したり外部装置からの暗号
鍵の入力にも対応できる。
【0083】また、鍵情報の組み合わせは、媒体の原盤
毎に変更可能なので、再生装置におけるそれぞれの復号
器の特性を生かして、鍵情報の一部分しか使わないな
ど、原盤作製者の意向にそった媒体の作製が容易に行え
る。
【0084】もちろんこの配置方法は、一般的な暗号化
手法の鍵情報配置においても応用可能であることは言う
までもない。
【0085】次に、図17の各構成要素における暗号復
号化処理について、説明する。
【0086】先ず、図17の同期分離回路114での暗
号復号化処理は、上記図13や図14と共に説明したよ
うに、複数種類、例えば4種類の同期ワードの使い方あ
るいはフレーム構造内での各種同期ワードの使用位置が
鍵情報に応じて変更され、暗号化がなされたものを、鍵
情報に応じて検出することで行われる。
【0087】次に、復調回路115での暗号復号化処理
は、図19に示すように、同期分離回路114から16
−8変換回路131に送られて16チャンネルビットが
8ビットデータに変換されたものを、上記図12のExOR
回路73に対応するExOR回路132に送り、端子133
からの8ビットの鍵情報との排他的論理和をとること
で、図12の入力端子71に供給された8ビットデータ
に相当するデータが復元され、これが誤り訂正復号化回
路116に送られる。
【0088】次に、誤り訂正復号化回路116では、例
えば上記図10の誤り訂正符号化処理の逆処理が、図2
0の構成により行われる。
【0089】この図20において、上記復調回路115
にて復調されたデータの170バイトあるいは170シ
ンボルを1まとまりとして、インバータ部172aを有
する再配列回路142を介し、遅延回路143を介して
第1の復号器であるC1デコーダ144に送られてい
る。このC1デコーダ144に供給される170バイト
のデータの内22バイトがP,Qパリティであり、C1
デコーダ144では、これらのパリティデータを用いた
誤り訂正復号化が施される。C1デコーダ144から
は、170バイトのデータが出力されて、遅延回路14
5を介して第2の復号器であるC2デコーダ146に送
られ、パリティデータを用いた誤り訂正復号化が施され
た後、さらに遅延回路147を介して第3の復号器であ
るC3デコーダ148に送られる。ここで、遅延回路1
47及びC3デコーダ148は、上記遅延回路143及
びC1デコーダ144と同様のものであり、この遅延回
路とC1デコーダの組を複数組設けるようにしてもよ
い。このC3デコーダ148で最終的な誤り訂正復号化
が施され、パリティ無しの148バイトのデータが取り
出される。この148バイトのデータは、上記図10の
C1エンコーダ52に入力される148バイトのデータ
に相当するものである。
【0090】そして、図10の誤り訂正符号化回路の再
配列回路57内のインバータ部57aで、インバータの
有無による暗号化が施されている場合には、図20の誤
り訂正復号化回路の再配列回路142内のインバータ部
142aにて、対応する暗号復号化を行うことが必要と
される。この他、図10と共に説明した各種暗号化処理
に対応して、その暗号化を解くための逆処理となる暗号
復号化が必要とされることは勿論である。
【0091】ここで、図21は、上記図11の誤り訂正
符号化回路の具体的構成に対応する誤り訂正復号化回路
の具体的な構成を示す図である。
【0092】この図21において、上記図11の再配列
回路57内のインバータ部57aの出力側に挿入された
ExOR回路群61に対応して、再配列回路142のインバ
ータ部142aの入力側及び遅延回路143の入力側の
位置に、ExOR回路群151が挿入され、図11のC1エ
ンコーダ52の入力側に挿入されたExOR回路群66に対
応して、C3デコーダ148の出力側にExOR回路群15
6が挿入されている。
【0093】これらのExOR回路群151、156は、上
述したように、図11のExOR回路群61、66によるデ
ータ変換をそれぞれ復号化するためのデータ変換を施す
ものであり、ExOR回路群151は、例えば170個の8
ビットExOR回路により、またExOR回路群156は、14
8個の8ビットExOR回路によりそれぞれ構成されてい
る。なお、記録側の図11の誤り訂正符号化回路のExOR
回路群61で、パリティデータを除く148バイトの情
報データに対して鍵情報に応じたデータ変換が施されて
いる場合には、ExOR回路群151は148個の8ビット
ExOR回路により構成されることは勿論である。
【0094】この図21の端子152には、図11の端
子62に供給される鍵情報に相当する170ビットの鍵
情報が供給され、いわゆるDラッチ回路153を介して
ExOR回路群151内の170個の各ExOR回路にそれぞれ
供給されている。Dラッチ回路153は、イネーブル端
子154に供給された1ビットの暗号化制御信号に応じ
て、端子152からの170ビットの鍵情報をそのまま
ExOR回路群151に送るか、オールゼロ、すなわち17
0ビットの全てを“0”とするかが切換制御される。ま
た、ExOR回路群156については、148個のExOR回路
を有し、鍵情報が図11の端子67に供給される鍵情報
と同様の148ビットであること以外は、上記ExOR回路
群151の場合と同様であり、端子157に供給された
148ビットの鍵情報がDラッチ回路158を介してEx
OR回路群156内の148個のExOR回路にそれぞれ送ら
れると共に、Dラッチ回路158はイネーブル端子15
9の暗号化制御信号により148ビットの鍵情報かオー
ルゼロとするかが切換制御される。
【0095】このように、誤り訂正回路のインバータや
ExOR回路等を暗号化の鍵として使うことにより、簡易で
大きな暗号化が実現できる。また、このインバータ等の
数を制御することにより、絶対再生不可能な暗号化レベ
ルのデータとか、エラー状態が悪くなると再生不可能と
なるデータとか、セキュリティレベルの要求に応じて対
応できる。すなわち、インバータやExOR回路等の個数を
コントロールすることにより、エラー状態の良いときは
再生でき、悪くなると再生ができなくなるような制御も
可能となり、また、エラー訂正のみでは回復不可能な絶
対再生不可能状態を形成することもできる。また、暗号
化の鍵としては、上記図示の例のように1箇所当たり百
数十ビットもの大きなビット数となり、鍵のビット数の
大きな暗号化ができるため、データセキュリティが向上
する。しかも、このようなエラー訂正符号化回路やエラ
ー訂正復号化回路を、いわゆるLSIやICチップのハ
ードウェア内で実現することにより、一般ユーザからは
アクセスが困難であり、この点でもデータセキュリティ
が高いものとなっている。
【0096】次に、セクタ分解回路117においては、
上記図2、図3と共に説明したように、記録時に上記セ
クタ化回路13で偶数・奇数バイトのインターリーブに
よる暗号化が施されている場合に、この偶奇インターリ
ーブを解くような逆の処理、いわゆるデインターリーブ
処理を施すものである。
【0097】また、ヘッダ分離回路118においては、
記録時に、上記ヘッダ付加回路15において、上記図7
〜図9と共に説明したような暗号化処理、すなわちセク
タ同期となるデータシンクのバイトパターンの転置や、
アドレス、CRCの変更がなされている場合に、これを
復元するような暗号復号化処理を施すものである。
【0098】次に、図22は、デスクランブル処理回路
119の具体例を示しており、端子161には、図17
のヘッダ分離回路118からのディジタルデータが供給
されている。この端子161からのディジタルデータ
は、例えば上記図4に示すような構成を有するスクラン
ブラ163でデスクランブル処理され、出力端子164
より取り出される。このスクランブラ163について
の、上記図4と共に説明したような生成多項式165及
びプリセット値(あるいは初期値)166を、認証機構
171からの暗号の鍵情報に応じて変化させることによ
り、暗号復号化を行うことができる。この認証機構17
1では、上記ヘッダ情報167のコピー情報46の内容
や、媒体固有のあるいは再生装置固有の固有識別情報1
72や、製造者、販売者等の共通識別情報173や、外
部から与えられる外部識別情報174等により、暗号の
鍵情報を生成し、この鍵情報に応じて生成多項式165
やプリセット値166を制御する。
【0099】これらの各回路114〜119のいずれで
暗号復号化処理が必要とされるかの情報も、暗号の鍵情
報となることは前述した通りである。また、暗号の鍵情
報を所定周期、例えばセクタ周期で切り換えることがで
き、この切換を行うか否かや、切換周期等も鍵とするこ
とにより、暗号化の難易度が高められる。
【0100】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。この第2の実施の形態は、上述した第1の実
施の形態の構成を部分的に変更したものであり、全体の
基本構成は、前述した図1に示す通りである。この図1
の構成の各回路13〜18の内の変更部分について以下
説明する。
【0101】図1のセクタ化回路13は前述した第1の
実施の形態と同様に構成すればよいが、スクランブル処
理回路14については、図23に示す構成を用いてい
る。
【0102】この図23に示すスクランブル処理回路1
4において、データ入力用の端子35には、LSB(最
下位ビット)が時間的に先となる順序、いわゆるLSB
ファーストで、図1のセクタ化回路13からのデータが
入力される。スクランブル用の15ビットのシフトレジ
スタ14aは、排他的論理和(ExOR)回路14bを用い
て生成多項式x15+x4+1 に従ったフィードバックが
かけられ、15ビットのシフトレジスタ14aには、図
24に示すようなプリセット値(あるいは初期値)が設
定されるようになっており、図24のプリセット値の選
択番号は、例えばセクタアドレスの下位側4ビットの値
に対応させて、セクタ単位でプリセット値が切り換えら
れるようになっている。シフトレジスタ14aからの出
力データと端子35からの入力データとは、ExOR回路1
4cにより排他的論理和がとられて、端子14dより取
り出され、図1のヘッダ付加回路15に送られる。
【0103】ここで、上記プリセット値(初期値)を、
所定の識別番号等の鍵情報に応じて変化させるようにす
ることができる。すなわち、上記図24のプリセット値
テーブルの各プリセット値を、例えば16バイトの識別
情報の各バイト値と論理演算することが挙げられる。こ
の場合の識別情報としては、上述したような媒体固有の
識別情報、製造元識別情報、販売者識別情報や、記録装
置やエンコーダの固有の識別情報、媒体製造装置固有の
識別情報、外部から供給される識別情報等、あるいはこ
れらの組み合わせや他の情報との組み合わせ等を用いる
ことができ、また上記論理演算としては、排他的論理和
(ExOR)や、論理積(AND )、論理和(OR)、シフト演
算等を使用できる。
【0104】次に、この第2の実施の形態のセクタフォ
ーマットとしては、例えば、図25に示すようなものを
用いている。
【0105】この図25に示すように、1セクタは、1
行172バイトの12行、すなわち2064バイトから
成り、この中にメインデータ2048バイトを含んでい
る。12行の最初の行の先頭位置には、4バイトのID
(識別データ)と、2バイトのIED(IDエラー検出
符号)と、6バイトのRSV(予備)とがこの順に配置
されており、最後の行の終端位置には、4バイトのED
C(エラー検出符号)が配置されている。
【0106】上記ID(識別データ)の4バイトは、図
26に示すように、MSB側の最初のバイト(ビットb
31〜b24)はセクタ情報から成り、残りの3バイト
(ビットb23〜b0)はセクタ番号から成っている。
セクタ情報は、MSB側から順に、1ビットのセクタフ
ォーマットタイプ、1ビットのトラッキング方法、1ビ
ットの反射率、1ビットの予備、2ビットのエリアタイ
プ、2ビットの層番号の各情報から成っている。
【0107】図1のヘッダ付加回路15では、このよう
なセクタフォーマットにおいて、例えば上記ID(識別
データ)の内のセクタ番号の24ビットに対して、上記
鍵情報に応じて例えばビット単位でのスクランブル処理
である転置処理を施すことにより、暗号化を施すことが
できる。また、上記2バイトのIED(IDエラー検出
符号)の生成多項式や、4バイトのEDC(エラー検出
符号)の生成多項式等を上記鍵情報に応じて変更するこ
とによっても、あるいはこれらの情報と鍵情報とを論理
演算することによっても、暗号化を施すことができる。
【0108】次に、図1の誤り訂正符号化回路16とし
ては、図27に示すような構成の回路が用いられる。こ
の符号化は、図28に示すような積符号あるいはブロッ
ク符号が用いられる。図27において、入力端子310
には、前記図1のヘッダ付加回路15からのデータが供
給され、この入力データは、第1の符号化器であるPO
エンコーダ311に送られる。このPOエンコーダ31
1への入力データは、図28に示すように、B0,0〜B
191,171の172バイト×192行のデータであり、P
Oエンコーダ311では、172列の各列192バイト
のデータに対して、それぞれ16バイトずつのリード・
ソロモン(RS)符号としてのRS(208,192,17)の外
符号(PO)を付加している。POエンコーダ311か
らの出力データは、前述したような暗号化のためのデー
タ変換回路312を介して、インターリーブ回路313
に送られてインターリーブ処理され、PIエンコーダ3
14に送られる。このPIエンコーダ314では、図2
8に示すように、上記POパリティが付加された172
バイト×208行のデータの各行の172バイトのデー
タに対して、それぞれ10バイトずつのRS(182,172,
11)の内符号(PI)を付加している。従って、このP
Iエンコーダ314からは、182バイト×208行の
データが出力されることになる。この出力データは、前
述したような暗号化のためのデータ変換回路315を介
して、出力端子316より取り出される。
【0109】ここで、データ変換回路312について
は、POエンコーダ311が各列毎の192バイトの入
力データに対して16バイトのPOパリティを付加して
208バイトのデータを出力することから、この16バ
イトのパリティに対して、あるいは208バイトのデー
タ全体に対して、前述したようなデータ変換を行うこと
により暗号化を施すことができる。このデータ変換は、
前述したように、入力される鍵情報に応じて施すように
してもよい。また、データ変換回路315については、
PIエンコーダ314が各行の172バイトのデータに
対して、それぞれ10バイトずつのPIパリティを付加
して182バイトのデータを出力することから、この1
0バイトのパリティに対して、あるいは182バイトの
データ全体に対してデータ変換を行うことにより暗号化
を施すことができる。
【0110】上記データ変換は、具体的には、前記図1
0、図11と共に説明したように、インバータを所定位
置に配設したり、ExOR回路群により鍵情報に応じて選択
的にデータを反転させたり、その他、AND、OR、NA
ND、NOR 回路群等を使用してもよい。また、8ビット単
位で1ビットの鍵情報あるいは鍵データによる論理演算
を行う以外にも、8ビットの情報データに対して8ビッ
トの鍵データで論理演算を行わせてもよく、さらに、情
報データの1ワードに相当する8ビットの内の各ビット
に対してそれぞれAND、OR、ExOR、NAND、NOR 、イ
ンバート回路を組み合わせて使用してもよい。また、A
ND、OR、ExOR、NAND、NOR 、インバート回路を組み
合わせて使用する場合には、これらの組み合わせ自体も
鍵として用いることができる。また、論理演算以外に、
データの位置を変える転置や、データの値を置き換える
置換等も上記データ変換として使用できる。また、シフ
トレジスタを用いて変換したり、各種関数演算により変
換する等、さまざまな暗号化手法が適用できることは勿
論であり、それらを組み合わせて使用することも可能で
ある。
【0111】誤り訂正符号化された上記182バイト×
208行のデータは、行についてインターリーブされ、
13行ずつ16のグループに分けられて、各グループが
記録セクタに対応付けられる。1セクタは、182バイ
ト×13行の2366バイトとなるが、これらが変調さ
れて、図29に示すように1行当たり2つの同期コード
SYが付加される。変調には、前述した第1の実施の形
態と同様に8−16変換が用いられるが、1行は2つの
シンクフレームに分けられ、1シンクフレームは、32
チャネルビットの同期コードSYと1456チャネルビ
ットのデータ部とから成っている。図29は、変調され
同期付加されて得られた1セクタ分の構造を示し、この
図29に示す1セクタ分の38688チャネルビット
は、変調前の2418バイトに相当する。
【0112】図29の変調出力信号には、8種類の同期
コードSY0〜SY7が用いられており、これらの同期
コードSY0〜SY7は、上記8−16変換の状態(ス
テート)に応じて、ステート1及び2のときが図30の
(a)、ステート3及び4のときが図30の(b)の同
期パターンとなっている。
【0113】このような8種類の同期コードSY0〜S
Y7の選択を、例えば図31に示すような回路を用い
て、3ビットの鍵情報に応じて変更することにより、暗
号化が行える。すなわち、上記8種類の同期コードSY
0〜SY7を指定する3ビットデータ321の各ビット
と、上記3ビットの鍵情報322の各ビットとを、3つ
のExOR回路323,324,325によりそれぞれ排他
的論理和をとることにより、新たな同期コード指定デー
タ326とする。これにより、上記フレーム構造におけ
る同期コードの使い方あるいはフレーム構造内での各種
同期コードの使用位置が変更され、暗号化がなされるこ
とになる。勿論、その3ビットに対して鍵情報に応じて
データを転置したり、置換したり、シフトレジスタによ
り変換したりできる。また、これは関数変換でもかまわ
ない。
【0114】以上説明した本発明の第2の実施の形態に
おける効果も、前述した第1の実施の形態の場合と同様
である。
【0115】次に、上述した本発明の第2の実施の形態
の記録側の構成に対して、再生側の基本構成は、前記図
17と同様であり、上記第2の実施の形態に示した各部
の変更箇所に対応して変更された逆処理がそれぞれ施さ
れる。例えば、上記図27に示す誤り訂正符号化に対す
る逆処理は、図32のような構成の誤り訂正復号化回路
により実現できる。
【0116】すなわち、この図32において、入力端子
330には前記図17の復調回路115からの出力信号
であり、上記図27の出力端子316からの出力に相当
する上記図28の積符号の182バイト×208行のデ
ータが供給されている。この入力端子330からのデー
タは、データ逆変換回路331に送られて、上記図27
のデータ変換回路315の逆処理が行われる。データ逆
変換回路331からの出力データは、PI(内符号)デ
コーダ332に送られて、上記図27のPIエンコーダ
314の逆処理としての復号化処理すなわちPI符号を
用いた誤り訂正処理が施され、上記図28の172バイ
ト×208行のデータとなる。PIデコーダ332から
の出力データは、デインターリーブ回路333で上記イ
ンターリーブ回路313での逆処理が施され、データ逆
変換回路334に送られて上記図27のデータ変換回路
312の逆処理が行われた後、PO(外符号)デコーダ
335に送られる。POデコーダ335では、上記図2
7のPOエンコーダ311の逆処理としての復号化処理
すなわちPO符号を用いた誤り訂正処理が施され、図2
8の元の172バイト×192行のデータが出力端子3
36を介して取り出される。上記図27のデータ変換回
路312、315でのデータ変換の際に鍵情報を用いる
場合には、各端子318、319にそれぞれ供給した鍵
情報を、図32のデータ逆変換回路334、331の各
端子339、338にそれぞれ供給して、これらの鍵情
報に応じてデータ逆変換を行わせればよい。
【0117】以上説明した本発明の第2の実施の形態に
おける効果も、前述した第1の実施の形態の場合と同様
である。
【0118】なお、本発明は、上述した実施の形態のみ
に限定されるものではなく、例えば、データ変換として
は、インバータやExORの例を示しているが、この他、ビ
ット加算や、各種論理演算等によりデータ変換を行わせ
てもよいことは勿論である。また、暗号化の鍵情報に応
じてデータを置換したり、転置したり、シフトレジスタ
を用いて変換したり、各種関数演算により変換する等、
さまざまな暗号化手法が適用できることは勿論であり、
それらを組み合わせて使用することも可能である。この
他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能
である。
【0119】
【発明の効果】本発明においては、信号記録媒体には鍵
情報の場所を指示する鍵格納場所情報を記録し、信号再
生の際には当該鍵格納場所情報に基づいて鍵情報を取り
出すようにすることにより、鍵情報を容易に取り出せな
いようにしているため、不法解読や不法コピーを防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の信号記録装置の一構成例を示すブロッ
ク回路図である。
【図2】セクタ化回路における偶数・奇数バイトのイン
ターリーブを実現するための構成例を示すブロック回路
図である。
【図3】偶数・奇数バイトのインターリーブを説明する
ための図である。
【図4】スクランブラの一例を示す回路図である。
【図5】スクランブラのプリセット値を示す図である。
【図6】生成多項式が可変のスクランブラの一例を示す
図である。
【図7】セクタフォーマットの一例を示す図である。
【図8】セクタ内の同期領域での暗号化の一例を説明す
るための図である。
【図9】セクタ内のヘッダ領域の一例を示す図である。
【図10】誤り訂正符号化回路の一例を示す図である。
【図11】誤り訂正符号化回路の他の例を示す図であ
る。
【図12】変調回路での暗号化処理の一例を説明するた
めの図である。
【図13】変調信号に付加される同期ワードの具体例を
示す図である。
【図14】同期付加回路での暗号化の一例を説明するた
めの図である。
【図15】データ記録媒体の一例を示す図である。
【図16】本発明の信号再生装置の一構成例を示すブロ
ック回路図である。
【図17】信号再生装置のディジタル信号処理回路の具
体的構成を示すブロック回路図である。
【図18】鍵格納場所情報テーブルについて説明するた
めの図である。
【図19】復調回路での暗号化処理の一例を説明するた
めの図である。
【図20】誤り訂正復号化回路の一例を示す図である。
【図21】誤り訂正復号化回路の他の例を示す図であ
る。
【図22】デスクランブル処理回路の一例を示す図であ
る。
【図23】スクランブラの他の例を示す図である。
【図24】図21のスクランブラのプリセット値の一例
を示す図である。
【図25】セクタフォーマットの他の例を示す図であ
る。
【図26】図23のセクタフォーマットにおけるセクタ
内のヘッダ領域の一例を示す図である。
【図27】誤り訂正符号化回路の他の例を示すブロック
図である。
【図28】誤り訂正符号の具体例としての積符号を示す
図である。
【図29】セクタの信号フォーマットの一例を示す図で
ある。
【図30】変調信号に付加される同期ワードの他の具体
例を示す図である。
【図31】同期付加回路での暗号化の他の例を説明する
ための図である。
【図32】誤り訂正復号化回路の他の例を示すブロック
図である。
【符号の説明】
13 セクタ化回路、 14 スクランブル処理回路、
15 ヘッダ付加回路、 16 誤り訂正符号化回
路、 17 変調回路、 18 同期付加回路、57,
142 再配列回路、 61,66,151,156
ExOR回路群、114 同期分離回路、 115 復調回
路、 116 誤り訂正復号化回路、117 セクタ分
解回路、 118 ヘッダ分離回路、 119 デスク
ランブル処理回路、 220 ディジタル信号処理回
路、 2211〜221N 復号器、 2221〜222N
暗号鍵情報蓄積回路、 224 CPU
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 9/08 H04L 9/00 601A (72)発明者 川嶋 功 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号記録媒体に対して暗号化した信号を
    記録する信号記録装置において、 入力信号を暗号化する少なくとも一つの信号暗号化手段
    と、 上記少なくとも一つの信号暗号化手段にて使用する暗号
    化の鍵情報が配置される場所を指示する鍵格納場所情報
    を入力する鍵格納場所情報入力手段とを有することを特
    徴とする信号記録装置。
  2. 【請求項2】 上記鍵格納場所情報を信号記録媒体のユ
    ーザがアクセスできない特定の位置に記録することを特
    徴とする請求項1記載の信号記録装置。
  3. 【請求項3】 上記鍵情報を、信号記録媒体上又は当該
    信号記録媒体以外の場所に配置することを特徴とする請
    求項1記載の信号記録装置。
  4. 【請求項4】 上記鍵情報を暗号化する鍵情報暗号化手
    段と、上記鍵情報暗号化手段にて使用する暗号化の鍵情
    報が配置される場所を指示する格納情報指示情報を入力
    する格納情報指示情報入力手段とを、設けることを特徴
    とする請求項1記載の信号記録装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも一つの暗号化処理が施された
    暗号化信号と、当該暗号化信号の暗号化を解くための少
    なくとも一つの鍵情報が配置される場所を指示する鍵格
    納場所情報とが記録されてなることを特徴とする信号記
    録媒体。
  6. 【請求項6】 上記鍵格納場所情報が記録される位置
    は、ユーザがアクセスできない特定の位置であることを
    特徴とする請求項5記載の信号記録媒体。
  7. 【請求項7】 上記鍵格納場所情報は暗号化されてお
    り、当該鍵格納場所情報の暗号化の鍵情報をも記録して
    なることを特徴とする請求項5記載の信号記録媒体。
  8. 【請求項8】 少なくとも一つの暗号化処理が施された
    暗号化信号と、当該暗号化信号の暗号化を解くための少
    なくとも一つの鍵情報が配置される場所を指示する鍵格
    納場所情報とが記録されてなる信号記録媒体から上記暗
    号化信号を再生する信号再生装置であって、 上記信号記録媒体から上記暗号化信号及び上記鍵格納場
    所情報を読み取る読み取り手段と、 上記鍵格納場所情報に基づいて指定された場所の上記鍵
    情報を用いて、上記暗号化信号の当該暗号化を解く復号
    手段とを有することを特徴とする信号再生装置。
  9. 【請求項9】 上記読み取り手段は、信号記録媒体のユ
    ーザがアクセスできない特定の位置に記録された上記鍵
    格納場所情報を読み取ることを特徴とする請求項8記載
    の信号再生装置。
  10. 【請求項10】 信号記録媒体以外の場所に配置された
    上記鍵情報を取り出す取り出し手段を備えることを特徴
    とする請求項8記載の信号再生装置。
  11. 【請求項11】 上記鍵情報は暗号化されており、上記
    読み取り手段は、当該鍵情報の暗号化の鍵情報が配置さ
    れる場所を指示する情報をも読み取ることを特徴とする
    請求項8記載の信号再生装置。
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