JPH0994630A - ワークの塑性加工ライン - Google Patents

ワークの塑性加工ライン

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JPH0994630A
JPH0994630A JP27701395A JP27701395A JPH0994630A JP H0994630 A JPH0994630 A JP H0994630A JP 27701395 A JP27701395 A JP 27701395A JP 27701395 A JP27701395 A JP 27701395A JP H0994630 A JPH0994630 A JP H0994630A
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work
collecting
chute
supply
plastic working
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JP27701395A
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English (en)
Inventor
Koichi Ishiyama
浩一 石山
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小さな設置スペースでワークの処理能力を上
げると共に、設備コストや人件費が高騰するのを抑え
る。 【解決手段】 給材装置10と第1冷間ロール成形装置
12Aは、第1供給シュート17を介して接続される。
給材装置10と第2冷間ロール成形装置12Bは、第2
供給シュート18を介して接続される。第1冷間ロール
成形装置12Aは、中間シュート62を介してエレベー
タ装置42の下部搬入口に接続される。エレベータ装置
42の上方搬出口に、第1集材シュート64の一端が接
続される。第1集材シュート64の他端は、第2冷間ロ
ール成形装置12Bと集材装置14とを接続する第2集
材シュート66に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、1基の給材装置
から複数の塑性加工装置にワークを分配供給すると共
に、各塑性加工装置で加工されたワークを1基の集材装
置で集材するよう構成したワークの塑性加工ラインに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ボールベアリングアウタレース
等のリング状のワークの内周面に環状の溝を成形する装
置として、冷間ロール成形装置(塑性加工装置)が好適に
使用されている。図6に示すように、冷間ロール成形装
置12は、該装置12にワークを供給する給材装置10
と、成形装置12で成形加工したワークを集材する集材
装置14との間に配置され、これら3つの装置10,1
2,14から1つの塑性加工ラインが構成される。
【0003】前記給材装置10には、前工程でリング状
に成形された多数のワーク16が貯留され、このワーク
16は、該給材装置10に配設された樋状の供給シュー
ト18を介して前記冷間ロール成形装置12に供給され
る。冷間ロール成形装置12は、図7に示す如く、成形
装置12内に回転可能に配設された受けロール19およ
び受けロール19と対向的に配設された成形ロール21
を備え、前記ワーク16は両ロール19,21の間に供
給される。そしてワーク16は、受けロール19によっ
て軸方向への移動が規制されるよう両側面が挟持される
と共に、外周面に当接する成形ロール21によって半径
方向への移動が規制されるようになっている。また冷間
ロール成形装置12は、ワーク16に挿通されるマンド
レル23を備え、該マンドレル23におけるワーク16
の内周面と対向する位置に、該ワーク16の内周面より
も幅狭に寸法設定された断面半円弧状の成形部23aが
形成されている。
【0004】前記ワーク16の内周面に溝16aを成形
するに際しては、該ワーク16がその外周面を支持され
た状態で回転されると共に、これと同期して回転するマ
ンドレル23の成形部23aをワーク内周面に押圧す
る。この押圧状態を保持させたままマンドレル23を前
記成形ロール21に対して僅かずつ近接移動させること
により、図に示すように、ワーク内周面に沿って所要幅
の溝16aが成形される。成形完了後のワーク16は、
冷間ロール成形装置12の下流側に配設された前記集材
装置14に、樋状の集材シュート20を介して送り込ま
れ、該集材装置14で所定数毎に集材されたワーク群が
後工程に向けて搬出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した如く、ワーク
の塑性加工ラインは、給材装置10と冷間ロール成形装
置12および集材装置14を直列に配置して構成されて
いる。すなわち、1基の冷間ロール成形装置12に対し
て、1基の給材装置10および1基の集材装置14がセ
ットされており、ワークの処理能力を上げる場合は、図
6に示すように、塑性加工ラインを単位として増設する
ようにしている。この場合には、工場内に大きな設置ス
ペースが必要になると共に、各塑性加工ラインの給材装
置10や集材装置14に対するワークの搬出入機構も複
数必要となり、設備コストが嵩む問題がある。また、各
塑性加工ライン毎に冷間ロール成形装置12を監視する
作業者が必要となり、人員の増加に伴って人件費が嵩む
難点も指摘される。
【0006】
【発明の目的】この発明は、前述した従来技術に内在し
ている前記欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案
されたものであって、小さな設置スペースでワークの処
理能力を上げることができると共に、設備コストや人件
費が高騰することのないワークの塑性加工ラインを提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を好適に達成するため、本発明に係るワークの塑
性加工ラインは、多数のワークが貯留され、該ワークを
下流側に向けて順次供給する給材装置と、前記給材装置
の下流側に配置され、該給材装置から対応する給材路を
介して供給されたワークを加工する複数の塑性加工装置
と、前記給材装置から各塑性加工装置へのワークの分配
制御を行なう供給制御手段と、最下流に位置する塑性加
工装置の更に下流側に配置され、各塑性加工装置で加工
されたワークが対応する集材路を介して集材される集材
装置と、前記各塑性加工装置で加工されたワークを交通
整理して、前記集材装置に順次送り込む集材制御手段と
から構成したことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るワークの塑性
加工ラインにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を
参照しながら以下詳細に説明する。なお従来技術で説明
した部材と同一の部材に関しては、同一符号で示すもの
とする。
【0009】図1および図2に示すように、実施例に係
る塑性加工ラインは、1基の給材装置10と、この給材
装置10からリング状のワーク16が分配して供給され
る複数(実施例では2基)の塑性加工装置としての冷間ロ
ール成形装置12A,12Bと、各冷間ロール成形装置
12A,12Bで成形加工されたワーク16を集材する
1基の集材装置14とから基本的に構成されている。前
記2基の冷間ロール成形装置12A,12Bは、給材装
置10のワーク流れ方向下流側において、操作面を同一
方向に指向させた姿勢でワーク流れ方向に沿ってタンデ
ムに配置されている。
【0010】前記給材装置10における冷間ロール成形
装置12Aと対向する側壁50には、給材路としての第
1供給シュート17および第2供給シュート18の一端
が、ワーク流れ方向と交差する方向に偏位すると共に所
要の高低差をもって連通接続されている。下方に位置す
る第1供給シュート17は、下流側に向かうにつれて下
降する緩やかな傾斜が付された状態で延在して、その他
端が上流側の第1冷間ロール成形装置12Aに連通接続
されている。また第2供給シュート18は、下流側に向
かうにつれて下降する緩やかな傾斜が付された状態で前
記第1冷間ロール成形装置12Aの上方に延在する第1
案内部18aと、この第1案内部18aの下流端に接続
されて、略垂直に垂下する第2案内部18bと、この第
2案内部18bの下端に接続されて、下流側に向かうに
つれて下降する緩やかな傾斜が付された状態で延在する
第3案内部18cとから構成され、該第3案内部18c
の下流端が下流側の第2冷間ロール成形装置12Bに連
通接続されている。そして、給材装置10の内部に配設
されているスラットコンベヤ28を介して各供給シュー
ト17,18に供給されたワーク16が、該供給シュー
ト17,18を自重により移動して対応する冷間ロール
成形装置12A,12Bに1個ずつ供給されるようにな
っている。
【0011】前記給材装置10の内部には、図3に示す
如く、無端ベルト30の表面に走行方向に所要間隔で複
数のスラット32を配設したスラットコンベヤ28が傾
斜配置され、給材装置10の下部に貯留されているワー
ク16を各スラット32により1個ずつ上方に向けて搬
送するよう構成されている。また給材装置10の内部に
は、前記供給シュート17,18が接続される側壁50
とスラットコンベヤ28との間に画壁52が配設され、
前記無端ベルト30に配設される各スラット32は、こ
の画壁52に向けて下方傾斜している。すなわち、各ス
ラット32に載置されたワーク16は、画壁52に当接
しつつ上方に搬送されるようになっている。この画壁5
2には、スラットコンベヤ28の傾斜方向に偏位してワ
ーク16の搬送経路に臨む第1入口52aと第2入口5
2bとが開設されている。また、第1入口52aと側壁
50に連通接続した第1供給シュート17との間に第1
案内シュート54が配設されると共に、第2入口52b
と側壁50に連通接続した第2供給シュート18との間
に第2案内シュート56が配設されている。
【0012】また第1入口52aには、ワーク16の供
給制御手段を構成するシャッタ34が、該入口52aを
開閉自在に閉成し得るように配設されており、該シャッ
タ34は、画壁52に配設したソレノイド等のアクチュ
エータ35により開閉移動される。すなわち、シャッタ
34により第1入口52aを開放した状態では、前記ス
ラットコンベヤ28のスラット32に載置された状態で
搬送されるワーク16は、第1入口52aに到来した際
にスラット32から転動して第1案内シュート54を介
して第1供給シュート17に供給される。またシャッタ
34により第1入口52aを閉成した状態では、スラッ
トコンベヤ28のスラット32に載置された状態で搬送
されるワーク16は、第1入口52aに入ることなく上
方に搬送されて、前記第2入口52bに到来した際にス
ラット32から転動して第2案内シュート56を介して
第2供給シュート18に供給されるよう構成される。
【0013】ここで、前記スラットコンベヤ28のスラ
ット32には、例えば図3に示す如く、2個のワーク1
6が積層状態で載置されることがある。この場合には、
第1入口52aの下方に配設したレバー片36によっ
て、余剰(上側)のワーク16をスラット32から落下さ
せるようになっている。すなわち、レバー片36は、そ
の下端部が画壁52の外側(コンベン28と反対側)で軸
支されると共に、画壁52と対向する面に半円弧状の突
部37が形成され、この突部37が常にはバネ等の弾性
部材(図示せず)を介して画壁52に開設した開口部52
cからワーク16の搬送経路に僅かに突出するよう構成
されている。この突部37の開口部52cからの突出量
は、スラット32に載置されている2個のワーク16の
内、上側のワーク16が当接した際には該ワーク16を
下側のワーク16から落下させるが、下側のワーク16
が当接した際には該ワーク16をスラット32から落下
させない値に設定される。従って、このレバー片36の
配設位置を通過したスラット32には、常にワーク16
は1個のみが載置されていることになる。これにより、
前記第1案内シュート54や第2案内シュート56に、
一度に複数のワーク16が供給されないようになってい
る。
【0014】前記第1供給シュート17の所要位置に、
供給制御手段を構成する第1供給センサ24が配設され
ている。この第1供給センサ24は、前記第1冷間ロー
ル成形装置12Aでの成形を待機するワーク16が第1
供給シュート17内に所要数貯留された際に、その最上
流側のワーク16を検出して前記アクチュエータ35を
付勢させてシャッタ34で第1入口52aを閉成するよ
う設定される。これによって、第1供給シュート17へ
のワーク16の供給は停止され、スラットコンベヤ28
で搬送されるワーク16を第2入口52bおよび第2案
内シュート56を介して第2供給シュート18に供給す
るようになっている。また第2供給シュート18の所要
位置に、供給制御手段を構成する第2供給センサ25が
配設されており、この第2供給センサ25は、前記第2
冷間ロール成形装置12Bでの成形を待機するワーク1
6が第2供給シュート18内に所要数貯留された際に、
その最上流側のワーク16を検出して前記スラットコン
ベヤ28を停止させるよう設定される。すなわち、第1
供給センサ24がワーク16を検出していないときに
は、第1供給シュート17にワーク16が供給され、該
第1供給センサ24がワーク16を検出しているときに
は第2供給シュート18にワーク16が供給され、そし
て第1供給センサ24および第2供給センサ25の何れ
もがワーク16を検出しているときには、スラットコン
ベヤ28を停止して給材装置10からのワーク16の供
給を停止させるよう構成している。
【0015】前記両冷間ロール成形装置12A,12B
は、図7に示す成形部58および該成形部58で成形加
工されたワーク16をサイジングするサイジング部60
を直列に備え、サイジングされたワーク16が、各対応
の集材路としての集材シュート64,66を介して集材
装置14に送り込まれるよう構成されている。前記サイ
ジング部60は、ダイスとパンチとから構成される公知
のものであって、ダイスに設けた穴に、ワーク16をパ
ンチを介して通過させることにより、該ワーク16を所
要寸法公差の範囲にサイジングするようになっている。
なお、第2冷間ロール成形装置12Bのサイジング部6
0には、集材制御手段を構成する後述の集材用センサ4
4が配設され、該センサ44により各成形装置12A,
12Bで成形加工されたワーク16が集材装置14に送
り込まれる際の交通整理を行なうよう構成されている。
【0016】前記第1冷間ロール成形装置12Aと第2
冷間ロール成形装置12Bとの間に、第1冷間ロール成
形装置12Aで成形加工されたワーク16を所要レベル
位置まで持上げるエレベータ装置42が配置されてい
る。エレベータ装置42の下方の搬入口に、図1に示す
ように、第1冷間ロール成形装置12Aに連通接続する
樋状の中間シュート62が接続され、該シュート62を
介して成形装置12Aで成形加工されたワーク16がエ
レベータ装置42に送り込まれるようになっている。こ
のエレベータ装置42は、公知のスラットコンベヤ等を
備え、該装置42に送り込まれたワーク16は、1個ず
つ上方に持上げられるよう構成される。またエレベータ
装置42の上方の搬出口には、第1集材シュート64の
一端が連通接続されている。この第1集材シュート64
は、下流側に向かうにつれて下降する緩やかな傾斜が付
された状態で前記第2冷間ロール成形装置12Bの上方
に延在する第1案内部64aと、この第1案内部64a
の下流端に接続されて略垂直に垂下する第2案内部64
bとから構成され、該第2案内部64bの下端が、前記
第2冷間ロール成形装置12Bと集材装置14とを連通
接続している第2集材シュート66に接続されている。
そして、エレベータ装置42で上方に持上げられたワー
ク16は、第1集材シュート64を介して第2集材シュ
ート66に送り込まれるようになっている。なお、第2
集材シュート66は、第2冷間ロール成形装置12Bか
ら集材装置14に向けて下降する緩やかな傾斜が付さ
れ、第2冷間ロール成形装置12Bで成形加工されたワ
ーク16および第1集材シュート64を介して送り込ま
れた第1冷間ロール成形装置12Aで成形加工されたワ
ーク16を、集材装置14に自重により送り込むべく機
能する。
【0017】前記第1集材シュート64における第1案
内部64aの下流端近傍には、図1に示すように、集材
制御手段を構成するストッパ40が配設されている。こ
のストッパ40は、エレベータ装置42から送り出され
たワーク16を、第1案内部64a内で一時的に停留さ
せるものであって、第2冷間ロール成形装置12Bのサ
イジング部60に配設された集材用センサ44によって
作動制御されるよう構成される。この集材用センサ44
は、サイジング部60でサイジングのなされたワーク1
6が第2集材シュート66に送り込まれるのを検出する
よう設定されており、該センサ44がワーク16を検出
してから所定時間(数秒)後にストッパ40を作動させ
て、停留中のワーク16を第2集材シュート66に送り
込むようになっている。すなわち、第2冷間ロール成形
装置12Bで成形加工されたワーク16が第2集材シュ
ート66を介して集材装置14に送り込まれるまで、第
1集材シュート64内で第1冷間ロール成形装置12A
で成形加工されたワーク16を停留させる交通整理を行
なうことで、第2集材シュート66に一度に2個のワー
ク16が送り込まれて詰まってしまうのを防止するよう
構成されている。
【0018】前記集材装置14は、2基の冷間ロール成
形装置12A,12Bで成形加工されて、集材制御手段
により交通整理された状態で順次送り込まれるワーク1
6を所要個数単位で集材するべく機能するものである。
この集材装置14は、各ワーク16を検査する装置(図
示せず)を備え、該検査装置により不良品と判断された
ワーク16を分別するよう構成されている。
【0019】
【実施例の作用】次に、実施例に係るワークの塑性加工
ラインの使用の実際につき説明する。な、前記第1供給
センサ24および第2供給センサ25は、何れもワーク
16を検出しておらず、前記シャッタ34は画壁52の
第1入口52aを開放しているものとする。
【0020】前記給材装置10の下部に貯留されている
リング状のワーク16は、前記スラットコンベヤ28の
スラット32によって1個ずつ上方に搬送される。前記
画壁52に沿って搬送されるワーク16は、搬送経路上
で先に到来する前記第1入口52aを介して第1案内シ
ュート54に入り、次いで第1供給シュート17を移動
して第1冷間ロール成形装置12Aに供給される。第1
冷間ロール成形装置12Aに供給されたワーク16は、
前記成形部58およびサイジング部60で成形加工され
た後に、中間シュート62を介してエレベータ装置42
に送り込まれる。先行するワーク16が成形装置12A
で加工されている間に第1供給シュート17に供給され
るワーク16は、該シュート17内に順次整列貯留され
る。そして、所要数のワーク16が貯留されたことを前
記第1供給センサ24が検出すると、前記アクチュエー
タ35が付勢されてシャッタ34により第1入口52a
が閉成されて、第1供給シュート17へのワーク16の
供給が停止される。
【0021】前記第1入口52aがシャッタ34により
閉成されると、スラットコンベヤ28で搬送されるワー
ク16は、第1入口52aの形成位置を通過して第2入
口52bに到来した際に、スラット32から転動して第
2入口52bを介して第2案内シュート56に入る。そ
してこのワーク16は、第2供給シュート18を自重に
より移動して第2冷間ロール成形装置12Bに供給さ
れ、前記成形部58およびサイジング部60で成形加工
された後に、第2集材シュート66に送り込まれる。先
行するワーク16が成形装置12Bで加工されている間
に第2供給シュート18に供給されるワーク16は、該
シュート18内に順次整列貯留される。そして、所要数
のワーク16が貯留されたことを前記第2供給センサ2
5が検出すると、前記スラットコンベヤ28が停止制御
される。なお、第2供給シュート18にワーク16が供
給されている間に、第1供給シュート17内のワーク1
6は第1冷間ロール装置12Aで順次成形加工されるか
ら、前記第2供給センサ25がワーク16を検出する前
に第1供給センサ24がワーク16を検出しなくなった
場合は、前記シャッタ34が作動して第1入口52aを
開放し、スラットコンベヤ28で搬送されるワーク16
は再び第1供給シュート17に供給される。このよう
に、給材装置10に貯留されているワーク16は、第1
供給センサ24,第2供給センサ25およびシャッタ3
4からなる供給制御手段により、2基の冷間ロール成形
装置12A,12Bに適宜に分配供給される。
【0022】前記第1冷間ロール成形装置12Aで成形
加工されたワーク16は、中間シュート62を介して前
記エレベータ装置42に送り込まれ、該装置42により
上方に移送された後に第1集材シュート64に送り込ま
れる。また、第2冷間ロール成形装置12Bで成形加工
されたワーク16は、第2集材シュート66を介して集
材装置14に送り込まれる。ここで、第1集材シュート
64が第2集材シュート66に接続されているため、そ
の合流部で各成形装置12A,12Bから送り出された
各ワーク16が干渉しないように、前記ストッパ40お
よび集材用センサ44からなる集材制御手段によりワー
ク16の交通整理が行なわれる。すなわち、第1集材シ
ュート64に送り込まれたワーク16を前記ストッパ4
0により一旦停留しておき、第2冷間ロール成形装置1
2Bでワーク16のサイジングが完了したことを前記集
材用センサ44が検出してから所定時間後にストッパ4
0による停留を解除することで、第1集材シュート64
のワーク16を第2集材シュート66を介して集材装置
14に送り込むようになっている。これにより、第2冷
間ロール成形装置12Bから第2集材シュート66に送
り出されたワーク16が集材装置14に到達したとき
に、第1集材シュート64から第2集材シュート66に
ワーク16が送り込まれて、合流部でワーク16,16
同士が干渉して詰まることは防止される。
【0023】
【変形例について】前記塑性加工ラインにおける冷間ロ
ール成形装置12A,12Bの配列は、前述したような
タンデム配列に限定されるものではなく、ワーク流れ方
向と交差する方向にパラレルに配置するようにしてもよ
い。例えば、図4に示すように、各成形装置12A,1
2Bを、その操作面を同一方向に指向させた状態でパラ
レルに配置したり、図5に示すように、各成形装置12
A,12Bを、その操作面を対向させた状態でパラレル
に配置することができる。そして、このように冷間ロー
ル成形装置12A,12Bをパラレル配置した場合は、
前述した実施例のようなエレベータ装置42を配置する
ことなく第1冷間ロール成形装置12Aで成形加工した
ワーク16を集材装置14に送り込むことができる。ま
た図5に示す変形例の配置では、作業者は両冷間ロール
成形装置12A,12Bの間で、両装置12A,12Bの
運転状況を監視することができ、作業者の移動範囲を最
小限に抑えることができる。
【0024】前記実施例および変形例では、給材装置と
集材装置との間に2基の冷間ロール成形装置を配置した
場合につき説明したが、該成形装置の設置数はこれに限
定されるものではなく、例えば3基以上をタンデムある
いはパラレルで配置してもよい。またワークの形状とし
ては、リング状に限定されるものではなく、例えば円盤
状や円筒形状のものであってもよい。更に、給材装置か
ら各冷間ロール成形装置へのワークの供給、および各冷
間ロール成形装置から集材装置へのワークの送り込み
は、実施例のようにワークの自重を利用して移動させる
ものでなく、積極的に駆動されるコンベヤ等の手段を採
用することができる。更にまた、給材装置に寸法の異な
る複数種類のワークを貯留し、スラットコンベヤで搬送
される各ワークを、画壁に形成した入口により選別して
対応する冷間ロール成形装置に供給するようにすること
も可能である。
【0025】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るワーク
の塑性加工ラインによれば、複数の塑性加工装置に対し
て1基の給材装置および集材装置を共通的に使用するよ
う構成したので、大きな設置スペースを必要とすること
なくワークの処理能力を上げることができる。また給材
装置および集材装置は各1基であり、しかも給材装置へ
ワークを供給する搬入機構や集材装置からワークを搬出
する搬出機構も1基で足りるから、設備費用も低廉に抑
えることができる。更に、作業者は複数の塑性加工装置
を小さな移動範囲で監視することができるから、塑性加
工装置毎に作業者を配置する必要はなく、人件費を低減
し得る利点も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係るワークの塑性加工
ラインを示す概略側面図である。
【図2】実施例に係るワークの塑性加工ラインを示す概
略平面図である。
【図3】実施例に係るワークの塑性加工ラインにおい
て、給材装置内に配設されたスラットコンベヤおよびワ
ークの分配構造を示す要部縦断側面図である。
【図4】本発明に係るワークの塑性加工ラインの変形例
を示す概略平面図である。
【図5】本発明に係るワークの塑性加工ラインにおける
別の変形例を示す概略平面図である。
【図6】従来技術に係るワークの塑性加工ラインを示す
概略平面図である。
【図7】塑性加工ラインを構成する冷間ロール成形装置
の内部に配設された成形部を示す説明図である。
【符号の説明】
10 給材装置 12A 第1冷間ロール成形装置(塑性加工装置) 12B 第2冷間ロール成形装置(塑性加工装置) 14 集材装置 16 ワーク 17 第1供給シュート(給材路) 18 第2供給シュート(給材路) 24 第1供給センサ(供給制御手段) 25 第2供給センサ(供給制御手段) 34 シャッタ(供給制御手段) 40 ストッパ(集材制御手段) 44 集材用センサ(集材制御手段) 64 第1集材シュート(集材路) 66 第2集材シュート(集材路)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のワーク(16)が貯留され、該ワーク
    (16)を下流側に向けて順次供給する給材装置(10)と、 前記給材装置(10)の下流側に配置され、該給材装置(10)
    から対応する給材路(17,18)を介して供給されたワーク
    (16)を加工する複数の塑性加工装置(12A,12B)と、 前記給材装置(10)から各塑性加工装置(12A,12B)へのワ
    ーク(16)の分配制御を行なう供給制御手段(24,25,34)
    と、 最下流に位置する塑性加工装置(12B)の更に下流側に配
    置され、各塑性加工装置(12A,12B)で加工されたワーク
    (16)が対応する集材路(64,66)を介して集材される集材
    装置(14)と、 前記各塑性加工装置(12A,12B)で加工されたワーク(16)
    を交通整理して、前記集材装置(14)に順次送り込む集材
    制御手段(40,44)とから構成したことを特徴とするワー
    クの塑性加工ライン。
JP27701395A 1995-09-28 1995-09-28 ワークの塑性加工ライン Pending JPH0994630A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100419966B1 (ko) * 2001-08-21 2004-03-02 주식회사 세광정공 전조 로링기의 자재 공급장치

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KR100419966B1 (ko) * 2001-08-21 2004-03-02 주식회사 세광정공 전조 로링기의 자재 공급장치

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