JPH0991218A - メッセージ再送方法及びシステム - Google Patents

メッセージ再送方法及びシステム

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JPH0991218A
JPH0991218A JP24795795A JP24795795A JPH0991218A JP H0991218 A JPH0991218 A JP H0991218A JP 24795795 A JP24795795 A JP 24795795A JP 24795795 A JP24795795 A JP 24795795A JP H0991218 A JPH0991218 A JP H0991218A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーバから多数のクライアントに対して一斉
にメッセージの送信・再送を行う場合に、種々の受信状
況のクライアント(端末)が混在し、必要回数の再送を
行うことができなかったり、無駄な再送の通信量を増や
す結果となる。 【解決手段】 本発明は、各々のクライアントがサーバ
から送信されたメッセージの受信を完了していない場合
に、サーバに受信未完了を通知し(ステップ1)、サー
バは、各クライアントから受信未完了の通知を受信する
と、受信未完了の通知を統合編集し(ステップ2)、統
合編集された結果に基づいてメッセージの再送継続を行
うか否かを判定し(ステップ3)、再送継続時には、ク
ライアントにメッセージの再送を行う(ステップ4)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メッセージ再送方
法及びシステムに係り、サーバからメッセージをクライ
アントに送信し、クライアントが当該メッセージを完全
に受信できない場合に、サーバからメッセージの再送を
行うメッセージ再送方法及びシステムに関する。
【0002】詳しくは、受信側である多数のクライアン
トが通信ネットワークに接続されている通信システムに
おいて、クライアントの受信状況に応じて効果的に再送
の継続あるいは終了を行うメッセージ再送方法及びシス
テムに関する。
【0003】
【従来の技術】一般に、情報通信システムのメッセージ
再送においては、送信側のサーバがメッセージを送信し
た後、受信側のクライアントが当該メッセージを完全に
受信していない場合には、メッセージの未受信部分の情
報を応答に含めてサーバに送信し、サーバは、応答に基
づいて再送メッセージを構成し、メッセージの受信が正
常に完了していないクライアントに対して再送を行う方
式がある。
【0004】また、従来の技術には、通信開始前にサー
バで再送制限回数を設定しておき、この再送制限回数に
達した場合は再送を停止する方法がある。また、制限回
数を設定しなかったり、無限大にとっておいた場合に
は、メッセージが完全に受信されるまで再送を継続する
方式がある。
【0005】図12は、従来のメッセージ再送の例を示
すシーケンスチャートである。以下に示すメッセージの
再送において、予め再送回数が設定されているものとし
て説明する。 ステップ10) サーバからクライアントA,B,Cに
それぞれメッセージを送信する。
【0006】ステップ11) クライアントAは、メッ
セージを正常受信した旨をサーバに通知する。 ステップ12) クライアントBは、正常にメッセージ
受信が終了していない旨をサーバに通知する。
【0007】ステップ13) クライアントCは、メッ
セージを正常受信した旨をサーバに通知する。 ステップ14) サーバは、クライアントBに対して所
定の回数再送を行っているかを判定し、所定の回数に満
たない場合には、再度メッセージをクライアントBに送
信する。また、所定の回数を越えている場合には、メッ
セージの再送を中止する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、固定的に再送制限回数を設定していたの
で、制限回数以上に再送が必要な端末に対してはメッセ
ージ送信を成功させることができないという問題があ
る。
【0009】また、クライアントが受信不能となった場
合でも無駄な再送を繰り返すことになる。特に、所定の
再送回数を決定しておかずに、無制限に再送を繰り返す
ように設定されているシステムにおいては、送信コスト
やトラヒックを増大させてしまうという問題がある。
【0010】特に、サーバから多数のクライアントに対
して一斉にメッセージの送信・再送を行う場合に、種々
の受信状況のクライアント(端末)が混在し、上記のよ
うな問題が顕著に現れ、必要回数の再送を行うことがで
きなかったり、無駄な再送の通信量を増やす結果とな
る。
【0011】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、多数のクライアントに一斉に送信・再送を行う場合
のように各回線の品質やクライアントの受信状況が多様
であり、必要再送回数が通信前に予想しがたい場合で
も、再送効果がある間は再送を行うことができ、この結
果、無駄な通信量を増やすことなく、クライアントのメ
ッセージ受信の完了率を向上させることが可能なメッセ
ージ再送方法及びメッセージ再送サーバを提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理を
説明するための図である。本発明は、通信ネットワーク
を介して接続される複数のクライアントと、サーバの間
でメッセージを構成するメッセージの送受信において、
該クライアントがメッセージの全てを受信できない場合
に、再度メッセージの再送を行うメッセージ再送方法に
おいて、各々のクライアントがサーバから送信されたメ
ッセージの受信を完了していない場合に、サーバに受信
未完了を通知し(ステップ1)、サーバは、メッセージ
受信及び再送毎に各クライアント毎の受信状況を管理し
(ステップ2)、再送の効果があるかを判定し(ステッ
プ3)、効果があるクライアントにのみメッセージの再
送を行う(ステップ4)。
【0013】また、本発明は、ステップ3において、再
送継続を行うか否かを判定する際に、クライアントの識
別情報とサーバから送信されるパケットの識別情報より
なるテーブルを用いて、受信完了を表す情報を割り当
て、メッセージの再送により当該情報が所定の数以上増
加している場合には、再送する効果があると判断し、再
送継続を行う。
【0014】図2は、本発明の原理構成図である。本発
明は、通信ネットワーク200を介して接続される複数
のクライアントと、該クラアント装置で該ネットワーク
を介してメッセージを渡し、該クライアントがメッセー
ジの全てを受信できない場合に、再度メッセージの再送
を行うメッセージ再送システムにおいて、サーバ100
は、メッセージの送信または、クライアント301から
の応答を受信する通信手段120と、クライアント30
1に送信したメッセージ毎にクライアントの受信状況を
随時更新管理する再送管理テーブル140と、再送管理
テーブル140の受信状況に従って再送の有無を判定す
る再送条件判定手段160と、再送条件判定手段160
の判定結果を統合的に判断し、通信手段に再送の指示を
行う再送制御手段110とを有し、クライアント301
は、サーバ100から送られたメッセージの受信状況を
サーバに通知する受信状況通知手段311を有する。
【0015】また、上記の再送条件判定手段160は、
クライアントの識別情報とサーバから送信されるパケッ
トのパケット識別情報よりなる再送管理テーブル140
に割り当てられている受信完了を表す応答記録数により
再送継続か終了かを判定する。
【0016】また、上記の再送条件判定手段160は、
再送管理テーブル140の応答記録を参照し、メッセー
ジの再送により当該応答記録数が所定の数以上増加して
いる場合には、再送する効果があると判断し、再送継続
を行う。また、上記の再送条件判定手段160は、未受
信のパケットがあるクライアントが所定数以上存在する
場合には、再送継続を行う。
【0017】また、上記の再送条件判定手段160は、
再送管理テーブル140の応答記録を参照し、メッセー
ジの再送により当該応答記録が所定の数以上増加してい
る場合には、再送する効果があると判断でき、かつ、未
受信のパケットがあるクライアントが所定数以上存在す
る場合には、再送継続を行う。
【0018】これにより、本発明は、メッセージの送信
後の応答に基づいて、サーバの再送テーブルを参照して
クライアントの受信状況(メッセージ受信・再受信毎に
1メッセージのどれだけの部分が正常受信されたか)が
把握される。再送条件と比較することにより、状況に基
づいて再送の効果が継続しているクライアントには、次
の再送を実行し、再送の効果がなくなった場合には再送
を終了する。この結果、再送の効果が継続している場合
に再送を打ち切ることなく、また、再送の効果がないの
にもかかわらず無駄に再送を繰り返すことがなくなるた
め、クライアントの受信状況に応じた最適な再送回数に
よりメッセージ再送を行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図3は、本発明が適用されるシス
テム全体の構成を示す。本発明は、同図に示すように、
サーバ100、通信ネットワーク102、複数のクライ
アント301,302,…,30n(nは任意の自然
数)から構成される。サーバ100が通信ネットワーク
200を介して複数のクライアント301,302,
…,30nに接続されている。この例では、一斉情報分
配を示しており、サーバ100がクライアント301,
302…,30nに一斉にメッセージを送信し、クライ
アント301,302,…,30nはサーバ100に受
信状況(メッセージの未受信部分の情報)を応答に含め
てサーバ100に返し、サーバ100はこれらの情報に
基づいて再送メッセージを構成し、クライアント30
1,302…,30nに一斉に再送する。
【0020】例えば、2Mバイトのメッセージを、1K
バイトの情報格納可能なパケットにより5000クライ
アントに一斉情報分配する場合には、全クライアントに
送信確認するパケットの個数は2000×5000個と
なるため、無駄なく効果的な再送回数を設定する必要が
ある。
【0021】図4は、本発明のサーバの構成を示す。同
図において、サーバ100は、通信ネットワーク200
と接続してメッセージの送信・受信を行う通信制御部1
20、応答からクライアントの受信状況を把握管理する
再送テーブル管理部140、再送テーブル管理部140
が把握する情報に基づいて送信・再送するメッセージを
生成するメッセージ構成部150、メッセージの送信・
再送を指示し、再送の全体の制御を行う再送制御部11
0、本発明を実現する上で必要な再送条件を管理する再
送条件管理部160、メッセージを生成し、当該メッセ
ージの送信を再送制御部110に要求するアプリケーシ
ョン管理部130より構成される。
【0022】上記のうち、再送条件管理部160につい
て説明する。図5は、本発明のサーバの再送条件管理部
の構成を示す。再送条件管理部160は、再送テーブル
管理部140内の送信管理テーブルの受信パケット数の
増加を記録する受信状況レジスタ153、再送の判定条
件として受信パケット数の増加数、或いは比率を登録し
ておく再送条件レジスタ162、及び受信状況レジスタ
153と再送条件レジスタ162を比較して再送継続か
再送終了かを判定する再送判定部161とを有する。
【0023】図6は、本発明のサーバにおいて送信する
メッセージとパケットの構成を示す。同図は、サーバ1
00のアプリケーション管理部130より送信要求され
るメッセージ404とメッセージを分割して送信する時
の送信パケット400の構成を示している。送信パケッ
ト400には、送信先のクライアント宛先401、パケ
ットのシーケンス番号であるパケットID402、メッ
セージを分割して格納する送信情報403より構成され
る。クライアント宛先401には、例えば、インタネッ
トプロトコルでは、IPアドレスが利用でき、特にクラ
イアントのグループに対して送信するときは、IPクラ
スDアドレスが利用できる。
【0024】図7は、本発明のクライアントからサーバ
に返す応答パケットの構成を示す。同図に示す応答パケ
ットには返送先のサーバ宛先501、応答パケットを返
送したクライアントのクライアントID502、及び各
クライアントにおいてパケットの紛失や送信情報の誤り
により未受信となっている複数のパケットのID列50
3が含まれる。例えば、インターネットプロトコルで
は、サーバ宛先501にはサーバ100のIPアドレス
が利用でき、クライアントIDはクライアントのIPア
ドレスが利用できる。
【0025】図8は、本発明の再送テーブル管理部に格
納されている送信管理テーブルの構成を示す。同図で
は、“クライアント数(n)×メッセージ”の分割送信
に必要なパケット数(m)のマトリクス(n×m)にお
いて、各クライアントにおける各パケットの受信済
(○)、未受信(×)を示している。実装上は、(○)
にビットオンの“1”を、(×)にビットオフの“0”
を割り当てればよい。
【0026】送信管理テーブルでは、最初のメッセージ
送信時に全て未受信(×)が設定されており、応答パケ
ット毎にチェックされて(パケットID列に含まれてい
なければ受信済(○)にする)、最新のクライアントの
受信状況が管理される。各送信・再送の後の応答を全て
受信した後、メッセージ構成部150は、この受信/未
受信の状況に基づいて、次回再送するメッセージを構成
する。例えば、メッセージ構成部150は、“×”が付
与されているパケットIDのOR(論理和)をとって
(列に×が一つでもあれば、再送メッセージに含める)
一斉に再送する再送メッセージを構成することができ
る。
【0027】次に、上記の構成を用いて再送処理を行う
場合の処理手順を説明する。図9は、本発明の再送処理
の手順を示すフローチャートである。 ステップ101) アプリケーション管理部130から
メッセージ404が再送制御部110に渡される。再送
制御部110はメッセージを送信パケット400に送信
情報403の単位に分割し、メッセージ構成部150に
格納し、この分割状況に応じて再送テーブル管理部14
0において図8に示すような送信管理テーブルが設定さ
れる。このメッセージ送信前の初期状態においては、パ
ケットは全て未受信であるため、再送管理テーブルには
“×”が設定される。
【0028】ステップ102) 再送制御部110がメ
ッセージ構成部150に格納されたメッセージの送信を
通信制御部120に指令し、最初のメッセージが必要数
の送信パケットに分割格納されて送信される。 ステップ103) クライアントからパケット紛失、あ
るいは、情報誤りにより未受信となったパケットのパケ
ットIDが応答パケット500のパケットID列503
としてサーバ100に返される。クライアントは、全て
のパケットを受信でき、メッセージを再構成できたとき
には、パケットID列を含まない応答パケット500を
サーバ100に返す。サーバ100では、応答パケット
500のクライアントID502、パケットID列50
3に基づいて送信管理テーブルを更新する。サーバ10
0は全てのクライアントから応答が返るまでステップ1
03を繰り返す。
【0029】ステップ104) 1回の送信、再送にお
いて応答パケットが全て返却された後、再送条件管理部
160の受信情報レジスタ163において、送信管理テ
ーブルの受信済(○)の数の増加数が再送テーブル管理
部140から報告される。 ステップ105) 再送判定部161が受信状況レジス
タ163に記録された数と再送条件レジスタ162に記
録されている条件とを比較し、次回の再送を実行する
か、または、再送は行わずメッセージの再送を終了する
かを判定する。
【0030】再送条件レジスタ162には、メッセージ
送信要求(ステップ101)の前に再送終了の判定条件
(再送の効果なし、あるいは、効果が小さくなったので
再送終了とする判断基準)を設定しておく。再送終了の
終了条件の例としては以下のようなものがある。
【0031】(1) 受信済増加数が2回続いて0とな
った場合; (2) 受信済増加数が3回続いて一定数以下(例えば
5個)となった場合; (3) 未成功のクライアント数が一定数(例えば3)
以下となった場合; (4) 上記の(3)かつ(1)の場合;等 ステップ106) ステップ105において、再送終了
と判定されたとき、再送条件管理部160は再送制御部
110に再送終了を報告し、再送制御部110は再送テ
ーブル管理部140の送信管理テーブルを見て送信結果
(各クライアントのメッセージの成否)をアプリケーシ
ョン管理部130に報告する。
【0032】ステップ107) ステップ105で送信
継続と判定された場合は、再送条件管理部160が再送
制御部110にその旨を通知し、再送制御部110は再
送メッセージの生成をメッセージ構成部150に指示
し、メッセージ構成部150は再送テーブル管理部14
0の送信管理テーブルを参照して再送メッセージを生成
する。
【0033】再送メッセージが構成されると再送制御部
110が生成されたメッセージの送信を通信制御部12
0に指令し、クライアントに対する再送メッセージの送
信が開始される。以上のステップ102、103、10
4、105、107が繰り返されてクライアントにおい
て受信成功のパケット数が増加しているという効果があ
る間は、再送が継続される。再送の効果がなくなった、
あるいは、小さくなったときは、ステップ107に示
す、例えば(1)〜(4)等の条件により再送を終了
し、無駄な再送の通信量を省くことができる。
【0034】上記のフローチャートにおいてステップ1
04とステップ105が本発明を実現する上で核となる
手順であり、クライアントの受信状況に基づいて通信中
に動的に再送の継続/終了を判定する手順である。
【0035】
【実施例】以下、本発明の一実施例を説明する。以下に
示す再送処理において、再送条件レジスタ162に設定
されている再送終了条件は、受信済み増加数が2以下に
なった場合、または、受信未成功のクライアントが1以
下となった場合とする。以下に示す例において、クライ
アントは、A,B,Cの3つとする。図10は、本発明
の一実施例の再送処理のシーケンスチャートであり、図
11は、本発明の一実施例の送信管理テーブルの状態の
遷移を示す。
【0036】 最初に、アプリケーション管理部13
0は、メッセージ400を再送制御部110に渡し、再
送制御部110において、メッセージ400を送信パケ
ットの送信情報403の単位に分割する。本実施例で
は、4分割し、その分割されたメッセージ毎にパケット
ID402を付与する。分割された第1のメッセージの
パケットID402は“ID−A”、第2のメッセージ
のパケットID402は“ID−B”、第3のメッセー
ジのパケットID402は、“ID−C”、第4のメッ
セージパケットID402を“ID−D”とする。メッ
セージ送信前の送信管理テーブルは図11(a)に示す
ように、全て“×”が設定されている。ここで、再送制
御部110は、通信制御部120に対して最初のメッセ
ージ(メッセージID=ID−A)を送信するように指
示する。
【0037】これにより、通信制御部120は、最初の
分割されているメッセージ(メッセージID=ID−
A)をクライアントA,B,Cに送信する。次に、通信
制御部120は、次の分割されたメッセージ(メッセー
ジID=ID−B)を同様にクライアントA,B,Cに
送信する。この処理をメッセージID=ID−Dの送信
まで繰り返す。
【0038】この処理により、4分割されたメッセージ
が4つのパケットに分割されて各クライアントA,B,
Cに送信されたことになる。 次に、により送信したメッセージの受信状況を各
クライアントから通知される。クライアントAは、全て
のメッセージを受信しているため、応答パケットには、
パケットIDを含まない応答パケットを返却する。クラ
イアントBは、ID−Bのみが未受信であるとして、応
答パケット500のパケットID列503に“ID−
B”を設定してサーバ100に送信する。クライアント
Cは、ID−BとID−Cが未受信であるとして、応答
パケット500のパケットID列503に、“ID−
B”、“ID−C”を設定して、サーバ100に送信す
る。
【0039】 サーバ100の各再送テーブル管理部
140は、各クライアントA,B,Cの受信状況に基づ
いて送信管理テーブルを更新する。この時更新された状
況を図11(b)に示す。これにより、再送テーブル管
理部140は、再送条件管理部160に送信管理テーブ
ルの“○”の数を通知する。このときの“○”の数は、
9である。この例では、まだ、未成功のクライアント数
が1以下になっていないため、再送判定部161は、再
送を継続すると判定する。
【0040】 再送条件管理部160は、再送制御部
110に再送を継続する旨を通知し、再送制御部110
は、再送メッセージの生成をメッセージ構成部150に
通知する。メッセージ構成部150は、上記のと同様
に4分割されるメッセージを生成してもよいし、再送テ
ーブル管理部140からどのパケットIDのメッセージ
を組み立てればよいかの情報を取得して、未受信となっ
ているパケットのみを組み立ててもよい。
【0041】 通信制御部120は、上記の、
と同様に、組み立てられたパケットを送信する。 サーバ100より送信したメッセージの受信状況を
各クライアントから通知される。クライアントAは、全
てのメッセージを受信しているため、応答パケットに
は、パケットIDを含まない応答パケット500を返却
する。クライアントBも全てのパケットを受信したので
応答パケット500には、パケットIDを含まない応答
パケット500を返却する。クライアントCは、ID−
Cのみが未受信であるとして、応答パケット500のパ
ケットID列503に、“ID−C”を設定して、サー
バ100に送信する。
【0042】 サーバ100の再送テーブル管理部1
40は、各クライアントから応答パケット500を受信
すると、クライアントA,B,Cの受信状況に基づいて
送信管理テーブルを更新する。この時更新された状況を
図11(c)に示す。これにより、再送テーブル管理部
140は、再送条件管理部160に送信管理テーブルの
“○”の数を通知する。このときの“○”の数は、11
である。従って、受信状況レジスタ163の増加数は2
となり、再送条件レジスタ162の条件『増加数が2以
下の場合には送信を終了する』に対応するため、再送判
定部161は、再送処理を終了すると判定する。また、
同時に、未成功のクライアントがクライアントCだけで
あるため、未成功のクライアント数が1以下になったた
め、再送判定部161は、再送を終了すると判定する。
【0043】なお、本実施例では、再送条件レジスタ1
62に設定される再送条件を増加数が2以下となった場
合または、未成功のクライアント数が1以下等と設定し
ているが、この例に限定されることなく、種々の条件設
定が可能である。また、本実施例では、各クライアント
に対してメッセージの同報を行っているが、同報通信に
限定されることなく、種々のメッセージ送信形態におけ
るの再送にも適用できる。
【0044】さらに、クライアントが通信中に一時応答
不能である場合には、サーバから応答問い合わせのパケ
ットを送信し、応答を催促することも考えられる。ま
た、応答不能であること(ビジー)をクライアントから
サーバに通知しておくことにより、サーバは当該クライ
アントを後回しにして、当該クライアントの回復後、サ
ーバが当該クライアントに対して別途再送することも考
えられる。
【0045】従って、本発明は、上記の実施例に限定さ
れることなく、特許請求の範囲内で種々変更・応用が可
能である。
【0046】
【発明の効果】上述のように、本発明のメッセージ再送
方法及びメッセージ再送サーバによれば、通信中のクラ
イアントの受信状況に応じて動的にサーバが再送の継続
の可否を判断するように構成したことにより、多数のク
ライアントに一斉に送信・再送を行う場合のように、各
回線の品質やクライアントの受信状況が多様であり、必
要再送回数が通信前に予想しがたい場合でも再送効果が
ある間は、再送を行うことができ、その結果、無駄な通
信量を増やすことなく、クライアントのメッセージ受信
の完了率を向上させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】本発明が適用されるシステム全体の構成図であ
る。
【図4】本発明のサーバの構成図である。
【図5】本発明のサーバの再送条件管理部の構成図であ
る。
【図6】本発明のメッセージと送信パケットの構成図で
ある。
【図7】本発明の応答パケットの構成図である。
【図8】本発明の送信管理テーブルの構成を示す図であ
る。
【図9】本発明の再送処理の手順を示すフローチャート
である。
【図10】本発明の一実施例の再送処理のシーケンスチ
ャートである。
【図11】本発明の一実施例の送信管理テーブルの状態
の遷移を示す図である。
【図12】従来のメッセージ再送の例を示すシーケンス
チャートである。
【符号の説明】
100 サーバ 110 再送制御部、再送制御手段 120 通信制御部、通信手段 130 アプリケーション管理部 140 再送テーブル管理部、再送管理テーブル 150 メッセージ構成部 160 再送条件管理部、再送条件判定手段 161 再送判定部 162 再送条件レジスタ 163 受信状況レジスタ 200 通信ネットワーク 301,302,30n クライアント 311 受信状況通知手段 400 メッセージ 401 クライアント宛先 402 パケットID 403 送信情報 500 応答パケット 501 サーバ宛先 502 クライアントID 503 パケットID列

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ネットワークを介して接続される複
    数のクライアントと、サーバの間でメッセージを構成す
    るメッセージの送受信において、該クライアントがメッ
    セージの全てを受信できない場合に、再度メッセージの
    再送を行うメッセージ再送方法において、 各々の前記クライアントが前記サーバから送信されたメ
    ッセージの受信を完了していない場合に、前記サーバに
    受信未完了を通知し、 前記サーバは、メッセージ受信及び再送毎に各クライア
    ント毎の受信状況を管理し、 再送の効果があるクライアントにのみメッセージの再送
    を行うことを特徴とするメッセージ再送方法。
  2. 【請求項2】 再送継続を行うか否かを判定する際に、 前記クライアントの識別情報と前記サーバから送信され
    るパケットの識別情報よりなるテーブルを用いて、受信
    完了を表す情報を割り当て、 メッセージの再送により当該情報が所定の数以上増加し
    ている場合には、再送する効果があると判断し、再送継
    続を行う請求項1記載のメッセージ再送方法。
  3. 【請求項3】 通信ネットワークを介して接続される複
    数のクライアントと、該クライアントで該ネットワーク
    を介してメッセージを渡し、該クライアントがメッセー
    ジの全てを受信できない場合に、再度メッセージの再送
    を行うメッセージ再送システムにおいて、 前記サーバは、 前記メッセージの送信または、前記クライアントからの
    応答を受信する通信手段と、 前記クライアントに送信したメッセージ毎に前記クライ
    アントの受信状況を随時更新管理する再送管理テーブル
    と、 前記再送管理テーブルの前記受信状況に従って再送の有
    無を判定する再送条件判定手段と、 前記再送条件判定手段の判定結果を統合的に判断し、前
    記通信手段に再送の指示を行う再送制御手段とを有し、 前記クライアントは、 前記サーバから送られたメッセージの受信状況を前記サ
    ーバに通知する受信状況通知手段を有することを特徴と
    するメッセージ再送システム。
  4. 【請求項4】 前記再送条件判定手段は、 前記クライアントの識別情報と前記サーバから送信され
    る前記パケットの前記パケット識別情報よりなる前記再
    送管理テーブルに割り当てられている受信完了を表す応
    答記録数により再送継続か終了かを判定する請求項3記
    載のメッセージ再送システム。
  5. 【請求項5】 前記再送条件判定手段は、 前記再送管理テーブルの応答記録を参照し、メッセージ
    の再送により当該応答記録数が所定の数以上増加してい
    る場合には、再送する効果があると判断し、再送継続を
    行う請求項3記載のメッセージ再送システム。
  6. 【請求項6】 前記再送条件判定手段は、 未受信のパケットがあるクライアントが所定数以上存在
    する場合には、再送継続を行う請求項3記載のメッセー
    ジ再送システム。
  7. 【請求項7】 前記再送条件判定手段は、 前記再送管理テーブルの応答記録を参照し、メッセージ
    の再送により当該応答記録が所定の数以上増加している
    場合、かつ、未受信のパケットがあるクライアントが所
    定数以上存在する場合には、再送する効果があるものと
    して、再送継続を行う請求項3記載のメッセージ再送シ
    ステム。
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