JPH0993080A - 90度位相シフタ - Google Patents

90度位相シフタ

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JPH0993080A
JPH0993080A JP25026395A JP25026395A JPH0993080A JP H0993080 A JPH0993080 A JP H0993080A JP 25026395 A JP25026395 A JP 25026395A JP 25026395 A JP25026395 A JP 25026395A JP H0993080 A JPH0993080 A JP H0993080A
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Kazuhiro Tomita
和広 冨田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】入力信号を位相シフトしてなる位相差を90度
とする2個の出力信号を得るための90度位相シフタに
関し、内部シフタにより大きな位相偏差や振幅偏差が発
生した場合においても、これら位相偏差や振幅偏差を補
正することができるようにし、広帯域で、かつ、製造バ
ラツキに強いものとする。 【解決手段】+45度位相シフタ80、82と、−45
度位相シフタ88、90とを対称な特性を有するものと
し、位相シフタ80、82で発生する位相偏差や振幅偏
差と、位相シフタ88、90で発生する位相偏差や振幅
偏差とを、演算回路115において相殺して補正し、位
相差を90度とする信号f+45、f-45及び信号f-135
+135を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力信号を位相シ
フトして、位相差を90度とする第1、第2の出力信号
を生成する90度位相シフタに関する。
【0002】このような90度位相シフタは、無線通信
の分野において、ディジタル変復調回路や、イメージ抑
圧アップコンバータや、イメージ抑圧ダウンコンバータ
等に不可欠のものであり、通信品質を直接左右するた
め、その高性能化が要求されている。
【0003】
【従来の技術】図26は従来の90度位相シフタの一例
を示す回路図である。図26中、1は入力信号finが入
力されるバッファ回路であり、バッファ回路1の出力端
子1Aには入力信号finと同相の信号f0が出力され、
バッファ回路1の出力端子1Bには入力信号finを位相
反転してなる信号f180が出力される。
【0004】また、2はバッファ回路1から出力される
信号f0、f180をそれぞれ+45度位相シフトしてなる
信号f+45、f-135を生成する1次のCRネットワーク
(キャパシタ・抵抗回路網)からなる2ポール型の+4
5度位相シフタであり、3、4はキャパシタ、5、6は
抵抗である。
【0005】また、7はバッファ回路1から出力される
信号f0、f180をそれぞれ−45°位相シフトしてなる
信号f-45、f+135を生成する1次CRネットワークか
らなる2ポール型の−45度位相シフタであり、8、9
はキャパシタ、10、11は抵抗である。
【0006】この90度位相シフタは、入力信号finを
位相シフトして、位相差を90度とする出力信号
+45、f-45を得ると共に、同じく位相差を90度とす
る出力信号f-135、f+135を得るとするものである。
【0007】また、図27は従来の90度位相シフタの
他の例を示す回路図である。図27中、13は入力信号
finが入力されるバッファ回路であり、バッファ回路1
3の出力端子13Aには入力信号finと同相の信号f0
が出力され、バッファ回路13の出力端子13Bには入
力信号finを位相反転してなる信号f180が出力され
る。
【0008】また、14はバッファ回路13から出力さ
れる信号f0を+45度位相シフトしてなる信号f+45
生成する2次のCRネットワークからなる+45度位相
シフタであり、15〜17はキャパシタ、18〜20は
抵抗である。
【0009】また、21はバッファ回路13から出力さ
れる信号f0を−45度位相シフトしてなる信号f-45
生成する2次のCRネットワークからなる−45度位相
シフタであり、22〜24はキャパシタ、25〜27は
抵抗である。
【0010】また、28はバッファ回路13から出力さ
れる信号f180を+45度位相シフトしてなる信号f
-135を生成する2次のCRネットワークからなる+45
度位相シフタであり、29〜31はキャパシタ、32〜
34は抵抗である。
【0011】また、35はバッファ回路13から出力さ
れる信号f180を−45度位相シフトしてなる信号f
+135を生成する2次のCRネットワークからなる−45
度位相シフタであり、36〜38はキャパシタ、39〜
41は抵抗である。
【0012】この90度位相シフタも、入力信号finを
位相シフトして、位相差を90度とする出力信号
+45、f-45を得ると共に、同じく位相差を90度とす
る出力信号f-135、f+135を得るとするものである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図26に示す従来の9
0度位相シフタは、1次のCRネットワーク2、7を使
用するものであるため、狭帯域で、かつ、製造ばらつき
に弱く、周波数又は製造ばらつきにより大きな位相偏差
や振幅偏差が発生してしまうという問題点を有してい
た。
【0014】ここに、リミッタアンプを使用して振幅制
限を行う場合には、振幅偏差を補正することができる
が、このようにする場合には、信号が歪んでしまうた
め、事実上、リミッタアンプを使用した振幅偏差の補正
は行うことができない。
【0015】また、図27に示す従来の90度位相シフ
タは、2次のCRネットワーク14、21、28、35
を使用しているので、広帯域化を図ることができるが、
挿入損失が大きく、出力電圧が低いため、増幅器を備え
る必要があり、このようにすると、消費電力が増大して
しまうという問題点があった。
【0016】本発明は、かかる点に鑑み、内部シフタに
より大きな位相偏差や振幅偏差が発生した場合において
も、これら位相偏差や振幅偏差を補正することができ、
広帯域で、かつ、製造バラツキに強く、精度の高い位相
差を90度とする出力信号を得ることができるようにし
た90度位相シフタを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図であり、図1中、44は入力信号finを+90度位相
シフトしてなる信号f+90Aと、入力信号finと同相の信
号f0Bと、信号f+90Aと対称ないし略対称な特性を有す
る入力信号finを−90度位相シフトしてなる信号f
-90Cを生成する位相シフタである。
【0018】また、45は信号f+90Aと、信号f-90C
逆相の信号と、2個の信号f0Bとをベクトル合成してな
る入力信号finを+45度位相シフトしてなる信号f
+45を生成すると共に、信号f+90Aと逆相の信号と、信
号f-90Cと、2個の信号f0Bとをベクトル合成してなる
入力信号finを−45度位相シフトしてなる信号f-45
を生成する演算回路である。
【0019】本発明においては、信号f+90Aと信号f
-90Cとは対称ないし略対称な特性を有するので、信号f
+90Aに位相偏差や振幅偏差が発生する場合、信号f-90C
には反対方向の位相偏差や振幅偏差が発生する。
【0020】ここに、信号f+45は、信号f+90Aと、信
号f-90Cと逆相の信号と、2個の信号f0Bとをベクトル
合成して生成するとし、信号f-45は、信号f+90Aと逆
相の信号と、信号f-90Cと、2個の信号f0Bとをベクト
ル合成して生成するとしているので、信号f+90A、f
-90Cに大きな位相偏差や振幅偏差が発生したとしても、
信号f+90Aの振幅偏差や位相偏差と、信号f-90Cの振幅
偏差や位相偏差とは、演算回路45で相殺ないし略相殺
することができる。
【0021】このように、本発明によれば、内部シフタ
により大きな位相偏差や振幅偏差が発生した場合におい
ても、これら位相偏差や振幅偏差を補正することがで
き、広帯域、かつ、製造バラツキに強く、精度の高い位
相差を90度とする信号f+45、f-45を得ることができ
る。
【0022】ここに、演算回路45は、図1に示すよう
に、例えば、信号f+90Aと信号f0Bとを加算する加算器
46と、信号f+90Aを位相反転して信号f0Bと加算する
加算器47と、信号f-90Cと信号f0Bとを加算する加算
器48と、信号f-90Cを位相反転して信号f0Bと加算す
る加算器49と、加算器46の出力信号と加算器49の
出力信号とを加算する加算器50と、加算器48の出力
信号と加算器47の出力信号とを加算する加算器51と
を設けて構成することができる。
【0023】また、図2は位相シフタ44の第1構成例
を示す回路図である。図2中、52〜55は+45度位
相シフタ、56〜59は−45度位相シフタである。
【0024】これら+45度位相シフタ52〜55と−
45度位相シフタ56〜59とは、対称ないし略対称な
特性、即ち、位相偏差、振幅偏差の周波数依存、入力レ
ベル依存等が同一ないし略同一の特性を有するように構
成される。
【0025】なお、+45度位相シフタ54と−45度
位相シフタ56は、その接続順序を逆にしても良いし、
+45度位相シフタ55と−45度位相シフタ57も、
その接続順序を逆にしても良い。
【0026】また、図3は位相シフタ44の第2構成例
を示す回路図である。図3中、60〜62は+45度位
相シフタ、63〜65は+45度位相シフタ60〜62
と対称ないし略対称な特性を有する−45度位相シフタ
であり、+45度位相シフタ62と−45度位相シフタ
63は、その接続順序を逆にしても良い。
【0027】また、図4は位相シフタ44の第3構成例
を示す回路図である。図4中、66は+90度位相シフ
タ、67は0度位相シフタ、68は+90度位相シフタ
66と対称ないし略対称な特性を有する−90度位相シ
フタである。
【0028】また、図5は位相シフタ44の第4構成例
を示す回路図である。図5中、69〜71はバッファ回
路(インダクタンス変換器)であり、これらバッファ回
路69〜71は、+90度位相シフタ66、0度位相シ
フタ67及び−90度位相シフタ68の負荷の大きさの
バラツキによる振幅偏差の発生を防ぐためのものであ
る。
【0029】また、図6は演算回路45の第2構成例を
示す回路図であり、これら演算回路45の第2構成例
は、位相シフタ44を図3又は図4に示すように構成す
る場合に適用される。
【0030】図6中、72、73は+90度位相シフタ
66の負荷が0度位相シフタ67の負荷と同一ないし略
同一となるようにするためのダミーの負荷回路、74、
75は−90度位相シフタ68の負荷が0度位相シフタ
67の負荷と同一ないし略同一となるようにするための
ダミーの負荷回路である。
【0031】これらダミーの負荷回路72〜75として
は、たとえば、加算器や、減算器を使用することがで
き、入力部のみを有していれば足り、入力部のみを有す
るようにする場合には、消費電流を少なくすることがで
きる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図7〜図25を参照して、
本発明の実施の第1の形態〜第3の形態について説明す
る。
【0033】第1の形態・・図7〜図14 図7は本発明の実施の第1の形態を示す回路図であり、
図7中、77は入力信号finが入力される入力端子、7
8は入力信号finの位相をシフトする位相シフタであ
る。
【0034】位相シフタ78において、79は入力端子
77を介して入力信号finが入力されるバッファ回路で
あり、バッファ回路79の出力端子79Aには信号fin
と同相の信号f0が出力され、バッファ回路79の出力
端子79Bには信号finを位相反転してなる信号f180
が出力される。
【0035】また、80はバッファ回路79から出力さ
れる信号f0、f180を+45度位相シフトしてなる信号
+45A、f-135Aを生成する+45度位相シフタ、81
は+45度位相シフタ80から出力される信号f+45A
-135Aを緩衝増幅するバッファ回路である。
【0036】また、82はバッファ回路81から出力さ
れる信号f+45A、f-135Aを+45度位相シフトしてな
る信号、即ち、バッファ回路79から出力される信号f
0、f180を+90度位相シフトしてなる信号f+90A、f
-90Aを生成する+45度位相シフタ、83は+45度位
相シフタ82から出力される信号f+90A、f-90Aを緩衝
増幅するバッファ回路である。
【0037】また、84はバッファ回路79から出力さ
れる信号f0、f180を+45度位相シフトしてなる信号
+45B、f-135Bを生成する+45度位相シフタ、85
は+45度位相シフタ84から出力される信号f+45B
-135Bを緩衝増幅するバッファ回路である。
【0038】また、86はバッファ回路85から出力さ
れる信号f+45B、f-135Bを−45度位相シフトしてな
る信号、即ち、バッファ回路79から出力される信号f
0、f180と同相の信号f0B、f180Bを生成する−45度
位相シフタ、87は+45度位相シフタ86から出力さ
れる信号f0B、f180Bを緩衝増幅するバッファ回路であ
る。
【0039】また、88はバッファ回路79から出力さ
れる信号f0、f180を−45度位相シフトしてなる信号
-45C、f+135Cを生成する−45度位相シフタ、89
は+45度位相シフタ88から出力される信号f-45C
+135Cを緩衝増幅するバッファ回路である。
【0040】また、90はバッファ回路89から出力さ
れる信号f-45C、f+135Cを−45度位相シフトしてな
る信号、即ち、バッファ回路79から出力される信号f
0、f180を−90度位相シフトしてなる信号f-90C、f
+90Cを生成する−45度位相シフタ、91は+45度位
相シフタ90から出力される信号f-90C、f+90Cを緩衝
増幅するバッファ回路である。
【0041】ここに、+45度位相シフタ80、82、
84は、同一の回路構成の1次CRネットワークからな
る2ポール型の位相シフタから構成されており、図8
は、+45度位相シフタ80を代表して示しており、図
8中、93、94はキャパシタ、95、96は抵抗であ
る。
【0042】また、−45度位相シフタ86、88、9
0は同一の回路構成の2ポールCR型の1次CRネット
ワークからなる2ポール型の位相シフタから構成されて
おり、図9は、−45度位相シフタ88を代表して示し
ており、図9中、98、99はキャパシタ、100、1
01は抵抗である。
【0043】このように、+45度位相シフタ80、8
2、84と、−45度位相シフタ86、88、90と
は、対称な特性、即ち、位相偏差、振幅偏差の周波数依
存、入力レベル依存等が同一ないし略同一な特性を有す
るように構成されている。
【0044】また、バッファ回路81、83、85、8
7、89、91は、同一の回路構成とされており、図1
0はバッファ回路81を代表して示しており、図10
中、103は電源電圧VCCを供給するVCC電源線、
104は電源電圧VEEを供給するVEE電源線、10
5、106はエミッタホロア回路である。
【0045】また、エミッタホロア回路105におい
て、107はベースに信号f+45Aが入力される信号入力
用のNPNトランジスタ、108はベースに定電圧VA
が印加される定電流源用のNPNトランジスタ、109
はNPNトランジスタ108とともに定電流源を構成す
る抵抗である。
【0046】また、エミッタホロア回路106におい
て、110はベースに信号f-135Aが入力される信号入
力用のNPNトランジスタ、111はベースに定電圧V
Aが印加される定電流源用のNPNトランジスタ、11
2はNPNトランジスタ111とともに定電流源を構成
する抵抗である。
【0047】また、図7において、115は演算回路で
あり、116〜121は加算器である。これら加算器1
16〜121において、AP、BP及びAN、BNはそ
れぞれ組をなす入力端子、OPは入力端子AP、BPに
入力される信号を加算してなる信号が出力される出力端
子、ONは入力端子AN、BNに入力される信号を加算
してなる信号が出力される出力端子である。
【0048】ここに、加算器116は、バッファ回路8
3から出力される信号f+90Aと、バッファ回路87から
出力される信号f0Bとを加算して、信号f0を+45度
位相シフトしてなる信号f+45Aを生成すると共に、バッ
ファ回路83から出力される信号f-90Aと、バッファ回
路87から出力される信号f180Bとを加算して、信号f
0を−135度位相シフトしてなる信号f-135Aを生成す
る加算器である。
【0049】また、加算器117は、バッファ回路83
から出力される信号f-90Aと、バッファ回路87から出
力される信号f0Bとを加算して、信号f0を−45度位
相シフトしてなる信号f-45Aを生成すると共に、バッフ
ァ回路83から出力される信号f+90Aと、バッファ回路
87から出力される信号f180Bとを加算して、信号f 0
を+135度位相シフトしてなる信号f+135Aを生成す
る加算器である。
【0050】また、加算器118は、バッファ回路91
から出力される信号f-90Cと、バッファ回路87から出
力される信号f0Bとを加算して、信号f0を−45度位
相シフトしてなる信号f-45Cを生成すると共に、バッフ
ァ回路91から出力される信号f+90Cと、バッファ回路
87から出力される信号f180Bとを加算して、信号f 0
を+135度位相シフトしてなる信号f+135Cを生成す
る加算器である。
【0051】また、加算器119は、バッファ回路91
から出力される信号f+90Cと、バッファ回路87から出
力される信号f0Bとを加算して、信号f0を+45度位
相シフトしてなる信号f+45Cを生成すると共に、バッフ
ァ回路91から出力される信号f-90Cと、バッファ回路
87から出力される信号f180Bとを加算して、信号f 0
を−135度位相シフトしてなる信号f-135Cを生成す
る加算器である。
【0052】また、加算器120は、加算器116から
出力される信号f+45Aと、加算器119から出力される
信号f+45Cとを加算して、信号f0を+45度位相シフ
トしてなる信号f+45を生成すると共に、加算器116
から出力される信号f-135Aと、加算器119から出力
される信号f-135cとを加算して、信号f0を−135度
位相シフトしてなる信号f-135を生成する加算器であ
る。
【0053】また、加算器121は、加算器118から
出力される信号f-45Cと、加算器117から出力される
信号f-45Aとを加算して、信号f0を−45度位相シフ
トしてなる信号f-45を生成すると共に、加算器118
から出力される信号f+135Cと、加算器117から出力
される信号f+135Aとを加算して、信号f0を+135度
位相シフトしてなる信号f+135を生成する加算器であ
る。
【0054】また、これら加算器116〜121は、図
11に示すように構成されており、図11中、123は
VCC電源線、124はVEE電源線、125〜128
は入力トランジスタをなすNPNトランジスタ、129
はNPNトランジスタ125、127の負荷をなす抵
抗、130はNPNトランジスタ126、128の負荷
をなす抵抗である。
【0055】また、131、132はベースに定電圧V
Aが印加される定電流源用のNPNトランジスタ、13
3はNPNトランジスタ131とともに定電流源をなす
抵抗、134はNPNトランジスタ132とともに定電
流源をなす抵抗である。
【0056】このように、本発明の実施の第1の形態に
おいては、1次のCRネットワークからなる2ポール型
の位相シフタ80、82、84、86、88、90を使
用しているが、これら2ポール型の位相シフタ80、8
2、84、86、88、90は、振幅偏差は周波数依存
がなく、殆ど0となるが、位相偏差は周波数依存があ
り、中心周波数からずれると、大きくなる。
【0057】ここに、+45度位相シフタ80、82
は、図8に示すように、2ポール型の位相シフタとされ
ているので、図12に示すように、信号f+90Aに位相偏
差Δφが発生する場合には、図13に示すように、信号
-90Aにも位相偏差Δφが発生する。
【0058】また、+45度位相シフタ80、82と、
−45度位相シフタ88、90とは、対称な特性を有し
ているので、信号f-90Cには、図12に示すように、位
相偏差Δφと反対方向の位相偏差−Δφが発生すると共
に、信号f+90Cにも、図13に示すように、位相偏差−
Δφが発生する。
【0059】これに対して、信号fOB、f180Bは、対称
な特性を有する+45度位相シフタ84と−45度シフ
タ86とにより生成されるので、図12、図13に示す
ように、位相偏差のない信号となる。
【0060】この結果、加算器116は、信号f+90A
信号fOBとを加算して、信号f0を+45度位相シフト
してなる信号f+45Aを生成するが、この信号f+45Aは、
図12に示すように、位相を+45度よりも小さくする
信号となる。
【0061】また、加算器117は、信号f-90Aと信号
0Bとを加算し、信号f0を−45度位相シフトしてな
る信号f-45Aを生成するが、この信号f-45Aは、図13
に示すように、位相を−45度よりも小さくする信号と
なる。
【0062】また、加算器118は、信号f-90Cと信号
0Bとを加算し、信号f0を−45度位相シフトしてな
る信号f-45Cを生成するが、この信号f-45Cは、図12
に示すように、位相を−45度よりも大きくする信号と
なる。
【0063】また、加算器119は、信号f+90Cと信号
0Bとを加算し、信号f0を+45度位相シフトしてな
る信号f+45Cを生成するが、この信号f+45Cは、図13
に示すように、位相を+45度よりも大きくする信号と
なる。
【0064】ここに、加算器120は、図14に示すよ
うに、信号f+45Aと信号f+45Cとを加算して、信号f0
を+45度位相シフトしてなる信号f+45を生成する
が、信号f+45Aは、位相を+45度よりも小さくする信
号となっており、信号f+45Cは、位相を+45度よりも
大きくする信号となっているので、信号f+45は、位相
を略+45度とする信号となる。
【0065】また、加算器121は、同じく図14に示
すように、信号f-45Cと信号f-45Aとを加算して、信号
0を−45度位相シフトしてなる信号f-45を生成する
が、信号f-45Cは、位相を−45度よりも大きくする信
号となっており、信号f-45Aは、位相を−45度よりも
小さくする信号となっているので、信号f-45は、位相
を略−45度とする信号となる。
【0066】この結果、信号f+45、f-45間の位相差は
略90度となるが、振幅偏差がないとすれば、信号f
+45、f-45間の位相偏差Δθ(rad)は、数1で示すよ
うになり、たとえば、Δφ=10度の場合、Δθ=0.
88度に補正される。同様にして、信号f-135、f+135
間の位相差も略90度となる。
【0067】
【数1】
【0068】このように、本発明の実施の第1の形態に
よれば、位相シフタ80、82、88、90により大き
な位相偏差が発生した場合においても、この位相偏差を
補正することができ、広帯域、かつ、製造バラツキに強
く、精度の高い位相差を90度とする信号f+45、f-45
及び信号f-135、f+135を得ることができる。
【0069】第2の形態・・図15〜図21 図15は本発明の実施の第2の形態を示す回路図であ
り、本発明の実施の第2の形態は、本発明の実施の第1
の形態が備える位相シフタ78と回路構成の異なる位相
シフタ136を設け、その他については、本発明の実施
の第1の形態と同様に構成したものである。
【0070】この位相シフタ136において、137は
入力端子77を介して入力信号finが入力されるバッフ
ァ回路であり、入力信号finと同相の信号f0を出力す
るものである。
【0071】また、138はバッファ回路137から出
力される信号f0を+45度位相シフトしてなる信号f
+45Aを生成する+45度位相シフタ、139は+45度
位相シフタ138から出力される信号f+45Aを緩衝増幅
するバッファ回路である。
【0072】また、140はバッファ回路139から出
力される信号f+45Aを+45度位相シフトしてなる信
号、即ち、バッファ回路137から出力される信号f0
を+90度位相シフトしてなる信号f+90Aを生成する+
45度位相シフタである。
【0073】また、141は+45度位相シフタ140
から出力される信号f+90Aを入力して信号f+90A、f
-90Aを出力するバッファ回路である。
【0074】また、142はバッファ回路137から出
力される信号f0を+45度位相シフトしてなる信号f
+45Bを生成する+45度位相シフタ、143は+45度
位相シフタ142から出力される信号f+45Bを緩衝増幅
するバッファ回路である。
【0075】また、144はバッファ回路143から出
力される信号f+45Bを−45度位相シフトしてなる信
号、即ち、バッファ回路137から出力される信号f0
と同相の信号f0Bを生成する−45度位相シフタであ
る。
【0076】また、145は−45度位相シフタ144
から出力される信号f0Bを入力して信号f0B、f180B
出力するバッファ回路である。
【0077】また、146はバッファ回路137から出
力される信号f0を−45度位相シフトしてなる信号f
-45Cを生成する−45度位相シフタ、147は−45度
位相シフタ146から出力される信号f-45Cを緩衝増幅
するバッファ回路である。
【0078】また、148はバッファ回路147から出
力される信号f-45Cを−45度位相シフトしてなる信
号、即ち、バッファ回路137から出力される信号f0
を−90度位相シフトしてなる信号f-90Cを生成する−
45度位相シフタである。
【0079】また、149は−45度位相シフタ148
から出力される信号f-90Cを入力して信号f-90C、f
+90Cを出力するバッファ回路である。
【0080】ここに、+45度位相シフタ138、14
0、142及び−45度位相シフタ144、146、1
48は、図16に示すように構成されており、151は
入力端子、152、153はキャパシタ、154、15
5は抵抗である。
【0081】また、156は入力端子151に入力され
る信号を+45度位相シフトしてなる信号を出力する出
力端子、157は入力端子151に入力される信号を−
45度位相シフトしてなる信号を出力する出力端子であ
る。
【0082】即ち、+45度位相シフタ138、14
0、142及び−45度位相シフタ144、146、1
48は、1次のCRネットワークからなる1ポール型の
位相シフタとされており、+45度位相シフタ138、
140、142と、−45度位相シフタ144、14
6、148とは、対称な特性、即ち、位相偏差、振幅偏
差の周波数依存、入力レベル依存等が同一の特性を有す
るように構成されている。
【0083】また、バッファ回路139、143、14
7は、同一の回路構成とされており、図17は、バッフ
ァ回路139を代表して示している。
【0084】図17中、159はVCC電源線、160
はVEE電源線、161はベースに信号f+45Aが入力さ
れる信号入力用のNPNトランジスタ、162はベース
に定電圧VAが入力される定電流源用のNPNトランジ
スタ、163はNPNトランジスタ162とともに定電
流源を構成する抵抗である。
【0085】また、バッファ回路141、145、14
9は、同一の回路構成とされており、図18は、バッフ
ァ回路141を代表して示している。
【0086】図18中、165はVCC電源線、166
はVEE電源線、167はベースに信号f+90Aが入力さ
れる信号入力用のNPNトランジスタ、168はNPN
トランジスタ167と対をなすNPNトランジスタ、1
69はキャパシタである。
【0087】また、170、171はNPNトランジス
タ167、168の負荷をなす抵抗、172はベースに
定電圧VAが入力される定電流源用のNPNトランジス
タ、173はNPNトランジスタ172とともに定電流
源を構成する抵抗である。
【0088】このように、本発明の実施の第2の形態に
おいては、1次のCRネットワークからなる1ポール型
の位相シフタ138、140、142、144、14
6、148を使用しているが、これら1ポール型の位相
シフタ138、140、142、144、146、14
8は、位相偏差は周波数依存がなく、殆ど0となるが、
振幅偏差は周波数依存があり、中心周波数からずれる
と、大きくなる。
【0089】ここに、図19に示すように、信号f+90A
に正の振幅偏差ΔLが発生した場合には、図20に示す
ように、信号f-90Aにも正の振幅偏差ΔLが発生する。
【0090】また、この場合、信号f-90Cには、図19
に示すように、振幅偏差ΔLと同一振幅の負の振幅偏差
−ΔLが発生すると共に、信号f+90Cにも、図20に示
すように、負の振幅偏差−ΔLが発生する。
【0091】これに対して、信号fOB、f180Bは、対称
な特性を有する+45度位相シフタ142と−45度位
相シフタ144とにより生成されるので、図19、図2
0に示すように、振幅偏差のない信号となる。
【0092】この結果、加算器116は、信号f+90A
信号fOBとを加算して、信号f0を+45度位相シフト
してなる信号f+45Aを生成するが、この信号f+45Aは、
図19に示すように、振幅偏差を正とする信号となる。
【0093】また、加算器117は、信号f-90Aと信号
0Bとを加算し、信号f0を−45度位相シフトしてな
る信号f-45Aを生成するが、この信号f-45Aは、図20
に示すように、振幅偏差を正とする信号となる。
【0094】また、加算器118は、信号f-90Cと信号
0Bとを加算し、信号f0を−45度位相シフトしてな
る信号f-45Cを生成するが、この信号f-45Cは、図19
に示すように、振幅偏差を負とする信号となる。
【0095】また、加算器119は、信号f+90Cと信号
0Bとを加算し、信号f0を+45度位相シフトしてな
る信号f+45Cを出力するが、この信号f+45Cは、図20
に示すように、振幅偏差を負とする信号となる。
【0096】ここに、加算器120は、図21に示すよ
うに、信号f+45Aと信号f+45Cとを加算して、信号f0
を+45度位相シフトしてなる信号f+45を生成する
が、信号f+45Aは振幅偏差を正とする信号となってお
り、信号f+45Cは振幅偏差を負とする信号となっている
ので、信号f+45は、略振幅偏差のない信号となる。
【0097】また、加算器121は、同じく図21に示
すように、信号f-45Cと信号f-45Aとを加算して、信号
0を−45度位相シフトしてなる信号f-45を生成する
が、信号f-45Cは振幅偏差を負とする信号となってお
り、信号f-45Aは振幅偏差を正とする信号となっている
ので、信号f-45は、略振幅偏差のない信号となる。
【0098】このように、本発明の実施の第2の形態に
よれば、位相シフタ138、140、146、148に
より大きな振幅偏差が発生した場合においても、この振
幅偏差を補正することができ、広帯域で、かつ、製造バ
ラツキに強く、精度の高い位相差を90度とする信号f
+45、f-45及び信号f-135、f+135を得ることができ
る。
【0099】第3の形態・・図22〜図25 図22は本発明の実施の第3の形態を示す回路図であ
り、本発明の実施の第3の形態は、本発明の実施の第1
の形態が備える位相シフタ78と回路構成の異なる位相
シフタ175を設け、その他については、本発明の実施
の第1の形態と同様に構成したものである。
【0100】位相シフタ175において、176は入力
端子77を介して入力信号finが入力されるバッファ回
路であり、バッファ回路176の出力端子176Aには
信号finと同相の信号f0が出力され、バッファ回路1
76の出力端子176Bには信号finを180度位相シ
フトしてなる信号f180が出力される。
【0101】また、177はバッファ回路176から出
力される信号f0、f180を入力して、これら信号f0
180を+90度位相シフトしてなる信号f+90A、f
-90Aを生成する+90度位相シフタである。
【0102】また、178はバッファ回路176から出
力される信号f0、f180を入力して、これら信号f0
180と同相の信号f0B、f180Bを生成する0度位相シ
フタである。
【0103】また、179はバッファ回路176から出
力される信号f0、f180を入力して、これら信号f0
180を−90度位相シフトしてなる信号f-90c、f
+90Cを生成する−90度位相シフタである。
【0104】ここに、図23は、+90度位相シフタ1
77の構成を示す回路図であり、図23中、181はV
CC電源線、182はVEE電源線、183はベースに
信号f0が入力される信号入力用のNPNトランジス
タ、184はベースに信号f180が入力される信号入力
用のNPNトランジスタである。
【0105】また、185はNPNトランジスタ183
の負荷をなす抵抗、186はNPNトランジスタ184
の負荷をなす抵抗である。
【0106】また、187はベースに固定電圧VAが印
加される定電流源用のNPNトランジスタ、188はN
PNトランジスタ187とともにNPNトランジスタ1
83の定電流源をなす抵抗である。
【0107】また、189はベースに固定電圧VAが印
加される定電流源用のNPNトランジスタ、190はN
PNトランジスタ189とともにNPNトランジスタ1
84の定電流源をなす抵抗である。
【0108】また、191はNPNトランジスタ18
3、184のエミッタ間に接続されたインダクタンスで
あり、このインダクタンス191は、出力信号の位相を
90度進めるためのものである。
【0109】また、図24は、0度位相シフタ178の
構成を示す回路図であり、図24中、193はVCC電
源線、194はVEE電源線、195はベースに信号f
0が入力される信号入力用のNPNトランジスタ、19
6はベースに信号f180が入力される信号入力用のNP
Nトランジスタである。
【0110】また、197はNPNトランジスタ195
の負荷をなす抵抗、198はNPNトランジスタ196
の負荷をなす抵抗である。
【0111】また、199はベースに固定電圧VAが印
加される定電流源用のNPNトランジスタ、200はN
PNトランジスタ199とともにNPNトランジスタ1
95の定電流源をなす抵抗である。
【0112】また、201はベースに固定電圧VAが印
加される定電流源用のNPNトランジスタ、202はN
PNトランジスタ201とともにNPNトランジスタ1
96の定電流源をなす抵抗である。
【0113】また、203はNPNトランジスタ19
5、196のエミッタ間に接続された抵抗である。
【0114】また、図25は、−90度位相シフタ17
9の構成を示す回路図であり、図25中、205はVC
C電源線、206はVEE電源線、207はベースに信
号f 0が入力される信号入力用のNPNトランジスタ、
208はベースに信号f180が入力される信号入力用の
NPNトランジスタである。
【0115】また、209はNPNトランジスタ207
の負荷をなす抵抗、210はNPNトランジスタ208
の負荷をなす抵抗である。
【0116】また、211はベースに固定電圧VAが印
加される定電流源用のNPNトランジスタ、212はN
PNトランジスタ211とともにNPNトランジスタ2
07の定電流源をなす抵抗である。
【0117】また、213はベースに固定電圧VAが印
加される定電流源用のNPNトランジスタ、214はN
PNトランジスタ213とともにNPNトランジスタ2
08の定電流源をなす抵抗である。
【0118】また、215はNPNトランジスタ20
7、208のエミッタ間に接続されたキャパシタであ
り、このキャパシタ215は、出力信号の位相を90度
遅らせるためのものである。
【0119】このように、+90度位相シフタ177
と、−90度位相シフタ179とは、対称な特性、即
ち、位相偏差、振幅偏差の周波数依存、入力レベル依存
等が同一の特性を有するように構成されている。
【0120】ここに、本発明の実施の第3の形態におい
ては、差動アンプからなる位相シフタ177、179を
設けているが、これら位相シフタ177、179は、位
相偏差は周波数依存がなく、殆ど0となるが、振幅偏差
は周波数依存があり、中心周波数からずれると、大きく
なる。
【0121】しかし、本発明の実施の第3の形態によれ
ば、本発明の実施の第2の形態と同様に演算回路115
を有しているので、位相シフタ177、179により大
きな振幅偏差が発生した場合においても、本発明の実施
の第2の形態の場合と同様に、振幅偏差を補正すること
ができ、広帯域で、かつ、製造バラツキに強く、精度の
高い位相差を90度とする信号f+45、f-45及び信号f
-135、f+135を得ることができる。
【0122】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、内部シ
フタにより大きな位相偏差や振幅偏差が発生した場合に
おいても、これら位相偏差や振幅偏差を補正することが
でき、広帯域で、かつ、製造バラツキに強く、精度の高
い位相差を90度とする出力信号を得ることができ、こ
れを、たとえば、通信の分野において、ディジタル変復
調回路や、イメージ抑圧アップコンバータや、イメージ
抑圧ダウンコンバータ等に使用する場合には、通信品質
の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】図1に示す位相シフタの第1構成例を示す回路
図である。
【図3】図1に示す位相シフタの第2構成例を示す回路
図である。
【図4】図1に示す位相シフタの第3構成例を示す回路
図である。
【図5】図1に示す位相シフタの第4構成例を示す回路
図である。
【図6】図1に示す演算回路の第2構成例を示す回路図
である。
【図7】本発明の実施の第1の形態を示す回路図であ
る。
【図8】本発明の実施の第1の形態が設ける+45度位
相シフタの構成を示す回路図である。
【図9】本発明の実施の第1の形態が設ける−45度位
相シフタの構成を示す回路図である。
【図10】本発明の実施の第1の形態が設けるバッファ
回路の構成を示す回路図である。
【図11】本発明の実施の第1の形態が設ける加算器の
構成を示す回路図である。
【図12】本発明の実施の第1の形態の作用、効果を説
明するための図である。
【図13】本発明の実施の第1の形態の作用、効果を説
明するための図である。
【図14】本発明の実施の第1の形態の作用、効果を説
明するための図である。
【図15】本発明の実施の第2の形態を示す回路図であ
る。
【図16】本発明の実施の第2の形態が設ける+45度
位相シフタ及び−45度位相シフタの構成を示す回路図
である。
【図17】本発明の実施の第2の形態が設ける1入力1
出力のバッファ回路の構成を示す回路図である。
【図18】本発明の実施の第2の形態が設ける1入力2
出力のバッファ回路の構成を示す回路図である。
【図19】本発明の実施の第2の形態の作用、効果を説
明するための図である。
【図20】本発明の実施の第2の形態の作用、効果を説
明するための図である。
【図21】本発明の実施の第2の形態の作用、効果を説
明するための図である。
【図22】本発明の実施の第3の形態を示す回路図であ
る。
【図23】本発明の実施の第3の形態が設ける+90度
位相シフタの構成を示す回路図である。
【図24】本発明の実施の第3の形態が設ける0度位相
シフタの構成を示す回路図である。
【図25】本発明の実施の第3の形態が設ける−90度
位相シフタの構成を示す回路図である。
【図26】従来の90度位相シフタの一例を示す回路図
である。
【図27】従来の90度位相シフタの他の例を示す回路
図である。
【符号の説明】 46〜51 加算器 fin 入力信号 f+45、f-45 出力信号

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号を位相シフトして、位相差を90
    度とする第1、第2の出力信号を生成する90度位相シ
    フタであって、前記入力信号を+90度位相シフトして
    なる信号と、前記入力信号と同相の信号と、前記入力信
    号を+90度位相シフトしてなる信号と対称ないし略対
    称な特性を有する前記入力信号を−90度位相シフトし
    てなる信号とを生成する位相シフタと、前記入力信号を
    +90度位相シフトしてなる信号と、前記入力信号を−
    90度位相シフトしてなる信号と逆相の信号と、前記入
    力信号と同相の2個の信号とをベクトル合成してなる信
    号を前記第1の出力信号として出力すると共に、前記入
    力信号を+90度位相シフトしてなる信号と逆相の信号
    と、前記入力信号を−90度位相シフトしてなる信号
    と、前記入力信号と同相の2個の信号とをベクトル合成
    してなる信号を前記第2の出力信号として出力する演算
    回路とを有していることを特徴とする90度位相シフ
    タ。
  2. 【請求項2】前記演算回路は、前記入力信号を+90度
    位相シフトしてなる信号と、前記入力信号と同相の信号
    とを加算する第1の加算器と、前記入力信号を+90度
    位相シフトしてなる信号と逆相の信号と、前記入力信号
    と同相の信号とを加算する第2の加算器と、前記入力信
    号を−90度位相シフトしてなる信号と、前記入力信号
    と同相の信号とを加算する第3の加算器と、前記入力信
    号を−90度位相シフトしてなる信号と逆相の信号と、
    前記入力信号と同相の信号とを加算する第4の加算器
    と、前記第1の加算器の出力信号と前記第4の加算器の
    出力信号とを加算して、前記第1の出力信号を生成する
    第5の加算器と、前記第3の加算器の出力信号と、前記
    第2の加算器の出力信号とを加算して、前記第2の出力
    信号を生成する第6の加算器とを有していることを特徴
    とする請求項1記載の90度位相シフタ。
  3. 【請求項3】前記位相シフタは、前記入力信号を+90
    度位相シフトしてなる信号を生成する+90度位相シフ
    タと、前記入力信号と同相の信号を生成する第1の0度
    位相シフタと、前記入力信号と同相の信号を生成する第
    2の0度位相シフタと、前記+90度位相シフタと対称
    ないし略対称な特性を有する前記入力信号を−90度位
    相シフトしてなる信号を生成する−90度位相シフタと
    を有していることを特徴とする請求項1又は2記載の9
    0度位相シフタ。
  4. 【請求項4】前記位相シフタは、前記入力信号を+90
    度位相シフトしてなる信号を生成する+90度位相シフ
    タと、前記入力信号と同相の信号を生成する0度位相シ
    フタと、前記+90度位相シフタと対称ないし略対称な
    特性を有する前記入力信号を−90度位相シフトしてな
    る信号を出力する−90度位相シフタとを有しているこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の90度位相シフ
    タ。
  5. 【請求項5】前記+90度位相シフタは、キャパシタ・
    抵抗回路網からなる2個の+45度位相シフタを有し、
    前記0度位相シフタは、キャパシタ・抵抗回路網からな
    る+45度位相シフタとキャパシタ・抵抗回路網からな
    る−45度位相シフタとを有し、前記−90度位相シフ
    タは、キャパシタ・抵抗回路網からなる2個の−45度
    位相シフタを有していることを特徴とする請求項3又は
    4記載の90度位相シフタ。
  6. 【請求項6】前記+90度位相シフタは、差動対をなす
    入力トランジスタのエミッタ間にインダクタンスを接続
    してなる差動アンプからなり、前記0度位相シフタは、
    差動対をなす入力トランジスタのエミッタ間に抵抗を接
    続してなる差動アンプからなり、前記−90度位相シフ
    タは、差動対をなす入力トランジスタのエミッタ間にキ
    ャパシタを接続してなる差動アンプからなることを特徴
    とする請求項3又は4記載の90度位相シフタ。
  7. 【請求項7】前記+90度位相シフタの後段、前記0度
    位相シフタの後段、前記−90度位相シフタの後段に
    は、それぞれ、バッファ回路が接続されていることを特
    徴とする請求項4記載の90度位相シフタ。
  8. 【請求項8】前記+90度位相シフタの出力端には、前
    記+90度位相シフタの負荷が前記0度位相シフタの負
    荷と同一ないし略同一となるようにするためのダミーの
    負荷回路が接続されており、前記−90度位相シフタの
    出力端には、前記−90度位相シフタの負荷が前記0度
    位相シフタの負荷と同一ないし略同一となるようにする
    ためのダミーの負荷回路が接続されていることを特徴と
    する請求項4記載の90度位相シフタ。
JP25026395A 1995-09-28 1995-09-28 90度位相シフタ Expired - Lifetime JP3496363B2 (ja)

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