JPH0992482A - 放電灯点灯装置 - Google Patents
放電灯点灯装置Info
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- JPH0992482A JPH0992482A JP26629795A JP26629795A JPH0992482A JP H0992482 A JPH0992482 A JP H0992482A JP 26629795 A JP26629795 A JP 26629795A JP 26629795 A JP26629795 A JP 26629795A JP H0992482 A JPH0992482 A JP H0992482A
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Abstract
バラストによってメタルハライドランプを容易に点灯し
簡単な回路構成を導入して安定した明るさを保つこと。 【解決手段】交流入力回路、コンバータ回路、インバー
タ回路、高電圧発生回路、インバータ駆動回路、制御回
路及びHIDランプを含むHIDランプ点灯装置であ
り、圧電トランス固有の無負荷時共振周波数で動作し、
また交流入力を整流した脈流をコンバータで直接スイッ
チングして入力力率を改善する特徴を有する点灯装置。
Description
メタルハライド(以下、HIDと称する)ランプの点灯
装置に関するもので、該装置の入力力率を改善し高電圧
発生回路に圧電トランスを利用して回路の簡素化を計っ
たものである。
の中空球内にハロゲンガス及び特殊蒸発金属を封入し内
部に対向する電極を取付けたものである。動作は放電開
始時に数KVから十数KVの高電圧を印加して、球内部
のガスをイオン化して放電開始を容易にする。次に放電
開始をすると急激に球内部のインピーダンスは低下し端
子電圧は数百Vに低下して放電は維持される。連続した
放電によって球内温度は高まり金属の蒸発が開始され発
光を始める。
低電圧の電源(数百V)と高電圧の電源(数KV)が併
置され、点灯時は両電源の電圧がHIDランプに印加さ
れる。点灯後は高電圧は不要となる為切離しても差支え
ない。
は、入力電源は商用電源(50または60HZ)であっ
て、このような低い周波数では小型で高効率の高輝度放
電灯点灯装置を作成することができない。そこで、通常
は商用電源からコンバータにより直流を得、この直流を
インバータにより所望の周波数を持つ交流に変換し、こ
の変換された交流によりHIDランプを点灯する。
回路がコンデンサインプット型で構成されるのが通例で
ランプ電流の大小によって入力電流の流通角が変わる
が、全流通角(180°)に亘って電流が流れることは
なく電圧最大値のある90°付近を中心として狭い流通
角のみで流れ、その流通角における電源電圧が歪み、高
調波を発生させ他の装置に悪影響をもたらす原因とな
る。このため、入力電源に対する不要幅射対策即ち高周
波スイッチングのノイズ妨害を抑える装置も必要とされ
るのが普通である。
電圧出力コンバータによって、トランスを介して交流出
力を得、別に整流器を用いて3〜4倍の直流電圧を得
て、これらを加え合わせてHIDランプに印加する方法
をとっており、複雑な回路構成となっている。また、高
電圧の発生回路はトランスを含む電子回路を例示し、機
械的衝撃による圧電素子の発生する高電圧と置換えられ
るとも述べているが簡便な方法とは云えない。
距たった処に置かれて照明に利用されることが多く、遠
隔操作に機械的動作を加えること及び衝撃音の発生も含
め必ずしも適切とは云えない。また図5に示す如く9点
の部品を用い高電圧パルスを端子16、18間に発生さ
せHIDランプに印加している。
る為の放電灯点灯装置はAC入力で用いた場合、整流回
路に大容量のコンデンサを置いて直流のエネルギーを蓄
える。この為負荷にエネルギーを供給しているとき入力
の交流電流は流通角の狭いパルス状電流となってコンデ
ンサを充電する。この為電源に波形歪を与えることにな
る。
ランプに数10KVの高電圧を加える必要があり、高電
圧発生コンバータ、スパークギャップまたは半導体スイ
ッチ、及び高電圧トランス等を用い複雑な回路と多くの
電子部品を要した。また圧電素子を用いて機械的衝撃を
加えて高電圧を得る方法もあった。HIDランプの点灯
を維持する為のエネルギーを直流の高電圧と交流を重ね
合わせて供給する方法では、回路の複雑さ、部品の多さ
が問題となる。本発明は、上述のごとき不都合を解消し
ようとするものであって、その目的は、HIDランプ点
灯装置において、電子バラストによってHIDランプを
容易に点灯し簡単な回路構成を導入して安定した明るさ
を保つことにある。
的を達成するために、本発明は、交流入力回路、コンバ
ータ回路、インバータ回路、高電圧発生回路、インバー
タ駆動回路、制御回路及びHIDランプを含むHIDラ
ンプ点灯装置であり、圧電トランス固有の無負荷時共振
周波数で動作し、また交流入力を整流した脈流をコンバ
ータで直接スイッチングして入力力率を改善する特徴を
有する点灯装置を提供する。
音除去手段と整流手段を持つ。コンバータ回路は平滑さ
れていない脈流電圧を直接高周波でON・OFFするス
イッチ手段をもち、HIDランプ点灯装置の入力力率を
改善する。また高周波でON・OFFされた出力は高電
圧出力回路へパルス出力を供給する手段を持ち、整流平
滑された直流出力をインバータ回路に供給する手段を併
せもつ。
力を低周波交流に変化する手段をもち、HIDランプへ
放電維持電圧を供給する手段をもつ。インバータ駆動回
路は低周波交流を発生し、インバータ回路に供給する手
段をもつ。高電圧発生回路は、前記コンバータ回路のパ
ルス出力を圧電トランスに印加し高電圧パルスを発生す
る手段をもつ。制御回路は圧電トランスの無負荷時共振
周波数と同一の周波数を発生する手段をもち、パルス巾
制御信号としてコンバータ回路に出力する。インバータ
回路を流れる電流を検出し、パルスのON・OFF時間
を制御して該インバータ回路の電流を一定にする手段を
もつ。
に昇圧する手段をもつ。交流回路出力の前記脈流電圧の
全位相にわたって、均等にパルス化し入力電圧と同相の
入力電流とするスイッチ手段をもつ。
生した高電圧パルスをトランスを介してHIDランプに
印加する手段をもつ。
検出し、制御回路内にある基準電圧と比較してコンバー
タ回路のON・OFF時間を制御する手段をもつ。
を用いて詳細に説明する。図1において、1は交流入力
回路である。交流入力回路1に入力された交流は直流に
整流され、その整流された直流は力率改善回路を具備し
たコンバータ回路2に入力される。該コンバータ回路2
は昇圧チョッパー方式正弦波コンバータ回路である。正
弦波コンバータ回路2には、その負荷としてフルブリッ
ジ方式のインバータ回路3が接続されている。さらに、
昇圧チョッパー方式正弦波コンバータ2にはその負荷と
してインバータ3が接続されている。そしてさらに、イ
ンバータ3の負荷としてHIDランプLIが接続されて
いる。4は高電圧発生回路であり、HIDランプL点灯
の初期に高電圧を発生し、HIDランプLIに印加す
る。本発明では、力率改善型コンバータ回路2、インバ
ータ回路3、高電圧発生回路4及び後に述べる制御回路
5で主な回路を構成し、特にAC入力力率はほぼ100
%に改善される。また前記コンバータ回路2及び高電圧
発生回路4は同一の周波数で動作する特徴がある。次に
実施形態の内容を順次説明する。
について簡単に説明する。入力電流を商用交流電源電圧
の波形と同一にするために、まず、入力電圧の波形を検
出する。一方、電流検出手段によりコンバータ回路2を
流れる電流波形を検知し、コンパレータにて前記入力電
圧波形と外電流波形を比較し、その差に比例したPWM
信号を作り出し、これにより正弦波コンバータのスイッ
チング素子を駆動する。これにより商用交流電源電圧の
波形と同一の電流波形が得られ、入力力率はほぼ1とな
る。
路1は、図2の如くインダクタL及びコンデンサCによ
る高周波ノイズフィルターを構成し、コンバータ回路2
などで発生する高周波雑音を除去する。インダクタLは
コモンモードコイルを中心として構成しているが必要に
応じノーマルモードのコイル追加することもできる。整
流方式はブリッジ整流器RC01を用いて交流を整流
し、平滑されない脈流を出力する。
回路として知られるブースト型チョッパ回路を構成し、
図11の如き整流電圧波形と相似形をエンベロープとす
るスイッチングされた電流波形を得る如く動作するもの
であり、力率は限りなく100%に近付く。従来のコン
デンサ入力型整流回路の入力力率を改善する。入力電圧
が高いとき(280V系380V系)はバック型チョッ
パ回路に置換え容易に対応できる。
て用いられるスイッチング電源用ICであるTI社のT
L494等に代表される集積回路IC01とオペアンプ
を使用した回路から構成される。制御回路5の動作周波
数は後に述べる圧電トランスの無負荷共振周波数である
69〜71KHZとする。
オペアンIC01、IC02からなる誤差増幅回路5B
(図1参照)を介して入力し、IC01内部で発生する
基準電圧(図1の基準電圧発生回路5Aの出力)と比較
して差電圧を増巾し、図1に示すコンバータ駆動パルス
幅制御回路5Cでパルス巾の変化に置換えコンバータ端
子8へ出力し、コンバータ回路2に入力する。
抗RM両端の電圧で検知する。この電圧は制御回路5の
負荷電流検出回路5Dで検知し、この信号は負帰還信号
としてコンバータ駆動パルス幅制御回路5Cに入力さ
れ、HIDランプLIの負荷電流が一定になるように制
御する。HIDランプLIの輝度の設定は図7にあるI
C02出力側の可変抵抗器VRによって行うことができ
る。通常照明では固定される。
個のトランジスタQ02〜Q05によるフルブリッジ構
成である。これらトランジスタはMOSFETであり、
図8に詳細を示すインバータ駆動回路6により動作し、
図4においてHIDランプLIに電力を供給する端子1
6、17にはラインフィルタコイルLLとコンデンサC
Lが接続されHIDランプLIから発生する雑音電流の
除去を行なう。
りIC04を自励発振器として低周波を発生させ(約3
00HZ)IC05によって波形を整える。インバータ
回路3のフルブリッジ高圧側スイッチ用のトランジスタ
Q02、Q03へのフォトカプラーIC06、IC07
によってインバータ駆動回路6と高圧側スイッチ間の絶
縁を保って駆動される。低圧側スイッチ用のトランジス
タはソース側がGND電位でありフォトカプラーを経由
せず端子13、14によって直接駆動する。
ンスを用いた回路を構成していたが本発明は図6の如
く、圧電トランスT1を含む2点の電子部品で充分な特
性を有する。圧電トランスT1は図10に示す無負荷共
振周波数で駆動すれば、HIDランプLI点灯前のラン
プインピーダンスが極めて大のとき昇圧比が40倍程度
となり、仮に300VDC入力では6KV〜12KVを
発生しHIDランプLIに加えればランプ内部のガスイ
オン化に利用でき点灯を容易にする。HIDランプLI
の点灯後は高電圧は不要となるが動作周波数固定である
為、ランプのインピーダンスは低下しており図10の共
振特性の数10KΩの点に移動した状態となり自動的に
昇圧比が低下する。この様に点灯中は供給されるエネル
ギーが極めて小さい状態を保持したままとなる。図10
は形状が47×7.6×2.0の圧電トランスの共振特
性例である。
御する制御回路5及びインバータ駆動回路6を動作させ
る為の安定化電源であり、図9に示すような回路構成を
有して、低電圧直流を得ている。HIDランプLIを駆
動する電力は、図4に示すインバータ出力端子16、1
7から図6に示す高電圧発生回路に入り、端子17、1
8間に接続されたHIDランプLIに印可される。この
電力は、インバータ出力である放電維持電圧に高電圧パ
ルスを重ね合わせたものである。
時に高電圧パルスを該メタルハライドランプに供給する
圧電トランスからなる高電圧発生回路を有するととも
に、該圧電トランス固有の無負荷時共振周波数で動作
し、また交流入力を整流した脈流を直接スイッチングし
て入力力率を改善するコンバータ回路を有するので、本
発明によれば入力力率が向上し、電源波形歪を減少した
コンバータ回路及びインバータ回路によるメタルハライ
ドランプの点灯装置ができ、高電圧の発生回路を簡略化
したことによって高電圧回路に使用する高価な部品を減
らすことができてコストダウンの効果は大きい。
形態を示す回路ブロック図である。
る。
る。
電流の特性曲線図である。
Claims (11)
- 【請求項1】商用交流電源の整流平滑回路と、該整流平
滑回路の出力を昇圧するコンバータ回路と、コンバータ
回路出力をチョッピングするインバータ回路と、インバ
ータ回路出力で駆動されるメタルハライドランプとを具
備する放電灯点灯装置において、 上記メタルハライドランプの点灯時に高電圧パルスを該
メタルハライドランプに供給する圧電トランスからなる
高電圧発生回路を有するとともに、該圧電トランス固有
の無負荷時共振周波数で動作し、また交流入力を整流し
た脈流を直接スイッチングして入力力率を改善するコン
バータ回路を有することを特徴とする放電灯点灯装置。 - 【請求項2】前記コンバータ回路の入力端と商用交流電
源との間に高周波雑音除去手段を設けたことを特徴とす
る請求項1に記載の放電灯点灯装置。 - 【請求項3】前記コンバータ回路は平滑されていない脈
流電圧を直接高周波でオンオフするスイッチ手段をも
ち、メタルハライドランプ点灯装置の入力力率を改善す
るとともにまた高周波でオンオフされた出力は高電圧発
生回路へパルス出力を供給する手段を持ち、整流平滑さ
れた直流出力をインバータ回路に供給する手段を併せも
つことを特徴とする請求項1に記載の放電灯点灯装置。 - 【請求項4】前記インバータ回路はコンバータ回路の平
滑出力を低周波交流に変化する手段をもち、メタルハラ
イドランプへ放電維持電圧を供給する手段をもつことを
特徴とする請求項1に記載の放電灯点灯装置。 - 【請求項5】前記インバータを駆動する回路は低周波交
流を発生し、インバータ回路に供給する手段をもつこと
を特徴とする請求項1に記載の放電灯点灯装置。 - 【請求項6】前記高電圧発生回路は、前記コンバータ回
路のパルス出力を圧電トランスに印加し高電圧パルスを
発生する手段をもつことを特徴とする請求項1に記載の
放電灯点灯装置。 - 【請求項7】前記制御回路は圧電トランスの無負荷時共
振周波数と同一の周波数を発生する手段をもち、パルス
巾制御信号としてコンバータ回路に出力することを特徴
とする請求項1に記載の放電灯点灯装置。 - 【請求項8】前記インバータ回路を流れる電流を検出
し、パルスのオンオフ時間を制御して該インバータ回路
の電流を一定にする手段をもつことを特徴とする請求項
1に記載の放電灯点灯装置。 - 【請求項9】前記コンバータ回路は入力電圧を放電維持
電圧に昇圧する手段をもつとともに交流回路出力の前記
脈流電圧の全位相にわたって、均等にパルス化し入力電
圧と同相の入力電流とするスイッチ手段をもつことを特
徴とする請求項3に記載の放電灯点灯装置。 - 【請求項10】前記高電圧発生回路は圧電トランスによ
って発生した高電圧パルスをトランスを介してメタルハ
ライドランプに印加する手段をもつことを特徴とする請
求項1に記載の放電灯点灯装置。 - 【請求項11】前記制御回路はインバータ回路に流れる
電流を検出し、制御回路内にある基準電圧と比較してコ
ンバータ回路のオンオフ時間を制御する手段をもつこと
を特徴とする請求項1に記載の放電灯点灯装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995266297A JP3571126B6 (ja) | 1995-09-20 | メタルハライドランプ点灯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995266297A JP3571126B6 (ja) | 1995-09-20 | メタルハライドランプ点灯装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0992482A true JPH0992482A (ja) | 1997-04-04 |
JP3571126B2 JP3571126B2 (ja) | 2004-09-29 |
JP3571126B6 JP3571126B6 (ja) | 2005-04-13 |
Family
ID=
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112421710A (zh) * | 2020-10-28 | 2021-02-26 | 深圳市泰祺科技有限公司 | 一种电池组的智能充电保护系统及方法 |
Cited By (1)
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---|---|---|---|---|
CN112421710A (zh) * | 2020-10-28 | 2021-02-26 | 深圳市泰祺科技有限公司 | 一种电池组的智能充电保护系统及方法 |
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---|---|
JP3571126B2 (ja) | 2004-09-29 |
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