JPH0994811A - 3次元やし殻長繊維構造体マット、その積層体、これらの製造方法およびこれらの用途 - Google Patents

3次元やし殻長繊維構造体マット、その積層体、これらの製造方法およびこれらの用途

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JPH0994811A
JPH0994811A JP27677795A JP27677795A JPH0994811A JP H0994811 A JPH0994811 A JP H0994811A JP 27677795 A JP27677795 A JP 27677795A JP 27677795 A JP27677795 A JP 27677795A JP H0994811 A JPH0994811 A JP H0994811A
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mat
fibers
fiber structure
shell long
dimensional
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Shoji Akiyama
昌治 秋山
Eiji Sato
榮治 佐藤
Kaoru Tsujimura
薫 辻村
Mamoru Kobayashi
護 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量で、剥離強さ、強度、クッション性など
に優れた3次元やし殻長繊維構造体マット、このマット
を基材としそれに有機材料や無機材料などの層を積層し
た積層体、これらを容易に製造する製造方法、これらを
利用したやし殻長繊維利用資材を提供する。 【解決手段】 3次元やし殻長繊維マットの巾方向と長
手方向に対して直角な厚さ方向にこのマットの底面から
表面にわたり貫通し、底面および表面において、他の繊
維と緊密に絡み合ったやし殻長繊維を、巾方向および長
手方向に密に多数配設して得られるマット、このマット
を積層したマット、あるいは他の材料を積層した積層体
は天井材などの資材として好適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3次元やし殻長繊
維構造体マット、その積層体、これらの製造方法および
これらの用途に関し、さらに詳しくは、軽量で、剥離強
さ、強度、クッション性などに優れた3次元やし殻長繊
維構造体マット、このマットを基材としそれに有機材料
や無機材料などからなる層を積層した積層体、および、
やし殻長繊維を用いてこれらを容易に製造する製造方
法、およびこれらを利用した天井材、壁材、床材、家
具、畳床、梱包材などに使用できるやし殻長繊維利用資
材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、やし科植物の繊維は、魚網、ロー
プ、箒、たわし、敷物などとして単独で有効利用される
他に、プラスチックス、ゴム、木などと組み合わせて、
合成木材(特開昭50−60545号公報)、建築用壁
面材(特開昭51−39780号公報)、防音断熱材
(特開昭53−84315号公報)、クッション材など
(特開昭54−55082号公報)、靴の中敷材(特開
昭54−68352号公報)、含油排水処理材(特開昭
55−104381号公報)、自動車インナーパネルの
芯(特公昭54−20993号公報)、寝装用マット
(特開昭59−164087号公報)、室内壁(特開平
2−212344号公報)、梱包用、建築用などの資材
(特開平5−177761号公報、特開平7−1096
52号公報)、畳床(特願平4−68077号明細書)
など多くの用途に利用することが提案されている。
【0003】しかし、従来はやし科植物の繊維の強度な
どの特性を有効に利用しているとはいえず、繊維の一方
向の強度を利用したり、繊維を平面的に配置して2次元
方向の強度を利用したりするものが多く、また、3次元
方向の強度を利用する場合は繊維をランダムに3次元に
配置していたので、強度、剛性、剥離強さなどが3次元
的にいずれの方向も大きい製品が得られないという欠点
があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、やし殻繊維
の強度などの特性を十分に有効利用するためになされた
ものであり、軽量で、剥離強さ、強度、剛性、クッショ
ン性などに優れた3次元やし殻長繊維構造体マットを提
供すること、また、このマットを基材としそれに有機材
料や無機材料などからなる層を積層した積層体を提供す
ること、さらに、やし殻繊維を用いてこれらを容易に製
造する製造方法を提供すること、およびこれらを利用し
た天井材、壁材、床材、家具、畳床、梱包材などに使用
できるやし殻長繊維利用資材を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らはやし殻繊維
の強度などの特性を十分に有効利用すべく研究を重ねた
結果、やし殻長繊維が主に2次元に配列したランダム配
列3次元やし殻長繊維マットの巾方向と長手方向に対し
て直角な厚さ方向にこのマットの底面から表面にわたり
貫通し、且つ底面および表面において、底面および表面
の他の繊維と特定の形態で緊密に絡み合ったやし殻長繊
維を、巾方向および長手方向に間隔をおいて密に多数配
設して得られるマット、あるいはさらにこのマットを積
層したマット、あるいはこのマットに他の材料を積層す
ることにより課題を解決できることを見いだし、また、
これらのマットや積層体は天井材、壁材、床材、家具、
畳床、梱包材などの資材として好適であることを見いだ
し本発明を完成するに至った。
【0006】本発明の請求項1の発明は、巾方向をY軸
とし、それに対して直角の長手方向をX軸とする面に並
行にランダムに絡み合って配列した繊維を主とし、且つ
繊維が厚さ方向にもさらにランダムに絡み合っている3
次元やし殻長繊維マットのY軸とX軸に対して直角なZ
軸方向に底面から表面にわたり貫通する主として2本あ
るいはそれ以上の本数のやし殻長繊維を、巾方向および
長手方向に間隔をおいて密に多数配設してなる3次元や
し殻長繊維構造体マットであって、Z軸方向の前記繊維
の一端はこのマットの底面において他の繊維と緊密に絡
み合っており、そしてZ軸方向の前記繊維の他端の大部
分はループを形成しており、このループは前記マットの
表面において折り返されて他の繊維と緊密に絡み合って
いることを特徴とする3次元やし殻長繊維構造体マット
である。
【0007】本発明の請求項2の発明は、請求項1に記
載の3次元やし殻長繊維構造体マットを複数、積層した
ことを特徴とする3次元やし殻長繊維構造体マットであ
る。
【0008】本発明の請求項3の発明は、請求項1ある
いは請求項2に記載の3次元やし殻長繊維構造体マット
の繊維をバインダを用いて接着、固定したことを特徴と
する3次元やし殻長繊維構造体マットである。
【0009】本発明の請求項4の発明は、請求項1ない
し請求項3のいずれかに記載の3次元やし殻長繊維構造
体マットを基材とし、それに他の素材からなる有機材料
および/または無機材料からなる層を少なくとも1層積
層したことを特徴とする積層体である。
【0010】本発明の請求項5の発明は、下記の(1)
〜(3)の工程からなる請求項1に記載の3次元やし殻
長繊維構造体マットの製造方法である。 (1)短繊維およびダストを除去したやし殻長繊維を3
次元的にランダムに絡み合わせて平面的に広げて、巾方
向と、それに対して直角の長手方向とからなる面に並行
にランダムに絡み合って配列した繊維を主とし、且つ繊
維が厚さ方向にもさらにランダムに絡み合っている3次
元やし殻長繊維マットを作る工程。 (2)得られた3次元やし殻長繊維マットをニードルパ
ンチして、このマットの底面に並行にランダムに絡み合
って配列する繊維の少なくとも1本をニードルに掛けて
ループにしてこのマットの面に対して直角方向に引き上
げ、且つこのマットの表面から所定の距離離した位置ま
で引き上げて、前記ループをニードルから離す操作を繰
り返して、このマットの底面から表面にわたって貫通す
る主として2本あるいはそれ以上の本数のやし殻長繊維
を、このマットの巾方向および長手方向に間隔をおいて
多数配設して3次元やし殻長繊維構造体マットを作る工
程。 (3)得られた3次元やし殻長繊維構造体マットを圧縮
して、このマットの表面から所定の距離離した位置まで
引き上げた前記ループをこのマットの表面に折り返し、
このマットの表面の他の繊維と緊密に絡み合せる工程。
【0011】本発明の請求項6の発明は、下記の(1)
〜(6)の工程からなる請求項2に記載の3次元やし殻
長繊維構造体マットの製造方法である。 (1)短繊維およびダストを除去したやし殻長繊維を3
次元的にランダムに絡み合わせて平面的に広げて、巾方
向と、それに対して直角の長手方向とからなる面に並行
にランダムに絡み合って配列した繊維を主とし、且つ繊
維が厚さ方向にもさらにランダムに絡み合っている3次
元やし殻長繊維マットを作る工程。 (2)得られた3次元やし殻長繊維マットをニードルパ
ンチして、このマットの底面に並行にランダムに絡み合
って配列する繊維の少なくとも1本をニードルに掛けて
ループにしてこのマットの面に対して直角方向に引き上
げ、且つこのマットの表面から所定の距離離した位置ま
で引き上げて、前記ループをニードルから離す操作を繰
り返して、このマットの底面から表面にわたって貫通す
る主として2本あるいはそれ以上の本数のやし殻長繊維
を、このマットの巾方向および長手方向に間隔をおいて
多数配設して3次元やし殻長繊維構造体マットを作る工
程。 (3)得られた3次元やし殻長繊維構造体マットを圧縮
して、このマットの表面から所定の距離離した位置まで
引き上げた前記ループをこのマットの表面に折り返し、
このマットの表面の他の繊維と緊密に絡み合せる工程。 (4)(3)の工程で得られた3次元やし殻長繊維構造
体マットを複数、積層して3次元やし殻長繊維構造体マ
ットを作る工程。 (5)さらに必要に応じて積層した3次元やし殻長繊維
構造体マットの層間を強化するために(4)の工程で得
られたマットをニードルパンチして、この積層したマッ
トの面に並行にランダムに絡み合って配列する繊維の少
なくとも1本をニードルに掛けてループにしてこの面に
対して直角方向に引き上げ、さらに必要に応じてこのマ
ットの表面から所定の距離離した位置まで引き上げて、
前記ループをニードルから離す操作を繰り返して、この
マットの底面から表面にわたって貫通する主として2本
あるいはそれ以上の本数のやし殻長繊維を、このマット
の層間の巾方向および長手方向に間隔をおいて多数配設
した3次元やし殻長繊維構造体マットを作る工程、ある
いは前記ニードルパンチ法の代わりにステイッチ・ボン
ド法により(4)の工程で得られた積層したマットの巾
方向および長手方向に間隔をおいて層間を縫合して3次
元やし殻長繊維構造体マットを作る工程。 (6)さらに必要に応じて(5)の工程で得られたマッ
トを圧縮して、このマットの表面から所定の距離離した
位置まで引き上げた前記ループをこのマットの表面に折
り返し、このマットの表面の他の繊維と緊密に絡み合せ
る工程。
【0012】本発明の請求項7の発明は、請求項1ある
いは請求項2に記載の3次元やし殻長繊維構造体マット
にバインダを塗付または付着させた後、乾燥することに
より繊維をバインダを用いて接着、固定することを特徴
とする請求項3に記載の3次元やし殻長繊維構造体マッ
トの製造方法である。
【0013】本発明の請求項8の発明は、請求項1ない
し請求項3のいずれかに記載の3次元やし殻長繊維構造
体マットを基材とし、接着剤を用いるかあるいは用いず
にその基材に他の素材からなる有機材料および/または
無機材料からなる層を少なくとも1層積層することを特
徴とする請求項4に記載の積層体の製造方法である。
【0014】本発明の請求項9の発明は、請求項1ない
し請求項3のいずれかに記載の3次元やし殻長繊維構造
体マット、あるいは請求項4に記載の積層体からなるこ
とを特徴とするやし殻長繊維利用資材である。
【0015】本発明の請求項10の発明は、請求項9記
載のやし殻長繊維利用資材において天井材、壁材、床
材、家具、畳床、梱包材に使用することを特徴とする。
以下、本発明の内容について詳細に説明する。
【0016】
【発明の実施の形態】やし殻繊維は、やしの実ハスク
(外皮部分)から得られる繊維であり、ハスクは通常長
繊維と短繊維及びコイヤーダストから成る。本発明で用
いるやし殻繊維は、短繊維及びコイヤーダストを除去し
た、長繊維である。この長繊維を得るにはまず、やしの
実をハスクと種子とに分離し、短繊維及びコイヤーダス
トを除去し、長繊維を収集して、やし殻長繊維とする。
【0017】なお、やし殻長繊維原料となるヤシの実と
しては、実の外皮部分が繊維質に富むものが適当であ
り、やし科植物の中でもココヤシ〔ココス ヌシフエラ
(Cocosnucifera)、ココス ブチラセア(Cocos butyrac
ea)など〕の実が好ましい。
【0018】得られたやし殻長繊維は一般には褐色ない
しは暗褐色であって粗毛状の感触があり、繊維長は約5
〜30cm、好ましくは約10〜30cm、さらに好ま
しくは約15〜30cm、直径は約0.03〜0.3m
m、好ましくは約0.1〜0.3cm、さらに好ましく
は約0.2〜0.3mmである。繊維長が約5cm未満
ではマットの強度、剛性、剥離強さなどが得られ難く、
繊維長が約30cmを超える繊維は現実的に得られ難
い。繊維の直径が約0.03mm未満ではマットの強
度、剛性、剥離強さなどが得られ難く、繊維の直径が約
0.3mmを超える繊維は現実的に得られ難い。
【0019】次にこのやし殻長繊維を用いて図5に示す
工程により図1(イ)および図1(ロ)に概念的に繊維
構造を示す本発明の3次元やし殻長繊維構造体マットc
を製造する。先ず図5に示すように、やし殻長繊維1の
集合体を繊維オープニング機2により3次元的にランダ
ムに絡み合わせて平面的に広げて、巾方向(X軸)と、
それに対して直角の長手方向(Y軸)とからなる面に並
行にランダムに絡み合って配列した繊維を主とし、且つ
繊維が厚さ方向(Z軸)にもさらにランダムに絡み合っ
ている3次元やし殻長繊維マットaを作る。図6の
(イ)にこの3次元やし殻長繊維マットaの繊維構造を
概念的に示す。この工程は手でときほぐすことによって
行ってもよく、あるいは、上記のように機械を用いて適
宜絡み合わせてもよい。なおこの工程においてポリアミ
ド、ポリエステル、ポリオレフィンなどの合成繊維、木
綿、麻などの他の天然繊維などを適宜混入させても差し
支えない。
【0020】次に図6(イ)〜(ニ)に示すように、得
られた3次元やし殻長繊維マットaをニードルパンチマ
シン3によりニードルパンチする。図6(イ)に、巾方
向(X軸)と、それに対して直角の長手方向(Y軸)と
からなる面にほぼ直角である厚さ方向(Z軸)の上方か
らニードル13を入れる前の状態を示す。図6(ロ)
に、このマットaの上方からニードル13を貫通して入
れた状態を示す。図6(ハ)に、このマットaの底面に
並行にランダムに絡み合って配列する繊維10の少なく
とも1本をニードル13に掛けてループ12にしてこの
マットaの面に対してほぼ直角方向(Z軸)に引き上
げ、且つこのマットaの表面から所定の距離hだけ離し
た位置まで引き上げた状態を示す。繊維10はこのマッ
トの底面において他の繊維14とランダムに絡み合って
いる。ニードル13に掛ける繊維10の数、多数のニー
ドルの間隔などは製品のマットの使用目的によっても異
なるが、強度、剛性、剥離強さなどの特性を向上させる
ためには数は多く、間隔は密の方が好ましい。ニードル
13の形式、形状、寸法、材質などは特に限定されな
い。
【0021】引き上げる距離hはマットaの厚さや、や
し殻長繊維の長さなどによって異なるが、引き上げる距
離が大きい方がマット表面でのループの絡み合いをよく
することができるので好ましい。しかしあまり引き上げ
る距離を大きくするとマットの底面から繊維を全部引き
抜くことになるので好ましくない。従って、マットの底
面における繊維の絡み合いを十分に残し、且つマット表
面でのループの絡み合いが十分になるように引き上げる
距離を決めるのが好ましい。
【0022】図6(ニ)に、マットを前進させて前記ル
ープ12をニードル13から離し、ニードル13が次の
動作のための所定の位置にある状態を示す。上記操作を
繰り返して、このマットの底面から表面にわたって貫通
する主として2本あるいはそれ以上の本数のやし殻長繊
維11を、このマットの巾方向および長手方向に間隔を
おいて多数配設して3次元やし殻長繊維構造体マットb
を作る。前記のようにニードルの間隔や長繊維11の本
数は目的とするマットの強度、剛性、剥離強さなどの特
性により決めることが好ましい。一般的に、前記間隔が
狭く、且つ本数が多い程強度、剛性、剥離強さなどの特
性が向上する。
【0023】得られた3次元やし殻長繊維構造体マット
bをローラ4などで圧縮して、このマットの表面から所
定の距離hだけ離した位置まで引き上げた前記ループ1
2をこのマットの表面に折り返し、このマットの表面の
他の繊維15と緊密に絡み合せて本発明の3次元やし殻
長繊維構造体マットcを製造する。
【0024】次にこの本発明の3次元やし殻長繊維構造
体マットcを用いて図7に示す工程により図2(イ)お
よび図2(ロ)に概念的に繊維構造を示す本発明の他の
3次元やし殻長繊維構造体マットdを製造することがで
きる。先ず図7に示すように、前記と同様にしてやし殻
長繊維1の集合体を繊維オープニング機2により3次元
的にランダムに絡み合わせて平面的に広げて、巾方向
(X軸)と、それに対して直角の長手方向(Y軸)とか
らなる面に並行にランダムに絡み合って配列した繊維を
主とし、且つ繊維が厚さ方向(Z軸)にもさらにランダ
ムに絡み合っている3次元やし殻長繊維マットaを作
る。
【0025】次に得られた3次元やし殻長繊維マットa
を前記と同様にしてニードルパンチマシン3によりニー
ドルパンチする。得られた3次元やし殻長繊維構造体マ
ットbを前記と同様にしてロール4などで圧縮して、こ
のマットの表面から所定の距離hだけ離した位置まで引
き上げた前記ループ12をこのマットの表面に折り返
し、このマットの表面の他の繊維15と緊密に絡み合せ
て本発明の3次元やし殻長繊維構造体マットcを作る。
【0026】次に、バインダ塗付工程5でこのマットc
にバインダ6をスプレー法、含浸法などにより塗布、ま
たは付着させ、次いでこれを乾燥機7で乾燥させて繊維
を接着、固定させる。バインダ6により処理して得られ
たマットは、嵩高状のままで使用することもできるが、
ロールまたはプレス8で圧縮してより緻密な形態で使用
することもできる。このようにして作られたマットdは
シーテイング機9で所定の寸法にカットされる。従って
得られた本発明のマットdの嵩密度は特に限定されな
い。嵩密度は例えば具体的には、0.01〜0.4g/
cm3 の範囲、好ましくは0.03〜0.3g/cm3
の範囲を挙げることができる。
【0027】繊維を相互に接着、固定するための前記バ
インダは特に限定されるものではない。本発明で使用で
きるバインダの具体的例としては、天然ゴムラテック
ス、またはスチレン−ブタジエンラテックス、アクリロ
ニトリル−ブタジエンラテックスなどの合成ゴムラテッ
クス、あるいはポリアクリル酸エマルジョン、ポリ酢酸
ビニルエマルジョン、ポリ塩化ビニルエマルジョン、エ
チレン−酢酸ビニル−塩化ビニル三元共重合体エマルジ
ョンなどの熱可塑性樹脂エマルジョン、エポキシ系樹脂
エマルジョン、ウレタン系樹脂エマルジョン、ウレアあ
るいはメラミン系樹脂エマルジョンなどの熱硬化性樹脂
エマルジョン、あるいはこれらの溶液などを挙げること
ができる。バインダの種類、使用量などはマットの用
途、特性などに応じて適宜選定して使用することが好ま
しい。
【0028】次にこの本発明の3次元やし殻長繊維構造
体マットcあるいは本発明の他の3次元やし殻長繊維構
造体マットdを、厚さを厚くするなどのために複数、積
層して、積層した3次元やし殻長繊維構造体マットとす
ることができる。積層する場合、必要に応じて積層した
3次元やし殻長繊維構造体マットの層間を強化するため
に、積層したマットを前記と同様にしてニードルパンチ
して、このマットの層間の巾方向および長手方向に間隔
をおいてやし殻長繊維11を多数配設するか、あるいは
前記ニードルパンチ法の代わりにステイッチ・ボンド法
により積層したマットの巾方向および長手方向に間隔を
おいて層間を縫合することが好ましい。さらには、この
ようにして得られたマットを圧縮して、このマットの表
面から所定の距離離した位置まで引き上げた前記ループ
をこのマットの表面に折り返し、このマットの表面の他
の繊維と緊密に絡み合せることが好ましい。
【0029】図3は本発明の3次元やし殻長繊維構造体
マットcあるいは本発明の他の3次元やし殻長繊維構造
体マットdを複数(3枚)積層した本発明の3次元やし
殻長繊維構造体マットの繊維構造を概念的に示す図であ
る。なお積層する枚数、3次元やし殻長繊維構造体マッ
トcと3次元やし殻長繊維構造体マットdとの組み合わ
せ順序やそれぞれの枚数などは特に限定されない。図3
において図1や図2と同じ符号は同一のものを示す。
【0030】また本発明の3次元やし殻長繊維構造体マ
ットc、本発明の他の3次元やし殻長繊維構造体マット
d、あるいは本発明の積層した3次元やし殻長繊維構造
体マットはそのままやし殻長繊維利用資材として有効に
利用できる。例えば、これらは耐剥離性、強度、剛性な
どに優れている上に、吸音性、クッション性、緩衝性、
防振性、断熱性などにも優れている性質を利用して室
内、車輌、船舶、飛行機などの天井材、壁材、床材など
の用途や、家具、畳床、梱包材などの用途に好適に使用
することができる。
【0031】本発明の3次元やし殻長繊維構造体マット
c、本発明の他の3次元やし殻長繊維構造体マットd、
あるいは本発明の積層した3次元やし殻長繊維構造体マ
ットを基材として、それに他の素材からなる有機材料お
よび/または無機材料からなる層を少なくとも1層、接
着剤を用いるか、あるいは接着剤を使用しないで積層し
て、積層体とすることができる。
【0032】前記有機材料としては、天然品あるいは合
成品である例えばプラスチック、難燃性プラスチック、
紙、木材、皮革、布、織布、不織布など、前記無機材料
としては、天然品あるいは合成品である例えば金属、ガ
ラス、セラミックスなどを挙げることができ、これらの
形態としてはフィルム、シート、板状物、波板状物、発
泡体、粉体、繊維、ハニカムなどを挙げることができ
る。これらの材料からなる層を積層することにより表面
を美しくしたり、滑り難くしたりするなど、表面特性に
変化を持たすことができる効果があるとともに、吸音
性、クッション性、緩衝性、防振性、断熱性、防湿性、
難燃性、強度、剛性などを向上させたやし殻長繊維利用
資材として利用することができる。このやし殻長繊維利
用資材は各種の用途に使用できる。例えば、前記特性を
利用して室内、車輌、船舶、飛行機などの天井材、壁
材、床材などの用途や、家具、畳床、梱包材などの用途
に一層好適に使用することができる。図4は本発明の積
層体の構造を説明する斜視図である。本発明の3次元や
し殻長繊維構造体マットcを基材として、その表面に木
材の層17が接着剤16を介して積層されている。
【0033】
【作用】本発明は上記のように構成することにより、や
し殻長繊維を用いた3次元やし殻長繊維マットの巾方向
と長手方向に対して直角な厚さ方向にこのマットの底面
から表面にわたり貫通し、且つ底面および表面におい
て、底面および表面の他の繊維と特定の形態で緊密に絡
み合ったやし殻長繊維を、巾方向および長手方向に間隔
をおいて密に多数配設したので、3次元的に強度、剛
性、剥離強さなどの特性を向上できる。バインダを用い
て繊維を接着、固定すれば強度、剛性、剥離強さなどの
特性をより向上できる。バインダに難燃剤、顔料、香
料、防黴剤、防だに剤などを配合すればマットに難燃性
を付与したり、着色したり、香を付けたりなどの特性を
付与できる。これらのマットを積層して、好ましくは、
さらに層間を強化することにより、厚さの厚い、3次元
的に強度、剛性、剥離強さなどの特性を向上させたマッ
トを得ることができる。これらのマットは吸音性、クッ
ション性、緩衝性、防振性、断熱性、防湿性、難燃性、
強度、剛性などに優れたやし殻長繊維利用資材として使
用できる。これらの本発明のマットを基材としそれに有
機材料や無機材料などからなる層を積層した積層体とす
ることにより、表面を美しくしたり、滑り難くしたりす
るなど、表面特性に変化を持たすことができる効果があ
るとともに、吸音性、クッション性、緩衝性、防振性、
断熱性、防湿性、難燃性、強度、剛性などが向上するの
で、これらの特性を利用したやし殻長繊維利用資材とし
て使用できる。これらのマットや積層体は、例えば、室
内、車輌、船舶、飛行機などの天井材、壁材、床材など
の用途や、家具、畳床、梱包材などの用途に好適に使用
できる。本発明の製造方法によりやし殻繊維を用いて上
記のような優れた効果を有する製品を容易に提供でき
る。
【0034】
【発明の効果】本発明の3次元やし殻長繊維構造体マッ
トは、やし殻長繊維を用いた3次元やし殻長繊維マット
の巾方向と長手方向に対して直角な厚さ方向にこのマッ
トの底面から表面にわたり貫通し、且つ底面および表面
において、底面および表面の他の繊維と特定の形態で緊
密に絡み合ったやし殻長繊維を、巾方向および長手方向
に間隔をおいて密に多数配設したので、3次元的に強
度、剛性、剥離強さなどの特性を向上することができ
る。
【0035】バインダを用いて繊維を接着、固定した本
発明の他の3次元やし殻長繊維構造体マットは、3次元
的に強度、剛性、剥離強さなどの特性をより向上でき
る。バインダ中に難燃剤、顔料、香料、防黴剤、防だに
剤などを配合することによりマットに難燃性などの特性
を付与することもできる。
【0036】これらの本発明のマットを積層して、好ま
しくは、さらに層間を強化した本発明の他の3次元やし
殻長繊維構造体マットは、厚さが厚く、3次元的に強
度、剛性、剥離強さなどの特性をさらに向上できる。
【0037】これらの本発明のマットは吸音性、クッシ
ョン性、緩衝性、防振性、断熱性、強度、剛性、難燃性
などに優れた殻長繊維利用資材として使用できる。
【0038】これらの本発明のマットを基材としそれに
有機材料や無機材料などからなる層を積層した積層体と
すれば、表面を美しくしたり、滑り難くしたりするな
ど、表面特性に変化を持たすことができる効果があると
ともに、吸音性、クッション性、緩衝性、防振性、断熱
性、防湿性、難燃性、強度、剛性などが向上するので、
これらの特性を利用するやし殻長繊維利用資材として使
用できる。
【0039】これらの本発明のマットや本発明の積層体
からなるやし殻長繊維利用資材は例えば、室内、車輌、
船舶、飛行機などの天井材、壁材、床材などの用途や、
家具、畳床、梱包材などの用途に好適に使用できる。や
し殻繊維を用いてこれらのマットや積層体を本発明の製
造法により容易に製造できる。
【0040】本発明は、今迄は利用価値の低かったやし
殻繊維を有効活用することにより、地球に対して優し
い、しかも上記のように優れた効果を有する製品を容易
に提供できるため、産業上の利用価値が高いとともに環
境保護問題上においても極めて有意義である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (イ)は本発明の3次元やし殻長繊維構造体
マットの繊維構造を示す慨念図である。(ロ)は(イ)
のA部の拡大説明図である。
【図2】 (イ)は本発明の他の3次元やし殻長繊維構
造体マットの繊維構造を示す慨念図である。(ロ)は
(イ)のB部の拡大説明図である。
【図3】 本発明の3次元やし殻長繊維構造体マットを
積層したマットの繊維構造を示す慨念図である。
【図4】 本発明の3次元やし殻長繊維構造体マットに
他の素材の層を積層した積層体の構造を説明する斜視図
である。
【図5】 図1に示した本発明の3次元やし殻長繊維構
造体マットの製造工程を示す説明図である。
【図6】 (イ)〜(ニ)はニードルパンチの動作工程
を示す説明図である。
【図7】 図2に示した本発明の他の3次元やし殻長繊
維構造体マットの製造工程を示す説明図である。
【符号の説明】
1、11 やし殻長繊維 2 繊維オープニング機 3 ニードルパンチマシン 4 ロール 5 バインダ塗付工程 6 バインダ 7 乾燥機 8 プレス 9 シーテイング機 10、14、15 繊維 12 ループ 13 ニードル 16 接着剤 17 木材
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04C 2/16 E04C 2/16 Z (72)発明者 佐藤 榮治 東京都渋谷区幡ケ谷1−1−1 株式会社 シー・エフ・ビー・ジャパン内 (72)発明者 辻村 薫 東京都渋谷区幡ケ谷1−1−1 株式会社 シー・エフ・ビー・ジャパン内 (72)発明者 小林 護 東京都渋谷区幡ケ谷1−1−1 株式会社 シー・エフ・ビー・ジャパン内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巾方向をY軸とし、それに対して直角の
    長手方向をX軸とする面に並行にランダムに絡み合って
    配列した繊維を主とし、且つ繊維が厚さ方向にもさらに
    ランダムに絡み合っている3次元やし殻長繊維マットの
    Y軸とX軸に対して直角なZ軸方向に底面から表面にわ
    たり貫通する主として2本あるいはそれ以上の本数のや
    し殻長繊維を、巾方向および長手方向に間隔をおいて多
    数配設してなる3次元やし殻長繊維構造体マットであっ
    て、Z軸方向の前記繊維の一端はこのマットの底面にお
    いて他の繊維と緊密に絡み合っており、そしてZ軸方向
    の前記繊維の他端の大部分はループを形成しており、こ
    のループは前記マットの表面において折り返されて他の
    繊維と緊密に絡み合っていることを特徴とする3次元や
    し殻長繊維構造体マット。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の3次元やし殻長繊維構
    造体マットを複数、積層したことを特徴とする3次元や
    し殻長繊維構造体マット。
  3. 【請求項3】 請求項1あるいは請求項2に記載の3次
    元やし殻長繊維構造体マットの繊維をバインダを用いて
    接着、固定したことを特徴とする3次元やし殻長繊維構
    造体マット。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の3次元やし殻長繊維構造体マットを基材とし、それ
    に他の素材からなる有機材料および/または無機材料か
    らなる層を少なくとも1層積層したことを特徴とする積
    層体。
  5. 【請求項5】 下記の(1)〜(3)の工程からなる請
    求項1に記載の3次元やし殻長繊維構造体マットの製造
    方法。 (1)短繊維およびダストを除去したやし殻長繊維を3
    次元的にランダムに絡み合わせて平面的に広げて、巾方
    向と、それに対して直角の長手方向とからなる面に並行
    にランダムに絡み合って配列した繊維を主とし、且つ繊
    維が厚さ方向にもさらにランダムに絡み合っている3次
    元やし殻長繊維マットを作る工程。 (2)得られた3次元やし殻長繊維マットをニードルパ
    ンチして、このマットの底面に並行にランダムに絡み合
    って配列する繊維の少なくとも1本をニードルに掛けて
    ループにしてこのマットの面に対して直角方向に引き上
    げ、且つこのマットの表面から所定の距離離した位置ま
    で引き上げて、前記ループをニードルから離す操作を繰
    り返して、このマットの底面から表面にわたって貫通す
    る主として2本あるいはそれ以上の本数のやし殻長繊維
    を、このマットの巾方向および長手方向に間隔をおいて
    多数配設して3次元やし殻長繊維構造体マットを作る工
    程。 (3)得られた3次元やし殻長繊維構造体マットを圧縮
    して、このマットの表面から所定の距離離した位置まで
    引き上げた前記ループをこのマットの表面に折り返し、
    このマットの表面の他の繊維と緊密に絡み合せる工程。
  6. 【請求項6】 下記の(1)〜(6)の工程からなる請
    求項2に記載の3次元やし殻長繊維構造体マットの製造
    方法。 (1)短繊維およびダストを除去したやし殻長繊維を3
    次元的にランダムに絡み合わせて平面的に広げて、巾方
    向と、それに対して直角の長手方向とからなる面に並行
    にランダムに絡み合って配列した繊維を主とし、且つ繊
    維が厚さ方向にもさらにランダムに絡み合っている3次
    元やし殻長繊維マットを作る工程。 (2)得られた3次元やし殻長繊維マットをニードルパ
    ンチして、このマットの底面に並行にランダムに絡み合
    って配列する繊維の少なくとも1本をニードルに掛けて
    ループにしてこのマットの面に対して直角方向に引き上
    げ、且つこのマットの表面から所定の距離離した位置ま
    で引き上げて、前記ループをニードルから離す操作を繰
    り返して、このマットの底面から表面にわたって貫通す
    る主として2本あるいはそれ以上の本数のやし殻長繊維
    を、このマットの巾方向および長手方向に間隔をおいて
    多数配設して3次元やし殻長繊維構造体マットを作る工
    程。 (3)得られた3次元やし殻長繊維構造体マットを圧縮
    して、このマットの表面から所定の距離離した位置まで
    引き上げた前記ループをこのマットの表面に折り返し、
    このマットの表面の他の繊維と緊密に絡み合せる工程。 (4)(3)の工程で得られた3次元やし殻長繊維構造
    体マットを複数、積層して3次元やし殻長繊維構造体マ
    ットを作る工程。 (5)さらに必要に応じて積層した3次元やし殻長繊維
    構造体マットの層間を強化するために(4)の工程で得
    られたマットをニードルパンチして、この積層したマッ
    トの面に並行にランダムに絡み合って配列する繊維の少
    なくとも1本をニードルに掛けてループにしてこの面に
    対して直角方向に引き上げ、さらに必要に応じてこのマ
    ットの表面から所定の距離離した位置まで引き上げて、
    前記ループをニードルから離す操作を繰り返して、この
    マットの底面から表面にわたって貫通する主として2本
    あるいはそれ以上の本数のやし殻長繊維を、このマット
    の層間の巾方向および長手方向に間隔をおいて多数配設
    した3次元やし殻長繊維構造体マットを作る工程、ある
    いは前記ニードルパンチ法の代わりにステイッチ・ボン
    ド法により(4)の工程で得られた積層したマットの巾
    方向および長手方向に間隔をおいて層間を縫合して3次
    元やし殻長繊維構造体マットを作る工程。 (6)さらに必要に応じて(5)の工程で得られたマッ
    トを圧縮して、このマットの表面から所定の距離離した
    位置まで引き上げた前記ループをこのマットの表面に折
    り返し、このマットの表面の他の繊維と緊密に絡み合せ
    る工程。
  7. 【請求項7】 請求項1あるいは請求項2に記載の3次
    元やし殻長繊維構造体マットにバインダを塗付または付
    着させた後、乾燥することにより繊維をバインダを用い
    て接着、固定することを特徴とする請求項3に記載の3
    次元やし殻長繊維構造体マットの製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の3次元やし殻長繊維構造体マットを基材とし、接着
    剤を用いるかあるいは用いずにその基材に他の素材から
    なる有機材料および/または無機材料からなる層を少な
    くとも1層積層することを特徴とする請求項4に記載の
    積層体の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の3次元やし殻長繊維構造体マット、あるいは請求項
    4に記載の積層体からなることを特徴とするやし殻長繊
    維利用資材。
  10. 【請求項10】 天井材、壁材、床材、家具、畳床、梱
    包材に使用することを特徴とする請求項9記載のやし殻
    長繊維利用資材。
JP27677795A 1995-09-29 1995-09-29 3次元やし殻長繊維構造体マット、その積層体、これらの製造方法およびこれらの用途 Pending JPH0994811A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000058061A1 (en) * 1999-03-31 2000-10-05 Handay Sendayung A method for producing sheet or board of coconut fibres
US6197414B1 (en) 1997-12-25 2001-03-06 Matsushita Electric Works, Ltd. Fiberboard and manufacturing method thereof
JP2001150594A (ja) * 1999-11-25 2001-06-05 Penta Ocean Constr Co Ltd 複合板
KR20040048139A (ko) * 2002-12-02 2004-06-07 주식회사 그린메이드 코코넛 섬유를 이용한 흡음 및 충진용 시이트 및 그제조방법
CN100406656C (zh) * 2004-01-02 2008-07-30 李安海 隔热保温隔音层状复合板及其制造方法
JP2015112866A (ja) * 2013-12-16 2015-06-22 グンゼ株式会社 金属繊維による繊維構造体の交絡積層体

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