JPH0994239A - 処置具 - Google Patents

処置具

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JPH0994239A
JPH0994239A JP7254100A JP25410095A JPH0994239A JP H0994239 A JPH0994239 A JP H0994239A JP 7254100 A JP7254100 A JP 7254100A JP 25410095 A JP25410095 A JP 25410095A JP H0994239 A JPH0994239 A JP H0994239A
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JP
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signal
coil
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arms
opening
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JP7254100A
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English (en)
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Koji Shimomura
浩二 下村
Shirou Bitou
士郎 備藤
Koji Fujio
浩司 藤尾
Yasushi Takahashi
裕史 高橋
Ryoji Masubuchi
良司 増渕
Katsuya Suzuki
克哉 鈴木
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】MR撮像しながら外科処置を行なう場合におい
て、MR信号検出コイルを別個に設けることなく、高解
像度のMR画像を得ることができるようにすることであ
る。 【解決手段】本発明は、体内に挿入されて外科的な医療
処置を行なう処置具3において、体内の磁気共鳴信号を
受信する受信コイル18を先端部に設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外科手術等におい
て使用され、例えば組織の把持や剥離などを行なう処置
具に係わり、特に核磁気共鳴信号を受信可能な処置具に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、核磁気共鳴(以下、MRという)
現象を利用した低侵襲な人体の診断方法が発展してき
た。MR現象とは、ある原子核が磁場中で特定波長の電
磁波エネルギを共鳴吸収し、次いでこれを電磁波として
放出する現象をいうが、このMR現象を利用したMRイ
メージング(以下、MRIという)装置では、人体を静
磁場中に置き、所定の周波数の高周波磁場を人体に与え
て人体内のスピンを持つ核を励起し、この励起した核が
元に戻る間に生じた所定の周波数のMR信号を検出して
コンピュータで処理することにより、人体の断層像を得
ている。
【0003】一般に、こうしたMRI装置は、人体のほ
ぼ全体を覆って均一な静磁場を発生させる単一の円筒状
マグネットと、静磁場中に置かれた人体に対して所定の
周波数の高周波磁場を与えるRFコイルと、人体内のス
ピンを持つ励起した核が発する所定の周波数のMR信号
を検出するMR信号検出コイルと、MR信号検出コイル
からの検出信号を処理して人体の断層像を得る制御部と
から主に構成される。
【0004】最近では、閉鎖恐怖症などの患者の負担を
軽減するために、人体のほぼ全体を覆う前述した単一の
円筒状マグネット(クローズドタイプ)を2分割したオ
ープンタイプのものが広く普及している。このオープン
タイプのものは、2分割されたマグネット間のギャップ
(空間)を通じて医者が患者に直接にアプローチできる
ため、リアルタイムでMR断層像の観察を行ないながら
同時に処置を行なうことが可能である。
【0005】このようにマグネット間のギャップ(空
間)を通じて処置が可能なオープンタイプのMRI装置
の普及に伴って、外科手術とMRI装置との組み合わせ
が注目されるようになった。すなわち、MRI装置の分
割されたマグネット間から患者に対して外科手術を行な
おうとする試みがなされている(米国特許第53680
32号等)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記MRI
装置では、人体から所定の周波数のMR信号を検出する
MR信号検出コイルがRFコイルとともにマグネットに
内蔵されているものと、MR信号検出コイルがマグネッ
トとは別体に設けられているものとがある。マグネット
と別体に設けられるMR信号検出コイルは、ループコイ
ルアンテナとして形成され、体表コイル(ボディーコイ
ルもしくはサーフェスコイルとも言う)として生体の表
面に張り付けられたり、体表近くに設置されたりする。
【0007】MR信号検出コイルが体表もしくはその近
傍に配置される場合には、MR撮像したい目標部位に対
してより近い部位にMR信号検出コイルを配置すること
ができるため、MR画像の解像度(分解能)を高めるこ
とができ、非常に有益である。特に、処置具によって組
織を処置する場合には、病症部位が組織深部のどの辺り
まで達しており且つ組織深部のどの辺りまで処置すべき
か、あるいは、病症部位周辺における血管の走行状態が
どのようになっているのかなど、患部周囲の状態を正確
に把握して処置する必要があり、解像度の高いMR画像
は必要不可欠である。
【0008】しかし、MR信号検出コイルを体表もしく
はその近傍に配置するためには、MR信号検出コイルを
例えば体表コイルとしてマグネットや処置具とは個別に
用意する必要があり、処置器具が複雑に交錯する手術で
は、体表コイルが邪魔となって手術作業がしにくくなる
場合がある。
【0009】また、オープンタイプのMRI装置におけ
るマグネット間のギャップは術者一人が入れる程度の大
きさしかなく、そのマグネット間距離も固定されている
め、術者による作業空間や外科手術に使用される処置器
具の設置スペースが制約され、体表コイルを生体の所望
部位に配置することが困難な場合もある。
【0010】また、体表コイルは、静磁場発生用のマグ
ネットに内蔵されている場合に比べれば確かに被検体に
対して接近できるが、腹壁等の体外表面に張り付けられ
ることから、被検体への接近には限界があり、特に腹腔
鏡下手術のように腹腔内が気腹される場合には、腹腔内
の気腹空間によって被検体と体表コイルとが大きく離れ
てしまい、高い解像度のMR画像を得ることができない
場合がある。
【0011】本発明は上記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、MR撮像しながら外
科処置を行なう場合において、MR信号検出コイルを別
個に設けることなく、高解像度のMR画像を得ることが
できるようにすることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、体内に挿入されて外科的な医療処置を行
なう処置具において、体内の磁気共鳴信号を受信する受
信コイルを先端部に設けたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態について説明する。図1および図2は本発明
の第1の実施形態を示すものである。本実施形態の処置
具は、生体組織を把持するための把持鉗子1である。
【0014】図2に示すように、この把持鉗子1は、開
閉自在な一対の開閉アーム2a,2bを備えた把持部3
を先端に有するシース4と、このシース4の手元側に設
けられた操作ハンドル5とから構成されており、操作ハ
ンドル5を回動操作することによってシース4の先端に
設けられた把持部3の開閉アーム2a,2bを遠隔的に
開閉操作できるようになっている。
【0015】具体的には、シース4内に挿通される操作
軸7の手元端が操作ハンドル5に連結されるとともに、
操作軸7の先端が把持部3の開閉アーム2a,2bを開
閉動作させる図示しないリンク機構等の開閉機構に連結
されている。そして、操作ハンドル5を回動操作するこ
とにより操作軸7を前後にスライドさせると、操作軸7
と連結する前記開閉機構が動作して、開閉機構と連結す
る開閉アーム2a,2bが開閉するものである。
【0016】図1に示すように、開閉アーム2a,2b
にはその長手方向に沿って長穴20が形成されており、
これにより、開閉アーム2a,2bは外観上において略
ループ状をなしている。そして、開閉アーム2a,2b
の一方(2b)には、人体内のスピンを持つ励起した核
が発する所定の周波数のMR信号を検出するMR信号検
出コイル18がループ状をなして埋設されている。この
MR信号検出コイル18は、チューナー22を介して、
MR信号を処理するMRI装置側の制御回路24に電気
的に接続されており、MR信号検出コイル18によって
検知されたMR信号をMRI装置側で処理して人体のM
R断層像を得ることができるようになっている。
【0017】このような構成の把持鉗子1を用いて体内
の組織を把持する場合には、図2に示すように、開閉ア
ーム2a,2bを閉じた状態で把持鉗子1を腹壁15に
刺入されたトラカール10を通じて腹腔29内に導入す
る。そして、同様にして腹腔29内に導入された内視鏡
25の観察下およびMR撮像下で、開閉アーム2a,2
bを開いて把持部3によって生体内の臓器や血管等の組
織Xを把持する。この場合、MR撮像による人体の断層
像は、図示しないMRI装置の磁石によって形成される
静磁場中の人体に対してRFコイル(例えば前記磁石に
内蔵されている)により所定の周波数の高周波磁場を与
え、これによって発生する人体からのMR信号を開閉ア
ーム2bに設けられたMR信号検出コイル18によって
検知することにより得られる。具体的には、MR信号検
出コイル18からの信号がMRI制御回路24によって
処理され、この処理された画像信号がモニタに断層像と
して映し出される。
【0018】なお、焼灼処置された組織を把持鉗子1に
よって把持すれば、焼灼後の組織の変性を観察すること
もできる。以上説明したように、本実施形態の把持鉗子
1は、その先端の把持部3にMR信号検出コイル18が
設けられているため、MR撮像したい目標部位に対して
より近い部位に検出コイル18を配置することができ
る。例えば、把持鉗子1で把持する組織上にMR信号検
出コイル18を常に置くことができる。したがって、M
R画像の解像度(分解能)を高めることができ、安全且
つ確実な手術を行なうことができる。
【0019】また、MR信号検出コイル18を把持鉗子
1とは別個に設けなくても済むため、操作が簡便とな
り、MRI装置を含む手術全体のシステムの簡素化を図
ることができる。
【0020】図3および図4は本発明の第2の実施形態
を示すものである。本実施形態の処置具は、臓器などを
押し退ける際に使用される圧排子30である。図3の
(c)に示すように、この圧排子30は、外管31と、
外管31内に進退自在に挿通された内管35とからその
本体が構成され、内管35の先端には複数のアーム32
…によって形成された圧排部38が設けられている(図
3の(a)参照)。各アーム32…は内管35の先端に
例えば固着されて外側に向かって曲げられており、これ
により、圧排部38は、外側に向かって弾性的に広がる
ような拡開習性が付与された状態にある。
【0021】また、圧排部38には、各アーム32…の
先端部に取り付けられるような状態でループ状にMR信
号検出コイル33が配設されている。このMR信号検出
コイル33は、螺旋状のスプリングコイルとして形成さ
れており、アーム32と内管35とに埋設されたリード
線37に電気的に接続されている(図4の(b)参
照)。このリード線37は、図3の(b)に示すよう
に、チューナー22を介して、MR信号を処理するMR
I装置側の制御回路24に電気的に接続されており、M
R信号検出コイル33によって検知されたMR信号をM
RI装置側で処理して人体のMR断層像を得ることがで
きるようになっている。
【0022】外管31の基端部には第1のハンドル34
が設けられ、内管35の基端部には第2のハンドル36
が設けられている。したがって、第2のハンドル36を
第1のハンドル34から離れるように手元側に操作し
て、内管35を外管31に対して手元側に後退させる
と、圧排部38が外管31内に引き込まれて縮径し、こ
れに伴って、コイル33も縮小状態で外管31内に収容
される。また、逆に、ハンドル36を用いて内管35を
外管31に対して先端側に前進させると、図3の(a)
に示すように圧排部38が外管31の先端から突出して
アーム32…が外側に弾性的に拡開し、これに伴って、
コイル33もループ状に広がってMR信号受信アンテナ
として使用可能な状態となる。
【0023】このような構成の圧排子30を使用する場
合は、例えば、圧排部38を外管31内に引き込んだ状
態で圧排子30を体腔内に導入し、所定の位置で圧排部
38を拡開させることによって臓器を外側に押し退け
て、この臓器の奥に隠れた目標とする生体部位を露出さ
せる。そして、図4に示すように、内管35内に例えば
把持鉗子91を挿通し、この把持鉗子91によって目標
とする生体部位を把持する。無論、このような作業は、
第1の実施形態と同様、MR信号検出コイル33によっ
て得られたMR断層像を見ながら行なう。
【0024】したがって、本実施形態の圧排子30によ
っても、第1の実施形態と同一の作用効果を奏すること
ができる。図5は、本発明の第3の実施形態を示すもの
である。本実施形態の処置具も臓器などを押し退ける際
に使用される圧排子40であるが、第2の実施形態とは
その圧排部42の構成が異なる。すなわち、この圧排子
40における圧排部42は、複数のリンク44を支点ピ
ン48を介して回動自在に連結してなるものであり、シ
ース41内に挿通された図示しない操作棒を押し引き操
作することによって、圧排部42をシース41の先端か
ら突没させてその形状を拡縮させることができるように
なっている。そして、リンク44内にはループ状にMR
信号検出コイル43が埋設されており、圧排部42が外
側に大きく拡開すると、これに伴って、コイル43もル
ープ状に広がってMR信号受信アンテナとして使用可能
な状態となる。なお、それ以外の構成は第2の実施形態
と略同一である。
【0025】図6は本発明の第4の実施形態を示すもの
である。本実施形態の処置具は、組織同志を剥離するた
めの剥離子50である。剥離子50は、内視鏡59を挿
通可能なチャンネル53を有する長尺な透明管51から
なり、組織同志の間に容易に挿入して組織同志を良好に
剥離することができるようにその先端部51aが略円錐
形をなしている。
【0026】また、透明管51の先端部内には、MR信
号検出コイル55が埋設されている。検出コイル55は
透明管51の長手方向とほぼ直交する2つのループ部5
5a,55bを有している。先端側のループ部55a
は、透明管51の長手方向に向かって延びる延出ループ
部55cを有している。検出コイル55の端部57は透
明管51の手元側に向かって延びる図示しないリード線
に接続されている。このリード線は、チューナーを介し
て、MR信号を処理するMRI装置側の制御回路に電気
的に接続されており、MR信号検出コイル55によって
検知されたMR信号をMRI装置側で処理して人体のM
R断層像を得ることができるようになっている。
【0027】このような剥離子50によって組織同志を
剥離する場合は、組織同志の間に剥離子50を挿入して
いき、剥離子50の先端部51aによって組織同志を剥
離していく。この剥離作業は、剥離子50内に挿通され
た内視鏡59による観察像とMR画像とによって剥離状
況および剥離する組織の内部およびその周辺の血管の走
行状態などを常にチェックしながら行なう。
【0028】図7は、図6の変形例を示すものである。
すなわち、図示の剥離子60は、透明管51の先端部が
斜めにカットされ、そのチャンネル内に斜視型の内視鏡
69が挿通されている。それ以外の構成は図6と同一で
ある。
【0029】図8は、本発明の第5の実施形態を示すも
のである。本実施形態の処置具は、組織同志を剥離しな
がら腔が存在しない体内部位で腔を確保するために使用
される内視鏡用シース70である。
【0030】この内視鏡用シース70は、生体内に挿入
可能な管状のシース部71を有している。このシース部
71の先端部には円筒状の透明キャップ72が設けられ
ている。シース部71は、チャンネル53を有する例え
ばステンレスパイプのような硬性の中空部材によって形
成され、透明キャップ72は、例えばポリカーボネート
等の透明材料によって形成されている。
【0031】また、透明キャップ72には、第4の実施
形態と同一の形状をなすMR信号検出コイル55が埋設
されており、この検出コイル55の端部57はシース部
71の手元側に向かって延びる図示しないリード線に接
続されている。このリード線は、チューナーを介して、
MR信号を処理するMRI装置側の制御回路に電気的に
接続されており、MR信号検出コイル55によって検知
されたMR信号をMRI装置側で処理して人体のMR断
層像を得ることができるようになっている。
【0032】このような内視鏡用シース1によれば、生
体内に空間が存在しない皮下組織等の任意の部分の直接
的な内視鏡観察が可能となり、皮下組織等の生体部分に
挿入されることによってこの生体部分を押し退けてこの
領域に積極的に空間を作り出すとともに、その際に高解
像度のMR断層像を得て空間形成作業時における安全性
を確保することができる。
【0033】図9は、本発明の第6の実施形態を示すも
のである。本実施形態の処置具は、切除した組織や結石
などを回収するための組織回収具80である。この組織
回収具80は、その基端部に第1のハンドル86を有す
る中空なシース82と、組織を回収するための袋体83
とからなる。袋体83の口部には、この口部を所定の開
度に保持するためのワイヤ部材としてループ状のMR信
号検出コイル81が設けられている。検出コイル81の
手元側端部は、シース82内を手元側に向かって延び、
第2のハンドル85を介してリード線84に電気的に接
続されている。リード線84はチューナーを介して、M
R信号を処理するMRI装置側の制御回路に電気的に接
続されており、MR信号検出コイル81によって検知さ
れたMR信号をMRI装置側で処理して人体のMR断層
像を得ることができるようになっている。
【0034】このような構成では、第2のハンドル85
を第1のハンドル86から離れるように手元側に操作す
ると、袋体83の口部を形成するMR信号検出コイル8
1がシース82内に引き込まれて袋体83の口部が縮径
する。また、逆に、ハンドル85を先端側に前進させる
と、MR信号検出コイル81がシース82の先端から突
出して袋体83の口部が拡開する。
【0035】したがって、手術の最後に組織や結石を回
収する際には、袋体83の口部を拡開した状態で袋体8
3内に組織等を回収し、組織等の取り残しがないかどう
かをMR信号検出コイル81によって得られたMR断層
像で確認する。組織等の取り残しがないことをMR断層
像で確認したら、袋体83の口部を縮径させて袋体83
に回収された組織等を体外に取り出す。
【0036】このような本実施形態においても、第1の
実施形態と同様な作用効果を得ることができる。なお、
以上説明してきた態様により、以下の項で示す各種の構
成が得られる。
【0037】1.体腔内で使用される外科用手術器具に
おいて、磁界中において殆どもしくは全く磁化を示さ
ず、磁気共鳴画像に殆ど歪みを引き起こさない材料から
構成され、患者の体腔内で組織の切開、把持、剥離、圧
排を行なう手段を含み、磁気共鳴イメージングのラーモ
ア周波数に調整されたRFコイルを内蔵している、こと
を特徴とする外科用手術器具。
【0038】2.第1項において、前記手術器具が手術
用鉗子であることを特徴とする。 3.第1項において、前記手術器具が圧排子であること
を特徴とする。 4.第3項において、前記圧排子に鉗子チャンネルが設
けられていることを特徴とする。 5.第1項において、前記手術器具が剥離子であること
を特徴とする。 6.第5項において、前記剥離子が内視鏡を装備してい
ることを特徴とする。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の処置具に
よれば、MR信号検出コイルを別個に設けることなく、
高解像度のMR画像を得ながら同時に外科処置を行なう
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施形態に係る把持鉗
子の先端部の拡大図、(b)は(a)のAーA線に沿う
断面図である。
【図2】図1の把持鉗子の使用態様を示す図である。
【図3】(a)は本発明の第2の実施形態に係る圧排子
の先端部の拡大図、(b)は(a)の圧排子に設けられ
るMR信号検出コイルの電気的な接続状態を示すブロッ
ク図、(c)は圧排子の全体図である。
【図4】(a)は図3の圧排子の使用態様の一例を示す
図、(b)は(a)の先端部の拡大図である。
【図5】本発明の第3の実施形態に係る圧排子の要部を
示す図である。
【図6】(a)は本発明の第4の実施形態に係る剥離子
の先端部を示す模式図、(b)は(a)のBーB線に沿
う詳細な断面図である。
【図7】図6の剥離子の変形例を示す模式図である。
【図8】本発明の第5の実施形態に係る内視鏡シースの
先端部を示す模式図である。
【図9】本発明の第6の実施形態に係る組織回収具の全
体図である。
【符号の説明】
1…把持鉗子(処置具)、18,33,43,55,8
1…MR信号検出コイル(受信コイル)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 裕史 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 増渕 良司 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 鈴木 克哉 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体内に挿入されて外科的な医療処置を行
    なう処置具において、体内の磁気共鳴信号を受信する受
    信コイルが先端部に設けられていることを特徴とする処
    置具。
JP7254100A 1995-09-29 1995-09-29 処置具 Withdrawn JPH0994239A (ja)

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JP7254100A JPH0994239A (ja) 1995-09-29 1995-09-29 処置具

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009125599A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Vivant Medical Inc フィールド切除の予測のためのシステムおよび方法
JP2017500156A (ja) * 2013-12-24 2017-01-05 ボストン サイエンティフィック サイムド,インコーポレイテッドBoston Scientific Scimed,Inc. 医療用回収装置及び方法

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