JPH0995485A - 複素環化合物、その製造法および剤 - Google Patents

複素環化合物、その製造法および剤

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JPH0995485A
JPH0995485A JP8059508A JP5950896A JPH0995485A JP H0995485 A JPH0995485 A JP H0995485A JP 8059508 A JP8059508 A JP 8059508A JP 5950896 A JP5950896 A JP 5950896A JP H0995485 A JPH0995485 A JP H0995485A
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JP8059508A
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Tetsuya Aono
哲也 青野
省吾 ▲まる▼井
Shiyougo Marui
Fumio Ito
文雄 伊藤
Masuo Yamaoka
万寿夫 山岡
Masafumi Nakao
雅文 中尾
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】優れた抗腫瘍活性を有する新規な複素環化合物
及び剤を提供する。 【構成】一般式 A−Z−Ar1−CO−Ar2 〔式中、Aは置換されていてもよい縮合ピリミジノンま
たは縮合ピリダジノン環;Ar1およびAr2はそれぞれ置
換されていてもよい環;Zは2価の基を示す。〕で表さ
れる化合物またはその塩。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抗腫瘍作用を有す
る新規なケトン誘導体またはその塩、その製造法および
医薬用途に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より難治性固形癌として知られてい
るすい臓癌は、発見の時点で既に転移や癌性腹膜炎を起
こしている場合もあるために手術が不可能であることが
多く、また手術が可能であっても予後はよくない。この
ような進行癌患者や術後患者に対しては、5−フルオロ
ウラシル(5−FU)の単独投与もしくは5−FUおよ
びマイトマイシンなどの化学療法剤を用いる多剤併用療
法が行われている。また、難治性固形腫瘍として知られ
ているホルモン非依存性癌(特に前立腺癌、乳癌な
ど)、その再発癌もしくは転移癌に対しては、アドリア
マイシン、シスプラチン、マイトマイシン、5−FUな
どの化学療法剤の単独投与あるいはこれらの多剤併用療
法が行われている。さらに、肺癌の治療には、多くの場
合シスプラチン、カルボプラチン、エトポシド、マイト
マイシン、サイクロホスファミドなどの多剤併用療法が
行われている。しかしながら、現状としては、これらの
薬剤を用いた治療法は十分満足できるものとはいえな
い。一方、ジアリールケトン誘導体では、抗炎症、鎮
痛、解熱剤(ケトプロフェン、チアプロフェニックアシ
ッド)、抗高脂血症治療剤(フェノフィブレイト)が医
薬品として開発されている。そのほか、特公平6−76
2、特開昭60−54370、特開昭61−11205
7、112058、130275、268672、特開
昭62−123176、特開昭63−112566、特
開昭64−34971、特開平1−250361、特開
平3−220177には殺ダニ、殺虫剤としての記載
が、特開昭61−260018には抗アレルギー剤とし
ての記載がある。ピリミジン誘導体としては、特開平1
−190670、261371に殺虫、殺ダニ剤の記載
が、特開平6−73022に除草剤の記載がある。アゾ
ール誘導体としては、特公昭54−21339、特公昭
62−20167に抗原虫剤の記載が、特開昭51−7
6431に殺菌剤の記載がある。イミダゾール誘導体と
しては、特公平5−29351、特公表平5−5043
59にアンギオテンシンII阻害剤の記載が、特開昭51
−76273、特開昭52−83556、特開昭51−
143667に抗菌剤の記載が、特開昭59−1187
72に抗コクシジウム剤の記載が、特公表平3−501
020に利尿、抗炎症剤の記載がある。トリアゾール誘
導体としては、特公昭60−28804、特開昭55−
57574に殺菌剤の記載が、特公平6−25172に
抗コクシジウム剤の記載がある。ピリジン誘導体として
は、特開平3−44372に殺虫剤の記載が、特公平5
−255256に重合開始剤の記載が、特公平4−14
107に抗ウイルス剤の記載が、特開昭49−1000
91に血糖低下剤の記載がある。ピラゾロピリミジン誘
導体としては、特開昭63−246377に抗高脂血症
剤の記載がある。テトラゾール誘導体としては、特公昭
55−1269に抗高血圧剤、抗浮腫剤、抗高尿酸剤の
記載がある。ピラゾール誘導体としては、特開昭50−
126830に除草剤の記載が、特開平4−21766
8に殺菌剤の記載がある。オキサジアゾール誘導体とし
ては、特開昭62−164673に除草剤の記載があ
る。チアジアゾール誘導体としては、特開昭61−80
2927に抗真菌剤の記載がある。ニコチン誘導体とし
ては、特公昭61−26993に抗高脂血症剤の記載が
ある。ピペラジン誘導体としては、特公昭59−369
87に抗炎症剤の記載がある。フェノキシ酢酸誘導体と
しては、特開昭52−39659に抗高血圧剤、抗浮腫
剤、抗リュウマチ剤の記載がある。ウラシル誘導体とし
ては、特開平5−43555に殺虫、殺ダニ剤の記載が
ある。その他特開昭51−108055、特開昭62−
240639、特公表昭63−502511、特開昭5
3−124682、特開平4−224862、2302
82、特開平6−135977が知られている。また、
抗腫瘍作用を有する化合物を記載したものにWO941
8168(インドール誘導体)、特開昭64−6832
1(トリアゾール誘導体)、特開平3−56417(ト
リアゾール誘導体)、特開平1−287074、290
663、290670(イミダゾール誘導体)、特公平
5−71594(5−フルオロウラシル誘導体)があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の抗腫瘍化合物は
治療効果が十分とはいえないので、これらとは化学構造
が相違し、例えばすい臓癌、前立腺癌、乳癌、肺癌など
の難治性固形腫瘍の治療およびこれらの癌の他臓器への
遠隔転移の予防などに優れた効果を有する医薬品の開発
が望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる現
状に鑑み、種々鋭意検討した結果、一般式 A−Z−Ar1−CO−Ar2 〔I〕 〔式中、Aは置換されていてもよい縮合ピリミジノンま
たは縮合ピリダジノン環;Ar1およびAr2はそれぞれ置
換されていてもよい環;Zは2価の基を示す。〕で表さ
れる新規なケトン誘導体またはその塩を初めて合成し、
得られた化合物がその特異な化学構造に基づいて、予想
外にも優れた抗腫瘍作用を有しており、例えばすい臓癌
細胞、前立腺癌細胞、乳癌細胞、肺癌細胞などの固形腫
瘍細胞に対して優れた増殖抑制作用を示し、難治性固形
腫瘍の予防、治療に有用であること、さらにヘリコバク
ター・ピロリ菌の除菌効果を有し、これに基づく疾患の
予防、治療に有用であることを見出し、これらに基づい
て本発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明は、(1)化合物〔I〕
またはその塩、(2)Aが(i)C6-14芳香族炭化水
素、C5-10シクロアルカンあるいはモノ−またはジ−複
素環(環の構成原子として炭素以外に窒素、酸素および
硫黄から選ばれた1ないし4個のヘテロ原子を含む)と
(ii)ピリミジノンまたはピリダジノン環とが縮合して
形成される置換されていてもよい縮合ピリミジノンまた
は縮合ピリダジノン環である前記(1)記載の化合物、
(3)Aが置換されていてもよいピロロ〔2,3−d〕ピ
リミジン−4−オン、ピロロ〔3,2−d〕ピリミジン−
4−オン、ピロロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン、
ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン、ピラゾロ
〔4,3−d〕ピリミジン−7−オン、6−オキソプリ
ン、イミダゾ〔1,2−a〕ピリミジン−5−オン、イミ
ダゾ〔1,2−a〕ピリミジン−7−オン、チエノ〔2,
3−d〕ピリミジン−4−オン、チエノ〔3,4−d〕ピ
リミジン−4−オン、チエノ〔3,2−d〕ピリミジン−
4−オン、フロ〔2,3−d〕ピリミジン−4−オン、フ
ロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン、フロ〔3,2−
d〕ピリミジン−4−オン、イソキサゾロ〔5,4−d〕
ピリミジン−4−オン、イソキサゾロ〔4,5−d〕ピリ
ミジン−7−オン、オキサゾロ〔5,4−d〕ピリミジン
−4−オン、オキサゾロ〔4,5−d〕ピリミジン−7−
オン、チアゾロ〔5,4−d〕ピリミジン−4−オン、チ
アゾロ〔4,5−d〕ピリミジン−7−オン、イソチアゾ
ロ〔5,4−d〕ピリミジン−4−オン、イソチアゾロ
〔4,5−d〕ピリミジン−7−オン、トリアゾロ〔4,
5−d〕ピリミジン−4−オン、1,2,4−トリアゾロ
〔1,5−a〕ピリミジン−7−オン、ジヒドロシクロペ
ンタ〔d〕ピリミジン−4−オン、5Hまたは7H−シ
クロペンタ〔d〕ピリミジン−4−オン、ピリド〔2,3
−d〕ピリミジン−4−オン、ピリド〔3,2−d〕ピリ
ミジン−4−オン、ピリド〔4,3−d〕ピリミジン−4
−オン、ピリド〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン、プ
テリジン−4−オン、キナゾリン−4−オン、ピリド
〔1,2−a〕ピリミジン−4−オン、ピリミド〔1,2
−a〕ピリミジン−4−オン、チアゾロ〔3,2−a〕
ピリミジン−5−オン、オキサゾロ〔3,2−a〕ピリ
ミジン−5−オン、ピロロ〔1,2−a〕ピリミジン−
4−オン、ピリミド〔3,4−a〕ピリミジン−4−オ
ン、ピリミド〔4,5−d〕ピリミジン−4−オン、ピ
リミド〔5,4−d〕ピリミジン−4−オン、ピリダジ
ノ〔2,3−a〕ピリミジン−4−オン、ピリダジノ
〔4,3−d〕ピリミジン−4−オン、ピリダジノ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン、キサンチン、尿
酸、ピロロ〔3,2−d〕ピリミジン−2,4−ジオ
ン、ピロロ〔2,3−d〕ピリミジン−2,4−ジオ
ン、ピロロ〔3,4−d〕ピリミジン−2,4−ジオ
ン、ピリミド〔2,1−b〕〔1,3〕チアジン−6−
オン、ピリミド〔2,1−b〕〔1,3〕オキサジン−
6−オン、イミダゾ〔2,1−b〕キナゾリン−5−オ
ン、シクロペント〔d〕イミダゾ〔1,2−a〕ピリミ
ジン−5−オン、シクロペント〔d〕イミダゾ〔1,2
−a〕ピリミジン−5−オン、ピリダジノ〔4,5−b〕
−1,5−オキサゼピン−9(8H)−オン、ピリダジ
ノ〔4,5−b〕−1,4−オキサジン−8(7H)−オ
ン、ピロロ〔3,4−d〕ピリダジン−4(5H)−オ
ン、ピロロ〔2,3−d〕ピリダジン−7(6H)−オ
ン、ピロロ〔2,3−d〕ピリダジン−4(5H)−オ
ン、イミダゾ〔4,5−d〕ピリダジン−4(5H)−オ
ン、イミダゾ〔4,5−c〕ピリダジン−6(5H)−オ
ン、ピラゾロ〔4,3−d〕ピリダジン−4(5H)−オ
ン、ピラゾロ〔3,4−d〕ピリダジン−4(5H)−オ
ン、トリアゾロ〔4,5−d〕ピリダジン−4(5H)−
オン、ピリド〔2,3−d〕ピリダジン−5(6H)−オ
ン、チアゾロ〔4,5−d〕ピリダジン−7(6H)−
オン(これらは部分的に還元されていてもよい)である
前記(1)記載の化合物、(4)Aが(i)C6-14芳香族炭
化水素、C5-10シクロアルカンあるいはモノ−またはジ
−複素環(環の構成原子として炭素以外に窒素、酸素お
よび硫黄から選ばれた1ないし4個のヘテロ原子を含
む)と(ii)ピリミジノン環とが縮合して形成される置
換されていてもよい縮合ピリミジノン環である前記(1)
記載の化合物、(5)縮合ピリミジノン環がピロロ
〔2,3−d〕ピリミジン−4−オン、キナゾリン−4
−オン、ピリド〔1,2−a〕ピリミジン−4−オン、
チアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン、ピリミ
ド〔2,1−b〕〔1,3〕チアジン−6−オンまたは
イミダゾ〔2,1−b〕キナゾリン−5−オン(これら
は部分的に還元されていてもよい)である前記(4)記載
の化合物、(6)Zが−NH−、−O−または−S−を
含んでいてもよい2価のC1-6脂肪族炭化水素基である
前記(1)記載の化合物、(7)Ar1およびAr2がそれ
ぞれ置換されていてもよい芳香族環である前記(1)記載
の化合物、(8)Ar1がパラ置換ベンゼンである前記
(1)記載の化合物、(9)Ar2−が置換されていてもよ
いフェニル、ピリジル、インドリル、ピロリル、チエニ
ル、ピペリジノ、ピペラジノまたはモルホリノ基である
前記(1)記載の化合物、(10)Ar2−が置換されてい
てもよいフェニル基である前記(8)記載の化合物、(1
1)Ar2−が置換されていてもよいピペリジノ、ピペ
ラジノまたはモルホリノ基である前記(8)記載の化合
物、(12)Ar2がハロゲン、C1-10アルキル、C
2-10アルケニル、C2-10アルキニル、C3-10シクロアル
キル、C3-6シクロアルキル−C1-6アルキル、C1-10
ルコキシ、C2-10アルケニルオキシ、C2-10アルキニル
オキシ、C6-14アリールオキシ、C7-16アラルキルオキ
シ、C1-10アルキルチオ、C2-10アルケニルチオ、C
2-10アルキニルチオ、C6-14アリールチオ、C7-16アラ
ルキルチオ、C1-10アルキルスルフィニル、C2-10アル
ケニルスルフィニル、C2-10アルキニルスルフィニル、
6-14アリールスルフィニル、C1-10アルキルスルホニ
ル、C2-10アルケニルスルホニル、C2-10アルキニルス
ルホニル、C6-14アリールスルホニル、カルバモイルオ
キシ、モノ−またはジ−C1-10アルキルカルバモイルオ
キシ、ホスホノオキシ、モノ−またはジ−C1-10アルキ
ルホスホノオキシ、オキソ、ニトロ、シアノ、スルホ、
ヒドロキシル、アミノ、モノ−またはジ−C1-10アルキ
ルアミノ、モノ−またはジ−C7-16アラルキルアミノ、
環状アミノ、カルボキシル、メルカプト、カルバモイ
ル、モノ−またはジ−C1-10アルキルカルバモイル、モ
ノ−またはジ−C6-14アリールカルバモイル、C1-10
ルコキシ−カルボニル、C2-10アルケニルオキシ−カル
ボニル、C2-10アルキニルオキシ−カルボニル、C6-14
アリールオキシ−カルボニル、C1-10アルキルスルホニ
ルアミノ、C7-16アラルキル、C6-14アリール、スチリ
ル、C6-14アリールイミノ、芳香族複素環、ホルミル、
1-10アルキル−カルボニル、C2-10アルケニル−カル
ボニル、C2-10アルキニル−カルボニル、C6-14アリー
ル−カルボニル、C1-10アシルアミノ、−CO−Q(Q
は置換アミノを示す)およびC1-10アシルオキシから選
ばれた1ないし5個の置換基で置換されていてもよく、
これらの置換基は、さらにハロゲン、C1-6アルキル、
2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C3-6シクロアル
キル、カルボキシル、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、
スルホ、ホスホノ、オキソ、C1-6アルコキシ、C1-3
ルキレンジオキシ、C6-10アリールオキシ、C7-14アラ
ルキルオキシ、メルカプト、C1-6アルキルチオ、C
6-10アリールチオ、C7-14アラルキルチオ、カルバモイ
ル、モノ−またはジ−C1-6アルキルカルバモイル、ア
ミノ、モノ−またはジ−C1-6アルキルアミノ、環状ア
ミノ、モノ−またはジ−C7-14アラルキルアミノ、C
6-10アリール、C7-14アラルキル、ホルミル、C1-6
ルキル−カルボニル、C6-10アリール−カルボニル、C
1-6アルコキシ−カルボニル、C1-6アシルオキシ、芳香
族複素環および芳香族複素環チオから選ばれた1ないし
3個の置換基で置換されていてもよく、またさらにこれ
らの置換基はハロゲン、C1-6アルキル、C2-6アルケニ
ル、C2-6アルキニル、C3-6シクロアルキル、カルボキ
シル、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、スルホ、ホスホ
ノ、オキソ、C1-6アルコキシ、C1-3アルキレンジオキ
シ、C6-10アリールオキシ、C7-14アラルキルオキシ、
メルカプト、C1-6アルキルチオ、C6-10アリールチ
オ、C7-14アラルキルチオ、カルバモイル、モノ−また
はジ−C1-6アルキルカルバモイル、アミノ、モノ−ま
たはジ−C1-6アルキルアミノ、環状アミノ、モノ−ま
たはジ−C7-14アラルキルアミノ、C6-10アリール、C
7-14アラルキル、ホルミル、C1-6アルキル−カルボニ
ル、C6-10アリール−カルボニル、C1-6アルコキシ−
カルボニル、C1-6アシルオキシ、芳香族複素環および
芳香族複素環チオから選ばれた1ないし3個の置換基で
置換されていてもよい環である前記(1)記載の化合物、
【0006】(13)一般式
【化15】 〔式中、Aは置換されていてもよい縮合ピリミジノンま
たはピリダジノン環;Ar2は置換されていてもよい
環;Zaは−NH−、−O−または−S−を含んでいて
もよい2価のC1-6脂肪族炭化水素基を示す。〕で表さ
れる化合物またはその塩、(14)Aが式
【化16】 〔式中、A1およびA2はそれぞれ置換されていてもよい
5ないし8員の同素または複素環;R1およびR2はそれ
ぞれ水素、ハロゲン、C1-6アルキル基、ハロ−C1-6
ルキル基、ヒドロキシル基、C1-6アルコキシ基、ハロ
−C1-6アルコキシ基、C1-6アルキルチオ基またはハロ
−C1-6アルキルチオ基を示す。〕で表される環である
前記(13)記載の化合物、(15)Aが式
【化17】 〔式中の記号は前記(14)記載と同意義を示す。〕で表さ
れる環である前記(13)記載の化合物、(16)Aが式
【化18】 〔式中の記号は前記(14)記載と同意義を示す。〕で表さ
れる環である前記(13)記載の化合物、(17)R1およ
びR2がそれぞれ水素またはC1-6アルキル基である前記
(14)記載の化合物、(18)5ないし8員の同素または
複素環が環の構成原子として炭素以外に窒素、酸素およ
び硫黄から選ばれた1ないし4個のヘテロ原子を含んで
いてもよい5ないし8員環である前記(14)記載の化合
物、(19)5ないし8員環が(i)シクロペンタン、シ
クロヘキサン、シクロヘプタン、ベンゼンまたは(ii)イ
ミダゾール、ピリジン、チアジン、チアゾール、オキサ
ゾール、チオフェン、ピロール、ピラゾール、ピラジ
ン、ピリミジン(これらは部分的に還元されていてもよ
い)である前記(18)記載の化合物、(20)Zaが−O
−または−S−を含んでいてもよいC1-6アルキレン基
である前記(13)記載の化合物、(21)Ar2−が置換
されていてもよいフェニル、ピリジル、インドリル、ピ
ロリル、チエニル、ピペリジノ、ピペラジノまたはモル
ホリノ基である前記(13)記載の化合物、(22)Ar2
−が置換されていてもよいフェニル基である前記(13)記
載の化合物、(23)Ar2−が置換されていてもよい
ピペリジノ、ピペラジノまたはモルホリノ基である前記
(13)記載の化合物、
【0007】(24)Aが式
【化19】 〔式中の記号は前記(14)記載と同意義を示す。〕;Za
が−O−または−S−を含んでいてもよいC1-6アルキ
レン;Ar2−が置換されていてもよいフェニル基であ
る前記(13)記載の化合物、(25)Zaが−O−CH2
または−CH2−である前記(24)記載の化合物、(2
6)Aが式
【化20】 〔式中の記号は前記(14)記載と同意義を示す。〕;Za
が−O−または−S−を含んでいてもよいC1-6アルキ
レン基;Ar2−が置換されていてもよいフェニル基で
ある前記(13)記載の化合物、(27)Zaが−O−CH2
−または−CH2−である前記(26)記載の化合物、(2
8)一般式
【化21】 〔式中、nは0ないし3の整数、その他の記号は前記(1
3)記載と同意義を示す。〕で表される前記(13)記載の化
合物、(29)nが1ないし3の整数である前記(28)記
載の化合物、(30)一般式
【化22】 〔式中の記号は前記(13)記載と同意義を示す。〕で表さ
れる前記(28)記載の化合物、(31)Ar2−が置換さ
れていてもよいフェニル基である前記(28)記載の化合
物、(32)置換されていてもよいフェニル基がC1-6
アルキル、ハロ−C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、ハ
ロ−C1-6アルコキシ、C1-6アルキルチオ、ハロ−C
1-6アルキルチオ、ハロゲン、アミノ、モノ−またはジ
−C1-6アルキルアミノ、C1-6アシルアミノ、C1-6
ルキル−カルボニル、C6-10アリール−カルボニル、C
7-14アラルキル−カルボニル、C1-6アルコキシ−カル
ボニル、C1-6アシルオキシ、カルバモイルオキシ、モ
ノ−またはジ−C1-6アルキルカルバモイルオキシ、シ
アノ、ニトロ、カルバモイルおよびモノ−またはジ−C
1-6アルキルカルバモイルから選ばれた1ないし5個の
置換基で置換されていてもよいフェニル基である前記(3
1)記載の化合物、(33)Ar2−が置換されていても
よいピペリジノまたはピペラジノ基である前記(28)記載
の化合物、(34)Ar2が式
【化23】 〔式中、Raは置換基を示す。〕で表される環である前
記(28)記載の化合物、(35)Raがハロゲン、C1-6
ルキル基、ハロ−C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基
またはハロ−C1-6アルコキシ基である前記(34)記載の
化合物、(36)Zaが−O−CH2−である前記(35)記
載の化合物、(37)R1がメチル基である前記(36)記
載の化合物、
【0008】(38)一般式
【化24】 〔式中、nは0ないし3の整数、その他の記号は前記(1
3)記載と同意義を示す。〕で表される前記(13)記載の化
合物、(39)Ar2−が置換されていてもよいフェニ
ル基である前記(38)記載の化合物、(40)置換されて
いてもよいフェニル基がC1-6アルキル、ハロ−C1-6
ルキル、C1-6アルコキシ、ハロ−C1-6アルコキシ、C
1-6アルキルチオ、ハロ−C1-6アルキルチオ、ハロゲ
ン、アミノ、モノ−またはジ−C1-6アルキルアミノ、
1-6アシルアミノ、C1-6アルキル−カルボニル、C
6-10アリール−カルボニル、C7-14アラルキル−カルボ
ニル、C1-6アルコキシ−カルボニル、C1-6アシルオキ
シ、カルバモイルオキシ、モノ−またはジ−C1-6アル
キルカルバモイルオキシ、シアノ、ニトロ、カルバモイ
ルおよびモノ−またはジ−C1-6アルキルカルバモイル
から選ばれた1ないし5個の置換基で置換されていても
よいフェニル基である前記(39)記載の化合物、(41)
Ar2−が置換されていてもよいピペリジノまたはピペ
ラジノ基である前記(38)記載の化合物、(42)Ar2
が式
【化25】 〔式中、Raは置換基を示す。〕で表される環である前
記(38)記載の化合物、(43)Raがハロゲン、C1-6
ルキル基、ハロ−C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基
またはハロ−C1-6アルコキシ基である前記(42)記載の
化合物、(44)Zaが−O−CH2−である前記(38)記
載の化合物、(45)R1がメチル基である前記(38)記
載の化合物、
【0009】(46)一般式
【化26】 〔式中、Ar3は環;Wは結合手、カルボニル基または
−NR3−(R3は水素またはC1-6アルキル基)、−O
−または−S−を含んでいてもよい2価のC1-6脂肪族
炭化水素基;Tは置換されていてもよい第1ないし第3
級アミノ基;その他の記号は前記と同意義を示す。〕で
表される前記(1)記載の化合物、(47)Tがハロゲ
ン、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニ
ル、C3-6シクロアルキル、カルボキシル、ヒドロキシ
ル、シアノ、ニトロ、スルホ、ホスホノ、オキソ、C
1-6アルコキシ、C1-3アルキレンジオキシ、C6-10アリ
ールオキシ、C7-14アラルキルオキシ、メルカプト、C
1-6アルキルチオ、C6-10アリールチオ、C7-14アラル
キルチオ、カルバモイル、モノ−またはジ−C1-6アル
キルカルバモイル、アミノ、モノ−またはジ−C1-6
ルキルアミノ、環状アミノ、モノ−またはジ−C7-14
ラルキルアミノ、C6-10アリール、C7-14アラルキル、
ホルミル、C1-6アルキル−カルボニル、C6-10アリー
ル−カルボニル、C1-6アルコキシ−カルボニル、C1-6
アシルオキシ、芳香族複素環および芳香族複素環チオか
ら選ばれた1ないし3個の置換基で置換されていてもよ
いピペリジノ、ピペラジノまたはモルホリノ基である前
記(46)記載の化合物、(48)Wが結合手、−(CH2)
1-3−または−O−(CH2)1-3−である前記(46)記載の
化合物、(49)Aが式
【化27】 〔式中の記号は前記(14)記載と同意義を示す。〕で表さ
れる環である前記(46)記載の化合物、(50)Zが−O
−または−S−を含んでいてもよい2価のC1-6脂肪族
炭化水素基である前記(46)記載の化合物、(51)Ar
3が式
【化28】 である前記(46)記載の化合物、(52)一般式 D−Alk−E−Ar1−CO−Ar2 〔式中、Dは置換されていてもよいキナゾリン−5−オ
ン、ピリド〔1,2−a〕ピリミジン−4−オン、イミ
ダゾ〔1,2−a〕ピリミジン−5−オン、チアゾロ
〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン、オキサゾロ
〔3,2−a〕ピリミジン−5−オンまたはピリド
〔1,2−a〕ピリミジン−4−オン(これらは部分的
に還元されていてもよい);AlkはC1-3アルキレン
基;Eは結合手、−NR−、−O−、−S−、−NR−
CH2−、−O−CH2−または−S−CH2−(Rは水
素、C1-6アルキル基またはC2-6アルケニル基を示
す);その他の記号は前記と同意義を示す。〕で表され
る前記(1)記載の化合物、(53)1−〔4−(4−ク
ロロベンゾイル)ベンジル〕−6,7,8,9−テトラ
ヒドロイミダゾ〔2,1−b〕キナゾリン−5(1H)
−オンまたはその塩、(54)3−メチル−2−〔4−
(4−トリフルオロメチルベンゾイル)ベンジルオキ
シ〕−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド
〔1,2−a〕ピリミジン−4−オンまたはその塩、
(55)7−〔4−(4−メトキシベンゾイル)ベンジ
ルオキシ〕−6−メチル−2,3−ジヒドロ−5H−チ
アゾロ〔1,2−a〕ピリミジン−5−オンまたはその
塩、
【0010】(56)a)A−Yaまたはその塩とY−
Ar1−CO−Ar2またはその塩を反応させるか、 b)Aまたはその塩とX−Z−Ar1−CO−Ar2また
はその塩とを反応させるか、 c)A−Xまたはその塩とHZ−Ar1−CO−Ar2
たはその塩とを反応させるか、 d)Aaまたはその塩とAb−Z−Ar1−CO−Ar2
たはその塩とを反応させるか、または e)A−Z−Ar1またはその塩とX−CO−Ar2また
はその塩〔式中、YおよびYaは互いに一緒になって形
成されるZで表される2価の基;AaおよびAbは互いに
一緒になって形成されるAで表される置換されていても
よい縮合ピリミジノンまたは縮合ピリダジノン環;Xは
反応性基;その他の記号は前記と同意義を示す。〕とを
反応させることを特徴とする前記(1)記載の化合物の製
造法、(57)前記(1)記載の化合物を含有することを
特徴とする医薬、(58)癌の治療を目的とする前記(5
7)記載の医薬、および(59)ヘリコバクター・ピロリ
除菌を目的とする前記(57)記載の医薬などに関する。
【0011】前記〔I〕式中、Aは置換されていてもよ
い縮合ピリミジノンまたは縮合ピリダジノン環を示す。
Aで表される「縮合ピリミジノン環」としては、例えば
(i)1または2個の環状炭化水素および/または複素
環と(ii)ピリミジノン環とが縮合して形成される縮合
ピリミジノン環を示し、例えば環の構成原子として炭
素、窒素、酸素および硫黄から選ばれた9ないし14個
の原子から構成された縮合ピリミジノン環が好ましい。
該「環状炭化水素」とは、例えば5ないし10員の単環
式炭化水素またはこれらが互いに縮合した縮合2環式炭
化水素などを示す。好ましい「環状炭化水素」として
は、例えばC6-14芳香族炭化水素(例えば、ベンゼン、
ナフタレンなど)、C5-10シクロアルカン(例えば、シ
クロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタン、イン
ダン、テトラリンなど)などが挙げられる。該「複素
環」とは、例えば炭素以外に窒素、酸素および硫黄から
選ばれたヘテロ原子を1または2種、好ましくは1ない
し4個含む5ないし10員の単環式複素環またはこれら
と他の環(例えば、前記環状炭化水素または単環式複素
環など)が縮合した縮合2環式複素環などを示す。この
ましい「複素環」としては、例えばイミダゾール、チア
ゾール、オキサゾール、ピロール、イソオキサゾール、
イソチアゾール、ピラゾール、トリアゾール、ピリジ
ン、ピリミジン、ピリダジン、ピラジン、チオフェン、
フラン、チアジン、インドール、イソインドール、プリ
ン、キノリン、イソキノリンなどが用いられ、これらは
部分的に還元されていてもよい。
【0012】該「縮合ピリミジノン環」の具体例として
は、例えばピロロ〔2,3−d〕ピリミジン−4−オン、
ピロロ〔3,2−d〕ピリミジン−4−オン、ピロロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン、ピラゾロ〔3,4
−d〕ピリミジン−4−オン、ピラゾロ〔4,3−d〕ピ
リミジン−7−オン、6−オキソプリン、イミダゾ
〔1,2−a〕ピリミジン−5−オン、イミダゾ〔1,2
−a〕ピリミジン−7−オン、チエノ〔2,3−d〕ピリ
ミジン−4−オン、チエノ〔3,4−d〕ピリミジン−4
−オン、チエノ〔3,2−d〕ピリミジン−4−オン、フ
ロ〔2,3−d〕ピリミジン−4−オン、フロ〔3,4−
d〕ピリミジン−4−オン、フロ〔3,2−d〕ピリミジ
ン−4−オン、イソキサゾロ〔5,4−d〕ピリミジン−
4−オン、イソキサゾロ〔4,5−d〕ピリミジン−7−
オン、オキサゾロ〔5,4−d〕ピリミジン−4−オン、
オキサゾロ〔4,5−d〕ピリミジン−7−オン、チアゾ
ロ〔5,4−d〕ピリミジン−4−オン、チアゾロ〔4,
5−d〕ピリミジン−7−オン、イソチアゾロ〔5,4−
d〕ピリミジン−4−オン、イソチアゾロ〔4,5−d〕
ピリミジン−7−オン、トリアゾロ〔4,5−d〕ピリミ
ジン−4−オン、1,2,4−トリアゾロ〔1,5−a〕ピ
リミジン−7−オン、ジヒドロシクロペンタ〔d〕ピリ
ミジン−4−オン、5Hまたは7H−シクロペンタ
〔d〕ピリミジン−4−オン、ピリド〔2,3−d〕ピリ
ミジン−4−オン、ピリド〔3,2−d〕ピリミジン−4
−オン、ピリド〔4,3−d〕ピリミジン−4−オン、ピ
リド〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン、プテリジン−
4−オン、キナゾリン−4−オン、ピリド〔1,2−a〕
ピリミジン−4−オン、ピリミド〔1,2−a〕ピリミ
ジン−4−オン、チアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−
5−オン、オキサゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−
オン、ピロロ〔1,2−a〕ピリミジン−4−オン、ピ
リミド〔3,4−a〕ピリミジン−4−オン、ピリミド
〔4,5−d〕ピリミジン−4−オン、ピリミド〔5,
4−d〕ピリミジン−4−オン、ピリダジノ〔2,3−
a〕ピリミジン−4−オン、ピリダジノ〔4,3−d〕ピ
リミジン−4−オン、ピリダジノ〔3,4−d〕ピリミ
ジン−4−オン、キサンチン、尿酸、ピロロ〔3,2−
d〕ピリミジン−2,4−ジオン、ピロロ〔2,3−d〕
ピリミジン−2,4−ジオン、ピロロ〔3,4−d〕ピ
リミジン−2,4−ジオン、ピリミド〔2,1−b〕
〔1,3〕チアジン−6−オン、ピリミド〔2,1−
b〕〔1,3〕オキサジン−6−オン、イミダゾ〔2,
1−b〕キナゾリン−5−オン、シクロペント〔d〕イ
ミダゾ〔1,2−a〕ピリミジン−5−オン、シクロペ
ント〔d〕イミダゾ〔1,2−a〕ピリミジン−5−オ
ンなどが挙げられる。
【0013】Aで表される「縮合ピリダジノン環」とし
ては、例えば(i)1または2個の環状炭化水素および
/または複素環と(ii)ピリダジノン環とが縮合して形
成される縮合ピリダジノン環を示し、例えば環の構成原
子として炭素、窒素、酸素および硫黄から選ばれた9な
いし14個の原子から構成された縮合ピリダジノン環が
好ましい。該「環状炭化水素」および「複素環」は、例
えば前記と同様のものなどが用いられる。該「縮合ピリ
ダジノン環」の具体例としては、例えばピリダジノ
〔4,5−b〕−1,5−オキサゼピン−9(8H)−オ
ン、ピリダジノ〔4,5−b〕−1,4−オキサジン−8
(7H)−オン、ピロロ〔3,4−d〕ピリダジン−4
(5H)−オン、ピロロ〔2,3−d〕ピリダジン−7
(6H)−オン、ピロロ〔2,3−d〕ピリダジン−4
(5H)−オン、イミダゾ〔4,5−d〕ピリダジン−4
(5H)−オン、イミダゾ〔4,5−c〕ピリダジン−6
(5H)−オン、ピラゾロ〔4,3−d〕ピリダジン−4
(5H)−オン、ピラゾロ〔3,4−d〕ピリダジン−4
(5H)−オン、トリアゾロ〔4,5−d〕ピリダジン−
4(5H)−オン、ピリド〔2,3−d〕ピリダジン−5
(6H)−オン、チアゾロ〔4,5−d〕ピリダジン−
7(6H)−オンなどが挙げられる。該「縮合ピリミジ
ノンおよび縮合ピリダジノン環」は部分的に還元されて
いてもよい。
【0014】該「縮合ピリミジノンおよび縮合ピリダジ
ノン環」が有していてもよい置換基(−Lとする)とし
ては、例えばハロゲン原子、アルキル基、アルケニル
基、アルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルキル
−アルキル基、アルコキシ基、アルケニルオキシ基、ア
ルキニルオキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキ
シ基、アルキルチオ基、アルケニルチオ基、アルキニル
チオ基、アリールチオ基、アラルキルチオ基、アルキル
スルフィニル基、アルケニルスルフィニル基、アルキニ
ルスルフィニル基、アリールスルフィニル基、アルキル
スルホニル基、アルケニルスルホニル基、アルキニルス
ルホニル基、アリールスルホニル基、カルバモイルオキ
シ基、モノ−またはジ−アルキルカルバモイルオキシ
基、ホスホノオキシ基、モノ−またはジ−アルキルホス
ホノオキシ基、オキソ基、ニトロ基、シアノ基、スルホ
基、ヒドロキシル基、アミノ基、モノ−またはジ−アル
キルアミノ基、モノ−またはジ−アラルキルアミノ基、
環状アミノ基、カルボキシル基、メルカプト基、カルバ
モイル基、モノ−またはジ−アルキルカルバモイル基、
モノ−またはジ−アリールカルバモイル基、アルコキシ
−カルボニル基、アルケニルオキシ−カルボニル基、ア
ルキニルオキシ−カルボニル基、アリールオキシ−カル
ボニル、アルキルスルホニルアミノ基、アラルキル基、
アリール基、スチリル基、アリールイミノ基、芳香族複
素環基、ホルミル基、アルキル−カルボニル基、アルケ
ニル−カルボニル基、アルキニル−カルボニル基、アリ
ール−カルボニル基、アシルアミノ基、−CO−Q(Q
は置換アミノ基)、アシルオキシ基などが挙げられる。
これらの置換基は、「縮合ピリミジノン環および縮合ピ
リダジノン環」上の置換可能な位置に置換され、その置
換基の数は1ないし5個、好ましくは1ないし3個であ
る。ただし、その置換基の数が2個以上の場合は同一ま
たは異なっていてもよい。これら「縮合ピリミジノンお
よび縮合ピリダジノン環」上の置換基の具体例を次に記
載する。
【0015】該「ハロゲン原子」とは、例えばフッ素、
塩素、臭素、ヨウ素などを示す。該「アルキル基」と
は、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチ
ル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシ
ル、イソヘキシル、1,1−ジメチルブチル、2,2−ジ
メチルブチルなどのC1-10アルキル基などを示す。該
「アルケニル基」とは、例えば、ビニル、アリル、2−
ブテニル、イソプロペニル、2−ペンテニル、3−ペン
テニル、4−ペンテニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセ
ニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニルなどのC2-10
ルケニル基などを示す。該「アルキニル基」とは、例え
ば、エチニル、1−プロピニル、プロパルギル、1−ヘ
キシニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−ヘキ
シニルなどのC2- 10アルキニル基などを示す。該「シク
ロアルキル基」とは、例えばシクロプロピル、シクロブ
チル、シクロペンチル、シクロヘキシルなどのC3-10
クロアルキル基などを示す。該「シクロアルキル−アル
キル基」とは、例えばシクロプロピルメチルなどのC
3-6シクロアルキル−C1-6アルキル基などを示す。該
「アルコキシ基」とは、例えば、メトキシ、エトキシ、
プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキ
シ、sec−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ
などのC1-10アルコキシ基などを示す。
【0016】該「アルケニルオキシ基」とは、例えばア
リルオキシ、イソプロペニルオキシなどのC2-10アルケ
ニルオキシ基などを示す。該「アルキニルオキシ基」と
は、例えばプロパルギルオキシなどのC2-10アルキニル
オキシ基などを示す。該「アリールオキシ基」とは、例
えばフェノキシなどのC6-14アリールオキシ基などを示
す。該「アラルキルオキシ基」とは、例えばベンジルオ
キシなどのC7-16アラルキルオキシ基などを示す。該
「アルキルチオ基」とは、例えばメチルチオ、エチルチ
オ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、ペ
ンチルチオ、ヘキシルチオなどのC1-10アルキルチオ基
などを示す。該「アルケニルチオ基」とは、例えばアリ
ルチオ、イソプロペニルチオなどのC2-10アルケニルチ
オ基などを示す。該「アルキニルチオ基」とは、例えば
プロパルギルチオなどのC2-10アルキニルチオ基などを
示す。該「アリールチオ基」とは、例えばフェニルチオ
などのC6-14アリールチオ基などを示す。該「アラルキ
ルチオ基」とは、例えばベンジルチオなどのC7-16アラ
ルキルチオ基などを示す。
【0017】該「アルキルスルフィニル基」とは、例え
ばメチルスルフィニル、エチルスルフィニル、などのC
1-10アルキルスルフィニル基などを示す。該「アルケニ
ルスルフィニル基」とは、例えばアリルスルフィニル、
イソプロペニルスルフィニルなどのC2-10アルケニルス
ルフィニル基などを示す。該「アルキニルスルフィニル
基」とは、例えばプロパルギルスルフィニルなどのC
2-10アルキニルスルフィニル基などを示す。該「アリー
ルスルフィニル基」とは、例えばベンゼンスルフィニル
などのC6-14アリールスルフィニル基などを示す。該
「アルキルスルホニル基」とは、例えばメチルスルホニ
ル、エチルスルホニル、プロピルスルホニルなどのC
1-10アルキルスルホニル基などを示す。該「アルケニル
スルホニル基」とは、例えばアリルスルホニル、イソプ
ロペニルスルホニルなどのC2-10アルケニルスルホニル
基などを示す。該「アルキニルスルホニル基」とは、例
えばプロパルギルスルホニルなどのC2-10アルキニルス
ルホニル基などを示す。該「アリールスルホニル基」と
は、例えばベンゼンスルホニルなどのC6-14アリールス
ルホニル基などを示す。該「モノ−またはジ−アルキル
カルバモイルオキシ基」とは、例えばメチルカルバモイ
ルオキシ、エチルカルバモイルオキシ、ジメチルカルバ
モイルオキシ、ジエチルカルバモイルオキシなどのモノ
−またはジ−C1-6アルキルカルバモイルオキシ基など
を示す。該「モノ−またはジ−アルキルホスホノオキシ
基」とは、例えばメチルホスホノオキシ、ジメチルホス
ホノオキシ、ジエチルホスホノオキシなどのモノ−また
はジ−C1-6アルキルホスホノオキシ基などを示す。該
「モノ−またはジ−アルキルアミノ基」とは、例えばメ
チルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、ジメチル
アミノ、ジエチルアミノなどのモノ−またはジ−C1-10
アルキルアミノ基などを示す。
【0018】該「モノ−またはジ−アラルキルアミノ
基」とは、例えばベンジルアミノなどのモノ−またはジ
−C7-16アラルキルアミノ基などを示す。該「環状アミ
ノ基」とは、例えばピロリジノ、ピペリジノ、ピペラジ
ノ、モルホリノなどの5または6員環状アミノ基などを
示す。該「モノ−またはジ−アルキルカルバモイル基」
とは、例えば、メチルカルバモイル、エチルカルバモイ
ル、ジメチルカルバモイル、ジエチルカルバモイルなど
のモノ−またはジ−C1-10アルキルカルバモイル基など
を示す。該「モノ−またはジ−アリールカルバモイル
基」とは、例えばフェニルカルバモイルなどのモノ−ま
たはジ−C6-14アリールカルバモイル基などを示す。該
「アルコキシ−カルボニル基」とは、例えばメトキシカ
ルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニ
ル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニルな
どのC1-10アルコキシ−カルボニル基などを示す。該
「アルケニルオキシ−カルボニル基」とは、例えばアリ
ルオキシカルボニル、イソプロペニルオキシカルボニル
などのC2-10アルケニルオキシ−カルボニル基などを示
す。該「アルキニルオキシ−カルボニル基」とは、例え
ばプロパルギルオキシカルボニルなどのC2-10アルキニ
ルオキシ−カルボニル基などを示す。該「アリールオキ
シ−カルボニル基」とは、例えばフェノキシカルボニル
などのC6-14アリールオキシ−カルボニル基などを示
す。該「アルキルスルホニルアミノ基」とは、例えばメ
チルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノ、プロ
ピルスルホニルアミノ、ブチルスルホニルアミノなどの
1-10アルキルスルホニルアミノ基などを示す。該「ア
ラルキル基」とは、例えばベンジル、フェネチル、ジフ
ェニルメチル、トリフェニルメチル、1−ナフチルメチ
ル、2−ナフチルメチル、2−ジフェニルエチル、3−
フェニルプロピル、4−フェニルブチル、5−フェニル
ペンチルなどのC7-16アラルキル基などを示す。該「ア
リール基」とは、例えばフェニル、1−ナフチル、2−
ナフチル、ビフェニル、2−アンスリルなどのC6-14
リール基などを示す。該「アリールイミノ基」とは、例
えばフェニルイミノなどのC6-14アリールイミノ基など
を示す。
【0019】該「芳香族複素環基」とは、例えば炭素以
外に窒素、酸素および硫黄から選ばれたヘテロ原子を1
ないし4個含む5ないし10員の芳香族複素環基または
縮合2環式芳香族複素環基などを示し、具体的には、2
−チエニル、3−チエニル、2−ピリジル、3−ピリジ
ル、4−ピリジル、2−フリル、3−フリル、2−キノ
リル、4−キノリル、8−キノリル、3−イソキノリ
ル、4−イソキノリル、ピラジニル、2−ピリミジニ
ル、3−ピロリル、1−イミダゾリル、2−イミダゾリ
ル、1−ピラゾリル、2−チアゾリル、4−チアゾリ
ル、5−チアゾリル、3−イソチアゾリル、4−イソチ
アゾリル、3−イソオキサゾリル、3−ピリダジニル、
2−ピリドン−1−イル、3−ピリドン−1−イル、1
−イソインドリル、2−イソインドリル、1−インドリ
ル、3−インドリル、1−テトラゾリル、2−テトラゾ
リル、5−テトラゾリル、2−ピリミジニル、4−ピリ
ミジニル、5−ピリミジニル、2−プリニル、6−プリ
ニル、7−プリニル、8−プリニル、9−プリニル、1
−キサンチニル、3−キサンチニル、7−キサンチニ
ル、8−キサンチニル、2−キナゾリニル、4−キナゾ
リニル、5−キナゾリニル、6−キナゾリニル、7−キ
ナゾリニル、8−キナゾリニル、4(3H)−キナゾリノ
ン−2−イル、4(3H)−キナゾリノン−3−イル、4
(3H)−キナゾリノン−5−イル、4(3H)−キナゾリ
ノン−6−イル、4(3H)−キナゾリノン−7−イル、
4(3H)−キナゾリノン−8−イルなどが用いられる。
該「アルキル−カルボニル基」とは、例えばアセチル、
プロピオニル、ブチリル、バレリルなどのC1-10アルキ
ル−カルボニル基などを示す。該「アルケニル−カルボ
ニル基」とは、例えばアクリロイルなどのC2-10アルケ
ニル−カルボニル基などを示す。該「アルキニル−カル
ボニル基」とは、例えばプロピオロイルなどのC2-10
ルキニル−カルボニル基などを示す。該「アリール−カ
ルボニル基」とは、例えばベンゾイルなどのC6-14アリ
ールカルボニル基などを示す。該「アシルアミノ基」と
は、例えばホルミルアミノ、アセチルアミノ、プロピオ
ニルアミノ、ブチリルアミノ、ベンゾイルアミノなどの
1-10アシルアミノ基などを示す。該「−CO−Q」の
「Q」で表される「置換アミノ基」とは、例えばモノ−
またはジ−C1-6アルキルアミノ基(例えば、メチルア
ミノ、エチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ
など)、環状アミノ基(例えば、ピロリジノ、ピペリジ
ノ、ピペラジノ、モルホリノなどの5ないし8員の環状
アミノ基など)などを示す。該「アシルオキシ基」と
は、例えばホルミルオキシ、アセトキシ、プロピオニル
オキシなどのC1-10アシルオキシ基などを示す。
【0020】前記置換基「−L」は、さらにこれらの置
換基の置換可能な位置にハロゲン原子(例えば、フッ
素、塩素、臭素、ヨウ素など)、C1-6アルキル基(例
えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピルな
ど)、C2-6アルケニル基(例えば、ビニル、アリルな
ど)、C2-6アルキニル基(例えば、エチニル、プロパ
ルギルなど)、C3-6シクロアルキル基(例えば、シク
ロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシルなど)、
カルボキシル基、ヒドロキシル基、シアノ基、ニトロ
基、スルホ基、ホスホノ基、オキソ基、C1-6アルコキ
シ基(例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソ
プロポキシなど)、C6-10アリールオキシ基(例えば、
フェノキシなど)、C7-14アラルキルオキシ基(例え
ば、ベンジルオキシなど)、メルカプト基、C1-6アル
キルチオ基(例えば、メチルチオ、エチルチオ、プロピ
ルチオ、イソプロピルチオなど)、C6-10アリールチオ
基(例えば、フェニルチオなど)、C7-14アラルキルチ
オ基(例えば、ベンジルチオなど)、カルバモイル基、
モノ−またはジ−C1-6アルキルカルバモイル基(例え
ば、メチルカルバモイル、ジメチルカルバモイルな
ど)、アミノ基、モノ−またはジ−C1-6アルキルアミ
ノ基(例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、ジメチル
アミノ、ジエチルアミノなど)、環状アミノ基(例え
ば、ピロリジノ、ピペリジノ、ピペラジノ、モルホリノ
など)、モノ−またはジ−C7-14アラルキルアミノ基
(例えば、ベンジルアミノなど)、C6-10アリール基
(例えば、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチルな
ど)、C7-14アラルキル基(例えば、ベンジルなど)、
ホルミル基、C1-6アルキル−カルボニル基(例えば、
アセチル、プロピオニル、ブチリル、バレリルなど)、
6-10アリール−カルボニル基(例えば、ベンゾイルな
ど)、C1-6アルコキシ−カルボニル基(例えば、メト
キシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカル
ボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニ
ルなど)、アシルオキシ基(例えば、ホルミルオキシ、
アセトキシなど)および芳香族複素環または芳香族複素
環チオ基(「芳香族複素環基は、例えば炭素以外に窒素
原子、酸素および硫黄から選ばれたヘテロ原子を1ない
し4個含む5ないし10員の芳香族複素環基または縮合
2環式芳香族炭化水素基などを示し、具体的には、2−
チエニル、3−チエニル、2−ピリジル、3−ピリジ
ル、4−ピリジル、2−フリル、3−フリル、2−キノ
リル、4−キノリル、8−キノリル、3−イソキノリ
ル、4−イソキノリル、ピラジニル、2−ピリミジニ
ル、3−ピロリル、1−イミダゾリル、2−イミダゾリ
ル、1−ピラゾリル、2−チアゾリル、4−チアゾリ
ル、5−チアゾリル、3−イソチアゾリル、4−イソチ
アゾリル、3−イソキオサゾリル、3−ピリダジニル、
2−ピリドン−1−イル、3−ピリドン−1−イル、1
−イソインドリル、2−イソインドリル、1−インドリ
ル、3−インドリル、1−テトラゾリル、2−テトラゾ
リル、5−テトラゾリル、2−ピリミジニル、4−ピリ
ミジニル、5−ピリミジニル、2−プリニル、6−プリ
ニル、7−プリニル、8−プリニル、9−プリニル、1
−キサンチニル、3−キサンチニル、7−キサンチニ
ル、8−キサンチニル、2−キナゾリニル、4−キナゾ
リニル、5−キナゾリニル、6−キナゾリニル、7−キ
ナゾリニル、8−キナゾリニル、4(3H)−キナゾリノ
ン−2−イル、4(3H)−キナゾリノン−3−イル、4
(3H)−キナゾリノン−5−イル、4(3H)−キナゾリ
ノン−6−イル、4(3H)−キナゾリノン−7−イル、
4(3H)−キナゾリノン−8−イルなど)などから選ば
れた1ないし3個の置換基(−Mとする)を有していて
もよい。前記の置換基(−M)はさらにその置換基上に
前記のような置換基「−M」を有することによって置換
基(−M−M)となっていてもよい。つまり「A」は置
換基:−L−M−Mを有していてもよい。Aがヒドロキ
シル基やメルカプト基を有する場合、それらの互変異性
体であるケト型やチオン型も本発明の化合物に含まれ
る。
【0021】前記〔I〕式中、Ar1およびAr2はそれ
ぞれ置換されていてもよい環を示す。用語「置換されて
いてもよい環」の「環」とは、例えば環状炭化水素、複
素環などを示す。該「環状炭化水素」としては、例えば
炭素数6ないし14の単環式あるいは縮合多環式炭化水
素などが用いられ、具体的にはC6-10芳香族炭化水素
(例えば、ベンゼン、ナフタレンなど)、C6-10シクロ
アルカン(例えば、シクロヘキサンなど)などが汎用さ
れ、特にベンゼンなどが好ましい。該「複素環」として
は、例えば炭素以外に窒素、酸素および硫黄から選ばれ
た1種または2種、好ましくは1個ないし4個のヘテロ
原子を含む単環式複素環、さらに他の環(例えば、前記
環状炭化水素または単環式複素環など)と縮合して形成
される縮合2環式または3環式複素環を形成しているも
のも用いられる。該「単環式複素環」としては、例えば
6員の単環式複素環(例えば、フラン、チオフェン、ピ
ロール、ピリジン、ピラゾール、イミダゾール、オキサ
ゾール、チアゾール、ピラジン、ピリミジン、ピリダジ
ン、イソオキサゾール、イソチアゾール、トリアゾール
など)および5または6員の環状アミノ(例えば、ピロ
リジン、イミダゾリジン、ピラゾリジン、ピペリジン、
ピペラジン、モルホリンなど)などが挙げられる。該
「縮合2環式または3環式複素環」としては、例えばベ
ンゾフラン、インドール、インダゾール、キノリン、ベ
ンゾチアゾール、クマリン、イソキノリンなどが挙げら
れ、好ましくは、ピリジン、ピペリジン、ピペラジン、
ピリミジン、モルホリンである。Ar1とAr2は同一また
は異なっていてもよい。
【0022】該「置換されていてもよい環」の「環」が
有していてもよい置換基としては、例えば前記Aで表さ
れる「縮合ピリミジノン環または縮合ピリダジノン環」
が有していてもよい置換基と同様のものなどが用いられ
る。これらの置換基は、環上の置換可能な位置に置換さ
れ、その置換基の数は1ないし5個、好ましくは1ない
し3個である。ただし、その置換基の数が2個以上の場
合は同一または異なっていてもよい。Ar1およびAr2
置換基の数は合わせて5個以内のものが好ましい。Ar
2は、例えばハロゲン原子、C1-10アルキル基、C2-10
アルケニル基、C1-10アルコキシ基、C6-14アリールオ
キシ基、C7-16アラルキルオキシ基、C1-10アルキルチ
オ基、カルバモイルオキシ基、モノ−またはジ−C1-10
アルキルカルバモイルオキシ基、ホスホノオキシ基、モ
ノ−またはジ−C1-10アルキルホスホノオキシ基、ニト
ロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アミノ基、モノ−ま
たはジ−C1-10アルキルアミノ基、環状アミノ基、カル
ボキシル基、メルカプト基、カルバモイル基、モノ−ま
たはジ−C1-10アルキルカルバモイル基、C1-10アルコ
キシ−カルボニル基、C6-14アリルオキシ−カルボニル
基、C7-16アラルキル基、C6-14アリール基、ホルミル
基、C1-10アルキル−カルボニル基、C6-14アリール−
カルボニル基、C1-10アシルアミノ基およびC1-10アシ
ルオキシ基から選ばれた1ないし5個の置換基を有する
場合が好ましく、これらの置換基は1ないし3個のハロ
ゲン原子、C1-6アルキル基、カルボキシル基、ヒドロ
キシル基、オキソ基、C1-6アルコキシ基、C1-3アルキ
レンジオキシ基、C6-10アリールオキシ基、C7-14アラ
ルキルオキシ基、メルカプト基、C1-6アルキルチオ
基、カルバモイル基、モノ−またはジ−C1-6アルキル
カルバモイル基、アミノ基、モノ−またはジ−C1-6
ルキルアミノ基、環状アミノ基、C6-10アリール基、C
7-14アラルキル基、ホルミル基、C1-6アルキル−カル
ボニル基、C6-10アリール−カルボニル基、C1-6アル
コキシ−カルボニル基、C1-6アシルオキシ基、芳香族
複素環基または芳香族複素環チオ基、これらの置換基は
さらに1ないし3個のハロゲン原子、C1-6アルキル
基、オキソ基、C1-6アルコキシ基、アミノ基あるいは
モノ−またはジ−C1-6アルキルアミノ基を有していて
もよい。前記〔I〕式中、Zは2価の基を示す。該「2
価の基」とは、例えば縮合ピリミジノンまたは縮合ピリ
ダジノン環と環(Ar1)を炭素、窒素、酸素および硫
黄などから選ばれた1ないし5個(好ましくは、1ない
し3個)の原子で結ばれた基、例えば−NH−、−O
−、−S−またはこれらの基を任意の位置に含んでいて
もよい2価の脂肪族基(例えば、炭素数1ないし6個の
直鎖状または分枝状の脂肪族基)などを示し、具体的に
は、例えば−CH2−、−NH−、−O−、−S−、−
CH2CH2−、−CH2−NH−、−CH2−O−、−C
2−S−、−CH2CH2CH2−、−NH−CH2CH2
−、−CH2−NH−CH2−、−O−CH2CH2−、−
CH2−O−CH2−、−S−CH2CH2−、−CH2
S−CH2−(これらの結合する向きは任意である)な
どが挙げられる。
【0023】該「2価の基」は、例えばC1-6アルキル
基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル
など)、C2-6アルケニル基(例えば、ビニル、アリ
ル、イソプロペニルなど)、C2-6アルキニル基(例え
ば、プロパルギル、エチニルなど)、C1-6アルコキシ
基(例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプ
ロポキシなど)、C1-6アルキルチオ基(例えば、メチ
ルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ
など)、C1-6アシル基(例えば、ホルミル、アセチル
など)、アミノ基、ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩
素、臭素、ヨウ素など)、ヒドロキシル基、メルカプト
基およびオキソ基などから選ばれた1ないし3個の置換
基を有していてもよい。Zで表される「2価の基」が連
続した炭素を含む場合、それら炭素−炭素結合は不飽和
結合(例えば2重結合)であってもよい。例えば、−C
H=CH−、−CH2−CH=CH−などが挙げられ
る。
【0024】前記〔I〕式中のA、Ar1、Ar2および
Zの好ましい例示を以下に示す。 (1)A: (A−1)「置換されていてもよいピリミジノン環」;
用語「置換されていてもよいピリミジノン環」は前記と
同意義を示す。 (A−2)「置換されていてもよいピロロ〔2,3−
d〕ピリミジン−4−オン、キナゾリン−4−オン、ピ
リド〔1,2−a〕ピリミジン−4−オン、チアゾロ
〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン、ピリミド〔2,
1−b〕〔1,3〕チアジン−6−オンまたはイミダゾ
〔2,1−b〕キナゾリン−5−オン」;用語「置換さ
れていてもよい」は、前記「縮合ピリミジノン環」が有
していてもよい置換基と同様のものなどが用いられる。
【0025】(A−3)式
【化29】 〔式中、A1およびA2はそれぞれ置換されていてもよい
5ないし8員の同素または複素環;R1およびR2はそれ
ぞれ水素、ハロゲン、C1-6アルキル基、ハロ−C1-6
ルキル基、ヒドロキシル基、C1-6アルコキシ基、ハロ
−C1-6アルコキシ基、C1-6アルキルチオ基またはハロ
−C1-6アルキルチオ基、好ましくは水素またはC1-6
ルキル基を示す。〕で表される環;用語「5ないし8員
の同素または複素環」は、炭素以外に窒素、酸素および
硫黄から選ばれた1ないし4個のヘテロ原子を含んでい
てもよい環を示し、具体的にはシクロペンタン、シクロ
ヘキサン、シクロヘプタン、ベンゼンあるいはイミダゾ
ール、ピリジン、チアジン、チアゾール、オキサゾー
ル、チオフェン、ピロール、ピラゾール、ピラジン、ピ
リミジン(これらは部分的に還元されていてもよい)、
またこれらは前記R1およびR2で表されるような置換基
を1ないし3個有していてもよい、用語「ハロゲン」
は、例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素などを示し、用
語「C1-6アルキル基」は、例えばメチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピルなどを示し、用語「ハロ−C1-6
アルキル基」は、例えばトリフルオロメチルなどを示
し、用語「C1 -6アルコキシ基」は、例えばメトキシ、
エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシなどを示し、用
語「ハロ−C1-6アルコキシ基」は、例えばトリフルオ
ロメトキシなどを示し、用語「C1-6アルキルチオ基」
は、例えばメチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イ
ソプロピルチオなどを示し、用語「ハロ−C1-6アルキ
ルチオ基」は、例えばトリフルオロメチルチオなどを示
す。
【0026】(A−4)式
【化30】 〔式中の記号は前記(A-3)と同意義を示す。〕で表され
る環。
【0027】(A−5)式
【化31】 〔式中の記号は前記(A-3)と同意義を示す。〕で表され
る環。
【0028】(A−6)式
【化32】 〔式中、nは0ないし3の整数、その他の記号は前記(A
-3)と同意義を示す。〕で表される環。
【0029】(A−7)式
【化33】 〔式中、nは0ないし3の整数、その他の記号は前記(A
-3)と同意義を示す。〕で表される環。
【0030】(A−8)式
【化34】 〔式中、R1は前記(A-3)と同意義を示す。〕で表される
環。
【0031】(2)Z: (B−1)−NH−、−O−または−S−を含んでいて
もよい2価のC1-6脂肪族炭化水素基(Zaと表すことも
ある);用語「2価のC1-6脂肪族炭化水素基」として
は、例えばC1-6アルキレン基(例えば、メチレン、エ
チレン、トリメチレン、テトラメチレンなど)またはC
2-6アルケニレン基(例えば、ビニレン、プロペニレン
など)などが用いられる。 (B−2)−O−または−S−を含んでいてもよい2価
のC1-6脂肪族炭化水素基;用語「2価のC1-6脂肪族炭
化水素基」は、例えば前記と同様のものなどが用いられ
る。 (B−3)−O−または−S−を含んでいてもよいC
1-6アルキレン基;用語「C1-6アルキレン基」として
は、例えば、メチレン、エチレン、トリメチレン、テト
ラメチレンなどが用いられ、メチレンの場合が汎用され
る。 (B−4)−O−を含んでいてもよいC1-6アルキレン
基;用語「C1-6アルキレン基」としては、例えば、メ
チレン、エチレン、トリメチレン、テトラメチレンなど
が用いられ、メチレンの場合が汎用される。 (B−5)C2-6アルケニレン基;用語「C2-6アルケニ
レン基」としては、例えばビニレンなどが用いられる。 (B−6)−S−CH2−、−O−CH2−または−CH
2−。 (B−7)−O−CH2−または−CH2−。
【0032】(3)Ar1: (C−1)置換されていてもよい芳香族環;用語「芳香
族環」は、例えばC6-10芳香族炭化水素(例えば、ベン
ゼン、ナフタレンなど)またはピリジンなどが用いられ
る。用語「置換されていてもよい」は、前記Aが有して
いてもよい置換基と同様のものなどが用いられる。 (C−2)パラ置換ベンゼン。 (4)Ar2: (D−1)置換されていてもよい芳香環;用語「芳香
環」は、例えばC6-10芳香族炭化水素(例えば、ベンゼ
ン、ナフタレンなど)、ピリジン、インドール、ピロー
ル、イミダゾール、チオフェン、ピラジン、ピリミジ
ン、プリン、キノリン、イソキノリンなどが用いられ
る。用語「置換されていてもよい」は、例えば前記Aが
有していてもよい置換基と同様のものなどが用いられ
る。 (D−2)置換されていてもよいフェニル、ピリジル、
インドリル、ピロリル、チエニル、ピペリジノ、ピペラ
ジノまたはモルホリノ基;用語「置換されていてもよ
い」は、例えば前記Aが有していてもよい置換基と同様
のものなどが用いられる。 (D−3)置換されていてもよいフェニル基;用語「置
換されていてもよい」は、例えば前記Aが有していても
よい置換基と同様のものなどが用いられる。 (D−4)置換されていてもよいピペリジノ、ピペラジ
ノまたはモルホリノ基;用語「置換されていてもよい」
は、例えば前記Aが有していてもよい置換基と同様のも
のなどが用いられる。 (D−5)置換されていてもよいピペリジノまたはピペ
ラジノ基;用語「置換されていてもよい」は、例えば前
記Aが有していてもよい置換基と同様のものなどが用い
られる。
【0034】(D−6)C1-6アルキル、ハロ−C1-6
ルキル、C1-6アルコキシ、ハロ−C1-6アルコキシ、C
1-6アルキルチオ、ハロ−C1-6アルキルチオ、ハロゲ
ン、アミノ、モノ−またはジ−C1-6アルキルアミノ、
1-6アシルアミノ、C1-6アルキル−カルボニル、C
6-10アリール−カルボニル、C7-14アラルキル−カルボ
ニル、C1-6アルコキシ−カルボニル、C1-6アシルオキ
シ、カルバモイルオキシ、モノ−またはジ−C1-6アル
キルカルバモイルオキシ、シアノ、ニトロ、カルバモイ
ルおよびモノ−またはジ−C1-6アルキルカルバモイル
から選ばれた1ないし5個の置換基で置換されていても
よいフェニル基;用語「C1-6アルキル」は、例えばメ
チル、エチル、プロピル、イソプロピルなどを示し、用
語「ハロ−C1-6アルキル」は、例えばトリフルオロメ
チルなどを示し、用語「C1-6アルコキシ」は、例えば
メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシなど
を示し、用語「ハロ−C1-6アルコキシ」は、例えばト
リフルオロメトキシなどを示し、用語「C1-6アルキル
チオ」は、例えばメチルチオ、エチルチオ、プロピルチ
オ、イソプロピルチオなどを示し、用語「ハロ−C1-6
アルキルチオ」は、例えばトリフルオロメチルチオなど
を示し、用語「ハロゲン」は、例えばフッ素、塩素、臭
素、ヨウ素などを示し、用語「モノ−またはジ−C1-6
アルキルアミノ」は、例えばメチルアミノ、エチルアミ
ノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノなどを示し、用語
「C1-6アシルアミノ」は、例えばホルミルアミノ、ア
セチルアミノなどを示し、用語「C1-6アルキル−カル
ボニル」は、例えばアセチル、プロピオニルなどを示
し、用語「C6-10アリール−カルボニル」は、例えばベ
ンゾイルなどを示し、用語「C7-14アラルキル−カルボ
ニル」は、例えばベンジルカルボニルなどを示し、用語
「C1-6アルコキシ−カルボニル」は、例えばメトキシ
カルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニ
ル、イソプロポキシカルボニルなどを示し、用語「C
1-6アシルオキシ」は、例えばホルミルオキシ、アセト
キシなどを示し、用語「モノ−またはジ−C1-6アルキ
ルカルバモイルオキシ」は、例えばメチルカルバモイル
オキシ、ジメチルカルバモイルオキシなどを示し、用語
「モノ−またはジ−C1-6アルキルカルバモイル」は、
例えばメチルカルバモイル、エチルカルバモイル、ジメ
チルカルバモイル、ジエチルカルバモイルなどを示す。
【0035】(D−7)式
【化35】 〔式中、Raは前記Aが有していてもよい置換基と同意
義を示す。〕で表される基;Raの好ましい例として
は、例えばハロゲン(例えば、フッ素、塩素、臭素、ヨ
ウ素など)、C1-6アルキル基(例えば、メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピルなど)、ハロ−C1-6アル
キル基(例えば、トリフルオロメチルなど)、C1-6
ルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキ
シ、イソプロポキシなど)またはハロ−C1-6アルコキ
シ基(例えば、トリフルオロメトキシなど)などが挙げ
られる。
【0036】(D−8)式
【化36】 〔式中、Raは前記と同意義を示す。〕で表される基。
【0037】(D−9)式
【化37】 〔式中、Ar3は環;Wは結合手、カルボニルまたは−
NR3−、−O−または−S−を含んでいてもよい2価
のC1-6脂肪族炭化水素基、R3は水素またはC1-6アル
キル基;Tは置換されていてもよい第1ないし第3級ア
ミノ基を示す。〕で表される基;Ar3で表される用語
「環」は、前記Ar1およびAr2と同様のものなどが用
いられる。Ar3の好ましいものとしては、例えばピペ
リジノ、ピペラジノ、フェニルまたはピリジルであり、
より好ましいものとして式
【化38】 などが挙げられる。用語「2価のC1-6脂肪族炭化水素
基」は、前記(B-1)で記載されるものなどが用いられ、
好ましくは−CH2−、−CH2CH2−、−O−CH2
2−などが汎用される。用語「第1ないし第3級アミ
ノ基」は、例えばモノ−またはジ−C1-6アルキルアミ
ノ(例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、ジメチルア
ミノ、ジエチルアミノなど)、モノ−またはジ−C6-10
アリールアミノ(例えば、フェニルアミノ、ジフェニル
アミノなど)、環状アミノ(例えば、ピペリジノ、ピペ
ラジノ、モルホリノなど)などを示し、好ましくは環状
アミノ(例えば、ピペリジノ、ピペラジノなど)などが
汎用される。該「第1ないし第3級アミノ基」は、前記
−Mのような置換基を1ないし3個有していてもよい。
【0038】好ましい組み合わせを以下に示す(/は組
み合わせの区切りを示す)。 (A−1),(B−1),(C−1),(D−1)/
(A−2),(B−1),(C−2),(D−1)/
(A−3),(B−1),(C−2),(D−1)/
(A−4),(B−1),(C−2),(D−1)/
(A−5),(B−1),(C−2),(D−1)/
(A−6),(B−1),(C−2),(D−1)/
(A−7),(B−1),(C−2),(D−1)/
(A−2),(B−2),(C−2),(D−1)/
(A−3),(B−2),(C−2),(D−1)/
(A−4),(B−2),(C−2),(D−1)/
(A−5),(B−2),(C−2),(D−1)/
(A−6),(B−2),(C−2),(D−1)/
(A−7),(B−2),(C−2),(D−1)/
(A−2),(B−3),(C−2),(D−1)/
(A−3),(B−3),(C−2),(D−1)/
(A−4),(B−3),(C−2),(D−1)/
(A−5),(B−3),(C−2),(D−1)/
(A−6),(B−3),(C−2),(D−1)/
(A−7),(B−3),(C−2),(D−1)/
(A−2),(B−4),(C−2),(D−1)/
(A−3),(B−4),(C−2),(D−1)/
(A−4),(B−4),(C−2),(D−1)/
(A−5),(B−4),(C−2),(D−1)/
(A−6),(B−4),(C−2),(D−1)/
(A−7),(B−4),(C−2),(D−1)/
(A−2),(B−5),(C−2),(D−1)/
(A−3),(B−5),(C−2),(D−1)/
(A−4),(B−5),(C−2),(D−1)/
(A−5),(B−5),(C−2),(D−1)/
(A−6),(B−5),(C−2),(D−1)/
(A−7),(B−5),(C−2),(D−1)/
(A−3),(B−3),(C−2),(D−2)/
(A−4),(B−3),(C−2),(D−2)/
(A−4),(B−3),(C−2),(D−2)/
(A−5),(B−3),(C−2),(D−2)/
(A−6),(B−3),(C−2),(D−2)/
(A−7),(B−3),(C−2),(D−2)/
(A−3),(B−5),(C−2),(D−2)/
(A−4),(B−5),(C−2),(D−2)/
(A−5),(B−5),(C−2),(D−2)/
(A−6),(B−5),(C−2),(D−2)/
(A−7),(B−5),(C−2),(D−2)/
(A−3),(B−3),(C−2),(D−3)/
(A−3),(B−3),(C−2),(D−4)/
(A−4),(B−3),(C−2),(D−3)/
(A−4),(B−3),(C−2),(D−4)/
(A−5),(B−3),(C−2),(D−3)/
(A−6),(B−3),(C−2),(D−6)/
(A−7),(B−3),(C−2),(D−6)/
(A−6),(B−4),(C−2),(D−6)/
(A−7),(B−4),(C−2),(D−6)/
(A−6),(B−6),(C−2),(D−5)/
(A−7),(B−6),(C−2),(D−5)/
(A−6),(B−7),(C−2),(D−6)/
(A−7),(B−7),(C−2),(D−6)/
(A−6),(B−7),(C−2),(D−7)/
(A−7),(B−7),(C−2),(D−7)/
(A−6),(B−7),(C−2),(D−8)/
(A−7),(B−7),(C−2),(D−8)/
(A−1),(B−1),(C−1),(D−9)/
(A−2),(B−1),(C−2),(D−9)/
(A−3),(B−1),(C−2),(D−9)/
(A−4),(B−1),(C−2),(D−9)/
(A−5),(B−1),(C−2),(D−9)/
(A−6),(B−1),(C−2),(D−9)/
(A−7),(B−1),(C−2),(D−9)/
(A−8),(B−1),(C−2),(D−9)/
(A−3),(B−2),(C−2),(D−9)/
(A−4),(B−2),(C−2),(D−9)/
(A−5),(B−2),(C−2),(D−9)/
(A−6),(B−2),(C−2),(D−9)/
(A−7),(B−2),(C−2),(D−9)/
(A−8),(B−2),(C−2),(D−9)/
(A−3),(B−4),(C−2),(D−9)/
(A−4),(B−4),(C−2),(D−9)/
(A−5),(B−4),(C−2),(D−9)/
(A−6),(B−4),(C−2),(D−9)/
(A−7),(B−4),(C−2),(D−9)/
(A−8),(B−4),(C−2),(D−9)/
(A−3),(B−6),(C−2),(D−9)/
(A−4),(B−6),(C−2),(D−9)/
(A−5),(B−6),(C−2),(D−9)/
(A−6),(B−6),(C−2),(D−9)/
(A−7),(B−6),(C−2),(D−9)/
(A−8),(B−6),(C−2),(D−9)/
(A−3),(B−7),(C−2),(D−9)/
(A−4),(B−7),(C−2),(D−9)/
(A−5),(B−7),(C−2),(D−9)/
(A−6),(B−7),(C−2),(D−9)/
(A−7),(B−7),(C−2),(D−9)/
(A−8),(B−7),(C−2),(D−9)など
が挙げられる。化合物〔I〕またはその塩の中でさらに
好ましい化合物として、下記の化合物などが挙げられ
る。
【0039】 (1)一般式:B−Z−Ar1−CO−Ar2 〔I−a〕 〔式中、Bは置換されていてもよい(1)ピロロ〔2,3−
d〕ピリミジン−4−オン、(2)ピロロ〔3,2−d〕ピリ
ミジン−4−オン、(3)ピロロ〔3,4−d〕ピリミジン
−4−オン、(4)ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4
−オン、(5)ピラゾロ〔4,3−d〕ピリミジン−7−オ
ン、(6)6−オキソプリン、(7)チエノ〔2,3−d〕ピリ
ミジン−4−オン、(8)チエノ〔3,4−d〕ピリミジン
−4−オン、(9)チエノ〔3,2−d〕ピリミジン−7−
オン、(10)フロ〔2,3−d〕ピリミジン−4−オン、(1
1)フロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン、(12)フロ
〔3,2−d〕ピリミジン−7−オン、(13)イソキサゾロ
〔5,4−d〕ピリミジン−4−オン、(14)イソキサゾロ
〔4,5−d〕ピリミジン−7−オン、(15)オキサゾロ
〔5,4−d〕ピリミジン−4−オン、(16)オキサゾロ
〔4,5−d〕ピリミジン−7−オン、(17)チアゾロ
〔5,4−d〕ピリミジン−4−オン、(18)チアゾロ
〔4,5−d〕ピリミジン−7−オン、(19)イソチアゾロ
〔5,4−d〕ピリミジン−4−オン、(20)イソチアゾロ
〔4,5−d〕ピリミジン−7−オン、(21)トリアゾロ
〔4,5−d〕ピリミジン−4−オン、(22)1,2,4−ト
リアゾロ〔1,5−a〕ピリミジン−7−オン、(23)ジヒ
ドロシクロペンタ〔d〕ピリミジン−4−オン、(24)5
Hまたは7H−シクロペンタ〔d〕ピリミジン−4−オ
ン、(25)ピリド〔2,3−d〕ピリミジン−4−オン、(2
6)ピリド〔3,2−d〕ピリミジン−4−オン、(27)ピリ
ド〔4,3−d〕ピリミジン−4−オン、(28)ピリド
〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン、(29)プテリジン−
4−オン、(30)ピロロ〔1,2−a〕ピリミジン−4−
オン、(31)ピリミド〔3,4−a〕ピリミジン−4−オ
ン、(32)ピリミド〔4,5−d〕ピリミジン−4−オ
ン、(33)ピリミド〔5,4−d〕ピリミジン−4−オ
ン、(34)ピリダジノ〔2,3−a〕ピリミジン−4−オ
ン、(35)ピリダジノ〔4,3−d〕ピリミジン−4−オ
ン、(36)ピリダジノ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オ
ン、(37)キサンチン、(38)尿酸、(39)ピロロ〔3,2−
d〕ピリミジン−2,4−ジオン、(40)ピロロ〔2,3
−d〕ピリミジン−2,4−ジオン、(41)ピロロ〔3,
4−d〕ピリミジン−2,4−ジオン、(42)ピリダジノ
〔4,5−b〕−1,5−オキサゼピン−9(8H)−オ
ン、(43)ピリダジノ〔4,5−b〕−1,4−オキサジン
−8(7H)−オン、(44)ピロロ〔3,4−d〕ピリダジ
ン−4(5H)−オン、(45)ピロロ〔2,3−d〕ピリ
ダジン−7(6H)−オン、(46)ピロロ〔2,3−d〕ピ
リダジン−4(5H)−オン、(47)イミダゾ〔4,5−
d〕ピリダジン−4(5H)−オン、(48)イミダゾ〔4,
5−c〕ピリダジン−6(5H)−オン、(49)ピラゾロ
〔4,3−d〕ピリダジン−4(5H)−オン、(50)ピラ
ゾロ〔3,4−d〕ピリダジン−4(5H)−オン、(51)
トリアゾロ〔4,5−d〕ピリダジン−4(5H)−オ
ン、(52)ピリド〔2,3−d〕ピリダジン−5(6H)−
オンまたは(53)チアゾロ〔4,5−d〕ピリダジン−7
(6H)−オン;その他の記号は前記と同意義を示
す。〕で表される化合物またはその塩。Bが有していて
もよい置換基としては、例えばAが有していてもよい置
換基と同様のものなどが用いられる。
【0040】 (2)一般式:D−Alk−E−Ar1−CO−Ar2 〔I−b〕 〔式中、Dは置換されていてもよい(1)キナゾリン−5
−オン、(2)ピリド〔1,2−a〕ピリミジン−4−オ
ン、(3)イミダゾ〔1,2−a〕ピリミジン−5−オン、
(4)チアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン、(5)
オキサゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オンまたは
(6)ピリド〔1,2−a〕ピリミジン−4−オン;Alk
はC1-3アルキレン基(例えば、−CH2−、−CH2
2−など);Eは結合手、−S−、−O−、−NR
−、−S−CH2−、−O−CH2−または−NR−CH
2−〔Rは水素原子、C1-6アルキル基(例えば、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピルなど)またはC
2-6アルケニル基(例えば、ビニル、アリエウなど)を
示す。〕;その他の記号は前記と同意義を示す。〕で表
される化合物またはその塩。Dが有していてもよい置換
基としては、例えばAが有していてもよい置換基と同様
のものなどが用いられる。 (3)置換されていてもよいイミダゾ〔1,2−a〕ピ
リミジン−5−オンの1位に−Z−Ar1−CO−Ar2
を有する化合物またはその塩。イミダゾ〔1,2−a〕
ピリミジン−5−オンが有していてもよい置換基として
は、Aが有していてもよい置換基と同様のものなどが用
いられる。Z、Ar1、Ar2は前記と同意義を示す。化
合物〔I〕またはその塩は、例えば以下に示される方法
などによって製造される。
【0041】 〔反応スキーム〕 (1式) HZ−Ar1 + X−CO−Ar2 → HZ−Ar1−CO−Ar2 HZ−Ar1−CO−X + Ar2 → HZ−Ar1−CO−Ar (2式) Y−Ar + X−CO−Ar2 → Y−Ar1−CO−Ar2 Y−Ar1−CO−X + Ar2 → Y−Ar1−CO−Ar2 (3式) A−Ya + Y−Ar1−CO−Ar2 → A−Z−Ar1−CO−Ar2 (4式) A + X−Z−Ar1−CO−Ar → A−Z−Ar1−CO−Ar2 A−X + HZ−Ar1−CO−Ar2 → A−Z−Ar1−CO−Ar2 (5式) Aa + Ab−Z−Ar1−CO−Ar2 → A−Z−Ar1−CO−Ar2 (6式) A−Z−Ar1 + XCO−Ar2 → A−Z−Ar1−CO−Ar2 〔反応スキーム中、−CO−Xはカルボキシル基の反応
性誘導体、YおよびYaは両者が反応してZで表わされ
る2価の基、X−Z−はZの反応性誘導体、Aaおよび
bは両者が反応してAで表される縮合ピリミジノンま
たは縮合ピリダジノン環を示す。〕
【0042】前記(1式)において、−CO−Xで表さ
れるカルボキシル基の反応性誘導体としては、例えば酸
ハロゲン化物(例えば、酸クロリド、酸ブロミドな
ど)、酸無水物(Ar2COOHの無水物やギ酸などとの
混合酸無水物など)が挙げられる。反応は通常ルイス酸
(例えば、塩化アルミニウム、臭化アルミニウム、塩化
スズ、塩化アンチモン、塩化チタン、三弗化ホウ素な
ど)の存在下で行われる。この時用いる溶媒は、反応に
不活性なものなら特に限定されないが、例えば二硫化炭
素やハロゲン化炭化水素などが汎用される。HZ−Ar1
やAr2が液体の場合、HZ−Ar1またはAr2をそのま
ま溶媒として用いてもよい。反応温度は0℃〜溶媒の沸
点の範囲であるが、20〜80℃が一般的である。反応
時間は1〜12時間程度である。用いる触媒の量は反応
基質により異なるが、用いるカルボキシル基の反応性誘
導体の1〜5倍である。前記(2式)も(1式)と同様
の条件で進行する。前記(2式)および(3式)におい
て、YおよびYaで表される基は、炭素−炭素結合生成
反応、窒素−炭素結合生成反応、酸素−炭素結合生成反
応、硫黄−炭素結合生成反応などで、Zで表される2価
の基を生成する基である。YやYaからZで表される2
価の基を生成する反応例としては、例えばウィテッヒ反
応、グリニヤール反応、アルドール反応、クライゼン反
応、遷移金属を用いた炭素−炭素結合生成反応、アミノ
基のアルキル化またはアリール化による窒素−炭素結合
生成反応、アルコールのO−アルキル化による酸素−炭
素結合生成反応、メルカプタンのS−アルキル化による
硫黄−炭素結合生成反応などが挙げられる。アミノ基、
アルコールおよびメルカプタンのアルキル化は、通常い
づれも塩基の存在下で有利に進行する。用いられる塩基
としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水素化ナトリウム、ナ
トリウムメトキシド、ナトリウムエトキシドなどが挙げ
られる。この時用いる溶媒は、アミノ基、メルカプタン
のアルキル化の場合は、例えばアルコール類(例えば、
メタノール、エタノール、プロパノールなど)、アミド
類(例えば、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア
ミド、1−メチル−2−ピロリドンなど)、ジメチルス
ルホキシドなどが一般的である。アルコールのアルキル
化には、アミド類、ジメチルスルホキシドが汎用され
る。これらの反応は、0℃〜溶媒の沸点の範囲、好まし
くは室温〜溶媒の沸点で進行し、1〜10時間、通常5
時間程度で反応は終了する。また、Y、Yaの一方がア
ミノ基で他方がカルボン酸またはその誘導体の時は、ア
ミド結合の生成によりZを生成してもよい。この時用い
られる方法は、通常のアミド結合生成反応である。前記
(4式)はAで表される縮合ピリミジノン、縮合ピリダ
ジノン環がアミノ基を有する場合、アミノ基にZを結合
させる工程を示す。X−Z−で表されるZの反応性誘導
体としては、例えばXがハロゲン(例えば、塩素、臭
素、ヨウ素など)、アルキルまたはアリールスルホニル
オキシ基(例えば、メタンスルホニルオキシ、パラトル
エンスルホニルオキシなど)などが挙げられる。反応は
通常、塩基の存在下で行われる。塩基としては、例えば
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、
炭酸カリウム、水素化ナトリウム、ナトリウムメトキシ
ド、ナトリウムエトキシドなどが用いられる。この時用
いる溶媒は、反応に不活性なものであればよく、例えば
メタノール、エタノール、ジメチルスルホキシド、ジメ
チルフォルムアミド、ジメチルアセトアミドなどが汎用
される。反応温度は、0℃〜溶媒の沸点で、反応は1〜
10時間、通常5時間程度で終了する。前記(5式)は
Aで表される縮合ピリミジノン、縮合ピリダジノン環を
形成する段階で、これらの環の前駆物質AaまたはAb
既に−Z−Ar1−CO−Ar2を有している場合を示す。
なお、前記(6式)に示した様に、A−Z−Ar1の部分
を合成した後に、−CO−Ar2で表される部分を導入し
てもよい。
【0043】本発明の原料化合物、製造中間体は、塩を
形成していてもよく、製造過程においては特に限定され
ないが、例えば無機酸(例えば、塩酸、硫酸、リン酸な
ど)、有機酸(例えば、酢酸、プロピオン酸、クエン
酸、酒石酸、りんご酸、蓚酸など)、アルカリ金属(例
えば、ナトリウム、カリウムなど)、アルカリ土類金属
(例えば、カルシウム、マグネシウムなど)、有機塩基
(例えば、トリエチルアミン、ピペリジンなど)などが
用いられる。また、前記本発明の各反応および原料化合
物合成の各反応において、原料化合物が置換基としてア
ミノ基、カルボキシル基、ヒドロキシル基を有する場
合、これらの基にペプチド化学などで一般的に用いられ
るような保護基が導入されていてもよく、反応後に必要
に応じて保護基を除去することにより目的化合物を得る
ことができる。アミノ基の保護基としては、例えばC
1-6アルキル−カルボニル基(例えば、ホルミル、アセ
チル、エチルカルボニルなど)、ベンジル基、tert−ブ
チルオキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル
基、9−フルオレニルメチルオキシカルボニル基、アリ
ルオキシカルボニル基、フェニルカルボニル基、C1-6
アルキルオキシカルボニル基(例えば、メトキシカルボ
ニル、エトキシカルボニルなど)、C7-10アラルキル−
カルボニル基(例えば、ベンジルカルボニルなど)、ト
リチル基、フタロイル基、N,N−ジメチルアミノメチ
レン基などが用いられる。これらの基は、1ないし3個
のハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素
など)、ニトロ基などで置換されていてもよい。
【0044】カルボキシル基の保護基としては、例えば
1-6アルキル基(例えば、メチル、エチル、n−プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、tert−ブチルなど)、フ
ェニル基、シリル基、ベンジル基、アリル基などが用い
られる。これらの基は、1ないし3個のハロゲン原子
(例えば、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ
基などで置換されていてもよい。ヒドロキシル基の保護
基としては、例えばメトキシメチル基、アリル基、tert
−ブチル基、C7-10アラルキル基(例えば、ベンジルな
ど)、C1-6アルキル−カルボニル基(例えば、ホルミ
ル、アセチル、エチルカルボニルなど)、ベンゾイル
基、C7-10アラルキル−カルボニル基(例えば、ベンジ
ルカルボニルなど)、ピラニル基、フラニル基、トリア
ルキルシリル基などが用いられる。これらの基は、1な
いし3個のハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素など)、C1-6アルキル基(例えば、メチ
ル、エチル、n−プロピルなど)、フェニル基、C7-10
アラルキル基(例えば、ベンジルなど)、ニトロ基など
で置換されていてもよい。また、これらの保護基の除去
方法としては、それ自体公知またはそれに準じる方法が
用いられるが、例えば酸、塩基、還元、紫外光、ヒドラ
ジン、フェニルヒドラジン、N−メチルジチオカルバミ
ン酸ナトリウム、テトラブチルアンモニウムフルオリ
ド、酢酸パラジウムなどを使用する方法などが用いられ
る。
【0045】前記反応によって、目的物が遊離の状態で
得られる場合には、常法に従って塩に変換してもよく、
また塩として得られる場合には、常法に従って遊離体ま
たは他の塩に変換することもできる。かくして得られる
化合物〔I〕またはその塩は、公知の手段例えば転溶、
濃縮、溶媒抽出、分溜、結晶化、再結晶、クロマトグラ
フィーなどにより反応溶液から単離、精製することがで
きる。なお、化合物〔I〕またはその塩がジアステレオ
マー、コンフォーマーなどとして存在する場合には、所
望により、前記分離、精製手段によりそれぞれを単離す
ることができる。また、化合物〔I〕またはその塩がラ
セミ体である場合には、通常の光学分割手段によりd
体、l体に分離することができる。化合物〔I〕が、塩
基性基を含む場合、自体公知の方法により、酸付加塩、
とりわけ薬理学的に許容される酸付加塩として得ること
ができる。このような酸としては、例えば無機酸(例え
ば、塩酸、硫酸、リン酸など)あるいは有機酸(例え
ば、酢酸、プロピオン酸、クエン酸、酒石酸、りんご
酸、蓚酸など)などが挙げられる。化合物〔I〕が酸性
基を有する場合、塩基との塩、とりわけ薬理学的に許容
される塩基との塩とすることができる。このような塩基
としては、アルカリ金属(例えば、ナトリウム、カリウ
ムなど)、アルカリ土類金属(例えば、カルシウム、マ
グネシウムなど)、有機塩基(例えば、トリエチルアミ
ン、ピペリジンなど)が挙げられる。
【0024】化合物〔I〕またはその塩は、優れた抗腫
瘍作用を有しておりかつ毒性が低く、副作用も少ないの
で、哺乳動物(例えば、ヒト、ウシ、ウマ、イヌ、ネ
コ、サル、マウス、ラットなど)に対して、例えば前立
腺癌、すい臓癌、肺癌などの固形癌の原発癌に対する抗
腫瘍剤として用いることができるほか、転移抑制作用、
外科手術後の再発予防作用、癌に伴う諸症状(例えば、
痛み、悪液質など)の改善作用を有しており臨床上の有
用性が高い。さらに化合物〔I〕またはその塩の投与に
よる療法は、種々の化学療法剤(例えば、イホスファミ
ド、リン酸エストラムスチン、塩酸ニムスチンなどのア
ルキル化剤、フルオロウラシル、テガフールなどの代謝
拮抗剤、マイトマイシン、塩酸ドキソルビシン、ブレオ
マイシン、硫酸ペプロマイシン、塩酸アクラルビシン、
ネオカルチノスタチンなどの抗生物質、その他シスプラ
チン、カルボプラチンなど)、BRM(IL−2、IF
N−α、IFN−β、IFN−γ、TNF−αなど)、
血管新生阻害剤などによる療法、温熱療法、前立腺癌な
どの場合にはホルモン療法(除睾術、エストロゲン、リ
ン酸ジエチルスチルベストロール、LHRH−アゴニス
ト、LHRH−アンタゴニスト投与など)との併用効果
がある。さらに、化合物〔I〕またはその塩は、ヘリコ
バクター・ピロリ菌(Helicobacter Pylori)に対して
優れた除菌効果も有するので、ヘリコバクター・ピロリ
菌に起因する感染症の予防および治療剤として用いるこ
とができる。該「感染症」としては、例えば十二指腸潰
瘍、胃潰瘍、食道炎、胃炎、胃癌などが挙げられる。ま
た、化合物〔I〕またはその塩と抗潰瘍剤および抗菌剤
から選ばれた1ないし3種の薬剤との併用は、ヘリコバ
クター・ピロリ菌に起因する消化器系疾患に対する優れ
た治療法である。該「抗潰瘍剤」としては、例えばプロ
トンポンプ阻害剤(例えば、ランソプラゾール、オメプ
ラゾール、パントプラゾール、パリプラゾール、レミノ
プラゾールなど)、H2−受容体拮抗剤(例えば、シメ
チジン、ラニチジン、ファモチジンなど)などが挙げら
れる。該「抗菌剤」としては、例えばアモキシシリン、
クラリスロマイシン、テトラサイクリン、メトロニダゾ
ール、チニダゾールなどが挙げられる。該「消化器系疾
患」とは、例えば十二指腸潰瘍、胃潰瘍、食道炎、胃
炎、胃癌などが挙げられる。化合物〔I〕またはその塩
は、そのままあるいは自体公知(例えば、日本薬局方第
12改正記載)の方法にしたがって、医学的に許容され
る担体を混合した医薬組成物、例えば錠剤(糖衣錠、フ
ィルムコーティング錠を含む)、散剤、顆粒剤、カオウ
セル剤、カプセル剤(ソフトカプセルを含む)、溶剤、
点滴剤、注射剤、外用剤(例えば、経鼻投与剤、経皮投
与製剤など)、坐剤(例えば、直腸座剤、腔座剤な
ど)、徐放剤などとして、経口的または非経口的に安全
に投与することができ、その投与量は、投与対象、投与
ルート、疾患などによっても異なるが、例えば、成人の
前立腺癌の患者に経口的に投与する場合、有効成分(化
合物〔I〕またはその塩)として、0.1ないし20mg/
kg、好ましくは、0.2ないし10mg/kgを1日1ない
し数回に分けて投与するのがよい。
【0025】医薬的に許容される担体としては、製剤素
材として慣用の各種有機あるいは無機担体物質が用いら
れ、固形製剤における賦形剤、滑沢剤、結合剤、崩壊
剤、増粘剤;液状製剤における溶剤、分散剤、溶解補助
剤、懸濁化剤、等張化剤、緩衝剤、無痛化剤などとして
配合される。また必要に応じて、防腐剤、抗酸化剤、着
色剤、甘味剤などの添加物を用いることもできる。賦形
剤の好適な例としては、例えば乳糖、白糖、D−マンニ
トール、デンプン、結晶セルロース、軽質無水ケイ酸な
どが挙げられる。滑沢剤の好適な例としては、例えばス
テアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、タ
ルク、コロイドシリカなどが挙げられる。結合剤の好適
な例としては、例えば結晶セルロース、白糖、D−マン
ニトール、デキストリン、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニル
ピロリドンなどが挙げられる。崩壊剤の好適な例として
は、例えばデンプン、カルボキシメチルセルロース、カ
ルボキシメチルセルロースカルシウム、クロスカルメロ
ースナトリウム、カルボキシメチルスターチナトリウム
などが挙げられる。増粘剤の好適な例としては、例えば
天然ガム類、セルロース誘導体、アクリル酸重合体など
が挙げられる。溶剤の好適な例としては、例えば注射用
水、アルコール、プロピレングリコール、マルクゴー
ル、ゴマ油、トウモロコシ油などが挙げられる。分散剤
の好適な例としては、例えば、ツイーン(Tween)8
0,HCO 60,ポリエチレングリコール、カルボキ
シメチルセルロース、アルギン酸ナトリウムなどが挙げ
られる。溶解補助剤の好適な例としては、例えばポリエ
チレングリコール、プロピレングリコール、D−マンニ
トール、安息香酸ベンジル、エタノール、トリスアミノ
メタン、コレステロール、トリエタノールアミン、炭酸
ナトリウム、クエン酸ナトリウムなどが挙げられる。懸
濁化剤の好適な例としては、例えばステアリルトリエタ
ノールアミン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルアミ
ノプロピオン酸、レシチン、塩化ベンザルコニウム、塩
化ベンゼトニウム、モノステアリン酸クセリセリン、な
どの界面活性剤;例えばポリビニルアルコール、ポリビ
ニルピロリドン、カルボキシメチルセルロースナトリウ
ム、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセル
ロースなどの親水性高分子などが挙げられる。等張化剤
の好適な例としては、例えば塩化ナトリウム、グリセリ
ン、D−マンニトールなどが挙げられる。緩衝剤の好適
な例としては、例えばリン酸塩、酢酸塩、炭酸塩、クエ
ン酸塩などの緩衝液などが挙げられる。無痛化剤の好適
な例としては、例えばベンジルアルコールなどが挙げら
れる。防腐剤の好適な例としては、例えばパラオキシ安
息香酸エステル類、クロロブタノール、ベンジルアルコ
ール、フェネチルアルコール、デヒドロ酢酸、ソルビン
酸などが挙げられる。抗酸化剤の好適な例としては、例
えば亜流酸塩、アスコルビン酸などが挙げられる。
【0026】本発明の医薬製剤の具体例を以下に示す。 (1)錠剤、散剤、顆粒剤、カオウセル剤:化合物
〔I〕またはその塩に、例えば賦形剤、崩壊剤、結合剤
または滑沢剤などを添加して圧縮成型し、次いで必要に
より、味のマスキング、腸溶性あるいは持続性の目的の
ためのコーティングを行うことにより製造することがで
きる。 (2)注射剤:化合物〔I〕またはその塩を、例えば分
散剤、保存剤、等張化剤などと共に水性注射剤として、
あるいはオリーブ油、ゴマ油、綿実油、コーン油等の植
物油、プロピレングリコール等に溶解、懸濁あるいは乳
化して油性注射剤として成型することにより製造するこ
とができる。 (3)外用剤:化合物〔I〕またはその塩を固状、半固
状または液状の組成物とすることにより製造される。例
えば、上記固状の組成物は、化合物〔I〕またはその塩
をそのまま、あるいは賦形剤、増粘剤などを添加、混合
して粉状とすることにより製造される。上記液状の組成
物は、注射剤の場合とほとんど同様で、油性あるいは水
性懸濁剤とすることにより製造される。半固状の組成物
は、水性または油性のゲル剤、あるいは軟膏状のものが
よい。また、これらの組成物は、いずれも緩衝剤、防腐
剤などを含んでいてもよい。 (4)座剤:化合物〔I〕またはその塩を油性または水
性の固状、半固状あるいは液状の組成物とすることによ
り製造される。このような組成物に用いる油性基剤とし
ては、例えば、高級脂肪酸のグリセリド(例えば、カカ
オ脂、ウイテプゾル類など)、中級脂肪酸(例えば、ミ
グリオール類など)、あるいは植物油(例えば、ゴマ
油、大豆油、綿実油など)などが挙げられる。水性ゲル
基剤としては、例えば天然ガム類、セルロース誘導体、
ビニール重合体、アクリル酸重合体などが挙げられる。
【0027】
【発明の実施の形態】
【実施例】本発明はさらに下記の参考例、実施例、製剤
例、試験例で詳しく説明されるが、これらの例は単なる
実施であって本発明を限定するものではなく、また本発
明の範囲を逸脱しない範囲で変化させてもよい。参考
例、実施例中の略号は次の意味を有する。 s:シングレット,d:ダブレット,t:トリプレット,
q:クワルテット,dd:ダブルダブレット,dt:ダブル
トリプレット,m:マルチプレット,br:幅広い,J:カ
ップリング定数,室温:0〜30℃。 参考例1 2−メルカプト−3−メチル−6,7−ジヒドロ−5H
−シクロペンタ〔d〕ピリミジン−4−オン 2−エトキシカルボニルシクロペンタノン(31.2
g)とメチルチオウレア(18.0g)の混合溶液に、
濃硫酸5滴を加え100℃で2日間加熱させた。生じた
沈殿物を濾取し、エタノールで洗浄後乾燥して無色粉末
状の表題化合物(10.2g)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6)δ:1.98(2H,m), 2.55(2H,t,J=7.2Hz),
2.74(2H,t,J=7.8Hz), 3.52(3H,s).
【0028】参考例2 1,7−ジメチル−2−メルカプト−6−オキソプリン 1,7−ジメチルキサンチン(500mg)とオキシ塩化
リン(10ml)の混合物を5時間加熱還流した後濃縮
し、残渣をエタノール(15ml)に溶解させ、チオ尿素
(1.06g)を加え15時間還流させた。冷後生じた
沈殿物を濾取し、エタノールで洗浄後乾燥して黄色固体
の表題化合物(290mg)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6)δ:3.60(3H,s), 3.89(3H,s), 8.07(1
H,s), 13.54(1H,brs). 参考例3 9−ヒドロキシ−2,3−ジメチル−4H−ピリド〔1,
2−a〕ピリミジン−4−オン 2−アミノ−3−ヒドロキシピリジン(11g)、2−
メチルアセト酢酸エチル(14.4g)、ポリりん酸
(20ml)および酢酸(40ml)の混合物を4時間10
0℃で加熱撹拌した。反応液を氷水にあけ、水酸化ナト
リウム水溶液でpHを4にし、つづいて炭酸カリウムでp
H7にした。生じた沈殿物をクロロホルムで抽出し、水
で洗浄後、乾燥、濃縮して褐色固体の表題化合物(3.
63g)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6)δ:2.25(3H,s), 2.49(3H,s), 6.97(1
H,dd,J=7.4,6.8Hz), 7.05(1H,dd,J=7.4,1.6Hz), 8.47(1
H,dd,J=6.8,1.6Hz).
【0029】参考例4 7−(4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル)−2,
6−ジクロロプリン 2,6−ジクロロプリン(3.25g)のジメチルホルム
アミド(34ml)に炭酸カリウム(2.85g)と臭化
4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル(5.32g)
を加え、室温で24時間撹拌した。反応液に水を加え、
酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗い、無水硫酸ナト
リウムで乾燥し、溶媒を留去した。残さをシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:
1〜1:3)で精製し、表題化合物(1.37g,19
%)を無水粉末として得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:5.76(2H,s), 7.21-7.85(8H,m), 8.33
(1H,s). IR(KBr):1655, 1600, 1580, 1530, 1400, 1270, 1230,
1170, 1090, 990, 925,750 cm-1. 参考例5 7−(4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル)−2,
6−ジエトキシプリン 7−(4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル)−2,
6−ジクロロプリン(1.12g)のエタノール(30m
l)溶液にナトリウムエトキシド(1.83g)を加え室
温で96時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチル
で抽出し、飽和食塩水で洗い、無水硫酸ナトリウムで乾
燥し、溶媒を留去した。残さをエーテルとヘキサンで洗
い、表題化合物(0.78g,67%)を無色粉末とし
て得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:1.34(3H,t,J=7.0Hz), 1.50(3H,t,J=
7.0Hz), 4.50(2H,q,J=7.0Hz), 4.55(2H,q,J=7.0Hz), 5.
53(2H,s), 7.25-7.80(8H,m), 7.98(1H,s). IR(KBr):2980, 1660, 1620, 1570, 1490, 1450, 1380,
1345, 1300, 1190, 1140, 1120, 1090, 1065, 930 cm
-1.
【0030】参考例6 1−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−4,
5−ジメトキシカルボニル−イミダゾール アルゴン雰囲気下、水素化ナトリウム(816mg)をヘ
キサン(10ml)で洗浄し、DMF(30ml)に溶解し
た。その後、反応溶液を0℃に冷却し、1H−イミダゾ
ール−4,5−ジカルボン酸ジメチル(3.17g)を加
え、0℃にて15分、室温にて1.5時間撹拌した後、
再び0℃に冷却した。この反応液に4−(4−クロロ−
ベンゾイル)ベンジルブロミド(5.14g)を加えて
室温にて1時間撹拌した。氷を加えて、酢酸エチル(1
50ml)にて希釈した後、有機層を、水(100ml)に
て4回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥
剤をろ別した後、減圧下溶媒を留去し、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(担体100g;ジクロロメタ
ン:エーテル=10:2−2:1)にて精製を行い、表
題化合物を4.06g(収率59%)得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:3.86(3H,s), 3.94(3H,s), 5.52(2H,
s), 7.26(2H,d,J=7.2Hz),7.47(2H,d,J=8.6Hz), 7.64-7.
80(5H,m).
【0031】参考例7 1−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕イミダ
ゾ〔4,5−d〕ピリダジン−4(5H)、7(6H)−
ジオン 1−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−4,
5−ジメトキシカルボニルイミダゾール(3.31g)
をメタノール(20ml)に溶解した後、ヒドラジン−水
和物(1.68g)を加えて、5時間加熱還流した。得
られた結晶をろ別した後、水(100ml)に懸濁し、濃
塩酸(10ml)を加えて80℃にて30分撹拌した。結
晶をろ別した後、減圧下乾燥し、表題化合物を2.67
g(収率88%)得た。1 H-NMR(DMSO-d6)δ:5.78(2H,s), 7.45-7.77(8H,m), 8.
49(1H,s). 参考例8 1−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−4,
7−ジクロロイミダゾ〔4,5−d〕ピリダジン 1−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−イミ
ダゾ〔4,5−d〕ピリダジン−4(5H)、7(6H)
−ジオン(2.57g)をオキシ塩化リン(33.2g)
に溶解し、2時間加熱還流した。オキシ塩化リンを減圧
下留去し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて、析
出した結晶をろ別した。得られた結晶を水にて洗浄し、
減圧下乾燥した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(担体30g;ジクロロメタン:酢酸エチル=1:0
−4:1)にて精製を行い、表題化合物を2.17g
(収率77%)得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:5.85(2H,s), 7.26(2H,d,J=8.6Hz),
7.46(2H,d,J=8.4Hz), 7.72(2H,d,J=8.6Hz), 7.80(2H,d,
J=8.4Hz), 8.24(1H,s). IR(KBr):1654, 754 cm-1.
【0032】参考例9 3−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルアミノ〕
−1−プロパノール 3−アミノ−1−プロパノール(3.00g)のエタノ
ール(40ml)溶液に4−(4−クロロベンゾイル)ベ
ンジルブロミド(3.10g)を加えて4.5時間加熱還
流した。室温まで冷却後、溶媒を減圧下に留去し、残渣
を酢酸エチルで抽出した。抽出液を無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥後、溶媒を減圧下に留去した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー〔展開溶媒:クロロホルム
/メタノール=9/1〕で精製して表題化合物を白色粉
末(1.36g:収率45%)として得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:1.76(2H,quintet,J=5.6Hz), 2.29(2
H,m), 2.93(2H,t,J=5.6Hz), 3.83(2H,t,J=5.6Hz), 3.90
(2H,s), 7.41-7.50(4H,m), 7.71-7.78(4H,m). IR(KBr):3255, 3140, 2840, 1660, 1600 cm-1. 参考例10 2−tert−ブチル−4−クロロ−5−〔N−(3−ヒド
ロキシプロピル)−(4−(4−クロロベンゾイル)ベ
ンジル)アミノ〕−3(2H)−ピリダジノン 2−tert−ブチル−4,5−ジクロロ−3(2H)−ピ
リダジノン(473mg)および3−〔4−(4−クロロ
ベンゾイル)ベンジルアミノ〕−1−プロパノール
(1.30g)をジオキサン(5ml)/水(5ml)の混
合溶媒に溶解後、100℃で64時間撹拌した。室温ま
で冷却後水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽
和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。
溶媒を減圧下に留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー〔展開溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=
4/1→2/1〕で精製して表題化合物を白色粉末(1
20mg:収率12%)として得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:1.63(9H,s), 1.83-1.98(3H,m), 3.51
(2H,t,J=7.2Hz), 3.70(2H,m), 4.71(2H,m), 7.40(2H,d,
J=8.4Hz), 7.46(2H,d,J=8.4Hz), 7.60(1H,s), 7.75(2H,
d,J=8.4Hz), 7.77(2H,d,J=8.4Hz).
【0033】参考例11 2,3−ジクロロ−5−メチル−1H−ピロロ〔2,3−
d〕ピリダジン−4(5H)−オン メチルヒドラジン(4.72g)と3−カルボエトキシ
−4,5−ジクロロ−2−ホルミルピロール(4.72
g)のエタノール(50ml)溶液を2時間加熱還流し
た。室温まで冷却後、濃硫酸(0.5ml)を加えさらに
21時間加熱還流した。室温まで冷却して析出した結晶
をろ取し、エタノールおよびエーテルで洗浄後、減圧下
乾燥して表題化合物を褐色粉末(3.29g:収率81
%)として得た。1 H-NMR(DMSO-d6)δ:3.66(3H,s), 8.11(1H,s),IR(K
Br):3080, 2980, 1630, 1570 cm-1.
【0034】参考例12 エチル 1−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジ
ル〕−5−(ジエトキシメチル)イミダゾール−4−カ
ルボキシレート(A)およびエチル 1−〔4−(4−
クロロベンゾイル)ベンジル〕−4−(ジエトキシメチ
ル)イミダゾール−5−カルボキシレート(B) 氷浴で冷却した60%油性水素化ナトリウム(363m
g)のDMF(15ml)懸濁液に、エチル 5−(ジエ
トキシメチル)イミダゾール−4−カルボキシレート
(2.00g)のDMF(25ml)溶液を滴下注入し
た。室温で45分撹拌後、4−(4−クロロベンゾイ
ル)ベンジルブロミド(2.81g)のDMF(15m
l)溶液を加えて60℃でさらに3時間撹拌した。飽和
塩化アンモニウム水溶液を加え反応を停止後、酢酸エチ
ルで抽出した。抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、溶媒を減圧下に留去した。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー〔展開溶媒:n−ヘキサン/酢酸エ
チル=1/2〕で精製して表題化合物(A)を白色粉末
(2.18g:収率56%)としておよび表題化合物
(B)を褐色油状物(1.13g:収率29%)として
得た。 (A):1H-NMR(CDCl3)δ:1.13(6H,t,J=7.0Hz), 1.42
(3H,t,J=7.0Hz), 3.43-3.59(2H,m), 3.70-3.87(2H,m),
4.39(2H,q,J=7.0Hz), 5.53(2H,s), 6.41(1H,s), 7.28(2
H,d,J=8.4Hz), 7.41(1H,s), 7.46(2H,d,J=8.4Hz), 7.72
(2H,d,J=8.4Hz), 7.74(2H,d,J=8.6Hz). IR(KBr):3120, 3050, 2980, 2950, 2900, 1700, 1660
cm-1. (B):1H-NMR(CDCl3)δ:1.25(6H,t,J=7.2Hz), 1.32
(3H,t,J=7.0Hz), 3.61-3.85(4H,m), 4.30(2H,q,J=7.2H
z), 5.57(2H,s), 6.08(1H,s), 7.24(2H,d,J=8.4Hz), 7.
46(2H,d,J=8.4Hz), 7.68-7.77(5H,m).
【0035】参考例13 エチル 1−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジ
ル〕−5−ホルミルイミダゾール−4−カルボキシレー
ト エチル 1−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジ
ル〕−5−(ジエトキシメチル)イミダゾール−4−カ
ルボキシレート(1.70g)を20%含水酢酸(15m
l)に溶解し、室温で23時間撹拌した。水で希釈後、
酢酸エチルで抽出した。抽出液を水、飽和重曹水、水で
順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を
減圧下に留去して、表題化合物を白色粉末(1.37
g:収率95%)として得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:1.45(3H,t,J=7.2Hz), 4.47(2H,q,J=
7.2Hz), 5.65(2H,s), 7.28(2H,d,J=8.4Hz), 7.46(2H,d,
J=8.4Hz), 7.69-7.77(5H,m), 10.51(1H,s). IR(KBr):3100, 2980, 1740, 1710, 1675, 1610,
1590 cm-1.
【0036】参考例14 エチル 1−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジ
ル〕−4−ホルミルイミダゾール−5−カルボキシレー
ト エチル 1−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジ
ル〕−4−(ジエトキシメチル)イミダゾール−5−カ
ルボキシレート(1.20g)を20%含水酢酸(10m
l)に溶解し、室温で8時間撹拌した。水で希釈後、酢
酸エチルで抽出した。抽出液を水、飽和重曹水、水で順
次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減
圧下に留去して、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー〔展開溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=1/
1〕で精製して表題化合物を白色粉末(671mg:収率
67%)として得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:1.38(3H,t,J=7.0Hz), 4.41(2H,q,J=
7.0Hz), 5.66(2H,s), 7.26(2H,d,J=8.8Hz), 7.46(2H,d,
J=8.8Hz), 7.70-7.79(5H,m), 10.42(1H,s). IR(KBr):3000, 1720, 1685, 1655, 1610, 1580
cm-1.
【0037】参考例15 2−ヒドロキシ−3−メチルピリド〔1,2−a〕ピリミ
ジン−4−オン 2−アミノピリジン(9.71g)と2−メチルマロン酸
ジメチル(19.70g)の混合物に濃塩酸(10滴)を
加え150℃で1時間撹拌した後室温まで放冷した。反
応液にヘキサンと酢酸エチルを加え、析出した淡黄色固
体をろ取した。 収量 0.403g(2.2%)1 H-NMR(CDCl3-CD3OD)δ:2.09(3H,s), 7.31-7.50(2H,
m), 9.12(1H,m). IR(KBr)ν:3358, 3167, 1666, 1622, 1126, 769, 621
cm-1. 参考例16 2−メルカプト−6,7−ジメトキシ−3−メチルキナ
ゾリン−4−オン 2−アミノ−4,5−ジメトキシ安息香酸(20.0g)
とイソチオシアン酸メチル(7.23g)のエタノール
溶液の30分間還流した。析出した無色針状晶の表題化
合物をろ取した。収量 11.77g(47%)1 H-NMR(CDCl3)δ:3.67(3H,s), 3.85(3H,s), 3.89(3H,
s), 6.93(1H,s), 7.31(1H,s). IR(KBr)ν:1648, 1622, 1402, 1
273, 1209, 1092, 1028 cm
−1
【0038】参考例17 2−アミノ−6−メチル安息香酸 6−メチル−2−ニトロ安息香酸(14.25g)のメ
タノール溶液(150ml)にパラジウム−炭素(1.4
0g)を加えた後、常温、常圧で水素(5.31)を添
加した。触媒をろ去した後ろ液を減圧濃縮し淡黄色固体
の表題化合物(15.12g;収率100%)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:2.47(3H,s), 6.50(2H,t,J=8.1Hz),
7.00-7.07(4H,m). IR(KBr)ν:2927, 2645, 1645, 1599, 1545, 1470, 139
4, 1334, 1288, 1236, 813, 775, 580, 419 cm-1. 参考例18 2−メルカプト−3,5−ジメチルキナゾリン−4−オ
ン 参考例17で得られた2−アミノ−6−メチル安息香酸
(14.12g)とイソチオシアン酸メチル(7.22
g)のエタノール溶液の1時間還流した。析出した無色
針状晶の表題化合物をろ取した。収量 7.72g(4
0.0%)1 H-NMR(CDCl3)δ:2.47(3H,s), 6.50(2H,t,J=8.1Hz),
7.00-7.07(4H,m). IR(KBr)ν:3286, 1660, 1614, 1537, 1474, 1431, 138
5, 1271, 1109, 1049, 991, 795, 691, 665, 420 cm-1.
【0039】参考例19 N,N−ジメチルフェニルアセトアミド 塩化フェニルアセチル(25ml)を50%ジメチルアミ
ン水溶液に氷冷下滴下した。溶媒を減圧除去した後残渣
を酢酸エチルに溶かし、有機層を飽和重曹水で洗浄後M
gSO4で乾燥し減圧濃縮した。表題化合物を無色油状物
として得た。 収量 28.90g(95%)1 H-NMR(CDCl3)δ:2.95(3H,s), 2.98(3H,s), 3.71(2H,
s), 7.26-7.30(5H,m). IR(Neat)ν:3466, 2937, 1643, 1495, 1450, 1398, 12
66, 1132, 1068, 733, 700, 598 cm-1. 参考例20 7−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−4−
メトキシ−5−メチル−2−メチルチオ−7H−ピロロ
〔2,3−d〕ピリミジン アルゴン気流中、60%油性水素化ナトリウム(220
mg)を乾燥ジメチルホルムアミド(5ml)に懸濁し、氷
冷撹拌下、4−メトキシ−5−メチル−2−メチルチオ
−7H−ピロロ〔2,3−d〕ピリミジン(1.05g)
の粉末を少量ずつ加えた。全量添加後、30分撹拌し、
4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルブロミド(1.
63g)のジメチルホルムアミド(5ml)溶液を加え室
温に戻した後、2時間撹拌した。反応液に水(50ml)
を加え析出物を濾取し、水洗後乾燥した。このものをフ
ラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキ
サン−酢酸エチル;9:1)で精製することにより表題
化合物(1.19g)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:2.33(3H,d,J=1.2Hz), 2.60(3H,s),
4.08(3H,s), 5.36(2H,s),6.57(1H,d,J=1.2Hz), 7.28(2
H,d,J=8.6Hz), 7.44(2H,d,J=8.6Hz), 7.70(2H,d,J=8.6H
z), 7.72(2H,d,J=8.6Hz). IR(KBr):3430, 3100, 2920, 1650, 1600, 1590, 1560,
1530, 1480, 1455, 1430, 1395, 1335, 1300, 1280, 1
240, 1190, 1170, 1145, 1100, 1090 cm-1.
【0040】参考例21 7−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−4−
メトキシ−2−メチルチオ−7H−ピロロ〔2,3−d〕
ピリミジン アルゴン雰囲気下、4−メトキシ−2−メチルチオ−7
H−ピロロ〔2,3−d〕ピリミジン(0.54g)を乾
燥1,2−ジメトキシエタン(以下DME)(10ml)
に溶解し、氷冷撹拌下、60%油性水素化ナトリウム
(132mg)を2回に分けて添加した。全量添加後、3
0分撹拌し、4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルブ
ロミド(1.11g)のDME(5ml)溶液を加え室温
に戻した後、1夜撹拌した。反応液に酢酸エチルを加え
飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。
減圧下溶媒を留去して得られた残渣をフラッシュカラム
クロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン−酢酸エチ
ル;9:1)で精製することにより表題化合物(0.9
41g)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:2.61(3H,s), 4.10(3H,s), 5.44(2H,
s), 6.49(1H,d,J=3.6Hz),6.87(1H,d,J=3.6Hz), 7.29(2
H,d,J=8.6Hz), 7.44(2H,d,J=8.6Hz), 7.72(4H,d,J=8.6H
z). IR(KBr):3450, 3120, 3000, 2960, 2930, 1660, 1610,
1590, 1560, 1510, 1460, 1390, 1380, 1335, 1280, 1
260, 1240, 1170, 1155, 1090, 1065 cm-1.
【0041】参考例22 6−t−ブチル−ピリド〔2,3−d〕ピリダジン−5
(6H)−オン 2−ホルミル−3−ピリジンカルボン酸エチル(1.3
g)を酢酸−水(1:1)(5ml)に溶解し、t−ブチ
ルヒドラジン塩酸塩(1.8g)を加え、1時間還流撹
拌した。反応液を室温まで冷却し、飽和重曹水でpH5.
0に調製した後、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽
和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥する。
これを濃縮して得られた残渣を酢酸(2ml)に溶解し、
1時間還流撹拌した。反応液を冷却し、飽和重曹水でp
H5.0に調製した後、ジクロロメタンで抽出し、有機
層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。これを濃縮し、残渣をシリカゲルクロマト(n−
ヘキサン−酢酸エチル(1:1))で精製した。白色粉
末1.2g1 H-NMR(CDCl3)δ:1.73(9H,s), 7.64(1H,dd,J=8.2 and
4.4Hz), 8.38(1H,s), 8.69(1H,d,J=8.2Hz), 9.03(1H,d,
J=4.4Hz). 参考例23 6−t−ブチル−1,2,3,4−テトラヒドロピリド
〔2,3−d〕ピリダジン−5(6H)−オン 6−t−ブチルピリド〔2,3−d〕ピリダジン−5(6
H)−オン(955mg)を酢酸(20ml)に溶解し、酸
化白金(94mg)を加え、水素雰囲気下室温で7時間撹
拌した。触媒を濾去し、濾液を濃縮乾固した後、残渣を
ジエチルエーテルで洗浄し、乾燥した。白色粉末911
mg1 H-NMR(CDCl3)δ:1.63(9H,s), 1.8−
2.0(2H,m), 2.54(2H,t,J=6.
2Hz), 3.28(2H,t,J=5.4Hz),
4.24(1H,br s), 7.19(1H,
s).
【0042】参考例24 6−メチルピリド〔2,3−d〕ピリダジン−5(6
H)−オン 2−ホルミル−3−ピリジンカルボン酸エチル(519
mg)をエタノール(3ml)に溶解し、メチルヒドラジン
(267mg)を加え、2時間還流撹拌した。反応液を濃
縮乾固した後、残渣をジエチルエーテル−アセトンで洗
浄し、乾燥した。黄色粉末391mg1 H-NMR(DMSO-d6)δ:3.75(3H,s), 7.86(1H,dd,J=8.4 an
d 4.4Hz), 8.48(1H,s),8.62(1H,d,J=8.4Hz), 9.14(1H,
d,J=4.4Hz). 参考例25 6−t−ブチル−1,2,3,4−テトラヒドロピリド
〔2,3−d〕ピリダジン−5(6H)−オン 6−メチルピリド〔2,3−d〕ピリダジン−5(6H)
−オン(402mg)を酢酸(15ml)に溶解し、酸化白
金(50mg)を加え、水素雰囲気下室温で15時間撹拌
した。触媒を濾去し、濾液を濃縮乾固した後、残渣をア
セトンで洗浄し、乾燥した。白色粉末250mg1 H-NMR(CDCl3)δ:1.8-2.0(2H,m), 2.58(2H,t,J=6.4H
z), 3.29(2H,t,J=5.6Hz),3.69(3H,s). 4.30(1H,br s),
7.23(1H,s).
【0043】参考例26 2−t−ブチル−4−クロロ−5−ジメチルアミノ−3
(2H)−ピリダジノン 2−t−ブチル−4,5−ジクロロ−3(2H)−ピリ
ダジノン(4.4g)をエタノール−水(2:1)(4
5ml)に溶解し、50%ジメチルアミン(7.2g)を
加え、室温で15時間撹拌した。エタノールを留去した
後、ジエチルエーテルで抽出し、有機層を飽和食塩水で
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。これを濃縮
乾固した後、残渣をn−ヘキサンで洗浄し、乾燥した。
白色粉末4.4g1 H-NMR(CDCl3)δ:1.63(9H,s), 3.10
(6H,s), 7.57(1H,s). 参考例27 2−t−ブチル−5−ジメチルアミノ−3(2H)−ピ
リダジノン 2−t−ブチル−4−クロロ−5−ジメチルアミノ−3
(2H)−ピリダジノン(4.3g)をメタノール(4
0ml)に溶解し、10%パラジウムカーボン(50%含
水)(430mg)を加え、水素雰囲気下室温で48時間
撹拌した。触媒を濾去し、濾液を濃縮した後、飽和重曹
水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。これを濃縮
乾固した後、残渣をn−ヘキサンで洗浄し、乾燥した。
白色粉末3.4g1 H-NMR(CDCl3)δ:1.63(9H,s), 2.98(6H,s), 5.65(1H,
d,J=3.0Hz), 7.55(1H,d,J=3.0Hz).
【0044】参考例28 2−t−ブチル−5−ジメチルアミノ−4−ホルミル−
3(2H)−ピリダジノン オキシ塩化リン(6.5g)をDMF(15ml)に氷冷
下滴下し、室温で30分間撹拌した。続いて2−t−ブ
チル−5−ジメチルアミノ−3(2H)−ピリダジノン
(3.3g)/DMF(40ml)を氷冷下滴下し、70
℃で1時間撹拌した。反応液を氷−重曹水に徐々に加え
た後、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。これを濃縮乾固
した後、残渣をn−ヘキサンで洗浄し、乾燥した。黄色
粉末3.7g1 H-NMR(CDCl3)δ:1.63(9H,s), 3.10(6H,s), 7.71(1H,
s), 10.27(1H,s). 参考例29 5−t−ブチル−1H−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリダジ
ン−4(5H)−オン 2−t−ブチル−5−ジメチルアミノ−4−ホルミル−
3(2H)−ピリダジノン(3.5g)をヒドラジン
(5.1g)/エタノール(30ml)に加え、40時間
還流撹拌した。エタノール、ヒドラジンを留去した後、
酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。これを濃縮乾固した
後、残渣をn−ヘキサン−ジエチルエーテルで洗浄し、
乾燥した。白色粉末1.9g1 H-NMR(CDCl3)δ:1.71(9H,s), 8.19(1H,s), 8.32(1H,
s).
【0045】参考例30 5−メチル−1H−トリアゾロ〔4,5−d〕ピリダジ
ン−4(5H)−オン 4,5−ジアミノ−2−メチル−3(2H)−ピリダジ
ノン(280mg)を水(10ml)に溶解し、濃塩酸
(0.5ml)を氷冷下で加え、続いて亜硝酸ナトリウム
(290mg)/水(5ml)を10℃以下で滴下し、10
℃以下で1時間、次に100℃で1時間撹拌した。反応
液を16時間冷蔵庫で放置した後、析出物を濾取し、水
洗し、乾燥した。白色粉末262mg1 H-NMR(DMSO-d6)δ:3.76(3H,s), 8.71(1H,s). 参考例31 5−メチル−1H−ピロロ〔2,3−d〕ピリダジン−
4(5H)−オン メチルヒドラジン(4.84g)と3−エトキシカルボ
ニル−2−ホルミルピロール(3.34g)のエタノー
ル(30ml)溶液を2時間加熱還流した。室温まで冷
却後、濃硫酸(0.7ml)を加えさらに19時間加熱
還流した。水を加え反応を停止後、酢酸エチルで抽出し
た。抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減
圧下に留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー〔展開溶媒:ジクロロメタン/メタノール=19
/1〕で精製して表題化合物を白色粉末(1.81g:
収率61%)として得た。1 H-NMR(DMSO-d6) δ :3.68(3H,s), 6.65(1H,d,J=2.8H
z), 7.42(1H,t,J=2.8Hz),8.17(1H,s), 12.02(1H,m). IR(KBr): 3200, 3100, 1640.
【0046】参考例32 2,3,5−トリメチル−1H−ピロロ〔2,3−d〕
ピリダジン−4(5H)−オン メチルヒドラジン(1.82g)と3−エトキシカルボ
ニル−4,5−ジメチル−2−ホルミルピロール(3.
85g)のエタノール(40ml)溶液を2時間加熱還
流した。室温まで冷却後、濃硫酸(0.7ml)を加え
さらに13時間加熱還流した。室温まで冷却して析出し
た結晶をろ取し、エタノールおよびエーテルで洗浄後、
減圧下乾燥して表題化合物を淡黄色粉末(3.64g:
収率100%)として得た。1 H-NMR(DMSO-d6) δ :2.26(6H,s), 3.62(3H,s), 7.98
(1H,s), 11.6-11.7(1H,m). 参考例33 2−t−ブチル−5−ジメチルアミノ−4−(1−ヒド
ロキシ)エチル−3(2H)−ピリダジノン 2−t−ブチル−5−ジメチルアミノ−4−ホルミル−
3(2H)−ピリダジノン(3.2g)をTHF(45
ml)に溶解し、3.0M臭化メチルマグネシウム/ジ
エチルエーテル(7.1ml)を氷冷下滴下し、50℃
で30分間撹拌した。反応液に1N塩酸(22ml)を
氷冷下加えた後、飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出
し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥する。これを濃縮乾燥した。黄色油状物3.5
1 H-NMR(CDCl3)δ: 1.63(9H,s), 1.63(3H,d,J=6.6Hz),
2.91(6H,s), 4.93(1H,dq,J=6.6Hz and 11.0Hz), 5.55(1
H,d,J=11.0Hz), 7.65(1H,s)
【0047】参考例34 4−アセチル−2−t−ブチル−5−ジメチルアミノ−
3(2H)−ピリダジノン 2−t−ブチル−5−ジメチルアミノ−4−(1−ヒド
ロキシ)エチル−3(2H)−ピリダジノン(3.4
g)をトルエンに溶解し、活性二酸化マンガン(17.
0g)を加え、80℃で24時間撹拌した。酸化剤を濾
去し、濾液を濃縮した後、残渣をn−ヘキサン−ジエチ
ルエーテルで洗浄し、乾燥した。黄色粉末2.5g1 H-NMR(CDCl3)δ: 1.62(9H,s), 2.63(3H,s), 2.92(6H,
s), 7.62(1H,s) 参考例35 5−t−ブチル−3−メチル−1H−ピラゾロ〔3,4
−d〕ピリダジン−4(5H)−オン 4−アセチル−2−t−ブチル−5−ジメチルアミノ−
3(2H)−ピリダジノン(2.5g)をヒドラジン
(3.2g)/エタノール(30ml)に加え、6時間
還流撹拌した。エタノール、ヒドラジンを留去した後、
酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。これを濃縮乾固した
後、残渣をn−ヘキサン−ジエチルエーテルで洗浄し、
乾燥した。白色粉末1.7g1 H-NMR(CDCl3)δ: 1.70(9H,s), 2.74(3H,s), 8.10(1H,
s)
【0048】参考例36 5−ジメチルアミノ−4−(1−ヒドロキシ)エチル−
2−メチル−3(2H)−ピリダジノン 5−ジメチルアミノ−4−ホルミル−2−メチル−3
(2H)−ピリダジノン(362mg)をTHF(10
ml)に溶解し、3.0M臭化メチルマグネシウム/ジ
エチルエーテル(1.0ml)を氷冷下滴下し、50℃
で30分間撹拌した。反応液に1N塩酸(3ml)を氷
冷下加えた後、飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出
し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。これを濃縮乾燥した。黄色油状物371
mg1 H-NMR(CDCl3)δ: 1.64(3H,d,J=6.6Hz), 2.94(6H,s),
3.72(3H,s), 4.93(1H,dq,J=6.6Hz and 11.4Hz), 5.31(1
H,d,J=11.4Hz), 7.66(1H,s) 参考例37 4−アセチル−5−ジメチルアミノ−2−メチル−3
(2H)−ピリダジノン5−ジメチルアミノ−4−(1
−ヒドロキシ)エチル−2−メチル−3(2H)−ピリ
ダジノン(355mg)をクロロホルムに溶解し、活性
二酸化マンガン(2.0g)を加え、50℃で24時間
撹拌した。酸化剤を濾去し、濾液を濃縮した後、残渣を
n−ヘキサン−ジエチルエーテルで洗浄し、乾燥した。
黄色粉末178mg1 H-NMR(CDCl3)δ: 2.67(3H,s), 2.94(6H,s), 3.69(3H,
s), 7.66(1H,s)
【0049】参考例38 3,5−ジメチル−1H−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリ
ダジン−4(5H)−オン 4−アセチル−5−ジメチルアミノ−2−メチル−3
(2H)−ピリダジノン(137mg)をヒドラジン
(224mg)/エタノール(5ml)に加え、6時間
還流撹拌した。エタノール、ヒドラジンを留去した後、
残渣をジエチルエーテルで洗浄し、乾燥した。白色粉末
114g1 H-NMR(CDCl3)δ: 2.57(3H,s), 3.64(3H,s), 8.30(1H,
s) 参考例39 1−メチル−2−メルカプト−7H−ピロロ〔2,3−
d〕ピリミジン−4−オン 金属ナトリウム(1.21g)を無水エタノール(50
ml)に溶解し、これにN−メチルチオ尿素(4.96
g)を加え、50℃、30分撹拌し溶解した。次いでエ
チル 2−シアノ−4,4−ジエトキシブチレート(1
1.47g)のエタノール(10ml)溶液を加え、1
00℃、5時間還流した。減圧下溶媒留去後、水(20
ml)を加えて溶解し、更に10%塩酸(75ml)を
加え1夜撹拌放置した。析出した沈殿物を瀘取、水、エ
タノール、エーテル洗浄後、乾燥することにより表題化
合物(6.8g)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6)δ: 3.82(3H,s), 6.41-6.44(1H,m), 6.
92-6.95(1H,s), 12.02(1H,s), 12.06(1H,s)
【0050】参考例40 1−〔4−(4−クロロ−ベンゾイル)ベンジル〕−
2,3−ジエトキシカルボニル−ピロール アルゴン雰囲気下、1H−ピロール−2,3−ジカルボ
ン酸ジエチル(4.79g)をDME(100ml)に溶
解し、反応溶液を0℃に冷却した。水素化ナトリウム
(990mg)を加え、室温にて0.5時間撹拌した後、
再び0℃に冷却した。この反応溶液に4−(4−クロロ
−ベンゾイル)ベンジルブロミド(8.53g)を加え
て室温にて14時間撹拌した。水を加えて、酢酸エチル
(500ml)にて希釈した後、有機層を、重曹水(30
0ml)にて2回洗浄し、飽和食塩水(100ml)にて洗
浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥剤を
ろ別した後、減圧下溶媒を留去し、シリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(担体250g:ヘキサン:酢酸エチ
ル=6:1−1:1)にて精製を行い、表題化合物を
9.56g(収率96%)得た。1 H-NMR(CDCl3)δ: 1.26(3H,t,J=7.1Hz), 1.35(3H,t,J=
7.0Hz), 4.26(2H,q,J=7.1Hz), 4.30(2H,q,J=7.1Hz), 5.
49(2H,s), 6.57(1H,d,J=3.0Hz), 6.88(1H,d,J=3.2Hz),
7.19(2H,d,J=8.4Hz), 7.45(2H,d,J=8.6Hz), 7.72(4H,d,
J=8.8Hz) 参考例41 3−エチル−5−メチル−2−メルカプトキナゾリン−
4−オン 6−メチルアントラニル酸(14.97g,0.099mo
l)とイソチオシアン酸エチル(15.00ml,0.17
1mol)のエタノール溶液(200ml)を5時間撹拌、
還流し、放冷後析出した無色針状晶をろ過した。 9.63g(43.0%)1 H-NMR(CDCl3)δ: 1.37(3H,t,J=7.0Hz), 2.80(3H,s),
4.57(2H,q,J=7.0Hz), 6.96(1H,d,J=8.0Hz), 7.08(1H,d,
J=8.0Hz), 7.49(1H,t,J=8.0Hz) IR(KBr):3188, 3130, 2981, 1693, 1618, 1549, 1468,
1338, 1232, 1117, 775cm-1
【0051】参考例42 7−〔4−(4−フルオロベンゾイル)ベンジル〕−4
−メトキシ−5−メチル−2−メチルチオ−7H−ピロ
ロ〔2,3−d〕ピリミジン アルゴン雰囲気下、4−メトキシ−5−メチル−2−メ
チルチオ−7H−ピロロ〔2,3−d〕ピリミジン(4.
18g)を乾燥DME(120ml)に溶解し、氷冷撹拌
下、60%油性水素化ナトリウム(0.88g)を3回
に分けて添加した。全量添加後、30分撹拌し、4−
(4−フルオロベンゾイル)ベンジルブロミド(6.7
4g)の乾燥DME(20ml)溶液を加え室温に戻した
後、2時間撹拌した。減圧下溶媒を留去し、残渣を酢酸
エチルに溶解し、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸ナト
リウムで乾燥後、溶媒を減圧濃縮すると無色針状晶が析
出した。この物を濾取、酢酸エチルで洗浄後乾燥するこ
とにより表題化合物(7.07g)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ: 2.33(3H,d,J=1.2Hz), 2.61(3H,s),
4.09(3H,s), 5.37(2H,s),6.58(1H,d,J=1.2Hz), 7.15(2
H,t,J=8.6Hz), 7.29(2H,d,J=8.4Hz), 7.71(2H,d,J=8.4H
z), 7.82(2H,dd,J=5.4Hz,8.8Hz) 参考例43 7H−ピロロ〔2,3−d〕ピリミジン−4(3H)−
オン 2−メルカプト−7H−ピロロ〔2,3−d〕ピリミジ
ン−4(3H)−オン(15.06g)をメタノール
(714ml)に懸濁し、28%ナトリウムメチラート/
メタノール溶液(18.4ml)を加え溶解した。50℃
にて撹拌下、ラネーニッケルを加えた。触媒を濾去し、
濾液を1規定塩酸(90ml)で中和した。減圧下溶媒を
濃縮し、析出した沈殿物を濾取、水、メタノール、エー
テルで洗浄後、乾燥することにより表題化合物(8.1
g)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6)δ:6.44(1H,d,J=3.0Hz), 7.03(1H,d,J
=3.0Hz), 7.83(1H,s), 11.80(1H,brs).
【0052】参考例44 5−メチル−7H−ピロロ〔2,3−d〕ピリミジン−
4(3H)−オン 2−メルカプト−5−メチル−7H−ピロロ〔2,3−
d〕ピリミジン−4(3H)−オン(15.06g)を
メタノール(714ml)に懸濁し、28%ナトリウムメ
チラート/メタノール溶液(18.4ml)を加え溶解し
た。50℃にて撹拌下、ラネーニッケルを加えた。触媒
を濾去し、濾液を1規定塩酸(90ml)で中和した、減
圧下溶媒を濃縮し、析出した沈殿物を濾取、水、メタノ
ール、エーテルで洗浄後、乾燥することにより表題化合
物(8.1g)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6)δ:6.44(1H,d,J=3.0Hz), 7.03(1H,d,J
=3.0Hz), 7.83(1H,s), 11.80(1H,brs). 参考例45 3−イソプロピル−7H−ピロロ〔2,3−d〕ピリミ
ジン−4(3H)−オン アルゴン雰囲気下、7H−ピロロ〔2,3−d〕ピリミ
ジン−4(3H)−オン(1.0g)をDMF(35m
l)に加温溶解した。次いで、無水炭酸カリウム(1.
02g)とヨウ化イソプロピル(1.1ml)を加え55
℃、13時間撹拌した。不溶物を濾去し、減圧下溶媒留
去して得られた残渣をフラッシュカラムクロマトクラフ
ィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル4:1→1:
1)にて精製することにより表題化合物(110mg)を
得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:1.48(6H,d,J=7.0Hz), 5.31(1H,m),
6.74(1H,dd,J=2.2Hz,3.4Hz), 6.96(1H,dd,J=2.2Hz,3.4H
z), 7.95(1H,s), 9.20(1H,brs).
【0053】参考例46 3−プロピル−7H−ピロロ〔2,3−d〕ピリミジン
−4(3H)−オン アルゴン雰囲気下、7H−ピロロ〔2,3−d〕ピリミ
ジン−4(3H)−オン(1.0g)をDMF(35m
l)に加温溶解した。次いで、無水炭酸カリウム(1.
02g)とヨウ化プロピル(1.08ml)を加え55
℃、20時間撹拌した。不溶物を濾去し、減圧下溶媒留
去して得られた残渣をフラッシュカラムクロマトクラフ
ィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル4:1→1:
1)にて精製することにより表題化合物(521mg)を
得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:0.96(3H,t,J=7.4Hz), 1.73-1.92(2H,
m), 4.01(2H,t,J=7.4Hz), 6.71(1H,dd,J=2.2Hz,3.4Hz),
7.01(1H,dd,J=2.2Hz,3.4Hz), 7.94(1H,s). 参考例47 N−tert−ブトキシカルボニル−4−ピペリドン 4−ピペリドン−塩酸塩(5.22g)をテトラヒドロ
フラン(100ml)に懸濁させ、N,N−ジメチルアミ
ノピリジン(208mg)を加え氷冷下さらにトリエチル
アミン(18.9ml)を加えた。室温で1.5時間撹拌
後、二炭酸−ジ−tert−ブチル(14.84g)を加え
た。室温で20時間撹拌後トリエチルアミン(9.4m
l)、二炭酸−ジ−tert−ブチル(14.84g)を追加
した。4日間撹拌後THFを留去し、酢酸エチルで希釈
し、10%クエン酸、水、重層水、水、食塩水で洗浄
後、硫酸マグネシウムで乾燥した。濃縮し、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチ
ル=2/1)より精製し、黄色粉末の表題化合物(4.
24g)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:1.50(9H,s), 2.45(4H,t,J=6.2Hz),
3.73(4H,t,J=6.2Hz).
【0054】参考例48 エチル N−tert−ブトキシカルボニル−4−ピペリジ
デンアセテート 水素化ナトリウム(412mg)をテトラヒドロフラン
(5ml)に懸濁させ、ジエチルホスホノ酢酸エチル
(2.18ml)を氷冷下、滴下した。室温で30分間撹
拌後、さらにN−tert−ブトキシカルボニル−4−ピペ
リドン(1.00g)/THF(5ml)溶液を加えた。
室温で1時間撹拌後、氷冷下、水を加えた。酢酸エチル
で希釈し、重層水、食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウム
で乾燥した。濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=4/1)より精製
し、白色粉末の表題化合物(1.40g)を得た。 IR(KBr)ν(cm-1):2924, 1709, 1680, 1429, 1166.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.28(3H,t,J=7.0Hz), 1.47(9H,s),
2.28(2H,t,J=5.6Hz), 3.48(2H,t,J=5.8Hz), 3.51(2H,t,
J=5.6Hz), 4.15(2H,q,J=7.0Hz), 5.71(1H,s). 参考例49 エチル N−tert−ブトキシカルボニル−4−ピペリジ
ルアセテート エチル N−tert−ブトキシカルボニル−4−ピペリジ
デンアセテート(1.20g)をエタノール(10ml)
に溶かし、Pd/C(180mg)を加えた。窒素置換
後、水素ガスを注入した。室温で2時間撹拌後、触媒を
ろ去した。濃縮し、白色粉末の表題化合物(1.18
g)を得た。 IR(Neat)ν(cm-1):1736, 1695, 1421, 1286, 1159.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.1-1.3(2H,m), 1.26(3H,t,J=7.2H
z), 1.45(9H,s), 1.6-2.0(3H,m), 2.23(2H,d,J=7.0Hz),
2.72(2H,t,J=12.0Hz), 4.0-4.1(2H,m), 4.13(2H,q,J=
7.2Hz).
【0055】参考例50 N−tert−ブトキシカルボニル−4−(1−ヒドロキシ
エチル)ピペリジン エチル N−tert−ブトキシカルボニル−4−ピペリジ
ルアセテート(1.18g)をジエチルエーテル(20m
l)に溶かしメタノール(0.19ml)を加えた。氷冷下
さらに水素化ほう素リチウム(123mg)を加えた。室
温で15時間撹拌後、氷冷下、水を加えた。酢酸エチル
で希釈し、食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し
た。濃縮し、無色オイルの表題化合物(0.96g)を
得た。 IR(Neat)ν(cm-1):3350, 2927, 1697, 1672, 1429,
1169.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.0-1.4(4H,m), 1.45(9H,s), 1.5-1.
8(4H,m), 2.69(2H,t,J=13.3Hz), 3.6-3.8(2H,brm), 4.0
-4.2(2H,brm). 参考例51 N−tert−ブトキシカルボニル−4−(1−ブロモエチ
ル)ピペリジン N−tert−ブトキシカルボニル−4−(1−ヒドロキシ
エチル)ピペリジン(0.92g)をジクロロメタン
(20ml)に溶かし、四臭化炭素(1.62g)を加え
た。氷冷下さらにトリフェニルホスフィン(1.58
g)をゆっくりと加えた。室温で2時間撹拌後、ジクロ
ロメタンで留去し、酢酸エチルで希釈した。重層水を加
え、不溶物をろ去した。酢酸エチルで抽出し、食塩水で
洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥した。濃縮し、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸
エチル=8/1)より精製し、無色オイルの表題化合物
(1.34g)を得た。 IR(Neat)ν(cm-1):2926, 1691, 1425, 1242, 1167.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.0-1.3(3H,m), 1.45(9H,s), 1.6-1.
9(4H,m), 2.6-2.8(2H,brm), 3.45(2H,t,J=6.8Hz), 4.0-
4.2(2H,brm).
【0056】実施例1 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕チオ−
3−メチル−4(3H)−キナゾリノン ケミカル・ファーマシューティカル・ブルタン(Chem.
Pharm. Bull.)、17巻、2357頁、1969年の方
法で合成した2−メルカプト−3−メチル−4(3H)
−キナゾリノン(1.0g)と水酸化ナトリウム(25
0mg)の50%エタノール(15ml)−ジメチルホルム
アミド(15ml)溶液に、4−(4−クロロベンゾイ
ル)ベンジルブロミド(1.8g)を加え、反応液を室
温で1時間撹拌させた。反応液を水にあけ生じた結晶を
ろ取し、水、メタノールで洗浄し、酢酸エチル−メタノ
ールから再結晶して無色固体の表題化合物(1.29
g)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:3.61(3H,s), 4.62(2H,s), 7.35-7.50
(3H,m), 7.55-7.80(8H,m), 8.24(1H,d,J=8.0Hz). IR(KBr):1670, 1645, 1550 cm-1.
【0057】実施例2 2−〔4−(4−フルオロベンゾイル)ベンジル〕チオ
−3−メチル−4(3H)−キナゾリノン 2−メルカプト−3−メチル−4(3H)−キナゾリノ
ン(1.0g)と水酸化ナトリウム(250mg)の50
%エタノール(15ml)−ジメチルホルムアミド(15
ml)溶液に、4−(4−フルオロベンゾイル)ベンジル
ブロミド(1.55g)を加え、反応液を室温で1時間
撹拌させた。反応液を水にあけ生じた結晶をろ取し、
水、メタノールで洗浄し、メタノールから再結晶して無
色固体の表題化合物(1.85g)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:3.61(3H,s), 4.62(2H,s), 7.15(2H,
t,J=8.6Hz), 7.40(1H,dt,J=8.2,1.4Hz), 7.58-7.90(8H,
m), 8.23(1H,dd,J=8.0,1.4Hz). IR(KBr):1670, 1645, 1550 cm-1. 実施例3 2−〔3−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕チオ−
3−メチル−4(3H)−キナゾリノン 2−メルカプト−3−メチル−4(3H)−キナゾリノ
ン(1.0g)と水酸化ナトリウム(250mg)の50
%エタノール(15ml)−ジメチルホルムアミド(15
ml)溶液に、3−(4−クロロベンゾイル)ベンジルブ
ロミド(1.8g)を加え、反応液を室温で1時間撹拌
させた。反応液を水にあけ生じた結晶をろ取し、水、メ
タノールで洗浄し、メタノールから再結晶して無色固体
の表題化合物(2.22g)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:3.59(3H,s), 4.59(2H,s), 7.34-7.52
(5H,m), 7.61-7.80(5H,m), 7.96(1H,d,J=2.0Hz), 8.22
(1H,dd,J=8.0,1.4Hz). IR(KBr):1660, 1650, 1525 cm-1.
【0058】実施例4 2−〔4−(2,4−ジクロロベンゾイル)ベンジル〕
チオ−3−メチル−4(3H)−キナゾリノン 2−メルカプト−3−メチル−4(3H)−キナゾリノ
ン(1.0g)と水酸化ナトリウム(250mg)の50
%エタノール(15ml)−ジメチルホルムアミド(15
ml)溶液に、4−(2,4−ジクロロベンゾイル)ベン
ジルブロミド(1.88g)を加え、反応液を室温で1
時間撹拌させた。反応液を水にあけ生じた結晶をろ取
し、水、メタノールで洗浄し、メタノールから再結晶し
て無色固体の表題化合物(2.16g)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:3.59(3H,s), 4.59(2H,s), 7.25-7.80
(10H,m), 8.22(1H,dd,J=8.2,1.4Hz). IR(KBr):1670, 1650, 1550 cm-1.
【0059】実施例5 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕チオ−
3−メチル−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ
〔d〕ピリミジン−4(3H)−オン 参考例1で得られた2−メルカプト−3−メチル−6,
7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ〔d〕ピリミジン−
4(3H)−オン(1.0g)と水酸化ナトリウム(2
20mg)の50%エタノール(15ml)−ジメチルホル
ムアミド(8ml)溶液に、4−(4−クロロベンゾイ
ル)ベンジルブロミド(1.75g)を加え、反応液を
室温で1時間撹拌させた。反応液を水にあけ生じた結晶
をろ取し、水、メタノールで洗浄し、メタノールから再
結晶して無色固体の表題化合物(1.15g)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:2.06(2H,quint,J=7.4Hz), 2.79(2H,
t,J=7.4Hz), 2.84(2H,t,J=7.4Hz), 3.49(3H,s), 4.50(2
H,s), 7.46(2H,d,J=8.6Hz), 7.54(2H,d,J=8.6Hz),7.74
(4H,d,J=8.6Hz). IR(KBr):1670, 1645, 1495 cm
−1
【0060】実施例6 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕チオ−
1,7−ジメチル−6−オキソプリン 参考例2で得られた1,7−ジメチル−2−メルカプト
−6−オキソプリン(286mg)と水酸化ナトリウム
(60mg)の50%エタノール(10ml)−ジメチルホ
ルムアミド(15ml)溶液に、4−(4−クロロベンゾ
イル)ベンジルブロミド(480mg)を加え、反応液を
室温で1時間撹拌させた。反応液を水にあけ生じた結晶
をろ取し、水、メタノールで洗浄し、メタノールから再
結晶して無色固体の表題化合物(535mg)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:3.57(3H,s), 4.05(3H,s), 4.63(2H,
s), 7.45(2H,d,J=8.4Hz),7.61(2H,d,J=8.4Hz), 7.73(1
H,s), 7.74(4H,d,J=8.4Hz). IR(KBr):1680, 1650, 1490 cm-1.
【0061】実施例7 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕チオ−
3−メチルチェノ〔3,2−d〕ピリミジン−4(3H)
−オン 2−メルカプト−3−メチルチェノ〔3,2−d〕ピリミ
ジン−4(3H)−オン(1.0g)と水酸化ナトリウ
ム(205mg)の50%エタノール(12ml)−ジメチ
ルホルムアミド(20ml)溶液に、4−(4−クロロベ
ンゾイル)ベンジルブロミド(1.56g)を加え、反
応液を室温で1時間撹拌させた。反応液を水にあけ生じ
た結晶をろ取し、水、メタノールで洗浄し、メタノール
から再結晶して無色固体の表題化合物(1.497g)
を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:3.61(3H,s), 4.58(2H,s), 7.23(1H,
d,J=5.2Hz), 7.45(2H,d,J=8.6Hz), 7.59(2H,d,J=8.2H
z), 7.70-7.80(5H,m). IR(KBr):1665, 1645, 1510 cm-1.
【0062】実施例8 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕チオ−
3−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ベンズ〔b〕
チェノ〔2,3−d〕ピリミジン−4(3H)−オン 2−メルカプト−3−メチル−5,6,7,8−テトラヒ
ドロ−ベンズ〔b〕チェノ〔2,3−d〕ピリミジン−4
(3H)−オン(500mg)と水酸化ナトリウム(75
mg)の50%エタノール(5ml)−ジメチルホルムアミ
ド(5ml)溶液に、4−(4−クロロベンゾイル)ベン
ジルブロミド(565mg)を加え、反応液を室温で1時
間撹拌させた。反応液を水にあけ生じた結晶をろ取し、
水、メタノールで洗浄し、メタノールから再結晶して無
色固体の表題化合物(497mg)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:1.72-1.94(4H,m), 2.75(2H,m), 2.98
(2H,m), 3.53(3H,s), 4.53(2H,s), 7.45(2H,d,J=8.6H
z), 7.56(2H,d,J=8.4Hz), 7.74(4H,d,J=8.6Hz). IR(KBr):1670, 1660, 1510 cm-1.
【0063】実施例9 6−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕チオ−
5−メチル−1H−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−
4(5H)−オン 6−メルカプト−5−メチル−1H−ピラゾロ〔3,4
−d〕ピリミジン−4(5H)−オンカリウム塩(1.0
g)のジメチルホルムアミド(10ml)溶液に、4−
(4−クロロベンゾイル)ベンジルブロミド(1.39
3g)を加え、反応液を室温で1時間撹拌させた。反応
液を水にあけ生じた結晶をろ取し、水、メタノールで洗
浄し、メタノールから再結晶して無色固体の表題化合物
(1.647g)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6)δ:3.53(3H,s), 4.58(2H,s), 7.50(2
H,t,J=8.6Hz), 7.65(2H,d,J=8.6Hz), 7.73(2H,d,J=8.6H
z), 7.74(2H,d,J=8.6Hz), 7.79(1H,s). IR(KBr):3200, 1660, 1640, 1575, 1280 cm-1.
【0064】実施例10 6−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕チオ−
1,5−ジメチル−1H−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミ
ジン−4(5H)−オンおよび6−〔4−(4−クロロ
ベンゾイル)ベンジル〕チオ−2,5−ジメチル−2H
−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4(5H)−オン 6−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕チオ−
5−メチル−1H−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−
4(5H)−オン(1.0g)のジメチルホルムアミド
(20ml)懸濁液に、60%水素化ナトリウム(197
mg)を加え室温で10分間撹拌させ透明溶液になった
後、ヨウ化メチル(515mg)を加え室温で1時間撹拌
した。反応液を濃縮し得られた残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=3/2)
にて精製して無色固体の6−〔4−(4−クロロベンゾ
イル)ベンジル〕チオ−1,5−ジメチル−1H−ピラ
ゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4(5H)−オン(12
0mg)および無色固体の6−〔4−(4−クロロベンゾ
イル)ベンジル〕チオ−2,5−ジメチル−2H−ピラ
ゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4(5H)−オン(57
0mg)を得た。 6−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕チオ−
1,5−ジメチル−1H−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミ
ジン−4(5H)−オン1 H-NMR(CDCl3)δ:3.54(3H,s), 4.06(3H,s), 4.60(2H,
s), 7.46(2H,d,J=8.6Hz),7.61(2H,d,J=8.4Hz), 7.75(4
H,d,J=8.6Hz), 7.99(1H,s). IR(KBr):1680, 1645, 1570 cm-1. 6−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕チオ−
2,5−ジメチル−2H−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミ
ジン−4(5H)−オン1 H-NMR(CDCl3)δ:3.57(3H,s), 3.97(3H,s), 4.57(2H,
s), 7.47(2H,d,J=8.6Hz),7.59(2H,d,J=8.4Hz), 7.75(2
H,d,J=8.6Hz), 7.78(2H,d,J=8.4Hz), 8.00(1H,s). IR(KBr):1700, 1660, 1550 cm-1.
【0065】実施例11 6−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕チオ−
3,5−ジメチル−1H−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミ
ジン−4(5H)−オン 6−メルカプト−3,5−ジメチル−1H−ピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4(5H)−オンカリウム塩
(800mg)のジメチルホルムアミド(12ml)溶液
に、4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルブロミド
(1.05g)を加え、反応液を室温で1時間撹拌させ
た。反応液を水にあけ生じた結晶をろ取し、水、メタノ
ールで洗浄し、メタノールから再結晶して無色固体の表
題化合物(1.086g)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6)δ:2.44(3H,s), 3.42(3H,s), 4.60(2
H,s), 7.63(2H,d,J=8.6Hz), 7.71(4H,s), 7.75(2H,d,J=
8.6Hz), 13.29(1H,brs). IR(KBr):3210, 1660, 1575, 1550, 1280 cm-1.
【0066】実施例12 6−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕チオ−
1,3,5−トリメチル−1H−ピラゾロ〔3,4−d〕ピ
リミジン−4(5H)−オンおよび6−〔4−(4−ク
ロロベンゾイル)ベンジル〕チオ−2,3,5−トリメチ
ル−2H−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4(5
H)−オン 6−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕チオ−
3,5−ジメチル−1H−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミ
ジン−4(5H)−オン(500mg)のジメチルホルム
アミド(15ml)懸濁液に、60%水素化ナトリウム
(55mg)を加え室温で10分間撹拌させ透明溶液にな
った後、ヨウ化メチル(235mg)を加え室温で1時間
撹拌した。反応液を濃縮し得られた残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=3/
2)にて精製して無色固体の6−〔4−(4−クロロベ
ンゾイル)ベンジル〕チオ−1,3,5−トリメチル−1
H−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4(5H)−オ
ン(90mg)および無色固体の6−〔4−(4−クロロ
ベンゾイル)ベンジル〕チオ−2,3,5−トリメチル−
2H−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4(5H)−
オン(170mg)を得た。 6−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕チオ−
1,3,5−トリメチル−1H−ピラゾロ〔3,4−d〕ピ
リミジン−4(5H)−オン1 H-NMR(CDCl3)δ:2.66(3H,s), 3.51(3H,s), 3.91(3H,
s), 4.59(2H,s), 7.46(2H,d,J=8.8Hz), 7.60(2H,d,J=8.
4Hz), 7.70-7.80(4H,m). IR(KBr):1680, 1645, 1585, 1520 cm-1. 6−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕チオ−
2,3,5−ジメチル−2H−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリ
ミジン−4(5H)−オン1 H-NMR(CDCl3)δ:2.55(3H,s), 3.54(3H,s), 3.88(3H,
s), 4.55(2H,s), 7.47(2H,d,J=8.6Hz), 7.58(2H,d,J=8.
2Hz), 7.75(2H,d,J=8.6Hz), 7.77(2H,d,J=8.2Hz). IR(KBr):1695, 1660, 1550 cm-1.
【0067】実施例13 6−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕チオ−
3,5−ジメチル−イソオキサゾロ〔5,4−d〕ピリミ
ジン−4(5H)−オン 6−メルカプト−3,5−ジメチル−イソオキサゾロ
〔5,4−d〕ピリミジン−4(5H)−オン(800m
g)と水酸化ナトリウム(165mg)の50%エタノー
ル(10ml)−ジメチルホルムアミド(10ml)溶液
に、4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルブロミド
(1.25g)を加え、反応液を室温で1時間撹拌させ
た。反応液を濃縮し得られた残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=2/1)に
て精製して無色固体の表題化合物(470mg)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:2.57(3H,s), 3.55(3H,s), 4.59(2H,
s), 7.46(2H,d,J=8.6Hz),7.58(2H,d,J=8.4Hz), 7.74(2
H,d,J=8.4Hz), 7.76(2H,d,J=8.6Hz). IR(KBr):1715, 1690, 1650, 1590, 1525 cm-1.
【0068】実施例14 9−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルオキシ〕
−2,3−ジメチル−4H−ピリド〔1,2−a〕ピリミ
ジン−4−オン 参考例3で得られた9−ヒドロキシ−2,3−ジメチル
−4H−ピリド〔1,2−a〕ピリミジン−4−オン(5
00mg)と炭酸カリウム(375mg)のアセトン(15
ml)溶液に、4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルブ
ロミド(896mg)を加え、反応液を室温で一夜撹拌さ
せた。反応液を濃縮し得られた残渣を水および酢酸エチ
ルで洗浄し、メタノールから再結晶して無色固体の表題
化合物(415mg)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6)δ:2.14(3H,s), 2.43(3H,s), 7.16(1
H,t,J=7.2Hz), 7.31(1H,d,J=7.4Hz), 7.63(2H,d,J=8.0H
z), 7.68(2H,d,J=8.0Hz), 7.77(2H,d,J=8.0Hz), 7.80(2
H,d,J=8.0Hz), 8.50(1H,d,J=7.0Hz). IR(KBr):1630, 1480, 1280 cm-1.
【0069】実施例15 7−(4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル)−1,
3−ジメチルキサンチン テオフィリン(1.80g)のジメチルホルムアミド
(20ml)溶液に炭酸カリウム(1.66g)と臭化4
−(4−クロロベンゾイル)ベンジル(3.10g)を
加えて室温で14時間撹拌した。反応液に水を加え、酢
酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗い、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、溶媒を留去した。残さをシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:
4)で精製し、表題化合物(2.79g,68%)を無
色粉末として得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:3.41(3H,s), 3.63(3H,s), 5.59(2H,
s), 7.38-7.50(4H,m), 7.65(1H,s), 7.68-7.81(4H,m). IR(KBr):3110, 1690, 1650, 1400, 1280, 1230 cm-1. 実施例16 7−(4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル)−1,
3−ジメチルキサンチン塩酸塩 7−(4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル)−1,
3−ジメチルキサンチン(100mg)のメタノール(4
ml)溶液に4N塩酸(1ml)を加え、室温で10分間撹
拌した。反応液にエーテルを加え、析出物質をろ過して
表題化合物(84mg,77%)を白色粉末として得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:3.45(3H,s), 3.70(3H,s), 5.70(2H,
s), 7.42-7.83(8H,m), 8.47(1H,s). IR(KBr):3010, 2950, 1710, 1675, 1660 cm-1.
【0070】実施例17 7−(4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル)−3−
メチルキサンチン 3−メチルキサンチン(1.06g)のジメチルホルムア
ミド(26ml)溶液に炭酸カリウム(1.06g)と臭化4
−(4−クロロベンゾイル)ベンジル(1.98g)を加
えて室温で24時間撹拌した。反応液に水と酢酸エチル
を加え、浮遊物を濾過し、そのろ過物の水溶液に1N塩
酸水溶液を加え、クロロホルムで抽出し、飽和食塩水で
洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥し溶媒を留去した。残
さを酢酸エチルで洗い、表題化合物(239mg,10
%)を無色粉末として得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:3.54(3H,s), 3.57(3H,s), 7.41-7.52
(4H,m), 7.68-7.81(5H,m). IR(KBr):3450, 3160, 3040, 2820, 1685, 1585, 1540,
1375, 1280, 1230, 1190, 925, 750 cm-1. 実施例18 1−(4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル)−3,
7−ジメチルキサンチン テオブロミン(0.90g)のジメチルホルムアミド
(20ml)に水素化ナトリウム(240ml)と臭化4−
(4−クロロベンゾイル)ベンジル(1.55g)を加
え、室温で18時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸
エチルで抽出し、飽和食塩水で洗い、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥し、溶媒を留去した。残さをエーテルで洗い、
表題化合物(1.37g,67%)を無色粉末として得
た。1 H-NMR(CDCl3)δ:3.60(3H,s), 4.00(3H,s), 5.27(2H,
s), 7.38-7.79(8H,m). IR(KBr):3310, 2940, 1710, 1655, 1645, 1600, 1580,
1545, 1280, 930 cm-1.
【0071】実施例19 8−クロロ−7−(4−(4−クロロベンゾイル)ベン
ジル)−1,3−ジメチルキサンチン 8−クロロテオフィリン(2.15g)のジメチルホル
ムアミド(20ml)溶液に炭酸カリウム(1.66g)
と臭化4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル(3.1
0g)を加えて室温で20時間撹拌した。反応液に水を
加え、酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗い、無水硫
酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去した。残さをエーテ
ルで洗い、表題化合物(3.34g,75%)を無色粉
末として得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:3.41(3H,s), 3.57(3H,s), 5.64(2H,
s), 7.41-7.52(4H,m), 7.68-7.80(4H,m). IR(KBr):2940, 1710, 1660, 1580, 1530, 1445, 1400,
1370, 1280, 740 cm-1. 実施例20 7−(4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル)−1,
3−ジメチル−8−メトキシキサンチン 8−クロロ−7−(4−(4−クロロベンジル)ベンゾ
イル)−1,3−ジメチルキサンチン(866mg)のジ
メチルホルムアミド(40ml)溶液にナトリウムメトキ
シド(10ml,28%メタノール溶液)を加え、室温で
30分間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽
出し、飽和食塩水で抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、溶媒を留去した。残さをエーテルで洗い、表題化合
物(470mg,54%)を無色粉末として得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:3.40(3H,s), 3.54(3H,s), 4.17(3H,
s), 5.36(2H,s), 7.38-7.78(8H,m). IR(KBr):2950, 1705, 1670, 1655, 1610, 1525, 1460,
1410, 1285 cm-1.
【0072】実施例21 7−(4−(4−クロロベンジル)ベンゾイル)−1,
3−ジメチル尿酸 7−(4−(4−クロロベンジル)ベンゾイル)−1,
3−ジメチル−8−メトキシキサンチン(400mg)に
濃塩酸(8ml)を室温で加え、130℃で1時間撹拌し
た。放冷後、析出物をろ取し、水とエーテルで洗い、表
題化合物(333mg,86%)を無色粉末として得た。1 H-NMR(CDCl3+5%CD3OD)δ:3.36(3H,s), 3.45(3H,s),
5.23(2H,s), 7.40-7.80(8H,m). IR(KBr):3450, 2950, 2710, 1680, 1550, 1280, 1185,
740 cm-1. 実施例22 1−(4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル)−4,
6−ジメチル−トリアゾロ〔4,5−d〕ピリミジン−
5,7−ジオン 塩化N,N−ジメチルアジドホスゲンイミニウム(1.7
0g)の塩化メチレン(40ml)溶液に4−アミノ−1,3
−ジメチルウラシル(1.55g)を加えて3時間加熱還
流し、反応液を濃縮した。残さをジメチルホルムアミド
(30ml)溶液に炭酸カリウム(6.91g)と臭化4
−(4−クロロベンゾイル)ベンジル(3.10g)を
加え、室温で18時間撹拌した。反応液に水を加え、酢
酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗い、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、溶媒を留去した。残さをシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1
〜1:1)で精製し、表題化合物(0.92g,22
%)を無色粉末として得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:3.41(3H,s), 3.66(3H,s), 5.93(2H,
s), 7.39-7.80(8H,m). IR(KBr):1710, 1680, 1560, 1270, 925, 745 cm-1.
【0073】実施例23 7−(3−(4−クロロベンゾイル)ベンジル)−1,
3−ジメチルキサンチン テオフィリン(1.80g)のジメチルホルムアミド
(50ml)溶液に炭酸カリウム(1.66g)と臭化3
−(4−クロロベンゾイル)ベンジル(3.10g)を
加えて室温で24時間撹拌した。反応液に水を加え、酢
酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗い、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、溶媒を留去した。残さを再結晶(アセト
ン−ヘキサン)し、表題化合物(1.64g,40%)
を白色粉末として得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:3.40(3H,s), 3.60(3H,s), 5.57(2H,
s), 7.42-7.79(9H,m). IR(KBr):1700, 1660, 1550, 1290, 750 cm-1. 実施例24 7−(4−(2,4−ジクロロベンゾイル)ベンジル)
−1,3−ジメチルキサンチン テオフィリン(1.80g)のジメチルホルムアミド
(20ml)溶液に炭酸カリウム(1.66g)と臭化4
−(2,4−ジクロロベンゾイル)ベンジル(3.33
g)を加えて室温で24時間撹拌した。反応液に水を加
え、酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗い、無水硫酸
ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去した。残さを再結晶
(酢酸エチル)し、表題化合物(3.38g,76%)
を白色粉末として得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:3.39(3H,s), 3.60(3H,s), 5.58(2H,
s), 7.25-7.84(8H,m). IR(KBr):1700, 1660, 1290, 930, 745 cm-1.
【0074】実施例25 7−(4−(4−フルオロベンゾイル)ベンジル)−
1,3−ジメチルキサンチン テオフィリン(1.80g)のジメチルホルムアミド
(20ml)溶液に炭酸カリウム(1.66g)と臭化4
−(4−フルオロベンゾイル)ベンジル(2.93g)
を加えて室温で24時間撹拌した。反応液に水を加え、
酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗い、無水硫酸ナト
リウムで乾燥し、溶媒を留去した。残さをエーテルで洗
い、表題化合物(2.79g,74%)を白色粉末とし
て得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:3.41(3H,s), 3.60(3H,s), 5.59(2H,
s), 7.08-7.86(9H,m). IR(KBr):1700, 1660, 1640, 1590, 1545, 1270, 1230
cm-1. 実施例26 7−(4−(2−クロロベンゾイル)ベンジル)−1,
3−ジメチルキサンチン テオフィリン(0.90g)のジメチルホルムアミド
(20ml)溶液に炭酸カリウム(0.83g)と臭化4
−(2−クロロベンゾイル)ベンジル(1.55g)を
加えて室温で13時間撹拌した。反応液に水を加え、酢
酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗い、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、溶媒を留去した。残さをエーテルで洗
い、表題化合物(1.70g,83%)を針状結晶とし
て得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:3.39(3H,s), 3.60(3H,s), 5.58(2H,
s), 7.30-7.48(6H,m), 7.63(1H,s), 7.76-7.85(2H,m). IR(KBr):3100, 1700, 1660, 1540, 1430, 1285, 740 c
m-1.
【0075】実施例27 7−(4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル)キサン
チン塩酸塩 1,3−ジエトキシ−7−(4−(4−クロロベンゾイ
ル)ベンジル)プリン(100mg)に濃塩酸(10ml)
を室温で加え、130℃で2時間撹拌した。放冷後、析
出物をろ過し、水とエーテルで洗い、表題化合物(73
mg,73%)を無色粉末として得た。1 H-NMR(CDCl3+5%CD3OD)δ:5.59(2H,s), 7.45-7.55(4H,
m), 7.70-7.90(4H,m), 8.05(1H,s). IR(KBr):2950, 2760, 1710, 1650, 1575, 1270 cm-1. 実施例28 7−(4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル)−1,
3,8−トリメチルキサンチン 1,3,8−トリメチルキサンチン(0.97g)のジメ
チルホルムアミド(20ml)溶液に炭酸カリウム(0.
83g)と臭化4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル
(1.55g)を加えて室温で2時間撹拌した。反応液
に水を加え、酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗い、
無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去した。残さを
アセトンで洗い、表題化合物(1.34g,61%)を
白色粉末として得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:2.46(3H,s), 3.41(3H,s), 3.60(3H,
s), 5.63(2H,s), 7.25-7.80(8H,m). IR(KBr):2950, 1705, 1660, 1610, 1590, 1545, 1490,
1410, 1395, 1290, 1270, 1090, 925, 755, 745 cm-1.
【0076】実施例29 7−(4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル)−1,
3−ジメチル−8−エチルキサンチン 1,3−ジメチル−8−エチルキサンチン(416mg)
のジメチルホルムアミド(10ml)溶液に炭酸カリウム
(332mg)と臭化4−(4−クロロベンゾイル)ベン
ジル(619mg)を加えて室温で21時間撹拌した。反
応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗
い、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去した。残
さを再結晶(酢酸エチル−エーテル)し、表題化合物
(584mg,67%)を白色粉末として得た。 H−NMR(CDCl)δ:1.30(3H,t,J=7.6Hz),
2.72(2H,q,J=7.6Hz), 3.40(3H,s), 3.61(3H,s), 5.64(2
H,s), 7.21-7.80(8H,m). IR(KBr):1700, 1600, 1650, 1410, 1280 cm-1. 実施例30 2−(4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルチオ)−
3−メチルピリド〔2,3−d〕ピリミジン−4−オン 3−メチルピリド〔2,3−d〕ピリミジン−4−オン−
2−チオン(193mg)のジメチルホルムアミド(5m
l)溶液に水素化ナトリウム(60mg)と臭化4−(4
−クロロベンゾイル)ベンジル(310mg)を加えて室
温で30分間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗
い、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去した。残
さを再結晶(酢酸エチル−エーテル−ヘキサン)し、表
題化合物(162mg,38%)を白色粉末として得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:3.62(3H,s), 4.73(2H,s), 7.26-7.79
(9H,m), 8.54-8.61(1H,m), 8.90-8.95(1H,m). IR(KBr):1680, 1645, 1580, 1550, 1425, 1285,
1270, 1080, 725 cm-1.
【0077】実施例31 1−〔4−(4−クロロ−ベンゾイル)ベンジル〕−4
−クロロ−イミダゾ〔4,5−d〕ピリダジン−7(6
H)−オンおよび1−〔4−(4−クロロ−ベンゾイ
ル)ベンジル〕−7−クロロ−イミダゾ〔4,5−d〕ピ
リダジン−4(5H)−オン 1−〔4−(4−クロロ−ベンゾイル)ベンジル〕−
4,7−ジクロロ−イミダゾ〔4,5−d〕ピリダジン
(2.006g)をジオキサン(20ml)に溶解し、水
酸化ナトリウム水溶液(水酸化ナトリウム3.78g/
水30ml)を加えて15時間加熱還流した。水(100
ml)を加えて、酢酸(5ml)を加えた後、析出した結晶
をろ取した。得られた結晶をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(担体50g;ジクロロメタン:酢酸エチル
−10:1−1:1)にて精製を行い、表題化合物1−
〔4−(4−クロロ−ベンゾイル)ベンジル〕−4−ク
ロロ−イミダゾ〔4,5−d〕ピリダジン−7(6H)−
オンを1.32g(収率69%)、表題化合物1−〔4
−(4−クロロ−ベンゾイル)ベンジル〕−7−クロロ
−イミダゾ〔4,5−d〕ピリダジン−4(5H)−オン
を441mg(収率23%)得た。 1−〔4−(4−クロロ−ベンゾイル)ベンジル〕−4
−クロロ−イミダゾ〔4,5−d〕ピリダジン−7(6
H)−オン1 H-NMR(CDCl3)δ:5.80(2H,s), 7.51(2H,d,J=8.4Hz),
7.60(2H,d,J=8.8Hz), 7.73(4H,d,J=8.8Hz), 8.69(1H,
s). IR(KBr):3101, 2933, 1672, 1533, 742 cm-1. 1−〔4−(4−クロロ−ベンゾイル)ベンジル〕−7
−クロロ−イミダゾ〔4,5−d〕ピリダジン−4(5
H)−オン1 H-NMR(CDCl3)δ:5.86(2H,s), 7.31(2H,d,J=8.4Hz),
7.61(2H,d,J=8.8Hz), 7.74(4H,d,J=8.6Hz), 8.62(1H,
s). IR(KBr):3116, 2926, 1676, 1533, 739 cm-1.
【0078】実施例32 1−〔4−(4−クロロ−ベンゾイル)ベンジル〕−4
−クロロ−6−メチル−イミダゾ〔4,5−d〕ピリダジ
ン−7(6H)−オン 1−〔4−(4−クロロ−ベンゾイル)ベンジル〕−4
−クロロ−イミダゾ〔4,5−d〕ピリダジン−7(6
H)−オン(963mg)DMF(15ml)に溶解し、炭
酸カリウム(985mg)を加えた後、よう化メチル
(0.45ml)を加え、室温にて65時間撹拌した。水
(50ml)を加えて析出した結晶をろ取した後、得られ
た結晶をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(担体3
0g;ジクロロメタン:エーテル−1:0−3:1)に
て精製を行い、表題化合物を655mg(収率66%)得
た。1 H-NMR(CDCl3)δ:3.86(3H,s), 5.81(2H,s), 7.45(2H,
d,J=7.8Hz), 7.46(2H,d,J=8.6Hz), 7.73(2H,d,J=8.6H
z), 7.78(2H,d,J=8.2Hz), 8.01(1H,s). IR(neat):2949, 1666, 1537, 74
1 cm−1. 実施例33 1−〔4−(4−クロロ−ベンゾイル)ベンジル〕−5
−メチル−7−クロロ−イミダゾ〔4,5−d〕ピリダ
ジン−4(5H)−オン 実施例32と同様にして、1−〔4−(4−クロロ−ベ
ンゾイル)ベンジル〕−7−クロロ−イミダゾ〔4,5
−d〕ピリダジン−4(5H)−オン(424mg)をD
MF(7ml)に溶解し、炭酸カリウム(465mg)を加
えた後、よう化メチル(0.2ml)を加え、室温にて6
5時間撹拌した。水(50ml)を加えて析出した結晶を
ろ取した後、得られた結晶をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(担体30g;酢酸エチル:メタノール=
1:0−20:1)にて精製を行い、表題化合物を21
8mg(収率50%)得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:3.87(3H,s), 5.74(2H,s), 7.23(2H,
d,J=8.4Hz), 7.46(2H,d,J=8.4Hz), 7.72(2H,d,J=8.6H
z), 7.78(2H,d,J=8.2Hz), 8.01(1H,s). IR(neat):2951, 1672, 1529, 739 cm-1.
【0079】実施例34 1−〔4−(4−クロロ−ベンゾイル)ベンジル〕−4
−メトキシ−6−メチル−イミダゾ〔4,5−d〕ピリダ
ジン−7(6H)−オン 1−〔4−(4−クロロ−ベンゾイル)ベンジル〕−4
−クロロ−6−メチル−イミダゾ〔4,5−d〕ピリダジ
ン−7(6H)−オン(72mg)をメタノール(5ml)
に溶解し、28%ナトリウムメトキシド/メタノール溶
液(1.0ml)を加えた後、5時間加熱還流した。多量
の水を加えて結晶を析出させ、水にて洗浄した後、減圧
下乾燥し表題化合物を50mg(収率70%)得た。1 H-NMR(CD3OD)δ:3.71(3H,s), 4.00(3H,s), 5.85(2H,
s), 7.50(2H,d,J=8.6Hz),7.52(2H,d,J=8.8Hz), 7.74(2
H,d,J=8.8Hz), 7.75(2H,d,J=8.6Hz), 8.42(1H,s). IR(neat):2945, 1660, 1561, 1269, 1234, 739 cm-1. 実施例35 1−〔4−(4−クロロ−ベンゾイル)ベンジル〕−5
−メチル−7−メトキシ−イミダゾ〔4,5−d〕ピリダ
ジン−4(5H)−オン 実施例7と同様にして、1−〔4−(4−クロロ−ベン
ゾイル)ベンジル〕−5−メチル−7−クロロ−イミダ
ゾ〔4,5−d〕ピリダジン−4(5H)−オン(52m
g)をメタノール(5ml)に溶解し、28%ナトリウム
メトキシド/メタノール溶液(0.5ml)を加えた後、
3時間加熱還流した。多量の水を加えて結晶を析出さ
せ、水にて洗浄した後、減圧下乾燥し表題化合物を20
mg(収率39%)得た。1 H-NMR(CD3OD)δ:3.73(3H,s), 3.97(3H,s), 5.70(2H,
s), 7.41(2H,d,J=8.4), 7.51(2H,d,J=8.8Hz), 7.73(2H,
d,J=8.6Hz), 7.76(2H,d,J=8.2Hz), 8.36(1H,s). IR(neat):2947, 1660, 1568, 1272, 737 cm-1.
【0080】実施例36 8−tert−ブチル−5−〔4−(4−クロロベンゾイ
ル)ベンジル〕−2,3,4,5−テトラヒドロピリダジ
ノ〔4,5−b〕−1,4−オキサゼピン−9(8H)−
オン 金属ナトリウム(6.5mg)をエタノール(1ml)に溶
解して調整したナトリウムエトキシドエタノール溶液
に、2−tert−ブチル−4−クロロ−5−〔4−(4−
クロロベンゾイル)ベンジル−N−(3−ヒドロキシプ
ロピル)アミノ〕−3(2H)−ピリダジノン(91m
g)のエタノール(5ml)溶液を加え、46時間加熱還
流した。室温まで冷却後水を加え、酢酸エチルで抽出し
た。抽出液を水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下に留去し、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー〔展開溶媒:
n−ヘキサン/酢酸エチル=1/1→1/2〕で精製し
て表題化合物を白色粉末(120mg:収率12%)とし
て得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:1.62(9H,s), 2.06(2H,quintet,J=6.2
Hz), 3.55(2H,t,J=6.2Hz), 4.42(2H,t,J=6.2Hz), 4.55
(2H,m), 7.32(1H,s), 7.41(2H,d,J=8.4Hz), 7.48(2H,d,
J=8.4Hz), 7.76(2H,d,J=8.4Hz), 7.81(2H,d,J=8.4Hz).
【0081】実施例37 1−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−2,
3−ジクロロ−5−メチル−1H−ピロロ〔2,3−d〕
ピリダジン−4(5H)−オン 氷浴で冷却した60%油性水素化ナトリウム(96mg)
のDMF(10ml)懸濁液に、2,3−ジクロロ−5−
メチル−1H−ピロロ〔2,3−d〕ピリダジン−4(5
H)−オン(404mg)のDMF(70ml)溶液を滴下
注入した。室温で3時間撹拌後、4−(4−クロロベン
ゾイル)ベンジルブロミド(681mg)のDMF(15
ml)溶液を加えて室温でさらに18時間撹拌した。水を
加え反応を停止後、酢酸エチルで抽出した。抽出液を無
水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下に留去し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー〔展開
溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=2/1→1/1〕で
精製して表題化合物を白色粉末(351mg:収率39
%)として得た。1 H-NMR(DMSO-d6)δ:3.68(3H,s), 5.73(2H,s), 7.30(2
H,d,J=8.6Hz), 7.61(2H,d,J=8.6Hz), 7.72(2H,d,J=8.6H
z), 7.73(2H,d,J=8.6Hz), 8.71(1H,s). IR(KBr):3055, 3040, 2990, 2960, 1660, 1640, 1605
cm-1.
【0082】実施例38 1−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−5−
メチル−1H−イミダゾ〔4,5−d〕ピリダジン−4
(5H)−オン メチルヒドラジン(472mg)とエチル 1−〔4−
(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−5−ホルミルイ
ミダゾール−4−カルボキシレート(1.03g)のエタ
ノール(20ml)溶液を3時間加熱還流した。室温まで冷
却後、濃硫酸(0.2ml)を加えさらに21時間加熱還
流した。水で希釈後、酢酸エチルで抽出した。抽出液を
無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下に留去
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー〔展開
溶媒:クロロホルム/メタノール=19/1〕で精製し
て表題化合物を白色粉末(66mg:収率7%)として得
た。1 H-NMR(CDCl3)δ:3.90(3H,s), 5.47(2H,s), 7.31(2H,d,
J=8.4Hz), 7.48(2H,d,J=8.4Hz), 7.73(2H,d,J=8.4Hz),
7.81(2H,d,J=8.4Hz), 7.92(1H,s), 8.00(1H,s).
【0083】実施例39 3−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−5−
メチル−3H−イミダゾ〔4,5−d〕ピリダジン−4
(5H)−オン メチルヒドラジン(209mg)とエチル 1−〔4−
(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−4−ホルミルイ
ミダゾール−5−カルボキシレート(601g)のエタ
ノール(10ml)溶液を2.5時間加熱還流した。室温
まで冷却後、濃硫酸(0.1ml)を加えさらに15時間
加熱還流した。水で希釈後、酢酸エチルで抽出した。抽
出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下に
留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
〔展開溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=2/1〕で精
製して表題化合物を白色粉末(115mg:収率20%)
として得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:3.88(3H,s), 5.81(2H,s), 7.46(4H,
d,J=8.6Hz), 7.73(2H,d,J=8.6Hz), 7.77(2H,d,J=8.6H
z), 7.97(1H,s), 8.33(1H,s). IR(KBr):3100, 2950, 1650, 1600, 1580, 1540 cm-1.
【0084】実施例40 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)−ベンジルオキ
シ〕−3−メチルピリド〔1,2−a〕ピリミジン−4−
オン 参考例15で得られた2−ヒドロキシ−3−メチルピリ
ド〔1,2−a〕ピリミジン−4−オン(0.31g)と臭
化4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル(0.56g)
のジメチルホルムアミド(10.0ml)溶液に炭酸カリ
ウム(0.25g)を加え80℃で30分間撹拌した。
反応液に酢酸エチルを加え飽和食塩水で洗浄し、有機層
を硫酸マグネシウムで乾燥した後減圧下濃縮した。残渣
をメタノールから再結晶し無色針状晶の表題化合物
(0.224g;収率31%)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:2.23(3H,s), 5.62(2H,s), 7.10(1H,
t,J=7.4Hz), 7.45-7.82(10H,m), 9.08(1H,d,J=7.4Hz). IR(KBr)ν:1689, 1657, 1581, 1431, 1284, 1174, 108
8, 930, 748 cm-1.
【0085】実施例41 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルチオ〕−
6,7−ジメトキシ−3−メチルキナゾリン−4−オン 参考例16で得られた2−メルカプト−6,7−ジメト
キシ−3−メチルキナゾリン−4−オン(0.998
g)と臭化4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル
(1.26g)のエタノール(15.0ml)−THF
(5.0ml)混合溶液に1N−水酸化ナトリウム(3.9
0ml)を加え70℃で終夜撹拌した。反応液に酢酸エチ
ルを加え飽和食塩水で洗浄し、有機層を硫酸マグネシウ
ムで乾燥した後減圧下濃縮した。残渣を酢酸エチルから
再結晶し無色針状晶の表題化合物(1.06g;収率5
6%)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:3.60(3H,s), 3.99(3H,s), 4.02(3H,
s), 4.61(2H,s), 7.00(1H,s), 7.46(2H,d,J=8.6Hz), 7.
56(1H,s), 7.60(2H,d,J=8.0Hz), 7.73-7.78(4H,m). IR(KBr):1660, 1610, 1549, 1497, 1271, 1076, 1022,
928, 781, 743 cm-1.
【0086】実施例42 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルチオ〕−
3,5−ジメチルキナゾリン−4−オン 参考例18で得られた2−メルカプト−3,5−ジメチ
ルキナゾリン−4−オン(1.05g)と臭化4−(4
−クロロベンゾイル)ベンジル(1.60g)のエタノ
ール(15.0ml)−THF(15.0ml)−DMF
(5.0ml)混合溶液に1N−水酸化ナトリウム(5.1
0ml)を加え70℃で30分間撹拌した。反応液に酢酸
エチルを加え飽和食塩水で洗浄し、有機層を硫酸マグネ
シウムで乾燥した後減圧下濃縮した。残渣を酢酸エチル
から再結晶し無色針状晶の表題化合物(1.54g;収
率70%)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:2.85(3H,s), 3.55(3H,s), 4.60(2H,
s), 7.16(1H,d,J=7.0Hz),7.42-7.47(2H,m), 7.53(2H,d,
J=8.2Hz), 7.61(2H,d,J=8.6Hz), 7.72-7.77(4H,m). IR(KBr):1666, 1554, 1466, 1408, 1306, 1277, 1090,
928 cm-1.
【0087】実施例43 2−〔4−(2,4−ジクロロベンゾイル)ベンジルチ
オ〕−3,5−ジメチルキナゾリン−4−オン 参考例18で得られた2−メルカプト−3,5−ジメチ
ルキナゾリン−4−オン(0.511g)のエタノール
(10.0ml)−THF(10.0ml)混合溶液に1N−
水酸化ナトリウム(2.60ml)を加えた後、臭化4−
(2,4−ジクロロベンゾイル)ベンジル(0.872
g)を加え60℃で3.5時間撹拌した。反応液に酢酸
エチルを加え飽和食塩水で洗浄し、有機層を硫酸マグネ
シウムで乾燥した後減圧下濃縮した。残渣を酢酸エチル
から再結晶し無色針状晶の表題化合物(0.825g;
収率69%)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:2.84(3H,s), 3.53(3H,s), 4.57(2H,
s), 7.15(1H,d,J=6.8Hz),7.32-7.54(5H,m), 7.59(2H,d,
J=8.2Hz), 7.75(2H,d,J=8.2Hz). IR(KBr):1672, 1581, 1554, 1464, 1417, 1306, 1282,
1092, 930 cm-1.
【0088】実施例44 2−〔3−(4−クロロベンゾイル)ベンジルチオ〕−
3,5−ジメチルキナゾリン−4−オン 参考例18で得られた2−メルカプト−3,5−ジメチ
ルキナゾリン−4−オン(0.522g)のエタノール
(10.0ml)−THF(10.0ml)混合溶液に1N−
水酸化ナトリウム(2.50ml)を加えた後、臭化3−
(4−クロロベンゾイル)ベンジル(0.770g)を
加え60℃で3.5時間撹拌した。反応液に酢酸エチル
を加え飽和食塩水で洗浄し、有機層を硫酸マグネシウム
で乾燥した後減圧下濃縮した。残渣を酢酸エチルから再
結晶し無色針状晶の表題化合物(0.877g;収率8
1%)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:2.84(3H,s), 3.53(3H,s), 4.57(2H,
s), 7.15(1H,d,J=7.2Hz),7.30-7.55(5H,m), 7.65-7.74
(4H,m), 7.96(1H,bs). IR(KBr):1666, 1581, 1554, 1466, 1306, 1090, 733 c
m-1.
【0089】実施例45 2−〔4−(4−フルオロベンゾイル)ベンジルチオ〕
−3,5−ジメチルキナゾリン−4−オン 参考例18で得られた2−メルカプト−3,5−ジメチ
ルキナゾリン−4−オン(0.492g)のエタノール
(10.0ml)−THF(10.0ml)混合溶液に1N−
水酸化ナトリウム(2.50ml)を加えた後、臭化4−
(4−フルオロベンゾイル)ベンジル(0.700g)
を加え60℃で3.5時間撹拌した。反応液に酢酸エチ
ルを加え飽和食塩水で洗浄し、有機層を硫酸マグネシウ
ムで乾燥した後減圧下濃縮した。残渣を酢酸エチルから
再結晶し無色針状晶の表題化合物(0.717g;収率
72%)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:2.85(3H,s), 3.55(3H,s), 4.60(2H,
s), 7.10-7.20(3H,m), 7.46-7.63(4H,m), 7.72-7.87(4
H,m). IR(KBr):1666, 1601, 1554, 1464, 1414, 1304, 1277,
1234, 1153, 1092cm-1.
【0090】実施例46 7−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−5−
メチル−2−メチルチオ−7H−ピロロ〔2,3−d〕ピ
リミジン−4(3H)−オン アルゴン雰囲気下、7−〔4−(4−クロロベンゾイ
ル)ベンジル〕−4−メトキシ−5−メチル−2−メチ
ルチオ−7H−ピロロ〔2,3−d〕ピリミジン(0.6
71g)をジオキサン(8ml)に溶解し、4,4'−チオ
ビス(6−t−ブチル−m−クレゾール)(7.2mg)
を添加後、0.5規定塩酸(1.12ml)を加え105
℃、36時間撹拌した。再度0.5規定塩酸(1.12m
l)を加え、同温度にて24時間撹拌後、水(30ml)
を加え析出物を濾取乾燥した。このものをフラッシュカ
ラムクロマトグラフィー(クロロホルム)で精製するこ
とにより表題化合物(0.312g)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6)δ:2.24(3H,s), 2.51(3H,d,J=1.0Hz),
5.33(2H,s), 6.83(1H,d,J=1.0Hz), 7.43(2H,d,J=8.2H
z), 7.60(2H,d,J=8.6Hz), 7.71(2H,d,J=8.2Hz), 7.73(2
H,d,J=8.6Hz), 12.01(1H,s). IR(KBr):3430, 3220, 3030, 2920, 2830, 1660, 1605,
1570, 1545, 1520, 1460, 1410, 1305, 1280, 1205, 1
180, 1170, 1135, 1035, 1085, 1010 cm-1.
【0091】実施例47 7−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−2−
メチルチオ−7H−ピロロ〔2,3−d〕ピリミジン−4
(3H)−オン アルゴン雰囲気下、7−〔4−(4−クロロベンゾイ
ル)ベンジル〕−4−メトキシ−2−メチルチオ−7H
−ピロロ〔2,3−d〕ピリミジン(0.615g)をジ
オキサン(6ml)に溶解し、4,4'−チオビス(6−t
−ブチル−m−クレゾール)(7mg)を添加後、0.5
規定塩酸(1.2ml)を加え105℃、36時間撹拌し
た。再度0.5規定塩酸(1.2ml)を加え、同温度にて
24時間撹拌後、室温に戻した。析出物を濾取しメタノ
ール、エーテル洗浄後乾燥することにより表題化合物
(0.405g)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6)δ:2.53(3H,s), 5.42(2H,s), 6.44(1
H,d,J=3.4Hz), 7.15(1H,d,J=3.4Hz), 7.45(2H,d,J=8.0H
z), 7.60(2H,d,J=8.4Hz), 7.72(2H,d,J=8.0Hz), 7.73(2
H,d,J=8.4Hz), 12.18(1H,s). IR(KBr):3450, 2920, 2840, 1670, 1640, 1605, 1550,
1405, 1310, 1280, 1230, 1205, 1140, 1085 cm-1.
【0092】実施例48 7−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−3,
5−ジメチル−2−メチルチオ−7H−ピロロ〔2,3
−d〕ピリミジン−4(3H)−オン アルゴン雰囲気下、7−〔4−(4−クロロベンゾイ
ル)ベンジル〕−5−メチル−2−メチルチオ−7H−
ピロロ〔2,3−d〕ピリミジン−4(3H)−オン(2
54mg)を乾燥DME(10ml)、乾燥ジメチルホルム
アミド(6ml)に溶解し、氷冷下60%油性水素化ナト
リウム(26.4mg)を添加した。30分撹拌し、ヨウ
化メチル(98mg)を加え室温に戻し2.5時間撹拌し
た。反応液に酢酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄後、
無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去して
得られた残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー
(クロロホルム)で精製することにより表題化合物(1
76mg)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:2.39(3H,s), 2.56(3H,s), 3.56(3H,
s), 5.29(2H,s), 6.47(1H,d,J=1.0Hz), 7.29(2H,d,J=8.
4Hz), 7.45(2H,d,J=8.4Hz), 7.73(4H,d,J=8.4Hz). IR(KBr):3450, 3050, 3030, 16
65, 1650, 1605, 1590, 157
0, 1535, 1515, 1485, 141
0, 1340, 1310, 1280, 127
0, 1230, 1180, 1150, 1080
cm−1
【0093】実施例49 7−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−3−
メチル−2−メチルチオ−7H−ピロロ〔2,3−d〕
ピリミジン−4(3H)−オン アルゴン雰囲気下、7−〔4−(4−クロロベンゾイ
ル)ベンジル〕−2−メチルチオ−7H−ピロロ〔2,
3−d〕ピリミジン−4(3H)−オン(82mg)を乾
燥DME(10ml)、乾燥ジメチルホルムアミド(4m
l)に溶解し、氷冷下60%油性水素化ナトリウム(9.
6mg)を添加した。30分撹拌し、ヨウ化メチル(34
mg)を加え室温に戻し2.5時間撹拌した。反応液に酢
酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去して得られた残渣を
フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸
エチル;4:1)で精製することにより表題化合物(3
0mg)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:2.58(3H,s), 3.60(3H,s), 5.37(2H,
s), 6.67(1H,d,J=3.4Hz),6.75(1H,d,J=3.4Hz), 7.30(2
H,d,J=8.0Hz), 7.45(2H,d,J=8.6Hz), 7.73(2H,d,J=8.6H
z), 7.74(2H,d,J=8.0Hz). IR(KBr):3430, 3100, 3050, 3000, 2920, 1670, 1650,
1606, 1580, 1540, 1495, 1465, 1410, 1350, 1295, 1
275, 1215, 1170, 1085 cm-1.
【0094】実施例50 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕チオ−
5−メチル−7H−ピロロ〔2,3−d〕ピリミジン−4
(3H)−オン 5−メチル−2−メルカプト−7H−ピロロ〔2,3−
d〕ピリミジン−4(3H)−オン(1.36g)をジメ
チルホルムアミド(30ml)に溶解し、1規定水酸化ナ
トリウム(7.5ml)を加え、氷冷下4−(4−クロロ
ベンゾイル)ベンジルブロミド(2.48g)のジメチ
ルホルムアミド(10ml)溶液を滴下した。室温に戻し
た後、4時間撹拌し反応液を氷水(250ml)に加え析
出した沈殿物を濾取、水洗後乾燥した。この物をフラッ
シュカラムクロマトグラフィー(3−5%エタノール含
クロロホルム)で精製することにより表題化合物(1.
57g)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6)δ:2.23(3H,s), 4.50(2H,s), 6.65(1
H,s), 7.60(2H,d,J=8.6Hz), 7.64(2H,d,J=8.6Hz), 7.69
(2H,d,J=8.6Hz), 7.74(2H,d,J=8.6Hz), 11.42(1H,s), 1
1.95(1H,s). IR(KBr):3420, 3180, 3100, 3020, 2920, 2830, 1660,
1600, 1580, 1545, 1515, 1480, 1430, 1400, 1360, 1
300, 1280, 1235, 1170, 1085, 1065, 1010 cm-1.
【0095】実施例51 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕チオ−
7H−ピロロ〔2,3−d〕ピリミジン−4(3H)−オ
ン 2−メルカプト−7H−ピロロ〔2,3−d〕ピリミジン
−4(3H)−オン(836ml)をジメチルホルムアミ
ド(20ml)に溶解し、1規定水酸化ナトリウム(5m
l)を加え、氷冷下4−(4−クロロベンゾイル)ベン
ジルブロミド(1.63g)のジメチルホルムアミド
(5ml)溶液を滴下した。室温に戻した後、4時間撹拌
し反応液を氷水(200ml)に加え析出した沈殿物を濾
取、水洗後乾燥した。この物をフラッシュカラムクロマ
トグラフィー(3−5%エタノール含クロロホルム)で
精製することにより表題化合物(1.33g)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6)δ:4.52(2H,s), 6.34-6.37(1H,m), 6.
91-6.95(1H,m), 7.61(2H,d,J=8.4Hz), 7.65(2H,d,J=8.4
Hz), 7.70(2H,d,J=8.4Hz), 7.74(2H,d,J=8.4Hz),11.42
(1H,s), 11.95(1H,s). IR(KBr):3430, 3220, 3100, 3030, 2960, 2900, 2840,
1650, 1605, 1565, 1410, 1350, 1300, 1280, 1270, 1
215, 1170, 1140, 1090, 1015 cm-1.
【0096】実施例52 2−〔4−(4−フルオロベンゾイル)ベンジル〕チオ
−5−メチル−7H−ピロロ〔2,3−d〕ピリミジン−
4(3H)−オン 5−メチル−2−メルカプト−7H−ピロロ〔2,3−
d〕ピリミジン−4(3H)−オン(1.82g)をメタ
ノール(25ml)に懸濁し、1規定水酸化ナトリウム
(10.5ml)を加えて溶解した。氷冷下4−(4−フ
ルオロベンゾイル)ベンジルブロミド(3.51g)の
DME(10ml)溶液を滴下した。室温に戻した後、4
時間撹拌し、結晶性沈殿物を濾取、水洗、50%エタノ
ール水、メタノール、エーテル洗浄後、乾燥した。この
物をDME(1,2−ジメトキシエタン)を用いて再結
晶することにより表題化合物(2.71g)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6)δ:2.24(3H,s), 4.51(2H,s), 6.65(1
H,s), 7.37(2H,t,J=8.8Hz), 7.64(2H,d,J=8.8Hz), 7.70
(2H,d,J=8.8Hz), 7.81(2H,dd,J=5.6Hz,8.8Hz), 11.43(1
H,s), 11.97(1H,s). IR(KBr):3430, 3180, 3120, 3060, 2980, 2920, 2830,
1650, 1600, 1580, 1545, 1500, 1455, 1435, 1410, 1
300, 1280, 1235, 1180, 1155, 1120, 1065 cm-1.
【0097】実施例53 2−〔4−(2,4−ジクロロベンゾイル)ベンジル〕
チオ−5−メチル−7H−ピロロ〔2,3−d〕ピリミジ
ン−4(3H)−オン 5−メチル−2−メルカプト−7H−ピロロ〔2,3−
d〕ピリミジン−4(3H)−オン(1.36g)をメタ
ノール(18.7ml)に懸濁し、1規定水酸化ナトリウ
ム(7.88ml)を加えて溶解した。氷冷下4−(2,4
−ジクロロベンゾイル)ベンジルブロミド(3.09
g)のDME(8ml)溶液を滴下した。室温に戻した
後、4時間撹拌し、結晶性沈殿物を濾取、水洗、50%
エタノール水、メタノール、エーテル洗浄後、乾燥し
た。この物をDME(1,2−ジメトキシエタン)を用
いて再結晶することにより表題化合物(2.03g)を
得た。1 H-NMR(DMSO-d6)δ:2.23(3H,s), 4.48(2H,s), 6.65(1
H,s), 7.53(1H,d,J=8.2Hz), 7.59(1H,dd,J=1.6Hz,8.8H
z), 7.64(2H,d,J=8.4Hz), 7.69(2H,d,J=8.4Hz), 7.80(1
H,d,J=1.6Hz), 11.40(1H,s), 11.96(1H,s). IR(KBr):3430, 3270, 3130, 3080, 2920, 2820 1670,
1650, 1600, 1580, 1550, 1515, 1455, 1430, 1410, 13
70, 1280, 1240, 1190, 1180, 1150, 1100, 1085, 1050
cm-1.
【0098】実施例54 2−〔3−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕チオ−
5−メチル−7H−ピロロ〔2,3−d〕ピリミジン−4
(3H)−オン 5−メチル−2−メルカプト−7H−ピロロ〔2,3−
d〕ピリミジン−4(3H)−オン(1.36g)をメタ
ノール(18.7ml)に懸濁し、1規定水酸化ナトリウ
ム(7.88ml)を加えて溶解した。氷冷下3−(4−
クロロベンゾイル)ベンジルブロミド(2.79g)の
DME−DMF(6:5;22ml)溶液を滴下した。室
温に戻した後、20時間撹拌し、反応液を氷水(200
ml)に加え析出した沈殿物を濾取し、水洗、50%エタ
ノール水、メタノール、エーテル洗浄後、乾燥した。こ
の物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(1%メタ
ノール含クロロホルム)で精製することにより表題化合
物(1.94g)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6)δ:2.25(3H,s), 4.50(2H,s), 6.65(1
H,s), 7.50(2H,d,J=8.0Hz), 7.69(2H,d,J=8.6Hz), 7.51
-7.82(4H,m), 11.38(1H,s), 11.95(1H,s). IR(KBr):3430, 3180, 3120, 3060, 2920, 2830, 1650,
1580, 1545, 1515, 1480, 1455, 1430, 1400, 1360, 1
300, 1280, 1235, 1200, 1190, 1170, 1120, 1090, 106
5, 1010 cm-1.
【0099】実施例55 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕チオ−
3,5,7−トリメチル−7H−ピロロ〔2,3−d〕ピリ
ミジン−4(3H)−オン アルゴン雰囲気下、2−〔4−(4−クロロベンゾイ
ル)ベンジル〕チオ−5−メチル−7H−ピロロ〔2,
3−d〕ピリミジン−4(3H)−オン(640mg)を
乾燥DME(15.6ml)に懸濁し、氷冷撹拌下、60
%油性水素化ナトリウム(144mg)を2回に分けて添
加した。次いでヨウ化メチル(509mg)を加え、室温
に戻した後1夜撹拌放置した。反応液に酢酸エチルを加
え飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。減圧下溶媒留去して得られた残渣をフラッシュカラ
ムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル;4:
1)で精製することにより表題化合物(542mg)を得
た。1 H-NMR(CDCl3)δ:2.38(3H,s), 3.55(3H,s), 3.66(3H,
s), 4.54(2H,s), 6.44(1H,d,J=1.0Hz), 7.46(2H,d,J=8.
4Hz), 7.59(2H,d,J=8.4Hz), 7.75(4H,d,J=8.4Hz). IR(KBr):3430, 3110, 3060, 2920, 1680, 1660, 1605,
1580, 1540, 1515, 1460, 1400, 1300, 1275, 1225, 1
200, 1170, 1090, 1050, 1010 cm-1.
【0100】実施例56 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕チオ−
3,7−ジメチル−7H−ピロロ〔2,3−d〕ピリミジ
ン−4(3H)−オン (A) 2−〔1−〔4−(4−クロロベンゾイル)フェニル〕
エチル〕チオ−3,7−ジメチル−7H−ピロロ〔2,3
−d〕ピリミジン−4(3H)−オン (B) アルゴン雰囲気下、2−〔4−(4−クロロベンゾイ
ル)ベンジル〕チオ−7H−ピロロ〔2,3−d〕ピリミ
ジン−4(3H)−オン(1.2g)を乾燥DME(1
5ml)に溶解し、氷冷撹拌下、60%油性水素化ナトリ
ウム(288mg)を2回に分けて添加した。次いでヨウ
化メチル(1.11g)を加え、室温に戻した後1夜撹
拌放置した。反応液に酢酸エチルを加え飽和食塩水で洗
浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒留去
して得られた残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィ
ー(ヘキサン−酢酸エチル;6:1→4:1→2.5:
1)で精製することにより表題化合物(A;470mg、
B;92mg)を得た。 化合物(A)1 H-NMR(CDCl3)δ:3.59(3H,s), 3.74(3H,s), 4.56(2H,
s), 6.60(1H,d,J=3.4Hz),6.71(1H,d,J=3.4Hz), 7.46(2
H,d,J=8.6Hz), 7.59(2H,d,J=8.4Hz), 7.75(2H,d,J=8.6H
z), 7.76(2H,d,J=8.4Hz). IR(KBr):3450, 3120, 2980, 2930, 1700, 1660, 1605,
1585, 1540, 1510, 1460, 1400, 1300, 1270, 1220, 1
170, 1105, 1090, 1050, 1010 cm-1. 化合物(B)1 H-NMR(CDCl3)δ:1.83(3H,d,J=7.2Hz), 3.55(3H,s),
3.71(3H,s), 5.20(1H,q,J=7.2Hz), 6.57(1H,d,J=3.4H
z), 6.68(1H,d,J=3.4Hz), 7.45(2H,d,J=8.4Hz), 7.62(2
H,d,J=8.4Hz), 7.74(2H,d,J=8.6Hz), 7.76(2H,d,J=8.6H
z). IR(KBr):3430, 2970, 2930, 16
80, 1660, 1600, 1580, 154
0, 1505, 1460, 1400, 130
0, 1280, 1210, 1170, 110
0, 1085, 1040, 1010 cm−1
【0101】実施例57 2−〔4−(4−フルオロベンゾイル)ベンジル〕チオ
−3,5,7−トリメチル−7H−ピロロ〔2,3−d〕
ピリミジン−4(3H)−オン (A) 2−〔1−〔4−(4−フルオロベンゾイル)フェニ
ル〕エチル〕チオ−3,5,7−トリメチル−7H−ピロ
ロ〔2,3−d〕ピリミジン−4(3H)−オン(B) アルゴン雰囲気下、2−〔4−(4−フルオロベンゾイ
ル)ベンジル〕チオ−5−メチル−7H−ピロロ〔2,
3−d〕ピリミジン−4(3H)−オン(1.97g)を
乾燥DME(50ml)に懸濁し、氷冷撹拌下、60%油
性水素化ナトリウム(420mg)を2回に分けて添加し
た。室温15分撹拌し、次いでヨウ化メチル(1.85
g)を加え、室温に戻した後1夜撹拌放置した。反応液
に酢酸エチルを加え飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナト
リウムで乾燥した。減圧下溶媒留去して得られた残渣を
フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸
エチル;4:1→2.5:1)で精製することにより表
題化合物(A;1.29g、B;7mg)を得た。 化合物(A)1 H-NMR(CDCl3)δ:2.38(3H,d,J=1.2Hz), 3.54(3H,s),
3.66(3H,s), 4.54(2H,s),6.43(1H,d,J=1.2Hz), 7.15(2
H,t,J=8.8Hz), 7.58(2H,d,J=8.4Hz), 7.74(2H,d,J=8.4H
z), 7.83(1H,dd,J=5.4Hz,8.8Hz). IR(KBr):3450, 3110, 3060, 2920, 1680, 1660, 1600,
1575, 1540, 1520, 1500, 1455, 1405, 1300, 1280, 1
225, 1195, 1150, 1090, 1050 cm-1. 化合物(B)1 H-NMR(CDCl3)δ:1.82(3H,d,J=7.2Hz), 2.37(3H,d,J=
1.2Hz), 3.51(3H,s), 3.65(3H,s), 5.19(2H,q,J=7.2H
z), 6.42(1H,d,J=1.2Hz), 7.16(2H,t,J=8.8Hz), 7.62(2
H,d,J=8.4Hz), 7.76(2H,d,J=8.4Hz), 7.84(2H,dd,J=5.6
Hz,8.8Hz). IR(KBr):3430, 3100, 3060, 29
20, 1680, 1650, 1595, 157
0, 1540, 1510, 1445, 140
5, 1305, 1275, 1225, 119
5, 1150, 1090, 1045 cm−1
【0102】実施例58 2−〔4−(2,4−ジクロロベンゾイル)ベンジル〕
チオ−3,5,7−トリメチル−7H−ピロロ〔2,3−
d〕ピリミジン−4(3H)−オン (A) 2−〔1−〔4−(2,4−ジクロロベンゾイル)フェ
ニル〕エチル〕チオ−3,5,7−トリメチル−7H−ピ
ロロ〔2,3−d〕ピリミジン−4(3H)−オン
(B) アルゴン雰囲気下、2−〔4−(2,4−ジクロロベン
ゾイル)ベンジル〕チオ−5−メチル−7H−ピロロ
〔2,3−d〕ピリミジン−4(3H)−オン(1.78
g)を乾燥DME(50ml)に懸濁し、60%油性水素
化ナトリウム(336mg)を2回に分けて添加した。室
温15分撹拌し、次いでヨウ化メチル(1.48g)を
加え、室温に戻した後1夜撹拌放置した。反応液に酢酸
エチルを加え飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥した。減圧下溶媒留去して得られた残渣をフラッ
シュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチ
ル;4:1→2.5:1)で精製することにより表題化
合物(A;1.28g、B;24mg)を得た。 化合物(A)1 H-NMR(CDCl3)δ:2.37(3H,d,J=1.2Hz), 3.53(3H,s),
3.63(3H,s), 4.52(2H,s),6.43(1H,d,J=1.2Hz), 7.31(1
H,d,J=8.2Hz), 7.37(1H,dd,J=1.8Hz,8.2Hz), 7.49(1H,
d,J=1.8Hz), 7.57(2H,d,J=8.6Hz), 7.75(2H,d,J=8.6H
z). IR(KBr):3430, 3100, 3050, 2920, 1680, 1670, 1605,
1580, 1540, 1515, 1460, 1400, 1365, 1285, 1255, 1
225, 1220, 1180, 1150, 1095, 1055 cm-1. 化合物(B)1 H-NMR(CDCl3)δ:1.79(3H,d,J=7.2Hz), 2.35(3H,d,J=
1.0Hz), 3.50(3H,s), 3.61(3H,s), 5.16(2H,q,J=7.2H
z), 6.41(1H,d,J=1.0Hz), 7.30(1H,d,J=8.2Hz), 7.36(1
H,dd,J=1.8Hz,8.2Hz), 7.49(1H,d,J=1.8Hz), 7.60(2H,
d,J=8.6Hz), 7.76(2H,d,J=8.6Hz). IR(KBr):3430, 2920, 1675, 16
00, 1580, 1570, 1540, 152
0, 1450, 1405, 1370, 131
0, 1280, 1240, 1220, 119
5, 1150, 1100, 1090, 1050
cm−1
【0103】実施例59 2−〔3−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕チオ−
3,5,7−トリメチル−7H−ピロロ〔2,3−d〕ピ
リミジン−4(3H)−オン アルゴン雰囲気下、2−〔3−(4−クロロベンゾイ
ル)ベンジル〕チオ−5−メチル−7H−ピロロ〔2,
3−d〕ピリミジン−4(3H)−オン(1.31g)を
乾燥DME(32ml)に懸濁し、氷冷撹拌下、60%油
性水素化ナトリウム(269mg)を2回に分けて添加し
た。15分撹拌し、次いでヨウ化メチル(1.18g)
を加え、室温に戻した後1夜撹拌放置した。反応液に酢
酸エチルを加え飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥した。減圧下溶媒留去して得られた残渣をフラ
ッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチ
ル;4:1→2.5:1)で精製することにより表題化
合物(950mg)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:2.39(3H,d,J=1.0Hz), 3.53(3H,s),
3.54(3H,s), 4.52(2H,s),6.42(1H,d,J=1.0Hz), 7.36(2
H,d,J=8.6Hz), 7.35-7.50(1H,m), 7.65-7.72(2H,m), 7.
69(2H,d,J=8.6Hz), 7.97(1H,d,J=1.6Hz). IR(KBr):3450, 3100, 2920, 1680, 1640, 1600, 1580,
1540, 1515, 1455, 1430, 1405, 1290, 1280, 1245, 1
225, 1200, 1170, 1130, 1105, 1090, 1040, 1010 c
m-1.
【0104】実施例60 6−t−ブチル−1−〔4−(4−クロロベンゾイル)
ベンジル〕−1,2,3,4−テトラヒドロピリド〔2,3
−d〕ピリダジン−5(6H)−オン 6−t−ブチル−1,2,3,4−テトラヒドロピリド
〔2,3−d〕ピリダジン−5(6H)−オン(207m
g)をDMF(5ml)に溶解し、水素化ナトリウム(6
0%)(80mg)を加え、室温で30分間撹拌する。続
いて4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルブロミド
(464mg)を加え、室温で1時間撹拌した。反応液に
水を加えた後、酢酸エチルで抽出し、有機層を水、飽和
食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。これを濃縮し、残渣をシリカゲルクロマト(ジクロ
ロメタン−酢酸エチル(4:1))で精製した。白色粉
末139mg 1H-NMR(CDCl3)δ:1.63(9H,s), 1.9-2.1(2H,
m), 2.64(2H,t,J=6.2Hz), 3.35(2H,t,J=5.6Hz), 4.61(2
H,s), 7.34(2H,d,J=8.6Hz), 7.39(1H,s), 7.47(2H,d,J=
8.6Hz), 7.76(2H,d,J=8.6Hz), 7.79(2H,d,J=8.6Hz). IR(KBr):1605, 1655 cm-1.
【0105】実施例61 1−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−6−
メチル−1,2,3,4−テトラヒドロピリド〔2,3−
d〕ピリダジン−5(6H)−オン 6−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロピリド〔2,3
−d〕ピリダジン−5(6H)−オン(116mg)をD
MF(5ml)に溶解し、水素化ナトリウム(60%)
(56mg)を加え、室温で30分間撹拌した。続いて4
−(4−クロロベンゾイル)ベンジルブロミド(341
mg)を加え、室温で1時間撹拌する。反応液に水を加え
た後、酢酸エチル−THFで抽出し、有機層を水、飽和
食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。これを濃縮し、残渣をシリカゲルクロマト(酢酸エ
チル)で精製した。黄色アモルファス165mg1 H-NMR(CDCl3)δ:1.9-2.1(2H,m), 2.67(2H,t,J=6.4H
z), 3.37(2H,t,J=5.6Hz),3.70(3H,s), 4.63(2H,s), 7.3
2(2H,d,J=8.4Hz), 7.43(2H,d,J=8.4Hz), 7.49(1H,s),
7.75(2H,d,J=8.4Hz), 7.78(2H,d,J=8.4Hz).
【0106】実施例62 5−t−ブチル−1−〔4−(4−クロロベンゾイル)
ベンジル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリダジン−
4(5H)−オン (A) 5−t−ブチル−2−〔4−(4−クロロベンゾイル)
ベンジル〕−2H−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリダジン−
4(5H)−オン (B) 5−t−ブチル−1H−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリダジ
ン−4(5H)−オン(288mg)をDMF(5ml)に
溶解し、4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルブロミ
ド(7121mg)、炭酸カリウム(318mg)を加え、
室温で15時間撹拌した。反応液をジエチルエーテルで
抽出し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。これを濃縮し、残渣をシリ
カゲルクロマト(n−ヘキサン−酢酸エチル(1:
1))で精製した後、さらに5−t−ブチル−1−〔4
−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−1H−ピラゾ
ロ〔3,4−d〕ピリダジン−4(5H)−オンはn−ヘ
キサン−ジエチルエーテルで、5−t−ブチル−2−
〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−2H−ピ
ラゾロ〔3,4−d〕ピリダジン−4(5H)−オンはジ
エチルエーテルでそれぞれ洗浄し、乾燥した。 化合物(A):白色粉末159mg1 H-NMR(CDCl3)δ:1.69(9H,s), 5.61(2H,s), 7.33(2H,d,
J=8.0Hz), 7.46(2H,d,J=8.4Hz), 7.73(2H,d,J=8.0Hz),
7.77(2H,d,J=8.4Hz), 7.95(1H,s), 8.23(1H,s).IR(KB
r):1650, 1660 cm-1. Anal. Calcd : C 65.63%, H 5.03%, N 13.31% Found : C 65.61%, H 5.03%, N 12.99% 化合物(B):白色粉末245mg1 H-NMR(CDCl3)δ:1.68(9H,s), 5.59(2H,s), 7.38(2H,d,
J=8.0Hz), 7.46(2H,d,J=8.4Hz), 7.73(2H,d,J=8.0Hz),
7.78(2H,d,J=8.4Hz), 8.20(1H,s), 8.22(1H,s).IR(KB
r):1585, 1650, 1660 cm-1.
【0107】実施例63 5−t−ブチル−1−〔4−(4−フルオロベンゾイ
ル)ベンジル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリダジ
ン−4(5H)−オン (A) 5−t−ブチル−2−〔4−(4−フルオロベンゾイ
ル)ベンジル〕−2H−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリダジ
ン−4(5H)−オン (B) 5−t−ブチル−1H−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリダジ
ン−4(5H)−オン(288mg)をDMF(5ml)に
溶解し、4−(4−フルオロベンゾイル)ベンジルブロ
ミド(674mg)、炭酸カリウム(318mg)を加え、
室温で15時間撹拌した。反応液を酢酸エチルで抽出
し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。これを濃縮し、残渣をシリカゲ
ルクロマト(n−ヘキサン−酢酸エチル(1:1))で
精製した後、さらに5−t−ブチル−1−〔4−(4−
フルオロベンゾイル)ベンジル〕−1H−ピラゾロ
〔3,4−d〕ピリダジン−4(5H)−オンはn−ヘキ
サン−ジエチルエーテルで、5−t−ブチル−2−〔4
−(4−フルオロベンゾイル)ベンジル〕−2H−ピラ
ゾロ〔3,4−d〕ピリダジン−4(5H)−オンはジエ
チルエーテルでそれぞれ洗浄し、乾燥した。 化合物(A):白色粉末115mg1 H-NMR(DMSO-d6)δ:1.63(9H,s), 5.81(2H,s), 7.3-7.5
(4H,m), 7.7-7.9(4H,m),8.27(1H,s), 8.66(1H,s). IR(KBr):1650, 1665 cm-1. 化合物(B):白色粉末235mg1 H-NMR(DMSO-d6)δ:1.61(9H,s), 5.74(2H,s), 7.3-7.5
(4H,m), 7.7-7.8(4H,m),8.33(1H,s), 8.89(1H,s). IR(KBr):1600, 1650, 1655 cm-1.
【0108】実施例64 1−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−5−
メチル−1H−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリダジン−4
(5H)−オン (A) 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−5−
メチル−2H−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリダジン−4
(5H)−オン (B) 5−メチル−1H−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリダジン−
4(5H)−オン(101mg)をDMF(2ml)に溶解
し、4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルブロミド
(310mg)、炭酸カリウム(138mg)を加え、室温
で15時間撹拌した。反応液を酢酸エチル−THFで抽
出し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。これ
を濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマト(n−ヘキ
サン−酢酸エチル(1:4))で精製した後、さらに1
−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−5−メ
チル−1H−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリダジン−4(5
H)−オンはジエチルエーテル−酢酸エチルで、2−
〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−5−メチ
ル−2H−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリダジン−4(5
H)−オンは酢酸エチルでそれぞれ洗浄し、乾燥した。 化合物(A):白色粉末20mg1 H-NMR(DMSO-d6)δ:3.70(3H,s), 5.84(2H,s), 7.42(2
H,d,J=8.4Hz), 7.60(2H,d,J=8.6Hz), 7.72(2H,d,J=8.4H
z), 7.73(2H,d,J=8.6Hz), 8.33(1H,s), 8.73(1H,s). IR(KBr):1655 cm-1. 化合物(B):白色粉末137mg1 H-NMR(DMSO-d6)δ:3.64(3H,s), 5.75(2H,s), 7.49(2
H,d,J=7.6Hz), 7.61(2H,d,J=8.4Hz), 7.74(4H,br d),
8.38(1H,s), 8.94(1H,s). IR(KBr):1585, 1650 cm-1.
【0109】実施例65 1−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−5−
メチル−1H−トリアゾロ〔4,5−d〕ピリダジン−4
(5H)−オン 5−メチル−1H−トリアゾロ〔4,5−d〕ピリダジン
−4(5H)−オン(227mg)をDMF(5ml)に溶
解し、4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルブロミド
(712mg)、炭酸カリウム(318mg)を加え、室温
で2時間撹拌した。反応液を酢酸エチルで抽出し、有機
層を水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。これを濃縮し、残渣をシリカゲルカラム
クロマト(n−ヘキサン−酢酸エチル(1:1))で精
製した後、さらにジエチルエーテルで洗浄し、乾燥し
た。白色粉末110mg1 H-NMR(CDCl3)δ:3.89(3H,s), 5.90(2H,s), 7.42(2H,
d,J=8.4Hz), 7.47(2H,d,J=8.8Hz), 7.73(2H,d,J=8.8H
z), 7.81(2H,d,J=8.4Hz), 7.96(1H,s). IR(KBr):1655, 1670 cm-1.
【0110】実施例66 1−〔4−(4−フルオロベンゾイル)ベンジル〕−
2,3−ジクロロ−5−メチル−1H−ピロロ〔2,3
−d〕ピリダジン−4(5H)−オン 氷浴で冷却した60%油性水素化ナトリウム(96m
g)のDMF(10ml)懸濁液に、2,3−ジクロロ
−5−メチル−1H−ピロロ〔2,3−d〕ピリダジン
−4(5H)−オン(404mg)のDMF(70m
l)溶液を滴下注入した。室温で2時間撹拌後、4−
(4−フルオロベンゾイル)ベンジルブロミド(645
mg)のDMF(15ml)溶液を加えて室温でさらに
16時間撹拌した。水を加え反応を停止後、酢酸エチル
で抽出した。抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、
溶媒を減圧下に留去した。残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー〔展開溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル
=1/1〕で精製して表題化合物を白色粉末(371m
g:収率43%)として得た。1 H-NMR(DMSO-d6) δ :3.35(3H,s), 5.74(2H,s), 7.30(2
H,t,J=8.0Hz), 7.38(2H,d,J=8.8Hz), 7.73(2H,d,J=8.0H
z), 7.81(2H,dd,J=5.4,8.8Hz), 8.59(1H,s). IR(KBr) : 3050, 2950, 1650, 1640, 1600.
【0111】実施例67 2,3−ジクロロ−1−〔4−(2,4−ジクロロベン
ゾイル)ベンジル〕−5−メチル−1H−ピロロ〔2,
3−d〕ピリダジン−4(5H)−オン 氷浴で冷却した60%油性水素化ナトリウム(96m
g)のDMF(10ml)懸濁液に、2,3−ジクロロ
−5−メチル−1H−ピロロ〔2,3−d〕ピリダジン
−4(5H)−オン(404mg)のDMF(70m
l)溶液を滴下注入した。室温で2時間撹拌後、4−
(2,4−ジクロロベンゾイル)ベンジルブロミド(7
57mg)のDMF(15ml)溶液を加えて室温でさ
らに16時間撹拌した。水を加え反応を停止後、酢酸エ
チルで抽出した。抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、溶媒を減圧下に留去した。残渣をエーテルで洗浄し
て表題化合物を黄褐色粉末(471mg:収率49%)
として得た。1 H-NMR(DMSO-d6) δ :3.67(3H,s), 5.73(2H,s), 7.27(2
H,d,J=8.4Hz), 7.54(1H,d,J=8.2Hz), 7.60(1H,dd,J=2.
2,8.2Hz), 7.73(2H,d,J=8.4Hz), 7.82(1H,d,J=2.2Hz),
8.55(1H,s). IR(KBr) : 3050, 2950, 1665, 1600, 1580.
【0112】実施例68 1−〔3−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−2,
3−ジクロロ−5−メチル−1H−ピロロ〔2,3−
d〕ピリダジン−4(5H)−オン 氷浴で冷却した60%油性水素化ナトリウム(72m
g)のDMF(10ml)懸濁液に、2,3−ジクロロ
−5−メチル−1H−ピロロ〔2,3−d〕ピリダジン
−4(5H)−オン(303mg)のDMF(50m
l)溶液を滴下注入した。室温で2.5時間撹拌後、3
−(4−クロロベンゾイル)ベンジルブロミド(511
mg)のDMF(10ml)溶液を加えて室温でさらに
17時間撹拌した。水を加え反応を停止後、酢酸エチル
で抽出した。抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、
溶媒を減圧下に留去した。残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー〔展開溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル
=1/1〕で精製して表題化合物を白色粉末(104m
g:収率16%)として得た。1 H-NMR(DMSO-d6) δ :3.68(3H,s), 5.71(2H,s), 7.42(1
H,dm,J=7.8Hz), 7.56(1H,t,J=7.8Hz), 7.61(2H,d,J=8.6
Hz), 7.55-7.65(1H,m), 7.65-7.77(1H,m), 7.71(2H,d,J
=8.6Hz), 8.59(1H,s). IR(KBr) : 3050, 2950, 1660, 1630, 1580.
【0113】実施例69 2,3−ジクロロ−5−メチル−1−〔4−(4−トリ
フルオロメチルベンゾイル)ベンジル〕−1H−ピロロ
〔2,3−d〕ピリダジン−4(5H)−オン 氷浴で冷却した60%油性水素化ナトリウム(96m
g)のDMF(10ml)懸濁液に、2,3−ジクロロ
−5−メチル−1H−ピロロ〔2,3−d〕ピリダジン
−4(5H)−オン(404mg)のDMF(70m
l)溶液を滴下注入した。室温で2時間撹拌後、4−
(4−トリフルオロメチルベンゾイル)ベンジルブロミ
ド(754mg)のDMF(15ml)溶液を加えて室
温でさらに15時間撹拌した。水を加え反応を停止後、
酢酸エチルで抽出した。抽出液を無水硫酸マグネシウム
で乾燥し、溶媒を減圧下に留去した。残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー〔展開溶媒:n−ヘキサン/
酢酸エチル=1/1〕で精製して表題化合物を白色粉末
(448mg:収率47%)として得た。1 H-NMR(DMSO-d6) δ :3.68(3H,s), 5.
75(2H,s), 7.31(2H,d,J=8.2
Hz), 7.78(2H,d,J=8.2Hz),
7.91(4H,s), 8.58(1H,s). IR(KBr) : 3040, 2930, 166
0, 1650, 1605.
【0114】実施例70 1−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−5−
メチル−1H−ピロロ〔2,3−d〕ピリダジン−4
(5H)−オン 氷浴で冷却した60%油性水素化ナトリウム(96m
g)のDMF(8ml)懸濁液に、5−メチル−1H−
ピロロ〔2,3−d〕ピリダジン−4(5H)−オン
(298mg)のDMF(10ml)溶液を滴下注入し
た。室温で30分間撹拌後、4−(4−クロロベンゾイ
ル)ベンジルブロミド(712mg)のDMF(15m
l)溶液を加えて室温でさらに1.5時間撹拌した。水
を加え反応を停止後、酢酸エチルで抽出した。抽出液を
無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下に留去し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー〔展開
溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=1/2〕で精製して
表題化合物を白色粉末(505mg:収率57%)とし
て得た。1 H-NMR(DMSO-d6) δ :3.68(3H,s), 5.65(2H,s), 6.74(1
H,d,J=3.0Hz), 7.39(2H,d,J=8.4Hz), 7.61(2H,d,J=8.4H
z), 7.63(1H,d,J=3.0Hz), 7.73(4H,d,J=8.4Hz),8.45(1
H,s). IR(KBr) : 3050, 2940, 1650, 1600, 1580, 1540.
【0115】実施例71 1−〔4−(4−フルオロベンゾイル)ベンジル〕−5
−メチル−1H−ピロロ〔2,3−d〕ピリダジン−4
(5H)−オン 氷浴で冷却した60%油性水素化ナトリウム(120m
g)のDMF(10ml)懸濁液に、5−メチル−1H
−ピロロ〔2,3−d〕ピリダジン−4(5H)−オン
(373mg)のDMF(10ml)溶液を滴下注入し
た。室温で1時間撹拌後、4−(4−フルオロベンゾイ
ル)ベンジルブロミド(806mg)のDMF(20m
l)溶液を加えて室温でさらに13時間撹拌した。水を
加え反応を停止後、酢酸エチルで抽出した。抽出液を無
水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下に留去し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー〔展開
溶媒:ジクロロメタン/メタノール=99/1〕で精製
して表題化合物を白色粉末(615mg:収率68%)
として得た。1 H-NMR(DMSO-d6) δ :3.68(3H,s), 5.64(2H,s), 6.74(1
H,d,J=3.0Hz), 7.37(2H,t,J=9.0Hz), 7.39(2H,d,J=8.0H
z), 7.62(1H,d,J=3.0Hz), 7.72(2H,d,J=8.0Hz),7.80(2
H,dd,J=5.4,9.0Hz), 8.45(1H,s). IR(KBr) : 3040, 2990, 2940, 1650, 1600, 1540.
【0116】実施例72 1−〔4−(2,4−ジクロロベンゾイル)ベンジル〕
−5−メチル−1H−ピロロ〔2,3−d〕ピリダジン
−4(5H)−オン 氷浴で冷却した60%油性水素化ナトリウム(96m
g)のDMF(8ml)懸濁液に、5−メチル−1H−
ピロロ〔2,3−d〕ピリダジン−4(5H)−オン
(298mg)のDMF(10ml)溶液を滴下注入し
た。室温で1時間撹拌後、4−(2,4−ジクロロベン
ゾイル)ベンジルブロミド(757mg)のDMF(1
5ml)溶液を加えて室温でさらに1.5時間撹拌し
た。水を加え反応を停止後、酢酸エチルで抽出した。抽
出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下に
留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
〔展開溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=1/3〕で精
製して表題化合物を白色粉末(511mg:収率62
%)として得た。1 H-NMR(DMSO-d6) δ :3.67(3H,s), 5.64(2H,s), 6.73(1
H,d,J=3.0Hz), 7.36(2H,d,J=8.2Hz), 7.53(1H,d,J=8.2H
z), 7.60(1H,d,J=3.0Hz), 7.60(1H,dd,J=7.8,8.2Hz),
7.72(2H,d,J=8.2Hz), 7.81(2H,d,J=1.8Hz), 8.40(1H,
s). IR(KBr) : 3050, 2940, 1660, 1640, 1600, 1540.
【0117】実施例73 1−〔3−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−5−
メチル−1H−ピロロ〔2,3−d〕ピリダジン−4
(5H)−オン 氷浴で冷却した60%油性水素化ナトリウム(96m
g)のDMF(8ml)懸濁液に、5−メチル−1H−
ピロロ〔2,3−d〕ピリダジン−4(5H)−オン
(298mg)のDMF(10ml)溶液を滴下注入し
た。室温で1時間撹拌後、3−(4−クロロベンゾイ
ル)ベンジルブロミド(681mg)のDMF(15m
l)溶液を加えて室温でさらに2時間撹拌した。水を加
え反応を停止後、酢酸エチルで抽出した。抽出液を無水
硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下に留去した。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー〔展開溶
媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=1/3〕で精製して表
題化合物を白色粉末(630mg:収率83%)として
得た。1 H-NMR(DMSO-d6) δ :3.68(3H,s), 5.62(2H,s), 6.71(1
H,d,J=3.0Hz), 7.53-7,73(9H,m), 8.47(1H,s). IR(KBr) : 3100, 3040, 2960, 2850, 1650, 1580, 154
0.
【0118】実施例74 5−メチル−1−〔4−(4−トリフルオロメチルベン
ゾイル)ベンジル〕−1H−ピロロ〔2,3−d〕ピリ
ダジン−4(5H)−オン 氷浴で冷却した60%油性水素化ナトリウム(96m
g)のDMF(8ml)懸濁液に、5−メチル−1H−
ピロロ〔2,3−d〕ピリダジン−4(5H)−オン
(298mg)のDMF(10ml)溶液を滴下注入し
た。室温で1時間撹拌後、4−(4−トリフルオロメチ
ルベンゾイル)ベンジルブロミド(755mg)のDM
F(15ml)溶液を加えて室温でさらに3時間撹拌し
た。水を加え反応を停止後、酢酸エチルで抽出した。抽
出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下に
留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
〔展開溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=1/2〕で精
製して表題化合物を淡褐色粉末(436mg:収率53
%)として得た。1 H-NMR(CDCl3) δ :3.86(3H,s), 5.43(2H,s), 6.95(1H,
d,J=3.0Hz), 7.13(1H,d,J=3.0Hz), 7.22(2H,d,J=8.8H
z), 7.76(2H,d,J=8.8Hz), 7.80(2H,d,J=8.2Hz), 7.87(2
H,d,J=8.2Hz), 7.93(1H,s). IR(KBr) : 3100, 3050, 2950, 1660, 1640, 1605.
【0119】実施例75 1−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−2,
3,5−トリメチル−1H−ピロロ〔2,3−d〕ピリ
ダジン−4(5H)−オン 氷浴で冷却した60%油性水素化ナトリウム(144m
g)のDMF(12ml)懸濁液に、2.3,5−トリ
メチル−1H−ピロロ〔2,3−d〕ピリダジン−4
(5H)−オン(532mg)のDMF(45ml)溶
液を滴下注入した。室温で30分間撹拌後、4−(4−
クロロベンゾイル)ベンジルブロミド(1.02g)の
DMF(15ml)溶液を加えて室温でさらに1.5時
間撹拌した。水を加え反応を停止後、酢酸エチルで抽出
した。抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を
減圧下に留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー〔展開溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=1/
2〕で精製して表題化合物を淡黄色粉末(711mg:
収率58%)として得た。1 H-NMR(CDCl3) δ :2.23(3H,s), 2.48(3H,s), 3.83(3H,
s), 5.35(2H,s), 7.04(2H,d,J=8.2Hz), 7.46(2H,d,J=8.
6Hz), 7.73(2H,d,J=8.6Hz), 7.74(2H,d,J=8.2Hz), 7.85
(1H,s). IR(KBr) : 3050, 2930, 1660, 1630, 1605, 1520.
【0120】実施例76 1−〔4−(4−フルオロベンゾイル)ベンジル〕−
2,3,5−トリメチル−1H−ピロロ〔2,3−d〕
ピリダジン−4(5H)−オン 氷浴で冷却した60%油性水素化ナトリウム(96m
g)のDMF(8ml)懸濁液に、2,3,5−トリメ
チル−1H−ピロロ〔2,3−d〕ピリダジン−4(5
H)−オン(354mg)のDMF(30ml)溶液を
滴下注入した。室温で1時間撹拌後、4−(4−フルオ
ロベンゾイル)ベンジルブロミド(645mg)のDM
F(15ml)溶液を加えて室温でさらに2時間撹拌し
た。水を加え反応を停止後、酢酸エチルで抽出した。抽
出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下に
留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
〔展開溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=1/1〕で精
製して表題化合物を白色粉末(628mg:収率81
%)として得た。1 H-NMR(CDCl3) δ :2.23(3H,s), 2.48(3H,s), 3.83(3H,
s), 5.35(2H,s), 7.04(2H,d,J=8.4Hz), 7.16(2H,t,J=8.
6Hz), 7.74(2H,d,J=8.4Hz), 7.78(2H,dd,J=3.0,8.6Hz),
7.86(1H,s). IR(KBr) : 3055, 2940, 1650, 1610, 1595, 1510.
【0121】実施例77 1−〔4−(2,4−ジクロロベンゾイル)ベンジル〕
−2,3,5−トリメチル−1H−ピロロ〔2,3−
d〕ピリダジン−4(5H)−オン 氷浴で冷却した60%油性水素化ナトリウム(96m
g)のDMF(8ml)懸濁液に、2,3,5−トリメ
チル−1H−ピロロ〔2,3−d〕ピリダジン−4(5
H)−オン(354mg)のDMF(30ml)溶液を
滴下注入した。室温で1時間撹拌後、4−(2,4−ジ
クロロベンゾイル)ベンジルブロミド(757mg)の
DMF(15ml)溶液を加えて室温でさらに1.5時
間撹拌した。水を加え反応を停止後、酢酸エチルで抽出
した。抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を
減圧下に留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー〔展開溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=1/
1〕で精製して表題化合物を淡黄色粉末(612mg:
収率70%)として得た。1 H-NMR(CDCl3) δ :2.20(3H,s), 2.46(3H,s), 3.82(3H,
s), 5.33(2H,s), 7.01(2H,d,J=8.6Hz), 7.30(1H,d,J=8.
0Hz), 7.36(1H,dd,J=1.8,8.0Hz), 7.48(1H,d,J=1.8Hz),
7.75(2H,d,J=8.6Hz), 7.82(1H,s). IR(KBr) : 3100, 2910, 1660, 1600, 1580, 1520.
【0122】実施例78 1−〔4−(4−トリフロオロメチルベンゾイル)ベン
ジル〕−2,3,5−トリメチル−1H−ピロロ〔2,
3−d〕ピリダジン−4(5H)−オン 氷浴で冷却した60%油性水素化ナトリウム(96m
g)のDMF(8ml)懸濁液に、2,3,5−トリメ
チル−1H−ピロロ〔2,3−d〕ピリダジン−4(5
H)−オン(354mg)のDMF(30ml)溶液を
滴下注入した。室温で1時間撹拌後、4−(4−トリフ
ルオロメチルベンゾイル)ベンジルブロミド(755m
g)のDMF(15ml)溶液を加えて室温でさらに
1.5時間撹拌した。水を加え反応を停止後、酢酸エチ
ルで抽出した。抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、溶媒を減圧下に留去した。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー〔展開溶媒:n−ヘキサン/酢酸エ
チル=1/1〕で精製して表題化合物を淡黄色粉末(5
66mg:収率64%)として得た。1 H-NMR(CDCl3) δ:2.23(3H,s), 2.48(3H,s), 3.82(3H,
s), 5.36(2H,s), 7.05(2H,d,J=8.4Hz), 7.74(2H,d,J=8.
4Hz), 7.77(2H,d,J=8.0Hz), 7.84(1H,s), 7.86(2H,d,J=
8.0Hz). IR(KBr) : 3050, 2910, 1660, 1600, 1570, 1520.
【0123】実施例79 1−〔4−(4−メトキシベンゾイル)ベンジル〕−
2,3,5−トリメチル−1H−ピロロ〔2,3−d〕
ピリダジン−4(5H)−オン 氷浴で冷却した60%油性水素化ナトリウム(288m
g)のDMF(24ml)懸濁液に、2,3,5−トリ
メチル−1H−ピロロ〔2,3−d〕ピリダジン−4
(5H)−オン(1.06g)のDMF(90ml)溶
液を滴下注入した。室温で1時間撹拌後、4−(4−メ
トキシベンゾイル)ベンジルブロミド(2.40g)の
DMF(30ml)溶液を加えて室温でさらに2時間撹
拌した。水を加え反応を停止後、酢酸エチルで抽出し
た。抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減
圧下に留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー〔展開溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=1/1
→1/2〕で精製して表題化合物を淡黄色粉末(1.7
0g:収率71%)として得た。1 H-NMR(CDCl3) δ :2.23(3H,s), 2.48(3H,s), 3.83(3H,
s), 3.89(3H,s), 5.34(2H,s), 6.96(2H,d,J=8.6Hz), 7.
03(2H,d,J=8.0Hz), 7.72(2H,d,J=8.0Hz), 7.80(2H,d,J=
8.6Hz), 7.83(1H,s). IR(KBr) : 3050, 2910, 1660, 1635, 1600, 1570, 152
0.
【0124】実施例80 5−t−ブチル−1−〔3−(4−クロロベンゾイル)
ベンジル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリダジン
−4(5H)−オン (A) 5−t−ブチル−2−〔3−(4−クロロベンゾイル)
ベンジル〕−2H−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリダジン
−4(5H)−オン (B) 5−t−ブチル−1H−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリダ
ジン−4(5H)−オン(288mg)をDMF(5m
l)に溶解し、3−(4−クロロベンゾイル)ベンジル
ブロミド(712mg)、炭酸カリウム(318mg)
を加え、室温で15時間撹拌した。反応液を酢酸エチル
で抽出し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥した。これを濃縮し、残渣をシ
リカゲルカラムクロマト(n−ヘキサン−酢酸エチル
(1:1))で精製した後、さらに5−t−ブチル−1
−〔3−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−1H−
ピラゾロ〔3,4−d〕ピリダジン−4(5H)−オン
はジエチルエーテルで、5−t−ブチル−2−〔3−
(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−2H−ピラゾロ
〔3,4−d〕ピリダジン−4(5H)−オンはn−ヘ
キサン−ジエチルエーテルでそれぞれ洗浄し、乾燥し
た。 化合物A:白色粉末172mg1 H-NMR(DMSO-d6) δ: 1.62(9H,s), 5.78(2H,s), 7.5-7.
7(8H,m), 8.25(1H,s), 8.66(1H,s) Anal.Calcd. : C 65.63%, H 5.03%, N 13.31% Found : C 65.88%, H 4.97%, N 13.47% 化合物B:白色粉末42mg1 H-NMR(DMSO-d6)δ:1.61(9H,s), 5.72(2H,s), 7.5-7.8
(8H,m), 8.33(1H,s), 8.88(1H,s) Anal.Calcd. : C 65.63%, H 5.03%, N 13.31% Found : C 65.75%, H 4.90%, N 13.41%
【0125】実施例81 5−t−ブチル−1−〔4−(2,4−ジクロロベンゾ
イル)ベンジル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリ
ダジン−4(5H)−オン (A) 5−t−ブチル−2−〔4−(2,4−ジクロロベンゾ
イル)ベンジル〕−2H−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリ
ダジン−4(5H)−オン (B) 5−t−ブチル−1H−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリダ
ジン−4(5H)−オン(288mg)をDMF(5m
l)に溶解し、4−(2,4−ジクロロベンゾイル)ベ
ンジルブロミド(791mg)、炭酸カリウム(318
mg)を加え、室温で15時間撹拌した。反応液を酢酸
エチルで抽出し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。これを濃縮し、
残渣をシリカゲルカラムクロマト(n−ヘキサン−酢酸
エチル(1:1))で精製した後、さらに5−t−ブチ
ル−2−〔4−(2,4−ジクロロベンゾイル)ベンジ
ル〕−2H−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリダジン−4
(5H)−オンはn−ヘキサン−ジエチルエーテルで洗
浄し、乾燥した。 化合物A:白色粉末208mg1 H-NMR(DMSO-d6)δ: 1.62(9H,s), 5.81(2H,s), 7.44(2
H,d,J=8.4Hz), 7.53(1H,d,J=8.2Hz), 7.60(1H,d,J=8.2H
z), 7.73(2H,d,J=8.4Hz), 7.81(1H,s), 8.26(1H,s), 8.
63(1H,s) 化合物B:白色粉末220mg1 H-NMR(DMSO-d6)δ: 1.60(9H,s), 5.73(2H,s), 7.47(2
H,d,J=8.4Hz), 7.73(2H,d,J=8.4Hz), 7.53(1H,d,J=8.2H
z), 7.60(1H,d,J=8.2Hz), 7.81(1H,s), 8.32(1H,s), 8.
88(1H,s)
【0126】実施例82 5−t−ブチル−1−〔4−(4−クロロベンゾイル)
ベンジル〕−3−メチル−1H−ピラゾロ〔3,4−
d〕ピリダジン−4(5H)−オン 5−t−ブチル−3−メチル−1H−ピラゾロ〔3,4
−d〕ピリダジン−4(5H)−オン(516mg)を
DMF(10ml)に溶解し、4−(4−クロロベンゾ
イル)ベンジルブロミド(1.2g)、炭酸カリウム
(525mg)を加え、室温で15時間撹拌した。反応
液を酢酸エチル−THFで抽出し、有機層を水、飽和食
塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。
これを濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマト(n−
ヘキサン−酢酸エチル(1:1))で精製した後、さら
にn−ヘキサン−ジエチルエーテルで洗浄し、乾燥し
た。白色粉末527mg1 H-NMR(DMSO-d6)δ: 1.62(9H,s), 2.52(3H,s), 5.70(2
H,s), 7.44(2H,d,J=8.4Hz), 7.61(2H,d,J=8.4Hz), 7.7
3,(2H,d,J=8.4Hz), 7.74(2H,d,J=8.4Hz), 8.56(1H,s)
【0127】実施例83 5−t−ブチル−1−〔4−(4−フルオロベンゾイ
ル)ベンジル〕−3−メチル−1H−ピラゾロ〔3,4
−d〕ピリダジン−4(5H)−オン (A) 5−t−ブチル−2−〔4−(4−フルオロベンゾイ
ル)ベンジル〕−3−メチル−2H−ピラゾロ〔3,4
−d〕ピリダジン−4(5H)−オン (B) 5−t−ブチル−3−メチル−1H−ピラゾロ〔3,4
−d〕ピリダジン−4(5H)−オン(516mg)を
DMF(10ml)に溶解し、4−(4−フルオロベン
ゾイル)ベンジルブロミド(1.1g)、炭酸カリウム
(525mg)を加え、室温で15時間撹拌した。反応
液をジエチルエーテルで抽出し、有機層を水、飽和食塩
水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。こ
れを濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマト(n−ヘ
キサン−酢酸エチル(1:1))で精製した後、さらに
5−t−ブチル−1−〔4−(4−フルオロベンゾイ
ル)ベンジル〕−3−メチル−1H−ピラゾロ〔3,4
−d〕ピリダジン−4(5H)−オンはn−ヘキサン−
ジエチルエーテルで、5−t−ブチル−2−〔4−(4
−フルオロベンゾイル)ベンジル〕−3−メチル−2H
−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリダジン−4(5H)−オ
ンはジエチルエーテル−酢酸エチルでそれぞれ洗浄し、
乾燥した。 化合物A:白色粉末513mg1 H-NMR(DMSO-d6)δ: 1.62(9H,s), 2.52(3H,s), 5.70(2
H,s), 7.36(2H,dd,J=8.8Hz and 8.4Hz), 7.44(2H,d,J=
8.4Hz), 7.72(2H,d,J=8.4Hz), 7.81(2H,dd,J=5.8Hzand
8.8Hz), 8.55(1H,s) Anal.Calcd. : C 68.89%, H 5.54%, N 13.39% Found : C 68.82%, H 5.52%, N 13.37% 化合物B:白色粉末262mg1 H-NMR(DMSO-d6)δ: 1.61(9H,s), 2.68(3H,s), 5.70(2
H,s), 7.35(2H,d,J=8.4Hz), 7.37(2H,dd,J=8.8Hz and
9.2Hz), 7.71(2H,d,J=8.4Hz), 7.81(2H,dd,J=5.4Hzand
9.2Hz), 8.27(1H,S) Anal.Calcd. : C 68.89%, H 5.54%, N 13.39% Found : C 68.99%, H 5.41%, N 13.42%
【0128】実施例84 1−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−3,
5−ジメチル−1H−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリダジ
ン−4(5H)−オン (A) 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−3,
5−ジメチル−2H−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリダジ
ン−4(5H)−オン (B) 3,5−ジメチル−1H−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリ
ダジン−4(5H)−オン(94mg)をDMF(2m
l)に溶解し、4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル
ブロミド(279mg)、炭酸カリウム(124mg)
を加え、室温で15時間撹拌した。反応液を酢酸エチル
で抽出し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥した。これを濃縮し、残渣をシ
リカゲルカラムクロマト(n−ヘキサン−酢酸エチル
(1:4))で精製した後、さらに1−〔4−(4−ク
ロロベンゾイル)ベンジル〕−3,5−ジメチル−1H
−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリダジン−4(5H)−オ
ンはn−ヘキサン−ジエチルエーテルで、2−〔4−
(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−3,5−ジメチ
ル−2H−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリダジン−4(5
H)−オンはジエチルエーテルでそれぞれ洗浄し、乾燥
した。 化合物A:白色粉末92mg1 H-NMR(DMSO-d6) δ: 2.52(3H,s), 3.67(3H,s), 5.73(2
H,s), 7.41(2H,d,J=8.2Hz), 7.61(2H,d,J=8.8Hz), 7.7
2,(2H,d,J=8.2Hz), 7.73(2H,d,J=8.8Hz), 8.65(1H,s) 化合物B:白色粉末54mg1 H-NMR(DMSO-d6) δ: 2.69(3H,s), 3.
62(3H,s), 5.72(2H,s), 7.3
5(2H,d,J=8.2Hz), 7.61(2H,
d,J=8.8Hz), 7.73(2H,d,J=
8.2Hz), 7.74(2H,d,J=8.8H
z), 8.33(1H,s)
【0129】実施例85 2−(4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルチオ)−
3−メチルプテリジン−4−オン 3−メチルプテリジン−4−オン−2−チオン(194
mg)のエタノール(5ml)溶液に1N水酸化ナトリウ
ム(1.2ml)水溶液と臭化4−(4−クロロベンゾ
イル)ベンジル(310mg)を加えて室温で24時間
撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、飽
和食塩水で洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を
留去した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(酢酸エチル)で精製し、表題化合物(118mg,2
8%)を白色粉末として得た。1 H-NMR(CDCl3)δ: 3.69 (3H, s), 4.73 (2H, s), 7.42-
7.82 (8H, m), 8.77 (1H, d, J=2.2Hz), 8.91 (1H, d,
J=2.2Hz). IR(KBr)cm-1 : 1700, 1650, 1545, 1530, 1410, 140
0, 1280, 1170.
【0130】実施例86 7−(4−(4−(トリフルオロメチル)ベンゾイル)
ベンジル)−1,3−ジメチルキサンチン テオフィリン(1.80g)のジメチルホルムアミド
(20ml)溶液に炭酸カリウム(1.66g)と臭化
4−(4−(トリフルオロメチル)ベンゾイル)ベンジ
ル(3.43g)を加えて室温で20時間撹拌した。反
応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗
い、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去した。残
さに4N塩酸−酢酸エチル溶液を加え、析出物をろ取
し、ろ取した化合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を
加え、酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗い、無水硫
酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去し、表題化合物
(1.57g,36%)を無色粉末として得た。1 H-NMR(CDCl3)δ: 3.41 (3H, s),
3.61 (3H, s), 5.61 (2H,
s), 7.40−7.90 (9H, m). IR(KBr)cm−1 : 1705, 16
60, 1605, 1550, 1410, 132
5, 1275, 1130, 1060.
【0131】実施例87 7−(4−(1−インドリルカルボニル)ベンジル)−
1,3−ジメチルキサンチン テオフィリン(1.80g)のジメチルホルムアミド
(20ml)溶液に炭酸カリウム(1.66g)と塩化
4−((1−インドリル)カルボニル)ベンジル(2.
70g)を加えて室温で22時間撹拌した。反応液に水
を加え、酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗い、無水
硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去し、表題化合物
(2.25g,54%)を無色粉末として得た。 H−NMR(CDCl)δ: 3.42 (3H, s), 3.62
(3H, s), 5.17 (2H, s), 6.62 (1H, d,J=3.0Hz), 7.22-
7.80 (9H, m), 8.36-8.45 (1H, m). IR(KBr)cm-1 : 1700, 1650, 1540, 1450, 1380, 134
0.
【0132】実施例88 6−クロロ−2−〔3−(4−クロロベンゾイル)ベン
ジル〕チオ−3,5,7−トリメチル−7H−ピロロ
〔2,3−d〕ピリミジン−4(3H)−オン 2−〔3−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕チオ−
3,5,7−トリメチル−7H−ピロロ〔2,3−d〕
ピリミジン−4(3H)−オン(0.351g)を乾燥
ジクロロメタン(8ml)に溶解し、氷冷撹拌下、N−
クロロコハク酸イミド(0.113g)を添加した。2
時間撹拌後、減圧下溶媒留去して得られた残渣をフラッ
シュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;クロロホ
ルム)で精製することにより表題化合物(0.104
g)を得た。1 H-NMR(CDCl3) δ :2.36(3H,s), 3.53(3H,s), 3.56(3H,
s), 4.51(2H,s), 7.40(2H,d,J=8.4Hz), 7.40-7.50(1H,
m), 7.62-7.73(2H,m), 7.71(2H,d,J=8.4Hz), 7.97(1H,
s)
【0133】実施例89 6−クロロ−7−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベン
ジル〕−3,5−ジメチル−2−メチルチオ−7H−ピ
ロロ〔2,3−d〕ピリミジン−4(3H)−オン 7−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−3,
5−ジメチル−2−メチルチオ−7H−ピロロ〔2,3
−d〕ピリミジン−4(3H)−オン(88mg)を乾
燥ジクロロメタン(3ml)に溶解し、氷冷撹拌下、N
−クロロコハク酸イミド(28mg)を添加した。2時
間撹拌後、減圧下溶媒留去して得られた残渣をフラッシ
ュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;クロロホル
ム)で精製することにより表題化合物(55mg)を得
た。1 H-NMR(CDCl3) δ :2.38(3H,s), 2.56(3H,s), 3.56(3H,
s), 5.39(2H,s), 7.33(2H,d,J=8.2Hz), 7.45(2H,d,J=8.
2Hz), 7.73(4H,d,J=8.6Hz)
【0134】実施例90 7−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−3−
エチル−5−メチル−2−メチルチオ−7H−ピロロ
〔2,3−d〕ピリミジン−4(3H)−オン アルゴン雰囲気下、7−〔4−(4−クロロベンゾイ
ル)ベンジル〕−5−メチル−2−メチルチオ−7H−
ピロロ〔2,3−d〕ピリミジン−4(3H)−オン
(2.46g)を乾燥DME(72.5ml)、乾燥ジメチ
ルホルムアミド(72.5ml)に溶解し、氷冷下60
%油性水素化ナトリウム(255mg)を2回に分けて
添加した。30分撹拌し、ヨウ化エチル(1.09g)
を加え室温に戻し1夜撹拌放置した。反応液に酢酸エチ
ルを加え、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで
乾燥した。減圧下溶媒を留去して得られた残渣をフラッ
シュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ジクロロ
メタン→メタノール:ジクロロメタン;1:49)で精
製することにより表題化合物(1.04g)を得た。1 H-NMR(CDCl3) δ :1.36(3H,t,J=7.0Hz), 2.39(3H,s),
2.56(3H,s), 4.19(2H,q,J=7.0Hz), 5.28(2H,s), 6.46(1
H,s), 7.31(2H,d,J=8.4Hz), 7.46(2H,d,J=8.4Hz), 7.74
(4H,d,J=8.6Hz)
【0135】実施例91 7−〔4−(4−フルオロベンゾイル)ベンジル〕−5
−メチル−2−メチルチオ−7H−ピロロ〔2,3−
d〕ピリミジン−4(3H)−オン アルゴン雰囲気下、7−〔4−(4−フルオロベンゾイ
ル)ベンジル〕−4−メトキシ−5−メチル−2−メチ
ルチオ−7H−ピロロ〔2,3−d〕ピリミジン(6.
75g)をジオキサン(45ml)に溶解し、4,4’
−チオビス(6−t−ブチル−m−クレゾール)(75
mg)を添加後、0.5規定塩酸(12ml)を加え1
05℃、23時間撹拌した。 再度0.5規定塩酸(1
2ml)を加え、同温度にて22時間撹拌後、1規定塩
酸(3ml)とジオキサン(6ml)を加え、同温度に
て24時間撹拌した。室温放置後、析出した結晶を瀘取
し、メタノール、DME、エーテル洗浄後、乾燥するこ
とにより表題化合物(5.35g)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6) δ: 2.24(3H,S), 2.52(3H,s), 5.34(2
H,s), 6.84(1H,s), 7.37(2H,t,J=8.2Hz), 7.43(2H,d,J=
8.2Hz), 7.71(2H,d,J=8.2Hz), 7.81(2H,dd,J=5.6Hz,8.6
Hz), 12.06(1H,s)
【0136】実施例92 3,5−ジメチル−7−〔4−(4−フルオロベンゾイ
ル)ベンジル〕−2−メチルチオ−7H−ピロロ〔2,
3−d〕ピリミジン−4(3H)−オン アルゴン雰囲気下、7−〔4−(4−フルオロベンゾイ
ル)ベンジル〕−5−メチル−2−メチルチオ−7H−
ピロロ〔2,3−d〕ピリミジン−4(3H)−オン
(1.85g)を乾燥DME(50ml)、乾燥ジメチ
ルホルムアミド(50ml)に溶解し、氷冷下60%油
性水素化ナトリウム(176mg)を2回に分けて添加
した。30分撹拌し、ヨウ化メチル(681mg)を加
え室温に戻し1夜時間撹拌した。反応液に酢酸エチルを
加え、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥
した。減圧下溶媒を留去して得られた残渣をフラッシュ
カラムクロマトグラフィー(シリカゲル;酢酸エチル:
ヘキサン;1:5.6→1:2.3)で精製することに
より表題化合物(1.31g)を得た。1 H-NMR(CDCl3) δ :2.40(3H,d,J=1.0
Hz), 2.57(3H,s), 3.57(3H,
s), 5.29(2H,s), 6.47(1H,
d,J=1.0Hz), 7.16(2H,t,J=
8.8Hz), 7.30(2H,d,J=8.2H
z), 7.74(2H,d,J=8.2Hz),
7.83(2H,dd,J=5.4Hz,8.8Hz)
【0137】実施例93 3−エチル−7−〔4−(4−フルオロベンゾイル)ベ
ンジル〕−5−メチル−2−メチルチオ−7H−ピロロ
〔2,3−d〕ピリミジン−4(3H)−オン アルゴン雰囲気下、7−〔4−(4−フルオロベンゾイ
ル)ベンジル〕−5−メチル−2−メチルチオ−7H−
ピロロ〔2,3−d〕ピリミジン−4(3H)−オン
(1.85g)を乾燥DME(50ml)、乾燥ジメチ
ルホルムアミド(50ml)に溶解し、氷冷下60%油
性水素化ナトリウム(176mg)を2回に分けて添加
した。30分撹拌し、ヨウ化エチル(749mg)を加
え室温に戻し1夜撹拌放置した。反応液に酢酸エチルを
加え、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥
した。減圧下溶媒を留去して得られた残渣をフラッシュ
カラムクロマトグラフィー(シリカゲル;酢酸エチル:
ヘキサン;1:5.6→1:2.3)で精製することに
より表題化合物(867mg)を得た。1 H-NMR(CDCl3) δ :1.36(3H,t,J=7.2Hz), 2.40(3H,d,J=
1.0Hz), 2.56(3H,s), 4.19(2H,q,J=7.2Hz), 5.29(2H,
s), 6.47(1H,d,J=1.0Hz), 7.16(2H,t,J=8.6Hz), 7.31(2
H,d,J=8.2Hz), 7.74(2H,d,J=8.2Hz), 7.83(2H,dd,J=5.4
Hz,8.6Hz)
【0138】実施例94 7−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−3,
5−ジメチル−7H−ピロロ〔2,3−d〕ピリミジン
−4(3H)−オン 7−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−3,
5−ジメチル−2−メチルチオ−7H−ピロロ〔2,3
−d〕ピリミジン−4(3H)−オン(800mg)を
DME(120ml)、エタノール(12ml)に溶解
し、酢酸(672mg)を加えたあと40℃に加温し
た。TLC(薄層クロマトグラフィー)にて原料が消滅
するまでラネーニッケルを加えた。触媒を瀘去し、減圧
下溶媒を留去して得られた残渣を酢酸エチルに溶解後、
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、ついで飽和食塩水で洗
浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒留
去し放置することにより結晶が析出した。この物を瀘取
しエタノール、ヘキサン洗浄後、乾燥することにより表
題化合物(608mg)を得た。1 H-NMR(CDCl3) δ :2.43(3H,d,J=1.0Hz), 3.57(3H,s),
5.34(2H,s), 6.60(1H,d,J=1.0Hz), 7.26(2H,d,J=8.4H
z), 7.45(2H,d,J=8.4Hz), 7.73(4H,d,J=8.4Hz), 7.84(1
H,s)
【0139】実施例95 3,5−ジメチル−7−〔4−(4−フルオロベンゾイ
ル)ベンジル〕−7H−ピロロ〔2,3−d〕ピリミジ
ン−4(3H)−オン 3,5−ジメチル−7−〔4−(4−フルオロベンゾイ
ル)ベンジル〕−2−メチルチオ−7H−ピロロ〔2,
3−d〕ピリミジン−4(3H)−オン(755mg)
をDME(100ml)、エタノール(10ml)に溶
解し、酢酸(560mg)を加えたあと40℃に加温し
た。TLC(薄層クロマトグラフィー)にて原料が消滅
するまでラネーニッケルを加えた。触媒を瀘去し、減圧
下溶媒を留去して得られた残渣を酢酸エチルに溶解後、
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、ついで飽和食塩水で洗
浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒留
去し放置することにより結晶が析出した。この物を瀘取
しエタノール、ヘキサン洗浄後、乾燥することにより表
題化合物(512mg)を得た。1 H-NMR(CDCl3) δ :2.43(3H,d,J=1.0Hz), 3.57(3H,s),
5.34(2H,s), 6.60(1H,d,J=1.0Hz), 7.15(2H,d,J=8.8H
z), 7.26(2H,d,J=8.0Hz), 7.73(2H,d,J=8.0Hz), 7.82(2
H,dd,J=5.6Hz,8.8Hz), 7.84(1H,s)
【0140】実施例96 7−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−3−
エチル−5−メチル−7H−ピロロ〔2,3−d〕ピリ
ミジン−4(3H)−オン 7−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−3−
エチル−5−メチル−2−メチルチオ−7H−ピロロ
〔2,3−d〕ピリミジン−4(3H)−オン(500
mg)をDME(65ml)、エタノール(6ml)に
溶解し、酢酸(336mg)を加えたあと40℃に加温
した。TLC(薄層クロマトグラフィー)にて原料が消
滅するまでラネーニッケルを加えた。触媒を瀘去し、減
圧下溶媒を留去して得られた残渣を酢酸エチルに溶解
後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、ついで飽和食塩水
で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶
媒留去し放置することにより結晶が析出した。この物を
瀘取しエタノール、ヘキサン洗浄後、乾燥することによ
り表題化合物(370mg)を得た。1 H-NMR(CDCl3) δ :1.41(3H,t,J=7.2Hz), 2.43(3H,d,J=
1.0Hz), 4.06(2H,q,J=7.2Hz), 5.34(2H,s), 6.59(1H,d,
J=1.0Hz), 7.27(2H,d,J=8.6Hz), 7.45(2H,d,J=8.6Hz),
7.73(4H,d,J=8.6Hz)
【0141】実施例97 3−エチル−7−〔4−(4−フルオロベンゾイル)ベ
ンジル〕−5−メチル−7H−ピロロ〔2,3−d〕ピ
リミジン−4(3H)−オン 3−エチル−7−〔4−(4−フルオロベンゾイル)ベ
ンジル〕−5−メチル−2−メチルチオ−7H−ピロロ
〔2,3−d〕ピリミジン−4(3H)−オン(344
mg)をDME(50ml)、エタノール(2ml)に
溶解し、酢酸(224mg)を加えたあと40℃に加温
した。TLC(薄層クロマトグラフィー)にて原料が消
滅するまでラネーニッケルを加えた。触媒を瀘去し、減
圧下溶媒を留去して得られた残渣を酢酸エチルに溶解
後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、ついで飽和食塩水
で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶
媒留去し放置することにより結晶が析出した。この物を
瀘取しエタノール、ヘキサン洗浄後、乾燥することによ
り表題化合物(230mg)を得た。1 H-NMR(CDCl3) δ :1.41(3H,t,J=7.2Hz), 2.44(3H,d,J=
1.2Hz), 4.06(2H,q,J=7.2Hz), 5.34(2H,s), 6.59(1H,d,
J=1.2Hz), 7.15(2H,t,J=8.8Hz), 7.27(2H,d,J=8.2Hz),
7.73(2H,d,J=8.2Hz), 7.82(2H,dd,J=5.6Hz,8.8Hz), 7.8
4(1H,s)
【0142】実施例98 2−〔4−(4−フルオロベンゾイル)ベンジル〕チオ
−7H−ピロロ〔2,3−d〕ピリミジン−4(3H)
−オン 2−メルカプト−7H−ピロロ〔2,3−d〕ピリミジ
ン−4(3H)−オン(2.51g)をメタノール(6
7.5ml)に懸濁し、1規定水酸化ナトリウム(15.
75ml)を加え溶解した。氷冷下4−(4−フルオロ
ベンゾイル)ベンジルブロミド(5.06g)のDME(1
5ml)溶液を滴下した。室温に戻した後、一夜撹拌放
置した。反応液を減圧下溶媒留去して、得られた残渣を
フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;酢
酸エチル:ヘキサン;1:4→1:1→酢酸エチル)で
精製することにより表題化合物(2.43g)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6) δ :4.53(2H,s), 6.38(1H,brs), 6.94
(1H,brs), 7.42(2H,t,J=8.8Hz), 7.68(4H,s), 7.82(2H,
dd,J=5.6Hz,8.8Hz), 11.81(1H,s), 12.13(1H,s)
【0143】実施例99 3,7−ジメチル−2−〔4−(4−フルオロベンゾイ
ル)ベンジル〕チオ−7H−ピロロ〔2,3−d〕ピリ
ミジン−4(3H)−オン アルゴン雰囲気下、2−〔4−(4−フルオロベンゾイ
ル)ベンジル〕チオ−7H−ピロロ〔2,3−d〕ピリ
ミジン−4(3H)−オン(818mg)を乾燥DME
(21.5ml)に溶解し、氷冷撹拌下、60%油性水
素化ナトリウム(181mg)を2回に分けて添加し
た。次いでヨウ化メチル(794mg)を加え、室温に
戻した後、一夜撹拌放置した。反応液に酢酸エチルを加
え飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。減圧下溶媒留去して得られた残渣をフラッシュカラ
ムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル;4:1
→3:2)で精製することにより表題化合物(640m
g)を得た。1 H-NMR(CDCl3) δ :3.59(3H,s), 3.74(3H,s), 4.56(2H,
s), 6.61(1H,d,J=3.4Hz), 6.72(1H,d,J=3.4HZ), 7.17(2
H,t,J=8.9Hz), 7.60(2H,d,J=8.4Hz), 7.76(2H,d,J=8.4H
z), 7.84(2H,dd,J=5.4Hz,8.9Hz)
【0144】実施例100 5,6−ジクロロ−3,7−ジメチル−2−〔4−(4
−フルオロベンゾイル)ベンジル〕チオ−7H−ピロロ
〔2,3−d〕ピリミジン−4(3H)−オン 3,7−ジメチル−2−〔4−(4−フルオロベンゾイ
ル)ベンジル〕チオ−7H−ピロロ〔2,3−d〕ピリ
ミジン−4(3H)−オン(204mg)を乾燥ジクロ
ロメタン(7.5ml)に溶解し、氷冷撹拌下、N−ク
ロロコハク酸イミド(141mg)を添加した。2時間
撹拌後、減圧下溶媒留去して得られた残渣をフラッシュ
カラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ジクロロメタ
ン)で精製することにより表題化合物(125mg)を
得た。1 H-NMR(CDCl3) δ :3.56(3H,s), 3.69(3H,s), 4.53(2H,
s), 7.17(2H,t,J=8.6Hz), 7.57(2H,d,J=8.4Hz), 7.76(2
H,d,J=8.4Hz), 7.84(2H,dd,J=5.4Hz,8.6Hz)
【0145】実施例101 5−ジメチルアミノメチル−2−〔4−(4−フルオロ
ベンゾイル)ベンジル〕チオ−7H−ピロロ〔2,3−
d〕ピリミジン−4(3H)−オン (A) 6−ジメチルアミノメチル−2−〔4−(4−フルオロ
ベンゾイル)ベンジル〕チオ−7H−ピロロ〔2,3−
d〕ピリミジン−4(3H)−オン (B) 2−〔4−(4−フルオロベンゾイル)ベンジル〕チオ
−7H−ピロロ〔2,3−d〕ピリミジン−4(3H)
−オン(570mg)を80%酢酸水溶液(15ml)
に溶解し、37%ホルマリン水溶液(244mg)、次
いで50%ジメチルアミン水溶液(270mg)を加
え、60℃、13時間撹拌した。減圧下溶媒留去後、水
(15ml)に溶解し、濃アンモニア水にてアルカリ性
としたあとクロロホルム抽出した。飽和食塩水にて洗浄
後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒留去
後、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲ
ル;エタノール:クロロホルム;1:49→7%アンモ
ニア含エタノール:クロロホルム;1:19→1:9)
精製することにより表題化合物(36mg;化合物
A)、(233mg;化合物B)を得た。 化合物A1 H-NMR(DMSO-d6) δ :2.36(6H,brs), 3.76(2H,s), 4.47
(2H,s), 6.84(1H,s), 7.37(2H,t,J=8.8Hz), 7.65(4H,
s), 7.81(2H,dd,J=5.6Hz,8.8Hz), 11.47(1H,s) 化合物B1 H-NMR(DMSO-d6) δ :2.14(6H,brs), 3.39(2H,s), 4.50
(2H,s), 6.19(1H,s), 7.37(2H,t,J=8.8Hz), 7.68(4H,
s), 7.81(2H,dd,J=5.6Hz,8.8Hz), 11.77(1H,s), 12.06
(1H,s)
【0146】実施例102 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕チオ−
1,7−ジメチル−7H−ピロロ〔2,3−d〕ピリミ
ジン−4−オン アルゴン雰囲気下、2−〔4−(4−クロロベンゾイ
ル)ベンジル〕チオ−1−メチル−7H−ピロロ〔2,
3−d〕ピリミジン−4−オン(103mg)を乾燥D
MSO(20ml)に加温溶解し、室温に戻した後、6
0%油性水素化ナトリウム(11mg)を添加し、20
分撹拌した。次いでヨウ化メチル(42.6mg)を加
え、1夜撹拌放置した。反応液に水(200ml)に注
加し、析出した沈殿物を瀘取、乾燥後フラッシュカラム
クロマトグラフィー(シリカゲル;クロロホルム→エタ
ノール:クロロホルム;1:49)で精製することによ
り表題化合物(47mg)を得た。1 H-NMR(CDCl3) δ :3.94(6H,s), 4.65(2H,s), 6.48(1H,
d,J=3.4Hz), 6.62(1H,d,J=3.4HZ), 7.46(2H,d,J=8.8H
z), 7.58(2H,d,J=8.4Hz), 7.73(2H,d,J=8.4Hz), 7.74(2
H,d,J=8.8Hz)
【0147】実施例103 1−〔4−(4−クロロ−ベンゾイル)ベンジル〕−ピ
ロロ〔2,3−d〕ピリダジン−4(5H),7(6H)−
ジオン 1−〔4−(4−クロロ−ベンゾイル)ベンジル〕−
2,3−ジエトキシカルボニル−ピロール(3.31g)
をエタノール(70ml)に溶解した後、無水ヒドラジン
(10.54g)を加えて3時間加熱還流した。減圧下
溶媒を留去し、得られた結晶を水(150ml)に懸濁
し、濃塩酸(30ml)を加えて85℃にて30分撹拌し
た。結晶を水、メタノール、エーテルで洗浄して減圧下
乾燥し、表題化合物を1.46g(収率81%)得た。1 H-NMR(DMSO-d6) δ :5.83(2H,s), 6.54(1H,d,J=3.0H
z), 7.20-7.75(9H,m), 11.2(2H,brs)
【0148】実施例104 1−〔4−(4−クロロ−ベンゾイル)ベンジル〕−
4,7−ジクロロ−ピロロ〔2,3−d〕ピリダジン 1−〔4−(4−クロロ−ベンゾイル)ベンジル〕−ピ
ロロ〔2,3−d〕ピリダジン−4(5H),7(6H)−
ジオン(1.46g)をオキシ塩化リン(44.7g)に
溶解し、2時間加熱還流した。オキシ塩化リンを減圧下
留去し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて洗浄
し、析出した結晶をろ取した。得られた結晶を酢酸エチ
ルに溶解し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧
下溶媒を留去した。その後、シリカゲルカラムクロマト
グラフィー(担保40g:ジクロロメタン:エーテル=
1:0−9:1)にて精製を行い、酢酸エチル−エーテ
ルより再結晶を行い、表題化合物を1.23g(収率7
6%)得た。1 H-NMR(CDCl3) δ :5.89(2H,s), 6.87(1H,d,J=3.0Hz),
7.15(2H,d,J=8.0Hz), 7.45(1H,d,J=3.0Hz), 7.46(2H,d,
J=8.6Hz), 7.73(2H,d,J=8.6Hz), 7.77(2H,d,J=8.6Hz)
【0149】実施例105 1−〔4−(4−クロロ−ベンゾイル)ベンジル〕−4
−クロロ−ピロロ〔2,3−d〕ピリダジン−7(6H)
−オン(A) 1−〔4−(4−クロロ−ベンゾイル)ベンジル〕−7
−クロロ−ピロロ〔2,3−d〕ピリダジン−4(5H)
−オン(B) 1−〔4−(4−クロロ−ベンゾイル)ベンジル〕−
4,7−ジクロロ−ピロロ〔2,3−d〕ピリダジン
(1.08g)をジオキサン(15ml)に溶解し、水酸
化ナトリウム(4.42g)、水(5ml)を加えて69
時間加熱還流した。水(120ml)を加えた後、析出し
た結晶をろ取した。得られた結晶をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(担体50g:ジクロロメタン:エー
テル=1:0−9:1、酢酸エチル:メタノール=1:
9)にて精製を行い、表題化合物1−〔4−(4−クロ
ロ−ベンゾイル)ベンジル〕−4−クロロ−ピロロ
〔2,3−d〕ピリダジン−7(6H)−オンを416mg
(収率40%)、表題化合物1−〔4−(4−クロロ−
ベンゾイル)ベンジル〕−7−クロロ−ピロロ〔2,3
−d〕ピリダジン−4(5H)−オンを196mg(収率1
9%)得た。 化合物A1 H-NMR(CDCl3) δ :5.87(2H,s), 6.59(1H,d,J=2.9Hz),
7.23(1H,d,J=3.0Hz), 7.37(2H,d,J=8.3Hz), 7.45(2H,d,
J=8.7Hz), 7.73(2H,d,J=8.7Hz), 7.75(2H,d,J=8.3Hz),
10.02(1H,brs) 化合物B1 H-NMR(CDCl3) δ :5.80(2H,s), 7.04(1H,d,J=3.0Hz),
7.13(2H,d,J=8.6Hz), 7.19(1H,d,J=3.0Hz), 7.46(2H,d,
J=8.8Hz), 7.73(2H,d,J=8.8Hz), 7.77(2H,d,J=8.4Hz),
10.18(1H,brs)
【0150】実施例106 1−〔4−(4−クロロ−ベンゾイル)ベンジル〕−4
−クロロ−6−メチル−ピロロ〔2,3−d〕ピリダジ
ン−7(6H)−オン 1−〔4−(4−クロロ−ベンゾイル)ベンジル〕−4
−クロロ−ピロロ〔2,3−d〕ピリダジン−7(6H)
−オン(830mg)をDMF(20ml)に溶解し、炭酸
カリウム(2.11g)を加えた後、よう化メチル(0.
13ml)を加え、室温にて95時間撹拌した。水(50
ml)を加えて酢酸エチル(200ml)で抽出した後、有
機層を、水(100ml)にて3回洗浄し、飽和食塩水
(100ml)にて洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。乾燥剤をろ別した後、減圧下溶媒を留去し、
得られた結晶を酢酸エチルで洗浄して、表題化合物を7
42mg(収率84%)得た。1 H-NMR(CDCl3) δ :3.82(3H,s), 5.89(2H,s), 6.54(1H,
d,J=3.0Hz), 7.19(1H,d,J=3.0Hz), 7.34(2H,d,J=8.2H
z), 7.45(2H,d,J=8.4Hz), 7.73(2H,d,J=8.4Hz), 7.74(2
H,d,J=8.2Hz)
【0151】実施例107 1−〔4−(4−クロロ−ベンゾイル)ベンジル〕−5
−メチル−7−クロロ−ピロロ〔2,3−d〕ピリダジ
ン−4(5H)−オン 1−〔4−(4−クロロ−ベンゾイル)ベンジル〕−7
−クロロ−ピロロ〔2,3−d〕ピリダジン−4(5H)
−オン(352mg)をDMF(15ml)に溶解し、炭酸
カリウム(858mg)を加えた後、よう化メチル(0.
06ml)を加え、室温にて16時間撹拌した。水(30
ml)を加えて酢酸エチル(200ml)で抽出した後、有
機層を、水(100ml)にて3回洗浄し、飽和食塩水
(100ml)にて洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。乾燥剤をろ別した後、減圧下溶媒を留去し、
得られた結晶をヘキサンで洗浄して、表題化合物を29
0mg(収率80%)得た。1 H-NMR(CDCl3) δ :3.83(3H,s), 5.77(2H,s), 7.01(1H,
d,J=3.0Hz), 7.13(2H,d,J=8.2Hz), 7.16(1H,d,J=3.0H
z), 7.46(2H,d,J=8.6Hz), 7.73(2H,d,J=8.6Hz), 7.76(2
H,d,J=8.2Hz)
【0152】実施例108 1,3−ジメチル−7−〔4−(4−メトキシベンゾイ
ル)ベンジル〕キサンチン テオフィリン(1.84g)をDMF(20ml)に溶解
し、炭酸カリウム(1.42g)を加え、p−メトキシ
ベンゾイルベンジルブロミド(3.78g)を加えて、
室温で14時間撹拌た。水を加えて酢酸エチル(120
0ml)で希釈した後、有機層を、水(500ml)にて2
回洗浄し、飽和食塩水(500ml)にて洗浄した後、無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥剤をろ別した後、
減圧下溶媒を留去し、得られた結晶を酢酸エチルで洗浄
して、表題化合物を2.83g(収率69%)得た。1 H-NMR(CDCl3) δ :2.44(3H,s), 3.89(3H,s), 6.96(2H,
d,J=9.0Hz), 7.28(2H,d,J=8.0Hz), 7.68(2H,d,J=8.2H
z), 7.82(2H,d,J=8.8Hz)
【0153】実施例109 7−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルオキシ〕
−6−メチル−5H−チアゾロ〔3,2−a〕ピリミジ
ン−5−オン 6−メチル−2−ヒドロキシ−5H−チアゾロ〔3,2
−a〕ピリミジン−5−オン(365mg)と炭酸カリウ
ム(526mg)のジメチルホルムアミド(10ml)溶液
に、4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルブロミド
(664mg)を加え、反応液を80℃で2時間撹拌させ
た。反応液を濃縮し、残渣に水/酢酸エチルを加え、酢
酸エチルで抽出し、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(ヘキサン/酢酸エチル/クロロホルム=2:1:
1)で精製し、酢酸エチルから再結晶して無色固体の表
題化合物(400mg)を得た。 IR(KBr)ν:1670, 1640, 1565, 1490 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.11(3H,s), 5.53(2H,s), 6.92(1H,d,J=
4.9Hz), 7.47(2H,d,J=8.5Hz), 7.55(2H,d,J=8.2Hz), 7.
76(2H,d,J=8.2Hz), 7.80(2H,d,J=8.5Hz), 7.98(1H,d,J=
4.9Hz).
【0154】実施例110 7−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルオキシ〕
−2,3,6−トリメチル−5H−チアゾロ〔3,2−
a〕ピリミジン−5−オン 2,3,6−トリメチル−2−ヒドロキシ−5H−チア
ゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン(382mg)
と炭酸カリウム(357mg)のジメチルホルムアミド
(10ml)溶液に、4−(4−クロロベンゾイル)ベン
ジルブロミド(581mg)を加え、反応液を80℃で2
時間撹拌させた。反応液を濃縮し、残渣に水/酢酸エチ
ルを加え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチルから再結晶
して無色固体の表題化合物(266mg)を得た。 IR(KBr)ν:1665, 1580, 1500 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.04(3H,s), 2.27(3H,s), 2.73(3H,s),
5.48(2H,s), 7.46(2H,d,J=8.4Hz), 7.53(2H,d,J=8.2H
z), 7.76(2H,d,J=8.4Hz), 7.79(2H,d,J=8.2Hz).
【0155】実施例111 5−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−1,
3−ジメチル−ピロロ〔3,2−d〕ピリミジン−2,
4−ジオン 1,3−ジメチル−ピロロ〔3,2−d〕ピリミジン−
2,4−ジオン(0.402g,2.24mmol)と臭化
4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル(1.20g,
3.88mmol)のDMF(5ml)溶液に炭酸カリウム
(0.73g,5.28mmol)を加え60℃で2時間撹
拌した。溶媒を減圧除去した後残渣に水を加え酢酸エチ
ルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、有機層を
MgSO4で乾燥し減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラ
ム(展開溶媒:イソプロピルエーテル:酢酸エチル:塩
化メチレン=2:1:1)で精製した後、酢酸エチルか
ら再結晶し無色針状晶を得た。 0.360g(39%) IR(KBr)ν:1693, 1653, 1549, 1466, 1434, 1406, 126
7, 1065, 1016, 962, 922, 856, 744, 669, 503 cm-1. NMR(CDCl3)δ:3.40(3H,s), 3.49(3H,s), 5.66(2H,s),
6.00(1H,d,J=3.0Hz), 7.01(1H,d,J=3.0Hz), 7.29(2H,d,
J=8.6Hz), 7.45(2H,d,J=8.6Hz), 7.72(2H,d,J=8.6Hz),
7.73(2H,d,J=8.6Hz).
【0156】実施例112 1,3−ジメチル−5−〔4−(4−トリフルオロメチ
ルベンゾイル)ベンジル〕−ピロロ〔3,2−d〕ピリ
ミジン−2,4−ジオン 1,3−ジメチル−ピロロ〔3,2−d〕ピリミジン−
2,4−ジオン(0.405g,2.26mmol)と臭化
4−(4−トリフルオロメチルベンゾイル)ベンジル
(2.01g)のDMF(5ml)溶液に炭酸カリウム
(0.82g,5.93mmol)を加え60℃で2時間撹
拌した。溶媒を減圧除去した後残渣に水を加え酢酸エチ
ルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、有機層を
MgSO4で乾燥し減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラ
ム(展開溶媒:イソプロピルエーテル:酢酸エチル:塩
化メチレン=2:1:1)で精製した後、酢酸エチルか
ら再結晶し無色針状晶を得た。 0.398g(40%) IR(KBr)ν:1695, 1651, 1468, 1408, 1319, 1277, 116
4, 1063, 10146, 926, 759 cm-1.
【0157】実施例113 3,5−ジメチル−2−〔4−(3−インドリルカルボ
ニル)ベンジルチオ〕−キナゾリン−4−オン 3,5−ジメチル−2−メルカプトキナゾリン−4−オ
ン(0.497g,2.41mmol)のEtOH(10.0ml)
−THF(10.0ml)混合溶液に1N−水酸化ナトリウ
ム水溶液(2.5ml)を加えた後臭化4−(3−インド
リルカルボニル)ベンジル(0.650g,2.41mmo
l)を加え室温で2.5時間撹拌した。反応混合物に酢酸
エチルを加え、飽和食塩水で洗浄後有機層をMgSO4
乾燥し減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(展開溶媒:酢酸エチル:THF=1:1)
で精製し淡い赤色固体を得た。0.178g(17%)。1 H-NMR(CDCl3) δ :2.76(3H,s), 4.65(2H,s), 7.18-7.2
8(4H,m), 7.48(2H,d,J=7.6Hz), 7.58-7.83(4H,m), 7.93
(1H,dd,J=6.2,3.0Hz), 8.27(1H,m) IR(KBr) : 3149, 1670, 1602, 1556, 1431, 1309, 121
3, 1092, 750 cm-1
【0158】実施例114 3,5−ジメチル−2−〔4−(3,4,5−トリメトキ
シベンゾイル)ベンジルチオ〕−キナゾリン−4−オン 3,5−ジメチル−2−メルカプトキナゾリン−4−オ
ン(0.497g,2.41mmol)のEtOH(10.0m
l)−THF(10.0ml)混合溶液に1N−水酸化ナト
リウム水溶液(2.5ml)を加えた後臭化4−(3,4,
5−tトリメトキシベンゾイル)ベンジル(0.970
g,2.52mmol)を加え室温で終夜撹拌した。反応混
合物に酢酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄後有機層を
MgSO4で乾燥し減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルから
再結晶し無色針状晶を得た。0.983g(83%)1 H-NMR(CDCl3) δ :2.85(3H,s), 3.55(3H,s), 3.86(6H,
s), 3.94(3H,s), 4.60(2H,s), 7.04(2H,s), 7.15(1H,d,
J=7.2Hz), 7.44(1H,d,J=7.2Hz), 7.51(1H,t,J=7.2Hz),
7.61(2H,d,J=8.0Hz), 7.78(2H,d,J=8.0Hz) IR(KBr) : 1672, 1581, 1556, 1500, 1462, 1414, 133
3, 1234, 1126, 1093, 1001, 806, 773, 696 cm-1
【0159】実施例115 3,5−ジメチル−2−〔4−(4−メトキシベンゾイ
ル)ベンジルチオ〕−キナゾリン−4−オン 3,5−ジメチル−2−メルカプトキナゾリン−4−オ
ン(0.495g,2.41mmol)のEtOH(10.0ml)
−THF(10.0ml)混合溶液に1N−水酸化ナトリ
ウム水溶液(2.5ml)を加えた後臭化4−(4−メト
キシベンゾイル)ベンジル(純度84%,0.960
g,2.52mmol)を加え室温で1.5時間撹拌した。反
応混合物に酢酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄後有機
層をMgSO4で乾燥し減圧濃縮した。残渣を酢酸エチル
から再結晶し無色針状晶を得た。0.736g(71
%)1 H-NMR(CDCl3) δ :2.85(3H,s), 3.55(3H,s), 3.89(3H,
s), 4.60(2H,s), 6.95(2H,d,J=6.8Hz), 7.15(1H,d,J=6.
2Hz), 7.44(1H,d,J=6.2Hz), 7.55(1H,t,J=6.2Hz), 7.59
(2H,d,J=6.8Hz), 7.72(2H,d,J=8.0Hz), 7.82(2H,d,J=8.
0Hz) IR(KBr) : 1672, 1601, 1554, 1462, 1417, 1308, 125
5, 1173, 1090, 1030, 928 cm-1
【0160】実施例116 3,5−ジメチル−2−〔4−(4−トリフルオロメチ
ルベンゾイル)ベンジルチオ〕−キナゾリン−4−オン 3,5−ジメチル−2−メルカプトキナゾリン−4−オ
ン(0.495g,2.41mmol)のEtOH(10.0m
l)−THF(10.0ml)混合溶液に1N−水酸化ナト
リウム水溶液(2.5ml)を加えた後臭化4−(4−ト
リフルオロメチルベンゾイル)ベンジル(純度63.4
%,1.37g,2.52mmol)を加え室温で終夜撹拌し
た。反応混合物に酢酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄
後有機層をMgSO4で乾燥し減圧濃縮した。残渣をメタ
ノールから再結晶し無色針状晶を得た。1.218g1 H-NMR(CDCl3) δ :2.85(3H,s), 3.55(3H,s), 4.60(2H,
s), 7.16(1H,d,J=7.2Hz), 7.32(2H,d,J=8.2Hz), 7.43(1
H,d,J=7.2Hz), 7.55(1H,t,J=7.2Hz), 7.63(2H,d,J=8.0H
z), 7.88(2H,d,J=8.0Hz) IR(KBr) : 1671, 1556, 1410, 1325, 1297, 1171, 113
0, 1066, 930, 860, 690cm-1
【0161】実施例117 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルチオ〕−
3−エチル−5−メチルキナゾリン−4−オン 3−エチル−5−メチル−2−メルカプトキナゾリン−
4−オン(0.506g,2.30mmol)のEtOH(1
0.0ml)−THF(10.0ml)混合溶液に1N−水酸
化ナトリウム水溶液(2.7ml)を加えた後臭化4−
(4−クロロベンゾイル)ベンジル(0.720g,2.
33mmol)を加え室温で5時間撹拌した。反応混合物に
酢酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄後有機層をMgS
4で乾燥し減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルから再結
晶し無色針状晶を得た。0.695g(67%)1 H-NMR(CDCl3) δ :1.35(3H,t,J=7.2Hz), 2.84(3H,s),
4.13(2H,q,J=7.2Hz), 4.59(2H,s), 7.14(1H,d,J=8.0H
z), 7.41-7.54(4H,m), 7.60(2H,d,J=8.0Hz), 7.73(2H,
d,J=6.8Hz), 7.74(2H,d,J=8.0Hz) IR(KBr) : 1668, 1551, 1276, 1221, 1097, 926, 731 c
m-1
【0162】実施例118 2−〔4−(4−フルオロベンゾイル)ベンジルチオ〕
−3−エチル−5−メチルキナゾリン−4−オン 3−エチル−5−メチル−2−メルカプトキナゾリン−
4−オン(0.506g,2.30mmol)のEtOH(1
0.0ml)−THF(10.0ml)混合溶液に1N−水酸
化ナトリウム水溶液(2.7ml)を加えた後臭化4−
(4−フルオロベンゾイル)ベンジル(0.715g,
2.44mmol)を加え室温で5時間撹拌した。反応混合
物に酢酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄後有機層をM
gSO4で乾燥し減圧濃縮した。残渣をメタノールから再
結晶し無色針状晶を得た。0.803g(81%)1 H-NMR(CDCl3) δ :1.35(3H,t,J=7.2
Hz), 2.85(3H,s), 4.13(2H,
q,J=7.2Hz), 4.59(2H,s),
7.10−7.20(3H,m), 7.42(1H,
d,J=7.0Hz), 7.54(1H,t,J=
7.0Hz), 7.74(2H,d,J=8.4H
z), 7.76−7.87(2H,m) IR(KBr) : 1666, 1599, 155
2, 1450, 1412, 1371, 127
7, 1225, 1153, 1103, 856,
808, 777, 734, 698 cm−1
【0163】実施例119 3−エチル−5−メチル−2−〔4−(4−トリフルオ
ロメチルベンゾイル)ベンジルチオ〕−キナゾリン−4
−オン 3−エチル−5−メチル−2−メルカプトキナゾリン−
4−オン(0.507g,2.30mmol)のEtOH(1
0.0ml)−THF(10.0ml)混合溶液に1N−水酸
化ナトリウム水溶液(2.7ml)を加えた後臭化4−
(4−トリフルオロメチルベンゾイル)ベンジル(純
度:63%,1.28g,2.35mmol)を加え室温で5
時間撹拌した。反応混合物に酢酸エチルを加え、飽和食
塩水で洗浄後有機層をMgSO4で乾燥し減圧濃縮した。
残渣をメタノールから再結晶し無色針状晶を得た。0.
811g(73%)1 H-NMR(CDCl3) δ :1.35(3H,t,J=7.2Hz), 2.85(3H,s),
4.12(2H,q,J=7.2Hz), 4.60(2H,s), 7.14(1H,d,J=7.0H
z), 7.42(1H,t,J=7.0Hz), 7.54(1H,t,J=7.0Hz), 7.63(2
H,d,J=8.0Hz), 7.74(2H,d,J=8.0Hz), 7.78(2H,d,J=8.0H
z), 7.88(2H,d,J=8.0Hz) IR(KBr) : 1670, 1552, 1321, 1171, 1130, 1065, 930
cm-1
【0164】実施例120 3−エチル−2−〔4−(4−メトキシベンゾイル)ベ
ンジルチオ〕−5−メチルキナゾリン−4−オン 3−エチル−5−メチル−2−メルカプトキナゾリン−
4−オン(0.507g,2.30mmol)のEtOH(1
0.0ml)−THF(10.0ml)混合溶液に1N−水酸
化ナトリウム水溶液(2.7ml)を加えた後臭化4−
(4−メトキシベンゾイル)ベンジル(純度:84%,
0.840g,2.31mmol)を加え室温で5時間撹拌し
た。反応混合物に酢酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄
後有機層をMgSO4で乾燥し減圧濃縮した。残渣をメタ
ノールから再結晶し無色針状晶を得た。0.826g
(81%)1 H-NMR(CDCl3) δ :1.35(3H,t,J=7.0Hz), 2.85(3H,s),
3.89(3H,s), 4.14(2H,q,J=7.0Hz), 4.59(2H,s), 6.96(2
H,d,J=8.8Hz), 7.15(1H,d,J=7.2Hz), 7.43(1H,d,J=7.2H
z), 7.54(1H,t,J=7.2Hz), 7.58(2H,d,J=8.1Hz), 7.73(2
H,d,J=8.1Hz), 7.82(2H,d,J=8.8Hz) IR(KBr) : 1674, 1601, 1552, 1257, 1173, 1103, 102
8, 930, 851, 811, 781 cm-1
【0165】実施例121 2−〔4−(4−フルオロベンゾイル)ベンジルオキ
シ〕−3−メチルピリド〔1,2−a〕ピリミジン−4
−オン 2−ヒドロキシ−3−メチルピリド〔1,2−a〕ピリ
ミジン−4−オン(0.480g,2.72mmol)と臭化
4−(4−フルオロベンゾイル)ベンジル(0.900
g,3.07mmol)のDMF(10.0ml)−DMSO
(10.0ml)混合溶液に炭酸カリウム(0.800g,
5.78mmol)を加え室温で2.5時間撹拌した。反応混
合物に酢酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄後有機層を
MgSO4で乾燥し減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルから
再結晶し無色針状晶を得た。0.425g(40.2%)1 H-NMR(CDCl3) δ :2.23(3H,s), 5.63(2H,s), 7.11-7.2
1(2H,m), 7.45-7.61(4H,m), 7.64-7.89(5H,m), 9.09(1
H,d,J=7.2Hz) IR(KBr) : 1670, 1578, 1531, 1477, 1279, 1165, 926,
854, 762 cm-1
【0166】実施例122 2−〔4−(2−エトキシカルボニルベンゾイル)ベン
ジルオキシ〕−3−メチルピリド〔1,2−a〕ピリミ
ジン−4−オン 2−ヒドロキシ−3−メチルピリド〔1,2−a〕ピリ
ミジン−4−オン(0.277g,1.57mmol)と臭化
4−(2−エトキシカルボニルベンゾイル)ベンジル
(0.565g,1.63mmol)のDMF(10.0ml)
−DMSO(10.0ml)混合溶液に炭酸カリウム(0.
360g,2.60mmol)を加え室温で終夜撹拌した。
反応混合物に酢酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄後有
機層をMgSO4で乾燥し減圧濃縮した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル:
ヘキサン=2:1)で精製し無色不定形固体を得た。
0.345g(54.0%)1 H-NMR(CDCl3) δ :1.05(3H,t,J=7.2Hz), 2.20(3H,s),
4.08(2H,q,J=7.2Hz), 5.59(2H,s), 7.10(1H,dt,J=7.2,
1.4Hz), 7.41(1H,dt,J=6.6,2.0Hz), 7.51-7.81(8H,m),
8.07(1H,dd,J=6.8,1.6Hz), 9.07(1H,dd,J=6.8,1.6Hz) IR(KBr) : 1716, 1674, 1635, 1576, 1531, 1479, 128
1, 1165, 769 cm-1
【0167】実施例123 2−〔4−(1−インドリルカルボニル)ベンジルオキ
シ〕−3−メチルピリド〔1,2−a〕ピリミジン−4
−オン 2−ヒドロキシ−3−メチルピリド〔1,2−a〕ピリ
ミジン−4−オン(0.258g,1.46mmol)と塩化
4−(1−インドリルカルボニル)ベンジル(0.43
0g,1.59mmol)のDMF(10.0ml)−DMSO
(5.0ml)混合溶液に炭酸カリウム(0.330g,
2.39mmol)を加え室温で終夜撹拌した。反応混合物
に酢酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄後有機層をMg
SO4で乾燥し減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルから再
結晶し無色針状晶を得た。0.19g(33.0%)1 H-NMR(CDCl3-DMSO-d6) δ :2.24(3H,s), 5.64(2H,s),
6.62(1H,m), 7.12(1H,t,J=7.7Hz), 7.27-7.40(4H,m),
7.49-7.80(6H,m), 8.42(1H,d,J=7.7Hz), 9.09(2H,d,J=
7.7Hz) IR(KBr) : 1676, 1578, 1533, 1450, 1336, 1282, 116
9, 754 cm-1
【0168】実施例124 3−メチル−2−〔4−(4−トリフルオロメチルベン
ゾイル)ベンジルオキシ〕−ピリド〔1,2−a〕ピリ
ミジン−4−オン 2−ヒドロキシ−3−メチルピリド〔1,2−a〕ピリ
ミジン−4−オン(0.250g,1.42mmol)と臭化
4−(4−トリフルオロメチルベンゾイル)ベンジル
(純度:63.4%,0.852g,2.48mmol)のD
MF(10.0ml)−DMSO(5.0ml)混合溶液に炭
酸カリウム(0.360g,2.60mmol)を加え室温で
終夜撹拌した。反応混合物に酢酸エチルを加え、飽和食
塩水で洗浄後有機層をMgSO4で乾燥し減圧濃縮した。
残渣を酢酸エチルから再結晶し無色針状晶を得た。0.
21g(34.0%)1 H-NMR(CDCl3) δ :2.23(3H,s), 5.63(2H,s), 7.12(1H,
t,J=6.8Hz), 7.50(1H,d,J=8.8Hz), 7.61(2H,d,J=8.3H
z), 7.68(1H,m), 7.76(2H,d,J=8.1Hz), 7.84(2H,d,J=8.
1Hz), 7.91(2H,d,J=8.3Hz), 9.09(1H,d,J=7.2Hz) IR(KBr) : 1672, 1578, 1531, 1479, 1325, 1279, 116
7, 1128, 1065, 914, 744cm-1
【0169】実施例125 2−〔4−(4−フルオロベンゾイル)ベンジル〕チオ
−3−メチルチエノ〔3,2−d〕ピリミジン−4(3
H)−オン 2−メルカプト−3−メチルチエノ〔3,2−d〕ピリ
ミジン−4(3H)−オン(1.0g)と水酸化ナトリ
ウム(205mg)の50%エタノール(12ml)−ジメ
チルホルムアミド(20ml)溶液に、4−(4−フルオ
ロベンゾイル)ベンジルブロミド(1.48g)を加
え、反応液を室温で1時間撹拌させた。反応液を水にあ
け生じた結晶をろ取し、水、メタノールで洗浄し、メタ
ノールから再結晶して無色固体の表題化合物(1.44
g)を得た。1 H-NMR(CDCl3) δ :3.62(3H,s), 4.58(2H,s), 7.16(2H,
t,J=8.6Hz), 7.24(1H,d,J=5.2Hz), 7.59(2H,d,J=8.4H
z), 7.70-7.90(5H,m) IR(KBr) : 1670, 1640, 1500 cm-1
【0170】実施例126 2−〔4−(4−フルオロベンゾイル)ベンジル〕チオ
−3−メチル−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ
〔d〕ピリミジン−4(3H)−オン 参考例1で得られた2−メルカプト−3−メチル−6,
7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ〔d〕ピリミジン−
4(3H)−オン(1.0g)と水酸化ナトリウム(22
0mg)の50%エタノール(15ml)−ジメチルホルム
アミド(8ml)溶液に、4−(4−フルオロベンゾイ
ル)ベンジルブロミド(2.11g)を加え、反応液を
室温で1時間撹拌させた。反応液を水にあけ生じた結晶
をろ取し、水、メタノールで洗浄し、メタノールから再
結晶して無色固体の表題化合物(1.235g)を得
た。1 H-NMR(CDCl3) δ :2.07(2H,quint,J=7.4Hz), 2.80(2H,
t,J=7.8Hz), 2.84(2H,t,J=7.8Hz), 3.50(3H,s), 4.50(2
H,s), 7.17(2H,t,J=8.4Hz), 7.54(2H,d,J=8.0Hz), 7.74
(2H,d,J=8.0Hz), 7.85(2H,dd,J=8.4,5.6Hz) IR(KBr) : 1660, 1650, 1595, 1495 cm-1
【0171】実施例127 6−〔4−(4−フルオロベンゾイル)ベンジル〕チオ
−5−メチル−1H−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジ
ン−4(5H)−オン 6−メルカプト−5−メチル−1H−ピラゾロ〔3,4
−d〕ピリミジン−4(5H)−オンカリウム塩(1.0
g)のジメチルホルムアミド(20ml)溶液に、4−
(4−フルオロベンゾイル)ベンジルブロミド(1.7
45g)を加え、反応液を室温で1時間撹拌させた。反
応液を水にあけ生じた結晶をろ取し、水、メタノールで
洗浄して、無色固体の表題化合物(1.467g)を得
た。1 H-NMR(DMSO-d6) δ :3.45(3H,s), 4.63(2H,s), 7.39(2
H,t,J=8.8Hz), 7.72(4H,s), 7.83(2H,dd,J=8.8,5.4Hz),
8.03(1H,s), 13.67(1H,brs) IR(KBr) : 3200, 1670, 1640, 1575 cm-1
【0172】実施例128 6−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕チオ−
5−エチル−1H−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン
−4(5H)−オン 6−メルカプト−5−エチル−1H−ピラゾロ〔3,4
−d〕ピリミジン−4(5H)−オンカリウム塩(1.0
g)のジメチルホルムアミド(25ml)溶液に、4−
(4−フルオロベンゾイル)ベンジルブロミド(1.3
1g)を加え、反応液を室温で1時間撹拌させた。反応
液を水にあけ生じた結晶をろ取し、水、メタノールで洗
浄して無色固体の表題化合物(1.714g)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6) δ :1.24(3H,t,J=7.0Hz), 4.07(2H,q,
J=7.0Hz), 4.62(2H,s),7.60(2H,d,J=8.0Hz), 7.70-7.80
(7H,m) IR(KBr) : 3100, 1660, 1580, 1540 cm-1
【0173】実施例129 1−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕チオ−
5−エチル−6−メチルチオ−1H−ピラゾロ〔3,4
−d)ピリミジン−4(5H)−オン (A) 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕チオ−
5−エチル−6−メチルチオ−2H−ピラゾロ〔3,4
−d)ピリミジン−4(5H)−オン (B) 5−エチル−6−メルカプト−1H−ピラゾロ〔3,4
−d)ピリミジン−4(5H)−オンカリウム塩(5.0
g)のジメチルホルムアミド(40ml)溶液に、ヨウ化
メチル(3.65g)を加え、反応液を室温で1時間撹
拌させた。反応液を濃縮し得られた残渣に水を加え生じ
た結晶をろ取し、水で洗浄して無色固体の5−エチル−
6−メチルチオ−1H−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミ
ジン−4(5H)−オン(2.908g)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6) δ :1.24(3H,t,J=7.0Hz), 2.61(3H,
s), 4.08(2H,q,J=7.0Hz),8.09(1H,brs) 5−エチル−6−メチルチオ−1H−ピラゾロ〔3,4
−d〕ピリミジン−4(5H)−オン(1.0g)のジメ
チルホルムアミド(20ml)溶液に、60%水素化ナト
リウム(230mg)を加え室温で10分間撹拌し、つづ
いて4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルブロミド
(1.46g)を加え、反応液を室温で1時間撹拌させ
た。反応液濃縮し得られた残渣を酢酸エチルに溶解さ
せ、水、飽和食塩水で洗浄し、乾燥後溶媒を留去し、得
られた残渣にヘキサン:酢酸エチル=3:1の溶液を加
え、生じた結晶をろ取して無色固体の2−〔4−(4−
クロロベンゾイル)ベンジル〕チオ−5−エチル−6−
メチルチオ−2H−ピラゾロ〔3,4−d)ピリミジン
−4(5H)−オン(B)(530mg)を得た。1 H-NMR(CDCl3) δ :1.34(3H,t,J=7.0Hz), 2.65(3H,s),
4.17(2H,q,J=7.0Hz), 5.48(2H,s), 7.41(2H,d,J=8.4H
z), 7.46(2H,d,J=8.6Hz), 7.73(2H,d,J=8.6Hz), 7.76(2
H,d,J=8.4Hz), 8.06(1H,s) IR(KBr) : 1695, 1650, 1570 cm-1 またろ液を濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(ヘキサン/酢酸エチル/クロロホルム=3/2/
1)にて精製して、メタノールから結晶化させて無色固
体の1−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕チ
オ−5−エチル−6−メチルチオ−1H−ピラゾロ
〔3,4−d〕ピリミジン−4(5H)−オン(A)(16
0mg)を得た。1 H-NMR(CDCl3) δ :1.35(3H,t,J=7.0Hz), 2.63(3H,s),
4.20(2H,q,J=7.0Hz), 5.54(2H,s), 7.43(2H,d,J=8.0H
z), 7.45(2H,d,J=8.6Hz), 7.73(2H,d,J=8.6Hz), 7.75(2
H,d,J=8.0Hz), 8.05(1H,s) IR(KBr) : 1695, 1645, 1540 cm-1
【0174】実施例130 7−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルオキシ〕
−6−メチル−2,3−ジヒドロ−5H−チアゾロ〔3,
2−a〕ピリミジン−5−オン 7−ヒドロキシ−6−メチル−2,3−ジヒドロ−5H
−チアゾロ〔3,2−a〕−5−オン(1.0g)と炭酸
カリウム(750mg)のジメチルホルムアミド(15m
l)溶液に、4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルブ
ロミド(2.0g)を加え、反応液を60℃で2時間撹
拌させた。反応液を濃縮し得られた残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=1/
1)にて精製し、イソプロピルエーテルから再結晶して
無色固体の表題化合物(200mg)を得た。1 H-NMR(CDCl3) δ :1.97(3H,s), 3.47(2H,t,J=7.8Hz),
4.46(2H,t,J=7.8Hz), 5.43(2H,s), 7.46(2H,d,J=8.0H
z), 7.50(2H,d,J=8.0Hz), 7.76(2H,d,J=8.0Hz), 7.78(2
H,d,J=8.0Hz) IR(KBr) : 1650, 1515, 1390 cm-1
【0175】実施例131 1−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−6−
(3−ジメチルアミノプロピルチオ)−5−エチル−
1,5−ジヒドロ−4H−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリ
ミジン−4−オン塩酸塩(A) 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−6−
(3−ジメチルアミノプロピルチオ)−5−エチル−
2,3−ジヒドロ−4H−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリ
ミジン−4−オン塩酸塩(B) 5−エチル−6−メルカプト−1,5−ジヒドロ−4H
−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オンカリウ
ム塩(2.0g)のジメチルホルムアミド(25ml)溶
液に28%ナトリウムメチラート(1.75ml)を加
え、つづいて3−ジメチルアミノプロピルクロリド塩酸
塩(1.62g)を加え60℃で1日撹拌した。反応液
に60%水素化ナトリウム(232mg)を加え室温で1
0分間撹拌し、つぎに4−(4−クロロベンゾイル)ベ
ンジルブロミド(1.778g)を加え、反応液を室温
で30分間撹拌した。反応液を濃縮し、残渣を酢酸エチ
ルに溶解させ、水洗、乾燥、濃縮した。得られた残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/
メタノール/濃アンモニア水=50/1/0.1)にて
精製後、塩酸酢酸エチル溶液にて塩酸塩として無色固体
の表題化合物(A)(518mg)および(B)(262
mg)を得た。 化合物(A) IR(KBr)ν:1710, 1650, 1545 cm-1. NMR(CDCl3)δ:1.34(3H,t,J=7.0Hz), 2.31(2H,m), 2.73
(6H,d,J=4.6Hz), 3.03(2H,m), 3.41(2H,t,J=7.0Hz), 4.
17(2H,q,J=7.0Hz), 5.61(2H,s), 7.35(2H,d,J=8.2Hz),
7.46(2H,d,J=8.6Hz), 7.73(4H,d,J=8.6Hz), 8.07(1H,
s). 化合物(B) IR(KBr)ν:1695, 1655, 1580 cm-1. NMR(CDCl3)δ:1.33(3H,t,J=7.0Hz), 2.30-2.50(2H,m),
2.83(6H,d,J=4.4Hz), 3.19(2H,m), 3.41(2H,t,J=7.0H
z), 4.15(2H,q,J=7.0Hz), 5.48(2H,s), 7.40(2H,d,J=8.
2Hz), 7.47(2H,d,J=8.6Hz), 7.74(2H,d,J=8.6Hz), 7.78
(2H,d,J=8.2Hz), 8.07(1H,s).
【0176】実施例132 5−エチル−1−〔4−(4−メトキシベンゾイル)ベ
ンジル〕−6−メチルチオ−1,5−ジヒドロ−4H−
ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン(A) 5−エチル−2−〔4−(4−メトキシベンゾイル)ベ
ンジル〕−6−メチルチオ−2,5−ジヒドロ−4H−
ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン(B) 5−エチル−6−メチルチオ−1,5−ジヒドロ−4H
−ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン(90
0mg)のジメチルホルムアミド(20ml)溶液に60%
水素化ナトリウム(207mg)を加え室温で10分間撹
拌し、つぎに4−(4−メトキシベンゾイル)ベンジル
ブロミド(1.31g)を加え、反応液を室温で30分
間撹拌した。反応液を濃縮し、残渣を酢酸エチルに溶解
させ、水洗、乾燥、濃縮した。得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル/
クロロホルム=3/2/1)にて精製して無色固体の表
題化合物(A)(400mg)および(B)(366mg)
を得た。 化合物(A) IR(KBr)ν:1695, 1645, 1595, 1550, 1495, 1315, 126
0, 1170 cm-1. NMR(CDCl3)δ:1.35(3H,t,J=7.2Hz), 2.63(3H,s), 3.89
(3H,s), 4.19(2H,q,J=7.2Hz), 5.54(2H,s), 6.95(2H,d,
J=8.8Hz), 7.41(2H,d,J=8.0Hz), 7.73(2H,d,J=8.0Hz),
7.80(2H,d,J=8.8Hz), 8.05(1H,s). 化合物(B) IR(KBr)ν:1695, 1650, 1600, 1575, 1515, 1315, 128
0, 1170 cm-1. NMR(CDCl3)δ:1.34(3H,t,J=7.0Hz), 2.65(3H,s), 3.89
(3H,s), 4.17(2H,q,J=7.0Hz), 5.47(2H,s), 6.96(2H,d,
J=8.8Hz), 7.40(2H,d,J=8.0Hz), 7.75(2H,d,J=8.0Hz),
7.81(2H,d,J=8.8Hz), 8.06(1H,s).
【0177】実施例133 7−(4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル)−1−
エチル−3−メチルキサンチン ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソサイエテ
ィー(J. Am. Chem. Soc., 75,114(1953))
に合成法が記載されている1−エチル−3−メチルキサ
ンチン(385mg)のジメチルホルムアミド(10ml)
溶液に炭酸カリウム(415mg)と臭化4−(4−クロ
ロベンゾイル)ベンジル(619mg)を加えて室温で1
4時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出
し、飽和食塩水で洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、
溶媒を留去した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:4)で精製し、さ
らに再結晶(酢酸エチル−エーテル−ヘキサン)し、表
題化合物(207mg,25%)を無色粉末として得た。 IR(KBr):1695, 1660, 1650, 1600, 1580, 1545, 1455,
1380, 1270, 1230, 1090, 930, 740 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.25(3H,t,J=7.0Hz), 3.60(3H,s),
4.08(2H,q,H=7.0Hz), 5.60(2H,s), 7.40-7.53(4H,m),
7.64(1H,s), 7.70-7.85(4H,m).
【0178】実施例134 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルオキシ〕
−3,5−ジメチル−4(3H)−キナゾリノン 4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルアルコール
(1.0g)のジメチルホルムアミド(20ml)溶液に
60%水素化ナトリウム(210mg)を加え室温で10
分間撹拌し、つぎに2−クロロ−3,5−ジメチル−4
(3H)−キナゾリノン(850mg)を加え、反応液を
室温で1時間つづいて80℃で10分間撹拌した。反応
液を濃縮し、残渣を酢酸エチルに溶解させ、水洗、乾
燥、濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル/クロロホルム=
4/1/1)にて精製して無色固体の表題化合物(35
0mg)を得た。 IR(KBr)ν:1680, 1665, 1630, 1600 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.85(3H,s), 3.53(3H,s), 5.61(2H,s),
7.09(1H,d,J=8.0Hz), 7.34(1H,d,J=8.0Hz), 7.42-7.53
(3H,m), 7.60(2H,d,J=8.2Hz), 7.76(2H,d,J=8.6Hz), 7.
82(2H,d,J=8.2Hz).
【0179】実施例135 3,5−ジメチル−2−〔4−(4−フルオロベンゾイ
ル)ベンジルオキシ〕−4(3H)−キナゾリノン 4−(4−フルオロベンゾイル)ベンジルアルコール
(1.0g)のジメチルホルムアミド(20ml)溶液に
60%水素化ナトリウム(210mg)を加え室温で10
分間撹拌し、つぎに2−クロロ−3,5−ジメチル−4
(3H)−キナゾリノン(907mg)を加え、反応液を
室温で1時間撹拌した。反応液を濃縮し、残渣を酢酸エ
チルに溶解させ、水洗、乾燥、濃縮した。得られた残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢
酸エチル=3/1)にて精製して無色固体の表題化合物
(560mg)を得た。 IR(KBr)ν:1675, 1660, 1630, 1595 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.85(3H,s), 3.53(3H,s), 5.61(2H,s),
7.09(1H,d,J=8.2Hz), 7.17(2H,t,J=8.6Hz), 7.35(1H,d,
J=8.2Hz), 7.50(1H,t,J=8.2Hz), 7.61(2H,d,J=8.2Hz),
7.82(2H,d,J=8.2Hz), 7.86(2H,dd,J=8.6,5.4Hz).
【0180】実施例136 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕チオ−
3,5,6−トリメチルチエノ〔2,3−d〕ピリミジ
ン−4(3H)−オン 2−メルカプト−3,5,6−トリメチルチエノ〔2,
3−d〕ピリミジン−4(3H)−オン(1.13g)
と水酸化ナトリウム(205mg)の50%メタノール
(16ml)−ジメチルホルムアミド(4ml)溶液に、4
−(4−クロロベンゾイル)ベンジルブロミド(1.6
9g)を加え、反応液を室温で1時間撹拌させた。反応
液を水にあけ生じた結晶をろ取し、水で洗浄し、酢酸エ
チルから再結晶して無色固体の表題化合物(1.425
g)を得た。 IR(KBr)ν:1680, 1655, 1525, 1275, 1090 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.37(3H,s), 2.45(3H,s), 3.54(3H,s),
4.53(2H,s), 7.46(2H,d,J=8.2Hz), 7.56(2H,d,J=8.2H
z), 7.74(4H,d,J=8.2Hz).
【0181】実施例137 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕チオ−
3,5−ジメチルチエノ〔2,3−d〕ピリミジン−4
(3H)−オン 3,5−ジメチル−2−メルカプト−チエノ〔2,3−
d〕ピリミジン−4(3H)−オン(1.06g)と水
酸化ナトリウム(205mg)の50%メタノール(16
ml)−ジメチルホルムアミド(4ml)溶液に、4−(4
−クロロベンゾイル)ベンジルブロミド(1.69g)
を加え、反応液を室温で1時間撹拌させた。反応液を水
にあけ生じた結晶をろ取し、水で洗浄し、酢酸エチルか
ら再結晶して無色固体の表題化合物(878mg)を得
た。 IR(KBr)ν:1680, 1645, 1515, 1285, 1090 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.55(3H,s), 3.55(3H,s), 4.55(2H,s),
6.67(1H,s), 7.46(2H,d,J=7.8Hz), 7.57(2H,d,J=8.2H
z), 7.74(4H,d,J=8.2Hz).
【0182】実施例138 3,5−ジメチル−2−〔4−〔4−〔〔1−(2−ジ
メチルアミノエチル)−1H−テトラゾール−5−イ
ル〕チオメチル〕ベンゾイル〕ベンジルチオ〕−4(3
H)−キナゾリノン 3,5−ジメチル−2−メルカプト−4(3H)−キナ
ゾリノン(1.03g)、4,4’−ビス(ブロモメチ
ル)ベンゾフェノン(1.75g)、1−(2−ジメチ
ルアミノエチル)−5−メルカプト−1H−テトラゾー
ル(865mg)、1規定水酸化ナトリウム水溶液(11
ml)のジメチルホルムアミド(20ml)溶液を室温で3
0分間撹拌させた。反応液を濃縮し残渣を酢酸エチルに
溶解させ、水で洗浄し乾燥後濃縮して、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール/ア
ンモニア水=50/1/0.1)で精製し、メタノール
から結晶化して無色固体の表題化合物(337mg)を得
た。 IR(KBr)ν:1670, 1650, 1605, 1580, 1555, 1305, 128
0 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.22(6H,s), 2.69(2H,t,J=6.4Hz), 2.84
(3H,s), 3.54(3H,s), 4.24(2H,t,J=6.4Hz), 4.58(2H,
s), 4.59(2H,s), 7.15(1H,d,J=7.2Hz), 7.40-7.63(6H,
m), 7.70-7.80(4H,m).
【0183】実施例139 3,5−ジメチル−2−〔4−〔4−〔(3,5,6−
トリメチル−3H−ピリミジン−4−オン−2−イル)
チオメチル〕ベンゾイル〕ベンジルチオ〕−4(3H)
−キナゾリノン 3,5−ジメチル−2−メルカプト−4(3H)−キナ
ゾリノン(1.03g)、4,4’−ビス(ブロモメチ
ル)ベンゾフェノン(1.75g)、3,5,6−トリ
メチル−2−メルカプト−3H−ピリミジン−4−オン
(960mg)、1規定水酸化ナトリウム水溶液(11m
l)のジメチルホルムアミド(20ml)溶液を室温で3
0分間撹拌させた。反応液を濃縮し残渣を酢酸エチルに
溶解させ、水で洗浄し乾燥後濃縮して、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル/クロロ
ホルム=3/1/1)で精製し、メタノールから結晶化
して無色固体の表題化合物(662mg)を得た。 IR(KBr)ν:1660, 1555, 1520 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.03(3H,s), 2.28(3H,s), 2.85(3H,s),
3.47(3H,s), 3.54(3H,s), 4.47(2H,s), 4.59(2H,s), 7.
15(1H,d,J=7.2Hz), 7.40-7.63(6H,m), 7.75(2H,d,J=8.0
Hz), 7.76(2H,d,J=8.2Hz).
【0184】実施例140 3,5−ジメチル−2−〔4−(4−トルオイル)ベン
ジルチオ〕−4(3H)−キナゾリノン 3,5−ジメチル−2−メルカプト−4(3H)−キナ
ゾリノン(197mg)、4−(4−トルオイル)ベンジ
ルブロミド(336mg)、1規定水酸化ナトリウム水溶
液(1ml)のジメチルホルムアミド(10ml)溶液を室
温で30分間撹拌させた。反応液を濃縮し残渣を酢酸エ
チルに溶解させ、水で洗浄し乾燥後濃縮して、シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル/
クロロホルム=5/1/1)で精製し、メタノールから
結晶化して無色固体の表題化合物(140mg)を得た。 IR(KBr)ν:1665, 1650, 1605, 1580, 1555, 1310, 128
0 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.44(3H,s), 2.85(3
H,s), 3.55(3H,s), 4.59(2
H,s), 7.15(1H,d,J=8.2Hz),
7.27(2H,d,J=8.0Hz), 7.40
−7.63(4H,m), 7.70(2H,d,J=
8.2Hz), 7.75(2H,d,J=8.2H
z).
【0185】実施例141 3,5−ジメチル−2−〔4−〔4−〔(チアゾリジン
−2−イル)チオメチル〕ベンゾイル〕ベンジルチオ〕
−4(3H)−キナゾリノン 3,5−ジメチル−2−メルカプト−4(3H)−キナ
ゾリノン(1.03g)、4,4’−ビス(ブロモメチ
ル)ベンゾフェノン(1.75g)、2−メルカプトチ
アゾリン(600mg)、1規定水酸化ナトリウム水溶
液(11ml)のジメチルホルムアミド(20ml)溶液を
室温で30分間撹拌させた。反応液を濃縮し残渣を酢酸
エチルに溶解させ、水で洗浄し乾燥後濃縮して、シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル
/クロロホルム=3/1/1)で精製し、メタノールか
ら結晶化して無色固体の表題化合物(489mg)を得
た。 IR(KBr)ν:1660, 1605, 1580, 1555, 1305, 1280 c
m-1. NMR(CDCl3)δ:2.84(3H,s), 3.43(2H,t,J=8.2Hz), 3.55
(3H,s), 4.23(2H,t,J=8.2Hz), 4.41(2H,s), 4.59(2H,
s), 7.15(1H,d,J=7.0Hz), 7.40-7.63(6H,m), 7.74(2H,
d,J=8.0Hz), 7.76(2H,d,J=8.2Hz).
【0186】実施例142 3,5−ジメチル−2−〔4−〔4−〔(1−メチル−
1H−テトラゾール−5−イル)チオメチル〕ベンゾイ
ル〕ベンジルチオ〕−4(3H)−キナゾリノン 3,5−ジメチル−2−メルカプト−4(3H)−キナ
ゾリノン(1.03g)、4,4’−ビス(ブロモメチ
ル)ベンゾフェノン(1.75g)、1−メチル−5−
メルカプト−1H−テトラゾール(700mg)、1規定
水酸化ナトリウム水溶液(5.5ml)のジメチルホルム
アミド(20ml)溶液を室温で30分間撹拌させた。反
応液を濃縮し残渣を酢酸エチルに溶解させ、水で洗浄し
乾燥後濃縮して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(クロロホルム/メタノール/アンモニア水=50/1
/0.1)で精製し、メタノールから結晶化して無色固
体の表題化合物(603mg)を得た。 IR(KBr)ν:1665, 1605, 1580, 1555, 1305, 1280 c
m-1. NMR(CDCl3)δ:2.85(3H,s), 3.55(3H,s), 3.86(3H,s),
4.60(2H,s), 4.61(2H,s), 7.16(1H,d,J=6.6Hz), 7.40-
7.63(6H,m), 7.75(4H,d,J=8.0Hz).
【0187】実施例143 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルチオ〕−
4(3H)−キナゾリノン 2−メルカプト−4(3H)−キナゾリノン(1.78
g)、4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルブロミド
(3.07g)、1規定水酸化ナトリウム水溶液(1
0.5ml)のエタノール(20ml)溶液を室温で30分
間撹拌させた。反応液に水を加え生じた沈殿物をろ取
し、水、メタノール、酢酸エチルで洗浄し、乾燥後酢酸
エチルから再結晶して無色固体の表題化合物(3.24
g)を得た。 IR(KBr)ν:1690, 1660, 1580, 1560 cm-1. NMR(CDCl3)δ:4.58(2H,s), 7.33-7.80(11H,m), 8.14(1
H,d,J=8.0Hz), 12.30(1H,brs).
【0188】実施例144 3,5−ジメチル−2−〔4−〔4−(4−メチルピペ
ラジニルメチル)ベンゾイル〕ベンジルチオ〕−4(3
H)−キナゾリノン 3,5−ジメチル−2−メルカプト−4(3H)−キナ
ゾリノン(1.03g)、4,4’−ビス(ブロモメチ
ル)ベンゾフェノン(1.75g)、N−メチルピペラ
ジン(500mg)、1規定水酸化ナトリウム水溶液
(5.5ml)のジメチルホルムアミド(35ml)溶液を
室温で30分間撹拌させた。反応液を濃縮し残渣を酢酸
エチルに溶解させ、水で洗浄し乾燥後濃縮して、シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノ
ール/アンモニア水=40/1/0.1)で精製して無
色アモルファス状の表題化合物(180mg)を得た。 IR(KBr)ν:1670, 1605, 1580, 1555, 1305, 1280 c
m-1. NMR(CDCl3)δ:2.31(3H,s), 2.35−
2.60(8H,m), 2.85(3H,s),
3.55(3H,s), 3.58(2H,s),
4.60(2H,s), 7.16(1H,d,J=
7.0Hz), 7.40−7.63(6H,m),
7.75(2H,d,J=8.0Hz), 7.77
(2H,d,J=8.2Hz).
【0189】実施例145 3,5−ジメチル−2−〔4−〔4−(4−フェニルピ
ペラジニルメチル)ベンゾイル〕ベンジルチオ〕−4
(3H)−キナゾリノン 3,5−ジメチル−2−メルカプト−4(3H)−キナ
ゾリノン(1.03g)、4,4’−ビス(ブロモメチ
ル)ベンゾフェノン(1.75g)、フェニルピペラジ
ン(810mg)、1規定水酸化ナトリウム水溶液
(5.5ml)のジメチルホルムアミド(35ml)溶液を
60℃で1時間撹拌させた。反応液を濃縮し残渣を酢酸
エチルに溶解させ、水で洗浄し乾燥後濃縮して、シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル
/クロロホルム=4/1/1)で精製し、イソプロピル
エーテルより結晶化させて、無色固体の表題化合物(3
72mg)を得た。 IR(KBr)ν:1685, 1655, 1600, 1550, 1305, 1260, 119
0 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.64(4H,t,J=5.0Hz), 2.85(3H,s), 3.22
(4H,t,J=5.0Hz), 3.55(3H,s), 3.64(2H,s), 4.60(2H,
s), 6.80-7.00(3H,m), 7.15(1H,d,J=7.0Hz), 7.20-7.32
(2H,m), 7.40-7.65(6H,m), 7.76(2H,d,J=8.2Hz), 7.78
(2H,d,J=8.2Hz).
【0190】実施例146 2−〔4−(4−アセトキシベンゾイル)ベンジルチ
オ〕−3,5−ジメチルチエノ〔2,3−d〕ピリミジ
ン−4(3H)−オン 3,5−ジメチル−2−メルカプト−チエノ〔2,3−
d〕ピリミジン−4(3H)−オン(1.40g)と1
規定水酸化ナトリウム水溶液(6.7ml)のエタノール
(13ml)−ジメチルホルムアミド(25ml)溶液に、
4−(4−アセトキシベンゾイル)ベンジルブロミド
(2.68g)を加え、反応液を室温から60℃で1時
間撹拌させた。反応液を水にあけ酢酸エチルで抽出し、
水で洗浄、乾燥後濃縮し、メタノールから再結晶して無
色固体の表題化合物(887mg)を得た。 IR(KBr)ν:1750, 1680, 1650, 1600, 1520, 1195 c
m-1. NMR(CDCl3)δ:2.44(3H,s), 2.55(3H,s), 3.55(3H,s),
4.54(2H,s), 6.67(1H,s), 7.21(2H,d,J=8.6Hz), 7.56(2
H,d,J=8.2Hz), 7.77(2H,d,J=8.2Hz), 7.84(2H,d,J=8.6H
z).
【0191】実施例147 3,5−ジメチル−2−〔4−(4−ヒドロキシベンゾ
イル)ベンジルチオ〕チエノ〔2,3−d〕ピリミジン
−4(3H)−オン 2−〔4−(4−アセトキシベンゾイル)ベンジルチ
オ〕−3,5−ジメチルチエノ〔2,3−d〕ピリミジ
ン−4(3H)−オン(1.40g)と1規定水酸化ナ
トリウム水溶液(6.7ml)のテトラヒドロフラン(2
0ml)溶液を室温で10分間撹拌させた。反応液を濃縮
後水に溶解させ1規定塩酸で酸性にし、生じた沈殿物を
酢酸エチルで抽出し、水で洗浄、乾燥後濃縮し、メタノ
ール/酢酸エチルから再結晶して無色固体の表題化合物
(775mg)を得た。 IR(KBr)ν:3320, 1645, 1600, 1580, 1520, 1310, 128
0 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.55(3H,d,J=1.2Hz), 3.55(3H,s), 4.55
(2H,s), 5.59(1H,s), 6.67(1H,d,J=1.2Hz), 6.91(2H,d,
J=8.6Hz), 7.55(2H,d,J=8.2Hz), 7.73(2H,d,J=8.2Hz),
7.78(2H,d,J=8.6Hz).
【0192】実施例148 3,5−ジメチル−2−〔4−〔4−(2−モルホリノ
エトキシ)ベンゾイル〕ベンジルチオ〕チエノ〔2,3
−d〕ピリミジン−4(3H)−オン 3,5−ジメチル−2−〔4−(4−ヒドロキシベンゾ
イル)ベンジルチオ〕チエノ〔2,3−d〕ピリミジン
−4(3H)−オン(422mg)、1−(2−クロロエチ
ル)モルホリン塩酸塩(205mg)、炭酸カリウム(41
4mg)のジメチルホルムアミド(10ml)溶液を60℃
で24時間撹拌させた。反応液を濃縮後水に溶解させ、
酢酸エチルで抽出し、水で洗浄、乾燥後濃縮し、ヘキサ
ン/イソプロピルエーテルから結晶化して淡黄色固体の
表題化合物(495mg)を得た。 IR(KBr)ν:1680, 1650, 1600, 1530, 1310, 1265, 117
0, 1120 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.55(3H,d,J=1.2Hz), 2.59(4H,t,J=4.6H
z), 2.84(2H,t,J=5.8Hz), 3.55(3H,s), 3.75(4H,t,J=4.
6Hz), 4.19(2H,t,J=5.8Hz), 4.55(2H,s), 6.67(1H,d,J=
1.2Hz), 6.96(2H,d,J=9.0Hz), 7.55(2H,d,J=8.4Hz), 7.
73(2H,d,J=8.4Hz), 7.81(2H,d,J=9.0Hz).
【0193】実施例149 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルチオ〕−
3−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−4(3
H)−キナゾリノン 2−メルカプト−3−メチル−5,6,7,8−テトラ
ヒドロ−4(3H)−キナゾリノン(980mg)、4−
(4−クロロベンゾイル)ベンジルブロミド(1.53
g)、1規定水酸化ナトリウム水溶液(5.5ml)のエ
タノール(10ml)、ジメチルホルムアミド(5ml)溶
液を室温で30分間撹拌させた。反応液を濃縮し残渣を
酢酸エチルに溶解させ、水で洗浄し乾燥後濃縮して、メ
タノール/酢酸エチルから再結晶して無色固体の表題化
合物(1.27g)を得た。 IR(KBr)ν:1655, 1520, 1410, 1280, 1270 cm-1. NMR(CDCl3)δ:1.65-1.85(4H,m), 2.40-2.65(4H,m), 3.
47(3H,s), 4.47(2H,s),7.46(2H,d,J=8.2Hz), 7.55(2H,
d,J=8.2Hz), 7.74(2H,d,J=8.2Hz), 7.75(2H,d,J=8.2H
z).
【0194】実施例150 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルチオ〕−
3−フルオロメチル−4(3H)キナゾリノン 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルチオ〕−
4(3H)−キナゾリノン(1.0g)のジメチルホル
ムアミド(30ml)懸濁液に60%水素化ナトリウム
(100mg)を加え、溶液が透明になった後フルオロメ
チルブロミド(500mg)を加え、反応液を室温で30
分間撹拌させた。溶媒を濃縮し、残渣を酢酸エチルに溶
解させ、水で洗浄し、乾燥後シリカゲルカラムクロマト
グラフィー(ヘキサン/酢酸エチル/クロロホルム=5
/1/1)にて精製し、メタノールから再結晶して無色
固体の表題化合物(500mg)を得た。 IR(KBr)ν: 1695, 1650, 1605, 1580, 1555 cm-1. NMR(CDCl3)δ:4.63(2H,s), 6.21(2H,d,J=51.2Hz), 7.3
8-7.80(11H,m), 8.24(1H,d,J=7.8Hz).
【0195】実施例151 3,5−ジメチル−2−〔4−〔4−〔(1,3−ジメ
チルキサンチン−7−イル)メチル〕ベンゾイル〕ベン
ジルチオ〕−4(3H)−キナゾリノン 4,4’−ビス(ブロモメチル)ベンゾフェノン(1.
75g)、テオフィリン(900mg)、炭酸カリウム
(828mg)のジメチルホルムアミド(40ml)溶液を
40℃で1時間撹拌させ、つぎに3,5−ジメチル−2
−メルカプト−4(3H)−キナゾリノン(1.03
g)を加え60℃で1時間撹拌した。反応液を濃縮し残
渣を酢酸エチルに溶解させ、水で洗浄し乾燥後濃縮し
て、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチ
ル)で精製して無色固体の表題化合物(787mg)を得
た。 IR(KBr)ν: 1700, 1660, 1605, 1555 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.84(3H,s), 3.40(3H,s), 3.54(3H,s),
3.60(3H,s), 4.58(2H,s), 5.58(2H,s), 7.15(1H,d,J=7.
2Hz), 7.35-7.80(11H,m).
【0196】実施例152 3−メチル−2−〔4−(4−トリフルオロメチルベン
ゾイル)ベンジルチオ〕−チエノ〔3,2−d〕ピリミ
ジン−4(3H)−オン 2−メルカプト−3−メチルチエノ〔3,2−d〕ピリ
ミジン−4(3H)−オン(1.0g)と1規定水酸化
ナトリウム水溶液(5.1mg)のエタノール(10ml)
溶液に、4−(4−トリフルオロメチルベンゾイル)ベ
ンジルブロミド(1.73g)を加え、反応液を60℃
で1時間撹拌させた。反応液を水にあけ生じた結晶をろ
取し、水で洗浄し、酢酸エチル/ヘキサンから再結晶し
て無色固体の表題化合物(1.11g)を得た。 IR(KBr)ν:1670, 1655, 1510, 1330, 1120 cm-1. NMR(CDCl3)δ:3.61(3H,s), 4.58(2
H,s), 7.23(1H,d,J=5.2Hz),
7.61(2H,d,J=8.0Hz), 7.70
−7.81(5H,m), 7.88(2H,d,J=
8.0Hz).
【0197】実施例153 2−〔4−(4−アセトキシベンゾイル)ベンジルチ
オ〕−3−メチルチエノ〔3,2−d〕ピリミジン−4
(3H)−オン 2−メルカプト−3−メチルチエノ〔3,2−d〕ピリ
ミジン−4(3H)−オン(1.98g)と1規定水酸
化ナトリウム水溶液(10ml)のエタノール(30m
l)溶液に、4−(4−アセトキシベンゾイル)ベンジ
ルブロミド(3.95g)を加え、反応液を60℃で1
時間撹拌させた。反応液を水にあけ生じた結晶をろ取
し、水で洗浄し、酢酸エチルから再結晶して無色固体の
表題化合物(3.87g)を得た。 IR(KBr)ν:1760, 1670, 1655, 1505, 1225 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.35(3H,s), 3.62(3H,s), 4.58(2H,s),
7.21(2H,d,J=8.6Hz), 7.25(1H,d,J=5.2Hz), 7.59(2H,d,
J=8.2Hz), 7.72-7.90(5H,m).
【0198】実施例154 2−〔4−(4−ヒドロキシベンゾイル〕ベンジルチ
オ〕−3−メチルチエノ〔3,2−d〕ピリミジン−4
(3H)−オン 2−〔4−(4−アセトキシベンゾイル)ベンジルチ
オ〕−3−メチルチエノ〔3,2−d〕ピリミジン−4
(3H)−オン(3.51g)のTHF(20ml)溶液
に、1規定水酸化ナトリウム水溶液(10ml)を加え、
反応液を室温で30分間撹拌させた。反応液を濃縮し、
残渣を水に溶解させ、1規定塩酸を加えて生じた沈殿物
をろ取し、水で洗浄、乾燥して無色固体の表題化合物
(3.22g)を得た。 IR(KBr)ν:3200(br), 1660, 1630, 1605, 1505, 1280
cm-1. NMR(CDCl3)δ:3.61(3H,s), 4.58(2H,s), 6.91(2H,d,J=
8.6Hz), 7.25(1H,d,J=5.6Hz), 7.56(2H,d,J=8.2Hz), 7.
68-7.80(5H,m).
【0199】実施例155 3−メチル−2−〔4−〔4−(4−フェニルピペラジ
ニルメチル)ベンゾイル〕ベンジルチオ〕−チエノ
〔3,2−d〕ピリミジン−4(3H)−オン 2−メルカプト−3−メチルチエノ〔3,2−d〕ピリ
ミジン−4(3H)−オン(990mg)、4,4’−ビ
ス(ブロモメチル)ベンゾフェノン(1.75g)、フ
ェニルピペラジン(810mg)、炭酸カリウム(828
mg)のジメチルホルムアミド(30ml)溶液を60℃で
2間撹拌させた。反応液を濃縮し残渣を酢酸エチルに溶
解させ、水で洗浄し乾燥後濃縮して、シリカゲルカラム
クロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール/アン
モニア水=250/1/0.1)で精製して、淡黄色シ
ロップ状の表題化合物(428mg)を得た。 IR(Neat)ν:1670, 1600, 1535, 1505, 1275 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.64(4H,t,J=4.8Hz), 3.22(4H,t,J=4.8H
z), 3.61(3H,s), 3.64(2H,s), 4.58(2H,s), 6.80-6.96
(3H,m), 7.20-7.31(3H,m), 7.48(2H,d,J=8.2Hz),7.58(2
H,d,J=8.4Hz), 7.70-7.82(5H,m).
【0200】実施例156 3−メチル−2−〔4−〔4−(2−モルホリノエトキ
シ)ベンゾイル〕ベンジルチオ〕−チエノ〔3,2−
d〕ピリミジン−4(3H)−オン 2−〔4−(4−ヒドロキシベンゾイル)ベンジルチ
オ〕−3−メチルチエノ〔3,2−d〕ピリミジン−4
(3H)−オン(408mg)、1−(2−クロロエチ
ル)モルホリン塩酸塩(205mg)、炭酸カリウム(4
14mg)のジメチルホルムアミド(10ml)溶液を60
℃で15時間撹拌させた。反応液を濃縮後水/酢酸エチ
ルにあけ、生じた沈殿物をろ取し、水で洗浄後乾燥して
無色固体の表題化合物(410mg)を得た。 IR(KBr)ν:1670, 1645, 1595, 1505, 1260 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.59(4H,t,J=4.6Hz), 2.84(2H,t,J=5.7H
z), 3.61(3H,s), 3.74(4H,t,J=4.6Hz), 4.19(2H,t,J=5.
7Hz), 4.58(2H,s), 6.96(2H,d,J=8.8Hz), 7.24(1H,d,J=
5.2Hz), 7.56(2H,d,J=8.4Hz), 7.69-7.85(5H,m).
【0201】実施例157 2−〔4−(6−クロロニコチノイル)ベンジルチオ〕
−3−メチルチエノ〔3,2−d〕ピリミジン−4(3
H)−オン 2−メルカプト−3−メチルチエノ〔3,2−d〕ピリ
ミジン−4(3H)−オン(1.98g)と1規定水酸
化ナトリウム水溶液(10.5ml)のエタノール(30
ml)溶液に、4−(6−クロロニコチノイル)ベンジル
ブロミド(3.35g)を加え、反応液を60℃で1時
間撹拌させた。反応液を水にあけ生じた結晶をろ取し、
水で洗浄し、酢酸エチルから再結晶して淡黄色固体の表
題化合物(3.194g)を得た。 IR(KBr)ν:1670, 1655, 1510, 1290 cm-1. NMR(CDCl3)δ:3.62(3H,s), 4.59(2H,s), 7.24(1H,d,J=
5.2Hz), 7.48(1H,d,J=8.0Hz), 7.63(2H,d,J=8.4Hz), 7.
75(1H,d,J=5.2Hz), 7.77(2H,d,J=8.4Hz), 8.09(1H,dd,J
=2.6, 8.4Hz), 8.76(1H,d,J=2.6Hz).
【0202】実施例158 3−メチル−2−〔4−〔6−(4−ピペリジノピペリ
ジニル)ニコチノイル〕ベンジルチオ〕−チエノ〔3,
2−d〕ピリミジン−4(3H)−オン塩酸塩 2−〔4−(6−クロロニコチノイル)ベンジルチオ〕
−3−メチルチエノ〔3,2−d〕ピリミジン−4(3
H)−オン(427mg)と4−ピペリジノピペリジン
(202mg)のピリジン(10ml)溶液を80℃で10
時間撹拌させた。反応液を濃縮し残渣をクロロホルムに
溶解させ、水で洗浄し乾燥後濃縮して、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール/ア
ンモニア水=50/1/0.1)で精製し、塩酸酢酸エ
チル溶液で塩酸塩として、無色固体の表題化合物(37
3mg)を得た。 IR(KBr)ν:1660, 1640, 1600, 1535, 1505 cm-1. NMR(CDCl3)δ:1.80-2.41(6H,m), 2.50-2.92(4H,m), 3.
30-3.60(7H,m), 3.62(3H,s), 4.59(2H,s), 4.88(2H,m),
7.20-7.30(2H,m), 7.60-7.80(5H,m), 8.38(1H,brd,J=
8.8Hz), 8.47(1H,brs).
【0203】実施例159 2−〔4−(2,4−ジクロロベンゾイル)ベンジルチ
オ〕−3−メチルチエノ〔3,2−d〕ピリミジン−4
(3H)−オン 2−メルカプト−3−メチルチエノ〔3,2−d〕ピリ
ミジン−4(3H)−オン(1.0g)と1規定水酸化
ナトリウム水溶液(5.5ml)のエタノール(20ml)
溶液に、4−(2,4−ジクロロベンゾイル)ベンジル
ブロミド(1.91g)を加え、反応液を60℃で1時
間撹拌させた。反応液を水にあけ生じた結晶をろ取し、
水で洗浄し、酢酸エチルから再結晶して無色固体の表題
化合物(1.69g)を得た。 IR(KBr)ν:1665, 1650, 1600, 1535, 1510, 1290 c
m-1. NMR(CDCl3)δ:3.60(3H,s), 4.56(2H,s), 7.22(1H,d,J=
5.4Hz), 7.27-7.40(2H,m), 7.49(1H,d,J=2.0Hz), 7.57
(2H,d,J=8.2Hz), 7.74(1H,d,J=5.4Hz), 7.76(2H,d,J=8.
2Hz).
【0204】実施例160 2−〔4−(1−インドリルカルボニル)ベンジルチ
オ〕−3−メチルチエノ〔3,2−d〕ピリミジン−4
(3H)−オン 2−メルカプト−3−メチルチエノ〔3,2−d〕ピリ
ミジン−4(3H)−オン(1.0g)と1規定水酸化
ナトリウム水溶液(5.5ml)のエタノール(20ml)
溶液に、4−(1−インドリルカルボニル)ベンジルク
ロリド(1.5g)を加え、反応液を60℃で1時間撹
拌させた。反応液を水にあけ生じた結晶をろ取し、水で
洗浄し、酢酸エチルから再結晶して無色固体の表題化合
物(808mg)を得た。 IR(KBr)ν:1680, 1665, 1530, 1510, 1450, 1335 c
m-1. NMR(CDCl3)δ:3.62(3H,s), 4.60(2H,s), 6.61(1H,d,J=
3.8Hz), 7.20-7.42(4H,m), 7.56-7.80(6H,m), 8.39(1H,
d,J=8.4Hz).
【0205】実施例161 3,5−ジメチル−2−〔4−〔4−(2−ピペリジノ
エトキシ)ベンゾイル〕ベンジルチオ〕チエノ〔2,3
−d〕ピリミジン−4(3H)−オン塩酸塩 3,5−ジメチル−2−〔4−(4−ヒドロキシベンゾ
イル)ベンジルチオ〕チエノ〔2,3−d〕ピリミジン
−4(3H)−オン(255mg)、1−(2−クロロエ
チル)ピペリジン塩酸塩(122mg)、炭酸カリウム
(250mg)のジメチルホルムアミド(8ml)溶液を6
0℃で15時間撹拌させた。反応液を濃縮後残渣を酢酸
エチルに溶解させ、水で洗浄乾燥後、塩酸酢酸エチル溶
液を加えて塩酸塩を沈殿させ、ろ取、乾燥して無色固体
の表題化合物(268mg)を得た。 IR(KBr)ν:1680, 1640, 1595, 1515, 1310, 1250 c
m-1. NMR(CDCl3)δ:1.35-2.00(6H,m), 2.15-2.40(2H,m), 2.
55(3H,d,J=1.2Hz), 2.82(2H,m), 3.43(2H,m), 3.55(3H,
s), 3.67(2H,m), 4.55(2H,s), 4.69(2H,t,J=4.4Hz), 6.
67(1H,d,J=1.2Hz), 6.97(2H,d,J=8.8Hz), 7.56(2H,d,J=
8.2Hz), 7.73(2H,d,J=8.2Hz), 7.81(2H,d,J=8.8Hz), 1
2.64(1H,brs).
【0206】実施例162 3−メチル−2−〔4−〔4−(2−ピペリジノエトキ
シ)ベンゾイル〕ベンジルチオ〕−チエノ〔3,2−
d〕ピリミジン−4(3H)−オン 2−〔4−(4−ヒドロキシベンゾイル)ベンジルチ
オ〕−3−メチルチエノ〔3,2−d〕ピリミジン−4
(3H)−オン(408mg)、1−(2−クロロエチ
ル)ピペリジン塩酸塩(202mg)、炭酸カリウム(4
14mg)のジメチルホルムアミド(10ml)溶液を60
℃で15時間撹拌させた。反応液を濃縮後残渣を酢酸エ
チルに溶解させ、水で洗浄乾燥後、塩酸酢酸エチル溶液
を加えて塩酸塩を沈殿させ、ろ取、乾燥して無色固体の
表題化合物(471mg)を得た。 IR(KBr)ν:1680, 1635, 1600, 1535, 1505, 1300, 128
0, 1250 cm-1. NMR(CDCl3)δ:1.35-2.00(6H,m), 2.15-2.40(2H,m), 2.
81(2H,m), 3.42(2H,m),3.62(3H,s), 3.67(2H,m), 4.58
(2H,s), 4.69(2H,t,J=4.4Hz), 6.97(2H,d,J=8.8Hz), 7.
24(1H,d,J=5.2Hz), 7.58(2H,d,J=8.2Hz), 7.73(2H,d,J=
8.2Hz), 7.75(1H,d,J=5.2Hz), 7.81(2H,d,J=8.8Hz), 1
2.65(1H,brs).
【0207】実施例163 1−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−6,
7−ジメチルイミダゾ〔1,2−a〕ピリミジン−5
(1H)−オン 6,7−ジメチルイミダゾ〔1,2−a〕ピリミジン−
5−オン(1.10g,6.75mmol)と4−(4−ク
ロロベンゾイル)ベンジルブロミド(1.60g,5.
20mmol)のDMSO(20.0ml)−溶液に炭酸カリ
ウム(1.16g,8.39mmol)を加え室温で終夜撹
拌した。反応液に酢酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄
後、有機層をMgSO4で乾燥し減圧濃縮した。残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エ
チル)で精製し無色不定形固体を得た。これを酢酸エチ
ルから再結晶し無色針状晶を得た。1.16g(57%) IR(KBr)ν:1655, 1583, 1522, 1279, 1223, 1090, 92
6, 733 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.15(3H,s), 2.41(3H,s), 5.33(2H,s),
6.86(1H,d,J=2.8Hz), 7.48-7.41(4H,m), 7.54(1H,d,J=
2.8Hz), 7.72(2H,d,J=7.8Hz), 7.77(2H,d,J=7.8Hz).
【0208】実施例164 1−〔4−(2,4−ジクロロベンゾイル)ベンジル〕
−6,7−ジメチルイミダゾ〔1,2−a〕ピリミジン
−5(1H)−オン 6,7−ジメチルイミダゾ〔1,2−a〕ピリミジン−
5−オン(0.401g,2.46mmol)と4−(2,
4−ジクロロベンゾイル)ベンジルブロミド(0.86
g,2.50mmol)のDMSO(10.0ml)−溶液に
炭酸カリウム(0.376g,2.72mmol)を加え室
温で終夜撹拌した。反応液に酢酸エチルを加え、飽和食
塩水で洗浄後、有機層をMgSO4で乾燥し減圧濃縮し
た。残渣をメタノールから再結晶し無色針状晶を得た。
0.578g(55%) IR(KBr)ν:1659, 1581, 1521, 1284, 1223, 930, 733
cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.14(3H,s), 2.88(3H,s), 5.32(2H,s),
6.83(1H,d,J=2.8Hz), 7.32-7.39(4H,m), 7.48-7.54(2H,
m), 7.78(2H,d,J=8.4Hz).
【0209】実施例165 1−〔3−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−6,
7−ジメチルイミダゾ〔1,2−a〕ピリミジン−5
(1H)−オン 6,7−ジメチルイミダゾ〔1,2−a〕ピリミジン−
5−オン(0.402g,2.47mmol)と3−(4−
クロロベンゾイル)ベンジルブロミド(0.76g,
2.45mmol)のDMSO(10.0ml)溶液に炭酸カ
リウム(0.360g,2.60mmol)を加え室温で終
夜撹拌した。反応液に酢酸エチルを加え、飽和食塩水で
洗浄後、有機層をMgSO4で乾燥し減圧濃縮した。残渣
を酢酸エチルから再結晶し無色針状晶を得た。0.37
3g(39%) IR(KBr)ν:1657, 1583, 1522, 1281, 1221, 727 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.15(3H,s), 2.38(3H,s), 5.31(2H,s),
6.85(1H,d,J=2.6Hz), 7.43-7.55(4H,m), 7.69-7.79(4H,
m).
【0210】実施例166 7−(4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル)−1,
3−ジエチルキサンチン ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソサイエテ
ィー(J. Am. Chem. Soc., 75,114(1953))
に合成法が記載されている1,3−ジエチルキサンチン
(190mg)のジメチルホルムアミド(5ml)溶液に炭
酸カリウム(189mg)と臭化4−(4−クロロベンゾ
イル)ベンジル(282mg)を加えて室温で17時間撹
拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、飽和
食塩水で洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留
去した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製し、さらに再
結晶(エーテル−ヘキサン)し、表題化合物(217m
g,54%)を無色粉末として得た。 IR(KBr):1700, 1660, 1650, 1455, 1270 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1,25(3H,t,J=7.0Hz), 1.36(3H,t,J=
7.0Hz), 4.07(2H,q,J=7.0Hz), 4.18(2H,q,J=7.0Hz), 5.
59(1H,s), 7.41-7.52(4H,m), 7.63(1H,s), 7.69-7.83(4
H,m).
【0211】実施例167 6−クロロ−2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベン
ジル〕チオ−3−メチル−4(3H)−キナゾリノン 6−クロロ−3−メチル−2メルカプトキナゾリン−4
−オン(0.500g,2.21mmol)のEtOH(1
0.0ml)−THF(10.0ml)混合溶液に1N−水
酸化ナトリウム水溶液(2.50ml)を加えた後、臭化
4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル(0.261
g,0.843mmol)を加え室温で終夜撹拌した。溶媒
を除去した後、残渣を酢酸エチルに溶かし、飽和食塩水
で洗浄後有機層をMgSO4で乾燥し減圧濃縮した。残渣
を酢酸エチル−メタノールから再結晶し無色針状晶を得
た。0.230g(68%) IR(KBr)ν:1741, 1672, 1549, 1470, 1410, 1308, 129
7, 1082, 930, 832, 733cm-1. NMR(CDCl3)δ:3.60(3H,s), 4.59(2H,s), 7.45(2H,d,J=
8.4Hz), 7.53(1H,d,J=8.6Hz), 7.59(2H,d,J=8.4Hz), 7.
63(1H,dd,J=8.6,2.2Hz), 7.75(2H,d,J=8.4Hz), 8.19(1
H,d,J=2.2Hz).
【0212】実施例168 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕チオ−
3,6−ジメチル−4(3H)−キナゾリノン 3,6−ジメチル−2メルカプトキナゾリン−4−オン
(0.160g,0.776mmol)のEtOH(5.0m
l)−THF(5.0ml)混合溶液に1N−水酸化ナト
リウム水溶液(1.0ml)を加えた後、臭化4−(4−
クロロベンゾイル)ベンジル(0.261g,0.84
3mmol)を加え室温で2時間撹拌した。溶媒を除去した
後、残渣を酢酸エチルに溶かし、飽和食塩水で洗浄後有
機層をMgSO4で乾燥し減圧濃縮した。残渣を酢酸エチ
ルから再結晶し無色針状晶を得た。0.230g(68
%) IR(KBr)ν:1678, 1549, 1489, 1406, 1311, 1286, 113
6, 1072, 928, 829, 771, 730, 629, 534, 470 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.47(3H,s), 3.60(3H,s), 4.60(2H,s),
7.43-7.52(4H,m), 7.60-7.63(2H,m), 7.72-7.77(4H,m),
8.03(1H,bs).
【0213】実施例169 1−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−6−
エチル−7−メチルイミダゾ〔1,2−a〕ピリミジン
−5(1H)−オン 6−エチル−7−メチルイミダゾ〔1,2−a〕ピリミ
ジン−5−オン(0.710g,4.00mmol)と臭化
4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルブロミド(1.
12g,3.6mmol)のDMF(15.0ml)溶液に炭
酸カリウム(0.600g,4.3mmol)を加え室温で
終夜撹拌した。溶媒を減圧除去し、残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(展開溶媒:塩化メチレン:ア
セトン=5:1)で精製し、得られた無色固体を酢酸エ
チル−ヘキサンから再結晶し針状晶を得た。0.243
g(16%) IR(KBr)ν:2968, 1659, 1585, 1522, 1417, 1367, 127
9, 1213, 1173, 1088, 928, 689 cm-1. NMR(CDCl3)δ:1.45(3H,t,J=7.4Hz), 2.43(3H,s), 2.66
(2H,q,J=7.4Hz), 5.33(2H,s), 6.85(1H,d,J=2.7Hz), 7.
40(2H,d,J=8.4Hz), 7.46(2H,d,J=8.4Hz), 7.54(1H,d,J=
2.7Hz), 7.75(2H,d,J=8.4Hz), 7.78(2H,d,J=8.4Hz).
【0214】実施例170 4,4’−ビス〔〔3,5−ジメチル−4(3H)−キ
ナゾリノン−2−イル〕チオメチル〕ベンゾフェノン 3,5−ジメチル−2−メルカプトキナゾリン−4−オ
ン(1.98g,9.60mmol)のEtOH(15.0m
l)−THF(15.0ml)混合溶液に1N−水酸化ナ
トリウム水溶液(10.0ml)を加えた後、4,4’−
ビス(ブロモメチル)ベンゾフェノン(3.50g)の
THF(20ml)溶液を1時間かけて加えた。20分間
室温で撹拌した。溶媒を除去し残渣に酢酸エチルを加
え、析出した無色固体をろ取した。この結晶を水、エタ
ノールで洗浄後、減圧下乾燥し無色固体を得た。1.1
0g(40%) IR(KBr)ν:1670, 1554, 1462, 1415, 1306, 1277, 109
0, 930, 808, 694 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.58(6H,s), 3.54(6
H,s), 4.58(4H,s), 7.15(2
H,d,J=7.2Hz), 7.44(2H,d,J
=7.2Hz), 7.54(2H,t,J=7.2H
z), 7.59(4H,d,J=8.4Hz),
7.75(4H,d,J=8.4Hz).
【0215】実施例171 2−〔4−〔4−(ジメチルアミノメチル)ベンゾイ
ル〕ベンジル〕チオ−3,5−ジメチル−4(3H)−
キナゾリノン 塩酸塩 3,5−ジメチル−2−メルカプトキナゾリン−4−オ
ン(1.98g,9.60mmol)のEtOH(15.0m
l)−THF(15.0ml)混合溶液に1N−水酸化ナ
トリウム水溶液(10.0ml)を加えた後、4,4’−
ビス(ブロモメチル)ベンゾフェノン(3.50g)の
THF(20ml)溶液を1時間かけて加えた。20分間
室温で撹拌した後50%ジメチルアミン水溶液を加え室
温で1時間撹拌した。溶媒を除去し残渣に酢酸エチルを
加え、析出した無色固体をろ去した。ろ液に塩酸を加え
析出した無色固体をろ取し、この固体を水、エタノール
で洗浄後、減圧乾燥した。0.789g(17%) IR(KBr)ν:3413, 2931, 2551, 2470, 1695, 1554, 146
6, 1416, 1306, 1279, 1089, 927, 864, 804, 773, 696
cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.82(6H,d,J=4.8Hz), 2.84(3H,s), 3.60
(3H,s), 4.26(2H,d,J=5.4Hz), 4.91(2H,s), 7.22(1H,d,
J=7.4Hz), 7.59(1H,d,J=8.0Hz), 7.64(2H,d,J=8.0Hz),
7.77(2H,d,J=8.0Hz), 7.81(1H,dd,J=8.0,7.4Hz), 7.82
(2H,d,J=8.1Hz), 7.86(2H,d,J=8.1Hz).
【0216】実施例172 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルオキシ〕
−3,7−ジメチル−4H−ピリド〔1,2−a〕ピリ
ミジン−4−オン 3,7−ジメチルピリド〔1,2−a〕ピリミジン−
2,4−ジオン(0.308g,1.62mmol)と4−
(4−クロロベンゾイル)ベンジルブロミド(0.51
1g,1.65mmol)のDMF(10.0ml)−DMS
O(10.0ml)混合溶液に炭酸カリウム(0.31
g,2.24mmol)を加え室温で終夜撹拌した。反応混
合物に酢酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄後、有機層
をMgSO4で乾燥し減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルか
ら再結晶し無色針状晶を得た。0.246(36%) IR(KBr)ν:1726, 1657, 1604, 1554, 1464, 1409, 130
8, 1279, 1184, 1089, 931, 864, 789, 694 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.23(3H,s), 2.42(3H,s), 5.61(2H,s),
7.42(1H,d,J=8.8Hz), 7.47(2H,d,J=7.3Hz), 7.54-7.61
(3H,m), 7.76(2H,d,J=7.3Hz), 7.80(2H,d,J=7.3Hz), 8.
88(1H,s).
【0217】実施例173 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕チオ−
6−ヒドロキシ−3−メチル−4(3H)−キナゾリノ
ン 6−ヒドロキシ−3−メチル−2メルカプトキナゾリン
−4−オン(0.518g,2.49mmol)のEtOH
(5.0ml)−THF(5.0ml)混合溶液に1N−水
酸化ナトリウム水溶液(2.50ml)を加えた後、臭化
4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル(0.261
g,0.843mmol)を加え室温で1時間撹拌した。析
出した結晶をろ取し、水、エタノールで洗浄後、減圧下
乾燥し淡黄色固体を得た。0.88g(81%) IR(KBr)ν:3383, 1663, 1560, 1495, 1408, 1363, 130
9, 1282, 1234, 1089, 1064, 930, 833 cm-1. NMR(CDCl3)δ:3.48(3H,s), 4.62(2H,s), 7.24(1H,dd,J
=8.8,2.8Hz), 7.37(1H,d,J=2.8Hz), 7.52(1H,d,J=8.8H
z), 7.60(2H,d,J=8.6Hz), 7.71(4H,s), 7.74(2H,d,J=8.
6Hz).
【0218】実施例174 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕チオ−
6−メトキシ−3−メチル−4(3H)−キナゾリノン 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕チオ−
6−ヒドロキシ−3−メチル−4(3H)−キナゾリノ
ン(0.306g,0.700mmol)のDMF(5.0
ml)溶液に炭酸カリウム(0.25g,1.45mmol)
とヨウ化メチル(0.100ml,1.61mmol)を加え
室温で3時間撹拌した。溶媒を除去した後、残渣を酢酸
エチルに溶かし飽和食塩水で洗浄した。有機層をMgS
4で乾燥した後減圧濃縮し、残渣を酢酸エチル−メタ
ノールから再結晶し無色針状晶を得た。0.202g
(64%) IR(KBr)ν:1672, 1643, 1578, 1535, 1481, 1392, 128
2, 1165, 1088, 928, 830 cm-1. NMR(CDCl3)δ:3.61(3H,s), 3.91(3H,s), 4.59(2H,s),
7.31(1H,dd,J=8.8,2.8Hz), 7.44(1H,d,J=8.5Hz), 7.53
(1H,d,J=8.8Hz), 7.59(1H,d,J=2.8Hz), 7.60(2H,d,J=8.
5Hz), 7.33(2H,d,J=8.5Hz), 7.74(2H,d,J=8.5Hz).
【0219】実施例175 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕チオ−
6−イソプロポキシ−3−メチル−4(3H)−キナゾ
リノン 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕チオ−
6−ヒドロキシ−3−メチル−4(3H)−キナゾリノ
ン(0.300g,0.687mmol)のDMF(5.0
ml)溶液に炭酸カリウム(0.200g,1.45mmo
l)とヨウ化イソプロピル(0.200ml,2.00mmo
l)を加え50℃で1時間撹拌した。溶媒を除去した
後、残渣を酢酸エチルに溶かし飽和食塩水で洗浄した。
有機層をMgSO4で乾燥した後、減圧濃縮し残渣を酢酸
エチル−メタノールから再結晶し無色針状晶を得た。
0.232g(71%) IR(KBr)ν:1674, 1581, 1557, 1485, 1365, 1313, 128
1, 1226, 1112, 1066, 928, 833 cm-1. NMR(CDCl3)δ:1.38(6H,d,J=6.0Hz), 3.60(3H,s), 4.59
(2H,s), 4.69(1H,m), 7.27(1H,dd,J=9.0,3.0Hz), 7.43-
7.50(3H,m), 7.55-7.62(3H,m), 7.73(2H,d,J=8.0Hz),
7.74(2H,d,J=8.0Hz).
【0220】実施例176 6−ヒドロキシ−2−〔4−(4−メトキシベンゾイ
ル)ベンジル〕チオ−3−メチル−4(3H)−キナゾ
リノン 6−ヒドロキシ−3−メチル−2メルカプトキナゾリン
−4−オン(1.52g,7.30mmol)のEtOH
(15.0ml)−THF(15.0ml)混合溶液に1N
−水酸化ナトリウム水溶液(7.50ml)を加えた後、
臭化4−(4−メトキシベンゾイル)ベンジル(2.3
0g,7.50mmol)を加え室温で4時間撹拌した。析
出した結晶をろ取し、水、エタノールで洗浄後、減圧下
乾燥し淡黄色固体を得た。1.830g(58%) IR(KBr)ν:3400, 1660, 1603, 1556, 1496, 1464, 141
6, 1362, 1311, 1254, 1176, 1147, 1066, 1030, 930,
839, 775 cm-1. NMR(CDCl3)δ:3.61(3H,s), 3.88(3H,s), 4.58(2H,s),
6.95(2H,d,J=9.0Hz), 7.29(1H,dd,J=8.9,2.8Hz), 7.54
(1H,d,J=8.9Hz), 7.58(2H,d,J=8.4Hz), 7.73(2H,d,J=8.
4Hz), 7.78(1H,d,J=2.8Hz), 7.81(2H,d,J=9.0Hz).
【0221】実施例177 2−〔4−(4−メトキシベンゾイル)ベンジル〕チオ
−6−メトキシ−3−メチル−4(3H)−キナゾリノ
ン 6−ヒドロキシ−2−〔4−(4−メトキシベンゾイ
ル)ベンジル〕チオ−3−メチル−4(3H)−キナゾ
リノン(0.400g,0.925mmol)のDMF(1
0.0ml)溶液に炭酸カリウム(0.260g,1.8
8mmol)とヨウ化メチル(0.200ml,3.21mmo
l)を加え室温で2時間撹拌した。溶媒を除去した後残
渣を酢酸エチルに溶かし、飽和食塩水で洗浄した。有機
層をMgSO4で乾燥後減圧濃縮し、残渣を酢酸エチルか
ら再結晶し無色針状晶を得た。0.338g(82%) IR(KBr)ν:2931, 1682, 1649, 1606, 1551, 1489, 141
2, 1360, 1319, 1266, 1173, 1066, 1022, 931, 833, 7
79, 750 cm-1. NMR(CDCl3)δ:3.61(3H,s), 3.88(3H,s), 3.91(3H,s),
4.59(2H,s), 6.95(2H,d,J=8.8Hz), 7.31(1H,dd,J=8.8,
3.2Hz), 7.54(1H,d,J=8.8Hz), 7.58(2H,d,J=8.0Hz), 7.
59(1H,d,J=3.2Hz), 7.73(2H,d,J=8.0Hz), 7.81(2H,d,J=
8.8Hz).
【0222】実施例178 6−イソプロポキシ−2−〔4−(4−メトキシベンゾ
イル)ベンジル〕チオ−3−メチル−4(3H)−キナ
ゾリノン 6−ヒドロキシ−2−〔4−(4−メトキシベンゾイ
ル)ベンジル〕チオ−3−メチル−4(3H)−キナゾ
リノン(0.400g,0.925mmol)のDMF(1
0.0ml)溶液に炭酸カリウム(0.260g,1.8
8mmol)とヨウ化イソプロピル(0.300ml,3.0
0mmol)を加え50℃で8時間撹拌した。溶媒を除去し
た後残渣を酢酸エチルに溶かし、飽和食塩水で洗浄し
た。有機層をMgSO4で乾燥後減圧濃縮し、残渣を酢酸
エチルから再結晶し無色針状晶を得た。0.348g
(79%) IR(KBr)ν:1673, 1674, 1605, 1554, 1487, 1311, 125
4, 1174, 145 , 1113, 1086, 841 cm-1. NMR(CDCl3)δ:1.37(6H,d,J=6.4Hz), 3.60(3H,s), 3.88
(3H,s), 4.59(2H,s), 6.59(2H,d,J=9.0Hz), 7.27(1H,d
d,J=7.8,3.0Hz), 7.53(1H,d,J=7.8Hz), 7.58(2H,d,J=8.
1Hz), 7.59(1H,d,J=3.0Hz), 7.72(2H,d,J=8.1Hz), 7.80
(2H,d,J=9.0Hz).
【0223】実施例179 2−〔4−(4−メトキシベンゾイル)ベンジル〕チオ
−3,8−ジメチル−4(3H)−キナゾリノン 3,8−ジメチル−2メルカプトキナゾリン−4−オン
(0.503g,2.44mmol)のEtOH(5.0m
l)−THF(10.0ml)混合溶液に1N−水酸化ナ
トリウム水溶液(2.80ml)を加えた後、臭化4−
(4−メトキシベンゾイル)ベンジル(0.744g,
2.44mmol)を加え室温で終夜撹拌した。溶媒を除去
した後、残渣を酢酸エチルに溶かし、飽和食塩水で洗浄
した。有機層をMgSO4で乾燥後減圧濃縮し、残渣を酢
酸エチルから再結晶し無色針状晶を得た。0.696g
(66%) IR(KBr)ν:1682, 1585, 1558, 1458, 1404, 1327, 127
5, 1084, 930, 764 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.60(3H,s), 3.62(3H,s), 3.89(3H,s),
4.65(2H,s), 6.96(2H,d,J=8.8Hz), 7.28(1H,t,J=8.0H
z), 7.56(1H,d,J=8.0Hz), 7.59(2H,d,J=8.4Hz), 7.74(2
H,d,J=8.4Hz), 7.82(2H,d,J=8.8Hz), 8.09(1H,d,J=8.0H
z).
【0224】実施例180 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕チオ−
3,8−ジメチル−4(3H)−キナゾリノン 3,8−ジメチル−2メルカプトキナゾリン−4−オン
(0.504g,2.44mmol)のEtOH(5.0m
l)−THF(10.0ml)混合溶液に1N−水酸化ナ
トリウム水溶液(2.80ml)を加えた後、臭化4−
(4−クロロベンゾイル)ベンジル(0.763g,
2.46mmol)を加え室温で終夜撹拌した。溶媒を除去
した後、残渣を酢酸エチルに溶かし、飽和食塩水で洗浄
した。有機層をMgSO4で乾燥後減圧濃縮し、残渣を酢
酸エチルから再結晶し無色針状晶を得た。0.768g
(72%) IR(KBr)ν:1682, 1663, 1585, 1458, 1404, 1327, 127
5, 1084, 930, 764 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.59(3H,s), 3.62(3H,s), 4.66(2H,s),
7.29(1H,t,J=7.6Hz), 7.45(2H,d,J=8.4Hz), 7.56(1H,d,
J=7.6Hz), 7.61(2H,d,J=8.4Hz), 7.74(2H,d,J=8.4Hz),
7.75(2H,d,J=8.4Hz), 8.08(1H,d,J=7.6Hz).
【0225】実施例181 1−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−6−
イソプロピル−7−メチルイミダゾ〔1,2−a〕ピリ
ミジン−5(1H)−オン 6−イソプロピル−7−メチルイミダゾ〔1,2−a〕
ピリミジン−5−オン(0.400g,2.23mmol)
と臭化4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルブロミド
(0.762g,2.46mmol)のDMF(15.0m
l)溶液に炭酸カリウム(0.600g,4.50mmo
l)を加え室温で終夜撹拌した。溶媒を減圧除去し、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(塩化メチレ
ン:アセトン=20:1)で精製し無色アモルファスを
得た。0.48g(51%) IR(KBr)ν:1659, 1585, 1512, 1408, 1367, 1279, 108
8, 928, 735, 692 cm-1. NMR(CDCl3)δ:1.39(6H,d,J=7.0H
z), 2.45(3H,s), 3.17(1H,
m), 5.31(2H,s), 6.83(1H,
d,J=2.6Hz), 7.40(2H,d,J=
8.4Hz), 7.46(2H,d,J=8.4H
z), 7.53(1H,d,J=2.6Hz),
7.73(2H,d,J=8.4Hz), 7.78
(2H,d,J=8.4Hz).
【0226】実施例182 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕チオ−
5−メトキシカルボニル−3−メチル−4(3H)−キ
ナゾリノン 5−カルボキシ−3−メチル−2メルカプトキナゾリン
−4−オン(0.520g,2.20mmol)のEt
OH(10.0ml)−THF(10.0ml)混合溶液に
1N−水酸化ナトリウム水溶液(4.40ml)を加えた
後、臭化4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル(0.
638g,2.21mmol)を加え室温で1時間撹拌し
た。反応溶液に塩酸を加え酸性とし析出した固体をろ
取、水で洗浄した。この固体をDMF(20ml)−水
(5.0ml)に溶かし炭酸セシウム(1.40g,4.
30mmol)とヨウ化メチル(1.00ml)を加え室温で
終夜撹拌した。溶媒を除去した後、残渣に酢酸エチルを
加え、飽和食塩水で洗浄した。有機層をMgSO4で乾燥
し減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラム(塩化メチレ
ン)で精製した後、酢酸エチル−エタノールから再結晶
し無色針状晶を得た。 IR(KBr)ν:1734, 1674, 1593, 1554, 1441, 1408, 132
3, 1282, 1203, 1082, 926, 818, 762 cm-1. NMR(CDCl3)δ:3.58(3H,s), 4.01(3H,s), 4.61(2H,s),
7.34(1H,dd,J=6.6,1.8Hz), 7.46(2H,d,J=8.6Hz), 7.60
(2H,d,J=8.2Hz), 7.68-7.77(6H,m).
【0227】実施例183 2−〔4−(4−メトキシカルボニルベンゾイル)ベン
ジル〕チオ−3,5−ジメチル−4(3H)−キナゾリ
ノン 3,5−ジメチル−2メルカプトキナゾリン−4−オン
(5.00g,24.2mmol)のEtOH(100.0m
l)−THF(100.0ml)混合溶液に1N−水酸化
ナトリウム水溶液(25.0ml)を加えた後、臭化4−
(4−メトキシカルボニルベンゾイル)ベンジル(8.
06g,24.2mmol)を加え室温で終夜撹拌した。析
出した無色固体をろ取し、水で洗浄後、減圧下乾燥し
た。これを酢酸エチルから再結晶し無色針状晶を得た。
10.89g(98%) IR(KBr)ν:1722, 1658, 1554, 1431, 1275, 1093, 102
0, 966, 928, 962, 715cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.85(3H,s), 3.55(3H,s), 3.95(3H,s),
4.60(2H,s), 7.15(1H,d,J=7.4Hz), 7.43(1H,d,J=7.4H
z), 7.62(2H,d,J=8.5Hz), 7.77(2H,d,J=8.6Hz), 7.79(1
H,t,J=7.4Hz), 7.82(2H,d,J=8.5Hz), 8.14(2H,d,J=8.6H
z).
【0228】実施例184 3,5−ジメチル−2−〔4−(4−(4−メチルピペ
ラジノカルボニル)ベンゾイル)ベンジル〕チオ−4
(3H)−キナゾリノン 2−〔4−(4−カルボキシベンゾイル)ベンジル〕チ
オ−3,5−ジメチル−4(3H)−キナゾリノン
(0.320g,0.720mmol)のDMF(5.0m
l)混合溶液にDEPC(0.37g,2.27mmol)
と1−メチルピペラジン(0.200ml,1.80mmo
l)を加え室温で終夜撹拌した。溶媒を除去した後、残
渣を酢酸エチルに溶かし、飽和食塩水で洗浄した。有機
層をMgSO4で乾燥後減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカ
ラム(塩化メチレン:メタノール:アンモニア=20:
1:0.1)で精製した。得られた固体をエタノールか
ら再結晶し無色針状晶を得た。0.201g(18%) IR(KBr)ν:1674, 1628, 1552, 1462, 1433, 1299, 127
6, 1144, 1092, 931 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.33(3H,s), 3.55(3H,s), 2.36(2H,m),
2.60(2H,m), 2.85(3H,s), 3.41(2H,m), 3.55(3H,s), 3.
82(2H,m), 4.59(2H,s), 7.15(1H,d,J=6.6Hz), 7.40(1H,
d,J=6.6Hz), 7.50(2H,d,J=8.0Hz), 7.51(1H,t,J=6.6H
z), 7.61(2H,d,J=8.0Hz), 7.77(2H,d,J=8.0Hz), 7.80(2
H,d,J=8.0Hz).
【0229】実施例185 2−〔4−(2−クロロベンゾイル)ベンジル〕チオ−
3,5−ジメチル−4(3H)−キナゾリノン 3,5−ジメチル−2メルカプトキナゾリン−4−オン
(0.513g,2.49mmol)のEtOH(10.0m
l)−THF(10.0ml)混合溶液に1N−水酸化ナ
トリウム水溶液(2.70ml)を加えた後、臭化4−
(2−クロロベンゾイル)ベンジル(0.800g,
2.58mmol)を加え室温で終夜撹拌した。溶媒を除去
した後、残渣を酢酸エチルに溶かし、飽和食塩水で洗浄
した。有機層をMgSO4で乾燥後減圧濃縮し、残渣をメ
タノールから再結晶し無色針状晶を得た。0.704g
(65%) IR(KBr)ν:1678, 1659, 1599, 1552, 1286, 1240, 108
9, 926, 860, 769, 692cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.84(3H,s), 3.53(3H,s), 4.57(2H,s),
7.14(1H,d,J=7.0Hz), 7.26-7.46(5H,m), 7.49(1H,t,J=
7.0Hz), 7.58(2H,d,J=8.6Hz), 7.77(2H,d,J=8.6Hz).
【0230】実施例186 3,5−ジメチル−2−〔4−(4−ニトロベンゾイ
ル)ベンジル〕チオ−4(3H)−キナゾリノン 3,5−ジメチル−2メルカプトキナゾリン−4−オン
(2.03g,9.74mmol)のEtOH(30.0m
l)−THF(30.0ml)混合溶液に1N−水酸化ナ
トリウム水溶液(10.0ml)を加えた後、臭化4−
(4−ニトロベンゾイル)ベンジル(3.50g,1
0.9mmol)を加え室温で終夜撹拌した。溶媒を除去し
た後、残渣を酢酸エチルに溶かし、飽和食塩水で洗浄後
有機層をMgSO4で乾燥し減圧濃縮した。残渣をメタノ
ールから再結晶し淡黄色針状晶を得た。0.307g
(70%) IR(KBr)ν:1678, 1660, 1558, 1522, 1414, 1346, 130
7, 1277, 1249, 1088, 929, 858, 810, 708 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.85(3H,s), 3.55(3H,s), 4.60(2H,s),
7.15(1H,d,J=7.4Hz), 7.43(1H,d,J=7.4Hz), 7.54(1H,t,
J=7.4Hz), 7.64(2H,d,J=8.4Hz), 7.77(2H,d,J=8.4Hz),
7.91(2H,d,J=8.4Hz), 8.33(2H,d,J=8.4Hz).
【0231】実施例187 7−(4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル)−1−
エチル−3,8−ジメチルキサンチン ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソサイエテ
ィー(J. Am. Chem. Soc., 75,114(1953))
に合成法が記載されている1−エチル−3,8−ジメチ
ルキサンチン(170mg)のジメチルホルムアミド(8
ml)溶液に炭酸カリウム(169mg)と臭化4−(4−
クロロベンゾイル)ベンジル(278mg)を加えて室温
で20時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで
抽出し、飽和食塩水で洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、溶媒を留去した。残さを再結晶(酢酸エチル−ヘキ
サン)し、表題化合物(87mg,24%)を無色粉末と
して得た。 IR(KBr):1700, 1660, 1610, 1400, 1280, 1270 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.25(3H,t,J=7.0Hz), 2.45(3H,s),
3.59(3H,s), 4.08(2H,q,J=7.0Hz), 5.63(2H,s), 7.25-
7.81(8H,m).
【0232】実施例188 2−〔4−(4−アミノベンゾイル)ベンジル〕チオ−
3,5−ジメチル−4(3H)−キナゾリノン 3,5−ジメチル−2−〔4−(4−ニトロベンゾイ
ル)ベンジル〕チオ−4(3H)−キナゾリノン(1.
00g,2.24mmol)の酢酸(30.0ml)−THF
(15.0ml)混合溶液に鉄(2.00g)を加え室温
で終夜撹拌した。溶媒を除去した後、残渣に1N−水酸
化ナトリウム(20ml)を加えクロロホルムで抽出を行
った。有機層をMgSO4で乾燥した後減圧濃縮し、残渣
を酢酸エチルから結晶化し淡黄色固体を得た。0.38
0g(41%) IR(KBr)ν:352 , 1650, 1583, 1552, 1469, 1430, 131
1, 1282, 1172, 1147, 1089, 928, 844 cm-1. NMR(DMSO-d6)δ:2.76(3H,s), 3.46(3H,s), 4.63(2H,
s), 6.12(2H,s), 6.59(2H,d,J=8.8Hz), 7.20(1H,d,J=7.
4Hz), 7.44-7.67(8H,m).
【0233】実施例189 1−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−6,
7,8,9−テトラヒドロイミダゾ〔2,1−b〕キナ
ゾリン−5(1H)−オン 6,7,8,9−テトラヒドロイミダゾ〔2,1−b〕
キナゾリン−5(1H)−オン(0.235g,1.2
4mmol)と臭化4−(4−クロロベンゾイル)−ベンジ
ルブロミド(0.410g,1.32mmol)のDMF
(15.0ml)−DMSO(5ml)混合溶液に炭酸カリ
ウム(0.250g,1.81mmol)を加え室温で終夜
撹拌した。溶媒を減圧除去し、残渣を分取用TLC(塩
化メチレン:メタノール=20:1)で精製し無色アモ
ルファスを得た。0.085g(16%) IR(KBr)ν:2933, 1659, 1585, 1528, 1419, 1306, 127
7, 1209, 1170, 1088, 928, 733 cm-1. NMR(CDCl3)δ:1.82(4H,m), 2.64(2H,t,J=5.4Hz), 2.73
(2H,t,J=5.4Hz), 5.32(2H,s), 6.84(1H,d,J=2.6Hz), 7.
40(2H,d,J=8.1Hz), 7.46(2H,d,J=8.1Hz), 7.54(1H,d,J=
2.6Hz), 7.73(2H,d,J=8.1Hz), 7.77(2H,d,J=8.1Hz).
【0234】実施例190 1−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−1,
6,7,8−テトラヒドロ−5H−シクロペント〔d〕
−イミダゾ〔1,2−a〕ピリミジン−5−オン 1,6,7,8−テトラヒドロ−5H−シクロペント
〔d〕−イミダゾ〔1,2−a〕ピリミジン−5−オン
(0.345g,1.967mmol)と臭化4−(4−ク
ロロベンゾイル)−ベンジルブロミド(0.0650
g,2.10mmol)のDMF(15.0ml)−DMSO
(5ml)混合溶液に炭酸カリウム(0.300g,2.
17mmol)を加え室温で終夜撹拌した。溶媒を減圧除去
し、残渣を分取用TLC(塩化メチレン:メタノール=
20:1)で精製し無色アモルファスを得た。0.26
0g(33%) IR(Neat)ν:2954, 1675, 1660, 1579, 1522, 1417, 12
79, 1240, 1173, 1089,928, 849, 733 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.13(2H,quint,J=7.
2Hz), 2.89(4H,t,J=7.2Hz),
5.36(2H,s), 6.89(1H,d,J=
2.6Hz), 7.39(2H,d,J=8.4H
z), 7.46(2H,d,J=8.4Hz),
7.61(1H,d,J=2.6Hz), 7.73
(2H,d,J=8.4Hz), 7.77(2H,
d,J=8.4Hz).
【0235】実施例191 3,5−ジメチル−2−〔4−(4−(t−ブトキシカ
ルボニルメチル)カルバモイルベンゾイル)ベンジル〕
チオ−4(3H)−キナゾリノン 2−〔4−(4−カルボキシベンゾイル)ベンジル〕チ
オ−3,5−ジメチル−4(3H)キナゾリノン(0.
495g,1.11mmol)とグリシンt−ブチルエ
ステル塩酸塩(0.236g,1.41mmol)のDMF
(10.0ml)溶液にDEPC(0.364g,2.2
3mmol)とトリエチルアミン(0.60ml)を加え室温
で3.5時間撹拌した。溶媒を除去した後、残渣を酢酸
エチルに溶かし、飽和食塩水で洗浄後有機層をMgSO4
で乾燥し減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルから再結晶し
無色針状晶を得た。0.351g(55%) IR(KBr)ν:3259, 2978, 1741, 1673, 1658, 1605, 155
4, 1371, 1306, 1230, 1157, 1092, 931, 869, 808, 75
4 cm-1. NMR(CDCl3)δ:1.52(9H,s), 2.85(3H,s), 3.55(3H,s),
4.17(2H,d,J=5.0Hz), 4.60(2H,s), 6.75(1H,t,J=5.0H
z), 7.15(1H,d,J=7.2Hz), 7.44(1H,d,J=7.2Hz), 7.55(1
H,t,J=7.2Hz), 7.62(2H,d,J=8.4Hz), 7.77(2H,d,J=8.4H
z), 7.83(2H,d,J=8.6Hz), 7.92(2H,d,J=8.6Hz).
【0236】実施例192 3,5−ジメチル−2−〔4−(4−(N−メトキシカ
ルボニルメチル−N−メチルカルバモイル)ベンゾイ
ル)ベンジル〕チオ−4(3H)−キナゾリノン 2−〔4−(4−カルボキシベンゾイル)ベンジル〕チ
オ−3,5−ジメチル−4(3H)キナゾリノン(0.
500g,1.12mmol)とN−メチルグリシンメチル
エステル塩酸塩(0.199g,1.43mmol)のDM
F(10.0ml)溶液にDEPC(0.374g,2.
29mmol)とトリエチルアミン(0.60ml)を加え室
温で3時間撹拌した。溶媒を除去した後、残渣を酢酸エ
チルに溶かし、飽和食塩水で洗浄後有機層をMgSO4
乾燥し減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(ヘキサ
ン:酢酸エチル=1:3)で精製した後、エタノールか
ら結晶化し無色固体を得た。0.250g(38%) IR(KBr)ν:2935, 1668, 1597, 1554, 1462, 1412, 131
5, 1259, 1171, 1080, 1020, 930, 841, 769 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.84(3H,s), 3.05(2/3×3H,s), 3.15(1/
3×3H,s), 3.55(3H,s),3.74(1/3×3H,s), 3.81(2/3×3
H,s), 3.99(1/3×2H,s), 4.31(2/3×2H,s), 4.59(2H,
s), 7.15(1H,d,J=7.6Hz), 7.40-7.66(6H,m), 7.67(2H,
d,J=8.6Hz), 7.82(2H,d,J=8.4Hz).
【0237】実施例193 3,5−ジメチル−2−〔4−(4−(4−ピペリジノ
ピペリジノカルボニル)ベンゾイル)ベンジル〕チオ−
4(3H)−キナゾリノン 2−〔4−(4−カルボキシベンゾイル)ベンジル〕チ
オ−3,5−ジメチル−4(3H)キナゾリノン(0.
495g,1.11mmol)のDMF(10.0ml)溶液
にDEPC(0.370g,2.27mmol)を加え室温
で1時間撹拌した後4−ピペリジノピペリジン(0.2
77g,1.65mmol)を加え終夜撹拌した。溶媒を除
去した後、残渣を酢酸エチルに溶かし、飽和食塩水で洗
浄後有機層をMgSO4で乾燥し減圧濃縮した。残渣をシ
リカゲルカラム(イソプロピルエーテル:塩化メチレ
ン:メタノール:アンモニア=5:5:1:0.1)で
精製し無色アモルファスを得た。0.270g(40
%) IR(KBr)ν:2931, 1664, 1631, 1608, 1554, 1508, 144
8, 1306, 1277, 1092, 1016, 931, 864 cm-1. NMR(CDCl3)δ:1.40-2.56(15H,m), 2.75-2.80(1H,m),
2.85(3H,s), 2.90-3.10(1H,m), 3.55(3H,s), 3.70-3.85
(1H,m), 4.59(2H,s), 7.45-4.82(1H,m), 7.15(1H,d,J=
7.8Hz), 7.46(1H,t,J=7.8Hz), 7.48(2H,d,J=8.0Hz), 7.
49(1H,d,J=7.8Hz),7.61(2H,d,J=8.0Hz), 7.65(2H,d,J=
8.0Hz), 7.80(2H,d,J=8.0Hz).
【0238】実施例194 1−〔4−(6−クロロニコチノイル)ベンジル〕−
6,7−ジメチルイミダゾ〔1,2−a〕ピリミジン−
5(1H)−オン塩酸塩 6,7−ジメチルイミダゾ〔1,2−a〕ピリミジン−
5−オン(0.900g,5.5mmol)と4−ニコチノ
イルベンジルブロミド(1.92g,3.6mmol)のD
MF(20.0ml)−DMSO(10.0ml)混合溶液
に炭酸カリウム(2.10g,15.20mmol)を加え
た室温で終夜撹拌した。溶媒を減圧除去し、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)で精製
し淡黄色油状物を得た。この酢酸エチル溶液に4N−塩
酸−酢酸エチルを加え析出した結晶をろ取し、減圧下乾
燥した。1.45g(70%) IR(KBr)ν:2366, 1680, 1659, 1578, 1365, 1281, 109
9, 926 cm-1. NMR(DMSO-d6)δ:2.02(3H,s), 2.39(3H,s), 5.59(2H,
s), 7.41(1H,t,J=8.4Hz),7.56(2H,d,J=8.0Hz), 7.67-7.
73(2H,m), 7.79(2H,d,J=8.0Hz), 8.16(1H,dd,J=8.4,2.6
Hz), 8.69(1H,d,J=2.6Hz).
【0239】実施例195 3,5−ジメチル−2−〔4−(4−ビス(t−ブトキ
シカルボニルメチル)カルバモイル)ベンゾイル)ベン
ジル〕チオ−4(3H)−キナゾリノン 3,5−ジメチル−2−〔4−(4−(t−ブトキシカ
ルボニルメチル)カルバモイルベンゾイル)ベンジル〕
チオ−4(3H)キナゾリノン(0.511g,0.8
94mmol)のDMF(15.0ml)溶液に60%−水素
化ナトリウム(0.040g,1.00mmol)とブロモ
酢酸t−ブチル(0.210g,1.08mmol)を加え
室温で終夜撹拌した。溶媒を除去した後、残渣を酢酸エ
チルに溶かし、飽和食塩水で洗浄後有機層をMgSO4
乾燥し減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(ヘキサ
ン:酢酸エチル=2:1)で精製し無色アモルファスを
得た。0.270g(40%) IR(KBr)ν:1741, 1662, 1556, 1153 cm-1. NMR(CDCl3)δ:1.44(9H,s), 1.51(9H,s), 2.85(3H,s),
3.55(3H,s), 3.94(2H,s), 4.22(2H,s), 4.59(2H,s), 7.
15(1H,d,J=7.0Hz), 7.43(1H,d,J=8.6Hz), 7.48-7.66(5
H,m), 7.77(2H,d,J=8.6Hz), 7.79(2H,d,J=8.0Hz).
【0240】実施例196 2−〔4−(6−クロロニコチノイル)ベンジルオキ
シ〕−3−メチル−4H−ピリド〔1,2−a〕ピリミ
ジン−4−オン 3−メチルピリド〔1,2−a〕ピリミジン−2,4−
ジオン(1.520g,8.62mmol)と4−ニコチノ
イルベンジルブロミド(3.00g,9.66mmol)の
DMF(25.0ml)−DMSO(10.0ml)混合溶
液に炭酸カリウム(3.50g,25.3mmol)を加え
室温で終夜撹拌した。反応混合物に水を加え、析出した
結晶をエタノールで洗浄した後減圧下乾燥し、淡黄色固
体を得た。2.44g(70%) IR(KBr)ν:1670, 1576, 1477, 1280, 1165, 1103, 92
4, 764 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.28(3H,s), 5.63(2H,s), 7.12(1H,t,J=
7.5Hz), 7.49(2H,d,J=8.4Hz), 7.62(2H,d,J=8.4Hz), 7.
71(1H,t,J=8.4Hz), 7.82(2H,d,J=8.4Hz), 8.00(1H,dd,J
=8.4,2.4Hz), 8.77(1H,d,J=2.4Hz), 9.08(1H,d,J=7.5H
z).
【0241】実施例197 3−メチル−2−〔4−〔6−(4−ピペリジノピペリ
ジノ)ニコチノイル〕ベンジルオキシ〕−4H−ピリド
〔1,2−a〕ピリミジン−4−オン 2−〔4−(6−クロロニコチノイル)ベンジルオキ
シ〕−3−メチル−ピリド〔1,2−a〕ピリミジン−
4−オン(0.49g,1.21mmol)と4−ピペリジ
ノピペリジン(0.402g,2.39mmol)のピリジ
ン(15ml)溶液を90℃で終夜撹拌した。溶媒を減圧
除去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(イソプロピルエーテル:塩化メチレン:メタノール:
アンモニア=5:5:1:0.1)で精製し淡黄色油状
物を得た。0.38g(59%) IR(Neat)ν:2929, 2852, 1676, 1637, 1589, 1533, 14
77, 1423, 1281, 1246,1164, 1012, 922, 768 cm-1. NMR(CDCl3)δ:1.42-1.76(8H,m), 1.92-1.99(2H,m), 2.
23(3H,s), 2.48-2.58(5H,m), 2.87-3.01(2H,m), 4.49-
4.60(2H,m), 5.61(2H,s), 6.68(1H,d,J=7.5Hz), 7.10(1
H,t,J=7.5Hz), 7.49(1H,d,J=8.9Hz), 7.56(2H,d,J=8.1H
z), 7.68(1H,d,J=8.1Hz), 8.01(1H,dd,J=8.9,2.2Hz),
8.59(1H,d,J=2.2Hz), 9.08(1H,d,J=7.1Hz).
【0242】実施例198 2−〔4−(2−クロロニコチノイル)ベンジル〕チオ
−3,5−ジメチル−4(3H)−キナゾリノン 3,5−ジメチル−2メルカプトキナゾリン−4−オン
(0.516g,2.50mmol)のEtOH(10.0m
l)−THF(10.0ml)混合溶液に1N−水酸化ナ
トリウム水溶液(2.60ml)を加えた後、臭化4−
(2−クロロニコチノイル)ベンジル(0.807g,
2.60mmol)を加え室温で30分間撹拌した。溶媒を
除去した後、残渣を酢酸エチルに溶かし、飽和食塩水で
洗浄後有機層をMgSO4で乾燥し減圧濃縮した。残渣を
酢酸エチルから再結晶し淡黄色針状晶を得た。0.81
0g(74%) IR(KBr)ν:1670, 1549, 1460, 1402, 1304, 1280, 128
4, 1161, 1086, 1036, 924, 864, 746, 694, 656 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.84(3H,s), 3.54(3H,s), 4.58(2H,s),
7.14(1H,d,J=7.6Hz), 7.37(1H,dd,J=7.9,4.8Hz), 7.41
(1H,d,J=7.6Hz), 7.51(1H,t,J=7.6Hz), 7.61(2H,d,J=8.
4Hz), 7.71(1H,dd,J=7.9,2.0Hz), 7.76(2H,d,J=8.4Hz),
8.54(1H,dd,J=4.8,2.0Hz).
【0243】実施例199 1−〔4−(6−クロロニコチノイル)ベンジル〕−6
−エチル−7−メチルイミダゾ〔1,2−a〕ピリミジ
ン−5(1H)−オン 6−エチル−7−メチルイミダゾ〔1,2−a〕ピリミ
ジン−5−オン(4.19g,23.60mmol)と4−
(6−クロロニコチノイル)ベンジルブロミド(7.3
6g,23.70mmol)のDMF(100.0ml)−D
MSO(20.0ml)混合溶液に炭酸カリウム(7.1
0g,50.70mmol)を加えた室温で終夜撹拌した。
溶媒を減圧除去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(酢酸エチル)で精製した。得られた無色油状
物を酢酸エチルから結晶化し無色針状晶を得た。4.5
9g(48%) IR(KBr)ν:1655, 1581, 1520, 1414, 1282, 1217, 110
3, 923 cm-1. NMR(CDCl3)δ:1.15(3H,t,J=7.4Hz), 2.43(3H,s), 2.66
(2H,q,J=7.4Hz), 5.35(2H,s), 6.86(1H,d,J=2.6Hz), 7.
44(2H,d,J=8.0Hz), 7.53(1H,d,J=8.0Hz), 7.56(1H,d,J=
2.6Hz), 7.81(2H,d,J=8.0Hz), 8.09(1H,dd,J=8.0,2.4H
z), 8.75(1H,d,J=2.4Hz).
【0244】実施例200 6−エチル−1−〔4−(4−メトキシカルボニルベン
ゾイル)ベンジル〕−7−メチルイミダゾ〔1,2−
a〕ピリミジン−5(1H)−オン 6−エチル−7−メチルイミダゾ〔1,2−a〕ピリミ
ジン−5−オン(4.00g,22.6mmol)と4−
(4−メトキシカルボニルベンゾイル)ベンジルブロミ
ド(11.00g,33.02mmol)のDMF(10
0.0ml)−DMSO(20.0ml)混合溶液に炭酸カ
リウム(7.14g,51.7mmol)を加え室温で終夜
撹拌した。溶媒を減圧除去した後、残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)で精製した。得
られた無色油状物を酢酸エチルから結晶化し無色針状晶
を得た。4.59g(48%) IR(KBr)ν:1724, 1657, 1581, 1520, 1277, 1109, 92
8, 721 cm-1. NMR(CDCl3)δ:1.15(3H,t,J=6.6Hz), 2.44(3H,s), 2.66
(2H,q,J=6.6Hz), 3.97(3H,s), 5.34(2H,s), 6.86(1H,d,
J=2.6Hz), 7.42(2H,d,J=8.0Hz), 7.56(1H,d,J=2.6Hz),
7.81(2H,d,J=8.0Hz), 7.82(2H,d,J=8.0Hz), 8.16(2H,d,
J=8.0Hz).
【0245】実施例201 2−〔4−(4−メトキシカルボニルベンゾイル)ベン
ジルオキシ〕−3−メチル−4H−ピリド〔1,2−
a〕ピリミジン−4−オン 3−メチルピリド〔1,2−a〕ピリミジン−2,4−
ジオン(2.20g,12.5mmol)と4−(4−メト
キシカルボニルベンゾイル)ベンジルブロミド(7.0
4g,12.7mmol)のDMF(40.0ml)−DMS
O(20.0ml)混合溶液に炭酸カリウム(3.92
g,28.4mmol)を加え室温で終夜撹拌した。反応混
合物に水を加え、析出した結晶をろ取し、これを酢酸エ
チルに溶かした後MgSO4で乾燥した。溶媒を減圧除去
し、残渣を酢酸エチルから再結晶し無色針状晶を得た。
2.67g(50%) IR(KBr)ν:1722, 1672, 1576, 1530, 1477, 1277, 116
7, 1108 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.23(3H,s), 3.97(3H,s), 5.63(2H,s),
7.11(1H,dt,J=6.7,1.5Hz), 7.49(1H,dd,J=8.7,1.5Hz),
7.60(2H,d,J=8.4Hz), 7.71(1H,ddd,J=8.7,6.7,1.5Hz),
7.84(2H,d,J=8.4Hz), 7.86(2H,d,J=8.4Hz), 8.17(2H,d,
J=8.4Hz), 9.08(1H,dd,J=6.7,1.5Hz).
【0246】実施例202 6−エチル−1−〔4−(6−(4−ピペリジノピペリ
ジノ)ニコチノイル)ベンジル〕−7−メチルイミダゾ
〔1,2−a〕ピリミジン−5(1H)−オン3塩酸塩 1−〔4−(6−クロロニコチノイル)ベンジル〕−6
−エチル−7−メチルイミダゾ〔1,2−a〕ピリミジ
ン−5(1H)−オン(0.810g,1.99mmol)
と4−ピペリジノピペリジン(0.372g,2.21
mmol)のピリジン(10.0ml)溶液を90℃で終夜撹
拌した。溶媒を減圧除去した後、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(THF:メタノール:アンモニ
ア=60:1:0.1)で精製し淡黄色油状物を得た。
これを酢酸エチルに溶かし4N−塩酸−酢酸エチルを加
え、析出した結晶をろ取し減圧下乾燥した。0.596
g(49%) IR(KBr)ν:3383, 2937, 2615, 2519, 1643, 1595, 155
4, 1444, 1321, 1273, 1240, 1178, 1008, 762, 723 cm
-1. NMR(DMSO-d6)δ:1.04(3H,t,J=7.4Hz), 1.72(2H,m), 1.
82(2H,m), 2.23(2H,m),2.38(3H,s), 2.51(2H,q,J=7.4H
z), 2.94(2H,m), 3.02(2H,m), 3.40(2H,m), 4.20(3H,
m), 4.65(4H,m), 5.49(2H,s), 7.07(1H,m), 7.49-7.54
(2H,m), 7.63-7.95(4H,m), 7.98(1H,m), 8.42(1H,m).
【0247】実施例203 6−エチル−7−メチル−1−〔4−(6−(4−フェ
ニルピペラジノ)ニコチノイル)ベンジル〕−イミダゾ
〔1,2−a〕ピリミジン−5(1H)−オン3塩酸塩 6−エチル−7−メチル−1−〔4−(6−(4−フェ
ニルピペラジノ)ニコチノイル)ベンジル〕−イミダゾ
〔1,2−a〕ピリミジン−5(1H)−オン(696
mg)を酢酸エチル(10.0ml)に溶かし、この溶液に
4N−塩酸−酢酸エチルを加え生じた結晶をろ取し減圧
下乾燥し淡黄色固体を得た。 0.667g(84%) IR(KBr)ν:3412, 2681, 1703, 1647, 1595, 1446, 128
4, 1257, 756, 692 cm-1. NMR(DMSO-d6)δ:1.04(3H,t,J=7.4Hz), 2.39(3H,s), 2.
51(2H,q,J=7.4Hz), 3.41(4H,bs), 4.00(4H,bs), 5.50(2
H,s), 7.00(1H,m), 7.11(1H,d,J=9.0Hz), 7.22-7.38(4
H,m), 7.51(2H,d,J=8.0Hz), 7.62-7.73(4H,m), 8.00(1
H,dd,J=9.0,2.2Hz),8.46(1H,d,J=2.2Hz).
【0248】実施例204 6−エチル−7−メチル−1−〔4−(6−(4−フェ
ニルピペラジノ)ニコチノイル)ベンジル〕−イミダゾ
〔1,2−a〕ピリミジン−5(1H)−オン 1−〔4−(6−クロロニコチノイルベンジル〕−6−
エチル−7−メチルイミダゾ〔1,2−a〕ピリミジン
−5(1H)−オン(0.810g,1.99mmol)と
4−フェニルピペラジン(0.350g,2.16mmo
l)のピリジン(10.0ml)溶液を90℃で終夜撹拌
した。溶媒を減圧除去した後、残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(酢酸エチル)で精製し淡黄色アモ
ルファスを得た。0.907g(85%) IR(KBr)ν:1657, 1589, 1518, 1417, 1282, 1225, 95
1, 824, 760 cm-1. NMR(CDCl3)δ:1.15(3H,t,J=7.6Hz), 2.44(3H,s), 2.66
(2H,q,J=7.6Hz), 3.31(4H,t,J=4.8Hz), 3.90(4H,t,J=4.
8Hz), 5.32(2H,s), 6.72(1H,d,J=9.0Hz), 6.83(1H,d,J=
2.6Hz), 6.91(1H,t,J=8.4Hz), 6.97(2H,d,J=8.4Hz), 7.
30(2H,t,J=8.4Hz), 7.39(2H,d,J=8.2Hz), 7.54(1H,d,J=
2.6Hz), 7.75(1H,d,
【0249】実施例205 3−メチル−2−〔4−(6−(4−フェニルピペラジ
ノ)ニコチノイル)ベンジルオキシ〕−4H−ピリド
〔1,2−a〕ピリミジン−4−オン 2−〔4−(6−クロロニコチノイル)ベンジルオキ
シ〕−3−メチル−ピリド〔1,2−a〕ピリミジン−
4−オン(0.805g,1.98mmol)と4−フェニ
ルピペラジン(0.478g,2.95mmol)のピリジ
ン(10ml)溶液を90℃で終夜撹拌した。溶媒を減圧
除去し、残渣に水を加え生じた結晶を減圧下乾燥し淡黄
色固体を得た。0.38g(59%) IR(KBr)ν:1674, 1637, 1589, 1479, 1282, 1164 c
m-1. NMR(CDCl3)δ:2.22(3H,s), 3.32(4H,t,J=7.2Hz), 3.90
(4H,t,J=7.2Hz), 5.62(2H,s), 6.73(1H,d,J=9.2Hz), 6.
86-7.02(3H,m), 7.10(1H,dt,J=7.0,1.2Hz), 7.24-7.36
(2H,m), 7.45-7.82(6H,m), 8.08(1H,dd,J=9.2,2.6Hz),
8.64(1H,d,J=2.2Hz), 9.08(1H,d,J=8.0Hz).
【0250】実施例206 3,5−ジメチル−2−〔4−(4−(4−フェニルピ
ペラジノカルボニル)ベンゾイル)ベンジル〕チオ−4
(3H)−キナゾリノン 2−〔4−(4−カルボキシベンゾイル)ベンジル〕チ
オ−3,5−ジメチル−4(3H)−キナゾリノン
(0.472g,1.06mmol)のDMF(10.0m
l)溶液にDEPC(0.356g,2.18mmol)を
加え室温で15分間撹拌した後4−フェニルピペラジン
(0.35ml,2.29mmol)を加え室温で3時間撹拌
した。溶媒を除去した後、残渣を酢酸エチルに溶かし、
飽和食塩水で洗浄後有機層をMgSO4で乾燥し減圧濃縮
した。残渣をTHFから再結晶し無色針状晶を得た。
0.366g(59%) IR(KBr)ν:1666, 1635, 1554, 1432, 1277, 1090, 729
cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.85(3H,s), 3.05-3.35(2H,m), 3.55(3
H,s), 3.59(1H,m), 3.95(1H,m), 4.60(2H,s), 6.88-6.9
8(3H,m), 7.15(1H,d,J=7.6Hz), 7.25-7.35(2H,m),7.43
(1H,d,J=7.4Hz), 7.50-7.65(5H,m), 7.78(2H,d,J=8.4H
z), 7.83(2H,d,J=8.2Hz).
【0251】実施例207 3,5−ジメチル−2−〔4−(4−(4−ヒドロキシ
ピペリジノカルボニル)ベンゾイル)ベンジル〕チオ−
4(3H)−キナゾリノン 2−〔4−(4−カルボキシベンゾイル)ベンジル〕チ
オ−3,5−ジメチル−4(3H)−キナゾリノン
(1.00g,2.26mmol)のDMF(10.0ml)
溶液にDEPC(0.755g,4.63mmol)を加え
室温で10分間撹拌した後4−ヒドロキシピペリジン
(0.522g,5.16mmol)を加え室温で4時間撹
拌した。溶媒を除去した後、残渣を酢酸エチルに溶か
し、飽和食塩水で洗浄後有機層をMgSO4で乾燥し減圧
濃縮した。残渣をTHFから再結晶し無色針状晶を得
た。0.735g(62%) IR(KBr)ν:3425, 1664, 1608, 1554, 1448, 1305, 127
7, 1088, 729 cm-1. NMR(CDCl3)δ:1.40-2.10(4H,m), 2.81(3H,s), 3.10-3.
80(3H,m), 3.55(3H,s),4.01(1H,m), 4.10-4.30(1H,m),
4.59(2H,s), 7.15(1H,d,J=6.6Hz), 7.40-7.68(6H,m),
7.75-7.86(4H,m).
【0252】実施例208 2−〔4−(4−カルボキシベンゾイル)ベンジルオキ
シ〕−3−メチル−4H−ピリド〔1,2−a〕ピリミ
ジン−4−オン 2−〔4−(4−メトキシカルボニルベンゾイル)ベン
ジルオキシ〕−3−メチル−4H−ピリド〔1,2−
a〕ピリミジン−4−オン(1.48g,3.47mmo
l)のDMF(30.0ml)溶液を90℃に加熱し、1
N−水酸化ナトリウム(4.00ml)を加え2時間撹拌
した。塩酸を加え pH=6とすると無色針状晶が析出
し、これをろ取し減圧下、乾燥した。1.40g(97
%) IR(KBr)ν:3421, 3050, 1716, 1691, 1579, 1527, 140
8, 1282, 1257, 1178, 931, 788, 735 cm-1. NMR(DMSO-d6)δ:2.09(3H,s), 5.63(2H,s), 7.32(1H,t,
J=7.2Hz), 7.57(1H,d,J=8.8Hz), 7.67(2H,d,J=8.0Hz),
7.80(2H,d,J=8.0Hz), 7.83(2H,d,J=8.0Hz), 7.94(1H,d
d,J=8.8,7.2Hz), 8.96(1H,d,J=7.2Hz).
【0253】実施例209 1−〔4−(4−カルボキシベンゾイル)ベンジル〕−
6−エチル−7−メチルイミダゾ〔1,2−a〕ピリミ
ジン−5(1H)−オン 6−エチル−1−〔4−(4−メトキシカルボニルベン
ゾイル)ベンジル〕−7−メチルイミダゾール〔1,2
−a〕ピリミジン−5(1H)−オン(1.91g,
4.45mmol)のTHF(30.0ml)−メタノール
(10ml)混合溶液に1N−水酸化ナトリウム(5.0
0ml)を加え室温で3時間撹拌した。塩酸を加え pH=
4とすると無色針状晶が析出し、これをろ取し減圧下、
乾燥した。0.900g(49%) IR(KBr)ν:3396, 3134, 2968, 1713, 1645, 1562, 152
3, 1414, 1275, 1225, 931, 787, 717 cm-1. NMR(DMSO-d6)δ:1.03(3H,t,J=7.4Hz), 2.33(3H,s), 3.
33(2H,q,J=7.4Hz), 5.40(2H,s), 7.49(2H,d,J=8.4Hz),
7.58(1H,d,J=2.6Hz), 7.64(1H,d,J=2.6Hz), 7.76(2H,d,
J=8.4Hz), 7.80(2H,d,J=8.4Hz), 8.09(2H,d,J=8.4Hz).
【0254】実施例210 3−メチル−2−〔4−(4−(4−フェニルピペラジ
ノカルボニル)ベンゾイル)ベンジルオキシ〕−4H−
ピリド〔1,2−a〕ピリミジン−4−オン 2−〔4−(4−カルボキシ)ベンゾイル)ベンジルオ
キシ〕−3−メチル−4H−ピリド〔1,2−a〕ピリ
ミジン−4−オン(0.495g,1.20mmol)のD
MF(15ml)溶液にDEPC(0.75mml,4.9
1mmol)を加え室温で30分間撹拌した後4−フェニル
ピペラジン(0.437g,2.68mmol)を加え終夜
撹拌した。反応混合物に酢酸エチルを加え飽和食塩水で
洗浄後有機層をMgSO4で乾燥し減圧濃縮した。残渣を
酢酸エチルから再結晶し無色針状晶を得た。0.394
g(59%) IR(KBr)ν:1668, 1635, 1529, 1477, 1281, 1165, 101
2, 928, 731 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.23(3H,s), 3.13(2
H,bs), 3.24(2H,bs), 3.59
(2H,bs), 3.97(2H,bs), 5.6
3(2H,s), 6.93(1H,t,J=7.8H
z), 6.95(2H,d,J=7.8Hz),
7.11(1H,t,J=7.0Hz), 7.31
(2H,d,J=7.8Hz), 7.50(1H,
d,J=7.0Hz), 7.56(2H,d,J=
8.4Hz), 7.60(2H,d,J=8.4H
z), 7.71(1H,t,J=7.0Hz),
7.85(2H,d,J=8.4Hz), 7.87
(2H,d,J=8.4Hz), 9.07(1H,
d,J=7.0Hz).
【0255】実施例211 6−エチル−7−メチル−1−〔4−(4−(4−フェ
ニルピペラジノカルボニル)ベンゾイル)ベンジル〕−
イミダゾ〔1,2−a〕ピリミジン−5(1H)−オン 1−〔4−(4−カルボキシベンゾイル)ベンジル〕−
6−エチル−7−メチルイミダゾ〔1,2−a〕ピリミ
ジン−5(1H)−オン(0.303g,0.729m
mol)のDMF(15ml)溶液にDEPC(0.44
mml,2.88mmol)を加え室温で30分間撹拌した後
4−フェニルピペラジン(0.407g,2.49mmo
l)を加え終夜撹拌した。反応混合物に酢酸エチルを加
え飽和食塩水で洗浄後有機層をMgSO4で乾燥し減圧濃
縮した。残渣をTHFから再結晶し無色針状晶を得た。
0.329g(81%) IR(KBr)ν:1653, 1587, 1520, 1435, 1277, 1221, 101
1, 926, 729 cm-1. NMR(CDCl3)δ:1.15(3H,t,J=7.2Hz), 2.43(3H,s), 2.66
(2H,q,5.33(2H,s), 6.85(1H,d,J=2.6Hz), 6.92(1H,t,J=
7.0Hz), 6.94(2H,d,J=7.0Hz),7.30(2H,t,J=7.0Hz), 7.4
2(2H,d,J=8.4Hz), 7.55(2H,d,J=8.4Hz), 7.55(1H,d,J=
2.6Hz), 7.82(2H,d,J=8.4Hz), 7.84(2H,d,J=8.4Hz).
【0256】実施例212 3−メチル−2−〔4−(4−(4−ピペリジノピペリ
ジノカルボニル)ベンゾイル)ベンジルオキシ〕−4H
−ピリド〔1,2−a〕ピリミジン−4−オン2塩酸塩 2−〔4−(4−カルボキシ)ベンゾイル)ベンジルオ
キシ〕−3−メチル−4H−ピリド〔1,2−a〕ピリ
ミジン−4−オン(0.333g,0.804mmol)の
DMF(10ml)溶液にDEPC(0.424mml,
2.52mmol)を加え室温で30分間撹拌した後4−ピ
ペリジノピペリジン(0.348g,2.13mmol)を
加え2.5時間撹拌した。反応混合物に酢酸エチルを加
え飽和食塩水で洗浄後有機層をMgSO4で乾燥し減圧濃
縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(THF:メタノール:アンモニア=50:1:0.
1)で精製し無色油状物を得た。これを4N−塩酸−酢
酸エチルで塩酸塩とした後水から凍結乾燥し無色粉末を
得た。 IR(KBr)ν:3423, 2945, 1633, 1529, 1475, 1448, 128
1, 1167, 1003, 930, 773 cm-1. NMR(DMSO-d6)δ:1.30-1.60(2H,m), 1.60-2.00(6H,m),
2.00-2.30(2H,m), 2.80-3.10(4H,m), 3.60-3.80(4H,m),
4.50-4.70(1H,m), 7.33(1H,t,J=8.2Hz), 7.58(2H,d,J=
8.0Hz), 7.68(2H,d,J=8.0Hz), 7.73(1H,d,J=8.2Hz), 7.
79(2H,d,J=8.0Hz), 7.80(2H,d,J=8.0Hz), 7.95(1H,t,J=
8.2Hz), 8.96(1H,d,J=8.2Hz).
【0257】実施例213 6−エチル−7−メチル−1−〔4−(4−(4−ピペ
リジノピペリジノカルボニル)ベンゾイル)ベンジル〕
−イミダゾ〔1,2−a〕ピリミジン−5(1H)−オ
ン 塩酸塩 1−〔4−(4−カルボキシベンゾイル)ベンジル〕−
6−エチル−7−メチルイミダゾ〔1,2−a〕ピリミ
ジン−5(1H)−オン(0.302g,0.727mm
ol)のDMF(10ml)溶液にDEPC(0.318m
g,1.95mmol)を加え室温で30分間撹拌した後4
−ピペリジノピペリジン(0.336g,2.00mmo
l)を加え2.5時間撹拌した。反応混合物に酢酸エチ
ルを加え飽和食塩水で洗浄後有機層をMgSO4で乾燥し
減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(THF:メタノール:アンモニア=50:1:
0.1)で精製し無色油状物を得た。これを4N−塩酸
−酢酸エチルで塩酸塩とした後、水から凍結乾燥し無色
粉末を得た。 IR(KBr)ν:3456, 2960, 2690, 1703, 1657, 1601, 151
0, 1452, 1278, 1225, 1171, 1034, 1003 cm-1. NMR(DMSO-d6)δ:1.19(3H,t,J=7.0H
z), 1.35−1.55(2H,m), 1.60
−2.00(6H,m), 2.05−2.30(2
H,m), 2.38(3H,s), 2.47(2
H,q,J=7.0Hz), 2.60−3.00(4
H,m), 3.30−3.50(4H,m), 4.
50−4.70(1H,m), 5.49(2H,
s), 7.53(2H,d,J=8.2Hz),
7.57(2H,d,J=8.2Hz), 7.64
(1H,d,J=2.8Hz), 7.68(1H,
d,J=2.8Hz), 7.77(2H,d,J=
8.2Hz), 7.78(2H,d,J=8.2H
z).
【0258】実施例214 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕チオ−
5−エチル−3−メチル−4(3H)−キナゾリノン 5−エチル−3−メチル−2メルカプトキナゾリン−4
−オン(0.307g,1.39mmol)のEtOH
(5.0ml)−THF(5.0ml)混合溶液に1N−水
酸化ナトリウム水溶液(1.50ml)を加えた後臭化4
−(4−クロロベンゾイル)ベンジル(0.434g,
1.40mmol)を加え室温で1.5時間撹拌した。反応
液に水(100ml)を加え析出した固体をろ取し、水で
洗浄後減圧下乾燥した。この固体を酢酸エチルから再結
晶し淡黄色針状晶を得た。0.398g(64%) IR(KBr)ν:1666, 1583, 1554, 1441, 1311, 1277, 109
0, 928, 822 cm-1. NMR(CDCl3)δ:1.27(3H,t,J=7.2Hz), 2.29(2H,q,J=7.2H
z), 4.59(2H,s), 7.18(1H,d,J=8.0Hz), 7.44(1H,d,J=8.
0Hz), 7.45(2H,d,J=7.2Hz), 7.58(1H,t,J=8.0Hz), 7.60
(2H,d,J=7.2Hz), 7.72(2H,d,J=7.2Hz), 7.73(2H,d,J=7.
2Hz).
【0259】実施例215 5−エチル−2−〔4−(4−メトキシベンゾイル)ベ
ンジル〕チオ−3−メチル−4(3H)−キナゾリノン 5−エチル−3−メチル−2メルカプトキナゾリン−4
−オン(0.298g,1.35mmol)のEtOH(5.
0ml)−THF(5.0ml)混合溶液に1N−水酸化ナ
トリウム水溶液(1.50ml)を加えた後臭化4−(4
−メトキシベンゾイル)ベンジル(0.430g,1.
41mmol)を加え室温で40分間撹拌した。反応液に水
(100ml)を加え析出した固体をろ取し、水で洗浄後
減圧下乾燥した。この固体を酢酸エチルから再結晶し無
色針状晶を得た。0.572g(95%) IR(KBr)ν:1668, 1601, 1552, 1464, 1435, 1414, 131
1, 1171, 1091, 1026, 928, 820 cm-1. NMR(CDCl3)δ:1.27(3H,t,J=8.0Hz), 3.34(2H,q,J=8.0H
z), 3.56(3H,s), 3.88(3H,s), 4.59(2H,s), 6.95(2H,d,
J=9.0Hz), 7.18(1H,d,J=8.8Hz), 7.54(1H,d,J=8.8Hz),
7.58(2H,d,J=8.4Hz), 7.59(1H,t,J=8.8Hz), 7.72(2H,d,
J=8.4Hz), 7.81(2H,d,J=9.0Hz).
【0260】実施例216 5−エチル−3−メチル−2−〔4−(4−ニトロベン
ゾイル)ベンジル〕チオ−4(3H)−キナゾリノン 5−エチル−3−メチル−2メルカプトキナゾリン−4
−オン(0.295g,1.34mmol)のEtOH(5.
0ml)−THF(5.0ml)混合溶液に1N−水酸化ナ
トリウム水溶液(1.50ml)を加えた後臭化4−(4
−ニトロベンゾイル)ベンジル(0.434g,1.3
6mmol)を加え室温で40分間撹拌した。反応液に水
(100ml)を加え析出した固体をろ取し、水で洗浄後
減圧下乾燥した。この固体を酢酸エチルから再結晶し無
色針状晶を得た。0.408g(70%) IR(KBr)ν:1666, 1601, 1552, 1524, 1466, 1437, 141
2, 1346, 1311, 1092, 929 cm-1. NMR(CDCl3)δ:1.27(3H,t,J=7.6Hz), 3.29(2H,q,J=7.6H
z), 3.56(3H,s), 4.60(2H,s), 7.19(1H,d,J=8.4Hz), 7.
44(1H,d,J=8.4Hz), 7.58(1H,t,J=8.4Hz), 7.64(2H,d,J=
8.4Hz), 7.77(2H,d,J=8.4Hz), 7.91(2H,d,J=8.8Hz), 8.
32(2H,d,J=8.8Hz).
【0261】実施例217 2−〔4−(4−ジエチルホスホノオキシベンゾイル)
ベンジルチオ〕−3,5−ジメチル−4(3H)−キナ
ゾリノン 2−〔4−(4−ヒドロキシベンゾイル)ベンジルチ
オ〕−3,5−ジメチル−4(3H)−キナゾリノン
(268mg)、ジエチルホスホノクロリダート(0.1
6ml)、トリエチルアミン(0.28ml)のテトラヒド
ロフラン(8ml)溶液を室温で14時間撹拌した。反応
液を濃縮し残渣を酢酸エチルに溶解させ、水で洗浄し乾
燥後濃縮して、ヘキサンから結晶化させて無色固体の表
題化合物(270mg)を得た。 IR(KBr)ν:1683, 1556, 1471, 1270, 1031 cm-1. NMR(CDCl3)δ:1.37(3H,t,J=7.1Hz), 1.38(3H,t,J=7.0H
z), 2.85(3H,s), 3.55(3H,s), 4.23(2H,q,J=7.1Hz), 4.
27(2H,q,J=7.0Hz), 4.60(2H,s), 7.16(1H,d,J=7.6Hz),
7.32(2H,d,J=8.0Hz), 7.44(1H,d,J=7.8Hz), 7.53(1H,d,
J=7.2Hz), 7.61(2H,d,J=8.2Hz), 7.75(2H,d,J=8.4Hz),
7.81(7H,d,J=8.4Hz).
【0262】実施例218 3,5−ジメチル−2−〔4−〔4−(2−ジメチルア
ミノエトキシ)ベンゾイル〕ベンジルチオ〕−4(3
H)−キナゾリノン塩酸塩 2−〔4−(4−ヒドロキシベンゾイル)ベンジルチ
オ〕−3,5−ジメチル−4(3H)−キナゾリノン
(306mg)、ジメチルアミノエチルクロリド塩酸塩
(218mg)、炭酸カリウム(316mg)のジメチルホ
ルムアミド(5ml)溶液を80℃で20時間撹拌させ
た。反応液を濃縮し残渣を酢酸エチルに溶解させ、水で
洗浄し乾燥後、塩酸酢酸エチル溶液を加え、生じた塩酸
塩の沈殿物をろ取して無色固体の表題化合物(193m
g)を得た。 IR(KBr)ν:1641, 1600, 1473, 1303, 1170, 808 cm-1. NMR(DMSO-d6)δ:2.76(3H,s), 2.87(6H,s), 3.46(3H,
s), 3.56(2H,m), 4.47(2H,m), 4.65(2H,s), 7.14(2H,d,
J=8.8Hz), 7.21(1H,d,J=7.6Hz), 7.47(1H,d,J=8.2Hz),
7.58-7.82(7H,m).
【0263】実施例219 2−〔4−(4−アセトキシベンゾイル〕ベンジルチ
オ〕−3,5−ジメチル−4(3H)−キナゾリノン 3,5−ジメチル−2−メルカプト−4(3H)−キナ
ゾリノン(917mg)、4−(4−アセトキシベンゾイ
ル)ベンジルブロミド(1.785g)、1規定水酸化
ナトリウム水溶液(4.5ml)のメタノール(20ml)
溶液を室温で4時間撹拌させた。反応液を濃縮しクロロ
ホルムで抽出し、水で洗浄、乾燥後濃縮し、得られた残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/
酢酸エチル=6/1)にて精製して無色固体の表題化合
物(4.26mg)を得た。 IR(KBr)ν:1754, 1670, 1652, 1558, 1471, 1303, 119
3 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.34(3H,s), 2.85(3H,s), 3.55(3H,s),
4.59(2H,s), 7.15(1H,d,J=7.6Hz), 7.21(2H,d,J=8.4H
z), 7.44(1H,d,J=7.4Hz), 7.50-7.64(3H,m), 7.77(2H,
d,J=8.2Hz), 7.83(2H,d,J=8.8Hz).
【0264】実施例220 3,5−ジメチル−2−〔4−(4−ヒドロキシベンゾ
イル)ベンジルチオ〕−4(3H)−キナゾリノン 3,5−ジメチル−2−メルカプト−4(3H)−キナ
ゾリノン(952mg)、4−(4−t−ブチルジメチル
シリルオキシベンゾイル)ベンジルブロミド(2.90
g)、1規定水酸化ナトリウム水溶液(4.6ml)のメ
タノール(20ml)溶液を室温で4時間撹拌させた。反
応液を濃縮しクロロホルムで抽出し、水で洗浄、乾燥後
濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(ヘキサン/酢酸エチル=19/1)にて精製し
た。得られた2−〔4−(4−t−ブチルジメチルシリ
ルオキシベンゾイル)ベンジルチオ〕−3,5−ジメチ
ル−4(3H)−キナゾリノンをテトラヒドロフラン
(15ml)に溶解させ、テトラブチルアンモニウムフル
オリドの1Mテトラヒドロフラン溶液(3.8ml)を加
え、室温で1時間撹拌させた。反応液に水を加え生じた
沈殿物をろ取し、水で洗浄後乾燥して無色固体の表題化
合物(1.332g)を得た。 IR(KBr)ν:1652, 1604, 1556, 1471, 1309, 1039 c
m-1. NMR(DMSO-d6)δ:2.75(3H,s), 3.45(3H,s), 4.63(2H,
s), 6.87(2H,d,J=8.7Hz),7.21(1H,d,J=7.3Hz), 7.46(1
H,d,J=7.3Hz), 7.57-7.72(7H,m).
【0265】実施例221 2−〔4−(4−ベンジルオキシベンゾイル〕ベンジル
チオ〕−3,5−ジメチル−4(3H)−キナゾリノン 2−〔4−(4−ヒドロキシベンゾイル)ベンジルチ
オ〕−3,5−ジメチル−4(3H)−キナゾリノン
(395mg)、ベンジルブロミド(0.13ml)、炭酸カリ
ウム(408mg)のジメチルホルムアミド(5ml)溶液を
60℃で1時間撹拌させた。反応液を濃縮し残渣を酢酸
エチルに溶解させ、水で洗浄し乾燥後濃縮して、酢酸エ
チルから再結晶して無色固体の表題化合物(346mg)
を得た。 IR(KBr)ν:1683, 1598, 1560, 1469, 1172, 1093 c
m-1. NMR(CDCl3)δ:2.85(3H,s), 3.55(3H,s), 4.60(2H,s),
5.15(2H,s), 7.03(2H,d,J=8.9Hz), 7.16(1H,d,J=7.2H
z), 7.34-7.64(9H,m), 7.73(2H,d,J=8.4Hz), 7.81(2H,
d,J=8.9Hz).
【0266】実施例222 3,5−ジメチル−2−〔4−〔4−(2−ピロリジノ
エトキシ)ベンゾイル〕ベンジルチオ〕−4(3H)−
キナゾリノン塩酸塩 2−〔4−(4−ヒドロキシベンゾイル)ベンジルチ
オ〕−3,5−ジメチル−4(3H)−キナゾリノン
(384mg)、1−(2−クロロエチル)ピロリジン塩
酸塩(181mg)、炭酸カリウム(414mg)のジメチ
ルホルムアミド(5ml)溶液を60℃で62時間撹拌さ
せた。反応液を濃縮し残渣を酢酸エチルに溶解させ、水
で洗浄し乾燥後、塩酸酢酸エチル溶液を加え、生じた塩
酸塩の沈殿物をろ取して無色固体の表題化合物(227
mg)を得た。 IR(KBr)ν:1675, 1600, 1554, 1471, 1307, 1172, 109
3 cm-1. NMR(DMSO-d6)δ:1.78-2.12(4H,m), 2.75(3H,s), 3.02-
3.24(2H,m), 3.46(3H,s), 3.50-3.68(4H,m), 4.43(2H,
t,J=5.0Hz), 4.65(2H,s), 7.15(2H,d,J=8.8Hz), 7.22(1
H,d,J=8.0Hz), 7.47(1H,d,J=7.8Hz), 7.58-7.82(7H,m).
【0267】実施例223 3,5−ジメチル−2−〔4−〔4−(2−ピペリジノ
エトキシ)ベンゾイル〕ベンジルチオ〕−4(3H)−
キナゾリノン塩酸塩 2−〔4−(4−ヒドロキシベンゾイル)ベンジルチ
オ〕−3,5−ジメチル−4(3H)−キナゾリノン
(399mg)、1−(2−クロロエチル)ピペリジン塩
酸塩(185mg)、炭酸カリウム(392mg)のジメチ
ルホルムアミド(5ml)溶液を60℃で62時間撹拌さ
せた。反応液を濃縮し残渣を酢酸エチルに溶解させ、水
で洗浄し乾燥後、塩酸酢酸エチル溶液を加え、生じた塩
酸塩の沈殿物をろ取して無色固体の表題化合物(368
mg)を得た。 IR(KBr)ν:1675, 1598, 1554, 1309, 1147, 1093 c
m-1. NMR(DMSO-d6)δ:1.76-1.96(6H,m), 2.75(3H,s), 2.90-
3.16(2H,m), 3.64(3H,s), 3.20-3.70(4H,m), 4.49(2H,
t,J=4.4Hz), 4.65(2H,s), 7.14(2H,d,J=8.8Hz), 7.21(1
H,d,J=6.8Hz), 7.47(1H,d,J=7.4Hz), 7.58-7.80(7H,m).
【0268】実施例224 3,5−ジメチル−2−〔4−〔4−(2−モルホリノ
エトキシ)ベンゾイル〕ベンジルチオ〕−4(3H)−
キナゾリノン塩酸塩 2−〔4−(4−ヒドロキシベンゾイル)ベンジルチ
オ〕−3,5−ジメチル−4(3H)−キナゾリノン
(366mg)、4−(2−クロロエチル)モルホリン塩
酸塩(192mg)、炭酸カリウム(356mg)のジメチ
ルホルムアミド(5ml)溶液を60℃で62時間撹拌さ
せた。反応液を濃縮し残渣を酢酸エチルに溶解させ、水
で洗浄し乾燥後、塩酸酢酸エチル溶液を加え、生じた塩
酸塩の沈殿物をろ取して無色固体の表題化合物(337
mg)を得た。 IR(KBr)ν:1683, 1600, 1558, 1471, 1305, 1172, 109
5 cm-1. NMR(DMSO-d6)δ:2.75(3H,s), 3.08-3.68(9H,m), 3.70-
4.08(4H,m), 4.53(2H,t,J=4.5Hz), 4.65(2H,s), 7.15(2
H,d,J=9.0Hz), 7.21(1H,d,J=7.2Hz), 7.47(1H,d,J=8.0H
z), 7.58-7.81(7H,m).
【0269】実施例225 3,5−ジメチル−2−〔4−〔4−(3−ジメチルア
ミノプロポキシ)ベンゾイル〕ベンジルチオ〕−4(3
H)−キナゾリノン塩酸塩 2−〔4−(4−ヒドロキシベンゾイル)ベンジルチ
オ〕−3,5−ジメチル−4(3H)−キナゾリノン
(311mg)、3−ジメチルアミノプロピルクロリド塩
酸塩(249mg)、炭酸カリウム(322mg)のジメチ
ルホルムアミド(5ml)溶液を60℃で18時間撹拌さ
せた。反応液を濃縮し残渣を酢酸エチルに溶解させ、水
で洗浄し乾燥後、塩酸酢酸エチル溶液を加え、生じた塩
酸塩の沈殿物をろ取して無色固体の表題化合物(185
mg)を得た。 IR(KBr)ν:1675, 1558, 1471, 1305, 1172 cm-1. NMR(DMSO-d6)δ:2.18(2H,m), 2.76(3H,s), 2.81(6H,
s), 3.24(2H,m), 3.46(3H,s), 4.17(2H,m), 4.65(2H,
s), 7.08(2H,d,J=8.2Hz), 7.23(1H,d,J=8.2Hz), 7.48(1
H,d,J=7.8Hz), 7.58-7.82(7H,m).
【0270】実施例226 2−〔4−〔4−(2−アセトキシエトキシ)ベンゾイ
ル〕ベンジルチオ〕−3,5−ジメチル−4(3H)−
キナゾリノン 3,5−ジメチル−2−メルカプト−4(3H)−キナ
ゾリノン(1.888g)、4−〔4−(アセトキシエ
トキシ)ベンゾイル〕ベンジルブロミド(3.895
g)、1規定水酸化ナトリウム水溶液(14.3ml)の
メタノール(30ml)溶液を室温で30分間撹拌させ
た。反応液を濃縮しクロロホルムで抽出し、水で洗浄、
乾燥後濃縮し、得られた残渣を酢酸エチルから再結晶し
て無色固体の表題化合物(2.597g)を得た。 IR(KBr)ν:1737, 1668, 1600, 1554, 1174, 1085 c
m-1. NMR(CDCl3)δ:2.13(3H,s), 2.85(3H,s), 3.55(3H,s),
4.25(2H,m), 4.46(2H,m), 4.60(2H,s), 6.97(2H,d,J=9.
0Hz), 7.15(1H,d,J=6.6Hz), 7.45(1H,d,J=6.8Hz), 7.50
-7.64(3H,m), 7.73(2H,d,J=8.2Hz), 7.82(2H,d,J=8.8H
z).
【0271】実施例227 3,5−ジメチル−2−〔4−〔4−(2−ヒドロキシ
エトキシ)ベンゾイル〕ベンジルチオ〕−4(3H)−
キナゾリノン 2−〔4−〔4−(2−アセトキシエトキシ)ベンゾイ
ル〕ベンジルチオ〕−3,5−ジメチル−4(3H)−
キナゾリノン(1.75g)と1規定水酸化ナトリウム
水溶液(15ml)のメタノール(50ml)ジクロロメタ
ン(25ml)溶液を室温で3時間撹拌させた。反応液か
らジクロロメタンで抽出し、乾燥濃縮後得られた残渣を
酢酸エチルから再結晶して無色固体の表題化合物(1.
278g)を得た。 IR(KBr)ν:1683, 1600, 1553, 1471, 1305, 1093 c
m-1. NMR(CDCl3)δ:2.85(3H,s), 3.55(3H,s), 4.02(2H,m),
4.17(2H,t,J=4.4Hz), 4.60(2H,s), 6.98(2H,d,J=8.8H
z), 7.15(1H,d,J=6.6Hz), 7.45(1H,d,J=6.6Hz), 7.52-
7.63(3H,m), 7.73(2H,d,J=8.4Hz), 7.82(2H,d,J=8.8H
z).
【0272】実施例228 3,5−ジメチル−2−〔4−〔4−(N,N−ジメチ
ルカルバモイルオキシ)ベンゾイル〕ベンジルチオ〕−
4(3H)−キナゾリノン 2−〔4−(4−ヒドロキシベンゾイル)ベンジルチ
オ〕−3,5−ジメチル−4(3H)−キナゾリノン
(478mg)、ジメチルカルバモイルクロリド(0.1
5ml)、炭酸カリウム(315mg)のジメチルホルムア
ミド(7ml)溶液を50℃で48時間撹拌させた。反応
液を濃縮し残渣を酢酸エチルに溶解させ、水で洗浄し乾
燥後濃縮して、酢酸エチルから再結晶して無色固体の表
題化合物(346mg)を得た。 IR(KBr)ν:1733, 1670, 1602, 1562, 1471, 1160, 109
1 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.85(3H,s), 3.04(3H,s), 3.13(3H,s),
3.55(3H,s), 4.59(2H,s), 7.15(1H,d,J=7.0Hz), 7.23(2
H,d,J=8.8Hz), 7.44(1H,d,J=8.2Hz), 7.50-7.64(3H,m),
7.77(2H,d,J=8.2Hz), 7.81(2H,d,J=8.8Hz).
【0273】実施例229 3,5−ジメチル−2−〔4−〔4−〔4−(4−ホル
ミルピペラジニルカルボニル)ベンジルオキシ〕ベンゾ
イル〕ベンジルチオ〕−4(3H)−キナゾリノン 2−〔4−(4−ヒドロキシベンゾイル)ベンジルチ
オ〕−3,5−ジメチル−4(3H)−キナゾリノン
(402mg)、1−(4−クロロメチルベンゾイル)−4
−ホルミルピペラジン(354mg)、炭酸カリウム(26
1mg)のジメチルホルムアミド(5ml)溶液を室温で2
4時間撹拌させた。反応液を濃縮し残渣を酢酸エチルに
溶解させ、水で洗浄し乾燥後濃縮して、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(酢酸エチル)で精製して無色固
体の表題化合物(310mg)を得た。 IR(KBr)ν:1670, 1600, 1558, 1456, 1307, 1172 c
m-1. NMR(CDCl3)δ:2.85(3H,s), 3.35-3.80(8H,m), 3.55(3
H,s), 4.60(2H,s), 5.19(2H,s), 7.02(2H,d,J=8.9Hz),
7.15(1H,d,J=7.2Hz), 7.42-7.61(8H,m), 7.73(2H,d,J=
8.3Hz), 7.82(2H,d,J=8.9Hz), 8.12(1H,s).
【0274】実施例230 2−〔4−〔4−(4−ベンジルオキシベンジルオキ
シ〕ベンゾイル〕ベンジルチオ〕−3,5−ジメチル−
4(3H)−キナゾリノン 2−〔4−(4−ヒドロキシベンゾイル)ベンジルチ
オ〕−3,5−ジメチル−4(3H)−キナゾリノン
(309mg)、4−ベンジルオキシベンジルクロリド
(224mg)、炭酸カリウム(295mg)のジメチルホ
ルムアミド(5ml)溶液を室温で14時間撹拌させた。
反応液を濃縮し残渣をクロロホルムに溶解させ、水で洗
浄し乾燥後濃縮して、クロロホルム/酢酸エチルから再
結晶して無色固体の表題化合物(355mg)を得た。 IR(KBr)ν:1683, 160 , 1552, 1456, 1305, 1172, 109
3 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.85(3H,s), 3.55(3H,s), 4.59(2H,s),
5.07(2H,s), 5.09(2H,s), 7.00(2H,d,J=8.6Hz), 7.01(2
H,d,J=8.8Hz), 7.15(1H,d,J=7.2Hz), 7.32-7.62(11H,
m), 7.73(2H,d,J=8.3Hz), 7.81(2H,d,J=8.8Hz).
【0275】実施例231 3,5−ジメチル−2−〔4−〔4−(4−ピコリルオ
キシ〕ベンゾイル〕ベンジルチオ〕−4(3H)−キナ
ゾリノン 2−〔4−(4−ヒドロキシベンゾイル)ベンジルチ
オ〕−3,5−ジメチル−4(3H)−キナゾリノン
(369mg)、4−ピコリルクロリド塩酸塩(144m
g)、炭酸カリウム(350mg)のジメチルホルムアミ
ド(5ml)溶液を室温で3日間撹拌させた。反応液を濃
縮し残渣を酢酸エチルに溶解させ、水で洗浄し乾燥後濃
縮して、酢酸エチル/クロロホルムから再結晶して無色
固体の表題化合物(99mg)を得た。 IR(KBr)ν:1670, 1600, 1554, 1471, 1305, 1170, 109
3 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.85(3H,s), 3.55(3H,s), 4.60(2H,s),
5.18(2H,s), 7.01(2H,d,J=8.9Hz), 7.15(1H,d,J=6.8H
z), 7.37(2H,d,J=5.4Hz), 7.44(1H,d,J=8.0Hz), 7.50-
7.64(3H,m), 7.73(2H,d,J=8.2Hz), 7.82(2H,d,J=8.9H
z), 8.65(2H,d,J=5.4Hz).
【0276】実施例232 3,5−ジメチル−2−〔4−〔4−〔2−(4−メチ
ルピペラジニル)エトキシ〕ベンゾイル〕ベンジルチ
オ〕−4(3H)−キナゾリノン2塩酸塩 2−〔4−〔4−(2−クロロエトキシ〕ベンゾイル〕
ベンジルチオ〕−3,5−ジメチル−4(3H)−キナ
ゾリノン(173mg)とメチルピペラジン(0.12m
l)のジメチルホルムアミド(5ml)溶液を100℃で
15時間撹拌させた。反応液を濃縮し残渣を酢酸エチル
に溶解させ、水で洗浄後乾燥し、塩酸酢酸エチル溶液を
加え、生じた塩酸塩の沈殿物をろ取し、乾燥して無色固
体の表題化合物(122mg)を得た。 IR(KBr)ν:1670, 1600, 1558, 1471, 1307, 1172, 109
3, 929 cm-1. NMR(DMSO-d6)δ:2.76(3H,s), 3.46(3H,s), 2.80-3.70
(13H,m), 4.16-4.40(2H,m), 4.65(2H,s), 7.10(2H,d,J=
8.4Hz), 7.22(1H,d,J=7.4Hz), 7.47(1H,d,J=7.8Hz), 7.
58-7.80(7H,m).
【0277】実施例233 2−〔4−〔4−(2−クロロエトキシ)ベンゾイル〕
ベンジルチオ〕−3,5−ジメチル−4(3H)−キナ
ゾリノン 3,5−ジメチル−2−〔4−〔4−(2−ヒドロキシ
エトキシ)ベンゾイル〕ベンジルチオ〕−4(3H)−
キナゾリノン(651mg)の四塩化炭素(15ml)懸濁液
に、トリフェニルホスフィン(476mg)を加え40時間
還流させた。反応液を濃縮し残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(ジクロロメタン)で精製し、酢酸エ
チルから再結晶して無色固体の表題化合物(391mg)を
得た。 IR(KBr)ν:1670, 1600, 1554, 1307, 1174, 1093, 696
cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.85(3H,s), 3.55(3H,s), 3.85(2H,t,J=
5.9Hz), 4.31(2H,t,J=5.9Hz), 4.60(2H,s), 6.97(2H,d,
J=8.9Hz), 7.15(1H,d,J=7.0Hz), 7.44(1H,d,J=8.2Hz),
7.50-7.64(3H,m), 7.73(2H,d,J=8.4Hz), 7.82(2H,d,J=
8.9Hz).
【0278】実施例234 3,5−ジメチル−2−〔4−(4−フェナシルオキシ
ベンゾイル)ベンジルチオ〕−4(3H)−キナゾリノ
ン 2−〔4−(4−ヒドロキシベンゾイル)ベンジルチ
オ〕−3,5−ジメチル−4(3H)−キナゾリノン
(413mg)、フェナシルブロミド(315mg)、炭酸
カリウム(436mg)のジメチルホルムアミド(7ml)
溶液を室温で15時間撹拌させた。反応液を濃縮し残渣
をクロロホルムに溶解させ、水で洗浄し乾燥後濃縮し
て、クロロホルム/酢酸エチルから再結晶して無色固体
の表題化合物(313mg)を得た。 IR(KBr)ν:1708, 1675, 1594, 1560, 1471, 1176, 109
3 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.85(3H,s), 3.54(3H,s), 4.59(2H,s),
5.38(2H,s), 6.98(2H,d,J=8.8Hz), 7.14(1H,d,J=7.0H
z), 7.40-7.67(7H,m), 7.72(2H,d,J=8.4Hz), 7.80(2H,
d,J=8.8Hz), 8.01(2H,m).
【0279】実施例235 3,5−ジメチル−2−〔4−〔4−〔2−(4−ピペ
リジノピペリジノ)エトキシ〕ベンゾイル〕ベンジルチ
オ〕−4(3H)−キナゾリノン2塩酸塩 2−〔4−〔4−(2−クロロエトキシ)ベンゾイル〕
ベンジルチオ〕−3,5−ジメチル−4(3H)−キナ
ゾリノン(375mg)と4−ピペリジノピペリジン(4
34mg)のジメチルホルムアミド(5ml)溶液を100
℃で7時間撹拌させた。反応液を濃縮し残渣を酢酸エチ
ルに溶解させ、水で洗浄後乾燥濃縮して、塩酸酢酸エチ
ル溶液を加え、生じた塩酸塩の沈殿物をろ取し乾燥して
無色固体の表題化合物(368mg)を得た。 IR(KBr)ν:1670, 1598, 1558, 1457, 1307, 1172, 109
3 cm-1. NMR(DMSO-d6)δ:2.76(3H,s), 3.46
(3H,s), 1.80−3.80(21H,m),
4.50(2H,brs),4.66(2H,s),
7.15(2H,d,J=8.8Hz), 7.22
(1H,d,J=7.4Hz), 7.48(1H,
d,J=7.6Hz),7.58−7.83(7H,
m).
【0280】実施例236 3,5−ジメチル−2−〔4−〔4−〔2−(2−ジメ
チルアミノエチルアミノ)エトキシ〕ベンゾイル〕ベン
ジルチオ〕−4(3H)−キナゾリノン2塩酸塩 2−〔4−〔4−(2−クロロエトキシ)ベンゾイル〕
ベンジルチオ〕−3,5−ジメチル−4(3H)−キナ
ゾリノン(237mg)と2−ジメチルアミノエチルア
ミン(1.1ml)のジメチルホルムアミド(5ml)溶液
を100℃で7時間撹拌させた。反応液を濃縮し残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン
/メタノール/アンモニア水=9/1/0.1)にて精
製し、塩酸酢酸エチル溶液で塩酸塩として無色固体の表
題化合物(104mg)を得た。 IR(KBr)ν:1652, 1600, 1558, 1457, 1305, 1172 c
m-1. NMR(DMSO-d6)δ:2.75(3H,s), 2.85(6H,brs), 3.30-3.6
0(9H,m), 4.36-4.46(2H,brs), 4.65(2H,s), 7.10-7.25
(3H,m), 7.46(1H,d,J=8.0Hz), 7.56-7.84(7H,m),9.58-
9.82(1H,br).
【0281】実施例237 3,5−ジメチル−2−〔4−〔4−(4−フェニルフ
ェナシルオキシ)ベンゾイル〕ベンジルチオ〕−4(3
H)−キナゾリノン 2−〔4−(4−ヒドロキシベンゾイル)ベンジルチ
オ〕−3,5−ジメチル−4(3H)−キナゾリノン
(398mg)、4−フェニルフェナシルブロミド(29
0mg)、炭酸カリウム(440mg)のジメチルホルムア
ミド(7ml)溶液を室温で72時間撹拌させた。反応液
を濃縮し残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ジクロロメタン/エーテル=10/1)で精製し、ク
ロロホルム/酢酸エチルから再結晶して無色固体の表題
化合物(217mg)を得た。 IR(KBr)ν:1675, 1600, 1558, 1471, 1305, 1093 c
m-1. NMR(CDCl3)δ:2.85(3H,s), 3.55(3
H,s), 4.59(2H,s), 5.41(2
H,s), 7.01(2H,d,J=9.0Hz),
7.15(1H,d,J=7.0Hz), 7.41
−7.78(13H,m), 7.81(2H,d,J
=9.0Hz), 8.09(2H,d,J=8.6H
z).
【0282】実施例238 3,5−ジメチル−2−〔4−〔4−〔2−(2−モル
ホリノエチルアミノ)エトキシ〕ベンゾイル〕ベンジル
チオ〕−4(3H)−キナゾリノン2塩酸塩 2−〔4−〔4−(2−クロロエトキシ)ベンゾイル〕
ベンジルチオ〕−3,5−ジメチル−4(3H)−キナ
ゾリノン(165mg)と4−(2−アミノエチル)モ
ルホリン(543mg)のジメチルホルムアミド(7ml)
溶液を100℃で7時間撹拌させた。反応液を濃縮し残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメ
タン/メタノール/アンモニア水=9/1/0.1)に
て精製し、塩酸酢酸エチル溶液で塩酸塩として無色固体
の表題化合物(101mg)を得た。 IR(KBr)ν:1646, 1602, 1558, 1307, 1174, 1147, 110
8 cm-1. NMR(DMSO-d6)δ:2.75(3H,s), 3.45(3H,s), 3.00-4.80
(16H,m), 7.10-7.26(3H,m), 7.47(1H,d,J=8.0Hz), 7.58
-7.82(7H,m).
【0283】実施例239 3,5−ジメチル−2−〔4−〔4−〔2−〔N−〔2
−(2−ピリジル)エチル)−N−メチルアミノ〕エト
キシ〕ベンゾイル〕ベンジルチオ〕−4(3H)−キナ
ゾリノン2塩酸塩 2−〔4−〔4−(2−クロロエトキシ)ベンゾイル〕
ベンジルチオ〕−3,5−ジメチル−4(3H)−キナ
ゾリノン(381mg)、2−(2−メチルアミノエチ
ル)ピリジン(0.17ml)、トリエチルアミン(0.
33ml)のジメチルホルムアミド(7ml)溶液を100
℃で21時間撹拌させた。反応液を濃縮し残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタ
ノール/アンモニア水=9/1/0.1)にて精製し、
塩酸酢酸エチル溶液で塩酸塩として無色固体の表題化合
物(256mg)を得た。 IR(KBr)ν:1662, 1600, 1556, 1307, 1174, 1110 c
m-1. NMR(DMSO-d6)δ:2.75(3H,s), 2.97(3H,s), 3.45(3H,
s), 3.46-4.20(6H,m), 4.56(2H,brs), 4.64(2H,s), 7.0
8-7.24(3H,m), 7.46(1H,d,J=8.4Hz), 7.56-7.80(7H,m),
7.87(1H,t,J=6.6Hz), 7.99(1H,d,J=7.8Hz), 8.45(1H,
t,J=7.8Hz), 8.82(1H,d,J=5.4Hz).
【0284】実施例240 3,5−ジメチル−2−〔4−〔4−〔4−(4−メチ
ルピペラジニルカルボニル)ベンジルオキシ〕ベンゾイ
ル〕ベンジルチオ〕−4(3H)−キナゾリノン塩酸塩 2−〔4−(4−ヒドロキシベンゾイル)ベンジルチ
オ〕−3,5−ジメチル−4(3H)−キナゾリノン
(406mg)、1−(4−クロロメチルベンゾイル)−
4−メチルピペラジン塩酸塩(1.119g)、炭酸カ
リウム(739mg)のジメチルホルムアミド(10ml)
溶液を室温で40時間撹拌させた。反応液を濃縮し残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタ
ン/メタノール=9/1)で精製し、塩酸酢酸エチル溶
液で塩酸塩として無色固体の表題化合物(86mg)を得
た。 IR(KBr)ν:1652, 1600, 1558, 1471, 1307, 1172, 109
3 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.28-2.58(4H,m), 2.33(3H,s), 2.85(3
H,s), 3.38-3.60(2H,m),3.54(3H,s), 3.64-3.90(2H,m),
4.59(2H,s), 5.17(2H,s), 7.01(2H,d,J=8.8Hz),7.14(1
H,d,J=7.0Hz), 7.40-7.62(8H,m), 7.72(2H,d,J=8.0Hz),
7.81(1H,d,J=8.8Hz).
【0285】実施例241 6−エチル−7−メチル−1−〔4−〔4−(2−モル
ホリノエトキシ)ベンゾイル〕ベンジル〕イミダゾ
〔1,2−a〕ピリミジン−5(1H)−オン塩酸塩 6−エチル−1−〔4−(4−ヒドロキシベンゾイル)
ベンジル〕−7−メチルイミダゾ〔1,2−a〕ピリミ
ジン−5(1H)−オン(136mg)、4−(2−クロ
ロエチル)モルホリン塩酸塩(154mg)、炭酸カリウ
ム(205mg)のジメチルホルムアミド(7ml)溶液を
100℃で6時間撹拌させた。反応液を濃縮し残渣を酢
酸エチルに溶解させ、水で洗浄後乾燥して、塩酸酢酸エ
チル溶液を加え生じた塩酸塩の沈殿物をろ取し乾燥して
無色固体の表題化合物(132mg)を得た。 IR(KBr)ν:1699, 1652, 1598, 1176 cm-1. NMR(CDCl3)δ:1.15(3H,t,J=7.4Hz), 2.63(2H,q,J=7.4H
z), 2.80(3H,s), 2.96-3.21(2H,m), 3.44-3.70(4H,m),
4.01(2H,d,J=12.0Hz), 4.30(2H,t,J=12.4Hz), 4.72(2H,
m), 6.20(2H,s), 6.98(2H,d,J=8.8Hz), 7.10(1H,d,J=2.
2Hz), 7.58-7.84(7H,m).
【0286】実施例242 6−エチル−1−〔4−(4−ヒドロキシベンゾイル)
ベンジル〕−7−メチルイミダゾ〔1,2−a〕ピリミ
ジン−5(1H)−オン 6−エチル−7−メチルイミダゾ〔1,2−a〕ピリミ
ジン−5(1H)−オン(3.93g)、4−(4−t
−ブチルジメチルシリルオキシベンゾイル)ベンジルブ
ロミド(14.79g)、炭酸カリウム(5.97g)
のジメチルホルムアミド(25ml)ジメチルスルホキシ
ド(25ml)溶液を室温で20時間撹拌させた。反応液
を濃縮し酢酸エチルで抽出し、水で洗浄、乾燥後濃縮
し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(ジクロロメタン/メタノール=9/1)にて精製
し、エタノール/酢酸エチルから再結晶して無色固体の
表題化合物(909mg)を得た。 IR(KBr)ν:150 , 1596, 1456, 1168 cm-1. NMR(DMSO-d6)δ:1.03(3H,t,J=7.2Hz), 2.34(3H,s), 2.
52(2H,q,J=7.2Hz), 5.38(2H,s), 6.88(2H,d,J=8.6Hz),
7.45(2H,d,J=8.2Hz), 7.58-7.71(6H,m), 10.44(1H,s).
【0287】実施例243 6−エチル−7−メチル−1−〔4−〔4−(4−ピコ
リルオキシ)ベンゾイル〕ベンジル〕イミダゾ〔1,2
−a〕ピリミジン−5(1H)−オン塩酸塩 6−エチル−1−〔4−(4−ヒドロキシベンゾイル)
ベンジル〕−7−メチルイミダゾ〔1,2−a〕ピリミ
ジン−5(1H)−オン(126mg)、4−ピコリルク
ロリド塩酸塩(154mg)、炭酸カリウム(274mg)
のジメチルホルムアミド(7ml)溶液を室温で17時間
撹拌させた。反応液を濃縮し残渣を酢酸エチルに溶解さ
せ、水で洗浄し乾燥後濃縮して、シリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(クロロホルム/メタノール=19/
1)で精製し、塩酸酢酸エチル溶液で塩酸塩として無色
固体の表題化合物(140mg)を得た。 IR(KBr)ν:1704, 1652, 1598, 1457, 1174, 929 cm-1. NMR(DMSO-d6)δ:1.04(3H,t,J=7.2Hz), 2.46-2.62(5H,
m), 5.46(2H,s), 5.61(2H,s), 7.21(2H,d,J=8.6Hz), 7.
50(2H,d,J=8.0Hz), 7.62-7.88(6H,m), 8.11(2H,d,J=6.6
Hz), 8.96(2H,d,J=6.6Hz).
【0288】実施例244 3−メチル−2−〔4−〔4−(2−モルホリノエトキ
シ)ベンゾイル〕ベンジルオキシ〕−4H−ピリド
〔1,2−a〕ピリミジン−4−オン塩酸塩 2−〔4−(4−ヒドロキシベンゾイル)ベンジルオキ
シ〕−3−メチル−4H−ピリド〔1,2−a〕ピリミ
ジン−4−オン(104mg)、4−(2−クロロエチ
ル)モルホリン塩酸塩(90mg)、炭酸カリウム(17
9mg)のジメチルホルムアミド(7ml)溶液を100℃
で20時間撹拌させた。反応液を濃縮し残渣を酢酸エチ
ルに溶解させ、水で洗浄後乾燥濃縮し、塩酸酢酸エチル
溶液を加え生じた塩酸塩をろ取し、乾燥して無色固体の
表題化合物(24mg)を得た。 IR(KBr)ν:1670, 1600, 1481, 1170, 927 cm-1. NMR(DMSO-d6)δ:2.09(3H,s), 3.10-4.08(10H,m), 4.52
(2H,m), 5.64(2H,s), 7.16(2H,d,J=8.6Hz), 7.34(1H,d
t,J=7.0,1.4Hz), 7.56-7.84(7H,m), 7.95(1H,m),8.97(1
H,d,J=7.2Hz).
【0289】実施例245 3−メチル−2−〔4−〔4−(4−ピコリルオキシ)
ベンゾイル〕ベンジルオキシ〕−4H−ピリド〔1,2
−a〕ピリミジン−4−オン塩酸塩 2−〔4−(4−ヒドロキシベンゾイル)ベンジルオキ
シ〕−3−メチル−4H−ピリド〔1,2−a〕ピリミ
ジン−4−オン(96mg)、4−ピコリルクロリド塩酸
塩(89mg)、炭酸カリウム(178mg)のジメチルホ
ルムアミド(7ml)溶液を室温で13時間撹拌させた。
反応液を濃縮し残渣を酢酸エチルに溶解させ、水で洗浄
し乾燥後濃縮して、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(ジクロロメタン/メタノール=20/1)で精製
し、塩酸酢酸エチル溶液で塩酸塩として無色固体の表題
化合物(87mg)を得た。 IR(KBr)ν:1666, 1598, 1461, 1172, 929 cm-1. NMR(DMSO-d6)δ:2.09(3H,s), 5.60(2H,s), 5.63(2H,
s), 7.22(2H,d,J=8.8Hz),7.33(1H,t,J=6.9Hz), 7.56-7.
86(7H,m), 7.93(1H,t,J=7.4Hz), 8.09(2H,t,J=5.8Hz),
8.95(3H,m).
【0290】実施例246 2−〔4−(6−クロロニコチノイル)〕ベンジルチ
オ〕−3−メチル−4H−ピリド〔1,2−a〕ピリミ
ジン−4−オン 2−メルカプト−3−メチル−4H−ピリド〔1,2−
a〕ピリミジン−4−オン(599mg)、4−(6−ク
ロロニコチノイル)ベンジルブロミド(1.179
g)、炭酸カリウム(1.148g)のジメチルホルム
アミド(40ml)溶液を室温で2時間撹拌させた。反応
液を濃縮し残渣を酢酸エチルに溶解させ、水で洗浄し乾
燥後濃縮して、テトラヒドロフラン/酢酸エチルから再
結晶して無色固体の表題化合物(367mg)を得た。 IR(KBr)ν:1672, 1577, 1461, 1103, 925, 765 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.09(3H,s), 4.65(2H,s), 7.31(1H,td,J
=7.0,1.4Hz), 7.65-7.80(6H,m), 7.93(1H,m), 8.14(1H,
dd,J=8.2,2.4Hz), 8.69(1H,d,J=3.4Hz), 8.89(1H,d,J=
7.0Hz).
【0291】実施例247 3−メチル−2−〔4−〔6−(4−ピペリジノピペリ
ジノ)ニコチノイル〕ベンジルチオ〕−4H−ピリド
〔1,2−a〕ピリミジン−4−オン3塩酸塩 2−〔4−(6−クロロニコチノイル)ベンジルチオ〕
−3−メチル−4H−ピリド〔1,2−a〕ピリミジン
−4−オン(287mg)、4−ピペリジノピペリジン
(137mg)、炭酸カリウム(194mg)のジメチルホ
ルムアミド(10ml)溶液を80℃で24時間撹拌させ
た。反応液を濃縮し残渣をクロロホルムに溶解させ、水
で洗浄し乾燥後濃縮して、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(クロロホルム/メタノール=9/1)で精製
し、塩酸酢酸エチルで塩酸塩にして無色固体の表題化合
物(28mg)を得た。 IR(KBr)ν:1693, 1639, 1006, 765 cm-1. NMR(CDCl3)δ:1.40-2.14(8H,m), 2.19(3H,s), 2.32-2.
46(2H,m), 2.96-3.16(2H,m), 3.26-3.76(5H,m), 4.44-
4.60(2H,m), 4.68(2H,s), 7.32(1H,td,J=6.3,1.6Hz),
7.54(1H,d,J=9.7Hz), 7.66-7.80(5H,m), 7.94(1H,m),
8.27(1H,d,J=2.2Hz),8.36(1H,dd,J=7.0,2.2Hz), 8.97(1
H,d,J=6.3Hz).
【0292】実施例248 3−メチル−2−〔4−〔4−(4−フェニルピペラジ
ニルメチル)ベンゾイル〕ベンジルチオ〕−4H−ピリ
ド〔1,2−a〕ピリミジン−4−オン 2−メルカプト−3−メチル−4H−ピリド〔1,2−
a〕ピリミジン−4−オン(298mg)、4,4’−ビ
ス(ブロモメチル)ベンゾフェノン(934mg)、フェ
ニルピペラジン塩酸塩(402mg)、炭酸カリウム(8
50mg)のジメチルホルムアミド(30ml)溶液を室温
で10時間撹拌させた。反応液を濃縮し残渣をクロロホ
ルムに溶解させ、水で洗浄し乾燥後濃縮して、シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=
1/1)で精製して、無色固体の表題化合物(146m
g)を得た。 IR(KBr)ν:1695, 1602, 1465, 1141, 763 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.24(3H,s), 2.64(4H,m), 3.22(4H,m),
3.64(2H,s), 4.61(2H,s), 6.80-6.97(3H,m), 7.08(1H,t
d,J=8.8,1.8Hz), 7.21-7.32(2H,m), 7.43-7.62(5H,m),
7.66(1H,m), 7.76(4H,d,J=8.4Hz), 9.00(1H,d,J=7.0H
z).
【0293】実施例249 2−〔4−(4−ヒドロキシベンゾイル〕ベンジルチ
オ〕−3−メチル−4H−ピリド〔1,2−a〕ピリミ
ジン−4−オン 2−メルカプト−3−メチル−4H−ピリド〔1,2−
a〕ピリミジン−4−オン(292mg)、4−(4−t
−ブチルジメチルシリルオキシベンゾイル)ベンジルブ
ロミド(843mg)、炭酸カリウム(443mg)のメタ
ノール(10ml)テトラヒドロフラン(10ml)水(2
ml)溶液を室温で48時間撹拌させた。反応液を濃縮し
て得られた残渣を酢酸エチル、水で洗浄し、メタノール
/テトラヒドロフラン/酢酸エチルから再結晶して淡黄
色固体の表題化合物(276mg)を得た。 IR(KBr)ν:1660, 1600, 1556, 1452, 765 cm-1. NMR(DMSO-d6)δ:2.10(3H,s), 4.63(2H,s), 6.46(2H,d,
J=8.8Hz), 7.31(1H,td,J=6.9,1.6Hz), 7.44-7.62(6H,
m), 7.70(1H,m), 7.94(1H,m), 8.90(1H,m).
【0294】実施例250 3−メチル−2−〔4−〔4−(2−モルホリノエトキ
シ)ベンゾイル〕ベンジルチオ〕−4H−ピリド〔1,
2−a〕ピリミジン−4−オン 2−〔4−(4−ヒドロキシベンゾイル)ベンジルチ
オ〕−3−メチル−4H−ピリド〔1,2−a〕ピリミ
ジン−4−オン(214mg)、4−(2−クロロエチ
ル)モルホリン塩酸塩(157mg)、炭酸カリウム(2
47mg)のジメチルホルムアミド(7ml)溶液を80℃
で4時間撹拌させた。反応液を濃縮し残渣を酢酸エチル
に溶解させ、水で洗浄後乾燥して、塩酸酢酸エチル溶液
を加え生じた塩酸塩の沈殿物をろ取乾燥して、無色固体
の表題化合物(182mg)を得た。 IR(KBr)ν:1658, 1600, 1463, 1172, 1143 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.10(3H,s), 3.10-4.07(10H,m), 4.51(2
H,s), 4.65(2H,s), 7.14(2H,d,J=7.0Hz), 7.32(1H,m),
7.58-7.82(7H,m), 7.94(1H,m), 8.89(1H,d,J=7.0Hz).
【0295】実施例251 3−メチル−2−〔4−(4−ヒドロキシベンゾイル)
ベンジルオキシ〕−4H−ピリド〔1,2−a〕ピリミ
ジン−4−オン 2−ヒドロキシ−3−メチル−4H−ピリド〔1,2−
a〕ピリミジン−4−オン(3.158g)、4−(4
−t−ブチルジメチルシリルオキシベンゾイル)ベンジ
ルブロミド(12.24g)、炭酸カリウム(5.07
g)のジメチルホルムアミド(50ml)溶液を室温で2
4時間撹拌させた。反応液を濃縮し得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/酢
酸エチル=1/2)にて精製し、クロロホルム/メタノ
ール/酢酸エチルから再結晶して無色固体の表題化合物
(325mg)を得た。 IR(KBr)ν:1646, 1604, 1575, 1475, 1170, 929 cm-1. NMR(DMSO-d6)δ:2.09(3H,s), 5.62(2H,s), 6.89(2H,d,
J=8.8Hz), 7.33(1H,dt,J=7.0,1.6Hz), 7.54-7.80(7H,
m), 7.94(1H,m), 8.96(1H,d,J=6.8Hz).
【0296】実施例252 7−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−3−
エチル−2−メチルチオ−7H−ピロロ〔2,3−d〕
ピリミジン−4−オン アルゴン雰囲気下、2−メチルチオ−7H−ピロロ
〔2,3−d〕ピリミジン−4(3H)−オン(1.8
2g)をDMF(60ml)に加温溶解した。次いで、無
水炭酸カリウム(1.38g)とヨウ化エチル(1.2
ml)を加え55℃、3.5時間撹拌した。不溶物を濾去
し、減圧下溶媒留去して得られた残渣にメタノールを加
え、超音波を用いて微細化した。この物を濾取し、水、
メタノール、エーテル洗浄後、乾燥すると3−エチル−
2−メチルチオ−7H−ピロロ〔2,3−d〕ピリミジ
ン−4−オンと4−エトキシ−2−メチルチオ−7H−
ピロロ〔2,3−d〕ピリミジンの混合物(55:4
5;1.34g)が得られた。この物はこれ以上精製す
る事なく次の反応に用いた。アルゴン雰囲気下、上記混
合物(1.14g)を乾燥DMF(10ml)に溶解し、
次いで乾燥DME(1,2−ジメトキシエタン;40m
l)を加え、さらに60%油性水素化ナトリウム(25
0mg)を添加した。30分撹拌した後、4−(4−クロ
ロベンゾイル)ベンジルブロミド(2.19g)のDM
E(10ml)溶液を滴下した。室温15時間撹拌後、酢
酸エチルと飽和食塩水を加え、有機層を無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した。減圧下、溶媒留去して得られた残渣を
フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;酢
酸エチル:ヘキサン;1:4)で精製することにより7
−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−4−エ
トキシ−2−メチルチオ−7H−ピロロ〔2,3−d〕
ピリミジン(725mg)と表題化合物(994mg)を得
た。1 H-NMR(CDCl3)δ:1.46(3H,t,J=7.0Hz), 2.60(3H,s),
4.59(2H,q,J=7.0Hz), 5.45(2H,s), 6.50(1H,d,J=3.4H
z), 6.87(1H,d,J=3.4Hz), 7.30(2H,d,J=8.2Hz), 7.45(2
H,d,J=8.4Hz), 7.72(2H,d,J=8.4Hz), 7.73(2H,d,J=8.2H
z).
【0297】実施例253 7−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−2−
メチルチオ−3−プロピル−7H−ピロロ〔2,3−
d〕ピリミジン−4−オン アルゴン雰囲気下、2−メチルチオ−7H−ピロロ
〔2,3−d〕ピリミジン−4(3H)−オン(0.9
1g)をDMF(30ml)に加温溶解した。次いで、無
水炭酸カリウム(0.691g)とヨウ化プロピル
(0.729ml)を加え60℃、4時間撹拌した。不溶
物を濾去し、減圧下溶媒留去して得られた残渣にメタノ
ールを加え、超音波を用いて微細化した。この物を濾取
し、水、メタノール、エーテル洗浄後、乾燥すると2−
メチルチオ−3−プロピル−7H−ピロロ〔2,3−
d〕ピリミジン−4−オンと2−メチルチオ−4−プロ
ポキシ−7H−ピロロ〔2,3−d〕ピリミジンの混合
物(45:55;603mg)が得られた。この物はこれ
以上精製する事なく次の反応に用いた。アルゴン雰囲気
下、上記混合物(538mg)を乾燥DME(10ml)に
溶解し、次いで60%油性水素化ナトリウム(106m
g)を添加した。30分撹拌した後、4−(4−クロロ
ベンゾイル)ベンジルブロミド(966mg)のDME
(2ml)溶液を滴下した。室温13時間撹拌後、酢酸エ
チルと飽和食塩水を加え、有機層を無水硫酸ナトリウム
で乾燥した。減圧下、溶媒留去して得られた残渣をフラ
ッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;酢酸エ
チル:ヘキサン;1:4)で精製することにより7−
〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−2−メチ
ルチオ−4−プロポキシ−7H−ピロロ〔2,3−d〕
ピリミジン(353mg)と表題化合物(360mg)を得
た。1 H-NMR(CDCl3)δ:1.01(3H,t,J=7.2Hz), 1.70-1.89(2H,
m), 2.57(3H,s), 4.11(2H,t,J=7.2Hz), 5.36(2H,s), 6.
65(1H,d,J=3.4Hz), 6.75(1H,d,J=3.4Hz), 7.32(2H,d,J=
8.4Hz), 7.45(2H,d,J=8.6Hz), 7.73(2H,d,J=8.6Hz), 7.
74(2H,d,J=8.4Hz).
【0298】実施例254 3−アセトキシエチル−7−〔4−(4−クロロベンゾ
イル)ベンジル〕−2−メチルチオ−7H−ピロロ
〔2,3−d〕ピリミジン−4−オン アルゴン雰囲気下、2−メチルチオ−7H−ピロロ
〔2,3−d〕ピリミジン−4(3H)−オン(1.8
2g)をDMF(60ml)に加温溶解した。次いで、無
水炭酸カリウム(2.07g)と酢酸ブロモエチル
(3.34g)を加え70℃、7時間撹拌した。不溶物
を濾去し、減圧下溶媒留去して得られた残渣にメタノー
ルを加え、超音波を用いて微細化した。この物を濾取
し、水、メタノール、エーテル洗浄後、乾燥すると3−
アセトキシエチル−2−メチルチオ−7H−ピロロ
〔2,3−d〕ピリミジン−4−オンと4−アセトキシ
エトキシ−2−メチルチオ−7H−ピロロ〔2,3−
d〕ピリミジンの混合物(1:2;1.71g)が得ら
れた。この物はこれ以上精製する事なく次の反応に用い
た。アルゴン雰囲気下、上記混合物(1.34g)を乾
燥DME(30ml)に溶解し、次いで60%油性水素化
ナトリウム(220mg)を添加した。30分撹拌した
後、4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルブロミド
(2.02g)のDME(2ml)溶液を滴下した。室温
15時間撹拌後、酢酸エチルと飽和食塩水を加え、有機
層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下、溶媒留去
して得られた残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィ
ー(シリカゲル;酢酸エチル:ヘキサン;1:4→3:
7)で精製することにより4−アセトキシエトキシ−7
−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−2−メ
チルチオ−7H−ピロロ〔2,3−d〕ピリミジン(9
00mg)と表題化合物(460mg)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:2.06(3H,s), 2.58(3H,s), 4.43(4H,
s), 5.37(2H,s), 6.66(1H,d,J=3.6Hz), 6.77(1H,d,J=3.
6Hz), 7.32(2H,d,J=8.4Hz), 7.46(2H,d,J=8.6Hz),7.73
(2H,d,J=8.6Hz), 7.75(2H,d,J=8.4Hz).
【0299】実施例255 7−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−3−
ヒドロキシエチル−2−メチルチオ−7H−ピロロ
〔2,3−d〕ピリミジン−4−オン 3−アセトキシエチル−7−〔4−(4−クロロベンゾ
イル)ベンジル〕−2−メチルチオ−7H−ピロロ
〔2,3−d〕ピリミジン−4−オン(410mg)をメ
タノール(8ml)とDME(4ml)に溶解し、1規定水
酸化ナトリウム水溶液(1.64ml)を加え、2時間撹
拌した。1規定塩酸(1.64ml)を用いて中和後、沈
殿物を濾取し、水、メタノール、エーテル洗浄した。こ
の物を乾燥することにより表題化合物(295mg)を得
た。1 H-NMR(CDCl3)δ:2.59(3H,s), 2.98(1H,t,J=5.4Hz),
3.99(2H,q,J=5.4Hz), 4.43(2H,t,J=5.4Hz), 5.38(2H,
s), 6.67(1H,d,J=3.4Hz), 6.79(1H,d,J=3.4Hz), 7.32(2
H,d,J=7.8Hz), 7.46(2H,d,J=8.2Hz), 7.74(2H,d,J=8.6H
z), 7.75(2H,d,J=8.4Hz).
【0300】実施例256 7−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−3−
メチル−7H−ピロロ〔2,3−d〕ピリミジン−4−
オン 7−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−3−
メチル−2−メチルチオ−7H−ピロロ〔2,3−d〕
ピリミジン−4−オン(221mg)をDME(15m
l)、エタノール(1.5ml)に溶解し、酢酸(185m
g)を加えたあと40℃に加温した。TLC(博層クロ
マトグラフィー)にて原料が消滅するまでラネーNi を
加えた。触媒を濾去し、減圧下溶媒を留去して得られた
残渣を酢酸エチルに溶解後、飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液、ついで飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、減圧下溶媒留去し放置することにより結
晶が析出した。この物を濾取しエタノール、ヘキサン洗
浄後、乾燥することにより表題化合物(149mg)を得
た。1 H-NMR(CDCl3)δ:3.61(3H,s), 5.42
(2H,s), 6.76(1H,d,J=3.4H
z), 6.88(1H,d,J=3.4Hz),
7.27(2H,d,J=8.4Hz), 7.45
(2H,d,J=8.4Hz), 7.72(2H,
d,J=8.4Hz), 7.73(2H,d,J=
8.4Hz), 7.90(1H,s).
【0301】実施例257 7−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−3−
エチル−7H−ピロロ〔2,3−d〕ピリミジン−4−
オン 7−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−3−
エチル−2−メチルチオ−7H−ピロロ〔2,3−d〕
ピリミジン−4−オン(221mg)をDME(15m
l)、エタノール(1.5ml)に溶解し、酢酸(185m
g)を加えたあと40℃に加温した。TLC(博層クロ
マトグラフィー)にて原料が消滅するまでラネーNi を
加えた。触媒を濾去し、減圧下溶媒を留去して得られた
残渣を酢酸エチルに溶解後、飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液、ついで飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、減圧下溶媒留去し放置することにより結
晶が析出した。この物を濾取しエタノール、ヘキサン洗
浄後、乾燥することにより表題化合物(141mg)を得
た。1 H-NMR(CDCl3)δ:1.41(3H,t,J=7.2Hz), 4.09(2H,q,J=
7.2Hz), 5.42(2H,s), 6.76(1H,d,J=3.4Hz), 6.87(1H,d,
J=3.4Hz), 7.28(2H,d,J=8.4Hz), 7.45(2H,d,J=8.4Hz),
7.73(2H,d,J=8.4Hz), 7.74(2H,d,J=8.4Hz), 7.89(1H,
s).
【0302】実施例258 7−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−3−
プロピル−7H−ピロロ〔2,3−d〕ピリミジン−4
−オン アルゴン雰囲気下、3−プロピル−7H−ピロロ〔2,
3−d〕ピリミジン−4−オン(249mg)を乾燥DM
E(6ml)に溶解し、氷冷撹拌下、60%油性水素化ナ
トリウム(62mg)を添加した。30分撹拌し、4−
(4−クロロベンゾイル)ベンジルブロミド(564m
g)の乾燥DME(2ml)溶液を加え室温に戻した後、
2時間撹拌した。減圧下溶媒を留去し、残渣を酢酸エチ
ルに溶解し、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥後、溶媒を減圧濃縮し、フラッシュカラムクロ
マト精製(シリカゲル;21g;ヘキサン:酢酸エチ
ル;4:1→3:2)することにより無色粉末として表
題化合物(507mg)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:0.99(3H,t,J=7.4Hz), 1.74-1.93(2H,
m), 3.99(2H,t,J=7.4Hz), 5.42(2H,s), 6.76(1H,d,J=3.
4Hz), 6.87(1H,d,J=3.4Hz), 7.28(2H,d,J=8.6Hz), 7.45
(2H,d,J=8.6Hz), 7.73(2H,d,J=8.4Hz), 7.74(2H,d,J=8.
4Hz), 7.87(1H,s).
【0303】実施例259 7−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−3−
イソプロピル−7H−ピロロ〔2,3−d〕ピリミジン
−4−オン アルゴン雰囲気下、3−イソプロピル−7H−ピロロ
〔2,3−d〕ピリミジン−4−オン(89mg)を乾燥
DME(2ml)に溶解し、氷冷撹拌下、60%油性水素
化ナトリウム(22mg)を添加した。30分撹拌し、4
−(4−クロロベンゾイル)ベンジルブロミド(201
mg)の乾燥DME(1ml)溶液を加え室温に戻した後、
2時間撹拌した。減圧下溶媒を留去し、残渣を酢酸エチ
ルに溶解し、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥後、溶媒を減圧濃縮し、フラッシュカラムクロ
マト精製(シリカゲル;12g;ヘキサン:酢酸エチ
ル;4:1→3:2)することにより無色粉末として表
題化合物(181mg)を得た。 1 H-NMR(CDCl3)δ:1.47(6H,d,J=7.0Hz), 5.30(1H,q,J=
7.0Hz), 5.42(2H,s), 6.76(1H,d,J=3.4Hz), 6.88(1H,d,
J=3.4Hz), 7.29(2H,d,J=8.8Hz), 7.45(2H,d,J=8.8Hz),
7.73(2H,d,J=8.4Hz), 7.74(2H,d,J=8.4Hz), 7.95(1H,
s).
【0304】実施例260 2−〔4−(4−フルオロベンゾイル)ベンジル〕チオ
−6−メチル−チアゾロ〔4,5−d〕ピリダジン−7
(6H)オン 5−アミノ−4−クロロ−2−メチル−3(2H)−ピ
リダジノン(638mg)をDMF(10ml)に溶解し、
60%水素化ナトリウム(384mg)を加え、室温で1
0分間撹拌した。続いて二硫化炭素(365mg)を加
え、80℃で1時間撹拌した。さらに4−(4−フルオ
ロベンゾイル)ベンジルブロミド(1.4g)を加え、
室温で1時間撹拌した。反応液を酢酸エチル−THFで
抽出し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。これを濃縮した後、残渣を
シリカゲルクロマト(ヘキサン−酢酸エチル(1:1))
で精製し、白色粉末1.2gを得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:3.88(3H,s), 4.66(2H,s), 7.17(2H,d
d,J=8.8 and 8.8Hz), 7.57(2H,d,J=8.2Hz), 7.76(2H,d,
J=8.2Hz), 7.84(2H,dd,J=8.8 and 5.6Hz), 8.34(1H,s).
【0305】実施例261 2−〔2−〔4−(4−クロロベンゾイル)フェニル〕
ビニル〕−3,5−ジメチル−4(3H)−キナゾリノ
ン 2,3,5−トリメチル−4(3H)−キナゾリノン
(376mg)と4−(4−クロロベンゾイル)ベンズア
ルデヒド(1.1g)の混合物に無水酢酸(0.5ml)
を加え、140℃で2時間撹拌した。反応液を濃縮した
後、残渣をジエチルエーテルで洗浄し、乾燥し、黄色粉
末504mlを得た。1 H-NMR(DMSO-d6)δ:2.81(3H,s), 3.68(3H,s), 7.27(1
H,d,J=7.8Hz), 7.54(1H,d,J=7.8Hz), 7.63(1H,d,J=15.2
Hz), 7.66(1H,dd,J=7.8 and 7.8Hz), 7.66(2H,d,J=8.4H
z), 7.80(2H,d,J=8.4Hz), 7.81(2H,d,J=8.4Hz), 7.97(1
H,d,J=15.2Hz), 8.02(2H,d,J=8.4Hz).
【0306】実施例262 2−〔2−〔4−(4−クロロベンゾイル)フェニル〕
エチル〕−3,5−ジメチル−4(3H)−キナゾリノ
ン 2−〔2−〔4−(4−クロロベンゾイル)フェニル〕
ビニル〕−3,5−ジメチル−4(3H)−キナゾリノ
ン(104mg)をTHF−酢酸エチル−メタノール(2:
1:1)(20ml)に溶解し、10%Pd/C(50%含
水)(10mg)を加え、水素雰囲気下室温で2時間撹拌し
た。触媒を濾去し、濾液を濃縮した後、残渣を酢酸エチ
ル−メタノールで洗浄し、乾燥し、白色粉末53mgを得
た。1 H-NMR(CDCl3)δ:2.88(3H,s), 3.05
−3.18(2H,m), 3.25−3.38(2
H,m), 3.56(3H,s), 7.18−7.
30(2H,m), 7.43(2H,d,J=8.6
Hz), 7.46(2H,d,J=8.6Hz),
7.54(1H,dd,J=7.6 and 7.6H
z), 7.74(4H,d,J=8.6Hz).
【0307】実施例263 3,5−ジメチル−2−〔2−〔4−(4−トリフルオ
ロメチルベンゾイル)フェニル〕ビニル〕−4(3H)
−キナゾリノン 2,3,5−トリメチル−4(3H)−キナゾリノン
(508mg)と4−(4−トリフルオロメチルベンゾ
イル)ベンズアルデヒド(751mg)の混合物に無水酢
酸(1.0ml)を加え、140℃で2時間撹拌した。反
応液を濃縮した後、残渣をn−ヘキサン−ジエチルエー
テルで洗浄し、乾燥し、黄色粉末898mgを得た。1 H-NMR(DMSO-d6)δ:2.81(3H,s), 3.69(3H,s), 7.26(1
H,d,J=7.6Hz), 7.53(1H,d,J=7.6Hz), 7.63(1H,d,J=15.8
Hz), 7.65(1H,dd,J=7.6 and 7.6Hz), 7.84(2H,d,J=8.4H
z), 7.96(4H,s), 7.97(1H,d,J=15.8Hz), 8.02(2H,d,J=
8.4Hz).
【0308】実施例264 3,5−ジメチル−2−〔2−〔4−(4−トリフルオ
ロメチルベンゾイル)フェニル〕エチル〕−4(3H)
−キナゾリノン 3,5−ジメチル−2−〔2−〔4−(4−トリフルオ
ロメチルベンゾイル)フェニル〕ビニル〕−4(3H)
−キナゾリノン(897mg)をTHF−酢酸エチル−メ
タノール(1:1:1)(60ml)に溶解し、10%P
d/C(50%含水)(179mg)を加え、水素雰囲気
下室温で2時間撹拌した。触媒を濾去し、濾液を濃縮し
た後、残渣をシリカゲルカラムクロマト(n−ヘキサン
−酢酸エチル(2:1))で精製し、さらに酢酸エチル−
メタノールから再結晶し、白色粉末307mgを得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:2.88(3H,s), 3.06-3.19(2H,m), 3.24
-3.38(2H,m), 3.56(3H,s), 7.19-7.30(2H,m), 7.45(2H,
d,J=8.4Hz), 7.54(1H,dd,J=7.4 and 7.4Hz), 7.75(2H,
d,J=8.2Hz), 7.77(2H,d,J=8.4Hz), 7.88(2H,d,J=8.2H
z).
【0309】実施例265 2−〔2−〔4−(4−アセトキシベンゾイル)フェニ
ル〕ビニル〕−3,5−ジメチル−4(3H)−キナゾ
リノン 2,3,5−トリメチル−4(3H)−キナゾリノン
(376mg)と4−(4−アセトキシベンゾイル)ベン
ズアルデヒド(537mg)の混合物に無水酢酸(0.5
ml)を加え、140℃で2時間撹拌した。反応液を濃縮
した後、残渣をn−ヘキサン−ジエチルエーテルで洗浄
し、乾燥し、黄色粉末653mgを得た。1 H-NMR(DMSO-d6)δ:2.33(3H,s), 2.80(3H,s), 3.68(3
H,s), 7.25(1H,d,J=7.6Hz), 7.35(2H,d,J=8.6Hz), 7.52
(1H,d,J=7.6Hz), 7.60(1H,d,J=15.0Hz), 7.64(1H,dd,J=
7.6 and 7.6Hz), 7.81(2H,d,J=8.2Hz), 7.84(2H,d,J=8.
6Hz), 7.96(1H,d,J=15.0Hz), 8.00(2H,d,J=8.2Hz).
【0310】実施例266 3,5−ジメチル−2−〔2−〔4−(4−ヒドロキシ
ベンゾイル)フェニル〕エチル〕−4(3H)−キナゾ
リノン 2−〔2−〔4−(4−アセトキシベンゾイル)フェニ
ル〕ビニル〕−3,5−ジメチル−4(3H)−キナゾ
リノン(631mg)をTHF−酢酸エチル−メタノール
(1:1:1)(50ml)に溶解し、10%Pd/C
(50%含水)(126mg)を加え、水素雰囲気下室温
で2時間撹拌した。触媒を濾去し、濾液を濃縮した後、
残渣をエタノール(10ml)に懸濁し、1N水酸化ナト
リウム水溶液(2.9ml)を加え、室温で2時間撹拌し
た。反応液を濃縮した後、残渣を水(20ml)に懸濁
し、1N塩酸(2.9ml)を加えて中和した。析出物を
濾取し、水洗し、乾燥して白色粉末538mgを得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:2.88(3H,s), 3.05-3.19(2H,m), 3.23
-3.36(2H,m), 3.58(3H,s), 6.91(2H,d,J=8.4Hz), 7.18-
7.32(2H,m), 7.38(2H,d,J=8.4Hz), 7.58(1H,dd,J=7.6 a
nd 7.6Hz), 7.72(2H,d,J=8.4Hz), 7.78(2H,d,J=8.4Hz).
【0311】実施例267 3,5−ジメチル−2−〔2−〔4−〔4−(2−ジメ
チルアミノエトキシ)ベンゾイル〕フェニル〕エチル〕
−4(3H)−キナゾリノン塩酸塩 3,5−ジメチル−2−〔2−〔4−(4−ヒドロキシ
ベンゾイル)フェニル〕エチル〕−4(3H)−キナゾ
リノン(534mg)をDMF(10ml)に溶解し、2−
ジメチルアミノエチルクロリド(695mg)、炭酸カリ
ウム(677mg)を加え、80℃で4時間撹拌した。反
応液を濃縮した後、酢酸エチルで抽出し、有機層を水、
飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。20mlまで濃縮した有機層に1N塩酸(2ml)を
加え、水で抽出した。水層に飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水
で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。これを1
0mlまで濃縮した後、4N塩化水素/酢酸エチル(0.
5ml)を加えた。析出物を濾取し、水洗、乾燥して白色
粉末240mgを得た。1 H-NMR(DMSO-d6)δ:2.79(3H,s), 2.85(3H,s), 2.88(3
H,s), 3.16-3.37(4H,m),3.55(3H,s), 3.51-3.61(2H,m),
4.44-4.44(2H,m), 7.16(2H,d,J=8.8Hz), 7.31(1H,d,J=
7.2Hz), 7.52-7.62(2H,m), 7.62(2H,d,J=8.8Hz), 7.66
(2H,d,J=8.4Hz), 7.77(2H,d,J=8.4Hz).
【0312】実施例268 2−〔2−〔4−(6−クロロニコチノイル)フェニ
ル〕ビニル〕−3,5−ジメチル−4(3H)−キナゾ
リノン 2,3,5−トリメチル−4(3H)−キナゾリノン
(1.1g)と4−(6−クロロニコチノイル)ベンズ
アルデヒド(1.5g)の混合物に無水酢酸(2ml)を
加え、140℃で2時間撹拌した。反応液を濃縮した
後、残渣をトルエン−ジエチルエーテルで洗浄し、乾燥
し、黄色粉末1.4gを得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:2.90(3H,s), 3.74(3H,s), 7.20-7.30
(1H,m), 7.24(1H,d,J=15.6Hz), 7.51(1H,d,J=8.4Hz),
7.58-7.61(2H,m), 7.76(2H,d,J=8.4Hz), 7.87(2H,d,J=
8.4Hz), 8.02(1H,d,J=15.6Hz), 8.12(1H,dd,J=2.6 and
8.4Hz), 8.79(1H,d,J=2.6Hz).
【0313】実施例269 3,5−ジメチル−2−〔2−〔4−〔6−(2−ジメ
チルアミノエトキシ)ニコチノイル〕フェニル〕ビニ
ル〕−4(3H)−キナゾリノン 2−ジメチルアミノエタノール(53mg)をDMF(3
ml)に溶解し、60%水素化ナトリウム(29mg)を加
え、室温で10分間撹拌した。続いて2−〔2−〔4−
(6−クロロニコチノイル)フェニル〕ビニル〕−3,
5−ジメチル−4(3H)−キナゾリノン(208mg)
を加え、室温で2時間撹拌した。反応液を酢酸エチルで
抽出し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。10mlまで濃縮した有機層
に1N塩酸(2ml)を加え、水層を抽出した。水層に飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出
し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。これを濃縮乾固し、黄色粉末169mgを
得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:2.35(6H,s), 2.75(2H,t,J=5.7Hz),
2.90(3H,s), 3.73(3H,s),4.52(2H,t,J=5.7Hz), 6.91(1
H,d,J=8.7Hz), 7.18-7.28(1H,m), 7.23(1H,d,J=15.3H
z), 7.57-7.60(2H,m), 7.73(2H,d,J=8.3Hz), 7.84(2H,
d,J=8.3Hz), 8.01(1H,d,J=15.3Hz), 8.11(1H,dd,J=2.4
and 8.7Hz), 8.62(1H,d,J=2.4Hz).
【0314】実施例270 3,5−ジメチル−2−〔2−〔4−〔6−(2−ジメ
チルアミノエトキシ)ニコチノイル〕フェニル〕エチ
ル〕−4(3H)−キナゾリノン2塩酸塩 3,5−ジメチル−2−〔2−〔4−〔6−(2−ジメ
チルアミノエトキシ)ニコチノイル〕フェニル〕ビニ
ル〕−4(3H)−キナゾリノン(167mg)を酢酸エ
チル−メタノール−酢酸(10:10:1)(10.5
ml)に溶解し、10%Pd/C(50%含水)(34m
g)を加え、水素雰囲気下室温で2時間撹拌した。触媒
を濾去し、濾液を濃縮した後、残渣に飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽
和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。
これを10mlまで濃縮した後、4N塩化水素/酢酸エチ
ル(0.1ml)を加えた。析出物を濾取し、酢酸エチル
−エタノールで洗浄し、乾燥して白色粉末85mgを得
た。1 H-NMR(DMSO-d6)δ:2.79(3H,s), 2.86(6H,s), 3.13-3.
40(4H,m), 3.56(3H,s),3.51-3.61(2H,m), 4.73(2H,t,J=
5.4Hz), 7.05(1H,d,J=8.6Hz), 7.33(1H,d,J=7.5Hz), 7.
55-7.66(2H,m), 7.60(2H,d,J=8.7Hz), 7.72(2H,d,J=8.7
Hz), 8.12(1H,dd,J=2.2 and 8.6Hz), 8.55(1H,d,J=2.2H
z).
【0315】実施例271 3,5−ジメチル−2−〔2−〔4−〔6−(4−フェ
ニル−1−ピペラジニル)ニコチノイル〕フェニル〕ビ
ニル〕−4(3H)−キナゾリノン 2−〔2−〔4−(6−クロロニコチノイル)フェニ
ル〕ビニル〕−3,5−ジメチル−4(3H)−キナゾ
リノン(333mg)をピリジン(5ml)に溶解し、フェ
ニルピペラジン(156ml)を加え、90℃で4時間撹
拌した。反応液を濃縮した後、酢酸エチルで抽出し、有
機層を水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。これを濃縮した後、残渣をシリカゲル
カラムクロマト(n−ヘキサン−酢酸エチル(1:1))
で精製し、黄色粉末(162mg)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:2.90(3H,s), 3.33(4H,t,J=5.2Hz),
3.74(3H,s), 3.92(4H,t,J=5.2Hz), 6.75(1H,d,J=9.1H
z), 6.92(1H,t,J=8.3Hz), 6.98(2H,d,J=8.3Hz), 7.18-
7.26(1H,m), 7.21(1H,d,J=15.5Hz), 7.33(2H,d,J=8.3H
z), 7.57-7.60(2H,m),7.72(2H,d,J=8.2Hz), 7.82(2H,d,
J=8.2Hz), 8.01(1H,d,J=15.5Hz), 8.09(1H,dd,J=2.5 an
d 9.1Hz), 8.65(1H,d,J=2.5Hz).
【0316】実施例272 3,5−ジメチル−2−〔2−〔4−〔6−(4−フェ
ニル−1−ピペラジニル)ニコチノイル〕フェニル〕エ
チル〕−4(3H)−キナゾリノン2塩酸塩 3,5−ジメチル−2−〔2−〔4−〔6−(4−フェ
ニル−1−ピペラジニル)ニコチノイル〕フェニル〕ビ
ニル〕−4(3H)−キナゾリノン(160mg)をTHF
−酢酸エチル−メタノール−酢酸(10:5:5:1)
(21ml)に溶解し、10%Pd/C(50%含水)(6
4mg)を加え、水素雰囲気下室温で6時間撹拌した。触
媒を濾去し、濾液を濃縮した後、残渣に飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を
飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。これを濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマ
ト(n−ヘキサン−酢酸エチル(1:1))で精製した。
目的とする溶出画分を10mlまで濃縮した後、4N塩化
水素/酢酸エチル(0.15ml)を加えた。析出物を濾取
し、酢酸エチル−エタノールで洗浄し、乾燥して白色粉
末129mgを得た。1 H-NMR(DMSO-d6)δ:2.80(3H,s), 3.16-3.54(8H,m), 3.
60(3H,s), 3.91-4.08(4H,m), 6.99(1H,t,J=8.3Hz), 7.1
0-7.42(6H,m), 7.59-7.77(6H,m), 8.01(1H,dd,J=2.2 an
d 8.0Hz), 8.48(1H,d,J=2.2Hz).
【0317】実施例273 7−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−3−
メチル−1−プロピルキサンチン 3−メチル−7−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベン
ジル〕キサンチン(657mg)、炭酸カリウム(242
mg)、ヨウ化プロピル(427mg)のジメチルホルムア
ミド(10ml)溶液を60℃で5時間撹拌させた。反応
液を水にあけ、酢酸エチルで抽出し、水で洗浄し乾燥後
濃縮して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキ
サン/酢酸エチル=1/1)で精製し、酢酸エチルから
再結晶して無色固体の表題化合物(352mg)を得た。 IR(KBr)ν:1700, 1665, 1650 cm-1. NMR(CDCl3)δ:0.95(3H,t,J=7Hz), 1.66(2H,q,J=8Hz),
3.60(3H,s), 3.96(2H,t,J=7Hz), 5.59(2H,s), 7.42(2H,
d,J=7Hz), 7.46(2H,d,J=8Hz), 7.75(5H,m).
【0318】実施例274 1,7−ビス〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジ
ル〕−3−メチルキサンチン 3−メチルキサンチン(204mg)、炭酸カリウム(3
40mg)、4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルブロ
マイド(754mg)のジメチルホルムアミド(10ml)
溶液を60℃で5時間撹拌させた。反応液を水にあけ、
酢酸エチルで抽出し、水で洗浄し乾燥後濃縮して、シリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチ
ル=1/1)で精製し、酢酸エチル/ヘキサンから再結
晶して無色固体の表題化合物(184mg)を得た。 IR(KBr)ν:1700, 1660, 1645 cm-1. NMR(CDCl3)δ:3.61(3H,s), 5.27(2H,s), 5.61(2H,s),
7.46(7H,m), 7.67(1H,s), 7.71(9H,m).
【0319】実施例275 7−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−1−
イソプロピル−3−メチルキサンチン 3−メチル−7−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベン
ジル〕キサンチン(544mg)、炭酸カリウム(202
mg)、ヨウ化イソプロピル(356mg)のジメチルホル
ムアミド(10ml)溶液を60℃で5時間撹拌させた。
反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出し、水で洗浄し乾
燥後濃縮して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製し、アセトン
/ヘキサンから再結晶して無色固体の表題化合物(38
mg)を得た。 IR(KBr)ν:1700, 1665, 1650 cm-1. NMR(CDCl3)δ:1.50(6H,d,J=6Hz), 3.56(3H,s), 5.29(1
H,spt,J=6Hz), 5.60(2H,s), 7.49(4H,m), 7.72(1H,s),
7.76(4H,m).
【0320】実施例276 7−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−1−
ブチル−3−メチルキサンチン 3−メチル−7−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベン
ジル〕キサンチン(612mg)、炭酸カリウム(228
mg)、ヨウ化ブチル(430mg)のジメチルホルムアミ
ド(10ml)溶液を60℃で5時間撹拌させた。反応液
を水にあけ、酢酸エチルで抽出し、水で洗浄し乾燥後濃
縮して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサ
ン/酢酸エチル=1/1)で精製し、酢酸エチルから再
結晶して無色固体の表題化合物(147mg)を得た。 IR(KBr)ν:1700, 1680, 1655 cm-1. NMR(CDCl3)δ:0.95(3H,t,J=7Hz),
1.39(2H,sec,J=7Hz), 1.63
(2H,pent,J=7Hz),3.63(3H,
s), 4.01(2H,t,J=7Hz), 5.6
4(2H,s), 7.46(4H,d,J=9H
z), 7.74(5H,d,J=9Hz).
【0321】実施例277 7−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−1−
フルオロメチル−3−メチルキサンチン 3−メチル−7−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベン
ジル〕キサンチン(975mg)、水素化ナトリウム
(61mg)、フルオロブロモメタン(121mg)のジメ
チルホルムアミド(10ml)溶液を10℃で1時間撹拌
させた。反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出し、水で
洗浄し乾燥後濃縮して、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(ヘキサン/酢酸エチル=1/2)で精製し、酢
酸エチルから再結晶して無色固体の表題化合物(121
mg)を得た。 IR(KBr)ν:1715, 1665, 1650 cm-1. NMR(CDCl3)δ:3.61(3H,s), 5.58(2H,s), 6.14(2H,d,J=
50Hz), 7.43(2H,d,J=8.2Hz), 7.47(2H,d,J=8.0Hz), 7.6
8-7.81(5H,m).
【0322】実施例278 7−〔4−(4−ヒドロキシベンゾイル)ベンジル〕−
1,3−ジメチルキサンチン 1,3−ジメチルキサンチン(742mg)、炭酸カリウ
ム(569mg)、4−(4−t−ブチルジメチルシロキ
シベンゾイル)ベンジルブロマイド(2292mg)のジ
メチルホルムアミド(10ml)溶液を60℃で5時間撹
拌させた。反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出し、水
で洗浄し乾燥後濃縮して、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=1/3)で精製し、
クロロホルム/イソプロピルエーテルから再結晶して無
色固体の表題化合物(1763mg)を得た。 IR(KBr)ν:1700, 1655, 1645 cm-1. NMR(CDCl3)δ:3.42(3H,s), 3.62(3H,s), 5.59(2H,s),
6.90(2H,d,J=8.8Hz), 7.40(2H,d,J=8.3Hz), 7.68(1H,
s), 7.74(2H,d,J=8.4Hz).
【0323】実施例279 7−〔4−(6−クロロニコチノイル)ベンジル〕−
1,3−ジメチルキサンチン 1,3−ジメチルキサンチン(712mg)、炭酸カリウ
ム(578mg)、4−(6−クロロニコチノイル)ベン
ジルブロマイド(1515mg)のジメチルホルムアミド
(10ml)溶液を60℃で5時間撹拌させた。反応液を
水にあけ、酢酸エチルで抽出し、水で洗浄し乾燥後濃縮
して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン
/酢酸エチル=1/3)で精製し、クロロホルム/イソ
プロピルエーテルから再結晶して無色固体の表題化合物
(1562mg)を得た。 IR(KBr)ν:1700, 1650 cm-1. NMR(CDCl3)δ:3.40(3H,s), 3.61(3H,s), 5.61(2H,s),
7.45(1H,d,J=8.1Hz), 7.48(2H,d,J=8.1Hz), 7.67(1H,
s), 7.80(2H,d,J=8.1Hz), 8.08(1H,dd,J=2.4,8.1Hz),
8.74(1H,d,J=2.3Hz).
【0324】実施例280 7−〔4−(4−ブロモメチルベンゾイル)ベンジル〕
−1,3−ジメチルキサンチン 1,3−ジメチルキサンチン(990mg)、炭酸カリウ
ム(1348mg)、4−(4−ブロモメチルベンゾイ
ル)ベンジルブロマイド(2007mg)のジメチルホル
ムアミド(10ml)溶液を60℃で5時間撹拌させた。
反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出し、水で洗浄し乾
燥後濃縮して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ヘキサン/酢酸エチル=1/5)で精製し、酢酸エチ
ル/イソプロピルエーテルから再結晶して無色固体の表
題化合物(1021mg)を得た。 IR(KBr)ν:1700, 1650 cm-1. NMR(CDCl3)δ:3.41(3H,s), 3.61(3H,s), 4.53(2H,s),
5.60(2H,s), 7.44(4H,m), 7.66(1H,s), 7.78(4H,m).
【0325】実施例281 1.3−ジメチル−7−〔4−(4−(2−モルフォリ
ノエトキシ)ベンゾイル)ベンジル〕キサンチン 7−〔4−(4−ヒドロキシベンゾイル)ベンジル〕−
1,3−ジメチルキサンチン(170mg)、炭酸カリウ
ム(200mg)、1−クロロ−2−モルフォリノエタン
塩酸塩(87mg)のジメチルホルムアミド(10ml)溶
液を60℃で5時間撹拌させた。反応液を水にあけ、酢
酸エチルで抽出し、水で洗浄し乾燥後濃縮して、シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/酢酸エ
チル/アセトン=1/1/1)で精製し、表題化合物
(93mg)を得た。 IR(KBr)ν:1695, 1650 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.59(4H,dd,J=4.7, Hz), 2.84(2H,t,J
=7.0Hz), 3.41(3H,s), 3.61(3H,s), 3.75(4H,dd,J=4.7,
Hz,), 4.19(2H,t,J=7.0Hz), 5.59(2H,s), 6.96(2H,
d,J=9.0Hz), 7.43(2H,d,J=8.0Hz), 7.66(1H,s), 7.75(2
H,d,J=8.0Hz), 7.79(2H,d,J=9.0Hz).
【0326】実施例282 1,3−ジメチル−7−〔4−(6−(4−ピペリジノ
ピペリジノ)ニコチノイル)ベンジル〕キサンチン 7−〔4−(6−クロロニコチノイル)ベンジル〕−
1,3−ジメチルキサンチン(196mg)、4−ピペリ
ジノピペリジン(102mg)のピリジン(10ml)溶液
を60℃で5時間撹拌させた。反応液を水にあけ、酢酸
エチルで抽出し、水で洗浄し乾燥後濃縮して、シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/アセトン/
トリエチルアミン=1/1/0.1)で精製し、表題化
合物(108mg)を得た。 IR(KBr)ν:1695, 1660, 1590 cm-1. NMR(CDCl3)δ:1.4-1.6(7H,m,br), 1.8-2.0(6H,m,br),
2.56(4H,m,br), 2.95(2H,m), 3.42(3H,s), 3.61(3H,s),
4.56(2H,m), 5.58(2H,s), 6.68(1H,d,J=9.1Hz),7.41(2
H,d,J=8.1Hz), 7.65(1H,s), 7.74(2H,d,J=8.1Hz), 8.00
(1H,dd,J=2.4,9.1Hz), 8.54(1H,d,J=2.4Hz).
【0327】実施例283 1,3−ジメチル−7−〔4−(4−フェニルピペラジ
ニルメチルベンゾイル)ベンジル〕キサンチン 7−〔4−(4−ブロモメチルベンゾイル)ベンジル〕
−1,3−ジメチルキサンチン(232mg)、炭酸カリ
ウム(109mg)、1−フェニルピペラジン(92mg)
のジメチルホルムアミド(10ml)溶液を60℃で5時
間撹拌させた。反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出
し、水で洗浄し乾燥後濃縮して、シリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン/トリエチルア
ミン=3/1/0.1)で精製し、クロロホルム/イソ
プロピルエーテルから再結晶して無色固体の表題化合物
(20mg)を得た。 IR(KBr)ν:1695, 1650 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.64(4H,t,J=5.0Hz), 3.22(4H,t,J=5.0H
z), 3.41(3H,s), 3.61(3H,s), 3.65(2H,s), 5.60(2H,
s), 6.91(3H,m), 7.27(2H,m), 7.42(2H,d,J=8.2Hz), 7.
48(2H,d,J=8.2Hz), 7.66(1H,s), 7.76(2H,d,J=8.2Hz),
7.81(2H,d,J=8.2Hz).
【0328】実施例284 7−〔4−(4−メチルベンゾイル)ベンジル〕−1,
3−ジメチルキサンチン 1,3−ジメチルキサンチン(99mg)、炭酸カリウム
(135mg)、4−(4−メチルベンゾイル)ベンジル
ブロミド(201mg)のジメチルホルムアミド(10m
l)溶液を60℃で5時間撹拌させた。反応液を水にあ
け、酢酸エチルで抽出し、水で洗浄し乾燥後濃縮して、
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸
エチル=1/5)で精製し、酢酸エチル/イソプロピル
エーテルから再結晶して無色固体の表題化合物(98m
g)を得た。 IR(KBr)ν:1700, 1655 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.44(3H,s), 3.41(3H,s), 3.60(3H,s),
5.59(2H,s), 7.27(2H,d,J=8.2Hz), 7.41(2H,d,J=8.2H
z), 7.68(1H,s), 7.69(2H,d,J=8.2Hz), 7.77(2H,d,J=8.
2Hz).
【0329】実施例285 7−〔4−(4−フルオロベンゾイル)ベンジルオキ
シ〕−3,6−ジメチル−5H−チアゾロ〔3,2−
a〕ピリミジン−5−オン 3,6−ジメチル−7−ヒドロキシ−5H−チアゾロ
〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン(514mg)と炭
酸カリウム(741mg)のジメチルホルムアミド(10
ml)溶液に、4−(4−フルオロベンゾイル)ベンジル
ブロミド(782mg)を加え、反応液を80℃で2時間
撹拌させた。反応液を濃縮し、残渣に水/酢酸エチルを
加え、酢酸エチルで抽出して、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=2:1)で精製
し、酢酸エチルから再結晶して無色固体の表題化合物
(76mg)を得た。 IR(KBr)ν:1640, 1590, 1385, 1340, 1300, 1270, 124
5, 1145 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.05(3H,s), 2.82(3H,d,J=1.2Hz), 5.50
(2H,s), 6.35(1H,d,J=1.2Hz), 7.17(2H,t,J=8.6Hz), 7.
45(2H,d,J=8.1Hz), 7.79(2H,d,J=8.1Hz), 7.86(2H,dd,J
=5.5,8.6Hz).
【0330】実施例286 7−〔4−(4−メトキシベンゾイル)ベンジルオキ
シ〕−3,6−ジメチル−5H−チアゾロ〔3,2−
a〕ピリミジン−5−オン 3,6−ジメチル−7−ヒドロキシ−5H−チアゾロ
〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン(537mg)と炭
酸カリウム(745mg)のジメチルホルムアミド(10
ml)溶液に、4−(4−メトキシベンゾイル)ベンジル
ブロミド(970mg)を加え、反応液を80℃で2時間
撹拌させた。反応液を濃縮し、残渣に水/酢酸エチルを
加え、酢酸エチルで抽出して、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=2:1)で精製
し、酢酸エチルから再結晶して無色固体の表題化合物
(106mg)を得た。 IR(KBr)ν:1660, 1645, 1595, 1570, 1490 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.05(3H,s), 2.82(3
H,s), 3.90(3H,s), 5.49(2
H,s), 6.35(1H,s), 6.97(2
H,d,J=8.5Hz), 7.52(2H,d,J
=8.4Hz), 7.78(2H,d,J=8.4H
z), 7.84(2H,d,J=8.5Hz).
【0331】実施例287 7−〔4−(4−ニトロベンゾイル)ベンジルオキシ〕
−3,6−ジメチル−5H−チアゾロ〔3,2−a〕ピ
リミジン−5−オン 3,6−ジメチル−7−ヒドロキシ−5H−チアゾロ
〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン(537mg)と
炭酸カリウム(618mg)のジメチルホルムアミド(1
0ml)溶液に、4−(4−ニトロベンゾイル)ベンジル
ブロミド(909mg)を加え、反応液を80℃で2時間
撹拌させた。反応液を濃縮し、残渣に水/酢酸エチルを
加え、酢酸エチルで抽出して、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=2:1)で精製
し、酢酸エチルから再結晶して無色固体の表題化合物
(105mg)を得た。 IR(KBr)ν:1665, 1515, 1500 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.05(3H,s), 2.82(3H,s), 5.51(2H,s),
6.36(1H,s), 7.57(2H,d,J=8.1Hz), 7.83(2H,d,J=8.1H
z), 7.94(2H,d,J=8.2Hz), 8.35(2H,d,J=8.2Hz).
【0332】実施例288 7−〔4−(6−クロロニコチノイル)ベンジルオキ
シ〕−3,6−ジメチル−5H−チアゾロ〔3,2−
a〕ピリミジン−5−オン 3,6−ジメチル−7−ヒドロキシ−5H−チアゾロ
〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン(526mg)と炭
酸カリウム(574mg)のジメチルホルムアミド(10
ml)溶液に、4−(6−クロロニコチノイル)ベンジル
ブロミド(852mg)を加え、反応液を80℃で2時間
撹拌させた。反応液を濃縮し、残渣に水/酢酸エチルを
加え、酢酸エチルで抽出して、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=2:1)で精製
し、酢酸エチルから再結晶して無色固体の表題化合物
(300mg)を得た。 IR(KBr)ν:1665, 1640, 1570, 1490 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.05(3H,s), 2.82(3
H,s), 5.51(2H,s), 6.35(1
H,s), 7.49(1H,d,J=8.4Hz),
7.57(2H,d,J=8.1Hz), 7.82
(2H,d,J=8.1Hz), 8.10(1H,d
d,J=2.2,8.4Hz), 8.78(1H,
d,J=2.2Hz).
【0333】実施例289 7−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルオキシ〕
−3−エチル−6−メチル−5H−チアゾロ〔3,2−
a〕ピリミジン−5−オン 3−エチル−6−メチル−7−ヒドロキシ−5H−チア
ゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン(298m
g)と炭酸カリウム(363mg)のジメチルホルムアミ
ド(10ml)溶液に、4−(4−クロロベンゾイル)ベ
ンジルブロミド(450mg)を加え、反応液を80℃で
2時間撹拌させた。反応液を濃縮し、残渣に水/酢酸エ
チルを加え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチルから再結
晶して無色固体の表題化合物(205mg)を得た。 IR(KBr)ν:1670, 1640, 1570, 1490 cm-1. NMR(CDCl3)δ:1.31(3H,t,J=7.2Hz), 2.06(3H,s), 3.34
(2H,q,J=7.2Hz), 5.50(2H,s), 6.39(1H,s), 7.47(2H,d,
J=8.1Hz), 7.54(2H,d,J=8.1Hz), 7.77(2H,d,J=8.1Hz),
7.80(2H,d,J=8.1Hz).
【0334】実施例290 2−〔4−(6−クロロニコチノイル)ベンジルチオ〕
−3,5−ジメチル−4(3H)−キナゾリノン 3,5−ジメチル−2−メルカプト−4(3H)−キナ
ゾリノン(2.1g)をメタノール−THF−水(3:
3:1)(70ml)に懸濁し、1N水酸化ナトリウム水
溶液(11ml)を加え、均一になるまで撹拌した。続い
て4−(6−クロロニコチノイル)ベンジルブロミド
(3.1g)を加え、室温で30分間撹拌した。反応液
を濃縮した後、残渣を水、メタノール、ジイソプロピル
エーテルで順次洗浄し、乾燥して白色粉末3.2gを得
た。 IR(KBr):1660, 1580, 1555 cm-1. NMR(CDCl3):δ 2.84(3H,s), 3.54
(3H,s), 4.60(2H,s), 7.15
(1H,d,J=7.8Hz), 7.43(1H,
d,J=7.8Hz), 7.47(1H,d,J=
8.2Hz), 7.54(1H,dd,J=7.8
and 7.8Hz), 7.64(2H,d,J=
8.2Hz), 7.76(2H,d,J=8.2H
z), 8.07(1H,dd,J=2.2 and
8.2Hz), 8.75(1H,d,J=2.2H
z).
【0335】実施例291 3,5−ジメチル−2−〔4−〔6−(4−メチル−1
−ピペラジニル)ニコチノイル〕ベンジルチオ〕−4
(3H)−キナゾリノン・2塩酸塩 2−〔4−(6−クロロニコチノイル)ベンジルチオ〕
−3,5−ジメチル−4(3H)−キナゾリノン(21
8mg)をピリジン(3ml)に溶解し、1−メチルピペ
ラジン(75mg)を加え、90℃で3時間撹拌した。反
応液を濃縮した後、酢酸エチルで抽出し、有機層を水、
飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。10mlまで濃縮した有機層に1N塩酸(1.2m
l)を加え、水で抽出した。水層に飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液を加えて塩基性とし、再度酢酸エチルで抽出
した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。これを5mlまで濃縮した後、4N塩化
水素/酢酸エチル(0.4ml)を加えた。析出物を濾集
し、酢酸エチルで洗浄し、乾燥して白色粉末185mgを
得た。 mp 187−189℃ IR(KBr):3450, 1660, 1640, 1600, 1550 cm-1.1 H-NMR(DMSO):δ 2.75(3H,s), 2.85(3H,s), 2.96-3.20
(2H,m), 3.45(3H,s), 3.30-3.59(4H,m), 4.51-4.63(2H,
m), 4.64(2H,s), 7.06(1H,d,J=9.3Hz), 7.21(1H,d,J=7.
7Hz), 7.47(1H,d,J=7.7Hz), 7.63(1H,dd,J=7.7 and 7.7
Hz), 7.65(2H,d,J=8.6Hz), 7.71(2H,d,J=8.6Hz), 7.97
(1H,dd,J=2.2 and 9.3Hz), 8.50(1H,d,J=2.2Hz).
【0336】実施例292 3,5−ジメチル−2−〔4−〔6−(4−ピペリジノ
−1−ピペリジニル)ニコチノイル〕ベンジルチオ〕−
4(3H)−キナゾリノン・2塩酸塩 2−〔4−(6−クロロニコチノイル)ベンジルチオ〕
−3,5−ジメチル−4(3H)−キナゾリノン(43
6mg)をピリジン(5ml)に溶解し、4−ピペリジノピ
ペリジン(252mg)を加え、90℃で3時間撹拌し
た。反応液を濃縮した後、酢酸エチルで抽出し、有機層
を水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウム
で乾燥した。これを濃縮した後、残渣をシリカゲルクロ
マト(ジクロロメタン−メタノール(9:1))で精製
した。これを酢酸エチル(5ml)に溶解し、4N塩化水
素/酢酸エチル(0.8ml)を加えた。析出物を濾集
し、酢酸エチル−エタノールで洗浄し、乾燥して白色粉
末392mgを得た。 mp 140−142℃ IR(KBr):3400, 1710, 1660, 1640, 1600, 1550 cm-1.1 H-NMR(DMSO):δ 1.28-2.03(8H,m), 2.13-2.30(2H,m),
2.75(3H,s), 2.79-3.13(4H,m), 3.29-3.56(3H,m), 3.4
5(3H,s), 4.65-4.75(2H,m), 4.65(2H,s), 7.10(1H,d,J=
9.0Hz), 7.21(1H,d,J=7.9Hz), 7.47(1H,d,J=7.9Hz), 7.
63(1H,dd,J=7.9 and 7.9Hz), 7.66(2H,d,J=8.4Hz), 7.7
1(2H,d,J=8.4Hz), 7.96(1H,dd,J=1.8 and9.0Hz), 8.42
(1H,d,J=1.8Hz).
【0337】実施例293 3,5−ジメチル−2−〔4−〔6−(2−ピリミジニ
ルチオ)ニコチノイル〕ベンジルチオ〕−4(3H)−
キナゾリノン 2−〔4−(6−クロロニコチノイル)ベンジルチオ〕
−3,5−ジメチル−4(3H)−キナゾリノン(21
4mg)をDMF(3ml)に溶解し、2−メルカプトピリ
ミジン(66mg)、N,N−ジイソプロピルエチルアミ
ン(96mg)を加え、100℃で8時間撹拌した。反応
液を酢酸エチルで抽出し、有機層を水、飽和食塩水で順
次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。これを濃
縮した後、残渣をシリカゲルクロマト(n−ヘキサン−
酢酸エチル(1:1))で精製し、さらにジエチルエー
テルで洗浄し、乾燥して白色粉末87mgを得た。 IR(KBr):1660, 1580, 1550 cm-1.1 H-NMR(CDCl3):δ 2.85(3H,s), 3.55(3H,s), 4.60(2H,
s), 7.11(1H,d,J=4.8Hz), 7.15(1H,d,J=7.7Hz), 7.43(1
H,d,J=7.7Hz), 7.55(1H,dd,J=7.7 and 7.7Hz), 7.64(2
H,d,J=8.3Hz), 7.81(2H,d,J-8.3Hz), 8.02(1H,d,J=8.3H
z), 8.12(1H,dd,J=2.2 and 8.3Hz), 8.60(2H,d,J=4.8H
z), 8.93(1H,d,J=2.2Hz).
【0338】実施例294 5−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−1,
3,6−トリメチル−ピロロ〔3,2−d〕ピリミジン
−2,4−ジオン 1,3,6−トリメチル−ピロロ〔3,2−d〕ピリミ
ジン−2,4−ジオン(0.120g,0.622mmo
l)と臭化4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル
(0.153g,0.494mmol)のDMF(10ml)
溶液に炭酸カリウム(0.121g,0.875mmol)
を加え室温で終夜撹拌した。溶媒を減圧除去した後残渣
に水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水
で洗浄後、有機層をMgSO4で乾燥し減圧濃縮した。残
渣を酢酸エチルから再結晶し無色プリズム晶を得た。
0.080g(38%) IR(KBr)ν:1691, 1648, 1547, 1506, 1406, 1281, 108
6, 928, 748 cm-1. NMR(CDCl3)δ:2.25(3H,s), 3.39(3H,s), 3.47(3H,s),
5.72(2H,s), 5.83(1H,s), 7.12(2H,d,J=8.3Hz), 7.44(2
H,d,J=8.6Hz), 7.71(2H,d,J=8.3Hz), 7.72(2H,d,J=8.6H
z).
【0339】実施例295 3,5−ジメチル−2−〔4−〔6−[1−(2−ジメ
チルアミノエチル)−5−テトラゾリルチオ〕ニコチノ
イル〕ベンジルチオ〕−4(3H)−キナゾリノン 表題の化合物を実施例293と同様にして合成した。 mp 134−135℃ IR(KBr):1660, 1575, 1550 cm-1.1 H-NMR(CDCl3):δ 2.21(6H,s), 2.80(2H,t,J=6.2Hz),
2.84(3H,s), 3.54(3H,s), 4.51(2H,t,J=6.2Hz), 4.59(2
H,s), 7.15(1H,d,J=7.8Hz), 7.42(1H,d,J=7.8Hz), 7.49
(1H,d,J=8.4Hz), 7.54(1H,dd,J=7.8 and 7.8Hz), 7.63
(2H,d,J=8.2Hz), 7.73(2H,d,J=8.2Hz), 8.02(1H,dd,J=
2.2 and 8.4Hz), 8.71(1H,d,J=2.2Hz).
【0340】実施例296 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)フェニルチオメチ
ル〕−3,5−ジメチル−4(3H)−キナゾリノン 表題の化合物を実施例1と同様にして合成した。 mp 131.5−132.5℃ IR(KBr):1670, 1650, 1585, 1560 cm-1.1 H-NMR(CDCl3):δ 2.87(3H,s), 3.70(3H,s), 4.32(2H,
s), 7.22(1H,d,J=7.8Hz), 7.43(1H,d,J=7.8Hz), 7.44(2
H,d,J=8.8Hz), 7.55(1H,dd,J=7.8Hz and 7.8Hz),7.59(2
H,d,J=8.5Hz), 7.68(2H,d,J=8.8Hz), 7.69(2H,.d,J=8.5
Hz).
【0341】実施例297 3,5−ジメチル−2−〔4−〔4−〔1−(2−ジメ
チルアミノエチル)−5−テトラゾリルチオエトキシ〕
ベンゾイル〕ベンジルチオ〕−4(3H)−キナゾリノ
ン 2−〔4−〔4−(2−クロロエトキシ)ベンゾイル〕
ベンジルチオ〕−3,5−ジメチル−4(3H)−キナ
ゾリノン(240mg)をDMF(3ml)に溶解し、ヨウ
化ナトリウム(75mg)を加え、90℃で30分間撹拌
した。続いて1−(2−ジメチルアミノエチル)−5−
メルカプトテトラゾール(104mg)、N,N−ジイソ
プロピルエチルアミン(97mg)を加え、90℃で3時
間撹拌した。反応液を酢酸エチルで抽出し、有機層を
水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。これを濃縮した後、残渣をジエチルエーテル
−酢酸エチルで洗浄し、乾燥して白色粉末100mgを得
た。 IR(KBr):1670, 1600, 1550 cm-1.1 H-NMR(CDCl3):δ 2.26(6H,s), 2.77(2H,t,J=6.4Hz),
2.85(3H,s), 3.55(3H,s), 3.73(2H,t,J=6.0Hz), 4.32(2
H,t,J=6.4Hz), 4.44(2H,t,J=6.0Hz), 4.60(2H,s), 6.97
(2H,d,J=8.9Hz), 7.16(1H,d,J=7.7Hz), 7.45(1H,d,J=7.
7Hz), 7.55(1H,dd,J=7.7 and 7.7Hz), 7.59(2H,d,J=8.4
Hz), 7.72(2H,d,J=8.4Hz), 7.81(2H,d,J=8.9Hz).
【0342】実施例298 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルチオ〕−
3−メチル−4H−ピリド〔1,2−a〕ピリミジン−
4−オン 表題の化合物を実施例1と同様にして合成した。 IR(KBr):1660, 1630, 1510 cm-1.1 H-NMR(CDCl3):δ 2.24(3H,s), 4.60(2H,s), 7.08(1H,
dd,J=7.1 and 7.1Hz), 7.45(1H,d,J=8.6Hz), 7.53(1H,
d,J=7.1Hz), 7.57(2H,d,J=8.0Hz), 7.68(1H,dd,J=7.1 a
nd 7.1Hz), 7.73(2H,d,J=8.0Hz), 7.73(2H,d,J=8.6Hz),
9.00(1H,d,J=7.1Hz). 実施例299 3,5−ジメチル−2−〔4−(4−(2,2,2−ト
リフルオロエチルカルボニル)ベンゾイル)ベンジル〕
チオ−4(3H)−キナゾリノン 表題の化合物を実施例206と同様にして合成した。 IR:(KBr)ν:3207, 1660, 1554, 1495, 1360, 1282, 1
236, 1070, 930, 835, 746 cm-1. NMR(CDCl3)δ(ppm): 2.84(3H,s), 3.55(3H,s), 4.16(2
H,dq,J=9.0, 6.8Hz), 6.46(1H,t,J=6.8Hz), 7.15(1H,d,
J=7.0Hz), 7.43(1H,d,J=7.0Hz), 7.54(1H,t,J=7.0Hz),
7.62(2H,d,J=8.4Hz), 7.76(2H,d,J=8.4Hz), 7.84(2H,d,
J=8.4Hz), 7.90(2H,d,J=8.4Hz).
【0343】実施例300 6−エチル−7−メチル−1−〔4−(4−トリフルオ
ロメチルベンゾイル)ベンジル〕−イミダゾ〔1,2−
a〕ピリミジン−5(1H)−オン 表題の化合物を実施例163と同様にして合成した。 IR:(KBr)ν:3097, 2971, 2489, 1695, 1658, 1596, 1
450, 1410, 1331, 1279,1180, 1132, 1066, 860, 773,
687 cm-1. NMR:(DMSO-d6)δ: 1.04(3H,t,J=7.4Hz), 2.35(3H,s),
3.69(2H,q,J=7.4Hz), 5.43(2H,s), 7.50(1H,d,J=2.8H
z), 7.60(1H,d,J=2.8Hz), 7.65(1H,d,J=2.8Hz), 7.77(2
H,d,J=7.6Hz), 7.90(4H,s). 実施例301 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルオキシ〕
−3,6−ジメチル−4H−ピリド〔1,2−a〕ピリ
ミジン−4−オン 表題の化合物を実施例121と同様にして合成した。 IR:(KBr)ν:1672, 1589, 1547, 1484, 1331, 1279, 1
163 cm-1. NMR:(CDCL3)δ(ppm): 2.21(3H,s), 3.10(3H,s), 5.57
(2H,s), 6.63(1H,d,J=7.0Hz), 7.24(1H,d,J=9.0Hz), 7.
39(1H,dd,J=9.0, 7.0Hz), 7.47(2H,d,J=8.3Hz),7.57(2
H,d,J=8.1Hz), 7.76(2H,d,J=8.3Hz), 7.47(2H,d,J=8.1H
z).
【0344】実施例302 3,6−ジメチル−2−〔4−(4−フルオロベンゾイ
ル)ベンジルオキシ〕−4H−ピリド〔1,2−a〕ピ
リミジン−4−オン 表題の化合物を実施例121と同様にして合成した。 IR:(KBr)ν:1672, 1593, 1547, 1485, 1331, 1279, 1
279, 1230, 1161, 928,854, 797, 760 cm-1. NMR:(CDCl3)δ(ppm): 2.12(3H,s), 3.10(3H,s), 5.57
(2H,s), 6.63(1H,d,J=6.7Hz), 7.14(1H,d,J=8,5Hz), 7.
23(2H,d,J=9.5Hz), 7.39(1H,dd,J=8.5, 6.7Hz),7.57(2
H,d,J=8.0Hz), 7.79(2H,d,J=8.0Hz), 7.85(2H,dd,J=9.
5, 5.7Hz). 実施例303 2−〔4−(6−クロロニコチノイル)ベンジルオキ
シ〕−3,6−ジメチル−4H−ピリド〔1,2−a〕
ピリミジン−4−オン 表題の化合物を実施例121と同様にして合成した。 IR:(KBr)ν:1666, 1585, 1485, 1331, 1282, 1163 cm
-1. NMR:(CDCl3)δ(ppm): 2.12(3H,s), 3.10(3H,s), 5.58
(2H,s), 6.62(1H,d,J=7.4Hz), 7.23(1H,d,J=8,6Hz), 7.
39(1H,dd,J=8.6, 7.4Hz), 7.48(1H,d,J=8.4Hz),7.60(2
H,d,J=8.4Hz), 7.81(2H,d,J=8.4Hz), 8.09(1H,dd,J=8.
4, 2.6Hz), 8.77(1H,d,J=2.6Hz).
【0345】実施例304 3,6−ジメチル−2−〔4−(4−ヒドロキシベンゾ
イル)ベンジルオキシ〕−4H−ピリド〔1,2−a〕
ピリミジン−4−オン 表題の化合物を実施例121と同様にして合成した。 IR:(KBr)ν:3410, 2921, 1645, 1591, 1481, 1282, 1
165, 926, 731 cm-1. NMR:(CDCl3)δ(ppm): 2.13(3H,s), 3.11(3H,s), 5.25
(2H,s), 6.65(1H,d,J=6.6Hz), 7.04(2H,d,J=8,7Hz), 7.
27(1H,d,J=8.8Hz), 7.41(1H,dd,J=8.8, 6.6Hz),7.54(2
H,d,J=8.4Hz), 7.76(2H,d,J=8.4Hz), 7.77(2H,d,J=8.7H
z). 実施例305 2−〔4−(6−クロロニコチノイル)ベンジルチオ〕
−5−エチル−3−メチル−4(3H)−キナゾリノン 表題の化合物を実施例1と同様にして合成した。 IR:(KBr)ν:1666, 1552, 1462, 1281, 1159, 1099, 9
26 cm-1. NMR:(CDCl3)δ(ppm): 1.27(3H,t,J=7.4Hz), 3.30(2H,
q,J=7.4Hz), 3.56(3H,s), 4.60(2H,s), 7.19(1H,d,J=7.
4Hz), 7.46(1H,t,J=7.4Hz), 7.47(1H,d,J=8.2Hz), 7.57
(1H,d,J=7.4Hz), 7.65(2H,d,J=8.4Hz), 7.77(2H,d,J=8.
4Hz), 8.08(1H,dd,J=8.4, 2.4Hz), 8.75(1H,d,J=2.4H
z).
【0346】実施例306 3,6−ジメチル−2−〔4−〔6−(4−ピペリジノ
ピペリジノ)ベンゾイル〕ベンジルオキシ〕−4H−ピ
リド〔1,2−a〕ピリミジン−4−オン 表題の化合物を実施例197と同様にして合成した。 IR:(KBr)ν:3423, 2937, 1643, 1549, 1483, 1446, 1
331, 1282, 1238, 1177,1003 cm-1. NMR:(DMSO)δ(ppm): 1.60-1.97(5H,m), 1.98(3H,s),
2.10-2.30(2H,m), 2.80-3.10(4H,m), 2.98(3H,s), 3.30
-3.50(2H,m), 3.60-3.70(4H,m), 5.60(2H,s), 6.87(1H,
d,J=7.2Hz), 7.00-7.09(2H,m), 7.30(1H,d,J=9.0Hz),
7.62(2H,d,J=7.6Hz), 7.71(2H,d,J=7.6Hz), 7.95(1H,d
d,J=7.6, 2.2Hz), 8.46(1H,d,J=2.2Hz). 実施例307 3,6−ジメチル−2−〔4−〔6−(4−フェニルピ
ペラジニル)ニコチノイル)ベンジルオキシ〕−4H−
ピリド〔1,2−a〕ピリミジン−4−オン3塩酸塩 表題の化合物を実施例197と同様にして合成した。 IR:(KBr)ν:3456, 1664, 1637, 1599, 1487, 1439, 1
288, 1261, 1187 cm-1. NMR:(DMSO)δ(ppm): 1.19(3H,s), 2.99(3H,s), 3.39
(4H,m), 3.89(4H,m), 5.58(2H,s), 6.88(1H,d,J=8.0H
z), 6.95(1H,m), 7.07-7.20(3H,m), 7.28-7.35(3H,m),
7.60(1H,m), 7.62(2H,d,J=8.4Hz), 7.73(1H,d,J=8.4H
z), 8.00(1H,dd,J=8.8,2.2Hz), 8.49(1H,d,J=2.2Hz).
【0347】実施例308 3,6−ジメチル−2−〔4−〔4−(2−モルホリノ
エトキシ)ベンゾイル〕ベンジルオキシ〕−4H−ピリ
ド〔1,2−a〕ピリミジン−4−オン 塩酸塩 表題の化合物を実施例156と同様にして合成した。 IR:(KBr)ν:1649, 1599, 1483, 1282, 1255, 1167, 9
28 cm-1. NMR:(CDCl3)δ(ppm): 2.12(3H,s), 2.60(4H,t,J=4.8H
z), 2.85(2H,t,J=6.0Hz), 3.75(4H,t,J=8.4Hz), 4.20(2
H,t,J=6.0Hz), 5.56(2H,s), 6.63(1H,d,J=6.8Hz), 6.97
(2H,d,J=8.8Hz), 7.25(1H,d,J=8.7Hz), 7.39(1H,dd,J=
8.7, 6.8Hz), 7.55(2H,d,J=8.0Hz), 7.77(2H,d,J=8.0H
z), 7.82(2H,d,J=8.8Hz). 実施例309 5−エチル−3−メチル 1−2−〔4−〔6−(4−
ピペリジノピペリジノ)ベンゾイル〕ベンジルチオ〕−
4(3H)−キナゾリノン 3塩酸塩 表題の化合物を実施例197と同様にして合成した。 IR:(KBr)ν:3377, 2933, 2646, 2519, 1647, 1551, 1
442, 1317, 1279, 1241,1180, 1093, 1003, 926, 822,
748 cm-1. NMR:(DMSO)δ(ppm): 1.18(3H,t,J=7.2Hz), 1.50-1.90
(7H,m), 2.10-2.30(2H,m), 2.80-3.10(4H,m), 3.22(2H,
q,J=7.2Hz), 3.30-3.50(4H,m), 3.48(3H,s), 4.65(2H,
s), 4.70(1H,m), 7.02(1H,d,J=8.4Hz), 7.22(1H,d,J=8.
6Hz), 7.48(1H,d,J=9.0Hz), 7.64(1H,d,J=8.7Hz), 7.66
(1H,dd,J=8.6, 8.4Hz), 7.71(2H,d,J=8.7Hz), 8.13(1H,
dd,J=9.0, 2.6Hz), 8.45(1H,d,J=2.6Hz).
【0348】実施例310 5−エチル−3−メチル−2−〔4−〔6−(4−フェ
ニルピペラジニル)ニコチノイル〕ベンジルチオ〕−4
(3H)−キナゾリノン 3塩酸塩 表題の化合物を実施例197と同様にして合成した。 IR:(KBr)ν:3406, 1968, 1637, 1605, 1552, 1435, 1
313, 1255, 1182, 1091,760, 696 cm-1. NMR:(DMSO)δ(ppm): 1.18(3H,t,J=7.2Hz), 3.22(2H,
q,J=7.2Hz), 3.40(4H,m),3.48(3H,s), 3.89(4H,m), 4.6
5(2H,s), 6.90-7.40(6H,m), 7.48(2H,d,J=8.0Hz), 7.64
(2H,d,J=8.0Hz), 7.62-7.80(3H,m), 8.00(1H,m), 8.46
(1H,m). 実施例311 3−アセトキシエチル−7−〔4−(4−クロロベンゾ
イル)ベンジル〕−5−メチル−7H−ピロロ〔2,3
−d〕ピリミジン−4−オン 表題の化合物を実施例49と同様にして合成した。1 H-NMR(CDCl3)δ:2.06(3H,s), 2.42(3H,s), 4.22-4.28
(2H,m), 4.37-4.43(2H,m), 5.34(2H,s), 6.59(1H,s),
7.27(2H,d,J=8.2Hz), 7.45(2H,d,J=8.6Hz), 7.73(2H,d,
J=8.6Hz), 7.74(2H,d,J=8.2Hz), 7.80(1H,s).
【0349】実施例312 7−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−3−
ヒドロキシエチル−5−メチル−7H−ピロロ〔2,3
−d〕ピリミジン−4−オン 3−アセトキシエチル−7−〔4−(4−クロロベンゾ
イル)ベンジル〕−5−メチル−7H−ピロロ〔2,3
−d〕ピリミジン−4−オン(464mg)をメタノール
(12ml)に溶解し、1規定水酸化ナトリウム(2ml)
加え、更にDME(6ml)を加え均一な溶液とした。4
時間撹拌し、1規定塩酸(2ml)を加え、減圧下溶媒を
留去した。水を加え結晶を微細化した後、濾取、水、メ
タノール洗浄後、乾燥することより表題化合物(402
mg)を結晶性粉末として得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:2.42(3H,d,J=1.0Hz), 2.86(1H,t,J=
4.4Hz), 3.97(2H,q,J=4.4Hz), 4.18(2H,t,J=4.4Hz), 5.
34(2H,s), 6.60(1H,d,J=1.0Hz), 7.27(2H,d,J=8.2Hz),
7.45(2H,d,J=8.6Hz), 7.73(4H,d,J=8.4Hz), 7.80(1H,
s).
【0350】実施例313 5−〔4−(6−クロロニコチノイル)ベンジル〕−
1,3−ジメチル−ピロロ〔3,2−d〕ピリミジン−
2,4−ジオン 表題の化合物を実施例163と同様にして合成した。 IR:(KBr)ν:1695, 1655, 1551, 1467, 1275, 1099, 9
22, 758 cm-1.1 H-NMR:(CDCl3)δ:3.39(3H,s), 3.49(3H,s), 5.67(2
H,s), 5.67(2H,s), 6.01(1H,d,J=3.0Hz), 7.02(1H,d,J=
3.0Hz), 7.32(2H,d,J=8.4Hz), 7.46(1H,d,J=8.1Hz), 7.
75(1H,d,J=8.4Hz), 8.06(1H,dd,J=8.1, 2.2Hz), 8.74(1
H,d,J=2.2Hz). 実施例314 1,3−ジメチル−5−〔4−(4−フルオロベンゾイ
ル)ベンジル〕−ピロロ〔3,2−d〕ピリミジン−
2,4−ジオン 表題の化合物を実施例163と同様にして合成した。 IR:(KBr)ν:1686, 1647, 1601, 1551, 1468, 1412, 1
275, 1244, 1153, 1061,928, 856, 746 cm-1.1 H-NMR:(CDCl3):δ3.40(3H,s), 3.49(3H,s), 5.66(2
H,s), 6.01(1H,d,J=2.9Hz), 7.02(1H,d,J=2.9Hz), 7.15
(2H,t,J=8.6Hz), 7.30(2H,d,J=8.2Hz), 7.73(2H,d,J=8.
2Hz), 7.82(2H,dd,J=8.6, 5.4Hz).
【0351】実施例315 1,3−ジメチル−5−〔4−〔6−(4−ピペリジノ
ピペリジノ)ニコチノイル)ベンジル〕−ピロロ〔3,
2−d〕ピリミジン−2,4−ジオン 2塩酸塩 表題の化合物を実施例197と同様にして合成した。 IR:(KBr)ν:3417, 1689, 1641, 1551, 1464, 1269, 7
46 cm-1.1 H-NMR(DMSO-d6)δ:1.40(2H,m), 1.68-1.82(8H,m), 2.
20-2.26(2H,m), 2.80-3.00(5H,m), 3.22(3H,s), 3.39(3
H,s), 4.64-4.69(2H,m), 4.64(2H,s), 6.24(1H,d,J=2.4
Hz), 7.10(1H,d,J=9.1Hz), 7.34(2H,d,J=8.4Hz), 7.52
(1H,d,J=2.4Hz), 7.65(2H,d,J=8.4Hz), 7.96(1H,dd,J=
9.1, 2.2Hz), 8.40(1H,d,J=2.4Hz). 実施例316 1,3−ジメチル−5−〔4−〔6−(4−フェニルピ
ペラジノ)ニコチノイル〕ベンジル〕−ピロロ〔3,2
−d〕ピリミジン−2,4−ジオン 2塩酸塩 表題の化合物を実施例197と同様にして合成した。 IR:(KBr)ν:3413, 1691, 1641, 1549, 1464, 1255, 7
50 cm-1.1 H-NMR(DMSO-d6)δ:3.22(3H,s), 3.39(4H,m), 3.57(3
H,s), 5.65(2H,s), 6.24(1H,d,J=3.0Hz), 6.90-7.30(6
H,m), 7.34(2H,d,J=8.0Hz), 7.52(1H,d,J=3.0Hz),7.66
(2H,d,J=8.0Hz), 7.98(1H,dd,J=9.0, 2.2Hz), 8.44(1H,
d,J=2.2Hz).
【0352】実施例317 2−〔4−(6−クロロニコチノイル)ベンジルチオ〕
−6−ヒドロキシ−3−メチル−4(3H)−キナゾリ
ノン 表題の化合物を実施例1と同様にして合成した。 IR:(KBr)ν:3209, 1660, 1554, 1495, 1360, 1281, 1
236, 1105, 1070, 928,835, 748 cm-1.1 H-NMR(DMSO-d6)δ(ppm):3.48(3H,s), 4.63(2H,s), 7.
27(1H,dd,J=8.8, 2.6Hz), 7.38(1H,d,J=2.7Hz), 7.52(1
H,d,J=8.8Hz), 7.69(1H,d,J=8.2Hz), 7.75(4H,s), 8.13
(1H,dd,J=8.2, 2.4Hz), 8.69(1H,d,J=2.4Hz). 実施例318 2−〔4−(4−フルオロベンゾイル)ベンジルチオ〕
−6−ヒドロキシ−3−メチル−4(3H)−キナゾリ
ノン 表題の化合物を実施例1と同様にして合成した。 IR:(KBr)ν:3200, 1654, 1602, 1552, 1494, 1363, 1
277, 1232, 1147, 1666,833 cm-1.1 H-NMR:(CDCl3)δ:3.61(3H,s), 4.59(2H,s), 5.46(1
H,brs), 6.51(1H,brs), 7.15(2H,t,J=8.8Hz), 7.30(1H,
dd,J=8.8, 2.6Hz), 7.54(2H,d,J=8.8Hz), 7.60(2H,d,J=
8.0Hz), 7.74(2H,d,J=8.0Hz), 7.78(1H,m), 7.82(1H,d
d,J=5.4, 2.6Hz).
【0353】実施例319 6−ヒドロキシ−2−〔4−(4−トリフルオロメチル
ベンゾイル)ベンジルチオ〕−3−メチル−4(3H)
−キナゾリノン 表題の化合物を実施例1と同様にして合成した。 IR:(KBr)ν:3346, 1678, 1610, 1556, 1493, 1323, 1
143, 1063, 928, 833 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:3.61(3H,s), 4.59(2H,s), 7.29(1H,d
d,J=8.9, 3.0Hz), 7.53(1H,d,J=8.9Hz), 7.62(1H,d,J=
8.2Hz), 7.72-7.79(6H,m), 7.87(2H,d,J=8.0Hz). 実施例320 3−メチル−6−(2,2,2−トリフルオロエチルア
ミノカルボニルオキシ)−2−〔4−(4−トリフルオ
ロメチルベンゾイル)ベンジルチオ〕−4(3H)−キ
ナゾリノン 6−ヒドロキシ−3−メチル−2−〔4−(4−トリフ
ルオロメチルベンゾイル)ベンジル〕チオ−4(3H)
−キナゾリノン(0.300g,0.638mmol)のDM
F(5.0ml)溶液にクロロ炭酸4−ニトロフェノール
(0.196g,0.973mmol)とトリエチルアミン
(0.25ml)を加え室温で1時間撹拌した。2,2,
2−トリフルオロエチルアミン(0.148g,0.98
9mmol)を加えさらに14時間撹拌し、溶媒を除去した
後、残渣を酢酸エチルに溶かし、飽和食塩水で洗浄し
た。有機層をMgSO4で乾燥後減圧濃縮し、残渣をシリ
カゲルカラム(イソプロピルエーテル:アセトン=1
0:1)で精製した後、ヘキサン−イソプロピルエーテ
ルから再結晶し無色針状晶を得た。0.080g(21
%) IR:(KBr)ν:3305, 1726, 1674, 1552, 1483, 1412, 1
333, 1284, 1246, 1159,1111, 1068, 1016, 933, 837,
773, 686 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:3.60(3H,s), 3.92(2H,m), 4.60(2H,
s), 5.46(1H,brs), 7.51(1H,dd,J=8.5, 2.5Hz), 7.61(1
H,d,J=8.8Hz), 7.62(2H,d,J=8.0Hz), 7.74(2H,d,J=8.4H
z), 7.77(2H,d,J=8.0Hz), 7.87(2H,d,J=8.4Hz), 7.94(1
H,d,J=2.5Hz).
【0354】実施例321 2−(4−ベンゾイルベンジルチオ)−3,5−ジメチ
ル−4(3H)−キナゾリノン 表題の化合物を実施例1と同様にして合成した。 IR:(KBr)ν:1659, 1552, 1308, 1277, 1088, 931, 85
8, 802, 702 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:2.85(3H,s), 3.55(3H,s), 4.60(2H,
s), 7.15(1H,d,J=7.2Hz),7.44-7.62(7H,m), 7.76-7.81
(4H,m). 実施例322 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルチオ〕−
5−メトキシメチル−3−メチル−4(3H)−キナゾ
リノン 表題の化合物を実施例1と同様にして合成した。 IR:(KBr)ν:1660, 1552, 1435, 1404, 1308, 1281, 1
086, 924, 804, 741, 687 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:3.55(3H,s), 3.56(3H,s), 4.60(2H,
s), 5.14(2H,s), 7.45(2H,d,J=8.6Hz), 7.52(1H,dd,J=
7.4, 1.8Hz), 7.59-7.66(3H,m), 7.70-7.77(5H,m).
【0355】実施例323 2−〔4−(4−フルオロベンゾイル)ベンジルチオ〕
−5−メトキシメチル−3−メチル−4(3H)−キナ
ゾリノン 表題の化合物を実施例1と同様にして合成した。 IR:(KBr)ν:1663, 1589, 1555, 1439, 1408, 1308, 1
279, 1234, 1084, 924,852, 746, 687, 575 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:3.55(3H,s), 3.56(3H,s), 4.60(2H,
s), 5.14(2H,s), 7.15(2H,t,J=9.0Hz), 7.52(1H,dd,J=
7.6, 2.0Hz), 7.60(2H,d,J=8.4Hz), 7.64(1H,m), 7.68
(1H,t,J=7.6Hz), 7.74(2H,d,J=8.4Hz), 7.83(2H,dd,J=
9.0, 5.4Hz). 実施例324 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルチオ〕−
3−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ
メチル)−4(3H)−キナゾリノン 表題の化合物を実施例1と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1676, 1645, 1558, 1443, 1409, 1309, 115
7, 1088, 806, 693 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:3.55(3H,s), 4.05
(2H,q,J=8.4Hz), 4.60(2H,
s), 5.36(2H,s),7.45(2H,d,
J=8.4Hz), 7.54(1H,d,J=6.6
Hz), 7.60(2H,d,J=8.4Hz),
7.61(1H,d,J=6.6Hz), 7.68
(1H,t,J=6.6Hz), 7.73(2H,
d,J=8.4Hz), 7.74(2H,d,J=
8.4Hz).
【0356】実施例325 2−〔4−(4−フルオロベンゾイル)ベンジルチオ〕
−3−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキ
シメチル)−4(3H)−キナゾリノン 表題の化合物を実施例1と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1662, 1603, 1558, 1443, 1412, 12
79, 1161, 1088, 964, 928, 851, 690 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:3.55(3H,s), 4.04(2H,q,J=8.6Hz),
4.60(2H,s), 5.36(2H,s),7.15(2H,t,J=8.8Hz), 7.53-7.
67(5H,m), 7.73(2H,d,J=8.4Hz), 7.84(2H,dd,J=8.8, 5.
4Hz). 実施例326 5−メトキシメチル−3−メチル−2−〔4−(4−ト
リフルオロメチルベンゾイル)ベンジルチオ〕−4(3
H)−キナゾリノン 表題の化合物を実施例1と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1660, 1560, 1408, 1315, 1279, 1161, 113
4, 1086, 1063 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:3.55(3H,s), 4.60(2H,s), 5.14(2H,
s), 7.50(1H,d,J=8.4Hz),7.62(2H,d,J=8.0Hz), 7.68(1
H,d,J=8.4Hz), 7.72-7.79(5H,m), 7.87(2H,d,J=8.0Hz).
【0357】実施例327 3−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ
メチル)−2−〔4−(4−トリフルオロメチルベンゾ
イル)ベンジルチオ〕−4(3H)−キナゾリノン 表題の化合物を実施例1と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1678, 1659, 1554, 1331, 1282, 1169, 112
8, 1090 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:3.55(3H,s), 4.05(2H,q,J=8.8Hz),
4.61(2H,s), 5.36(2H,s),7.55(1H,d,J=7.8Hz), 7.62(2
H,d,J=8.0Hz), 7.66(1H,d,J=7.8Hz), 7.72-7.79(5H,m). 実施例328 1−〔4−(4−フルオロベンゾイル)ベンジル〕−
6,7,8,9−テトラヒドロイミダゾ〔2,1−b〕
キナゾリノン−5(1H)−オン 表題の化合物を実施例163と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1657, 1589, 1527, 1418, 1277, 1213, 115
9, 928 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.82(4H,m), 2.65(2H,t,J=5.6Hz),
2.74(2H,t,J=5.6Hz), 5.33(2H,s), 6.85(1H,d,J=2.6H
z), 7.17(2H,d,J=8.2Hz), 7.40(2H,d,J=8.0Hz), 7.55(1
H,d,J=2.6Hz), 7.78(2H,d,J=8.0Hz), 7.83(2H,dd,J=8.
2, 4.8Hz).
【0358】実施例329 1−〔4−(4−トリフルオロベンゾイル)ベンジル〕
−6,7,8,9−テトラヒドロイミダゾ〔2,1−
b〕キナゾリノン−5(1H)−オン 表題の化合物を実施例163と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1659, 1583, 1527, 1417, 1321, 1277, 116
8, 1128, 1064, 928 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.79-1.83(4H,m), 2.65(2H,t,J=5.8H
z), 2.73(2H,t,J=5.8Hz), 5.34(2H,s), 6.84(1H,d,J=2.
6Hz), 7.42(2H,d,J=8.2Hz), 7.55(1H,d,J=2.6Hz), 7.76
(2H,d,J=8.2Hz), 7.81(2H,d,J=8.4Hz), 7.88(2H,d,J=8.
2Hz). 実施例330 3,6−ジメチル−2−〔4−(4−トリフルオロメチ
ルベンゾイル)ベンジルオキシ〕−4H−ピリド〔1,
2−a〕ピリミジン−4−オン 表題の化合物を実施例40と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1672, 1599, 1549, 1487, 1331, 1276, 116
7, 1113, 1063, 928, 802, 766 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:2.12(3H,s), 3.10(3H,s), 5.58(2H,
s), 6.62(1H,d,J=6.4Hz),7.24(1H,d,J=9.0Hz), 7.38(1
H,dd,J=9.0, 6.4Hz), 7.58(2H,d,J=8.4Hz), 7.75(2H,d,
J=8.4Hz), 7.82(2H,d,J=8.4Hz), 7.89(2H,d,J=8.4Hz).
【0359】実施例331 3,6−ジメチル−2−〔4−(4−(4−フルオロフ
ェニル)ピペラジノカルボニル)ベンジルオキシ〕−4
H−ピリド〔1,2−a〕ピリミジン−4−オン 表題の化合物を実施例40と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1678, 1632, 1595, 1487, 1444, 1331, 128
2, 1234, 1163, 1012, 808 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:2.10(3H,s), 3.10(3H,s), 3.11(4H,b
rs), 3.63(2H,brs), 3.87(2H,brs), 5.51(2H,s), 6.62
(1H,d,J=7.2Hz), 6.88(2H,dd,J=8.7, 4.8Hz), 6.96(2H,
d,J=8.0Hz), 7.24(1H,d,J=7.0Hz), 7.39(1H,dd,J=7.2,
6.6Hz), 7.44(2H,d,J=8.0Hz), 7.49(2H,d,J=8.7Hz). 実施例332 3,6−ジメチル−2−〔4−(4−(2−ピリジル)
ピペラジノカルボニル)ベンジルオキシ〕−4H−ピリ
ド〔1,2−a〕ピリミジン−4−オン 表題の化合物を実施例40と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1674, 1632, 1595, 1551, 1485, 1435, 137
5, 1332, 1279, 1238, 1163, 1010, 764 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:2.10(3H,s), 3.10(3H,s), 3.59(6H,b
rs), 3.85(2H,brs), 5.52(2H,s), 6.61-6.71(3H,m), 7.
24(1H,d,J=9.0Hz), 7.35-7.59(6H,m), 8.20(1H,d,J=5.4
Hz), 7.39(1H,dd,J=7.2, 6.6Hz), 7.44(2H,d,J=8.0Hz),
7.49(2H,d,J=8.7Hz).
【0360】実施例333 1−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−1,
6,7,8,9,10−ヘキサヒドロシクロペント
〔d〕イミダゾ〔1,2−a〕−ピリミジン−5−オン 表題の化合物を実施例163と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:2918, 1655, 1584, 1520, 1308, 1277, 119
0, 1090, 928, 696 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.50-1.80(5H,m), 1.84(1H,m), 2.80
-2.91(4H,m), 5.34(2H,s), 6.85(1H,d,J=2.6Hz), 7.40
(2H,d,J=8.0Hz), 7.46(2H,d,J=8.4Hz), 7.56(1H,d,J=2.
6Hz), 7.74(2H,d,J=8.4Hz), 7.77(2H,d,J=8.0Hz). 実施例334 1−〔4−(4−トリフルオロメチルベンゾイル)ベン
ジル〕−1,6,7,8−テトラヒドロ−5H−シクロ
ペント〔d〕−イミダゾ〔1,2−a〕ピリミジン−5
−オン 表題の化合物を実施例163と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1657, 1570, 1520, 1475, 1327, 1277, 116
7, 1128, 1063, 700 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:2.15(2H,m), 2.90(2H,t,J=6.4Hz),
2.94(2H,t,J=7.4Hz), 5.37(2H,s), 6.89(1H,d,J=2.6H
z), 7.41(2H,d,J=8.2Hz), 7.63(1H,d,J=2.6Hz), 7.76(2
H,d,J=8.2Hz), 7.82(2H,d,J=8.2Hz), 7.88(2H,d,J=8.2H
z).
【0361】実施例335 1−〔4−(4−フルオロベンゾイル)ベンジル〕−
1,6,7,8−テトラヒドロ−5H−シクロペント
〔d〕−イミダゾ〔1,2−a〕ピリミジン−5−オン 表題の化合物を実施例163と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1664, 1581, 1525, 1410, 1279, 1225, 115
1, 928, 852, 736 cm-1.1H-NMR(CDCl3)δ:2.13(2H,m),
2.90(2H,t,J=7.1Hz), 2.94(2H,t,J=7.1Hz), 5.36(2H,
s), 6.88(1H,d,J=2.6Hz), 7.17(2H,d,J=8.7Hz), 7.39(1
H,d,J=7.8Hz), 7.62(1H,d,J=2.6Hz), 7.65(2H,d,J=7.8H
z), 7.83(2H,dd,J=8.7, 5.4Hz). 実施例336 1−〔4−(4−フルオロベンゾイル)ベンジル〕−
1,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロシクロペント
〔d〕−イミダゾ〔1,2−a〕ピリミジン−5−オン 表題の化合物を実施例163と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1655, 1587, 1522, 1277, 1227, 930, 860,
739, 704 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.50-1.72(4H,m), 1.80-2.00(2H,m),
2.86-2.91(4H,m), 5.34(2H,s), 6.86(1H,d,J=2.6Hz),
7.16(2H,d,J=8.8Hz), 7.41(2H,d,J=7.8Hz), 7.56(1H,d,
J=2.6Hz), 7.78(2H,d,J=7.8Hz), 7.83(2H,dd,J=8.8, 5.
6Hz).
【0362】実施例337 1−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−7−
メチルイミダゾ〔1,2−a〕ピリミジン−5(1H)
−オン 表題の化合物を実施例163と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1676, 1657, 1580, 1533, 1423, 1277, 116
5, 1088, 926, 835, 746, 685 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:2.93(3H,s), 5.36(2H,s), 5.97(1H,
s), 6.88(1H,d,J=2.8Hz),7.41(2H,d,J=8.2Hz), 7.46(2
H,d,J=9.0Hz), 7.59(1H,d,J=2.8Hz), 7.71(2H,d,J=9.0H
z), 7.78(2H,d,J=8.2Hz). 実施例338 1−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−6,
7−ジエチルイミダゾ〔1,2−a〕ピリミジン−5
(1H)−オン 表題の化合物を実施例163と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1655, 1576, 1460, 1412, 1360, 1275, 120
7, 1169, 1084, 933, 734, 698 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.16(3H,t,J=7.4Hz), 1.28(3H,t,J=
7.4Hz), 2.66(2H,q,J=7.4Hz), 2.71(2H,q,J=7.4Hz), 5.
33(2H,s), 6.87(1H,d,J=2.6Hz), 7.44(2H,d,J=8.0Hz),
7.46(2H,d,J=8.4Hz), 7.54(1H,d,J=2.6Hz), 7.73(2H,d,
J=8.0Hz), 7.77(2H,d,J=8.4Hz).
【0363】実施例339 6,7−ジエチル−1−〔4−(4−トリフルオロメチ
ルベンゾイル)ベンジル〕−イミダゾ〔1,2−a〕ピ
リミジン−5(1H)−オン 表題の化合物を実施例163と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1668, 1585, 1514, 1410, 1331, 1115, 106
6, 931, 847, 769, 706cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.16(3H,t,J=7.4Hz), 1.28(3H,t,J=
7.4Hz), 2.66(2H,q,J=7.4Hz), 2.71(2H,q,J=7.4Hz), 5.
33(2H,s), 6.87(1H,d,J=2.6Hz), 7.46(2H,d,J=8.4Hz),
7.54(1H,d,J=2.6Hz), 7.75(2H,d,J=8.4Hz), 7.81(2H,d,
J=8.4Hz), 7.88(2H,d,J=8.4Hz). 実施例340 1−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジル〕−7−
メチル−6−プロピル−イミダゾ〔1,2−a〕ピリミ
ジン−5(1H)−オン 表題の化合物を実施例163と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1655, 1585, 1518, 1412, 1273, 1213, 108
6, 924, 733, 698 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.00(3H,t,J=7.4Hz), 1.58(2H,m),
2.43(3H,s), 2.60(2H,t,J=7.0Hz), 5.33(2H,s), 6.84(1
H,d,J=2.6Hz), 7.41(2H,d,J=8.0Hz), 7.46(2H,d,J=8.8H
z), 7.54(1H,d,J=2.6Hz), 7.74(2H,d,J=8.8Hz), 7.78(2
H,d,J=8.0Hz).
【0364】実施例341 7−メチル−6−プロピル−1−〔4−(4−トリフル
オロメチルベンゾイル)ベンジル〕−イミダゾ〔1,2
−a〕ピリミジン−5(1H)−オン 表題の化合物を実施例163と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1655, 1578, 1520, 1414, 1321, 1279, 122
1, 1176, 1140, 1065, 931, 708 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.00(3H,t,J=7.8Hz), 1.55(2H,m),
2.43(3H,s), 2.60(2H,t,J=7.6Hz), 5.34(2H,s), 6.85(1
H,d,J=2.6Hz), 7.42(2H,d,J=8.4Hz), 7.54(1H,d,J=2.6H
z), 7.75(2H,d,J=8.4Hz), 7.81(2H,d,J=8.0Hz), 7.88(2
H,d,J=8.0Hz). 実施例342 3,5−ジメチル−2−〔4−(4−ホルミルピペラジ
ニルカルボニル)ベンジルチオ〕−4(3H)−キナゾ
リノン 表題の化合物を実施例1と同様に合成した。 IR(KBr)ν:1670, 1558, 1458, 1095, 1004 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:2.85(3H,s), 3.27
−3.82(8H,m), 3.54(3H,s),
4.56(2H,s), 7.16(1H,d,J=
6.7Hz), 7.34−7.60(6H,m),
8.11(1H,s).
【0365】実施例343 3,5−ジメチル−2−〔4−(4−メチルピペラジニ
ルカルボニル)ベンジルチオ〕−4(3H)−キナゾリ
ノン 表題の化合物を実施例1と同様に合成した。 IR(KBr)ν:1683, 1473, 1307, 1093 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:2.82(3H,s), 2.85(3H,s), 3.53(3H,
s), 2.60-4.21(8H,m), 4.55(2H,s), 7.16(1H,d,J=7.4H
z), 7.35-7.47(3H,m), 7.50-7.63(3H,m). 実施例344 3,5−ジメチル−2−〔4−〔4−(2−ヒドロキシ
エチル)ピペラジニルカルボニル〕ベンジルチオ〕−4
(3H)−キナゾリノン塩酸塩 表題の化合物を実施例1と同様に合成した。 IR(KBr)ν:1668, 1558, 1471, 1093, 989, 806 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:2.75(3H,s), 3.00-3.86(15H,m), 4.6
0(2H,s), 7.21(1H,d,J=7.2Hz), 7.38-7.68(6H,m).
【0366】実施例345 3,5−ジメチル−2−〔4−〔4−(2−ピリジル)
ピペラジニルカルボニル〕ベンジルチオ〕−4(3H)
−キナゾリノン 表題の化合物を実施例1と同様に合成した。 IR(KBr)ν:1677, 1625, 1592, 1305, 1095, 1012 c
m-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:2.85(3H,s), 3.30-4.06(8H,m), 3.54
(3H,s), 4.56(2H,s), 6.68(2H,m), 7.15(1H,d,J=6.6H
z), 7.36-7.60(7H,m), 8.20(1H,m). 実施例346 3,5−ジメチル−2−〔4−(4−ピペロニルピペラ
ジニルカルボニル)ベンジルチオ〕−4(3H)−キナ
ゾリノン 表題の化合物を実施例1と同様に合成した。 IR(KBr)ν:1675, 1556, 1307, 1093, 1039 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:2.26-2.58(4H,m), 2.84(3H,s), 3.30
-3.56(2H,brs), 3.43(2H,s), 3.53(3H,s), 3.62-3.84(2
H,brs), 4.54(2H,s), 5.94(2H,s), 6.73(2H,s),6.84(1
H,s), 7.14(1H,d,J=7.6Hz), 7.35(2H,d,J=8.2Hz), 7.39
-7.58(4H,m).
【0367】実施例347 2−〔4−(4−ベンジルピペラジニルカルボニル)ベ
ンジルチオ〕−3,5−ジメチル−4(3H)−キナゾ
リノン 表題の化合物を実施例1と同様に合成した。 IR(KBr)ν:1675, 1616, 1456, 1305, 1095, 933 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:2.30-2.58(4H,m), 2.84(3H,s), 3.30
-3.60(2H,m), 3.53(5H,s), 3.66-3.86(2H,m), 4.53(2H,
s), 7.14(1H,d,J=7.0Hz), 7.24-7.58(11H,m). 実施例348 3,5−ジメチル−2−〔4−〔4−(4−フルオロフ
ェニル)ピペラジニルカルボニル〕ベンジルチオ〕−4
(3H)−キナゾリノン 表題の化合物を実施例1と同様に合成した。 IR(KBr)ν:1683, 1629, 1095, 1014 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:2.85(3H,s), 2.80-3.24(4H,m), 3.54
(3H,s), 3.30-4.04(4H,m), 4.55(2H,s), 6.83-7.04(4H,
m), 7.15(1H,d,J=6.6Hz), 7.36-7.60(6H,m).
【0368】実施例349 3,5−ジメチル−2−〔4−〔4−(2−ピリミジ
ル)ピペラジニルカルボニル〕ベンジルチオ〕−4(3
H)−キナゾリノン 表題の化合物を実施例1と同様に合成した。 IR(KBr)ν:1675, 1627, 1585, 1510, 1307, 1089 c
m-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:2.85(3H,s), 3.38-4.02(8H,m), 3.54
(3H,s), 4.56(2H,s), 6.55(1H,t,J=4.7H), 7.15(1H,d,J
=6.6Hz), 7.41(2H,d,J=8.2Hz), 7.44(1H,d,J=8.2Hz),
7.50-7.59(3H,m), 8.33(2H,d,J=4.7Hz). 実施例350 3,5−ジメチル−2−(4−モルホリノカルボニルベ
ンジルチオ)−4(3H)−キナゾリノン 表題の化合物を実施例1と同様に合成した。 IR(KBr)ν:1670, 1629, 1550, 1427, 1112, 894 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:2.85(3H,s), 3.30-3.89(8H,m), 3.53
(3H,s), 4.54(2H,s), 7.15(1H,d,J=6.6Hz), 7.37(2H,d,
J=8.4Hz), 7.43(1H,d,J=8.0Hz), 7.49-7.59(3H,m).
【0369】実施例351 3,5−ジメチル−2−〔3−(4−メチルピペラジニ
ルカルボニル)ベンジルチオ〕−4(3H)−キナゾリ
ノン 表題の化合物を実施例1と同様に合成した。 IR(KBr)ν:1685, 1579, 1560, 1461, 1423, 1089 c
m-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:2.28(3H,s), 2.10-2.58(4H,m), 2.84
(3H,s), 3.26-3.55(2H,m), 3.53(3H,s), 3.86-3.60(2H,
m), 4.54(2H,s), 7.14(1H,d,J=7.2Hz), 7.26-7.58(6H,
m). 実施例352 2−(4−(4−ヒドロキシメチルピペリジルカルボニ
ル)ベンジルチオ)−3,5−ジメチル−4(3H)−
キナゾリノン 2−(4−(4−エトキシカルボニルピペリジルカルボ
ニル)ベンジルチオ)−3,5−ジメチル−4(3H)
−キナゾリノン(3.593g)をTHF(25ml)に
溶解し、LiBH4(254mg)を加えて30分撹拌させ
た。1N塩酸および飽和食塩水で洗浄、乾燥後濃縮し、
得られた残渣を酢酸エチルにて洗浄し、無色固体の表題
化合物(1.871g)を得た。 IR(KBr)ν:1668, 1601, 1558, 1471, 1450, 1307, 109
7 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.04-1.90(6H,m), 2.85(3H,s), 2.66
-3.20(2H,m), 3.53(5H,s), 3.56-3.96(1H,s), 4.54(2H,
s), 4.55-5.00(1H,m), 7.15(1H,d,J=7.0Hz), 7.35(2H,
d,J=8.2Hz), 7.43(2H,d,J=7.2Hz), 7.46-7.58(6H,m).
【0370】実施例353 2−(4−(4−ブロモメチルピペリジルカルボニル)
ベンジルチオ)−3,5−ジメチル−4(3H)−キナ
ゾリノン 2−(4−(4−ヒドロキシメチルピペリジルカルボニ
ル)ベンジルチオ)−3,5−ジメチル−4(3H)−
キナゾリノン(1.081g)をジクロロメタン(25m
l)に溶解し、四臭化炭素(1.050g)を加え、10
分かけてトリフェニルホスフィン(982mg)を加え、
室温にて2時間撹拌させた。塩をろ別後濃縮し、得られ
た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサ
ン/酢酸エチル=1/1)にて精製し、エーテルで洗浄
して無色固体の表題化合物(496mg)を得た。 IR(KBr)ν:1666, 1550, 1435, 1305, 1095, 964 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.08-1.50(2H,m), 1.75-2.06(3H,m),
2.85(3H,s), 2.50-3.14(2H,m), 3.32(2H,d,J=5.8Hz),
3.53(3H,s), 3.64-3.96(1H,m), 4.55(2H,s), 4.60-4.90
(1H,m), 7.15(1H,d,J=7.0Hz), 7.34-7.60(6H,m).
【0371】実施例354 3,5−ジメチル−2−(4−(4−イソニコチノイル
オキシメチルピペリジルカルボニル)ベンジルチオ)−
4(3H)−キナゾリノン 2−(4−(4−ヒドロキシメチルピペリジルカルボニ
ル)ベンジルチオ)−3,5−ジメチル−4(3H)−
キナゾリノン(415mg)をDMF(15ml)に溶解
し、イソニコチン酸クロリド塩酸塩(270mg)を加
え、5分かけてトリエチルアミン(0.40ml)を加
え、室温にて3時間撹拌させた。反応液を濃縮し、水お
よび飽和重曹水溶液および飽和食塩水で洗浄、乾燥後濃
縮した。ヘキサン/酢酸エチルから再結晶して無色固体
の表題化合物(241mg)を得た。 IR(KBr)ν:1718, 1668, 1560, 1295, 1099 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.16-2.22(5H,m), 2.85(3H,s), 2.56
-3.20(2H,m), 3.53(3H,s), 3.55-4.04(1H,m), 4.26(2H,
d,J=6.4Hz), 4.55(2H,s), 4.40-5.00(1H,m), 7.15(1H,
d,J=7.2Hz), 7.31-7.60(6H,m), 7.83(2H,d,J=5.8Hz),
8.80(2H,d,J=5.8Hz).
【0372】実施例355 3,5−ジメチル−2−(4−(4−(4−(4−フル
オロフェニル)ピペラジニルカルボニル)ピペリジルカ
ルボニル)ベンジルチオ)−4(3H)−キナゾリノン 表題の化合物を実施例1と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1672, 1550, 1434, 1307, 1226 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.54-1.92(6H,m), 2.85(3H,s), 2.70
-3.16(7H,m), 3.53(3H,s), 3.60-3.82(4H,m), 4.54(2H,
s), 6.84-7.04(4H,m), 7.14(1H,d,J=8.8Hz), 7.33-7.59
(6H,m). 実施例356 3,5−ジメチル−2−(4−(4−モルホリノカルボ
ニルピペリジルカルボニル)ベンジルチオ)−4(3
H)−キナゾリノン 表題の化合物を実施例184と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1731, 1681, 1556, 1411, 1272, 1085 c
m-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.54-1.94(6H,m), 2.85(3H,s), 2.60
-3.12(3H,m), 3.53(3H,s), 3.67(9H,m), 4.54(2H,m),
7.15(1H,d,J=7.2Hz), 7.33-7.59(6H,m).
【0373】実施例357 2−(5−(2−(4−(3−トリフルオロメチルフェ
ニル)ピペラジニルカルボニル)ピラジル)メチルチ
オ)−3,5−ジメチル−2−メルカプト−4(3H)
−キナゾリノン 表題の化合物を実施例184と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1675, 1558, 1448, 1307, 1116 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:2.84(3H,s), 3.22(2H,m), 3.34(2H,
m), 3.81(2H,m), 3.97(2H,m), 4.67(2H,s), 7.00-7.20
(4H,m), 7.30-7.48(2H,m), 7.55(1H,t,J=7.6Hz), 8.87
(1H,s), 8.96(1H,s). 実施例358 8−(4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルオキシ)
−3,4−ジヒドロ−7−メチル−2H,6H−ピリミ
ド〔2,1−b〕〔1,3〕チアジン−6−オン 表題の化合物を実施例40と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1649, 1589, 1500, 1390, 1274 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.99(3H,s), 2.26(2H,m), 3.17(2H,
t,J=5.9Hz), 4.10(2H,t,J=5.9Hz), 5.42(2H,s), 7.49(4
H,m), 7.77(4H,m).
【0374】実施例359 3,4−ジヒドロ−8−(4−(4−フルオロベンゾイ
ル)ベンジルオキシ)−7−メチル−2H,6H−ピリ
ミド〔2,1−b〕〔1,3〕チアジン−6−オン 表題の化合物を実施例40と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1625, 1580, 1500, 1266, 1118 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.99(3H,s), 2.59(2H,m), 3.17(2H,
t,J=5.9Hz), 4.10(2H,t,J=5.9Hz), 5.42(2H,s), 7.17(2
H,m), 7.52(2H,d,J=8.6Hz), 7.82(4H,m). 実施例360 3,4−ジヒドロ−7−メチル−8−(4−(4−トリ
フルオロメチルベンゾイル)ベンジルオキシ)−2H,
6H−ピリミド〔2,1−b〕〔1,3〕チアジン−6
−オン 表題の化合物を実施例40と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1654, 1591, 1498, 1326, 1187, 1122 c
m-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.99(3H,s), 2.26(2H,m), 3.17(2H,
t,J=5.8Hz), 4.10(2H,t,J=5.8Hz), 5.43(2H,s), 7.54(2
H,d,J=8.4Hz), 7.84(6H,m).
【0375】実施例361 3−メチル−2−〔4−〔4−(4−フルオロフェニ
ル)ピペラジニルカルボニル〕ベンジルチオ〕−4H−
ピリド〔1,2−a〕ピリミジン−4−オン 表題の化合物を実施例40と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1673, 1633, 1510, 1284, 1236, 1170 c
m-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:2.21(3H,s), 2.90
−3.26(4H,m), 3.42−4.04(4
H,m), 5.57(2H,s), 6.82−7.
16(5H,m), 7.50(5H,m), 7.7
0(1H,m), 9.08(1H,m). 実施例362 3−メチル−2−〔4−〔4−(2−ピリジル)ピペラ
ジニルカルボニル〕ベンジルオキシ〕−4H−ピリド
〔1,2−a〕ピリミジン−4−オン 表題の化合物を実施例40と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1679, 1627, 1484, 1284, 1170 cm
-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:2.22(3H,s), 3.44-4.06(8H,m), 5.57
(2H,s), 6.69(2H,m), 7.11(1H,m), 7.48(6H,m), 7.71(1
H,m), 8.21(1H,m), 9.08(1H,d,J=6.4Hz).
【0376】実施例363 3−メチル−2−〔4−〔4−(2−ピリジル)ピペラ
ジニルカルボニル〕ベンジルオキシ〕−6,7,8,9
−テトラヒドロ−4H−ピリド〔1,2−a〕ピリミジ
ン−4−オン 表題の化合物を実施例40と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1660, 1527, 1479, 1241, 1155 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.80-2.08(4H,m), 2.01(3H,s), 2.84
(2H,t,J=6.1Hz), 3.40-4.04(8H,m), 3.95(2H,t,J=6.1H
z), 5.40(2H,s), 6.69(2H,m), 7.40-7.58(5H,m),8.21(1
H,dd,J=1.8, 5.6Hz). 実施例364 8−(4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルチオ)−
3,4−ジヒドロ−7−メチル−2H,6H−ピリミド
〔2,1−b〕〔1,3〕チアジン−6−オン 表題の化合物を実施例40と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1647, 1496, 1398, 1286 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:2.00(3H,s), 2.26(2H,m), 3.17(2H,
t,J=5.8Hz), 4.07(2H,t,J=5.8Hz), 4.40(2H,s), 7.40-
7.56(4H,m), 7.68-7.80(4H,m).
【0377】実施例365 3,4−ジヒドロ−7−メチル−8−(4−(4−トリ
フルオロメチルベンゾイル)ベンジルチオ)−2H,6
H−ピリミド〔2,1−b〕〔1,3〕チアジン−6−
オン 表題の化合物を実施例40と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1641, 1546, 1494, 1326, 1166, 1130 c
m-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:2.00(3H,s), 2.26(2H,m), 3.17(2H,
t,J=5.8Hz), 4.07(2H,t,J=5.8Hz), 4.40(2H,s), 7.53(2
H,d,J=8.2Hz), 7.76(4H,d,J=8.2Hz), 7.89(2H,d,J=8.2H
z). 実施例366 3,4−ジヒドロ−8−(4−(4−フルオロベンゾイ
ル)ベンジルチオ)−7−メチル−2H,6H−ピリミ
ド〔2,1−b〕〔1,3〕チアジン−6−オン 表題の化合物を実施例40と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1646, 1596, 1498, 1396, 1155 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:2.00(3H,s), 2.26(2H,m), 3.17(2H,
t,J=5.8Hz), 4.07(2H,t,J=5.8Hz), 4.40(2H,s), 7.08-
7.23(2H,m), 7.51(2H,d,J=8.3Hz), 7.72(2H,d,J=8.3H
z), 7.76-7.96(2H,m).
【0378】実施例367 3,5−ジメチル−2−(4−(4−(2−(2−ピリ
ジル)エチル−N−メチルアミノカルボニル)ピペリジ
ルカルボニル)ベンジルチオ)−4(3H)−キナゾリ
ノン 表題の化合物を実施例184と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1675, 1556, 1434, 1307 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.48-1.84(7H,m), 2.85(3H,s), 2.97
(3H,s), 2.46-3.10(4H,m), 3.53(3H,s), 3.77(2H,m),
4.54(2H,s), 7.06-7.25(2H,m), 7.30-7.66(8H,m),8.54
(1H,m). 実施例368 1−(4−(4−トリフルオロベンゾイル)ベンジル)
−1,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロシクロペン
ト〔d〕イミダゾ〔1,2−a〕ピリミジン−5−オン 表題の化合物を実施例163と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1654, 1581, 1326, 1278 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.50-1.95(6H,m), 2.88(4H,m), 5.35
(2H,s), 6.87(1H,d,J=2.7Hz), 7.43(2H,d,J=8.4Hz), 7.
57(1H,d,J=2.7Hz), 7.72-7.92(6H,m).
【0379】実施例369 3,4−ジヒドロ−8−(4−(4−メトキシベンゾイ
ル)ベンジルオキシ)−7−メチル−2H,6H−ピリ
ミド〔2,1−b〕〔1,3〕チアジン−6−オン 表題の化合物を実施例40と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1654, 1504, 1257, 1170, 1128 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.99(3H,s), 2.26(2H,m), 3.17(2H,
t,J=5.8Hz), 3.89(3H,s),4.10(2H,t,J=5.8Hz), 5.42(2
H,s), 6.97(2H,d,J=8.3Hz), 7.51(2H,d,J=8.3Hz),7.73-
7.84(4H,m). 実施例370 3−メチル−2−(4−(4−シアノベンゾイル)ベン
ジルオキシ)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−
ピリド〔1,2−a〕ピリミジン−4−オン 表題の化合物を実施例163と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:2227, 1658, 1535, 1276, 1149 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.78-2.03(4H,m), 2.02(3H,s), 2.83
(2H,t,J=6.4Hz), 3.95(2H,t,J=6.2Hz), 5.46(2H,s), 7.
55(2H,d,J=8.4Hz), 7.75-7.93(6H,m).
【0380】実施例371 6−メチル−7−〔4−(4−シアノベンゾイル)ベン
ジルオキシ〕−2,3−ジヒドロ−5H−チアゾロ
〔1,2−a〕ピリミジン−5−オン 表題の化合物を実施例40と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:2231, 1600, 1523, 1392, 1278, 1143 c
m-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.97(3H,s), 3.47(2H,t,J=7.7Hz),
4.47(2H,t,J=7.7Hz), 5.44(2H,s), 7.53(2H,d,J=8.0H
z), 7.75-7.92(6H,m). 実施例372 3,4−ジヒドロ−8−(4−(4−ヒドロキシベンゾ
イル)ベンジルオキシ)−7−メチル−2H,6H−ピ
リミド〔2,1−b〕〔1,3〕チアジン−6−オン 表題の化合物を実施例40と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1645, 1585, 1498, 1278 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.85(3H,s), 2.14(2H,m), 3.21(2H,
m), 3.95(2H,m), 5.40(2H,s), 6.89(2H,d,J=8.6Hz), 7.
54(2H,d,J=8.4Hz), 7.64-7.72(4H,m).
【0381】実施例373 3,4−ジヒドロ−8−〔4−〔4−(N,N−ジメチ
ルカロバモイルオキシ)ベンゾイル〕ベンジルオキシ〕
−7−メチル−2H,6H−ピリミド〔2,1−b〕
〔1,3〕チアジン−6−オン 表題の化合物を実施例40と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1718, 1654, 1502, 1390, 1270 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.99(3H,s), 2.26(2H,m), 3.05(3H,
s), 3.13(3H,s), 3.17(2H,m), 4.10(2H,t,J=5.6Hz), 5.
42(2H,s), 7.25(2H,d,J=9.0Hz), 7.52(2H,d,J=8.4Hz),
7.82(4H,m). 実施例374 3−メチル−2−(4−(4−アセトキシベンゾイル)
ベンジルオキシ)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4
H−ピリド〔1,2−a〕ピリミジン−4−オン 表題の化合物を実施例40と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1758, 1646, 1527, 1199 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.89(4H,m), 2.02(3H,s), 2.35(3H,
s), 2.84(2H,t,J=6.2Hz),3.94(2H,t,J=6.2Hz), 5.45(2
H,s), 5.42(2H,s), 7.22(2H,d,J=8.8Hz), 7.52(2H,d,J=
8.4Hz), 7.76-7.90(4H,m).
【0382】実施例375 3−メチル−2−(4−(4−ヒドロキシベンゾイル)
ベンジルオキシ)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4
H−ピリド〔1,2−a〕ピリミジン−4−オン 表題の化合物を実施例40と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1735, 1635, 1510, 1280, 1149 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.81(4H,m), 1.87(3H,s), 2.81(2H,
t,J=6.3Hz), 3.79(2H,t,J=5.9Hz), 5.46(2H,s), 6.90(2
H,d,J=8.6Hz), 7.56(2H,d,J=8.2Hz), 7.62-7.73(4H,m). 実施例376 3−メチル−2−〔4−〔4−(N,N−ジメチルカロ
バモイルオキシ)ベンゾイル〕ベンジルオキシ〕−6,
7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド〔1,2−
a〕ピリミジン−4−オン 表題の化合物を実施例228と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1716, 1658, 1602, 1527, 1396 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.92(4H,m), 2.03(3H,s), 2.84(2H,
t,J=6.3Hz), 3.05(3H,s),3.14(3H,s), 3.95(2H,t,J=6.3
Hz), 5.45(2H,s), 7.25(2H,d,J=8.5Hz), 7.52(2H,d,J=
8.5Hz), 7.82(4H,m).
【0383】実施例377 3−メチル−2−〔4−(4−メチルピペラジニルカル
ボニル)ベンジルチオ〕−チエノ〔3,2−d〕ピリミ
ジン−4(3H)−オン塩酸塩 表題の化合物を実施例1と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1665, 1640, 1530, 1500, 1410, 1280, 126
0 cm-1.1 H-NMR(DMSO-d6)δ:2.80(3H,brs), 3.00-3.90(8H,m),
3.51(3H,s), 4.59(2H,s), 7.37(1H,d,J=5.2Hz), 7.43(2
H,d,J=8.2Hz), 7.62(2H,d,J=8.2Hz), 8.16(1H,d,J=5.2H
z). 実施例378 3,6−ジメチル−7−〔4−(4−メチルピペラジニ
ルカルボニル)ベンジルオキシ〕−5H−チアゾロ
〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン塩酸塩 表題の化合物を実施例40と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1680, 1650, 1630, 1565, 1500 cm-1.1 H-NMR(DMSO-d6)δ:1.90(3H,s), 2.69(3H,d,J=1.2Hz),
3.78(3H,s), 3.00-3.90(8H,m), 5.44(2H,s), 6.98(1H,
d,J=1.2Hz), 7.48(2H,d,J=8.2Hz), 7.54(2H,d,J=8.2H
z).
【0384】実施例379 3−メチル−2−〔4−(4−メチルピペラジニルカル
ボニル)ベンジルオキシ〕−4H−ピリド〔1,2−
a〕ピリミジン−4−オン塩酸塩 表題の化合物を実施例40と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1670, 1630, 1470, 1420 cm-1.1 H-NMR(DMSO-d6)δ:2.07(3H,s), 2.80(3H,s), 3.00-3.
85(8H,m), 5.57(2H,s),7.15-7.70(6H,m), 8.00(1H,m),
5.97(1H,d,J=7.4Hz). 実施例380 3,5−ジメチル−2−〔4−〔4−(2−ピペリジノ
エチル)ピペラジニルカルボニル〕ベンジルチオ〕−4
(3H)−キナゾリノン2塩酸塩 表題の化合物を実施例1と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1675, 1640, 1550, 1450, 1420 cm-1.1 H-NMR(DMSO-d6+D2O)δ:1.50-1.85(6H,m), 2.75(3H,
s), 2.95-4.15(16H,m), 3.59(3H,s), 4.59(2H,s), 7.22
(1H,d,J=7.0Hz), 7.37-7.70(6H,m).
【0385】実施例381 3,5−ジメチル−2−〔4−(4−シンナミルピペラ
ジニルカルボニル)ベンジルチオ〕−4(3H)−キナ
ゾリノン塩酸塩 表題の化合物を実施例1と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1675, 1630, 1550, 1420 cm-1.1 H-NMR(DMSO-d6)δ:2.75(3H,s), 2.90-3.55(8H,m), 3.
44(3H,s), 3.90(2H,m),4.60(2H,s), 6.39(1H,dt,J=15.
8, 7.0Hz), 6.83(1H,d,J=15.8Hz), 7.21(1H,d,J=7.4H
z), 7.30-7.70(11H,m). 実施例382 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルチオ〕−
5−メチル−4(3H)−キナゾリノン 表題の化合物を実施例1と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1670, 1585, 1560 cm-1.1 H-NMR(DMSO-d6)δ:2.73(3H,s), 4.57(2H,s), 7.18(1
H,d,J=7.2Hz), 7.44(1H,d,J=7.2Hz), 7.55-7.80(5H,m),
12.40(1H,brs).
【0386】実施例383 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルオキシ〕
−3−メチル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−
ピリド〔1,2−a〕ピリミジン−4−オン 表題の化合物を実施例40と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1650, 1640, 1595, 1520, 1135 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.75-2.05(4H,m), 2.02(3H,s), 2.83
(2H,t,J=6.8Hz), 3.95(2H,t,J=6.0Hz), 5.46(2H,s), 7.
47(2H,d,J=8.6Hz), 7.52(2H,d,J=8.4Hz), 7.76(2H,d,J=
8.6Hz), 7.78(2H,d,J=8.4Hz). 実施例384 2−〔4−(4−フルオロベンゾイル)ベンジルオキ
シ〕−3−メチル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4
H−ピリド〔1,2−a〕ピリミジン−4−オン 表題の化合物を実施例40と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1650, 1640, 1590, 1525, 1270, 1130 c
m-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.80-2.05(4H,m), 2.02(3H,s), 2.84
(2H,t,J=6.4Hz), 3.95(2H,t,J=6.0Hz), 5.46(2H,s), 7.
17(2H,t,J=8.6Hz), 7.52(2H,d,J=8.4Hz), 7.78(2H,d,J=
8.4Hz), 7.86(2H,dd,J=8.6, 5.6Hz).
【0387】実施例385 3−メチル−2−〔4−(4−トリフルオロメチルベン
ゾイル)ベンジルオキシ〕−6,7,8,9−テトラヒ
ドロ−4H−ピリド〔1,2−a〕ピリミジン−4−オ
ン 表題の化合物を実施例40と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1655, 1605, 1325, 1145 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.80-2.00(4H,m), 2.02(3H,s), 2.83
(2H,t,J=6.6Hz), 3.95(2H,t,J=6.0Hz), 5.47(2H,s), 7.
54(2H,d,J=8.0Hz), 7.76(2H,d,J=8.6Hz), 7.82(2H,d,J=
8.6Hz), 7.90(2H,d,J=8.0Hz). 実施例386 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルオキシ〕
−3,6−ジメチル−6,7,8,9−テトラヒドロ−
4H−ピリド〔1,2−a〕ピリミジン−4−オン 表題の化合物を実施例40と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1650, 1640, 1600, 1520, 1135 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.34(3H,d,J=6.6Hz), 1.80-2.05(4H,
m), 2.02(3H,s), 2.86(2H,m), 4.95(1H,m), 5.44(2H,
s), 7.47(2H,d,J=8.6Hz), 7.52(2H,d,J=8.6Hz), 7.76(2
H,d,J=8.6Hz), 7.78(2H,d,J=8.6Hz).
【0388】実施例387 3,6−ジメチル−2−〔4−(4−フルオロベンゾイ
ル)ベンジルオキシ〕−6,7,8,9−テトラヒドロ
−4H−ピリド〔1,2−a〕ピリミジン−4−オン 表題の化合物を実施例40と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1650, 1595, 1520, 1270, 1135 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.34(3H,d,J=6.6Hz), 1.80-2.05(4H,
m), 2.02(3H,s), 2.65-3.00(2H,m), 4.96(1H,m), 5.44
(2H,s), 7.16(2H,t,J=8.6Hz), 7.52(2H,d,J=8.4Hz), 7.
77(2H,d,J-8.4Hz), 7.85(2H,dd,J=8.6, 5.4Hz). 実施例388 3,6−ジメチル−2−〔4−(4−トリフルオロメチ
ルベンゾイル)ベンジルオキシ〕−6,7,8,9−テ
トラヒドロ−4H−ピリド〔1,2−a〕ピリミジン−
4−オン 表題の化合物を実施例40と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1655, 1645, 1605, 1525, 1325, 1130 c
m-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.34(3H,d,J=6.6Hz), 1.80-2.05(4H,
m), 2.02(3H,s), 2.65-3.00(2H,m), 4.96(1H,m), 5.45
(2H,s), 7.54(2H,d,J=8.0Hz), 7.76(2H,d,J=8.6Hz), 7.
82(2H,d,J=8.6Hz), 7.90(2H,d,J=8.0Hz).
【0389】実施例389 7−〔4−(4−フルオロベンゾイル)ベンジルオキ
シ〕−6−メチル−2,3−ジヒドロ−5H−チアゾロ
〔1,2−a〕ピリミジン−5−オン 表題の化合物を実施例40と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1650, 1640, 1590, 1510, 1390, 1345, 128
5, 1220, 1145 cm-1.1H-NMR(CDCl3)δ:1.98(3H,s), 3.
47(2H,t,J=7.8Hz), 4.47(2H,t,J=7.8Hz), 5.44(2H,s),
7.17(2H,t,J=8.6Hz), 7.51(2H,d,J=8.2Hz), 7.78(2H,d,
J=8.2Hz), 7.86(2H,dd,J=8.6, 5.4Hz). 実施例390 7−〔4−(4−メトキシベンゾイル)ベンジルオキ
シ〕−6−メチル−2,3−ジヒドロ−5H−チアゾロ
〔1,2−a〕ピリミジン−5−オン 表題の化合物を実施例40と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1650, 1640, 1595, 1515, 1390, 1255 c
m-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.98(3H,s), 3.47(2H,t,J=7.8Hz),
3.90(3H,s), 4.47(2H,t,J=7.8Hz), 5.43(2H,s), 6.97(2
H,t,J=8.8Hz), 7.49(2H,d,J=8.4Hz), 7.77(2H,d,J=8.4H
z), 7.84(2H,d,J=8.8Hz).
【0390】実施例391 6−メチル−7−〔4−(3,4,5−トリメトキシベ
ンゾイル)ベンジルオキシ〕−2,3−ジヒドロ−5H
−チアゾロ〔1,2−a〕ピリミジン−5−オン 表題の化合物を実施例40と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1645, 1595, 1580, 120 , 1390, 1330, 123
0, 1125 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.98(3H,s), 3.47(2H,t,J=7.8Hz),
3.88(6H,s), 3.94(3H,s),4.47(2H,t,J=7.8Hz), 5.44(2
H,s), 7.07(2H,s), 7.51(2H,d,J=8.4Hz), 7.81(2H,d,J=
8.4Hz).
【0391】実施例392 7−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルチオ〕−
6−メチル−2,3−ジヒドロ−5H−チアゾロ〔1,
2−a〕ピリミジン−5−オン 表題の化合物を実施例1と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1645, 1545, 1500 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):1.99(3H,s), 3.45(2H,t,J=7.6H
z), 4.41(2H,s), 4.45(2H,t,J=7.6Hz), 7.45(2H,d,J=8.
2Hz), 7.49(2H,d,J=8.0Hz), 7.72(2H,d,J=8.0Hz), 7.74
(2H,d,J=8.2Hz). 実施例393 7−〔4−(4−フルオロベンゾイル)ベンジルチオ〕
−6−メチル−2,3−ジヒドロ−5H−チアゾロ
〔1,2−a〕ピリミジン−5−オン 表題の化合物を実施例1と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1645, 1600, 1595, 1550, 1500 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):1.99(3H,s), 3.45(2H,t,J=7.6H
z), 4.42(2H,s), 4.45(2H,t,J=7.6Hz), 7.16(2H,t,J=8.
6Hz), 7.48(2H,d,J=8.2Hz), 7.72(2H,d,J=8.2Hz), 7.84
(2H,dd,J=8.6, 5.4Hz),
【0392】実施例394 2−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルチオ〕−
3−メチル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピ
リド〔1,2−a〕ピリミジン−4−オン 表題の化合物を実施例1と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1645, 1605, 1560, 1520 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.72-2.10(4H,m), 2.03(3H,s), 2.89
(2H,t,J=6.2Hz), 3.92(2H,t,J=6.0Hz), 4.44(2H,s), 7.
45(2H,d,J=8.6Hz), 7.50(2H,d,J=8.4Hz), 7.72(2H,d,J=
8.4Hz), 7.74(2H,d,J=8.6Hz). 実施例395 3−メチル−2−〔4−(4−トリフルオロメチルベン
ゾイル)ベンジルチオ〕−6,7,8,9−テトラヒド
ロ−4H−ピリド〔1,2−a〕ピリミジン−4−オン 表題の化合物を実施例1と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1645, 1560, 1520, 1320, 1160, 1120 c
m-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.75-2.10(4H,m), 2.04(3H,s), 2.89
(2H,t,J=6.3Hz), 3.92(2H,t,J=6.0Hz), 4.45(2H,s), 7.
53(2H,d,J=8.2Hz), 7.75(4H,d,J=8.2Hz), 7.88(2H,d,J=
8.2Hz).
【0393】実施例396 2−〔4−(4−フルオロベンゾイル)ベンジルチオ〕
−3−メチル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−
ピリド〔1,2−a〕ピリミジン−4−オン 表題の化合物を実施例1と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1640, 1595, 1560, 1520, 1270, 1225 c
m-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.80-2.10(4H,m), 2.04(3H,s), 2.90
(2H,t,J=6.4Hz), 3.93(2H,t,J=5.9Hz), 4.45(2H,s), 7.
16(2H,t,J=8.6Hz), 7.51(2H,d,J=8.4Hz), 7.72(2H,d,J=
8.4Hz), 7.94(2H,dd,J=8.6, 5.4Hz). 実施例397 6−メチル−7−〔4−(4−トリフルオロメチルベン
ゾイル)ベンジルチオ〕−2,3−ジヒドロ−5H−チ
アゾロ〔1,2−a〕ピリミジン−5−オン 表題の化合物を実施例1と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1655, 1600, 1555, 1505, 1385, 1325, 127
5, 1120, 1060 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.99(3H,s), 3.46(2H,t,J=7.7Hz),
4.43(2H,s), 4.45(2H,t,J=7.7Hz), 7.51(2H,d,J=8.4H
z), 7.75(2H,d,J=8.2Hz), 7.76(2H,d,J=8.4Hz), 7.89(2
H,d,J=8.2Hz).
【0394】実施例398 3,6−ジメチル−7−〔4−(4−トリフルオロメチ
ルベンゾイル)ベンジルチオ〕−5H−チアゾロ〔1,
2−a〕ピリミジン−5−オン 表題の化合物を実施例1と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1660, 1650, 1530, 1485, 1320, 1170, 111
0 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:2.06(3H,s), 2.80(3H,d,J=1.2Hz),
4.49(2H,s), 6.35(1H,q,J=1.2Hz), 7.54(2H,d,J=8.2H
z), 7.75(2H,d,J=8.6Hz), 7.76(2H,d,J=8.2Hz), 7.88(2
H,d,J=8.6Hz). 実施例399 2−〔2−〔4−(4−クロロベンゾイル)フェニル〕
エチル〕−3−メチル−6,7,8,9−テトラヒドロ
−4H−ピリド〔1,2−a〕ピリミジン−4−オン 2−(2−フェニルエチル)−3−メチル−6,7,
8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド〔1,2−a〕ピ
リミジン−4−オン(1.0g)のメチレンクロリド
(15ml)溶液に塩化アルミニウム(1.51g)を加
え、つづいて4−クロロベンゾイルクロリド(980m
g)のメチレンクロリド(5ml)溶液を加え室温で15
時間撹拌させた。反応液を1規定塩酸にあけ、酢酸エチ
ルで抽出し、水、重曹水、食塩水で洗浄、乾燥後濃縮
し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(ヘキサン/酢酸エチル=1/1)にて精製し、ヘキ
サン・酢酸エチルから結晶化させて無色固体の表題化合
物(495mg)を得た。 IR(KBr)ν:1650, 1600, 1530 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.75-2.00(4H,m), 1.99(3H,s), 2.80
-3.08(6H,m), 3.95(2H,t,J=6.0Hz), 7.33(2H,d,J=8.2H
z), 7.46(2H,d,J=8.6Hz), 7.71(2H,d,J=8.2Hz), 7.74(2
H,d,J=8.6Hz).
【0395】実施例400 7−〔2−〔4−(4−クロロベンゾイル)フェニル〕
エチル〕−6−メチル−2,3−ジヒドロ−5H−チア
ゾロ〔1,2−a〕ピリミジン−5−オン 表題の化合物を実施例399と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1650, 1510 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:2.06(3H,s), 2.80
(3H,d,J=1.2Hz), 4.49(2H,
s), 6.35(1H,q,J=1.2Hz),
7.54(2H,d,J=8.2Hz), 7.75
(2H,d,J=8.6Hz), 7.76(2H,
d,J=8.2Hz), 7.88(2H,d,J=
8.6Hz). 実施例401 8−〔2−〔4−(4−クロロベンゾイル)フェニル〕
エチル〕−7−メチル−3,4−ジヒドロ−2H,6H
−ピリド〔2,1−b〕〔1,3〕チアジン−6−オン 表題の化合物を実施例399と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1645, 1500 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.96(3H,s), 2.28(2H,m), 2.85(2H,
m), 3.01(2H,m), 3.18(2H,t,J=6.0Hz), 4.10(2H,t,J=5.
6Hz), 7.33(2H,d,J=8.2Hz), 7.47(2H,d,J=8.2Hz),7.71
(2H,d,J=8.2Hz), 7.74(2H,d,J=8.2Hz).
【0396】実施例402 6−メチル−7−〔4−(4−トリフルオロメチルベン
ゾイル)ベンジルオキシ〕−2,3−ジヒドロ−5H−
チアゾロ〔2,1−a〕ピリミジン−5−オン 表題の化合物を実施例40と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1655, 1590, 1510, 1325, 1140 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.98(3H,s), 3.48(2H,t,J=7.8Hz),
4.47(2H,t,J=7.8Hz), 5.45(2H,s), 7.53(2H,d,J=8.6H
z), 7.60-7.93(6H,m). 実施例403 2−〔4−(4−メトキシベンゾイル)ベンジルオキ
シ〕−3−メチル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4
H−ピリド〔1,2−a〕ピリミジン−4−オン 表題の化合物を実施例40と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1660, 1645, 1600, 1530, 1280, 1255, 115
0 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.80-2.12(4H,m), 2.02(3H,s), 2.84
(2H,t,J=6.4Hz), 3.90(3H,s), 3.95(2H,t,J=6.0Hz), 5.
45(2H,s), 6.97(2H,d,J=8.8Hz), 7.51(2H,d,J=8.2Hz),
7.77(2H,d,J=8.2Hz), 7.84(2H,d,J=8.8Hz).
【0397】実施例404 3−メチル−2−〔4−(4−メチルベンゾイル)ベン
ジルオキシ〕−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−
ピリド〔1,2−a〕ピリミジン−4−オン 表題の化合物を実施例40と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1650, 1600, 1530, 1270, 1145 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.80-2.05(4H,m), 2.02(3H,s), 2.45
(3H,s), 2.84(2H,t,J=6.5Hz), 3.94(2H,t,J=6.0Hz), 5.
45(2H,s), 7.28(2H,d,J=8.4Hz), 7.50(2H,d,J=8.0Hz),
7.72(2H,d,J=8.0Hz), 7.79(2H,d,J=8.4Hz). 実施例405 6−メチル−7−〔4−(4−メチルベンゾイル)ベン
ジルオキシ〕−2,3−ジヒドロ−5H−チアゾロ
〔1,2−a〕ピリミジン−5−オン 表題の化合物を実施例40と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1655, 1600, 1590, 1515, 1390, 1270 c
m-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.98(3H,s), 2.45(3H,s), 3.47(2H,
t,J=7.7Hz), 4.47(2H,t,J=7.7Hz), 5.43(2H,s), 7.29(2
H,d,J=8.4Hz), 7.49(2H,d,J=8.4Hz), 7.73(2H,d,J=8.4H
z), 7.79(2H,d,J=8.4Hz).
【0398】実施例406 3−メチル−2−〔4−(4−メチルベンゾイル)ベン
ジルオキシ〕−3,4−ジヒドロ−2H,6H−ピリミ
ド〔2,1−b〕〔1,3〕チアジン−6−オン 表題の化合物を実施例40と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1645, 1585, 1495 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.99(3H,s), 2.20-2.38(2H,m), 2.45
(3H,s), 3.17(2H,t,J=6.0Hz), 4.10(2H,t,J=5.6Hz), 5.
42(2H,s), 7.29(2H,d,J=8.2Hz), 7.51(2H,d,J=8.2Hz),
7.73(2H,d,J=8.2Hz), 7.79(2H,d,J=8.2Hz). 実施例407 3−エチル−2−メチルチオ−7−〔4−(3,4,5
−トリメトキシベンゾイル)ベンジル〕−7H−ピロロ
〔2,3−d〕ピリミジン−4−オン 表題の化合物を実施例49と同様にして合成した。1 H-NMR(CDCl3)δ:1.36(3H,t,J=7.2Hz), 2.58(3H,s),
3.87(6H,s), 3.94(3H,s),4.22(2H,q,J=7.2Hz), 5.37(2
H,s), 6.65(1H,d,J=3.4Hz), 6.77(1H,d,J=3.4Hz),7.04
(2H,s), 7.34(2H,d,J=8.4Hz), 7.78(2H,d,J=8.4Hz).
【0399】実施例408 7−〔4−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシベン
ゾイル)ベンジル〕−3−エチル−2−メチルチオ−7
H−ピロロ〔2,3−d〕ピリミジン−4−オン 表題の化合物を実施例49と同様にして合成した。1 H-NMR(CDCl3)δ:0.24(6H,s), 0.99(9H,s), 1.36(3H,
t,J=7.2Hz), 2.57(3H,s),4.22(2H,q,J=7.2Hz), 5.35(2
H,s), 6.65(1H,d,J=3.4Hz), 6.75(1H,d,J=3.4Hz),6.89
(2H,d,J=8.6Hz), 7.30(2H,d,J=8.4Hz), 7.73(2H,d,J=8.
4Hz), 7.74(2H,d,J=8.6Hz). 実施例409 3−エチル−7−〔4−(4−ヒドロキシベンゾイル)
ベンジル〕−2−メチルチオ−7H−ピロロ〔2,3−
d〕ピリミジン−4−オン 7−〔4−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシベン
ゾイル)ベンジル〕−3−エチル−2−メチルチオ−7
H−ピロロ〔2,3−d〕ピリミジン−4−オン(4.
10g)をTHF(76.8ml)に溶解し、1M−テト
ラブチルアンモニウムフルオライドのTHF溶液(7.
68ml)を加え30分撹拌した。水を加えた後、THF
を留去し、酢酸エチルを加え分液した。有機層を飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下
溶媒留去し、残渣をエーテルで微細化し濾取、エーテ
ル、メタノール、ヘキサン洗浄後、乾燥することにより
表題化合物(3.0g)を結晶性粉末として得た。1 H-NMR(Me2SO-d6)δ:1.24(3H,t,J=7.2Hz), 2.60(3H,
s), 4.08(2H,q,J=7.2Hz),5.41(2H,s), 6.47(1H,d,J=3.4
Hz), 6.87(2H,d,J=8.6Hz), 7.19(1H,d,J=3.4Hz),7.44(2
H,d,J=8.0Hz), 7.63(2H,d,J=8.6Hz), 7.65(2H,d,J=8.0H
z).
【0400】実施例410 7−〔4−(4−ジメチルアミノエトキシベンゾイル)
ベンジル〕−3−エチル−2−メチルチオ−7H−ピロ
ロ〔2,3−d〕ピリミジン−4−オン・塩酸塩 表題の化合物を実施例156と同様にして合成した。1 H-NMR(CDCl3)δ:1.36(3H,t,J=7.2Hz), 2.35(6H,s),
2.58(3H,s), 2.76(2H,t,J=5.6Hz), 4.14(2H,t,J=5.6H
z), 4.22(2H,q,J=7.2Hz), 5.35(2H,s), 6.65(1H,d,H=3.
4Hz), 6.75(1H,d,J=3.4Hz), 6.97(2H,d,J=8.8Hz), 7.30
(2H,d,J=8.2Hz), 7.72(2H,d,J=8.2Hz), 7.79(2H,d,J=8.
8Hz). 実施例411 3−エチル−2−メチルチオ−7−〔4−(4−ニコチ
ノイルメトキシベンゾイル)ベンジル〕−7H−ピロロ
〔2,3−d〕ピリミジン−4−オン 表題の化合物を実施例237と同様にして合成した。1 H-NMR(CDCl3)δ:1.23(3H,t,J=7.2Hz), 2.60(3H,s),
4.08(2H,q,J=7.2Hz), 5.42(2H,s), 5.78(2H,s), 6.47
(1H,d,J=3.4Hz), 7.14(2H,d,J=8.8Hz), 7.20(1H,d,J=3.
4Hz), 7.46(2H,d,J=8.2Hz), 7.59-7.64(1H,m), 7.69(2
H,d,J=8.2Hz), 7.72(2H,d,J=8.8Hz), 8.32-8.39(1H,m),
8.88(1H,dd,J=1.6, 4.8Hz), 9.20(1H,d,J=1.6Hz).
【0401】実施例412 3−エチル−2−メチルチオ−7−〔4−(4−モルホ
リノエトキシベンゾイル)ベンジル〕−7H−ピロロ
〔2,3−d〕ピリミジン−4−オン・塩酸塩 表題の化合物を実施例156と同様にして合成した。1 H-NMR(CDCl3)δ:1.36(3H,t,J=7.0Hz), 2.58(3H,s),
2.59(4H,t,J=4.7Hz), 2.84(2H,t,J=5.6Hz), 3.74(4H,
t,J=4.7Hz), 4.19(2H,t,J=5.6Hz), 4.22(2H,q,J=7.0H
z), 5.35(2H,s), 6.66(1H,d,J=3.4Hz), 6.75(1H,d,J=3.
4Hz), 6.96(2H,d,J=8.8Hz), 7.30(2H,d,J=8.2Hz), 7.72
(2H,d,J=8.2Hz), 7.80(2H,d,J=8.8Hz). 実施例413 3−エチル−2−メチルチオ−7−〔4−(4−ピペリ
ジノエトキシベンゾイル)ベンジル〕−7H−ピロロ
〔2,3−d〕ピリミジン−4−オン・塩酸塩 表題の化合物を実施例156と同様にして合成した。1 H-NMR(CDCl3)δ:1.36(3H,t,J=7.2Hz), 1.37-1.52(2
H,m), 1.54-1.68(4H,m),2.51(4H,t,J=5.6Hz), 2.58(3H,
s), 2.80(2H,t,J=6.2Hz), 4.18(2H,t,J=6.2Hz),4.12(2
H,q,J=7.2Hz), 5.35(2H,s), 6.65(1H,d,J=3.4Hz), 6.76
(1H,d,J=3.4Hz),6.96(2H,d,J=9.0Hz), 7.31(2H,d,J=8.4
Hz), 7.72(2H,d,J=8.4Hz), 7.79(2H,d,J=9.0Hz).
【0402】実施例414 7−〔4−(4−フルオロベンゾイル)ベンジル〕−5
−メチル−7H−ピロロ〔2,3−d〕ピリミジン−4
(3H)−オン 7−〔4−(4−フルオロベンゾイル)ベンジル〕−5
−メチル−2−メチルチオ−7H−ピロロ〔2,3−
d〕ピリミジン−4(3H)−オン(775mg)をDM
E(100ml)、酢酸エチル(100ml)、メタノール
(80ml)に溶解した。酢酸(2.5ml)を加えた後、
ラネーニッケルを添加した。原料の消滅を確認し、触媒
を濾去した。減圧下溶媒を留去し、エーテルにて結晶性
粉末を微細化し、濾取、エーテル洗浄後、乾燥すること
により表題化合物(529mg)を得た。1 H-NMR(DMSO-d6+D2O)δ:2.29(3H,s), 5.39(2H,s), 6.
96(1H,s), 7.33(2H,d,J=8.1Hz), 7.37(2H,d,J=8.8Hz),
7.69(2H,d,J=8.1Hz), 7.80(2H,dd,J=5.6, 8.8Hz), 7.86
(1H,s). 実施例415 3−エチル−7−〔4−(4−ヒドロキシベンゾイル)
ベンジル〕−5−メチル−7H−ピロロ〔2,3−d〕
ピリミジン−4−オン 表題の化合物を実施例49と同様にして合成した。1 H-NMR(DMSO-d6)δ:1.25(3H,t,J=7.2Hz), 2.30(3H,
s), 3.96(2H,q,J=7.2Hz),5.366(2H,s), 6.87(2H,d,J=8.
6Hz), 6.97(1H,s), 7.33(2H,d,J=8.2Hz), 7.63(4H,d,J=
8.6Hz), 8.19(1H,s), 10.34(1H,s).
【0403】実施例416 7−〔4−(6−クロロニコチノイル)ベンジル〕−3
−エチル−メチル−7H−ピロロ〔2,3−d〕ピリミ
ジン−4−オン 表題の化合物を実施例49と同様にして合成した。1 H-NMR(CDCl3)δ:1.41(3H,t,J=7.2Hz), 2.44(3H,d,J=
1.0Hz), 4.05(2H,q,J=7.2Hz), 5.36(2H,s), 6.60(1H,d,
J=1.0Hz), 7.30(2H,d,J=8.2Hz), 7.47(1H,d,J=8.4Hz),
7.75(2H,d,J=8.2Hz), 7.84(1H,s), 8.07(1H,dd,J=2.4,
8.4Hz), 8.74(1H,d,J=2.4Hz). 実施例417 3−エチル−5−メチル−7−〔4−(4−トリフルオ
ロメチルベンゾイル)ベンジル〕−7H−ピロロ〔2,
3−d〕ピリミジン−4−オン 表題の化合物を実施例49と同様にして合成した。1 H-NMR(CDCl3)δ:1.41(3H,t,J=7.2Hz), 2.43(3H,s),
4.05(2H,q,J=7.2Hz), 5.35(2H,s), 6.59(1H,s), 7.28(2
H,d,J=8.6Hz), 7.74(2H,d,J=8.0Hz), 7.76(2H,d,J=8.0H
z), 7.83(1H,s), 7.87(2H,d,J=8.6Hz).
【0404】実施例418 3−エチル−5−メチル−7−〔4−(4−(4−フェ
ニルピペラジノメチル)ベンゾイル)ベンジル〕−7H
−ピロロ〔2,3−d〕ピリミジン−4−オン 表題の化合物を実施例49と同様にして合成した。1 H-NMR(CDCl3)δ:1.41(3H,t,J=7.2Hz), 2.44(3H,d,J=
1.0Hz), 2.64(4H,t,J=5.1Hz), 3.22(4H,t,J=5.1Hz), 3.
64(2H,s), 4.06(2H,q,J=7.2Hz), 5.34(2H,s), 6.60(1H,
d,J=1.0Hz), 6.86(1H,t,J=8.0Hz), 6.93(2H,d,J=8.0H
z), 7.26(2H,d,J=8.4Hz), 7.27(2H,d,J=8.0Hz), 7.47(2
H,d,J=8.2Hz), 7.76(2H,d,J=8.4Hz), 7.77(2H,d,J=8.2H
z), 7.83(1H,s). 実施例419 3−エチル−5−メチル−7−〔4−(4−モルホリノ
エトキシベンゾイル)ベンジル〕−7H−ピロロ〔2,
3−d〕ピリミジン−4−オン・塩酸塩 表題の化合物を実施例156と同様にして合成した。1 H-NMR(CDCl3)δ:1.40(3H,t,J=7.2Hz), 2.43(2H,d,J=
1.2Hz), 2.59(4H,t,J=4.7Hz), 2.84(2H,t,J=5.7Hz), 3.
74(4H,t,J=4.7Hz), 4.05(2H,q,J=7.2Hz), 4.19(2H,t,J=
5.7Hz), 5.33(2H,s), 6.60(1H,d,J=1.2Hz), 6.95(2H,d,
J=8.8Hz), 7.26(2H,d,J=8.2Hz), 7.71(2H,d,J=8.2Hz),
7.79(2H,d,J=8.8Hz), 7.84(1H,s).
【0405】実施例420 3−エチル−5−メチル−7−〔4−(6−ピペリジノ
ピペリジニルニコチノイル)ベンジル〕−7H−ピロロ
〔2,3−d〕ピリミジン−4−オン・2塩酸塩 表題の化合物を実施例158と同様にして合成した。1 H-NMR(CDCl3)δ:1.41(3H,t,J=7.2Hz), 1.46-2.02(10
H,m), 2.43(3H,s), 2.54(4H,t,J=5.1Hz), 2.55-2.67(1
H,m), 2.93(2H,dt,J=2.6, 13.0Hz), 4.06(2H,q,J=7.2H
z), 4.54(2H,d,J=13.0Hz), 5.33(2H,s), 6.58(1H,s),
6.67(1H,d,J=9.0Hz),7.25(2H,d,J=8.2Hz), 7.69(2H,d,J
=8.2Hz), 7.83(1H,s), 8.00(1H,dd,J=2.2, 8.2Hz), 8.5
5(1H,d,J=2.2Hz). 実施例421 7−〔4−〔4−(4−N−tert−ブトキシカルボニル
ピペリジルメトキシ)ベンゾイル〕ベンジル〕−1,3
−ジメチル−キサンチン 表題の化合物を実施例156と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1699, 1664, 1655, 1599, 1257 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.2-1.4(2H,m), 1.47(9H,s), 1.7-2.
1(3H,m), 2.76(2H,t,J=12.7Hz), 3.41(3H,s), 3.61(3H,
s), 4.1-4.3(2H,brm), 5.59(2H,s), 6.93(2H,ABq,J=8.6
Hz), 7.40(2H,ABq,J=7.9Hz), 7.65(1H,s), 7.74(2H,AB
q,J=7.9Hz), 7.78(2H,ABq,J=8.6Hz).
【0406】実施例422 1,3−ジメチル−7−〔4−〔4−(4−ピペリジル
メトキシ)ベンゾイル〕ベンジル〕キサンチン 塩酸塩 7−〔4−〔4−(4−N−tert−ブトキシカルボニル
ピペリジルメトキシ)ベンゾイル〕ベンジル〕−1,3
−ジメチル−キサンチン(366mg)をテトラヒドロフ
ラン(5ml)に溶かし、氷冷下、4規定塩酸/酢酸エチ
ル(0.78ml)を滴下した。50℃で一晩撹拌後、さ
らに8時間還流した。反応液を濃縮後、析出物をろ取
し、酢酸エチルで洗浄し、白色粉末の表題化合物(22
7mg)を得た。 IR(KBr)ν:1707, 1662, 1599, 1259, 1171 cm-1.1 H-NMR(DMSO-d6)δ:1.3-1.7(2H,m), 1.8-2.2(3H,m),
2.8-3.0(2H,m), 3.2-3.5(2H,m), 3.22(3H,s), 3.45(3H,
s), 3.98(2H,d,J=6.0Hz), 5.61(2H,s), 7.08(2H,ABq,J=
8.8Hz), 7.46(2H,ABq,J=8.2Hz), 7.66(2H,ABq,J=8.2H
z), 7.72(2H,ABq,J=8.8Hz), 8.35(1H,s).
【0407】実施例423 1,3−ジメチル−7−〔4−〔4−(4−N−メチル
ピペリジルメトキシ)ベンゾイル〕ベンジル〕キサンチ
ン 1,3−ジメチル−7−〔4−〔4−(4−ピペリジル
メトキシ)ベンゾイル〕ベンジル〕キサンチン塩酸塩
(82mg)をアセトニトリル/メタノール(2ml/1m
l)に溶かし、37%ホルムアルデヒド水溶液(0.02
ml)を加え、氷冷下さらに水素化シアノほう素ナトリウ
ム(16mg)を加えた。室温で1時間撹拌後、酢酸を加
え pH5とした。反応液を濃縮し、残渣に酢酸エチル、
重曹水を加え、酢酸エチル層を抽出した。食塩水で洗浄
後、硫酸マグネシウムで乾燥した。濃縮し、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/エタノ
ール/トリエチルアミン=20/2/1)より精製し、
白色粉末の表題化合物(36mg)を得た。 IR(KBr)ν:1713, 1664, 1597, 1252, 1173, 758 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.2-2.2(7H,m), 2.35(3H,s), 2.9-3.
1(2H,m), 3.41(3H,s), 3.61(3H,s), 3.89(2H,d,J=5.4H
z), 5.59(2H,s), 6.92(2H,ABq,J=8.8Hz), 7.40(2H,ABq,
J=8.2Hz), 7.65(1H,s), 7.7-7.9(4H,m).
【0408】実施例424 7−〔4−〔4−〔1−(4−N−tert−ブトキシカル
ボニルピペリジル)エトキシ〕ベンゾイル〕ベンジル〕
−1,3−キサンチン 表題の化合物を実施例156と同様にして合成した。 IR(KBr)ν:1705, 1664, 1254, 1176 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.1-1.3(3H,brm), 1.6-1.8(4H,brm),
1.46(9H,s), 2.71(2H,t,J=13.7Hz), 3.42(3H,s), 3.61
(3H,s), 4.0-4.2(4H,brm), 5.59(2H,s), 6.93(2H,ABq,J
=8.8Hz), 7.40(2H,ABq,J=8.0Hz), 7.65(1H,s), 7.74(2
H,ABq,J=8.0Hz), 7.78(2H,ABq,J=8.8Hz).
【0409】実施例425 1,3−ジメチル−7−〔4−〔4−〔1−(4−ピペ
リジル)エトキシ〕ベンゾイル〕ベンジル〕キサンチン
塩酸塩 7−〔4−〔4−〔1−(4−N−tert−ブトキシカル
ボニルピペリジル)エトキシ〕ベンゾイル〕ベンジル〕
−1,3−キサンチン(454mg)をテトラヒドロフラ
ン(10ml)に溶かし、氷冷下4規定塩酸/酢酸エチル
(0.94ml)を滴下した。50℃で一晩撹拌後、さら
に二日間還流した。反応液を濃縮後、析出物をろ取し、
酢酸エチル/エーテルで洗浄し、白色粉末の表題化合物
(403mg)を得た。 IR(KBr)ν:1684, 1653, 1601, 1257 cm-1.1 H-NMR(DMSO-d6)δ:1.2-2.0(7H,brm), 2.7-3.0(2H,br
m), 3.21(3H,s), 3.2-3.3(2H,m), 3.44(3H,s), 4.1-4.2
(2H,brm), 5.61(2H,s), 7.06(2H,ABq,J=9.0Hz), 7.45(2
H,ABq,J=8.1Hz), 7.66(2H,ABq,J=8.1Hz), 7.71(2H,ABq,
J=9.0Hz), 8.33(1H,s), 8.4-8.8(2H,brm).
【0410】実施例426 1,3−ジメチル−7−〔4−〔4−〔1−(4−N−
メチルピペリジル)エトキシ〕ベンゾイル〕ベンジル〕
キサンチン 1,3−ジメチル−7−〔4−〔4−〔1−(4−ピペ
リジル)エトキシ〕ベンゾイル〕ベンジル〕キサンチン
塩酸塩(202ml)をアセトニトリル/メタノール(4
ml/2ml)に溶かし、37%ホルムアルデヒド水溶液
(0.045ml)を加え、氷冷下さらに水素化シアノほ
う素ナトリウム(38mg)を加えた。室温で1.5時間
撹拌後、酢酸を加え pHとした。反応液を濃縮し、残渣
に酢酸エチル、重曹水を加え、酢酸エチル層を抽出し
た。食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥した。濃
縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーより
精製し、白色粉末の表題化合物(34mg,18%)を得
た。 IR(KBr)ν:1716, 1662, 1525, 1255 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.2-2.1(9H,m), 2.29(3H,s), 2.8-3.0
(2H,brm), 3.42(3H,s),3.61(3H,s), 4.08(2H,t,J=6.3H
z), 5.59(2H,s), 6.93(2H,ABq,J=8.8Hz), 7.40(2H,ABq,
J=7.6Hz), 7.65(1H,s), 7.75(2H,ABq,J=7.6Hz), 7.79(2
H,ABq,J=8.8Hz).
【0411】実施例427 7−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベンジルオキシ〕
−6−メチル−2,3−ジヒドロ−5H−チアゾロ
〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン 7−ヒドロキシ−6−メチル−2,3−ジヒドロキシ−
5H−チアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン
(1.0g)と炭酸カリウム(750mg)のジメチルホ
ルムアミド(15ml)溶液に、4−(4−クロロベンゾ
イル)ベンジルブロミド(2.0g)を加え、反応液を
60℃で2時間撹拌させた。反応液を濃縮し得られた残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/
酢酸エチル=1/1)にて精製し、イソプロピルエーテ
ルから再結晶して無色固体の表題化合物(200mg)を
得た。 IR(KBr)ν:1650, 1515, 1390 cm-1.1 H-NMR(CDCl3)δ:1.97(3H,s), 3.47(2H,t,J=7.8Hz),
4.46(2H,t,J=7.8Hz), 5.43(2H,s), 7.46(2H,d,J=8.0H
z), 7.50(2H,d,J=8.0Hz), 7.76(2H,d,J=8.0Hz), 7.78(2
H,d,J=8.0Hz).
【0412】
【製剤例】 製剤例1(1錠当たりの用量) (1)実施例15の化合物 10.0mg (2)乳糖 60.0mg (3)コーンスターチ 35.0mg (4)ゼラチン 3.0mg (5)ステアリン酸マグネシウム 2.0mg 実施例15の化合物10.0mgと乳糖60.0mgお
よびコーンスターチ35.0mgの混合物を10重量%
ゼラチン水溶液0.03ml(ゼラチンとして3.0m
g)を用い、1mmメッシュの篩を問うして顆粒化した
のち、40℃で乾燥し、再び篩過した。得られた顆粒を
ステアリン酸マグネシウム2.0mgと混合し、圧縮し
た。得られた中心錠を蔗糖、二酸化チタン、タルクおよ
びアラビアゴムの懸濁液による糖衣でコーティングが施
された錠剤をミツロウで艶出してコート錠を得た。 製剤例2(1錠当たりの用量) (1)実施例15の化合物 10.0mg (2)乳糖 70.0mg (3)コーンスターチ 50.0mg (4)可溶性デンプン 7.0mg (5)ステアリン酸マグネシウム 3.0mg 実施例15の化合物10.0mgとステアリン酸マグネ
シウム3.0mgを可溶性デンプンの水溶液0.07m
l(可溶性デンプンとして7.0mg)で顆粒化したの
ち、乾燥し、乳糖70.0mgおよびコーンスターチ5
0.0mgと混合した。混合物を圧縮して錠剤を得た。
【0413】
【試験例】
実験例1 in vitro での前立腺癌の細胞増殖抑制作用 前立腺癌細胞株PC−3を10%ウシ胎児血清を含むF
−12K培地(フローラボラトリーズ〔Flow Laborator
ies〕社製あるいは大日本製薬社製)に浮遊させた細胞
懸濁液を96穴マイクロプレートに播き(5000個/
50あるいは75μl/ウェル)、5%炭酸ガスインキ
ュベーター中37℃で培養した。翌日、ジメチルホルム
アミドに溶解して3倍段階希釈した各化合物溶液(50
あるいは25μl/ウェル)を添加し(最終100μ
l)、さらに3日間培養を行った。MTT色素溶液を加
え生存細胞数を定量した〔多田ら、ジャーナル・オブ・
イムノロジカル・メソッズ(J. Immunol. Methods)、
第93巻、第157頁、(1986年)〕。化合物溶液
を添加していない対照群の細胞量を100%として、各
化合物添加群の細胞量の割合を求め、生存細胞量を対照
群の50%抑制させるのに必要な化合物濃度(IC
50値)を算出した。これらを〔表1〕に示す。
【表1】 〔表1〕より、本発明の化合物は優れた前立腺癌細胞株
(PC−3)の増殖抑制作用を有することが分かる。
【0414】実験例2 皮下移植腫瘍に対する腫瘍増殖抑制作用 組織培養用シャーレを用いインビトロ(in vitro)で継
代培養したヒト前立腺癌PC−3細胞株(以下、PC−
3細胞と略記する)を0.05%トリプシンで器壁から
はがし、細胞を10%血清を含むハムF12K培地で洗
った後、3X107/mlになるようにPBS(リン酸
緩衝液)に懸濁し、その100μlをBALB/c n
u/nuマウス(7週齢、雄)の右側腹部中央に注射筒
(25G使用)を用いて移植した。移植25日目に腫瘍
サイズを測定し、平均腫瘍サイズが16〜179mm3
なるようにグループ分けをし、薬物投与を開始した。腫
瘍サイズは長径(a)と短径(b)をキャリパーで測定
し、計算値0.5xaxb2から算出した。本発明化合
物を0.5%メチルセルロース/生理食塩水に懸濁し、
投薬液量として10μl/gマウス体重となるように調
整し、背部皮下に投与した。投薬は月水金の週3回計3
週間行い、移植46日目に腫瘍増殖抑制作用の評価を以
下の方法により行った。投薬開始前の腫瘍サイズを引い
た腫瘍サイズの値を用い、薬物投与群(T)とコントロ
ール群(C)との腫瘍体積比(T/C%)を求めた。結
果を表2にて表す。薬物の投与量は1回当たりの薬物重
量(mg/kg体重)で表した。
【表2】 〔表2〕より、本発明の化合物に、優れた腫瘍増殖抑制
作用が認められた。
【0415】実験例3 皮下移植腫瘍に対する腫瘍増殖抑制作用 組織培養用シャーレを用いインビトロ(in vitro)で継
代培養したPC−3細胞を0.05%トリプシンで器壁
からはがし、細胞を10%血清を含むハムF12K培地
で洗った後、3X107/mlになるようにPBSに懸
濁し、その100μlをBALB/c nu/nuマウ
ス(7週齢、雄)の右側腹部中央に注射筒(25G使
用)を用いて移植した。移植32日目に腫瘍サイズを測
定し、平均腫瘍サイズが273〜293mm3になるよう
にグループ分けをし、薬物投与を開始した。腫瘍サイズ
は長径(a)と短径(b)をキャリパーで測定し、計算値
0.5xaxb2から算出した。本発明化合物を0.5
%メチルセルロース/生理食塩水に懸濁し、投薬液量と
して10μl/gマウス体重となるように調整し、21
日間連続経口投与した。最終投与の翌日、移植53日目
に腫瘍増殖抑制作用の評価を以下の方法により行った。
投薬開始前の腫瘍サイズを引いた腫瘍サイズの値を用
い、薬物投与群(T)とコントロール群(C)との腫瘍
体積比(T/C%)を求めた。結果を表3にて表す。薬
物の投与量は1回当たりの薬物重量(mg/kg体重)
で表した。
【表3】 〔表3〕より、本発明の化合物に、優れた腫瘍増殖抑制
作用が認められた。
【0416】実験例4 皮下移植腫瘍に対する腫瘍増殖抑制作用 組織培養用シャーレを用いインビトロ(in vitro)で継
代培養したPC−3細胞を0.05%トリプシンで器壁
からはがし、細胞を10%血清を含むハムF12K培地
で洗った後、3X107/mlになるようにPBSに懸
濁し、その100μlをBALB/c nu/nuマウ
ス(7週齢、雄)の右側腹部中央に注射筒(25G使
用)を用いて移植した。移植31日目に腫瘍サイズを測
定し、平均腫瘍サイズが273〜293mm3になるよう
にグループ分けをし、薬物投与を開始した。腫瘍サイズ
は長径(a)と短径(b)をキャリパーで測定し、計算値
0.5xaxb2から算出した。本発明化合物を0.5
%メチルセルロース/生理食塩水に懸濁し、投薬液量と
して10μl/gマウス体重となるように調整し、21
日間連続経口投与した。最終投与の翌日、移植52日目
に腫瘍増殖抑制作用の評価を以下の方法により行った。
投薬開始前の腫瘍サイズを引いた腫瘍サイズの値を用
い、薬物投与群(T)とコントロール群(C)との腫瘍
体積比(T/C%)を求めた。結果を表3にて表す。薬
物の投与量は1回当たりの薬物重量(mg/kg体重)
で表した。
【表4】 〔表4〕より、本発明の化合物に、用量依存的に優れた
腫瘍増殖抑制作用が認められた。
【0417】
【発明の効果】本発明の化合物は、優れた抗腫瘍活性を
示し、難治性固形腫瘍の治療および他臓器への遠隔転移
の予防などに優れた効果を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/535 ACL A61K 31/535 ACL 31/54 31/54 31/55 31/55 C07D 239/70 C07D 239/70 401/12 239 401/12 239 401/14 211 401/14 211 473/06 473/06 473/08 473/08 473/22 473/22 487/04 140 487/04 140 142 142 143 143 144 144 146 146 147 147 148 148 491/048 491/048 495/04 105 495/04 105Z 498/04 105 498/04 105 116 116 513/04 351 513/04 351 355 355 (72)発明者 山岡 万寿夫 兵庫県神戸市長田区庄山町2丁目5番10号 庄山ビラ−202号 (72)発明者 中尾 雅文 奈良県生駒市小瀬町720番地の74

Claims (59)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 A−Z−Ar1−CO−Ar2 〔式中、Aは置換されていてもよい縮合ピリミジノンま
    たは縮合ピリダジノン環;Ar1およびAr2はそれぞれ置
    換されていてもよい環;Zは2価の基を示す。〕で表さ
    れる化合物またはその塩。
  2. 【請求項2】Aが(i)C6-14芳香族炭化水素、C5-10
    シクロアルカンあるいはモノ−またはジ−複素環(環の
    構成原子として炭素以外に窒素、酸素および硫黄から選
    ばれた1ないし4個のヘテロ原子を含む)と(ii)ピリ
    ミジノンまたはピリダジノン環とが縮合して形成される
    置換されていてもよい縮合ピリミジノンまたは縮合ピリ
    ダジノン環である請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】Aが置換されていてもよいピロロ〔2,3
    −d〕ピリミジン−4−オン、ピロロ〔3,2−d〕ピリ
    ミジン−4−オン、ピロロ〔3,4−d〕ピリミジン−4
    −オン、ピラゾロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン、
    ピラゾロ〔4,3−d〕ピリミジン−7−オン、6−オキ
    ソプリン、イミダゾ〔1,2−a〕ピリミジン−5−オ
    ン、イミダゾ〔1,2−a〕ピリミジン−7−オン、チ
    エノ〔2,3−d〕ピリミジン−4−オン、チエノ〔3,
    4−d〕ピリミジン−4−オン、チエノ〔3,2−d〕ピ
    リミジン−4−オン、フロ〔2,3−d〕ピリミジン−4
    −オン、フロ〔3,4−d〕ピリミジン−4−オン、フロ
    〔3,2−d〕ピリミジン−4−オン、イソキサゾロ
    〔5,4−d〕ピリミジン−4−オン、イソキサゾロ
    〔4,5−d〕ピリミジン−7−オン、オキサゾロ〔5,
    4−d〕ピリミジン−4−オン、オキサゾロ〔4,5−
    d〕ピリミジン−7−オン、チアゾロ〔5,4−d〕ピリ
    ミジン−4−オン、チアゾロ〔4,5−d〕ピリミジン−
    7−オン、イソチアゾロ〔5,4−d〕ピリミジン−4−
    オン、イソチアゾロ〔4,5−d〕ピリミジン−7−オ
    ン、トリアゾロ〔4,5−d〕ピリミジン−4−オン、
    1,2,4−トリアゾロ〔1,5−a〕ピリミジン−7−オ
    ン、ジヒドロシクロペンタ〔d〕ピリミジン−4−オ
    ン、5Hまたは7H−シクロペンタ〔d〕ピリミジン−
    4−オン、ピリド〔2,3−d〕ピリミジン−4−オ
    ン、ピリド〔3,2−d〕ピリミジン−4−オン、ピリ
    ド〔4,3−d〕ピリミジン−4−オン、ピリド〔3,4
    −d〕ピリミジン−4−オン、プテリジン−4−オン、
    キナゾリン−4−オン、ピリド〔1,2−a〕ピリミジン
    −4−オン、ピリミド〔1,2−a〕ピリミジン−4−
    オン、チアゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン、
    オキサゾロ〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン、ピロ
    ロ〔1,2−a〕ピリミジン−4−オン、ピリミド
    〔3,4−a〕ピリミジン−4−オン、ピリミド〔4,
    5−d〕ピリミジン−4−オン、ピリミド〔5,4−d〕
    ピリミジン−4−オン、ピリダジノ〔2,3−a〕ピリ
    ミジン−4−オン、ピリダジノ〔4,3−d〕ピリミジ
    ン−4−オン、ピリダジノ〔3,4−d〕ピリミジン−
    4−オン、キサンチン、尿酸、ピロロ〔3,2−d〕ピ
    リミジン−2,4−ジオン、ピロロ〔2,3−d〕ピリ
    ミジン−2,4−ジオン、ピロロ〔3,4−d〕ピリミ
    ジン−2,4−ジオン、ピリミド〔2,1−b〕〔1,
    3〕チアジン−6−オン、ピリミド〔2,1−b〕
    〔1,3〕オキサジン−6−オン、イミダゾ〔2,1−
    b〕キナゾリン−5−オン、シクロペント〔d〕イミダ
    ゾ〔1,2−a〕ピリミジン−5−オン、シクロペント
    〔d〕イミダゾ〔1,2−a〕ピリミジン−5−オン、
    ピリダジノ〔4,5−b〕−1,5−オキサゼピン−9
    (8H)−オン、ピリダジノ〔4,5−b〕−1,4−オ
    キサジン−8(7H)−オン、ピロロ〔3,4−d〕ピリ
    ダジン−4(5H)−オン、ピロロ〔2,3−d〕ピリ
    ダジン−7(6H)−オン、ピロロ〔2,3−d〕ピリダ
    ジン−4(5H)−オン、イミダゾ〔4,5−d〕ピリダ
    ジン−4(5H)−オン、イミダゾ〔4,5−c〕ピリダ
    ジン−6(5H)−オン、ピラゾロ〔4,3−d〕ピリダ
    ジン−4(5H)−オン、ピラゾロ〔3,4−d〕ピリダ
    ジン−4(5H)−オン、トリアゾロ〔4,5−d〕ピリ
    ダジン−4(5H)−オン、ピリド〔2,3−d〕ピリダ
    ジン−5(6H)−オン、チアゾロ〔4,5−d〕ピリ
    ダジン−7(6H)−オン(これらは部分的に還元され
    ていてもよい)である請求項1記載の化合物。
  4. 【請求項4】Aが(i)C6-14芳香族炭化水素、C5-10
    シクロアルカンあるいはモノ−またはジ−複素環(環の
    構成原子として炭素以外に窒素、酸素および硫黄から選
    ばれた1ないし4個のヘテロ原子を含む)と(ii)ピリ
    ミジノン環とが縮合して形成される置換されていてもよ
    い縮合ピリミジノン環である請求項1記載の化合物。
  5. 【請求項5】縮合ピリミジノン環がピロロ〔2,3−
    d〕ピリミジン−4−オン、キナゾリン−4−オン、ピ
    リド〔1,2−a〕ピリミジン−4−オン、チアゾロ
    〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン、ピリミド〔2,
    1−b〕〔1,3〕チアジン−6−オンまたはイミダゾ
    〔2,1−b〕キナゾリン−5−オン(これらは部分的
    に還元されていてもよい)である請求項4記載の化合
    物。
  6. 【請求項6】Zが−NH−、−O−または−S−を含ん
    でいてもよい2価のC1-6脂肪族炭化水素基である請求
    項1記載の化合物。
  7. 【請求項7】Ar1およびAr2がそれぞれ置換されてい
    てもよい芳香族環である請求項1記載の化合物。
  8. 【請求項8】Ar1がパラ置換ベンゼンである請求項1
    記載の化合物。
  9. 【請求項9】Ar2−が置換されていてもよいフェニ
    ル、ピリジル、インドリル、ピロリル、チエニル、ピペ
    リジノ、ピペラジノまたはモルホリノ基である請求項1
    記載の化合物。
  10. 【請求項10】Ar2−が置換されていてもよいフェニ
    ル基である請求項8記載の化合物。
  11. 【請求項11】Ar2−が置換されていてもよいピペリ
    ジノ、ピペラジノまたはモルホリノ基である請求項8記
    載の化合物。
  12. 【請求項12】Ar2がハロゲン、C1-10アルキル、C
    2-10アルケニル、C2-10アルキニル、C3-10シクロアル
    キル、C3-6シクロアルキル−C1-6アルキル、C1-10
    ルコキシ、C2-10アルケニルオキシ、C2-10アルキニル
    オキシ、C6-14アリールオキシ、C7-16アラルキルオキ
    シ、C1-10アルキルチオ、C2-10アルケニルチオ、C
    2-10アルキニルチオ、C6-14アリールチオ、C7-16アラ
    ルキルチオ、C1-10アルキルスルフィニル、C2-10アル
    ケニルスルフィニル、C2-10アルキニルスルフィニル、
    6-14アリールスルフィニル、C1-10アルキルスルホニ
    ル、C2-10アルケニルスルホニル、C2-10アルキニルス
    ルホニル、C6-14アリールスルホニル、カルバモイルオ
    キシ、モノ−またはジ−C1-10アルキルカルバモイルオ
    キシ、ホスホノオキシ、モノ−またはジ−C1-10アルキ
    ルホスホノオキシ、オキソ、ニトロ、シアノ、スルホ、
    ヒドロキシル、アミノ、モノ−またはジ−C1−10
    ルキルアミノ、モノ−またはジ−C7−16アラルキル
    アミノ、環状アミノ、カルボキシル、メルカプト、カル
    バモイル、モノ−またはジ−C1-10アルキルカルバモイ
    ル、モノ−またはジ−C6-14アリールカルバモイル、C
    1-10アルコキシ−カルボニル、C2-10アルケニルオキシ
    −カルボニル、C2-10アルキニルオキシ−カルボニル、
    6-14アリールオキシ−カルボニル、C1-10アルキルス
    ルホニルアミノ、C7-16アラルキル、C6-14アリール、
    スチリル、C6-14アリールイミノ、芳香族複素環、ホル
    ミル、C1-10アルキル−カルボニル、C2-10アルケニル
    −カルボニル、C2-10アルキニル−カルボニル、C6-14
    アリール−カルボニル、C1-10アシルアミノ、−CO−
    Q(Qは置換アミノを示す)およびC1-10アシルオキシ
    から選ばれた1ないし5個の置換基で置換されていても
    よく、これらの置換基は、さらにハロゲン、C1-6アル
    キル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C3-6シク
    ロアルキル、カルボキシル、ヒドロキシル、シアノ、ニ
    トロ、スルホ、ホスホノ、オキソ、C1-6アルコキシ、
    1-3アルキレンジオキシ、C6-10アリールオキシ、C
    7-14アラルキルオキシ、メルカプト、C1-6アルキルチ
    オ、C6-10アリールチオ、C7-14アラルキルチオ、カル
    バモイル、モノ−またはジ−C1-6アルキルカルバモイ
    ル、アミノ、モノ−またはジ−C1-6アルキルアミノ、
    環状アミノ、モノ−またはジ−C7-14アラルキルアミ
    ノ、C6-10アリール、C7-14アラルキル、ホルミル、C
    1-6アルキル−カルボニル、C6-10アリール−カルボニ
    ル、C1-6アルコキシ−カルボニル、C1-6アシルオキ
    シ、芳香族複素環および芳香族複素環チオから選ばれた
    1ないし3個の置換基で置換されていてもよく、またさ
    らにこれらの置換基はハロゲン、C1-6アルキル、C2-6
    アルケニル、C2-6アルキニル、C3-6シクロアルキル、
    カルボキシル、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、スル
    ホ、ホスホノ、オキソ、C1-6アルコキシ、C1-3アルキ
    レンジオキシ、C6-10アリールオキシ、C7-14アラルキ
    ルオキシ、メルカプト、C1-6アルキルチオ、C6-10
    リールチオ、C7-14アラルキルチオ、カルバモイル、モ
    ノ−またはジ−C1-6アルキルカルバモイル、アミノ、
    モノ−またはジ−C1-6アルキルアミノ、環状アミノ、
    モノ−またはジ−C7-14アラルキルアミノ、C6-10アリ
    ール、C7-14アラルキル、ホルミル、C1-6アルキル−
    カルボニル、C6-10アリール−カルボニル、C1-6アル
    コキシ−カルボニル、C1-6アシルオキシ、芳香族複素
    環および芳香族複素環チオから選ばれた1ないし3個の
    置換基で置換されていてもよい環である請求項1記載の
    化合物。
  13. 【請求項13】一般式 【化1】 〔式中、Aは置換されていてもよい縮合ピリミジノンま
    たはピリダジノン環;Ar2は置換されていてもよい
    環;Zaは−NH−、−O−または−S−を含んでいて
    もよい2価のC1-6脂肪族炭化水素基を示す。〕で表さ
    れる化合物またはその塩。
  14. 【請求項14】Aが式 【化2】 〔式中、A1およびA2はそれぞれ置換されていてもよい
    5ないし8員の同素または複素環;R1およびR2はそれ
    ぞれ水素、ハロゲン、C1-6アルキル基、ハロ−C1-6
    ルキル基、ヒドロキシル基、C1-6アルコキシ基、ハロ
    −C1-6アルコキシ基、C1-6アルキルチオ基またはハロ
    −C1-6アルキルチオ基を示す。〕で表される環である
    請求項13記載の化合物。
  15. 【請求項15】Aが式 【化3】 〔式中の記号は請求項14記載と同意義を示す。〕で表
    される環である請求項13記載の化合物。
  16. 【請求項16】Aが式 【化4】 〔式中の記号は請求項14記載と同意義を示す。〕で表
    される環である請求項13記載の化合物。
  17. 【請求項17】R1およびR2がそれぞれ水素またはC
    1-6アルキル基である請求項14記載の化合物。
  18. 【請求項18】5ないし8員の同素または複素環が環の
    構成原子として炭素以外に窒素、酸素および硫黄から選
    ばれた1ないし4個のヘテロ原子を含んでいてもよい5
    ないし8員環である請求項14記載の化合物。
  19. 【請求項19】5ないし8員環が(i)シクロペンタン、
    シクロヘキサン、シクロヘプタン、ベンゼンまたは(ii)
    イミダゾール、ピリジン、チアジン、チアゾール、オキ
    サゾール、チオフェン、ピロール、ピラゾール、ピラジ
    ン、ピリミジン(これらは部分的に還元されていてもよ
    い)である請求項18記載の化合物。
  20. 【請求項20】Zaが−O−または−S−を含んでいて
    もよいC1-6アルキレンである請求項13記載の化合
    物。
  21. 【請求項21】Ar2−が置換されていてもよいフェニ
    ル、ピリジル、インドリル、ピロリル、チエニル、ピペ
    リジノ、ピペラジノまたはモルホリノ基である請求項1
    3記載の化合物。
  22. 【請求項22】Ar2−が置換されていてもよいフェニ
    ル基である請求項13記載の化合物。
  23. 【請求項23】Ar2−が置換されていてもよいピペリ
    ジノ、ピペラジノまたはモルホリノ基である請求項13
    記載の化合物。
  24. 【請求項24】Aが式 【化5】 〔式中の記号は請求項14記載と同意義を示す。〕;Z
    aが−O−または−S−を含んでいてもよいC1-6アルキ
    レン基;Ar2−が置換されていてもよいフェニル基で
    ある請求項13記載の化合物。
  25. 【請求項25】Zaが−O−CH2−または−CH2−で
    ある請求項24記載の化合物。
  26. 【請求項26】Aが式 【化6】 〔式中の記号は請求項14記載と同意義を示す。〕;Z
    aが−O−または−S−を含んでいてもよいC1-6アルキ
    レン基;Ar2−が置換されていてもよいフェニル基で
    ある請求項13記載の化合物。
  27. 【請求項27】Zaが−O−CH2−または−CH2−で
    ある請求項26記載の化合物。
  28. 【請求項28】一般式 【化7】 〔式中、nは0ないし3の整数、その他の記号は請求項
    13記載と同意義を示す。〕で表される請求項13記載
    の化合物。
  29. 【請求項29】nが1ないし3の整数である請求項28
    記載の化合物。
  30. 【請求項30】一般式 【化8】 〔式中の記号は請求項13記載と同意義を示す。〕で表
    される請求項28記載の化合物。
  31. 【請求項31】Ar2−が置換されていてもよいフェニ
    ル基である請求項28記載の化合物。
  32. 【請求項32】置換されていてもよいフェニル基がC
    1-6アルキル、ハロ−C1-6アルキル、C1-6アルコキ
    シ、ハロ−C1-6アルコキシ、C1-6アルキルチオ、ハロ
    −C1-6アルキルチオ、ハロゲン、アミノ、モノ−また
    はジ−C1-6アルキルアミノ、C1-6アシルアミノ、C
    1-6アルキル−カルボニル、C6-10アリール−カルボニ
    ル、C7-14アラルキル−カルボニル、C1-6アルコキシ
    −カルボニル、C1-6アシルオキシ、カルバモイルオキ
    シ、モノ−またはジ−C1-6アルキルカルバモイルオキ
    シ、シアノ、ニトロ、カルバモイルおよびモノ−または
    ジ−C1-6アルキルカルバモイルから選ばれた1ないし
    5個の置換基で置換されていてもよいフェニル基である
    請求項31記載の化合物。
  33. 【請求項33】Ar2−が置換されていてもよいピペリ
    ジノまたはピペラジノ基である請求項28記載の化合
    物。
  34. 【請求項34】Ar2−が式 【化9】 〔式中、Raは置換基を示す。〕で表される環である請
    求項28記載の化合物。
  35. 【請求項35】Raがハロゲン、C1-6アルキル基、ハロ
    −C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基またはハロ−C
    1-6アルコキシ基である請求項34記載の化合物。
  36. 【請求項36】Zaが−O−CH2−である請求項35記
    載の化合物。
  37. 【請求項37】R1がメチル基である請求項36記載の
    化合物。
  38. 【請求項38】一般式 【化10】 〔式中、nは0ないし3の整数、その他の記号は請求項
    13記載と同意義を示す。〕で表される請求項13記載
    の化合物。
  39. 【請求項39】Ar2−が置換されていてもよいフェニ
    ル基である請求項38記載の化合物。
  40. 【請求項40】置換されていてもよいフェニル基がC
    1-6アルキル、ハロ−C1-6アルキル、C1-6アルコキ
    シ、ハロ−C1-6アルコキシ、C1-6アルキルチオ、ハロ
    −C1-6アルキルチオ、ハロゲン、アミノ、モノ−また
    はジ−C1-6アルキルアミノ、C1-6アシルアミノ、C
    1-6アルキル−カルボニル、C6-10アリール−カルボニ
    ル、C7-14アラルキル−カルボニル、C1-6アルコキシ
    −カルボニル、C1-6アシルオキシ、カルバモイルオキ
    シ、モノ−またはジ−C1-6アルキルカルバモイルオキ
    シ、シアノ、ニトロ、カルバモイルおよびモノ−または
    ジ−C1-6アルキルカルバモイルから選ばれた1ないし
    5個の置換基で置換されていてもよいフェニル基である
    請求項39記載の化合物。
  41. 【請求項41】Ar2−が置換されていてもよいピペリ
    ジノまたはピペラジノ基である請求項38記載の化合
    物。
  42. 【請求項42】Ar2−が式 【化11】 〔式中、Raは置換基を示す。〕で表される環である請
    求項38記載の化合物。
  43. 【請求項43】Raがハロゲン、C1-6アルキル基、ハロ
    −C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基またはハロ−C
    1-6アルコキシ基である請求項42記載の化合物。
  44. 【請求項44】Zaが−O−CH2−である請求項38記
    載の化合物。
  45. 【請求項45】R1がメチル基である請求項38記載の
    化合物。
  46. 【請求項46】一般式 【化12】 〔式中、Ar3は環;Wは結合手、カルボニル基または
    −NR3−(R3は水素またはC1-6アルキル基)、−O
    −または−S−を含んでいてもよい2価のC1-6脂肪族
    炭化水素基;Tは置換されていてもよい第1ないし第3
    級アミノ基;その他の記号は請求項1記載と同意義を示
    す。〕で表される請求項1記載の化合物。
  47. 【請求項47】Tがハロゲン、C1-6アルキル、C2-6
    ルケニル、C2-6アルキニル、C3-6シクロアルキル、カ
    ルボキシル、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、スルホ、
    ホスホノ、オキソ、C1-6アルコキシ、C1-3アルキレン
    ジオキシ、C6-10アリールオキシ、C7-14アラルキルオ
    キシ、メルカプト、C1-6アルキルチオ、C6-10アリー
    ルチオ、C7-14アラルキルチオ、カルバモイル、モノ−
    またはジ−C1-6アルキルカルバモイル、アミノ、モノ
    −またはジ−C1-6アルキルアミノ、環状アミノ、モノ
    −またはジ−C7-14アラルキルアミノ、C6-10アリー
    ル、C7-14アラルキル、ホルミル、C1-6アルキル−カ
    ルボニル、C6-10アリール−カルボニル、C1-6アルコ
    キシ−カルボニル、C1-6アシルオキシ、芳香族複素環
    および芳香族複素環チオから選ばれた1ないし3個の置
    換基で置換されていてもよいピペリジノ、ピペラジノま
    たはモルホリノ基である請求項46記載の化合物。
  48. 【請求項48】Wが結合手、−(CH2)1-3−または−O
    −(CH2)1-3−である請求項46記載の化合物。
  49. 【請求項49】Aが式 【化13】 〔式中の記号は請求項14記載と同意義を示す。〕で表
    される環である請求項46記載の化合物。
  50. 【請求項50】Zが−O−または−S−を含んでいても
    よい2価のC1-6脂肪族炭化水素基である請求項46記
    載の化合物。
  51. 【請求項51】Ar3が式 【化14】 である請求項46記載の化合物。
  52. 【請求項52】一般式 D−Alk−E−Ar1−CO−Ar2 〔式中、Dは置換されていてもよいキナゾリン−5−オ
    ン、ピリド〔1,2−a〕ピリミジン−4−オン、イミ
    ダゾ〔1,2−a〕ピリミジン−5−オン、チアゾロ
    〔3,2−a〕ピリミジン−5−オン、オキサゾロ
    〔3,2−a〕ピリミジン−5−オンまたはピリド
    〔1,2−a〕ピリミジン−4−オン(これらは部分的
    に還元されていてもよい);AlkはC1-3アルキレン
    基;Eは結合手、−NR−、−O−、−S−、−NR−
    CH2−、−O−CH2−または−S−CH2−(Rは水
    素、C1-6アルキル基またはC2-6アルケニル基を示
    す);その他の記号は請求項1記載と同意義を示す。〕
    で表される請求項1記載の化合物。
  53. 【請求項53】1−〔4−(4−クロロベンゾイル)ベ
    ンジル〕−6,7,8,9−テトラヒドロイミダゾ
    〔2,1−b〕キナゾリン−5(1H)−オンまたはそ
    の塩。
  54. 【請求項54】3−メチル−2−〔4−(4−トリフル
    オロメチルベンゾイル)ベンジルオキシ〕−6,7,
    8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド〔1,2−a〕ピ
    リミジン−4−オンまたはその塩。
  55. 【請求項55】7−〔4−(4−メトキシベンゾイル)
    ベンジルオキシ〕−6−メチル−2,3−ジヒドロ−5
    H−チアゾロ〔1,2−a〕ピリミジン−5−オンまた
    はその塩。
  56. 【請求項56】a)A−Yaまたはその塩とY−Ar1
    CO−Ar2またはその塩を反応させるか、 b)Aまたはその塩とX−Z−Ar1−CO−Ar2また
    はその塩とを反応させるか、 c)A−Xまたはその塩とHZ−Ar1−CO−Ar2
    たはその塩とを反応させるか、 d)Aaまたはその塩とAb−Z−Ar1−CO−Ar2
    たはその塩とを反応させるか、または e)A−Z−Ar1またはその塩とX−CO−Ar2また
    はその塩 〔式中、YおよびYaは互いに一緒になって形成される
    Zで表される2価の基;AaおよびAbは互いに一緒にな
    って形成されるAで表される置換されていてもよい縮合
    ピリミジノンまたは縮合ピリダジノン環;Xは反応性
    基;その他の記号は請求項1記載と同意義を示す。〕と
    を反応させることを特徴とする請求項1記載の化合物の
    製造法。
  57. 【請求項57】請求項1記載の化合物を含有することを
    特徴とする医薬。
  58. 【請求項58】癌の治療を目的とする請求項57記載の
    医薬。
  59. 【請求項59】ヘリコバクター・ピロリ除菌を目的とす
    る請求項57記載の医薬。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2001058901A1 (fr) * 2000-02-10 2001-08-16 Sankyo Company, Limited Compose de pyrrolopyridazine
JP2010509373A (ja) * 2006-11-13 2010-03-25 イーライ リリー アンド カンパニー 炎症性疾患および癌の処置のためのチエノピリミジノン
WO2010126104A1 (ja) * 2009-04-28 2010-11-04 日産化学工業株式会社 4位置換ピリダジノン化合物及びp2x7受容体阻害剤
JP2014506565A (ja) * 2011-01-20 2014-03-17 ザ ボード オブ トラスティーズ オブ ザ リーランド スタンフォード ジュニア ユニバーシティ ダイニンのキナゾリノン阻害剤
JP2017071623A (ja) * 2008-05-30 2017-04-13 ミトロジクス Ant−リガンド分子および生物学的アプリケ−ション

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