JPH0994587A - 浄化槽 - Google Patents

浄化槽

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JPH0994587A
JPH0994587A JP25601395A JP25601395A JPH0994587A JP H0994587 A JPH0994587 A JP H0994587A JP 25601395 A JP25601395 A JP 25601395A JP 25601395 A JP25601395 A JP 25601395A JP H0994587 A JPH0994587 A JP H0994587A
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JP
Japan
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tank
water
main body
disinfection
treated
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Pending
Application number
JP25601395A
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English (en)
Inventor
Hachiro Sato
八郎 佐藤
Yoshito Kitai
良人 北井
Masanobu Iwahashi
正修 岩橋
Kazuyuki Honda
和之 本田
Katsumi Hamada
勝己 浜田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成を付加するだけで、消毒槽から発
生するガスによって、浄化槽本体内部の配管等が腐食す
るのを防止する事。 【解決手段】 被処理水を生物処理する浄化槽本体Xを
設け、化学消毒剤Q3を内装し、被処理水を消毒する消
毒槽Qを備えた浄化槽において、前記消毒槽Qを前記浄
化槽本体Xとは別体に形成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被処理水を生物処
理する浄化槽本体を設け、化学消毒剤を内装し、被処理
水を消毒する消毒槽を備えた浄化槽に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、浄化槽の消毒槽は、浄化槽本体内
部に形成してあり、スペース効率の点、化学消毒剤の補
充、水質点検の都合上、例えば、被処理水を一時貯留し
て定常的な放流を行うための放流ポンプ槽の上方に、前
記水処理槽や、放流ポンプ槽に連通した空間を確保して
形成してあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の浄化槽
によれば、前記消毒槽が、他の水処理槽等に連通してい
るために、前記消毒槽内の化学消毒剤から揮発する塩素
系ガス成分等、金属腐食性ガスが、浄化槽本体内に設け
てなる配管、ポンプ、マンホール、補強枠材等(以下、
単に配管等と称する)の金属材料を腐食し、前記配管等
の劣化により浄化槽自体の寿命を短いものにするという
不都合が生じる虞があった。また、このような自体を避
けるため、前記配管等を耐腐食性の高いものとすると、
それらが高価なものとなり、浄化槽全体として高価なも
のになりがちであった。
【0004】従って、本発明の目的は、上記実情に鑑
み、簡単な構成を付加するだけで、消毒槽から発生する
ガスによって、浄化槽本体内部の配管等が腐食するのを
防止する事にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明の特徴構成は、被処理水を生物処理する浄化槽
本体を設け、化学消毒剤を内装し、被処理水を消毒する
消毒槽を備えた浄化槽において、前記消毒槽を前記浄化
槽本体とは別体に形成してあることにあり、前記消毒槽
を地下に埋設してあれば好ましく、前記消毒済の処理済
水を貯留する貯留部を前記浄化槽本体内部に設けてあっ
てもよい。その作用効果は以下の通りである。
【0006】〔作用・効果〕つまり、前記消毒槽は、気
密室内に化学消毒剤を内装してあるから、前記気密室内
に被処理水を流入させることにより、被処理水を前記化
学消毒剤に接触させ、被処理水を消毒することが出来
る。ここで、消毒槽を浄化槽本体とは別体に形成してあ
るから前記消毒槽内の化学消毒剤から金属を腐食するよ
うな揮発ガスが発生したとしても、その揮発ガスは、消
毒槽内にのみ充満し、浄化槽本体の内部に流入するのを
防止する事が出来、浄化槽本体内部に金属を用いてあっ
たとしても、その金属が、前記揮発ガスによって腐食す
るのを防止することが出来る。
【0007】ところで、上述のような構成を形成するに
あたって、前記消毒槽は、地上、地下いずれに形成して
あってもよいが、地下に形成することにより、前記消毒
槽への被処理水移流の際に、揚水すべき距離を小さくで
き、(もしくは、場合によっては無くせる)被処理水の
移流を容易にできるとともに、揚水にポンプを用いる場
合であっても、ポンプを低容量のものにできるという利
点がある。また、前記消毒槽は、地上に形成するほう
が、埋設しなくても良いのでメンテナンス容易、施工容
易であるという利点はある。
【0008】さらに、通常化学消毒剤は被処理水に接触
してから消毒作用を呈するまでに所定時間を要する場合
が多いが、この様な場合、消毒槽内部で、前記所定時間
の間被処理水を滞留させることを考えると、前記被処理
水を滞留させるために大きな容積の気密室を形成せねば
ならず、嵩高くなって、スペース効率が悪くなり、施工
困難に陥るおそれがあるものの、幸いに一旦水溶した化
学消毒剤は、容易には大気中に揮発しない性質を有する
ため、前記浄化槽本体内部に消毒済の処理済水を貯留す
る貯留部を設けたとしても、前記化学消毒剤から発生す
る金属腐食性の揮発ガスが、浄化槽本体内部に充満しに
くい。そのため、前記浄化槽本体内部に消毒済の処理済
水を貯留する貯留部を設けることで、尚一層、前記消毒
槽自体を小容積にする事が出来、かつ、施工容易にする
事が可能となる。
【0009】従って、浄化槽本体内部に収容した金属材
料を腐食するような不都合を解消し、浄化槽の寿命を長
く出来ながら、前記腐食防止に前記金属材料を耐腐食性
の高い高価なものとせずに安価に構成することが出来
た。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜3に示すように、本発明の
浄化槽は、円筒状の浄化槽本体Xの両端を鏡部X1,X
2を設けて内部に密閉空間を形成するとともに、内部の
密閉空間に仕切り壁を設けて区分けして、上流側から、
流量調整槽N、脱窒素槽E1、膜分離槽E2、放流ポン
プ槽Tを上流側から順に形成してあり、前記各槽の上部
には、メンテナンス等に用いるマンホールHを設けてあ
る。
【0011】前記流量調整槽Nは、前記浄化槽本体Xの
一方の鏡部X1に設けてなる流入口Iから浄化槽内に流
入した被処理水の原水を受けて、その被処理水中の夾雑
物を沈殿除去しつつ、内部に生育する嫌気性菌により、
被処理水を嫌気処理しつつ、被処理水を一時貯留する水
処理室内に、被処理水を脱窒素槽E1に移送する第一ポ
ンプP1を設け、被処理水が大量に流入した場合や、長
期にわたって被処理水の流入が無い場合にも、被処理水
を定常的に脱窒素槽E1に移送して、後続の各水処理室
での水処理に支障をきたさないようにしてある。
【0012】前記脱窒素槽E1は、前記流量調整槽Nに
隣接する水処理室に、前記流量調整槽Nからの被処理水
を流入させる流入管A1を、前記第一ポンプP1に接続
して設け、被処理水の流入路を構成してある。また、第
二ポンプP2を内装し、その第二ポンプP2に移送管A
2を設け、被処理水を前記膜分離槽E2へ移送する構成
にしてある。また、槽内の被処理水を攪拌循環させる攪
拌ポンプP3を内装してあり、槽内の被処理水の混合を
図り、BOD負荷の高い被処理水と、硝化済の被処理水
とを混合し、高度な脱窒処理を行える構成にしてある。
【0013】前記膜分離槽E2は、前記脱窒素槽E1と
の間を仕切る隔壁に、前記流入路を設けるとともに、前
記脱窒素槽E1から過剰に流入した被処理水を前記脱窒
素槽E1に返送する返送口A4を設けて、被処理水の返
送路を構成してある。また、多数の平板状の濾過膜板を
直立状態で平行に並設してなる膜分離装置Mを内装して
なり、前記膜分離装置Mは、濾過膜板の多数を整列して
保持する濾過膜板保持枠を設け、下部に前記濾過膜板保
持枠を支持する脚部を設け、前記脚部間にその濾過膜板
に気泡を供給して、その膜面に汚泥等の付着しすぎるの
を防止し、かつ、前記膜分離槽E2内に循環流を形成し
ながら被処理水に酸素を供給する散気装置3を内装して
構成してある。また、前記膜分離装置1のそれぞれの濾
過膜板には取水管4を連設するとともに、前記取水管M
1からの濾過水を合流させて膜分離槽E2外へ導く集水
管M2を接続してあり、前記集水管M2を介して、被処
理水を吸引濾過する吸引ポンプP4を前記貯留槽Tに設
けて吸引濾過可能に構成してある。
【0014】前記浄化槽本体Xの外方で貯留槽Tの側方
には、気密室Q1からなる消毒槽Qを設けてあり、前記
吸引ポンプP4で吸引濾過された濾過水は流入路Q2を
介して前記気密室Q1内に導入され、化学消毒剤Q3に
接触したあと流出路Q4を介して前記消毒槽Qから、前
記浄化槽本体X内の前記貯留槽Tに返送される構成にし
てある。尚、図中Q5は、前記消毒槽Q内で発生する揮
発ガスを、外部に放出し、内部圧力を体気圧に保つとと
もに、前記化学消毒剤Q3からの揮発ガスを大気放出す
る排気部である。
【0015】前記貯留槽Tは、前記消毒槽Qから返送さ
れる被処理水を貯留して、被処理水を徐々に移流させ、
化学消毒剤Q3と反応させる予備槽T1、反応槽T2、
および、放流ポンプP5を内装してなる放流ポンプ槽T
3から構成してあり、前記予備槽T1、反応槽T2、放
流ポンプ槽T3と移流させつつ、被処理水を槽外の環境
を汚染しない程度に消毒反応を行ったのち、放流ポンプ
P5によって前記放流ポンプ槽T3から被処理水を浄化
槽本体X外へ放流する構成としてある。尚、前記予備槽
T1、反応槽T2等被処理水を化学消毒剤Q3と反応さ
せるべく貯留する部分を貯留部と総称し、本実施形態に
おいては貯留槽Tを貯留部と総称するものとする。
【0016】以下に別実施形態を説明する。先の実施形
態においては、前記消毒槽Qは地下埋設したが、図4に
示すように、地上配置してもよく、この場合消毒槽が地
上にあるので、メンテナンス容易、埋設しない分だけ施
工容易であるという利点がある。
【0017】尚、特許請求の範囲の項に、図面との対照
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の浄化槽の縦断側面図
【図2】本発明の浄化槽の要部平面図
【図3】本発明の浄化槽の縦断正面図
【図4】別実施形態における浄化槽の縦断正面図
【符号の説明】
X 浄化槽本体 Q 消毒槽 Q3 化学消毒剤 T 貯留部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本田 和之 滋賀県甲賀郡甲西町高松2番地の1 株式 会社クボタ滋賀工場内 (72)発明者 浜田 勝己 滋賀県甲賀郡甲西町高松2番地の1 株式 会社クボタ滋賀工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理水を生物処理する浄化槽本体
    (X)を設け、化学消毒剤(Q3)を内装し、被処理水
    を消毒する消毒槽(Q)を備えた浄化槽であって、 前記消毒槽(Q)を前記浄化槽本体(X)とは別体に形
    成してある浄化槽。
  2. 【請求項2】 前記消毒槽(Q)を地下に埋設してある
    請求項1に記載の浄化槽。
  3. 【請求項3】 前記消毒済の処理済水を貯留する貯留部
    (T)を前記浄化槽本体(X)内部に設けてある請求項
    1〜2のいずれかに記載の浄化槽。
JP25601395A 1995-10-03 1995-10-03 浄化槽 Pending JPH0994587A (ja)

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JP25601395A JPH0994587A (ja) 1995-10-03 1995-10-03 浄化槽

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JPH0994587A true JPH0994587A (ja) 1997-04-08

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