JPH099542A - 回転電機の回転子 - Google Patents

回転電機の回転子

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JPH099542A
JPH099542A JP14789095A JP14789095A JPH099542A JP H099542 A JPH099542 A JP H099542A JP 14789095 A JP14789095 A JP 14789095A JP 14789095 A JP14789095 A JP 14789095A JP H099542 A JPH099542 A JP H099542A
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JP
Japan
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rotor
axial direction
radial
rotor shaft
ventilation holes
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Pending
Application number
JP14789095A
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English (en)
Inventor
Atsunori Kaneda
篤典 金田
Hideyuki Goto
英之 後藤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、回転子巻線の均等な温度分布を
実現し、高性能でかつ安全性に優れた回転電機の回転子
を得ることを目的とする。 【構成】 径方向通風孔は、回転子巻線2、絶縁物8お
よび回転子楔7を径方向に貫通して設けられ、かつ、回
転子軸1の軸方向に一定の間隔毎に設けられている。そ
して、軸方向中央付近に位置する径方向通風孔の回転子
巻線2に穿設された回転子巻線通風孔20aは、軸方向
中央付近以外に位置する径方向通風孔の回転子巻線2に
穿設された回転子巻線通風孔20bに比べて、スリット
長軸が長いスリット形状に形成されている。そこで、径
方向通風孔を介してチャンネル9から空隙部13に排出
される冷却ガス通風量の軸方向分布が、軸方向中央付近
で大きくなる分布となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回転電機の回転子に
関し、特に回転子に巻回される回転子巻線の冷却構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は例えば特開昭59−132740
号公報に記載された従来の回転電機の回転子を回転子軸
心を通る面で切断した状態を示す要部断面図、図8は従
来の回転電機の回転子を回転子軸心を直交する面で切断
した状態を示す要部断面図である。
【0003】図において、1は回転子軸であり、この回
転子軸1の外周面には、回転子軸1の軸方向に平行な回
転子溝3が周方向に複数形成されている。2は回転子軸
1に巻回された回転子巻線であり、この回転子巻線2は
矩形断面の導体4が回転子溝3内に多層に巻回されて構
成されている。5は回転子巻線2を構成する多層に巻回
された導体4の層間に配設されて導体4の各層を電気的
に絶縁する層間絶縁層、6は回転子溝3の内壁面に被覆
された絶縁物、7は回転子溝3を塞口するように回転子
軸1に取り付けられて回転子巻線2をそれに作用する遠
心力に対して支持する回転子楔、8は回転子巻線2と回
転子楔7との間に配設されて両者を電気的に絶縁する絶
縁物、9は回転子溝3の底部に設けられて冷却ガスを流
通させるためのチャンネルである。10は回転子巻線2
を構成する導体4および層間絶縁物5に回転子軸1の径
方向に穿設された回転子巻線通風孔であり、この回転子
巻線通風孔10は、回転子軸1の軸方向に一定間隔で設
けられている。11は絶縁物8に回転子巻線通風孔10
と同軸的に穿設された絶縁物通風孔、12は回転子楔7
に回転子巻線通風孔10および絶縁物通風孔11と同軸
的に穿設された回転子楔通風孔であり、これらの回転子
巻線通風孔10、絶縁物通風孔11および回転子楔通風
孔12は径方向に連設されて径方向通風孔を構成してい
る。13は回転子と固定子(図示せず)との間の空隙部
である。なお、図中矢印Gは冷却ガスの流れを示してい
る。
【0004】つぎに、上記従来の回転電機の回転子の動
作について説明する。回転子巻線2に外部電源(図示せ
ず)により界磁電流が通電されると、回転子巻線2に磁
界が発生する。この状態で回転子にタービン(図示せ
ず)等からの回転力が伝えられると、回転子は回転子巻
線2とともに一定速度で回転する。そこで、所定向きに
磁界を発生しつつ回転する回転子によって、この回転子
の外方に設けられた固定子側に交流電力が発生される。
【0005】このとき、回転子巻線2には界磁電流が通
電されるため、巻線の電気抵抗によるジュール損が発生
し発熱する。この発熱により、回転子巻線2およびそれ
に近接する層間絶縁層5をはじめとする各絶縁物の温度
が上昇する。そして、回転子巻線2および各絶縁物の温
度が所定の温度以上に上昇すると、それらの絶縁機能が
劣化し、所定の絶縁機能を失い、ひいては回転子軸1と
回転子巻線2とが電気的に短絡して回転電機としての機
能を失うおそれがある。そこで、回転電機の回転子で
は、チャンネル9を介して各径方向通風孔に冷却ガスを
流通させて回転子巻線2を冷却するようにしている。
【0006】ついで、回転電機の回転子における回転子
巻線2の冷却について説明する。冷却ガスが回転子の軸
方向端部よりチャンネル9に供給される。そして、冷却
ガスは、チャンネル9内を回転子軸1の軸方向に流通
し、該軸方向に一定の間隔毎に設けられた各径方向通風
孔に分岐する。そして、各径方向通風孔に導かれた冷却
ガスは、まず回転子巻線通風孔10中を回転子巻線2お
よび層間絶縁層5を冷却しつつ径方向外方に流通し、つ
いで絶縁物通風孔11中を絶縁物8を冷却しつつ径方向
外方に流通し、その後回転子楔通風孔12中を回転子楔
7を冷却しつつ径方向外方に流通し、空隙部13に排出
される。
【0007】ここで、回転子巻線2の局部的温度は、径
方向通風孔を流れる冷却ガスの通風量、風速あるいはそ
の冷却ガスに接触する回転子巻線2の表面積に依存す
る。そして、チャンネル9から径方向通風孔を介して空
隙部13に排出される冷却ガスの通風量の回転子軸1の
軸方向の分布は、チャンネル9、回転子巻線通風孔1
0、絶縁物通風孔11、回転子楔通風孔12の形状およ
び寸法、回転子の軸長、さらには径方向通風孔の軸方向
配置に依存する。従来の回転電機の回転子においては、
これらの径方向通風孔は、回転子軸1の軸方向に等間隔
に配置され、また径方向通風孔を構成する回転子巻線通
風孔10、絶縁物通風孔11および回転子楔通風孔12
の形状および寸法は同一に構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の回転電機の回転
子は以上のように構成されているので、チャンネル9か
ら径方向通風孔を介して空隙部13に排出される冷却ガ
ス通風量の軸方向分布は、必ずしも回転子巻線2の均等
かつ効率的な冷却を実現するとは限らず、回転子巻線2
において局部的に温度の高い箇所が生じてしまう。そし
て、回転電機の出力は回転子巻線2の最高温度によって
制限されてしまうことから、この高温が回転子巻線2に
局部的に生じることが、回転電機の運転可能な出力を低
く制限してしまうという課題があった。また、回転子巻
線2に局部的に発生する高温が、回転子巻線2に近接し
た絶縁物を劣化させて、回転電機の安全性を損なうこと
になるという課題もあった。そして、回転子巻線2にお
いて局部的に高温となる位置は、回転子軸1の軸方向中
央付近に生じる場合が多い。
【0009】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、回転子巻線の均等な温度分布を
実現し、高性能でかつ安全性に優れた回転電機の回転子
を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係る回転電機の回転子は、回転子軸と、回転子軸の外周
面に軸方向に延設された回転子溝と、回転子溝に巻回さ
れた回転子巻線と、回転子溝内に回転子巻線の外周に覆
うように配設された絶縁物と、回転子軸の外周面に回転
子溝を塞口するように配設されて絶縁物を介して回転子
巻線の径方向外方への移動を阻止する回転子楔と、回転
子溝の底部に回転子軸の軸方向に延設されて冷却ガスが
流通されるチャンネルとを備え、回転子巻線、絶縁物お
よび回転子楔を一体に径方向に貫通する径方向通風孔が
回転子軸の軸方向に複数設けられて、チャンネルに流通
される冷却ガスを複数の径方向通風孔を介して外部に排
出するようにした回転電機の回転子において、径方向通
風孔を介してチャンネルから外部に排出される冷却ガス
通風量の回転子軸の軸方向における分布が、回転子軸の
軸方向中央付近で大きくなるように、径方向通風孔が構
成されているものである。
【0011】また、この発明の第2の発明に係る回転電
機の回転子は、上記第1の発明において、径方向通風孔
が、回転子軸の軸方向に一定の間隔で設けられ、回転子
軸の軸方向中央付近に位置する径方向通風孔の回転子巻
線を貫通する回転子巻線通風孔の断面積が、回転子軸の
軸方向中央付近以外に位置する径方向通風孔の回転子巻
線を貫通する回転子巻線通風孔の断面積より大きく形成
されているものである。
【0012】また、この発明の第3の発明に係る回転電
機の回転子は、上記第1の発明において、径方向通風孔
が、回転子軸の軸方向に一定の間隔で設けられ、回転子
軸の軸方向中央付近に位置する径方向通風孔の回転子楔
を貫通する回転子楔通風孔の断面積が、回転子軸の軸方
向中央付近以外に位置する径方向通風孔の回転子楔を貫
通する回転子楔通風孔の断面積より大きく形成されてい
るものである。
【0013】また、この発明の第4の発明に係る回転電
機の回転子は、上記第1の発明において、径方向通風孔
が、回転子軸の軸方向に一定の間隔で設けられ、回転子
軸の軸方向中央付近を除く部位に位置する径方向通風孔
の絶縁物を貫通する絶縁物通風孔が、通風絞りを有する
形状に形成されているものである。
【0014】また、この発明の第5の発明に係る回転電
機の回転子は、上記第1の発明において、回転子軸の軸
方向の隣接する径方向通風孔間の間隙が、回転子軸の軸
方向中央付近では小さく、回転子軸の軸方向中央付近以
外では大きく形成されているものである。
【0015】
【作用】この発明の第1の発明においては、径方向通風
孔を介してチャンネルから外部に排出される冷却ガス通
風量の回転子軸の軸方向における分布が、回転子軸の軸
方向中央付近で大きくなるように、径方向通風孔が構成
されているので、冷却ガスが回転子軸の軸方向中央付近
に位置する径方向通風孔を介して多量に排出される。そ
こで、回転子巻線の回転子軸の軸方向中央付近の高熱が
径方向通風孔中を通風する冷却ガスにより効率的に除熱
され、回転子巻線の軸方向の温度分布が均一化される。
【0016】また、この発明の第2の発明においては、
径方向通風孔が、回転子軸の軸方向に一定の間隔で設け
られ、回転子軸の軸方向中央付近に位置する径方向通風
孔の回転子巻線を貫通する回転子巻線通風孔の断面積
が、回転子軸の軸方向中央付近以外に位置する径方向通
風孔の回転子巻線を貫通する回転子巻線通風孔の断面積
より大きく形成されている。そこで、回転子軸の軸方向
中央付近に位置する径方向通風孔を流通する冷却ガスの
通風量が多くなり、径方向通風孔を介してチャンネルか
ら外部に排出される冷却ガス通風量の回転子軸の軸方向
における分布が、回転子軸の軸方向中央付近で大きくな
る分布となる。
【0017】また、この発明の第3の発明においては、
径方向通風孔が、回転子軸の軸方向に一定の間隔で設け
られ、回転子軸の軸方向中央付近に位置する径方向通風
孔の回転子楔を貫通する回転子楔通風孔の断面積が、回
転子軸の軸方向中央付近以外に位置する径方向通風孔の
回転子楔を貫通する回転子楔通風孔の断面積より大きく
形成されている。そこで、回転子軸の軸方向中央付近に
位置する径方向通風孔を流通する冷却ガスの通風量が多
くなり、径方向通風孔を介してチャンネルから外部に排
出される冷却ガス通風量の回転子軸の軸方向における分
布が、回転子軸の軸方向中央付近で大きくなる分布とな
る。
【0018】また、この発明の第4の発明においては、
径方向通風孔が、回転子軸の軸方向に一定の間隔で設け
られ、回転子軸の軸方向中央付近を除く部位に位置する
径方向通風孔の絶縁物を貫通する絶縁物通風孔が、通風
絞りを有する形状に形成されているので、冷却ガスが回
転子軸の軸方向中央付近を除く部位に位置する径方向通
風孔の絶縁物を貫通する絶縁物通風孔を流通する際の通
風抵抗が大きくなる。そこで、回転子軸の軸方向中央付
近に位置する径方向通風孔を流通する冷却ガスの通風量
が多くなり、径方向通風孔を介してチャンネルから外部
に排出される冷却ガス通風量の回転子軸の軸方向におけ
る分布が、回転子軸の軸方向中央付近で大きくなる分布
となる。
【0019】また、この発明の第5の発明においては、
回転子軸の軸方向の隣接する径方向通風孔間の間隙が、
回転子軸の軸方向中央付近では小さく、回転子軸の軸方
向中央付近以外では大きく形成されているので、径方向
通風孔の配置が回転子軸の軸方向中央付近で密状態とな
り、径方向通風孔を介してチャンネルから外部に排出さ
れる冷却ガス通風量の回転子軸の軸方向における分布
が、回転子軸の軸方向中央付近で大きくなる分布とな
る。
【0020】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。 実施例1.図1はこの発明の実施例1に係る回転電機の
回転子を回転子軸心を通る面で切断した状態を示す要部
断面図、図2はこの発明の実施例1に係る回転電機の回
転子における回転子巻線の1層を示す要部斜視図であ
り、図において図7および図8に示した従来の回転電機
の回転子と同一または相当部分には同一符号を付し、そ
の説明を省略する。図において、20aは回転子軸1の
軸方向中央付近で回転子巻線2の導体4および層間絶縁
層5に径方向にスリット形状に穿設された回転子巻線通
風孔、20bは回転子軸1の軸方向中央付近を除く部位
で回転子巻線2の導体4および層間絶縁層5に径方向に
スリット形状に穿設された回転子巻線通風孔であり、こ
れらの回転子巻線通風孔20a、20bは2個1組で回
転子軸1の軸方向に一定間隔毎に形成されている。そし
て、回転子巻線通風孔20aはそのスリット長軸の長さ
が、回転子巻線通風孔20bのスリット長軸の長さより
長い形状に形成され、断面積が大きく構成されている。
なお、絶縁物8および回転子楔7にも、回転子巻線通風
孔20a、20bと同軸的に絶縁物通風孔11および回
転子楔通風孔12が形成されている。そして、回転子巻
線通風孔20a(20b)、絶縁物通風孔11および回
転子楔通風孔12が径方向に連設されて径方向通風孔を
構成している。
【0021】つぎに、この実施例1の動作について説明
する。冷却ガスが回転子の軸方向端部よりチャンネル9
に供給される。そして、冷却ガスは、チャンネル9内を
回転子軸1の軸方向に流通し、該軸方向に一定の間隔毎
に設けられた径方向通風孔に分岐する。軸方向中央付近
以外に位置する径方向通風孔に導かれた冷却ガスは、ま
ず回転子巻線通風孔20b中を回転子巻線2および層間
絶縁層5を冷却しつつ径方向外方に流通し、ついで絶縁
物通風孔11中を絶縁物8を冷却しつつ径方向外方に流
通し、その後回転子楔通風孔12中を回転子楔7を冷却
しつつ径方向外方に流通し、空隙部13に排出される。
また、軸方向中央付近に位置する径方向通風孔に導かれ
た冷却ガスは、まず回転子巻線通風孔20a中を回転子
巻線2および層間絶縁層5を冷却しつつ径方向外方に流
通し、ついで絶縁物通風孔11中を絶縁物8を冷却しつ
つ径方向外方に流通し、その後回転子楔通風孔12中を
回転子楔7を冷却しつつ径方向外方に流通し、空隙部1
3に排出される。このとき、回転子巻線通風孔20a
は、回転子巻線通風孔20bに比べてスリット長軸の長
さが長く形成されているので、通風断面積が大きい。し
たがって、回転子巻線通風孔20aを流通する冷却ガス
の通風量が、回転子巻線通風孔20bを流通する冷却ガ
スの通風量より大きくなる。また、径方向通風孔の配置
が回転子軸1の軸方向で均一となっている。そこで、チ
ャンネル9から径方向通風孔を介して空隙部13に排出
される冷却ガスの回転子軸1の軸方向における通風量分
布は軸方向中央付近で大きくなる分布となる。
【0022】ここで、比較例として回転子巻線2の導体
4および層間絶縁層5に径方向に穿設してなる通風孔
(回転子巻線通風孔20bと同一形状)を回転子軸1の
軸方向に一定間隔毎に形成して回転電機の回転子を作製
し、この実施例1による回転電機の回転子と同一条件で
動作させて、回転子巻線2の軸方向の温度分布を測定し
た結果を図3に示す。比較例による回転子では、図3に
曲線Bで示されるように、回転子巻線2の温度が回転子
軸1の軸方向中央付近で急激に上昇する結果が得られ
た。一方、実施例1による回転子では、図3に曲線Aで
示されるように、回転子軸1の軸方向中央付近での回転
子巻線2の急激な温度上昇が抑えられ、回転子巻線2の
軸方向温度分布が均一な温度分布となる結果が得られ
た。これは、軸方向中央付近に位置する回転子巻線通風
孔20aの通風断面積を他の回転子巻線通風孔20bの
通風断面積より大きくし、回転子軸1の軸方向中央付近
で通風量が大きくなる冷却ガス通風量分布としたので、
軸方向中央付近における回転子巻線2での発熱が効率的
に除熱されたためと考えられる。
【0023】したがって、この実施例1によれば、軸方
向中央付近に位置する回転子巻線通風孔20aの通風断
面積を他の回転子巻線通風孔20bの通風断面積より大
きくしたので、回転子軸1の軸方向中央付近で通風量が
大きくなる冷却ガス通風量分布が得られる。そして、軸
方向中央付近における回転子巻線2の発熱が効率的に除
熱され、軸方向で均一な回転子巻線2の軸方向温度分布
が得られ、回転子巻線2に局所的な高温部が発生せず、
絶縁物の絶縁劣化が抑えられる。そこで、回転子軸1と
回転子巻線2との短絡事故の発生が防止でき、回転電機
の安全性を向上させることができる。また、従来、回転
子巻線2の軸方向中央部が局所的に高温となり、この回
転子巻線2の最高温度によって回転電機の出力が制限さ
れていたが、この実施例1によれば、回転子巻線2の軸
方向中央部での局所的な高温の発生が抑えられるので、
その分回転電機の出力増大が可能となる。
【0024】実施例2.図4はこの発明の実施例2に係
る回転電機の回転子を回転子軸心を通る面で切断した状
態を示す要部断面図である。図において、21aは回転
子軸1の軸方向中央付近で回転子楔7に径方向に穿設さ
れた回転子楔通風孔、21bは回転子軸1の軸方向中央
付近を除く部位で回転子楔7に径方向に穿設された回転
子楔通風孔であり、これらの回転子楔通風孔21a、2
1bは回転子軸1の軸方向に一定間隔毎に形成されてい
る。そして、回転子楔通風孔21aはその通風断面積
が、回転子楔通風孔21bの通風断面積より大きく構成
されている。なお、回転子巻線2および絶縁物8にも、
回転子楔通風孔21a、21bと同軸的に回転子巻線通
風孔10および絶縁物通風孔11が形成されている。そ
して、回転子巻線通風孔10、絶縁物通風孔11および
回転子楔通風孔21a(21b)が径方向に連設されて
径方向通風孔を構成している。
【0025】つぎに、この実施例2の動作について説明
する。冷却ガスが回転子の軸方向端部よりチャンネル9
に供給される。そして、冷却ガスは、チャンネル9内を
回転子軸1の軸方向に流通し、該軸方向に一定の間隔毎
に設けられた径方向通風孔に分岐する。軸方向中央付近
以外に位置する径方向通風孔に導かれた冷却ガスは、ま
ず回転子巻線通風孔10中を回転子巻線2および層間絶
縁層5を冷却しつつ径方向外方に流通し、ついで絶縁物
通風孔11中を絶縁物8を冷却しつつ径方向外方に流通
し、その後回転子楔通風孔21b中を回転子楔7を冷却
しつつ径方向外方に流通し、空隙部13に排出される。
また、軸方向中央付近に位置する径方向通風孔に導かれ
た冷却ガスは、まず回転子巻線通風孔10中を回転子巻
線2および層間絶縁層5を冷却しつつ径方向外方に流通
し、ついで絶縁物通風孔11中を絶縁物8を冷却しつつ
径方向外方に流通し、その後回転子楔通風孔21a中を
回転子楔7を冷却しつつ径方向外方に流通し、空隙部1
3に排出される。このとき、回転子楔通風孔21aは、
回転子楔通風孔21bに比べて通風断面積が大きく形成
されているので、回転子巻線通風孔10、絶縁物通風孔
11および回転子楔通風孔21aからなる軸方向中央付
近に位置する径方向通風孔を流通する冷却ガスの通風量
が、回転子巻線通風孔10、絶縁物通風孔11および回
転子楔通風孔21bからなる他の径方向通風孔を流通す
る冷却ガスの通風量より大きくなり、回転子軸1の軸方
向における冷却ガス通風量分布は軸方向中央付近で大き
くなる分布となる。
【0026】このように、この実施例2によれば、回転
子軸1の軸方向における冷却ガス通風量分布が軸方向中
央付近で大きくなる分布となるので、上記実施例1と同
様の効果が得られる。また、上記実施例1では、軸方向
中央付近に位置する径方向通風孔の回転子巻線2に設け
た回転子巻線通風孔20aの寸法を大きくしている。そ
して、回転子巻線2は導体4と層間絶縁層5とを多層に
積層して構成されているので、通風孔1ケ所当たりの孔
数が多数となり、寸法の大きな通風孔の加工数も多くな
るため、機械加工費用が高くなっていた。しかしなが
ら、この実施例2によれば、軸方向中央付近に位置する
径方向通風孔の回転子楔7に設けた回転子楔通風孔21
aの寸法を大きくしているので、通風孔当たり1ケ所の
加工ですみ、上記実施例1に比べて、機械加工費用を削
減することができるというメリットがある。
【0027】実施例3.図5はこの発明の実施例3に係
る回転電機の回転子を回転子軸心を通る面で切断した状
態を示す要部断面図である。図において、22aは回転
子軸1の軸方向中央付近で絶縁物8に径方向に穿設され
た絶縁物通風孔、22bは回転子軸1の軸方向中央付近
を除く部位で絶縁物8に径方向に穿設された絶縁物通風
孔であり、これらの絶縁物通風孔22a、22bは回転
子軸1の軸方向に一定間隔毎に形成されている。そし
て、絶縁物通風孔22aは断面円形形状に形成され、絶
縁物通風孔22bは通風絞りを有する形状に形成されて
いる。なお、回転子巻線2および回転子楔7にも、絶縁
物通風孔22a、22bと同軸的に回転子巻線通風孔1
0および回転子楔通風孔12が形成されている。そし
て、回転子巻線通風孔10、絶縁物通風孔22a(22
b)および回転子楔通風孔12が径方向に連設されて径
方向通風孔を構成している。
【0028】つぎに、この実施例3の動作について説明
する。冷却ガスが回転子の軸方向端部よりチャンネル9
に供給される。そして、冷却ガスは、チャンネル9内を
回転子軸1の軸方向に流通し、該軸方向に一定の間隔毎
に設けられた径方向通風孔に分岐する。軸方向中央付近
以外に位置する径方向通風孔に導かれた冷却ガスは、ま
ず回転子巻線通風孔10中を回転子巻線2および層間絶
縁層5を冷却しつつ径方向外方に流通し、ついで絶縁物
通風孔22b中を絶縁物8を冷却しつつ径方向外方に流
通し、その後回転子楔通風孔12中を回転子楔7を冷却
しつつ径方向外方に流通し、空隙部13に排出される。
また、軸方向中央付近に位置する径方向通風孔に導かれ
た冷却ガスは、まず回転子巻線通風孔10中を回転子巻
線2および層間絶縁層5を冷却しつつ径方向外方に流通
し、ついで絶縁物通風孔22a中を絶縁物8を冷却しつ
つ径方向外方に流通し、その後回転子楔通風孔12中を
回転子楔7を冷却しつつ径方向外方に流通し、空隙部1
3に排出される。このとき、絶縁物通風孔22bは、通
風絞りを有する形状に形成されているので、冷却ガスが
絶縁物通風孔22bを流通する際の通風抵抗が大きくな
る。そこで、回転子巻線通風孔10、絶縁物通風孔22
aおよび回転子楔通風孔12からなる軸方向中央付近に
位置する径方向通風孔を流通する冷却ガスの通風量が、
回転子巻線通風孔10、絶縁物通風孔22bおよび回転
子楔通風孔12からなる他の径方向通風孔を流通する冷
却ガスの通風量より大きくなり、回転子軸1の軸方向に
おける冷却ガス通風量分布は軸方向中央付近で大きくな
る分布となる。
【0029】このように、この実施例3によれば、回転
子軸1の軸方向における冷却ガス通風量分布が軸方向中
央付近で大きくなる分布となるので、上記実施例1と同
様の効果が得られる。また、この実施例3によれば、軸
方向中央付近以外の部位に設けられた絶縁物通風孔22
bを通風絞りを有する形状に形成して、回転子軸1の軸
方向における冷却ガス通風量分布が軸方向中央付近で大
きくなる分布となるようにしているので、回転子巻線2
や回転子楔7のような高強度金属材料に比べて、切削性
に優れた絶縁物8を機械加工すればよく、その分加工時
間を短縮できるというメリットがある。
【0030】実施例4.図6はこの発明の実施例4に係
る回転電機の回転子を回転子軸心を通る面で切断した状
態を示す要部断面図である。この実施例4では、回転子
巻線2の導体4および層間絶縁物5に径方向に穿設され
る回転子巻線通風孔10が、軸方向中央付近では隣接す
る回転子巻線通風孔10間の間隔が小さく、他の部分で
は隣接する回転子巻線通風孔10間の間隔が大きく、軸
方向に複数設けられている。また、絶縁物8および回転
子楔7にも、回転子巻線通風孔10と同軸的に絶縁物通
風孔11および回転子楔通風孔12が形成されている。
すなわち、回転子巻線通風孔10、絶縁物通風孔11お
よび回転子楔通風孔12から構成される径方向通風孔
が、軸方向中央付近で密状態で配置されている。
【0031】つぎに、この実施例4の動作について説明
する。冷却ガスが回転子の軸方向端部よりチャンネル9
に供給される。そして、冷却ガスは、チャンネル9内を
回転子軸1の軸方向に流通し、該軸方向に一定の間隔毎
に設けられた径方向通風孔に分岐する。各径方向通風孔
に導かれた冷却ガスは、まず回転子巻線通風孔10中を
回転子巻線2および層間絶縁層5を冷却しつつ径方向外
方に流通し、ついで絶縁物通風孔11中を絶縁物8を冷
却しつつ径方向外方に流通し、その後回転子楔通風孔1
2中を回転子楔7を冷却しつつ径方向外方に流通し、空
隙部13に排出される。このとき、回転子巻線通風孔1
0、絶縁物通風孔11および回転子楔通風孔12からな
る径方向通風孔は、回転子軸1の軸方向中央付近で密状
態に配置されているので、回転子軸1の軸方向における
冷却ガス通風量分布は軸方向中央付近で大きくなる分布
となる。そこで、軸方向中央付近における回転子巻線2
の軸方向単位長さ当たりの冷却面積が、それ以外の部分
の回転子巻線2の軸方向単位長さ当たりの冷却面積より
大きくなり、軸方向中央付近の回転子巻線2の熱が効率
的に除熱される。
【0032】このように、この実施例4によれば、回転
子軸1の軸方向における冷却ガス通風量分布が軸方向中
央付近で大きくなる分布となるので、上記実施例1と同
様の効果が得られる。また、上記実施例1〜3では、径
方向通風孔を形成するために回転子巻線2、絶縁物8お
よび回転子楔7毎に2種類以上の機械加工工具が必要と
なるが、この実施例4によれば、それぞれ1種類の機械
加工工具ですみ、その分機械加工費用を削減できるとい
うメリットがある。
【0033】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0034】この発明の第1の発明によれば、径方向通
風孔を介してチャンネルから外部に排出される冷却ガス
通風量の回転子軸の軸方向における分布が、回転子軸の
軸方向中央付近で大きくなるように、径方向通風孔が構
成されているので、回転子軸の軸方向中央付近の回転子
巻線の熱が効率的に除熱されて回転子巻線の軸方向温度
分布が均一となり、回転電機の運転可能な出力を大きく
できるとともに、回転子軸と回転子巻線との短絡を防止
でき、高性能でかつ安全性に優れた回転電機の回転子が
得られるという効果がある。
【0035】また、この発明の第2の発明によれば、上
記第1の発明において、径方向通風孔が、回転子軸の軸
方向に一定の間隔で設けられ、回転子軸の軸方向中央付
近に位置する径方向通風孔の回転子巻線を貫通する回転
子巻線通風孔の断面積が、回転子軸の軸方向中央付近以
外に位置する径方向通風孔の回転子巻線を貫通する回転
子巻線通風孔の断面積より大きく形成されているので、
径方向通風孔を介してチャンネルから外部に排出される
冷却ガス通風量の回転子軸の軸方向における分布が、回
転子軸の軸方向中央付近で大きくなり、上記第1の発明
と同様の効果が得られる。
【0036】また、この発明の第3の発明によれば、上
記第1の発明において、径方向通風孔が、回転子軸の軸
方向に一定の間隔で設けられ、回転子軸の軸方向中央付
近に位置する径方向通風孔の回転子楔を貫通する回転子
楔通風孔の断面積が、回転子軸の軸方向中央付近以外に
位置する径方向通風孔の回転子楔を貫通する回転子楔通
風孔の断面積より大きく形成されているので、径方向通
風孔を介してチャンネルから外部に排出される冷却ガス
通風量の回転子軸の軸方向における分布が、回転子軸の
軸方向中央付近で大きくなり、上記第1の発明と同様の
効果が得られるとともに、回転子楔通風孔の穴加工が径
方向通風あたり1ケ所となり、上記第2の発明に比べて
機械加工費用を削減することができる。
【0037】また、この発明の第4の発明によれば、上
記第1の発明において、径方向通風孔が、回転子軸の軸
方向に一定の間隔で設けられ、回転子軸の軸方向中央付
近を除く部位に位置する径方向通風孔の絶縁物を貫通す
る絶縁物通風孔が、通風絞りを有する形状に形成されて
いるので、径方向通風孔を介してチャンネルから外部に
排出される冷却ガス通風量の回転子軸の軸方向における
分布が、回転子軸の軸方向中央付近で大きくなり、上記
第1の発明と同様の効果が得られるとともに、穴加工す
る絶縁物が回転子巻線や回転子楔の金属材料に比べて切
削性に優れ、上記第2および第3の発明に比べて機械加
工時間を低減することができる。
【0038】また、この発明の第5の発明によれば、上
記第1の発明において、回転子軸の軸方向の隣接する径
方向通風孔間の間隙が、回転子軸の軸方向中央付近では
小さく、回転子軸の軸方向中央付近以外では大きく形成
されているので、径方向通風孔を介してチャンネルから
外部に排出される冷却ガス通風量の回転子軸の軸方向に
おける分布が、回転子軸の軸方向中央付近で大きくな
り、上記第1の発明と同様の効果が得られるとともに、
穴加工する機械加工工具が回転子巻線通風孔、絶縁物通
風孔および回転子楔通風孔毎に1種類ですみ、上記第2
乃至第4の発明に比べて機械加工費用を削減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1に係る回転電機の回転子
を回転子軸心を通る面で切断した状態を示す要部断面図
である。
【図2】 この発明の実施例1に係る回転電機の回転子
における回転子巻線の1層を示す要部斜視図である。
【図3】 この発明の実施例1と比較例との回転電機の
回転子における回転子巻線の軸方向温度分布を示す図で
ある。
【図4】 この発明の実施例2に係る回転電機の回転子
を回転子軸心を通る面で切断した状態を示す要部断面図
である。
【図5】 この発明の実施例3に係る回転電機の回転子
を回転子軸心を通る面で切断した状態を示す要部断面図
である。
【図6】 この発明の実施例4に係る回転電機の回転子
を回転子軸心を通る面で切断した状態を示す要部断面図
である。
【図7】 従来の回転電機の回転子を回転子軸心を通る
面で切断した状態を示す要部断面図である。
【図8】 従来の回転電機の回転子を回転子軸心を直交
する面で切断した状態を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 回転子軸、2 回転子巻線、3 回転子溝、7 回
転子楔、8 絶縁物、9 チャンネル、10、20a、
20b 回転子巻線通風孔(径方向通風孔)、11、2
2b、22b 絶縁物通風孔(径方向通風孔)、12、
21a、21b回転子楔通風孔(径方向通風孔)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転子軸と、前記回転子軸の外周面に軸
    方向に延設された回転子溝と、前記回転子溝に巻回され
    た回転子巻線と、前記回転子溝内に前記回転子巻線の外
    周に覆うように配設された絶縁物と、前記回転子軸の外
    周面に前記回転子溝を塞口するように配設されて前記絶
    縁物を介して前記回転子巻線の径方向外方への移動を阻
    止する回転子楔と、前記回転子溝の底部に前記回転子軸
    の軸方向に延設されて冷却ガスが流通されるチャンネル
    とを備え、前記回転子巻線、前記絶縁物および前記回転
    子楔を一体に径方向に貫通する径方向通風孔が前記回転
    子軸の軸方向に複数設けられて、前記チャンネルに流通
    される前記冷却ガスを前記複数の径方向通風孔を介して
    外部に排出するようにした回転電機の回転子において、 前記径方向通風孔を介して前記チャンネルから外部に排
    出される冷却ガス通風量の前記回転子軸の軸方向におけ
    る分布が、前記回転子軸の軸方向中央付近で大きくなる
    ように、前記径方向通風孔が構成されていることを特徴
    とする回転電機の回転子。
  2. 【請求項2】 径方向通風孔が、回転子軸の軸方向に一
    定の間隔で設けられ、前記回転子軸の軸方向中央付近に
    位置する前記径方向通風孔の回転子巻線を貫通する回転
    子巻線通風孔の断面積が、前記回転子軸の軸方向中央付
    近以外に位置する前記径方向通風孔の回転子巻線を貫通
    する回転子巻線通風孔の断面積より大きく形成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の回転電機の回転子。
  3. 【請求項3】 径方向通風孔が、回転子軸の軸方向に一
    定の間隔で設けられ、前記回転子軸の軸方向中央付近に
    位置する前記径方向通風孔の回転子楔を貫通する回転子
    楔通風孔の断面積が、前記回転子軸の軸方向中央付近以
    外に位置する前記径方向通風孔の回転子楔を貫通する回
    転子楔通風孔の断面積より大きく形成されていることを
    特徴とする請求項1記載の回転電機の回転子。
  4. 【請求項4】 径方向通風孔が、回転子軸の軸方向に一
    定の間隔で設けられ、前記回転子軸の軸方向中央付近を
    除く部位に位置する前記径方向通風孔の絶縁物を貫通す
    る絶縁物通風孔が、通風絞りを有する形状に形成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の回転電機の回転
    子。
  5. 【請求項5】 回転子軸の軸方向の隣接する径方向通風
    孔間の間隙が、前記回転子軸の軸方向中央付近では小さ
    く、前記回転子軸の軸方向中央付近以外では大きく形成
    されていることを特徴とする請求項1記載の回転電機の
    回転子。
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