JPH0989964A - 開閉器の位置検出装置 - Google Patents

開閉器の位置検出装置

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JPH0989964A
JPH0989964A JP7239996A JP23999695A JPH0989964A JP H0989964 A JPH0989964 A JP H0989964A JP 7239996 A JP7239996 A JP 7239996A JP 23999695 A JP23999695 A JP 23999695A JP H0989964 A JPH0989964 A JP H0989964A
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position detecting
detecting device
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JP7239996A
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Seiji Wakabayashi
誠二 若林
Takaaki Sakakibara
高明 榊原
Shin Hasegawa
伸 長谷川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 開閉器の動作状態を常時監視することが可能
であり、かつ、誘導サージ等により誤動作することのな
い開閉器の位置検出装置を提供する。 【解決手段】 本発明は、開閉器の開閉操作を行なう操
作機構に取り付けられた被検出体(71)の位置を検出
することにより前記開閉器の位置を検出する開閉器の位
置検出装置において、被検出体(71)の位置の検出
は、被検出体との距離に応じた出力を発振するLC発振
回路(51)を具備した位置検出センサ(50)により
行なわれることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開閉器の位置検出
装置に関し、特に、ガス絶縁開閉装置等の電気用開閉器
の開閉動作状態を検出する開閉器の位置検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、電力系統の発変電所及び開閉所
等においては、例えば、図7に示す様な密閉容器内に電
極及び導体を収納した電力用開閉器が使用されている。
このような電気用開閉器として、絶縁性能、消弧性能に
優れたガス絶縁開閉装置が広く用いられている。
【0003】このガス絶縁開閉装置は、ガスが封入され
た密封ケース内に、固定電極及び可動電極が相対的に動
作可能に配置され、可動電極側にパッファ機構が付属的
に形成された開閉装置である。
【0004】そして、両電極の開閉動作時に、両電極の
間に発生するアークに対して、パッファ機構で圧縮され
た絶縁ガスを吹き付け、消弧するように構成されてい
る。また、上記可動電極には絶縁ロッド及び操作ロッド
が取り付けられており、それらを介して連結された操作
機構の操作ピストンの上下動作によって、可動電極の開
閉動作が行われる。
【0005】同図に示すように、この電力用開閉器は、
充噴ガスが充填された密封圧力容器1内に、ブッシング
2を介して母線3が設けられている。この母線3には、
避雷器4、変成器5、接地開閉器6、変流器7、断路器
8、遮断器9が接続されている。
【0006】密封圧力容器1内は、絶縁スペーサ11a
〜11dにより、それぞれガス区分されており、これら
各区分にはSF6 ガスボンベ21からのSF6 ガスが、
ガスキュービクル22を介して接続されたガスバルブ2
3を開閉することにより、絶縁ガスであるSF6 ガスが
充填される。
【0007】絶縁スペーサ11aと絶縁スペーサ11b
との間の断路器8に対しては操作器25a、絶縁スペー
サ11bと絶縁スペーサ11cとの間の遮断器9に対し
ては操作器25bが設けられている。
【0008】これら操作器25a,25bは、操作キュ
ービクル26を介して、配電盤27、コンプレッサ設備
28に接続されている。このようなガス絶縁開閉装置な
どの開閉器においては、その開閉部の開閉動作状態を表
示したり、開閉動作時間を測定するために、その操作機
構部に補助開閉器が設けられている。この補助開閉器
は、操作機構の開閉動作に連動して開閉する補助接点を
備えたものである。
【0009】しかし、この補助開閉器は、機械的接点で
ある補助接点が動作源であるため、開閉部の開閉動作の
回数増大に伴い、摩耗、異物の付着等により接点にカジ
リや酸化が起こり、導通不能となることがある。また、
単純にオン/オフするスイッチのため、オフ時には接点
の状況等について診断できないといった問題点があっ
た。
【0010】そこで、最近においては、開閉器の異常を
予知することを目的とした監視システムの開発に伴い、
その開閉器の開閉動作状態を検出するための手段とし
て、従来の補助開閉器に代って無接点近接タイプのセン
サが用いられるようになっている。
【0011】このタイプのセンサとしては、例えば、特
開昭63−43820号公報及び特開昭63−4871
8号公報記載の近接センサ、及び特開平02−7317
号公報記載の光センサがある。
【0012】まず、近接センサは、図8に示す様に、操
作機構31aの操作ロッド31bに取り付けられた金属
フランジ32を被検出体とし、この近接に感応するよう
に構成されている。
【0013】近接センサは、可動電極の閉状態を検出す
るセンサ34aと、開状態を検出するセンサ34bとか
らなり、これらはセンサ取付板33に取り付けられてい
る。すなわち、各近接センサ34a,34bは、可動電
極とこれに連結された操作ロッド31bが開状態及び閉
状態にある場合に、金属フランジ32の開位置及び閉位
置を検出してそれぞれ開位置信号及び閉位置信号を出力
するようになっている。
【0014】これら近接センサ34a,34bの検出信
号はそれぞれケーブル35により中継盤まで伝送され、
その中継盤内のセンサ受信器及び計測部への入力信号と
なる。
【0015】次に、光センサには、透過形方式のものと
反射形方式のものとがある。例えば、図9に示す様な透
過形方式の光センサは、発光部41a,42aと受光部
41b,42bとを対向させて配置し、ガス遮断器(G
CB)43の操作ロッド44に取り付けられた被検出体
45が動作すると、発光部41a,42aと受光部41
b,42bとの間の光の経路を遮断するよう被検出体4
5を配置し、この光の遮断によって、光ファイバ46
a,46bを介して検出される検出信号に基づいて演算
処理装置47により被検出体の動作状態を検出するもの
である。
【0016】また、反射方式の光センサは、被検出体に
光を照射し、その反射光を受光部で集光することにより
センサヘッドが被検出体の接近を検出し、被検出体の動
作状態を検出するものである。
【0017】なお、被検出体は、開閉器の開閉操作に連
動する機構の所定位置に取り付けられ、この機構の動作
に対応して動作し位置検出されるものである。これらの
光センサは、被検出体の位置検出手段として光を用いる
ため、上記無接点近接センサに比べて耐ノイズ性に優れ
ているという利点がある。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
各センサには、以下のような問題があった。まず、無接
点近接センサは、出力が電気信号であるため、開閉器の
主回路入切時に発生する誘導サージにより誤動作する可
能性が大である。また、単純に電気的にトランジスタ回
路をオン/オフする出力形態のため、センサ自身を常時
(特にオフ時に)診断することが難しいといった問題点
があった。
【0019】さらに、市販の近接センサでは、応答特性
が数100Hz程度のものが多い。しかし、開閉器のス
トローク測定には、数kHz以上の応答性が必要であ
り、充分に適用可能なセンサが存在しないのが実情であ
った。
【0020】さらに、上記光センサには、以下のような
問題がある。透過形方式の場合、発光・受光面の汚損に
より透過光量が大幅に変化するため、屋外で用いられる
開閉器にはセンサの信頼性の面から適用し難い。
【0021】さらに、透過光が遮断状態においては、セ
ンサの破損及び光ファイバの断線等の異常を検出するこ
とができないという問題点があった。さらに、反射形方
式の場合には、反射面の汚れにより光量が変動する場合
があり、センサの信頼性が低下する。また、被検出体が
センサから離れた状態にあるため、反射光が戻って来な
い状態の時に、同様にセンサ及び光ファイバの異常を検
出することができないという問題点があった。
【0022】一方、このような開閉器において、定期点
検を行う際に、可動電極の移動距離、すなわち開閉器の
動作位置と時間との関係を示すストロークカーブの測定
が行われる。
【0023】従来は、上記点検のための試験を行う際、
開閉器の操作機構のベースに特殊な治具を取り付けて測
定を行い、試験が終了すると治具を取り外すという繁雑
な作業を行っていた。このような点検作業の合理化の観
点から、容易でかつ信頼性の高いストローク測定のため
のセンサに対する要望が高まっていた。
【0024】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、開閉器の動作状態を常時監視することが可能で
あり、かつ、誘導サージ等により誤動作することのない
開閉器の位置検出装置を提供することにある。また、本
発明の他の目的は、容易にストローク測定を行うことが
できる開閉器の位置検出装置を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】従って、まず、上記目的
を達成するために請求項1に係る発明は、開閉器の開閉
操作を行なう操作機構に取り付けられた被検出体の位置
を検出することにより前記開閉器の位置を検出する開閉
器の位置検出装置において、前記被検出体の位置の検出
は、前記被検出体との距離に応じた出力を発振するLC
発振回路を具備した位置検出センサにより行なわれるこ
とを特徴とする。
【0026】また、請求項2に係る発明は、請求項1記
載の開閉器の位置検出装置において、前記被検出体に、
前記被検出体の動作方向にストローク測定を可能とする
ための下記(1),(2)式を満たす凹凸部を設けたこ
とを特徴とする。 l1 >w … (1) l2 >w … (2) ただし、 l1 :凹部の動作方向の長さ l2 :凸部の動作方向の長さ w:位置検出センサの動作方向検出範囲 さらに、請求項3に係る発明は、請求項2記載の開閉器
の位置検出装置において、前記位置検出センサのLC発
振回路の発振周波数fを下記(3),(4)式を満たす
ようにしたことを特徴とする。 f > 1/Δt1 … (3) f > 1/Δt2 … (4) ただし、 Δt1 :凹部が位置検出センサを通過する時間 Δt2 :凸部が位置検出センサを通過する時間 さらに、請求項4に係る発明は、請求項2記載の開閉器
の位置検出装置において、前記位置検出センサのLC発
振回路の発振特性を下記(5),(6)式を満たすよう
にしたことを特徴とする。 Δf/(df/dt) < Δt1 … (5) Δf/(df/dt) < Δt2 … (6) ただし、 Δf:LC発振回路のQカーブ特性の半値幅 df/dt:被検出体の凹凸部が位置検出センサ通過し
たときのLC発振回路の発振周波数fの時間変化率 Δt1 :凹部が位置検出センサを通過する時間 Δt2 :凸部が位置検出センサを通過する時間 さらに、請求項5に係る発明は、請求項1記載の開閉器
の位置検出装置において、前記位置検出センサから出力
される発振状態の変化に対応した出力信号に基づいて、
前記位置検出センサの故障を検出する故障検出手段を付
加したことを特徴とする。
【0027】さらに、請求項6に係る発明は、請求項2
記載の開閉器の位置検出装置において、前記被検出体の
凹凸部は、開閉器のストローク長に対して、その全長以
上に連続して設けられていることを特徴とする。
【0028】さらに、請求項7に係る発明は、請求項2
記載の開閉器の位置検出装置において、前記被検出体の
凹凸部は、開閉器ストローク長の入・切エンド部の2箇
所に設けられていることを特徴とする。
【0029】さらに、請求項8に係る発明は、請求項2
記載の開閉器の位置検出装置において、前記被検出体の
凹凸部は、開閉器ストローク長の入・切エンド部で凸
部、入・切エンド間で凹部であることを特徴とする。
【0030】さらに、請求項9に係る発明は、請求項1
記載の開閉器の位置検出装置において、前記位置検出セ
ンサから出力される出力信号は、光デジタル信号である
ことを特徴とする。
【0031】さらに、請求項10に係る発明は、請求項
1記載の開閉器の位置検出装置において、前記位置検出
センサから出力される出力信号の出力を測定するストロ
ークモニタと、前記ストロークモニタにて測定された測
定結果を報知する測定結果報知手段とを付加したことを
特徴とする。
【0032】さらに、請求項11に係る発明は、請求項
10記載の開閉器の位置検出装置において、前記測定結
果報知手段による測定結果の報知は、常時は、開閉器の
開閉時間のみを報知し、外部からのデータ要求があった
場合にはストロークデータをも併せて表示することを特
徴とする。
【0033】さらに、請求項12に係る発明は、請求項
2記載の開閉器の位置検出装置において、前記l1 ,l
2 ,wの比率l1 /w,l2 /wは、1〜10の範囲内
であることを特徴とする。
【0034】さらに、請求項13に係る発明は、請求項
3記載の開閉器の位置検出装置において、前記f,Δt
1 ,Δt2 の比率f/(1/Δt1 ),f/(1/Δt
2 )は、1〜100の範囲内であることを特徴とする。
【0035】請求項1に係る発明は、LC発振回路を具
備した位置検出センサにより被検出体の位置を検出する
ので、常時、開閉器の位置を監視することが可能であ
り、且つ誘導サージ等により誤動作をすることのない開
閉器の開閉器の位置検出装置を提供することができる。
【0036】請求項2に係る発明は、被検出体に
(1)、(2)式を満たす凹凸部を設けているので、ス
トローク測定を行なうことが可能となる。請求項3に係
る発明は、位置検出センサのLC発振回路の発振周波数
fを(3)、(4)式を満たすようにするので、被検出
体61の凹凸部の検出に充分な応答性を得ることができ
る。
【0037】請求項4に係る発明は、位置検出センサの
LC発振回路の発振周波数fを(5)、(6)式を満た
すようにするので、被検出体61の凹凸部の検出に充分
な応答性を得ることができる。
【0038】請求項5に係る発明は、故障検出手段によ
り、位置検出センサから出力される発振状態の変化に対
応した出力信号に基づいて、位置検出センサの故障を検
出する。
【0039】請求項6に係る発明は、被検出体に開閉器
のストローク長に対して、その全長以上に凹凸部を設
け、これを位置検出センサで検出するので、ストローク
カーブを得ることができる。
【0040】請求項7及び請求項8に係る発明は、被検
出体の開閉器ストローク長の入・切エンド部に凹凸部を
設けているので、これを位置検出センサで検出するの
で、開閉器の入・切時間を測定することができる。
【0041】請求項9に係る発明は、位置検出センサか
ら出力される信号は、光デジタル信号であるので、位置
検出センサの耐ノイズ性能を向上させることができる。
請求項10に係る発明は、ストロークモニタにより、位
置検出センサから出力される出力信号の出力を測定し、
この測定結果を測定結果報知手段により報知する。
【0042】請求項11に係る発明は、測定結果報知手
段により、常時は、開閉器の開閉時間のみを報知し、外
部からのデータ要求があった場合にのみストロークデー
タも併せて表示するので、効率的に監視を行なうことが
できる。
【0043】請求項12に係る発明は、請求項2記載の
開閉器の位置検出装置において、l1 ,l2 ,wの比率
1 /w,l2 /wを、1〜10の範囲内にするので、
より、正確に被検出体の凹凸部を検出することができ
る。
【0044】請求項13に係る発明は、請求項3記載の
開閉器の位置検出装置において、f,Δt1 ,Δt2
比率f/(1/Δt1 ),f/(1/Δt2 )を、1〜
100の範囲内にするので、より、正確に被検出体の凹
凸部を検出することができる。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施の形態に係る開閉器の位置検出装置について説明す
る。図1は、本発明の一実施の形態に係る開閉器の位置
検出装置における位置検出センサの構成を示す図であ
る。
【0046】同図に示すように、本実施の形態の位置検
出センサ50は、LC発振回路部51,アンプ部52,
コンパレータ53,出力回路部54からなる。すなわ
ち、被検出体61と位置検出センサ51間に形成され
る、Lカップリング部の結合容量に応じて、そのL成分
を変化させ、その結果、位置検出センサ51の出力を変
化させて開閉器の位置検出を行なう原理である。
【0047】この位置検出センサ50の共振特性は、一
般的に、図2(a)及び図2(b)に示すように、Q特
性および被検出体61との検出特性により表される。図
2(a)に示す位置検出センサ50のQ特性において、
その半値幅をΔfとした場合、被検出体61の凹凸部通
過時の発振周波数は急激に変化し、その時間変化率(d
f/dt)とΔfの関係は、下記に示す条件を満足させ
る必要がある。 Δf/(df/dt)<Δt1 … (1) Δf/(df/dt)<Δt2 … (2) ここで、Δt1 ,Δt2 は、位置検出センサ50の被検
出体61の凹凸部通過時間である。
【0048】位置検出センサ50にこの特性を満足させ
ることにより、急激な周波数変化に対応しうる、充分な
特性が得られる。さらに、本実施の形態に係る位置検出
センサ50は、LC発振をその原理としたものであり、
発振周波数fは、 f=(1/2π)・1/(LC)(1/2) … (3) で定義される。
【0049】ここで、ある時刻tにおける発振周波数f
(t)と、被検出体61と位置検出センサ50との間に
て形成されるL成分との関係は、 f(t)=1/2πC・L(t)(-1/2) … (4) で表される。
【0050】次に、被検出体61と位置検出センサ50
との位置・寸法の関係について、図3を用いて説明す
る。被検出体61には、その動作特性を検出するため
に、凹凸部が設けられており、この凹凸部の動作方向の
長さをそれぞれl1 ,l2 と、被検出体61と位置検出
センサ50との間の距離をdと、位置検出センサ50の
動作方向の検出範囲をωとした場合、充分に凹凸部の違
いを明確に検出するには、 l1 >> ω … (5) l2 >> ω … (6) であることが必要である。
【0051】ここで、l1 /ω、l2 /wは、1〜10
の範囲内であるのが最も望ましい。また、被検出体61
の凹凸部の検出が充分な応答性を持つためには、凹凸部
の通過時間をΔt1 ,Δt2 、発振周波数をfとした場
合、 f >> 1/Δt1 … (7) f >> 1/Δt2 … (8) である必要がある。
【0052】ここで、f/(1/Δt1 )、f/(1/
Δt2 )の値は、1〜100の範囲内であることが最も
望ましい。ところで、被検出体61に設けられた凹凸部
形状により、位置検出センサ50からのセンサ出力信号
は図4(a)に示すようになり、開閉器のストロークカ
ーブは、図4(b)に示すようになる。
【0053】このストロークカーブは、被検出体61に
凹凸部を複数連続して設けることにより得られる。この
場合、被検出体61の凹凸部は、開閉器のストローク長
に対して、その全長以上に連続して設けるものとする。
【0054】また、開閉器の開閉時間は、被検出体61
の開閉器の入切エンド部2箇所に凹凸部を設けることに
より測定することが可能である。ここでは、開閉器スト
ローク長の入・切エンド部で凸部、入・切エンド間で凹
部であるとする。
【0055】図5は、位置検出センサ50と被検出体6
1との関係を示す図である。同図に示すように、LC回
路発振部51の出力は、アンプ52、コンパレータ53
を介して出力回路54を介して信号線72から出力され
る。なお、アンプ52、コンパレータ53、出力回路5
4には、電源線73に接続された電源74により電源が
供給されている。
【0056】上記出力回路53から出力される出力信号
の出力形態には、アナログ信号、もしくは光ディジタル
信号等、双方を適用することが可能である。これらの信
号出力形態には、それぞれ特徴が有り、4〜20mA等
の電流アナログ信号の場合には、電圧信号に比べ外来ノ
イズに強い。
【0057】また、周波数信号によるアナログ信号の場
合には、受信器側に高価なA/Dコンバータを用いるこ
となく、低廉に、しかも耐ノイズ性能を向上させること
が可能である。さらに、光ディジタル信号出力を適用す
れば、さらに耐ノイズ性が向上することは、言うまでも
ないことである。
【0058】また、被検出体61の凹凸部71に対応し
て、位置検出センサ50の発振回路のQが変化し、発振
の強度が変わるため、その結果として、位置検出センサ
50の出力が変化する。従って、この位置検出センサ5
0の出力を受信側で監視することにより、センサの状態
監視も可能となる。
【0059】また、本実施の形態に係る位置検出センサ
50は、図6に示すように、信号線81を介してストロ
ークモニタ82に接続され、このストロークモニタ82
は、信号線81を介して監視装置83に接続されてい
る。
【0060】ストロークモニタ82は、位置検出センサ
50から出力される出力信号の出力を測定する。また、
ストロークモニタ82は、データ要求があった場合、ス
トロークデータを監視装置83に送信する。
【0061】監視装置83は、ストロークモニタ82に
て測定された測定結果を表示する。この測定結果の表示
は、常時は開閉器の開閉時間のみを表示し、データ要求
がなされた場合、ストロークモニタから送信されるスト
ロークデータをも併せて表示する。
【0062】従って、本実施の形態に係る開閉器の位置
検出装置によれば、位置検出センサにLC発振回路を設
けているので、開閉器の入・切状態に係わらずに、常に
信号が出力されるので、常時、開閉器の監視を行なうこ
とができる。
【0063】また、同時に、常時、位置検出センサ50
の自己診断を行なうことができるので、オン/オフ出力
のみしか行なうことのできない近接スイッチ等を用いる
場合に比べて、大幅に信頼性を向上させることができ
る。
【0064】さらに、監視装置83は、常時は必要な情
報のみを表示し、データ要求時にのみストロークデータ
のようにデータ量が大きなものを表示するので、処理時
間の短縮化を図ることが可能となり、非常に効率的に監
視を行なうことができる。
【0065】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明によれば、
開閉器の動作状態を常時監視することが可能であり、か
つ、誘導サージ等により誤動作することのない開閉器の
位置検出装置を提供することができる。また、容易にス
トローク測定を行うことができる開閉器の位置検出装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る開閉器の位置検出
装置における位置検出センサの構成を示す図である。
【図2】同実施の形態における開閉器の位置検出装置に
おける位置検出センサの特性を示す図である。
【図3】同実施の形態における開閉器の位置検出装置に
おける被検出体と位置検出センサとの位置・寸法の関係
を示す図である。
【図4】同実施の形態における開閉器の位置検出装置に
おける位置検出センサからのセンサ出力信号を示す図で
ある。
【図5】同実施の形態における開閉器の位置検出装置に
おける位置検出センサと被検出体との関係を示す図であ
る。
【図6】ストロークモニタと監視装置を設けた開閉器の
位置検出装置の構成を示す図である。
【図7】従来の電力用開閉器の構成を示す図である。
【図8】従来の近接センサを用いた開閉器の位置検出装
置の構成を示す図である。
【図9】従来の透過形方式の光センサを用いた開閉器の
位置検出装置の構成を示す図である。
【符号の説明】 50…位置検出センサ、51…LC発振回路部、52…
アンプ部、53…コンパレータ、54…出力回路部、6
1…被検出体、71…被検出体、72…信号線、73…
電源線、74…電源、81…信号線、82…ストローク
モニタ、83…監視装置。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉器の開閉操作を行なう操作機構に取
    り付けられた被検出体の位置を検出することにより前記
    開閉器の位置を検出する開閉器の位置検出装置におい
    て、 前記被検出体の位置の検出は、前記被検出体との距離に
    応じた出力を発振するLC発振回路を具備した位置検出
    センサにより行なわれることを特徴とする開閉器の位置
    検出装置。
  2. 【請求項2】 前記被検出体に、前記被検出体の動作方
    向にストローク測定を可能とするための下記(1),
    (2)式を満たす凹凸部を設けたことを特徴とする請求
    項1記載の開閉器の位置検出装置。 l1 >w … (1) l2 >w … (2) ただし、 l1 :凹部の動作方向の長さ l2 :凸部の動作方向の長さ w:位置検出センサの動作方向検出範囲
  3. 【請求項3】 前記位置検出センサのLC発振回路の発
    振周波数fを下記(3),(4)式を満たすようにした
    ことを特徴とする請求項2記載の開閉器の位置検出装
    置。 f > 1/Δt1 … (3) f > 1/Δt2 … (4) ただし、 Δt1 :凹部が位置検出センサを通過する時間 Δt2 :凸部が位置検出センサを通過する時間
  4. 【請求項4】 前記位置検出センサのLC発振回路の発
    振特性を下記(5),(6)式を満たすようにしたこと
    を特徴とする請求項2記載の開閉器の位置検出装置。 Δf/(df/dt) < Δt1 … (5) Δf/(df/dt) < Δt2 … (6) ただし、 Δf:LC発振回路のQカーブ特性の半値幅 df/dt:被検出体の凹凸部が位置検出センサ通過し
    たときのLC発振回路の発振周波数fの時間変化率 Δt1 :凹部が位置検出センサを通過する時間 Δt2 :凸部が位置検出センサを通過する時間
  5. 【請求項5】 前記位置検出センサから出力される発振
    状態の変化に対応した出力信号に基づいて、前記位置検
    出センサの故障を検出する故障検出手段を付加したこと
    を特徴とする請求項1記載の開閉器の位置検出装置。
  6. 【請求項6】 前記被検出体の凹凸部は、開閉器のスト
    ローク長に対して、その全長以上に連続して設けられて
    いることを特徴とする請求項2記載の開閉器の位置検出
    装置。
  7. 【請求項7】 前記被検出体の凹凸部は、開閉器ストロ
    ーク長の入・切エンド部の2箇所に設けられていること
    を特徴とする請求項2記載の開閉器の位置検出装置。
  8. 【請求項8】 前記被検出体の凹凸部は、開閉器ストロ
    ーク長の入・切エンド部で凸部、入・切エンド間で凹部
    であることを特徴とする請求項2記載の開閉器の位置検
    出装置。
  9. 【請求項9】 前記位置検出センサから出力される出力
    信号は、光デジタル信号であることを特徴とする請求項
    1記載の開閉器の位置検出装置。
  10. 【請求項10】 前記位置検出センサから出力される出
    力信号の出力を測定するストロークモニタと、 前記ストロークモニタにて測定された測定結果を報知す
    る測定結果報知手段とを付加したことを特徴とする請求
    項1記載の開閉器の位置検出装置。
  11. 【請求項11】 前記測定結果報知手段による測定結果
    の報知は、常時は、開閉器の開閉時間のみを報知し、外
    部からのデータ要求があった場合にはストロークデータ
    をも併せて表示することを特徴とする請求項10記載の
    開閉器の位置検出装置。
  12. 【請求項12】 前記l1 ,l2 ,wの比率l1 /w,
    2 /wは、1〜10の範囲内であることを特徴とする
    請求項2記載の開閉器の位置検出装置。
  13. 【請求項13】 前記f,Δt1 ,Δt2 の比率f/
    (1/Δt1 ),f/(1/Δt2 )は、1〜100の
    範囲内であることを特徴とする請求項3記載の開閉器の
    位置検出装置。
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