JPH099229A - 多地点間会議装置 - Google Patents

多地点間会議装置

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JPH099229A
JPH099229A JP7148897A JP14889795A JPH099229A JP H099229 A JPH099229 A JP H099229A JP 7148897 A JP7148897 A JP 7148897A JP 14889795 A JP14889795 A JP 14889795A JP H099229 A JPH099229 A JP H099229A
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Application number
JP7148897A
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English (en)
Inventor
Shigeru Fukunaga
茂 福永
Akihiro Fujii
明宏 藤井
Toshihisa Nakai
敏久 中井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Television Receiver Circuits (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自地点の会議参加者が他会議に参加している
場合に、他地点の会議参加者が音声の伝送系に障害が発
生したのではないかと錯覚してしまうことを防止する。 【構成】 本会議における自地点の会議間送受信音量レ
ベルを示すデータがレベル調節部202,203から音
量レベル調節部301,306と、送信部303を介し
て他地点に送信される。一方、他地点から送られてきた
会議間送受信音量レベルを示すデータは、受信部304
を介して出力音量レベル表示部309に供給され、表示
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テレビ会議装置など
の多地点間会議装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ネットワークの発達と、企業や組
織の分散化に伴い、地理的に離れた場所にいる人々がコ
ンピュータの資源を利用して会議や共同作業を行なう、
いわゆるCSCW(Computer Suported Cooperative Wo
rk)の必要性が高まっている。
【0003】このCSCWを支援する代表的なシステム
として、下記の文献1に記載されるように、テレビ会議
システムがある。
【0004】文献1:“分散会議システム”、阪田史
郎、テレビジョン学会誌 Vol 45,No.8,pp.926-930(1991) ここで、テレビ会議システムとは、複数の会議参加者の
映像や音声をネットワークを通じて相互に伝送すること
により、複数の会議参加者が互いに離れた状態で会議を
進めることができるようにするシステムである。
【0005】このテレビ会議システムの構成要素である
端末装置、すなわち、各地点に配置されるテレビ会議装
置においては、近年、複数の会議への同時参加を支援す
るものが開発されている。
【0006】この場合、各会議の音声は混合して出力さ
れる。この混合方法としては、下記の文献2に記載され
るように、混合する際に、各会議ごとに、音量レベルを
制御な方法が考えられている。
【0007】文献2:“多地点間共同作業支援環境GT
WSのユーザインタフェース”、石崎健史他、情処学グ
ループウェア研報、93-GW-4,pp69-76(1993) このような構成によれば、複数の会議のうち、ある会議
に集中したい場合は、他の会議の音量レベルを落として
聞こえないようにすることができるので、集中したい会
議に確実に集中することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
テレビ会議装置においては、本会議の会議参加者が他会
議に集中するために、本会議の音量レベルを下げたとし
ても、これを本会議の他の会議参加者に知らせることが
できなかった。
【0009】このため、従来のテレビ会議装置において
は、本会議のある会議参加者が、相手が他の会議に集中
していることを知らずにこの人に話しかけた場合、反応
が得られないために、音声の伝送系に障害が発生したの
ではないかと錯覚してしまうことがあるという問題があ
った。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、自地点の会議参加者が本会議以外の会
議にも参加している旨を他地点の会議参加者に通知する
手段と、他地点からこの他地点の会議参加者が本会議以
外の会議にも参加している旨の通知を受けると、その旨
を自地点の会議参加者に明示する手段とを設けるように
したものである。
【0011】
【作用】上記構成においては、自地点の会議参加者が本
会議以外の会議にも参加している場合、その旨が他地点
の会議参加者に通知される。一方、他地点の会議参加者
が本会議以外の会議にも参加している旨の通知を受ける
と、その旨が自地点の会議参加者に明示される。
【0012】これにより、この発明の多地点間会議装置
を用いれば、自地点の会議参加者が本会議以外の会議に
参加していることを他地点の会議参加者に知らせること
ができるので、他地点の会議参加者が音声の伝送系に障
害が発生したのではないかと錯覚してしまうことを防止
することができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照しながら、この発明の実施
例を詳細に説明する。
【0014】[一実施例] [構成]図1は、この発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。
【0015】まず、この図1の構成を説明する前に、こ
の構成をわかりやすくするために、図1の端末装置を使
って、複数の会議に同時に参加する場合のシステム構成
を説明する。
【0016】図2は、このシステム構成の一例を示す図
である。
【0017】図示の例は、地点Dの会議参加者が地点
A,B,C,Dを接続する会議Xと地点D,E,F,G
を接続する会議Yに参加する場合を示す。この場合、こ
の実施例の端末装置は、会議X用の端末装置10と、会
議Y用の端末装置20の2つ設けられる。
【0018】各端末装置10,20は、自分が属する会
議X,Yにおける自地点Dの会議間音量レベルを設定す
ることができる。この会議間音量レベルとしては、会議
間受信音量レベルと会議間送信音量レベルがある。
【0019】この場合、端末装置10,20の音量レベ
ル設定動作は互いに連動している。すなわち、端末装置
10で、会議Xにおける自地点Dの会議間送受信音量レ
ベルを設定すると、これに連動して、会議Yにおける自
地点Dの会議間送受信音量レベルが自動的に設定され
る。同様に、端末装置20で、会議Yにおける自地点D
の会議間送受信音量レベルを設定すると、これに連動し
て、会議Xにおける自地点Dの会議間送受信音量レベル
が自動的に設定される。
【0020】この場合、会議X(あるいはY)における
自地点Dの会議間送受信音量レベルは、会議Y(あるい
はX)における自地点Dの会議間送受信音量レベルの制
御方向とは逆方向に制御される。すなわち、一方が増大
方向に制御される場合は、他方は減少方向に制御され、
一方が減少方向に制御される場合は、他方は増大方向に
制御される。
【0021】なお、端末装置10と端末装置20は、物
理的に別々の端末装置である必要はなく、1つの端末装
置内で別々に機能動作するものであってもよい。また、
端末装置を3つ以上設けて、同時に3つ以上の会議に参
加するようにしてもよい。以上が、図1の端末装置を使
って、複数の会議に同時に参加する場合のシステム構成
である。
【0022】次に、図1の構成を説明する。なお、以下
の説明では、図1に示す端末装置は、会議X用の端末装
置10であるものとして説明する。
【0023】図示の端末装置10は、音量レベル指示部
100と、会議間音声制御部200と、会議内音声制御
部300を有する。
【0024】ここで、音量レベル指示部100は、自地
点Dの会議参加者の操作に従って、各種音量レベルを指
示する機能を有する。音量レベル指示データとしては、
会議X,Y間の受信音量レベルを指示する会議間受信音
量レベル指示データD1と、会議X,Y間の送信音量レ
ベルを指示する会議間送信音量レベル指示データD2
と、本会議Xの参加者間の送信音量レベルを指示する参
加者間送信音量レベル指示データD3と、本会議Xの参
加者間の受信音量レベルを指示する参加者間受信音量レ
ベル指示データD4がある。
【0025】会議間音声制御部200は、端末装置10
で、本会議Xにおける自地点Dの会議間送受信音量レベ
ルを設定する場合は、会議間送受信音量レベル指示デー
タD2,D1に基づいて、この会議間送受信音量レベル
を示す会議間送受信音量レベルデータD5,D6を生成
し、端末装置20で、他会議Yにおける自地点Dの会議
間送受信音量レベルを設定する場合は、この会議間送受
信音量レベルに基づいて、本会議Xにおける自地点Dの
会議間送受信音量レベルを示す会議間送受信音量レベル
データD5,D6を生成する機能を有する。
【0026】会議内音声制御部300は、音量レベル指
示部100から供給される参加者間送受信音量レベル指
示データD3,D4に従って、参加者間の送信音量レベ
ルや受信音量レベルを制御するとともに、会議間音声制
御部200から供給される会議間送受信音量レベルデー
タD5,D6に従って、本会議Xにおける自地点Dの会
議間送受信音量レベルを制御する機能を有する。
【0027】会議間音声制御部200において、他会議
音量レベル受信部201は、端末装置20から他会議Y
における自地点Dの会議間送受信音量レベルを示すデー
タD5,D6を受信する機能を有する。
【0028】会議間送信音量レベル調節部202は、端
末装置10で、本会議Xにおける自地点Dの会議間送信
音量レベルを設定する場合は、音量レベル指示部100
から出力される会議間送信音量レベル指示データD2に
従って、本会議Xにおける自地点Dの会議間送信音量レ
ベルデータD5を生成し、端末装置20で、他会議Yに
おける自地点Dの会議間送信音量レベルを設定する場合
は、端末装置20から供給される他会議Yにおける自地
点Dの会議間送信音量レベルデータD5に従って、本会
議Xにおける自地点Dの会議間送信音量レベルデータD
5を生成する機能を有する。
【0029】会議間受信音量レベル調節部203は、端
末装置10で、本会議Xにおける自地点Dの会議間受信
音量レベルを設定する場合は、音量レベル指示部100
から出力される会議間受信音量レベル指示データD1に
従って、本会議Xにおける自地点Dの会議間受信音量レ
ベルデータD6を生成し、端末装置20で、他会議Yに
おける自地点Dの会議間受信音量レベルを設定する場合
は、端末装置20から供給される他会議Yにおける自地
点Dの会議間受信音量レベルデータD6に従って、本会
議Xにおける自地点Dの会議間受信音量レベルデータD
6を生成する機能を有する。
【0030】他会議音量レベル送信部204は、会議間
送信音量レベル調節部202から出力される会議間送信
音量レベルデータD5と会議間受信音量レベル調節部2
03から出力される会議間受信音量レベルデータD6を
端末装置20に送信する機能を有する。
【0031】会議内音声制御部300において、送信音
量レベル調節部301は、音量レベル指示部100から
出力される参加者間送信音量レベル指示データD3ある
いは会議間送信音量レベル調節部202から出力される
会議間送信音量レベルデータD5に基づいて、参加者間
送信音量レベル制御データD9あるいは会議間送信音量
レベル制御データD10を生成し、この制御データD9
あるいはD10に基づいて、マイクロフォンなどの入力
デバイスから入力される音声データADの送信音量レベ
ルを調節する機能を有する。なお、上記制御データD
9,D10は、さらに、送信部303と出力音量レベル
表示部309に供給される。
【0032】符号化部302は、送信音量レベル調節部
301から出力される音声データADを符号化する機能
を有する。
【0033】送信部303は、符号化部302で符号化
された音声データADと、送信音量レベル調節部301
から供給される送信音量レベル制御データD9,D10
と、受信音量レベル制御部306から供給される受信音
量レベル制御データD11,D12を他地点A,B,C
に送信する機能を有する。この場合、この送信データに
は、送信元や送信先、データの種類などを示すヘッダ情
報が付加される。
【0034】受信部304は、他地点A,B,Cから送
られてきた音声データADや送受信音量レベル制御デー
タD9,D10,D11,D12を受信する機能を有す
る。
【0035】復号部305は、受信部304で受信され
た音声データADを復号する機能を有する。
【0036】受信音量レベル制御部306は、音量レベ
ル指示部100から供給される参加者間受信音量レベル
指示データD4に基づいて、参加者間受信音量レベル制
御データD11を生成する機能と、会議間受信音量レベ
ル調節部203から供給される会議間受信音量レベルデ
ータD6に基づいて、会議間受信音量レベル制御データ
D12を生成する機能を有する。これらの制御データD
11,D12は、受信音声混合部307と、送信部30
3と、出力音量レベル表示部309に供給される。
【0037】受信音声混合部307は、他地点A,B,
Cから送られてきた音声データADの音量レベルを、受
信音量レベル制御データD11,D12に基づいて制御
し、混合する機能を有する。
【0038】受信音声出力部308は、混合された音声
データADをスピーカー等の出力デバイスへ供給する機
能を有する。
【0039】出力音量レベル表示部309は、送信音量
レベル調節部301から供給される送信音量レベル制御
データD9,D10、受信音量レベル制御部306から
供給される受信音量レベル制御データD11,D12、
受信部304から供給される他地点A,B,Cの送受信
音量レベル制御データD9,D10,D11,D12を
基に、本会議Xに割り当てられた送受信の音量レベルや
他端末が出力している自端末音声の音量レベル等を明示
的に表示する機能を有する。
【0040】[動作]上記構成において、動作を説明す
る。
【0041】(1)まず、音声データADの送信動作を
説明する。
【0042】図示しないマイクロフォンなどの入力デバ
イスで捕捉された音声データADは、送信音量レベル調
節部301で送信音量レベルを調節された後、符号化部
302で符号化される。符号化された音声データAD
は、送信部303に供給され、ヘッダ情報などととも
に、伝送路を介して他地点A,B,Cに送信される。以
上が音声データADの送信動作である。
【0043】(2)次に、音声データADの受信動作を
説明する。
【0044】他地点A,B,Cから伝送路を介して送ら
れてきた音声データADは、受信部304で受信された
後、復号部305で復号される。復号された音声データ
ADは、受信音声混合部307により受信音量レベルを
調節された後、混合される。この混合出力は、受信音声
出力部308から図示しないスピーカ等の出力デバイス
に供給される。これにより、他地点A,B,Cからの音
声は混合された状態で出力される。以上が音声データA
Dの受信動作である。
【0045】(3)次に、参加者間の送信音量レベルを
制御する動作を説明する。
【0046】音声データADは、送信音量レベル調節部
301に供給される。この送信音量レベル調節部301
は、音量レベル指示部100から出力される参加者間送
信音量レベル指示データD3に基づいて、参加者間送受
信音量レベル制御データD9を生成し、この制御データ
D9に基づいて、各他地点A,B,Cごとに音量レベル
を制御する。
【0047】これにより、他地点Aに割り当てられた音
量レベルを持つ音声データADと、他地点Bに割り当て
られた音量レベルを持つ音声データADと,他地点Cに
割り当てられた音量レベルを持つ音声データADが得ら
れる。各音声データADは、符号化部302を介して送
信部303に供給され、対応する送信先を示すヘッダ情
報等を付加された後、送信される。
【0048】参加者間送信音量レベル指示データD3
は、例えば、図3に示すような操作ウィンドウを使って
生成される。
【0049】図示の操作ウィンドウは、例えば、全会議
参加者が1つの会議室に集まっているような構図を有す
る。この場合、各会議参加者の識別子は、例えば、各会
議参加者を象徴する図柄、すなわち、アイコンによって
表される。図には、各会議参加者のアイコンを似顔絵で
表す場合を示す。
【0050】ここで、他地点A,B,Cに対する音声デ
ータADの参加者間送信音量レベルは、例えば、自地点
Dの会議参加者のアイコンと他地点A,B,Cの会議参
加者のアイコンとの距離によって表される。この場合、
例えば、距離が大きいと、参加者間送信音量レベルは小
さな値に設定され、距離が大きいと、参加者間送信音量
レベルは大きな値に設定される。
【0051】操作ウィンドウは、自地点Dの会議参加者
の要求に従って、音量レベル指示部100により、ディ
スプレイの画面に表示される。
【0052】また、自地点Dの会議参加者のアイコンと
他地点A,B,Cの会議参加者のアイコンとの距離は、
例えば、自地点の会議参加者のアイコンの表示位置を変
更することにより変更される。自地点Dの会議参加者の
アイコンの表示位置の変更は、例えば、マウスなどの入
力デバイスを使って行われる。この変更処理は、音量レ
ベル指示部100により行われる。
【0053】音量レベル指示部100は、自地点Dの会
議参加者のアイコンの表示位置が指定されると、指定さ
れた表示位置に基づいて、上述した距離を求める。そし
て、算出した距離に従って、参加者間送信音量レベル指
示データD3を生成する。
【0054】なお、送信音量レベル調節部301で生成
された参加者間送信音量レベル制御データD9は、さら
に、出力音量レベル表示部309に供給される。これに
より、他地点A,B,Cに対する音声データの参加者間
送信音量レベルが、例えば、レベルメータを使って表示
される。
【0055】(4)次に、自地点Dで設定した参加者間
送信音量レベルを他地点A,B,Cの会議参加者に通知
する動作を説明する。
【0056】送信音量レベル調節部307で生成された
参加者間送信音量レベル制御データD9は、送信部30
3から他地点A,B,Cに送られる。他地点A,B,C
に送られた制御データD9は、この他地点A,B,Cの
受信部304を介して出力音量レベル表示部309に供
給される。
【0057】この出力音量レベル表示部309は、送れ
られてきた制御データD9に基づいて、自地点A,B,
C(この場合、A,B,Cが自地点になる)に対する他
地点D(この場合は、Dが他地点となる)の参加者間送
信音量レベルを判定する。そして、この判定結果に従っ
て、例えば、自地点A,B,Cの操作ウィンドウに表示
された他地点Dの会議参加者Dのアイコンの口の大きさ
を制御する。
【0058】これにより、自地点A,B,Cに対する他
地点Dの参加者間送信音量レベルが視覚的に表示される
ことになる。この場合、例えば、参加者間送信音量レベ
ルが大きいほど、口が大きく表示される。以上が、自地
点Dで設定した参加者間の送信音量レベルを他地点A,
B,Cの会議参加者に通知する動作である。
【0059】(5)次に、他地点A,B,Cで設定され
た参加者間送信音量レベルを自地点Dの会議参加者に明
示する動作を説明する。
【0060】他地点A,B,Cから送られてきた参加者
間送信音量レベル制御データD9は、自地点Dの受信部
304で受信された後、出力音量レベル表示部309に
供給される。これにより、(4)の場合と同様に、自地
点Dの操作ウィンドウに表示された他地点A,B,Cの
会議参加者のアイコンの口の大きさが制御される。その
結果、自地点Dの会議参加者は、他地点A,B,Cで設
定された参加者間送信音量レベルを知ることができる。
【0061】(6)次に、参加者間の受信音量レベルを
制御する動作を説明する。
【0062】他地点A,B,Cから送られてきた音声デ
ータADは、受信音声混合部307に供給され、受信音
量レベル制御部306から供給される参加者間受信音量
レベル制御データD11に基づいて、各他地点A,B,
Cごとに参加者間受信音量レベルを制御される。
【0063】これにより、他地点Aに割り当てられた参
加者間受信音量レベルを持つ音声データADと、他地点
Bに割り当てられた参加者間受信音量レベルを持つ音声
データADと,他地点Cに割り当てられた参加者間受信
音量レベルを持つ音声データADが得られる。各音声デ
ータADは、受信音声出力部308を介してスピーカ等
の出力デバイスに供給され、出力される。
【0064】参加者間受信音量レベル制御データD11
は、音量レベル指示部100から出力される参加者間受
信音量レベル指示データD4に基づいて生成される。こ
の指示データD4は、図3に示す操作ウィンドウを使っ
て生成される。
【0065】以下、この参加者間受信音量レベル指示デ
ータD4の生成について説明する。
【0066】参加者間受信音量レベルは、例えば、自地
点Dの会議参加者のアイコンを中心とする視線角度によ
り決定される。ここで、視線角度とは、自地点Dの会議
参加者のアイコンの視線方向と自地点Dの会議参加者の
アイコン及び他地点A,B,Cの会議参加者のアイコン
を結ぶ線とがなす角度をいう。この場合、例えば、視線
角度が小さいほど大きな受信音量レベルが設定される。
【0067】自地点Dの会議参加者のアイコンの視線方
向は、この会議参加者によってマウス等の入力デバイス
を使って変更される。この変更処理は、音量レベル指示
部100により行われる。
【0068】この変更は、例えば、視線を向けたいアイ
コンをマウスでクリックすることにより行われる。図3
には、他地点Bの会議参加者のアイコンをクリックした
場合を示す。この場合、自地点Dの会議参加者のアイコ
ンの視線は、他地点Bの会議参加者のアイコンに向けら
れる。
【0069】音量レベル指示部100は、自地点Dの会
議参加者のアイコンの視線方向が指定されると、上述し
た視線角度を求める。そして、算出した視線角度に基づ
いて、参加者間受信音量レベル指示データD4を生成す
る。
【0070】なお、受信音量レベル制御部306で生成
された参加者間受信音量レベル制御データD11は、さ
らに、出力音量レベル表示部309に供給される。これ
により、他地点A,B,Cから送られてきた音声データ
の参加者間受信音量レベルが、例えば、レベルメータを
使って表示される。
【0071】(7)次に、自地点Dで設定した参加者間
受信音量レベルを他地点A,B,Cの会議参加者に通知
する動作を説明する。
【0072】受信音量レベル調節部306で生成された
参加者間受信音量レベル制御データD11は、送信部3
03から他地点A,B,Cに送られる。他地点A,B,
Cに送られた制御データD11は、この他地点A,B,
Cの受信部304を介して出力音量レベル表示部309
に供給される。
【0073】この出力音量レベル表示部309は、制御
データD11に基づいて、自地点A,B,Cの送信音声
に対する他地点Dの参加者間受信音量レベルを判定す
る。そして、この判定結果に従って、例えば、自地点
A,B,Cの操作ウィンドウに表示された他地点Dの会
議参加者のアイコンの耳の大きさを制御する。
【0074】この場合、例えば、参加者間受信音量レベ
ルが大きいほど、耳がが大きく表示される。これによ
り、自地点A,B,Cの会議参加者は、他地点Dにおけ
る自分の参加者間受信音量レベルを視覚的に知ることが
できる。以上が、自地点Dで設定した参加者間受信音量
レベルを他地点A,B,Cの会議参加者に通知する動作
である。
【0075】(8)次に、他地点A,B,Cで設定され
た参加者間受信音量レベルを自地点Dの会議参加者に明
示する動作を説明する。
【0076】この場合は、他地点A,B,Cから送られ
てきた参加者間受信音量レベル制御データD11は、自
地点Dの受信部304で受信された後、出力音量レベル
表示部309に供給される。これにより、(7)の場合
と同様に、他地点A,B,Cの会議参加者のアイコンの
耳の大きさが制御される。その結果、自地点Dの会議参
加者は、他地点A,B,Cにおける自分の参加者間受信
音量レベルを視覚的に知ることができる。
【0077】(9)次に、会議間送信音量レベルを制御
する動作を説明する。
【0078】この動作は、端末装置10で、本会議Xに
おける自地点Dの送信音量レベルを設定する場合の動作
と、端末装置20で他会議Yにおける自地点Dの送信音
量レベルを設定する動作に連動して本会議Xにおける自
地点Dの送信音量レベルが設定される場合の動作に分け
られる。
【0079】まず、端末装置10で、本会議Xにおける
自地点Dの会議間送信音量レベルを設定する場合の動作
を説明する。
【0080】この場合、音量レベル指示部100から出
力される会議間送信音量レベル指示データD2に基づい
て、会議間送信音量レベル調節部202により、本会議
Xにおける自地点Dの会議間送信音量レベルを示すデー
タD5が生成される。
【0081】次に、このデータD5に基づいて、送信音
量レベル調節部301により、会議間送信音量レベル制
御データD10が生成され、この制御データD10に基
づいて、会議間送信音量レベルが制御される。この場
合、会議間送信音量レベルは、すべての他地点A,B,
Cについて、同じ量だけ制御される。
【0082】これにより、自地点Dから他地点A,B,
Cに送信される音声の送信音量レベルが、本会議Xにお
ける自地点Dの会議間送信音量レベルに設定される。
【0083】会議間送信音量レベル指示データD2は、
上述した操作ウィンドウを使って生成される。
【0084】この場合は、自地点Dの会議参加者の似顔
絵を示すアイコン401のほかに、手を示すアイコンが
新たに用意される。この手アイコンには、図3に示すよ
うに、似顔絵アイコン401の口を覆うための手アイコ
ン(以下「口手アイコン」という。)402と耳を覆う
ための手アイコン「以下「耳手アイコン」という。)4
03があるが、ここでは、口手アイコン402が用いら
れる。
【0085】この口手アイコン402は、似顔絵アイコ
ン401の口の上を左右に自由に動くことができる。こ
の場合、口手アイコン402の位置は、例えば、自地点
Dの会議参加者によって、マウスを使って変更される。
この変更処理は、音量レベル指示部100により行われ
る。
【0086】口手アイコン402の表示位置としては、
例えば、口を「全部覆う」、「半分覆う」、「全く覆わ
ない」の3つの位置がある。ここで、口を「全部覆
う」、「半分覆う」、「全く覆わない」は、それぞれ
「本会議Xへ音声の送信を停止中」、「両会議X,Yに
音声を送信中」、「本会議Xにのみ音声を送信中」を意
味する。図3の例の場合、自地点Dの会議参加者の似顔
絵アイコン401の口は、口手アイコン402で半分覆
われているので、自地点Dの音声は、会議Xと会議Yの
両方に送られていることになる。
【0087】音量レベル指示部100は、口手アイコン
402の表示位置が指定されると、指定された表示位置
に基づいて、会議間送信音量レベル指示データD2を生
成する。
【0088】この場合、音量レベル指示部100は、口
を「全部覆う」表示位置が指定されると、本会議Xにお
ける自地点Dの会議間送信音量レベルを0レベルに設定
する指示データD2を生成し、「半分覆う」表示位置が
指定されると、中レベルに設定する指示データD2を生
成し、「全く覆わない」表示位置が指定されると、高レ
ベルに設定する指示データを生成する。
【0089】これにより、本会議Xにおける自地点Dの
会議間送信音量レベルは、口を「全部覆う」表示位置が
指定された場合は、0レベルに設定され、「半分覆う」
表示位置が指定された場合は、中レベルに設定され、
「全く覆わない」表示位置が指定されると、高レベルに
設定される。
【0090】なお、会議間送信音量レベル調節部202
で生成された会議間送信音量レベルデータD5は、他会
議音量レベル送信部204から端末装置20に供給され
る。端末装置20に供給されたデータD5は、この端末
装置20の他会議音量レベル受信部201で受信され、
会議間送信音量レベル調節部202に供給される。
【0091】この会議間送信音量レベル調節部202
は、今の例のように、端末装置10でレベル設定操作が
行われる場合は、他会議音量レベル受信部201で受信
された会議Xの会議間送信音量レベルデータD5に基づ
いて、会議Yの会議間送信音量レベルデータD5を生成
する。これにより、会議Yの会議間送信音量レベルは会
議Xの会議間送信音量レベルの制御に連動して制御され
る。
【0092】この場合、会議Yの会議間送信音量レベル
は、会議Xの会議間送信音量レベルとは、逆方向に制御
される。これにより、会議Xの会議間送信音量レベルが
0レベルに設定された場合は、会議Yの会議間送信音量
レベルは高レベルに設定され、中レベルに設定された場
合は、中レベルに設定され、高レベルに設定された場合
は、0レベルに設定される。
【0093】なお、この場合、端末装置20において
は、出力音量レベル表示部309により、送信音量レベ
ル調節部301から供給される会議間送信音量レベル制
御データD10に基づいて、操作ウィンドウに表示され
た自地点Dの会議参加者の口手アイコン402の位置が
制御される。
【0094】この場合、会議Yの口手アイコン402の
表示位置は、会議Xの口手アイコン402の表示位置と
は、逆方向に制御される。すなわち、会議Xの口手アイ
コン402の表示位置が口を「全部覆う」位置に設定さ
れた場合は、会議Yの口手アイコン402の表示位置
は、口を「全く覆わない」位置に設定され、「半分覆
う」位置に設定された場合は、「半分覆う」位置に設定
され、「全く覆わない」位置に設定された場合は、「す
べて覆う」位置に設定される。以上が、端末装置10
で、本会議Xにおける自地点Dの会議間送信音量レベル
を設定する場合の動作である。
【0095】次に、端末装置20で、他会議Yにおける
自地点Dの会議間送信音量レベルを設定する動作に連動
して、端末装置10で、本会議Xにおける自地点Dの会
議間送信音量レベルを設定する場合の動作を説明する。
【0096】この場合の動作は、上述した端末装置20
における動作と同じである。したがって、ここでは、詳
細な説明を省略する。
【0097】(10)次に、本会議Xにおける自地点D
の会議間送信音量レベルを他地点A,B,Cの会議参加
者に通知する動作を説明する。
【0098】送信音量レベル調節部301から出力され
る会議間送信音量レベル制御データD10は、送信部3
03から他地点A,B,Cに送信される。他地点A,
B,Cに送信された制御データD10は、その受信部3
04を介して出力音量レベル表示部309に供給され
る。
【0099】この出力音量レベル表示部309は、制御
データD10に基づいて、本会議Xにおける他地点Dの
会議間送信音量レベルを判定する。そして、この判定結
果に従って、自地点A,B,Cの操作ウィンドウに表示
された他地点Dの会議参加者の口手アイコン402の表
示位置を制御する。これにより、自地点A,B,Cの会
議参加者は、本会議Xにおける他地点Dの会議間送信音
量レベルを視覚的に知ることができる。
【0100】なお、口手アイコン402の表示位置は、
会議間送信音量レベルを示す。ここで、この会議間送信
音量レベルが大きい場合は、自地点Dの会議参加者が本
会議Xに集中している可能性が高く、小さい場合は、他
会議に集中している可能性が高い。
【0101】したがって、地点A,B,Cの会議参加者
は、口手アイコン402の表示位置に基づいて、地点D
の会議間送信音量レベルを知ることができるとともに、
地点Dの会議参加者の本会議Xに対する参加の程度を知
ることができる。以上が、本会議Xにおける自地点Dの
送信音量レベルを他地点A,B,Cの会議参加者に通知
する動作である。
【0102】(11)次に、本会議Xにおける他地点
A,B,Cの送信音量レベルを自地点Dの会議参加者に
明示する動作を説明する。
【0103】この場合、他地点A,B,Cから送られて
きた送信音量レベル制御データD10は、自地点Dの受
信部304を介して、出力音量レベル表示部309に供
給される。
【0104】この出力音量レベル表示部309は、制御
データD10に基づいて、本会議Xにおける他地点A,
B,Cの送信音量レベルを判定する。そして、この判定
結果に従って、自地点Dの操作ウィンドウに表示された
他地点A,B,Cの会議参加者の口手アイコン402の
表示位置を制御する。
【0105】これにより、自地点Dの会議参加者は、本
会議Xにおける他地点A,B,Cの会議間送信音量レベ
ルを視覚的に知ることができる。以上が、本会議Xにお
ける他地点A,B,Cの送信音量レベルを自地点Dの会
議参加者に明示する動作である。
【0106】(12)次に、会議間受信音量レベルを制
御する動作を説明する。
【0107】この動作も、会議間送信音量レベルを制御
する場合の動作と同様に、端末装置10で、本会議Xに
おける自地点Dの受信音量レベルを設定する場合の動作
と、端末装置20で、他会議Yにおける自地点Dの会議
間送信音量レベルを設定する動作に連動して本会議Xに
おける自地点Dの会議間送信音量レベルが設定される場
合の動作に分けられる。
【0108】まず、端末装置10で、本会議Xにおける
自地点Dの会議間送信音量レベルを設定する場合の動作
を説明する。
【0109】この場合、音量レベル指示部100から出
力される会議間受信音量レベル指示データD1に基づい
て、会議間受信音量レベル調節部203により、本会議
Xにおける自地点Dの会議間受信音量レベルを示すデー
タD6が生成される。
【0110】次に、このデータD6に基づいて、受信音
量レベル制御部306により、会議間受信音量レベル制
御データD12が生成される。そして、この会議間受信
音量レベル制御データD12に基づいて、他地点A,
B,Cから送られてきた音声データADの会議間受信音
量レベルが制御される。この場合、会議間受信音量レベ
ルは、すべての他地点A,B,Cについて、同じ量だけ
制御される。
【0111】これにより、他地点A,B,Cから送られ
てきた音声の会議間受信音量レベルは、本会議Xに割り
当てられた自地点Dの会議間受信音量レベルに設定され
る。
【0112】会議間受信音量レベル指示データD1は、
上述した操作ウィンドウを使って生成される。
【0113】この場合は、上述した耳手アイコン403
が用いられる。この耳手アイコン403は、似顔絵アイ
コン401の耳の上を上下に自由に動くことができる。
この場合、耳手アイコン403の表示位置は、例えば、
自地点Dの会議参加者によって、マウスを使って変更さ
れる。この変更処理は、音量レベル指示部100により
行われる。
【0114】耳手アイコン403の表示位置としても、
口手アイコン402の表示位置と同様に、耳を「全部覆
う」、「半分覆う」、「全く覆わない」の3つの位置が
ある。ここで、耳を「全部覆う」、「半分覆う」、「全
く覆わない」は、それぞれ「本会議Xからの音声の受信
を停止中」、「両会議X,Yからの音声を受信中」、
「本会議Xからの音声のみを受信中」を意味する。
【0115】図3の例の場合は、耳手アイコン403
で、似顔絵アイコン401の耳の半分が覆われているの
で、自地点Dでは、本会議Xと他会議Yの両方の音声が
受信されていることになる。
【0116】音量レベル指示部100は、耳手アイコン
403の表示位置が指定されると、指定された表示位置
に基づいて、会議間受信音量レベル指定データD1を生
成する。
【0117】この場合、音量レベル指示部100は、耳
を「全部覆う」表示位置が指定されると、本会議Xにお
ける自地点Dの受信音量レベルを0レベルに設定する指
示データD1を生成し、「半分覆う」表示位置が指定さ
れると、中レベルに設定する指示データD1を生成し、
「全く覆わない」表示位置が指定されると、高レベルに
設定する指示データD1を生成する。
【0118】これにより、本会議Xにおける自地点Dの
会議間受信音量レベルは、耳を「全部覆う」表示位置が
指定された場合は、0レベルに設定され、「半分覆う」
表示位置が指定された場合は、中レベルに設定され、
「全く覆わない」表示位置が指定されると、高レベルに
設定される。
【0119】なお、会議間受信音量レベル調節部203
で生成された会議間受信音量レベルデータD6は、他会
議音量レベル送信部204から端末装置20に供給され
る。端末装置20に供給されたデータD6は、この端末
装置20の他会議音量レベル受信部201で受信され、
会議間受信音量レベル調節部203に供給される。
【0120】この会議間受信音量レベル調節部203
は、今の例のように、端末装置10でレベル設定操作が
行われる場合は、他会議音量レベル受信部201で受信
された会議Xの会議間受信音量レベルデータD6に基づ
いて、会議Yの会議間受信音量レベルデータD6を生成
する。これにより、会議Yの会議間受信音量レベルは会
議Xの会議間受信音量レベルに連動して設定される。
【0121】この場合、会議Yの会議間受信音量レベル
は、会議Xの会議間受信音量レベルとは、逆方向に制御
される。これにより、会議Xの会議間受信音量レベルが
0レベルに設定された場合は、会議Yの会議間受信音量
レベルは高レベルに設定され、中レベルに設定された場
合は、中レベルに設定され、高レベルに設定された場合
は、0レベルに設定される。
【0122】なお、この場合、端末装置20において
は、出力音量レベル表示部309により、送信音量レベ
ル調節部301から供給される会議間受信音量レベル制
御データD12に基づいて、操作ウィンドウに表示され
た自地点Dの会議参加者の耳手アイコン403の位置が
制御される。
【0123】この場合、この会議Yの耳手アイコン40
3の表示位置は、会議Xの耳手アイコン403の表示位
置とは、逆方向に制御される。すなわち、会議Xの耳手
アイコン403の表示位置が口を「全部覆う」位置に設
定された場合は、会議Yの耳手アイコン403の表示位
置は、口を「全く覆わない」位置に設定され、「半分覆
う」位置に設定された場合は、「半分覆う」位置に設定
され、「全く覆わない」位置に設定された場合は、「す
べて覆う」位置に設定される。以上が、端末装置10
で、本会議Xにおける自地点Dの会議間受信音量レベル
を設定する場合の動作である。
【0124】次に、端末装置20で、他会議Yにおける
自地点Dの会議間送信音量レベルを設定する動作に連動
して、端末装置10で、本会議Xにおける自地点Dの会
議間送信音量レベルを設定する場合の動作を説明する。
【0125】この場合の動作は、上述した端末装置20
における動作と同じである。したがって、ここでは、詳
細な説明を省略する。
【0126】(13)次に、本会議Xにおける自地点D
の会議間受信音量レベルを他地点A,B,Cの会議参加
者に通知する動作を説明する。
【0127】受信音量レベル調節部306から出力され
る受信音量レベル制御データD12は、送信部303か
ら他地点A,B,Cに送信される。他地点A,B,Cに
送信された制御データD12は、その受信部304を介
して出力音量レベル表示部309に供給される。
【0128】この出力音量レベル表示部309は、制御
データD12に基づいて、本会議Xにおける他地点Dの
会議間受信音量レベルを判定する。そして、この判定結
果に従って、自地点A,B,Cの操作ウィンドウに表示
された他地点Dの会議参加者の耳手アイコン403の表
示位置を制御する。
【0129】これにより、自地点A,B,Cの会議参加
者は、本会議Xにおける他地点Dの会議用受信音量レベ
ルを視覚的に知ることができる。以上が、本会議Xにお
ける自地点Dの受信音量レベルを他地点A,B,Cの会
議参加者に通知する動作である。
【0130】(14)次に、本会議Xにおける他地点
A,B,Cの会議間受信音量レベルを自地点Dの会議参
加者に明示する動作を説明する。
【0131】この場合、他地点A,B,Cから送られて
きた会議間受信音量レベル制御データD10は、自地点
Dの受信部304を介して、出力音量レベル表示部30
9に供給される。
【0132】この出力音量レベル表示部309は、制御
データD12に基づいて、本会議Xにおける他地点A,
B,Cの会議間受信音量レベルを判定する。そして、こ
の判定結果に従って、自地点Dの操作ウィンドウに表示
された他地点A,B,Cの会議参加者の耳手アイコン4
03の表示位置を制御する。
【0133】これにより、自地点Dの会議参加者は、本
会議Xにおける他地点A,B,Cの会議間受信音量レベ
ルを視覚的に知ることができる。以上が、本会議Xにお
ける他地点A,B,Cの受信音量レベルを自地点Dの会
議参加者に明示する動作である。
【0134】[効果]以上詳述したこの実施例によれ
ば、次のような効果を得ることができる。
【0135】(1)まず、この実施例によれば、自地点
の会議参加者が他会議にも参加している場合、その旨を
他地点に通知する機能と、他地点からこの他地点の会議
参加者が他会議に参加している旨の通知を受けると、そ
の旨を自地点の会議参加者に明示する機能とを設けるよ
うにしたので、自地点の会議参加者が他会議に参加して
いることを他地点の会議参加者に知らせることができ
る。これにより、他地点の会議参加者が音声の伝送系に
障害が発生したのではないかと錯覚してしまうことを防
止することができる。
【0136】(2)また、この実施例によれば、本会議
における自地点の会議間送信音量レベルを示すデータを
他地点に送信することにより、自地点の会議参加者が他
会議にも参加している旨を通知するようにしたので、参
加の旨といっしょに、自地点が他地点に音声を送ってい
る否かも通知することができる。これにより、(1)の
効果をさらに高めることができる。
【0137】(3)また、この実施例によれば、本会議
における自地点の会議間受信音量レベルを示すデータを
他地点に送信することにより、自地点の会議参加者が他
会議にも参加している旨を通知するようにしたので、そ
の旨といっしょに、自地点が他地点の音声をどの程度聞
いているかを他地点に通知することができる。これによ
り、相手が聞いていないときに発言してしまうことを防
止することができる。
【0138】(4)また、この実施例によれば、本会議
の全会議参加者が1つの会議室に集まったような構図の
操作ウィンドウを用いて、他地点の会議参加者が他会議
に参加しているかいなかを明示するようにしたので、他
地点の会議参加者が他会議に参加しているか否かを視覚
により簡単に判断することができる。
【0139】(5)また、この実施例によれば、会議間
送受信音量レベルに基づいて、似顔絵アイコン401の
口や耳と手アイコン402,403との重なりの程度を
制御することにより、会議間送受音量レベルを制御する
ようにしたので、会議間送受信音量レベルを直観的に簡
単に判断することができる。
【0140】(6)また、この実施例によれば、本会議
の全会議参加者が1つの会議室に集まったような構図の
操作ウィンドウを用いて、会議間送受信音量レベルを指
示するようにしたので、音量レベルの指示を簡単に行う
ことができるととも、音量レベルの指示と表示を同じウ
ィンドウで行うことができる。
【0141】(7)また、この実施例によれば、似顔絵
アイコン401の口や耳と手アイコン402,403と
の重なりの程度を制御することにより、会議間送受信音
量レベルを指示するようにした、音量レベルを直観的に
簡単に指示することができる。
【0142】(8)また、この実施例によれば、本会議
と他会議との間で、手アイコンが連動して動くようにし
たので、1段階の操作で会議間の音声操作を行うことが
できる。
【0143】(9)また、この実施例によれば、手アイ
コンが表示されている参加者は、他会議にも参加中であ
ることを示すので、相手の状況に合わせて会議を進行す
ることができる。例えば、図3の場合、他地点Aの会議
参加者は、自地点Dの会議参加者と同様に、本会議Xだ
けでなく、他会議(会議Yとは限らない。)にも参加し
ているので、これを加味して会議を進行することができ
る。
【0144】[そのほかの実施例]以上、この発明の一
実施例を詳細に説明したが、この発明は、上述したよう
な実施例に限定されるものではない。
【0145】(1)例えば、先の実施例では、各手アイ
コンの表示位置を3段階に設定する場合を説明したが、
この発明は、これに限定されるものではない。各手アイ
コンの表示位置を無段階として、中間位置を許可する
と、その覆う割り合いに応じて複数の会議の音量レベル
を制御するようにしてもよい。例えば、耳手アイコンで
耳を6割覆うと本会議の音声は4割に減少して出力され
るようにし、他会議の音声は6割の音声で出力されるよ
うにしてもよい。また、このとき、他会議上の手アイコ
ンも連動して中間位置へ変わるようにしてもよい。
【0146】(2)また、先の実施例では、手アイコン
で覆うことで会議間の音量レベルを制御する場合を示し
たが、この発明は、これに限定されるものではない。例
えば、会議間の音声制御を耳と口の大きさを変えること
で行なっても良い。
【0147】(3)また、先の実施例では、会議ごとに
操作ウインドウを表示する例を示したが、この発明は、
これに限定されるものではない。例えば、1つの会議し
か参加していない人は今迄通りの表示とし、複数の会議
に参加している人は図4のように、全会議参加者が集ま
ったような表示にして全ての参加者との位置関係や視線
方法などで音量レベルを制御するようにしてもよい。
【0148】(4)また、先の実施例では、複数会議間
の音声制御に関する例を示したが、この発明は、これに
限定されるものではなく、映像や他のメディアに対して
も有効である。例えば、手アイコンで目を覆うような動
作により、会議間の映像の切換を行うようにしてもよ
い。さらに、重なりの程度により、映像の表示サイズや
解像度などを制御するよにしてもよい。
【0149】(5)さらに、先の実施例では、会議参加
者が1つの会議室に集まった構図の操作ウインドウを用
いる例を示したが、この発明は、これに限定されるもの
ではない。例えば、文字やレベルメータのようなもので
表現してもよいし、大きさの異なるスピーカなどの絵で
表現してもよい。
【0150】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、自地点の会議参加者が他会議にも参加している場
合、その旨を他地点に通知する機能と、他地点からこの
他地点の会議参加者が他会議に参加している旨の通知を
受けると、その旨を自地点の会議参加者に明示する機能
とを設けるようにしたので、自地点の会議参加者が他会
議に参加していることを他地点の会議参加者に知らせる
ことができる。これにより、他地点の会議参加者が音声
の伝送系に障害が発生したのではないかと錯覚してしま
うことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】複数の会議に参加している場合のシステム構成
を示す図である。
【図3】操作ウィンドウの一例を示す図である。
【図4】操作ウィンドウの他の例を示す図である。
【符号の説明】
10,20…端末装置 100…音量レベル指示部 200…会議間音声制御部 300…会議内音声制御部 201…他会議音量レベル受信部 202…会議間送信音量レベル調節部 203…会議間受信音量レベル調節部 204…他会議音量レベル送信部 301…送信音量レベル調節部 302…符号化部 303…送信部 304…受信部 305…復号部 306…受信音量レベル制御部 307…受信音声混合部 308…受信音声出力部 309…出力音量レベル表示部。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自地点の会議参加者が本会議以外の会議
    にも参加している場合、その旨を他地点の会議参加者に
    通知する参加通知手段と、 他地点からこの他地点の会議参加者が本会議以外の会議
    にも参加している旨の通知を受けると、その旨を自地点
    の会議参加者に明示する参加明示手段とを備えたことを
    特徴とする多地点間会議装置。
  2. 【請求項2】 前記参加通知手段は、本会議における自
    地点の音量レベルを示すデータを他地点に送信すること
    により、自地点の会議参加者が本会議以外の会議にも参
    加している旨を他地点の会議参加者に通知するように構
    成され、 前記参加明示手段は、他地点から送られてきた前記音量
    レベルを示すデータに基づいて、前記音量レベルを表示
    することにより、他地点の会議参加者が本会議以外の会
    議にも参加している旨を明示するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の多地点間会議装置。
  3. 【請求項3】 前記音量レベルは、送信音量レベルであ
    ることを特徴とする請求項2記載の多地点間会議装置。
  4. 【請求項4】 前記音量レベルは、受信音量レベルであ
    ることを特徴とする請求項2記載の多地点間会議システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記参加明示手段は、 本会議の全会議参加者が1つの会議室に集まったような
    構図の映像を表示する映像表示手段と、 この映像表示手段により表示された会議参加者の状態
    を、前記送信音量レベルを示すデータに基づいて変更す
    ることにより、この送信音量レベルを表示する送信音量
    レベル表示手段とを備えたことを特徴とする請求項3記
    載の多地点間会議装置。
  6. 【請求項6】 前記参加明示手段は、 本会議の全会議参加者が1つの会議室に集まったような
    構図の映像を表示する映像表示手段と、 この映像表示手段により表示された会議参加者の状態
    を、前記受信音量レベルを示すデータに基づいて変更す
    ることにより、この受信音量レベルを表示する受信音量
    レベル表示手段とを備えたことを特徴とする請求項4記
    載の多地点間会議装置。
  7. 【請求項7】 前記送信音量レベル表示手段は、前記送
    信音量レベルを示すデータに基づいて、前記映像表示手
    段により表示された会議参加者の口と手の重なりの程度
    を制御することにより、前記送信音量レベルを表示する
    ように構成されていることを特徴とする請求項5記載の
    多地点間会議装置。
  8. 【請求項8】 前記受信音量レベル表示手段は、前記受
    信音量レベルを示すデータに基づいて、前記映像表示手
    段により表示された会議参加者の耳と手の重なりの程度
    を制御することにより、前記受信音量レベルを表示する
    ように構成されていることを特徴とする請求項6記載の
    多地点間会議装置。
  9. 【請求項9】 前記送信音量レベル表示手段は、前記送
    信音量レベルを示すデータに基づいて、前記映像表示手
    段により表示された会議参加者の口の大きさを制御する
    ことにより、前記送信音量レベルを表示するように構成
    されていることを特徴とする請求項5記載の多地点間会
    議装置。
  10. 【請求項10】 前記受信音量レベル表示手段は、前記
    受信音量レベルを示すデータに基づいて、前記映像表示
    手段により表示された会議参加者の耳の大きさを制御す
    ることにより、前記受信音量レベルを表示するように構
    成されていることを特徴とする請求項6記載の多地点間
    会議装置。
  11. 【請求項11】 前記参加通知手段は、 本会議における自地点の音量レベルを指示する音量レベ
    ル指示手段と、 この音量レベル指示手段により、前記音量レベルが指示
    される場合は、この指示に基づいて、前記音量レベルを
    設定し、他会議側で、この他会議における自地点の音量
    レベルが指示される場合は、この他会議側の音量レベル
    に基づいて、本会議における自地点の音量レベルを設定
    する音量レベル設定手段とを備えたことを特徴とする請
    求項2記載の多地点間会議装置。
  12. 【請求項12】 前記音量レベル指示手段は、 本会議の全会議参加者が1つの会議室に集まったような
    構図の映像を表示する映像表示手段と、 この映像表示手段により表示された会議参加者の状態を
    変更することにより、前記音量レベルを指示する状態変
    更手段とを備えたことを特徴とする請求項11記載の多
    地点間会議装置。
  13. 【請求項13】 前記参加通知手段は、本会議における
    他地点の会議参加者の映像の表示状態を示すデータを他
    地点に送信することにより、自地点の会議参加者が本会
    議以外の会議にも参加していることを他地点の会議参加
    者に通知するように構成され、 前記参加明示手段は、他地点から送られてきた前記表示
    状態を示すデータに基づいて、前記表示状態を表示する
    ことにより、他地点の会議参加者が本会議以外の会議に
    も参加していることを明示するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の多地点間会議装置。
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