JPH0991155A - アプリケーション・ブリッジシステム - Google Patents

アプリケーション・ブリッジシステム

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JPH0991155A
JPH0991155A JP24403595A JP24403595A JPH0991155A JP H0991155 A JPH0991155 A JP H0991155A JP 24403595 A JP24403595 A JP 24403595A JP 24403595 A JP24403595 A JP 24403595A JP H0991155 A JPH0991155 A JP H0991155A
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JP
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application
slave
message
software
control
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JP24403595A
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Atsushi Yaginuma
淳 柳沼
Toshiaki Koyama
俊明 小山
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存のアプリケーションソフトウェアを改造
することなく複数のスレーブアプリケーションとして連
携動作させる。 【解決手段】 マスタアプリケーションからの起動要求
によってスレーブアプリケーションの起動をオペレーテ
ィングシステムに依頼する起動手段と、前記起動手段に
よって起動を依頼されたスレーブアプリケーションの制
御IDを検索する制御ID検索手段と、オペレーティン
グシステムとアプリケーションソフトウェアとの間で交
わされるメッセージを監視して前記のスレーブアプリケ
ーションの制御IDを持つメッセージを検出するスレー
ブアプリケーション・メッセージ監視手段と、前記スレ
ーブアプリケーションの制御IDを持つメッセージを前
記マスタアプリケーションに通知するマスタアプリケー
ション操作手段とを備えるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定のアプリケー
ションソフトウェアからの起動要求によって他の複数の
アプリケーションソフトウェアを連携動作させるアプリ
ケーション・ブリッジシステムに関し、特に、既存のア
プリケーションソフトウェアに変更を加えることなくそ
のアプリケーションソフトウェアをスレーブアプリケー
ションとしてマスタアプリケーション下で連携動作させ
るアプリケーション・ブリッジシステムに適用して有効
な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年オープン化の進展と共にマルチベン
ダでアプリケーションソフトウェアが提供させることが
増加しつつあり、この中でアプリケーションソフトウェ
ア間の連携を図り操作性等の使い勝手を向上させるニー
ズが高まってきている。
【0003】従来、あるアプリケーションソフトウェア
を実行中に、他のアプリケーションソフトウェアの実行
結果を前記実行中のアプリケーションソフトウェアで使
用する場合には、次の一連の操作をオペレータが行って
いた。
【0004】すなわち、前記実行中のアプリケーション
ソフトウェアの実行を一時中断し、他のアプリケーショ
ンソフトウェアを起動し、その実行結果を所定のファイ
ルに格納し、当該アプリケーションソフトウェアの実行
が終了した後、前記の実行を一時中断したアプリケーシ
ョンソフトウェアの実行を再開し、前記実行内容を格納
した所定のファイルの内容を、前記再開したアプリケー
ションソフトウェアによって使用していた。
【0005】例えば、ある電子メールシステムを使用中
に、音声入出力ソフトウェアを利用して音声を記録した
音声メールを送信する場合には、前記電子メールシステ
ムの使用を一時停止し、音声入出力ソフトウェアを起動
し、音声メールとして送付したい内容を前記音声入出力
ソフトウェアにより音声として入力してファイルに格納
した後、前記音声入出力ソフトウェアを終了し、前記電
子メールシステムの使用を再開して、前記音声を入力し
たファイルを読み込んで、所定の宛左記に音声メールを
送信していた。
【0006】前記送付された音声メールを受信して前記
音声メールの内容を聞く場合には、電子メールシステム
を起動し、前記音声メールを受信していることを確認
し、前記音声メールを所定の記憶装置上にダウンロード
した後、前記電子メールシステムの使用を終了し、音声
入出力ソフトウェアを起動し、前記音声メールの内容を
前記音声入出力ソフトウェアにより再生していた。
【0007】また、GUI(Graphical Us
er Interface)を有するマルチタスクOS
(Operating System)が普及してきた
現在、一台のコンピュータ上で同時に多数のアプリケー
ションソフトウェアを動作させることが可能であるた
め、既に存在する市販のアプリケーションソフトウェア
と連携を図り、1つのシステムを構築するシステムイン
テグレートが盛んに行われるようになってきた。
【0008】前記の様なシステムインテグレートをする
ためには、既存のアプリケーションソフトウェアと連携
を図るマスタアプリケーションと連携動作する為のイン
タフェースを、既存のアプリケーションソフトウェアに
も持たせることにより実現していた。
【0009】また、既存の電子メールソフトウェアで、
複数のファイル全体をメール本文に添付して送信する添
付ファイルの送信機能を持たせた公知例が「Micro
soft Mail Windows クライアントユ
ーザガイド」に記載されている。その概要は、スプレッ
ドシート、文書ファイル及びプログラムファイル等を添
付ファイルとしてメール本文に添付して送信するもので
ある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、前記従来
技術を検討した結果、以下の問題点を見い出した。
【0011】すなわち、前記従来技術において既存のア
プリケーションソフトウェアにマスタアプリケーション
と連携動作するインタフェースを持たせる際に、既存の
アプリケーションソフトウェアを改造しなければならな
い為、全ての既存のアプリケーションソフトウェアにマ
スタアプリケーションと連携動作する為のインタフェー
スを持たせることが困難であるという問題があった。
【0012】また、前記従来技術の添付ファイルの送信
機能を持たせた電子メールソフトウェアを使用中に、添
付したい複数のファイルを作成する場合には、前記添付
したい複数のファイルであるスプレッドシート、文書フ
ァイル及びプログラムファイル等を作成する複数のプロ
グラムを、オペレータの操作により、起動する必要があ
った。
【0013】本発明の目的は、既存のアプリケーション
ソフトウェアを改造することなく複数のスレーブアプリ
ケーションとして連携動作させることが可能な技術を提
供することにある。
【0014】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかに
なるであろう。
【0015】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0016】すなわち、特定のアプリケーションソフト
ウェアであるマスタアプリケーションからの起動要求に
よって他の複数のアプリケーションソフトウェアである
スレーブアプリケーションを連携動作させるアプリケー
ション・ブリッジシステムであって、前記マスタアプリ
ケーションからの起動要求によってスレーブアプリケー
ションの起動をオペレーティングシステムに依頼する起
動手段と、前記起動手段によって起動を依頼されたスレ
ーブアプリケーションの制御IDを検索する制御ID検
索手段と、オペレーティングシステムとアプリケーショ
ンソフトウェアとの間で交わされるメッセージを監視し
て前記のスレーブアプリケーションの制御IDを持つメ
ッセージを検出するスレーブアプリケーション・メッセ
ージ監視手段と、前記スレーブアプリケーションの制御
IDを持つメッセージを前記マスタアプリケーションに
通知するマスタアプリケーション操作手段とを備えるも
のである。
【0017】前記アプリケーション・ブリッジシステム
において、前記起動手段と前記制御ID検索手段を備え
るスレーブアプリケーション起動部は、前記マスタアプ
リケーションの内部に組み込まれており、前記マスタア
プリケーションは、起動したい複数のスレーブアプリケ
ーションの名称を格納したファイルを参照し、スレーブ
アプリケーションの起動要求を前記スレーブアプリケー
ション起動部の起動手段に対して行う。
【0018】前記スレーブアプリケーション起動部の起
動手段は、前記マスタアプリケーションから起動要求さ
れたスレーブアプリケーションの起動をオペレーティン
グシステムに依頼する。
【0019】前記オペレーティングシステムは、前記ス
レーブアプリケーション起動部の起動手段から依頼され
たスレーブアプリケーションを起動し、起動されたスレ
ーブアプリケーションの制御IDを特定するための情報
を前記起動手段に返す。
【0020】前記スレーブアプリケーション起動部の起
動手段は、前記起動されたスレーブアプリケーションの
制御IDを特定するための情報を、前記スレーブアプリ
ケーション起動部の制御ID検索手段に渡す。
【0021】前記スレーブアプリケーションの制御ID
を特定するための情報を前記起動手段から受け取った前
記制御ID検索手段は、オペレーティングシステムが管
理している実行中のアプリケーションソフトウェアに関
する情報を取得し、前記スレーブアプリケーションの制
御IDを特定する情報をキーとして前記実行中のアプリ
ケーションソフトウェアに関する情報を検索し、前記ス
レーブアプリケーションの制御IDを取得する。
【0022】前記制御ID検索手段がスレーブアプリケ
ーションの制御IDを取得すると、前記起動手段は、前
記スレーブアプリケーション・メッセージ監視手段とマ
スタアプリケーション操作手段とを備えるメッセージブ
リッジ部を起動し、前記マスタアプリケーション操作手
段に前記マスタアプリケーションの制御IDを渡す。
【0023】前記メッセージブリッジ部のスレーブアプ
リケーション・メッセージ監視手段は、アプリケーショ
ンソフトウェアにメッセージを送付する際の送付先をス
レーブアプリケーション・メッセージ監視手段自身に変
更するようオペレーティングシステムに依頼し、オペレ
ーティングシステムとアプリケーションソフトウェアと
の間で交わされるメッセージを前記スレーブアプリケー
ション・メッセージ監視手段にて受け取る。
【0024】前記オペレーティングシステムとアプリケ
ーションソフトウェアとの間で交わされるメッセージを
受け取った前記スレーブアプリケーション・メッセージ
監視手段は、前記メッセージの制御IDと前記スレーブ
アプリケーションの制御IDとを比較する。
【0025】前記メッセージの制御IDと前記スレーブ
アプリケーションの制御IDが同一である場合には、ス
レーブアプリケーション・メッセージ監視手段は、前記
メッセージを前記メッセージブリッジ部のマスタアプリ
ケーション操作手段に通知する。
【0026】前記スレーブアプリケーションの制御ID
を持つメッセージを受け取ったマスタアプリケーション
操作手段は、事前に渡されている前記マスタアプリケー
ションの制御IDを使用し、前記マスタアプリケーショ
ンが動作しているかどうかをオペレーティングシステム
に確認する。
【0027】前記マスタアプリケーションの動作が確認
されたら、前記マスタアプリケーション操作手段は、前
記スレーブアプリケーションの制御IDを持つメッセー
ジを前記マスタアプリケーションに通知し、前記マスタ
アプリケーションは、通知された前記メッセージの内容
に対応した動作に移行する。
【0028】例えば、前記マスタアプリケーションは、
前記スレーブアプリケーションの制御IDを持つメッセ
ージの内容を調べ、前記メッセージの内容が前記スレー
ブアプリケーションの終了を示すものである場合には、
前記スレーブアプリケーションが作成したファイルがあ
るときには、そのファイルを所定の領域に格納したり、
起動したい複数のスレーブアプリケーションの名称を格
納したファイルを参照し、次に起動するスレーブアプリ
ケーションがあるかどうかを調べ、次に起動するスレー
ブアプリケーションがある場合には、そのスレーブアプ
リケーションの起動要求をスレーブアプリケーション起
動部の起動手段に対して発行する。
【0029】また、前記オペレーティングシステムとア
プリケーションソフトウェアとの間で交わされるメッセ
ージを受け取った前記スレーブアプリケーション・メッ
セージ監視手段は、前記の受け取ったメッセージを、そ
のメッセージが持つ制御IDが示す本来の宛先にも通知
する。
【0030】以上の様に、前記アプリケーション・ブリ
ッジシステムによれば、オペレーティングシステムとス
レーブアプリケーションとの間のメッセージを監視する
ので、既存のアプリケーションソフトウェアを改造する
ことなく複数のスレーブアプリケーションとして連携動
作させることが可能である。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、実施形態
とともに図面を参照して詳細に説明する。
【0032】なお、実施形態を説明するための全図にお
いて、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰
り返しの説明は省略する。
【0033】(実施形態1)図1は、本発明のアプリケ
ーション・ブリッジシステムを実施する実施形態1の概
略構成を示す図である。図1において、1はアプリケー
ション・ブリッジシステム、11はスレーブアプリケー
ション起動部、111はスレーブアプリケーション起動
部11の起動手段、112はスレーブアプリケーション
起動部11の制御ID検索手段、12はメッセージブリ
ッジ部、121はメッセージブリッジ部12のスレーブ
アプリケーション・メッセージ監視手段、122はメッ
セージブリッジ部のマスタアプリケーション操作手段、
2はマスタアプリケーション、3はスレーブアプリケー
ション、4はオペレーティングシステム、W1〜W14
は論理チャネルである。
【0034】図1に示す様に、本実施形態のアプリケー
ション・ブリッジシステムは、起動手段111と制御I
D検索手段112とを有するスレーブアプリケーション
起動部11と、スレーブアプリケーション・メッセージ
監視手段121とマスタアプリケーション操作手段12
2とを有するメッセージブリッジ部12から成り、スレ
ーブアプリケーション起動部11は、マスタアプリケー
ション2の内部に存在している。
【0035】すなわち、本実施形態のアプリケーション
・ブリッジシステム1のスレーブアプリケーション起動
部11はマスタアプリケーション2の内部に組み込まれ
ており、メッセージブリッジ部12はマスタアプリケー
ション2とは別モジュールとして存在している。
【0036】本実施形態のアプリケーション・ブリッジ
システムは、オペレーティングシステムと複数のアプリ
ケーションソフトウェアとの間でメッセージを交わしな
がら前記複数のアプリケーションソフトウェアを管理す
るメッセージドリブンなオペレーティングシステムを搭
載したコンピュータ上で動作するものであり、その装置
構成は、前記のメッセージドリブンなオペレーティング
システムを動作させるのに充分な、CPU、メモリ、外
部記憶装置、ディスプレイ装置及びキーボード装置等を
備えたものであれば良い。
【0037】本実施形態のアプリケーション・ブリッジ
システムにおいて、マスタアプリケーション2とスレー
ブアプリケーション3は、メッセージドリブンなオペレ
ーティングシステム4上で動作するアプリケーションソ
フトウェアであり、オペレーティングシステム4とマス
タアプリケーション2またはスレーブアプリケーション
3とは、論理チャネルW7または論理チャネルW9を経
由してメッセージが交わされている。
【0038】これらマスタアプリケーション2とスレー
ブアプリケーション3は、いずれもオペレーティングシ
ステム4によってアプリケーションソフトウェアを一意
に特定するための制御IDが割り振られ、オペレーティ
ングシステム4は前記制御IDを基にして、ある制御I
Dに対応したアプリケーションソフトウェアが動作して
いるか、あるいは、既に終了しているかの判別がつくも
のとする。
【0039】本実施形態のアプリケーション・ブリッジ
システムにおけるオペレーティングシステム4が、マス
タアプリケーション2またはスレーブアプリケーション
3にメッセージを送信する際には、当該アプリケーショ
ンソフトウェアの制御IDを宛先として特定のアプリケ
ーションソフトウェアに対してメッセージを送るものと
する。
【0040】また、本実施形態のアプリケーション・ブ
リッジシステムで実行されるマスタアプリケーション2
とスレーブアプリケーション3との間では、スレーブア
プリケーション3がその状態をマスタアプリケーション
2に直接通知するための手段をもっていないものとす
る。
【0041】以下に、本実施形態のアプリケーション・
ブリッジシステムにおいて、マスタアプリケーションが
スレーブアプリケーションの起動要求し、スレーブアプ
リケーションを実行する処理手順について説明する。
【0042】図2は、本実施形態のアプリケーション・
ブリッジシステムの処理手順を示すフローチャートであ
る。
【0043】図2に示す様に、本実施形態のアプリケー
ション・ブリッジシステムでは、ステップ201の処理
で、マスタアプリケーション2を起動する。
【0044】次に、ステップ202の処理で、マスタア
プリケーション2は、起動したいスレーブアプリケーシ
ョン3の名称を格納したファイルを参照し、マスタアプ
リケーション2の制御IDとスレーブアプリケーション
3の起動要求とをスレーブアプリケーション起動部11
の起動手段111に論理チャネルW1を経由して発行す
る。
【0045】ステップ203の処理で、スレーブアプリ
ケーション起動部11の起動手段111は、マスタアプ
リケーション2から起動要求されたスレーブアプリケー
ション3の起動を論理チャネルW12を介してオペレー
ティングシステム4に依頼する。
【0046】メッセージドリブンなオペレーティングシ
ステム4にスレーブアプリケーション3の起動を依頼す
ると、スレーブアプリケーション3が起動された後に、
スレーブアプリケーション3の制御IDを特定するため
の情報が、オペレーティングシステム4から依頼元に返
されるので、ステップ204の処理で、スレーブアプリ
ケーション起動部11の起動手段111は、スレーブア
プリケーション3の制御IDを特定するための情報がオ
ペレーティングシステム4から返されるのを待つ。
【0047】ここで、スレーブアプリケーション3の制
御IDを特定するための情報とは、オペレーティングシ
ステム4の管理下で起動されている複数のアプリケーシ
ョンソフトウェアの中から、スレーブアプリケーション
起動部11の起動手段111からの起動依頼により起動
されたスレーブアプリケーション3を識別するための情
報である。
【0048】例えば、複数のウインドウにより複数のア
プリケーションソフトウェアを管理するオペレーティン
グシステムでは、あるアプリケーションソフトウェアが
起動されると、インスタンスと呼ばれる、当該アプリケ
ーションソフトウェアを識別するための情報がオペレー
ティングシステムから依頼元に返される。
【0049】前記の様な複数のウインドウを使用するオ
ペレーティングシステムでは、前記インスタンスは制御
IDそのものではないので、前記インスタンスを使用し
て、オペレーティングシステムが管理する実行中のアプ
リケーションソフトウェアに関する情報を格納したアプ
リケーションデータセグメントから、制御IDであるウ
インドウハンドルを検索する必要がある。
【0050】また、アプリケーションソフトウェアが起
動された後に、起動されたアプリケーションソフトウェ
アの制御IDを依頼元に返すオペレーティングシステム
を使用している場合には、前記の検索は不要である。
【0051】本実施形態のアプリケーション・ブリッジ
システムでは、スレーブアプリケーション3が起動され
た後に、スレーブアプリケーション3の制御IDを特定
するための情報がオペレーティングシステム4から依頼
元に返され、スレーブアプリケーション3の制御IDを
知るために、スレーブアプリケーション3の制御IDを
特定するための情報を使用した検索が必要なものとす
る。
【0052】オペレーティングシステム4は、スレーブ
アプリケーション起動部11の起動手段111から依頼
されたスレーブアプリケーション3を起動し、起動され
たスレーブアプリケーション3の制御IDを特定するた
めの情報を論理チャネルW12を経由して起動手段11
1に返す。
【0053】ステップ205の処理で、スレーブアプリ
ケーション起動部11の起動手段111は、前記起動さ
れたスレーブアプリケーション3の制御IDを特定する
ための情報を、論理チャネルW2を経由してスレーブア
プリケーション起動部11の制御ID検索手段112に
渡す。
【0054】スレーブアプリケーション3の制御IDを
特定するための情報を論理チャネルW2を経由して起動
手段111から受け取った制御ID検索手段112は、
オペレーティングシステム4が管理している実行中のア
プリケーションソフトウェアに関する情報を論理チャネ
ルW13を経由して取得し、スレーブアプリケーション
3の制御IDを特定する情報をキーとして前記実行中の
アプリケーションソフトウェアに関する情報を検索し、
スレーブアプリケーション3の制御IDを取得する。
【0055】例えば、前記の複数のウインドウにより複
数のアプリケーションソフトウェアを管理するオペレー
ティングシステムでは、あるアプリケーションソフトウ
ェアが起動されると、起動されたアプリケーションソフ
トウェアに関する情報を構造体として格納したアプリケ
ーションデータセグメントが作成される。
【0056】複数のアプリケーションソフトウェアが起
動されると、複数のアプリケーションソフトウェアに対
応したアプリケーションデータセグメントが作成される
ので、特定のアプリケーションソフトウェアの制御ID
であるウインドウハンドルを知りたい場合には、前記ア
プリケーションデータセグメントをオペレーティングシ
ステムから取得し、前記特定のアプリケーションソフト
ウェアを識別するための情報であるインスタンスをキー
として、前記アプリケーションデータセグメントを検索
し、前記特定のアプリケーションソフトウェアの制御I
Dであるウインドウハンドルを取得する。
【0057】制御ID検索手段112がスレーブアプリ
ケーション3の制御IDを取得すると、ステップ206
の処理に進み、起動手段111は、スレーブアプリケー
ション・メッセージ監視手段121とマスタアプリケー
ション操作手段122とを備えるメッセージブリッジ部
12を起動し、論理チャネルW3を経由してマスタアプ
リケーション操作手段122にマスタアプリケーション
2の制御IDを渡し、制御ID検索手段112は論理チ
ャネルW4を経由してスレーブアプリケーション・メッ
セージ監視手段121にスレーブアプリケーション3の
制御IDを渡す。
【0058】ステップ207の処理で、メッセージブリ
ッジ部12のスレーブアプリケーション・メッセージ監
視手段121は、アプリケーションソフトウェアにメッ
セージを送付する際の送付先をスレーブアプリケーショ
ン・メッセージ監視手段121自身に変更するようオペ
レーティングシステム4に依頼し、オペレーティングシ
ステム4とアプリケーションソフトウェアとの間で交わ
されるメッセージを論理チャネルW11を経由してスレ
ーブアプリケーション・メッセージ監視手段121にて
受け取る。
【0059】ステップ207の処理で、論理チャネルW
11を経由してオペレーティングシステム4とアプリケ
ーションソフトウェアとの間で交わされるメッセージを
受け取ったスレーブアプリケーション・メッセージ監視
手段121は、ステップ208の処理に進み、前記メッ
セージの制御IDとスレーブアプリケーション3の制御
IDとを比較する。
【0060】ステップ208の処理で、前記メッセージ
の制御IDとスレーブアプリケーション3の制御IDと
を比較した結果、前記メッセージの制御IDとスレーブ
アプリケーション3の制御IDが同一である場合には、
スレーブアプリケーション・メッセージ監視手段121
は、前記メッセージを論理チャネルW10を経由してメ
ッセージブリッジ部12のマスタアプリケーション操作
手段122に通知する。
【0061】ステップ209の処理では、スレーブアプ
リケーション3の制御IDを持つメッセージを受け取っ
たマスタアプリケーション操作手段122が、事前に渡
されているマスタアプリケーション2の制御IDを使用
し、論理チャネルW14を経由してマスタアプリケーシ
ョン2が動作しているかどうかをオペレーティングシス
テム4に確認する。
【0062】ステップ209の処理で、マスタアプリケ
ーション2が動作しているかどうかをオペレーティング
システム4に確認した結果、マスタアプリケーション2
の動作が確認されたら、ステップ210の処理に進み、
マスタアプリケーション操作手段122は、スレーブア
プリケーション3の制御IDを持つメッセージを論理チ
ャネルW5を経由してマスタアプリケーション2に通知
する。
【0063】次に、ステップ211の処理で、マスタア
プリケーション2は、通知された前記メッセージの内容
に対応した動作に移行する。
【0064】例えば、マスタアプリケーション2は、ス
レーブアプリケーション3の制御IDを持つメッセージ
の内容を調べ、前記メッセージの内容がスレーブアプリ
ケーション3の終了を示すものである場合には、スレー
ブアプリケーション3で作成されたファイルがあるとき
には、そのファイルを所定の領域へ格納したり、起動し
たいスレーブアプリケーション3の名称を格納したファ
イルを参照し、次に起動するスレーブアプリケーション
3があるかどうかを調べる。
【0065】一方、ステップ208の処理で、前記メッ
セージの制御IDとスレーブアプリケーション3の制御
IDとを比較した結果、前記メッセージの制御IDとス
レーブアプリケーション3の制御IDが同一でない場合
には、ステップ212の処理に進む。
【0066】ステップ212の処理では、ステップ20
7の処理でオペレーティングシステム4とアプリケーシ
ョンソフトウェアとの間で交わされるメッセージを論理
チャネルW11を経由して受け取ったスレーブアプリケ
ーション・メッセージ監視手段121が、前記の受け取
ったメッセージを、論理チャネルW6または論理チャネ
ルW8を経由してそのメッセージが持つ制御IDが示す
本来の宛先にも通知する。
【0067】次に、ステップ213の処理で、スレーブ
アプリケーション3が動作中であるかを調べ、スレーブ
アプリケーション3が動作中である場合には、ステップ
207の処理に戻り、オペレーティングシステム4とア
プリケーションソフトウェアとの間で交わされるメッセ
ージをスレーブアプリケーション・メッセージ監視手段
121にて受け取る。
【0068】ステップ213の処理で、スレーブアプリ
ケーション3が動作中であるかを調べ、スレーブアプリ
ケーション3が終了しており、次に起動するスレーブア
プリケーション3がない場合には、アプリケーション・
ブリッジシステム1の処理手順を終了する。
【0069】また、ステップ209の処理で、マスタア
プリケーション2が動作しているかどうかをオペレーテ
ィングシステム4に確認した結果、マスタアプリケーシ
ョン2の動作が確認されなかった場合には、マスタアプ
リケーション操作手段122は、スレーブアプリケーシ
ョン3の制御IDを持つメッセージをマスタアプリケー
ション2に通知せずに、ステップ214の処理に進み、
前記メッセージを本来の宛先に通知した後、アプリケー
ション・ブリッジシステム1の処理手順を終了する。
【0070】以上の様に、本実施形態のアプリケーショ
ン・ブリッジシステムによれば、オペレーティングシス
テム4とスレーブアプリケーション3との間のメッセー
ジを監視するので、既存のアプリケーションソフトウェ
アを改造することなくそのアプリケーションソフトウェ
アをスレーブアプリケーションとして連携動作させるこ
とが可能である。
【0071】従って、本実施形態のアプリケーション・
ブリッジシステムによれば、既存の市販アプリケーショ
ンソフトウェアをそのまま使いシステムインテグレート
することが可能となる。
【0072】(実施形態2)以下に、本発明のアプリケ
ーション・ブリッジシステムにおいて、電子メールソフ
トウェアをマスタアプリケーションとし、音声入出力ソ
フトウェア及びワードプロセッサをスレーブアプリケー
ションとして連携動作させ、音声メールにメール本文を
添付して送信する場合の処理手順について説明する。
【0073】図3は、本発明のアプリケーション・ブリ
ッジシステムにおいて、電子メールソフトウェアによっ
て、音声入出力ソフトウェアとワードプロセッサを連携
動作させる実施形態2の概略構成を示す図である。図3
において、310は電子メールソフトウェア、320は
音声入出力ソフトウェア、330はワードプロセッサで
ある。
【0074】図3に示す様に、本実施形態のアプリケー
ション・ブリッジシステムは、起動手段111と制御I
D検索手段112とを有するスレーブアプリケーション
起動部11と、スレーブアプリケーション・メッセージ
監視手段121とマスタアプリケーション操作手段とを
有するメッセージブリッジ部から成り、スレーブアプリ
ケーション起動部11は、マスタアプリケーションであ
る電子メールソフトウェア310の内部に存在してい
る。
【0075】すなわち、本実施形態のアプリケーション
・ブリッジシステム1のスレーブアプリケーション起動
部11はマスタアプリケーションである電子メールソフ
トウェア310の内部に組み込まれており、メッセージ
ブリッジ部12は電子メールソフトウェア310とは別
モジュールとして存在している。
【0076】本実施形態のアプリケーション・ブリッジ
システムは、オペレーティングシステムと複数のアプリ
ケーションソフトウェアとの間でメッセージを交わしな
がら前記複数のアプリケーションソフトウェアを管理す
るメッセージドリブンなオペレーティングシステムを搭
載したコンピュータ上で動作するものであり、その装置
構成は、前記のメッセージドリブンなオペレーティング
システムを動作させるのに充分な、CPU、メモリ、外
部記憶装置、ディスプレイ装置及びキーボード装置等を
備え、また、電子メールソフトウェア310が電子メー
ルを送受信するネットワーク等の通信手段や、音声入出
力ソフトウェア320で使用するマイクまたはスピーカ
等の入出力手段を有しているものであれば良い。
【0077】本実施形態のアプリケーション・ブリッジ
システムにおいて、電子メールソフトウェア310、音
声入出力ソフトウェア320及びワードプロセッサ33
0は、メッセージドリブンなオペレーティングシステム
4上で動作するアプリケーションソフトウェアである。
【0078】以下に、本実施形態のアプリケーション・
ブリッジシステムにおいて、電子メールソフトウェアに
よって音声入出力ソフトウェア及びワードプロセッサの
起動要求を行い、音声メールとメール本文を作成して送
信する場合の処理手順について説明する。
【0079】図4及び図5は、本実施形態のアプリケー
ション・ブリッジシステムの処理手順を示すフローチャ
ートである。
【0080】図4及び図5に示す様に、本実施形態のア
プリケーション・ブリッジシステムでは、ステップ40
1の処理で、マスタアプリケーションである電子メール
ソフトウェア310を起動する。
【0081】次に、ステップ402の処理で、電子メー
ルソフトウェア310は、起動したい複数のスレーブア
プリケーション3である音声入出力ソフトウェア320
及びワードプロセッサ330の名称が格納されているフ
ァイルを参照し、電子メールソフトウェア310の制御
IDと最初に起動する音声入出力ソフトウェア320の
起動要求とをスレーブアプリケーション起動部11の起
動手段111に発行する。
【0082】ステップ403の処理で、スレーブアプリ
ケーション起動部11の起動手段111は、電子メール
ソフトウェア310から起動要求された音声入出力ソフ
トウェア320の起動をオペレーティングシステム4に
依頼する。
【0083】メッセージドリブンなオペレーティングシ
ステム4に音声入出力ソフトウェア320の起動を依頼
すると、音声入出力ソフトウェア320が起動された後
に、音声入出力ソフトウェア320の制御IDを特定す
るための情報が、オペレーティングシステム4から依頼
元に返されるので、ステップ404の処理で、スレーブ
アプリケーション起動部11の起動手段111は、音声
入出力ソフトウェア320の制御IDを特定するための
情報がオペレーティングシステム4から返されるのを待
つ。
【0084】オペレーティングシステム4は、スレーブ
アプリケーション起動部11の起動手段111から依頼
された音声入出力ソフトウェア320を起動し、起動さ
れた音声入出力ソフトウェア320の制御IDを特定す
るための情報を起動手段111に返す。
【0085】ステップ405の処理で、スレーブアプリ
ケーション起動部11の起動手段111は、前記起動さ
れた音声入出力ソフトウェア320の制御IDを特定す
るための情報を、スレーブアプリケーション起動部11
の制御ID検索手段112に渡す。
【0086】音声入出力ソフトウェア320の制御ID
を特定するための情報を起動手段111から受け取った
制御ID検索手段112は、オペレーティングシステム
4が管理している実行中のアプリケーションソフトウェ
アに関する情報を取得し、音声入出力ソフトウェア32
0の制御IDを特定する情報をキーとして前記実行中の
アプリケーションソフトウェアに関する情報を検索し、
音声入出力ソフトウェア320の制御IDを取得する。
【0087】制御ID検索手段112が音声入出力ソフ
トウェア320の制御IDを取得すると、ステップ40
6の処理に進み、起動手段111は、スレーブアプリケ
ーション・メッセージ監視手段121とマスタアプリケ
ーション操作手段122とを備えるメッセージブリッジ
部12を起動し、マスタアプリケーション操作手段12
2に電子メールソフトウェア310の制御IDを渡し、
制御ID検索手段112はスレーブアプリケーション・
メッセージ監視手段121に音声入出力ソフトウェア3
20の制御IDを渡す。
【0088】ステップ407の処理で、メッセージブリ
ッジ部12のスレーブアプリケーション・メッセージ監
視手段121は、アプリケーションソフトウェアにメッ
セージを送付する際の送付先をスレーブアプリケーショ
ン・メッセージ監視手段121自身に変更するようオペ
レーティングシステム4に依頼し、オペレーティングシ
ステム4とアプリケーションソフトウェアとの間で交わ
されるメッセージをスレーブアプリケーション・メッセ
ージ監視手段121にて受け取る。
【0089】ステップ408の処理では、オペレーティ
ングシステム4とアプリケーションソフトウェアとの間
で交わされるメッセージを受け取ったスレーブアプリケ
ーション・メッセージ監視手段121が、前記メッセー
ジの制御IDと音声入出力ソフトウェア320の制御I
Dとを比較する。
【0090】ステップ408の処理で、前記メッセージ
の制御IDと音声入出力ソフトウェア320の制御ID
とを比較した結果、前記メッセージの制御IDと音声入
出力ソフトウェア320の制御IDが同一である場合に
は、スレーブアプリケーション・メッセージ監視手段1
21は、前記メッセージをメッセージブリッジ部12の
マスタアプリケーション操作手段122に通知する。
【0091】ステップ409の処理では、音声入出力ソ
フトウェア320の制御IDを持つメッセージを受け取
ったマスタアプリケーション操作手段122が、事前に
渡されている電子メールソフトウェア310の制御ID
を使用し、電子メールソフトウェア310が動作してい
るかどうかをオペレーティングシステム4に確認する。
【0092】ステップ409の処理で、電子メールソフ
トウェア310が動作しているかどうかをオペレーティ
ングシステム4に確認した結果、電子メールソフトウェ
ア310の動作が確認されたら、ステップ410の処理
に進み、マスタアプリケーション操作手段122は、音
声入出力ソフトウェア320の制御IDを持つメッセー
ジを電子メールソフトウェア310に通知する。
【0093】次に、ステップ411の処理で、電子メー
ルソフトウェア310は、通知された前記メッセージの
内容に対応した動作に移行する。
【0094】例えば、電子メールソフトウェア310
は、音声入出力ソフトウェア320の制御IDを持つメ
ッセージの内容を調べ、前記メッセージの内容が音声入
出力ソフトウェア320の終了を示すものである場合に
は、音声入出力ソフトウェア320が作成した音声ファ
イルを所定の領域へ格納し、起動したい複数のスレーブ
アプリケーション3の名称を格納したファイルを参照
し、次に起動するスレーブアプリケーション3があるか
どうかを調べる。
【0095】一方、ステップ408の処理で、前記メッ
セージの制御IDと音声入出力ソフトウェア320の制
御IDとを比較した結果、前記メッセージの制御IDと
音声入出力ソフトウェア320の制御IDが同一でない
場合には、ステップ412の処理に進む。
【0096】ステップ412の処理では、ステップ40
7の処理でオペレーティングシステム4とアプリケーシ
ョンソフトウェアとの間で交わされるメッセージを受け
取ったスレーブアプリケーション・メッセージ監視手段
121は、前記の受け取ったメッセージを、そのメッセ
ージが持つ制御IDが示す本来の宛先にも通知する。
【0097】次に、ステップ413の処理で、音声入出
力ソフトウェア320が動作中であるかを調べ、音声入
出力ソフトウェア320が動作中である場合には、ステ
ップ407の処理に戻り、オペレーティングシステム4
とアプリケーションソフトウェアとの間で交わされるメ
ッセージをスレーブアプリケーション・メッセージ監視
手段121にて受け取る。
【0098】ステップ413の処理で、音声入出力ソフ
トウェア320が動作中であるかを調べ、音声入出力ソ
フトウェア320が終了している場合には、ステップ5
01の処理に進む。
【0099】次に、ステップ501の処理で、電子メー
ルソフトウェア310は、音声入出力ソフトウェア32
0の次に起動するスレーブアプリケーション3であるワ
ードプロセッサ330の起動要求をスレーブアプリケー
ション起動部11の起動手段111に発行する。
【0100】ステップ502の処理で、スレーブアプリ
ケーション起動部11の起動手段111は、電子メール
ソフトウェア310から起動要求されたワードプロセッ
サ330の起動をオペレーティングシステム4に依頼す
る。
【0101】ステップ503の処理で、スレーブアプリ
ケーション起動部11の起動手段111は、ワードプロ
セッサ330の制御IDを特定するための情報がオペレ
ーティングシステム4から返されるのを待つ。
【0102】オペレーティングシステム4は、スレーブ
アプリケーション起動部11の起動手段111から依頼
されたワードプロセッサ330を起動し、起動されたワ
ードプロセッサ330の制御IDを特定するための情報
を起動手段111に返す。
【0103】ステップ504の処理で、スレーブアプリ
ケーション起動部11の起動手段111は、前記起動さ
れたワードプロセッサ330の制御IDを特定するため
の情報を、スレーブアプリケーション起動部11の制御
ID検索手段112に渡す。
【0104】ワードプロセッサ330の制御IDを特定
するための情報を起動手段111から受け取った制御I
D検索手段112は、オペレーティングシステム4が管
理している実行中のアプリケーションソフトウェアに関
する情報を取得し、ワードプロセッサ330の制御ID
を特定する情報をキーとして前記実行中のアプリケーシ
ョンソフトウェアに関する情報を検索し、ワードプロセ
ッサ330の制御IDを取得し、スレーブアプリケーシ
ョン・メッセージ監視手段121にワードプロセッサ3
30の制御IDを渡す。
【0105】ステップ505の処理で、オペレーティン
グシステム4とアプリケーションソフトウェアとの間で
交わされるメッセージをスレーブアプリケーション・メ
ッセージ監視手段121にて受け取る。
【0106】オペレーティングシステム4とアプリケー
ションソフトウェアとの間で交わされるメッセージを受
け取ったスレーブアプリケーション・メッセージ監視手
段121は、ステップ506の処理で、前記メッセージ
の制御IDとワードプロセッサ330の制御IDとを比
較する。
【0107】ステップ506の処理で、前記メッセージ
の制御IDとワードプロセッサ330の制御IDとを比
較した結果、前記メッセージの制御IDとワードプロセ
ッサ330の制御IDが同一である場合には、スレーブ
アプリケーション・メッセージ監視手段121は、前記
メッセージをメッセージブリッジ部12のマスタアプリ
ケーション操作手段122に通知する。
【0108】ワードプロセッサ330の制御IDを持つ
メッセージを受け取ったマスタアプリケーション操作手
段122は、ステップ507の処理で、事前に渡されて
いる電子メールソフトウェア310の制御IDを使用
し、電子メールソフトウェア310が動作しているかど
うかをオペレーティングシステム4に確認する。
【0109】ステップ507の処理で、電子メールソフ
トウェア310が動作しているかどうかをオペレーティ
ングシステム4に確認した結果、電子メールソフトウェ
ア310の動作が確認されたら、ステップ508の処理
に進み、マスタアプリケーション操作手段122は、ワ
ードプロセッサ330の制御IDを持つメッセージを電
子メールソフトウェア310に通知する。
【0110】次に、ステップ509の処理で、電子メー
ルソフトウェア310は、通知された前記メッセージの
内容に対応した動作に移行する。例えば、電子メールソ
フトウェア310は、ワードプロセッサ330の制御I
Dを持つメッセージの内容を調べ、前記メッセージの内
容がワードプロセッサ330の終了を示すものである場
合には、音声入出力ソフトウェア320で作成した音声
ファイルとワードプロセッサ330で作成したメール本
文を所定の宛先へ送信する処理を開始する。
【0111】一方、ステップ506の処理で、前記メッ
セージの制御IDとワードプロセッサ330の制御ID
とを比較した結果、前記メッセージの制御IDとワード
プロセッサ330の制御IDが同一でない場合には、ス
テップ510の処理に進む。
【0112】ステップ510の処理では、ステップ50
5の処理でオペレーティングシステム4とアプリケーシ
ョンソフトウェアとの間で交わされるメッセージを受け
取ったスレーブアプリケーション・メッセージ監視手段
121が、前記の受け取ったメッセージを、そのメッセ
ージが持つ制御IDが示す本来の宛先にも通知する。
【0113】次に、ステップ511の処理で、ワードプ
ロセッサ330が動作中であるかを調べ、ワードプロセ
ッサ330が動作中である場合には、ステップ505の
処理に戻り、オペレーティングシステム4とアプリケー
ションソフトウェアとの間で交わされるメッセージをス
レーブアプリケーション・メッセージ監視手段121に
て受け取る。
【0114】次に、ステップ511の処理で、ワードプ
ロセッサ330が動作中であるかを調べ、ワードプロセ
ッサ330が動作を終了している場合には、アプリケー
ション・ブリッジシステム1の処理手順を終了する。
【0115】また、ステップ409の処理で、電子メー
ルソフトウェア310が動作しているかどうかをオペレ
ーティングシステム4に確認した結果、電子メールソフ
トウェア310の動作が確認されなかった場合には、マ
スタアプリケーション操作手段122は、音声入出力ソ
フトウェア320の制御IDを持つメッセージを電子メ
ールソフトウェア310に通知せずに、ステップ414
の処理に進み、前記メッセージを本来の宛先に通知した
後、アプリケーション・ブリッジシステム1の処理手順
を終了する。
【0116】同様にして、ステップ507の処理で、電
子メールソフトウェア310が動作しているかどうかを
オペレーティングシステム4に確認した結果、電子メー
ルソフトウェア310の動作が確認されなかった場合に
は、マスタアプリケーション操作手段122は、ワード
プロセッサ330の制御IDを持つメッセージを電子メ
ールソフトウェア310に通知せずに、ステップ514
の処理に進み、前記メッセージを本来の宛先に通知した
後、アプリケーション・ブリッジシステム1の処理手順
を終了する。
【0117】以上の様に、本実施形態のアプリケーショ
ン・ブリッジシステムによれば、オペレーティングシス
テム4と音声入出力ソフトウェア320及びワードプロ
セッサ330との間のメッセージを監視するので、既存
のアプリケーションソフトウェアを改造することなくそ
のアプリケーションソフトウェアをスレーブアプリケー
ションとして連携動作させることが可能である。
【0118】従って、本実施形態のアプリケーション・
ブリッジシステムによれば、既存の市販アプリケーショ
ンソフトウェアをそのまま使いシステムインテグレート
することが可能となる。
【0119】以上、本発明を、前記実施形態に基づき具
体的に説明したが、本発明は、前記実施形態に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種
々変更可能であることは勿論である。
【0120】例えば、本実施形態のアプリケーション・
ブリッジシステムにおいて、マスタアプリケーションが
参照する起動したい複数のスレーブアプリケーションの
名称を格納したファイルには、スレーブアプリケーショ
ンの名称だけでなく、起動時の引数、参照するファイル
名、及び、起動条件等を格納し、起動するスレーブアプ
リケーションの動作を更に詳細に記載してもよい。
【0121】また、本発明のアプリケーション・ブリッ
ジシステムにおいて、複数のスレーブアプリケーション
を起動し、最初に起動したスレーブアプリケーションが
作成したデータを次のスレーブアプリケーションが更新
し、その更新されたデータをマスタアプリケーションが
参照する場合の様に、マスタアプリケーション及び複数
のスレーブアプリケーション間でデータを受け渡す場合
には、共有するデータを格納するファイル名を予め定め
ておき、そのファイルを参照することによってデータの
受け渡しても良い。
【0122】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0123】すなわち、オペレーティングシステムとス
レーブアプリケーションとの間のメッセージを監視する
ので、既存のアプリケーションソフトウェアを改造する
ことなく複数のスレーブアプリケーションとして連携動
作させることが可能である。
【0124】従って、本発明のアプリケーション・ブリ
ッジシステムによれば、既存の市販アプリケーションソ
フトウェアをそのまま使いシステムインテグレートする
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアプリケーション・ブリッジシステム
を実施する実施形態1の概略構成を示す図である。
【図2】実施形態1のアプリケーション・ブリッジシス
テムの処理手順を示すフローチャートである。
【図3】本発明のアプリケーション・ブリッジシステム
において、電子メールソフトウェアによって、音声入出
力ソフトウェアとワードプロセッサを連携動作させる実
施形態2の概略構成を示す図である。
【図4】実施形態2のアプリケーション・ブリッジシス
テムの処理手順を示すフローチャートである。
【図5】図4の実施形態2のアプリケーション・ブリッ
ジシステムの処理手順を示すフローチャートの続きであ
る。
【符号の説明】
1…アプリケーション・ブリッジシステム、11…スレ
ーブアプリケーション起動部、111…起動手段、11
2…制御ID検索手段、12…メッセージブリッジ部、
121…スレーブアプリケーション・メッセージ監視手
段、122…マスタアプリケーション操作手段、2…マ
スタアプリケーション、3…スレーブアプリケーショ
ン、4…オペレーティングシステム、W1〜W14…論
理チャネル、310…電子メールソフトウェア、320
…音声入出力ソフトウェア、330…ワードプロセッ
サ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定のアプリケーションソフトウェアで
    あるマスタアプリケーションからの起動要求によって他
    の複数のアプリケーションソフトウェアであるスレーブ
    アプリケーションを連携動作させるアプリケーション・
    ブリッジシステムであって、 前記マスタアプリケーションからの起動要求によってス
    レーブアプリケーションの起動をオペレーティングシス
    テムに依頼する起動手段と、前記起動手段によって起動
    を依頼されたスレーブアプリケーションの制御IDを検
    索する制御ID検索手段と、オペレーティングシステム
    とアプリケーションソフトウェアとの間で交わされるメ
    ッセージを監視して前記のスレーブアプリケーションの
    制御IDを持つメッセージを検出するスレーブアプリケ
    ーション・メッセージ監視手段と、前記スレーブアプリ
    ケーションの制御IDを持つメッセージを前記マスタア
    プリケーションに通知するマスタアプリケーション操作
    手段とを備えることを特徴とするアプリケーション・ブ
    リッジシステム。
JP24403595A 1995-09-22 1995-09-22 アプリケーション・ブリッジシステム Pending JPH0991155A (ja)

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