JPH099636A - 共通電源方式の電力変換装置 - Google Patents

共通電源方式の電力変換装置

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JPH099636A
JPH099636A JP7153739A JP15373995A JPH099636A JP H099636 A JPH099636 A JP H099636A JP 7153739 A JP7153739 A JP 7153739A JP 15373995 A JP15373995 A JP 15373995A JP H099636 A JPH099636 A JP H099636A
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JP
Japan
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capacitor
voltage
series
diode
inverter
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JP7153739A
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Inventor
Sei Miyazaki
聖 宮崎
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】故障したインバータのみを停止させ、他の健全
なインバータは運転を継続させる。 【構成】直列接続された2個のスイッチ素子11,12 を交
互にオン・オフさせて直流電圧を交流電圧に変換しそれ
ぞれ交流電力を出力する。スイッチ素子がオン・オフす
る度にコンデンサ16にサージエネルギーによる電荷が充
電され、この電荷がコンデンサ18に移動する。コンデン
サ18の充電電圧が直流電圧を越えるとコンデンサ19に充
電電流が流れ、サージエネルギーによる電荷がコンデン
サ19に回収され、電力回生回路20〜22により直流電源側
へ回生される。任意のインバータが故障停止すると、他
の健全なインバータの継続運転により直流電圧が変動し
たとき、故障停止したインバータのコンデンサ19が充電
されるが、接続線31を介して他の健全なインバータの電
力回生回路により直流電源側へ充電電荷が回生されるの
で過電圧になることが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一つの共通の直流電源か
ら出力される直流電圧を複数のインバータにより複数の
交流電圧に変換する共通電源方式の電力変換装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上述の共通電源方式の電力変換装置にス
ナバエネルギーを電源側へ回生する機能を備えたインバ
ータを用いる場合があり、この種のインバータを図7に
示す。このインバータは、交流出力U,V,W の各相毎に、
ダイオード13,14 を逆並列に接続したスイッチ素子11,1
2 の直列回路でなるアームが直流電圧の正負間P,N に接
続され、ダイオード15とコンデンサ16でなるスナバ回路
がスイッチ素子11に並列に接続され、ダイオード17とコ
ンデンサ18の直列回路がダイオード15とコンデンサ16の
接続点と直流電圧の負側N 間に接続されている。また、
回生コンデンサ19が各相のダイオード17とコンデンサ18
の接続点と直流電圧の正側P 間に接続され、この回生コ
ンデンサ19に充電された電荷(エネルギー)を直流電源
側へ回生するためのチョッパスイッチ素子20、リアクト
ル21、ダイオード22でなる電力回生回路と、各インバー
タ毎に直流電圧の変動を抑制するための平滑コンデンサ
23を備えている。
【0003】このようなインバータを用いた従来の共通
電源方式の電力変換装置を図8に示す。図8は各インバ
ータを1相分のアームのみを示し、簡略化して表現して
いる。 この装置は、交流電源 1から供給される交流電
圧をコンバータ 2で直流電圧に変換し、コンデンサ 3で
平滑した直流電圧を各インバータ4,5 に共通に供給す
る。各インバータ4,5 は、共通の直流電圧をそれぞれ交
流電圧U,V,W に変換して出力する。
【0004】上記構成において、各インバータ4,5 は各
相のスイッチ素子11,12 を交互にオン・オフさせること
により交流電圧U,V,W を出力する。スイッチ素子11,12
がオフして電流を遮断する度にスイッチ素子11,12 の端
子間に生じるサージ電圧によりコンデンサ16に電流が流
れ過電圧を抑制する動作が行われる。また、スイッチ素
子11,12 がオンする度にコンデンサ16に充電された電荷
がダイオード17を介してコンデンサ18に移動し、コンデ
ンサ18の充電電圧が直流電圧を越えると回生コンデンサ
19に電荷が移動し、回生コンデンサ19に充電電圧が生じ
るとチョッパスイッチ素子20がオン・オフ動作してリア
クトル21に電流を流し、ダイオード22を介して直流電源
側へ回生電流が流れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の装置において、
任意のインバータが故障して停止した場合、故障したイ
ンバータの制御電源を遮断して制御基板を交換する等の
点検が必要となる。この場合、他の健全なインバータが
運転を継続すると、故障したインバータの電力回生回路
が動作を停止し、そのコンデンサ19が過電圧になる場合
があるので全てのインバータを停止させなければならな
いという問題がある。
【0006】例えば、インバータ4 が故障停止し、イン
バータ5 が運転を継続する場合、インバータ4 のコンデ
ンサ18にダイオード15,17 を介して直流電圧が印加さ
れ、共通の直流電圧(P-N) が低下した場合にはコンデン
サ18の電荷がインバータ4 のコンデンサ19を充電する場
合がある。すなわち、インバータ5 が運転を継続するこ
とによって発生する共通の直流電圧の変動によりインバ
ータ4 のコンデンサ19が充電されるにもかかわらず、イ
ンバータ4 のチョッパスイッチ素子20がスイッチング動
作を行わないのでインバータ4 のコンデンサ19が過電圧
になる場合があり、それを防止するためインバータ5 も
停止させる必要があった。
【0007】しかし、システムによっては、健全なイン
バータは運転を継続させ、故障したインバータのみを停
止させるようにしたい場合がある。本発明は、上述の問
題を解決しようとしてなされたもので、その目的とする
ところは、スナバエネルギーを電源側へ回生する機能を
有するインバータを用いた場合でも、故障したインバー
タのみを停止させ、他の健全なインバータは運転を継続
することができる共通電源方式の電力変換装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、共通
の直流電圧が供給され、それぞれ交流電圧に変換する複
数のインバータを備え、各インバータは、交流出力の各
相毎に、直列接続された2個のスイッチ素子を前記直流
電圧の正負間に接続して中間接続点から交流電力を出力
し、第1のダイオードと第1のコンデンサの直列回路を
前記直流電圧の一方の極に接続されたスイッチ素子と並
列に接続し、第2のダイオードと第2のコンデンサの直
列回路を前記第1のダイオードと第1のコンデンサの直
列接続点と前記直流電圧の他方の極に接続し、第3のコ
ンデンサを前記第2のダイオードと第2のコンデンサの
直列接続点と前記直流電圧の一方の極に接続し、この第
3のコンデンサの充電電荷を前記直流電源側へ回生する
電力回生回路を備え、各インバータの第3のコンデンサ
を並列接続する接続線を備える。
【0009】請求項2の発明は、共通の直流電圧が供給
され、それぞれ交流電圧に変換する複数のインバータを
備え、各インバータは、交流出力の各相毎に、直列接続
された2個のスイッチ素子を前記直流電圧の正負間に接
続して中間接続点から交流電力を出力し、第1のダイオ
ードと第1のコンデンサの直列回路を前記直流電圧の一
方の極に接続されたスイッチ素子と並列に接続し、第2
のダイオードと第2のコンデンサの直列回路を前記第1
のダイオードと第1のコンデンサの直列接続点と前記直
流電圧の他方の極に接続し、第3のコンデンサを前記第
2のダイオードと第2のコンデンサの直列接続点と前記
直流電圧の一方の極に接続し、各インバータの前記第3
のコンデンサを並列接続するとともにこれらの第3のコ
ンデンサに並列接続される第4のコンデンサと、この第
4のコンデンサの充電電荷を前記直流電源側へ回生する
共通の電力回生回路を備える。
【0010】請求項3の発明は、前記共通の電力回生回
路は、前記第4のコンデンサの充電電荷を所定の交流電
源へ回生する。請求項4の発明は、共通の直流電圧が供
給され、それぞれ交流電圧に変換する複数のインバータ
を備え、各インバータは、交流出力の各相毎に、直列接
続された2個のスイッチ素子を前記直流電圧の正負間に
接続して中間接続点から交流電力を出力し、スナバスイ
ッチ素子と第1のコンデンサの直列回路を前記直流電圧
の一方の極に接続されたスイッチ素子と並列に接続し、
第2のダイオードと第2のコンデンサの直列回路を前記
スナバスイッチ素子と第1のコンデンサの直列接続点と
前記直流電圧の他方の極に接続し、第3のコンデンサを
前記第2のダイオードと第2のコンデンサの直列接続点
と前記直流電圧の一方の極に接続し、この第3のコンデ
ンサの充電電荷を前記直流電源側へ回生する電力回生回
路を備え、前記スナバスイッチ素子を、インバータを運
転する時オンさせ、インバータを停止させる時オフさせ
る。
【0011】請求項5の発明は、共通の直流電圧が供給
され、それぞれ交流電圧に変換する複数のインバータを
備え、各インバータは、交流出力の各相毎に、直列接続
された2個のスイッチ素子を前記直流電圧の正負間に接
続して中間接続点から交流電力を出力し、第1のダイオ
ードと第1のコンデンサの直列回路を前記直流電圧の一
方の極に接続されたスイッチ素子と並列に接続し、スナ
バスイッチ素子と第2のコンデンサの直列回路を前記第
1のダイオードと第1のコンデンサの直列接続点と前記
直流電圧の他方の極に接続し、第3のコンデンサを前記
スナバスイッチ素子と第2のコンデンサの直列接続点と
前記直流電圧の一方の極に接続し、この第3のコンデン
サの充電電荷を前記直流電源側へ回生する電力回生回路
を備え、前記スナバスイッチ素子を、インバータを運転
する時オンさせ、インバータを停止させる時オフさせ
る。
【0012】請求項6の発明は、中性点を有する共通の
直流電圧が供給され、それぞれ交流電圧に変換する複数
のNPCインバータを備え、各NPCインバータは、交
流出力の各相毎に、直列接続された2個のスイッチ素子
でなる正側アームと負側アームを直列接続して前記直流
電圧の正極と負極間に接続して中間接続点から交流電力
を出力し、第1のダイオードと第1のコンデンサの直列
回路を前記直流電圧の一方の極に接続されたスイッチ素
子と並列に接続し、第2のダイオードと第2のコンデン
サの直列回路を前記第1のダイオードと第1のコンデン
サの直列接続点と前記中性点に接続し、第3のコンデン
サを前記第2のダイオードと第2のコンデンサの直列接
続点と前記直流電圧の一方の極に接続し、前記正側アー
ムと負側アームの2個のスイッチ素子の直列接続点と中
性点間にそれぞれ中性点クランプダイオードを接続し、
前記第3のコンデンサの充電電荷を前記直流電源側へ回
生する正側と負側の電力回生回路を備え、各NPCイン
バータの第3のコンデンサを並列接続する接続線を備え
る。
【0013】請求項7の発明は、中性点を有する共通の
直流電圧が供給され、それぞれ交流電圧に変換する複数
のNPCインバータを備え、各NPCインバータは、交
流出力の各相毎に、直列接続された2個のスイッチ素子
でなる正側アームと負側アームを直列接続して前記直流
電圧の正極と負極間に接続して中間接続点から交流電力
を出力し、第1のダイオードと第1のコンデンサの直列
回路を前記直流電圧の一方の極に接続されたスイッチ素
子と並列に接続し、第2のダイオードと第2のコンデン
サの直列回路を前記第1のダイオードと第1のコンデン
サの直列接続点と前記中性点に接続し、第3のコンデン
サを前記第2のダイオードと第2のコンデンサの直列接
続点と前記直流電圧の一方の極に接続し、前記正側アー
ムと負側アームの2個のスイッチ素子の直列接続点と中
性点間にそれぞれ中性点クランプダイオードを接続し、
各NPCインバータの第3のコンデンサを並列接続する
接続線を備え、前記接続線により前記第3のコンデンサ
に並列接続される第4のコンデンサと、前記第4のコン
デンサの充電電荷を前記直流電源側へ回生する正側と負
側の共通の電力回生回路を備える。
【0014】請求項8の発明は、前記正側と負側の共通
の電力回生回路は、前記第4のコンデンサの充電電荷を
所定の交流電源へ回生する。請求項9の発明は、中性点
を有する共通の直流電圧が供給され、それぞれ交流電圧
に変換する複数のNPCインバータを備え、各NPCイ
ンバータは、交流出力の各相毎に、直列接続された2個
のスイッチ素子でなる正側アームと負側アームを直列接
続して前記直流電圧の正極と負極間に接続して中間接続
点から交流電力を出力し、スナバスイッチ素子と第1の
コンデンサの直列回路を前記直流電圧の一方の極に接続
されたスイッチ素子と並列に接続し、第2のダイオード
と第2のコンデンサの直列回路を前記スナバスイッチ素
子と第1のコンデンサの直列接続点と前記中性点に接続
し、第3のコンデンサを前記第2のダイオードと第2の
コンデンサの直列接続点と前記直流電圧の一方の極に接
続し、前記正側アームと負側アームの2個のスイッチ素
子の直列接続点と中性点間にそれぞれ中性点クランプダ
イオードを接続し、前記第3のコンデンサの充電電荷を
前記直流電源側へ回生する正側と負側の電力回生回路を
備え、前記スナバスイッチ素子を、NPCインバータを
運転する時オンさせ、NPCインバータを停止させる時
オフさせる。
【0015】請求項10の発明は、中性点を有する共通
の直流電圧が供給され、それぞれ交流電圧に変換する複
数のNPCインバータを備え、各NPCインバータは、
交流出力の各相毎に、直列接続された2個のスイッチ素
子でなる正側アームと負側アームを直列接続して前記直
流電圧の正極と負極間に接続して中間接続点から交流電
力を出力し、第1のダイオードと第1のコンデンサの直
列回路を前記直流電圧の一方の極に接続されたスイッチ
素子と並列に接続し、スナバスイッチ素子と第2のコン
デンサの直列回路を前記第1のダイオードと第1のコン
デンサの直列接続点と前記中性点に接続し、第3のコン
デンサを前記スナバスイッチ素子と第2のコンデンサの
直列接続点と前記直流電圧の一方の極に接続し、前記正
側アームと負側アームの2個のスイッチ素子の直列接続
点と中性点間にそれぞれ中性点クランプダイオードを接
続し、前記第3のコンデンサの充電電荷を前記直流電源
側へ回生する正側と負側の電力回生回路を備え、前記ス
ナバスイッチ素子を、NPCインバータを運転する時オ
ンさせ、NPCインバータを停止させる時オフさせる。
【0016】
【作用】請求項1の発明において、各インバータは、各
相の直列接続された2個のスイッチ素子を交互にオン・
オフさせて直流電圧を交流電圧に変換しそれぞれ交流電
力を出力する。スイッチ素子がオン・オフする度に第1
のコンデンサにサージエネルギーによる電荷が充電さ
れ、この電荷が第2のコンデンサに移動する。第2のコ
ンデンサの充電電圧が直流電圧を越えると第3のコンデ
ンサに充電電流が流れ、サージエネルギーによる電荷が
第3のコンデンサに回収され、電力回生回路により直流
電源側へ回生される。任意のインバータが故障停止する
と、他の健全なインバータの継続運転により直流電圧が
変動したとき、故障停止したインバータの第3のコンデ
ンサが充電されるが、前記接続線を介して他の健全なイ
ンバータの電力回生回路により直流電源側へ充電電荷が
回生されるので過電圧になることが防止される。
【0017】請求項2の発明において、各インバータの
第3のコンデンサに回収された電荷は前記接続線を介し
て共通の電力回生回路の第4のコンデンサに移動し、こ
の共通の電力回生回路により直流電源側へ回生される。
従って、前述と同様に任意のインバータが故障停止した
とき、該インバータの第3のコンデンサが過電圧になる
ことが防止される。
【0018】請求項3の発明において、共通の電力回生
回路は第4のコンデンサの電荷を所定の交流電源に回生
し、請求項2の発明と同様に作用する。請求項4、5の
発明において、各インバータのスナバスイッチ素子は、
インバータが運転を行うときオンにされ、運転を停止す
るときオフとされる。従って、各インバータは運転状態
のとき従来と同様に機能する。任意のインバータが故障
停止すると、該インバータのスナバスイッチ素子がオフ
とされるので、他の健全なインバータの継続運転により
直流電圧が変動しても、故障停止したインバータの第3
のコンデンサが充電されず過電圧になることが防止され
る。
【0019】請求項6の発明において、各NPCインバ
ータは、直列接続された2個のスイッチ素子を交互にオ
ン・オフさせて直流電圧を交流電圧に変換しそれぞれ交
流電力を出力する。スイッチ素子がオン・オフする度に
第1のコンデンサにサージエネルギーによる電荷が充電
され、この電荷が第2のコンデンサに移動する。第2の
コンデンサの充電電圧が直流電圧を越えると第3のコン
デンサに充電電流が流れ、サージエネルギーによる電荷
が第3のコンデンサに回収され、正側と負側の電力回生
回路によりそれぞれ直流電源側へ回生される。任意のN
PCインバータが故障停止し、他の健全なNPCインバ
ータの継続運転により直流電圧が変動したとき、故障停
止したNPCインバータの第3のコンデンサが充電され
るが、前記接続線を介して他の健全なNPCインバータ
の正側と負側の電力回生回路により直流電源側へ充電電
荷が回生されるので過電圧になることが防止される。
【0020】請求項7の発明において、各NPCインバ
ータの第3のコンデンサに回収された電荷は前記接続線
を介して正側と負側の共通の電力回生回路の第4のコン
デンサに移動し、この正側と負側の共通の電力回生回路
により直流電源側へ回生される。従って、前述と同様に
任意のNPCインバータが故障停止したとき、該NPC
インバータの第3のコンデンサが過電圧になることが防
止される。
【0021】請求項8、9の発明において、各NPCイ
ンバータのスナバスイッチ素子は、インバータが運転を
行う時オンにされ、運転を停止する時オフとされる。従
って、各NPCインバータは運転状態のとき従来と同様
に機能する。任意のNPCインバータが故障停止する
と、該NPCインバータのスナバスイッチ素子がオフと
されるので、他の健全なNPCインバータの継続運転に
より直流電圧が変動しても、故障停止したNPCインバ
ータの第3のコンデンサが充電されず過電圧になること
が防止される。
【0022】
【実施例】本発明の請求項1に対応する実施例を図1に
示す。この実施例は、従来の電力変換装置(図8)と殆
ど同じ構成であるが、各インバータ4,5 の回生コンデン
サ19を並列に接続する回路31が設けられている部分に相
違がある。すなわち、交流電源 1の交流電圧をコンバー
タ 2で直流電圧に変換し、コンデンサ 3で平滑した直流
電圧を複数のインバータ4,5 に供給し、それぞれの交流
電圧に変換する。各インバータ4,5 は、図7に示したイ
ンバータと同様に構成され、チョッパスイッチ素子20、
リアクトル21、ダイオード22でなる電力回生回路と回生
コンデンサ19を備えている。更に、本実施例では、各イ
ンバータ4,5 の回生コンデンサ19を並列接続する接続線
(回路)31が設けられている。
【0023】上記構成において、各インバータ4,5 は各
相のスイッチ素子11,12 を交互にオン・オフさせること
により従来と同様に交流出力U,V,W を出力し、スイッチ
素子11,12 のスイッチングにより生じるサージエネルギ
ーを、一旦、回生コンデンサ19に回収し、電力回生回路
により直流電源側へ回生する。
【0024】本実施例によれば、任意のインバータが故
障停止して他の健全なインバータが運転を継続しても、
故障したインバータの回生コンデンサ19が過電圧になら
ないので故障したインバータのみを停止させるようにす
ることができる。例えば、インバータ4 が故障停止し、
インバータ5 が運転を継続している場合を考えると、イ
ンバータ5 の運転により共通の直流電圧P,N が変動し、
前述したようにインバータ4 の回生コンデンサ19が充電
されるが、この充電電荷は接続線31を介してインバータ
5 のチョッパスイッチ素子20のスイッチング動作によっ
て直流電源側へ回生されるので、インバータ4 の回生コ
ンデンサ19が過電圧になることがない。従って、インバ
ータ4 のみを停止させインバータ5 は運転を継続するこ
とができる。また、インバータ4,5 の回生コンデンサ19
が接続線31により並列に接続されるので、両方のインバ
ータ4,5 がそれぞれ独立して運転し、両方のインバータ
4,5 のスイッチ素子11,12 のスイッチング動作が完全に
同期して運転されない場合には、スイッチング動作に伴
う回生電力の瞬時値がインバータ1台あたりの回生電力
の瞬時値を並列運転台数倍した値より小さくなり、イン
バータ1台あたりの回生コンデンサ19の容量を小さくし
て小形化することができ、経済性を向上させることが可
能となる。
【0025】この実施例は、図2に示す中性点クランプ
式インバータ(以下、NPCインバータ)を用いる場合
にも、同様にして実施することができる。NPCインバ
ータは、中性点C を有する直流電圧P,N のP-C 間とN-C
間に、それぞれ図7のインバータの回路と同じような回
路を直列に組み合わせて構成したもので、直流電圧の正
極P 側と負極N 側にそれぞれ電力回生回路を備え、正側
の各相のスイッチ素子11A,12A のスイッチング動作に伴
うスナバエネルギーは回生コンデンサ19A に回収され、
負側の各相のスイッチ素子11B,12B のスイッチング動作
に伴うスナバエネルギーは回生コンデンサ19B に回収さ
れ、それぞれ正極P 側と負極N 側の電力回生回路を介し
て直流電源側へ回生される。このようなNPCインバー
タが複数台、共通の中性点C を有する直流電圧P,N に接
続される場合、正側の回生コンデンサ19A がそれぞれ接
続線31で並列接続されるとともに、負側の回生コンデン
サ19B がそれぞれ別の接続線31で並列接続される。この
場合にも、上記実施例と同様の効果が得られる。(請求
項6) 本発明の請求項2に対応する実施例を図3に示す。この
実施例は、直流電源側に共通の電力回生回路を設けて、
各インバータ側の電力回生回路を省略したものである。
図3に示すように、交流電源 1から共通の直流電圧P,N
を得て各インバータ4,5 に供給する直流源装置26に、チ
ョッパスイッチ素子20、リアクトル21、ダイオード22で
なる共通の電力回生回路と、電力回生動作を安定化させ
るためのコンデンサ25を設け、各インバータ4,5 は電力
回生回路を省略して回生コンデンサ19のみとし、各イン
バータ4,5 の回生コンデンサ19を並列に接続する接続線
31によりコンデンサ25を並列接続する。
【0026】各回生コンデンサ19の容量は各インバータ
4,5 の運転状態の関連に応じて前述したように決定さ
れ、コンデンサ25の容量は電力回生動作による接続線31
の電圧降下が少なくなるように適宜決定される。
【0027】本実施例によれば、各インバータの電力回
生回路を省略して簡素化することができ、経済性の向上
した共通電源方式の電力変換装置とすることができる。
また、本実施例は、図2に示すNPCインバータを用い
る場合にも、各NPCインバータの電力回生回路を省略
し同様にして実施することができる。この場合、直流電
源装置26には正極P と負極N の両側にそれぞれ共通の電
力回生回路を設け、各NPCインバータの正側の回生コ
ンデンサ19A をそれぞれ並列接続するとともに、正極P
側の共通の電力回生回路に接続し、各NPCインバータ
の負側の回生コンデンサ19B をそれぞれ並列接続すると
ともに、負極N 側の共通の電力回生回路に接続し、上記
実施例と同様の効果を得ることができる。(請求項7) 本発明の請求項3に対応する実施例を図4に示す。この
実施例は、直流電源装置26に設けた共通の電力回生回路
が所定の交流電源へ電力を回生するように構成したもの
である。すなわち、図4に示すように、共通の電力回生
回路は、直流入力側がコンデンサ25に接続され、交流出
力側が変圧器28に接続されたインバータブリッジ27を備
え、インバータブリッジ27はコンデンサ25に生じる充電
電圧により直流側のエネルギーを交流電力に変換して変
圧器28を介して所定の交流電源29へ回生する。
【0028】また、本実施例は、図2に示すNPCイン
バータを用いる場合にも、各NPCインバータの電力回
生回路を省略し同様にして実施することができる。この
場合、直流電源装置26には正極P と負極N の両側にそれ
ぞれ所定の交流電源へ電力を回生する共通の電力回生回
路を設け、各NPCインバータの正側の回生コンデンサ
19A をそれぞれ並列接続するとともに、正極P 側の共通
の電力回生回路に接続し、各NPCインバータの負側の
回生コンデンサ19B をそれぞれ並列接続するとともに、
負極N 側の共通の電力回生回路に接続し、上記実施例と
同様の効果を得ることができる。(請求項8) 本発明の請求項4に対応する実施例を図5に示す。この
実施例は、共通の直流電圧P,N が供給されるインバータ
4,5 の各相のスイッチ素子11に並列に接続されるスナバ
回路としてスイッチ素子32とコンデンサ16の直列回路を
用いるようにしている。その他は図7と同じものであ
る。各インバータ4,5 のスイッチ素子32は、自インバー
タが運転を行うときオンさせ、運転を停止したときオフ
するように制御し、スイッチ素子32がオンしたとき、ス
イッチ素子32はダイオードとして機能する。
【0029】本実施例によれば、任意のインバータが故
障停止すると、そのインバータのスイッチ素子32がオフ
するので、他の健全なインバータが運転を継続して直流
電圧P,N が変動しても、故障したインバータのコンデン
サ18にダイオード17を介して充電電流が流れることがな
くなり、故障したインバータの回生コンデンサ19が過電
圧になることはなくなる。例えば、インバータ4 が故障
停止し、インバータ5が運転を継続している場合、イン
バータ4 の各相のスイッチ素子32が全てオフとされるの
で、インバータ5 の運転により共通の直流電圧P,N が変
動してもインバータ4 のコンデンサ18の充電電圧が直流
電圧を越えることがなくなり、回生コンデンサ19が充電
されず過電圧になることがない。従って、インバータ4
のみを停止させインバータ5 は運転を継続することがで
きる。
【0030】また、本実施例は、図2に示すNPCイン
バータを用いる場合にも、各NPCインバータの各相の
正側と負側のスイッチ素子11に並列に接続されるスナバ
回路としてスイッチ素子32とコンデンサ16の直列回路を
用いるように構成して同様に実施することができる。こ
の場合、NPCインバータが故障停止したとき、そのN
PCインバータの各相のスイッチ素子32が全てオフとさ
れる。(請求項9) 本発明の請求項5に対応する実施例を図6示す。この実
施例は、共通の直流電圧P,N が供給される各インバータ
4,5 は、スイッチ素子33とコンデンサ18の直列回路を各
相のダイオード15とコンデンサ16の直列接続点と直流電
圧の負極N にそれぞれ接続し、各インバータ4,5 のスイ
ッチ素子33は、自インバータが運転を行うときオンさ
せ、運転を停止したときオフするように制御し、スイッ
チ素子33がオンしたときダイオードとして機能する。
【0031】本実施例によれば、請求項4の場合と同様
に作用し、故障したインバータのみを停止させることが
できる。また、本実施例は、図2に示すNPCインバー
タを用いる場合にも、各NPCインバータの各相の正側
と負側のダイオード15とコンデンサ16の直列接続点と中
性点間にスイッチ素子33とコンデンサ18の直列回路を接
続し、同様に実施することができる。この場合、NPC
インバータが故障停止したとき、該NPCインバータの
各相のスイッチ素子33が全てオフとされる。(請求項1
0)
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、スナバエネルギーを電
源側へ回生する機能を有する複数のインバータが共通の
直流電圧をそれぞれ交流電圧に変換して出力する共通電
源方式の電力変換装置において、任意のインバータが故
障して停止した場合、故障したインバータのみを停止さ
せることのできる共通電源方式の電力変換装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1、6に関連する実施例の構成
図。
【図2】本発明の請求項6〜8に関連する実施例のNP
Cインバータの構成図。
【図3】本発明の請求項2、7に関連する実施例の構成
図。
【図4】本発明の請求項3、8に関連する実施例の構成
図。
【図5】本発明の請求項4、9に関連する実施例の構成
図。
【図6】本発明の請求項5、10に関連する実施例の構
成図。
【図7】スナバエネルギー回生回路を有するインバータ
の構成図。
【図8】従来の共通電源方式の電力変換装置の構成図。
【符号の説明】
1…交流電源 2…コンバータ 3,23 …平滑コンデンサ 4,5…インバータ 11,12 …スイッチ素子 13,14,15,17,22…
ダイオード 16,18,…コンデンサ 19…回生コンデン
サ 20…チョッパスイッチ素子 21…リアクトル 26…直流電源装置 27…インバータブ
リッジ 28…変圧器 29…所定の交流電
源 31…接続線 32,33 …スナバス
イッチ素子

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】共通の直流電圧が供給され、それぞれ交流
    電圧に変換する複数のインバータを備え、各インバータ
    は、交流出力の各相毎に、直列接続された2個のスイッ
    チ素子を前記直流電圧の正負間に接続して中間接続点か
    ら交流電力を出力し、第1のダイオードと第1のコンデ
    ンサの直列回路を前記直流電圧の一方の極に接続された
    スイッチ素子と並列に接続し、第2のダイオードと第2
    のコンデンサの直列回路を前記第1のダイオードと第1
    のコンデンサの直列接続点と前記直流電圧の他方の極に
    接続し、第3のコンデンサを前記第2のダイオードと第
    2のコンデンサの直列接続点と前記直流電圧の一方の極
    に接続し、この第3のコンデンサの充電電荷を前記直流
    電源側へ回生する電力回生回路を備え、各インバータの
    第3のコンデンサを並列接続する接続線を備えたことを
    特徴とする共通電源方式の電力変換装置。
  2. 【請求項2】共通の直流電圧が供給され、それぞれ交流
    電圧に変換する複数のインバータを備え、各インバータ
    は、交流出力の各相毎に、直列接続された2個のスイッ
    チ素子を前記直流電圧の正負間に接続して中間接続点か
    ら交流電力を出力し、第1のダイオードと第1のコンデ
    ンサの直列回路を前記直流電圧の一方の極に接続された
    スイッチ素子と並列に接続し、第2のダイオードと第2
    のコンデンサの直列回路を前記第1のダイオードと第1
    のコンデンサの直列接続点と前記直流電圧の他方の極に
    接続し、第3のコンデンサを前記第2のダイオードと第
    2のコンデンサの直列接続点と前記直流電圧の一方の極
    に接続し、各インバータの前記第3のコンデンサを並列
    接続する接続線を備え、前記接続線により前記第3のコ
    ンデンサに並列接続される第4のコンデンサと、前記第
    4のコンデンサの充電電荷を前記直流電源側へ回生する
    共通の電力回生回路を備えたことを特徴とする共通電源
    方式の電力変換装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の共通電源方式の電力変換
    装置において、前記共通の電力回生回路は、前記第4の
    コンデンサの充電電荷を所定の交流電源へ回生すること
    を特徴とする共通電源方式の電力変換装置。
  4. 【請求項4】共通の直流電圧が供給され、それぞれ交流
    電圧に変換する複数のインバータを備え、各インバータ
    は、交流出力の各相毎に、直列接続された2個のスイッ
    チ素子を前記直流電圧の正負間に接続して中間接続点か
    ら交流電力を出力し、スナバスイッチ素子と第1のコン
    デンサの直列回路を前記直流電圧の一方の極に接続され
    たスイッチ素子と並列に接続し、第2のダイオードと第
    2のコンデンサの直列回路を前記スナバスイッチ素子と
    第1のコンデンサの直列接続点と前記直流電圧の他方の
    極に接続し、第3のコンデンサを前記第2のダイオード
    と第2のコンデンサの直列接続点と前記直流電圧の一方
    の極に接続し、この第3のコンデンサの充電電荷を前記
    直流電源側へ回生する電力回生回路を備え、前記スナバ
    スイッチ素子を、インバータを運転する時をオンさせ、
    インバータを停止させる時オフさせることを特徴とする
    共通電源方式の電力変換装置。
  5. 【請求項5】共通の直流電圧が供給され、それぞれ交流
    電圧に変換する複数のインバータを備え、各インバータ
    は、交流出力の各相毎に、直列接続された2個のスイッ
    チ素子を前記直流電圧の正負間に接続して中間接続点か
    ら交流電力を出力し、第1のダイオードと第1のコンデ
    ンサの直列回路を前記直流電圧の一方の極に接続された
    スイッチ素子と並列に接続し、スナバスイッチ素子と第
    2のコンデンサの直列回路を前記第1のダイオードと第
    1のコンデンサの直列接続点と前記直流電圧の他方の極
    に接続し、第3のコンデンサを前記スナバスイッチ素子
    と第2のコンデンサの直列接続点と前記直流電圧の一方
    の極に接続し、この第3のコンデンサの充電電荷を前記
    直流電源側へ回生する電力回生回路を備え、前記スナバ
    スイッチ素子を、インバータを運転する時をオンさせ、
    インバータを停止させる時オフさせることを特徴とする
    共通電源方式の電力変換装置。
  6. 【請求項6】中性点を有する共通の直流電圧が供給さ
    れ、それぞれ交流電圧に変換する複数のNPCインバー
    タを備え、各NPCインバータは、交流出力の各相毎
    に、直列接続された2個のスイッチ素子でなる正側アー
    ムと負側アームを直列接続して前記直流電圧の正極と負
    極間に接続して中間接続点から交流電力を出力し、第1
    のダイオードと第1のコンデンサの直列回路を前記直流
    電圧の一方の極に接続されたスイッチ素子と並列に接続
    し、第2のダイオードと第2のコンデンサの直列回路を
    前記第1のダイオードと第1のコンデンサの直列接続点
    と前記中性点に接続し、第3のコンデンサを前記第2の
    ダイオードと第2のコンデンサの直列接続点と前記直流
    電圧の一方の極に接続し、前記正側アームと負側アーム
    の2個のスイッチ素子の直列接続点と中性点間にそれぞ
    れ中性点クランプダイオードを接続し、前記第3のコン
    デンサの充電電荷を前記直流電源側へ回生する正側と負
    側の電力回生回路を備え、各NPCインバータの第3の
    コンデンサを並列接続する接続線を備えたことを特徴と
    する共通電源方式の電力変換装置。
  7. 【請求項7】中性点を有する共通の直流電圧が供給さ
    れ、それぞれ交流電圧に変換する複数のNPCインバー
    タを備え、各NPCインバータは、交流出力の各相毎
    に、直列接続された2個のスイッチ素子でなる正側アー
    ムと負側アームを直列接続して前記直流電圧の正極と負
    極間に接続して中間接続点から交流電力を出力し、第1
    のダイオードと第1のコンデンサの直列回路を前記直流
    電圧の一方の極に接続されたスイッチ素子と並列に接続
    し、第2のダイオードと第2のコンデンサの直列回路を
    前記第1のダイオードと第1のコンデンサの直列接続点
    と前記中性点に接続し、第3のコンデンサを前記第2の
    ダイオードと第2のコンデンサの直列接続点と前記直流
    電圧の一方の極に接続し、前記正側アームと負側アーム
    の2個のスイッチ素子の直列接続点と中性点間にそれぞ
    れ中性点クランプダイオードを接続し、各NPCインバ
    ータの第3のコンデンサを並列接続する接続線を備え、
    前記接続線により前記第3のコンデンサに並列接続され
    る第4のコンデンサと、前記第4のコンデンサの充電電
    荷を前記直流電源側へ回生する正側と負側の共通の電力
    回生回路を備えたことを特徴とする共通電源方式の電力
    変換装置。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の共通電源方式の電力変換
    装置において、前記正側と負側の共通の電力回生回路
    は、前記第4のコンデンサの充電電荷を所定の交流電源
    へ回生することを特徴とする共通電源方式の電力変換装
    置。
  9. 【請求項9】中性点を有する共通の直流電圧が供給さ
    れ、それぞれ交流電圧に変換する複数のNPCインバー
    タを備え、各NPCインバータは、交流出力の各相毎
    に、直列接続された2個のスイッチ素子でなる正側アー
    ムと負側アームを直列接続して前記直流電圧の正極と負
    極間に接続して中間接続点から交流電力を出力し、スナ
    バスイッチ素子と第1のコンデンサの直列回路を前記直
    流電圧の一方の極に接続されたスイッチ素子と並列に接
    続し、第2のダイオードと第2のコンデンサの直列回路
    を前記スナバスイッチ素子と第1のコンデンサの直列接
    続点と前記中性点に接続し、第3のコンデンサを前記第
    2のダイオードと第2のコンデンサの直列接続点と前記
    直流電圧の一方の極に接続し、前記正側アームと負側ア
    ームの2個のスイッチ素子の直列接続点と中性点間にそ
    れぞれ中性点クランプダイオードを接続し、前記第3の
    コンデンサの充電電荷を前記直流電源側へ回生する正側
    と負側の電力回生回路を備え、前記スナバスイッチ素子
    を、NPCインバータを運転する時オンさせ、NPCイ
    ンバータを停止させ時オフさせることを特徴とする共通
    電源方式の電力変換装置。
  10. 【請求項10】中性点を有する共通の直流電圧が供給さ
    れ、それぞれ交流電圧に変換する複数のNPCインバー
    タを備え、各NPCインバータは、交流出力の各相毎
    に、直列接続された2個のスイッチ素子でなる正側アー
    ムと負側アームを直列接続して前記直流電圧の正極と負
    極間に接続して中間接続点から交流電力を出力し、第1
    のダイオードと第1のコンデンサの直列回路を前記直流
    電圧の一方の極に接続されたスイッチ素子と並列に接続
    し、スナバスイッチ素子と第2のコンデンサの直列回路
    を前記第1のダイオードと第1のコンデンサの直列接続
    点と前記中性点に接続し、第3のコンデンサを前記スナ
    バスイッチ素子と第2のコンデンサの直列接続点と前記
    直流電圧の一方の極に接続し、前記正側アームと負側ア
    ームの2個のスイッチ素子の直列接続点と中性点間にそ
    れぞれ中性点クランプダイオードを接続し、前記第3の
    コンデンサの充電電荷を前記直流電源側へ回生する正側
    と負側の電力回生回路を備え、前記スナバスイッチ素子
    を、NPCインバータを運転する時オンさせ、NPCイ
    ンバータを停止させる時オフさせることを特徴とする共
    通電源方式の電力変換装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011109775A (ja) * 2009-11-16 2011-06-02 Toyota Motor Corp コンバータ制御装置
AT514765A3 (de) * 2014-11-21 2015-12-15 Avl List Gmbh Schaltung zur Begrenzung von Gleichtaktspannungen

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