JPH0996878A - 立体視スコープ - Google Patents

立体視スコープ

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JPH0996878A
JPH0996878A JP7276478A JP27647895A JPH0996878A JP H0996878 A JPH0996878 A JP H0996878A JP 7276478 A JP7276478 A JP 7276478A JP 27647895 A JP27647895 A JP 27647895A JP H0996878 A JPH0996878 A JP H0996878A
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Katsunobu Hosoya
勝宣 細谷
Keisuke Yamamoto
啓介 山本
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2本のイメージガイドを備える立体視スコー
プにおいて、各イメージガイドの視野方向を意図する方
向に連動して変更し、視差を大きくすることにより、複
雑な立体であっても正確にその形状を観察することがで
きる立体視スコープを提供すること 【解決手段】 イメージガイド1、1を導電性チューブ
2、2に挿入し、該導電性チューブ2、2に絶縁板4
b、リング状とされた形状記憶部材のバネ3、絶縁板4
aがそれぞれ設けられ、前記形状記憶部材3はバネを伸
ばすようにして前記2本の導電性チューブ2、2に掛け
渡して固着した。さらに前記導電性チューブ2、2に並
設してライトガイド5、5、・・が設けられ、これらに
外被6が被覆され、その先端部には透明キャップ7を取
付けた構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、2本のイメージガ
イドを備える立体視スコープに関し、特に各イメージガ
イドの視野方向を変更することのできる立体視スコープ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、2本のイメージガイドを備えた立
体視スコープにおいて、2本のイメージガイドを夫々収
納する各外管先端部内に形状記憶合金を内蔵させ、夫々
の視野方向を変更する立体視スコープが提案されている
が、この手段では、各イメージガイドが別個に独立して
視野変更される機構であり、意図する視野または立体像
が得にくく、複雑な立体を正確に観察することが難しか
った。
【0003】また、本出願人は先に特開平6−7517
4号公報で2本のイメージガイドの先端部を光歪材で連
結し、該光歪材の湾曲変形力を利用して視野方向を夫々
内向きに変更可能としたものを提案している。しかしな
がら、光歪材は変位が小さく、視野方向を変更するこ
と、即ち観察部位に対する視差を大きくすることが困難
であり、複雑な立体を正確に観察することが難しかっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明は、2本
のイメージガイドを備える立体視スコープにおいて、各
イメージガイドの視野方向を意図する方向に連動して変
更し、視差を大きくすることにより、複雑な立体であっ
ても正確にその形状を観察することができる立体視スコ
ープを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の立体視スコープ
は、2本のイメージガイドをそれぞれ導電性チューブに
挿入するとともに、前記2本のイメージガイドの先端部
を互いに接近する方向に連動して変更するための形状記
憶部材を、前記2本の導電性チューブに電気的接続点を
有するように固着したことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の態様】以下発明の実施態様につき詳細に
説明する。図1は本発明の立体視スコープの一実施例を
示した長手方向の断面図である。本実施態様は導電性チ
ューブ2、2内にイメージガイド1、1が挿入され、前
記導電性チューブ2、2には導電性金属からなる形状記
憶部材3が電気的接続点を有するように固着されてい
る。またスコープ長手方向の前記形状記憶部材の両側に
は絶縁板4a、4bが設けられており、照明用のライト
ガイド5、5、・・が前記導電性チューブ2、2に並設
されている。
【0007】前記形状記憶部材3としてはTiNi系合
金や、CuZnAl系合金などの各種形状記憶合金を用
いることができる。また前記導電性チューブ2、2は前
記形状記憶部材3のリード線として用いられるとともに
前記形状記憶部材3が形状回復する際に内部にあるイメ
ージガイド1、1の視野方向を変更することができるよ
うに、導電性を有し、前記形状記憶部材3の形状回復力
よりも小さな弾性復元力であれば特に制限はなく、樹脂
材料、金属材料などを用いることができる。
【0008】このような立体視スコープにおいて、前記
導電性チューブ2、2の弾性復元力を、前記形状記憶部
材3の冷却時の弾性力よりも大きく、また加熱時の形状
回復力よりも小さくすることによって、前記形状記憶部
材3に通電し、加熱した場合、形状回復力が前記導電性
チューブ2、2の弾性復元力に勝り、前記導電性チュー
ブ2、2内のイメージガイド1、1の先端部が互いに接
近する方向に動き視野方向が変更される。また、前記形
状記憶部材3の冷却又は加熱を止めた場合、前記形状記
憶部材3の弾性力よりも導電性チューブ2、2の弾性復
元力が勝り、形状記憶部材3に対するバイアス力となっ
て前記イメージガイド1、1の先端部を元の位置へと戻
すことになる。したがって、前記イメージガイド1、1
の動作に2方向性をもたせることができ、イメージガイ
ド1、1の先端部を元に戻すためのバイアス力を別途付
与する必要がなく、省スペース化が図れるとともに、前
記導電性チューブ2、2にバイアス力を付与することに
より冷却時の応答速度が速くなるので好ましい。なお、
前記導電性チューブ2、2の弾性復元力が前記形状記憶
部材3の冷却時の弾性力よりも小さい場合は、バイアス
力が付与されず前記形状記憶部材3の冷却のみでは前記
イメージガイド1、1の先端部が元の位置には戻るのに
時間がかかるか、若しくは元の位置には戻らなくなる。
したがって、繰り返し視野方向を変更することが困難に
なる。また、前記導電性チューブ2、2の弾性復元力が
前記形状記憶部材3の加熱時の形状回復力よりも大きい
場合には、前記イメージガイド1、1の先端部を互いに
接近する方向に動かせなくなり、視野方向を変更するこ
と、即ち観察部位に対する視差を大きくすることができ
なくなる。
【0009】またリング状とされた形状記憶部材製のバ
ネ3を、2本の導電性チューブ2、2に掛け渡すように
して固着することによって、作製が容易になるととも
に、スコープの断面方向で見ると2本のバネを導電性チ
ューブ2、2の両側方に並列に2本並べた状態となり
(図2参照)、みかけの形状回復力を大きくすることが
できるので好ましい。
【0010】また前記導電性チューブ2、2は通電して
前記形状記憶部材3のリード線として使用されるため、
各導電性チューブ2、2が接触した場合には該接触部で
短絡してしまい、前記形状記憶部材3に十分に通電され
ない可能性がある。したがって、形状記憶部材3の変態
により前記導電性チューブ2、2の先端が接近する方向
に動作しても前記2本の導電性チューブ2、2が接触し
ないように動作停止部を設けることが望ましく、図1、
3に示す例では、前記導電性チューブ2、2の移動を規
制する楕円孔41、41を備えた絶縁部材4aを形状記
憶部材3よりもスコープ先端側に設けた動作停止部の例
を示している。
【0011】また前記イメージガイド1、1の視野方向
を任意の方向に変更し、その状態を保つようにするため
には、前記形状記憶部材3の変態を制御すれば良く、該
変態は加熱状態により制御できるので、前記形状記憶部
材3への通電量を制御すれば良い。
【0012】また本発明の立体視スコープは立体視機能
のみを有するものに限られるものではなく、該スコープ
に首振り機能を付与したり、立体視スコープ内に1また
は2以上のワーキングチャンネルを設け、該ワーキング
チャンネルにレーザ光導光ファイバや圧力センサ、触覚
センサ、PHセンサなどを挿入し、レーザ照射機能や各
種センサ機能などを付与した多機能内視鏡とすることも
できる。
【0013】
【実施例1】以下具体的な実施例につき説明する。本実
施例では図1〜図4に示した構造の立体視スコープを作
製した。図1は本実施例の立体視スコープの長手方向の
断面図であり、図2はA−A断面の断面図、図3はB−
B断面の断面図、図4はC−C断面の断面図である。画
素径3.7μm、12000画素、外径0.5mmのイ
メージガイド1、1が外径0.8mm、内径0.7mm
のステンレス製の導電性チューブ2、2に挿入されてお
り、該導電性チューブ2、2の先端側から5mmの位置
には、予め導電性チューブ2、2用及びライトガイド
5、5、・・用の孔41、41、42、42、42、4
2が設けられた絶縁板4bが設けられ、前記導電性チュ
ーブ2、2の先端側から3.5mmの位置には、TiN
i合金で作製されたコイルバネをリング状にした形状記
憶部材3が設けられ、さらに前記導電性チューブ2、2
の先端側から1mmの位置には、イメージガイド1、1
の動作範囲に応じた孔41、41とライトガイド5、
5、・・用の孔42、42、・・とが設けられた絶縁板
4aが設けられ、前記導電性チューブ2、2に並設して
プラスチックファイバ製の外径0.25mmのライトガ
イド5、5、・・が4本設けられ、これらに外被6が被
覆され、その先端部には透明キャップ7が取付けられて
いる。
【0014】前記立体視スコープの作製方法について説
明すると、イメージガイド1、1を導電性チューブ2、
2に挿入して固着し、絶縁板4bのイメージガイド用孔
41に前記導電性チューブ2、2を挿入して先端より5
mmの位置で接着剤によって固着した。次に予め密巻き
の状態に形状を記憶させたTiNi合金コイルバネの両
端をレーザ溶接により接続して作製されたリング状の形
状記憶部材3を、コイルが伸びるように前記2本の導電
性チューブ2、2に掛け渡して先端より3.5mmの位
置で接着剤(またはハンダ付)によって固着した。次に
前記絶縁板4bと同様にして絶縁板4aが前記導電性チ
ューブ2、2の先端部より1mmの位置に固着され、前
記絶縁板4a、4bのライトガイド用孔42にライトガ
イド5、5、・・を挿入して、外被6を被覆し、該外被
6の先端に透明キャップ7を取付けて作製した。
【0015】このような立体視スコープの動作原理につ
いて説明すると、図示しない電源により、通電され形状
記憶部材3が加熱されると該形状記憶部材3は形状回復
し密巻きの形状に戻ろうとする。したがって、前記2本
の導電性チューブ2、2をスコープの中心方向に引く力
が働き、導電性チューブ2、2内のイメージガイド1、
1の先端部が接近する方向へ動作し、視野方向が変化す
る。この結果、視差が大きくなり正確な立体視画像を得
ることができる。
【0016】
【実施例2】図5も本発明の実施例における形状記憶部
材3の他の態様について示しており、形状記憶部材3を
U字型部材とし、2本の導電性チューブ2、2の間に介
在させ、前記U字型部材の直線部と前記導電性チューブ
2、2とをレーザ溶接により接続して、形状記憶部材3
を取付けた以外は実施例1と同様にして作製されてい
る。なお、前記U字型部材は加熱されることによりその
直線部の先端が接近するように予め形状記憶処理が施し
ておくことにより、加熱によりイメージガイド1、1の
先端部も接近する方向へ動作する。
【0017】
【実施例3】図6も本発明の実施例における形状記憶部
材3の他の態様について示しており、密巻きバネである
形状記憶部材3を所望の長さに伸ばした状態で両端を前
記導電性チューブ2、2に固着した以外は実施例1と同
様にして作製されている。なお、前記形状記憶部材3は
加熱により密巻きバネの状態に戻ろうとするため、イメ
ージガイド1、1の先端部を接近する方向へと動作させ
ることになる。
【0018】なお、本発明における形状記憶部材3は前
述の実施例に示された態様のみに制限されるものではな
く、これらの他にもCリング状の形状記憶部材を内径が
広がるようにして、その内側に導電性チューブ2、2を
固着するものなども用いることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明した通りの本発明の立体視スコ
ープによれば、2本の各イメージガイドの視野方向を連
動して変更でき、視差を大きくすることができるため意
図する立体視画像が容易に得られるとともに、別途リー
ド線を設ける必要がないため省スペース化が図れるなど
の優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の立体視スコープの長手方向の断面図で
ある。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】図1のC−C断面図である。
【図5】本発明の立体視スコープの形状記憶部材の他の
態様を示した図である。
【図6】本発明の立体視スコープの形状記憶部材の他の
態様を示した図である。
【符号の説明】
1 イメージガイド 2 導電性パイプ 3 形状記憶部材 4a、4b 絶縁板 5 ライトガイド 6 外被 7 透明キャップ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本のイメージガイドをそれぞれ導電性
    チューブに挿入するとともに、前記2本のイメージガイ
    ドの先端部を互いに接近する方向に連動して変更するた
    めの形状記憶部材を、前記2本の導電性チューブに電気
    的接続点を有するように固着したことを特徴とする立体
    視スコープ。
  2. 【請求項2】 導電性チューブの弾性復元力が、冷却時
    の形状記憶部材の弾性力よりも大きく、加熱時の前記形
    状記憶部材の形状回復力よりも小さいことを特徴とする
    請求項1記載の立体視スコープ。
  3. 【請求項3】 導電性チューブが金属チューブからなる
    ことを特徴とする請求項1記載の立体視スコープ。
  4. 【請求項4】 リング状とされた形状記憶部材製のバネ
    を、2本の導電性チューブに掛け渡すようにして固着す
    ることを特徴とする請求項1記載の立体視スコープ。
  5. 【請求項5】 2本の導電性チューブが接触しないよう
    に動作停止部を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    立体視スコープ。
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