JPH0993795A - サーボモータの過負荷監視方法 - Google Patents

サーボモータの過負荷監視方法

Info

Publication number
JPH0993795A
JPH0993795A JP7266157A JP26615795A JPH0993795A JP H0993795 A JPH0993795 A JP H0993795A JP 7266157 A JP7266157 A JP 7266157A JP 26615795 A JP26615795 A JP 26615795A JP H0993795 A JPH0993795 A JP H0993795A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
overload
alarm
current
characteristic
servo motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7266157A
Other languages
English (en)
Inventor
Heisuke Iwashita
平輔 岩下
Hajime Okita
肇 置田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fanuc Corp filed Critical Fanuc Corp
Priority to JP7266157A priority Critical patent/JPH0993795A/ja
Publication of JPH0993795A publication Critical patent/JPH0993795A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Protection Of Generators And Motors (AREA)
  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーボモータの過負荷監視方法において、中
時間での保護特性を緩和して、機器の特性を充分に発揮
する。 【解決手段】 サーボモータを備えた制御系において、
サーボモータの測定電流を用いて推測した発熱量により
熱シミュレーションを行い、制御系の温度特性を推測
し、過負荷を判定するアラーム特性と比較することによ
ってサーボモータの過負荷を監視する方法において、過
負荷と判定する条件を緩和してアラーム特性を設定し、
測定電流に重み付けを行い、重み付けした電流を用いて
温度特性を求め、求めた温度特性と緩和したアラーム特
性とを比較してサーボモータの過負荷監視を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーボモータの制
御に関し、特にサーボモータにおける過負荷状態を監視
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】サーボモータを用いて工作機械の送り軸
やロボットのアーム等の制御を行う場合、モータへの過
負荷によって巻線が焼損したり、アンプが破壊される虞
がある。このような過負荷による損傷を防止するため
に、従来、ソフト的に熱シミュレーションを行い、アラ
ームを発生させる方法が知られている。
【0003】図10は、サーボモータを用いた工作機械
の送り軸やロボットのアーム等のサーボ系における熱モ
デルである。熱モデルは、図10に示すように、供給さ
れる電流Iによりサーボモータ等の発熱体である発熱源
Hと、サーボ系内の発熱体に蓄積することができる熱量
を表す熱容量Cと、外界に対する放熱の程度を表す放熱
抵抗Rの並列モデルとして表すことができる。
【0004】以下、図12の熱モデルの温度θのアラー
ム特性を定めるためのフローチャートに従って説明す
る。この熱モデルにおける温度をθとすると、温度θは
以下に示すような熱シミュレーションの微分方程式で表
すことができる。 C・dθ(t)/dt=−θ(t)/R+K・I(t)2 …(1) なお、式(1)において、θ/Rは外界に放出される熱
量を表しており、Kは比例定数である。
【0005】式(1)の微分方程式について解くと、θ
(t)は以下の式(2)で表される。 θ(t)=R・{1−exp (−Ts/CR)}・K・I(t)2 …(2) なお、Tsはサンプリング時間である。式(2)を離散
系で表すと以下の式(3)となる。 θ(n+1)=K1・θ(n)+K2・I(t)2 …(3) ここで、定数K1およびK2はそれぞれ以下の式
(4),(5)で表される(ステップS31)。 K1=exp (−Ts/CR) …(4) K2=R・K・{1−exp (−Ts/CR)} …(5) 熱シミュレーションによる過負荷の監視は、サーボ系に
加える電流Iの大きさと印加時間tの長さに応じて、温
度θが設定したアラームレベルを超えるか否かを判定す
ることにより行うことができ、このアラームレベルは、
例えば、以下の2つの条件により設定することができ
る。
【0006】第1の設定条件は、ある電流が熱モデルが
安定となる時間に対して充分に長時間流れ続けた場合で
も焼損が発生しない長時間保護条件であり、第2の設定
条件は、最大電流が流れた場合でも機器に破損しない短
時間保護条件である。図11は温度θのアラームレベル
の設定を説明するための図である。
【0007】式(3)の熱シミュレーションの基本式に
ついて、電流Iが一定値として漸化式を解くと以下の式
(6)となる。 θ(n)=K・I2 ・(1−K1n ) …(6) ここで、θ(n)の飽和値は θ(∞)=K・I2 …(7) であり、前記第1の設定条件の長時間保護条件から、電
流が長時間流れた場合にアラームを発生する電流レベル
をI∞とすると、この温度θのアラームレベルθ∞は θ∞=K・I∞2 …(8) となる。なお、長時間流すことができる電流は、定格電
流に所定の係数を乗算して定めることができる。図11
の設定条件1は、この長時間保護条件を示している(ス
テップS32)。
【0008】また、最大電流Imax が最大電流時間tma
x 流れるとアラームを発生する第2の設定条件の短時間
保護条件を式(6)に適用すると(ステップS33)、
【0009】
【数1】 となり、この式(9)を1/CRについて解くと、以下
の式(10)となる。 1/CR=(−1/tmax )・ln{1−(I∞/Imax )2 } …(10) なお、lnは自然対数である。図11の設定条件2は、
この短時間保護条件を示している(ステップS34)。
【0010】したがって、式(10)の1/CRを式
(4)に適用することによって定数K1を定めることが
でき、また、R・Kを任意の値にとり1/CRを式
(5)に適用することによって定数K2を定めることが
できる。これによって、アラームレベルθ∞をK・I∞
2 とする温度θは図11中の実線となり、アラーム領域
は斜線部分により表される(ステップS35)。
【0011】図8は、従来の過負荷監視方法において、
設定条件1として長時間流せる電流を9Aとし、設定条
件2として最大電流Imax を40Aとし最大電流時間t
maxを3秒とした場合の温度θのアラーム特性を示して
いる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
サーボモータの過負荷監視方法では、過負荷の監視レベ
ルが厳しく、過保護な過負荷監視となり、保護すべき機
器の特性を充分に発揮することができないという問題点
がある。
【0013】図8に示すアラーム特性において、例えば
電流が20Aの場合には13秒程度でアラームとなる。
これに対して、実際の系では、30秒程度の間電流が流
れても機器が破壊しないことが知られている。
【0014】従来の過負荷監視方法におけるアラーム特
性は、前記した長時間保護条件と短時間保護条件に2つ
の条件によって一意に定まるが、2つの保護条件の中間
の中時間では実際の必要とされる保護特性よりも厳しい
条件となり、機器に損傷が生じない電流および時間であ
ってもアラームとなり、機器の持つ特性を充分に発揮す
ることができない。
【0015】そこで、本発明は前記した従来の問題点を
解決して、中時間での保護特性を緩和して、機器の特性
を充分に発揮することができるサーボモータの過負荷監
視方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、サーボモータ
を備えた制御系において、サーボモータの測定電流を用
いて推測した発熱量により熱シミュレーションを行い、
制御系の温度特性を推測し、過負荷を判定するアラーム
特性と比較することによってサーボモータの過負荷を監
視する方法において、過負荷と判定する条件を緩和して
アラーム特性を設定し、測定電流に重み付けを行い、重
み付けした電流を用いて温度特性を求め、求めた温度特
性と緩和したアラーム特性とを比較してサーボモータの
過負荷監視を行う。
【0017】この電流の重み付けを、所定値以上の電流
に適応して、実際よりも過大評価した電流値とすること
によって、緩和したアラーム特性に対して、所定のアラ
ーム条件を満足した過負荷判定を行うことができる。
【0018】また、サーボモータを備えた制御系におい
て、サーボモータの実電流を用いて推測した発熱量によ
り熱シミュレーションを行い、制御系の温度特性を推測
し、短時間保護条件と長時間保護条件により設定される
過負荷を判定するためのアラーム特性と前記温度特性と
を比較することによってサーボモータの過負荷を監視す
る方法において、アラーム特性を設定する短時間保護条
件を緩和して設定し、短時間における電流に重み付けを
行うことによって、緩和前の短時間保護条件を満たすと
ともに、中時間におけるアラーム特性を緩和したサーボ
モータの過負荷監視を行うことができる。
【0019】本発明のサーボモータの過負荷監視方法に
おいて、アラーム特性は短時間保護条件と長時間保護条
件により一意に定まるため、中時間での保護条件によっ
てアラーム特性を設定することができない。そこで、本
発明では、例えば短時間保護条件を緩和することによっ
て、中時間での保護条件を緩和したアラーム特性を設定
する。このアラーム特性では、短時間での保護条件を緩
和しているため、短時間での保護条件を満足することが
困難となる。そのため、本発明ではこの短時間での保護
条件を満足するために、短時間における電流に重み付け
を行うことによって、実際の測定電流よりも過大評価し
た電流値によって温度特性を求めることによって、短時
間保護条件を満足した過負荷の判定を行う。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照しながら詳細に説明する。図1は本発明のサーボモ
ータの過負荷監視方法の概略の手順を説明するためのフ
ローチャートである。図1のフローチャートにおいて、
ソフト的に熱シミュレーションを行ってサーボモータの
過負荷監視し、過負荷の場合にアラームを発生させるた
めに、はじめに、サーボモータを用いた工作機械の送り
軸やロボットのアーム等のサーボ系における熱モデルを
形成する。この熱モデルは、前記図10に示した熱モデ
ルを使用することができる。以下、前記した図10の熱
モデルを用いて説明するため、図10の説明は省略する
(ステップS1)。
【0021】この熱モデルを使用してアラーム条件を設
定し(ステップS2)、このアラーム条件を満足するア
ラーム特性を求めておく(ステップS3)。前記ステッ
プS3によりあらかじめアラーム特性を求めた後、各サ
ンプリング時間Ts毎に以下のステップS4からステッ
プS7の工程を行って過負荷判定を行う。
【0022】ステップS4において測定電流に重み付け
を行い、重み付けを行った特性電流を用い温度θを求め
(ステップS5)、求めた温度θとアラームレベルとの
比較を行い(ステップS6)、温度θがアラームレベル
を超えた場合にアラームを発生する(ステップS7)。
【0023】次に、前記ステップS1からステップS3
のアラーム特性を求める手順を、図2のフローチャー
ト、図3および図4のアラーム特性図を用いて説明し、
アラーム特性を用いた過負荷判定の手順を、図5のフロ
ーチャート、図6の電流評価率の図、および図7のアラ
ーム特性図を用いて説明する。
【0024】図2のフローチャートにおいて、サーボ系
の熱量を表す熱容量をC*と、外界に対する放熱の程度
を表す放熱抵抗をR*とすると、この熱モデルにおける
温度特性θは前記式(1)の熱シミュレーションの微分
方程式で表すことができ、この微分方程式を解いて離散
系の式で表すと、前記した(3)となる。 θ(n+1)=K1・θ(n)+K2・I(t)2 …(3) ここで、定数K1およびK2はそれぞれ式(4),
(5)で表される(ステップS11)。 K1=exp (−Ts/CR) …(4) K2=R・K・{1−exp (−Ts/CR)} …(5) 熱シミュレーションによる過負荷の監視は、サーボ系に
加える電流Iの大きさと印加時間tの長さに応じて、温
度θが設定したアラームレベルを超えるか否かを判定す
ることにより行うことができ、このアラームレベルは、
前記したように、長時間保護条件と短時間保護条件の2
条件によって一意に設定することができる。例えば、以
下の2つの条件により設定することができる。
【0025】本発明による実施の形態では、中時間にお
ける保護条件を緩和するために、長時間保護条件と短時
間保護条件の2条件の内、短時間保護条件の緩和を行
う。また、この実施の形態では、アラーム特性を調整す
るために長時間保護条件については若干厳しくする。
【0026】はじめに、長時間保護条件である設定条件
1について説明する。図3は温度θのアラームレベルの
設定を説明するための図である。式(3)の熱シミュレ
ーションの基本式について、電流Iが一定値として漸化
式を解くと以下の式(6)となる。 θ(n)=K・I2 ・(1−K1n ) …(6) ここで、θ(n)の飽和値は θ(∞)=K・I2 …(7) である。
【0027】設定条件1の長時間保護条件から、電流が
長時間流れた場合にアラームを発生する電流レベルをI
∞*とし、前記した従来の電流レベルI∞より小さな値
とする。これによって、この温度θのアラームレベルθ
∞は θ∞=K・I∞*2 …(11) となる。なお、長時間流すことができる電流は、定格電
流に所定の係数を乗算して定めることができる。図3の
設定条件1は、この長時間保護条件を示している(ステ
ップS12)。
【0028】次に、短時間保護条件である設定条件2に
ついて説明する。最大電流Imax を前記従来と同様と
し、この最大電流が流れる最大電流時間を前記従来の最
大電流tmax より長いtmax *として、従来の短時間保
護条件より保護条件を緩和する。この緩和した短時間保
護条件は、図3において設定条件2で表される。
【0029】この緩和した短時間保護条件を式(6)に
適用すると(ステップS13)、
【0030】
【数2】 となり、この式(12)を1/CRについて解くと、以
下の式(13)となる。
【0031】 1/C*R*=(−1/tmax *)・ln{1−(I∞*/Imax )2 } …(13) なお、lnは自然対数である。図3の設定条件2は、こ
の短時間保護条件を示している(ステップS14)。
【0032】したがって、式(13)の1/C*R*を
式(4)に適用することによって定数K1*を定めるこ
とができ、また、R・Kを任意の値にとり1/CRを式
(5)に適用することによって定数K2*を定めること
ができる。 K1*=exp (−Ts/C*R*) …(14) K2*=R*・K・{1−exp (−Ts/C*R*)} …(15) これによって、アラームレベルθ∞*は、式(12)に
より表され、K・I∞*2 とする温度θは図3中の一点
鎖線となり、アラーム領域は斜線部分により表される
(ステップS16)。
【0033】また、緩和した短時間保護条件に対して、
最大電流Imax を流すことができる時間をtmax とする
ために、本発明の実施の形態では、(Imax )2 を(1
+k)・(Imax )2 として過大評価し、時間tmax に
おいてアラームを発生するよう設定する。なお、kは電
流を過大評価する電流評価率fを定める係数である。こ
の設定により、以下の式(16)
【0034】
【数3】 の関係が成り立つ。
【0035】ここで、xが充分小さいとしてexp (−
x)≒1−xの近似式を用いて、前記式(16)をkに
ついて解くと、 k=(tmax */tmax )−1 …(17) となる。
【0036】これによって、緩和した短時間保護条件に
おいて、最大電流時間tmax *に対して前記式(17)
を満足するようなkを設定して電流評価を行うと、最大
電流時間tmax 時において、緩和前の短時間保護条件で
ある最大電流Imax とすることができる。図4は、この
電流の過大評価によるアラーム特性の変更状態を示して
おり、前記設定条件2の緩和した短時間保護条件中の最
大電流時間tmax *を緩和前の最大電流時間tmax への
変更を示している(ステップS17)。
【0037】次に、求めたアラーム特性を用いて、サー
ボモータの過負荷監視を行う。図5は前記ステップS4
からステップS7に示した過負荷監視の工程を説明する
ためのフローチャートである。
【0038】はじめに、サーボモータに実際に流れる電
流Iを測定して取込み(ステップS21)、測定した電
流Iの二乗値I2 から電流評価率fを求める。電流評価
率fは、実際の測定電流Iの二乗値I2 に乗じて過大評
価した二乗値f・I3 を定める値である。前記ステップ
S13で短時間保護条件を緩和しているため、アラーム
特性は、短時間の部分での保護条件を満足することが困
難となる。そのため、この短時間での保護条件を満足す
るために、短時間における電流に重み付けを行うことに
よって、実際の測定電流よりも過大評価した電流値によ
って温度特性を求めることによって、短時間保護条件を
満足した過負荷の判定を行う。この電流の重み付けを電
流評価率fによって行う。
【0039】図6は、電流評価率fの一例であり、所定
の電流値以上の電流に対して一次関数で増加し、最大電
流において(1+k)となる特性例を示している。な
お、この最大電流において(1+k)となる特性によっ
て、前記ステップS17で設定した最大電流時間tmax
で電流時間Imax の条件を満足することができる。な
お、図6に示す電流評価率fは一例であり、その他の関
数とすることもできる(ステップS22)。
【0040】式(3)を、保護条件を緩和し電流評価率
fにより過大評価した電流を用いた式に書き直すと、 θ(n+1)=K1*・θ(n)+K2*・f・I(t)2 …(18) となる。この電流評価率fは、図6に示す電流評価率f
の値から対応する電流Iに応じて求めることにより定め
ることによって、温度θを求めることができる(ステッ
プS23)。
【0041】図7は、電流評価率fによる測定電流の過
大評価の状態を説明する図である。
【0042】前記ステップS17によって、アラーム特
性を最大電流時間tmax において最大電流Imax となる
よう変更しているため、図7においてアラーム特性はA
で示すように変更される。このアラーム特性に対して、
温度θとアラームレベルとの比較を行うために、短時間
の部分において、測定電流を電流評価率fによって過大
評価し、アラーム特性Aに対応させる。これによって、
温度θとアラームレベルとの比較を行うことができる
(ステップS24)。温度θがアラームレベルを超えた
場合にはアラームを発生する(ステップS25)。
【0043】図9は本発明のサーボモータの過負荷監視
方法を適応した場合の特性図であり、図9中のaは設定
条件1として長時間流せる電流を9Aとし、設定条件2
として最大電流Imax を40Aとし最大電流時間tmax
を3秒とした場合のアラーム特性であり、図9中のbは
設定条件1として長時間流せる電流を8Aとし、設定条
件2として最大電流Imax を40Aとし最大電流時間t
max を6秒とした緩和した設定条件のアラーム特性であ
り、図9中のcは、電流評価率を用いて短時間保護条件
を満足するよう変更した本発明の過負荷監視方法による
アラーム特性である。
【0044】したがって、本発明の過負荷監視方法によ
れば、図9中の特性cが特性aよりも緩和方向にずれて
おり、アラーム特性は中時間において保護特性が緩和さ
れている。これによって、短時間保護条件と長時間保護
条件を満足し、かつ中時間において保護特性が緩和する
ことができ、機器の特性を充分に発揮することができ
る。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
中時間での保護特性を緩和して、機器の特性を充分に発
揮することができるサーボモータの過負荷監視方法を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサーボモータの過負荷監視方法の概略
の手順を説明するためのフローチャートである。
【図2】本発明のアラーム特性を求める手順を説明する
ためのフローチャートである。
【図3】アラーム特性図である。
【図4】アラーム特性図である。
【図5】本発明のアラーム特性を用いた過負荷判定の手
順を説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明の電流評価率の一例を示す図である。
【図7】アラーム特性図である。
【図8】従来の過負荷監視方法によるアラーム特性図で
ある。
【図9】本発明の過負荷監視方法によるアラーム特性図
である。
【図10】サーボモータを用いた工作機械の送り軸やロ
ボットのアーム等のサーボ系における熱モデルである。
【図11】温度θのアラームレベルの設定を説明するた
めの図である。
【図12】熱モデルの温度θのアラーム特性を定めるた
めのフローチャートである。
【符号の説明】
H 発熱源 C 熱容量 R 発熱抵抗

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーボモータを備えた制御系において、
    サーボモータの測定電流を用いて推測した発熱量により
    熱シミュレーションを行い、制御系の温度特性を推測
    し、過負荷を判定するアラーム特性と比較することによ
    ってサーボモータの過負荷を監視する方法において、過
    負荷と判定する条件を緩和してアラーム特性を設定し、
    測定電流に重み付けを行い、重み付けした電流を用いて
    温度特性を求め、該温度特性と緩和したアラーム特性と
    を比較することを特徴とするサーボモータの過負荷監視
    方法。
  2. 【請求項2】 前記重み付けは、所定値以上の電流に適
    応することを特徴とする請求項1記載のサーボモータの
    過負荷監視方法。
  3. 【請求項3】 サーボモータを備えた制御系において、
    サーボモータの実電流を用いて推測した発熱量により熱
    シミュレーションを行い、制御系の温度特性を推測し、
    短時間保護条件と長時間保護条件により設定される過負
    荷を判定するためのアラーム特性と前記温度特性とを比
    較することによってサーボモータの過負荷を監視する方
    法において、前記アラーム特性を設定する短時間保護条
    件を緩和して設定し、短時間における電流に重み付けを
    行うことによって、緩和前の短時間保護条件を満たすと
    ともに、中時間におけるアラーム特性を緩和することを
    特徴とするサーボモータの過負荷監視方法。
  4. 【請求項4】 前記重み付けは、電流の二乗値に対する
    一次関数であることを特徴とする請求項1,2,又は3
    記載のサーボモータの過負荷監視方法。
JP7266157A 1995-09-21 1995-09-21 サーボモータの過負荷監視方法 Withdrawn JPH0993795A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7266157A JPH0993795A (ja) 1995-09-21 1995-09-21 サーボモータの過負荷監視方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7266157A JPH0993795A (ja) 1995-09-21 1995-09-21 サーボモータの過負荷監視方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0993795A true JPH0993795A (ja) 1997-04-04

Family

ID=17427084

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7266157A Withdrawn JPH0993795A (ja) 1995-09-21 1995-09-21 サーボモータの過負荷監視方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0993795A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007333897A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
EP1959532A1 (en) * 2007-02-16 2008-08-20 Abb Research Ltd. Sensor-free temperature monitoring of an industrial robot motor
JP2012175891A (ja) * 2011-02-24 2012-09-10 Fanuc Ltd 過負荷保護を行うモータ制御装置
CN103223541A (zh) * 2012-01-25 2013-07-31 株式会社大亨 焊接电源的保护控制方法
CN103302377A (zh) * 2012-03-08 2013-09-18 株式会社大亨 焊接电源的保护控制方法
DE102013016911A1 (de) 2012-10-18 2014-07-10 Fanuc Corporation Temperaturschätzvorrichtung zum Abschätzen der Temperatur eines Motors
DE102014000374B4 (de) * 2013-01-21 2015-11-26 Fanuc Corporation Steuereinrichtung für eine werkzeugmaschine mit einer zeitschätzeinheit zum abschätzen einer zeitspanne bis ein motor eine überhitzungstemperatur erreicht
CN105356419A (zh) * 2015-10-30 2016-02-24 中国兵器工业集团第二O二研究所 一种改进型火炮交流随动系统电机电流过载保护方法
EP4106182A1 (de) * 2021-06-16 2022-12-21 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren und maschinensteuerung zur temperaturüberwachung einer elektromechanischen maschine

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007333897A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
EP1959532A1 (en) * 2007-02-16 2008-08-20 Abb Research Ltd. Sensor-free temperature monitoring of an industrial robot motor
JP2012175891A (ja) * 2011-02-24 2012-09-10 Fanuc Ltd 過負荷保護を行うモータ制御装置
DE102012003173A1 (de) 2011-02-24 2012-10-04 Fanuc Corporation Motorsteuervorrichtung zur Bereitstellung eines Überlastschutzes
CN103223541A (zh) * 2012-01-25 2013-07-31 株式会社大亨 焊接电源的保护控制方法
CN103302377B (zh) * 2012-03-08 2016-04-27 株式会社大亨 焊接电源的保护控制方法
CN103302377A (zh) * 2012-03-08 2013-09-18 株式会社大亨 焊接电源的保护控制方法
DE102013016911A1 (de) 2012-10-18 2014-07-10 Fanuc Corporation Temperaturschätzvorrichtung zum Abschätzen der Temperatur eines Motors
US9091600B2 (en) 2012-10-18 2015-07-28 Fanuc Corporation Temperature estimation apparatus for estimating temperature of motor
DE102013016911B4 (de) 2012-10-18 2019-03-28 Fanuc Corporation Temperaturschätzvorrichtung zum Abschätzen der Temperatur eines Motors
DE102014000374B4 (de) * 2013-01-21 2015-11-26 Fanuc Corporation Steuereinrichtung für eine werkzeugmaschine mit einer zeitschätzeinheit zum abschätzen einer zeitspanne bis ein motor eine überhitzungstemperatur erreicht
CN105356419A (zh) * 2015-10-30 2016-02-24 中国兵器工业集团第二O二研究所 一种改进型火炮交流随动系统电机电流过载保护方法
EP4106182A1 (de) * 2021-06-16 2022-12-21 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren und maschinensteuerung zur temperaturüberwachung einer elektromechanischen maschine
WO2022263105A1 (de) * 2021-06-16 2022-12-22 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren und maschinensteuerung zur temperaturüberwachung einer elektromechanischen maschine

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7266587B2 (ja) 再充電可能なバッテリを制御するための方法およびシステム
US5422806A (en) Temperature control for a variable frequency CPU
EP2993779A1 (en) System and method for a load anticipation feature and its tuning method for a generating set
JPH0993795A (ja) サーボモータの過負荷監視方法
US7236898B2 (en) System and method for calculating real-time voltage stability risk index in power system using time series data
CN114151373B (zh) 服务器风扇转速调控方法、系统、终端及存储介质
CN109975026B (zh) 发动机故障监测方法及相关设备
US6694742B2 (en) Gas turbine system operation based on estimated stress
CN110617235B (zh) 控制风机流量的方法、装置、计算机设备和可读存储介质
JP3290797B2 (ja) 過電流継電器
JP2661194B2 (ja) ギャップ無し避雷器の自動監視装置
JP2004187390A (ja) 電圧無効電力監視制御装置
JPH11346439A (ja) 電力系統監視装置及び電力系統監視方法
JP2645001B2 (ja) 電力系統動態安定度の予防制御方法
JP3132378B2 (ja) 電線路の温度推定方法
JP3787486B2 (ja) 系統安定化制御方法
Patterson Overexcitation limiter modeling for power system studies
JP4170804B2 (ja) 計量装置における重量信号補償装置
JPH02123944A (ja) 巻線温度予測方法
CN115051384B (zh) 一种调频性能评估方法、装置、设备及介质
JP2875146B2 (ja) ディジタル継電装置
CN115148009B (zh) 一种烤箱报警方法、装置、设备及存储介质
JPWO2022015447A5 (ja)
JP2023161254A (ja) 電池システム
FR3046873B1 (fr) Procede et dispositif de protection d'une architecture electrique

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20021203