JPH0994263A - 男性用収尿袋 - Google Patents

男性用収尿袋

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JPH0994263A
JPH0994263A JP27840295A JP27840295A JPH0994263A JP H0994263 A JPH0994263 A JP H0994263A JP 27840295 A JP27840295 A JP 27840295A JP 27840295 A JP27840295 A JP 27840295A JP H0994263 A JPH0994263 A JP H0994263A
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JP
Japan
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penis
urine
bag
rubber film
main body
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JP27840295A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Sasaki
和弘 佐々木
Takayuki Sekine
隆幸 関根
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ARUKEA KK
Alcare Co Ltd
Original Assignee
ARUKEA KK
Alcare Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装着感が良く、小型で、収尿許容量が多く、
漏れがなく、再使用可能な男性用収尿袋を提供する。 【解決手段】 袋状本体1と、袋状本体1の上部に形成
したペニス収容部5と、ペニス収容部5の側面に設けペ
ニスに密着するように形成したゴム膜19よりなるペニ
ス固定部と、袋状本体1内のペニス収容部5の下方に形
成しペニス収容部と逆流防止弁9を介して連通する尿貯
留部10と、袋状本体1の上部に設け尿貯留部10と連
通する尿排出部11とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、男性の尿失禁者等
が収尿又は採尿のために装着し、尿を一時的に貯留する
ために使用する収尿袋に関する。
【0002】
【従来の技術】男性尿失禁者の排泄処理のための装具に
は種々のものがある。その最も簡単なものはおむつであ
る。おむつは排尿と共に排便をも処理する装具である
が、排尿と排便とは周期が違い、排尿の方が回数が多い
ので排尿のみで交換することが多くなる。これを避ける
ため排尿処理だけを司るパットを併用する方法がある。
パットは尿を吸収させる機能においておむつと同じであ
るが排尿専用のためおむつより小型にでき、利用者は排
尿毎にパットのみ交換し、おむつはそのまま使用するこ
とができる。パットの機能は尿を吸収することであり、
尿の採取及び尿量の測定には適していない。又パット
は、確実に尿を吸収させること、外にあふれさせないこ
と等が機能として要求されるが、おむつの欠点である嵩
張るという問題を解決するために小型化されているの
で、排尿量が多いと吸収しきれず外にあふれることがあ
る。又パットの吸収許容量は排尿一回分のため排尿毎に
交換が必要であり、一度使用されたパットは再利用でき
ず使い捨てのため、使用済みパットのごみの量が非常に
多くなるという欠点がある。
【0003】男性尿失禁者の自家製装具として、ペニス
にガーゼ等を巻き、ポリ袋等の液体を通さない袋を被
せ、紐で縛るものがある。これも使い捨てであり、又逆
流防止弁もないからペニスは尿に浸ったままになり、固
定方法もペニスを縛るだけなので縛り具合によってはペ
ニスに苦痛を与えることがあり、クォリティーオブライ
フは決して高いとはいえない。
【0004】又市販の装具としてコンドームカテーテル
というものがある。このコンドームカテーテルは、ペニ
スに粘着剤のついたコンドームを被せ、コンドームの先
からチューブで別の蓄尿袋に接続するものである。これ
は固定法が粘着剤によるもののため、繰り返し使用する
と粘着剤による化学的刺激、剥がすときの物理的刺激に
よってペニスの皮膚はダメージが積み重なり、かぶれ、
ただれ等のおそれがある。更にコンドームと蓄尿袋とを
コネクタで接続しなければならないから、蓄尿袋とコネ
クタとが股間に当たり、それらが歩行する上の障害とな
っている。又装具の部品点数が多く、操作が煩雑であ
り、更に一度外してしまうと再利用はできず、使い捨て
であるという欠点もある。
【0005】更に、より厚いラテックスの膜でできたコ
ンドーム型の収尿器が市販されている。この収尿器はベ
ルトにより固定し、平面型のゴム膜の穴の中にペニスを
挿入することにより尿の逆流及びあふれを防ぐようにな
っており、水洗いすることで再利用できるものである
が、部品点数ではコンドームカテーテルと同様であり、
厚いラテックス膜で大型に形成されているので嵩張り、
それが股間に存在するため歩行し難く、又おむつとの併
用はできない等の欠点を持っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、男性
尿失禁者が排尿処理に使用する装具において、装着感が
良く、小型で、収尿許容量が多く、漏れがなく、再使用
可能なものを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明においては、袋状本体と、袋状本体の上部に
形成されたペニス収容部と、ペニス収容部の側面に設け
られペニスに密着するように形成されたゴム膜よりなる
ペニス固定部と、袋状本体内のペニス収容部の下方に形
成されペニス収容部と逆流防止弁を介して連通する尿貯
留部と、袋状本体の上部に設けられ尿貯留部と連通する
尿排出部とを備える。
【0008】ペニス固定部のゴム膜は中心部にペニス挿
入用の穴を有し、この穴が突出して円筒部を形成してい
る。ゴム膜は又、平面状で中心部にペニス挿入用の穴を
有するようにしてもよい。
【0009】逆流防止弁は、ペニス収容部を構成する重
ね合わせた2枚のシートの下端を部分的に溶着して形成
するのが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】袋状本体は薄い柔軟なシートによ
り形成される。シートとしてはポリエチレン(PE)、
エチレンメタアクリレート(EMA)、塩素化ポリエチ
レン、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ酢酸ビニル等の熱可塑性フィルム、熱可塑性素
材を表面に用いた複合ラミネートフィルム、例えばPE
/PVDC/PE、等を使用することができる。これら
の内、EMAが柔軟性に優れていることから好ましい。
又表面をエンボス加工したものは肌触りがよく、不透明
になって収尿袋内部の尿が目立ちにくくなって好適であ
る。
【0011】ペニス収容部は袋状本体の上部領域に独立
した空間として形成され、その下端は袋状本体の下部領
域に形成される尿貯留部と連通している。ペニス収容部
の下端には逆流防止弁が設けられ、ペニス収容部から流
出して尿貯留部に入った尿が再びペニス収容部内へ逆流
することがないようになっている。この逆流防止弁は、
ペニス収容部を構成する重ね合わせた2枚のシートを下
端で部分的に溶着することによって作るのが有利であ
る。この部分的な溶着は、両シートの下端を飛び飛びに
数個所部分溶着してもよいし、下端の一部分を連続的に
溶着し、一部分のみ開放しているようにしてもよい。ペ
ニス収容部を形成するシートの材料は袋状本体と同様の
ものを用いることができる。
【0012】ペニス収容部の側方に設けられるペニス固
定部は、ペニスをペニス収容部に対し挿脱し、且つペニ
スを固定するためのもので、その主要部は薄く柔軟なゴ
ム膜より成っており、その中心に円形の穴が開いてお
り、そこにペニスを挿入することによりゴム膜の持つ弾
力性によりペニスに密着し固定する。その素材として
は、天然ゴム、SEBS(スチレン・エチレン・ブタジ
エン・スチレン)、SIS(スチレン・イソプレン・ス
チレン)等のゴム弾性を有するものをフィルム状にした
ものを使用することができる。天然ゴム製のものが好ま
しい。ゴム膜の形状は、平面状で中央に円形の穴の開い
ているものと、中央が立体的にペニスの形状に沿うよう
に円筒状に突出するものとの2つの型がある。前者の方
がペニスの挿入は容易であるが、後者の方が密着性がよ
く漏れに対してより効果的である。穴の大きさは平面形
で5〜15mm、立体形で15〜35mmが好ましく、
装着者のペニスの外径より若干小さ目のものを使用する
ことが逆流、漏れ等を防ぐ上で必要である。ゴム膜の厚
みは0.01〜0.2mmが好ましい。ペニス固定部の
ゴム膜をペニス収容部に固定する方法としては、ペニス
収容部の側方にゴム膜を直接固定し、ペニス収容部と一
体化する方法と、ゴム膜を嵌合リングの内側に取り付
け、ペニス収容部の側方に設けた開口に嵌合リングを固
定し、両嵌合リングを係脱し得るようにする方法とがあ
る。
【0013】尿貯留部のある袋状本体の部分はいわゆる
ガセット(折り込み)処理することにより、平面的にシ
ートを溶着したものより立体的になり、小型でしかも容
量の大きいものを作ることができる。
【0014】尿排出部は袋状本体の上部に設けられ、排
出口と栓とから構成され、常時は閉栓し、尿が溜まった
とき開栓して袋状本体を逆さまにすることにより尿貯留
部の尿は排出口から排出され、その際逆流防止弁の作用
によりペニス収容部内へ尿が逆流することはない。
【0015】次に本発明の実施例を図面について説明す
る。
【0016】図1はペニス固定部に嵌合リングを用いた
ものの実施例で、図1aはその嵌合リングの一方を外し
たものの正面図、図1bはそのB−B線に沿う断面図、
図1cは外された一方の嵌合リングの正面図、図1dは
そのD−D線に沿う断面図である。1は袋状本体で、円
筒状のガセット処理の行われた柔軟なフィルムをガセッ
ト部が側面になるように切ってその一辺を溶着して閉じ
下端とし、上部両側面を斜めに溶着して下部両側面にの
みガセット部を残して形成され、2はガセット部、3は
下端シール辺、4は上部シール辺である。5は袋状本体
1の上部領域内に設けられたペニス収容部で、重ね合わ
せたフィルム6、7を袋状本体1の上部シール辺4と共
に溶着され、両フィルム6、7の下端8は開放されてい
るが、とびとびの位置9で数個所相互に溶着され逆流防
止弁を形成している。なおこの場合、袋状本体1の肌側
のフィルム、即ちフィルム6に隣り合うフィルムとも相
互に溶着すると、袋状本体1を逆さまにして溜まった尿
を排出させるとき尿がペニス収容部の裏側に回り込んで
排出し切れない尿が残るというような不都合をなくすこ
とができる。袋状本体1の下部領域内は尿貯留部10を
形成し、この部分はガセット部2により容量が大きくな
っている。袋状本体1の上部には尿排出口11が取り付
けられ、この尿排出口11は栓12で開閉することがで
きる。逆流防止弁は、上述のように両フィルム6、7の
下端8をとびとびに溶着するのではなく、両フィルム
6、7の下端の一部を連続的に溶着し、一部に開放部分
を残すようにして形成することもできる。
【0017】ペニス収容部5の肌側の側面には開口13
が設けられ、そこにペニス固定部の一方の嵌合リング1
4が取り付けられている。この嵌合リング14は袋状本
体1とは反対側の面に嵌合用の溝15を有し、又袋状本
体1と対向する裏側は袋状本体1のフィルムとの間に指
を挿入できるフレア構造となっており、もう一方の嵌合
リングとの嵌合操作を行いやすくしている。16は操作
を容易にするための把手である。17はペニス固定部の
他方の嵌合リングで、一方の側に嵌合リング14の溝1
5に嵌まるリング状突起18が設けられている。リング
の内周には円形状のゴム膜19が固定され、ゴム膜の中
心部に穴20を有し、この部分はペニス収容部に向かっ
て突出する円筒部21として形成されている。
【0018】上述の実施例の大きさは装着者に応じて種
々のものが考えられるが、一例をあければ、袋状本体の
ペニスより上の部分が60mm、ペニスが入る部分が9
0mm、尿貯留部が150mm、幅が150mm、ガセ
ット部が左右それぞれ15mmで、最大尿収容量は10
00mlである。フィルムは厚さ0.06mmのEMA
である。ペニス固定部の嵌合リングの内径は40mm、
ゴム膜は厚さ0.10mmの天然ラテックスで、穴の直
径は24mmである。
【0019】図2は図1に示す収尿袋をペニスに装着し
た状態の説明図である。ペニス100をペニス固定部の
嵌合リング17のゴム膜19の穴20に挿入し、ペニス
100をペニス収容部5内に差し込みながらペニス固定
部の両嵌合リング14、17の溝15と突起18とを嵌
め合わせると、ゴム膜19がその弾性によりペニス10
0に密着することにより、袋状本体1はペニス100に
固定される。排尿があると、尿はペニス収容部5の下端
8の逆流防止弁としての溶着個所9間の隙間から流れ出
し、矢印で示すように尿貯留部10に溜まる。溜まった
尿を排出させる場合には、両嵌合リング14、17間の
嵌合を外して袋状本体1をペニスから取り外し、排出口
11の栓12を開き、袋状本体1を逆さまにすることに
よって尿は破線矢印で示すように尿排出口11から排出
される。その後再び両嵌合リング14、17を結合する
ことによって袋状本体1は再利用することができる。
【0020】図3は図1に示す嵌合リング17のゴム膜
19にペニスの挿入を容易にするためのペニスガイド
で、図3aは斜視図、図3bは展開図を示す。このペニ
スガイド22は、図3bに示すような厚さ0.5mmの
熱可塑性素材、例えばポリ塩化ビニル製の扇形切片材を
巻き込んで中空円錐台状に形成され、高さ50mm、上
面内径24mm、下面内径34mm程度の大きさを有し
ており、握るとつぶれて細くなるが手を離すと元の太さ
に戻るような弾力性を有している。使用に当たっては、
ペニスガイド22を握ってつぶし、細くしておいて嵌合
リング17のゴム膜19の穴20に差し込み手を離す
と、ペニスガイド22は広がりゴム膜19の円筒部21
を広げる。従ってペニスは楽に通すことができ、その後
ペニスガイド22を引き抜けばペニスにゴム膜19が密
着し固定される。
【0021】図4は図1に示す収尿袋のペニス固定部の
一部を変形した実施例の、図4aは正面図、図4bは断
面図である。このペニス固定部の袋状本体側の嵌合リン
グは図1に示すものと同一であるが、ペニスに固定する
嵌合リング17のゴム膜23が平面形のもので、中心部
に穴24を有しており、図1に示すゴム膜のように突出
した円筒部を備えていない。
【0022】図5は本発明の異なる実施例の、図5aは
正面図、図5bは断面図であり、図1と同等部分には同
符号を付してある。この実施例のペニス固定部は、図1
の例のように2つの部分に分割されておらず、袋状本体
1に一体的に組み込まれている。このペニス固定部25
は、袋状本体1と溶着結合されたリング状フィルム26
と、ペニスと接するリング状接皮体27と、フィルム2
6と接皮体27との間に挟着されるゴム膜28とから構
成されている。リング状フィルム26は図6aに示すよ
うな形を有し、例えば中心に内径40mmの穴261を
持つ外径70mmの片側に粘着剤層262のついたポリ
エチレンフィルムからなり、ゴム膜28は図6bに示す
ように、例えば中心に内径12mmの穴281を持つ外
径60mmの平面形のゴム材からなり、リング状接皮体
27は図6cに示すように、例えば中心に内径40mm
の穴271を持つ外径70mmの片側に粘着剤層272
のついた厚さ1mmのブタジエン発泡体からなり、リン
グ状フィルム26の粘着剤のついていない側の径40m
mの円周部分で袋状本体1のフィルムと溶着されフレア
構造とし、リング状フィルム26の粘着剤層262とリ
ング状接皮体27の粘着剤層272とがゴム膜28の両
面に貼り付けられる。
【0023】本発明の収尿袋はゴム膜のペニスへの圧着
力のみでペニスに固定されているから、もし装着者が動
くことによる漏れの不安がある場合には、おむつ、パン
ツ等を併用することができる。図7は本発明の収尿袋を
固定するのに適する専用パンツの一例の、図7aは展開
図、図7bは使用状態の正面図、図7cは図1に示す本
発明の収尿袋を取り付けた状態の要部の断面図である。
パンツ71は、装着したとき腹部に当たる腹位部72
と、腰部に当たる腰位部73と、両者を連結する股位部
74とから形成され、いわゆるパンツ型おむつの形状を
持っている。腹位部72の内側には収尿袋保持部材75
が取り付けられ、この部材75は例えば長方形状の布材
からなり、その左右両側辺76は腹位部22の内側に固
定され、上下両辺77は開放され、ペニスの基部に相当
する位置にペニス固定部の外径よりやや小さい穴78を
備えている。又腹位部72の左右両端の外側には面ファ
スナー79、腰位部73の左右両端の内側には面ファス
ナー79に対応する面ファスナー710が取り付けられ
ている。パンツの本体には綿、綿とウレタン等の伸縮素
材の混合材等を用いることができるが、体へのフィット
性に優れた伸縮素材が好ましい。収尿袋保持部材にはパ
ワーネットのような全方向に伸びる伸縮素材が適してい
る。
【0024】このパンツを使用する際には、収尿袋のペ
ニス固定部のフレア構造部分を利用して収尿袋保持部材
75の穴78にペニス固定部を挿入して固定する。即ち
収尿袋の本体1を収尿袋保持部材75の下辺77から保
持部材75の内側へ差し込み、穴78からペニス固定部
の嵌合リング14を外側へ抜き出し、嵌合リング14の
フレア構造を利用して図7cに示すように保持部材75
に取り付ける。腹位部22を腹部に当て、腰位部73を
股下から背後へ回し、腰位部73の左右両端を腹部の方
へ回し、面ファスナー79、710を係合して固定す
る。このようにすることによって、収尿袋に対する固定
力は強化され、寝たきりの人に限らず、歩行などの活動
をする人にも使用が可能となる。なおこのパンツは、図
1に示す収尿袋に限らず、図5に示す収尿袋にも使用す
ることができ、ペニス固定部にフレア構造を有するもの
であれば適用可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、尿排出部を収尿袋の上
部に設け、しかもこの尿排出部と蓄尿袋といった外部素
子とをコネクタで接続する必要がないから、尿排出用の
口具が股間に当たるという不快感がなく、歩行上の障害
とならず、袋状本体にペニスを収容する部分と、尿を貯
留する部分とをまとめ、両者間に逆流防止弁を設け、ペ
ニスはゴム膜という簡単な構造で固定するものであるか
ら、全体を極めて小型にすることができ、しかも尿収容
量は多量に確保され、ゴム膜によりペニスが完全密閉さ
れているので尿の溢れ、零れがなくなり、長時間着けて
も装着感は損なわれず、ペニスが尿中に浸るのを確実に
防止し、ペニスを痛めることなく着脱できるから再使用
も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の、aは正面図、bは断面
図、cはペニス固定部の正面図、dはペニス固定部の断
面図である。
【図2】図1に示す実施例の装着状態の説明図である。
【図3】本発明のペニスガイドの一例の、aは斜視図、
bは展開図である。
【図4】本発明のペニス固定部の異なる例の、aは正面
図、bは断面図である。
【図5】本発明の異なる実施例の、aは正面図、bは断
面図である。
【図6】図6に示すペニス固定部の構成要素の正面図で
ある。
【図7】本発明の収尿袋の装着に使用するパンツの、a
は展開図、bは装着状態の正面図、cは収尿袋を取り付
けた状態の要部断面図である。
【符号の説明】
1 袋状本体 2 ガセット 3 下端シール辺 4 上部シール辺 5 ペニス収容部 6、7 ペニス収容部のフィルム 8 ペニス収容部の下端 9 溶着個所(逆流防止弁) 10 尿貯留部 11 排出口 12 栓 13 開口 14 ペニス固定部の嵌合リング 15 溝 16 把手 17 ペニス固定部の嵌合リング 18 リング状突起 19 ゴム膜 20 穴 21 円筒部 22 ペニスガイド 23 ゴム膜 24 穴 25 ペニス固定部 26 リング状フィルム 261 穴 262 粘着剤層 27 リング状接皮体 271 穴 272 粘着剤層 28 ゴム膜 281 穴 71 パンツ 72 腹位部 73 腰位部 74 股位部 75 収尿袋保持部材 76 左右辺 77 上下辺 78 穴 79、710 面ファスナー 100 ペニス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 袋状本体と、袋状本体の上部に形成され
    たペニス収容部と、ペニス収容部の側面に設けられペニ
    スに密着するように形成されたゴム膜よりなるペニス固
    定部と、袋状本体内のペニス収容部の下方に形成されペ
    ニス収容部と逆流防止弁を介して連通する尿貯留部と、
    袋状本体の上部に設けられ尿貯留部と連通する尿排出部
    とを備えたことを特徴とする男性用収尿袋。
  2. 【請求項2】 ゴム膜は中心部にペニス挿入用の穴を有
    し、この穴が突出して円筒部を形成していることを特徴
    とする請求項1記載の男性用収尿袋。
  3. 【請求項3】 ゴム膜は平面状で中心部にペニス挿入用
    の穴を有することを特徴とする請求項1記載の男性用収
    尿袋。
  4. 【請求項4】 逆流防止弁は、ペニス収容部を構成する
    重ね合わせた2枚のシートの下端を部分的に溶着して形
    成されることを特徴とする請求項1記載の男性用収尿
    袋。
JP27840295A 1995-10-02 1995-10-02 男性用収尿袋 Pending JPH0994263A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003068127A1 (fr) * 2002-02-14 2003-08-21 Mihoko Sekiyama Collecteur d'urine pour homme, et methode de recueil associee
JP2006115926A (ja) * 2004-10-19 2006-05-11 Japan Absorbent Technology Institute ペニスコネクター
JP2006255178A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Japan Absorbent Technology Institute 男性用体液処理用品

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