JPH0990019A - クラッタ環境波模擬装置 - Google Patents

クラッタ環境波模擬装置

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JPH0990019A
JPH0990019A JP7242772A JP24277295A JPH0990019A JP H0990019 A JPH0990019 A JP H0990019A JP 7242772 A JP7242772 A JP 7242772A JP 24277295 A JP24277295 A JP 24277295A JP H0990019 A JPH0990019 A JP H0990019A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、クラッタ波を疑似的に生成してレ
ーダシステムの空中線に向けて送信するクラッタ環境波
模擬装置に関し、アンテナの設置環境やクラッタ波の周
波数を変更することなく評価や試験の確度を高めること
を目的とする。 【解決手段】 レーダシステムの空中線の周囲に分散し
て配置された複数のアンテナと、レーダシステムが送信
するタイミングに対して個別に設定された期間に、周波
数が同じ疑似クラッタ波を生成してそれぞれこれらのア
ンテナを介して空中線に向けて送信する疑似クラッタ波
送信手段と、自己相関特性が急峻な同じビット列からな
る符号を同じ速度および異なる位相で生成するランダム
符号信号手段と、複数のアンテナの給電端と疑似クラッ
タ波送信手段の出力端との間において、ランダム信号生
成手段によって生成された各符号で、疑似クラッタを位
相変調する位相変調手段とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クラッタ波を疑似
的に生成し、そのクラッタ波をレーダシステムの空中線
に向けて送信するクラッタ環境波模擬装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーダシステムの研究開発および出荷検
査の過程では、一定の基準に基づいて性能を確実に評価
したり試験するために、実際のフィールドで受信され得
るクラッタ波を疑似的に生成してそのレーダシステムの
空中線に向けて送信するクラッタ環境波模擬装置が適用
される。
【0003】図3は、従来のクラッタ環境波模擬装置の
構成例を示す図である。図において、記憶装置511
51Nの出力はそれぞれクラッタ波発生器521〜52N
の変調入力に接続され、これらのクラッタ波発生器の出
力は、上述した評価や試験の対象となるレーダシステム
のアンテナ(以下、単に「レーダアンテナ」という。)
の周囲に分散して配置されたアンテナ531〜53Nの給
電端に接続される。また、このようなレーダシステムの
トリガ出力端子は、クラッタ波発生器521〜52Nのト
リガ入力端子に接続される。
【0004】このような構成のクラッタ環境波模擬装置
では、記憶装置511〜51Nには、実測やシミュレーシ
ョンに基づいて求められたクラッタ波を生成するために
クラッタ波発生器521〜52Nに与えるべき変調信号の
瞬時値が予め格納される。なお、このような瞬時値の値
が格納される記憶媒体(シナリオ媒体)については、所
望の情報量の情報が実時間で読み出し可能である磁気テ
ープ、メモリ素子その他の記憶媒体が適用されるが、本
願発明に関係がないので、ここではその説明を省略す
る。
【0005】さらに、記憶装置511〜51Nは、上述し
た記憶媒体に格納された瞬時値を読み出すことにより変
調信号を生成する。一方、上述したレーダシステムは、
空中線(あるいはその主ローブ)の旋回に同期して送信
波が送信されるタイミングをトリガ出力端子を介してク
ラッタ波発生器521〜52Nに通知する。
【0006】クラッタ波発生器521〜52Nは、このよ
うにして通知されたタイミングを基準としてそれぞれク
ラッタが仮想的に位置すべきレンジを決定すると共に、
このようなタイミングに記憶装置511〜51Nによって
生成された変調信号で共通の搬送波信号を変調すること
によりクラッタ波を生成し、かつこれらのクラッタ波を
アンテナ531〜53Nを介してレーダアンテナに向けて
並行して送信する。
【0007】すなわち、レーダアンテナにはアンテナ5
1〜53Nから放射されたクラッタ波がベクトル和とし
て絶えず到来するので、レーダシステムでは、記憶装置
51 1〜51Nに予め格納された情報で個別に与えられる
疑似的なクラッタ波は、それぞれ一定のレンジ方向およ
びスキャン方向から確実に到来するものとして処理さ
れ、特性や性能にかかわる種々の評価や試験の基準とな
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来例では、アンテナ531〜53Nから個別に放射される
クラッタ波の周波数が同じであり、かつ位相が一定であ
るために、レーダアンテナの開口面にはこれらのクラッ
タ波のベクトル和として干渉波が発生した。また、この
ような干渉波は、特にパルスレーダや位相変調方式が適
用されたCWレーダでは、記憶装置511〜51Nに格納
された情報では本来的に示されない副次的なクラッタ波
となるために、特性や性能の評価や試験にかかわる精度
が劣化したりその評価や試験が妨げられる場合があっ
た。
【0009】本発明は、アンテナの設置にかかわる環境
やクラッタ波の周波数を変更することなく評価や試験の
確度が向上するクラッタ環境波模擬装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1〜3に
記載の発明の原理ブロック図である。
【0011】請求項1に記載の発明は、レーダシステム
の空中線の周囲に分散して配置された複数のアンテナ1
1〜11Nと、レーダシステムが送信するタイミングに
対して個別に設定された期間に、周波数が同じ疑似クラ
ッタ波を生成してそれぞれこれらのアンテナを介して空
中線に向けて送信する複数の疑似クラッタ波送信手段1
1〜12Nとを備えたクラッタ環境波模擬装置におい
て、自己相関特性が急峻である同じビット列からなる符
号を同じ速度および異なる位相で生成する複数のランダ
ム符号信号手段131〜13Nと、複数のアンテナ111
〜11Nの給電端と複数の疑似クラッタ波送信手段121
〜12Nの出力端との間に個別に配置され、複数のラン
ダム信号生成手段131〜13Nによって生成された符号
で、これらの疑似クラッタ波送信手段によって生成され
た疑似クラッタをそれぞれ位相変調する複数の位相変調
手段141〜14Nとを備えたことを特徴とする。
【0012】請求項2に記載の発明は、レーダシステム
の空中線の周囲に分散して配置された複数のアンテナ1
1〜11Nと、レーダシステムが送信するタイミングに
対して個別に設定された期間に、周波数が同じ疑似クラ
ッタ波を生成してそれぞれこれらのアンテナを介して空
中線に向けて送信する複数の疑似クラッタ波送信手段1
1〜12Nとを備えたクラッタ環境波模擬装置におい
て、相互相関特性が小さくなだらかである異なるビット
列からなる符号を同じ速度で生成する複数のランダム信
号生成手段211〜21Nと、複数のアンテナ111〜1
Nの給電端と複数の疑似クラッタ波送信手段121〜1
Nの出力端との間に個別に配置され、複数のランダム
信号生成手段211〜21Nによって生成された符号で、
これらの疑似クラッタ波送信手段によって生成された疑
似クラッタをそれぞれ位相変調する複数の位相変調手段
221〜22Nとを備えたことを特徴とする。
【0013】請求項3に記載の発明は、レーダシステム
の空中線の周囲に分散して配置された複数のアンテナ1
1〜11Nと、レーダシステムが送信するタイミングに
対して個別に設定された期間に、周波数が同じ疑似クラ
ッタ波を生成してそれぞれこれらのアンテナを介して空
中線に向けて送信する複数の疑似クラッタ波送信手段1
1〜12Nとを備えたクラッタ環境波模擬装置におい
て、自律して雑音を生成する複数のランダム信号生成手
段311〜31Nと、複数のアンテナ111〜11Nの給電
端と複数の疑似クラッタ波送信手段121〜12Nの出力
端との間に個別に配置され、複数のランダム信号生成手
段311〜31Nによって生成された雑音で、これらの疑
似クラッタ波送信手段によって生成された疑似クラッタ
をそれぞれ位相変調する複数の位相変調手段321〜3
Nとを備えたことを特徴とする。
【0014】請求項1に記載の発明にかかわるクラッタ
環境波模擬装置では、位相変調手段141〜14Nは、疑
似クラッタ波送信手段121〜12Nがそれぞれアンテナ
11 1〜11Nを介してレーダシステムの空中線に向けて
送信すべき疑似クラッタ波に、ランダム信号生成手段1
1〜13Nによって個別に生成された符号に応じて位相
変調の処理を施す。
【0015】これらの符号については自己相関特性が急
峻である同じビット列から構成されてビットレートが同
じであり、かつ何れも位相が異なるので、レーダシステ
ムの空中線にアンテナ111〜11Nから到来する各クラ
ッタ波の位相は変化してこれらの相互相関は小さな値に
抑えられる。
【0016】したがって、アンテナ111〜11Nから放
射されるクラッタ波の位相が一定であるためにこれらの
クラッタ波のベクトル和として従来生じていた疑似的な
干渉波は、確実に抑圧される。請求項2に記載の発明に
かかわるクラッタ環境波模擬装置では、位相変調手段2
1〜22Nは、疑似クラッタ波送信手段121〜12N
それぞれアンテナ11 1〜11Nを介してレーダシステム
の空中線に向けて送信するために生成した疑似クラッタ
波に、ランダム信号生成手段211〜21Nによって個別
に生成された符号に応じて位相変調の処理を施す。
【0017】これらの符号については相互相関特性が小
さくなだらかである異なるビット列から構成されてビッ
トレートが同じであるので、レーダシステムの空中線に
アンテナ111〜11Nから到来する各クラッタ波の位相
は変化してこれらの相互相関は小さな値に抑えられる。
したがって、アンテナ111〜11Nから放射されるクラ
ッタ波の位相が一定であるためにこれらのクラッタ波の
ベクトル和として従来生じていた疑似的な干渉波は、確
実に抑圧される。
【0018】請求項3に記載の発明にかかわるクラッタ
環境波模擬装置では、位相変調手段321〜32Nは、疑
似クラッタ波送信手段121〜12Nがそれぞれアンテナ
11 1〜11Nを介してレーダシステムの空中線に向けて
送信するために生成した疑似クラッタ波に、ランダム信
号生成手段311〜31Nによって個別に生成された雑音
に応じて位相変調の処理を施す。
【0019】これらの雑音についてはランダム信号生成
手段311〜31Nによって自律的に生成されたものであ
るから、相互に相関がなくあるいは相関がないと見なし
得る。したがって、アンテナ111〜11Nから放射され
るクラッタ波の位相が一定であるためにこれらのクラッ
タ波のベクトル和として従来生じていた疑似的な干渉波
は、確実に抑圧される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態について詳細に説明する。図2は、請求項1〜3
に記載の発明に対応した実施形態を示す図である。図に
おいて、図3に示すものと機能および構成が同じものに
ついては、同じ符号を付与して示し、ここではその説明
を省略する。
【0021】本実施形態と図3に示す従来例との構成の
相違点は、クラッタ波発生器521〜51N の出力がそ
れぞれ位相変調器411〜41Nを介してアンテナ531
〜53N の給電端に接続され、これらの位相変調器の制
御入力に位相制御器421 〜42N の出力がそれぞれ接
続された点にある。また、位相制御器421 は、従属接
続されたランダム信号発生器431 と波形整形器441
とから構成される。なお、位相制御器422〜42Nの構
成については、位相制御器421 の構成と同じであるか
ら、対応する構成要素に添え番号を「2」〜「N」とす
る同じ符号を付与して示し、ここではその図示および説
明を省略する。
【0022】なお、本実施形態と図1に示すブロック図
との対応関係については、アンテナ531〜53Nはアン
テナ111〜11Nに対応し、記憶手段511〜51Nおよ
びクラッタ波発生器521〜52Nは疑似クラッタ波送信
手段121〜12Nに対応し、ランダム信号発生器431
〜43Nおよび波形整形器441〜44Nはランダム信号
生成手段131〜13N、211〜21N、311〜31N
対応し、位相変調器41 1〜41Nは位相変調手段141
〜14N、221〜22N、321〜32Nに対応する。
【0023】以下、請求項1に記載の発明に対応した本
実施形態の動作を説明する。位相制御器421〜42N
は、ランダム信号発生器431〜43Nはそれぞれ異なる
位相を有する同じPN符号を並行して同じ速度で生成
し、波形整形器441〜44N はこのようにして生成さ
れたPN符号を示すパルス列の波形を整形することによ
り高調波成分を抑圧する。
【0024】位相変調器411〜41Nは、このようにし
て高調波成分が抑圧されたパルス列に応じて、クラッタ
波発生器521〜52Nから与えられるクラッタ波の位相
を変調する。また、上述したPN符号は、急峻な自己相
関特性を有するが、上述したように何れもランダム信号
発生器431〜43Nによって異なる位相で並行して同じ
速度で生成されるので、アンテナ531〜53Nから放射
されるクラッタ波の位相については、絶えず異なる値を
とり、かつ相互相関が小さな値に制限される。
【0025】したがって、本実施形態によれば、従来例
においてアンテナ531〜53Nから個別に放射されるク
ラッタ波の周波数が同じであって位相が一定であるため
に発生していた干渉波は、これらのアンテナの設置にか
かわる環境やその周波数を変更することなく確実に抑圧
され、レーダシステムの特性や性能にかかわる評価や試
験を確度高く行うことが可能となる。
【0026】なお、本実施形態では、ランダム信号発生
器431〜43NはPN符号を生成しているが、本発明は
このようなPN符号に限定されず、自己相関特性が急峻
であるならば、例えば、ゴールド符号その他の如何なる
符号を適用してもよい。また、本実施形態では、ランダ
ム信号発生器431〜43Nは何れも自律的に動作してい
るが、本発明はこのような構成に限定されず、これらの
ランダム信号発生器によって生成されるPN符号の位相
を互いに異なる値に設定するために、例えば、外部から
与えられる共通の同期信号に同期してその位相の絶対値
を設定したり、高精度の発振器を搭載することにより同
様の設定を行うことも可能である。
【0027】以下、図2を参照して請求項2に記載の発
明に対応した本実施形態の動作を説明する。なお、ラン
ダム信号発生器431〜43N以外の各部の動作について
は、請求項1に記載の発明に対応した実施形態の動作と
同じであるから、ここではその説明を省略する。
【0028】ランダム信号発生器431〜43Nは、相互
相関の値が小さな値でなだらかに推移する異なるPN符
号を並行して同じ速度で生成する。すなわち、アンテナ
531〜53Nから放射されるクラッタ波の位相について
は、請求項1に記載の発明に対応した実施形態と同様に
して絶えず異なる値となり、かつ相互相関が小さな値に
制限されるので、従来例において発生していた干渉波
は、これらのアンテナの設置にかかわる環境や周波数を
変更することなく確実に抑圧され、レーダシステムの特
性や性能にかかわる評価や試験を確度高く行うことが可
能となる。
【0029】なお、本実施形態では、ランダム信号発生
器431〜43NはPN符号を生成しているが、本発明は
このようなPN符号に限定されず、相互相関の値が小さ
くなだらかに推移する特性を有するならば、例えば、ゴ
ールド符号その他の如何なる符号を適用してもよい。ま
た、本実施形態では、ランダム信号発生器431〜43N
については、共通の同期信号を与える外部端子を有する
ことが望ましいが、本発明はこのような構成に限定され
ず、上述した速度の偏差の下で発生する干渉波のレベル
が許容可能な程度に抑えられるならば、このような外部
端子を備えることなく構成することも可能である。
【0030】以下、図2を参照して請求項3に記載の発
明に対応した本実施形態の動作を説明する。なお、ラン
ダム信号発生器431〜43Nおよび波形整形器441
44N以外の各部の動作については、請求項1に記載の
発明に対応した実施形態の動作と同じであるから、ここ
ではその説明を省略する。ランダム信号発生器431
43Nは個別に疑似白色雑音その他の雑音を自律して生
成し、波形整形器441〜44Nはこれらの雑音の成分の
内、位相変調器41 1〜41Nの出力端に得られるクラッ
タ波に無用の高調波成分を伴う要因となる高域の成分を
それぞれ除去し、かつ所定のレベルに増幅して位相変調
器411 〜41N に与える。
【0031】このようにして位相変調器411〜41N
与えられる雑音については、上述したようにランダム信
号発生器431〜43Nによって個別に生成されたもので
あるから、一般に、相関がない。すなわち、アンテナ5
1〜53Nから放射されるクラッタ波の位相について
は、請求項1、2に記載の発明に対応した実施形態と同
様にして絶えず異なる値をとり、かつ相互相関が小さな
値に制限されるので、従来例において発生していた干渉
波は、これらのアンテナの設置にかかわる環境や周波数
を変更することなく確実に抑圧され、レーダシステムの
特性や性能にかかわる評価や試験を確度高く行うことが
可能となる。
【0032】なお、本実施形態では、ランダム信号発生
器431〜43Nは疑似白色雑音を生成しているが、本発
明はこのような疑似白色雑音に限定されず、相互相関が
無くあるいは無いと見なし得るならば、如何なる雑音を
用いてもよい。
【0033】
【発明の効果】上述したように請求項1ないし請求項3
に記載の発明では、レーダシステムの空中線の周囲に配
置された複数のアンテナから個別に放射されるクラッタ
波の位相の相互相関が小さな値に制限され、従来、これ
らの位相が一定であるために生じていた干渉波が確実に
抑圧される。
【0034】したがって、これらの発明が適用されたク
ラッタ環境波模擬装置を利用して性能の評価や試験が行
われたレーダシステムでは、その評価や試験の確度が高
く維持されて品質や信頼性が高められ、かつ出荷や保守
の過程で実施される検査が効率化されてコストが低減さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜3に記載の発明の原理ブロック図で
ある。
【図2】請求項1〜3に記載の発明に対応した実施形態
を示す図である。
【図3】従来のクラッタ環境波模擬装置の構成例を示す
図である。
【符号の説明】
11,53 アンテナ 12 疑似クラッタ波送信手段 13,21,31 ランダム信号生成手段 14,22,32 位相変調手段 41 位相変調器 42 位相制御器 43 ランダム信号発生器 44 波形整形器 51 記憶装置 52 クラッタ波発生器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーダシステムの空中線の周囲に分散し
    て配置された複数のアンテナと、 前記レーダシステムが送信するタイミングに対して個別
    に設定された期間に、周波数が同じ疑似クラッタ波を生
    成してそれぞれこれらのアンテナを介して前記空中線に
    向けて送信する複数の疑似クラッタ波送信手段とを備え
    たクラッタ環境波模擬装置において、 自己相関特性が急峻である同じビット列からなる符号を
    同じ速度および異なる位相で生成する複数のランダム符
    号信号手段と、 前記複数のアンテナの給電端と前記複数の疑似クラッタ
    波送信手段の出力端との間に個別に配置され、前記複数
    のランダム信号生成手段によって生成された符号で、こ
    れらの疑似クラッタ波送信手段によって生成された疑似
    クラッタをそれぞれ位相変調する複数の位相変調手段と
    を備えたことを特徴とするクラッタ環境波模擬装置。
  2. 【請求項2】 レーダシステムの空中線の周囲に分散し
    て配置された複数のアンテナと、 前記レーダシステムが送信するタイミングに対して個別
    に設定された期間に、周波数が同じ疑似クラッタ波を生
    成してそれぞれこれらのアンテナを介して前記空中線に
    向けて送信する複数の疑似クラッタ波送信手段とを備え
    たクラッタ環境波模擬装置において、 相互相関特性が小さくなだらかである異なるビット列か
    らなる符号を同じ速度で生成する複数のランダム信号生
    成手段と、 前記複数のアンテナの給電端と前記複数の疑似クラッタ
    波送信手段の出力端との間に個別に配置され、前記複数
    のランダム信号生成手段によって生成された符号で、こ
    れらの疑似クラッタ波送信手段によって生成された疑似
    クラッタをそれぞれ位相変調する複数の位相変調手段と
    を備えたことを特徴とするクラッタ環境波模擬装置。
  3. 【請求項3】 レーダシステムの空中線の周囲に分散し
    て配置された複数のアンテナと、 前記レーダシステムが送信するタイミングに対して個別
    に設定された期間に、周波数が同じ疑似クラッタ波を生
    成してそれぞれこれらのアンテナを介して前記空中線に
    向けて送信する複数の疑似クラッタ波送信手段とを備え
    たクラッタ環境波模擬装置において、 自律して雑音を生成する複数のランダム信号生成手段
    と、 前記複数のアンテナの給電端と前記複数の疑似クラッタ
    波送信手段の出力端との間に個別に配置され、前記複数
    のランダム信号生成手段によって生成された雑音で、こ
    れらの疑似クラッタ波送信手段によって生成された疑似
    クラッタをそれぞれ位相変調する複数の位相変調手段と
    を備えたことを特徴とするクラッタ環境波模擬装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5978344B1 (ja) * 2015-05-07 2016-08-24 東芝電波プロダクツ株式会社 レーダ画像模擬装置、海面クラッタ模擬方法及び海面クラッタ模擬プログラム
CN112731311A (zh) * 2020-08-17 2021-04-30 中国航天标准化研究所 一种雷达产品可靠性验证复杂综合环境及构建方法

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