JPH0994570A - 浄水カートリッジ - Google Patents
浄水カートリッジInfo
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- JPH0994570A JPH0994570A JP7256606A JP25660695A JPH0994570A JP H0994570 A JPH0994570 A JP H0994570A JP 7256606 A JP7256606 A JP 7256606A JP 25660695 A JP25660695 A JP 25660695A JP H0994570 A JPH0994570 A JP H0994570A
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- cartridge
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- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
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Abstract
を図り、浄水用濾過材の充填量を増加することにより、
浄水性能の優れた浄水カートリッジを得ること。 【解決手段】 内部に浄水用濾過材14が充填された筒
状の濾過ケース13が、カートリッジ本体12内に隙間
17を空けて配設されてなる二重管構造を有する浄水カ
ートリッジであって、前記筒状の濾過ケース13がブロ
ー成型法により成形して得られた薄肉のプラスチック製
中空成型品であることを特徴とする浄水カートリッジ1
0。
Description
することを目的とした一般家庭用の浄水器に使用される
浄水カートリッジに関するものである。
料水も汚染の例外ではなく、水道水の浄化を目的とする
浄水器が多用されるようになってきている。これらの浄
水器は、主として活性炭等の吸着剤により水のカルキ
臭、カビ臭、トリハロメタン等を除去し、多孔質中空糸
膜により細菌類、濁度成分等の除去を行うものである。
ところで、これらの浄水器は、その浄水能力の低下とと
もに濾過材を新品に交換する必要があり、通常、濾過材
はカートリッジ化が図られて、浄水カートリッジとして
浄水器に備えられていた。
示す縦断面図であり、図中符号1は従来の浄水カートリ
ッジである。従来の浄水カートリッジ1は、円筒状のカ
ートリッジ本体2と、該カートリッジ本体2内に隙間7
を空けて同心状に配設された円筒状のプラスチック製濾
過ケース3から概略構成された二重管構造を有し、前記
濾過ケース3の内部には活性炭層4aとこれの下部の中
空糸膜4bとからなる浄水用濾過材4が充填されている
ものが一般的であった。また、前記カートリッジ本体2
の側面には原水を内部に導入するための原水流入口5が
設けられており、底部には浄水を外部に導出する浄水吐
出口6が設けられている。
流入口5から原水8が流入すると、該原水8はカートリ
ッジ本体2と濾過ケース3との間の隙間7を通過した
後、浄水用濾過材4を通過し、この浄水用濾過材4の活
性炭層4aにより原水8中に含まれる残留塩素、その他
の臭気成分及び有機物質等が除去され、さらに中空糸膜
4bにより鉄錆、コロイド成分、塩素殺菌では除去し難
い細菌等が除去され、安全でおいしい浄水9が浄水吐出
口6から吐出されるようになっている。
源の環境汚染が進み、水道水を浄水濾過することを目的
とした浄水器の性能アップは重要な課題となっている。
このような課題を解決するため、濾過ケースのサイズを
大きくすることにより、浄水用濾過材の充填量を増加さ
せて浄水器の性能アップを図ることも考えられている
が、この方法では浄水器自体のサイズも大きくなってい
まい、蛇口直結型や据置型等の台所上に設置するものに
は台所仕事の邪魔になるという問題が生じてしまう。前
述のような構成の二重管構造を有する浄水カートリッジ
1においては、前述の問題を解決するために、できるだ
け薄肉の濾過ケース3が要望されていた。
ケース3は一般的に使用されている射出成型法により成
形されたものであるので、コアを引き抜くための抜きテ
ーパーが1°以上必要であり、このため、濾過ケース3
の下部にいくほど肉厚が厚くなる構造となり、濾過ケー
ス3の浄水用濾過材4を充填する充填部3aの肉厚で最
も薄い部分が1mm程度、最も厚い部分が2mm程度で
あり、さらに、カートリッジ本体への濾過ケースの固定
する固定部の肉厚は3mm程度で、濾過ケースの内容積
が90〜100cm3程度となってしまうため、肉厚が
均一で、かつ薄肉の濾過ケースを実現するのは困難であ
った。
一で、かつ薄肉の濾過ケースの実現を図り、浄水用濾過
材の充填量を増加することにより、浄水性能の優れた浄
水カートリッジを得ることを目的とする。
部に浄水用濾過材が充填された筒状の濾過ケースが、カ
ートリッジ本体内に隙間を空けて配設されてなる二重管
構造を有する浄水カートリッジであって、前記筒状の濾
過ケースがブロー成型法により成形された薄肉のプラス
チック製中空成型品であることを特徴とする浄水カート
リッジを前記課題の解決手段とした。
の浄水カートリッジにおいて、前記濾過ケースの浄水用
濾過材を充填する充填部の肉厚が1.0〜1.5mm内
の一定値であり、かつカートリッジ本体への濾過ケース
の固定する固定部の肉厚が2.0〜2.5mm内の一定
値であることを特徴とする浄水カートリッジを前記課題
の解決手段とした。また、請求項3の発明では、請求項
1又は2記載の浄水カートリッジにおいて、前記濾過ケ
ースの内容積が110〜120cm3であることを特徴
とする浄水カートリッジを前記課題の解決手段とした。
の一例について図面に基づき説明する。図1は、本発明
の浄水カートリッジの一例を示す縦断面図であり、図中
符号10は浄水カートリッジである。この浄水カートリ
ッジ10は、筒状のカートリッジ本体12と、該カート
リッジ本体12内に配設された筒状の濾過ケース13か
ら概略構成された二重管構造を有するものである。
ッジ本体12は、内部に筒状の濾過ケース13を隙間1
7を空けて収納するものであり、例えば、ハウジング、
円筒ケースなどを挙げることができ、その材質としては
ABS等のプラスチック、ステンレス等の金属などを挙
げることができる。カートリッジ本体12の形状として
は、例えば円筒状、角パイプ状などものが好適に用いら
れる。
水18を内部に導入するための原水流入口15が配設さ
れており、その形状は従来使用されているものをそのま
ま使用できる。また、カートリッジ本体12の底部に
は、浄水19を外部に導出する浄水吐出口16が設けら
れている。
筒状の濾過ケース13が配設されている。濾過ケース1
3は、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂
(ABS樹脂)、アクリロニトリル・スチレン樹脂(A
S樹脂)、ポリプロピレン(PP)、ポリカーボネート
(PC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)など
の熱可塑性樹脂をブロー成型法により成形して得られた
薄肉のプラスチック製中空成型品である。
に外径53mmの濾過ケース13を配設する場合、濾過
ケース13の後述する浄水用濾過材14を充填する充填
部13aの肉厚は、1.0〜1.5mm内の一定値が好
ましく、また、カートリッジ本体12への濾過ケース1
3の固定する固定部13bの肉厚は2.0〜2.5mm
内の一定値が好ましい。
ると、肉厚が薄過ぎて、強度が低下してしまう。一方、
充填部13aの肉厚が1.0mmを超えると、厚肉とな
り、濾過ケース13の内容積が小さくなり、浄水用濾過
材14の充填量を増加することができない。固定部13
bの肉厚が2.0mm未満であると、肉厚が薄過ぎて、
カートリッジ本体12への固定が困難となる。一方、固
定部13bの肉厚が2.5mmを超えると、厚肉とな
り、濾過ケース13の内容積が小さくなり、浄水用濾過
材14の充填量を増加することができない。
が90mmである場合の、内容積は110〜120cm
3程度とされる。
用濾過材14が充填されている。浄水用濾過材14とし
ては、活性炭、イオン交換樹脂、セラミック、中空糸膜
等の従来使用されているものがそのまま使用でき、この
例では活性炭層14aと中空糸膜14bが用いられてお
り、該中空糸膜14bが浄水吐出口16側となるように
活性炭層14aの下方にこれと連接して配設されてい
る。
ン系、ポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド
系、ポリスルフォン系、セルロース系、ポリウレタン系
等の高分子材料が挙げられる。また、中空糸膜14bの
形態としては、外径が10〜5000μm、空孔率が1
0〜90%、孔径が0.01〜1μmの範囲にあるもの
が好ましい。
の固定は、Oリングを用いたり、超音波溶着するなどの
従来の方法をそのまま使用でき、この例ではOリング2
0により固定されている。
は、原水流入口15から原水18が供給されると、該原
水18はカートリッジ本体12と濾過ケース13との間
の隙間17を通過した後、浄水用濾過材14を通過し、
この浄水用濾過材14の活性炭層14aにより原水18
中に含まれる残留塩素、その他の臭気成分及び有機物質
等が除去され、さらに中空糸膜14bにより鉄錆、コロ
イド成分、塩素殺菌では除去し難い細菌等が除去され、
浄水吐出口6から安全でおいしい浄水9が吐出されるよ
うになっている。
は、濾過ケース13をブロー成形法により成形したこと
により、肉厚が均一で、薄肉の濾過ケース13が得られ
るので、濾過ケース13のサイズを大きくすることな
く、内容積を大きくすることができ、これによって浄水
用濾過材14の充填量を増加できるので、従来の浄水カ
ートリッジに比べて浄水性能が優れたものとなる。従っ
て、この例の浄水カートリッジ10によれば、浄水用濾
過材14が充填された濾過ケース13の寿命が長くなる
ので、使用者が安全でおいしい水を長期間使用すること
ができるという利点がある。
体的に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定
されるものではない。 (実施例)図1の浄水カートリッジにおいて、カートリ
ッジ本体の高さ105mm、内径55mm、原水流入口
の位置はカートリッジ本体の最下部から30mm、濾過
ケースの高さ90mm、外径53mmとした。また、カ
ートリッジ本体の主な材質はプラスチックであり、濾過
ケースは、ABS樹脂を用いてブロー成型法により成形
した中空成型品であり、充填部の肉厚は1mm、固定部
の肉厚は2mm、内容積は117cm3であった。この
濾過ケースには、活性炭としてCW6100AGZ(商
品名;二村化学工業株式会社製)24g、中空糸膜とし
てEX270TS(商品名;三菱レイヨン株式会社製)
0.15m2が充填できた。ここで用意した浄水カート
リッジを実施例の浄水カートリッジとした。
同寸法の濾過ケースを射出成型法により成形した以外は
前記実施例と同様にして浄水カートリッジを用意した。
ここで得られた濾過ケースの充填部の肉厚は2mm、固
定部の肉厚3mm、内容積100cm3であった。この
濾過ケースには、活性炭としてCW6100AGZ(商
品名;二村化学工業株式会社製)23g、中空糸膜とし
てEX270TS(商品名;三菱レイヨン株式会社製)
0.14m2しか充填できなかった。ここで用意した浄
水カートリッジを比較例の浄水カートリッジとした。
びに比較例の浄水カートリッジに、水温25℃で同時に
同じ配管出口から残留塩素2ppmの原水を、浄水吐出
口からの浄水の吐出量が3リットル/分となるように元
圧を調製して原水流入口に通水し、浄水中の残留塩素濃
度が0.4ppmになるまでの総流量を測定した。その
結果、比較例の浄水カートリッジ(従来品)は、180
0リットルであるのに対して、実施例の浄水カートリッ
ジ(本発明品)は、2200リットルであり、従って、
実施例の浄水カートリッジは浄水中の残留塩素濃度が
0.4ppmになるまでの総流量が22%多くしてお
り、浄水性能において顕著な差がみられた。
の浄水カートリッジに、水温25℃で同時に同じ配管出
口から濁度(カリオン)濃度10度の原水を、元圧1k
g/cm2と一定で、原水流入口に通水し、浄水吐出口
から吐出される浄水の流量が初期の半分になるまでの総
流量を測定した。その結果、比較例の浄水カートリッジ
(従来品)は、600リットルであるのに対して、実施
例の浄水カートリッジ(本発明品)は、700リットル
であり、従って、実施例の浄水カートリッジは浄水吐出
口から吐出される浄水の流量が初期の半分になるまでの
総流量が17%多く、浄水性能において顕著な差が見ら
れ、従来品よりも長期間使用できることが分った。
リッジにあっては、濾過ケースをブロー成形法により成
形したことにより、肉厚が均一で、薄肉の濾過ケースが
得られるので、濾過ケースのサイズを大きくすることな
く、内容積を大きくすることができ、これによって浄水
用濾過材の充填量を増加できるので、従来の浄水カート
リッジに比べて浄水性能が優れたものとなる。従って、
本発明の本発明の浄水カートリッジによれば、浄水用濾
過材が充填された濾過ケースの寿命が長くなるので、使
用者が安全でおいしい水を長期間使用することができる
という利点がある。
面図である。
図である
Claims (3)
- 【請求項1】 内部に浄水用濾過材が充填された筒状の
濾過ケースが、カートリッジ本体内に隙間を空けて配設
されてなる二重管構造を有する浄水カートリッジであっ
て、前記筒状の濾過ケースがブロー成型法により成形し
て得られた薄肉のプラスチック製中空成型品であること
を特徴とする浄水カートリッジ。 - 【請求項2】 前記濾過ケースの浄水用濾過材を充填す
る充填部の肉厚が1.0〜1.5mm内の一定値であ
り、かつカートリッジ本体への濾過ケースの固定する固
定部の肉厚が2.0〜2.5mm内の一定値であること
を特徴とする請求項1記載の浄水カートリッジ。 - 【請求項3】 前記濾過ケースの内容積が110〜12
0cm3であること特徴とする請求項1又は2記載の浄
水カートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25660695A JP3814315B2 (ja) | 1995-10-03 | 1995-10-03 | 浄水カートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25660695A JP3814315B2 (ja) | 1995-10-03 | 1995-10-03 | 浄水カートリッジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0994570A true JPH0994570A (ja) | 1997-04-08 |
JP3814315B2 JP3814315B2 (ja) | 2006-08-30 |
Family
ID=17294976
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25660695A Expired - Lifetime JP3814315B2 (ja) | 1995-10-03 | 1995-10-03 | 浄水カートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3814315B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200468567Y1 (ko) * | 2010-12-01 | 2013-08-21 | 주식회사 피코그램 | 블로우 성형되는 내통이 구비되는 정수필터 |
-
1995
- 1995-10-03 JP JP25660695A patent/JP3814315B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200468567Y1 (ko) * | 2010-12-01 | 2013-08-21 | 주식회사 피코그램 | 블로우 성형되는 내통이 구비되는 정수필터 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3814315B2 (ja) | 2006-08-30 |
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